JPH09197988A - 警告又は誘導表示素材及びその製造方法 - Google Patents

警告又は誘導表示素材及びその製造方法

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JPH09197988A
JPH09197988A JP2598096A JP2598096A JPH09197988A JP H09197988 A JPH09197988 A JP H09197988A JP 2598096 A JP2598096 A JP 2598096A JP 2598096 A JP2598096 A JP 2598096A JP H09197988 A JPH09197988 A JP H09197988A
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phosphorescent
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Application number
JP2598096A
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English (en)
Inventor
Hidetada Hara
秀忠 原
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HARA SEISAKUSHO KK
Original Assignee
HARA SEISAKUSHO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薄暮及び暗闇時においてもはっきりと視認す
ることができる警告又は誘導表示素材及びその製造方法
を提案する。 【解決手段】 白、黄等の明度の高い色を有する布また
は合成樹脂等から成る下地2の表裏面または一方の面に
蓄光材料3を含有する樹脂塗料4を塗布して蓄光層5を
形成し、蓄光層の表面にはガラス玉7及び合成樹脂の細
片又はその一方を含有する透明樹脂塗料8を塗布して反
射層9を形成する。また、白、黄等の明度の高い色を有
する布または合成樹脂等から成る下地2の表裏面または
一方の面に蓄光材料3を含有する樹脂塗料4を塗布して
蓄光層5を形成する第一の工程と、蓄光層の表面にガラ
ス玉7及び合成樹脂の細片又はその一方を含有する透明
樹脂塗料8を塗布して反射層9を形成する第二の工程と
から成る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は崖の危険箇所や路上
障害物、自動車と自転車等による事故発生の防止、救命
ボ−トやヘリポ−トの存在を表示する保安ワッペン、標
識、誘導表示具等を形成するために用いられる警告又は
誘導表示素材及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、蛍光塗料を塗布したり、或いは蛍
光テ−プを貼着したりしてある布、プラスチック等の基
材を加工して形成されたキーホルダー、安全具、安全標
識、誘導表示具等が知られている。そして、これらは自
転車や救命ボ−トに付けたり、崖や道路の危険な箇所に
立てたりすることによって事故を未然に防ぐために使用
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、このような
キーホルダー、安全具、安全標識、誘導表示具等に塗布
されている蛍光塗料、或いは貼着されている蛍光テ−プ
は、特に暗闇においては光があたらなくってはあまりめ
だたなかった。したがって、停電時及び暗闇においては
上記安全具、安全標識等は本来の役目を充分に果すこと
ができないために、発見が遅れ事故の発生率も非常に高
くなるという問題点があった。
【0004】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、特に、薄暮及び暗闇時においてもは
っきりと視認することができ、事故の発生を未然に防ぐ
ことができる警告表示素材及びその製造方法を提案する
ことをその課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の手段として、本発明に係る請求項1の警告又は誘導表
示素材は、白、黄等の明度の高い色を有する布または合
成樹脂等から成る下地の表裏面または一方の面に蓄光材
料を含有する樹脂塗料を塗布して蓄光層を形成するとと
もに、該蓄光層の表面にはガラス玉及び合成樹脂の細片
又はその一方を含有する透明樹脂塗料を塗布して反射層
を形成したことを特徴とする。
【0006】また、本発明に係る請求項2の警告又は誘
導表示素材の製造方法は、白、黄等の明度の高い色を有
する布または合成樹脂等から成る下地の表裏面または一
方の面に蓄光材料を含有する樹脂塗料を塗布して蓄光層
を形成する第一の工程と、該第一の工程によって形成さ
れた蓄光層の表面にガラス玉及び合成樹脂の細片又はそ
の一方を含有する透明樹脂塗料を塗布して反射層を形成
する第二の工程とから成ることを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面によって本発明の実施
の形態の一例について説明する。
【0008】図1において、符号1は本発明に係る請求
項1の警告又は誘導表示素材を示し、上記警告又は誘導
表示素材1は白い布から成る下地2の表面に蓄光材料3
を含有する透明の樹脂塗料4を塗布することによって上
記下地2の表面に蓄光層5が形成されている。この場
合、上記透明の樹脂塗料4に混合される蓄光材料3は容
積で20パーセント〜50パーセントの範囲内でおさえ
るのが好ましい。
【0009】蓄光材料3はケミテック(株)の40〜1
00メッシュの範囲内の粉末を使用するのが好ましく、
また、透明の樹脂塗料4は日本ペイント(株)、関西ペ
イント(株)、(株)トウペ等のポリエステル、エポキ
シ、ウレタン又はアクリル塗料を使用するのが好まし
い。さらに、蓄光層5の厚みは0、3ミリ程度が好まし
い。
【0010】なお、蓄光材料3及び透明の樹脂塗料4は
これに限るものではなく、別のメーカーのものであって
もよい。また、下地2は必ずしも白い色の布に限るもの
ではなく、上面に白色の塗料を塗布して使用すればどの
ような色の布を使用してもよい。
【0011】次に、蓄光層5の表面にはガラス玉7を含
有する透明の樹脂塗料8を塗布することによって上記蓄
光層5の表面に反射層9が形成されている。この場合、
上記透明の樹脂塗料8に混合されるガラス玉7は容積で
40パーセント〜50パーセントの範囲内でおさえるの
が好ましい。
【0012】ガラス玉7は(株)ユニオンの粒径が0、
05〜0、2ミリの範囲内のものを使用するのが好まし
く、また、透明の樹脂塗料8は上記透明の樹脂塗料4と
同様のメーカーのものを使用するのが好ましい。
【0013】なお、ガラス玉7はこれに限るものではな
く、別のメーカーのものであってもよい。また、上記ガ
ラス玉7は表面がダイヤカットされたものであってもよ
い。さらに、ガラス玉7に代えて樹脂製の不定形の細片
を透明の樹脂塗料8に含有させて反射層9を形成しても
よい。
【0014】反射層9の表面には透明の樹脂塗料10を
塗布することによって該反射層9の表面に保護膜11が
形成されている。なお、保護膜11は透明の樹脂製シー
トを反射層9の表面に貼着して形成したものであっても
よい。また、反射層9が強ければ保護膜11は必ずしも
設ける必要はない。
【0015】警告又は誘導表示素材1は上述のように構
成されているので、その使用にあたっては、まず、暗く
なると警告又は誘導表示素材1の表面に蓄光材料3を含
有する透明の樹脂塗料4を塗布して形成された蓄光層5
が光る。ところで、上記蓄光材料3は外光があたると白
く見える。
【0016】次に、警告又は誘導表示素材1に外光があ
たると蓄光層5の表面にガラス玉7を含有する透明の樹
脂塗料8を塗布して形成されている反射層9のガラス玉
7が上記外光を受けて光るため、これによって、より一
層明確な存在感を与えることができるとともに、見る者
が感心を引く。
【0017】上述のように警告又は誘導表示素材1によ
れば、警告又は誘導表示素材1の表面に設けた蓄光層5
が暗くなると光るのと同時に、反射層9のガラス玉7は
外光を受けたときに光るため、これによって、より一層
明確な存在感を与えることができるとともに、見る者が
感心を引く。したがって、上記警告又は誘導表示素材1
は薄暮時及び外光があたったときは蓄光層5と反射層9
との相乗効果を受け、また、真っ暗闇では蓄光層5の効
果を受けてはっきりと視認することができる。
【0018】また、反射層9の表面には保護膜11が形
成されているので、該保護膜11によって上記反射層9
のガラス玉7に傷ついたり、擦り減ったり、落ちたりす
るのを防ぐことができる。
【0019】さらに、警告又は誘導表示素材1を用い
て、例えば保安ワッペン、運動靴、標識、誘導表示具等
を形成すれば、これらは薄暮時は言うまでもなく真っ暗
闇であってもはっきりと視認することができるので、早
期にその存在を確認し事故を未然に防ぐのに役立てるこ
とができる。
【0020】次に、本発明に係る請求項2の警告又は誘
導表示素材1の製造方法の一例について説明する。
【0021】まず、第一の工程として白い布から成る下
地2の表面に蓄光材料3を含有する透明の樹脂塗料4を
刷毛等によって塗布することにより、上記下地2の表面
に蓄光層5を形成する。この場合、透明の樹脂塗料4に
混合される蓄光材料3は容積で20パーセント〜50パ
ーセントの範囲内でおさえるのが好ましい。また、蓄光
層5は0、3ミリ以下の厚みにするのが好ましい。
【0022】次に、第二の工程として第一の工程によっ
て形成された蓄光層5の表面にガラス玉7を含有する透
明の樹脂塗料8を刷毛等によって塗布することにより、
上記蓄光層5の表面に反射層9を形成する。この場合、
透明の樹脂塗料8に混合されるガラス玉7は容積で40
パーセント〜50パーセントの範囲内でおさえるのが好
ましい。
【0023】さらに、第三の工程として第二の工程によ
って形成された反射層9の表面に透明の樹脂塗料10を
塗布することにより、上記反射層9の表面に保護膜11
を形成する。
【0024】このように第一の工程乃至第三の工程を経
て図1及び図2に示す警告又は誘導表示素材1を製造す
ることができる。
【0025】上述のように警告又は誘導表示素材1の製
造方法によれば、暗くなると警告又は誘導表示素材1の
表面に設けた蓄光層5が光るのと同時に、外光を受けた
ときに反射層9のガラス玉7が光るため、薄暮時はもと
より真っ暗闇であってもはっきりと視認することができ
るという効果を発揮する上記警告又は誘導表示素材1を
簡単な方法によって製造することができる。
【0026】図3は本発明に係る警告又は誘導表示素材
の製造方法によって製造された警告又は誘導表示素材1
を用いて運動靴13を形成した一例を示したもので、該
運動靴13は側部の生地が上記警告又は誘導表示素材1
を用いて形成されている。
【0027】このようにして形成された運動靴13を履
いてジョギング等をしたときには、薄暮時はもとより真
っ暗闇であっても上記運動靴13の警告又は誘導表示素
材1を用いて形成された部分が光って、運転者が従来よ
り早期に発見するすることができる。これによって、交
通事故を未然に防ぐことができる。
【0028】なお、運動靴13は一部を警告表示素材1
を用いて形成したものであるが、これに限らず全体を警
告又は誘導表示素材1を用いて形成してもよい。
【0029】また、上記運動靴13に限らず、例えば警
告又は誘導表示素材1によってヘリポ−トに備える誘導
表示具や救命ボ−トに備える安全具、安全ワッペン等を
形成してもよい。
【0030】
【発明の効果】前記構成のように、本発明に係る請求項
1の警告又は誘導表示素材によれば、暗くなると蓄光層
が光り、また、反射層のガラス玉は外光を受けて光るた
め、これによって、より一層明確な存在感を与えること
ができる。したがって、上記警告表示素材は薄暮時は言
うまでもなく停電時などの突然の真っ暗闇であってもは
っきりと視認することができる。
【0031】具体的には上記警告又は誘導表示素材よっ
て、例えば保安ワッペン、運動靴、標識等を形成すれ
ば、これらは薄暮時は言うまでもなく真っ暗闇であって
もはっきりと視認することができるので、早期にその存
在が確認され事故防止に役立てることができる。
【0032】また、請求項2の警告又は誘導表示素材の
製造方法よれば、薄暮時はもとより真っ暗闇であっても
はっきりと視認することができる警告又は誘導表示素材
を簡単な製造方法によって得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る警告又は誘導表示素材を示す斜視
図である。
【図2】上記警告又は誘導表示素材の製造方法を示す要
部拡大図である。
【図3】上記警告又は誘導表示素材の製造方法によって
製造された警告又は誘導表示素材を一部に用いた運動靴
の斜視図である。
【符号の説明】
1 警告又は誘導表示素材 2 下地 3 蓄光材料 4、8 透明の樹脂塗料 5 蓄光層 7 ガラス玉 9 反射層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/18 B32B 27/18 Z G08B 5/00 G08B 5/00 W

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 白、黄等の明度の高い色を有する布また
    は合成樹脂等から成る下地の表裏面または一方の面に蓄
    光材料を含有する樹脂塗料を塗布して蓄光層を形成する
    とともに、該蓄光層の表面にはガラス玉及び合成樹脂の
    細片又はその一方を含有する透明樹脂塗料を塗布して反
    射層を形成したことを特徴とする警告又は誘導表示素
    材。
  2. 【請求項2】 白、黄等の明度の高い色を有する布また
    は合成樹脂等から成る下地の表裏面または一方の面に蓄
    光材料を含有する樹脂塗料を塗布して蓄光層を形成する
    第一の工程と、該第一の工程によって形成された蓄光層
    の表面にガラス玉及び合成樹脂の細片又はその一方を含
    有する透明樹脂塗料を塗布して反射層を形成する第二の
    工程とから成ることを特徴とする警告又は誘導表示素材
    の製造方法。
JP2598096A 1996-01-19 1996-01-19 警告又は誘導表示素材及びその製造方法 Pending JPH09197988A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100441491B1 (ko) * 2002-03-27 2004-07-23 정도연 축광성 발광시트 및 그 제조방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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