JPH09196594A - 熱交換器 - Google Patents
熱交換器Info
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- JPH09196594A JPH09196594A JP852196A JP852196A JPH09196594A JP H09196594 A JPH09196594 A JP H09196594A JP 852196 A JP852196 A JP 852196A JP 852196 A JP852196 A JP 852196A JP H09196594 A JPH09196594 A JP H09196594A
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- Japan
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- tank
- heat exchanger
- tank body
- header plate
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
- F28F9/02—Header boxes; End plates
- F28F9/0219—Arrangements for sealing end plates into casing or header box; Header box sub-elements
- F28F9/0224—Header boxes formed by sealing end plates into covers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
- F28F—DETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
- F28F9/00—Casings; Header boxes; Auxiliary supports for elements; Auxiliary members within casings
- F28F9/02—Header boxes; End plates
- F28F9/0202—Header boxes having their inner space divided by partitions
- F28F9/0204—Header boxes having their inner space divided by partitions for elongated header box, e.g. with transversal and longitudinal partitions
- F28F9/0209—Header boxes having their inner space divided by partitions for elongated header box, e.g. with transversal and longitudinal partitions having only transversal partitions
- F28F9/0212—Header boxes having their inner space divided by partitions for elongated header box, e.g. with transversal and longitudinal partitions having only transversal partitions the partitions being separate elements attached to header boxes
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F28—HEAT EXCHANGE IN GENERAL
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- F28F9/0202—Header boxes having their inner space divided by partitions
- F28F9/0204—Header boxes having their inner space divided by partitions for elongated header box, e.g. with transversal and longitudinal partitions
- F28F9/0214—Header boxes having their inner space divided by partitions for elongated header box, e.g. with transversal and longitudinal partitions having only longitudinal partitions
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Thermal Sciences (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】本発明は、部品点数を削減することにより、コ
ストダウンと重量の低減をはかることができる熱交換器
を提供することを目的とする。 【解決手段】本発明に係る熱交換器は、一面が開口した
箱形のタンク本体と、このタンク本体の開口側に密閉状
に取付けられ、かつ多数の熱交換チューブが接続される
ヘッダプレートとにより構成されるタンクを備えた熱交
換器において、（Ａ）前記タンク本体に、その頂壁を内
部側へ折り曲げた屈曲部を一体に形成し、（Ｂ）前記屈
曲部の先端を、前記ヘッダプレートに接触させることに
より前記タンク内を複数の室に仕切ったことを特徴とす
る。
ストダウンと重量の低減をはかることができる熱交換器
を提供することを目的とする。 【解決手段】本発明に係る熱交換器は、一面が開口した
箱形のタンク本体と、このタンク本体の開口側に密閉状
に取付けられ、かつ多数の熱交換チューブが接続される
ヘッダプレートとにより構成されるタンクを備えた熱交
換器において、（Ａ）前記タンク本体に、その頂壁を内
部側へ折り曲げた屈曲部を一体に形成し、（Ｂ）前記屈
曲部の先端を、前記ヘッダプレートに接触させることに
より前記タンク内を複数の室に仕切ったことを特徴とす
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、オイルクーラ、ラ
ジエータ、インタークーラ及びカーヒータ等の熱交換器
に関する。
ジエータ、インタークーラ及びカーヒータ等の熱交換器
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の熱交換器に使用されるタ
ンク部構造を図４及び図５に示す。図４は要部の拡大斜
視図、図５は、図４の仕切板付近の断面図である。
ンク部構造を図４及び図５に示す。図４は要部の拡大斜
視図、図５は、図４の仕切板付近の断面図である。
【０００３】図４および図５に示すように、この種の熱
交換器のタンク２０には、一面が開口した箱状のタンク
本体２１と、タンク本体２１の開口部に密閉状に取付け
られ、且つ、多数の熱交換チューブ３３が接続されたヘ
ッダプレート２２とを備え、この両者２１、２２によっ
て囲まれた内部空間２３をこの内部に仕切板２４を配置
し、２３ａ、２３ｂの２室に仕切られるものが知られて
いる。（実開昭 第６２−７０２８３号） 上記内部空間２３内の所定位置に仕切板２４を仮止めす
るために、上記仕切板２４の上縁中央部に上方に突出し
た突起２５が設けられ、タンク本体２１の頂壁２１ａの
対応箇所に嵌込み孔２６が設けられており、仕切板２４
の突起２５が嵌込み孔２６に嵌め込まれ、嵌込み孔２６
から上方に突出した突起２５の先端部がかしめられ潰さ
れている。
交換器のタンク２０には、一面が開口した箱状のタンク
本体２１と、タンク本体２１の開口部に密閉状に取付け
られ、且つ、多数の熱交換チューブ３３が接続されたヘ
ッダプレート２２とを備え、この両者２１、２２によっ
て囲まれた内部空間２３をこの内部に仕切板２４を配置
し、２３ａ、２３ｂの２室に仕切られるものが知られて
いる。（実開昭 第６２−７０２８３号） 上記内部空間２３内の所定位置に仕切板２４を仮止めす
るために、上記仕切板２４の上縁中央部に上方に突出し
た突起２５が設けられ、タンク本体２１の頂壁２１ａの
対応箇所に嵌込み孔２６が設けられており、仕切板２４
の突起２５が嵌込み孔２６に嵌め込まれ、嵌込み孔２６
から上方に突出した突起２５の先端部がかしめられ潰さ
れている。
【０００４】上記タンク２０の構成部品のうち、例えば
タンク本体２１、ヘッダプレート２２及び仕切板２４
は、アルミニウムブレージングシートにより製造されて
おり、図示しない熱交換器のコアー部とともに、熱交換
器を構成するすべての構成部品が組み合わされた後、炉
中ろう付け法により一括してろう付けされる。
タンク本体２１、ヘッダプレート２２及び仕切板２４
は、アルミニウムブレージングシートにより製造されて
おり、図示しない熱交換器のコアー部とともに、熱交換
器を構成するすべての構成部品が組み合わされた後、炉
中ろう付け法により一括してろう付けされる。
【０００５】その際、同時に、タンク本体２１の嵌込み
孔２６は、仕切板２４の突起２５が嵌め込まれた状態で
ろう付密封せられるとともに、仕切板２４の外周縁の端
面は、タンク本体２１内面及びヘッダプレート２２内面
においてろう付け接合され、タンク本体２１とヘッダプ
レート２２は、その開口部縁部においてろう付け接合さ
れる。これによって内部空間２３は密封された２つの室
２３ａと２３ｂに仕切られる。
孔２６は、仕切板２４の突起２５が嵌め込まれた状態で
ろう付密封せられるとともに、仕切板２４の外周縁の端
面は、タンク本体２１内面及びヘッダプレート２２内面
においてろう付け接合され、タンク本体２１とヘッダプ
レート２２は、その開口部縁部においてろう付け接合さ
れる。これによって内部空間２３は密封された２つの室
２３ａと２３ｂに仕切られる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の全アルミニ
ウム熱交換器においては、タンク２０の内部空間２３を
２３ａと２３ｂの２室に仕切るため、別ピースである仕
切板２４が使用されている。
ウム熱交換器においては、タンク２０の内部空間２３を
２３ａと２３ｂの２室に仕切るため、別ピースである仕
切板２４が使用されている。
【０００７】このため、組立工数を含めてコストがアッ
プするという問題があった。本発明は、これらの問題を
解決することができる熱交換器を提供することを目的と
する。
プするという問題があった。本発明は、これらの問題を
解決することができる熱交換器を提供することを目的と
する。
【０００８】
（第１の手段）本発明に係る熱交換器は、一面が開口し
た箱形のタンク本体と、このタンク本体の開口側に密閉
状に取付けられ、かつ多数の熱交換チューブが接続され
るヘッダプレートとにより構成されるタンクを備えた熱
交換器において、（Ａ）前記タンク本体に、その頂壁を
内部側へ折り曲げた屈曲部を一体に形成し、（Ｂ）前記
屈曲部の先端を、前記ヘッダプレートに接触させること
により前記タンク内を複数の室に仕切ったことを特徴と
する。 （第２の手段）本発明に係る全アルミニウム製の熱交換
器は、一面が開口した箱形のアルミニウム合金製のタン
ク本体と、このタンク本体の開口部に密閉状に取付けら
れ、且つ、多数の熱交換チューブが接続されたアルミニ
ウム合金製のヘッダプレートとにより構成されてなる１
対のタンクと、この両タンクの間に並列状に渡されたア
ルミニウム合金製の熱交換チューブと、隣り合う熱交換
チューブ間に介在されたアルミニウム合金製のコルゲー
トフィンとを備えてなる全アルミニウム製の熱交換器に
おいて、（Ａ）前記タンク本体の中央部に、その頂壁が
内側に屈曲せしめられてなる横断面略Ｖ字状の仕切壁
を、タンク本体と一体に形成するとともに、（Ｂ）前記
仕切壁の先端部に、その形状に合わせて成形されたアル
ミニウムろう材を嵌め込み、（Ｃ）熱交換器全体を炉中
ろう付け法によって一括ろう付けする際、同時に、タン
ク本体とヘッダプレートによって囲まれた内部空間内
に、これを複数の室に仕切る仕切壁部を形成したことを
特徴とする。 （第３の手段）本発明に係る全アルミニウム製の熱交換
器は、一面が開口した箱形のアルミニウム合金製のタン
ク本体と、このタンク本体の開口部に密閉状に取付けら
れ、且つ、多数の熱交換チューブが接続されたアルミニ
ウム合金製のヘッダプレートとにより構成されてなる１
対のタンクと、この両タンクの間に並列状に渡されたア
ルミニウム合金製の熱交換チューブと、隣り合う熱交換
チューブ間に介在されたアルミニウム合金製コルゲート
フィンとを備えてなる全アルミニウム製の熱交換器にお
いて、（Ａ）前記タンク本体の中央部に、その頂壁が内
側に屈曲せしめられてなる横断面略Ｖ字状の仕切壁を、
タンク本体と一体に形成するとともに、（Ｂ）タンク本
体の内側、又はヘッダプレートの内側、或いは、その両
方に、ろう材クラッド材のろう皮材がくるようにしてろ
う材クラッドを使用し、（Ｃ）熱交換器全体を炉中ろう
付け法によって一括ろう付けする際、同時に、タンク本
体とヘッダプレートによって囲まれた内部空間内に、こ
れを複数の室に仕切る仕切壁部を形成したことを特徴と
する。
た箱形のタンク本体と、このタンク本体の開口側に密閉
状に取付けられ、かつ多数の熱交換チューブが接続され
るヘッダプレートとにより構成されるタンクを備えた熱
交換器において、（Ａ）前記タンク本体に、その頂壁を
内部側へ折り曲げた屈曲部を一体に形成し、（Ｂ）前記
屈曲部の先端を、前記ヘッダプレートに接触させること
により前記タンク内を複数の室に仕切ったことを特徴と
する。 （第２の手段）本発明に係る全アルミニウム製の熱交換
器は、一面が開口した箱形のアルミニウム合金製のタン
ク本体と、このタンク本体の開口部に密閉状に取付けら
れ、且つ、多数の熱交換チューブが接続されたアルミニ
ウム合金製のヘッダプレートとにより構成されてなる１
対のタンクと、この両タンクの間に並列状に渡されたア
ルミニウム合金製の熱交換チューブと、隣り合う熱交換
チューブ間に介在されたアルミニウム合金製のコルゲー
トフィンとを備えてなる全アルミニウム製の熱交換器に
おいて、（Ａ）前記タンク本体の中央部に、その頂壁が
内側に屈曲せしめられてなる横断面略Ｖ字状の仕切壁
を、タンク本体と一体に形成するとともに、（Ｂ）前記
仕切壁の先端部に、その形状に合わせて成形されたアル
ミニウムろう材を嵌め込み、（Ｃ）熱交換器全体を炉中
ろう付け法によって一括ろう付けする際、同時に、タン
ク本体とヘッダプレートによって囲まれた内部空間内
に、これを複数の室に仕切る仕切壁部を形成したことを
特徴とする。 （第３の手段）本発明に係る全アルミニウム製の熱交換
器は、一面が開口した箱形のアルミニウム合金製のタン
ク本体と、このタンク本体の開口部に密閉状に取付けら
れ、且つ、多数の熱交換チューブが接続されたアルミニ
ウム合金製のヘッダプレートとにより構成されてなる１
対のタンクと、この両タンクの間に並列状に渡されたア
ルミニウム合金製の熱交換チューブと、隣り合う熱交換
チューブ間に介在されたアルミニウム合金製コルゲート
フィンとを備えてなる全アルミニウム製の熱交換器にお
いて、（Ａ）前記タンク本体の中央部に、その頂壁が内
側に屈曲せしめられてなる横断面略Ｖ字状の仕切壁を、
タンク本体と一体に形成するとともに、（Ｂ）タンク本
体の内側、又はヘッダプレートの内側、或いは、その両
方に、ろう材クラッド材のろう皮材がくるようにしてろ
う材クラッドを使用し、（Ｃ）熱交換器全体を炉中ろう
付け法によって一括ろう付けする際、同時に、タンク本
体とヘッダプレートによって囲まれた内部空間内に、こ
れを複数の室に仕切る仕切壁部を形成したことを特徴と
する。
【０００９】従って下記のように作用する。本発明にお
いては、上記構成を備えているため、熱交換器全体を、
例えば炉中ろう付け法によって一括ろう付けする際、同
時に、タンク本体に一体に形成された仕切壁先端に嵌め
込まれたアルミニウムろう材、又はタンク本体内側、又
はヘッダプレート内側、或いは、その両方に配されたろ
う材クラッド材のろう皮材が溶け、上記仕切壁先端を上
記ヘッダプレート内面にろう付け接合することができ
る。これにより、タンク本体とヘッダプレートによって
囲まれた内部空間を、互いに密封された２室に仕切るこ
とができる。
いては、上記構成を備えているため、熱交換器全体を、
例えば炉中ろう付け法によって一括ろう付けする際、同
時に、タンク本体に一体に形成された仕切壁先端に嵌め
込まれたアルミニウムろう材、又はタンク本体内側、又
はヘッダプレート内側、或いは、その両方に配されたろ
う材クラッド材のろう皮材が溶け、上記仕切壁先端を上
記ヘッダプレート内面にろう付け接合することができ
る。これにより、タンク本体とヘッダプレートによって
囲まれた内部空間を、互いに密封された２室に仕切るこ
とができる。
【００１０】
（第１の実施の形態）本発明の第１の実施の形態を図１
及び図２に示す。図１は熱交換器の正面図、図２はタン
ク部分の拡大縦断面図である。
及び図２に示す。図１は熱交換器の正面図、図２はタン
ク部分の拡大縦断面図である。
【００１１】図１及び図２において、例えばカーヒータ
等に用いられる熱交換器１は、上下一対のタンク２、３
と、両タンク２、３との間に並列状に渡された熱交換チ
ューブ４と、隣り合う熱交換チューブ４間に介在された
コルゲートフィン５と出入口パイプ１２、１３によって
主として構成されている。
等に用いられる熱交換器１は、上下一対のタンク２、３
と、両タンク２、３との間に並列状に渡された熱交換チ
ューブ４と、隣り合う熱交換チューブ４間に介在された
コルゲートフィン５と出入口パイプ１２、１３によって
主として構成されている。
【００１２】各タンク２、３は、それぞれ上側もしくは
下側が開口したタンク本体６、７と、前記タンク本体の
開口部に密閉状に取付けられ、且つ、多数の熱交換チュ
ーブ４が接続されたヘッダプレート８とにより構成され
る。
下側が開口したタンク本体６、７と、前記タンク本体の
開口部に密閉状に取付けられ、且つ、多数の熱交換チュ
ーブ４が接続されたヘッダプレート８とにより構成され
る。
【００１３】そして、一方のタンク２は、そのタンク本
体６の略中央部にその頂壁６ａが内側に屈曲せしめられ
てなる横断面略Ｖ字状の一体成形仕切壁９がタンク本体
６と一体に成形されている。
体６の略中央部にその頂壁６ａが内側に屈曲せしめられ
てなる横断面略Ｖ字状の一体成形仕切壁９がタンク本体
６と一体に成形されている。
【００１４】また、この一体成形仕切壁９の先端には、
横断面先端形状に合わせ成形されたアルミニウムろう材
１０が嵌め込まれている。なお、一体成形仕切壁９に嵌
め込まれたアルミニウムろう材１０が脱落しにくい様
に、その横断面形状にはＶ字状の先端がつぶされて、平
たん部が形成されている。
横断面先端形状に合わせ成形されたアルミニウムろう材
１０が嵌め込まれている。なお、一体成形仕切壁９に嵌
め込まれたアルミニウムろう材１０が脱落しにくい様
に、その横断面形状にはＶ字状の先端がつぶされて、平
たん部が形成されている。
【００１５】上記熱交換器１の構成部品のうち、例え
ば、各タンク２、３のタンク本体６、７、ヘッダプレー
ト８、及びコルゲートフィン５には、アルミニウム合金
（母材）にろう材（皮材）をはり合わせたろう材クラッ
ド材が使用され、その皮材（ろう）がそれぞれ外側にく
るようにして製作されている。
ば、各タンク２、３のタンク本体６、７、ヘッダプレー
ト８、及びコルゲートフィン５には、アルミニウム合金
（母材）にろう材（皮材）をはり合わせたろう材クラッ
ド材が使用され、その皮材（ろう）がそれぞれ外側にく
るようにして製作されている。
【００１６】そして、出入口パイプ１２、１３を含めた
すべての熱交換器構成部材が組み合わされた後、炉中ろ
う付け法により一括ろう付けされる。このとき同時に、
上記一体成形仕切壁９の先端に嵌め込まれているアルミ
ニウムろう材１０が溶け、仕切壁９の先端がヘッダプレ
ート８の内面にろう付け接合される。
すべての熱交換器構成部材が組み合わされた後、炉中ろ
う付け法により一括ろう付けされる。このとき同時に、
上記一体成形仕切壁９の先端に嵌め込まれているアルミ
ニウムろう材１０が溶け、仕切壁９の先端がヘッダプレ
ート８の内面にろう付け接合される。
【００１７】これにより、タンク本体６とヘッダプレー
ト８とによって囲まれた内部空間１１は、密封された２
つの室、１１ａと１１ｂとに仕切られる。なお、入口パ
イプ１２、出口パイプ１３が一括ろう付けしにくい場合
は、それを除いた熱交換器１の一括ろう付け後、タンク
２に、入口パイプ１２、出口パイプ１３を一体成形仕切
壁９により仕切られた２つの室１１ａ、１１ｂにそれぞ
れ連通するように、例えばアルゴン溶接又はトーチろう
付けにより取り付けてもよい。 （第２の実施の形態）本発明の第２の実施の形態を図３
に示す。
ト８とによって囲まれた内部空間１１は、密封された２
つの室、１１ａと１１ｂとに仕切られる。なお、入口パ
イプ１２、出口パイプ１３が一括ろう付けしにくい場合
は、それを除いた熱交換器１の一括ろう付け後、タンク
２に、入口パイプ１２、出口パイプ１３を一体成形仕切
壁９により仕切られた２つの室１１ａ、１１ｂにそれぞ
れ連通するように、例えばアルゴン溶接又はトーチろう
付けにより取り付けてもよい。 （第２の実施の形態）本発明の第２の実施の形態を図３
に示す。
【００１８】本発明の第２の実施の形態を、第１の実施
の形態と比較しながら説明する。本発明の第１の実施の
形態では、タンク本体６の中央部に形成された一体成形
仕切壁９先端をヘッダプレート８内面にろう付け接合す
るために、別ピースであるアルミニウムろう材１０が使
用されるのに対し、本発明の第２の実施の形態では、ろ
う材クラッド材のろう材（皮材）を、タンク本体６の内
側、又はヘッダプレート８の内側、或いは、その両方に
くるように製作する。
の形態と比較しながら説明する。本発明の第１の実施の
形態では、タンク本体６の中央部に形成された一体成形
仕切壁９先端をヘッダプレート８内面にろう付け接合す
るために、別ピースであるアルミニウムろう材１０が使
用されるのに対し、本発明の第２の実施の形態では、ろ
う材クラッド材のろう材（皮材）を、タンク本体６の内
側、又はヘッダプレート８の内側、或いは、その両方に
くるように製作する。
【００１９】そのため、第２の実施の形態では、上記ア
ルミニウムろう材１０を省略することができる。即ち、
図３に示すように、タンク本体６の中央部が内側に屈曲
せしめられてなる横断面略Ｖ字状の一体成形仕切壁１９
が、タンク本体６と一体に成形されている。
ルミニウムろう材１０を省略することができる。即ち、
図３に示すように、タンク本体６の中央部が内側に屈曲
せしめられてなる横断面略Ｖ字状の一体成形仕切壁１９
が、タンク本体６と一体に成形されている。
【００２０】なお、第２の実施の形態では、第１の実施
の形態のアルミニウムろう材１０は不要なため、一体成
形仕切壁１９の横断面先端形状は先端に平たん部は形成
されず単純なＶ字状にされている。
の形態のアルミニウムろう材１０は不要なため、一体成
形仕切壁１９の横断面先端形状は先端に平たん部は形成
されず単純なＶ字状にされている。
【００２１】そして、タンク本体６及びヘッダプレート
８には、ろう材クラッド材が使用され、そのろう材（皮
材）がどちらか一方の内側、又は両方の内側にくるよう
に製作されている。
８には、ろう材クラッド材が使用され、そのろう材（皮
材）がどちらか一方の内側、又は両方の内側にくるよう
に製作されている。
【００２２】そして、炉中ろう付けによる一括ろう付け
時に、タンク本体６の内側、又はヘッダプレート８の内
側、或いは、両者６、８の内側にあるろう材クラッド材
のろう材（皮材）が溶け、一体成形仕切壁１９の先端の
ヘッダプレート８の内面にろう付け接合されている。
時に、タンク本体６の内側、又はヘッダプレート８の内
側、或いは、両者６、８の内側にあるろう材クラッド材
のろう材（皮材）が溶け、一体成形仕切壁１９の先端の
ヘッダプレート８の内面にろう付け接合されている。
【００２３】その他の構成は、図１、図２に示す第１の
実施の形態と同様であり、対応する部材には同じ符号が
付されている。 （第３の実施の形態）本発明の第３の実施の形態を図６
及び図７に示す。
実施の形態と同様であり、対応する部材には同じ符号が
付されている。 （第３の実施の形態）本発明の第３の実施の形態を図６
及び図７に示す。
【００２４】本発明の第３の実施の形態を、第１の実施
の形態と比較しながら説明する。本発明の第１の実施の
形態では、入口パイプ１２と出口パイプ１３は、共にタ
ンク本体６に取り付けられ、タンク本体６の中央部に形
成された仕切壁９により、入口パイプ１２からの冷媒
と、出口パイプ１３への冷媒を仕切っている。
の形態と比較しながら説明する。本発明の第１の実施の
形態では、入口パイプ１２と出口パイプ１３は、共にタ
ンク本体６に取り付けられ、タンク本体６の中央部に形
成された仕切壁９により、入口パイプ１２からの冷媒
と、出口パイプ１３への冷媒を仕切っている。
【００２５】しかし、第３の実施の形態では、入口パイ
プ１２はタンク本体６に取り付けられ、出口パイプ１３
はタンク本体７に取り付けられ、タンク本体６の中に形
成された仕切壁９と、タンク本体７の中に形成された仕
切壁２９とにより、入口パイプ１２からの冷媒と、出口
パイプ１３への冷媒を仕切っている。
プ１２はタンク本体６に取り付けられ、出口パイプ１３
はタンク本体７に取り付けられ、タンク本体６の中に形
成された仕切壁９と、タンク本体７の中に形成された仕
切壁２９とにより、入口パイプ１２からの冷媒と、出口
パイプ１３への冷媒を仕切っている。
【００２６】そのため、入口パイプ１２から入った冷媒
は、入口パイプ１２に取り付けられたタンク本体６か
ら、タンク本体７へ送られた後、別のチュ−ブを通って
タンク本体６へ送られ、さらに別のチュ−ブを通ってタ
ンク本体７へ送られた後、タンク本体７に取り付けられ
た出口パイプ１３から出ていく。 （第４の実施の形態）第４の実施の形態は、第３の実施
の形態において、タンク本体６の中に複数の仕切壁９を
形成するとともに、タンク本体７の中にも複数の仕切壁
２９を形成することにより、入口パイプ１２からの冷媒
と、出口パイプ１３への冷媒を複数回、仕切り、冷媒が
タンク本体６とタンク本体７の間を複数回往復するよう
にしたものである。そのため、熱交換できる熱量を増大
することができる。
は、入口パイプ１２に取り付けられたタンク本体６か
ら、タンク本体７へ送られた後、別のチュ−ブを通って
タンク本体６へ送られ、さらに別のチュ−ブを通ってタ
ンク本体７へ送られた後、タンク本体７に取り付けられ
た出口パイプ１３から出ていく。 （第４の実施の形態）第４の実施の形態は、第３の実施
の形態において、タンク本体６の中に複数の仕切壁９を
形成するとともに、タンク本体７の中にも複数の仕切壁
２９を形成することにより、入口パイプ１２からの冷媒
と、出口パイプ１３への冷媒を複数回、仕切り、冷媒が
タンク本体６とタンク本体７の間を複数回往復するよう
にしたものである。そのため、熱交換できる熱量を増大
することができる。
【００２７】
【発明の効果】本発明は前述のように構成されているの
で、以下に記載するような効果を奏する。 （１）本発明においては、タンク本体と一体に横断面略
Ｖ字状の仕切壁を形成し、熱交換器全体の一括ろう付け
時に、上記仕切壁先端部をヘッダプレート内面にろう付
け接合することによって、タンク本体とヘッダプレート
によって囲まれた内部空間を、互いに密封された複数の
室に仕切ることができる。 （２）そのため、従来のような仕切板は不要となり、部
品点数の削減につながり、組立工数を含めてコストダウ
ンと、重量の低減を計ることができる。
で、以下に記載するような効果を奏する。 （１）本発明においては、タンク本体と一体に横断面略
Ｖ字状の仕切壁を形成し、熱交換器全体の一括ろう付け
時に、上記仕切壁先端部をヘッダプレート内面にろう付
け接合することによって、タンク本体とヘッダプレート
によって囲まれた内部空間を、互いに密封された複数の
室に仕切ることができる。 （２）そのため、従来のような仕切板は不要となり、部
品点数の削減につながり、組立工数を含めてコストダウ
ンと、重量の低減を計ることができる。
【図１】本発明の第１の実施の形態に係る熱交換器の正
面図。
面図。
【図２】本発明の第１の実施の形態のタンク部分の拡大
縦断面図。
縦断面図。
【図３】本発明の第２の実施の形態に係るタンク部分の
拡大縦断面図。
拡大縦断面図。
【図４】従来の熱交換器のタンクの要部拡大斜視図。
【図５】図４の仕切板付近の断面図。
【図６】本発明の第３の実施の形態に係る熱交換器の正
面図。
面図。
【図７】本発明の第３の実施の形態のタンク部分の拡大
縦断面図。
縦断面図。
１…熱交換器、 ２…第１タンク、 ３…第２タンク、 ４…熱交換チューブ、 ５…コルゲートフィン、 ６…第１タンク本体、 ６ａ…第１タンク本体６の頂壁 ７…第２タンク本体、 ８…ヘッダプレート、 ９…仕切壁、 １０…アルミニウムろう材、 １１…内部空間、 １１ａ…密閉された空間、 １１ｂ…密閉された空間、 １２…入口パイプ、 １３…出口パイプ、 １９…仕切壁、 ２０…タンク、 ２１…タンク本体、 ２１ａ…タンク本体２１の頂壁、 ２２…ヘッダプレート、 ２３…内部空間、 ２３ａ…密封された室、 ２３ａ…密封された室、 ２４…仕切板、 ２５…突起、 ２６…嵌込み孔、 ２９…仕切壁、 ３３…熱交換チューブ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三根 良博 愛知県西春日井郡西枇杷島町字旭町３丁目 １番地 三菱重工業株式会社エアコン製作 所内
Claims (3)
- 【請求項１】 一面が開口した箱形のタンク本体と、こ
のタンク本体の開口側に密閉状に取付けられ、かつ多数
の熱交換チューブが接続されるヘッダプレートとにより
構成されるタンクを備えた熱交換器において、（Ａ）前
記タンク本体に、その頂壁を内部側へ折り曲げた屈曲部
を一体に形成し、（Ｂ）前記屈曲部の先端を、前記ヘッ
ダプレートに接触させることにより前記タンク内を複数
の室に仕切ったことを特徴とする熱交換器。 - 【請求項２】 一面が開口した箱形のアルミニウム合金
製のタンク本体と、このタンク本体の開口部に密閉状に
取付けられ、且つ、多数の熱交換チューブが接続された
アルミニウム合金製のヘッダプレートとにより構成され
てなる１対のタンクと、この両タンクの間に並列状に渡
されたアルミニウム合金製の熱交換チューブと、隣り合
う熱交換チューブ間に介在されたアルミニウム合金製の
コルゲートフィンとを備えてなる全アルミニウム製の熱
交換器において、（Ａ）前記タンク本体の中央部に、そ
の頂壁が内側に屈曲せしめられてなる横断面略Ｖ字状の
仕切壁を、タンク本体と一体に形成するとともに、
（Ｂ）前記仕切壁の先端部に、その形状に合わせて成形
されたアルミニウムろう材を嵌め込み、（Ｃ）熱交換器
全体を炉中ろう付け法によって一括ろう付けする際、同
時に、タンク本体とヘッダプレートによって囲まれた内
部空間内に、これを複数の室に仕切る仕切壁部を形成し
たことを特徴とする全アルミニウム製の熱交換器。 - 【請求項３】 一面が開口した箱形のアルミニウム合金
製のタンク本体と、このタンク本体の開口部に密閉状に
取付けられ、且つ、多数の熱交換チューブが接続された
アルミニウム合金製のヘッダプレートとにより構成され
てなる１対のタンクと、この両タンクの間に並列状に渡
されたアルミニウム合金製の熱交換チューブと、隣り合
う熱交換チューブ間に介在されたアルミニウム合金製コ
ルゲートフィンとを備えてなる全アルミニウム製の熱交
換器において、（Ａ）前記タンク本体の中央部に、その
頂壁が内側に屈曲せしめられてなる横断面略Ｖ字状の仕
切壁を、タンク本体と一体に形成するとともに、（Ｂ）
タンク本体の内側、又はヘッダプレートの内側、或い
は、その両方に、ろう材クラッド材のろう皮材がくるよ
うにしてろう材クラッドを使用し、（Ｃ）熱交換器全体
を炉中ろう付け法によって一括ろう付けする際、同時
に、タンク本体とヘッダプレートによって囲まれた内部
空間内に、これを複数の室に仕切る仕切壁部を形成した
ことを特徴とする全アルミニウム製の熱交換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP852196A JPH09196594A (ja) | 1995-11-14 | 1996-01-22 | 熱交換器 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7-295603 | 1995-11-14 | ||
| JP29560395 | 1995-11-14 | ||
| JP852196A JPH09196594A (ja) | 1995-11-14 | 1996-01-22 | 熱交換器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09196594A true JPH09196594A (ja) | 1997-07-31 |
Family
ID=26343052
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP852196A Pending JPH09196594A (ja) | 1995-11-14 | 1996-01-22 | 熱交換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09196594A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6189607B1 (en) | 1998-07-31 | 2001-02-20 | Kazuki Hosoya | Heat exchanger |
| WO2002055947A1 (fr) * | 2001-01-16 | 2002-07-18 | Zexel Valeo Climate Control Corporation | Echangeur thermique |
| JP2002213893A (ja) * | 2001-01-16 | 2002-07-31 | Zexel Valeo Climate Control Corp | 熱交換器 |
| JP2002243387A (ja) * | 2001-02-21 | 2002-08-28 | Zexel Valeo Climate Control Corp | 熱交換器及びその製造方法 |
| WO2004005827A1 (de) | 2002-07-05 | 2004-01-15 | Behr Gmbh & Co. Kg | Wärmeübertrager, insbesondere verdampfer für eine fahrzeugklimaanlage |
| WO2004048875A1 (de) * | 2002-11-27 | 2004-06-10 | Behr Gmbh & Co. Kg | Wärmeübertrager |
| JP2007147126A (ja) * | 2005-11-25 | 2007-06-14 | Toyota Motor Corp | 自動車用熱交換器 |
| JP2010530054A (ja) * | 2007-06-15 | 2010-09-02 | キョンドン ナビエン カンパニー リミテッド | 熱交換装置 |
-
1996
- 1996-01-22 JP JP852196A patent/JPH09196594A/ja active Pending
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| EP1530701B1 (de) * | 2002-07-05 | 2016-04-13 | MAHLE Behr GmbH & Co. KG | Wärmeübertrager, insbesondere verdampfer für eine fahrzeugklimaanlage |
| WO2004048875A1 (de) * | 2002-11-27 | 2004-06-10 | Behr Gmbh & Co. Kg | Wärmeübertrager |
| US7121332B2 (en) | 2002-11-27 | 2006-10-17 | Behr Gmbh & Co. Kg | Heat exchanger |
| JP2007147126A (ja) * | 2005-11-25 | 2007-06-14 | Toyota Motor Corp | 自動車用熱交換器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041117 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041124 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050329 |