JPH09194327A - マッサージ料 - Google Patents

マッサージ料

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JPH09194327A
JPH09194327A JP2616996A JP2616996A JPH09194327A JP H09194327 A JPH09194327 A JP H09194327A JP 2616996 A JP2616996 A JP 2616996A JP 2616996 A JP2616996 A JP 2616996A JP H09194327 A JPH09194327 A JP H09194327A
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JP
Japan
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weight
massage
parts
cosmetic
silica gel
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JP2616996A
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English (en)
Inventor
Yuji Sakai
裕二 酒井
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Pola Chemical Industries Inc
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Pola Chemical Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 多価アルコール20〜80重量%とシリカゲ
ルを0.1〜10重量%とを含有するマッサージ用の非
水化粧料。 【効果】 本発明のマッサージ料は免疫増強効果に優れ
る上、ウォッシュオフが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マッサージに好適
な化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】マッサージは皮膚のみずみずしさを保つ
意味で化粧料に於いて重要な役割を担っている。この為
様々な剤形が開発されてきた。しかしながら、これらの
主だった効果は、擦過による血行促進であった。しかし
ながら、マッサージの持つ効果は血行促進に留まらない
ことが近年明らかになり、例えば、心地よさに由来する
免疫増強作用も重要な要素であることが明らかになって
いる。この様な作用に優れる剤形として、固体脂の少な
いオイルゲルマッサージ料が開発された。この様な剤形
は免疫増強作用に大変優れることが明らかになったが、
ウォッシュオフのされ易さに課題が残っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明はこの様な状況
下なされたものであり、免疫増強作用に優れ且つウォッ
シュオフされ易いマッサージ用化粧料を提供することを
課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この様な状況に鑑みて本
発明者等は免疫増強作用に優れ且つウォッシュオフされ
易いマッサージ料を求めて鋭意研究を重ねた結果、多価
アルコールとシリカゲルとを含有する剤形にその様な作
用を見いだし発明を完成させた。以下本発明について詳
細に説明する。
【0005】(1)本発明の化粧料の必須成分である多
価アルコール 本発明の必須成分である多価アルコールは、独立又はエ
ーテル結合でつながれた飽和又は不飽和の炭化水素基に
於いて、水酸基を二以上有する化合物を意味する。炭化
水素基としては、直鎖、分岐又は環状のアルキルやアル
ケニル基が好ましく例示できる。更に、糖の如くエーテ
ル結合を介して環を形成しているものも本発明の多価ア
ルコールである。この様な多価アルコールとしては、例
えば、プロピレングリコール、グリセリン、1,3−ブ
タンジオール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレ
ングリコール、ソルビトール、マルチトース等が例示で
きる。これらの内更に好ましいものは、プロピレングリ
コール、グリセリン、1,3−ブタンジオール又はポリ
エチレングリコールであり、このうちポリエチレングリ
コールは平均分子量が400〜100000のものが好
ましく、400〜10000のものがより好ましく、6
00〜6000のものが更に好ましい。本発明の化粧料
に於ける多価アルコールの好ましい含有量は20〜80
重量%であり、30〜75重量%がより好ましく、50
〜70重量%が更に好ましい。
【0006】(2)本発明の化粧料の必須成分であるシ
リカゲル 本発明の必須成分であるシリカゲルは化粧料で通常用い
られているもので有れば特段の限定を受けずに用いるこ
とが出来る。又、親油化処理や親水化処理されたものを
使用することも可能であるが、無処理のものを用いるこ
とが好ましい。又、その粒径は1〜10000ミリミク
ロンのものが好ましく、1〜1000ミリミクロンのも
のがより好ましく、1〜100ミリミクロンのものが更
に好ましい。この様なシリカゲルは、サイリシア320
(富士シリシア製)やアエロジル200(日本アエロジ
ル社製)等の様に既に市販されている。表面処理は、ハ
イドロジェンメチルポリシロキサンの焼き付けや、金属
石鹸処理、燐酸塩処理等が例示でき、これらは常法に従
って行えばよい。本発明に於けるシリカゲルの好ましい
含有量は0.1〜10重量%であり、0.5〜5重量%
がより好ましく、1〜5重量%が更に好ましい。
【0007】(3)本発明の化粧料 本発明の化粧料は、上記多価アルコールとシリカゲルを
含有し、且つ、水を配合されないことを特徴とする。こ
こで、水を配合されない、即ち、非水化粧料とは、意識
的に製剤中に水を配合されていないことを意味し、原料
の不純物として含有されてくる水は許容されるが、多く
とも水の含有量は5重量%であることを意味する。本発
明に於いては、上記必須成分以外に、通常化粧料で用い
られている任意成分を、水以外については、水溶性であ
れば、自由に含有することが出来る。この様な任意成分
としては、例えば、カーボポールやアラビアゴム等のよ
うな増粘剤、非イオン界面活性剤、アニオン界面活性
剤、カチオン界面活性剤、水溶性の有効成分、ゲル化
剤、粉体類、着色料が挙げられる。多少の非水溶性物質
についても可溶化しうる範囲で配合できる。更に、免疫
増強作用に優れる物質、例えば、ラベンダーエキス等の
ハーブエキスを含有させると更に好ましい。又、本発明
の非水化粧料の特徴とする、使用感の良さに起因する、
免疫増強効果を損なわないためには、固体原料は避けた
方が好ましい。本発明の化粧料に於いては、固体成分に
よる構造で系を安定化しておらず、多価アルコールとシ
リカゲルの構造によって系を安定化しているため、使用
感の滑らかさが損なわれず、従って、マッサージ料とし
て用いた場合、乳化系とは異なり、反転による感触の変
化がないため、気持ち良さが持続し優れた免疫増強作用
が得られる。本発明の化粧料の適用範囲としては、マッ
サージ用の化粧料が最も好ましいが、多価アルコールの
持つ保水作用を生かして保水のための化粧料等として用
いることも可能である。本発明の化粧料に於ける多価ア
ルコールとシリカゲルの好ましい割合は、100:1〜
10:1であり、50:1〜10:1がより好ましく、
30:1〜10:1が更に好ましい。本発明の化粧料
は、通常の化粧料の製造方法に従って製造される。又、
本発明の化粧料は、主として水溶性成分からなっている
ので、従来のマッサージ料とは異なり、容易に水洗する
ことが出来る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に例を挙げて、発明の実施の
形態について詳細に説明するが、本発明がこれら例にの
み限定されないことは言うまでもない。
【0009】(例1) 配合例マッサージ料 以下の処方に従って、マッサージ料を作成した。即ち、
処方成分を80℃で加熱溶解し攪拌冷却し、マッサージ
料を得た。 ポリエチレングリコール(平均分子量:1540) 60 重量部 アエロジル200 5 重量部 POE(20)ベヘニルエーテル 20 重量部 ラベンダーエキス 15 重量部
【0010】(例2) 配合例マッサージ料 以下の処方に従って、マッサージ料を作成した。即ち、
処方成分を80℃で加熱溶解し攪拌冷却し、マッサージ
料を得た。 ポリエチレングリコール(平均分子量:6000) 40 重量部 ポリエチレングリコール(平均分子量:400) 30 重量部 プロピレングリコール 10 重量部 サイリシア320 10 重量部 POE(60)硬化ひまし油 10 重量部
【0011】(例3) 配合例マッサージ料 以下の処方に従って、マッサージ料を作成した。即ち、
処方成分を80℃で加熱溶解し攪拌冷却し、マッサージ
料を得た。 ポリエチレングリコール(平均分子量:6000) 20 重量部 ポリエチレングリコール(平均分子量:400) 50 重量部 プロピレングリコール 10 重量部 サイリシア320 3 重量部 POE(20)ソルビタンセスキステアレート 10 重量部
【0012】(例4) 配合例マッサージ料 以下の処方に従って、マッサージ料を作成した。即ち、
処方成分を80℃で加熱溶解し攪拌冷却し、マッサージ
料を得た。 ポリエチレングリコール(平均分子量:6000) 40 重量部 ポリエチレングリコール(平均分子量:400) 30 重量部 プロピレングリコール 10 重量部 サイリシア320 5 重量部 POE(60)硬化ひまし油 15 重量部
【0013】(例5) 配合例マッサージ料 以下の処方に従って、マッサージ料を作成した。即ち、
処方成分を80℃で加熱溶解し攪拌冷却し、マッサージ
料を得た。 ポリエチレングリコール(平均分子量:6000) 40 重量部 ポリエチレングリコール(平均分子量:400) 30 重量部 1,3−ブタンジオール 10 重量部 サイリシア320 5 重量部 POE(45)ステアリン酸エステル 15 重量部
【0014】
【実施例】
実施例1. 免疫増強作用 本発明のマッサージ料について、被験者5名を用い、免
疫の増強作用をマッサージ前後の唾液中のs−IgAの
濃度を測定して調べた。即ち、マッサージ料1gをと
り、手指で被験者の顔面を5分間マッサージしその前後
の唾液中のs−IgAの濃度を下記のように測定した。
【0015】即ち、唾液中の分泌型免疫グロブリンの測
定は、西田らのサンドウィッチ抗体法に準じて行った
(「医学のあゆみ」129(11)、767ー770、
1984)。
【0016】以下に具体的に説明する。なお、以下で用
いた固相化抗体は、次のようにして作成した。ポリスチ
レンボール(直径6.5mm、イチコ製)の表面上に未
精製山羊抗ヒトαー鎖抗体(IgG分画、CAPPEL
Co.製)を物理的に吸着させ不溶化させた。即ち、
上記抗体0.03mg/mlを含む0.1Mリン酸緩衝
液(pH7.5)中にポリスチレンボール300個を浸
し、1晩4℃で保存した。更に、0.1%ウシ血清アル
ブミン(以下、「BSA」という)を含む0.1Mリン
酸緩衝液(pH7.5)に1昼夜浸した後、0.1Mリ
ン酸緩衝液(pH7.5)で洗浄し固相化抗体とした。
保存は4℃とした。
【0017】続いて、上記固相化抗体を用いて免疫グロ
ブリンを定量する方法を説明する。0.2%BSA、1
%NaCl及び0.05%ツィーン20を含む0.05
Mリン酸緩衝液(pH7.5、以下「緩衝液A」とい
う)で希釈した標準分泌型免疫グロブリンA(sーIg
A、CAPPEL Co.製)溶液100μl、または
唾液を緩衝液Aで400倍希釈した検体100μlを試
験管に注入した。
【0018】この試験管に、第1抗体として上記固相化
抗体(ポリスチレンボール1個)を加え、次いで第2抗
体として、緩衝液Aにて400倍希釈したペルオキシダ
ーゼ標識ウサギ抗SC抗体(DAKOPATTS社製)
300μlを添加した。37℃、4時間インキュベーシ
ョンを行った後、緩衝液A1mlにて3回ポリスチレン
ボールの洗浄を行った。
【0019】その後、0.25%ーフェニレンジアミン
及び0.015%過酸化水素を含む0.1Mクエン酸ー
0.1Mリン酸緩衝液(pH4.7)250μlを入れ
た試験管に上記ポリスチレンボールを移して、37℃で
30分インキューベートし、1規定の硫酸2mlを試験
管に加えて酵素反応を停止させ、492nmにて吸光度
を測定した。
【0020】尚、検体としては例1〜5のマッサージ料
とこれまで最も免疫増強作用に優れていた比較例1のマ
ッサージ料と通常のマッサージ料である比較例2のマッ
サージ料を用いた。結果を表1に示す。これより本発明
のマッサージ料は比較例1と同様免疫増強作用に優れる
ことが判る。
【0021】(比較例1) カルナウバワックス 2重量部 モクロウ 2重量部 キャンデリラワックス 4重量部 ビーズワックス 2重量部 ポリエチレン粉末 2重量部 12−ヒドロキシステアリン酸 1重量部 POE(20)ベヘニルエーテル 6重量部 ステアリルアルコール 4重量部 スクワラン 24重量部 ひまし油 30重量部 オリーブ油 23重量部
【0022】(比較例2) ステアリルステアレート 4 重量部 ビーズワックス 1 重量部 ソルビタンモノステアレート 3 重量部 POE(20)ソルビタンモノステアレート 4 重量部 ワセリン 12 重量部 流動パラフィン 40 重量部 セタノール 1.5 重量部 1,3−ブタンジオール 8.5 重量部 ヒビテングルコネート 0.05重量部 水 25.95重量部
【0023】
【表1】
【0024】実施例2 ウォッシュオフのし易さ マッサージ後のウォッシュオフのし易さを専門パネラー
5名を用いて合議で評価した。即ち、マッサージ後温湯
のみで洗い流し、マッサージ料の残り具合を官能で評価
した。即ち、◎:良く落ちる、○:支障無く落ちる、
△:やや残る、×:かなり残るの基準で評価した。結果
を表2に示す。これより、本発明のマッサージ料は比較
例1の唯一の欠点を充分以上に補っていることが判る。
【0025】
【表2】
【0026】
【発明の効果】本発明のマッサージ料は免疫増強作用に
優れる上にウォシュオフ機能を有する。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多価アルコールとシリカゲルとを含有す
    ることを特徴とする、非水化粧料。
  2. 【請求項2】 非水化粧料がマッサージ料である、請求
    項1記載の化粧料。
  3. 【請求項3】 多価アルコールの含有量が20〜80重
    量%であり、シリカゲルの含有量が0.1〜10重量%
    である、請求項1又は2記載の化粧料。
  4. 【請求項4】 多価アルコールとシリカゲルの比が、1
    00:1〜10:1で有る、請求項1〜3の何れか一項
    に記載の化粧料。
JP2616996A 1996-01-19 1996-01-19 マッサージ料 Pending JPH09194327A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010237584A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Nippon Paper Chemicals Co Ltd 防眩ハードコートフィルム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010237584A (ja) * 2009-03-31 2010-10-21 Nippon Paper Chemicals Co Ltd 防眩ハードコートフィルム

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