JPH09202969A - ウエハ加熱器用成膜防護具 - Google Patents
ウエハ加熱器用成膜防護具Info
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Abstract
熱器をターゲット原子から防護するためのウエハ加熱器
用成膜防護具を提供することである。 【解決手段】 環状のリング体22aの内周壁の上部に
は、周方向に沿って内側に向かって延びるウエハ加熱器
保護部22bが設けられており、その先端部にはウエハ
18の裏面を支持すると共に、ターゲット原子がウエハ
加熱器の上面に回り込むことを防止するための起立部2
2cが周方向に沿って設けられている。更に、リング体
22aの外周壁の略中央に周方向に沿って全周にわたり
延びる傾斜部22dが設けられている。また、リング体
22の上面に4個の突起部22eが周方向に沿って等間
隔で設けられている。
Description
路を形成する場合等に用いられるスパッタリング装置の
ウエハ加熱器をターゲット原子から防護するウエハ加熱
器用成膜防護具に関するものである。
高周波放電中に於て放電用ガスのイオン、通常はアルゴ
ンイオンを電極であるターゲットに衝突させ、そこから
スパッタされるターゲット原子をウェハ上に堆積させて
成膜を行うものである。
においては、図5に示すように、ターゲット52からス
パッタされるターゲット原子によりスパッタリングを行
なう際には、試料台としての機能をも併せ持つウエハ加
熱器54の上面に載置されたウエハ56の裏面に加熱し
たガスを流してウエハ56を加熱するため、ウエハ固定
具58によりウエハ56を上面より押さえつけ、ウエハ
56がガスにより浮き上がらないようにしている。
ング装置50においては、ウエハ56の全表面に対して
成膜を行なうことは不可能であった。
を行なうための改良が行なわれ、図6に示す全表面成膜
用スパッタリング装置60が提案された。
は、上述のガス加熱式スパッタリング装置50のウエハ
加熱器54を試料台64に、ウエハ固定具58を成膜防
護カバー62に交換する等の改良を行なったものであ
る。即ち、成膜防護カバー62は、試料台64に載置さ
れたウエハ56の上面を覆うことが無いことからウエハ
56の全表面に対して成膜を行なうことができるもので
ある。
全表面成膜用スパッタリング装置60の試料台64は、
再生を行なうため容易に交換できるようにする必要か
ら、ウエハを加熱する機能を備えていない。従って、成
膜を行なう際にウエハを加熱する必要がある場合につい
ては、この全表面成膜用スパッタリング装置60を用い
ることができない。
を備えつつウエハの全表面に成膜を行なうことができる
ようにするために、試料台としての機能をも併せ持つウ
エハ加熱器をターゲット原子から防護するためのウエハ
加熱器用成膜防護具を提供することである。
熱器用成膜防護具は、ウエハ加熱器の外周に環状に配置
されるリング体の内周壁に、周方向に沿って内側に向か
って延びるウエハ加熱器保護部を設けたことを特徴とす
る。
ハ加熱器の外周に配置することにより、ウエハ加熱器保
護部がウエハ加熱器の上面の外周部分を覆うこととな
り、ターゲット原子によりウエハ加熱器の上面に成膜が
行なわれることを防止することができる。
防護具は、請求項1記載のウエハ加熱器用成膜防護具の
ウエハ加熱器保護部の上面に起立部を周方向に沿って設
けたことを特徴とする。
がウエハ加熱器の上面の中心方向に回り込むのを防止す
ることができ、ウエハ加熱器の上面に成膜が行なわれる
ことを防止することができる効果を更に向上させること
ができる。また、この起立部によりウエハの裏面を支持
するため、ウエハの裏面とウエハ加熱器の上面との間に
空間を設けることができ、ウエハ加熱器の上面にパーテ
ィクルが付着した場合であっても、ウエハの裏面にパー
ティクルが付着するのを防止することができる。
防護具は、請求項1または請求項2記載のウエハ加熱器
用成膜防護具のリング体の外周壁に周方向に沿って延び
る傾斜部を設けたことを特徴とする。
リング体の外周壁に設けられた傾斜部が成膜防護カバー
の傾斜部と接することにより、ウエハ加熱器用成膜防護
具と成膜防護カバーとの間で位置決めを行なうことがで
きる。
防護具は、請求項1、請求項2及び請求項3の何れか1
項に記載のウエハ加熱器用成膜防護具のリング体の上面
に複数個の突起部を周方向に沿って設けたことを特徴と
する。
等が生じた場合であっても、この突起部によりウエハの
位置がずれるのを防止することができる。
施の形態を説明する。
グ装置10の概略図である。このスパッタリング装置1
0は、チャンバ12の上部に配置された円形のターゲッ
ト14及びターゲット14の裏面を支持する蓋体16と
を備えている。
18を支持すると共にウエハ18加熱するためのウエハ
加熱器20が設けられている。また、このウエハ加熱器
20の外周に環状にウエハ加熱器用成膜防護具22が配
置されている。
図2及び図3に示すように、環状のリング体22aから
構成されるものである。このリング体22aの内周壁の
上端部には、周方向に沿って内側に向かって延びるウエ
ハ加熱器保護部22bが設けられており、その先端部に
はウエハ18の裏面を支持すると共に、ターゲット原子
がウエハ加熱器20の上面に回り込むことを防止するた
めの起立部22cが周方向に沿って設けられている。更
に、リング体22aの外周壁の略中央に周方向に全周に
わたり延びる傾斜部22dが設けられている。また、リ
ング体22の上面に4個の突起部22eが周方向に等間
隔で設けられている。この4個の突起部22eは、それ
ぞれ等しい高さを有するものであり、突起部22eの先
端部は、ウエハ18の表面よりも高い所に位置するもの
である。
具22が、ウエハ加熱器20の外周に配置される際に
は、ウエハ加熱器20の外周にウエハ加熱器用成膜防護
具22のリング体22aの内周壁が接し、更に、ウエハ
加熱器20の上面にウエハ加熱器保護部22bの下面が
接した状態で、ネジ等でウエハ加熱器20に固定され
る。
ウエハ加熱器20及びウエハ加熱器用成膜防護具22等
を上昇又は下降させるための昇降機構24が設けられて
いる。この昇降機構24とウエハ加熱器20の下面と
は、円筒状の駆動伝達部材26により接続されると共
に、駆動伝達部材26周囲には伸縮可能な蛇腹状のべロ
ーズ28が設けられている。
加熱器20と共に上昇させたウエハ加熱器用成膜防護具
22の上面及び外周壁と接することによりターゲット原
子の漏出を防止する成膜防護カバー32が設けられると
共に、ターゲット14とウエハ18との間には、ターゲ
ット原子の漏出を防止すべく成膜防護壁30が設けられ
ている。
10によりウエハ18の表面に成膜を行う場合には、図
示しない超真空ポンプによりチャンバ12の内部を真空
にした後、この真空状態を維持したままウエハ加熱器2
0に設置されているウエハ加熱器用成膜防護具22の起
立部22cでウエハ18を支持し、駆動機構24により
ウエハ18、ウエハ加熱器及びウエハ加熱器用成膜防護
具22を図4に示す位置まで上昇させる。
2の傾斜部22dが成膜防護カバー32に設けられてい
る傾斜部32aと接することにより、ウエハ加熱器用成
膜防護具22と成膜防護カバー32との間の位置決めが
行なわれる。
供給した後、ウエハ18をウエハ加熱器20の輻射熱で
加熱しスパッタリングを行う。これにより、ターゲット
14からスパッタされるターゲット原子はウエハ18の
表面に堆積し成膜が行われるが、ウエハ加熱器20に
は、ウエハ加熱器用成膜防護具22が設置されているた
め、このウエハ加熱器用成膜防護具22のウエハ加熱器
保護部22b、起立部22c等によりウエハ加熱器20
の上面に成膜が行なわれるのを防止することができる。
2を用いることにより、多数枚のウエハ18に繰り返し
成膜を行なう場合であっても、ウエハ加熱器20を取り
外して交換する等の作業を行なう必要が無く、ウエハ加
熱器用成膜防護具22のみを取り外して交換すれば良
い。
突起部22eが設けられていることから、スパッタリン
グを行なっているときに振動等が生じた場合であって
も、この突起部22eによりウエハ18の位置ずれを防
止することができる。
ハ加熱器用成膜防護具22のリング体22aの上面に等
間隔で4個の突起部22eを設けているが、突起部の位
置は等間隔に限定されるものではなくまた、その数も4
個に限定されるものではない。
護具のウエハ加熱器保護部がウエハ加熱器の上面の外周
部分を覆うこととなり、ターゲット原子によりウエハ加
熱器の上面に成膜が行なわれることを防止することがで
きる。
加熱器保護部の上面に起立部を周方向に沿って設けた場
合には、この起立部によりターゲット原子がウエハ加熱
器の上面の中心方向に回り込むのを防止することがで
き、ウエハ加熱器の上面に成膜が行なわれることを防止
することができる効果を更に向上させることができる。
また、この起立部によりウエハの裏面を支持するためウ
エハの裏面とウエハ加熱器の上面との間に空間を設ける
ことができ、ウエハ加熱器の上面にパーティクルが付着
した場合であっても、ウエハの裏面にパーティクルが付
着するのを防止することができる。
体の外周壁に周方向に沿って延びる傾斜部を設けた場合
には、ウエハ加熱器を上昇させた場合にリング体の外周
壁に設けられた傾斜部が成膜防護カバーの傾斜部と接す
ることにより、ウエハ加熱器用成膜防護具と成膜防護カ
バーとの間で位置決めを行なうことができる。
体の上面に複数個の突起部を周方向に設けた場合には、
スパッタリングを行なう際に振動等が生じた場合であっ
ても、この突起部によりウエハの位置がずれるのを防止
することができる。
図である。
ある。
面図である。
てウエハ加熱器を上昇させた状態を説明するための図で
ある。
である。
略図である。
ーゲット、16…蓋体、18…ウエハ、20…ウエハ加
熱器、22…ウエハ加熱器用成膜防護具、22a…リン
グ体、22b…ウエハ加熱器保護部、22c…起立部、
22d…傾斜部、22e…突起部、24…昇降機構、2
6…駆動伝達部材、28…べローズ、30…成膜防護
壁、32…成膜防護カバー、32a…傾斜部。
Claims (4)
- 【請求項1】 ウエハ加熱器の外周に環状に配置される
リング体の内周壁に、周方向に沿って内側に向かって延
びるウエハ加熱器保護部を設けたことを特徴とするウエ
ハ加熱器用成膜防護具。 - 【請求項2】 前記ウエハ加熱器保護部の上面に起立部
を周方向に沿って設けたことを特徴とする請求項1記載
のウエハ加熱器用成膜防護具。 - 【請求項3】 前記リング体の外周壁に周方向に沿って
延びる傾斜部を設けたことを特徴とする請求項1または
請求項2記載のウエハ加熱器用成膜防護具。 - 【請求項4】 前記リング体の上面に複数個の突起部を
周方向に沿って設けたことを特徴とする請求項1、請求
項2及び請求項3の何れか1項に記載のウエハ加熱器用
成膜防護具。
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JP1202696A JP3545123B2 (ja) | 1996-01-26 | 1996-01-26 | ウエハ加熱器用成膜防護具 |
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JPH09202969A true JPH09202969A (ja) | 1997-08-05 |
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- 1996-01-26 JP JP1202696A patent/JP3545123B2/ja not_active Expired - Fee Related
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