JPH09201221A

JPH09201221A - 染毛用塗布具

Info

Publication number: JPH09201221A
Application number: JP3300096A
Authority: JP
Inventors: Takayuki Shirai; 白井孝幸
Original assignee: Hoyu Co Ltd
Current assignee: Hoyu Co Ltd
Priority date: 1996-01-25
Filing date: 1996-01-25
Publication date: 1997-08-05

Abstract

(57)【要約】【課題】細毛の部分のみを交換できるようにする。ま
た、細毛の先端を細くして、毛髪の生え際等の細かい染
毛操作をし易くする。【解決手段】基台部１０と細毛部１１とから成る合成
樹脂一体成型品の細毛４を握り柄２とは別部品として用
意し、前記基台部１０を握り柄２に嵌め合い構造にて組
み立てる。【効果】細毛の部分のみを交換することによって、染
毛用塗布具を長く使用できる。また、合成樹脂一体成型
によって、細毛部の先端を細くでき、染毛操作が容易と
なる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、櫛と細毛とを備え
た染毛用塗布具に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、染毛用塗布具の細毛は、細毛を握
り柄に植毛したものが知られている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
染毛用塗布具は、細毛の部分のみを交換することができ
ないので、細毛の部分が傷んだり、染毛剤によって固ま
ったりした場合、染毛用塗布具全体が使用できなくな
る。

【０００４】また、同じ太さの毛を束ねて植毛するの
で、細毛全体の太さが同じため、細毛の先端だけを細く
できず、生え際等の細かい染毛操作がしずらいことがあ
った。そこで、本発明は長く使用できる染毛用塗布具の
提供を第１の目的とする。また、これに加えて先端が細
い細毛を有し、生え際等の染毛操作がし易い染毛用塗布
具を提供することを第２の目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】かかる目的を解決すべ
く、本発明は課題を解決するための手段として、細毛を
基台部と細毛部とから成る合成樹脂で一体成型品とし、
この細毛を握り柄とは別部品とする構成とした。

【０００６】そして、細毛を握り柄に嵌めるために、握
り柄に差し込み突起を設け、細毛の基台部に差し込み突
起より若干大きいスリット状の凹所を設けると共に、差
し込み突起の側面に凸部を、凹所の内壁面に凹部を設
け、これらの凸部と凹部とを噛み合わせるように構成し
た。

【０００７】

【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を実施
例に基づいて説明する。図１乃至図７は、本発明の実施
例を示すものであり、図１は染毛用塗布具の正面図、図
２（ａ）は染毛用塗布具の平面図、同（ｂ）はその底面
図、図３（ａ）は握り柄の正面図、同（ｂ）は、図３
（ａ）のＣ方向から見た矢視図、図４は握り柄の左側面
図、図５（ａ）は、細毛の拡大平面図、同（ｂ）は、細
毛の拡大正面図、同（ｃ）は細毛の拡大底面図、図６
（ａ）は図５（ａ）のＤ−Ｄ断面図、同（ｂ）は、図５
（ｂ）のＥ−Ｅ断面図、図７（ａ）は、図１のＡ−Ａ拡
大端面図、同（ｂ）は、図１のＢ部分の拡大端面図であ
る。

【０００８】尚、本実施例の染毛用塗布具の背面図は、
図１の正面図と対称に表れるものである。染毛用塗布具
１は、握り柄２の先端部の一方の側面に、毛髪を梳く櫛
３が握り柄２に一体成型した形で備えられ、その櫛３の
反対側側面には、染毛剤を塗布して毛髪を染毛するため
の細毛４が備えられている。

【０００９】細毛４は、基台部１０と細毛部１１とから
成り、合成樹脂で一体成型され、握り柄２とは別部品と
なっている。細毛部１１の形状は、合成樹脂一体成型に
よって、断面が三角形で、先端になるほど細く形成され
た細毛又は櫛の形状からなるが、図５の細毛の形状の方
が、生え際等の染毛操作が容易であるので好ましい。

【００１０】この細毛４の基台部１０の内部には、スリ
ット状の凹所１２が設けられ、この凹所１２の内壁面１
４に凹部１５が設けられている。凹所１２の中央部に
は、内壁面１４に架け渡され、基台部１０の底部まで届
かない高さの中央壁１６が設けられている。また、基台
部１０の外壁面１７の両端底部には、切欠部１８が設け
られている。

【００１１】一方、握り柄２の側面には、前記凹所１２
の内壁面１４より若干小さい差し込み突起２０が設けら
れ、この差し込み突起２０の側面には、凸部２１が設け
られている。差し込み突起２０の中央部２２は、前記細
毛４の中央壁１６の長さに応じてくぼんだ形状に構成さ
れている。また、差し込み突起２０の両端には、空間を
介して、細毛４の基台部１０の高さと同じ高さを有する
壁２５が設けられ、この壁２５の下部には、突出片２６
が差し込み突起２０に向けて突出している。

【００１２】握り柄２の側面に、細毛４を嵌めて、本実
施例の染毛用塗布具１を組み立てるには、握り柄２の差
し込み突起２０を細毛４の基台部１０の凹所１２の内壁
面１４に合わせる。そして、基台部１０を差し込み突起
２０側に押圧すると、中央壁１６と、中央部２２及び外
壁面１７と、壁２５がそれぞれ嵌まる。

【００１３】さらに、基台部１０を差し込み突起２０側
に押圧すると、内壁面１４の凹部１５と、差し込み突起
２０の凸部２１及び切欠部１８と突出片２６が噛み合う
ことにより、細毛４と握り柄２を嵌め合わせて組み立て
ることができる。逆に、細毛４を握り柄２から外すに
は、細毛４の基台部１０を握り柄２から引き抜けば、前
記の噛み合いが外れ、細毛４を外すことができる。

【００１４】尚、差し込み突起２０が細毛部１１に設け
られ、基台部１０が握り柄２に設けられていてもよい。
握り柄２には、手で持つ際の突状の滑り止め５が複数本
設けられ、器具や壁などの突起に掛けることもできる円
状の穴６も複数個設けられている。

【００１５】本実施例の染毛用塗布具１を使用するに
は、細毛４を握り柄２に嵌め込み、櫛３で毛髪を梳くと
共に、細毛部１１に染毛剤を付けて、毛髪を梳かすこと
によって染毛できる。このため、傷んだり、染毛剤が固
まったりして使用できなることが多い細毛４のみを交換
すれば、染毛用塗布具１を長く使用することができる。
また、合成樹脂の一体成型によって、細毛部１１の先端
を細くすることができ、生え際等の染毛操作が容易とな
る。勿論、細毛部１１の先端を根元と同じ太さにしたも
のも用意すれば、染毛する箇所に応じて適宜選択して使
用できる。

【００１６】さらに、本実施例は、細毛４が基台部１０
と細毛部１１との合成樹脂による一体成型で構成されて
いるので、細毛を植毛したものに比べて、製造が容易
で、製造コストが低減できる。

【００１７】

【発明の効果】以上詳述したように、本発明の染毛塗布
具は、細毛を握り柄と別部品とし、握り柄に嵌め込むこ
とによって組み立てることができるので、細毛の部分の
みを交換できる。

【００１８】したがって、傷んだり、染毛剤が固まった
りして使用できなくなることが多い細毛の部分のみを他
のものと交換して使用でき、染毛用塗布具を長く使用す
ることができる。また、合成樹脂の一体成型によって、
細毛部の先端を細くすることができ、生え際等の染毛操
作が容易となる。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例の染毛用塗布具の正面図である。

【図２】実施例の染毛用塗布具を示すものであり、
（ａ）は、その平面図、（ｂ）は、その底面図である。

【図３】実施例の染毛用塗布具の握り柄を示すもの
で、（ａ）は、その正面図、（ｂ）は、（ａ）のＣ方向
から見た矢視図である。

【図４】実施例の染毛用塗布具の握り柄の左側面図で
ある。

【図５】実施例の染毛用塗布具の細毛を示すもので、
（ａ）は、細毛の拡大平面図、（ｂ）は、細毛の拡大正
面図、（ｃ）は、細毛の拡大底面図である。

【図６】実施例の染毛用塗布具の細毛を示すもので、
（ａ）は、図５（ａ）のＤ−Ｄ断面図、（ｂ）は、図５
（ｂ）のＥ−Ｅ断面図である。

【図７】実施例の染毛用塗布具の一部を示すもので、
（ａ）は、図１のＡ−Ａ拡大端面図、（ｂ）は、図１の
Ｂ部分の拡大端面図である。

【符号の説明】

１…染毛用塗布具２…握り柄３…櫛４
…細毛１０…基台部１１…細毛部１２…凹所２
０…差し込み突起

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】握り柄先端部の一方の側面に毛髪を梳く
ための櫛を、他方の側面に毛髪を染毛するための細毛と
を備えた染毛用塗布具において、前記細毛は、基台部と細毛部とから成る合成樹脂一体成
型品で、握り柄とは別部品として用意し、該細毛の基台部と握柄とを嵌め合い構造にて組み立てる
ことを特徴とする染毛用塗布具。
【請求項２】前記嵌め合い構造は、握り柄側に差し込
み突起を設け、細毛の基台部に、該差し込み突起を収納
するスリット状の凹所を設け、前記差し込み突起の側面及び前記凹所の内壁面にそれぞ
れ設けた凹凸を噛み合わせるように構成されていること
を特徴とする請求項１記載の染毛用塗布具。