JPH0920336A - 部分開口容器 - Google Patents

部分開口容器

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JPH0920336A
JPH0920336A JP18982495A JP18982495A JPH0920336A JP H0920336 A JPH0920336 A JP H0920336A JP 18982495 A JP18982495 A JP 18982495A JP 18982495 A JP18982495 A JP 18982495A JP H0920336 A JPH0920336 A JP H0920336A
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JP
Japan
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container
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partial opening
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Application number
JP18982495A
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English (en)
Inventor
Hideo Otsuka
英男 大塚
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Toyo Seikan Group Holdings Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】景品を容器内部に収納することにより景品の脱
落や盗難を防止すると共に、景品を取り出す際に、景品
を確実且つ安全に取り出すことができ、さらに内容物に
影響を与えない景品収納部付き容器を提供する。 【構成】容器本体2内部に景品6を着脱自在に収納する
景品収納部7を設けると共に、景品収納部7を蓋体3の
部分開口穴11が形成されるべき開口予定部33に配置
し、景品収納部7の少なくとも一部を蓋体3の開口予定
部33に容器本体2内側からばね力によって押圧する弾
性支持手段8を設け、開口予定部33が除去された際
に、弾性支持手段8のばね力によって景品収納部7の少
なくとも一部を部分開口穴11から外部に飛び出し可能
としたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば清涼飲料水の
飲料缶等のキャンペーンセールに用いられる部分開口タ
イプの容器に関し、特に景品を容器内に取り付けたもの
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の飲料缶のキャンペーンセールに用
いられる容器として、出願人は既に、蓋体を部分開口さ
せるタブに、景品引き換え用の当選チップを引き裂き除
去可能に設けたものを提案している(たとえば、実公平
6ー47777号公報参照)。
【0003】この従来例は、当選チップをタブからちぎ
って景品と引き換えるものであるが、キャンペーンの一
形態として、コイン等の景品自体を容器に付けて販売す
る場合がある。
【0004】このように景品を容器に付けて販売すれ
ば、当選チップと景品との引き換えの手間が省けて便利
であるが、景品の場合には、上記当選チップのようにタ
ブに一体的に設けるというわけにはいかず、新たな工夫
が必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】景品を容器に直接取り
付ける場合、上記当選チップのように、容器の外側に離
脱可能に設けるとすると、梱包時や輸送中に景品に接触
して外れるおそれがあるし、盗難のおそれもある。この
ような景品の脱落や盗難を防止するために、景品を容器
内部に収納することが考えられる。
【0006】しかし、景品を容器内部に収納すると、蓋
体を引き裂いて部分開口した狭い開口穴から景品を取り
出す必要があり、景品の取出しが困難となる。
【0007】また、衛生面から景品を小容器に収容した
上で容器内に収納することにした場合、小容器内の空気
が容器内に漏れると、内容物が酸化されて変質するおそ
れがある。特に、炭酸飲料のように内圧が加わる容器の
場合には、ガス圧によって小容器が圧し潰されて空気が
漏れやすくなる。
【0008】本発明は上記した従来技術の問題点を解決
するためになされたもので、その目的とするところは、
景品を容器内部に収納することにより景品の脱落や盗難
を防止すると共に、景品を部分開口穴から取り出す際
に、確実且つ安全に取り出すことができる部分開口容器
を提供することにある。
【0009】さらに、内容物に影響を与えない部分開口
容器を提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明にあっては、容器本体の開口部を閉塞する蓋
体を部分的に除去して部分開口穴を形成する容器におい
て、前記容器本体内部に景品を着脱自在に収納する景品
収納部を設けると共に、該景品収納部を前記蓋体の部分
開口穴が形成されるべき開口予定部に配置し、前記景品
収納部を支持し、該景品収納部の少なくとも一部を前記
蓋体の前記開口予定部に容器本体内側からばね力によっ
て押圧する弾性支持手段を設け、前記蓋体の開口予定部
が開口された際に、前記弾性支持手段のばね力によって
前記景品収納部の少なくとも一部を前記部分開口穴から
外部に飛び出し可能としたことを特徴とする。
【0011】弾性支持手段に破断可能な脆弱部を設けた
ことを特徴とする。
【0012】弾性支持手段は、蓋体と容器本体開口部の
巻締め部に固定される固定リング部と、一端が固定リン
グ部に連結され他端が景品収納部に連結される弾性ヒン
ジ部と、を備えた構成とし、該弾性ヒンジ部に脆弱部を
設けたことを特徴とする。
【0013】景品収納部は、景品を収納する凹部を備え
た収納容器と、該収納容器周縁に設けられたフランジ部
と、前記凹部を覆ってその周縁がフランジ部に密封状態
で固定されるシート材と、を備えた構成であることを特
徴とする。
【0014】景品収納容器内を真空状態とすることを特
徴とする。
【0015】景品に拘らなければ、景品収納部自体を当
選チップとして使用することができる。
【0016】
【作用】本発明にあっては、蓋体の開口予定部を開口さ
せると、弾性支持手段のばね力によって、部分開口穴か
ら景品収納部の少なくとも一部が外部に飛び出す。この
部分開口穴から飛び出した景品収納部を指でつまみ、景
品収納部を引張って弾性支持手段を破断し、弾性支持手
段から分離した景品収納部を部分開口穴から抜き出し、
抜き出した景品収納部から景品を取り出す。
【0017】弾性支持手段に脆弱部を設けておけば、弾
性支持手段の破断が容易になる。
【0018】景品収納部を抜き出した後、部分開口穴を
通じて容器本体内の内容物を注出する。
【0019】弾性支持手段を固定リング部と弾性ヒンジ
部とから構成し、固定リング部を介して蓋体と容器本体
間に固定するようにすれば固定が確実になる。また、固
定リング部が強固に固定されるので、景品収納部を引張
った際に引張り力が脆弱部に集中し、景品収納部の分離
を容易にできる。
【0020】さらに、景品収納部を、景品を収納する凹
部を備えた収納容器と、該収納容器周縁に設けられたフ
ランジ部と、前記凹部を覆ってその周縁がフランジ部に
固着されるシート材と、を備えた構成とした場合には、
収納容器に収納された景品を、フランジ部の固着部から
シート材を引き剥すことにより、簡単に景品を取り出す
ことができる。
【0021】また、シート材によって収納容器内が密封
されるので、内部の空気が容器本体内に漏出して内容物
の酸化変質が防止される。
【0022】さらに、景品収納部を真空状態に保持すれ
ば、炭酸飲料のように容器本体内に内圧が作用するよう
な場合でも、内部の空気が容器本体内部に漏れて内容物
が変質するおそれがない。
【0023】
【実施例】以下に本発明を図示の実施例に基づいて説明
する。
【0024】図1乃至図3は本発明の一実施例に係る部
分開口容器を示している。
【0025】すなわち、本実施例の部分開口容器1は、
図2(a)に示すように、ビール,清涼飲料等の内容物が
収納される内部中空の容器本体2と、この容器本体2の
開口部を閉塞する蓋体3と、容器本体2内に収納される
景品収納部としての収納キャップ部7と、この収納キャ
ップ部7を支持する弾性支持手段としての弾性ヒンジ部
8と、を備えている。
【0026】容器本体2は、上端が開口し且つ下端が閉
塞された有底筒状の金属製缶体によって構成され、図3
(a)に分解して示すように、上端には巻締め用フランジ
部21が設けられている。容器本体2は、図2(a)では
容器胴部22と容器底部23が一体のツーピース缶を例
示しているが、容器胴部22と容器底部23が別体の3
ピース缶としてもよい。また、容器本体2の材質として
は、金属の他に、プラスチック,紙等、種々の材料が適
用可能である。
【0027】蓋体3は金属製の円板で、図2(c),図3
(a)に示すように、蓋体3の外周縁には巻締め用のフラ
ンジ部31が形成されている。また、巻締め用フランジ
部31に縁取られた中央の平板部32には、飲み口を開
口するための開口予定部33が設けられている。開口予
定部33は、蓋体3の中央付近から外周縁に向かって延
びると共に、外周縁付近で折り返されて再び中央付近ま
で延びる略U字状のスコア線34によって区画形成され
ている。
【0028】蓋体3には、上記開口予定部33を開口す
るためのタブ5が設けられている。この実施例では、蓋
体3はタブ5を押し込んで開口予定部33を開口し、開
口片が蓋体3から離れないノンデタッチャブルエンドで
あるが、タブ5を引張って開口し、蓋体3から開口片を
離脱させるデタッチャブルエンドの場合にも適用でき
る。タブ5の外形は略まゆ形状で、蓋体3にリベット5
1により固定される固定片部52と、この固定片部52
を隔てて、互いに反対方向に延びるタブノーズ53と指
掛け部54とを具備している。
【0029】固定片部52は、蓋体3の中央部、すなわ
ちU字状に形成されたスコア線34の基端部付近に固定
されるもので、タブノーズ53は開口予定部33側に延
びて、指掛け部54は開口予定部33とは反対側に延び
ている。
【0030】収納キャップ部7は、図1に示すように、
下端が閉塞され且つ上端が開口する断面逆ハット形状の
偏平な中空部材で、コイン等の薄手の景品6を収納する
凹部71を備え、上端には半径方向外方に向かって張り
出すヒートシール用のフランジ部72が設けられてい
る。そして、フィルム等の可撓性で気密性を有するシー
ト材73によって凹部71が被覆され、シート材73の
周縁がフランジ部72に全周にわたって感熱接着され、
収納キャップ部7内が密封されている。このシート材7
3の接着強度は手で剥せる程度の強度で、易開封性の構
造となっている。
【0031】収納キャップ部7は、景品の種類に応じて
に種々の形状を選択できるもので、たとえば、景品がコ
イン等の場合には上記した偏平なキャップ形状で十分で
あるが、図2(a)に2点鎖線で示すように筒形状7´と
すれば、紙幣等を丸めて収納することが可能となる。
【0032】弾性ヒンジ部8は断面V字形状で、図1に
示すように、V字の一辺を構成するほぼ垂直に延びる固
定片部81と、V字の他方の辺を構成し固定片部81に
対して所定の角度で傾斜して延びる揺動片部82を有
し、この固定片部81と揺動片部82が下端屈曲部83
を介して一体的に連結されている。固定片部81の上端
は固定リング部9を介して容器本体2と蓋体3の巻締部
10に固定され、揺動片部82が収納キャップ部7のフ
ランジ部72に一体的に接続されている。
【0033】図3(c)に示すように、自由状態では屈曲
部83の開き角度は小さく、収納キャップ部7の自由端
部7aが蓋体3の上方に位置するようになっており、図
1(a)に示すように、蓋体3を閉じた際に蓋体3によっ
て収納キャップ部7が下方に押さえられ、揺動片部82
が下方に揺動して屈曲部83が開き、その弾性反力によ
って収納キャップ部7の自由端部7aが蓋体3の開口予
定部33に押し付けられている。そして、開口予定部3
3が開口した際には、図1(b)及び図2(b)に示すよう
に、弾性ヒンジ部8のばね力によって、部分開口穴11
から前記収納キャップ部7の自由端部7aが外部に突出
することを可能としている。
【0034】この実施例では収納キャップ部7の自由端
部7aを突出させているが、収納キャップ部7の少なく
とも一部が外部に突出すればよく、また、収納キャップ
部7の全体が突出するような構成としてもよい。
【0035】また、上記弾性ヒンジ部8は引き裂き可能
であり、破断を促進させるために、部分的に強度を弱く
した脆弱部84が設けられている。この脆弱部84は弾
性ヒンジ部8に対して横方向に刻設される弱め線によっ
て構成されている。もっとも、脆弱部84の構成として
は、弱め線の他に、幅を狭めてくびれた形状としてもよ
いし、その他ミシン目を設けたり、予め薄肉に形成して
おいてもよい。
【0036】また、上記固定リング部9は、図3(c)に
示すように、容器本体2の上端開口部内周に嵌り合う環
状縦壁91と、この環状縦壁91上端から外側に向かっ
てアール形状に張り出す巻締め用フランジ部92を備え
た構成となっている。巻締め用フランジ部92は容器本
体2の開口部上端に設けられたフランジ部21に重なり
合う形状となっている。
【0037】環状縦壁91の肉厚は上端が薄く、下端の
弾性ヒンジ部8に向かって徐々に厚肉となるようなテー
パ形状となっており、環状縦壁91の一部から上記弾性
ヒンジ部8の固定片部81が延びている。
【0038】本実施例では、図3(b)に示すように、こ
れら収納キャップ部7,弾性ヒンジ部8及び固定リング
部9が、プラキャップ4として、プラスチック成形によ
って一体成形されている。
【0039】このプラスチックの材質としては、たとえ
ばポリカーボネート、ポリエチレン、ポリプロピレン等
が使用される。
【0040】上記部分開口容器の組み付けは、たとえば
次のようにして行う。
【0041】まず、収納キャップ部7の凹部71に景品
6を収納し、シート材73をフランジ部72の天面に全
周的に感熱接着することによってパッキングしておく。
パッキングは、景品6を収納する凹部7内を真空状態と
する真空パッキングで行うことが好ましい。
【0042】真空パッキングは、たとえば、景品6を凹
部71に収納した後にバキュームチャンバーに送り込
み、このチャンバー内を67[kpa]以上の真空度と
し、この状態のまま天面を全周的に感熱接着する。
【0043】そして、容器本体2に内容物を充填し、上
記景品6を収納したプラキャップ4の固定リング部9を
容器本体2の上端開口部内周に嵌め込んで巻締め用フラ
ンジ部92を容器本体2の開口部上端のフランジ部21
に重ね、さらに蓋体3の巻締め用フランジ部31を重ね
て巻締めて巻締部12を構成して封止する。
【0044】開口予定部33と収納キャップ部7は重な
り合うように位置合わせして組み付けられ、プラキャッ
プ4の収納キャップ部7の自由端部7aは蓋体3の開口
予定部33に当接して下方に押され、弾性ヒンジ部8が
開く方向に撓んで開口予定部33に押し付けられた状態
で固定されることになる。
【0045】固定リング部9の巻締部12への固定は、
固定リング部9の巻締部12に巻き込まずに、図3(d)
に示すように、環状縦壁部91を容器本体2と蓋体3の
ストレート状の接合部間に挟み込んで固定するようにし
てもよい。
【0046】また、固定リング部9を蓋体3に接着固定
してもよいし、容器本体2に接着固定してもよい。
【0047】このように、収納キャップ部7が容器本体
2内部に収納されており外部には全く露出していないの
で、景品6が輸送中に不用意に脱落するおそれはない
し、また盗難のおそれもない。
【0048】また、容器本体2内部の収納キャップ部7
が、固定リング部9を介して全周的に固定されているの
で確実に固定され、容器内部で脱落するおそれもない。
【0049】また、上記したように景品収納キャップ部
7内を真空状態にしておけば、内容物が炭酸を含んでい
て容器本体2内部に内圧が作用している場合でも、収納
キャップ部7内部から容器内の空気が漏れ出すおそれが
なく、収納キャップ部7内からの空気漏れによる内容物
の酸化変質のおそれもない。
【0050】また、収納キャップ部7を容器本体2に装
置する際、収納キャップ部7が密封不完全であった場合
は、収納キャップ部7が元に戻った形状になるために、
容易に収納キャップ部7の密封不良を検査することが可
能であり、景品6が不衛生でも収納キャップ部7自身の
衛生性は保たれる。
【0051】次に、上記のように製作された部分開口容
器の開口作業について説明する。
【0052】蓋体3が閉じている状態では、図1(a)に
示すように、収納キャップ部7は弾性ヒンジ部8のばね
力によって蓋体3の開口予定部33の内側面に押圧され
ている。
【0053】この状態から蓋体3の開口予定部33を除
去して部分開口させると、図1(b)に示すように、部分
開口穴11から弾性ヒンジ部8のばね力によって、収納
キャップ部7の自由端部7aが外部に飛び出す。この部
分開口穴11から飛び出した収納キャップ部7の自由端
部7aを指でつまみ、引張ることによって弾性ヒンジ部
8を引き裂き、収納キャップ部7を弾性ヒンジ部8から
分離して部分開口穴11から抜き出す。弾性ヒンジ部8
の一端は固定リング部9を介して強固に固定されている
ので、収納キャップ部7を引張った際に引張り力が弾性
ヒンジ部8に集中し、収納キャップ部7を容易に分離で
きる。
【0054】また、本実施例のように弾性ヒンジ部8に
脆弱部84を設ければ、脆弱部84近傍に応力が集中し
て破断が促進されるので、より小さい力で引き裂くこと
ができる。
【0055】そして、図1(c)に示すように、抜き出し
た収納キャップ部7のシート材73の一端を指で摘んで
収納キャップ部7のフランジ部72から引き剥し、収納
キャップ部7から景品6を取り出す。
【0056】また、収納キャップ部7を抜き出した後
は、蓋体3の部分開口穴11を飲み口として、通常の飲
料容器と全く同様に、内容物を飲むことができる。
【0057】なお、景品に拘らなければ、前記収納キャ
ップ部7そのものを当選チップとすることも可能であ
る。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
景品収納部を容器本体内に収納し、蓋体の開口予定部を
開口させると弾性支持手段のばね力によって景品収納部
の少なくとも一部が外部に飛び出すように構成したの
で、景品の脱落や盗難を防止することができると共に、
景品を取り出す際に、指を部分開口穴に挿入する必要が
ないので、景品収納部をつかみやすく、景品を確実且つ
安全に取り出すことができる。
【0059】特に、弾性支持手段に脆弱部を設けておけ
ば、脆弱部によって弾性支持手段の破断が促進され、景
品をより簡単に取り出すことができる。
【0060】また、景品収納部を、収納キャップ部の凹
部に収納し、シート材によって封止するようにすれば、
収納キャップ部内の酸素を含む空気が容器本体内に洩れ
だすことは無い。そして、景品収納部を真空状態に保持
すれば、景品収納部に内圧が作用したような場合でも、
景品収納部のシール部が剥がれて内部の空気が容器本体
内部に漏れて内容物が変質するおそれがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の一実施例に係る部分開口容器の
景品取り出し状態の説明図である。
【図2】図2は図1の部分開口容器の全体構成を示すも
ので、同図(a)は一部破断正面図、同図(b)は開口状態
の部分断面図、同図(c)は同図(b)の平面図である。
【図3】図3(a)は図1の部分開口容器の分解断面図、
同図(b)はプラキャップの平面図、同図(c)はプラキャ
ップの収納容器近傍の拡大縦断面図、同図(d)は固定リ
ング部の他の固定状態を示す図である。
【符号の説明】
1 部分開口容器 2 容器本体 3 蓋体 4 プラキャップ 33 開口予定部 34 スコア線 5 タブ 6 景品 7 収納キャップ部(景品収納部) 71 凹部 72 フランジ部 73 シート材 8 弾性ヒンジ部(弾性支持手段) 9 固定リング部 10 巻締め部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容器本体の開口部を閉塞する蓋体を部分的
    に除去して部分開口穴を形成する部分開口容器におい
    て、 前記容器本体内部に景品を着脱自在に収納可能な景品収
    納部を設けると共に、該景品収納部を前記蓋体の部分開
    口穴が形成されるべき開口予定部に配置し、 前記景品収納部を支持し、該景品収納部の少なくとも一
    部を前記蓋体の前記開口予定部に容器本体内側からばね
    力によって押圧する弾性支持手段を設け、 前記蓋体の開口予定部が開口された際に、前記弾性支持
    手段のばね力によって前記景品収納部の少なくとも一部
    を前記部分開口穴から外部に飛び出し可能としたことを
    特徴とする部分開口容器。
  2. 【請求項2】前記弾性支持手段に破断可能な脆弱部を設
    けたことを特徴とする請求項1に記載の部分開口容器。
  3. 【請求項3】弾性支持手段は、蓋体と容器本体開口部の
    巻締め部に固定される固定リング部と、一端が固定リン
    グ部に連結され他端が景品収納部に連結される弾性ヒン
    ジ部と、を備えた構成とし、該弾性ヒンジ部に脆弱部を
    設けたことを特徴とする請求項2に記載の部分開口容
    器。
  4. 【請求項4】景品収納部は、景品を収納する凹部を備え
    た収納容器と、該収納容器周縁に設けられたフランジ部
    と、前記凹部を覆ってその周縁がフランジ部に密封状態
    で固定されるシート材と、を備えた構成であることを特
    徴とする請求項1,2または3に記載の部分開口容器。
  5. 【請求項5】景品収納容器内を真空状態とする請求項4
    に記載の部分開口容器。
  6. 【請求項6】景品収納部を当選チップとして用いること
    を特徴とする請求項1,2,3,4または5に記載の部
    分開口容器。
JP18982495A 1995-07-03 1995-07-03 部分開口容器 Withdrawn JPH0920336A (ja)

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Effective date: 20020903