JPH0919407A - 複合コンタクトレンズ要素を備えた倒像検眼鏡コンタクトレンズ装置 - Google Patents
複合コンタクトレンズ要素を備えた倒像検眼鏡コンタクトレンズ装置Info
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- JPH0919407A JPH0919407A JP8166730A JP16673096A JPH0919407A JP H0919407 A JPH0919407 A JP H0919407A JP 8166730 A JP8166730 A JP 8166730A JP 16673096 A JP16673096 A JP 16673096A JP H0919407 A JPH0919407 A JP H0919407A
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Abstract
れ、しかも表面反射が低減された倒像検眼鏡コンタクト
レンズ装置を得る。 【解決手段】 平均的な角膜の形状と実質的に対応する
凹状の第1の後方レンズ面をもつコンタクトレンズと、
患者の眼に装着された場合に患者の眼から出てコンタク
トレンズに入る光を集めて結像させ患者眼底の空間像を
形成するための像形成レンズを含む。コンタクトレンズ
は前方レンズ部に後方レンズ部を接合した複合コンタク
トレンズとして構成される。後方レンズ部は前記第1の
後方レンズ面と第1の前方レンズ面を含み、第1の屈折
率と第1のアッベ値をもつ素材で形成される。前方レン
ズ部は第1の前方レンズ面の形状と実質的に対応する形
状の第2の後方レンズ面と凸状の第2前方レンズ面を備
えている。前方レンズ部は第2の屈折率と第2のアッベ
値をもつ素材で形成される。
Description
併用して患者の眼底を観察・処置し、あるいは手術顕微
鏡と併用して網膜硝子体手術を行なうことのできる倒像
検眼鏡(眼底鏡)コンタクトレンズ装置に関する。
コンタクトレンズ要素と像形成レンズ系とを含み、像形
成レンズ系をコンタクトレンズ要素の前方に配設してい
る。コンタクトレンズ要素は、患者の眼に載置できるよ
うに平均的な角膜の形状と実質的に偶合するプロフィー
ルをもつ凹後面を備えている。患者の網膜から出射する
光はこのコンタクトレンズ要素を通過し、像形成レンズ
系により屈折されて像形成レンズの前方に患者眼底の空
間像を形成する。
例えば、本発明者の米国特許第5,200,773号に
開示されている。この特許に記述された倒像検眼鏡コン
タクトレンズ系はメニスカス・コンタクトレンズ要素と
高屈折率両凸レンズを組合せることにより、きわめて広
い視野と高解像度の眼底像を与えるものであって、眼底
の観察や汎網膜光凝固レーザー治療によく適している。
9号には、入力レンズ、コンタクトレンズ及び中央レン
ズを互に離して配置した3元検眼鏡コンタクトレンズが
開示されている。中央レンズは高屈折力光学材料で作ら
れた両凸レンズである。この特許に開示されたレンズは
広い視野を与えるが、レンズ面が多いために表面反射が
増加するという欠点を有している。
コンタクトレンズの性能は満足すべきものであるが、本
発明は更に解像度ならびに像明澄度にすぐれ、且つ視野
深度および光学性能にすぐれ、像劣化の原因である表面
反射を低減した、視野曲率、非点収差ならびに歪を広域
に亘り改善した、より広視野の検眼鏡コンタクトレンズ
を開発すべく研究を重ねた。
は、広視野のみならず像質が改善され表面反射を低減し
た改良された倒像検眼鏡コンタクトレンズ装置を提供す
ることにある。
は、下記の本発明によって達成された。すなわち、本発
明は、平均的角膜の形状と実質的に対応する凹状の第1
の後方レンズ面をもつコンタクトレンズと、患者の眼に
装着した場合、患者の眼から出射する光線を前記コンタ
クトレンズを経て捕集し結焦させて患者眼底の空間像を
形成するための像形成レンズとを含む倒像検眼鏡コンタ
クトレンズ装置において、前記コンタクトレンズが、第
1の屈折率及び第1のアッベ値(Abbe value)を有する
素材で構成され、前記第1の後方レンズ面と第1の前方
レンズ面とを含む後方レンズ部と、第2の屈折率及び第
2のアッベ値を有する素材で構成され、前記第1の前方
レンズ面の形状と実質的に適合する形状の第2の後方レ
ンズ面と凸状の第2の前方レンズ面とを備えた前方レン
ズ部を含み、前記第2の屈折率及び第2のアッベ値のう
ち少なくとも一方が、前記第1の屈折率及び第1のアッ
ベ値とそれぞれ異なり、さらに、前記第2の後方レンズ
面と前記第1の前方レンズ面とを密着状態で固定するた
めの光学接着剤を含む複合コンタクトレンズ要素で構成
されている改良されたコンタクトレンズ装置を提供す
る。
レンズ部は両凸状であってそれ自体が像形成レンズを構
成する。本発明の他の一実施例では、さらにハウジング
を設け、複合コンタクトレンズ要素をそれに装着し、さ
らに像形成レンズを、独立のレンズ系として、同ハウジ
ング内に複合コンタクトレンズ要素から離して前方に装
着している。
クトレンズ装置は、複合コンタクトレンズ要素を像形成
レンズ系と組合せて広視野の患者網膜像を得るものであ
る。この態様に基づく複合コンタクトレンズ要素は、ガ
ラスまたはプラスチック製、望ましくはガラス製の高屈
折率前方レンズ部と、ガラスまたはプラスチッ製、望ま
しくはプラスチック製の相対的低屈折率の後方レンズ部
とを含む。ガラス製前方レンズ部の屈折率は、望ましく
は約1.52〜約2.1の範囲であり、最も望ましくは
約1.7〜約1.9の範囲である。プラスチック製後方
レンズ部の屈折率は、約1.3〜1.52の範囲内であ
ることが望ましく、最も望ましくは屈折率約1.491
のポリメチルメタクリレート製のものである。本発明の
他の態様によれば、コンタクトレンズ要素の前方レンズ
部と後方レンズ部との間の屈折率の差は0.27以上で
ある。
する最周辺光線を捕集するために、高屈折率前方ガラス
部をできるだけ角膜表面の近くに位置させる。したがっ
て、後方レンズ部の中心厚は実際上可能な限り薄いこと
が必要である。本発明の望ましい一実施例では、後方レ
ンズ部の中心厚は約0.125〜2.0ミリメートルの
範囲内であり、本発明のさらに望ましい実施例による中
心厚は約0.125〜約0.75ミリメートルである。
すなわち後方レンズ部と前方レンズ部は、望ましくは当
該後方レンズ部又は前方レンズ部の何れかの屈折率と実
質的に一致する屈折率を有する光学接着剤を用いて対応
面で接合される。後方レンズ部の後面は平均的な角膜と
偶合するプロフィールをもつ凹状をなしている。後方レ
ンズ部の前面は、前方レンズ部の後面の平面、凹面又は
凸面に対応した平面、凸面又は凹面として構成すること
ができる。プラスチック製後方レンズ部に比べてガラス
製前方レンズ部の屈折率を高くすることにより、光線が
後方レンズ部から出て前方レンズ部に入るとき二つのレ
ンズ部の界面でかなりの量の光屈折が生じ、眼から出射
する最周辺光線が像形成レンズに向かって曲げられ、像
形成レンズの前方における空間像の形成に寄与できる。
ガラス製前方レンズ部の屈折率は、それに伴う色分散又
は色収差が像を劣化させたり、レンズ装置のレーザー治
療適性を妨げたりしない範囲内で、できるだけ高いこと
が望ましい。屈折率の異なる二つのレンズ部の界面にお
ける光の反射は、屈折率が光学接着剤のそれと一致する
反射防止コーティングを光学接着剤の屈折率とは異なる
屈折率をもつレンズ部に施すことによって解消できる。
さらに、前置の像形成レンズ系の両面にコートを施すこ
とによって反射を低減し、レーザー光線の透過性を高め
ることもできる。
ズ装置に正の屈折力をもつ中間レンズ要素、望ましくは
メニスカス型の要素を設けて、眼から出射する最周辺光
線を装置の光軸方向に曲げて像形成レンズにより捕集し
空間像として結像させることにより、一層広範囲の視野
を得ることができる。
ンタクトレンズ要素が高分散負屈折後方レンズ部と低分
散正屈折前方レンズ部とを含むものであって、特に網膜
中心部において色収差が低減され、視覚化ならびにレー
ザー治療性の優れた倒像検眼鏡コンタクトレンズ系を提
供する。前方レンズ部のアッベ値は約40〜90の範囲
であり、後方部のアッベ値は約20〜50である。
系の後方焦点を患者の瞳孔背後、水晶体または硝子体液
内に位置させることによって、複合コンタクトレンズ要
素と像形成レンズとの間の距離を小さくし、レンズ系と
ハウジングの総長を小さくし、さらに前方焦点を患者の
眼に比較的近く位置させる。前記前方レンズ部は像形成
レンズを構成してもよい。本発明の他の特徴、利点及び
効果は添付図面を参照した以下の詳細な説明から明らか
であろう。
眼鏡コンタクトレンズ装置を示す図1において、該装置
10はハウジング16中に取付けられた複合コンタクト
レンズ要素12と像形成レンズ14とを含む。ハウジン
グ16は相対的に小径の第1の開放端20と反対側に第
2の開放端22をもつ円錐台形部18を具備している。
コンタクトレンズ要素12は第1の小径開放端20に取
付けられ、像形成レンズ14は大径の開放端22に取付
けられている。従って、装置10を患者の眼に装用した
場合、像形成レンズ14はコンタクトレンズ要素12よ
りも前方に位置する。
部26に接合した後方レンズ部24を含む複合レンズ要
素である。後方レンズ部24は平均的な角膜の曲面に対
応した曲率をもつ後凹面28を有し、したがって患者の
眼に載置出来るように構成されている。後方レンズ部2
4の前面30は、図1の実施例では平面として構成され
ている。前方レンズ部26の後面32は後方レンズ部2
4の前面30と適合するように形成されており、したが
って図1の実施例では平面として構成されている。前方
レンズ部26は凸状の前面34を有している。像形成レ
ンズ14は凸状の後面36と凸状の前面38とを備えて
いる。
18の広径端に連なり、像形成レンズ14を保持するた
めの肩部42を形成している。像形成レンズ14はネジ
止め式の保持リング44又は他の適当な手段によって所
定の位置に固定される。
ンズ要素12の後方レンズ部24は前方レンズ部26を
構成する高屈折率材料と比べて屈折率の低い材料で形成
されている。一般に、後方レンズ部24と前方レンズ部
26との間の屈折率の差がこれらの二つのレンズ部分の
界面で曲げられる光の量を決定する。従って、この差が
大きいほど屈折が大きく、従ってまた面46上に結像す
る眼底視野が広くなる。望ましくは、後方レンズ部24
の屈折率は約1.3〜1.52の範囲であり、前方レン
ズ部26の屈折率は約1.52から約2.1、より望ま
しくは約1.7から約1.9の間であって、二つのレン
ズ部の屈折率の差は0.27以上であることが望まし
い。例えば、後方レンズ部24は屈折率1.491のポ
リメチルメタクリレート(PMMA)か、又はさらに低
屈折率の他の光学材料で形成することができる。前方レ
ンズ部26は、オハラ・コーポレーション製の屈折率
1.883のLAH58ランタン・ガラスのような高屈
折率ガラス材料で構成することができる。一般に、高屈
折率ガラスの前方レンズ部26は像質を低下させたり、
レンズのレーザー治療適性に悪影響を及ぼすほど大きな
分散又は色収差を生じない範囲内で、できるだけ屈折率
の高い材料で形成されるべきである。LAH58よりも
色分散の小さないま一つの適当なガラスは、やはりオハ
ラ社が製造する商品名LAL59であり、これは1.7
34の屈折率を有している。
部26の後面32に固着するために用いる光学接着剤2
5は、後方レンズ部24及び前方レンズ部26の何れか
が有する屈折率とほぼ一致する屈折率を有していなけれ
ばならない。この目的に使用することのできる適当な光
学接着剤の一つとして、サマーズ・ラボラトリーズ製の
商品名SK−9があり、その屈折率は約1.5であっ
て、後方レンズ部24に用いることのできるPMMA材
の屈折率とほぼ一致する。
して視野を拡げるためには、低屈折率後方レンズ部24
をそのままにして、高屈折率前方レンズ部26をできる
だけ角膜表面の近くにもってくることが重要である。さ
らに、多くの高屈折率ガラスは酸や塩基の影響を受ける
上にカケや破損に弱いので、プラスチック製の後方レン
ズ部がもつ保護的機能は、高屈折率ガラスをできるだけ
角膜に本質的に近く位置させながらこうした問題を克服
するのに有用である。さらに、大瞳孔径での解像力と像
の明澄度などの本発明の光学的利点は、主として角膜接
触面に要求される大きな負曲率に基づいてコンタクトレ
ンズ要素全体を高屈折ガラスで作った場合には得ること
ができない。本発明においてコンタクトレンズ要素の後
方レンズ部は約0.125〜約2.0mm、より望まし
くは約0.125〜約0.5mmの中心厚みを有してい
ることが望ましい。実際の作製上の立場からは、正しい
前面プロフィールをもつ未研磨後方レンズ部を正しい係
合面を有する前方レンズ部に接合してから、後方レンズ
部の後面を作図研磨して、所望の厚みと表面プロフィー
ルを得るようにすることにより、後方レンズ部の中心厚
みを最小限にすることができる。
偶合面は図1において平面として示してあるが、これら
の偶合面を以下に説明する図2および図3に示したよう
な曲面として構成することもできる。一般的に、これら
偶合面の曲率は角膜表面のそれよりも小さくすることが
光学的に有利である。
て広い範囲の瞳孔径に亘り高解像力と像明澄度を最適に
保つために、前方レンズ部26の凸前面34を非球面と
することができる。代替的に、製作を単純化するため球
面を利用してもよい。さらに、前方レンズ部の前面と偶
合する後面を有するガラス製又はプラスチック製のキャ
ップ(図示せず)を前方レンズ部に接着してもよい。こ
のキャップの前面は所望の光学補正を与えるために球面
または非球面とすることができる。
の米国特許第5, 200, 773号にも記載されている
ように、非球面とすることが有利であろう。本発明の非
球面を定義するにあたっては次の式が利用される。
urface sag )に等しく、cは曲率(curvature)(すな
わち半径の逆数)に等しく、rはレンズ単位(lens uni
ts)での半径方向座標(radial coordinate )であり、
kは円錐定数(conic constannt)に等しく、an [n
=1,2,...(自然数)]は選択された円錐変形項
(conic deformation term;an rn )の各係数値(co
efficient value)である。好ましい1つの態様では、
少なくとも1つの高次円錐変形項(an rn)が零以外
の数値をとる。係数値の使用は2実施例のみに限った
が、所望により係数項を使用して本発明の各レンズ表面
を設計してもよい。
装置の構成例において、後方レンズ部24は屈折率1.
49のPMMAを素材として作製され、中心厚みは0.
25mm、眼瞼フランジの直径は15.5mmである。
後面28は円錐定数−0.18、頂点半径7.7mmで
ある。後方レンズ部24の前面30は平面であり、した
がって曲率半径は無限である。前方レンズ部26は屈折
率1.883のLAH58ガラス製である。前方レンズ
部26の後面32は偶合平面を形成し、その凸前面34
は円錐定数−0.25、頂点半径10mmをもってい
る。前方レンズ部26の中心厚みは6mm、直径は1
6.6mmである。像形成レンズ14はコンタクトレン
ズ要素12から0.5mm離れて配置され、やはりLA
H58ガラスで作製されている。像形成レンズ14の後
面36は、円錐定数−8.0、頂点半径100mmとし
ている。像形成レンズ14の前面38は、頂点半径15
mm、円錐定数−2.0、六次係数項0.000000
03である。像形成レンズ14の直径は26mm、中心
厚みは7mmである。これらのパラメータをもつ検眼鏡
レンズ系を眼底を光源として正視眼上に置くと、像形成
レンズの前方約9.0mmに空間像が生じる。その比較
的高い横倍率と8.854mmの焦点距離により、本実
施例のレンズは最周辺部網膜域のレーザー光凝固処置、
とくに増殖糖尿病網膜症および網膜静脈閉塞症の治療に
おいて有用で、かつ瞳域又はレーザー腰部におけるレー
ザーエネルギーの集中を最少限にとどめた高解像度広視
野眼底像を生じる。
点から出発して本発明の光学レンズ系を通る光線の経路
を示す。図1〜4および図7において、各光束は主光線
と主光線の両側の周辺光線によって代表されている。図
5および図6では主光線だけが示されている。
むように図示されているが、レンズ系を通る光線追跡は
網膜から出て眼の硝子体液、水晶体、房水、および角膜
を経て本発明各実施例の各種レンズ要素に至る光線と同
じ経路をとる。空気中の平行束を用いるのは正視人眼の
より複雑な光学系を単純化したものであって、以下すべ
ての光学系レイアウトにも同様に表示される。
ク製後方レンズ部24と高屈折率のガラス製前方レンズ
部26との間における屈折率の変化は、眼から出射する
光線を二つのレンズ部24、26の界面において装置1
0の光学軸に向かって内側に屈折させ、像形成レンズ1
4は網膜の最周辺部から出射する光線を捕集し、像平面
46に焦点を結ばせて網膜の広視野像を与える。
代えて用いることのできる代替レンズ・レイアウトを示
す線図であり、図1と図2に用いられた同じ引照数字は
同じ部分または面を表わす。図1の実施例と比較して図
2の実施例が異なる唯一の点は、図2の場合では、後方
レンズ部24′が凸前面30′を有し、前方レンズ部2
6′がそれに対応する凹面32′を有していることであ
る。図2の実施例の典型的な構成における各パラメータ
は、図1について説明した典型的実施例におけるのと概
ね同一であるが、相違点としては、面30′および3
2′の頂点曲率半径をそれぞれ35mm、前方レンズ部
26′の中心厚みを5.5mm、前方レンズ部26′の
前面34′を円錐定数−0.1、頂点半径9.5mmと
したことである。これらのパラメータ値をもつ検眼鏡レ
ンズ装置を正視眼上に置くと、患者網膜の空間像が像形
成レンズの前方約9.65mmの位置に形成される。
ま一つの代替的レンズ・レイアウト設計を示す。図3に
おいて、後方レンズ部24″は凹前面30″を有し、前
方レンズ部26″はこれに対応する凸後面32″を有し
ている。図3の実施例の典型的な構成では、以下の値を
除き図1について既に記述した典型的構成と同じパラメ
ータ値を有している。すなわち、後方レンズ部24″の
凹前面30″と前方レンズ部26″の凸後面32″とは
各々半径45mmであり、前方レンズ部26″の前面3
4″の円錐定数は−0.9である。これらのパラメータ
値をもつ検眼鏡レンズ装置を正視眼上に置くと、患者網
膜の空間像が像形成レンズの前方約9.0mmの位置に
形成される。
び2の設計ほど広くはないものの、広視野を与える。す
なわち、偶合面30″、32″が図3に示すように湾曲
していると、眼から出射する最周辺光線のうちの一部は
例えば図3中の光線48のように偶合面の界面を切り取
らない。
素レンズ設計による倒像検眼鏡コンタクトレンズ装置を
示す。この代替的設計は既に述べた諸実施例と比較し
て、より複雑で且つ表面反射が増える可能性があるもの
の、さらに広い視野を与える。本実施例におけるこの広
い視野は中央メニスカス要素50を設けたことによるも
のであって、この要素は光線、とくに周辺光線を更に屈
曲させて、像形成レンズ14″がそれらの光線を捕集し
結焦させる。図4のレンズ設計の典型的な構成におい
て、プラスチック製の後方レンズ部24″′は前述と同
じPMMA素材で作製され、前方レンズ部26″′とメ
ニスカス・レンズ50および像形成レンズ14″がLA
H58ガラスで製作されている。後方レンズ部24″′
は半径7.7mmの凹後面28′を有し、その凸前面3
0″′は半径20mmであり、中心厚は1.0mmであ
る。前方レンズ部26″′は対応面30″′と同じ半径
の後凹面32″′と、頂点半径8.5mm、円錐定数−
0.1の前面34″′を有し、中心厚は4mmで直径1
6.6mmである。メニスカス・レンズ50はレンズ部
26″′の前方0.5mmに離れて配置されている。メ
ニスカス・レンズ50は中心厚3.0mmで、その後凹
面52の半径は27.5mm、前凸面54の半径は16
mmである。メニスカス・レンズ50の直径は24mm
である。像形成レンズ14″はメニスカス・レンズ50
から前方0.5mmの距離に離れて配置されている。像
形成レンズ14″は半径200mmの後凸面36″と頂
点半径24mm、円錐定数−2.47の前凸面38″を
有し、その中心厚みは5.5mm、直径は28mmであ
る。図4に示したこれら3つのレンズ、さらに図2およ
び3に示した各レンズは図1のレンズと同じように適当
な手段でハウジング内に固定される。図4に示すレンズ
設計と上記パラメータ値をもつ検眼鏡レンズ装置を正視
眼上に載置すると、空間像は前方から見て僅かに凹形と
なり、像形成レンズ14の前面から約8.75mm離れ
た位置に形成される。
な構成は単なる例示である。これらの図面に示された本
発明の要旨は、コンタクトレンズ要素として高屈折率前
方レンズ部を低屈折率後方レンズ部に接合した複合レン
ズ要素を用いることにより、当該2レンズ部間の界面に
おいて実質的な光の屈折を生ぜしめ、網膜から出射した
周辺光線を内側に曲げて次段階または最終段階で像形成
レンズにより捕集させて眼底の広視野高解像度空間像を
与えるようにした倒像検眼鏡コンタクトレンズ装置にあ
る。
は細隙燈生体顕微鏡と組合せて網膜の最周辺象限に対す
る診断(検眼鏡検査)とレーザー治療に使用することが
でき、また手術顕微鏡と組合せて、網膜硝子体手術関連
に使用することができる。網膜硝子体手術用のレンズ
は、当業者であれば理解できるように、取り外し可能な
ハンドルを付けて手術助手が手で固定することもできる
が、縫合硝子体切除術リングに収容して用いることもで
きる。
約0.54の像倍率で約140゜の視野を与える。図2
および図4の検眼鏡装置は図1のそれよりもさらに大き
な視野を与え、図3の実施例は図1のそれに比べて僅か
に狭い視野である。
膜切除、網膜剥離の修復および硝子体切除術に極めて適
した検眼鏡コンタクトレンズを示す。適当に小型化され
た系で極めて広い視野を確保することにより、レンズの
高屈折力と連続的でグローバルな眼底視野が組合わされ
るため、このレンズ系は手術顕微鏡に連結された像再反
転システムと併用するのに理想的である。この図5と以
下に説明する図6においては、倒像検眼鏡コンタクトレ
ンズ系の後方焦点をより明らかにするため主光線のみ示
してある。
いて、複合コンタクトレンズ要素112は、既述のPM
MA素材で作られた後方レンズ部124とLAH58ガ
ラス製の前方レンズ部とを含む。後方レンズ部124は
半径7.7mm、円錐定数−0.18の後凹面128
と、平らな前面130とを有し、中心厚みは0.25m
mである。前方レンズ部126はLAH58ガラス製
で、対応する平らな後面132と、頂点半径7.7m
m、円錐定数−0.2の前面134とを有し、中心厚み
4mm、直径13.4mmである。後方レンズ部124
の外径は11.45mmであり、典型的な縫合式硝子体
切除術リングに装着して使用できる。像形成レンズ11
4は前方部126の前面134から前方0.5mmの位
置に設けられ、やはりLAH58ガラス製である。像形
成レンズ114は頂点半径45mm、円錐定数−8.0
の後凸面136と、頂点半径24mm、円錐定数−2.
5の凸前面138を有し、中心厚みは4.0mm、直径
は18mmである。上記パラメータ値を用いて作製され
た倒像検眼鏡レンズを正視眼上に置くと、像形成レンズ
114の前方約6mmの位置に僅かに凹状の空間像が生
じる。
療や黄斑部近傍の網膜硝子体手術においては、視野の広
さを若干犠牲にしても網膜中心部における網膜細部の像
質を高めるために視野深度と解像度を高めることが望ま
しいであろう。光学的性質の異なる前方レンズ部を後方
レンズ部に接合した複合コンタクトレンズ要素を用いる
本発明の諸原理は質の高い空間像を生じるのに有利な構
成を可能とする。そのような構成における後方レンズ部
は約20〜50の範囲のアッベ値をもつ高分散型の光学
材料で形成されることが望ましく、前方レンズ部は約4
0〜90のより高いアッベ値をもつことが望ましい。こ
のようにして、後方レンズ部に由来する負の色収差は続
く正屈折レンズ要素の正の色収差又は正分散を吸収する
働きをする。
高倍率と高解像度を達成するための倒像検眼鏡コンタク
トレンズ装置のレンズ・レイアウトを示す。この実施例
ではコンタクトレンズ要素212の後方レンズ部224
の中心厚みは前述のレンズ設計での中心厚みよりも相対
的に大きく、したがって前方レンズ部226は前述の設
計におけるほど角膜表面に接近していない。図6の実施
例の典型的な構成において、後方レンズ部224は頂点
半径7.7mm、円錐定数−0.18という平均的な角
膜形状と実質的に一致する凹後面228をもっている。
ここでもまた後方レンズ部224の外径は典型的な縫合
硝子体切除術リングに装着するのに適した11.45m
mである。後方レンズ部224の前面230は曲率半径
25mmの凹状で、前方レンズ部226の偶合後面23
2は対応する凸曲率半径をもっている。本実施例におけ
る後方レンズ部224は中心厚み2mmで、前方レンズ
部226は中心厚み4mmである。前方レンズ部226
は頂点半径8mm、円錐定数−0.355の前面238
を有している。後方レンズ部224はスコット・グラス
社製F5ガラスで作られており、アッベ値38.03、
屈折率1.603であり、本例における前方レンズ部2
26はやはりスコット・グラス社製SK16ガラスから
なり、アッベ値60.32で屈折率1.62を有してい
る。前方レンズ部226の直径は12.4mmである。
F5ガラスに代えて、後方コンタクトレンズ部の設計に
はポリスチレンまたはポリカーボネート樹脂を用いるこ
とができる。像形成レンズ214は屈折率1.517、
アッベ値64.17のBK7ガラスから製作されてお
り、コンタクトレンズ要素212の前方4mmに位置し
ている。像形成レンズ214の中心厚は5mmであり、
その後面236は頂点半径23mm、円錐定数−1.
7、前面238は頂点半径23mm、円錐定数−0.9
131で、直径は18mmである。この検眼鏡レンズ系
の物理的な総長は16.8mmである。図6のレンズ設
計をもつ倒像検眼鏡装置を正視眼上に置くと、像形成レ
ンズ214の前方約14.3mmの位置に実質的に平ら
であるが僅かに凹状の空間像が形成される。上述のパラ
メータ値をもつ図6のレンズ設計は像倍率0.82で既
述のように色収差を低減する利点を示す。
を与える他の設計と比較して総長が短いことである。レ
ンズの後方焦点を患者の瞳孔後方約3mm、すなわち焦
点239に位置させることにより、レンズ226とレン
ズ214間の距離が対応して低減され、眼に装着したと
きのレンズ系の総高がそれだけ小さくなり、網膜硝子体
手術において手技空間が大となり安全性が増す。虹彩に
よって網膜周辺部からの光束が若干切り取られたり輪郭
ボケの生じる可能性があるけれども、手術顕微鏡を通し
て得られる中心部網膜像の質はほとんど影響を受けな
い。
発明の諸原理を利用した倒像検眼鏡レンズであって、複
合コンタクトレンズ要素の前方レンズ部自体が像形成レ
ンズを構成したものを示す。既述の諸実施例における複
合レンズ要素と像形成レンズとの間の空間を除去するこ
とにより、それに伴って、気密、水密のハウジングの必
要性がなくなるという利点が得られる。像形成レンズ要
素とコンタクトレンズ要素とを結合して空隙を無くし、
一体的なレンズ装置としたことにより、既述のように両
界面形成面にコーティングを施す必要がなくなり、反射
を低減して実質的に最外(前)面のみが望ましくない反
射源となるような装置が実現される。
0は、後方レンズ部302と該後方レンズ部に接合した
前方凸レンズ部304を含む。典型的な構成として後方
レンズ部302はプラスチック、望ましくは屈折率1.
491のPMMAで形成され、曲率半径7.7mmの凹
後レンズ面306と,前方レンズ部304の後方レンズ
面310の凸曲面に近似する曲率の凹前レンズ面308
とをもち、中心厚みは3.0mmである。また、後方レ
ンズ部302は網膜硝子体手術用の縫合硝子体切除リン
グに装着するのに適した直径11.45mmの短円筒部
312を具備していることが望ましい。
3のLAH58ガラス素材で作製される。後方レンズ面
308は頂点半径11.0mm、円錐定数−9.309
1で、さらに前記の式における2次、4次および6次項
の係数値がそれぞれa2 =−0.01984681,a
4 =4.606164×10-5,a6 =−5.6279
51×10-8である。後方レンズ部302のアクリル樹
脂製凹前レンズ面308は、必ずしも上記係数値によっ
て定義される多項曲線に従って製作する必要がない。す
なわち、凹面308は最適化または近似円錐として作製
することができ、その理由は偶合面同士の接合に用いる
光学接着剤はアクリル樹脂の屈折率と一致していて、実
際上アクリル表面を延長させ、ガラス製前方レンズ部3
04の非球状後面にぴったり密着させ、正確に合致(係
合)させるからである。
9は頂点半径7.358mm、円錐定数−1.0793
であり、さらに2次、4次および6次項の係数値がそれ
ぞれa2 =0.01271833,a4 =4.3713
91×10-5,a6 =−1.096848×10-7によ
って定義される。前方レンズ部304のレンズ中心厚み
は11.0mmで、直径は22.0mmである。
鏡装置はハウジングの有無を問わず使用することができ
る。ハウジングを用いる場合、ハウジング(図示せず)
はガラス部より延出させて細隙燈と併用する手持ち式レ
ンズとして用いるのに適している。さらに、後方レンズ
部の後部直径を適当に大きくして、常法のように眼瞼フ
ランジを具備するようにしてもよい。通常の熟練度をも
つレンズ設計者に自明であるように、倍率1.0以上の
長焦点距離レンズ系を含めて各種屈折力の装置を製作す
ることができる。
説明したが、当業者は本発明の広義の範囲を逸脱するこ
となく様々な変更を加えることができ、従って特許請求
の範囲に定義した本発明はかかる変更を含むものであ
る。
置によれば、広視野が得られるだけでなく、像質が改善
され、しかも表面反射を低減できる。
トレンズ要素と別個の像形成レンズとを含む倒像検眼鏡
コンタクトレンズ装置の側断面と光線追跡とを示す図で
ある。
ンズ・レイアウトと光線追跡とを示す図である。
レンズ・レイアウトと光線追跡とを示す図である。
カス・レンズを含むレンズ・レイアウトと光線追跡を示
す図である。
ズ・レイアウトと主光路を示す図である。
ズ・レイアウトと主光路を示す図である。
素に一体化した本発明のさらなる実施例に従ったレンズ
・レイアウトと光線追跡を示す図である。
クトレンズ要素 14,14″,114,214…像形成レンズ 24,24′,24″,24″′,124,224,3
02…後方レンズ部 26,26′,26″,26″′,126,226,3
04…前方レンズ部 28,28′,128,228,306…第1の後方レ
ンズ面 30,30′,30″,30″′,130,230,3
08…第1の前方レンズ面 32,32′,32″,32″′,132,232,3
10…第2の後方レンズ面 34,34′,34″,34″′,134,238,3
09…第2の前方レンズ面
Claims (27)
- 【請求項1】 平均的角膜の形状と実質的に対応する凹
状の第1の後方レンズ面をもつコンタクトレンズと、患
者の眼に装着した場合、患者の眼から出射する光線を前
記コンタクトレンズを経て捕集し結焦させて患者眼底の
空間像を形成するための像形成レンズとを含む倒像検眼
鏡コンタクトレンズ装置において、前記コンタクトレン
ズが、 第1の屈折率及び第1のアッベ値を有する素材で構成さ
れ、前記第1の後方レンズ面と第1の前方レンズ面とを
含む後方レンズ部と、 第2の屈折率及び第2のアッベ値を有する素材で構成さ
れ、前記第1の前方レンズ面の形状と実質的に適合する
形状の第2の後方レンズ面と凸状の第2の前方レンズ面
とを備えた前方レンズ部を含み、前記第2の屈折率及び
第2のアッベ値のうち少なくとも一方が、前記第1の屈
折率及び第1のアッベ値とそれぞれ異なり、 さらに、前記第2の後方レンズ面と前記第1の前方レン
ズ面とを密着状態で固定するための光学接着剤を含む複
合コンタクトレンズ要素で構成されている改良されたコ
ンタクトレンズ装置。 - 【請求項2】 前方レンズ部の屈折率が後方レンズ部の
屈折率よりも大きい請求項1記載の装置。 - 【請求項3】 後方レンズ部がプラスチックで構成さ
れ、前方レンズ部がガラスで構成されている請求項2記
載の装置。 - 【請求項4】 第2の屈折率が約1.52〜約2.1の
範囲にある請求項2記載の装置。 - 【請求項5】 第1の屈折率が約1.3〜約1.52の
範囲にある請求項2記載の装置。 - 【請求項6】 第1と第2の屈折率間の差が0.27以
上である請求項2記載の装置。 - 【請求項7】 複合コンタクトレンズ要素の後方レンズ
部の中心部の厚みが約0.125mm〜約2.0mmの
範囲内である請求項2記載の装置。 - 【請求項8】 第1の前方レンズ面と第2の後方レンズ
面が実質的に平面である請求項2記載の装置。 - 【請求項9】 第1の前方レンズ面が凸状であり第2の
後方レンズ面がそれに対応する凹状である請求項2記載
の装置。 - 【請求項10】 第1の前方レンズ面が凹状であり第2
の後方レンズ面がそれに対応する凸状である請求項2記
載の装置。 - 【請求項11】 さらにハウジングを含み、前記の複合
コンタクトレンズ要素が該ハウジング内に装着され、前
記の像形成レンズが、該ハウジング内に前記複合コンタ
クトレンズ要素から離れて前方に装着された独立のレン
ズで構成されている請求項2記載の装置。 - 【請求項12】 像形成レンズの少なくとも一方の面が
非球面である請求項11記載の装置。 - 【請求項13】 少なくとも一つの非球面が下記の式に
よって定義される請求項12記載の装置。 【数1】 [式中、zはレンズ軸に沿った表面サグに等しく、cは
曲率(すなわち半径の逆数)に等しく、rはレンズ単位
での半径方向座標であり、kは円錐定数に等しく、n=
1,2,...であり、an rn は高次円錐変形項であ
り、an は各円錐変形項の係数値を表わす] - 【請求項14】 少なくとも一つの高次変形項の値が非
零である請求項13記載の装置。 - 【請求項15】 ハウジング中の複合コンタクトレンズ
要素と像形成レンズとの間に、さらに、第2の前方レン
ズ面から出射した光を装置の中心軸方向に曲げるための
正屈折中間レンズ要素を含む請求項11記載の装置。 - 【請求項16】 中間レンズ要素がメニスカス形状を有
する請求項15記載の装置。 - 【請求項17】 前方レンズ部の第2の前方レンズ面が
非球面である請求項12記載の装置。 - 【請求項18】 非球面の第2の前方レンズ面が下記の
式によって定義される請求項17記載の装置。 【数2】 [式中、zはレンズ軸に沿った表面サグに等しく、cは
曲率(すなわち半径の逆数)に等しく、rはレンズ単位
での半径方向座標であり、kは円錐定数に等しく、n=
1,2,...であり、an rn は高次円錐変形項であ
り、an は各円錐変形項の係数値を表わす] - 【請求項19】 前記前方レンズ部が両凸状でそれ自体
で像形成レンズを構成する請求項1記載の装置。 - 【請求項20】 第2の前方レンズ面が非球面である請
求項19記載の装置。 - 【請求項21】 非球面からなる第2の前方レンズ面が
下記の式によって定義される請求項20記載の装置。 【数3】 [式中、zはレンズ軸に沿った表面サグに等しく、cは
曲率(すなわち半径の逆数)に等しく、rはレンズ単位
での半径方向座標であり、kは円錐定数に等しく、n=
1,2,...であり、an rn は高次円錐変形項であ
り、an は各円錐変形項の係数値を表わす] - 【請求項22】 少なくとも一つの高次変形項の値が非
零である請求項21記載の装置。 - 【請求項23】 第2の後方レンズ面が非球面である請
求項21記載の装置。 - 【請求項24】 後方レンズ部が負の屈折率をもち高度
に色分散性であり、前方レンズ部が正の屈折率をもち低
減された色分散性を有する請求項1記載の装置。 - 【請求項25】 第1のアッベ値が第2のアッベ値より
も低く、後方レンズ部の第1のアッベ値が約20〜50
の範囲内、前方レンズ部の第2のアッベ値が約40〜9
0の範囲にあって、倒像検眼鏡コンタクトレンズ装置の
色収差が低減又は最小にされた請求項24記載の装置。 - 【請求項26】 前記の装置が患者の瞳孔背後の水晶体
内又は硝子体液内に後方焦点をもつ請求項1記載の装
置。 - 【請求項27】 光学接着剤が、前記第1及び第2の屈
折率のうちの一方に相当する第3の屈折率を有する請求
項1記載の装置。
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