JPH09192394A - ドラム式衣類乾燥機 - Google Patents

ドラム式衣類乾燥機

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JPH09192394A
JPH09192394A JP8005824A JP582496A JPH09192394A JP H09192394 A JPH09192394 A JP H09192394A JP 8005824 A JP8005824 A JP 8005824A JP 582496 A JP582496 A JP 582496A JP H09192394 A JPH09192394 A JP H09192394A
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Masanobu Tanigawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾燥効率の向上を図ると共に構造の簡素化を
達成する。 【解決手段】 ファン5の回転によりドラム2内の高温
高湿空気は吸引されてドラム2外に排出された後に、圧
縮器10に送られて圧縮加熱される。高温高湿空気は、
熱交換部11に送られて熱交換を行い、続いて膨張器1
2に入って膨張し、温度は低下する。膨張器12から送
出された低温高湿空気は、凝縮器13に送られ、凝縮器
13内に下方に傾斜して設けられた邪魔板13aに衝突
して凝縮する。低湿低温空気は圧縮器10で圧縮加熱さ
れた高温高湿空気が通過する熱交換部11の配管11a
と接触して熱交換が行われるように、流路が形成されて
いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気の断熱圧縮・
膨張を利用した空気冷凍サイクルにより衣類の除湿乾燥
を行うドラム式衣類乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、衣類乾燥機は、水分を含んだ衣
類を収容したドラムを回転しながら、ドラム内に電気ヒ
ーターやガス等で加熱された温風を供給して衣類の乾燥
を行っている。乾燥中及び/又は乾燥後の高温高湿空気
はドラム外にそのまま排出されるか、あるいは、外気に
より空冷されて熱交換除湿された後に、ヒータに戻され
るといった還流循環が行われている。
【0003】衣類の乾燥時間を短縮するには、一般的
に、ヒーターの容量を大きくするか、又は、風量を増加
させれば良いが、ヒーター容量を大きくすることは消費
電力量上あるいは家庭内配線の電気容量上好ましくな
い。一方、単純に風量を増加させると、ニクロム線ヒー
ターのような場合には風量の増加に従って温風の温度が
下がり、乾燥促進にはあまり寄与しないし、PTCヒータ
ーのような場合には風量の増加に従って消費電力が増大
してしまう。
【0004】また、冷凍サイクルを用いた空冷式室内冷
房専用空調システムにおける室外ユニットからの温風を
利用して衣類乾燥を行う衣類乾燥装置が特開平2-147097
号公報に開示されている。さらに、循環風を空気冷凍サ
イクルにより除湿して水分を含む被乾燥物を加熱除湿乾
燥させる乾燥装置が特公昭63-49148号公報に開示されて
いる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
2-147097号公報に開示されている衣類乾燥装置において
は、循環風を冷凍サイクルにより除湿乾燥するために、
雰囲気温度が高すぎるとサイクルが停止する一方、サイ
クルの雰囲気温度が下がると乾燥効率が低下する。結果
的に、乾燥時間が長くなってしまうという問題がある。
また、特公昭63-49148号公報に開示されている乾燥装置
においては、循環風を空気冷凍サイクルにより、先ず、
膨張冷却して除湿した後に加圧することにより加熱して
被乾燥物を乾燥させるため、乾燥域にドラムを使用する
とすれば、高圧に耐えられるようにドラムの耐圧・シー
ル性等を考慮するひつようがあり、装置が大掛かりなも
のとなり、一般消費者の手に負えるものではなくなると
いう問題がある。
【0006】本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、乾燥効率の
向上を図ると共に構造の簡素化を達成することができる
ドラム式衣類乾燥機を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、水分
を含んだ衣類を収容する回転自在なドラムと、当該ドラ
ムに回転駆動力を付与する駆動手段と、前記ドラム内の
高温高湿な空気をドラム外に排出する排出手段と、当該
排出手段により排出された高温高湿空気を除湿する空気
冷凍サイクルと、当該空気冷凍サイクルにより除湿され
た低温低湿空気を高温低湿空気となるように加熱する加
熱手段とを備えたことを特徴とするドラム式衣類乾燥機
である。
【0008】請求項2の発明は、請求項1において、前
記空気冷凍サイクルは、前記排出手段により排出された
高温高湿空気を圧縮する圧縮部と、圧縮されて温度が上
昇した高温高湿空気が熱交換を行う熱交換部と、熱交換
により温度が下がった高温高湿空気が膨張する膨張部
と、膨張によりさらに温度が低下した低温高湿空気が凝
縮する凝縮部とからなることを特徴とするドラム式衣類
乾燥機である。
【0009】請求項3の発明は、請求項2において、前
記凝縮部で生成された低温低湿空気は、前記熱交換部を
通過する高温高湿空気と熱交換を行うことを特徴とする
ドラム式衣類乾燥機である。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明にかかるドラム式衣類乾燥
機の一実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明にかかるドラム式衣類乾燥機の一実施形
態を示す側方視縦断面図である。衣類乾燥機本体1内で
は、図1に示される如く、水分を含んだ衣類(洗濯物)
19を収容して回転する円筒形ドラム2は、モーター3
によりドラム2の外周に巻回されたベルト17を介して
回転駆動力を付与され、50〜60r.p.mで回転するよ
うに設定されている。
【0011】このドラム2の前面には、洗濯物をドラム
2内に投入するための洗濯物投入口及び乾燥機内を循環
する空気を加熱するための約1kWのヒーター14が設け
られている。また、ドラム2内には、ドラム2の回転に
伴って洗濯物19を掻き上げるためのバッフル7が設け
られている。さらに、ドラム2の後部には、細かい糸屑
を捕るためのフェルト状の糸屑フィルター6が取り付け
られている。ドラム2内の高温高湿空気を吸引してドラ
ム2外に排出するためのファン5が糸屑フィルター6の
後方に設置されており、このファン5は上記モーター3
によりベルト4を介して回転駆動力を付与される。な
お、上述したように、ドラム2の後部に糸屑フィルター
を取り付けることにより、糸屑フィルターを掃除するだ
けで、これより後方にあるサイクルのメンテナンスが不
要となり、洗濯物に糸屑が付着することを防止する。
【0012】次に、本発明の空気冷凍サイクルによるド
ラム2内の高温高湿空気の除湿について説明する。ファ
ン5の回転によりドラム2内の高温高湿空気は吸引され
てドラム2外に排出された後、図中の矢印で示すよう
に、圧縮器10に送られた。この圧縮器10では、大気
圧、60℃、RH90%前後の高温高湿空気を1.1気
圧、69℃前後に圧縮加熱した。その後、この高温高湿
空気は、平行に配列された放熱板を具備した熱交換部1
1に送られて熱交換を行い、64℃前後に温度が低下し
た。このように温度が低下した高温高湿空気は膨張器1
2に入って膨張し、さらに温度は55℃前後まで低下し
た。ここで、ドラム2内の高温高湿空気と膨張器12の
出口付近の低温高湿空気との絶対湿度差は0.022kg
/kg'となり、毎分2m3の循環風量で乾燥するとすれば、
2kgの洗濯物を乾燥するのに僅か25分でよいことにな
る。
【0013】膨張器12から送出された55℃、RH1
00%の低温高湿空気は、凝縮器13に送られ、凝縮器
13内に下方に傾斜して設けられた邪魔板13aに衝突
して凝縮した。邪魔板13aで凝縮が起こると、ドレイ
ン水となり、下方に傾斜した邪魔板13aの直下に設け
られた排水管8を介して排水口8aからドレイン水は排
出された。なお、上述したように、邪魔板13aを下方
に傾斜させることで、高湿空気を効果的に凝縮させて、
水滴として容易に落下させることができる。さらに、邪
魔板13aの直下に排水口8aにつながる排水管8を設
けることにより、凝縮で発生したドレイン水を速やかに
乾燥機本体1外に排出することができる。
【0014】凝縮器13で除湿された低湿低温空気は、
圧縮器10で圧縮加熱された高温高湿空気が通過する熱
交換部11の配管11aと接触して熱交換が行われるよ
うに、流路が形成されている。従って、低温低湿空気は
高温高湿空気が通る配管11aとの接触により少し加熱
された後、ヒーター14に到達した。この低温低湿空気
はヒーター14により100℃前後まで加熱されて、高
温低湿空気となり、ドラム2内に送られて洗濯物19の
乾燥を行った。
【0015】なお、図中、9は圧縮器10と膨張器12
を作動させるモーターであり、15はモーター9と圧縮
器10及び膨張器12とを連結して圧縮器10と膨張器
12を作動させるロッドである。また、圧縮器10と膨
張器12内には、温度及び圧力を検知するセンサ16が
取り付けられており、このセンサ16は異常圧力・異常
温度を検知すると、モーター9を停止させる。
【0016】
【発明の効果】請求項1に記載のドラム式衣類乾燥機に
よれば、空気の断熱圧縮・膨張を利用した空気冷凍サイ
クルを用いることにより、ドラム内の高温高湿空気を効
率的に除湿するので、乾燥効率の向上を図ることがで
き、例えば、従来では、1kgの洗濯物を乾燥するのに4
5分前後を要していたのに、12分前後に短縮すること
ができる。
【0017】請求項2に記載のドラム式衣類乾燥機によ
れば、ドラム内の高温高湿空気を圧縮してから膨張さ
せ、さらに凝縮させて得られた高温低湿空気をドラムに
供給するので、ドラム内圧力を常圧に近い状態で維持で
き、ドラムの構造を簡素化することができる。
【0018】請求項3に記載のドラム式衣類乾燥機によ
れば、凝縮部で生成された低温低湿空気を、熱交換部を
通過する高温高湿空気と熱交換させることにより、低温
低湿空気の温度を上昇させることができ、乾燥時間の短
縮が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるドラム式衣類乾燥機の一実施形
態を示す側方視縦断面図である。
【符号の説明】
1 衣類乾燥機本体 2 ドラム 3 モーター 4 ベルト 5 ファン 6 糸屑フィルター 7 バッフル 8 排水管 8a 排水口 9 モーター 10 圧縮器 11 熱交換部 11a 配管 12 膨張器 13 凝縮器 13a 邪魔板 14 ヒーター 15 ロッド 16 センサ 17 ベルト 18 洗濯物投入口 19 洗濯物

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水分を含んだ衣類を収容する回転自在な
    ドラムと、当該ドラムに回転駆動力を付与する駆動手段
    と、前記ドラム内の高温高湿な空気をドラム外に排出す
    る排出手段と、当該排出手段により排出された高温高湿
    空気を除湿する空気冷凍サイクルと、当該空気冷凍サイ
    クルにより除湿された低温低湿空気を高温低湿空気とな
    るように加熱する加熱手段とを備えたことを特徴とする
    ドラム式衣類乾燥機。
  2. 【請求項2】 前記空気冷凍サイクルは、前記排出手段
    により排出された高温高湿空気を圧縮する圧縮部と、圧
    縮されて温度が上昇した高温高湿空気が熱交換を行う熱
    交換部と、熱交換により温度が下がった高温高湿空気が
    膨張する膨張部と、膨張によりさらに温度が低下した低
    温高湿空気が凝縮する凝縮部とからなることを特徴とす
    る請求項1記載のドラム式衣類乾燥機。
  3. 【請求項3】 前記凝縮部で生成された低温低湿空気
    は、前記熱交換部を通過する高温高湿空気と熱交換を行
    うことを特徴とする請求項2記載のドラム式衣類乾燥
    機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2021145560A1 (en) * 2020-01-16 2021-07-22 Lg Electronics Inc. Compressor, and laundry treating apparatus having the compressor

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