JPH09193505A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09193505A
JPH09193505A JP8021637A JP2163796A JPH09193505A JP H09193505 A JPH09193505 A JP H09193505A JP 8021637 A JP8021637 A JP 8021637A JP 2163796 A JP2163796 A JP 2163796A JP H09193505 A JPH09193505 A JP H09193505A
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JP
Japan
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noise
control
sound
image forming
forming apparatus
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Application number
JP8021637A
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English (en)
Inventor
Masahiro Mori
正裕 森
Koji Udagawa
浩二 宇田川
Minoru Kasama
稔 笠間
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ダクトなどの音場規制手段を必要とせず、か
つ、複数の騒音源に対しても簡単な構成で大きな騒音低
減効果が期待できる消音装置を有する画像形成装置を提
供する。 【解決手段】 画像形成装置内に収納されている複数の
騒音発生源からの騒音を検出し、検出した信号に基づい
て消音用の制御音を電気音響変換器から発生させ、前記
騒音を消音する画像形成装置において、前記画像形成装
置の筐体を少なくとも用紙排出用開口部を残して音場的
に実質的に閉じた状態の構造で構成し、前記電気音響変
換器を前記用紙排出用開口部の近傍に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、騒音を能動的消音
機構により消音したレーザビームプリンタ,電子写真複
写機等の画像形成装置に関し、特に、画像形成装置の各
々の駆動機構が動作時に発生する騒音の波形と逆の波形
の制御音を発生し、互いに干渉させて騒音を打ち消す技
術を利用して各々の駆動機構の騒音を消音する画像形成
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、画像形成装置の一種の電子写
真複写機において、その騒音の低減対策として、主とし
て駆動機構を構成する個々の部品の低騒音化や、装置本
体の筐体に遮音・吸音対策を施すことが行われている。
しかしながら、個々の部品の低騒音化には限界があり、
また、電子写真複写機の筐体では、用紙排出部、放熱用
開口部などの複数の開口部を設ける必要があるため、こ
れらの開口部から装置内部で発生した騒音が外部に漏れ
出してしまう。このため、遮音、吸音などの対策が十分
な効果を挙げることができず、要求されている騒音低減
化の十分な効果が得られていない。
【0003】これに対し、騒音源の騒音波形に対し、そ
の波形と逆の波形の音を発生させ、互いに干渉させて騒
音を打ち消す能動消音技術を利用した消音装置が開発さ
れている。例えば、特開平2−225976号公報、特
開平2−97878号公報には、家庭用冷蔵庫のコンプ
レッサ騒音に利用したものが提案されている。
【0004】このような消音システムについて、その概
略を説明すると、図9に、従来の消音システムの第1の
例を説明する図を示しており、図10に、従来の消音シ
ステムの第2の例を説明する図を示している。つまり、
図9は、特開平2−225976号公報で提案されてい
る消音システムの構成例を示し、図10は、特開平2−
97877号公報で提案されている消音システムの構成
例を示している。
【0005】図9に示す消音システムの構成において、
90は筐体、91はダクト、92はダクトの開口部、9
3は騒音源のコンプレッサ、94はマイク、95は騒音
の逆波形を発生する演算回路、96は消音用の制御スピ
ーカである。騒音源となるコンプレッサ93で発生した
騒音が、外部へ放射される伝達経路にダクト91を設
け、当該ダクト91内での音場が実質的に一次元の平面
進行波となるように構成する。これにより、騒音源のコ
ンプレッサ93で発生した騒音は、音の伝達経路となる
ダクト91に入り、ダクト91の音響効果により一次元
の平面進行波に変換されて伝播する。
【0006】一方、騒音源となるコンプレッサ93で発
生した騒音を、マイク94により測定し、演算回路95
に入力し、演算回路95によって測定したコンプレッサ
93からの騒音と、逆波形(位相が同じで振幅が逆極
性)になるように、入力された信号を加工し、制御スピ
ーカ96から出力する。これにより、ダクト91の開口
部92において、コンプレッサ93からの騒音と、制御
スピーカ96から発生した制御音とが互いに干渉して打
ち消し合い消音される。
【0007】このような構成とすることにより、前記ダ
クト91の開口部92では、騒音源のコンプレッサ93
からの騒音と、制御スピーカ93から出力される制御音
が互いに干渉して打ち消し合い、コンプレッサ93から
の騒音を消音あるいは低減することができる。
【0008】また、図10に示す消音システムの構成に
おいて、100は筐体、101は機械室、102は放熱
用の開口部、103は騒音源のコンプレッサ、104は
マイク、105は消音用の制御スピーカ、106は騒音
の逆波形を発生する演算回路である。図10に示す特開
平2−97878号公報の構成例では、騒音源であるコ
ンプレッサ103が設置された機械室101を放熱用開
口部102を除いて密閉し、且つ、機械室101の三次
元方向の各寸法のうち、位置方向を他の方向よりも大き
く設定することにより、機械室101内の音の定在波が
消音対象とする周波数以下において一時のモードとのみ
なるように構成している。
【0009】この例では、筐体100を上記のような音
響的構造に構成することによって、機械室101内で発
生する音を一次元の平面進行波と見做すことを可能とし
ている。これにより、騒音と制御スピーカからの制御音
とを干渉させて消音を図る制御を理論上においても技術
上においても容易に且つ精度よく行うことが可能とな
る。
【0010】しかし、これらの従来の技術においては、
消音を有効に行うためには、対象とする騒音が一次元の
平面進行波であることが必要であるため、前記ダクトに
代表されるような筐体の音場を規制する音響的構造が必
要とされる。この音場を規制する音響的構造体は、消音
の対象とする騒音の周波数が低くなるほど大きなものが
必要とするため、消音装置の大型化を招き、実用化の障
害となっていた。
【0011】そこで、このような問題を解決するため
に、例えば、特開平2−272859号公報に記載の
「能動消音装置」で提案されているように、騒音源のご
く近傍に制御用音源(制御スピーカ)を配置し、騒音と
制御音を近似的に同一の地点から発生させて、ダクトな
どの音場規制構造の必要をなくしたものがある。このよ
うな消音システムについて、図11を参照して説明す
る。
【0012】図11は従来の消音システムの第3の例を
説明する図である。図11に示す冷蔵庫の消音システム
の構成において、110は冷蔵庫の筐体の前面、111
は冷蔵庫の筐体の背面カバー、112は騒音源のコンプ
レッサ、113はピックアップ、114は適応型消音制
御部の適応フィルタ、115は誤差マイク、116は消
音用の制御スピーカである。
【0013】この冷蔵庫の消音システムは、騒音源のコ
ンプレッサ112の振動を検出するピックアップ113
と、騒音源のコンプレッサ112の近傍に配置され騒音
を測定する誤差マイク115と、前記騒音源のごく近傍
に設置され、この騒音源の騒音を音波の干渉を用いて消
去するための制御音を発する制御スピーカ116と、前
記騒音源のコンプレッサ112からの騒音と前記制御ス
ピーカ116からの制御音との合計が前記誤差マイク1
15の位置で“0”となるように、前記騒音源の振動を
検出する装置の出力を加工して、前記制御スピーカ11
6から出力する適応型消音制御部の適応フィルタ114
を備えた構成とされる。
【0014】この従来の消音装置の動作を次に説明する
と、騒音源のコンプレッサ112で発生する騒音は、騒
音源が振動することによるものであるので、コンプレッ
サ112の騒音と振動は高い相関を持つこととなる。こ
こで、適応型騒音制御部の適応フィルタ114は、その
振動を検出するピックアップ113からの出力によっ
て、誤差マイク115の位置(消音ポイント)におい
て、前記騒音源のコンプレッサ112からの騒音と打ち
消し合うような制御音に加工して、制御スピーカ116
から出力する。ここでは、前記騒音源のコンプレッサ1
12と前記制御スピーカ116がごく近傍に設置されて
いるので、両者の音は同一の点で発生し、かつ、互いに
位相が反対の音となり、したがって、前記のような簡単
な構成で3次元への放射音を消音することができる。
【0015】しかし、この方法では騒音源1つに対して
1つの制御音源が必要となり、このため、電子写真装置
に適用しようとすると、電子写真装置は、用紙搬送機
構,現像機構,転写機構,静電潜像形成機構,冷却用送
風機構など、多数の騒音源となる駆動機構を持っている
ので、これらの騒音源の数と同じ数だけの制御スピーカ
および制御回路が必要となり、大幅なコストアップが生
じるという問題がある。
【0016】ところで、電子写真装置に、音波の干渉を
利用した消音装置を適用した例としては、他に特開平5
−142887号公報に記載の提案のものや、特開平6
−8581号公報に記載の提案のものが挙げられるが、
しかし、これらの提案のものは、電子写真装置の騒音の
うち、特定の騒音源が発する騒音に着目し、その騒音を
音波の干渉を利用した消音装置により消音するものであ
り、電子写真装置が発生させる騒音のすべてを低減また
は消音しようとするものではなかった。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、これらの問
題点を解決するためになされたものであり、本発明の目
的は、ダクトなどの音場規制手段を必要とせず、かつ、
複数の騒音源に対しても簡単な構成で大きな騒音低減効
果が期待できる消音装置を有する画像形成装置を提供す
ることにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の画像形成装置は、画像形成装置内に収納さ
れている複数の騒音発生源からの騒音を検出し、この検
出信号に基づいて消音用の音を電気音響変換器から発生
させ、前記騒音を消音する画像形成装置において、前記
画像形成装置の筐体を、少なくとも用紙排出用開口部を
残し音場的には実質的に閉じた状態の構造とし、前記電
気音響変換器を前記用紙排出用開口部の近傍に配置した
ことを特徴とする。
【0019】つまり、本発明の画像形成装置の消音装置
は、画像形成装置の装置内部で発生した騒音に対して、
その騒音と逆波形の制御音を重畳し、音波の干渉によっ
て騒音を低減する消音装置であり、画像形成装置の装置
本体の筐体は、用紙排出部を除いて音場的には実質的に
密閉した構造として形成し、前記用紙排出部のごく近傍
に制御音を発生する音源を配置したことを特徴とする。
【0020】この画像形成装置の消音装置において、画
像形成装置本体の筐体は、音の透過損失が大きい材料を
用いて構成する。例えば、鉄などの金属、金属を配合し
た樹脂、制振鋼板などの異種積層材料を用いて構成す
る。また、ここでの筐体の音場的に実質的に密閉した構
造とは、開口部を除いて筐体の他の部分から外部に放射
される騒音が、筐体内部の騒音発生源からの全騒音の5
0%以下になる構造を意味している。つまり、用紙排出
用の開口部を除いて、密閉構造の筐体の他の部分から漏
れる騒音が、当該開口部から放射される騒音の合計より
も大きくならない構造とすることを意味している。これ
は、また、前記筐体の用紙排出用開口部から外部に放射
される騒音が、前記筐体の他の部分から放射される騒音
の合計よりも大きくなるように前記筐体の用紙排出用開
口部分の大きさ,形状,配置等を構成することを意味す
る。
【0021】また、画像形成装置本体の筐体は、騒音が
発生する動作時に、用紙排出部を除いて音場的に実質的
に密閉できる構造であれば良いので、用紙補給、ミスフ
ィード紙の取り除きのために必要な開閉部が設けられる
ことは勿論であるが、その開閉部分には、吸音材または
遮音材など補助的な部材を設け、動作時に音場的に実質
的に密閉されているような構造とする。
【0022】ここでの用紙排出用開口部の大きさは、少
なくとも用紙排出のために必要とされる大きさとされる
が、また、この用紙排出用開口部は、画像形成装置の主
動作の電子写真プロセスに伴って必然的に発生する熱を
装置外に排出するための放熱用開口部を兼ねるものであ
っても良い。その場合、熱を対流によって逃がすことに
なるので、放熱用開口部を兼ねる用紙排出用開口部は、
筐体の上部側に配設することが好ましい。
【0023】また、消音のための制御音を発生する制御
音源(スピーカ)は、用紙排出用開口部に複数個を設け
るようにしてもよい。その場合、例えば、用紙排出部に
沿って複数個の音源(スピーカ)を配置して、用紙排出
部から放射される騒音の分布と制御音源が発生する制御
音の分布を同じようになるようにすると、騒音の消音効
果が高くなる。
【0024】なお、本発明による消音装置が、原理的に
機能するためには、用紙排出部の開口部(騒音源の点と
なる位置)と制御音源との距離が、消音しようとする最
高の周波数をfとし、音速をCとすると、C/(2π
f)以下であることが必要である。また、大きな消音効
果を得るためには、C/(20πf)以下であることが
望ましい。
【0025】このように、本発明の画像形成装置におい
ては、画像形成装置の装置本体内で発生した騒音の大部
分が、筐体の開口部(密閉されていない部分)となって
いる用紙排出部を通して装置外に放射されるので、これ
に対して、筐体開口部の用紙排出部のごく近傍に制御音
源を配置し、この制御音源を制御して、筐体開口部の用
紙排出部から装置外に放射される騒音を消音する。
【0026】つまり、開口部の用紙排出部を除き音場的
に実質的に密閉状態の画像形成装置の装置本体内で発生
した騒音が、その開口部の用紙排出部を通して装置外に
放射されるので、騒音源と騒音の消音用の制御音源と
が、実質的に同一位置から発生しているものと見なすよ
うにして、画像形成装置の装置外の3次元に放射される
音に対して、有効に消音を行う。このため、小型かつ簡
単な構成により、装置本体が発する3次元の騒音を効果
的に低減することができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施する場合の形
態について、図面を参照して具体的に説明する。図1
は、本発明の一実施例の画像形成装置の構造を概略的に
示す概略横断面図である。また、図2は、本発明の一実
施例の画像形成装置の用紙排出部の近傍の構造を拡大し
て示す部分断面図である。図1および図2において、1
は装置本体、2は用紙排出部、3は記録用紙、4は定着
ローラ、5は定着器、6は冷却用ファンモータ、7は冷
却用ファン、8は用紙搬送ローラ、9は給紙ローラ、1
0はペーパトレイ、11はトナー像形成装置、12は感
光体ドラム、13は帯電機構、14は現像装置、15は
転写ローラ、17は静電潜像形成機構、18はポリゴン
ミラー、19はスキャナモータ、20は駆動制御装置、
21は電源装置、22は開閉扉、23はパッキン、30
は振動センサ、31は制御音発生装置、32は制御スピ
ーカ、33は誤差マイクである。
【0028】この実施例の画像形成装置は、具体的には
卓上型のレーザビームプリンタであり、特に、事務所の
事務机の近くに配設されるために、事務能率を妨げる騒
音の低減もしくは消音が所望される。図1および図2を
参照して説明する。このレーザビームプリンタにおいて
騒音源となる駆動機構は、用紙排出機構(搬送ローラ
8,給紙ローラ9)、現像機構14、転写ローラ15、
帯電機構13、静電潜像形成機構17、冷却用ファンモ
ータ6(図2)である。このため、本実施例の画像形成
装置においては、これらの騒音源の各駆動機構を包み込
み、用紙排出部2を除いて音場的に実質的に密閉した構
造で、装置本体1の筐体を構成する。
【0029】装置本体1の筐体には、また、用紙を供給
するペーパトレイ10、ミスフィード紙を取り除くため
の開閉部22が設けられる。この場合、動作時に確実に
密閉できる構造とするため、この開閉部22の隙間には
パッキン23が設けられ、当該パッキン23を用いて動
作時に確実に密閉できる構造とする。また、筐体が密閉
された構造となるので、用紙排出部2の開口部は、放熱
用の開口部を兼ねるものとし、冷却用ファン7における
冷却用ファンモータ駆動による吸気・排気の空気の流れ
を、用紙排出部2の開口部を通して行うようにする。
【0030】本実施例の画像形成装置の消音装置は、音
波の干渉を利用して騒音を打ち消すようにするので、そ
の消音機能のため、用紙排出部2のごく近傍に制御スピ
ーカ32を配設し、この制御スピーカ32を駆動する制
御音発生装置31と、この制御音発生装置31にその動
作タイミングを与える振動センサ30と、この制御音発
生装置31に適応制御を行うための誤差分を検出して入
力する誤差マイク33を設ける。振動センサ30は、騒
音源となる各駆動機構に接して設けられ、それぞれの駆
動機構の騒音となる振動を検出し、制御音発生装置31
に騒音源の振動と、消音制御の動作開始のタイミングを
与える。制御音発生装置31は、適応型デジタルフィル
タで構成されており、誤差マイク33からの誤差信号に
よって適応制御され、用紙排出部2の開口部の近傍に配
設された制御スピーカ32を騒音消音用の制御音で駆動
する。
【0031】以下、本実施例の画像形成装置における動
作を説明する。本実施例のレーザビームプリンタが、プ
リント動作を開始すると、搬送ローラ8および給紙ロー
ラ9の用紙搬送機構が記録用紙3の搬送を開始する。つ
まり、給紙ローラ9が用紙トレイ10から記録紙を取り
出し、搬送ローラ8により記録紙を転写ローラ15の位
置まで給送する。一方、その間に、静電潜像形成機構1
7が記録画像を感光体ドラム12上に形成するので、感
光体ドラム12,帯電機構13,および現像機構14か
らなるトナー画像形成部11においてトナー画像を形成
する。そして、形成されたトナー画像を転写ローラ15
によって搬送された記録用紙3に転写する。続いてトナ
ー画像が転写された記録用紙3を、搬送ローラ8により
搬送し、定着器5の定着ローラの間を通して定着して、
用紙排出部2から排出する。この間に、つまりプリント
動作中に発する熱を排出するため、冷却用ファン7の冷
却用ファンモータ6は回転駆動される続ける。
【0032】このようにプリント動作の開始に伴い、各
駆動機構が動作し、これにより、筐体内の各々の駆動機
構から様々な騒音が発生するが、ここでの装置本体の筐
体が用紙排出部2の開口部を除いて音場的に密閉構造と
なっているため、各駆動機構で発生した騒音の大部分
は、それぞれが異なる伝達経路を経由して用紙排出部2
に到達し、用紙排出部2の筐体開口部からのみ外部に放
出される。そのため、ここでのレーザプリンタから発生
する騒音は、用紙排出部2からのみ放射状に広がる騒音
とみなすことができる。
【0033】したがって、本実施例のレーザプリンタに
設ける消音機構としては、図2に詳細に示すように、制
御音を発生する制御スピーカ32を用紙排出部2のごく
近傍に設け、当該レーザプリンタの装置本体の内部の各
々の騒音源(駆動機構)から発する騒音が、制御スピー
カ32から発する制御音と実質的に同一の位置から放射
されるとみなすことができるようにして消音する。つま
り、装置内部で発生し用紙排出部2から放射される騒音
と、大きさが同じで位相分が正反対の波形(逆波形)の
制御音を制御スピーカ32から出力して、用紙排出部2
から装置外の三次元空間に放射される騒音を効果的に消
音もしくは減少させる。更に、消音効果を高めるため、
同じく、用紙排出部2の開口部のごく近傍には制御スピ
ーカ32と共に、適応制御を行うための誤差分を検出す
る誤差マイク33が設け、用紙排出部2から装置外の三
次元空間に放射される騒音を測定し、制御音発生装置3
1において適応制御を行う。
【0034】次に、この場合の具体的な制御音(制御ス
ピーカから発生させる音)の発生方法について説明す
る。図3は、制御音発生装置の信号処理回路の構成を示
すブロック図である。図3において、30は振動セン
サ、31は制御音発生装置、32は制御スピーカ、33
は誤差マイク、34はアナログ・デジタル変換器(A/
D変換器)、35は加算器、36は適応フィルタ、37
はデジタル・アナログ変換器(D/A変換器)、38は
アンプ、39はアナログ・デジタル変換器(A/D変換
器)である。
【0035】図3を参照して説明する。前述したよう
に、複数の各々の振動センサ30は、動作時に騒音源と
なる各駆動機構に取り付けられており、プリント動作を
開始した場合に、それぞれの駆動機構の騒音となる振動
を検出する。振動センサ30により検出された騒音源の
振動は、アナログ・デジタル変換器34によりデジタル
信号に変換され、それぞれの振動のデジタル信号が加算
器35に入力される。そして、加算器により合計され
て、適応フィルタ36に入力される。適応フィルタ36
は、適応型デジタルフィルタで構成されており、誤差マ
イク33により検出された騒音を参照して、前記誤差マ
イク33の位置での騒音を“0”とするように制御スピ
ーカ32に出力する信号を調整する。
【0036】つまり、デジタル信号とされた各々の騒音
源の騒音に対する信号値の加算値が、適応フィルタ36
に入力されるので、適応フィルタ36においては、誤差
マイク33で検出された騒音をアナログ・デジタル変換
器39によりデジタル信号に変換した信号値にしたがっ
て、フィードバック制御によるフィルタリング処理を行
う信号処理を行い、この信号処理を行った信号をデジタ
ル・アナログ変換器(D/A変換器)37に入力して、
アナログ信号に戻す。そして、アンプ38により増幅し
て制御スピーカ32を駆動する。これにより、制御スピ
ーカ32からは駆動騒音を消音する制御音が出力され
る。
【0037】この場合に、誤差マイク33から検出され
る騒音の信号値としては、用紙排出部2から放射される
駆動機構からの騒音と、制御スピーカ32から出力され
る制御音とが干渉して互いに打ち消し合ったその誤差分
が検出されるので、この誤差分の信号値が“0”となる
ように適応フィルタ36のフィルタ係数を定める信号
を、誤差マイク33により検出して、アナログ・デジタ
ル変換器39によりデジタル信号に変換して、適応フィ
ルタ36に送る。これにより、レーザプリンタの用紙排
出部2から放射される駆動騒音が適切に消音される。
【0038】前述した第1の実施例の画像形成装置にお
いて、騒音を消音するための制御音の発生方法では、騒
音源となる駆動機構の騒音振動を振動センサにより検出
し、それぞれの騒音に対応する制御音の信号を生成する
ものであったが、更に精度良く簡易に騒音を消音するた
めに、各駆動機構の騒音を予め測定して、制御スピーカ
を駆動する信号を作成して記憶装置に記憶しておき、そ
の駆動機構の騒音の消音用の信号を、それぞれの駆動機
構の駆動タイミングに応じて読み出すようにするとよ
い。これにより、DSP回路などの高速演算回路による
適応型デジタルフィルタによる適応制御を行わなくても
十分に効果的に騒音の消音を行うことができる。次に、
このような画像形成装置について、第2の実施例として
説明する。
【0039】図4は、本発明の第2の実施例の画像形成
装置の構造を概略的に示す概略横断面図であり、図5
は、本発明の第2の実施例の画像形成装置の消音装置の
制御音発生機構の構成を示す図である。図4および図5
において、1は装置本体、2は用紙排出部、3は記録用
紙、4は定着ローラ、5は定着器、6は冷却用ファンモ
ータ、7は冷却用ファン、8は用紙搬送ローラ、9は給
紙ローラ、10はペーパトレイ、11はトナー像形成装
置、12は感光体ドラム、13は帯電機構、14は現像
装置、15は転写ローラ、17は静電潜像形成機構、1
8はポリゴンミラー、19はスキャナモータ、20は駆
動制御装置、21は電源装置、40はトリガ回路、41
は記憶装置、42は波形合成器、43は制御音発生装
置、44は各駆動機構である。
【0040】第2の実施例の画像形成装置においては、
音波の干渉を利用した消音装置の消音機構が、第1の実
施例の画像形成装置の消音装置とは一部で異なってお
り、駆動制御装置20と、トリガ回路40と、記憶装置
41と、波形合成装置42と、制御音発生装置43から
構成される。その他の画像形成装置の構成は、第1の実
施例と同じものである。
【0041】図5に示すように、第2の実施例の画像形
成装置の消音装置においては、駆動制御装置20が、騒
音源となる各々の駆動機構44を制御する駆動制御信号
を発生するので、各トリガ回路40が、駆動制御装置2
0からの各駆動指令信号を監視し、駆動指令信号に応じ
て、つまり、各々の駆動機構の動作タイミングに応じ
て、トリガ信号を発生させる。記憶装置41には、各騒
音源からの騒音を用紙排出部において消音するための制
御音の波形情報が記憶されており、トリガ回路40から
のトリガ信号に応じて、その対応の制御音の波形情報を
出力する。この記憶装置41から出力された制御音の波
形情報は、波形合成装置42に入力され、波形合成装置
42によって、波形情報から制御音の波形を合成して、
制御音発生装置(D/A変換器,アンプ,スピーカ)4
3によって制御スピーカ32を駆動する。
【0042】第2の実施例の画像形成装置における動作
を説明する。レーザビームプリンタが、プリント動作を
開始すると、給紙ローラ9が用紙トレイ10から記録紙
を取り出し、搬送ローラ8により記録紙を転写ローラ1
5の位置まで給送する。一方、その間に、トナー画像形
成部11において、帯電機構13により帯電された感光
体ドラム12に、静電潜像形成機構17が静電潜像の記
録画像を形成する。静電潜像が形成された感光体ドラム
12に、現像機構14がトナーを付着させてトナー画像
を形成する。
【0043】そして、感光体ドラム12からトナー画像
を、転写ローラ15によって搬送された記録用紙3に転
写する。続いて、トナー画像が転写された記録用紙3
は、搬送ローラ8により搬送され、定着器5の定着ロー
ラの間を通り定着されて、用紙排出部2から排出され
る。この間、つまり、プリント動作中に発する熱を排出
するため、冷却用ファン7の冷却用ファンモータが回転
駆動され続ける。
【0044】このようにして、プリント動作の開始に伴
い、各駆動機構が動作するのでそれによって、筐体内の
各々の駆動機構から様々な騒音が発生する。ここでの装
置本体の筐体1は、第1の実施例と同様に、用紙排出部
2の開口部を除いて音場的に密閉構造となっているた
め、各駆動機構で発生した騒音の大部分が、それぞれが
異なる伝達経路を経由して用紙排出部2に到達し、用紙
排出部2の筐体の開口部からのみ外部に放出される。
【0045】その場合、このプリント動作で、各々の駆
動機構が動作してプリン動作が行われるが、そのため、
駆動制御装置20から駆動指令信号が各駆動機構(4
4:図5)に出力されてプリント動作が行われる。従っ
て、この駆動制御装置20からの駆動指令信号は、各駆
動機構の動作タイミングとなっている。したがって、こ
こではレーザビームプリンタ内の騒音源となる各々駆動
機構に駆動制御装置20から駆動指令信号が出力される
と、トリガ回路40により、その各々の駆動指令信号を
検知して、それぞれの騒音源(駆動機構)の駆動タイミ
ングに応じて、記憶装置41から制御音の波形情報の読
み出しトリガを作動させるようにする。記憶装置41
は、後述するように、騒音源の音響特性に応じて、その
逆波形の信号出力が得られる波形情報が予め格納されて
おり、記憶装置41内に記憶されている制御音の波形情
報のうち、入力された読み出しトリガに対応する制御音
の波形情報を当該トリガのタイミングに同期して出力す
る。
【0046】記憶装置41から出力された制御音の波形
情報による逆波形の信号は、波形合成器42で合成さ
れ、制御音発生装置43に送られ、ここで、デジタル・
アナログ変換器(D/A変換器)によりアナログ信号と
され、アンプで増幅された後、制御スピーカ32から出
力される。用紙排出部2の近傍の空間においては、装置
内部の各々の騒音源からの合成された騒音と、制御スピ
ーカから出力された制御音とが干渉し、互いに打ち消し
合って消音が行われる。この制御音は、予め作成されて
記憶装置に記憶されており、オンラインで計算する必要
があるのは、波形合成器42における加算処理のみであ
る。そのため、簡単かつ安価な構成で騒音を消音する制
御音を発生させることができる。
【0047】次に、このような第2の実施例において、
記憶装置41に記憶する制御音の波形情報の作成方法に
ついて説明する。レーザビームプリンタにおいて、騒音
源となる駆動機構に振動センサを取り付ける。そして、
レーザビームプリンタのプリント動作を開始させる。プ
リント動作を開始すると、用紙搬送機構,静電潜像形成
機構などの各駆動機構がそれぞれのタイミングで動作を
開始し、それによって様々な騒音が発生するが、ここで
の各々駆動機構の動作は、印字プロセス毎にほぼ同じも
のであるので、動作時に駆動機構から発生する騒音もま
た印字プロセス毎にほぼ同じものである。したがって、
用紙排出部における各駆動機構による騒音の波形情報を
各々の駆動機構の動作タイミングに対応して、予め予測
して求めておく。
【0048】制御音を発生する制御スピーカ32から用
紙排出部2の開口部における消音ポイントまでの伝達特
性は、たとえば、制御スピーカ32から白色雑音を出力
し、消音ポイントに配置したマイクで検出し、FFTア
ナライザなどの周波数分析器にて周波数応答解析を行う
ことにより得られる。そして、用紙排出部2の開口部に
おける各々の騒音源から騒音と、制御スピーカ32から
用紙排出部2の開口部までの伝達特性から、用紙排出部
2において各々の騒音と逆波形となるような騒音波形の
波形情報を求め、これを記憶装置41に記憶する。な
お、以上の処理の操作は、この画像形成装置の製造時
に、あるいは、メンテナンス時に行うものであり、オン
ラインで行う必要性はない。
【0049】次に、消音のための制御音を発生する制御
音源(スピーカ)を、用紙排出用開口部に複数個を設け
る場合の構成について、第3の実施例として説明する。
その場合に、用紙排出部の開口形状に沿って複数個の音
源(スピーカ)を配置し、用紙排出部から放射される騒
音の分布と制御音源が発生する制御音の分布を同じよう
になるようにすると、騒音の消音効果が高くなる。
【0050】図6は、本発明の第3の実施例の画像形成
装置の用紙排出部の近傍の構造を拡大して示す部分断面
図である。図7は、本発明の第3の実施例の制御音発生
装置の信号処理回路の構成を示すブロック図である。図
6および図7において、1は装置本体、2は用紙排出
部、5は定着器、8は用紙排出機構の搬送ローラ、60
は制御スピーカ、70は振動センサ、71は複数の制御
音発生装置、73は誤差マイク、74はアナログ・デジ
タル変換器(A/D変換器)、75は加算器、76は適
応フィルタ、77はデジタル・アナログ変換器(D/A
変換器)、78はアンプ、79はアナログ・デジタル変
換器(A/D変換器)である。
【0051】図6に示すように、第3の実施例の画像形
成装置においては、用紙排出部2の横長の開口部の形状
に沿って複数個の制御スピーカ60が設けられており、
これらの複数個の制御スピーカ60が、複数の制御音発
生装置(71:図7)によりそれぞれに制御されて、騒
音を消音するための制御音を発生する。
【0052】ここでの動作を図7を参照して説明する。
前述したように、複数の個々の振動センサ70は、動作
時に騒音源となる各駆動機構に取り付けられており、プ
リント動作を開始した場合に、それぞれの駆動機構の騒
音となる振動を検出する。振動センサ70により検出さ
れた騒音源の振動は、アナログ・デジタル変換器74に
よりデジタル信号に変換され、それぞれの振動のデジタ
ル信号が加算器75に入力される。そして、加算器によ
り合計されて、複数の制御音発生装置71に入力され
る。複数の制御音発生装置71においては、それぞれ適
応フィルタ76により信号を受ける。前述した実施例と
同様に、適応フィルタ76は、適応型デジタルフィルタ
で構成されており、制御スピーカ60に対応して設けら
れている誤差マイク73により検出された騒音を参照し
て、前記誤差マイク73の位置での騒音を“0”とする
ように制御スピーカ60に出力する信号を調整する。
【0053】すなわち、デジタル信号とされた各々の騒
音源の騒音に対する信号値の加算値が、適応フィルタ7
6に入力されるので、適応フィルタ76においては、誤
差マイク73で検出された騒音をアナログ・デジタル変
換器79によりデジタル信号に変換した信号値にしたが
って、フィードバック制御によるフィルタリング処理の
信号処理を行い、この処理を行った信号をデジタル・ア
ナログ変換器(D/A変換器)77に入力して、アナロ
グ信号に戻す。そして、アンプ78により増幅して制御
スピーカ60を駆動する。これにより、制御スピーカ7
2からは駆動騒音を消音する制御音が出力される。
【0054】この場合に、複数の制御スピーカ60に対
応して設けられた各々の誤差マイク73から検出される
騒音の信号値としては、用紙排出部2から放射される駆
動機構からの騒音と、制御スピーカ72から出力される
制御音とが干渉して互いに打ち消し合ったその誤差分が
検出されるので、この誤差分の信号値が“0”となるよ
うに適応フィルタ76のフィルタ係数を定める信号を、
誤差マイク73により検出して、アナログ・デジタル変
換器79によりデジタル信号に変換して、適応フィルタ
76に送る。これにより、レーザプリンタの用紙排出部
2から放射される駆動騒音が、用紙排出部2の近傍の複
数の消音ポイントで適切に消音される。
【0055】ところで、前述した第1の実施例に対応し
て、その変形例の第2の実施例を説明したが、この関係
と同様に、第3の実施例の複数の制御スピーカを設ける
構成に対応して、複数の制御スピーカを設ける場合につ
いても、DSP回路などの高速演算回路による適応型デ
ジタルフィルタによる適応制御を行わなくてもよい構成
の消音システムを構成できる。
【0056】このような構成の実施例について、第4の
実施例として説明する。つまり、前述した第3の実施例
の画像形成装置は、騒音を消音するための制御音の発生
方法が、騒音源となる駆動機構の騒音振動を振動センサ
により検出し、それぞれの騒音に対応する制御音の信号
を複数の制御スピーカに対応して生成するものであった
が、更に精度良く簡易に騒音を消音するため、各々の駆
動機構の騒音を予め測定して、制御スピーカを駆動する
信号を作成して記憶装置に記憶しておき、その駆動機構
の騒音の消音用の信号を、それぞれの駆動機構の駆動タ
イミングに応じて読み出すように構成する。これによ
り、DSP回路などの高速演算回路による適応型デジタ
ルフィルタによる適応制御を行わなくても十分に効果的
に騒音の消音を行うことができる。
【0057】図8は、本発明の第4の実施例の画像形成
装置の消音装置の制御音発生機構の構成を示す図であ
る。図8において、20は駆動制御装置、60は複数の
制御スピーカ、80は各騒音源に対応するトリガ回路、
81は記憶装置、82は複数の波形合成器、83は複数
の制御音発生装置、84は各々の駆動機構である。
【0058】図8に示すように、第4の実施例の画像形
成装置の消音装置においては、駆動制御装置20が、騒
音源となる各々の駆動機構84を制御する駆動制御信号
を発生するので、各騒音源に対応するトリガ回路80
が、駆動制御装置20からの各駆動指令信号を監視し
て、駆動指令信号に応じて(各々の駆動機構の動作タイ
ミングに応じて)トリガ信号を発生させる。記憶装置8
1には、各々の騒音源からの騒音を用紙排出部の消音ポ
イントにおいて消音するための制御音の波形情報が記憶
されており、トリガ回路80からのトリガ信号に応じ
て、その対応の制御音の波形情報を出力する。
【0059】記憶装置81から出力された制御音の波形
情報は、各々の制御スピーカ60に対応して設けられた
複数の波形合成装置82に入力され、波形合成装置82
によって、波形情報から制御音の波形を合成し、複数の
制御音発生装置(D/A変換器,アンプ,スピーカ)8
3によって、複数の制御スピーカ60を駆動する。
【0060】以上の実施例の説明は、レーザビームプリ
ンタを例として行ったが、本発明は上記のような各実施
例に限定されるものでなく、複写器,ファクシミリなど
の他の電子写真装置に適用することも勿論可能である。
【0061】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の画像形
成装置によれば、小型かつ簡単な構成で装置本体の騒音
を解消できるので、小型低価格のレーザビームプリンタ
および複写機などに対して、装置の大型化やコストアッ
プなどを招くことなく、効果的に騒音を消音できる消音
装置を画像形成装置に備えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の一実施例の画像形成装置の構
造を概略的に示す概略横断面図、
【図2】 図2は本発明の一実施例の画像形成装置の用
紙排出部の近傍の構造を拡大して示す部分断面図、
【図3】 図3は制御音発生装置の信号処理回路の構成
の一例を示すブロック図、
【図4】 図4は本発明の第2の実施例の画像形成装置
の構造を概略的に示す概略横断面図、
【図5】 図5は本発明の第2の実施例の画像形成装置
の消音装置の制御音発生機構の構成を示す図、
【図6】 図6は本発明の第3の実施例の画像形成装置
の用紙排出部の近傍の構造を拡大して示す部分断面図、
【図7】 図7は本発明の第3の実施例の制御音発生装
置の信号処理回路の構成の一例を示すブロック図、
【図8】 図8は本発明の第4の実施例の画像形成装置
の消音装置の制御音発生機構の構成を示す図、
【図9】 図9は従来の消音システムの第1の例を説明
する図、
【図10】 図10は従来の消音システムの第2の例を
説明する図、
【図11】 図11は従来の消音システムの第3の例を
説明する図である。
【符号の説明】
1…装置本体、2…用紙排出部、3…用紙、4…定着ロ
ーラ、5…定着器、6…冷却用ファンモータ、7…冷却
用ファン、8…用紙搬送ローラ、9…給紙ローラ、10
…ペーパトレイ、11…トナー像形成装置、12…感光
体ドラム、13…帯電機構、14…現像装置、15…転
写ローラ、17…静電潜像形成機構、18…ポリゴンミ
ラー、19…スキャナモータ、20…駆動制御装置、2
1…電源装置、22…開閉扉、23…パッキン、30…
振動センサ、31…制御音発生装置、32…制御スピー
カ、33…誤差マイク、34…アナログ・デジタル変換
器(A/D変換器)、35…加算器、36…適応フィル
タ、37…デジタル・アナログ変換器(D/A変換
器)、38…アンプ、39…アナログ・デジタル変換器
(A/D変換器)、40…トリガ回路、41…記憶装
置、42…波形合成器、43…制御音発生装置、44…
各駆動機構、60は複数の制御スピーカ、70…振動セ
ンサ、71…制御音発生装置、73…誤差マイク、74
…アナログ・デジタル変換器(A/D変換器)、75…
加算器、76…適応フィルタ、77…デジタル・アナロ
グ変換器(D/A変換器)、78…アンプ、79…アナ
ログ・デジタル変換器(A/D変換器)、80…トリガ
回路、81…記憶装置、82…波形合成器、83…制御
音発生装置、84…各駆動機構、90…筐体、91…ダ
クト、92…ダクトの開口部、93…騒音源のコンプレ
ッサ、94…マイク、95…騒音の逆波形を発生する演
算回路、96…消音用の制御スピーカ、100…筐体、
101…機械室、102…放熱用の開口部、103…騒
音源のコンプレッサ、104…マイク、105…消音用
の制御スピーカ、106…演算回路、110…筐体の前
面、111…筐体の背面カバー、112…騒音源のコン
プレッサ、113…ピックアップ、114…適応フィル
タ、115…誤差マイク、116…制御スピーカ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置内に収納されている複数の
    騒音発生源からの騒音を検出し、検出した信号に基づい
    て消音用の制御音を電気音響変換器から発生させ、前記
    騒音を能動的に消音する画像形成装置において、 前記画像形成装置の筐体を少なくとも用紙排出用開口部
    を残して音場的に実質的に閉じた状態の構造で構成し、 前記電気音響変換器を前記用紙排出用開口部の近傍に配
    置したことを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記筐体が遮音性の高い材質の材料を含
    む部材で構成されることを特徴とする請求項1に記載の
    画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記筐体の用紙排出用開口部から外部に
    放射される騒音が、前記筐体の他の部分から放射される
    騒音の合計よりも大きくなるように前記筐体の用紙排出
    用開口部分の大きさを構成したことを特徴とする請求項
    1または請求項2に記載の画像形成装置。
JP8021637A 1996-01-16 1996-01-16 画像形成装置 Pending JPH09193505A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010169430A (ja) * 2009-01-20 2010-08-05 Nec System Technologies Ltd 電子機器、および電子機器における機構部品の診断方法、ならびに診断プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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