JPH09202154A - 人物状態検出装置 - Google Patents

人物状態検出装置

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JPH09202154A
JPH09202154A JP1273896A JP1273896A JPH09202154A JP H09202154 A JPH09202154 A JP H09202154A JP 1273896 A JP1273896 A JP 1273896A JP 1273896 A JP1273896 A JP 1273896A JP H09202154 A JPH09202154 A JP H09202154A
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JP
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person
eye
detection
eye area
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JP1273896A
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English (en)
Inventor
Hiroyoshi Suzuki
尋善 鈴木
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人物の顔画像を撮像し顔画像より瞬目状態を
検出して人物の状態を判定する人物状態検出装置におい
て、顔画像中よりの目の未検出、誤検出や瞬目状態の誤
検出による装置の異常動作を報知し、装置の動作状態の
誤認を防止する。 【解決手段】 2次元撮像手段1により人物の顔面を含
む所定領域を撮像し、このようにして得られた前記人物
の顔画像から目領域検出手段2により目領域を検出し、
瞬目状態検出手段4により目領域検出手段2の出力より
前記人物の瞬目状態を検出し、人物状態判定手段5によ
って前記人物の状態(居眠り等)を判定する。動作状態
判定手段3により目未検出頻度を演算して目未検出頻度
により人物状態検出装置の誤動作状態を判定し、誤動作
状態判定時に、少なくとも人物状態判定手段5の動作を
停止させる。動作状態判定手段3による誤動作状態判定
時に、前記人物あるいは外部装置に人物状態検出装置5
の機能停止状態を報知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は人物状態検出装置に
関し、特に撮影された人物の顔画像より瞬目状態を検出
して前記人物の状態を判定する人物状態検出装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、運転者の顔を車両室内に設け
られたカメラで撮影し、得られた顔画像を処理して顔の
特徴点である目を抽出し、目の方向や瞬目状態より車両
運転者の脇見、居眠り運転等の運転状態を判定する人物
状態検出装置が開示されている。
【0003】図27〜図30は特開平3−202045
号公報、特開平6−32154号公報等に開示された従
来の人物状態検出装置を示す図であって、図27は従来
の人物状態検出装置のブロック構成図、図28は従来の
人物状態検出装置のハードウエア構成図、図29、30
は従来装置における顔画像の撮像例である。以下、上記
各図を用いてかかる従来例について説明する。
【0004】図27において、従来の人物状態検出装置
は、車両の運転者等の人物の顔を撮像する2次元撮像手
段1と、2次元撮像手段1により撮像された顔画像から
目領域を検出する目領域検出手段2と、撮像された顔画
像から瞬目状態を検出する瞬目状態検出手段4と、瞬目
状態検出手段4の出力に基づいて、撮像された人物の状
態(居眠り等)を判定する人物状態判定手段5と、人物
状態判定手段5の出力に基づいて警報を発生する警報手
段6とを備える。
【0005】図28において、10は2次元撮像手段1
を形成する顔画像撮像部を示している。顔画像撮像部1
0は、カメラcと、光源駆動回路15と、その光源駆動
回路15により駆動される近赤外光源16とから構成さ
れる。カメラcは、CCD等よりなる2次元撮像素子1
1と、その2次元撮像素子11の出力画像を処理する映
像信号処理回路12と、2次元撮像素子11の前方に配
置された撮像レンズ13と、その撮像レンズ13の前面
光軸上に配置された可視光カットフィルタ14とからな
る。光源駆動回路15は映像信号処理回路12の明暗出
力に接続され、近赤外光源16は高輝度の近赤外LED
を多数個並べた光源や、ハロゲンランプやキセノンラン
プの前に可視光カットフィルタを設けた光源である。光
源駆動回路15及び近赤外光源16は一体的に構成さ
れ、カメラcとは別個に配置されている。
【0006】20は、2次元撮像手段1の一部、目領域
検出手段2、瞬目状態検出手段4、及び人物状態判定手
段5を形成する人物状態検出部を示しており、この人物
状態検出部20は、映像信号処理回路12のCCD撮像
タイミング信号が入力される入力インタフェース(I/
F)21と、映像信号処理回路12の映像出力が入力さ
れるA/D変換器22と、そのA/D変換器22の出力
に接続された画像処理部(H/W)23と、画像処理部
(H/W)23の出力に接続された画像メモリ24と、
出力インタフェース(I/F)25と、CPU26と、
ROM27と、RAM28とを有する。入力I/F2
1、A/D変換器22、画像処理H/W23、画像メモ
リ24、出力I/F25、ROM27、RAM28はC
PU26とバス29で接続されている。
【0007】尚、目領域検出手段2、瞬目状態検出手段
4及び人物状態判定手段5の機能は、人物状態検出部2
0のROM27やRAM28等に記憶された処理プログ
ラムやデータ等を用いてCPU26によりソフトウエア
的に実行される。
【0008】61は警報手段6を形成する警報スピーカ
ーで、出力I/F25の出力に接続されている。pは撮
像対象の運転者を示している。
【0009】次に上記従来の装置の動作について説明す
る。先ず、2次元撮像手段1を形成するカメラcのCC
D11により、日中は太陽光の可視光カットフィルタ1
4を通過する太陽光の近赤外成分により運転者pの顔画
像を撮像し、CCD11の出力信号を映像信号処理回路
12で映像信号に変換する。映像信号処理回路12は、
画像輝度を積分して平均画像輝度を求め、運転者pの周
囲が暗くなって平均画像輝度が低下した場合には、暗状
態出力を光源駆動回路15に送出して近赤外光源16を
点灯して運転者の顔面周辺を照明して、この照明光によ
り同様に運転者pの顔画像を撮像する。
【0010】図29に示すような、カメラcで撮像され
た運転者pの顔画像30の映像信号は、A/D変換器2
2によりA/D変換されてデジタル階調画像に変換さ
れ、画像処理H/W23で濃淡正規化画像、2値画像等
に変換して画像輝度情報を圧縮した後、画像メモリ24
に記憶される。
【0011】次に、目領域検出手段2は、ROM27に
記憶された処理プログラムに基づき、CPU26でバス
29を介して画像処理H/W23及び画像メモリ24を
アクセスして、撮像された顔画像30中より目領域を抽
出する。瞬目状態検出手段4は、同様に処理プログラム
に基づき、目領域検出手段2で検出された目領域の開閉
状態を判定して瞬目状態を検出し、人物状態判定手段5
は瞬目状態より運転者pの居眠り状態を判定し、居眠り
状態と判定した場合には、CPU26より出力I/F2
5を介して警報手段6の警報スピーカー61を駆動して
運転者pに警報する共に、同じく出力I/F25を介し
て外部装置(図示せず)に居眠り状態判定信号を送出す
る。
【0012】これら一連の動作は入力I/F21より入
力されたCCD撮像タイミング信号に合わせて、ROM
27に記憶された命令によりCPU26で制御され、R
AM28は制御、演算中の一時的なデータの記憶に用い
られる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
従来装置においては顔画像から目がうまく抽出できずに
眉や眼鏡枠等を目と誤認識した場合や、目が検出されて
も目領域の撮像状態が悪く、目の開閉判定がうまくいか
ない場合には、瞬目検出ができないため居眠り判定が異
常機能状態となっているにも拘わらず、装置のかかる機
能異常を認識、報知する手段がないため、運転者は装置
が正常に機能していると誤認してしまうといった問題点
があった。
【0014】また、かかる居眠り判定信号を、例えば車
両の制御状態等を変える装置に外部出力する場合におい
ても、同様に居眠り判定の機能異常による誤判定信号に
より外部装置の誤動作を招くといった問題点もあった。
【0015】例えば、図30は運転者pがサングラスを
装着していたり、眼鏡のレンズ面に外の景色、特に空の
雲等が映って目領域が認識できない顔画像の例301を
示すもので、かかる顔画像301の場合に、目領域検出
手段2が目候補存在領域として区切った領域33中より
目によく似た眉や眼鏡枠の一部を目と誤検出してしま
い、装置が異常動作をしているにも拘わらず、運転者p
や外部装置に装置の異常動作を認知させる手段がなかっ
た。
【0016】この発明は上述した課題を解決しようとす
るものであり、目の誤検出や瞬目状態の誤検出による装
置の異常動作を運転者が速やかに認知でき、装置の動作
状態を誤認することのない人物状態検出装置を得ること
を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る人物状態検出装置は、人物の顔面を含む所定領域を撮
像する2次元撮像手段と、前記人物の目領域を検出する
目領域検出手段と、前記人物の瞬目状態を検出する瞬目
状態検出手段と、前記人物の状態を判定する人物状態判
定手段と、目未検出頻度により前記人物状態検出装置の
誤動作状態を判定し、少なくとも前記人物状態判定手段
の動作を停止させる動作状態判定手段と、誤動作状態判
定時に前記人物及び外部装置の少なくとも一方に対して
前記人物状態検出装置の機能停止状態を報知する動作状
態報知手段とを備えたものである。
【0018】この発明の請求項2に係る人物状態検出装
置は、前記人物の目領域が所定期間に渡り未検出である
場合に、前記人物状態検出装置が誤動作状態であると判
定する動作状態判定手段を備えたものである。
【0019】この発明の請求項3に係る人物状態検出装
置は、前記人物の所定期間内の目領域未検出回数が所定
値以上であるか、目領域未検出回数が所定値となる期間
が所定期間以下である場合に、前記人物状態検出装置が
誤動作状態であると判定する動作状態判定手段を備えた
ものである。
【0020】この発明の請求項4に係る人物状態検出装
置は、人物の顔面を含む所定領域を撮像する2次元撮像
手段と、前記人物の目領域を検出する目領域検出手段
と、前記人物の瞬目状態を検出する瞬目状態検出手段
と、前記人物の状態を判定する人物状態判定手段と、目
領域の検出位置より目領域誤認状態を判定してこの判定
結果より前記人物状態検出装置の誤動作状態を判定し、
少なくとも前記人物状態判定手段の動作を停止させる動
作状態判定手段と、誤動作状態判定時に前記人物及び外
部装置の少なくとも一方に対して前記人物状態検出装置
の機能停止状態を報知する動作状態報知手段とを備えた
ものである。
【0021】この発明の請求項5に係る人物状態検出装
置では、前記動作状態判定手段は、左右の目領域の上下
位置の差あるいは左右位置の差の前画像からの変化が所
定値以上大きい場合に、前記変化状態が解消されるまで
目領域誤認状態と判定し、所定期間内の目領域誤認状態
判定回数が所定値以上であるか、目領域誤認状態判定回
数が所定値となる期間が所定期間以下である場合に、前
記人物状態検出装置が誤動作状態であると判定するもの
である。
【0022】この発明の請求項6に係る人物状態検出装
置では、前記目領域検出手段は目領域以外の顔の左右対
称な特徴点を検出し、前記動作状態判定手段は、左右の
各目領域位置と前記特徴点との距離の差あるいは距離の
差の前画像からの変化が所定値以上大きい場合に、前記
変化状態が解消されるまで目領域誤認状態と判定し、所
定期間内の目領域誤認状態判定回数が所定値以上である
か、目領域誤認状態判定回数が所定値となる期間が所定
期間以下である場合に、前記人物状態検出装置が誤動作
状態であると判定するものである。
【0023】この発明の請求項7に係る人物状態検出装
置では、前記動作状態判定手段は、左右の各目領域位置
の前画像からの変化が人物の顔面の左右、上下の動きに
基づいて定められた所定範囲である場合にのみ、目領域
誤認状態の有無を判定するものである。
【0024】この発明の請求項8に係る人物状態検出装
置は、人物の顔面を含む所定領域を撮像する2次元撮像
手段と、前記人物の目領域を検出する目領域検出手段
と、前記人物の瞬目状態を検出する瞬目状態検出手段
と、前記人物の状態を判定する人物状態判定手段と、瞬
目検出頻度により前記人物状態検出装置の誤動作状態を
判定して、少なくとも前記人物状態判定手段の動作を停
止させる動作状態判定手段と、誤動作状態判定時に前記
人物及び外部装置の少なくとも一方に対して前記人物状
態検出装置の機能停止状態を報知する動作状態報知手段
とを備えたものである。
【0025】この発明の請求項9に係る人物状態検出装
置は、前記動作状態判定手段の正常動作判定時に、瞬目
検出頻度により前記人物状態検出装置の誤動作状態を判
定して少なくとも前記人物状態判定手段の動作を停止さ
せる第二の動作状態判定手段を更に備えたものである。
【0026】この発明の請求項10に係る人物状態検出
装置では、前記動作状態判定手段あるいは第二の動作状
態判定手段は、前記人物の瞬目が所定期間に渡り未検出
である場合に、前記人物状態検出装置が誤動作状態であ
ると判定するものである。
【0027】この発明の請求項11に係る人物状態検出
装置では、前記動作状態判定手段あるいは第二の動作状
態判定手段は、前記人物の所定期間内の瞬目検出回数が
所定値以上であるか、瞬目検出回数が所定値となる期間
が所定期間以下である場合に、前記人物状態検出装置が
誤動作状態であると判定するものである。
【0028】この発明の請求項12に係る人物状態検出
装置では、前記動作状態判定手段あるいは第二の動作状
態判定手段は、前記人物の所定期間毎の瞬目検出回数の
変化あるいは所定瞬目検出回数毎の期間の変化が所定値
以上大きい場合に、前記人物状態検出装置が誤動作状態
であると判定するものである。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、添付図面を参照して説明する。
【0030】実施の形態1.図1〜図8はこの発明の人
物状態検出装置の第一の実施の形態を示すものであり、
本発明を車両運転者の居眠り運転等の運転状態の検出に
応用した人物状態検出装置の実施の形態を示している。
【0031】図1は本発明の人物状態検出装置の概略構
成図、図2は運転者状態検出の概略フローチャート、図
3は動作状態報知手段の構成図、図4は前記概略フロー
チャートにおける目領域検出部のフローチャート、図5
は目存在領域設定の説明図、図6は目候補領域帯設定の
説明図、図7は目候補領域設定の説明図、図8は動作状
態検出部のフローチャートである。
【0032】以下、この実施の形態を上記各図及び従来
例の図28、29を援用して説明する。図1において、
本発明の人物状態検出装置は、2次元撮像手段1と、目
領域検出手段2と、動作状態判定手段3と、瞬目状態検
出手段4と、人物状態判定手段5と、警報手段6と、動
作状態報知手段7とを備えている。この図において、2
次元撮像手段1、目領域検出手段2、瞬目状態検出手段
4、人物状態判定手段5、警報手段6を構成するハード
ウエア(H/W)は図28に示すものと同様のものであ
る。尚、目領域検出手段2、動作状態判定手段3、瞬目
状態検出手段4、人物状態判定手段5は人物状態検出部
20aを構成する。
【0033】図1において、2次元撮像手段1は運転者
pの顔画像を撮像し、目領域検出手段2はかかる顔画像
中より目領域を検出する。次に、かかる目領域の検出結
果に基づき動作状態判定手段3において装置が正常に機
能しているか否かを判定し、正常機能状態と判定された
時には、従来と同様、瞬目状態検出手段4は検出された
目領域の開閉状態を調べて運転者pの瞬目状態を検出
し、人物状態判定手段5は瞬目状態より運転者pの居眠
り状態を判定し、警報手段6は居眠り状態が判定された
場合に運転者pに警報を発する共に外部装置に居眠り状
態判定信号を送出する。他方、異常機能状態との判定時
には、動作状態判定手段3は運転者pの居眠りを判定す
る人物状態判定手段5の入力である瞬目状態検出手段4
の動作を停止させる共に、動作状態報知手段7に信号を
送出して運転者p及び外部装置に装置が機能停止状態に
あることを報知する。
【0034】次に、図1の実施の形態の動作を図2の概
略フローチャートにより詳細に説明する。図2におい
て、先ずステップST10で、図28に示す顔画像撮像
部10のカメラcにより運転者pの顔面を含む所定領域
を撮像して顔画像30を得る。ステップST11におい
て、A/D変換部は顔画像30の映像信号を人物状態検
出部20aのA/D変換器22でA/D変換してディジ
タル階調画像に変換して、画像処理H/W23に出力す
る。次に、ステップST12において、CPU26によ
り画像処理H/W23をアクセスして、顔画像30中よ
り顔の縦方向に所定長より短い黒レベル領域のみを抽出
(ボトムハットフィルタ処理)し、続いてステップST
13において、同じく画像処理H/W23によりかかる
フィルタ処理後のディジタル階調画像を画像輝度に応じ
た浮動閾値で2値化して図5の31に示す2値画像を得
る。かかる2値画像31はステップST14で2値画像
フレームメモリとして画像メモリ24に記憶される。
【0035】次に、ステップST20において、後述す
るように、目領域検出手段2は画像メモリ24に記憶さ
れた2値画像データを処理して2値画像中より目領域を
検出し、目検出フラグ(FLAG)を立て、ステップS
T30で、後述するように、動作状態判定手段3は、目
領域検出ステップST20における目検出フラグの状態
を基にして装置が正常に動作しているか否かを検出し、
異常動作であれば、異常状態検出フラグをオン(ON)
にして、正常動作であれば、異常状態検出フラグをオフ
(OFF)にする。
【0036】続いて、ステップST31において、異常
状態フラグがオフか否かを調べ、オフであればステップ
ST40で瞬目状態検出手段4は目領域検出ステップS
T20で検出された目領域の2値画像データにより目の
開閉状態を判定して瞬目を検出する。ステップST50
において、人物状態判定手段5は瞬目状態検出ステップ
ST40で得られた瞬目状態より運転者pの居眠り状態
を判定し、居眠り状態と判定した場合には、ステップS
T60において警報手段6はCPU26より出力I/F
25を介して警報スピーカー61を駆動して運転者pに
警報する共に、同じく出力I/F25を介して接続した
外部装置に居眠り状態判定信号を送出して処理の一巡を
終える。
【0037】ステップST31において異常状態フラグ
がオンであれば、瞬目状態検出ステップST40、居眠
り判定ステップST50、警報ステップST60の処理
を省略し、ステップST70において動作状態報知手段
7は、CPU26より同様に出力I/F25を介して図
3に示す異常表示灯72(図3参照)を点灯して装置が
機能停止状態にあることを運転者pに報知する共に、同
じく出力I/F25を介して接続した外部装置に機能停
止状態信号を送出して処理の一巡を終える。
【0038】異常表示灯72は、図3では、インスツル
メントパネル71内の中央の目立つ位置に設けている
が、運転者pが常時視認しやすい位置であれば他の位置
に設けてもよい。また、異常表示灯72のみによらず、
例えば出力I/F25を介して警報スピーカー61を、
居眠り状態警報時とは別の音色で、一時的に駆動して運
転者pに注意を促すようにしてもよい。
【0039】次に、目領域検出ステップST20につい
て、図4〜図7を用いて詳細に説明する。先ずステップ
ST201で、画像メモリ24に入力された図5に示す
ような2値画像31において、各々画像軸X、Yに沿っ
て各々Y、X軸方向の画素を積算したY軸ヒストグラム
SUMY、X軸ヒストグラムSUMXを求め、 [式1] XFC=ΣiXiSUMY(Xi)/ΣiSUMY(Xi) YFC=ΣjYjSUMX(Yj)/ΣjSUMX(Yj) として顔重心32の位置座標FC(XFC,YFC)を
算出する。ここでΣiSUMY(Xi)=ΣjSUMX
(Yj)でありΣjSUMX(Yj)は実際には計算を
要しない。
【0040】上記2値画像31においては、ボトムハッ
トフィルタ処理ステップST12のフィルタ処理の結
果、頭髪を除いた眉、目、鼻孔、口裂といった顔の特徴
領域が抽出されるため、顔重心32の位置FCの近くに
略左右対称に目領域が存在する。そこで、ステップST
202で、顔重心32の位置FCを基準とした一組の矩
形の目存在領域EER33を設定し、目の検索領域を限
定する。
【0041】次に、ステップST203で、図6に示す
ように、目存在領域EER33内でY軸ヒストグラムS
UMYを求め、ステップST204でSUMYのピーク
毎の所定の閾値SHL以上の帯状領域を目候補領域帯P
BERi34として設定し、さらに目の検索領域を限定
する。図6では、眉を含む帯領域PBER1と眼鏡の上
枠と目領域を含む帯領域PBER2及び眼鏡の下枠を含
む帯領域PBER3が、目候補領域帯PBERi34と
して設定されている。
【0042】続いて、ステップST205で、図7に示
すように、各目候補領域帯PBERi内のX軸ヒストグ
ラムSUMXを求め、SUMXが所定の閾値SHL以上
の目候補領域帯PBERiの領域をY軸方向長EW、X
軸方向長EHの目候補領域PERij35として設定す
る。図7では、眉に相当する領域PER11と眼鏡の上
枠と目領域を含む領域PER21及び眼鏡の下枠領域P
ER31が、目候補領域PERij35として設定され
ている。
【0043】すべての目候補領域PERij35の設定
が終了すると、ステップST207で、先ず右の目存在
領域33内にある目候補領域PERij35のナンバー
i、jをリセットして、i=1、j=1より順番に1候
補ずつステップST208で上記目候補領域35内のX
軸ヒストグラムSUMX、Y軸ヒストグラムSUMYの
値と形状を用いて目評価関数を求め、ステップST20
9で前記目評価関数により上記目候補領域35を目と見
なしてよいか否かを判定し、目と判定した場合には、ス
テップST210で右目領域RERとした目候補領域3
5のナンバーi、jとその位置座標を記憶する。ステッ
プST209において目でないと判定した場合には、ス
テップST211で右目の全目候補領域PERijを検
索したか否かを調べ、目候補領域PERij35が残っ
ている場合には、ステップST212で領域のナンバー
j、iを順にインクリメントしてステップST208以
降を繰り返す。
【0044】ステップST210で右目領域RERを固
定したら、次にステップST213で左の目存在領域3
3内にある目候補領域PERij35のナンバーi、j
をリセットした後、同様に左目の検索を行う。即ち、ス
テップST214で目評価関数を求め、ステップST2
15で目候補領域35を目と見なしてよいか否かを判定
し、目と判定した場合には、ステップST216で左目
領域LERのナンバーi、jとその位置座標を記憶し、
目でないと判定した場合には、ステップST217で左
目の目候補領域PERij35が残っているか否かを調
べ、残っている場合はステップST218で領域のナン
バーj、iを順にインクリメントしてステップST21
4以降を繰り返す。以上の処理により、両目とも固定さ
れた場合には、ステップST219で目検出フラグをオ
ンし、ステップST211で右目が見つからないか、ス
テップST218で左目が見つからないかした場合に
は、ステップST220で目検出フラグをオフした後、
処理をメインルーチンに戻す。例えば、図7では、目と
眼鏡の上枠が結合しているため目候補領域PER21は
目とみなされず、結局、2値画像31では目検出フラグ
はオフにされる。
【0045】最後に、動作状態検出ステップST30に
ついて、図8により詳細に説明する。図8において、先
ずステップST301で、目の未検出回数を調べるカウ
ンターi、Nのリセットフラグがオンであるか否かを調
べ、オンであればステップST302で目検出画像カウ
ンターiを0に、判定画像カウンターNを1にセットす
る。続いて、ステップST303で前記目検出フラグが
オンであるか否かを調べ、オンであれば、ステップST
304でカウンターiを1つインクリメントする。例え
ば、上記2値画像31では、目検出フラグがオフである
からカウンターiはインクリメントされない。
【0046】次に、ステップST305で、目検出フラ
グのオン、オフを判定した画像の数Nが所定期間Tをフ
レームレートで割った所定画像数NOに達したか否かを
判定し、NがNO以上の場合はステップST306でカ
ウンターiの内容を調べる。一方、NがNOに達しない
場合には、ステップST307でカウンターNを1つイ
ンクリメントし、ステップST308で異常状態フラグ
をオフし、ステップST309でカウンターリセットフ
ラグをオフした後、処理をメインルーチンに戻して次の
画像の目検出結果を待つ。
【0047】ステップST306でカウンターiの内容
が0、即ち所定期間Tの間全く目が検出されなかった場
合は、装置が正常に機能していないとして、ステップS
T310で異常状態フラグをオンし、最後にステップS
T311でカウンターリセットフラグをオンして処理を
メインルーチンに戻す。カウンターiの内容が0以外の
場合には、異常状態フラグの内容を変えずにステップS
T311を実行する。
【0048】即ち、かかる実施の形態によれば、所定期
間毎の目の検出状態を調べ、所定期間に渡り目が全く検
出できない場合に装置が異常と判定し、瞬目状態検出手
段4以降の動作を停止させる共に、動作状態報知手段7
に信号を送出して運転者p及び外部装置に人物状態検出
装置が機能停止状態にあることを報知するようにしたた
め、単純な判定アルゴリズムで運転者が装置の異常動作
を速やかに認知でき、装置の動作状態を誤認することな
く装置の機能状態を常時正しく把握できる効果がある共
に、誤判定信号により外部装置の誤動作を招く恐れがな
い。
【0049】実施の形態2.図9は他の実施の形態によ
る動作状態検出ステップのフローチャートである。図に
おいて、先ずステップST301、ST302を実行し
た後、ステップST321で目検出フラグがオフである
か否かを判定し、オフの場合には目未検出カウンターi
を1インクリメントする。続いて、ステップST323
で判定画像カウンターNが所定画像数NOに達したか否
かを判定し、NがNO以上の場合は、ステップST32
8でカウンターiの内容を調べる。一方、NがNOに達
しない場合には、ステップST325でカウンターNを
1つインクリメントし、ステップST326で異常状態
フラグをオフし、ステップST327でカウンターリセ
ットフラグをオフした後、処理をメインルーチンに戻し
て次の画像の目検出結果を待つ。
【0050】ステップST324でカウンターiの内容
が所定の最高許容数NLLを越えた場合、即ち所定期間
Tの間に所定画像数割合NLL/NO以上目が検出され
なかった場合は、装置が正常に機能していないとしてス
テップST328で異常状態フラグをオンし、最後にス
テップST329でカウンターリセットフラグをオンし
て処理をメインルーチンに戻す。カウンターiの内容が
NLL以下の場合には、異常状態フラグの内容を変えず
にステップST329を実行する。
【0051】図7に示すように、眼鏡の上枠と目が目候
補領域35として全く分離できない場合や、従来例のご
とく眼鏡レンズの表面反射によって顔画像30中に目が
よく観察できない場合には、目が検出できない場合が多
いが、画像によっては稀に目を検出する場合がある。
【0052】かかる実施の形態では、実施の形態1と同
様の効果を奏する共に、上述のごとく目の未検出画像が
所定期間連続せず、多少目の検出画像が混在しても装置
の機能異常を判定できるという利点がある。
【0053】尚、上記実施の形態では所定期間Tの間に
所定画像数割合以上目が検出されなかった場合を装置異
常と判定したが、目が検出されなかった画像が所定画像
数に達したときの期間が所定期間以下である場合に、装
置異常と判定してもよい。
【0054】実施の形態3.図10〜図12はさらに他
の実施の形態を示すもので、目の誤検出があっても装置
の機能異常を判定するようにしたものであり、図10〜
11は動作状態検出ステップのフローチャートであり、
図12は動作異常検出の画像での説明図である。
【0055】図10において、先ずステップST30
1、ST302を実行した後、ステップST331で目
検出フラグがオンであるか否かを判定し、オンであれ
ば、ステップST332で検出され記憶された右目領域
及び左目領域の領域座標より各目領域中心座標、右目
(REX、REY)、左目(LEX、LEY)を算出し
て記憶し、オフ即ち目が未検出であればステップST3
33で目が正常に認識されているか否かを示す異常検出
フラグをオンする。
【0056】次に、ステップST334で、一つ前の画
像の目検出フラグがオンであったか否かを確認し、オン
であった場合には、ステップST335で前画像の各目
領域中心座標、右目(REXOLD、REYOLD)、
左目(LEXOLD、LEYOLD)を読み出し、ステ
ップST336で判定画像と前画像との右目の中心座標
の変化(DREX、DREY)、左目の中心座標の変
化、(DLEX、DLEY)を算出し、顔の向きが大き
く変わっていないことを確認するため、ステップST3
37で中心X座標の変化DREX、DLEXが同一符号
で且つ所定許容値DEXLより大であるか、あるいは中
心Y座標の変化DREY、DLEYが同一符号で且つ所
定許容値DEYLより大であるかを確認し、NO即ち顔
の向きが前画像と大きくは変わっていない場合には、前
画像との比較対照が可能として、ステップST338で
右目と左目のX軸方向間隔、Y軸方向間隔の判定画像と
前画像との各差、DW、DHを算出する。
【0057】次に、ステップST339でDWが所定値
DWLより大きいかまたはDHが所定値DHLより大き
いかを調べ、YESの場合はさらにステップST340
で前画像での異常検出フラグがオンであったか否かを調
べ、NOの場合は前画像の異常検出フラグ状態を維持す
る。
【0058】ステップST340で異常検出フラグがオ
ンでない場合には、判定画像において右目あるいは左目
のいずれかが誤検出されたと判断し、ステップST34
1で前画像の目領域中心座標、右目(REXOLD、R
EYOLD)、左目(LEXOLD、LEYOLD)を
目を誤検出する前の実際の目の位置であるとして、各々
右目(REXJ、REYJ)、左目(LEXJ、LEY
J)として更新記憶した後、ステップST342で異常
検出フラグをオンにする。
【0059】ステップST340で前画像での異常検出
フラグがオンであった場合には、ステップST343で
判定画像とその前に目が正常検出されていた画像での目
領域中心座標の差、右目(DRXJ、DRYJ)、左目
(DLXJ、DLYJ)を算出し、ステップST344
で右目の中心座標の差DRXJ、DLXJが所定許容値
DXJLより小さく且つ左目の中心座標の差DRYJ、
DLYJが所定許容値DYJLより小さいか否かを判定
し、YESであった場合には、目が正常検出に戻ったと
判定して、ステップST345で異常検出フラグをオフ
し、逆にNOであった場合には、目の誤検出状態が続い
ているとして異常検知フラグの状態を維持する。
【0060】図12において、眼鏡表面反射のため左の
眼鏡枠を目と誤認した画像311が判定画像の場合、目
が正常に認識されている前画像310に対して左目領域
中心位置のX座標が大きく変わるため、ステップST3
39でYESとなり、画像310での異常検出フラグが
オフのためステップST340ではNOとなり、ステッ
プST341で画像310の目領域中心位置を目の正常
位置として記憶した後、ステップST342で異常検出
フラグがオンされる。次に、判定画像312において
は、前画像311と右目領域中心位置のX座標が大きく
変わり且つ異常検出フラグがオンであるため、ステップ
ST339でYES、ステップST340でYESとな
り、目領域中心位置と前記目の正常位置とが離れている
ため、ステップST344でNOとなり異常検出フラグ
はオンのまま維持される。続いて、判定画像313にお
いては、前画像312と両目領域中心位置が大きく変わ
りかつ異常検出フラグがオンであるため、ステップST
339でYES、ステップST340でYESとなる
が、両目領域中心位置が記憶された前記目の正常位置近
くまで戻るため、ステップST344でYESとなり異
常検出フラグはオフされる。
【0061】即ち、異常検出フラグは画像上で目領域が
未検出であるか、判定した目領域が眉等を目と誤認して
いる場合には、オン状態となっている。
【0062】そこで、図10において異常検出フラグ状
態が確定すると、ステップST346において異常検出
フラグがオンか否かを調べ、オンの時のみステップST
347で異常検出カウンターiを1インクリメントす
る。ステップST334で前画像で目検出フラグがオフ
であったか、ステップST337で前画像に比べ顔の向
きが大きく変わっていると判定した場合には、この画像
を判定画像数に加えないようステップST348で判定
画像カウンターNを1つデクリメントしておく。
【0063】続いて、図11のステップST350で判
定画像数Nが所定画像数NOに達したか否かを判定し、
NがNO以上の場合は、ステップST351でカウンタ
ーiの内容を調べる。NがNOに達しない場合には、ス
テップST352でカウンターNを1つインクリメント
し、ステップST353で異常状態フラグをオフし、ス
テップST354でカウンターリセットフラグをオフし
た後、処理をメインルーチンに戻す。
【0064】ステップST351でカウンターiの内容
が所定の最高許容数INLを越えた場合、即ち所定期間
Tの間に所定画像数割合INL/NO以上異常検出フラ
グがオンであった場合は、装置が正常に機能していない
としてステップ355で異常状態フラグをオンし、最後
にステップST356でカウンターリセットフラグをオ
ンして処理をメインルーチンに戻す。カウンターiの内
容がINL以下の場合には、異常状態フラグの内容を変
えずにステップST356を実行する。
【0065】かかる実施の形態においても、実施の形態
1と同様の効果を奏する共に、上述のごとく目領域検出
位置の変化に基づいて目の誤検出の有無を調べ、目の未
検出ばかりでなく目の誤検出があっても、その未検出及
び誤検出割合で確実に装置の機能異常を判定できるとい
う利点がある。
【0066】実施の形態4.図13〜図16は目の誤検
出があっても装置の機能異常を判定するようにした別の
実施の形態を示すものであり、図13は運転者状態検出
の概略フローチャート、図14は特徴領域検出の詳細フ
ローチャート、図15は動作状態検出のフローチャート
であり、図16は動作異常検出の画像での説明図であ
る。
【0067】図13において、先ず図2と同じステップ
ST10〜14を実行後、ステップST20で目領域検
出手段2は、顔画像中より目領域を検出し、ステップS
T80において、後述するように、前記顔画像中より顔
の特徴領域である鼻孔を検出する。次に、ステップST
30において、後述するように、動作状態判定手段3は
目領域検出結果と鼻孔検出結果を基にして目の誤検出が
ないか否かを調べて、誤検出の場合には異常検出フラグ
を立て、この異常検出フラグ状態の経過より装置が正常
に動作しているか否かを検出して異常状態検出フラグを
オン、オフする。ステップST31以降の処理は実施の
形態1と同じである。
【0068】次に、特徴領域検出ステップST80を図
14により詳細に説明する。図14において、目領域検
出時と同様、先ずステップST801で顔重心位置FC
を基に顔の下部に図示しない矩形の鼻孔存在領域ENR
を設定し、ステップST802でENR内のY軸ヒスト
グラムSUMYを演算し、ステップST803でSUM
Yのピーク毎の所定の閾値SHL以上の帯状領域を鼻孔
候補領域帯PBNRiとして設定する。
【0069】続いて、ステップST804で鼻孔候補領
域帯PBNRiのナンバーiをリセットし、ステップS
T805でi=1より順に各鼻孔候補領域帯PBNRi
内のX軸ヒストグラムSUMXを求め、ステップST8
06でSUMXのピークの数NP、各ピーク間距離DN
Pjを求め、ステップST807で前記NPが2で、且
つピーク間距離DNP1が所定範囲内にあるか否かで鼻
孔領域を判定する。
【0070】ステップST807で鼻孔候補領域帯PB
NRiが鼻孔領域と判定された場合、ステップST80
8でPBNRiのSUMYのピークX座標、SUMXの
2つのピークの中点Y座標を求めて鼻孔間中心位置(N
CX、NCY)として記憶し、ステップST809で鼻
孔検出フラグをオンとして処理をメインルーチンに戻
す。
【0071】ステップST807で候補領域帯が鼻孔領
域でないと判定された場合は、ステップST810で全
鼻孔候補領域帯PBNRiを検索したか否かを調べ、鼻
孔候補領域帯PBNRiが残っている場合には、ステッ
プST811で領域帯のナンバーiをインクリメントし
てステップST805以降を繰り返し、鼻孔候補領域帯
PBNRiが残っていない場合は、ステップST812
で鼻孔検出フラグをオフして処理をメインルーチンに戻
す。
【0072】動作状態検出ステップST30において
は、図15に示すように、ステップST301、ST3
02を実行後、ステップST361で目検出フラグがオ
ンか否かを確認し、オンであれば、続いてステップST
362で鼻孔検出フラグがオンか否かを確認し、オン即
ち目領域、鼻孔領域とも検出されている場合のみ、以下
の処理を実行する。
【0073】先ず、ステップST363で検出した目領
域の領域座標より各目領域中心座標、右目(REX、R
EY)、左目(LEX、LEY)を算出し、ステップS
T364で右目及び左目と鼻孔中心間の距離、RD、L
Dを、 [式2] RD=√[(NCX−REX)2+(NCY−REY)2] LD=√[(NCX−LEX)2+(NCY−LEY)2] として算出し、ステップST365で距離差DNED
(=RD−LD)を求める。
【0074】続いて、ステップST366で距離差DN
EDが所定の許容値DNEDLより大であるか否か即
ち、目−鼻孔中心の距離が左右略等しいか否かを判定
し、大である場合、どちらかの目が誤検出されていると
して、ステップST367で異常検出フラグをオンにす
る。また、ステップST361で目検出フラグがオフの
場合も、同様にステップST367で異常検出フラグを
オンにする。
【0075】ステップST366で距離差DNEDが所
定の許容値DNEDL以下であった場合、ステップST
368でRD、LDと前画像の目−鼻孔中心の距離RD
OLD、LDOLDとの差DRD、DLDを演算した
後、ステップST369で異常検出フラグの状態を調べ
る。
【0076】ここで、異常検出フラグがオフ即ち前画像
が正常に目を検出している場合には、ステップST37
0で前記距離の差DRD、DLDが共に許容値DRD
L、DLDLより小か否かを判定し、小であれば、判定
画像も正常に目を検出しているとしてステップST37
1で目−鼻孔中心の距離RD、LDを正常検出時の距離
RJ、LJとして記憶し、異常検出フラグをそのまま維
持する。逆に、小でなければ、判定画像はいずれかの目
が誤検出となったとして、ステップST372で異常検
出フラグをオンする。
【0077】他方、ステップST369で異常検出フラ
グがオンの場合には、ステップST373で前記距離の
差DRD、DLDが共に許容値DRDL、DLDLより
小か否かを判定し、小であれば、判定画像の目誤検出状
態が続いているとして異常検出フラグをそのまま維持
し、小でなければ、ステップST374で判定画像の距
離RD、LDと記憶された直前の正常検出時の距離R
J、LJとの差DRJ、DLJを求め、ステップST3
75で差DRJ、DLJが共に許容値DRJL、DLJ
Lより小であるか否かを調べる。
【0078】ステップST375で、判定が小即ち判定
画像の距離RD、LDが直前の正常検出時の距離RJ、
LJに近ければ判定画像は目の正常検出状態に戻ったと
して、ステップST376で異常検出フラグをオフし、
小でなければ目誤検出状態が続いているとして異常検出
フラグをそのまま維持する。
【0079】図16において、眼鏡反射のため眼鏡枠を
左目と誤認した画像321が判定画像の場合、左及び右
の目領域中心と鼻孔中心との距離RD、LDの差DNE
Dが大きいため、前画像320の異常検出フラグに拘わ
らずステップST366でYESとなり、ステップST
367で異常検出フラグがオンされる。次に、眉を左
目、眼鏡枠を右目と誤検出した判定画像322において
は、前記差DNEDが小さいためステップST366で
NOとなり、前画像321の異常検知フラグがオンのた
めステップST369でYESとなり、前画像321に
比べて距離RDの変化が大きいためステップST373
でNOとなり、ステップST375で距離RD、LDと
直前の正常画像320の距離RD、LDとの各差DR
J、DLJが比較されるが、DRJ、DLJとも大のた
めNOに分岐し異常検出フラグはオンのまま維持され
る。続いて、目が正常検出に戻った判定画像323にお
いては、前画像と同様、ステップST366でNO、ス
テップST369でYESとなり、前画像322に比べ
て距離RD、LDの変化が大きいためステップST37
3でNOとなるが、正常検出時との距離差DRJ、DL
Jが小さいためステップST375でYESとなり、ス
テップST376で異常検出フラグはオフされる。
【0080】即ち、実施の形態3と同様、異常検出フラ
グは画像上で目領域が未検出であるか、判定した目領域
が眉等を目と誤認している場合にはオン状態となってい
る。
【0081】そこで、図15において異常検出フラグ状
態が確定すると、実施の形態3と同様にステップST3
77において異常検出フラグがオンか否かを調べ、オン
の時のみステップST378で異常検出カウンターiを
1つインクリメントする。ステップST362で鼻孔検
出フラグがオフである場合には、この画像を判定画像数
に加えないようステップST379で判定画像カウンタ
ーNを1つデクリメントしておく。
【0082】続いて、実施の形態3の図11と同様に、
判定画像中における異常検出フラグの立った画像の割合
を調べ、前記割合が所定値より大きければ異常状態フラ
グの状態をオンにする。
【0083】かかる実施の形態においても実施の形態1
と同様の効果を奏すると共に、上述のごとく目領域検出
位置と鼻孔中心との距離の変化に基づいて目の誤検出の
有無を調べ、目の未検出ばかりでなく目の誤検出があっ
ても、目の誤検出をさらに正確に判定して、目の未検出
及び誤検出割合でさらに確実に装置の機能異常を判定で
きるという利点がある。
【0084】尚、上記実施の形態3、4においては、所
定期間Tの間に異常検出フラグオン画像が所定画像数割
合以上あった場合を装置異常と判定したが、異常検出フ
ラグオン画像が所定画像数に達したときの期間が所定期
間以下である場合に、装置異常と判定してもよい。
【0085】実施の形態5.図17〜図22は瞬目状態
検出手段4の出力により装置の機能異常を判定するよう
にした実施の形態を示すものであり、図17はこの実施
の形態による人物状態検出装置の概略構成図、図18は
運転者状態検出の概略フローチャート、図19は瞬目状
態検出のフローチャート、図20は瞬目検出の画像での
説明図、図21は動作状態検出のフローチャートであ
り、図22は動作異常検出の画像での説明図である。
【0086】図17において、目領域検出手段2は2次
元撮像手段1で撮像した運転者pの顔画像中より目領域
を検出し、瞬目状態検出手段4は検出された目領域の開
閉状態を調べて運転者pの瞬目状態を検出する。次に、
かかる瞬目状態の検出結果に基づき、動作状態判定手段
3において装置が正常に機能しているか否かを判定し、
正常機能判定時には、従来と同様に、人物状態判定手段
5で運転者pの居眠り状態を判定し、警報手段6で居眠
り状態判定時に運転者pに警報を発すると共に、外部装
置に居眠り状態判定信号を送出する。他方、正常機能状
態でないと判定した場合には、人物状態判定手段5の動
作を停止させると共に、動作状態報知手段7に信号を送
出して運転者p及び外部装置に装置が機能停止状態にあ
ることを報知する。尚、この実施の形態において、目領
域検出手段2、動作状態判定手段3、瞬目状態検出手段
4、人物状態判定手段5は人物状態検出部20bを構成
する。
【0087】次に、図17の実施の形態の動作を図18
により説明する。図18において、先ずステップST1
0〜ST14を実行後、ステップST20で目領域検出
手段2により画像中より目領域を検出し目検出フラグを
立て、ステップST21で目検出フラグの状態を調べ
て、目検出フラグがオフであれば処理を終える。目検出
フラグがオンであれば、ステップST40で、後述する
ように瞬目状態検出手段4は目領域検出ステップST2
0により検出された目領域の画像データにより目の開閉
状態を判定して瞬目か否かを検出し、ステップST30
において動作状態検出手段3により瞬目状態検出ステッ
プST40における目閉フラグの状態を基に装置が正常
に動作しているか否かを検出し、異常状態検出フラグを
オン、オフする。
【0088】続いて、ステップST31において異常状
態フラグがオフか否かを調べ、オフであればステップS
T50において居眠り判定処理、ステップST60の警
報処理を行ってメインルーチンを終える。一方、異常状
態フラグがオンであれば、ステップST70の動作状態
報知処理において装置の機能停止状態を運転者pに報知
すると共に、接続した外部装置に機能停止状態信号を送
出して処理の一巡を終える。
【0089】次に、瞬目状態検出ステップST40を図
19により詳細に説明する。図19において、ステップ
ST401で目領域検出手段2で検出された目領域LE
R、RERの座標を読み出し、ステップST402で目
領域のX方向端部座標XEASとXEAEの差より目領
域の高さEHを求め、ステップST403で目領域の判
定画像での高さEHと前画像での高さEHOLDとの差
DEHを求める。
【0090】図20に示すように、目の正常検出時には
目領域35の高さEHは開眼時には大きく、閉眼時には
小さくなる。そこで、ステップST404で目領域での
差DEHを負の所定値DEHCと比較し、差DEHが小
なるとき、即ち目領域の高さが前画像に比べ所定値DE
HCを超えて小さくなっている場合には、目が開眼から
閉眼状態に移行したとして、ステップST405で目閉
フラグをオンする。逆に、ステップST404で差DE
Hが大なるときは、ステップST406で差DEHを正
の所定値DEHOと比較し、差DEHが大なるとき、即
ち目領域の高さが前画像に比べ所定値DEHOを超えて
大きくなっている場合には、目が閉眼から開眼状態に移
行したとして、ステップST407で目閉フラグをオフ
する。
【0091】ステップST406で差DEHが小なると
き、即ち前後の画像で目の高さ変化が小さい場合には、
目の開閉眼状態に変化がないとしてステップST408
で前画像の目閉フラグの状態を調べ、目閉フラグがオン
であれば、ステップST405で判定画像の目閉フラグ
をオンに、目閉フラグがオフであれば、ステップST4
07で目閉フラグをオフにして目閉フラグの状態を保持
する。
【0092】最後に、ステップST409で、前画像の
目領域の高さEHOLDを判定画像の値EHで更新し
て、処理をメインルーチンに戻す。
【0093】次に、図21により、動作状態検出ステッ
プST30の処理を説明する。目閉フラグ状態が決定す
ると、図21において、先ずステップST901で瞬目
状態を調べるカウンターi、Nのリセットフラグがオン
であるか否かを調べ、オンであれば、ステップST90
2で瞬目回数カウンターiを0に、判定画像カウンター
Nを1にセットする。続いて、ステップST903で前
画像の目閉フラグ状態を調べ、目閉フラグがオフであれ
ば、ステップST904で判定画像の目閉フラグ状態を
調べて、目閉フラグがオンである場合、即ち目が開眼状
態から閉眼状態に変化した場合には、ステップST90
5でカウンターiを1つインクリメントする。
【0094】次に、ステップST906で判定画像の数
Nが所定画像数NOに達したか否かを判定し、NがNO
以上の場合は、ステップ907でカウンターiの内容を
調べる。NがNOに達しない場合には、ステップST9
08でカウンターNを1つインクリメントし、ステップ
ST909で異常状態フラグをオフし、ステップST9
10でカウンターリセットフラグをオフした後、処理を
メインルーチンに戻す。
【0095】ステップ907でカウンターiの内容が
0、即ち所定期間Tの間全く瞬目が検出されなかった場
合は、瞬目が正常に検出されておらず装置が異常だとし
て、ステップ911で異常状態フラグをオンし、最後に
ステップST912でカウンターリセットフラグをオン
して処理をメインルーチンに戻す。カウンターiの内容
が0以外の場合には、異常状態フラグの内容を変えずに
ステップST912を実行する。ここで、所定期間Tは
人の瞬目の間隔より個人差を考慮した最大想定値として
おく。
【0096】図22は装置の正常動作時と異常動作時の
目閉フラグの変化状態を示すもので、目が正常に検出さ
れている場合には、画像4から画像5で目が開状態から
閉状態に移るため、図20に示すように、目領域35の
高さEHの減少が大きく、画像5で目閉フラグがオンと
なり、画像7から画像8で目が閉状態から開状態に移る
ため、同様に高さEHの増加が大きく、画像8で目閉フ
ラグがオフとなる。前記動作状態検出ステップST30
では、かかる目閉フラグがオフからオンに変化する回数
をカウンターiで数えており、かかる場合には画像4か
ら画像5でiがインクリメントされるため、異常状態フ
ラグはオフのままになっている。
【0097】これに対し、画像3以降眉を目と誤認した
異常動作時においては、画像2から画像3で、図20に
示すように、眉の高さEHがどちらかというと開眼時の
目の高さEHに近いため目閉フラグがオフのままとな
り、目の開閉が行われる画像4から画像5、画像7から
画像8においても目閉フラグがオフ状態が続き、結局瞬
目が検出されずにカウンターiの内容が0のままとなっ
て、異常状態フラグがオンされる。
【0098】即ち、かかる実施の形態によれば、所定期
間毎の瞬目状態を調べ、所定期間に渡って瞬目が全く検
出できない場合に装置が異常と判定し、人物状態検出手
段5以降の動作を停止すると共に、動作状態報知手段7
に信号を送出して、運転者p及び外部装置に人物状態検
出装置が機能停止状態にあることを報知するようにした
ので、実施の形態1と同様の効果を奏すると共に、目の
検出状態に拘わらず簡単なアルゴリズムでの瞬目状態の
判断のみで装置の異常を判定するようにしたため、より
高速な処理が可能となる。
【0099】実施の形態6.図23は瞬目状態により装
置の機能異常を判定する他の実施の形態の動作状態検出
ステップのフローチャートである。図23において、先
ずステップST901〜ST905を実行した後、ステ
ップST921で上記判定画像カウンターNが所定画像
数NOに達したか否かを判定し、NがNO以上の場合
は、ステップ922で上記瞬目回数カウンターiの内容
を所定の最高許容数NULと比較する。ここで、NUL
は画像数NOにフレーム期間を掛けた期間Tにおける人
の群発性瞬目の最大想定回数としておく。NがNOに達
しない場合には、ステップST923でカウンターNを
1つインクリメントし、ステップST924で異常状態
フラグをオフし、ステップST925でカウンターリセ
ットフラグをオフした後、処理をメインルーチンに戻
す。
【0100】ステップST922でカウンターiの内容
が所定の最高許容数NULを越えた場合、即ち所定期間
Tの間に前記最大想定回数以上の瞬目が検出された場合
は、瞬目が正常に検出されておらず装置が異常だとして
ステップST926で異常状態フラグをオンし、最後に
ステップST927でカウンターリセットフラグをオン
して処理をメインルーチンに戻す。カウンターiの内容
がNUL以下の場合には、異常状態フラグの内容を変え
ずにステップST927を実行する。
【0101】例えば、図示しないが、目の細い人のごと
く目領域35の高さEHの変化が小さく、図19に示す
差DEHが閾値DEHC、DEHOに近い場合は、閾値
DEHC、DEHOの決め方によっては目の実際の開閉
状態によらず目の開閉判定を多数回繰り返す場合があ
る。この場合、上記カウンターiの回数が極めて大きな
値となるため、ステップST922で異常と判定され、
ステップ926で異常状態フラグがオンされる。
【0102】即ち、かかる実施の形態においても、実施
の形態5と同様の効果を奏すると共に、瞬目回数が異常
に多い場合に装置の機能異常を判定するようにしたた
め、判定期間内で異常動作中に稀に正常動作を行う場合
でも、装置の異常を確実に判定できる。
【0103】尚、上記実施の形態では、所定期間に所定
画像数割合以上瞬目が検出された場合を装置異常と判定
したが、瞬目検出画像が所定画像数に達したときの期間
が所定期間以下である場合に、装置異常と判定してもよ
い。
【0104】実施の形態7.図24は瞬目状態により装
置の機能異常を判定する更に他の実施の形態の動作状態
検出手段のフローチャートである。図24において、実
施の形態6と同様ステップST901〜ST905を実
行した後、ステップST931で上記判定画像カウンタ
ーNが所定画像数NOに達したか否かを判定し、NがN
O以上の場合は、ステップST932で前期間における
瞬目回数カウンターiの内容NOLDを読み出し、ステ
ップST933で瞬目回数カウンターiの内容とNOL
Dとの差の絶対値DNを、カウンターiの内容とNOL
Dとの和の平均値で割った値RN、即ち判定期間毎の瞬
目回数の変化率を求める。一定期間に生じる瞬目回数は
個人により異なるが、瞬目回数の時間的変化は個人によ
らず小さい。そこで、ステップST934で前記RNを
所定許容値RNLと比較し、RNが所定の最高許容数R
NLを超えた場合、即ち所定期間の瞬目回数の変化が急
に大きくなった場合は、瞬目が正常に検出されておらず
装置が異常だとしてステップST935で異常状態フラ
グをオンし、最後にステップST936で前記NOLD
でカウンターiの内容を置き換え、ステップST937
でカウンターリセットフラグをオンして処理をメインル
ーチンに戻す。前記RNが所定許容値RNL以下の場合
には、異常状態フラグの内容を変えずにステップST9
36以下を実行する。ステップST931でNがNOに
達しない場合には、ステップST938でカウンターN
を1つインクリメントし、ステップST939で異常状
態フラグをオフし、ステップST940でカウンターリ
セットフラグをオフした後、処理をメインルーチンに戻
す。
【0105】かかる実施の形態においても、実施の形態
6と同様の効果を奏すると共に、瞬目状態の個人差によ
らず、確実に装置の機能異常を判定できるという利点が
ある。
【0106】尚、上記実施の形態では、所定期間毎の瞬
目回数の変化が所定値以上の場合を装置異常と判定した
が、所定瞬目検出回数毎の期間の変化が所定値以上の場
合を装置異常と判定してもよい。
【0107】実施の形態8.図25及び図26は目領域
検出手段と瞬目状態検出手段の双方の出力により装置の
機能異常を判定するようにした実施の形態を示すもので
あり、図25は人物状態検出装置の概略構成図、図26
は運転者状態検出の概略フローチャートである。
【0108】図25において、目領域検出手段2は2次
元撮像手段1で撮像した運転者pの顔画像中より目領域
を検出し、かかる目領域の検出結果に基づき、動作状態
判定手段3において装置が正常に機能しているか否かを
判定し、正常機能状態と判定した時には、瞬目状態検出
手段4は検出された目領域の開閉状態を調べて運転者p
の瞬目状態を検出し、異常機能状態と判定した時には、
動作状態判定手段3は瞬目状態検出手段4の動作を停止
させると共に動作状態報知手段7に信号を送出し、動作
状態報知手段7は運転者p及び外部装置に装置が機能停
止状態にあることを報知する。
【0109】次に、瞬目状態検出手段4における瞬目状
態の検出結果に基づき、第二の動作状態判定手段9にお
いて装置が正常に機能しているか否かを判定し、正常機
能状態との判定時には、瞬目状態の検出結果に基づき人
物状態判定手段5で運転者pの居眠り状態を判定し、警
報手段6により居眠り状態判定時に運転者pに警報を発
すると共に外部装置に居眠り状態判定信号を送出する。
他方、異常機能状態との判定時には、人物状態判定手段
5の動作を停止させると共に、動作状態報知手段7に信
号を送出して、同様に装置が機能停止状態にあることを
報知する。尚、この実施の形態において、目領域検出手
段2、動作状態判定手段3、瞬目状態検出手段4、人物
状態判定手段5、第二の動作状態判定手段9は人物状態
検出部20cを構成する。
【0110】次に、図25の実施の形態の動作を図26
により説明する。図26において、先ずステップST1
0〜ST14を実行後、ステップST20で目領域検出
手段2により画像中より目領域を検出して目検出フラグ
の状態を決定し、ステップST30で動作状態検出手段
3により目領域検出ステップST20における目検出フ
ラグの状態を基に装置が正常に動作しているか否かを検
出し、正常動作であれば、異常状態検出フラグをオフに
して、異常動作であれば、異常状態検出フラグをオンに
する。続いて、ステップST31において異常状態フラ
グがオフか否かを調べ、オフであれば、ステップST4
0で瞬目状態検出手段4により目領域検出ステップST
20で検出された目領域の画像データにより目の開閉状
態を判定して瞬目を検出し、目閉フラグの状態を決定す
る。
【0111】次に、ステップST90で第二動作状態判
定手段により瞬目状態検出ステップST40における目
閉フラグの状態を基に装置が正常に動作しているか否か
を検出し、異常状態検出フラグを再度オン、オフする。
続いて、ステップST91において再度異常状態フラグ
がオフか否かを調べ、オフであればステップST50の
居眠り判定処理、ステップST60の警報処理を行って
メインルーチンを終える。
【0112】ステップST31あるいはステップST9
1において、異常状態フラグがオンであれば、ステップ
ST70で動作状態報知手段7において装置の機能停止
状態を運転者pに報知すると共に、接続した外部装置に
機能停止状態信号を送出して同様にメインルーチンを終
える。
【0113】ここで、動作状態検出ステップST30の
詳細な処理は、実施の形態1の図8、実施の形態2の図
9、実施の形態3の図10のいずれによってもよいし、
また実施の形態4のごとく目領域検出ステップST20
と動作状態検出ステップST30の中途に、特徴領域検
出ステップST30を設けて、図15の処理を行っても
よい。
【0114】また、第二動作状態検出ステップST90
の処理は、実施の形態5の図21、実施の形態6の図2
3、実施の形態7の図24のいずれによってもよい。
【0115】かかる実施の形態においては、目の検出状
態と目の瞬目状態の双方で装置の機能異常を判定するよ
うにしたため、実施の形態1と同様な効果を奏すると共
に、目の未検出、誤認識、瞬目の誤判定のいずれがあっ
ても、正確に装置の異常を判定できるという利点があ
る。
【0116】尚、上記各実施の形態においては、2値画
像より目を検出する方式を示しているが、濃度階調画像
より直接目を検出するようにしてもよいし、居眠り状態
検出時に警報手段6で警報するのみならず覚醒手段で運
転者を覚醒させるようにしてもよい。
【0117】また、上記各実施の形態においては、車両
運転者の脇見、居眠り運転等の運転状態を判定する人物
状態検出装置について示したが、撮影された人物の顔画
像より瞬目状態を検出して前記人物の状態を判定する人
物状態検出装置に一般的に用いることができる。
【0118】この発明は、以上説明したごとく構成され
ているので、以下に示すような効果を奏するものであ
る。
【0119】この発明の請求項1に係る人物状態検出装
置は、2次元撮像手段により人物の顔面を含む所定領域
を撮像し、目領域検出手段により前記人物の顔画像より
目領域を検出し、瞬目状態検出手段により前記人物の瞬
目状態を検出し、人物状態判定手段によって少なくとも
前記瞬目状態検出手段の出力より前記人物の状態を判定
し、動作状態判定手段により前記目領域検出手段での目
未検出頻度を演算して前記人物状態検出装置の誤動作状
態を判定して、少なくとも前記人物状態判定手段の動作
を停止させると共に、動作状態報知手段により前記人物
及び外部装置の少なくとも一方に対して前記人物状態検
出装置の機能停止状態を報知するようにしたので、運転
者が装置の異常動作を速やかに認知でき、装置の動作状
態を誤認することなく装置の機能状態を常時正しく把握
できると共に、誤判定信号により外部装置の誤動作を招
く恐れがない。
【0120】この発明の請求項2に係る人物状態検出装
置は、前記人物の目領域が所定期間にわたり未検出であ
るか否かを調べ、未検出である場合に、前記人物状態検
出装置が誤動作状態であると判定するという単純なアル
ゴリズムであるため、高速に装置の機能異常を検知でき
る。
【0121】この発明の請求項3に係る人物状態検出装
置は、前記人物の目未検出頻度を演算して、所定期間内
の目領域未検出回数が所定値以上であるか、目領域未検
出回数が所定値となる期間が所定期間以下である場合
に、前記人物状態検出装置が誤動作状態であると判定す
るようにしたため、異常動作中に稀に正常動作があって
も装置の機能異常を判定できる。
【0122】この発明の請求項4に係る人物状態検出装
置は、前記人物の検出した目領域位置より目領域誤認状
態を判定しこの判定結果より前記人物状態検出装置の誤
動作状態を判定するようにしたため、目の未検出ばかり
でなく目の誤検出があっても確実に装置の機能異常を判
定できる。
【0123】この発明の請求項5に係る人物状態検出装
置は、前記人物の検出した左右の目領域の上下位置の差
あるいは左右位置の差の前画像からの変化に基づいて目
領域誤認状態を判定し、所定期間内の目領域誤認状態判
定回数が所定値以上であるか、目領域誤認状態判定回数
が所定値となる期間が所定期間以下である場合に、前記
人物状態検出装置が誤動作状態であると判定するように
したため、目の未検出ばかりでなく目の誤検出があって
も、確実に装置の機能異常を判定できる。
【0124】この発明の請求項6に係る人物状態検出装
置は、目領域以外の顔の左右対称な特徴点を検出し、左
右の各目領域位置と検出された前記特徴点との距離の差
あるいは距離の差の前画像からの変化に基づいて目領域
誤認状態を判定し、所定期間内の目領域誤認状態判定回
数が所定値以上であるか、目領域誤認状態判定回数が所
定値となる期間が所定期間以下である場合に、前記人物
状態検出装置が誤動作状態であると判定するようにした
ため、目の未検出ばかりでなく目の誤検出があっても、
さらに確実に装置の機能異常を判定できる。
【0125】この発明の請求項7に係る人物状態検出装
置は、目領域検出手段により検出された左右の各目領域
の前画像からの左右、上下位置の変化が人物の顔面の動
きに基づいて定められた所定範囲である場合にのみ目領
域誤認状態の有無を判定するようにしたため、顔の向き
の上下左右の変化による目領域誤認状態の誤判断をさけ
ることができる。
【0126】この発明の請求項8に係る人物状態検出装
置は、動作状態判定手段により前記人物の瞬目の検出頻
度を演算して瞬目検出頻度により前記人物状態検出装置
の誤動作状態を判定するようにしたため、目の検出状態
に拘わらず瞬目状態のみで装置の異常を判定することが
でき、目の誤検出の判定処理が不要となるので高速な処
理が可能となる。
【0127】この発明の請求項9に係る人物状態検出装
置は、請求項1、4の前記動作状態判定手段において正
常動作状態と判定された場合に、第二の動作状態判定手
段により前記瞬目検出頻度を演算して前記人物状態検出
装置の誤動作状態を再度判定し、誤動作状態判定時に前
記人物状態判定手段の動作を停止すると共に、動作状態
報知手段により前記動作状態判定手段あるいは第二の動
作状態判定手段の誤動作状態判定時に、前記人物及び外
部装置の少なくとも一方に対して前記人物状態検出装置
の機能停止状態を報知するようにしたため、目の未検
出、誤認識、瞬目の誤判定のいずれがあっても、正確に
装置の異常を判定できる。
【0128】この発明の請求項10に係る人物状態検出
装置は、前記人物の瞬目が所定期間に渡り未検出である
場合に、前記人物状態検出装置が誤動作状態であると判
定するという単純なアルゴリズムで高速に装置の機能異
常を判定できる。
【0129】この発明の請求項11に係る人物状態検出
装置は、前記人物の瞬目検出頻度を演算し、所定期間内
の瞬目検出回数が所定値以上であるか、瞬目検出回数が
所定値となる期間が所定期間以下である場合に、前記人
物状態検出装置が誤動作状態であると判定するようにし
たため、異常動作中に稀に正常動作があっても装置の機
能異常を判定できる。
【0130】この発明の請求項12に係る人物状態検出
装置は、前記人物の瞬目検出頻度を演算し、前記所定期
間毎の瞬目検出回数の変化あるいは所定瞬目検出回数毎
の期間の変化が所定以上大きい場合に、前記人物状態検
出装置が誤動作状態であると判定するようにしたため、
瞬目状態の個人差によらず、確実に装置の機能異常を判
定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第一の実施の形態の人物状態検出
装置の概略構成図である。
【図2】 この実施の形態の運転者状態検出の概略フロ
ーチャートである。
【図3】 動作状態報知手段の構成図である。
【図4】 目領域検出のフローチャートである。
【図5】 目存在領域設定の説明図である。
【図6】 目候補領域帯設定の説明図である。
【図7】 目候補領域設定の説明図である。
【図8】 この実施の形態による動作状態検出のフロー
チャートである。
【図9】 他の実施の形態による動作状態検出のフロー
チャートである。
【図10】 さらに他の実施の形態による動作状態検出
のフローチャートの一部である。
【図11】 さらに他の実施の形態による動作状態検出
のフローチャートの他部である。
【図12】 さらに他の実施の形態による動作異常検出
の画像での説明図である。
【図13】 別の実施の形態を示す運転者状態検出の概
略フローチャートである。
【図14】 特徴領域検出の詳細フローチャートであ
る。
【図15】 別の実施の形態による動作状態検出のフロ
ーチャートである。
【図16】 別の実施の形態による動作異常検出の画像
での説明図である。
【図17】 さらに別の実施の形態による人物状態検出
装置の概略構成図である。
【図18】 さらに別の実施の形態による運転者状態検
出の概略フローチャートである。
【図19】 瞬目状態検出のフローチャートである。
【図20】 瞬目検出の画像での説明図である。
【図21】 さらに別の実施の形態による動作状態検出
のフローチャートである。
【図22】 さらに別の実施の形態による動作異常検出
の画像での説明図である。
【図23】 他の実施の形態による動作状態検出のフロ
ーチャートである。
【図24】 さらに他の実施の形態による動作状態検出
のフローチャートである。
【図25】 他の実施の形態による人物状態検出装置の
概略構成図である。
【図26】 他の実施の形態の運転者状態検出の概略フ
ローチャートである。
【図27】 従来の人物状態検出装置のブロック構成図
である。
【図28】 従来の人物状態検出装置のハードウエア構
成図である。
【図29】 従来装置における顔画像の撮像例である。
【図30】 従来装置における目が観測できない顔画像
の撮像例である。
【符号の説明】
1 2次元撮像手段、2 目領域検出手段、3 動作状
態判定手段、4 瞬目状態検出手段、5 人物状態判定
手段、6 警報手段、7 動作状態報知手段、9 第二
動作状態判定手段、10 顔画像撮像部、11 CC
D、12 映像信号処理回路、13 撮像レンズ、14
可視光カットフィルタ、15 光源駆動回路、16
近赤外光源、20a 人物状態検出部、20b 人物状
態検出部、20c 人物状態検出部、21 入力I/
F、22 A/D変換器、23 画像処理H/W、24
画像メモリ、25 出力インタフェース、26 CP
U、27 ROM、28 RAM、29 バス、30、
301 原画像、31 2値画像、32 顔重心、33
目存在領域、34 目候補領域帯、35 目候補領
域、61 警報スピーカー、71 インスツルメントパ
ネル、72 異常表示灯、c カメラ、p 運転者。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 人物の顔面を含む所定領域を撮像する2
    次元撮像手段と、 前記2次元撮像手段により得られた前記人物の顔画像よ
    り前記人物の目領域を検出する目領域検出手段と、 前記目領域検出手段の出力より前記人物の瞬目状態を検
    出する瞬目状態検出手段と、 少なくとも前記瞬目状態検出手段の出力より前記人物の
    状態を判定する人物状態判定手段と、 前記目領域検出手段の出力より目未検出頻度を演算して
    目未検出頻度により前記人物状態検出装置の誤動作状態
    を判定する共に、誤動作状態判定時に少なくとも前記人
    物状態判定手段の動作を停止させる動作状態判定手段
    と、 前記誤動作状態判定時に前記人物及び外部装置の少なく
    とも一方に対して前記人物状態検出装置の機能停止状態
    を報知する動作状態報知手段と、を備えたことを特徴と
    する人物状態検出装置。
  2. 【請求項2】 前記動作状態判定手段は、前記目領域検
    出手段の出力より前記人物の目領域が所定期間にわたり
    未検出である場合に、前記人物状態検出装置が誤動作状
    態であると判定する請求項1に記載の人物状態検出装
    置。
  3. 【請求項3】 前記動作状態判定手段は、前記目領域検
    出手段の出力より前記人物の所定期間内の目領域未検出
    回数が所定値以上であるか、目領域未検出回数が所定値
    となる期間が所定期間以下である場合に、前記人物状態
    検出装置が誤動作状態であると判定する請求項1に記載
    の人物状態検出装置。
  4. 【請求項4】 人物の顔面を含む所定領域を撮像する2
    次元撮像手段と、 前記2次元撮像手段により得られた前記人物の顔画像よ
    り前記人物の目領域を検出する目領域検出手段と、 前記目領域検出手段の出力より前記人物の瞬目状態を検
    出する瞬目状態検出手段と、 少なくとも前記瞬目状態検出手段の出力より前記人物の
    状態を判定する人物状態判定手段と、 前記目領域検出手段の目領域位置出力より目領域誤認状
    態を判定し、この判定結果より前記人物状態検出装置の
    誤動作状態を判定する共に、誤動作状態判定時に少なく
    とも前記人物状態判定手段の動作を停止させる動作状態
    判定手段と、 前記誤動作状態判定時に前記人物及び外部装置の少なく
    とも一方に対して前記人物状態検出装置の機能停止状態
    を報知する動作状態報知手段と、を備えたことを特徴と
    する人物状態検出装置。
  5. 【請求項5】 前記動作状態判定手段は、前記目領域検
    出手段により検出された左右の目領域の上下位置の差あ
    るいは左右位置の差の前画像からの変化が所定値以上大
    きい場合に、前記変化状態が解消されるまで目領域誤認
    状態と判定し、所定期間内の目領域誤認状態判定回数が
    所定値以上であるか、目領域誤認状態判定回数が所定値
    となる期間が所定期間以下である場合に、前記人物状態
    検出装置が誤動作状態であると判定する請求項4に記載
    の人物状態検出装置。
  6. 【請求項6】 前記目領域検出手段は目領域以外の顔の
    左右対称な特徴点を検出し、前記動作状態判定手段は、
    前記目領域検出手段により検出された左右の各目領域位
    置と前記特徴点との距離の差あるいは距離の差の前画像
    からの変化が所定値以上大きい場合に、前記変化状態が
    解消されるまで目領域誤認状態と判定し、所定期間内の
    目領域誤認状態判定回数が所定値以上であるか目領域誤
    認状態判定回数が所定値となる期間が所定期間以下であ
    る場合に、前記人物状態検出装置が誤動作状態であると
    判定する請求項4に記載の人物状態検出装置。
  7. 【請求項7】 前記目領域検出手段により検出された左
    右の各目領域位置の前画像からの変化が人物の顔面の左
    右、上下の動きに基づいて定められた所定範囲である場
    合にのみ、目領域誤認状態の有無を判定する請求項5又
    は請求項6に記載の人物状態検出装置。
  8. 【請求項8】 人物の顔面を含む所定領域を撮像する2
    次元撮像手段と、 前記2次元撮像手段により得られた前記人物の顔画像よ
    り前記人物の目領域を検出する目領域検出手段と、 前記目領域検出手段の出力より前記人物の瞬目状態を検
    出する瞬目状態検出手段と、 少なくとも前記瞬目状態検出手段の出力より前記人物の
    状態を判定する人物状態判定手段と、 前記瞬目状態検出手段の出力より瞬目検出頻度を演算し
    て瞬目検出頻度により前記人物状態検出装置の誤動作状
    態を判定する共に、誤動作状態判定時に少なくとも前記
    人物状態判定手段の動作を停止させる動作状態判定手段
    と、 前記誤動作状態判定時に前記人物及び外部装置の少なく
    とも一方に対して前記人物状態検出装置の機能停止状態
    を報知する動作状態報知手段と、を備えたことを特徴と
    する人物状態検出装置。
  9. 【請求項9】 前記動作状態判定手段の正常動作判定時
    に、前記瞬目状態検出手段の出力より瞬目検出頻度を演
    算して、瞬目検出頻度により前記人物状態検出装置の誤
    動作状態を判定する共に、誤動作状態判定時に、少なく
    とも前記人物状態判定手段の動作を停止させる第二の動
    作状態判定手段を更に備え、前記動作状態判定手段ある
    いは前記第二の動作状態判定手段の誤動作状態判定時
    に、前記動作状態報知手段により前記人物及び外部装置
    の少なくとも一方に対して前記人物状態検出装置の機能
    停止状態を報知することを特徴とする請求項1又は請求
    項4に記載の人物状態検出装置。
  10. 【請求項10】 請求項8の前記動作状態判定手段ある
    いは請求項9の前記第二の動作状態判定手段は、前記瞬
    目状態検出手段の出力より前記人物の瞬目が所定期間に
    渡り未検出である場合に、前記人物状態検出装置が誤動
    作状態であると判定する請求項8又は請求項9に記載の
    人物状態検出装置。
  11. 【請求項11】 請求項8の前記動作状態判定手段ある
    いは請求項9の前記第二の動作状態判定手段は、前記瞬
    目状態検出手段の出力より前記人物の所定期間内の瞬目
    検出回数が所定値以上であるか、瞬目検出回数が所定値
    となる期間が所定期間以下である場合に、前記人物状態
    検出装置が誤動作状態であると判定する請求項8又は請
    求項9に記載の人物状態検出装置。
  12. 【請求項12】 請求項8の前記動作状態判定手段ある
    いは請求項9の前記第二の動作状態判定手段は、前記瞬
    目状態検出手段の出力より前記人物の所定期間毎の瞬目
    検出回数の変化あるいは所定瞬目検出回数毎の期間の変
    化を求める共に、前記所定期間毎の瞬目検出回数の変化
    あるいは所定瞬目検出回数毎の期間の変化が所定値以上
    大きい場合に、前記人物状態検出装置が誤動作状態であ
    ると判定する請求項8又は請求項9に記載の人物状態検
    出装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001307076A (ja) * 2000-04-24 2001-11-02 Niles Parts Co Ltd 眼の状態検出装置、居眠り検出装置
JP2005327072A (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Nissan Motor Co Ltd 眼追跡装置
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JP2007219578A (ja) * 2006-02-14 2007-08-30 Omron Corp 異常検出装置および方法、記録媒体、並びに、プログラム
CN103246868A (zh) * 2013-04-19 2013-08-14 福建亿榕信息技术有限公司 一种实现快速报警且快速确警的方法
JP6977975B1 (ja) * 2020-12-22 2021-12-08 株式会社スワローインキュベート 目開閉検出方法、目開閉検出装置及び目開閉検出プログラム

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