JPH09198813A - ディスク・ドライブのシーク時間を極小にする方法および装置 - Google Patents
ディスク・ドライブのシーク時間を極小にする方法および装置Info
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Abstract
減らす。 【解決手段】 1つのシーク方向の加速段階中(図7)
に、アクチュエータを駆動する増幅器の飽和電圧V
SAT(L)を検出し、それと反対のシーク方向の減速段階中
(図6)に該増幅器の出力電圧VOUTを検出し、それら
の値から増幅器の余裕電圧VHRを以下の式で計算する。 VHR=VOUT−VSAT(L) 計算した余裕電圧VHRの値に基づいて、次のシーク動作
における増幅器への電力を調節し、余裕電圧が極小にな
るようなシーク軌道に動的に変更することによって、V
OUTの情報なしで行う従来のシーク動作よりも速いシー
クを実現する。
Description
ィスク記憶装置の技術に関するものであり、更に詳細に
は、ディスク・ドライブのシーク時間性能を改善するこ
とに関する。
常、ディスク・ドライブに対してデータを読取りおよび
書込をするのに電気誘導ヘッドまたは磁気抵抗(MR)
ヘッドまたはその双方を使用している。ディスクがその
軸の周りを回転するにつれて、読取り/書込ヘッドはデ
ィスクの表面上を浮動し、電気機械式(リニアまたは回
転)サーボアクチュエータ手段によりディスクの直径の
内側および外側に、またはそれらからシーク経路に沿っ
て移動する。待ち時間は、ヘッドが目標トラックに移動
してから、そのトラック上の目標位置がヘッドの真下に
来るまでに必要な時間である。それに対しシーク時間
は、ヘッドが現在位置しているトラックから目標のトラ
ックへ移動するのに必要な時間である。
時間は、有効なデータ記憶システムにとって、特に高速
記憶システムの場合は、明らかに決定的要素である。し
たがって本発明の目的は、影響を及ぼすシーク時間を減
らすことによりディスク・ドライブの性能を改善するこ
とである。
の原理によれば、サーボ・アクチュエータを制御する電
力増幅器を備えたディスク・ドライブにおけるシーク時
間を極小にするシステムは、プロセッサに接続されたそ
の電力増幅器の出力端子を備える。この構成は、シーク
動作に使用される電力増幅器に関する余裕電圧(head r
oom voltage)を検出し計算する。該余裕電圧は、シー
ク動作を制御するのに有効な電力の余裕のことを指して
いる。
よる方法は、第1のシーク方向の加速段階中に増幅器の
飽和値を検出し、第1のシーク方向とは反対方向の第2
のシーク動作の減速段階中に出力電圧を検出することに
より、電力増幅器に関する余裕電圧を計算するステップ
を設けている。代替実施例では、余裕電圧を測定するの
に1つのシーク動作しか必要としない。前記方法は更
に、次のシーク動作で電力増幅器への電力を、計算され
た余裕電圧に基づき調節し、その結果、該余裕電圧によ
り識別された利用可能な電力の余裕の少なくとも幾らか
を次のシーク動作に使用することによって、シーク時間
を減らすようにするステップを備えている。
明を進めるにつれて更に明らかになるであろう。
してディスク・ドライブのシーク時間を減らす、本発明
の回路を具現するディスク・ドライブ・サーボ・システ
ムの概略ブロック図である。ディジタル信号プロセッサ
(DSP)10が読取り/書込の目的でアクチュエータ
(図示せず)をディスク上方に位置決めするためのサー
ボ・ループを制御する。DSPはディジタル−アナログ
変換器(DAC)15およびアナログ−ディジタル変換器
(ADC)20の双方に接続されている。DACはボイス
・コイル・モータ(VCM)30を駆動する電力増幅器25
(信号VIN)に接続されている。アクチュエータの位置
は位置復調器35により決定され、ADC(信号VPOS)
に供給される。
説明する場合、記述した機能を行なう同等の回路を、本
発明の範囲内で使用することが可能であることが理解さ
れる。一例として、トランジスタをダイオードまたは抵
抗器として使用することができる。なおまた、接続され
ている二つの構成要素は、物理的にその二つの構成要素
を分離する介在要素を備えることができる。したがっ
て、「接続されている」は、介在構成要素であるかどう
かに拘らず、電気的に連絡している構成要素を包含する
つもりである。
に移動させるのがDSPの仕事であり、一旦所要位置に
達すればその位置を維持する。これは実際の位置(V
POS)をADCを通して絶えず監視し、それを所要位置
と比較し、次いで補正値をDACに書込むことにより行
なわれる。これらの動作によりディジタル・サーボ・ル
ープが作られる。
を企図しているが、その他に、やはりADCを通してD
SPにより監視される、電力増幅器25から受取るもう1
つの信号(VOUT)も備えている。電力増幅器25に存在
する電圧ドライブ・余裕の測定値をDSPが受け取れる
ように、VOUTは準備される。電圧ドライブ余裕は、回
路の完全性を維持しながら電力増幅器が出力することが
できる最小(または最大)電圧と、指定シーク動作中に
VOUTが実際に測定されたその電圧との差であると定義
している。または換言すれば、 VHR=V−VMIN または、 VHR=VMAX−VOUT および、 VMIN=VGROUND+VSAT(低) VMAX=VS−VSAT(高) ここで、 VSAT=電力増幅器飽和電圧 VHR=電圧余裕 VS=供給電圧 VGROUND=0V(好適実施例では)
にしてシーク動作性能を改善する。特に、過大な余裕電
圧が存在すれば、更に積極的な軌道(速度対位置プロッ
ト)を採用して利用可能な余裕電力を「使い切り」、シ
ークをより急速に完了することができる。すなわち、D
SPがVOUTでの読みに基づきシーク制御手順(すなわ
ち、VCMへの電力)を動的に調節することにより、V
OUTの情報なしで行なうシークよりも速いシークを実行
することができる。
る、本発明を利用するシーク軌道適応50の、従来のシー
ク軌道55に対する位相平面プロットである。回転アクチ
ュエータを位置変数(進む距離)がθで速度変数がωで
あるように仮定してある。しかし、以下の説明をリニア
・アクチュエータにも同等に適用することができる。
度から目標位置θFに達するまでの、従来のシークで発
生する軌道を描く。位置θ1(速度0)で始まり、θF
(速度1)で終わる従来のシークについては、最大電力
が最初、参照番号60で示すように加えられてアクチュエ
ータ移動を開始する。これは、速度が定常的に増大する
加速段階である。しかし、一旦速度(ω)が閉ループ制
御軌道55に達すると、VCMアクチュエータへの電力
は、速度が目標位置θFで精密に0に減少するように
「制御される」。この「制御される」部分が減速段階で
ある。
ス」の条件下で動作する「最悪のケース」のドライブ動
作の、従来の曲線表現を示し、これは工業規格では一般
にデフォルトである。軌道55は通常、すべてのディスク
・ドライブのパワーオン時のデフォルト・シーク軌道で
ある。軌道60は最大電力が加えられるとき得られる軌道
である。
して改善されたシーク軌道を与える。シーク軌道50は、
「典型的」条件のもとで動作する「典型的」ディスク・
ドライブが、更に積極的になるように、どのようにして
修正されているかを示している。明らかにシーク時間
は、軌道50を使用する時かなり減少している。軌道50は
前に説明したように電圧ドライブ余裕を監視し、利用可
能な電圧余裕を活用するように変えることにより得られ
る。一つの適応軌道50だけを図示してあるが、当業者に
明らかなように、論じている特定のディスク・ドライブ
環境変数により、他の軌道を本発明の原理のもとで採用
することができることが明らかである。
減速中に使用されるコイル電流のプロットである。コイ
ル電流プロフィル65は従来のシーク軌道55に対応し、コ
イル電流70は新規のシーク軌道50に対応する。シーク軌
道が一層積極的になる(軌道50)につれてコイル電流の
ターンオン時間が変わり、振幅が増大する。シーク時間
を極小にするために、利用可能な電源電圧が有する限界
を条件として、図示のように、更に少ない時間で最大可
能コイル電流が(正または負で)使用される。
ク軌道を達成する標準制御ループ構成を示すブロック図
である。軌道発生器75は実際位置(θ)と所要位置(θ
F)との差を使用して適切な所要速度(ωD)を決定す
る。実際の速度値(ω)を所要速度(ωD)から差し引
いて、電力増幅器25を駆動する誤差信号を発生する。こ
れは、目標位置が近付くにつれて実際の速度を下げて所
要速度に追随させるサーボ・フィードバック・ループを
作る。
道50で示したように、加速および減速の両期間中、アク
チュエータ・モータを利用可能な最大電源電圧で駆動し
なければならない。しかし、従来の装置は電源電圧を全
力で使用しながら減速することはできなかった。これ
は、従来の減速軌道が典型的に、最悪のケースのモータ
が最悪のケースの電源電圧が供給される期間中および最
大温度である間でも、その減速軌道に従うことができる
ように設計されているからである。したがって、従来使
用されている減速軌道は、典型的条件下で動作する典型
的ディスク・ドライブについては極めて保守的である。
増幅器に付加することにより、電圧の余裕を検知するこ
とができ、所与のディスク・ドライブに特有の減速軌道
を自動的に特別構成することができる(50)。選択され
た特定の軌道は、利用可能な電源および所定のアクチュ
エータ・モータの実際の能力を最大に活用することがで
きる。有利なことに、本発明では必ずしもすべてのディ
スク・ドライブが同じ保守的な軌道に従う必要がない。
そうではなくて、各ドライブがその特定のアクチュエー
タモータ、温度、および利用可能な電源電圧に対して可
能なかぎり速く移動することができるということであ
る。
例の簡略回路を示す。電力増幅器は相互コンダクタンス
増幅器であり、入力電圧(VIN)に比例する電流
(IC)をVCM30のコイルに発生する。増幅器A1お
よびA2はVCMコイルの各端を直接駆動する。VCM
コイルはインダクタンスLCおよび抵抗RCで構成されて
いる。増幅器A2は増幅器A1に対する単一利得(unit
y gain)反転「スレーブ」として構成されている。更
に、増幅器A2はVS/2を基準としているので、VCM
コイル入力V1およびV2はVS/2を中心に対称に振れ
る。
知抵抗器RSの両端間に小さい電圧降下を生ずる。RSに
かかる電圧は、増幅器A3により作られるディファレン
シャル−シングルエンド変換器回路により検知される。
増幅器A3の出力(ISENSE)は入力信号VINと共に増
幅器A1の入力に加算される。これにより出力電流IC
が入力電圧VINに追随するような、フィードバック・ル
ープが作られる。入力電圧VINおよび電流検知信号I
SENSEは信号VREFを基準とするので、バイポーラ電流は
単極供給電圧VSを持つ回路で命令し、検知することが
できる。
常に簡単な回路を使用して電圧余裕を監視することがで
きるようにするためのカギとなる。この特定の構成は電
源をVS/2に「分割」するので、V1における電圧余裕
はV2における電圧余裕に釣合う。これにより、振れの
ハイ側で余裕を直接読取る特殊回路は考慮に入れず、電
圧の振れのロー側で余裕を読取ることだけを考慮に入れ
ればよいことになる。
1により濾過され、VOUTに現れる。R1およびC1
は、所要濾過能力を有するように選択される。出力電圧
(VOUT)はADC2Oの入力チャンネルに接続されてい
る(図1)。ダイオードD1および抵抗器R2およびR
3は、VOUTにおける電圧をADCの最大安全値(普通
約5V)より低くなるように制限する電圧クランプ回路
を作っている。特に、R2およびR3は、VOUTに対す
る電圧上限を与えるように選択されている。DSP10は
ADC2Oを通してクランプ電圧VOUTを読取る。この回
路は、R1、C1、D1、R2、およびR3から構成さ
れているが、本発明を実施するための新規な局面であ
る。また、シーク時間を極小にする更に積極的なシーク
軌道を採用するために、余裕電圧を監視するのに、従来
のディスク・ドライブ電力増幅器にこの回路を適応させ
ることができる。
および最大出力電圧で特徴付けることができる。前に述
べたとおり、最小出力はVMINであり、グラウンド電圧
に飽和電圧を加えたものに等しい。つまり、VMIN=V
GROUND+VSAT(低)。
減じたものである。つまり、VMAX=VS−V
SAT(高)。
おける電圧および電流ICを示す(「順」はディスクの
外径(OD)から内径(ID)へのシークと定義され、
「逆」はIDからODへのシークと定義されている)。
図示のように、全順方向加速段階中に最大電圧VMAXが
V2で加えられるが、VOUTにおいては、ADCでの損
傷を避けるクランプ回路80によってクランプ電圧が現れ
る。しかし、減速段階中、V2における電圧はVMINの
非常に近くまで降下するが、なお少量だけ、すなわち、
余裕電圧VHRだけVMINより大きい。更に、減速中のV
2における電圧はクランプ回路80のクランプ限界内にあ
り、したがって、従来のADC読取りパラメータの限界
内にあるから、V2における電圧と同じ電圧がVOUTに
現れる。
る電圧は、ADCを通してDSPにより測定されて、シ
ーク時間を改善するために制御余裕(余裕)の量を決定
する。過大な余裕電圧が存在すれば、更に積極的な軌道
を採用して利用可能な読取り余裕を「使い切り」、シー
クを急速に完了することができる。この一層積極的な軌
道は、DSPが更に多量のコイル電流ICを減速段階中
に流させ、その結果、適切な余裕電圧が存在するまで余
裕電圧VHRが減少することによって達成される。
電力増幅器の特性、VCMコイルの抵抗、および減速軌
道を維持するのに減速中に使用されるVCM電流
(IC)の直接的な関数である。電圧余裕を直接監視す
るこの方法により、これらすべてのファクタを包含して
適応性シーク・サーボ・システムを提供することができ
る。本質的にこのサーボ・システムは、すべての必要な
情報を提供して、所与の状況に対するシーク軌道を完全
に最適化する、測定可能な1つのパラメータを監視して
いる。このようにして、「適応性」シーク・サーボ・シ
ステムが提供される。
通常動作に影響しないという点で非侵入的である。たと
えば、各順方向シークが行なわれるにつれて、VOUTに
おける電圧が減速中に読取られ、シーク軌道がそれにし
たがって調節される。VCMコイルの温度が変化した時
でさえ(およびその抵抗が実質的に温度と共に変化した
時でさえ)、適応シークは、減速中に使用されるコイル
電流の量を調節することにより、一定電圧駆動を維持す
る。減速軌道は、使用することができるコイル電流の量
に矛盾しないように修正することもできる。その結果、
ディスク・ドライブ・サーボ・システムは、その時刻に
現存する条件を与えられた、最も速い可能なシークを行
なうように適応する。
Cおよび電圧V2を示す。加速中V2における電圧はV
MINであり、この実施例ではグラウンドを0として参照
しているのでVSAT(低)に等しい。この電圧はADC
を通してDSPに利用できるので、DSPは逆シーク中
のVSAT(低)の値を測定することができる。V
SAT(低)のこの逆方向シーク加速の読みは、VOUTの順
方向シーク減速の読みと共に使用され、VHRを固有に決
定する。すなわち、 VHR=VOUT(順方向減速)−VSAT(低、逆方向加速) である。
電圧はほぼVMAXに近付いている。事実、それはVMAX−
VHRであるが、この電圧は典型的ADCの入力範囲を越
えているので直接測定することができない。(典型的に
VS=12Vであり、最大ADC入力は5V以下である。)
しかし、順シークに使用したと同じ形式のシーク軌道を
逆シークに採用すれば、図5に示す電力増幅器の構造
は、余裕電圧が各方向において同じであることを保証す
る。すなわち、好適実施例の回路はV1およびV2で対
称な電圧の読みを与えるから、VHRは順シークおよび逆
シークについて等しくなる。したがって、余裕を順シー
クだけで測定しても、逆シークもそれから測定値を得る
ことができる。
いてさえ、実際に測定される減速余裕電圧は実際には全
余裕電圧の半分に過ぎないということである。これは、
高(VS)および低(VGROUND)の双方の端に余裕が存
在するためであり、V1およびV2で電力増幅器電圧は
VS/2を中心に対称的に振れるから、全余裕はV1およ
びV2における余裕電圧の和である。VS電位(これは
ADCのレンジの外にある)の近くまで余裕電圧が存在
するが、好適実施例でVOUTで実際に測定される唯一の
電圧はVOUT(およびV2)が0V(VGROUND)に近い
ときである。これは、ADCの入力レンジが普通0Vと5
Vとの間にあるから便利であることは確かである。本発
明では、説明したように、電力増幅器の構造がこれら二
つの余裕測定値が等しい(V1およびV2が電圧VS/2
の周りに対称的に振れるから)ことを保証するので、V
Sに近い余裕電圧を直接測定する必要はない。これによ
り、増幅器と、高端余裕電圧をADCのレンジ内まで下
げるレベルシフタとを備えた特殊回路の必要性が排除さ
れる。
戻って、本発明の代わりの実施例では、クランプ回路80
をV1においてさらに設け、その出力をADC20(図
1)のもう1つの入力に接続することができる。この代
替実施例は更に多数の回路および経費を必要とするが、
この実施例はいずれの方向の各シークでも余裕電圧およ
び電力増幅器飽和電圧を測定する手段を与える。
力増幅器に関する電圧余裕を極小にすることにより、そ
の電力消費を減らすことができる。それだけでも、電力
増幅器で熱を発生して「電力を浪費する」のではなく、
アクチュエータ・コイルに可能最大電圧を加えてシーク
時間を減らすことは一層効率的である。
ドライブでシーク時間を極小にする方法および装置の好
適実施例である。本発明を特定の実施例を参照して説明
してきたが、他の代替実施例および実施の方法または修
正案を本発明の精神および範囲を逸脱することなく採用
できることは明らかである。
を以下に示す。
力増幅器(25)を備えているディスク・ドライブ・シス
テムにおいてシーク時間を極小にする方法であって、
(a)少なくとも第1のシーク動作について、電力増幅
器がシーク動作を制御するのに有効な電力の余裕を表
す、余裕電圧(VHR)を測定するステップと、(b)測
定された前記余裕電圧に基づき、次のシーク動作で電力
増幅器への電力を調節し、前記余裕電圧により識別され
た有効な電力の少なくとも幾らかを次のシーク動作に使
用してシーク時間を減らすようにするステップとを備え
ている方法。
ステップは、電力増幅器から電圧飽和値(VSAT)およ
び電圧出力値(VOUT)を検出するステップを含むこと
を特徴とする、実施態様1に記載の方法。
ーク動作中に前記電圧飽和値および前記電圧出力値を検
出するまたは、(2)第1のシーク方向の第1のシーク
動作の加速段階中に電圧飽和値を検出し、第2のシーク
方向の第2のシーク動作の減速段階中に電圧出力値を検
出することを特徴とする、実施態様2に記載の方法。
飽和値だけ少ない前記電圧出力値であることを特徴とす
る、実施態様2に記載の方法。
節する前記ステップは、電力増幅器の出力端子に流れる
電流のレベル(IC)を上げ、電流の流れる時間(70)
を減らし、次のシーク動作の減速段階を制御するステッ
プを備えていることを特徴とする、実施態様1に記載の
方法。
いてシーク時間を減らすシステムであって、(a)モー
タ手段(10)に接続されてシーク・アクチュエータを制
御する電力増幅器(25)と、(b)電力増幅器(VOUT)
に接続され、電力増幅器がシーク動作を制御するのに有
効な電力の余裕を表す余裕電圧を測定する手段と、
(c)電力増幅器(10)に接続されて、測定された余裕
電圧に基づきシーク動作中に電力増幅器への電力を調節
し、余裕電圧により識別された有効な電力の余裕の少な
くとも幾らかを次のシーク動作に使用してシーク時間を
減らすようにする手段とを設けて成るシステム。
手段および前記電力増幅器への電力を調節する手段はプ
ロセッサ手段(10)を備えており、(a)プロセッサ手
段に接続された入力端子および電力増幅器の入力端子
(VIN)に接続された出力端子を備えているディジタル
−アナログ変換器(DAC)(15)と、(b)プロセッ
サ手段に接続された出力端子および電力増幅器の少なく
とも1つの出力端子(VOUT)に接続された少なくとも
1つの入力端子を備えているアナログ−ディジタル変換
器(ADC)(20)とをさらに含むことを特徴とする、
実施態様6に記載のシステム。
電力増幅器の少なくとも1つの出力端子に接続されてA
DCへの電圧を制御する少なくとも1つのクランプ回路
を備えていることを特徴とする、実施態様7に記載のシ
ステム。
手段は、電圧増幅器の電圧飽和値および電圧出力値を検
出する手段を備えており、選択的に、(1)電圧飽和値
および電圧出力値を単独シーク動作中に検出するまた
は、(2)電圧飽和値を第1のシーク方向の第1のシー
ク動作の加速段階中に検出し、電圧出力値を前記第1の
シーク方向と反対のシーク方向の第2のシーク動作の減
速段階中に検出することを特徴とする、実施態様6に記
載のシステム。
力を調節する手段は、電力増幅器の入力端子での電圧レ
ベルを調節することにより電力増幅器の出力端子におけ
る電流(IC)が減少した電流の流れる時間(70)中に
増大して、次のシーク動作中のシーク減速を速くするよ
うにする手段を備えていることを特徴とする、実施態様
6に記載のシステム。
れば、ディスク記憶システムのシーク動作中に、余裕電
圧をモニタし、該余裕電圧が最適になるようにVCMコ
イルに流れる電流を制御することにより、シーク・アク
チュエータを駆動するのに有効な電源電圧を最大限に使
って減速動作を行うことができるので、シーク軌道をよ
り積極的なものに修正し、従来のディスク記憶装置より
も速いシーク動作を実現することができる。さらに、V
CMコイルの両端子に現れる電圧値が所定の電圧値を中
心に対称に振れるような構造にすることにより、ロー側
の余裕電圧をモニタするだけでよく、制御手順を簡略化
できる。その上、ハイ側の余裕電圧をモニタする場合に
は必要になるであろうレベルシフタなどの付加回路も必
要としないので、回路を簡単にすることもできる。ま
た、本発明による新規の回路を従来のディスク記憶シス
テムに付加するだけで、そのシステムに特有の減速軌道
を自動的に特別に構成することができる。つまり、いか
なるシステムでも、その特定のアクチュエータ・モー
タ、温度、および利用可能な電源電圧に対して可能なか
ぎり速くシーク動作を完了させることができるというこ
とである。
スク・ドライブのシーク時間を減らす本発明を具体化す
るディスク・ドライブ・サーボ・システムの概略ブロッ
ク図である。
した、本発明の改良シーク軌道を位相平面にプロットし
た図である。
電流をプロットした図である。
を達成する標準制御ループ構成を示すブロック図であ
る。
ある。
流および電圧の測定値グラフを示す図である。
流および電圧の測定値グラフを示す図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 シーク動作を制御する電力増幅器を備え
ているディスク・ドライブ・システムにおいてシーク時
間を極小にする方法であって、 (a)少なくとも第1のシーク動作について、電力増幅
器がシーク動作を制御するのに有効な電力の余裕を表
す、余裕電圧を測定するステップと、 (b)測定された前記余裕電圧に基づき、次のシーク動
作で電力増幅器への電力を調節し、前記余裕電圧により
識別された有効な電力の少なくとも幾らかを次のシーク
動作に使用してシーク時間を減らすようにするステップ
とを備えている方法。 - 【請求項2】 ディスク・ドライブにおいてシーク時間
を減らすシステムであって、 (a)モータ手段に接続されてシーク・アクチュエータ
を制御する電力増幅器と、 (b)電力増幅器に接続され、電力増幅器がシーク動作
を制御するのに有効な電力の余裕を表す余裕電圧を測定
する手段と、 (c)電力増幅器に接続されて、測定された余裕電圧に
基づきシーク動作中に電力増幅器への電力を調節し、余
裕電圧により識別された有効な電力の余裕の少なくとも
幾らかを次のシーク動作に使用してシーク時間を減らす
ようにする手段とを設けて成るシステム。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/586,429 US5684653A (en) | 1996-01-16 | 1996-01-16 | Method and apparatus for minimizing seek time in a disk drive by increasing power amplifier power based on power amplifier voltage head room |
US586,429 | 1996-01-16 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH09198813A true JPH09198813A (ja) | 1997-07-31 |
Family
ID=24345686
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9001024A Withdrawn JPH09198813A (ja) | 1996-01-16 | 1997-01-08 | ディスク・ドライブのシーク時間を極小にする方法および装置 |
Country Status (4)
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