JPH09194089A - 傾き調整ロ−ル - Google Patents
傾き調整ロ−ルInfo
- Publication number
- JPH09194089A JPH09194089A JP558196A JP558196A JPH09194089A JP H09194089 A JPH09194089 A JP H09194089A JP 558196 A JP558196 A JP 558196A JP 558196 A JP558196 A JP 558196A JP H09194089 A JPH09194089 A JP H09194089A
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- JP
- Japan
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- roll
- pressure
- cylinders
- cylinder
- pressing
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- Pending
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- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 フィルム、紙、金属箔などの連続ウエブの搬
送ラインに配置して使用する傾き調整ロ−ルにおいて、
連続ウエブの幅方向の張力バランスの変化に追随して自
動的に最適なロ−ル傾斜角度となるもので、手動による
傾き矯正作業を不要とする。 【解決手段】 ロ−ルの両端部に配置した軸支部5、
5’でロ−ラ軸6を保持し、それぞれの軸支部5、5’
はピストンロッド4、4’を介してシリンダ3、3’と
結合し、該シリンダ3、3’は、互いにシリンダ内部を
連通管7で連結することによって圧力媒体8が移動可能
とする。
送ラインに配置して使用する傾き調整ロ−ルにおいて、
連続ウエブの幅方向の張力バランスの変化に追随して自
動的に最適なロ−ル傾斜角度となるもので、手動による
傾き矯正作業を不要とする。 【解決手段】 ロ−ルの両端部に配置した軸支部5、
5’でロ−ラ軸6を保持し、それぞれの軸支部5、5’
はピストンロッド4、4’を介してシリンダ3、3’と
結合し、該シリンダ3、3’は、互いにシリンダ内部を
連通管7で連結することによって圧力媒体8が移動可能
とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラスチックフィ
ルム、紙、加工紙、金属箔などの連続ウエブの搬送ライ
ンに配置して使用される傾き調整ロ−ルに関するもので
ある。
ルム、紙、加工紙、金属箔などの連続ウエブの搬送ライ
ンに配置して使用される傾き調整ロ−ルに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】連続ウエブを巻き上げる巻取装置や、印
刷やコ−ティング、貼り合わせ加工したりするため巻出
して、搬送し巻き取ったり切断したりする装置において
は、ウエブの搬送路を一定に保ち、蛇行防止のために複
数のガイドロ−ルを搬送ライン中に配置している。
刷やコ−ティング、貼り合わせ加工したりするため巻出
して、搬送し巻き取ったり切断したりする装置において
は、ウエブの搬送路を一定に保ち、蛇行防止のために複
数のガイドロ−ルを搬送ライン中に配置している。
【0003】ガイドロ−ルは、ロ−ラ軸の軸芯が水平で
あって、ウエブの搬送方向に対して直角に配設してい
る。しかし、搬送ラインの平行不良や、風圧によるウエ
ブのよれ、或いはウエブ自身の伸びなどによって、ガイ
ドロ−ルの一方に張力が懸かり、これに起因してウエブ
が移動してライン内で蛇行することがある。
あって、ウエブの搬送方向に対して直角に配設してい
る。しかし、搬送ラインの平行不良や、風圧によるウエ
ブのよれ、或いはウエブ自身の伸びなどによって、ガイ
ドロ−ルの一方に張力が懸かり、これに起因してウエブ
が移動してライン内で蛇行することがある。
【0004】そのため、搬送ライン中のガイドロ−ルに
は、図1に示すように、ロ−ラ軸の一方の端部を固定
し、他方の端部は油圧シリンダ方式、エアシリンダ方
式、モ−タ駆動方式、ギア駆動方式などの駆動部と直接
或いは間接的に連結して、ロ−ル角度を変更可能なとこ
ろを設けておき、ウエブの物性やラインの搬送状態を確
認して、ウエブ幅方向の張り状態を矯正している。
は、図1に示すように、ロ−ラ軸の一方の端部を固定
し、他方の端部は油圧シリンダ方式、エアシリンダ方
式、モ−タ駆動方式、ギア駆動方式などの駆動部と直接
或いは間接的に連結して、ロ−ル角度を変更可能なとこ
ろを設けておき、ウエブの物性やラインの搬送状態を確
認して、ウエブ幅方向の張り状態を矯正している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、搬送ライン
の稼働中に連続ウエブの幅方向の張りの状態を確認して
その都度ロ−ルの角度を矯正する作業を不必要とし、常
に最適な条件となることを、簡単な機械的構造を付与し
た傾き調整ロ−ルによって行うことができるように検討
を加えたものである。
の稼働中に連続ウエブの幅方向の張りの状態を確認して
その都度ロ−ルの角度を矯正する作業を不必要とし、常
に最適な条件となることを、簡単な機械的構造を付与し
た傾き調整ロ−ルによって行うことができるように検討
を加えたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ロ−ラ軸6の
両端部が軸支部5、5’により支えられ、各軸支部はそ
れぞれシリンダ3、3’のピストンロッド4、4’と結
合されたロ−ルであって、前記シリンダ同士が連通管7
により連結して、シリンダ内の圧力媒体8が相互に移動
可能とすることにより、ラインの搬送方向に直角な鉛直
面内で揺動自在としたことを特徴とする傾き調整ロ−ル
である。
両端部が軸支部5、5’により支えられ、各軸支部はそ
れぞれシリンダ3、3’のピストンロッド4、4’と結
合されたロ−ルであって、前記シリンダ同士が連通管7
により連結して、シリンダ内の圧力媒体8が相互に移動
可能とすることにより、ラインの搬送方向に直角な鉛直
面内で揺動自在としたことを特徴とする傾き調整ロ−ル
である。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の構成を図面に示
す実施例によって詳細な説明を加える。
す実施例によって詳細な説明を加える。
【0008】
【実施例】図1には本発明の傾き調整ロ−ル1を例示す
る。本発明の傾き調整ロ−ル1は、ロ−ルの両端部に配
置した軸支部5、5’でロ−ラ軸6を保持し、それぞれ
の軸支部5、5’はピストンロッド4、4’を介してシ
リンダ3、3’と結合されている。このロ−ラ軸6の両
端を支持するシリンダ3、3’は、互いにシリンダ内部
を連通管7で連結することによって圧力媒体8が移動可
能となっている。
る。本発明の傾き調整ロ−ル1は、ロ−ルの両端部に配
置した軸支部5、5’でロ−ラ軸6を保持し、それぞれ
の軸支部5、5’はピストンロッド4、4’を介してシ
リンダ3、3’と結合されている。このロ−ラ軸6の両
端を支持するシリンダ3、3’は、互いにシリンダ内部
を連通管7で連結することによって圧力媒体8が移動可
能となっている。
【0009】ここで、ロ−ルは、ストレ−トなロ−ラ軸
6に等径のロ−ラ2を設けたもので、ロ−ラ2と連続ウ
エブ間との摩擦係数が低いことが望ましく、ロ−ラ2の
材質は金属製で特に鏡面仕上げやクロムメッキ処理を施
したものが好ましい。
6に等径のロ−ラ2を設けたもので、ロ−ラ2と連続ウ
エブ間との摩擦係数が低いことが望ましく、ロ−ラ2の
材質は金属製で特に鏡面仕上げやクロムメッキ処理を施
したものが好ましい。
【0010】また、シリンダ3、3’は、圧力媒体8に
圧縮空気を用いるエアシリンダや、油圧を用いる油圧シ
リンダ、或いは圧縮空気と油圧を併用したシリンダなど
各方式が使用できるが、ロ−ルの自重に対して汎用的に
採用できる点で油圧シリンダが最も好ましい。
圧縮空気を用いるエアシリンダや、油圧を用いる油圧シ
リンダ、或いは圧縮空気と油圧を併用したシリンダなど
各方式が使用できるが、ロ−ルの自重に対して汎用的に
採用できる点で油圧シリンダが最も好ましい。
【0011】本発明の傾き調整ロ−ル1は、連続ウエブ
10の搬送ライン中で搬送ロ−ルやガイドロ−ル9など
に混在して任意の本数が配設されるが、その位置は、搬
送ラインと傾き調整ロ−ルの中心軸線とのなす角度が直
角で、且つ水平方向において90度を基本とするが、この
直角の鉛直面内でピストンロッドの昇降によってロ−ル
の両端が上下に揺動自在に配置する必要がある。したが
って、搬送される連続ウエブ10と傾き調整ロ−ル1の
位置関係は、図4に示すように連続ウエブ10がロ−ル
の斜め下方から導入され、ロ−ルの表面で接触点をもっ
て、ライン下流にロ−ルと同程度の角度で斜め下方に送
り出される。
10の搬送ライン中で搬送ロ−ルやガイドロ−ル9など
に混在して任意の本数が配設されるが、その位置は、搬
送ラインと傾き調整ロ−ルの中心軸線とのなす角度が直
角で、且つ水平方向において90度を基本とするが、この
直角の鉛直面内でピストンロッドの昇降によってロ−ル
の両端が上下に揺動自在に配置する必要がある。したが
って、搬送される連続ウエブ10と傾き調整ロ−ル1の
位置関係は、図4に示すように連続ウエブ10がロ−ル
の斜め下方から導入され、ロ−ルの表面で接触点をもっ
て、ライン下流にロ−ルと同程度の角度で斜め下方に送
り出される。
【0012】ラインの正常な搬送状態において、図1の
ように、連続ウエブにより押しつけられるロ−ルの両端
付近の押付圧力F1とF2は等しいものとなり、ロ−ルの
軸芯は水平を保持している。しかし、搬送ラインの平行
不良や、風圧によるウエブのよれ、或いはウエブ自身の
伸びなどによってF1>F2となった場合は、図2のよう
に、シリンダ3のピストンロッド4は押し下げられ面圧
P1が上昇する。
ように、連続ウエブにより押しつけられるロ−ルの両端
付近の押付圧力F1とF2は等しいものとなり、ロ−ルの
軸芯は水平を保持している。しかし、搬送ラインの平行
不良や、風圧によるウエブのよれ、或いはウエブ自身の
伸びなどによってF1>F2となった場合は、図2のよう
に、シリンダ3のピストンロッド4は押し下げられ面圧
P1が上昇する。
【0013】変化した圧力は圧力媒体8を介して連通管
7を経由してシリンダ3’に伝達され、面圧P1=P2と
なるまでピストンロッド4’を押し上げ、ロ−ルが傾斜
した状態となり、連続ウエブによるロ−ルの押付圧F1
とF2が等しくなる。図3には、F1<F2となった状態
を示す。
7を経由してシリンダ3’に伝達され、面圧P1=P2と
なるまでピストンロッド4’を押し上げ、ロ−ルが傾斜
した状態となり、連続ウエブによるロ−ルの押付圧F1
とF2が等しくなる。図3には、F1<F2となった状態
を示す。
【0014】本発明の傾き調整ロ−ルを合成紙のスリッ
ト装置の繰り出し側に一式設置してスリットラインを稼
働したところ、下流側のガイドロ−ルでは、合成紙は正
規の位置に案内されることが確認された。また、合成紙
とロ−ラ表面に不均一な摩擦が生じることがなく、合成
紙摩耗による粉の発生、皺や変形も認められないもので
あった。
ト装置の繰り出し側に一式設置してスリットラインを稼
働したところ、下流側のガイドロ−ルでは、合成紙は正
規の位置に案内されることが確認された。また、合成紙
とロ−ラ表面に不均一な摩擦が生じることがなく、合成
紙摩耗による粉の発生、皺や変形も認められないもので
あった。
【0015】
【発明の効果】以上のように、本発明の傾き調整ロ−ル
は、両端をシリンダによって支持し、各シリンダを連通
管により圧力媒体を行き来可能に連結した構成であるた
め、ロ−ル表面の押圧力が変化することに追随してロ−
ルが自動的に傾斜して、手動による逐次矯正が不必要と
なる。また、装置自体極めて低廉に製作でき、設置に大
きなスペ−スを必要としない点でも有効である。
は、両端をシリンダによって支持し、各シリンダを連通
管により圧力媒体を行き来可能に連結した構成であるた
め、ロ−ル表面の押圧力が変化することに追随してロ−
ルが自動的に傾斜して、手動による逐次矯正が不必要と
なる。また、装置自体極めて低廉に製作でき、設置に大
きなスペ−スを必要としない点でも有効である。
【図1】本発明の傾き調整ロ−ルを模式的に示す正面図
である。
である。
【図2】本発明の傾き調整ロ−ルの作用状態(F1>F2
の場合)を模式的に示す正面図である。
の場合)を模式的に示す正面図である。
【図3】本発明の傾き調整ロ−ルの作用状態(F1<F2
の場合)を模式的に示す正面図である。
の場合)を模式的に示す正面図である。
【図4】本発明の傾き調整ロ−ルの配置した状態を模式
的に示す側面図である。
的に示す側面図である。
1 傾き調整ロ−ル 2 ロ−ラ 3、3’ シリンダ 4、4’ ピストンロッド 5、5’ 軸支部 6 ロ−ラ軸 7 連通管 8 圧力媒体 9 ガイドロ−ル 10 連続ウエブ
Claims (1)
- 【請求項1】 ロ−ラ軸6の両端部が軸支部5、5’に
より支えられ、各軸支部はそれぞれシリンダ3、3’の
ピストンロッド4、4’と結合されたロ−ルであって、
前記シリンダ同士が連通管7により連結して、シリンダ
内の圧力媒体8が相互に移動可能とすることにより、ラ
インの搬送方向に直角な鉛直面内で揺動自在としたこと
を特徴とする傾き調整ロ−ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP558196A JPH09194089A (ja) | 1996-01-17 | 1996-01-17 | 傾き調整ロ−ル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP558196A JPH09194089A (ja) | 1996-01-17 | 1996-01-17 | 傾き調整ロ−ル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09194089A true JPH09194089A (ja) | 1997-07-29 |
Family
ID=11615213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP558196A Pending JPH09194089A (ja) | 1996-01-17 | 1996-01-17 | 傾き調整ロ−ル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09194089A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103569717A (zh) * | 2013-10-31 | 2014-02-12 | 安徽正远包装科技有限公司 | 一种盒式袋左右自动纠偏系统 |
CN104030072A (zh) * | 2014-06-18 | 2014-09-10 | 龙岩烟草工业有限责任公司 | 一种水松纸自动定位装置及方法 |
KR101704447B1 (ko) * | 2015-12-29 | 2017-02-10 | (주)아이피에스코리아 | 3차원 모션 가이드롤러 장치 및 이를 가지는 시트 이송 가이드 장치 |
CN110589567A (zh) * | 2019-08-12 | 2019-12-20 | 涿州皓原箔业有限公司 | 一种铝箔精分切机 |
-
1996
- 1996-01-17 JP JP558196A patent/JPH09194089A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103569717A (zh) * | 2013-10-31 | 2014-02-12 | 安徽正远包装科技有限公司 | 一种盒式袋左右自动纠偏系统 |
CN104030072A (zh) * | 2014-06-18 | 2014-09-10 | 龙岩烟草工业有限责任公司 | 一种水松纸自动定位装置及方法 |
KR101704447B1 (ko) * | 2015-12-29 | 2017-02-10 | (주)아이피에스코리아 | 3차원 모션 가이드롤러 장치 및 이를 가지는 시트 이송 가이드 장치 |
CN110589567A (zh) * | 2019-08-12 | 2019-12-20 | 涿州皓原箔业有限公司 | 一种铝箔精分切机 |
CN110589567B (zh) * | 2019-08-12 | 2024-04-19 | 涿州皓原箔业有限公司 | 一种铝箔精分切机 |
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