JPH09202894A - 自動食器洗い機用洗浄剤のためのポリカルボキシレート - Google Patents

自動食器洗い機用洗浄剤のためのポリカルボキシレート

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JPH09202894A
JPH09202894A JP8300818A JP30081896A JPH09202894A JP H09202894 A JPH09202894 A JP H09202894A JP 8300818 A JP8300818 A JP 8300818A JP 30081896 A JP30081896 A JP 30081896A JP H09202894 A JPH09202894 A JP H09202894A
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meth
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JP8300818A
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English (en)
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Andrea Claudette Keenan
アンドレア・クラウデット・キーナン
Thomas Cleveland Kirk
トーマス・クリーブランド・カーク
Thomas Francis Mccallum Iii
トーマス・フランシス・マック・カラム・ザ・サード
Jan Edward Shulman
ジャン・エドワード・シュルマン
Richard James Tallent
リチャード・ジェームズ・トーレント
Barry Weinstein
バリー・ヴァインステイン
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Rohm and Haas Co
Original Assignee
Rohm and Haas Co
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D1/00Detergent compositions based essentially on surface-active compounds; Use of these compounds as a detergent
    • C11D1/02Anionic compounds
    • C11D1/12Sulfonic acids or sulfuric acid esters; Salts thereof
    • C11D1/14Sulfonic acids or sulfuric acid esters; Salts thereof derived from aliphatic hydrocarbons or mono-alcohols
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/16Organic compounds
    • C11D3/37Polymers
    • C11D3/3746Macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds
    • C11D3/3757(Co)polymerised carboxylic acids, -anhydrides, -esters in solid and liquid compositions

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動食器洗い機用洗浄剤において好適なポリ
マー添加剤を提供する。 【解決手段】 本発明に係る自動食器洗い機用洗浄剤組
成物において用いるのに好適なポリカルボキシレート添
加剤は、アクリル酸のようなモノエチレン性不飽和C3
〜C6 モノカルボン酸、マレイン酸のようなモノエチレ
ン性不飽和C4 〜C6 ジカルボン酸、及びアクリル酸又
はメタクリル酸のモノエチレン性不飽和エステルを含む
3種以上のモノマーを重合することによって調製する。
これらの添加剤から調製した自動食器洗い機用洗浄剤
は、洗浄されたガラス食器上の低いフィルム形成及びス
ポット形成性を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、自動食器洗い機用洗浄剤(AD
D)組成物のためのポリマー添加剤に関し、更に詳しく
は、リンを含まないADD組成物において有用なポリカ
ルボキシレートポリマー添加剤に関する。
【0002】これまではADD組成物は、ホスフェート
ビルダー及び塩素系漂白剤と配合されていた。ナトリウ
ムトリポリホスフェートは、水封鎖性、汚れ分散性、汚
れ除去性及び緩衝性といったその多機能特性のために、
ビルダーとして幅広く用いられている。塩素含有漂白剤
は、多くのしみ、例えばコーヒー及び茶によるものを除
去し、蛋白質性の汚れをより小さな分子に分解し、食器
具及びガラス上にしみが形成されるのを防止するが、塩
素漂白剤は、酵素、ビルダー及び界面活性剤のようなリ
ンを含まないADD組成物の多くの所望の成分と適合し
ない。洗濯洗浄剤中のリンに対する現在の関心のため
に、リンを含まないADD組成物を開発するという市場
における圧力が起こっているが、このような組成物は劣
った特性になる傾向がある。クエン酸エステル、炭酸エ
ステル、重炭酸エステル及び珪酸エステルビルダーのよ
うなリンを含まないビルダーは、速やかにカルシウム及
びマグネシウムイオンを封鎖し、これが水中の硬度の原
因となり、乾燥すると、例えば炭酸カルシウム又は珪酸
マグネシウムのような無機「スケール」が、ガラス食
器、セラミックプレート、皿類及び機械内部部品の表面
上に残留する。これは、白色から青みがかった灰色のフ
ィルム又はスポットとして認められ、食器具の許容でき
ない外観を生成する。
【0003】ポリマー添加剤は、それがない場合にはリ
ン含有物質、即ちホスフェート又はホスホネートから得
られる汚れ分散性を与えるので、リンを含まない洗浄剤
において望ましい。ポリマー添加剤の多くはポリカルボ
キシレートであり、例えば、Denzingerらの米
国特許第4,559,159号に開示されているような
モノカルボン酸及びジカルボン酸モノマーのコポリマ
ー、或いは、Trieseltらの米国特許第4,89
7,215号に開示されているようなモノカルボン酸及
びヒドロキシアルキルエステルのコポリマーが挙げられ
る。これらの従来技術のポリカルボキシレートは、洗濯
洗浄剤において用いることが開示されているが、いずれ
の文献においても、これらをADD組成物中において用
いると、ガラス食器上のフィルム形成及びスポット形成
を抑制することができることについては何の示唆もな
い。リン含有ADD組成物と同等に有効な、リンを含ま
ないADD組成物のための、ガラス食器のフィルム形成
及びスポット形成を排除するポリマー添加剤に対する必
要性が存在する。
【0004】本発明者らは、リンを含まないADD組成
物に改良されたフィルム抑制特性を与える洗浄剤添加剤
として用いるのに好適なポリマー組成物を見出した。本
発明のポリマー組成物は、1以上のモノエチレン性不飽
和C3 〜C6 モノカルボン酸の重合単位40〜85モル
%、1以上のモノエチレン性不飽和C4 〜C6 ジカルボ
ン酸の重合単位5〜50モル%、及び1以上の(メタ)
アクリル酸の低級アルキルエステルの重合単位10〜4
0モル%を含み、該低級アルキル基が非置換であり、
1,000〜30,000の重量平均分子量を有するコ
ポリマーである。
【0005】本発明者らは、更に、1以上のモノエチレ
ン性不飽和C3 〜C6 モノカルボン酸の重合単位40〜
85モル%、1以上のモノエチレン性不飽和C4 〜C6
ジカルボン酸の重合単位5〜50モル%、及び1以上の
(メタ)アクリル酸の低級アルキルエステルの重合単位
10〜40モル%を含み、少なくとも一つの低級アルキ
ル基がヒドロキシル基によって置換されており、1,0
00〜30,000の重量平均分子量を有し、pH2以
下で重合されているコポリマーである、リンを含まない
ADD組成物における洗浄剤添加剤として用いるのに好
適なポリマー組成物を見出した。
【0006】本発明者らは、更に、1以上のモノエチレ
ン性不飽和C3 〜C6 モノカルボン酸の重合単位40〜
85モル%、1以上のモノエチレン性不飽和C4 〜C6
ジカルボン酸の重合単位5〜50モル%、及び1以上の
(メタ)アクリル酸の低級アルキルエステルの重合単位
10〜40モル%を含むコポリマー1〜20重量%を含
み、該低級アルキル基が非置換であり、コポリマーが
1,000〜30,000の重量平均分子量を有する、
改良されたフィルム抑制性を有するリンを含まない自動
食器洗い機用洗浄剤組成物を見出した。
【0007】本発明者らは、更に、1以上のモノエチレ
ン性不飽和C3 〜C6 モノカルボン酸の重合単位40〜
85モル%、1以上のモノエチレン性不飽和C4 〜C6
ジカルボン酸の重合単位5〜50モル%、及び1以上の
(メタ)アクリル酸の低級アルキルエステルの重合単位
10〜40モル%を含むコポリマー1〜20重量%を含
み、少なくとも一つの低級アルキル基がヒドロキシ基に
よって置換されており、コポリマーが1,000〜3
0,000の重量平均分子量を有し、コポリマーがpH
2以下で重合されている、改良されたフィルム抑制性を
有する、リンを含まない自動食器洗い機用洗浄剤組成物
を見出した。
【0008】本発明者らは、更に、自動食器洗い機中で
洗浄した食器具上のフィルム形成を減少させる方法であ
って、自動食器洗い機中の食器具を、1以上のモノエチ
レン性不飽和C3 〜C6 モノカルボン酸の重合単位40
〜85モル%、1以上のモノエチレン性不飽和C4 〜C
6 ジカルボン酸の重合単位5〜50モル%、及び1以上
の(メタ)アクリル酸の低級アルキルエステルの重合単
位10〜40モル%を含み、該低級アルキル基が非置換
であり、1,000〜30,000の重量平均分子量を
有するコポリマーを含む、リンを含まない自動食器洗い
機用洗浄剤の水性混合物で洗浄することを特徴とする方
法を見出した。
【0009】本発明者らは、更に、自動食器洗い機中で
洗浄した食器具上のフィルム形成を減少させる方法であ
って、自動食器洗い機中の食器具を、1以上のモノエチ
レン性不飽和C3 〜C6 モノカルボン酸の重合単位40
〜85モル%、1以上のモノエチレン性不飽和C4 〜C
6 ジカルボン酸の重合単位5〜50モル%、及び1以上
の(メタ)アクリル酸の低級アルキルエステルの重合単
位10〜40モル%を含み、少なくとも一つの低級アル
キル基がヒドロキシ基によって置換されており、1,0
00〜30,000の重量平均分子量を有し、pH2以
下で重合されているコポリマーを含む、リンを含まない
自動食器洗い機用洗浄剤の水性混合物で洗浄することを
特徴とする方法を見出した。
【0010】ここで用いる「コポリマー」という用語
は、2以上のモノマーのポリマーを意味し、本発明のコ
ポリマーは3以上のモノマーのポリマーである。ここで
用いる「酸の重合単位」という用語は、モノエチレン性
不飽和モノ−又はジカルボン酸の重合の結果としてポリ
マー鎖中に生じさせることのできる単位を意味するが、
同一の単位を対応する無水物の重合の結果としてポリマ
ー中に生じさせることができ、したがってこの用語が、
モノエチレン性不飽和モノ−又はジカルボン酸或いは対
応する無水物のいずれかを重合することによって誘導さ
れる単位を意味することは、当業者には認識されるであ
ろう。
【0011】ここで用いる「低級アルキル」という用語
は、1〜8個の炭素原子を含む直鎖又は分岐アルキル基
を意味する。ここで用いる「(メタ)アクリレート」及
び「(メタ)アクリル」という用語は、アクリレート、
メタクリレート又はアクリレート及びメタクリレートの
両方、並びに、アクリル、メタクリル又はアクリル及び
メタクリルの両方を意味する。低級アルキル基に関して
ここで用いる「非置換」という用語は、低級アルキル基
が、ヒドロキシル基のような官能基で置換されていない
ことを意味し、炭化水素分岐基の存在を排除するもので
はない。
【0012】本発明のポリマー添加剤組成物は、1以上
のモノエチレン性不飽和C3 〜C6モノカルボン酸の重
合単位40〜85モル%、1以上のモノエチレン性不飽
和C4 〜C6 ジカルボン酸の重合単位5〜50モル%、
及び1以上の(メタ)アクリル酸の低級アルキルエステ
ルの重合単位10〜40モル%を含み、該低級アルキル
基が非置換であり、1,000〜30,000の重量平
均分子量を有するコポリマーである。上記に示したよう
に、ポリマー添加剤組成物は、モノ−及びジカルボン
酸、対応する酸無水物、或いは対応する酸及び酸無水物
の混合物を共重合することによって調製することができ
る。
【0013】1以上のモノエチレン性不飽和C4 〜C6
ジカルボン酸の重合単位に関する好ましい範囲は、5〜
30モル%、より好ましくは10〜20モル%である。
1以上の(メタ)アクリル酸の低級アルキルエステルの
重合単位に関する好ましい範囲は、10〜30モル%、
より好ましくは15〜25モル%である。ジカルボン酸
単位と(メタ)アクリル酸のアルキルエステルの単位の
合計量は、最大でポリマーの60モル%であり、モノエ
チレン性不飽和C3 〜C6 モノカルボン酸の最小量は4
0モル%である。コポリマーの重量平均分子量の好まし
い範囲は、2,000〜15,000、より好ましくは
3,500〜10,000である。
【0014】(メタ)アクリル酸の低級アルキルエステ
ルのアルコール成分は、好ましくは、メタノール、エタ
ノール、プロパノール又はブタノールであり、直鎖又は
分岐であってよく、更に、エタンジオール、1,2−プ
ロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−
ブタンジオール、1,3−ブタンジオール及び1,4−
ブタンジオールのようなジオールであってもよく、この
場合には、アルコール成分が1個のヒドロキシル基で置
換されたエステルが得られる。(メタ)アクリル酸の非
置換低級アルキルエステルは、より好ましくは、メチル
アクリレート、エチルアクリレート、n−プロピルアク
リレート、sec−プロピルアクリレート、n−ブチル
アクリレート、iso−ブチルアクリレート、1−メチ
ルプロピルアクリレート及び2−メチルプロピルアクリ
レート、及び対応するメタクリレートからなる群から選
択され、更に好ましくは、メチルアクリレート、メチル
メタクリレート、エチルアクリレート及びエチルメタク
リレートからなる群から選択される。本発明において有
用なヒドロキシル基で置換された(メタ)アクリル酸の
低級アルキルエステルの例は、ヒドロキシエチルアクリ
レート及びメタクリレート、ヒドロキシプロピルアクリ
レート及びメタクリレート、並びにヒドロキシブチルア
クリレート及びメタクリレートである。
【0015】低級アルキル基がヒドロキシ基で置換され
ている場合には、コポリマーの重合はpH2.0以下で
行われる。低級アルキル基が非置換の場合にも、コポリ
マーの重合は好ましくはpH2.0以下で行われる。而
して、(メタ)アクリル酸の非置換低級アルキルエステ
ルを含むコポリマーを調製する場合にはモノ−及びジカ
ルボン酸を部分的に中和してもよいが、低級アルキル基
がヒドロキシ基で置換されているメタクリル酸又はアク
リル酸の低級アルキルエステルを含むコポリマーを調製
する場合には、かかる酸の中和を制限してpHが2.0
を超えて上昇するのを防ぐことが好ましい。
【0016】本発明のポリマー添加剤は、ポリマー添加
剤の調製中、ポリマー添加剤を含む液体又は固体のAD
D組成物の保存中、及び自動食器洗い機におけるポリマ
ー添加剤の使用中に遭遇する全てのpH範囲、即ち5〜
12のpHの全範囲にわたって水溶液中に可溶性である
ことが好ましい。この可溶性の選択によって、重合単位
を含むポリマーの可溶性に応じて、アクリル酸及びメタ
クリル酸の低級アルキルエステルの重合単位の好ましい
範囲の上限が設定される。而して、(メタ)アクリル酸
の低級アルキルエステルの重合単位の範囲は10〜40
モル%であるが、特定のエステルのレベルは、好ましく
は、調製中、保存中及び自動食器洗い機における使用中
にポリマー添加剤が不溶性とならないようにすべきであ
る。したがって、エタノールよりも高級なアルコールの
非置換エステルの重合単位は、全ポリマーの好ましくは
0〜30モル%、より好ましくは0〜15モル%、更に
好ましくは0〜10モル%の範囲に制限される。
【0017】本発明のポリマー添加剤の驚くべき特徴
は、それらを自動食器洗い機において用いる際に遭遇す
る高いpHレベルにおいてそれらが安定であるという点
である。当業者であれば、炭酸ナトリウムのようなAD
D組成物成分によって生じる強塩基雰囲気中では、エス
テルの重合単位は加水分解されると予測するのが当然で
あろう。重合された(メタ)アクリル酸の重合単位と同
一の重合単位を有するポリマー添加剤が得られるので、
ポリマー添加剤のエステル単位は著しくは加水分解され
ないことが明らかであり、本発明のポリマー添加剤の特
性試験は、それらが例えばマレイン酸及びアクリル酸の
コポリマーより優れていることを示す。
【0018】以下の例は、本発明のポリマー組成物を製
造する一つの方法を例示するものであり、ポリマー組成
物を製造する他の方法は、本明細書の開示を参照すれば
当業者には明らかである。本発明のポリマー組成物は、
水性重合、溶媒重合又はバルク重合によって製造するこ
とができる。更に、重合は、バッチ法、共供給法(co-f
eed process)、ヒール法、半連続法又は連続法として
行うことができる。好ましくは、重合は共供給法として
行われる。本発明方法を共供給法として行う場合には、
開始剤及びモノマーを、好ましくは、別々の流れとして
一定速度で反応混合物中に導入する。所望の場合には、
1以上の流れの添加が他の流れの供給が完了する前に完
了するように流れを導入することができる。所望の場合
には、供給を開始する前に、モノマー又は開始剤の一部
を反応器に加えることができる。モノマーは、別々の流
れとして、或いは1又はそれ以上の流れの混合物とし
て、反応混合物中に供給することができる。
【0019】ポリマー添加剤組成物の重量平均分子量は
1,000〜30,000である。分子量は、コポリマ
ー中に導入されるモノマー成分の相対量及び親水性によ
って変化する。所望の場合には、重合中に連鎖調節剤及
び連鎖移動剤を用いて、得られるポリマーの分子量の制
御を補助することができる。任意の通常の水溶性連鎖調
節剤又は連鎖移動剤を用いることができる。好適な連鎖
調節剤としては、2−メルカプトエタノール及び3−メ
ルカプトプロピオン酸のようなメルカプタン、次亜リン
酸塩、イソアスコルビン酸、アルコール、アルデヒド、
ヒドロスルフィット及び重亜硫酸塩が挙げられるが、こ
れらに限定されるものではない。連鎖調節剤又は連鎖移
動剤としては、ピロ亜硫酸ナトリウムのような重亜硫酸
塩が好ましい。ここに示す重量平均分子量及び数平均分
子量は、水性ゲル透過クロマトグラフィーによって、4
500の分子量を有するポリ(アクリル酸)標準試料に
対して測定したものである。
【0020】本発明のポリマー添加剤を用いる自動食器
洗い機用洗浄剤組成物は、粉末又は液体の形態であって
よい.なお、ADD組成物に関してここで用いる「液
体」という用語はゲル及びスラリーを包含するものであ
る。本発明のADD組成物は、また、洗浄性効力増進剤
(ビルダー)、腐食抑制剤、界面活性剤、漂白剤、漂白
活性化剤、洗浄剤酵素、染料、香料、及び水のような不
活性希釈剤及び水溶性無機アルカリ金属塩のような当業
者に公知のADD成分を含んでいてよい。本発明のポリ
マー添加剤は、ADD組成物の全重量を基準として、1
〜20重量%、好ましくは2〜10重量%の量で存在す
る。
【0021】ビルダーの中で本発明のADD組成物にお
いて有用なものとしては、アルカリ金属の炭酸塩、硼酸
塩、重炭酸塩及び水酸化物、水溶性有機ビルダー、例え
ば、ニトリロトリ酢酸、クエン酸塩、酒石酸塩及びコハ
ク酸塩のようなポリカルボン酸物質、及びゼオライトが
挙げられる。ナトリウムトリポリホスフェート及びナト
リウムパイロホスフェートのようなホスフェート含有ビ
ルダーを本発明のポリマー洗浄剤添加剤と共に用いるこ
とができるが、これらは好ましくなく、得られるADD
組成物はホスフェート非含有ではなくなる。ビルダー
は、ADD組成物の全重量を基準として、0〜90重量
%、好ましくは20〜90重量%のレベルでADD組成
物中に存在してよい。実際のビルダーの量は、洗浄剤が
液体か粉末かに依存し、概して、液体組成物は粉末組成
物よりも少ないビルダーを含む。
【0022】本発明のADD組成物において有用な腐食
抑制剤としては、アルカリ金属シリケートが挙げられ、
1:1〜3.5:1のSiO2 :M2 O比(M2 Oはシ
リケートのアルカリ金属酸化物部分を示す)を有するも
のが好ましい。好ましいアルカリ金属シリケートの例
は、ナトリウムシリケートである。腐食抑制剤は、AD
D組成物の全重量を基準として、0〜50重量%、好ま
しくは1〜20重量%のレベルでADD組成物中に存在
してよい。
【0023】本発明のADD組成物において有用な界面
活性剤としては、低発泡性水溶性界面活性剤、例えばア
ニオン性、非イオン性、両イオン性及び両性界面活性剤
及びこれらの組み合わせが挙げられる。本発明のADD
組成物において有用なアニオン性界面活性剤の例は、9
〜20個の炭素原子を有する脂肪酸の塩、アルキルベン
ゼンスルホネート、特に、アルキル基が10〜16個の
炭素原子を有する直鎖アルキルのベンゼンスルホネー
ト、アルコールスルフェート、エトキシル化アルコール
スルフェート、ヒドロキシアルキルスルホネート、アル
ケニル及びアルキルスルフェート及びスルホネート、モ
ノグリセリドスルフェート、脂肪酸塩化物とヒドロキシ
アルキルスルホネートとの縮合物などである。アニオン
性界面活性剤は泡を生成する傾向があるので、ADD組
成物中のこれらのレベルは最小に保持しなければなら
ず、泡抑制剤が必要になる可能性がある。
【0024】本発明のADD組成物において有用な非イ
オン性界面活性剤の例は、モノ−及びポリヒドロキシア
ルコール、アルキルフェノール、脂肪酸アミド及び脂肪
酸アミンとアルキレンオキシド(例えばエチレンオキシ
ド)との縮合物、アミンオキシド、スクロースモノパル
ミテートのような糖誘導体、ジアルキルスルホキシド、
ポリ(エチレンオキシド)及びポリ(プロピレンオキシ
ド)のブロックコポリマー、疎水性変性ポリ(エチレン
オキシド)界面活性剤、脂肪酸アミド、例えばC10〜C
18脂肪酸のモノ−又はジエタノールアミドなどである。
【0025】本発明のADD組成物において有用な両イ
オン性界面活性剤の例としては、3−(N,N−ジメチ
ル−N−ヘキサデシルアンモニオ)プロパン−1−スル
ホネート及び3−(N,N−ジメチル−N−ヘキサデシ
ルアンモニオ)−2−ヒドロキシプロパン−1−スルホ
ネートのような脂肪族第4級アンモニウム化合物の誘導
体が挙げられる。本発明のADD組成物において有用な
両性界面活性剤の例としては、ベタイン、スルホベタイ
ン及び脂肪酸イミダゾールカルボキシレート及びスルホ
ネートが挙げられる。
【0026】本発明のADD組成物中に存在する界面活
性剤の合計量は、選択する界面活性剤に依存し、好まし
くは、ADD組成物の全量を基準として、0.1〜10
重量%、より好ましくは1〜5重量%である。アニオン
性界面活性剤を用いる場合には、好ましくは、ADD組
成物の全量を基準として、5重量%以下、好ましくは3
重量%以下のレベルで存在する。
【0027】本発明のADD組成物において有用な漂白
剤としては、ハロゲン、ペルオキシド及び多酸漂白剤、
例えば、亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸ナトリウム、
ナトリウムジクロロイソシアヌレート、過硼酸ナトリウ
ム及び過炭酸ナトリウム及び対応するカリウム塩が挙げ
られる。漂白剤は、ADD組成物の全量を基準として、
0〜20重量%、好ましくは0.5〜15重量%のレベ
ルで存在してよい。本発明のADD組成物中に漂白剤活
性化剤(bleach activators)を含ませることができ、
かかる漂白剤活性化剤は、低温での漂白を最適にするよ
うに選択され、例としては、N,N,N’,N’−テト
ラアセチルエチレンジアミン(TAED)、ナトリウム
ノニルオキシベンゼンスルホネート(SNOBS)、グ
ルコースペンタアセテート(GPA)及びテトラアセチ
ルグリコーリル(TAGU)のような物質が挙げられ
る。選択された漂白剤に対する適当な漂白剤活性化剤の
選択は、当業者の能力の範囲内である。
【0028】本発明のADD組成物は、また、5重量%
以下の、香料、染料、泡抑制剤、蛋白質分解酵素及びア
ミラーゼのような洗浄剤酵素、抗菌剤などのような通常
の助剤を含んでいてよい。洗浄剤が液体形態の場合に
は、ADD組成物の全重量を基準として0〜5重量%
の、安定剤又は粘度調節剤、例えばクレー及びポリマー
増粘剤を存在させることができる。更に、例えばナトリ
ウム又はカリウムスルフェート又はクロリドのような無
機塩などの不活性希釈剤及び水を存在させることができ
る。
【0029】ADD組成物に関して選択される成分は、
好ましくは互いに適合性(compatible)のものである。
例えば、染料、香料及び酵素は、好ましくは、保存中及
び使用条件下において、漂白剤成分及びアルカリ性成分
と適合性である。互いに適合性のADD組成物の成分を
選択することは当業者の能力の範囲内である。
【0030】本発明のADD組成物は、食器洗い機中の
液体の全量を基準として0.1〜1.0重量%、好まし
くは0.2〜0.7重量%の濃度の水溶液又は分散液と
して自動食器洗い機において用いることができる。これ
よりも高いか又は低い濃度を用いることもできるが、よ
り低い濃度では、特定の状況下では不十分な洗浄を引き
起こし、より高い濃度は、コストが増加するにもかかわ
らず、改良された洗浄結果を与えない。洗浄工程中の水
温は、好ましくは35〜70℃、より好ましくは40〜
60℃である。
【0031】以下の実施例においては、他に示さない限
り、すべての試薬は良好な市販品質のものであり、他に
示さない限り、ここで与える全てのパーセント及び比は
重量によるものである。
【0032】実施例1 本実施例は、アクリル酸の重合単位60重量%、マレイ
ン酸の重合単位20重量%、及びエチルアクリレートの
重合単位20重量%を有する本発明のポリマー添加剤の
調製を示す。
【0033】メカニカルスターラー、還流凝縮器及び熱
電対を取り付けた2リットルの4つ口丸底フラスコに、
脱イオン水337.2g、無水マレイン酸64.8g、
ピロ亜硫酸ナトリウム1.6g、及び脱イオン水中の硫
酸第1鉄0.15重量%の金属促進剤溶液10.0gを
加えて、反応混合物を形成した。反応混合物を72℃に
加熱した後、以下の四つの別々の供給を同時に開始し
た。
【0034】(1)氷アクリル酸242.5g、(2)
エチルアクリレート81.7g、(3)脱イオン水10
3.7g中のピロ亜硫酸ナトリウム36.3gのピロ亜
硫酸ナトリウム供給溶液、(4)脱イオン水105.3
g中の過硫酸ナトリウム12.97gの開始剤溶液。
【0035】全てのピロ亜硫酸ナトリウム供給溶液を7
5分かけて供給し、全ての氷アクリル酸、エチルアクリ
レート及び開始剤溶液を90分かけて供給した。
【0036】供給が完了したら、反応混合物を72℃に
15分間保持した。一つは脱イオン水1.0g中のピロ
亜硫酸ナトリウム0.13gからなり、もう一つは脱イ
オン水1.0g中の過硫酸ナトリウム0.13gからな
る二つの別々の溶液を調製し、モノマーチェース(ch
ase)として反応混合物に連続的に加えた。第2のチ
ェースは反応混合物を72℃で15分保持した後に加え
た。反応混合物を72℃に更に15分保持した後、43
℃に冷却した。
【0037】温度が43℃に到達したら、30%過酸化
水素溶液の5.0gを加え、反応混合物を更に25℃に
冷却し、その時点で30%の過酸化水素溶液5.3gを
さらに加えた。
【0038】温度を25℃以下に保持しながら、50%
水酸化ナトリウム水溶液345.5gをゆっくりと加え
ることによって、反応混合物をpH7.0に中和した。
【0039】得られたポリマー生成物は、固形分41.
5%を含む溶液であった。重量平均分子量は3890で
あり、数平均分子量は3080であり、重量平均分子量
/数平均分子量の比は1.26であった。
【0040】実施例2 本実施例は、アクリル酸の重合単位60重量%、マレイ
ン酸の重合単位20重量%、及びエチルアクリレートの
重合単位20重量%を有し、異なる分子量を与える異な
る工程を用いて調製した本発明のポリマーADD添加剤
の調製を示す。
【0041】実施例1に記載した装置に、脱イオン水3
42.8g、無水マレイン酸65.8g、ピロ亜硫酸ナ
トリウム0.8g、及び脱イオン水中の硫酸第1鉄0.
15重量%の金属促進剤溶液10.2gを加えて、反応
混合物を形成した。反応混合物を72℃に加熱した後、
以下の四つの別々の供給を同時に開始した。
【0042】(1)氷アクリル酸246.2g、(2)
エチルアクリレート82.9g、(3)脱イオン水10
5.3g中のピロ亜硫酸ナトリウム19.7gのピロ亜
硫酸ナトリウム供給溶液、(4)脱イオン水105.3
g中の過硫酸ナトリウム9.24gの開始剤溶液。
【0043】全てのピロ亜硫酸ナトリウム供給溶液を7
5分かけて供給し、全ての氷アクリル酸、エチルアクリ
レート及び開始剤溶液を90分かけて供給した。
【0044】供給が完了したら、反応混合物を72℃に
15分間保持した。一つは脱イオン水2.6g中のピロ
亜硫酸ナトリウム0.5gからなり、もう一つは脱イオ
ン水2.6g中の過硫酸ナトリウム0.5gからなる二
つの別々の溶液を調製し、モノマーチェースとして反応
混合物に連続的に加えた。72℃で15分保持した後に
モノマーチェースを上記に記載のように繰り返し、反応
混合物を72℃に更に15分保持した後、25℃に冷却
した。
【0045】温度を25℃以下に保持しながら、50%
水酸化ナトリウム水溶液356.3gをゆっくりと加え
ることによって、反応混合物をpH7.0に中和した。
【0046】得られたポリマー生成物は、固形分40.
31%を含む溶液であった。重量平均分子量は6790
であり、数平均分子量は4960であり、重量平均分子
量/数平均分子量の比は1.37であった。
【0047】実施例3 本実施例は、アクリル酸の重合単位50重量%、マレイ
ン酸の重合単位19重量%、及びヒドロキシエチルアク
リレートの重合単位31重量%を有する本発明のポリマ
ーADD添加剤の調製を示す。
【0048】実施例1に記載したように各器具を取り付
けた1リットルの4つ口丸底フラスコに、脱イオン水1
10.80g、無水マレイン酸26.91g、ピロ亜硫
酸ナトリウム0.19g、及び脱イオン水中の硫酸第1
鉄0.15重量%の金属促進剤溶液3.69gを加え
て、反応混合物を形成した。反応混合物を72℃に加熱
した後、以下の四つの別々の供給を同時に開始した。
【0049】(1)氷アクリル酸71.76g、(2)
ヒドロキシエチルアクリレート44.85g、(3)脱
イオン水56.51g中のピロ亜硫酸ナトリウム7.2
3gのピロ亜硫酸ナトリウム供給溶液、(4)脱イオン
水50.93g中の過硫酸ナトリウム8.61gの開始
剤溶液。
【0050】全てのピロ亜硫酸ナトリウム供給溶液を7
5分かけて供給し、全ての氷アクリル酸、ヒドロキシエ
チルアクリレート及び開始剤溶液を90分かけて供給し
た。
【0051】供給が完了したら、反応混合物を72℃に
15分間保持した。それぞれが水1.00g中の過硫酸
ナトリウム0.05gからなる二つの別々の溶液を調製
し、モノマーチェース(chase)として反応混合物
に連続的に加えた。第2のチェースは反応混合物を72
℃で15分保持した後に加えた。反応混合物を72℃に
更に15分保持した後、22℃に冷却した。
【0052】温度を25℃以下に保持しながら、50%
水酸化ナトリウム水溶液118.0gをゆっくりと加え
ることによって、反応混合物を、22℃で1.2の初期
pHから25℃でpH7.0に中和した。
【0053】得られたポリマー生成物溶液は、固形分4
0.7%を含む溶液であった。重量平均分子量は480
0であり、数平均分子量は3820であり、重量平均分
子量/数平均分子量の比は1.25であった。
【0054】実施例4 本実施例は、アクリル酸の重合単位60重量%、マレイ
ン酸の重合単位20重量%、及びエチルアクリレートの
重合単位20重量%を有し、異なる分子量を与える異な
る工程を用いて調製した本発明のポリマーADD添加剤
の調製を示す。
【0055】実施例1に記載したように各装置を取り付
けた1リットルのフラスコに、脱イオン水175.2
g、無水マレイン酸33.7g、ピロ亜硫酸ナトリウム
0.2g、及び脱イオン水中の硫酸第1鉄0.15重量
%の金属促進剤溶液5.2gを加えて、反応混合物を形
成した。反応混合物を72℃に加熱した後、以下の四つ
の別々の供給を同時に開始した。
【0056】(1)氷アクリル酸126.0g、(2)
エチルアクリレート42.5g、(3)脱イオン水5
3.9g中のピロ亜硫酸ナトリウム5.2gのピロ亜硫
酸ナトリウム供給溶液、(4)脱イオン水53.9g中
の過硫酸ナトリウム1.86gの開始剤溶液。
【0057】全てのピロ亜硫酸ナトリウム供給溶液を7
5分かけて供給し、全ての氷アクリル酸、エチルアクリ
レート及び開始剤溶液を90分かけて供給した。
【0058】供給が完了したら、反応混合物を72℃に
15分間保持した。一つは脱イオン水0.5g中のピロ
亜硫酸ナトリウム0.1gからなり、もう一つは脱イオ
ン水0.5g中の過硫酸ナトリウム0.1gからなる二
つの別々の溶液を調製し、モノマーチェースとして反応
混合物に連続的に加えた。72℃で15分保持した後に
モノマーチェースを上記に記載のように繰り返し、反応
混合物を72℃に更に15分保持した後、25℃に冷却
した。
【0059】温度を25℃以下に保持しながら、50%
水酸化ナトリウム水溶液169.7gをゆっくりと加え
ることによって、反応混合物をpH7.0に中和した。
【0060】得られたポリマー生成物は、固形分40.
0%を含む溶液であった。重量平均分子量は21,30
0であり、数平均分子量は11,400であり、重量平
均分子量/数平均分子量の比は1.87であった。
【0061】実施例5 本実施例は、アクリル酸の重合単位70重量%、マレイ
ン酸の重合単位10重量%、及びエチルアクリレートの
重合単位20重量%を有し、実施例1のポリマーと同等
の分子量を与える工程を用いて調製した本発明のポリマ
ーADD添加剤の調製を示す。
【0062】実施例1に記載した装置に、脱イオン水3
36.5g、無水マレイン酸33.8g、ピロ亜硫酸ナ
トリウム1.0g、及び脱イオン水中の硫酸第1鉄0.
15重量%の金属促進剤溶液10.1gを加えて、反応
混合物を形成した。反応混合物を72℃に加熱した後、
以下の四つの別々の供給を同時に開始した。
【0063】(1)氷アクリル酸280.2g、(2)
エチルアクリレート80.1g、(3)脱イオン水10
5.1g中のピロ亜硫酸ナトリウム26.27gのピロ
亜硫酸ナトリウム供給溶液、(4)脱イオン水105.
1g中の過硫酸ナトリウム10.5gの開始剤溶液。
【0064】全てのピロ亜硫酸ナトリウム供給溶液を7
5分かけて供給し、全ての氷アクリル酸、エチルアクリ
レート及び開始剤溶液を90分かけて供給した。
【0065】供給が完了したら、反応混合物を72℃に
15分間保持した。一つは脱イオン水2.6g中のピロ
亜硫酸ナトリウム0.5gからなり、もう一つは脱イオ
ン水2.6g中の過硫酸ナトリウム0.5gからなる二
つの別々の溶液を調製し、モノマーチェースとして反応
混合物に加えた。72℃で15分保持した後にモノマー
チェースを上記に記載のように繰り返し、反応混合物を
72℃に更に15分保持した後、25℃に冷却した。
【0066】温度を25℃以下に保持しながら、50%
水酸化ナトリウム水溶液348.6gをゆっくりと加え
ることによって、反応混合物をpH7.0に中和した。
【0067】得られたポリマー生成物は、固形分42.
1%を含む溶液であった。重量平均分子量は4700で
あり、数平均分子量は3590であり、重量平均分子量
/数平均分子量の比は1.31であった。
【0068】実施例6 本実施例は、アクリル酸の重合単位70重量%、マレイ
ン酸の重合単位19重量%、及びヒドロキシエチルアク
リレートの重合単位11重量%を有する本発明のポリマ
ーADD添加剤の調製を示す。
【0069】実施例1に記載したように各装置を取り付
けた1リットルのフラスコに、脱イオン水110.80
g、無水マレイン酸26.91g、ピロ亜硫酸ナトリウ
ム0.19g、及び脱イオン水中の硫酸第1鉄0.15
重量%の金属促進剤溶液3.69gを加えて、反応混合
物を形成した。反応混合物を72℃に加熱した後、以下
の四つの別々の供給を同時に開始した。
【0070】(1)氷アクリル酸100.46g、
(2)ヒドロキシエチルアクリレート16.15g、
(3)ピロ亜硫酸ナトリウム7.23g及び脱イオン水
56.51gのピロ亜硫酸ナトリウム供給溶液、(4)
脱イオン水50.93g中の過硫酸ナトリウム8.61
gの開始剤溶液。
【0071】全てのピロ亜硫酸ナトリウム供給溶液を7
5分かけて供給し、全ての氷アクリル酸、ヒドロキシエ
チルアクリレート及び開始剤溶液を90分かけて供給し
た。
【0072】供給が完了したら、反応混合物を72℃に
15分間保持した。それぞれが水1.00g中の過硫酸
ナトリウム0.05gからなる二つの別々の溶液を調製
し、モノマーチェースとして反応混合物に加えた。反応
混合物を72℃で15分保持した後に第2のモノマーチ
ェースを加えた。反応混合物を72℃に更に15分保持
した後、23℃に冷却した。
【0073】温度を25℃以下に保持しながら、50%
水酸化ナトリウム水溶液144.9gをゆっくりと加え
ることによって、反応混合物を、23℃で1.1の初期
pHから25℃でpH7.0に中和した。
【0074】得られたポリマー生成物溶液は、固形分4
0.5重量%を含む溶液であった。重量平均分子量は4
650であり、数平均分子量は3790であり、重量平
均分子量/数平均分子量の比は1.22であった。
【0075】実施例7 本実施例は、アクリル酸の重合単位50重量%、マレイ
ン酸の重合単位30重量%、及びヒドロキシプロピルア
クリレートの重合単位20重量%を有する本発明のポリ
マーADD添加剤の調製を示す。
【0076】実施例1のように各装置を取り付けた1/
2リットルの4つ口フラスコに、脱イオン水75.00
g、FeSO4 ・7H2 Oの0.15重量%水溶液6.
00g、マレイン酸60.00g、及び水酸化ナトリウ
ムの50重量%水溶液21.00gを加えて、反応混合
物を形成した。反応混合物を、攪拌しながら72〜73
℃に加熱し、脱イオン水20.00g中の過硫酸ナトリ
ウム4.00g及び氷アクリル酸100.00g中のヒ
ドロキシプロピルアクリレート40.00gの別々の供
給を同時に開始して120分かけて加え、脱イオン水4
5.00g中のピロ亜硫酸ナトリウム12.00gの別
の供給を、他の二つの供給と同時に開始して、100分
かけて加えた。供給が完了した後、反応混合物のpHを
測定すると、pH1.8であることが分かった。反応混
合物を72〜73℃に10分間保持し、脱イオン水3.
00g中の過硫酸ナトリウム0.20gの溶液を加え
た。反応混合物を攪拌し、脱イオン水3.00g中の過
硫酸ナトリウム0.20gを含む他の溶液を加えた。反
応混合物を45℃に冷却し、50重量%水酸化ナトリウ
ム水溶液20.80gを加え、混合物を、30〜33%
過酸化水素溶液1.30gで処理した。50重量%水酸
化ナトリウム水溶液131.10gを加えることによっ
てpHを6.7に上昇させ、脱イオン水30.00gを
加えることによって混合物を希釈した。
【0077】得られた溶液ポリマーは、46.7%の固
形分含量、5,340の重量平均分子量、4000の数
平均分子量を有していた。残留アクリル酸及びマレイン
酸モノマーの含量は、それぞれ194及び2200pp
mであった。
【0078】実施例8 本実施例は、アクリル酸の重合単位60重量%、マレイ
ン酸の重合単位20重量%、及びメチルメタクリレート
の重合単位20重量%を有する本発明のポリマーADD
添加剤の調製を示す。
【0079】実施例1に記載したように各装置を取り付
けた1リットルのフラスコに、脱イオン水130.0
g、無水マレイン酸25.0g、ピロ亜硫酸ナトリウム
0.4g、及び脱イオン水中の硫酸第1鉄0.15重量
%の金属促進剤溶液3.9gを加えて、反応混合物を形
成した。反応混合物を72℃に加熱した後、以下の四つ
の別々の供給を同時に開始した。
【0080】(1)氷アクリル酸93.5g、(2)メ
チルメタクリレート31.5g、(3)脱イオン水4
0.0g中のピロ亜硫酸ナトリウム10.0gのピロ亜
硫酸ナトリウム供給溶液、(4)脱イオン水40.0g
中の過硫酸ナトリウム4.0gの開始剤溶液。
【0081】全てのピロ亜硫酸ナトリウム供給溶液を7
5分かけて供給し、全ての氷アクリル酸、メチルメタク
リレート及び開始剤溶液を90分かけて供給した。
【0082】供給が完了したら、反応混合物を72℃に
15分間保持した。脱イオン水1.0g中の過硫酸ナト
リウム0.05gからなる溶液を調製し、モノマーチェ
ースとして反応混合物に加えた。72℃で15分保持し
た後、上記記載のようにモノマーチェースを繰り返し
た。反応混合物を72℃に更に15分保持した後、25
℃に冷却した。
【0083】温度を25℃以下に保持しながら、50%
水酸化ナトリウム水溶液130.9gをゆっくりと加え
ることによって、反応混合物をpH7.0に中和した。
【0084】得られたポリマー生成物は、固形分41.
7重量%を含む溶液であった。重量平均分子量は722
0であり、数平均分子量は5080であり、重量平均分
子量/数平均分子量の比は1.42であった。
【0085】実施例9 本実施例は、アクリル酸の重合単位40重量%、マレイ
ン酸の重合単位40重量%、及びヒドロキシプロピルア
クリレートの重合単位20重量%を有する本発明のポリ
マーADD添加剤の調製を示す。
【0086】実施例1のように各装置を取り付けた1/
2リットルの4つ口フラスコに、脱イオン水80.00
g、FeSO4 ・7H2 Oの0.15重量%水溶液3.
00g、マレイン酸80.00g、及び水酸化ナトリウ
ムの50重量%溶液82.75gを加えて、反応混合物
を形成した。反応混合物を、攪拌しながら92℃に加熱
し、脱イオン水20.00g中の次亜リン酸ナトリウム
4.00gを加えた。脱イオン水20.00g中の過硫
酸ナトリウム4.00g及び氷アクリル酸80.00g
中のヒドロキシプロピルアクリレート40.00gの別
々の供給を同時に開始して120分かけて加え、脱イオ
ン水20.00g中の次亜リン酸ナトリウム4.00g
の別の供給を、最初の二つの供給と同時に開始して、1
00分かけて加えた。添加が完了した後、反応混合物を
92℃で30分保持した。反応混合物を脱イオン水4
7.00gで希釈し、45℃に冷却し、50重量%水酸
化ナトリウム水溶液92.70gを徐々に加えることに
よってpHを6.8に調節した。
【0087】得られた溶液ポリマーは、46.5%の固
形分含量、3,960の重量平均分子量、3,280の
数平均分子量を有していた。残留アクリル酸及びマレイ
ン酸モノマーの含量は、それぞれ148及び1200p
pmであった。
【0088】実施例10 実施例に記載の手順を用いて、アクリル酸の重合単位6
0重量%、マレイン酸の重合単位20重量%、及びメチ
ルアクリレートの重合単位20重量%を有する本発明の
ポリマーADD添加剤を調製した。得られた添加剤の特
性及び性質を下表2に示す。
【0089】実施例11 実施例7に記載の手順を用いて、アクリル酸の重合単位
60重量%、マレイン酸の重合単位20重量%、及びヒ
ドロキシブチルアクリレートの重合単位20重量%を有
する本発明のポリマーADD添加剤を調製した。得られ
た添加剤の特性及び性質を下表2に示す。
【0090】実施例12 実施例1に記載の手順を用いて、アクリル酸の重合単位
60重量%、マレイン酸の重合単位20重量%及びヒド
ロキシエチルアクリレートの重合単位20重量%を有す
る本発明のポリマーADD添加剤を調製した。得られた
添加剤の特性及び性質を下表2に示す。
【0091】実施例13 実施例7に記載の手順を用いて、アクリル酸の重合単位
60重量%、マレイン酸の重合単位20重量%、ヒドロ
キシプロピルアクリレートの重合単位15重量%、及び
ブチルアクリレートの重合単位5重量%を有する本発明
のポリマーADD添加剤を調製した。得られた添加剤の
特性及び性質を下表2に示す。
【0092】実施例14 実施例1に記載の手順を用いて、アクリル酸の重合単位
60重量%、マレイン酸の重合単位20重量%、及びヒ
ドロキシプロピルアクリレートの重合単位20重量%を
有する本発明のポリマーADD添加剤を調製した。得ら
れた添加剤の特性及び性質を下表2に示す。
【0093】実施例15 実施例7に記載の手順を用いて、アクリル酸の重合単位
70重量%、マレイン酸の重合単位10重量%、及びヒ
ドロキシプロピルアクリレートの重合単位20重量%を
有する本発明のポリマーADD添加剤を調製した。得ら
れた添加剤の特性及び性質を下表2に示す。
【0094】上記実施例及び下記の比較例のポリマーA
DD添加剤の有効性を測定するために、ADD添加剤
を、下表1に示される成分を示された量で含む典型的な
ADD配合物中に包含させ、これらの相対的なスケール
抑制性を評価した。
【0095】
【表1】 表 1 成分 配合(重量%) クエン酸ナトリウム2水和物 10 炭酸ナトリウム 30 Britesil H21 7 過硼酸ナトリウム4水和物 7.5 TAED 2 2.5 プロテアーゼ 3 1 アミラーゼ 4 1 Polytergent SLF−18 5 3 重炭酸ナトリウム 20 硫酸ナトリウム 2 水 10 ポリマー添加剤 61 Britesil H2 Oは、PQ Corp.,Valley Forg e,PAから入手したSiO2 /Na2 O重量比2を有するナトリウムポリシリ ケート水和物である。2 TAEDはN,N,N’,N’−テトラアセチルエチレンジアミンである。3 用いたプロテアーゼは、Novo Nordisk Bioindustr ials,Danbury,CTから入手したEsperase 6.0Tであ る。4 用いたアミラーゼは、Novo Nordisk Bioindustri als,Danbury,CTから入手したTermamyl 60Tである。5 Polytergent SLF−18は、Olin Corp.から入手 した非イオンエトキシル化アルコールである。
【0096】ADD配合物のフィルム形成及びスポット
形成特性、即ちカルシウムスケール抑制特性を測定する
ために用いた試験方法は、ASTM−3556−85,
Standard Test Method for
Deposition onGlassware Du
ring Mechanical Dishwashi
ngであり、四つの250ml(10オンス)Libb
ey Collinsガラス及び通常の洗浄サイクル及
び加熱乾燥サイクルに設定したKenmore自動食器
洗い機(KenmoreはSears,Roebuck
and Co.の商標である)を用いるように修正し
た。食器洗い機の底部ラックに14〜18枚のディナー
プレートをランダムに配置し、頂部ラックに数個のビー
カー及びカップをランダムに配置した。四つのLibb
ey Collinsガラスを、試験ガラスとして頂部
ラックにランダムに配置した。通常のサイクル中でこの
試験において用いた水温は、通常48.5℃〜51.5
℃(119°F〜124°F)であり、硬度300pp
m(CaCO3 として)及びCa:Mg比3:1を有す
る水を用いた。すすぎ助剤及び食品汚れは用いなかっ
た。通常のサイクルは、最初の洗浄、すすぎ、主洗浄、
及び2回の更なるすすぎ、次に加熱乾燥サイクルからな
っていた。試験の開始時に、洗浄剤ディスペンサーカッ
プ中に洗浄剤試料25gを配置した。主洗浄の開始時
に、機械を開けて25gの第2の洗浄剤を加えた。ガラ
スは5回の全サイクルで洗浄し、3回目及び最終サイク
ル後にフィルム形成及びスポット形成に関して視覚検査
した。
【0097】上記試験を行った条件は特に厳しいもので
あり、CaCO3 300ppmという硬度レベルは、世
界の水道水のほとんどのものよりも高いことに注意すべ
きである。したがって、本発明のポリマー添加剤の特性
は、極めて硬質の水を用いた際にも特に良好である。
【0098】上記の試験から得られた特性を以下の数値
にしたがって記録した。フィルム形成 数値 フィルム形成なし 0 僅かに認められる 0.5 僅か 1 中間 2 多少認められる 3 強い 4 極めて強い 4+
【0099】上記の試験方法に従って実施例1〜15で
得られた本発明のポリカルボキシレートを試験した結果
を下表2に示す。表2及び表3において、アクリル酸、
マレイン酸及びエステル量の欄は、全ポリマー重量を基
準としたそれぞれのポリマー成分の重合単位の重量%を
示す。Mw及びMnの欄は、それぞれ、重量平均分子量
及び数平均分子量を示す。
【0100】
【表2】 表2 実施 アクリ マレイ エステ エス Mw Mn フィルム1 例 ル酸 ン酸 ル量 テル 1 60 20 20 EA 3890 3080 0.7/0.8 2 60 20 20 EA 6790 4960 0.55 3 50 19 31 HEA 4800 3820 0.65 4 60 20 20 EA 21300 11400 1.3(c) 5 70 10 20 EA 4700 3590 0.65/0.70 6 70 19 11 HEA 4650 3790 1.1( 青) 7 50 30 20 HPA 5340 4000 0.5 8 60 20 20 MMA 7220 5060 0.5 9 40 40 20 HPA 3960 3280 0.85 10 60 20 20 MA 5500 4160 0.5 11 60 20 20 HBA 6220 0.5 12 60 20 20 HEA 6910 4330 0.4 13 60 20 15/5 HPA/BA 5550 0.6 14 60 20 20 HPA 5860 3710 0.35 15 70 10 20 HPA 4030 0.51 フィルム形成の程度は5サイクルの終了時において測定した。 エステル: BA=ブチルアクリレート EA=エチルアクリレート HBA=ヒドロキシブチルアクリレート HEA=ヒドロキシエチルアクリレート HPA=ヒドロキシプロピルアクリレート MA=メチルアクリレート MMA=メチルメタクリレート フィルム:(c)=白亜色
【0101】当業者に公知の方法によって調製した対照
ポリカルボキシレート物質も、上記の試験法にしたがっ
て評価した。対照ポリカルボキシレートは実施例番号に
よって特定し、それらの評価の結果を下表3に示す。
【0102】
【表3】 表3 実施 アクリ マレイ エステ エス Mw フィルム1 例 ル酸 ン酸 ル量 テル 16 100 0 0 - 2000 1.8/2.0(青) 17 100 0 0 - 4500 1.1 18 100 0 0 - 10000 0.9 19 100 0 0 - 40000 2.0(白亜色) 20 90 10 0 - 3200 1.5 21 80 20 0 - 4300 1.8 22 50 50 0 - 3500 1.5 23 30 70 0 - 4200 2.52( 白亜色) 24 80 0 20 HEA 3930 3.5(白亜色) 25 80 0 20 HPA 4140 3.02( 白亜色) 26 80 0 20 MMA 4640 4(白亜色) 27 80 0 20 MA 4060 4(白亜色) 28 80 0 20 HBA 5180 2.52( 白亜色) 29 80 0 15/5 HPA/BA 4830 2.5(白亜色) 30 80 0 20 EA 3950 3.5(白亜色) 32 70 303 0 - 3500 1.9 33 70 30 0 - 30000 1.2 1 注記した以外は、フィルム形成の程度は5サイクルの終了時に測定した。2 フィルム形成が過剰であったため、フィルム形成性を3サイクルの終了時に測 定した。3 マレイン酸ではなくメタクリル酸である。
【0103】比較例31 本発明の組成物の特性の更なる比較として、市販の製品
であるCascade自動食器洗い機用洗浄剤の特性
を、フィルム形成及びスポット形成特性のための上記記
載の試験によって評価した。米国特許第5,279,7
56号の開示に基づいて、Cascadeは以下の組成
を有していると考えられる。
【0104】
【表4】 表4 成分 Cascade配合 ナトリウムトリポリホスフェート 33.0% 炭酸ナトリウム 21.0% 非イオン界面活性剤 2.0% 珪酸ナトリウム 22.7% ACL−59(塩素化剤) 2.0% 硫酸ナトリウム 19.0% 香料 0.3%
【0105】上記の試験にしたがって評価すると、Ca
scade自動食器洗い機用洗浄剤は、5サイクル後の
フィルム形成の程度は0.8であり、フィルムは青色を
有していた。したがって、本発明の組成物は、この試験
条件下で洗浄されたガラス食器上においてフィルム形成
を防止する点で、典型的なリン含有市販ADD組成物
と、概して同程度に良好に、しばしばより良好に作用し
た。
【0106】リン含有ADD配合物 本発明のポリマーADD添加剤が、リンを含まない配合
物の場合のみならず、リンを含有するADD配合物にお
いても有効であることを示すために、下表5に示すよう
な成分及び量を有するADD配合物を調製した。配合物
2は、比較的大量(35重量%)のホスフェートを含む
典型的なADD濃縮物(所謂「Ultra」)の代表例
であり、配合物3は、比較的少量(20重量%)のホス
フェートを含む典型的なADD濃縮物の代表例である。
成分は上表1の脚注に記載した通りである。
【0107】
【表5】 表5 成分 配合物2 配合物3 重量% g/洗浄 重量% g/洗浄 ナトリウムトリポリホスフェート 35 12.6 20 7.20 クエン酸ナトリウム2水和物 -- -- 10 3.60 炭酸ナトリウム 22 7.92 30 10.8 Britesil H20 12 4.32 12 4.32 過硼酸ナトリウム4水和物 7.5 2.7 7.5 2.7 TAED 2.5 0.90 2.5 0.90 プロテアーゼ 1.0 0.36 1.0 0.36 アミラーゼ 0.5 0.18 0.5 0.18 Polytergent SLF-18 3.5 1.26 3.5 1.26 硫酸ナトリウム 14 5.04 9 3.24 ポリマー添加剤 2 0.72 4 1.44
【0108】配合物のフィルム形成及びスポット形成特
性を測定するために用いた試験方法は、上記の実施例1
5に記載したものであった。二つのリン含有配合物及び
示されたポリマー添加剤に関するこの試験からの特性値
を下表6に示す。
【0109】以下の更なるポリマー組成物を、配合物2
及び3のリン含有組成物中において試験した。
【0110】実施例32及び33 実施例32及び33のポリマー添加剤は、対照ポリマー
添加剤である。実施例32の対照添加剤は、アクリル酸
の重合単位70重量%及びメタクリル酸の重合単位30
重量%を有し、3500の重量平均分子量を有する。実
施例33の対照添加剤は、アクリル酸の重合単位70重
量%及びマレイン酸の重合単位30重量%を有し、3
0,000の重量平均分子量を有する。リンを含まない
ADD組成物中におけるこれらのポリマー添加剤の試験
結果は上記表3に示され、リン含有ADD組成物中にお
けるこれらの試験結果を下表6に示す。
【0111】実施例34 本実施例は、アクリル酸の重合単位60重量%、マレイ
ン酸の重合単位20重量%、及びエチルアクリレートの
重合単位20重量%を有する本発明のポリマー添加剤の
調製を示す。本ポリマー添加剤は、実施例1及び2の添
加剤に類似するが、分子量(Mw)はこれら二つの実施
例の添加剤の中間である。
【0112】実施例1に記載したような器具に、脱イオ
ン水342.8g、無水マレイン酸65.8g、ピロ亜
硫酸ナトリウム1.05g、及び脱イオン水中に硫酸第
1鉄0.15重量%を含む金属促進剤溶液10.2gを
加えて、反応混合物を形成した。反応混合物を72℃に
加熱し、この温度に保持しながら以下の四つの別々の供
給を同時に開始した。
【0113】(1)氷アクリル酸246.2g、(2)
エチルアクリレート82.9g、(3)脱イオン水10
5.3g中のピロ亜硫酸ナトリウム26.1gのピロ亜
硫酸ナトリウム供給溶液、(4)脱イオン水105.3
g中の過硫酸ナトリウム9.24gの開始剤溶液。
【0114】ピロ亜硫酸ナトリウム溶液を反応混合物に
75分かけて供給し、アクリル酸、エチルアクリレート
及び開始剤溶液を反応混合物に90分かけて供給した。
【0115】供給が完了したら、反応混合物を72℃に
15分間保持した。脱イオン水2.6g中のピロ亜硫酸
ナトリウム0.5g及び脱イオン水2.6g中の過硫酸
ナトリウム0.5gの二つの別々の溶液を調製し、この
15分の保持時間の最後にモノマーチェースとして反応
混合物に加えた。反応混合物を再び72℃で15分保持
した後、上記に記載のようなモノマーチェースを繰り返
した。反応混合物を72℃に更に15分保持した後、2
5℃に冷却した。
【0116】温度を25℃以下に保持しながら、50%
水酸化ナトリウム水溶液358.8gをゆっくりと加え
ることによって、反応混合物をpH7.0に中和した。
【0117】得られたポリマー生成物溶液の固形分含量
は40.55重量%であった。重量平均分子量(Mw)
は5480であり、数平均分子量(Mn)は4270で
あり、重量平均分子量/数平均分子量の比は1.37で
あった。リン含有ADD配合物中におけるポリマー生成
物溶液の試験結果を下表6に示す。
【0118】実施例35 本実施例は、アクリル酸の重合単位80重量%及びエチ
ルアクリレートの重合単位20重量%を有する対照ポリ
マー添加剤の調製を示す。本ポリマー添加剤は、実施例
30の添加剤に類似するが、本実施例の添加剤の分子量
はこれよりも僅かに高い。
【0119】メカニカルスターラー、還流凝縮器及び熱
電対を取り付けた5リットルの4つ口丸底フラスコに、
脱イオン水996.8g、ピロ亜硫酸ナトリウム4.5
g、及び脱イオン水中の硫酸第1鉄0.15%の促進剤
溶液27.2gを加えて、反応混合物を形成した。反応
混合物を72℃に加熱し、この温度に保持しながら以下
の四つの別々の供給を同時に開始した。
【0120】(1)氷アクリル酸1087.4g、
(2)エチルアクリレート271.8g、(3)脱イオ
ン水317.1g中のピロ亜硫酸ナトリウム77.0g
のピロ亜硫酸ナトリウム供給溶液、(4)脱イオン水1
81.2g中の過硫酸ナトリウム17.8gの開始剤溶
液。
【0121】ピロ亜硫酸ナトリウム溶液を反応混合物に
75分かけて供給し、氷アクリル酸、エチルアクリレー
ト及び開始剤溶液を反応混合物に90分かけて供給し
た。
【0122】供給が完了したら、反応混合物を72℃に
15分間保持した。脱イオン水9.0g中の過硫酸ナト
リウム0.5gの溶液を調製し、この15分の保持時間
の最後にモノマーチェースとして反応混合物に加えた。
反応混合物を再び72℃で15分保持した後に、上記に
記載したようなモノマーチェースを繰り返した。反応混
合物を72℃に更に15分保持した後、25℃に冷却し
た。
【0123】温度を25℃以下に保持しながら、50%
水酸化ナトリウム水溶液1117.0gをゆっくりと加
えることによって、反応混合物をpH7.0に中和し
た。
【0124】得られたポリマー生成物の固形分含量は4
3.91重量%であった。重量平均分子量(Mw)は4
330であり、数平均分子量(Mn)は3560であ
り、重量平均分子量/数平均分子量の比は1.22であ
った。リン含有ADD配合物中におけるポリマー生成物
溶液の試験結果を下表6に示す。
【0125】
【表6】 表6 実施 アクリ マレイ エステ エス Mw フィルム結果 フィルム結果 例 ル酸 ン酸 ル量 テル 配合物2 配合物3 9 40 40 20 HPA 3960 1.45 1.15 14 60 20 20 HPA 5860 0.9 0.5 15 70 10 20 HPA 4030 0.9 0.7 17 100 0 0 - 4500 2 0.9 32 70 303 0 - 3500 1.0 1.1 33 70 30 0 - 30000 1.8 0.7 34 60 20 20 EA 5480 0.6 0.3/0.5 35 80 - 20 EA 4330 0.8( 混色)2 1.25 対照1 - - - - - 3 2.5 1 対照は、 ポリマー添加剤を含まないリン含有配合物である。 2 ここで用いる混色という用語は、縦筋のついた斑点付きのフィルムを示す。3 マレイン酸でなくメタクリル酸である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トーマス・クリーブランド・カーク アメリカ合衆国ペンシルバニア州18974、 アイビーランド、サケッツフォード・ロー ド 861 (72)発明者 トーマス・フランシス・マック・カラム・ ザ・サード アメリカ合衆国ペンシルバニア州19083、 ハーバータウン、イー.ダービ・ロード 1333 (72)発明者 ジャン・エドワード・シュルマン アメリカ合衆国ペンシルバニア州18940、 ニュータウン、ハイビスカス・プレース 8 (72)発明者 リチャード・ジェームズ・トーレント アメリカ合衆国ペンシルバニア州19444、 ラファイエット・ヒル、ヨシュア・ロード 2196 (72)発明者 バリー・ヴァインステイン アメリカ合衆国ペンシルバニア州19025、 ドレシャー、ブルーバード・レーン 419

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リンを含まない自動食器洗い機用洗浄剤
    組成物においてフィルム形成を減少させるのに好適なポ
    リマー組成物であって、1以上のモノエチレン性不飽和
    3 〜C6 モノカルボン酸の重合単位40〜85モル
    %、1以上のモノエチレン性不飽和C4 〜C6 ジカルボ
    ン酸の重合単位5〜50モル%、及び1以上の(メタ)
    アクリル酸の低級アルキルエステルの重合単位10〜4
    0モル%を含み、該低級アルキル基が非置換であり、コ
    ポリマーが1,000〜30,000の重量平均分子量
    を有することを特徴とするポリマー組成物。
  2. 【請求項2】 1以上のモノエチレン性不飽和C4 〜C
    6 ジカルボン酸の単位が5〜30モル%存在している請
    求項1に記載のポリマー組成物。
  3. 【請求項3】 1以上のモノエチレン性不飽和C4 〜C
    6 ジカルボン酸の単位が10〜20モル%存在している
    請求項1に記載のポリマー組成物。
  4. 【請求項4】 1以上の(メタ)アクリル酸の低級アル
    キルエステルの単位が10〜30モル%存在している請
    求項1に記載のポリマー組成物。
  5. 【請求項5】 1以上の(メタ)アクリル酸の低級アル
    キルエステルの単位が15〜25モル%存在している請
    求項1に記載のポリマー組成物。
  6. 【請求項6】 コポリマーの重量平均分子量が2,00
    0〜15,000である請求項1に記載のポリマー組成
    物。
  7. 【請求項7】 コポリマーの重量平均分子量が3,50
    0〜10,000である請求項1に記載のポリマー組成
    物。
  8. 【請求項8】 C3 〜C6 モノカルボン酸がアクリル酸
    である請求項1に記載のポリマー組成物。
  9. 【請求項9】 C4 〜C6 ジカルボン酸がマレイン酸で
    ある請求項1に記載のポリマー組成物。
  10. 【請求項10】 (メタ)アクリル酸の低級アルキルエ
    ステルが、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メ
    タ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート及び
    ブチル(メタ)アクリレートからなる群から選択される
    請求項1に記載のポリマー組成物。
  11. 【請求項11】 リンを含まない自動食器洗い機用洗浄
    剤組成物においてフィルム形成を減少させるのに好適な
    ポリマー組成物であって、1以上のモノエチレン性不飽
    和C3 〜C6 モノカルボン酸の重合単位40〜85モル
    %、1以上のモノエチレン性不飽和C4 〜C6 ジカルボ
    ン酸の重合単位5〜50モル%、及び1以上の(メタ)
    アクリル酸の低級アルキルエステルの重合単位10〜4
    0モル%を含み、少なくとも一つの低級アルキル基がヒ
    ドロキシル基によって置換されており、コポリマーが
    1,000〜30,000の重量平均分子量を有し、コ
    ポリマーがpH2以下で重合されていることを特徴とす
    るポリマー組成物。
  12. 【請求項12】 1以上のモノエチレン性不飽和C4
    6 ジカルボン酸の単位が5〜30モル%存在している
    請求項11に記載のポリマー組成物。
  13. 【請求項13】 1以上のモノエチレン性不飽和C4
    6 ジカルボン酸の単位が10〜20モル%存在してい
    る請求項11に記載のポリマー組成物。
  14. 【請求項14】 1以上の(メタ)アクリル酸の低級ア
    ルキルエステルの単位が10〜30モル%存在している
    請求項11に記載のポリマー組成物。
  15. 【請求項15】 1以上の(メタ)アクリル酸の低級ア
    ルキルエステルの単位が15〜25モル%存在している
    請求項11に記載のポリマー組成物。
  16. 【請求項16】 コポリマーの重量平均分子量が2,0
    00〜15,000である請求項11に記載のポリマー
    組成物。
  17. 【請求項17】 コポリマーの重量平均分子量が3,5
    00〜10,000である請求項11に記載のポリマー
    組成物。
  18. 【請求項18】 C3 〜C6 モノカルボン酸がアクリル
    酸である請求項11に記載のポリマー組成物。
  19. 【請求項19】 C4 〜C6 ジカルボン酸がマレイン酸
    である請求項11に記載のポリマー組成物。
  20. 【請求項20】 (メタ)アクリル酸の低級アルキルエ
    ステルが、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ヒ
    ドロキシプロピル(メタ)アクリレート及びヒドロキシ
    ブチル(メタ)アクリレートからなる群から選択される
    請求項1に記載のポリマー組成物。
  21. 【請求項21】 1以上のモノエチレン性不飽和C3
    6 モノカルボン酸の重合単位40〜85モル%、1以
    上のモノエチレン性不飽和C4 〜C6 ジカルボン酸の重
    合単位5〜50モル%、及び1以上の(メタ)アクリル
    酸の低級アルキルエステルの重合単位10〜40モル%
    を含むコポリマー1〜20重量%を含み、該低級アルキ
    ル基が非置換であり、コポリマーが1,000〜30,
    000の重量平均分子量を有することを特徴とする、リ
    ンを含まない自動食器洗い機用洗浄剤組成物。
  22. 【請求項22】 コポリマーが2〜10重量%のレベル
    で存在する請求項21に記載のリンを含まない自動食器
    洗い機用洗浄剤組成物。
  23. 【請求項23】 ビルダーが20〜90重量%のレベル
    で存在する請求項21に記載のリンを含まない自動食器
    洗い機用洗浄剤組成物。
  24. 【請求項24】 1:1〜3.5:1のSiO2 :M2
    O比を有するアルカリ金属シリケートが、腐食抑制剤と
    して1〜20重量%のレベルで存在する請求項21に記
    載のリンを含まない自動食器洗い機用洗浄剤組成物。
  25. 【請求項25】 1以上の低発泡性水溶性界面活性剤が
    0.1〜10重量%のレベルで存在する請求項21に記
    載のリンを含まない自動食器洗い機用洗浄剤組成物。
  26. 【請求項26】 1以上の界面活性剤が非イオン性界面
    活性剤を含む請求項25に記載のリンを含まない自動食
    器洗い機用洗浄剤組成物。
  27. 【請求項27】 1以上の界面活性剤が、0.1〜5重
    量%のレベルで存在するアニオン性界面活性剤を含む請
    求項25に記載のリンを含まない自動食器洗い機用洗浄
    剤組成物。
  28. 【請求項28】 1以上のモノエチレン性不飽和C3
    6 モノカルボン酸の重合単位40〜85モル%、1以
    上のモノエチレン性不飽和C4 〜C6 ジカルボン酸の重
    合単位5〜50モル%、及び1以上の(メタ)アクリル
    酸の低級アルキルエステルの重合単位10〜40モル%
    を含むコポリマー1〜20重量%を含み、少なくとも一
    つの低級アルキル基がヒドロキシ基によって置換されて
    おり、コポリマーが1,000〜30,000の重量平
    均分子量を有し、コポリマーがpH2以下で重合されて
    いることを特徴とする、リンを含まない自動食器洗い機
    用洗浄剤組成物。
  29. 【請求項29】 コポリマーが2〜10重量%のレベル
    で存在する請求項28に記載のリンを含まない自動食器
    洗い機用洗浄剤組成物。
  30. 【請求項30】 ビルダーが20〜90重量%のレベル
    で存在する請求項28に記載のリンを含まない自動食器
    洗い機用洗浄剤組成物。
  31. 【請求項31】 1:1〜3.5:1のSiO2 :M2
    O比を有するアルカリ金属シリケートが、腐食抑制剤と
    して1〜20重量%のレベルで存在する請求項28に記
    載のリンを含まない自動食器洗い機用洗浄剤組成物。
  32. 【請求項32】 1以上の低発泡性水溶性界面活性剤が
    0.1〜10重量%のレベルで存在する請求項28に記
    載のリンを含まない自動食器洗い機用洗浄剤組成物。
  33. 【請求項33】 1以上の界面活性剤が非イオン性界面
    活性剤を含む請求項32に記載のリンを含まない自動食
    器洗い機用洗浄剤組成物。
  34. 【請求項34】 1以上の界面活性剤が、0.1〜5重
    量%のレベルで存在するアニオン性界面活性剤を含む請
    求項32に記載のリンを含まない自動食器洗い機用洗浄
    剤組成物。
  35. 【請求項35】 自動食器洗い機中で洗浄した食器具上
    のフィルム形成を減少させる方法であって、自動食器洗
    い機中の食器具を、1以上のモノエチレン性不飽和C3
    〜C6 モノカルボン酸の重合単位40〜85モル%、1
    以上のモノエチレン性不飽和C4 〜C6 ジカルボン酸の
    重合単位5〜50モル%、及び1以上の(メタ)アクリ
    ル酸の低級アルキルエステルの重合単位10〜40モル
    %を含み、該低級アルキル基が非置換であり、1,00
    0〜30,000の重量平均分子量を有するコポリマー
    を含む、リンを含まない自動食器洗い機用洗浄剤の水性
    混合物で洗浄することを特徴とする方法。
  36. 【請求項36】 自動食器洗い機用洗浄剤が、水性混合
    物の合計重量を基準として0.1〜1.0重量%のレベ
    ルで存在する請求項35に記載の方法。
  37. 【請求項37】 自動食器洗い機用洗浄剤が、水性混合
    物の合計重量を基準として0.2〜0.7重量%のレベ
    ルで存在する請求項35に記載の方法。
  38. 【請求項38】 自動食器洗い機中で洗浄した食器具上
    のフィルム形成を減少させる方法であって、自動食器洗
    い機中の食器具を、1以上のモノエチレン性不飽和C3
    〜C6 モノカルボン酸の重合単位40〜85モル%、1
    以上のモノエチレン性不飽和C4 〜C6 ジカルボン酸の
    重合単位5〜50モル%、及び1以上の(メタ)アクリ
    ル酸の低級アルキルエステルの重合単位10〜40モル
    %を含み、少なくとも一つの低級アルキル基がヒドロキ
    シ基によって置換されており、1,000〜30,00
    0の重量平均分子量を有し、pH2以下で重合されてい
    るコポリマーを含む、リンを含まない自動食器洗い機用
    洗浄剤の水性混合物で洗浄することを特徴とする方法。
  39. 【請求項39】 自動食器洗い機用洗浄剤が、水性混合
    物の合計重量を基準として0.1〜1.0重量%のレベ
    ルで存在する請求項38に記載の方法。
  40. 【請求項40】 自動食器洗い機用洗浄剤が、水性混合
    物の合計重量を基準として0.2〜0.7重量%のレベ
    ルで存在する請求項38に記載の方法。
JP8300818A 1995-10-27 1996-10-28 自動食器洗い機用洗浄剤のためのポリカルボキシレート Withdrawn JPH09202894A (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US008,019 1979-01-31
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