JPH09198175A - キースイッチ及びキーボード - Google Patents

キースイッチ及びキーボード

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JPH09198175A
JPH09198175A JP8008456A JP845696A JPH09198175A JP H09198175 A JPH09198175 A JP H09198175A JP 8008456 A JP8008456 A JP 8008456A JP 845696 A JP845696 A JP 845696A JP H09198175 A JPH09198175 A JP H09198175A
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淳一 丸山
Takao Endo
孝夫 遠藤
Shuji Nakamura
修二 中村
Tamotsu Koike
保 小池
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明はキーボード等に配設させるキースイッ
チに関し、操作性を低下することなく小型・薄型化を図
ることを課題とする。 【解決手段】キートップ21と、キートップ21が上下方
向に移動可能の構成で装着されるハウジング24と、キー
トップ21を上方向に附勢するアクチュエータ23と、アク
チュエータ23を支持する支持部材26とを具備し、支持部
材26をキートップ21の操作方向に対して伸縮可能な構成
とし、かつ、スイッチ使用時に支持部材26を伸長すると
共にスイッチ不使用時に支持部材を収縮させるカム機構
34,35 を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はキースイッチ及びキ
ーボードに係り、特に薄型化された電子機器に配設され
るキースイッチ及びキーボードに関する。近年、キーボ
ードを用いたワードプロセッサ,パーソナルコンピュー
タ,ワークステーション等の電子機器が汎用されるよう
になってきている。また、ノート型パソコン等のように
携帯して使用できるよう小型・薄型化された電子機器が
提供されている。
【0002】このように小型・薄型化された電子機器に
おいては、内接されるキーボードを構成するキースイッ
チの小型・薄型化を図る必要がある。また、キースイッ
チはオペレータが指により操作するものであるため、単
に小型・薄型化を行っただけでは操作性が低下してしま
う。
【0003】よって、操作性を低下することなく小型・
薄型化を図り得るキースイッチ及びキーボードが要求さ
れている。
【0004】
【従来の技術】図15乃至図17は従来のキースイッチ
の一例を示している。図14及び図15に示すキースイ
ッチ1は、大略するとキートップ2,スライダ3,アク
チュエータ4,ハウジング5,及びスイッチ素子6等に
より構成されている。キートップ2はオペレータにより
押圧操作される部位であり、その下部にはスライダ3が
配設されている。
【0005】また、ハウジング5のスライダ3と対向す
る部位には案内部7が形成されており、スライダ3はこ
の案内部7に案内されて昇降動作する構成とされてい
る。よって、キートップ2はハウジング5に対して上下
方向に移動可能な構成となる。アクチュエータ4はスラ
イダ3の下部とスイッチ素子6(例えば、メンブレンス
イッチ)との間に介装されている。このアクチュエータ
4はゴム等の弾性部材により構成されており、スライダ
3を常に上方向に弾性附勢している。また、アクチュエ
ータ4の中央位置には下方に向け突出した凸部8が形成
されており、この凸部8はスイッチ素子6に形成されて
いる接点部9と対向するよう構成されている。
【0006】そして、図15に示されるようにキートッ
プ2が押圧操作されると、スライダ3は下動し、これに
伴いアクチュエータ4は図示されるように弾性変形す
る。そして、アクチュエータ4に形成されている凸部8
がスイッチ素子6の接点部9を押圧することにより接点
部9は閉成される。また、キートップ2の押圧を解除す
るとスライダ3はアクチュエータ4の弾性復元力により
上動し再び図15に示す状態に戻り接点部9を開成され
る。
【0007】一方、図16は従来における他の構成を有
したキースイッチ10を示している。尚、図16におい
て図14及び図15に示した構成と対応する構成につい
ては同一符号を附しその説明を省略する。キースイッチ
10は、いわゆるパンタグラフ式のキースイッチであ
り、キートップ2を昇降動作させるために2本の可動リ
ンク11,12を有している。この2本の可動リンク1
1,12はクロスして配設されており、夫々上端部がキ
ートップ2に接続されると共に下端部がハウジング5に
接続されている。
【0008】この構成のキースイッチ10は、キートッ
プ2が押圧操作されることにより、る各可動リンク1
1,12が変位し、これによりキートップ2を昇降しう
る構成とされている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図14及び
図15に示されるキースイッチ1において小型・薄型化
を図ろうとした場合、従来ではキートップ2のストロー
ク量の短縮、或いはキースイッチ1を構成する各部品の
肉薄化により対応していた。
【0010】しかるに、キートップ2のストローク量の
短縮した場合には、キースイッチ1の操作性が低下して
しまう。また、各部品の肉薄化を行った場合には、各部
品の形成性が低下しコストアップの原因となると共に、
キースイッチ1の機械的強度が弱まり信頼性が低下して
しまうという問題点があった。
【0011】また、図16に示されるキースイッチ10
の場合、図14及び図15に示されるキースイッチ1に
比べて所定のストローク量を維持しつつ薄型化が図れる
ことが知られている。しかるに、パンタグラフ式のキー
スイッチ10では、部品点数が増加し組み立て性の悪化
しコストも上昇してしまうという問題点がある。また、
各可動リンク11,12が露出した状態でキーボードに
配設されるため塵埃等が付着し易く、また可動部分で摩
耗が発生するためにスイッチの寿命が短いという問題点
があった。
【0012】更に、キースイッチ10はキースイッチ1
に比べキートップ2が薄型化されているため、キースイ
ッチ10の押し切り時に隣接するキーのキートップ間に
間隔が大きく開き、この部位に指が挟まれることがあり
操作性手が低下するという問題点もあった。
【0013】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、操作性を低下することなく小型・薄型化を図り得
るキースイッチ及びキーボードを提供することを目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題は、下記の手段
を講じることにより解決することができる。請求項1記
載の発明では、キートップと、このキートップが上下方
向に移動可能の構成で装着されるハウジングと、このハ
ウジングに対してキートップを上方向に附勢するアクチ
ュエータと、このアクチュエータの下端部と係合しこれ
を支持する支持部材とを具備するキースイッチにおい
て、前記支持部材を前記キートップの操作方向に対して
伸縮可能な構成とし、かつ、スイッチ使用時に前記支持
部材を伸長すると共にスイッチ不使用時に前記支持部材
を収縮させる伸縮機構を設けたことを特徴とするもので
ある。
【0015】また、請求項2記載の発明では、前記請求
項1記載のキースイッチにおいて、前記伸縮機構をカム
機構により構成したことを特徴とするものである。ま
た、請求項3記載の発明では、前記請求項2記載のキー
スイッチにおいて、前記カム機構は、円筒形状とされた
前記支持部材を上下に分割することにより形成され、互
いに対向する部位に端面カムが形成された上部支持部及
び下部支持部と、前記上部支持部と下部支持部とが相対
的に回転するよう回転附勢する回転附勢機構とにより構
成されることを特徴とするものである。
【0016】また、請求項4記載の発明では、前記請求
項2記載のキースイッチにおいて、前記カム機構は、前
記支持部材に形成された従動節と、前記従動節と係合
し、前記ハウジング上をスライド動作することにより前
記支持部材を上下方向に移動附勢する原動節を具備する
スライド部材とにより構成されることを特徴とするもの
である。
【0017】更に、請求項5記載の発明に係るキーボー
ドでは、前記請求項1乃至4のいずれかに記載の複数の
キースイッチと、前記キースイッチに夫々配設された伸
縮機構を一括的に駆動操作する操作部材とを具備したこ
とを特徴とするものである。
【0018】上記の手段は、次のように作用する。請求
項1記載の発明によれば、支持部材をキートップの操作
方向に対して伸縮可能な構成とし、伸縮機構によりスイ
ッチ使用時に支持部材を伸長すると共にスイッチ不使用
時に支持部材を収縮させる構成としたことにより、スイ
ッチの使用状態により支持部材の長さを変更することが
可能となる。
【0019】従って、スイッチ使用時に支持部材を伸長
することによりキートップはハウジングに対して高い位
置に位置することとなり、キートップのストローク量は
確保され操作性を向上することができる。一方、スイッ
チ不使用時は支持部材を収縮することにより薄型化を図
ることができる。
【0020】また、請求項2記載の発明によれば、伸縮
機構をカム機構により構成したことにより、簡単な機構
で伸縮機構を実現することができ、キースイッチの構成
を簡単化できると共にコストの低減及び小型化をことが
できる。
【0021】また、請求項3記載の発明によれば、円筒
形状の支持部材を上下に分割して上部支持部及び下部支
持部を形成し、この上部支持部及び下部支持部の互いに
対向する部位に端面カムを形成することにより、上部支
持部と下部支持部とを相対的に回転することにより支持
部材の長さを変化させることができる。
【0022】また、回転附勢機構は上部支持部と下部支
持部とが相対的に回転するよう回転附勢するため、スイ
ッチ使用時と不使用時に回転附勢機構を操作することに
よりキースイッチの高さを切り換えることができる。よ
って、上記切り換え操作を容易に行うことができる。
【0023】また、請求項4記載の発明によれば、支持
部材に従動節を形成し、スライド部材にこの従動節と係
合する原動節を設けることにより、スライド部材をハウ
ジング上でスライド動作させるだけで支持部材を上下方
向に移動附勢することができ、スイッチ使用時と不使用
時で切り換え操作を容易に行うことができる。
【0024】更に、請求項5記載の発明によれば、請求
項1乃至4のいずれかに記載の複数のキースイッチと、
このキースイッチに夫々配設された伸縮機構を一括的に
駆動操作する操作部材とを設けたことにより、操作部材
を操作することによりキーボードスイッチを構成する全
てのキースイッチを一括的に伸縮動作させることが可能
となる。
【0025】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態について
図面と共に説明する。図1乃至図6は、夫々本発明の第
1実施例であるキースイッチ20を示している。キース
イッチ20は、図1及び図2に示されるように、大略す
るとキートップ21,スライダ22,アクチュエータ2
3,ハウジング24,スイッチ素子25,支持部材26
及び伸縮機構30等により構成されている。
【0026】キートップ21はオペレータにより押圧操
作される部位であり、その下部には軸状のスライダ22
が一体的に形成されている。このスライダ22はキート
ップ21より下方に延出形成されており、その下端部に
はコイルスプリング27が配設されている。
【0027】また、ハウジング24はキートップ21を
上下方向に移動可能に支持するものであり、スイッチ素
子25(例えば、メンブレンスイッチ)の上部に載置さ
れた状態で配置される。このハウジング24のスライダ
22と対向する部位には筒状の案内部28が形成されて
おり、軸状のスライダ22は筒状の案内部7に挿通され
る。よって、スライダ22は案内部7を摺動することの
より、昇降動作が案内される構成とされている。
【0028】また、案内部7の下部にはメンブレンスイ
ッチであるスイッチ素子25の接点部29が覗視する構
成とされており、この接点部29とスライダ22の下端
部に配設されたコイルスプリング27は対向するよう構
成されている。アクチュエータ23は、キートップ21
の下面と支持部材26との間に介装されている。このア
クチュエータ23はゴム等の弾性部材により構成されて
おり、キートップ21を常に上方向に弾性附勢してい
る。
【0029】支持部材26は伸縮機構30の一部を構成
するものであり、上部支持部31と下部支持部32とに
より構成されている。この上部支持部31及び下部支持
部32は、円筒形状とされた支持部材26を上下に2分
割した構成とされている。上部支持部31にはアクチュ
エータ23の下端が当接し支持される鍔部33が形成さ
れており、案内部28を中心に回転可能な構成とされて
いる。このため、図1に示されるように鍔部33は案内
部28に回転可能に摺接する構成とされている。また、
下部支持部32は前記したハウジング24に一体的に形
成された構成とされており、従って下部支持部32は固
定された状態とされている。
【0030】図4は支持部材26のみを拡大して示して
いる。同図に示されるように、上部支持部31及び下部
支持部32は同一径を有しており、また互いに対向する
部位には端面カム34,35が形成されている。この各
端面カム34,35は、各支持部31,32を展開した
状態で90°毎にサインカーブを描く曲線形状とされて
いる。
【0031】図4(A)に示す状態は、上部支持部31
及び下部支持部32に形成された端面カム34,35の
山部の部分同志が係合した状態であり、支持部材26が
伸長した状態である。また、図4(A)に示す状態より
上部支持部31を図中矢印で示す方向に90°回転させ
ると図4(B)に示す状態となる。図4(B)に示す状
態は、上部支持部31の端面カム34に形成された山部
と下部支持部32の端面カム35に形成された谷部とが
係合した状態であり、支持部材26が伸縮した状態であ
る。
【0032】即ち、本実施例に係るキースイッチ20
は、支持部材26を構成する上部支持部31及び下部支
持部32にカム機構(端面カム34,35)を設けるこ
とにより、単に下部支持部32に対し上部支持部31を
回転させるだけで支持部材26をキートップ21の操作
方向に伸縮させることが可能となる。
【0033】図6及び図7は、本発明の一実施例である
キーボードを示している。キーボードには複数個のキー
スイッチ20が配設されるが、各図では図示及び説明の
便宜上、2個のキースイッチ20のみを示している。キ
ーボードは大略するとキースイッチ20と、このキース
イッチ20に配設された伸縮機構30を操作する操作部
材となるスライド部材37とを具備した構成とされてい
る。また、図中36は伸縮機構30を構成する回転附勢
機構であり、この回転附勢機構36はスライド部材37
と上部支持部31に配設されたピン38とにより構成さ
れている。スライド部材37の所定位置にはピン38と
係合する長孔39を有したレバー部40が形成されてい
る。
【0034】従って、スライド部材37を図6に矢印X
1で示す方向にスライド動作させることにより、レバー
部40はピン38をX1方向に移動附勢する。これによ
り、上部支持部31は回転し、上記したように支持部材
26は伸縮動作を行う。このスライド部材37のスライ
ド量は、上部支持部31が90°回転するよう設定され
ている。
【0035】後述するように、スライド部材37はキー
スイッチ20の操作を行うスイッチ使用時と、キースイ
ッチ20の操作を行わないスイッチ不使用時との切り換
え時に操作されるものである。一般に、キースイッチ2
0が適用されるノート型の電子機器(例えば、ノート型
パソコン等)は、不使用時には蓋を閉める構成となって
いる。従って、蓋の開閉によりスイッチ使用時とスイッ
チ不使用時とを判別することができる。よって、蓋の開
閉動作によりスライド部材37がスライド動作する構成
としておくことにより、蓋の開閉により自動的にスライ
ド部材37を移動させ支持部材26を伸縮させる構成と
することも可能である。
【0036】続いて、上記構成とされたキースイッチ2
0の動作について説明する。図1乃至図3は、キースイ
ッチ20のスイッチ使用時の状態を示している。スイッ
チ使用時は、オペレータがキースイッチ20を操作する
状態である。このスイッチ使用時では、スライド部材3
7は支持部材26を伸長させる位置(例えば図6に示す
位置)に移動しており、従って支持部材26は図4
(A)に示す状態となっている。即ち、上部支持部31
の端面カム34に形成された山部と下部支持部32の端
面カム35に形成され山部は互いに係合し、よって支持
部材26は伸長した状態となっている。
【0037】このように、スイッチ使用時において支持
部材26を伸長することにより、キートップ21をハウ
ジング24に対して高い位置に位置させることができ、
キートップ21のストローク量は確保され操作性を向上
することができる。上記のスイッチ使用時においてキー
トップ21が押圧操作されると、スライダ22は下動
し、これに伴いアクチュエータ23は図3に示されるよ
うに弾性変形する。そして、スライダ22の下端部に配
設されているコイルスプリング27はスイッチ素子25
の接点部29を弾性力を介して押圧し、これにより接点
部29は閉成される。
【0038】また、キートップ21の押圧を解除すると
キートップ21及びスライダ22はアクチュエータ23
の弾性復元力により上動し、再び図1及び図2に示す状
態に戻り接点部29を開成される。上記説明から明らか
なように、伸縮機構30を設けても、スイッチ素子25
の開閉操作に何ら不都合は生じることはない。
【0039】尚、図2に示す41は、キートップ21が
ハウジング24から離脱するのを防止する係止レバーで
あり、キートップ21が所定位置まで上動した時点で案
内部28に形成された係止辺42と係合する構成とされ
ている。一方、図5は、キースイッチ20のスイッチ不
使用時の状態を示している。スイッチ不使用時は、オペ
レータによるキースイッチ20の操作が行われない状態
であり、例えば携帯時のような状態である。
【0040】このスイッチ不使用時では、スライド部材
37は支持部材26を伸長させる位置(例えば、図7に
示す位置)に移動しており、従って支持部材26は図4
(B)に示す状態となっている。即ち、上部支持部31
の端面カム34に形成された山部と下部支持部32の端
面カム35に形成され谷部が互いに係合し、よって支持
部材26は収縮した状態となっている。このように支持
部材26が収縮した状態となることによりキースイッチ
20の全体の高さも低背化し、よってキースイッチ20
が配設される電子機器の薄型化を図ることができる。
【0041】また、上記した支持部材26の伸縮動作
は、単に支持部材26を構成する上部支持部31を下部
支持部32に対して回転させればよく、また上部支持部
31の回転操作は回転附勢機構36により容易に行うこ
とができる。よって、スイッチ使用時とスイッチ不使用
時との切り換え処理を容易に行うことができる。更に、
回転附勢機構36を電子機器の蓋の開閉と連動させるこ
とにより、自動的に切り換え処理を行う構成とすること
も可能である。
【0042】続いて、本発明の第2実施例について説明
する。図8乃至図13は本発明の第2実施例であるキー
スイッチ50の要部を示している。尚、各図において図
1乃至図7を用いて説明した第1実施例に係るキースイ
ッチ20の構成と対応する構成については同一符号を附
してその説明を省略する。
【0043】前記した第1実施例に係るキースイッチ2
0は、支持部材26を夫々端面カム34,35を有した
上部支持部31と下部支持部32とにより構成し、回転
附勢機構36により上部支持部31を下部支持部32に
対し回転させることにより支持部材26を伸縮動作させ
る構成とした。
【0044】これに対し、本実施例に係るキースイッチ
50は、支持部材51を構成する上部支持部59に従動
節52を形成すると共に、支持部材51を構成する下部
支持部をスライド部材53と一体化した構成とし、この
スライド部材53に従動節52と係合して支持部材51
を昇降動作させる原動節54を形成したことを特徴とす
るものである。以下、具体的構成について説明する。
【0045】上部支持部59は、図示しないハウジング
に昇降動作可能に配設された構成とされており、上部に
アクチュエータ23の下端と係合する板状の係合部55
が形成されている。また、係合部55の側部には下方に
向け延出した従動節52が形成されている。この従動節
52の端面は所定のカム形状(略1/4円周形状)とさ
れている。
【0046】また、スライド部材53(下部支持部)は
ハウジングの上面を図中矢印Y1,Y2方向にスライド
動作可能な構成とされている。このスライド部材53の
上面所定位置には原動節54が形成されており、この原
動節54も図示されるように頂点56から最下点57に
向かい滑らかに傾斜するカム面を形成している。尚、上
部支持部59及びスライド部材53は、図10及び図1
3に示されるように、スライダ22を挟んで両側部に夫
々配設されている(上部支持部59の図示は省略してい
る)。
【0047】上記した従動節52及び原動節54は協働
してカム機構58を構成する。図9及び図12は、カム
機構58のみを拡大して示している。従動節52は原動
節54の上部に係合しており、スライド部材53がY
1,Y2方向に移動することにより原動節54の上部を
相対的に移動しうる構成とされている。
【0048】また、原動節54は頂点56から最下点5
7に向かい滑らかに傾斜するカム面を形成している。よ
って、上部支持部59とスライド部材53(下部支持
部)とにより構成される支持部材51は、スライド部材
53がスライド動作することによりキートップ21の操
作方向に対して伸縮可能な構成となる。
【0049】続いて、上記構成とされたキースイッチ5
0の動作について説明する。図8乃至図10は、キース
イッチ20のスイッチ使用時の状態を示している。この
スイッチ使用時では、スライド部材53は図10に示さ
れるように矢印Y2方向に移動しており、従動節52は
原動節54の頂点56に係合した状態となっている。従
って上部支持部59は図8及び図9に示すように上動限
位置に位置しており、支持部材51は伸長した状態とな
っている。
【0050】このように、スイッチ使用時において支持
部材51が伸長することにより、キートップ21をハウ
ジングに対して高い位置に位置させることができる。よ
って、キートップ21のストローク量は確保され、キー
スイッチ50の操作性を向上することができる。
【0051】一方、図11乃至図13は、キースイッチ
50のスイッチ不使用時の状態を示している。このスイ
ッチ不使用時では、スライド部材53は図13に示され
るように矢印Y1方向に移動しており、従動節52は原
動節54の最下点57に係合した状態となっている。従
って上部支持部59は図11及び図12に示すように下
動限位置に位置しており、支持部材51は収縮した状態
となっている。
【0052】このようにスイッチ不使用時において支持
部材51が収縮した状態となることによりキースイッチ
50の全体の高さも低背化し、よってキースイッチ50
が配設される電子機器の薄型化を図ることができる。ま
た、上記した支持部材51の伸縮動作は、単にスライド
部材53をY1,Y2方向にスライド動作させればよく
容易に行うことができ、よってスイッチ使用時とスイッ
チ不使用時との切り換え処理を容易に行うことができ
る。更に、本実施例では支持部材51を構成する下部支
持部をスライド部材53に一体化した構成であるため、
部品点数の削減及び低コスト化を図ることができる。
【0053】尚、キースイッチ50を複数個用いてキー
ボードを構成する場合、全部或いは所定個のキースイッ
チ50においてスライド部材53を共通化することによ
り、複数のキースイッチ50を一括的に伸縮動作させる
ことが可能となる。
【0054】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、下記の種々
の効果を実現することができる。請求項1記載の発明に
よれば、スイッチ使用時に支持部材を伸長することによ
りキートップをハウジングに対して高い位置に位置させ
ることができ、キートップのストローク量は確保され操
作性を向上することができる。また、スイッチ不使用時
は支持部材を収縮することにより薄型化を図ることがで
きる。
【0055】また、請求項2記載の発明によれば、簡単
な機構で伸縮機構を実現することができ、キースイッチ
の構成を簡単化できると共にコストの低減及び小型化を
ことができる。また、請求項3及び請求項4記載の発明
によれば、スイッチ使用時と不使用時とでキースイッチ
の高さ切り換え操作を容易に行うことができる。
【0056】更に、請求項5記載の発明によれば、操作
部材を操作することによりキーボードスイッチを構成す
る全てのキースイッチを一括的に伸縮動作させることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例であるキースイッチを示す
断面図であり、スイッチ使用時の状態を示す図である。
【図2】図1におけるA−A線に沿う断面図である。
【図3】本発明の第1実施例であるキースイッチが押圧
操作された状態を示す断面図である。
【図4】支持部材の伸縮動作する原理を説明するための
図である。
【図5】本発明の第1実施例であるキースイッチを示す
断面図であり、スイッチ不使用時の状態を示す図であ
る。
【図6】回転附勢部材を説明するための図である。
【図7】回転附勢部材を説明するための図である。
【図8】本発明の第2実施例であるキースイッチを示す
概略構成図であり、スイッチ使用時の状態を示す図であ
る。
【図9】スイッチ使用時のカム機構を拡大して示す図で
ある。
【図10】スライド部材を説明するための図である。
【図11】本発明の第2実施例であるキースイッチを示
す概略構成図であり、スイッチ不使用時の状態を示す図
である。
【図12】スイッチ不使用時のカム機構を拡大して示す
図である。
【図13】スライド部材を説明するための図である。
【図14】従来のキースイッチの一例を説明するための
図である。
【図15】図14に示すキースイッチが押圧操作されて
いる状態を示す図である。
【図16】従来のキースイッチの一例を説明するための
図である。
【符号の説明】
20,50 キースイッチ 21 キートップ 22 スライダ 23 アクチュエータ 24 ハウジング 25 スイッチ素子 26,51 支持部材 28 案内部 30 伸縮機構 31,59 上部支持部 32 下部支持部 33 鍔部 34,35 端面カム 36 回転附勢機構 37,53 スライド部材 38 ピン 39 長孔 40 レバー部 52 従動節 54 原動節 58 カム機構
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小池 保 東京都品川区東五反田2丁目3番5号 富 士通高見澤コンポーネント株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キートップと、 該キートップが上下方向に移動可能の構成で装着される
    ハウジングと、 該ハウジングに対して前記キートップを上方向に附勢す
    るアクチュエータと、 該アクチュエータの下端部と係合しこれを支持する支持
    部材とを具備するキースイッチにおいて、 前記支持部材を前記キートップの操作方向に対して伸縮
    可能な構成とし、 かつ、スイッチ使用時に前記支持部材を伸長すると共に
    スイッチ不使用時に前記支持部材を収縮させる伸縮機構
    を設けたことを特徴とするキースイッチ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のキースイッチにおいて、 前記伸縮機構をカム機構により構成したことを特徴とす
    るキースイッチ。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のキースイッチにおいて、 前記カム機構は、 円筒形状とされた前記支持部材を上下に分割することに
    より形成され、互いに対向する部位に端面カムが形成さ
    れた上部支持部及び下部支持部と、 前記上部支持部と下部支持部とが相対的に回転するよう
    回転附勢する回転附勢機構とにより構成されることを特
    徴とするキースイッチ。
  4. 【請求項4】 請求項2記載のキースイッチにおいて、 前記カム機構は、 前記支持部材に形成された従動節と、 前記従動節と係合し、前記ハウジング上をスライド動作
    することにより前記支持部材を上下方向に移動附勢する
    原動節を具備するスライド部材とにより構成されること
    を特徴とするキースイッチ。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の複数
    のキースイッチと、前記キースイッチに夫々配設された
    伸縮機構を一括的に駆動操作する操作部材とを具備する
    ことを特徴とするキーボード。
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