JPH09200747A - 画像符号化方法および装置 - Google Patents
画像符号化方法および装置Info
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- JPH09200747A JPH09200747A JP699096A JP699096A JPH09200747A JP H09200747 A JPH09200747 A JP H09200747A JP 699096 A JP699096 A JP 699096A JP 699096 A JP699096 A JP 699096A JP H09200747 A JPH09200747 A JP H09200747A
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- Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
- Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フレームスキップの発生や冗長信号が大きく
なることによる符号化効率の低下を抑えることを可能と
した画像符号化方法及び装置を提供する。 【解決手段】 量子化ステップ設定部102により、符
号化を開始しようとするフレームに対し符号化の際の量
子化ステップを複数設定する。この各量子化ステップに
より符号化処理部101にて量子化し、各量子化ステッ
プによる発生符号量を発生符号量算出部103にて各々
算出する。一方、量子化ステップ決定部104にて、送
信バッファの占有量等に基づき当該フレームの目標発生
符号量を設定し、目標発生符号量を超えずかつ最も近く
なるような先の発生符号量から量子化ステップを決定す
る。符号化処理部101は決定された量子化ステップで
当該フレームを符号化する。これにより実際の発生符号
量が目標発生符号量に近くなるようにし、フレームスキ
ップの発生や冗長信号が大きくなるのを回避する。
なることによる符号化効率の低下を抑えることを可能と
した画像符号化方法及び装置を提供する。 【解決手段】 量子化ステップ設定部102により、符
号化を開始しようとするフレームに対し符号化の際の量
子化ステップを複数設定する。この各量子化ステップに
より符号化処理部101にて量子化し、各量子化ステッ
プによる発生符号量を発生符号量算出部103にて各々
算出する。一方、量子化ステップ決定部104にて、送
信バッファの占有量等に基づき当該フレームの目標発生
符号量を設定し、目標発生符号量を超えずかつ最も近く
なるような先の発生符号量から量子化ステップを決定す
る。符号化処理部101は決定された量子化ステップで
当該フレームを符号化する。これにより実際の発生符号
量が目標発生符号量に近くなるようにし、フレームスキ
ップの発生や冗長信号が大きくなるのを回避する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像情報の情報量
を削減する画像符号化方法および装置に関するものであ
る。
を削減する画像符号化方法および装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来の画像符号化装置では、画像復号装
置の受信バッファにおけるオーバーフローやアンダーフ
ローを避けるために、入力されたフレームの発生符号量
が送信バッファの占有量等に基づいて算出された目標発
生符号量に近くなるように制御している。具体的には、
フレーム間の動き情報や各量子化ステップに基づいて該
入力されたフレームの発生符号量を推定し、推定発生符
号量が目標発生符号量に最も近くなるように該入力され
たフレームの量子化ステップを1つ決定してから、該量
子化ステップで符号化していた。
置の受信バッファにおけるオーバーフローやアンダーフ
ローを避けるために、入力されたフレームの発生符号量
が送信バッファの占有量等に基づいて算出された目標発
生符号量に近くなるように制御している。具体的には、
フレーム間の動き情報や各量子化ステップに基づいて該
入力されたフレームの発生符号量を推定し、推定発生符
号量が目標発生符号量に最も近くなるように該入力され
たフレームの量子化ステップを1つ決定してから、該量
子化ステップで符号化していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の画像符
号化装置では、入力されたフレームの発生符号量の推定
値を用いているため、該フレームの実際の発生符号量で
はないので、目標発生符号量と実際の発生符号量とは必
ずしも近い値ではない。該フレームの発生符号量が目標
発生符号量より小さい場合、画像復号装置の受信バッフ
ァにおけるアンダーフローを避けるために、次のフレー
ムの符号化が開始される時点までフィルビットと呼ばれ
る冗長信号をフレームの符号化データに付加し、また、
該フレームの発生符号量が目標発生符号量より大きい場
合、画像復号装置の受信バッファにおけるオーバーフロ
ーを避けるために、フレームをスキップした上で、次の
フレームの符号化が開始される時点までフィルビットを
付加している。従って、実際の符号化データに付加され
る冗長信号が大きくなり、さらに該フレームの発生符号
量が目標発生符号量より大きい場合にはフレームスキッ
プも発生し、符号化効率が低下するという問題点を有し
ていた。
号化装置では、入力されたフレームの発生符号量の推定
値を用いているため、該フレームの実際の発生符号量で
はないので、目標発生符号量と実際の発生符号量とは必
ずしも近い値ではない。該フレームの発生符号量が目標
発生符号量より小さい場合、画像復号装置の受信バッフ
ァにおけるアンダーフローを避けるために、次のフレー
ムの符号化が開始される時点までフィルビットと呼ばれ
る冗長信号をフレームの符号化データに付加し、また、
該フレームの発生符号量が目標発生符号量より大きい場
合、画像復号装置の受信バッファにおけるオーバーフロ
ーを避けるために、フレームをスキップした上で、次の
フレームの符号化が開始される時点までフィルビットを
付加している。従って、実際の符号化データに付加され
る冗長信号が大きくなり、さらに該フレームの発生符号
量が目標発生符号量より大きい場合にはフレームスキッ
プも発生し、符号化効率が低下するという問題点を有し
ていた。
【0004】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
ので、フレームスキップの発生や冗長信号が大きくなる
ことによる符号化効率の低下を抑えることを可能とした
画像符号化方法および装置を提供することを目的とす
る。
ので、フレームスキップの発生や冗長信号が大きくなる
ことによる符号化効率の低下を抑えることを可能とした
画像符号化方法および装置を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、本発明では、画像情報に対する量子化による情報
量圧縮処理及び量子化ステップの増減による情報量圧縮
制御と送信バッファによる伝送速度平滑化処理とを含む
画像符号化方法において、符号化を開始しようとするフ
レームに対し符号化する際の量子化ステップを複数設定
する段階と、前記設定された各量子化ステップによる当
該フレームの発生符号量を各々算出する段階と、送信バ
ッファの占有量等の送信状況に基づいて当該フレームの
目標発生符号量を設定する段階と、前記設定された目標
発生符号量を超えずかつ最も近くなるような前記算出さ
れた発生符号量となる量子化ステップを決定する段階
と、前記決定された量子化ステップで当該フレームを符
号化処理する段階と、を有することを特徴とする画像符
号化方法を手段とする。
めに、本発明では、画像情報に対する量子化による情報
量圧縮処理及び量子化ステップの増減による情報量圧縮
制御と送信バッファによる伝送速度平滑化処理とを含む
画像符号化方法において、符号化を開始しようとするフ
レームに対し符号化する際の量子化ステップを複数設定
する段階と、前記設定された各量子化ステップによる当
該フレームの発生符号量を各々算出する段階と、送信バ
ッファの占有量等の送信状況に基づいて当該フレームの
目標発生符号量を設定する段階と、前記設定された目標
発生符号量を超えずかつ最も近くなるような前記算出さ
れた発生符号量となる量子化ステップを決定する段階
と、前記決定された量子化ステップで当該フレームを符
号化処理する段階と、を有することを特徴とする画像符
号化方法を手段とする。
【0006】あるいは、画像情報に対する量子化による
情報量圧縮処理及び量子化ステップの増減による情報量
圧縮制御と送信バッファによる伝送速度平滑化処理とを
含む画像符号化装置において、符号化を開始しようとす
るフレームに対し符号化する際の量子化ステップを複数
設定する量子化ステップ設定部と、設定された各量子化
ステップによる当該フレームの発生符号量を各々算出す
る発生符号量算出部と、送信バッファの占有量等の送信
状況に基づいて当該フレームの目標発生符号量を設定し
該目標発生符号量を超えずかつ最も近くなるような前記
算出された発生符号量となる量子化ステップを決定する
量子化ステップ決定部と、前記決定された量子化ステッ
プで当該フレームを符号化処理する符号化処理部と、を
有することを特徴とする画像符号化装置を手段とする。
情報量圧縮処理及び量子化ステップの増減による情報量
圧縮制御と送信バッファによる伝送速度平滑化処理とを
含む画像符号化装置において、符号化を開始しようとす
るフレームに対し符号化する際の量子化ステップを複数
設定する量子化ステップ設定部と、設定された各量子化
ステップによる当該フレームの発生符号量を各々算出す
る発生符号量算出部と、送信バッファの占有量等の送信
状況に基づいて当該フレームの目標発生符号量を設定し
該目標発生符号量を超えずかつ最も近くなるような前記
算出された発生符号量となる量子化ステップを決定する
量子化ステップ決定部と、前記決定された量子化ステッ
プで当該フレームを符号化処理する符号化処理部と、を
有することを特徴とする画像符号化装置を手段とする。
【0007】上記の画像符号化装置において、フレーム
スキップの発生や冗長信号が大きくなることによる符号
化効率の低下を抑えることを主目的とする場合、量子化
ステップ設定部としては、可能な限り多くの量子化ステ
ップを設定するものが好適である。また、符号化処理部
及び発生符号量算出部としては、設定された各量子化ス
テップによる符号化及び局所復号を並列で行い、その符
号化の処理内容を用いて各発生符号量を並列に算出する
とともに各符号化データ及び各局所復号画像を記憶し、
量子化ステップ決定後に符号化する際に、決定された量
子化ステップに対応する符号化データ及び局所復号画像
を再利用するものとするのが好適である。また、量子化
ステップ決定部としては、設定された各量子化ステップ
の中から、目標発生符号量を超えずかつ最も近くなるよ
うな発生符号量となる量子化ステップを選択して決定す
るものとするのが好適である。
スキップの発生や冗長信号が大きくなることによる符号
化効率の低下を抑えることを主目的とする場合、量子化
ステップ設定部としては、可能な限り多くの量子化ステ
ップを設定するものが好適である。また、符号化処理部
及び発生符号量算出部としては、設定された各量子化ス
テップによる符号化及び局所復号を並列で行い、その符
号化の処理内容を用いて各発生符号量を並列に算出する
とともに各符号化データ及び各局所復号画像を記憶し、
量子化ステップ決定後に符号化する際に、決定された量
子化ステップに対応する符号化データ及び局所復号画像
を再利用するものとするのが好適である。また、量子化
ステップ決定部としては、設定された各量子化ステップ
の中から、目標発生符号量を超えずかつ最も近くなるよ
うな発生符号量となる量子化ステップを選択して決定す
るものとするのが好適である。
【0008】あるいは、上記の画像符号化装置におい
て、フレームスキップの発生や冗長信号が大きくなるこ
とによる符号化効率の低下を抑えるとともに、装置の小
規模化を図ることを目的とする場合、量子化ステップ設
定部としては、代表となる量子化ステップを複数設定す
るものとするのが好適である。また、発生符号量算出部
としては、設定された各量子化ステップによる符号化を
順次行い、その処理内容を用いて各発生符号量を順次算
出し、量子化ステップ決定後に符号化する際、決定され
た量子化ステップで再符号化及び局所復号するものとす
るのが好適である。また、量子化ステップ決定部として
は、目標発生符号量に近くなるような発生符号量となる
量子化ステップから、補間により量子化ステップを決定
するものとするのが好適である。
て、フレームスキップの発生や冗長信号が大きくなるこ
とによる符号化効率の低下を抑えるとともに、装置の小
規模化を図ることを目的とする場合、量子化ステップ設
定部としては、代表となる量子化ステップを複数設定す
るものとするのが好適である。また、発生符号量算出部
としては、設定された各量子化ステップによる符号化を
順次行い、その処理内容を用いて各発生符号量を順次算
出し、量子化ステップ決定後に符号化する際、決定され
た量子化ステップで再符号化及び局所復号するものとす
るのが好適である。また、量子化ステップ決定部として
は、目標発生符号量に近くなるような発生符号量となる
量子化ステップから、補間により量子化ステップを決定
するものとするのが好適である。
【0009】本発明の画像符号化装置では、符号化を開
始しようとするフレームに対し符号化する際の量子化ス
テップを複数設定し、設定された各量子化ステップによ
る該フレームの発生符号量を各々算出し、送信バッファ
の占有量等に基づいて該フレームの目標発生符号量を設
定し、目標発生符号量を超えずかつ最も近くなるような
発生符号量となる量子化ステップを決定し、決定された
量子化ステップで該フレームを符号化処理することで、
実際の発生符号量が目標発生符号量に近いものとなるよ
うにすることにより、フレームスキップの発生や冗長信
号が大きくなるのを回避して符号化効率の低下を抑え
る。
始しようとするフレームに対し符号化する際の量子化ス
テップを複数設定し、設定された各量子化ステップによ
る該フレームの発生符号量を各々算出し、送信バッファ
の占有量等に基づいて該フレームの目標発生符号量を設
定し、目標発生符号量を超えずかつ最も近くなるような
発生符号量となる量子化ステップを決定し、決定された
量子化ステップで該フレームを符号化処理することで、
実際の発生符号量が目標発生符号量に近いものとなるよ
うにすることにより、フレームスキップの発生や冗長信
号が大きくなるのを回避して符号化効率の低下を抑え
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳しく説明する。
て図面を参照して詳しく説明する。
【0011】図1は、本発明の実施形態例の構成の概要
を示す図である。
を示す図である。
【0012】図中、101は符号化を開始しようとする
フレームを設定または決定された各量子化ステップで符
号化処理する符号化処理部、102は該フレームに対し
符号化する際の量子化ステップを複数設定する量子化ス
テップ設定部、103は設定された各量子化ステップに
よる該フレームの発生符号量を各々算出する発生符号量
算出部、104は送信バッファの占有量等に基づいて該
フレームの目標発生符号量を設定し、目標発生符号量を
超えずかつ最も近くなるような発生符号量となる量子化
ステップを決定する量子化ステップ決定部である。
フレームを設定または決定された各量子化ステップで符
号化処理する符号化処理部、102は該フレームに対し
符号化する際の量子化ステップを複数設定する量子化ス
テップ設定部、103は設定された各量子化ステップに
よる該フレームの発生符号量を各々算出する発生符号量
算出部、104は送信バッファの占有量等に基づいて該
フレームの目標発生符号量を設定し、目標発生符号量を
超えずかつ最も近くなるような発生符号量となる量子化
ステップを決定する量子化ステップ決定部である。
【0013】図1を用いて、上記本発明の実施形態例の
動作の概要について説明する。
動作の概要について説明する。
【0014】符号化を開始しようとするフレームに対
し、符号化する際の量子化ステップが量子化ステップ設
定部102で複数設定される。該フレームは符号化処理
部101で、設定された各量子化ステップで符号化処理
され、発生符号量算出部103で該フレームの発生符号
量が各々算出される。量子化ステップ決定部104で、
送信バッファの占有量等に基づいて該フレームの目標発
生符号量を設定し、目標発生符号量を超えずかつ最も近
くなるような発生符号量となる量子化ステップが決定さ
れる。その後量子化ステップ決定部104の指示によ
り、該フレームは決定された量子化ステップで符号化処
理される。
し、符号化する際の量子化ステップが量子化ステップ設
定部102で複数設定される。該フレームは符号化処理
部101で、設定された各量子化ステップで符号化処理
され、発生符号量算出部103で該フレームの発生符号
量が各々算出される。量子化ステップ決定部104で、
送信バッファの占有量等に基づいて該フレームの目標発
生符号量を設定し、目標発生符号量を超えずかつ最も近
くなるような発生符号量となる量子化ステップが決定さ
れる。その後量子化ステップ決定部104の指示によ
り、該フレームは決定された量子化ステップで符号化処
理される。
【0015】まず、本発明の第1の実施形態例を示す。
図2はその第1の実施形態例の構成を示す図であり、図
1の符号化処理部101から量子化ステップ決定部10
4までの詳細を示している。
図2はその第1の実施形態例の構成を示す図であり、図
1の符号化処理部101から量子化ステップ決定部10
4までの詳細を示している。
【0016】図2において図1の符号化処理部101を
構成するものとして、201は符号化を開始しようとす
るフレームを入力する入力部、202は入力フレームの
画像フォーマットを以降の処理にて扱うことが可能なフ
ォーマットに変換して画素ブロック単位で出力するフォ
ーマット変換部、203は入力画素ブロックに対する動
きベクトルを生成する動きベクトル検出部、204は動
きベクトルを用いて予測ブロックを生成する動き補償処
理部、205は前フレームの予測ブロックとの差分信号
を取るための減算部、206は差分信号をDCT(離散
コサイン変換)などにより変換係数に変換するための変
換部、208は変換係数を量子化するためのn個の量子
化部、209は各量子化部208に対応して設けられ量
子化データと動きベクトルをエントロピ符号化して入力
フレームの符号化データを得るn個のエントロピ符号化
部、210は各エントロピ符号化部209に対応して設
けられ入力フレームの符号化データを各々1つだけ記憶
するn個の候補データ記憶部、211は各量子化部20
8に対応して設けられ量子化されたデータから変換係数
を得るn個の逆量子化部、212は各逆量子化部211
に対応して設けられ変換係数から差分信号を復号するた
めのn個の逆変換部、213は各逆変換部213に対応
して設けられ差分信号と前フレームの画像から入力フレ
ームの局所復号画像を得るためのn個の加算部、214
は各加算部213に対応して設けられ入力フレームの局
所復号画像を各々1つだけ記憶するn個の候補画像記憶
部、217は後記の量子化ステップ決定部216の指示
により候補画像記憶部214から下記のフレームメモリ
部218への出力を切り替えるスイッチ、218はスイ
ッチ217からの局所復号画像を蓄積するとともに次フ
レームに対する動きベクトル検出と動き補償処理に用い
られるフレームメモリ部、219は後記の量子化ステッ
プ決定部216の指示により候補データ記憶部210か
ら下記の送信バッファ部220への出力を切り替えるス
イッチ、220はスイッチ219からの符号化データを
蓄積するとともに伝送速度を平滑化する送信バッファ部
である。
構成するものとして、201は符号化を開始しようとす
るフレームを入力する入力部、202は入力フレームの
画像フォーマットを以降の処理にて扱うことが可能なフ
ォーマットに変換して画素ブロック単位で出力するフォ
ーマット変換部、203は入力画素ブロックに対する動
きベクトルを生成する動きベクトル検出部、204は動
きベクトルを用いて予測ブロックを生成する動き補償処
理部、205は前フレームの予測ブロックとの差分信号
を取るための減算部、206は差分信号をDCT(離散
コサイン変換)などにより変換係数に変換するための変
換部、208は変換係数を量子化するためのn個の量子
化部、209は各量子化部208に対応して設けられ量
子化データと動きベクトルをエントロピ符号化して入力
フレームの符号化データを得るn個のエントロピ符号化
部、210は各エントロピ符号化部209に対応して設
けられ入力フレームの符号化データを各々1つだけ記憶
するn個の候補データ記憶部、211は各量子化部20
8に対応して設けられ量子化されたデータから変換係数
を得るn個の逆量子化部、212は各逆量子化部211
に対応して設けられ変換係数から差分信号を復号するた
めのn個の逆変換部、213は各逆変換部213に対応
して設けられ差分信号と前フレームの画像から入力フレ
ームの局所復号画像を得るためのn個の加算部、214
は各加算部213に対応して設けられ入力フレームの局
所復号画像を各々1つだけ記憶するn個の候補画像記憶
部、217は後記の量子化ステップ決定部216の指示
により候補画像記憶部214から下記のフレームメモリ
部218への出力を切り替えるスイッチ、218はスイ
ッチ217からの局所復号画像を蓄積するとともに次フ
レームに対する動きベクトル検出と動き補償処理に用い
られるフレームメモリ部、219は後記の量子化ステッ
プ決定部216の指示により候補データ記憶部210か
ら下記の送信バッファ部220への出力を切り替えるス
イッチ、220はスイッチ219からの符号化データを
蓄積するとともに伝送速度を平滑化する送信バッファ部
である。
【0017】また、図2において図1の量子化ステップ
設定部102を構成するものとして、207は入力フレ
ームに対し符号化する際の量子化ステップを可能な限り
多く設定する量子化ステップ設定部である。
設定部102を構成するものとして、207は入力フレ
ームに対し符号化する際の量子化ステップを可能な限り
多く設定する量子化ステップ設定部である。
【0018】また、図2において図1の発生符号量算出
部103を構成するものとして、215は設定された各
量子化ステップによる符号化データから入力フレームの
発生符号量を各々算出する発生符号量算出部である。
部103を構成するものとして、215は設定された各
量子化ステップによる符号化データから入力フレームの
発生符号量を各々算出する発生符号量算出部である。
【0019】また、図2において図1の量子化ステップ
決定部104を構成するものとして、216は設定され
た各量子化ステップの中から、目標発生符号量を超えず
かつ最も近くなるような発生符号量となる量子化ステッ
プを選択して決定する量子化ステップ決定部である。
決定部104を構成するものとして、216は設定され
た各量子化ステップの中から、目標発生符号量を超えず
かつ最も近くなるような発生符号量となる量子化ステッ
プを選択して決定する量子化ステップ決定部である。
【0020】図2を用いて、本発明の第1の実施形態例
の符号化処理部101から量子化ステップ決定部104
までの動作の詳細を説明する。
の符号化処理部101から量子化ステップ決定部104
までの動作の詳細を説明する。
【0021】符号化を開始しようとするフレームの画像
は入力部201で入力され、フォーマット変換部202
で例えばCIF(352×288画素)やQCIF(1
76×144画素)のように、以降の処理にて扱うこと
が可能なフォーマットに変換され、例えば16×16画
素のような画素ブロック単位で出力される。動きベクト
ル検出部203は入力画素ブロックに対する動きベクト
ルを生成する。この動きベクトルは動き補償処理部20
4で用いられ予測ブロックを生成する。減算部205に
より、前フレームの予測ブロックの信号を減じ、差分信
号を得る。この差分信号を変換部206によりDCT
(離散コサイン変換)などの変換符号化を行い、変換係
数を出力する。これらの変換係数は量子化ステップ設定
部207で設定された各量子化ステップで量子化部20
8により量子化される。
は入力部201で入力され、フォーマット変換部202
で例えばCIF(352×288画素)やQCIF(1
76×144画素)のように、以降の処理にて扱うこと
が可能なフォーマットに変換され、例えば16×16画
素のような画素ブロック単位で出力される。動きベクト
ル検出部203は入力画素ブロックに対する動きベクト
ルを生成する。この動きベクトルは動き補償処理部20
4で用いられ予測ブロックを生成する。減算部205に
より、前フレームの予測ブロックの信号を減じ、差分信
号を得る。この差分信号を変換部206によりDCT
(離散コサイン変換)などの変換符号化を行い、変換係
数を出力する。これらの変換係数は量子化ステップ設定
部207で設定された各量子化ステップで量子化部20
8により量子化される。
【0022】ここで、本実施形態例における量子化ステ
ップの設定方法を図4の例で説明する。すなわち本実施
形態例では、画像符号化方式で規定されている量子化ス
テップとして例えば2から62までの31段階の整数を
仮定し、nを31として量子化部1,2,〜,31に対
し2,4,〜,62の量子化ステップを設定する方法を
採用している。
ップの設定方法を図4の例で説明する。すなわち本実施
形態例では、画像符号化方式で規定されている量子化ス
テップとして例えば2から62までの31段階の整数を
仮定し、nを31として量子化部1,2,〜,31に対
し2,4,〜,62の量子化ステップを設定する方法を
採用している。
【0023】量子化データは動きベクトル検出部203
で生成した動きベクトルとともにエントロピ符号化部2
09でエントロピ符号化され、各量子化ステップによる
符号化データの候補として候補データ記憶部210に各
々1つだけ記憶される。また、該量子化データは逆量子
化部211から加算部213までの動作によって入力フ
レームの局所復号画像を生成するのに用いられ、候補画
像記憶部214に各々1だけ記憶される。
で生成した動きベクトルとともにエントロピ符号化部2
09でエントロピ符号化され、各量子化ステップによる
符号化データの候補として候補データ記憶部210に各
々1つだけ記憶される。また、該量子化データは逆量子
化部211から加算部213までの動作によって入力フ
レームの局所復号画像を生成するのに用いられ、候補画
像記憶部214に各々1だけ記憶される。
【0024】エントロピ符号化された符号化データは発
生符号量算出部215での各量子化ステップによる発生
符号量を算出するのに用いられ、量子化ステップ決定部
216で、送信バッファ部220より入力されるデータ
から算出される送信バッファ占有量に基づいて該フレー
ムの目標発生符号量を設定し、設定された各量子化ステ
ップの中から、目標発生符号量を超えずかつ最も近くな
るような発生符号量となる量子化ステップが選択され決
定される。
生符号量算出部215での各量子化ステップによる発生
符号量を算出するのに用いられ、量子化ステップ決定部
216で、送信バッファ部220より入力されるデータ
から算出される送信バッファ占有量に基づいて該フレー
ムの目標発生符号量を設定し、設定された各量子化ステ
ップの中から、目標発生符号量を超えずかつ最も近くな
るような発生符号量となる量子化ステップが選択され決
定される。
【0025】決定された量子化ステップによる符号化デ
ータを得るために、量子化ステップ決定部216はスイ
ッチ219に対して対応する候補データを入力するよう
指示し、候補データ記憶部210に記憶してある該符号
化データが送信バッファ部220に蓄積される。また、
該符号化データの局所復号画像を得るために、量子化ス
テップ決定部216はスイッチ217に対して対応する
候補画像を入力するよう指示し、候補画像記憶部214
に記憶してある該符号化データの局所復号画像が前フレ
ームとしてフレームメモリ部218に蓄積される。
ータを得るために、量子化ステップ決定部216はスイ
ッチ219に対して対応する候補データを入力するよう
指示し、候補データ記憶部210に記憶してある該符号
化データが送信バッファ部220に蓄積される。また、
該符号化データの局所復号画像を得るために、量子化ス
テップ決定部216はスイッチ217に対して対応する
候補画像を入力するよう指示し、候補画像記憶部214
に記憶してある該符号化データの局所復号画像が前フレ
ームとしてフレームメモリ部218に蓄積される。
【0026】このように、符号化処理部101で、設定
された各量子化ステップによる符号化及び局所復号を並
列で行い、各符号化データ及び局所復号画像を記憶し、
量子化ステップ決定後に符号化する際、決定された量子
化ステップに対応する符号化データ及び局所復号画像を
再利用し、量子化ステップ設定部102で、可能な限り
多くの量子化ステップを設定し、発生符号量算出部10
3で、各発生符号量を算出し、量子化ステップ決定部1
04で、設定された各量子化ステップの中から、目標発
生符号量を超えずかつ最も近くなるような発生符号量と
なる量子化ステップを選択して決定することにより、フ
レームスキップの発生や冗長信号が大きくなることによ
る符号化効率の低下を抑えることを主目的とする場合、
目的を達成することが容易に可能となる。
された各量子化ステップによる符号化及び局所復号を並
列で行い、各符号化データ及び局所復号画像を記憶し、
量子化ステップ決定後に符号化する際、決定された量子
化ステップに対応する符号化データ及び局所復号画像を
再利用し、量子化ステップ設定部102で、可能な限り
多くの量子化ステップを設定し、発生符号量算出部10
3で、各発生符号量を算出し、量子化ステップ決定部1
04で、設定された各量子化ステップの中から、目標発
生符号量を超えずかつ最も近くなるような発生符号量と
なる量子化ステップを選択して決定することにより、フ
レームスキップの発生や冗長信号が大きくなることによ
る符号化効率の低下を抑えることを主目的とする場合、
目的を達成することが容易に可能となる。
【0027】次に、本発明の第2の実施形態例を示す。
図3はその第2の実施形態例の構成を示す図であり、図
1の符号化処理部101から量子化ステップ決定部10
4までの詳細を示している。
図3はその第2の実施形態例の構成を示す図であり、図
1の符号化処理部101から量子化ステップ決定部10
4までの詳細を示している。
【0028】図3において、図1の符号化処理部101
を構成するものとして、301は符号化を開始しようと
するフレームを入力する入力部、302は画像フォーマ
ットを以降の処理にて扱うことが可能なフォーマットに
変換して画素ブロック単位で出力するフォーマット変換
部、303は入力画素ブロックに対する動きベクトルを
生成する動きベクトル検出部、304は動きベクトルを
用いて予測ブロックを生成する動き補償処理部、305
は前フレームの予測ブロックとの差分信号を取るための
減算部、306は差分信号をDCT(離散コサイン変
換)などにより変換係数に変換するための変換部、30
8は変換係数を量子化するための量子化部、309は量
子化データと動きベクトルをエントロピ符号化して入力
フレームの符号化データを得るエントロピ符号化部、3
12は後記の量子化ステップ決定部311の指示により
量子化部308から下記の逆量子化部313への出力を
切り替えるスイッチ、313は量子化されたデータから
変換係数を得る逆量子化部、314は変換係数から差分
信号を復号するための逆変換部、315は後記の量子化
ステップ決定部311の指示により動き補償処理部30
4から下記の加算部316への出力を切り替えるスイッ
チ、316は差分信号と前フレームの画像から局所復号
画像を得るための加算部、317は局所復号画像を蓄積
するとともに次フレームに対する動きベクトル検出と動
き補償処理に用いられるフレームメモリ部、318は後
記の量子化スイッチ決定部311の指示によりエントロ
ピ符号化部309から下記の送信バッファ部319への
出力を切り替えるスイッチ、319はスイッチ318か
らの符号化データを蓄積するとともに伝送速度を平滑化
する送信バッファ部である。
を構成するものとして、301は符号化を開始しようと
するフレームを入力する入力部、302は画像フォーマ
ットを以降の処理にて扱うことが可能なフォーマットに
変換して画素ブロック単位で出力するフォーマット変換
部、303は入力画素ブロックに対する動きベクトルを
生成する動きベクトル検出部、304は動きベクトルを
用いて予測ブロックを生成する動き補償処理部、305
は前フレームの予測ブロックとの差分信号を取るための
減算部、306は差分信号をDCT(離散コサイン変
換)などにより変換係数に変換するための変換部、30
8は変換係数を量子化するための量子化部、309は量
子化データと動きベクトルをエントロピ符号化して入力
フレームの符号化データを得るエントロピ符号化部、3
12は後記の量子化ステップ決定部311の指示により
量子化部308から下記の逆量子化部313への出力を
切り替えるスイッチ、313は量子化されたデータから
変換係数を得る逆量子化部、314は変換係数から差分
信号を復号するための逆変換部、315は後記の量子化
ステップ決定部311の指示により動き補償処理部30
4から下記の加算部316への出力を切り替えるスイッ
チ、316は差分信号と前フレームの画像から局所復号
画像を得るための加算部、317は局所復号画像を蓄積
するとともに次フレームに対する動きベクトル検出と動
き補償処理に用いられるフレームメモリ部、318は後
記の量子化スイッチ決定部311の指示によりエントロ
ピ符号化部309から下記の送信バッファ部319への
出力を切り替えるスイッチ、319はスイッチ318か
らの符号化データを蓄積するとともに伝送速度を平滑化
する送信バッファ部である。
【0029】また、図3において図1の量子化ステップ
設定部102を構成するものとして、307は入力フレ
ームに対し符号化する際の代表となる量子化ステップを
複数設定する量子化ステップ設定部である。
設定部102を構成するものとして、307は入力フレ
ームに対し符号化する際の代表となる量子化ステップを
複数設定する量子化ステップ設定部である。
【0030】また、図3において図1の発生符号量算出
部103を構成するものとして、310は設定された量
子化ステップによる符号化データから入力フレームの発
生符号量を算出する発生符号量算出部である。
部103を構成するものとして、310は設定された量
子化ステップによる符号化データから入力フレームの発
生符号量を算出する発生符号量算出部である。
【0031】また、図3において図1の量子化ステップ
決定部104を構成するものとして、311は設定され
た各量子化ステップの中の、目標発生符号量に近くなる
ような発生符号量となる量子化ステップから、補間によ
り量子化ステップを決定する量子化ステップ決定部であ
る。
決定部104を構成するものとして、311は設定され
た各量子化ステップの中の、目標発生符号量に近くなる
ような発生符号量となる量子化ステップから、補間によ
り量子化ステップを決定する量子化ステップ決定部であ
る。
【0032】図3を用いて、本発明の第2の実施形態例
の符号化処理部101から量子化ステップ決定部104
までの動作の詳細を説明する。
の符号化処理部101から量子化ステップ決定部104
までの動作の詳細を説明する。
【0033】符号化を開始しようとするフレームの画像
は入力部301で入力され、フォーマット変換部302
で例えばCIF(352×288画素)やQCIF(1
76×144画素)のように、以降の処理にて扱うこと
が可能なフォーマットに変換され、例えば16×16画
素のような画素ブロック単位で出力される。動きベクト
ル検出部303は入力画素ブロックに対する動きベクト
ルを生成する。この動きベクトルは動き補償処理部30
4で用いられ予測ブロックを生成する。減算部305に
より、前フレームの予測ブロックの信号を減じ、差分信
号を得る。この差分信号を変換部306によりDCT
(離散コサイン変換)などの変換符号化を行い、変換係
数を出力する。これらの変換係数は量子化ステップ設定
部307で設定された各量子化ステップで量子化部20
8により量子化される。
は入力部301で入力され、フォーマット変換部302
で例えばCIF(352×288画素)やQCIF(1
76×144画素)のように、以降の処理にて扱うこと
が可能なフォーマットに変換され、例えば16×16画
素のような画素ブロック単位で出力される。動きベクト
ル検出部303は入力画素ブロックに対する動きベクト
ルを生成する。この動きベクトルは動き補償処理部30
4で用いられ予測ブロックを生成する。減算部305に
より、前フレームの予測ブロックの信号を減じ、差分信
号を得る。この差分信号を変換部306によりDCT
(離散コサイン変換)などの変換符号化を行い、変換係
数を出力する。これらの変換係数は量子化ステップ設定
部307で設定された各量子化ステップで量子化部20
8により量子化される。
【0034】ここで、本実施形態例における量子化ステ
ップの設定方法を図5の例で説明する。すなわち本実施
形態例では、画像符号化方式で規定されている量子化ス
テップとして例えば2から62までの31段階の整数を
仮定し、その中から10刻みの2,12,〜,62の量
子化ステップを代表として設定する方法を採用してい
る。
ップの設定方法を図5の例で説明する。すなわち本実施
形態例では、画像符号化方式で規定されている量子化ス
テップとして例えば2から62までの31段階の整数を
仮定し、その中から10刻みの2,12,〜,62の量
子化ステップを代表として設定する方法を採用してい
る。
【0035】量子化データは動きベクトル検出部303
で生成した動きベクトルとともにエントロピ符号化部3
09でエントロピ符号化される。エントロピ符号化され
た符号化データは発生符号量算出部310での発生符号
量を算出するのに用いられ、量子化ステップ決定部31
1で、設定された各量子化ステップに対する各評価値の
1つとして記憶され、送信バッファ部319より入力さ
れるデータから算出される送信バッファ占有量に基づい
て該フレームの目標発生符号量を設定し、設定された各
量子化ステップに対する各評価値の1つとして記憶さ
れ、設定された各量子化ステップの中の、目標発生符号
量に近くなるような発生符号量となる量子化ステップか
ら、例えば線形補間により目標発生符号量における量子
化ステップを仮に求め、例えば2から62までの31段
階の整数で近似し量子化ステップが決定される。
で生成した動きベクトルとともにエントロピ符号化部3
09でエントロピ符号化される。エントロピ符号化され
た符号化データは発生符号量算出部310での発生符号
量を算出するのに用いられ、量子化ステップ決定部31
1で、設定された各量子化ステップに対する各評価値の
1つとして記憶され、送信バッファ部319より入力さ
れるデータから算出される送信バッファ占有量に基づい
て該フレームの目標発生符号量を設定し、設定された各
量子化ステップに対する各評価値の1つとして記憶さ
れ、設定された各量子化ステップの中の、目標発生符号
量に近くなるような発生符号量となる量子化ステップか
ら、例えば線形補間により目標発生符号量における量子
化ステップを仮に求め、例えば2から62までの31段
階の整数で近似し量子化ステップが決定される。
【0036】決定された量子化ステップによる符号化デ
ータを得るために、量子化ステップ決定部311は量子
化ステップ設定部307に対して該量子化ステップを設
定するように指示し、量子化部308によって量子化デ
ータが生成される。また、該量子化データの局所復号画
像を得るために、量子化ステップ決定部311はスイッ
チ312に対して該量子化データを入力するよう指示
し、スイッチ315に対して前フレームの予測ブロック
を入力するように指示し、逆量子化部313から加算部
316までの動作によって該局所復号画像が生成され、
フレームメモリ部317に蓄積される。該局所復号画像
は次フレームに対する動きベクトル検出と動き補償処理
に用いられる。また、量子化部308で生成された量子
化データを動きベクトル検出部303で生成した動きベ
クトルとともにエントロピ符号化部309でエントロピ
符号化することで、符号化データを得る。該符号化デー
タを送信するため、量子化ステップ決定部311はスイ
ッチ318に対して該符号化データを入力するよう指示
し、該符号化データが送信バッファ部319に蓄積され
る。
ータを得るために、量子化ステップ決定部311は量子
化ステップ設定部307に対して該量子化ステップを設
定するように指示し、量子化部308によって量子化デ
ータが生成される。また、該量子化データの局所復号画
像を得るために、量子化ステップ決定部311はスイッ
チ312に対して該量子化データを入力するよう指示
し、スイッチ315に対して前フレームの予測ブロック
を入力するように指示し、逆量子化部313から加算部
316までの動作によって該局所復号画像が生成され、
フレームメモリ部317に蓄積される。該局所復号画像
は次フレームに対する動きベクトル検出と動き補償処理
に用いられる。また、量子化部308で生成された量子
化データを動きベクトル検出部303で生成した動きベ
クトルとともにエントロピ符号化部309でエントロピ
符号化することで、符号化データを得る。該符号化デー
タを送信するため、量子化ステップ決定部311はスイ
ッチ318に対して該符号化データを入力するよう指示
し、該符号化データが送信バッファ部319に蓄積され
る。
【0037】このように、符号化処理部101で、設定
された各量子化ステップによる符号化を順次行い、量子
化ステップ決定後に符号化する際、決定された量子化ス
テップで再符号化及び局所復号し、量子化ステップ設定
部102で、代表となる上記量子化ステップを複数設定
し、発生符号量算出部103で、各発生符号量を算出
し、量子化ステップ決定部104で、設定された各量子
化ステップの中で、目標発生符号量に近くなるような発
生符号量となる量子化ステップから、補間により量子化
ステップを決定することにより、フレームスキップの発
生や冗長信号が大きくなることによる符号化効率の低下
を抑えるとともに、装置の小規模化を図ることを目的と
する場合、目的を達成することが可能となる。
された各量子化ステップによる符号化を順次行い、量子
化ステップ決定後に符号化する際、決定された量子化ス
テップで再符号化及び局所復号し、量子化ステップ設定
部102で、代表となる上記量子化ステップを複数設定
し、発生符号量算出部103で、各発生符号量を算出
し、量子化ステップ決定部104で、設定された各量子
化ステップの中で、目標発生符号量に近くなるような発
生符号量となる量子化ステップから、補間により量子化
ステップを決定することにより、フレームスキップの発
生や冗長信号が大きくなることによる符号化効率の低下
を抑えるとともに、装置の小規模化を図ることを目的と
する場合、目的を達成することが可能となる。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
符号化を開始しようとするフレームに対し符号化する際
の量子化ステップを複数設定し、設定された各量子化ス
テップによる該フレームの発生符号量を各々算出し、送
信バッファの占有量等に基づいて該フレームの目標発生
符号量を設定し、目標発生符号量を超えずかつ最も近く
なるような発生符号量となる量子化ステップを決定し、
決定された量子化ステップで該フレームを符号化処理す
るようにしたので、フレームスキップの発生や冗長信号
が大きくなることによる符号化効率の低下を抑えること
が可能となる。
符号化を開始しようとするフレームに対し符号化する際
の量子化ステップを複数設定し、設定された各量子化ス
テップによる該フレームの発生符号量を各々算出し、送
信バッファの占有量等に基づいて該フレームの目標発生
符号量を設定し、目標発生符号量を超えずかつ最も近く
なるような発生符号量となる量子化ステップを決定し、
決定された量子化ステップで該フレームを符号化処理す
るようにしたので、フレームスキップの発生や冗長信号
が大きくなることによる符号化効率の低下を抑えること
が可能となる。
【図1】本発明の実施形態例の構成の概要を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】本発明の第1の実施形態例の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図3】本発明の第2の実施形態例の構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図4】上記第1の実施形態例における、量子化ステッ
プの設定方法の例を説明する図である。
プの設定方法の例を説明する図である。
【図5】上記第2の実施形態例における、量子化ステッ
プの設定方法の例を説明する図である。
プの設定方法の例を説明する図である。
101…符号化処理部 102…量子化ステップ設定部 103…発生符号量算出部 104…量子化ステップ決定部 201…入力部 202…フォーマット変換部 203…動きベクトル検出部 204…動き補償処理部 205…減算部 206…変換部 207…量子化ステップ設定部 208…量子化部1〜n 209…エントロピ符号化部1〜n 210…候補データ記憶部1〜n 211…逆量子化部1〜n 212…逆変換部1〜n 213…加算部1〜n 214…候補画像記憶部1〜n 215…発生符号量算出部 216…量子化ステップ決定部 217…スイッチ 218…フレームメモリ部 219…スイッチ 220…送信バッファ部 301…入力部 302…フォーマット変換部 303…動きベクトル検出部 304…動き補償処理部 305…減算部 306…変換部 307…量子化ステップ設定部 308…量子化部 309…エントロピ符号化部 310…発生符号量算出部 311…量子化ステップ決定部 312…スイッチ 313…逆量子化部 314…逆変換部 315…スイッチ 316…加算部 317…フレームメモリ部 318…スイッチ 319…送信バッファ部
Claims (4)
- 【請求項1】 画像情報に対する量子化による情報量圧
縮処理及び量子化ステップの増減による情報量圧縮制御
と送信バッファによる伝送速度平滑化処理とを含む画像
符号化方法において、 符号化を開始しようとするフレームに対し符号化する際
の量子化ステップを複数設定する段階と、 前記設定された各量子化ステップによる当該フレームの
発生符号量を各々算出する段階と、 送信バッファの占有量等の送信状況に基づいて当該フレ
ームの目標発生符号量を設定する段階と、 前記設定された目標発生符号量を超えずかつ最も近くな
るような前記算出された発生符号量となる量子化ステッ
プを決定する段階と、 前記決定された量子化ステップで当該フレームを符号化
処理する段階と、 を有することを特徴とする画像符号化方法。 - 【請求項2】 画像情報に対する量子化による情報量圧
縮処理及び量子化ステップの増減による情報量圧縮制御
と送信バッファによる伝送速度平滑化処理とを含む画像
符号化装置において、 符号化を開始しようとするフレームに対し符号化する際
の量子化ステップを複数設定する量子化ステップ設定部
と、 前記設定された各量子化ステップによる当該フレームの
発生符号量を各々算出する発生符号量算出部と、 送信バッファの占有量等の送信状況に基づいて当該フレ
ームの目標発生符号量を設定し該目標発生符号量を超え
ずかつ最も近くなるような前記算出された発生符号量と
なる量子化ステップを決定する量子化ステップ決定部
と、 前記決定された量子化ステップで当該フレームを符号化
する符号化処理部と、 を有することを特徴とする画像符号化装置。 - 【請求項3】 量子化ステップ設定部は、可能な限り多
数の量子化ステップを設定するものとし、 符号化処理部は、前記設定された各量子化ステップによ
る符号化及び局所復号を並列で行い、各符号化データ及
び各局所復号データを記憶し、量子化ステップ決定後に
符号化する際に決定された量子化ステップに対応する前
記符号化データ及び局所復号データを再利用するものと
し、 発生符号量算出部は、前記設定された各量子化ステップ
による前記符号化の処理内容を基に各発生符号量を並列
に算出するものとし、 量子化ステップ決定部は、前記設定された各量子化ステ
ップの中から目標発生符号量を超えずかつ最も近くなる
ような前記算出された発生符号量となる量子化ステップ
を選択して決定するものとすることを特徴とする請求項
2記載の画像符号化装置。 - 【請求項4】 量子化ステップ設定部は、代表となる量
子化ステップを複数設定するものとし、 符号化処理部は、前記設定された各量子化ステップによ
る符号化を順次行うとともに、量子化ステップ決定後に
符号化する際、決定された量子化ステップで再符号化及
び局所復号するものとし、 発生符号量算出部は、前記設定された各量子化ステップ
による前記符号化の処理内容を基に各発生符号量を順次
算出するものとし、 量子化ステップ決定部は、目標発生符号量に近くなるよ
うな前記算出された発生符号量となる前記設定された量
子化ステップから、補間により量子化ステップを決定す
るものとすることを特徴とする請求項2記載の画像符号
化装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP699096A JPH09200747A (ja) | 1996-01-19 | 1996-01-19 | 画像符号化方法および装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP699096A JPH09200747A (ja) | 1996-01-19 | 1996-01-19 | 画像符号化方法および装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09200747A true JPH09200747A (ja) | 1997-07-31 |
Family
ID=11653587
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP699096A Pending JPH09200747A (ja) | 1996-01-19 | 1996-01-19 | 画像符号化方法および装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09200747A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006295492A (ja) * | 2005-04-08 | 2006-10-26 | Canon Inc | 画像処理装置 |
JP2009027580A (ja) * | 2007-07-23 | 2009-02-05 | Fuji Xerox Co Ltd | 情報処理装置及びプログラム |
-
1996
- 1996-01-19 JP JP699096A patent/JPH09200747A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006295492A (ja) * | 2005-04-08 | 2006-10-26 | Canon Inc | 画像処理装置 |
JP4700992B2 (ja) * | 2005-04-08 | 2011-06-15 | キヤノン株式会社 | 画像処理装置 |
JP2009027580A (ja) * | 2007-07-23 | 2009-02-05 | Fuji Xerox Co Ltd | 情報処理装置及びプログラム |
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