JPH09192203A - 哺乳用容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 使い捨ての便利な哺乳用容器であって、ミル
ク調製時に、ミルクを冷却する手間もなく簡易な発熱手
段で容易にミルクを適温にすると共に、アレルギー異常
を極力防止したミルクの調製ができる哺乳用容器を提
供。 【構成】 本発明の哺乳用容器は、人工乳首が液密に接
合される開口を有したプラスチック容器本体と、上記本
体内に充填される水と、上記本体の開口に接着されて該
開口を液密に閉じ、使用時に該開口の開放が可能なシー
ル部材と、からなり、上記充填水は蒸気滅菌されている
と共に、上記シール部材の接着シール強度は該蒸気滅菌
に耐え得ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、幼児用品の哺乳用容器
に関するものであり、より詳細には、ミルクを溶解する
無菌精製水が既に充填されている哺乳用容器に関するも
のである。

【０００２】

【従来の技術】従来の哺乳器は、ポリカーボネート製の
容器本体と、合成ゴム製の人工乳首と、リング状に樹脂
成形された止め材と、フードとなどからなる。人工乳首
は容器本体の開口端面に接合される。また容器開口部に
は螺号部が形成され、リング状の止め材が螺号して取付
られる。そして、止め材と開口端面との間に人工乳首の
周縁部を位置させて挟むことにより、人工乳首の周縁部
は開口端面に液密に密着される。また人工乳首の周縁部
には人工乳首の潰れ防止用の連通孔が形成されている。
このような哺乳器を使用する場合には、先ず容器本体に
沸騰後のお湯を入れ、その後、ミルクを溶解し、所定の
温度に冷えた後に授乳を開始する。また人工乳首の授乳
孔は幼児の月齢に応じて変えられる必要があるため、人
工乳首にはその授乳孔の径及び形状の異なるものが取り
揃えられている。また、ミルクにおいても、幼児の代謝
異常、免疫異常（アトピーなど）の関係から種々の種類
のものが取り揃えられている。また、その授乳時、ミル
クが冷えたり、幼児の乳首への吸引が激しく、容器本体
内に負圧が生じて乳首が潰れた場合でも、上記通気孔
は、容器内にエアが供給されるようにしている。そし
て、授乳後、従来の哺乳器は、それぞれの部材に分解さ
れ、洗浄及び煮沸消毒され、乾燥後、再び使用されてい
る。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の哺乳
器では使用毎に洗浄、再使用の手間がかかる。また従来
の哺乳器では水道及び煮沸設備のある家庭内でのミルク
の調製には問題が生じないが、緊急時及び野外などでの
使用には問題がある。最近、安価な樹脂のエラストマー
などの普及により、人工乳首も安価なものが提供できる
ようになり、このため、携帯用の使い捨て哺乳器なども
提案され、上記のような問題も解決に向かっている。し
かし、従来の哺乳器は、ミルク粉末と水道水とからの用
事調製を必要とする。即ち、水道水は一度沸騰させ、ミ
ルク粉末を７０℃程度のお湯に溶解した後、これを冷却
装置などで３８℃付近にさました後に授乳を行っており
非常に手間がかかる。また使い捨て哺乳器などにあって
は予めミルクを調製したものを容器に詰め、野外で使い
捨てカイロなどを使用して人肌に加温した後に授乳を行
っている。しかし、このような場合にもミルク調製には
従来の哺乳器と同様な手間がかかる。市販の調製ミルク
を使用しても良いが、市販の調製ミルクは大人向けで種
類が少なく、また冷蔵庫以外の場所にミルクを放置する
ケースが多いため長期の保存に耐えない。実際に、哺乳
容器にミルクが無菌充填されたとしても、一日経てば温
度による変質を免れないものである。更に、最近、アト
ピーなどの過敏症の幼児にあっては、水道水中の所定の
常在菌その他の蛋白質等によっても敏感に反応する場合
があり、このような場合、ミルクの調製において水道水
等の使用は問題を生じる。

【０００４】従って、本発明の目的は、使い捨ての便利
な哺乳用容器であって、ミルク調製時に、ミルクを冷却
する手間もなく簡易な発熱手段で容易にミルクを適温に
すると共に、アレルギー異常を極力防止したミルクの調
製ができる哺乳用容器を提供することにある。本発明は
また、プラスチック容器壁の肉薄化と強度を高めた経済
的で、カイロなどの簡易発熱手段等による加温が効率的
にできる使い捨ての哺乳用容器を提供することにある。
本発明は更に、人工乳首との接続口及び容器壁の多様な
形状を簡単に形成することできる使い捨ての哺乳用容器
を提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、人工乳首が液
密に接合される開口を有したプラスチック容器本体と、
上記本体内に充填される水と、上記本体の開口に接着さ
れて該開口を液密に閉じ、使用時に該開口の開放が可能
なシール部材と、からなり、上記充填水は蒸気滅菌され
ていると共に、上記シール部材の接着シール強度は該蒸
気滅菌に耐え得ることを特徴とする哺乳用容器を提供す
ることにより、上記第一の目的を達成したものである。

【０００６】本発明はまた、上記容器本体は保形性であ
り、その胴壁が１０００μｍ〜５０μｍの厚みに形成さ
れ、且つ該胴壁の一部又は全部に凸条又は凹条の補強部
が形成されていることを特徴とする哺乳用容器を提供す
ることにより、上記第二の目的を達成したものである。
本発明はまた、上記容器本体はブロー成形物であること
を特徴とする哺乳用容器を提供することにより、上記第
三の目的を達成したものである。

【０００７】

【作用】上記哺乳用容器にあっては、プラスチック容器
本体は１００℃以上、特に１０５℃〜１３０℃の高圧蒸
気滅菌などが可能であり、また人工乳首の接続開口のシ
ール部材もその開口に溶着されて高圧蒸気滅菌に耐えう
るシール強度を有している。そして、本体内に充填され
た精製水は蒸気滅菌により無菌状態とされている。この
ような無菌精製水は長期間、容器内に保存されていても
水腐れや細菌の繁殖は一切見られない。従って、哺乳用
容器の使用時に、充填精製水を煮沸する必要はなく、室
温状態のままでミルク粉を溶解させても安全である。こ
のため、ミルクの調整時のいわゆるお湯さましなどの操
作を必要とせず、手早くミルク調製ができ、また簡易発
熱体等で容器内の充填水を人肌程度に容易に加温するこ
とができる。また、充填水は完全な精製水とすることが
でき、どんなに期間をおいても細菌や黴などの繁殖がな
く安全でアレルギー異常の原因となる物質の発生が防止
された調製水とすることができる。また上記哺乳用容器
が保形性で、幼児が把手する容器壁の部分に凹凸状の補
強リブ等を設けると、幼児の把手が容易になるばかりで
なく、プラスチック壁を出来る限り肉薄化したとして
も、容器の保形性を高めて上述高圧蒸気滅菌時の熱変形
も極力防止できる。また、かかる部分に簡易発熱手段を
巻き付ける場合には、凹凸状リブは発熱手段との接触面
積が広くなり熱交換率を高めることができる。更に、哺
乳用容器自身がブロー成形物であることにより、ストラ
イプ或いはリブ等の補強部、さらには複雑な人工乳首と
の接続口の形状を正確に造ることができ、大量生産が簡
単にできる。

【０００８】

【実施例】以下、本発明に係る哺乳用容器の好ましい実
施例を添付図面を参照しながら詳述する。図１は本発明
に係る哺乳用容器の第一実施例の側面図、図２は第一実
施例の哺乳用容器の開口部の断面図、図３は第一実施例
の哺乳用容器の使用時の開口部の断面図である。図４は
本発明に係る哺乳用容器の第二実施例の側面図、図５は
第二実施例の哺乳用容器の開口部の断面図、図６は第二
実施例の哺乳用容器の使用時の開口部の断面図である。

【０００９】図１〜図３に示す如く、本実施例に係る哺
乳用容器１は、人工乳首８が液密に接合される開口３を
有したプラスチック容器本体２と、上記本体２内に充填
される水４と、本体２の開口３に溶着されて開口３を液
密に閉じ、使用時に開口３の開放が可能なシール部材５
と、からなり、充填水４は蒸気滅菌されていると共に、
シール部材５の溶着シール強度（ｓ）は蒸気滅菌に耐え
得るものである。

【００１０】本実施例の哺乳器を更に詳しく説明する
と、図１〜図３に示す如く、哺乳器１の容器本体２はプ
ラスチックのブロー成形物であり、成形樹脂は、ポリプ
ロピレンである。ポリプロピレンは耐熱性に優れると共
に、後述の高圧蒸気滅菌が可能である。ポリプロピレン
のようなオレフィン系樹脂は、官能基の溶出物がないた
め過敏症等の幼児にも適用する場合に望ましい。容器本
体２は延伸ブロー成形したものであるが、ブロー成形物
は後述の開口３の形状、リブ等の凹凸状の胴壁形状を正
確に形成できる点で、その製造が容易な点で望ましい。
またポリプロピレンにおいてはかかる延伸ブローによ
り、透明性及び耐衝撃性が改良される点でも望ましい。
尚、本実施例では、容器樹脂にポリプロピレンを用いた
が、本発明ではこれに限るものではなく、それ自体公知
の樹脂、例えば、ポリプロピレン以外のオレフィン系樹
脂、ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリカーボネ
ト、ポリスチレン、ポリエーテル系樹脂等を用いること
ができる。また、本実施例では、容器本体を延伸ブロー
成形したが、本発明ではこれに限るものではなく、それ
自体公知のブロー成形方法、或いはその他の形成物を用
いることができ、例えば、ダイレクトブロー成形方法、
インジェクションブロー成形方法、多層ブロー成形方
法、またブロー成形物の他に射出成形物やシート成形物
であっても良い。

【００１１】容器本体２はその壁に撓みを有するが保形
性があり、本体２の胴壁の厚みは１０００μｍ〜５０μ
ｍの厚みに形成されている。また、本体２が幼児によっ
て把手される胴壁部分には軸方向に走る複数の凸条部
６、６・・が形成されている。凸条部６の数は容器の径
にもよるが、容器本体２を肉薄にしても壁強度が十分に
なる程度であることが望ましい。容器本体２の胴壁の厚
みは１０００〜５０μｍ、特に７００〜２００μｍであ
ることが望ましい。胴壁の厚みが上記範囲を上回れば使
い捨て哺乳用容器としての経済性に欠ける。胴壁の厚み
が上記範囲を下回れば壁強度が十分に得られない。また
かかる範囲に胴壁の厚みがあれば、上記凸条部６の形状
と相まって簡易発熱体による熱交換率が良好となり、充
填水４の加温を容易にすることができる。

【００１２】図２及び図３に示す如く容器本体２に開口
３が形成され、開口３には使用時に人工乳首８が接続さ
れる。開口３面は成形時に段差形成され、段差部はシー
ル部材５の取付け収容部として形成されている。シール
部材５はリング状部１１と閉止膜１２とからなり、ほぼ
筒状で一端面が閉止膜１２で形成された樹脂成形部材で
ある。シール部材５に用いられる樹脂は容器本体２とほ
ぼ同様な樹脂が用いられ、シール部材５は開口３の内面
に溶着されている。シール部材５の溶着は超音波シール
によりなされており、超音波シール装置のアンビルとホ
ーンとの間に開口３部及びシール部材５のリング状部１
１を挟んで行われている。シール部材５と開口３との間
の溶着シール強度（ｓ）は後述の高圧蒸気滅菌に耐えう
る強度以上になっている。シール部材５の閉止膜１２の
外面には、把持リング１４が取り付けられ、またリング
状部１１との境目にはリング状の切れ込み１３が形成さ
れている。このため、把持リング１４を引っ張ると閉止
膜１２が切れ込みでちぎれて開口３が開放される。

【００１３】容器本体２の開口３の外壁には螺合部２１
が形成され、螺合部２１には止め部材７の螺合部２２が
螺合されて止め部材７は螺合部２１、２２を介して容器
本体２の開口３に取付られている。止め部材７は蓋状に
形成された樹脂成形物であり、止め部材７の上面にはリ
ング状の切れ込み２３が形成されている。切れ込み２３
の内側が手押しされると、止め部材７の上面は切り取ら
れて図３に示す如くリング状止め部材７となる。また使
用時には、止め部材７の内壁と開口３の上端面及びリン
グ状部１１の上端面との間に人工乳首８が止め置かれ
る。尚、人工乳首８には図示しないが通気孔が周縁部に
設けられている。

【００１４】容器本体３内の充填水４は精製、蒸留水で
あり、不純物が完全に取り除かれている。充填水４が容
器本体３内に充填され、シール部材５で開口３が液密に
閉止された後、哺乳用容器１は高圧蒸気滅菌がなされ、
充填水４は滅菌水として提供されている。高圧蒸気滅菌
は、局方の高圧蒸気滅菌方法に基づいて行われ、高圧蒸
気滅菌には一般的なオートクレーブが使用され、オート
クレーブ内は、例えば、不活性ガスで置換した後に１０
０乃至１３０℃、特に好ましくは１０５乃至１２５℃で
ある。

【００１５】このように構成された哺乳用容器１にあっ
ては、哺乳用容器１を長期間貯蔵して置いても充填水４
が水腐りや菌の繁殖を生じることがない。このため、蓋
状の止め部材７の切れ込み２３を手押しして開口し、把
持リング１４を引っ張って閉止膜１２を切り取った時、
全く煮沸などを必要としない安全な充填水４、即ちミル
ク調製水が提供される。また細菌や黴などの繁殖が全く
見られない精製水であるため、アトピー等の幼児患者の
アレルギーなどを極力防止することができる。更に、ミ
ルクの調製使用に際しては煮沸などの操作がないため、
その後の冷却の手間もかからず、また使い捨てカイロな
どの簡易発熱媒体と組み合わせれば、携帯用に極めて適
したものとなる。

【００１６】また、簡易発熱媒体などで哺乳用容器１を
加温する場合に容器本体２の胴部の凸状部６は熱交換率
を高めるため、人肌のミルクの提供が簡単にできる。ま
た凸状部６を幼児の把手を容易にさせるだけでなく、容
器本体２壁の強度を高め、容器自体の肉薄化を図ること
ができる。またこのような自在な凸状部６の形成はブロ
ー成形などにより容易に達成される。

【００１７】次に、図４乃至図６を参照して第二実施例
の哺乳用容器３１を詳述する。図４乃至図６に示す如
く、哺乳用容器３１は、人工乳首８が液密に接合される
開口３を有したプラスチック容器本体２と、上記本体３
２内に充填される水４と、本体３２の開口３３に溶着さ
れて開口３３を液密に閉じ、使用時に開口３３の開放が
可能なシール部材５と、からなり、充填水４は蒸気滅菌
されていると共に、シール部材３５の溶着シール強度
（ｓ）は蒸気滅菌に耐え得るものである。尚、容器本体
２の壁及びシール部材３５が相違する点を除いて、第一
実施例の哺乳器１と同様である。このため、哺乳用容器
３１において、第一実施例の哺乳用容器１とほぼ同様な
構造、部材について同一の符号を賦してその詳しい説明
を省略する。

【００１８】図４に示す如く、哺乳用容器３１の容器本
体３２の胴壁部には交合に凹凸状のリブ３６が形成さ
れ、リブ３６によって高圧蒸気滅菌時にも耐えうる肉薄
の胴壁部が形成されている。図５に示す如く、シール部
材３５は樹脂膜からなる円形状シートで形成され、開口
３の内方の上端面に熱溶着シールされている。シール部
材３５は液密に開口３面を覆い、その溶着シール強度
（ｓ）は高圧蒸気滅菌に耐えうる強度になっている。ま
た、シール部材３５の上面には、ピール用摘み３５が取
り付けられると共に、リング状の切れ込み３９が形成さ
れており、ピール用摘み３５を引っ張ることにより、開
口３が開放される。シール部材３５の上面には受けリン
グ材３７が設けられ、図６に示す如くリング材３７は人
工乳首８の周縁部を支持するようになっている。

【００１９】このような構成の哺乳用容器３１において
も、第一実施例と同様な作用効果を奏するものである。
尚、上記各実施例では、人工乳首を別体として提供した
が、上記実施例の哺乳用容器に人工乳首を取り付けた状
態で提供しても良く、特に、人工乳首も滅菌した状態で
哺乳用容器に具備させることが望ましい。上記各実施例
では、容器本体２の胴壁に凸状部６及び凹凸状のリブ３
６を設けたが、かかる形状に限ることはなく、胴壁を肉
薄にしても十分な強度が得られる凹凸形状であれば、上
記各実施例の形状に限ることはない。上記実施例のシー
ル部材５、３５の開口３、３３への溶着に超音波シール
による溶着と、熱溶着とを用いたが、このような溶着に
限ることはなくその他の接着剤による接着方法を採用し
ても良い。但し、製造上、衛生上の点から溶着が最も望
ましい。

【００２０】

【発明の効果】以上説明したように本発明に係る哺乳用
容器によれば、人工乳首が液密に接合される開口を有し
たプラスチック容器本体と、上記本体内に充填される水
と、上記本体の開口に接着されて該開口を液密に閉じ、
使用時に該開口の開放が可能なシール部材と、からな
り、上記充填水は蒸気滅菌されていると共に、上記シー
ル部材の接着シール強度は該蒸気滅菌に耐え得るので、
使い捨ての便利な哺乳用容器であって、ミルク調製時
に、ミルクを冷却する手間もなく簡易な発熱手段で容易
にミルクを適温にすると共に、アレルギー異常を極力防
止したミルクの調製ができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る哺乳用容器の第一実施例の側面図
である。

【図２】第一実施例の哺乳用容器の開口部の断面図であ
る。

【図３】第一実施例の哺乳用容器の使用時の開口部の断
面図である。

【図４】本発明に係る哺乳用容器の第二実施例の側面図
である。

【図５】第二実施例の哺乳用容器の開口部の断面図であ
る。

【図６】第二実施例の哺乳用容器の使用時の開口部の断
面図である。

【符号の説明】

１、３１ 哺乳用容器 ２、３２ 容器本体 ３、３３ 開口 ４ 滅菌精製水 ５、３５ シール部材 ６ 凸状補強部 ７ 止め部材 ８ 人工乳首

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 人工乳首が液密に接合される開口を有し
   たプラスチック容器本体と、上記本体内に充填される水
   と、上記本体の開口に接着されて該開口を液密に閉じ、
   使用時に該開口の開放が可能なシール部材と、からな
   り、 上記充填水は蒸気滅菌されていると共に、上記シール部
   材の接着シール強度は該蒸気滅菌に耐え得ることを特徴
   とする哺乳用容器。
2. 【請求項２】 上記容器本体は保形性であり、その胴壁
   が１０００μｍ〜５０μｍの厚みに形成され、且つ該胴
   壁の一部又は全部に凸条又は凹条の補強部が形成されて
   いることを特徴とする請求項１記載の哺乳用容器。
3. 【請求項３】 上記容器本体はブロー成形物であること
   を特徴とする請求項１又は２記載の哺乳用容器。