JPH09201790A - 産業用ロボット、及び産業用ロボットにおけるリミットスイッチ検出方法 - Google Patents

産業用ロボット、及び産業用ロボットにおけるリミットスイッチ検出方法

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JPH09201790A
JPH09201790A JP1266996A JP1266996A JPH09201790A JP H09201790 A JPH09201790 A JP H09201790A JP 1266996 A JP1266996 A JP 1266996A JP 1266996 A JP1266996 A JP 1266996A JP H09201790 A JPH09201790 A JP H09201790A
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JP
Japan
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limit switch
motor
industrial robot
encoder
count value
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JP1266996A
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English (en)
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Keiji Taki
紀 圭 史 多
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 駆動軸の数が増加されるような場合であって
も、配線ケーブル数を削減し配線空間を比較的小さくし
て駆動軸の小型化が阻害されない産業用ロボットを提供
し、さらに、リミットスイッチの作動信号を確実に認識
することができる産業用ロボットにおけるリミットスイ
ッチの検出方法を提供することを目的としている。 【解決手段】 各駆動軸が駆動のためのモータと、モー
タの回転の停止を検出するためのリミットスイッチと、
出力軸の回転量に応じたパルスを発生しこれをカウント
して出力軸の移動量を計測するためのエンコーダとを備
えた産業用ロボットにおいて、リミットスイッチの接点
がモータ駆動回路に接続されていることを特徴としてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数の駆動軸を備
え配線ケーブル数を削減して駆動軸の小型化が阻害され
ない産業用ロボットに関し、さらに、リミットスイッチ
の作動信号を確実に認識することができる産業用ロボッ
トにおけるリミットスイッチの検出方法に関する。
【0002】
【従来の技術】産業用ロボットにおいて、複数のアーム
の関節等の駆動軸は、モータの駆動により旋回等される
ように構成されている。図5に示すように、これら複数
個の駆動軸には、各々、旋回等のための複数個のモー
タ、即ち、第1モータ103−1……第nモータ103
−nが設けられている。これら第1モータ103−1…
…第nモータ103−nは、各々、各モータを駆動して
制御するための第1モータ駆動制御部102−1……第
nモータ駆動制御部102−nに独立に2本の配線ケー
ブルにより接続されている。各モータには、そのモータ
の正逆回転の停止を検出するための正・逆リミットスイ
ッチ105,106が設けられていると共に、出力軸の
回転量に応じたパルスを発生しこれをカウントして出力
軸の移動量を定量的に計測するためのエンコーダ104
が設けられており、これら正・逆リミットスイッチ10
5,106及びエンコーダ104は、各々のモータ駆動
制御部に合計5本の配線ケーブルにより接続されてい
る。さらに、第1モータ駆動制御部102−1……第n
モータ駆動制御部102−nは、マイクロコンピュータ
システム部107により統括的に制御されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5に示す
ように、マイクロコンピュータシステム部107及び第
1モータ駆動制御部102−1……第nモータ駆動制御
部102−nは、制御筐体側に配設されている一方、第
1モータ103−1……第nモータ103−n、正・逆
リミットスイッチ105,106、及びエンコーダ10
4は、機体配線側に配設されている。そのため、各駆動
軸では、モータ、正逆リミットスイッチ及びエンコーダ
からの配線ケーブルが機体配線側から制御筐体側まで延
ばされる必要がある。
【0004】しかしながら、上述したように、各駆動軸
では、モータ、正逆リミットスイッチ及びエンコーダか
らは、合計8本もの配線ケーブルが必要とされているた
め、制御筐体側においては、複数の駆動軸から各々8本
ずつの配線ケーブルが集められ、膨大な数の配線ケーブ
ルが配設されている。その結果、将来、駆動軸の数が増
加されるような場合には、配線ケーブルの配線空間を確
保するために、ロボットの駆動軸の小型化が阻害される
といった虞れがある。
【0005】さらに、各モータの正・逆リミットスイッ
チの作動信号をソフトウェアにて認識したいという要望
もある。
【0006】本発明は、上述したような事情に鑑みてな
されたものであって、駆動軸の数が増加されるような場
合であっても、配線ケーブル数を削減し配線空間を比較
的小さくして駆動軸の小型化が阻害されない産業用ロボ
ットを提供し、さらに、リミットスイッチの作動信号を
確実に認識することができる産業用ロボットにおけるリ
ミットスイッチの検出方法を提供することを目的として
いる。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、本発明の請求項1に係る産業用ロボットは、各駆動
軸が駆動のためのモータと、モータの回転の停止を検出
するためのリミットスイッチと、出力軸の回転量に応じ
たパルスを発生しこれをカウントして出力軸の移動量を
計測するためのエンコーダとを備えた産業用ロボットに
おいて、上記リミットスイッチの接点がモータ駆動回路
に接続されていることを特徴としている。
【0008】このように、リミットスイッチの接点がモ
ータ駆動回路に組み込まれているため、リミットスイッ
チ自体のための配線ケーブルが不要になり、その結果、
各駆動軸における機体側と制御筐体側とを結ぶ配線ケー
ブルの数を削減することができ、これにより、駆動軸の
数が増加されるような場合であっても、配線ケーブル数
を削減し配線空間を比較的小さくして駆動軸の小型化が
阻害されることがない。
【0009】また、本発明の請求項2に係る産業用ロボ
ットにおけるリミットスイッチ検出方法は、各駆動軸が
駆動のためのモータと、モータの回転の停止を検出する
ためのリミットスイッチと、出力軸の回転量に応じたパ
ルスを発生しこれをカウントして出力軸の移動量を計測
するためのエンコーダとを備え、さらに、リミットスイ
ッチの接点がモータ駆動回路に接続されている産業用ロ
ボットにおけるリミットスイッチ検出方法において、上
記エンコーダから発生されるパルスのカウント値を検出
する工程と、先行して検出したカウント値と後続して検
出したカウント値とを比較する工程と、比較の結果、両
カウント値が変動していない場合には、リミットスイッ
チが作動したと判別する工程と、を具備することを特徴
としている。
【0010】このように、先行のカウント値と後続のカ
ウント値との比較の結果、両カウント値が変動していな
い場合には、リミットスイッチが作動したと判別されて
いるため、リミットスイッチの作動信号を直接CPUに
取り込む必要がなく、リミットスイッチの作動信号をソ
フトウェアにて確実に認識することができる。
【0011】さらに、請求項3に係る産業用ロボットに
おけるリミットスイッチ検出方法は、上記の判別する工
程において、先行のカウント値と後続のカウント値とを
比較した結果、両カウント値の差が許容範囲に収まって
いる場合には、リミットスイッチが作動したと判別する
ことを特徴としている。
【0012】このように、カウント値の変動判定基準に
許容範囲つまり余裕を持たせることにより、エンコーダ
の入力軸が微動してカウント値が変動した場合でも、安
定してリミットスイッチの作動認識を行うことができ
る。
【0013】さらに、請求項4に係る産業用ロボット
は、上記エンコーダと出力軸との間に介装される少なく
とも1個の歯車に、アンチバックラッシュギヤが用いら
れていることを特徴としている。
【0014】このように、アンチバックラッシュギヤが
用いられているため、ロボット全体の振動によりエンコ
ーダの入力軸が微動することによるエンコーダのカウン
ト値の変動が防止される。
【0015】さらに、請求項5に係る産業用ロボット
は、上記モータの軸とエンコーダの入力軸とが直結され
ていることを特徴としている。
【0016】このように両軸が直結されているため、ロ
ボット全体の振動によりエンコーダの入力軸が微動する
ことによるエンコーダのカウント値の変動が防止され
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態に係る産
業用ロボット及び産業用ロボットにおけるリミットスイ
ッチ検出方法を図面を参照しつつ説明する。
【0018】図1及び図2に、第1実施形態に係る産業
用ロボットを示す。
【0019】産業用ロボットでは、複数のアームの関節
等の駆動軸は、モータの駆動により旋回等されるように
構成されている。図1に示すように、これら複数個の駆
動軸には、各々、旋回等のための複数個のモータ、即
ち、第1モータ3−1……第nモータ3−nが設けられ
ている。これら第1モータ3−1……第nモータ3−n
は、各々、各モータを駆動して制御するための第1モー
タ駆動制御部2−1……第nモータ駆動制御部2−nに
独立に2本の配線ケーブルにより接続されている。各モ
ータには、出力軸30(図2)の回転量に応じたパルス
を発生しこれをカウントして出力軸の移動量を定量的に
計測するためのエンコーダ4が設けられており、エンコ
ーダ4は、1本の配線ケーブルにより各モータ駆動制御
部に接続されている。さらに、第1モータ駆動制御部2
−1……第nモータ駆動制御部2−nは、マイクロコン
ピュータシステム部1により統括的に制御されている。
【0020】さらに、本実施形態では、正方向のリミッ
トスイッチ5の接点がモータ駆動回路の配線ケーブルに
直列接続されており、この正方向のリミットスイッチ5
に、ダイオード7が並列接続されている。同様に、逆方
向のリミットスイッチ6の接点がモータ駆動回路の配線
ケーブルに直列接続されており、この正方向のリミット
スイッチ6に、ダイオード8が並列接続されている。
【0021】さらに、図2に示すように、駆動軸の機構
として、駆動軸の出力軸30に、歯車32を介して変速
ユニット31が連結されており、この変速ユニット31
に各モータ3が連結されている。モータ3の駆動回路に
は、図1にも示したように、正・逆リミットスイッチ
5,6が直列に接続されており、これらにダイオード
7,8が並列に接続されている。さらに、出力軸30
は、歯車33及び歯車34を介してエンコーダ4の入力
軸に連結されている。
【0022】次に、第1実施形態の作用を説明する。
【0023】図1に示すように、大略的には、マイクロ
コンピュータシステム部1からの指令が第1モータ駆動
制御部2−1……第nモータ駆動制御部2−nに送ら
れ、これに基づいて、第1モータ3−1……第nモータ
3−nが正転又は逆転駆動される。
【0024】マイクロコンピュータシステム部1からの
指令により正転でリミット検出された場合、リミットス
イッチ5が作動し接点が離れ、モータ印加電圧がゼロに
なってモータ3は停止される。この時点から逆転される
場合には、逆電圧をかけることにより、接点の離れたリ
ミットスイッチ5と並列接続されているダイオード7を
通じてモータ3に電圧印加される。さらに、反対に、逆
転でリミットスイッチ6が作動した場合には、当該接点
が離れモータは停止し、正電圧をダイオード8を通じて
印加することにより、モータ3は正転される。
【0025】本実施形態では、制御筐体側のモータ駆動
制御部2から機体配線側に接続される配線ケーブルは、
モータ印加電圧線の2本と、エンコーダ4の1本(多芯
ケーブル)だけとなり、従来エンコーダ4等と同様に機
体配線されるリミットスイッチケーブルの4本が削減さ
れる。その結果、駆動軸の数が増加する程削減される配
線ケーブルの本数も多くなり、n個の駆動軸では、4×
n本もの配線ケーブルが削減され、結果として機体配線
スペースが小さくされ、ロボットの小型化が極めて容易
に行うことができる。
【0026】次に、図3を参照して、第2実施形態であ
る産業用ロボットにおけるリミットスイッチ検出方法に
ついて説明する。
【0027】大略的には、本検出方法は、エンコーダか
ら発生されるパルスのカウント値を検出する工程と、先
行して検出したカウント値と後続して検出したカウント
値とを比較する工程と、比較の結果、両カウント値が変
動していない場合には、リミットスイッチが作動したと
判別する工程と、を具備している。このように、先行の
カウント値と後続のカウント値との比較の結果、両カウ
ント値が変動していない場合には、リミットスイッチが
作動したと判別されているため、リミットスイッチの作
動信号を直接CPUに取り込む必要がなく、リミットス
イッチの作動信号をソフトウェアにて確実に認識するこ
とができる。
【0028】次いで、具体的には、図3のフローチャー
トに示すように、ステップ10において、エンコーダ4
のパルスのカウント値CNT(n)が読みとられる。次
いで、ステップ20において、先行して検出したカウン
ト値CNT(n)と後続して検出したカウント値CNT
(n−1)とが比較される。その結果、両カウント値に
変化がない場合には、ステップ30において、タイマー
が作動される。なお、既にタイマーが作動している場合
には、ステップは次のステップ40に進む。
【0029】次いで、ステップ40では、両カウント値
に変化がある場合(NO)には、上記タイマーがリセッ
トされ、ステップ10のエンコーダのカウント値の読み
とり処理に戻される。一方、ステップ30でタイマーが
作動しタイムアップした時点で、フローはステップ50
に入り、このタイムアップの時点(即ちエンコーダパル
スがある一定時間以上発生しない時間)を、リミットス
イッチが作動し出力軸が動かなくなった時点とみなし、
この事実によりリミットスイッチ検出を認識する。
【0030】このように、本実施形態では、リミットス
イッチの信号を直接マイクロコンピュータに取り込まな
いシステムであっても、ソフトウェアによりリミットス
イッチの作動を検知することができる。
【0031】次に、図3を参照して、第2実施形態の変
形例である産業用ロボットにおけるリミットスイッチ検
出方法について説明する。
【0032】上述した第2実施形態におけるリミットス
イッチ検出方法において、図2に示すように、リミット
スイッチが作動して出力軸30が停止された時に、モー
タ3、変速ユニット31等の駆動系で何からの振動が生
起されている場合には、図2に示すように、出力軸30
は停止しているものの歯車34との間にはバックラッシ
ュが存在するため、振動によりエンコーダ4の入力軸が
振れる場合がある。
【0033】この時、図3に示すフローチャートのステ
ップ20では、リミットスイッチが作動しているにも拘
わらず、先行と後続の両カウント値が変動したとして、
ステップ60に戻され、フローは、ステップ10〜20
〜60を回るのみであるため、リミットスイッチの検知
が不可能となる。
【0034】このようなバックラッシュ分で振動するエ
ンコーダ4の動きは、ある一定の範囲内であり、また実
測により既知とすることができる。そこで、本変形例で
は、図3に示すフローチャートのステップ20におい
て、両カウント値を判別する判別工程で、先行のカウン
ト値と後続のカウント値とを比較した結果、両カウント
値の差が所定の許容範囲に収まっている場合には、リミ
ットスイッチが作動したと判別する。この所定の許容範
囲は、バックラッシュに伴う誤差分である。このよう
に、許容範囲内での判別を行うことにより、何らかの振
動があり、エンコーダ4のカウント値が変動した場合で
あっても、変動判別基準に歯車のバックラッシュの移動
量に余裕をもつことができ、その結果、安定したリミッ
トスイッチの作動認識を行うことができる。
【0035】次に、図2を参照して、第3実施形態に係
る産業用ロボットを説明する。上記変形例でも述べたよ
うに、リミットスイッチが作動して出力軸が停止してい
ても、振動等の原因によりエンコーダが振動しカウント
値の変動が生起され、ソフトウェアによるリミットスイ
ッチ作動検出が困難になる場合があった。また、このエ
ンコーダ4の振動による動きは、上述のように、出力軸
30とのバックラッシュが存在するためである。
【0036】そこで、本実施形態では、図2に示すよう
に、エンコーダ4の入力軸に噛合された歯車34に、ア
ンチバックラッシュギヤが用いられている。これによ
り、振動によるエンコーダの入力軸の振れそのものを抑
止することができ、振動が生起される環境下にあって
も、安定したリミットスイッチの検出が可能になる。
【0037】次に、図4を参照して、第4実施形態に係
る産業用ロボットを説明する。本実施形態でも、バック
ラッシュ対策として、エンコーダ4の入力軸が出力軸3
0により駆動されるのではなく、モータ3の軸に直結さ
れている。これにより、振動が存在する環境下にあって
も、リミットスイッチが作動し出力軸が停止した状態
で、振動がモータ3の軸に作用しても、モータ3及び変
速ユニット31の減速比分が減衰するため、エンコーダ
4の入力軸自体に作用する力はごくわずかであり、エン
コーダ4自体の振動を抑制できる。従って、振動が作用
する環境下においても、安定したリミットスイッチの検
出が可能になる。
【0038】なお、本発明は、上述した実施形態に限定
されないのは勿論であり、種々変形可能である。
【0039】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の請求項1に
係る産業用ロボットでは、リミットスイッチの接点がモ
ータ駆動回路に接続されていることを特徴としている。
このように、リミットスイッチの接点がモータ駆動回路
に組み込まれているため、リミットスイッチ自体のため
の配線ケーブルが不要になり、その結果、各駆動軸にお
ける機体側と制御筐体側とを結ぶ配線ケーブルの数を削
減することができ、これにより、駆動軸の数が増加され
るような場合であっても、配線ケーブル数を削減し配線
空間を比較的小さくして駆動軸の小型化が阻害されるこ
とがない。
【0040】また、本発明の請求項2に係る産業用ロボ
ットにおけるリミットスイッチ検出方法では、エンコー
ダから発生されるパルスのカウント値を検出する工程
と、先行して検出したカウント値と後続して検出したカ
ウント値とを比較する工程と、比較の結果、両カウント
値が変動していない場合には、リミットスイッチが作動
したと判別する工程と、を具備することを特徴としてい
る。このように、先行のカウント値と後続のカウント値
との比較の結果、両カウント値が変動していない場合に
は、リミットスイッチが作動したと判別されているた
め、リミットスイッチの作動信号を直接CPUに取り込
む必要がなく、リミットスイッチの作動信号をソフトウ
ェアにて確実に認識することができる。
【0041】さらに、請求項3に係る産業用ロボットに
おけるリミットスイッチ検出方法では、上記の判別する
工程において、先行のカウント値と後続のカウント値と
を比較した結果、両カウント値の差が許容範囲に収まっ
ている場合には、リミットスイッチが作動したと判別す
ることを特徴としている。このように、カウント値の変
動判定基準に許容範囲つまり余裕を持たせることによ
り、エンコーダの入力軸が微動してカウント値が変動し
た場合でも、安定してリミットスイッチの作動認識を行
うことができる。
【0042】さらに、請求項4に係る産業用ロボットで
は、エンコーダと出力軸との間に介装される少なくとも
1個の歯車に、アンチバックラッシュギヤが用いられて
いることを特徴としている。このように、アンチバック
ラッシュギヤが用いられているため、ロボット全体の振
動によりエンコーダの入力軸が微動することによるエン
コーダのカウント値の変動が防止される。
【0043】さらに、請求項5に係る産業用ロボットで
は、上記モータの軸とエンコーダの入力軸とが直結され
ていることを特徴としている。このように両軸が直結さ
れているため、ロボット全体の振動によりエンコーダの
入力軸が微動することによるエンコーダのカウント値の
変動が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る産業用ロボットの
制御系の模式図。
【図2】本発明の第1又は第3実施形態に係る産業用ロ
ボットの駆動系の模式図。
【図3】本発明の第2実施形態である産業用ロボットの
リミットスイッチ検出方法のフローチャート。
【図4】本発明の第4実施形態に係る産業用ロボットの
駆動系の模式図。
【図5】従来の産業用ロボットの制御系の模式図。
【符号の説明】
1 マイクロコンピュータシステム部 2−1……2−n 第1モータ駆動制御部……第nモー
タ駆動制御部 3−1……3−n 第1モータ……第nモータ 4 エンコーダ 5 正リミットスイッチ 6 逆リミットスイッチ 7,8 ダイオード 30 出力軸 31 変速機ユニット 32 歯車 33 歯車 34 歯車

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】各駆動軸が駆動のためのモータと、モータ
    の回転の停止を検出するためのリミットスイッチと、出
    力軸の回転量に応じたパルスを発生しこれをカウントし
    て出力軸の移動量を計測するためのエンコーダとを備え
    た産業用ロボットにおいて、 上記リミットスイッチの接点がモータ駆動回路に接続さ
    れていることを特徴とする産業用ロボット。
  2. 【請求項2】各駆動軸が駆動のためのモータと、モータ
    の回転の停止を検出するためのリミットスイッチと、出
    力軸の回転量に応じたパルスを発生しこれをカウントし
    て出力軸の移動量を計測するためのエンコーダとを備
    え、さらに、リミットスイッチの接点がモータ駆動回路
    に接続されている産業用ロボットにおけるリミットスイ
    ッチ検出方法において、 上記エンコーダから発生されるパルスのカウント値を検
    出する工程と、 先行して検出したカウント値と後続して検出したカウン
    ト値とを比較する工程と、 比較の結果、両カウント値が変動していない場合には、
    リミットスイッチが作動したと判別する工程と、を具備
    することを特徴とする産業用ロボットにおけるリミット
    スイッチ検出方法。
  3. 【請求項3】上記の判別する工程において、先行のカウ
    ント値と後続のカウント値とを比較した結果、両カウン
    ト値の差が許容範囲に収まっている場合には、リミット
    スイッチが作動したと判別することを特徴とする請求項
    2に記載の産業用ロボットにおけるリミットスイッチ検
    出方法。
  4. 【請求項4】上記エンコーダと出力軸との間に介装され
    る少なくとも1個の歯車に、アンチバックラッシュギヤ
    が用いられていることを特徴とする請求項1に記載の産
    業用ロボット。
  5. 【請求項5】上記モータの軸とエンコーダの入力軸とが
    直結されていることを特徴とする請求項1に記載の産業
    用ロボット。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012051023A (ja) * 2010-09-03 2012-03-15 Honda Motor Co Ltd 溶接ガン

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012051023A (ja) * 2010-09-03 2012-03-15 Honda Motor Co Ltd 溶接ガン

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