JPH09190659A - ロータリヘッドドラム及びその製造方法 - Google Patents

ロータリヘッドドラム及びその製造方法

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JPH09190659A
JPH09190659A JP8351409A JP35140996A JPH09190659A JP H09190659 A JPH09190659 A JP H09190659A JP 8351409 A JP8351409 A JP 8351409A JP 35140996 A JP35140996 A JP 35140996A JP H09190659 A JPH09190659 A JP H09190659A
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drum
deck
rotary head
upper drum
head drum
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JP8351409A
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Keum-Mo Kim
錦模 金
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Daiu Denshi Kk
WiniaDaewoo Co Ltd
Original Assignee
Daiu Denshi Kk
Daewoo Electronics Co Ltd
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    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/48Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed
    • G11B5/52Disposition or mounting of heads or head supports relative to record carriers ; arrangements of heads, e.g. for scanning the record carrier to increase the relative speed with simultaneous movement of head and record carrier, e.g. rotation of head
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    • GPHYSICS
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    • G11B15/61Guiding record carrier on drum, e.g. drum containing rotating heads
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
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    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49002Electrical device making
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    • Y10T29/49021Magnetic recording reproducing transducer [e.g., tape head, core, etc.]
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 構成が簡略になった新規ロータリヘッドドラ
ム及びこの製造方法を提供する。 【解決手段】 外側の底面部に少なくとも2つのビデオ
ヘッド25を備えた上部ドラム21と該上部ドラム21
の中心にシャフト24を設ける。上部ドラム21が設け
られる部分のデッキ29をプレス加工により垂直上方に
折り曲げて上部ドラム21の半径より小さい半径を有す
る円柱状に製造する。後に、上部ドラム21の下部に上
部ドラム21と所定間隔に離隔されるように設けられる
下部ドラム22をデッキ29の外部にアウサートモール
ディングにより製造する。本発明の方法によると、下部
ドラム22の製造のための多数の複雑な工程が省略さ
れ、下部ドラム22をデッキ29上に固定するための組
立工程が省略される。このように製造されたヘッドドラ
ムは構成部品数が減って構造が簡単であり品質に優れ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はロータリヘッドドラ
ム及びこの製造方法に関するものであり、より詳細には
構成部品数が減って簡単な構造を有し製作が容易なロー
タリヘッドドラム及びこの製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、磁気記録/再生装置はテープ走
行系に沿って走行する磁気テープに映像及び/またはオ
ーディオ信号を記録したり記録された信号を再生したり
する装置である。磁気テープはカセット内に備えられた
一対のリールに巻き取られており、カセットがカセット
ローディングメカニズムによってテープレコーダのデッ
キ上に取り付けられると、一対のリールがデッキに設け
られた繰り出しリール台及び巻き取りリール台にそれぞ
れ取り付けられる。取り付けが完了すると、テープ引き
出しメンバーがカセットローディング位置に配置された
カセットからテープを引き出してテープがヘッドドラム
円周の約半分と接するようにする。以後、選択される動
作モードに応じて再生、録音、早送り、巻き戻しなどの
ような所定の走行動作が遂行されるが、この際に、磁気
テープは繰り出しリール台及び巻き取りリール台の回転
方向によって一方のリールから解かれて他方のリールに
巻き取られる。
【0003】前述した磁気記録/再生装置のデッキメカ
ニズムを遂行するための各要素を図1を参照して説明す
ると次の通りである。デッキ19の上面前側の所定位置
には磁気テープがローディングされ位置された後、使用
者のモード選択によるキャプスタンモータの駆動方向に
応じて定まった方向に回動されながら巻き取られたテー
プを正方向または逆方向に走行させる繰り出しリール台
7aと巻き取りリール台7bが同一中心線上で一定の間
隔を間において並んで設けられている。前記繰り出しリ
ール台7aと巻き取りリール台7bとの間に、該当する
デッキ19上に前記キャプスタンモータの駆動方向に応
じて左右回動されながらデッキ19上に設けられた繰り
出しリール台7aと巻き取りリール台7bに選択的に噛
合されてこれを回動させるアイドラ装置6が設けられ
る。
【0004】デッキの上面後側には前記繰り出しリール
台7aの後方に一定距離に離隔された位置に一定の勾配
で傾斜して固定して設置されるドラムベース18と、前
記ドラムベース18上でこれと同様な傾斜度で固定して
設置されるヘッドドラム10が備えられる。前記繰り出
しリール台7a及び巻き取りリール台7bとヘッドドラ
ム10との間に該当するデッキ19の上面には、前記ヘ
ッドドラムを間において左右両側に所定形態のガイド孔
9a,9bが形成されている。各ガイド孔9a,9bの
先端には、前記繰り出しリール台7aと巻き取りリール
台7b上にカセットテープが安定して位置する時に、そ
のカセットテープの内部に巻き取られたテープを引き出
した後、別の機構的なメカニズムにより前記ガイド孔9
a,9bに沿って前記ヘッドドラム10の後側まで移動
して前記テープの記録面を前記ヘッドドラム10を構成
する上部ドラム11及び下部ドラム12上のテープ走行
面に密着させる繰り出し側及び巻き取り側のスラントポ
ールアセンブリ8a,8bが設けられている。
【0005】図2には前記磁気記録/再生装置の要素の
うちで、信号の記録及び再生に直接関係するために非常
に高い水準の信頼性と安定性を維持しなければならない
ロータリヘッドドラムの構造を詳細に示すために、図1
に示したヘッドドラムの部分的な断面図を示した。これ
を概略的に示すと次の通りである。
【0006】外側の底面部にはテープに情報を記録しテ
ープからの情報を再生する少なくとも2つのビデオヘッ
ド15が所定の間隔を間においてスクリューにより設け
られ、内側の底面部にはロータトランスフォーマ11a
が設けられた上部ドラム11が、シャフト14の上端部
に挿入されている。
【0007】前記上部ドラム11の垂直下方には前記ロ
ータトランスフォーマ11aと対応してステータトラン
スフォーマ12aが設けられた円筒形の下部ドラム12
が磁気記録/再生装置のドラムベース18(図2参照)
上に設けられる。前記下部ドラム12の外周面には磁気
テープの走行を誘導するためのリードライン20が形成
される。下部ドラム12とシャフト14との間には上部
軸受16a及び下部軸受16bが予圧を与えられるよう
に介装されている。
【0008】前記下部ドラム12の下部にはハウジング
に内蔵され駆動力を発生するモータ13が設けられる。
モータ13は、その中心に電流が印加されると磁石に変
換されるステータ13a、そしてリング形状の磁石が取
り付けられて構成され、前記ステータ13aと半径方向
に所定の間隔をおいてハウジングの内周面に位置して前
記ステータ13aとの作用により発生する電磁気力によ
り回転するロータ13bからなる。
【0009】上部ドラム11は前記モータ13から駆動
力を受けるシャフト14の回動により定まった方向に回
動される。前記上部ドラム11の内側底面部に設けられ
たロータトランスフォーマ11aは前記下部ドラム12
の上面のステータトランスフォーマ12aと非接触状態
で上部ドラム11と共に回動されながら前記ビデオヘッ
ド15から印加される映像信号をステータトランスフォ
ーマ12aに伝達する役割を果たす。
【0010】このようにシャフトの上部に押し込まれて
回転されるロータリヘッドドラムについては多く報告さ
れているが、例えばHasegawaによる米国特許第
5,392,180号、Kimによる米国特許4,97
2,283号、Yabuなどによる米国特許4,93
0,030号などによく示されている。
【0011】前記したロータリヘッドドラムはデッキ上
に組み立てられるが、図3にはヘッドドラムがどのよう
にデッキ上に組み立てられるかを示すために、ヘッドド
ラム、ヘッドドラムの下部ドラムが安定して位置するド
ラムベース及びデッキを分離斜視図で示した。
【0012】まず、上部ドラム11、シャフト14及び
下部ドラム12を組み立ててヘッドドラム10を完成さ
せる。ヘッドドラム10の下部ドラム12は、一定の勾
配を有するように別途製作されたドラムベース18の位
置面に同一の勾配で傾くように位置されネジ18bの締
結により組み立てられる。ドラムベース18はデッキ1
9の上面にネジ18aの締結により組み立てられる。組
立が完了すると、ヘッドドラム10は図1に示したよう
にデッキ19上に設けられる。
【0013】前記ヘッドドラムの下部ドラムは通常ダイ
カストにより鋳造されるが、この場合に下部ドラムの表
面を荒削加工により加工し、ドリリングとタッピングに
よりホール加工を遂行して組み立てのためのネジ孔を形
成する。ホール加工が完了した下部ドラムは仕上げ工程
を通してリードラインを形成した後に洗浄工程とバフィ
ング(buffing)加工などを遂行する。以後、下部ドラム
はネジの締結によりドラムベースの安着面に別に組み立
てられ、これは再びネジの締結によりデッキ上に固定す
る。
【0014】このように下部ドラムはその自体が非常に
精密な作業を必要としながら複雑で煩わしい加工工程を
通して製造されるために、加工技術上の困難により製品
の生産費用を上昇させる要因となる。これに加えて、前
記下部ドラムをデッキ上に固定するためには一定の勾配
を有するドラムベースを要するために、これは構成部品
数を増加させる要因となり、これを別に製作して下部ド
ラム及びデッキと組み立てなければならない煩わしさが
ある。また、前記下部ドラムとドラムベース、ドラムベ
ースとデッキはネジの締結により別の組立を要するため
に、組み立て工程を複雑にし製品の収率を低下させると
いう問題がある。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上のような
従来技術の問題点を解決するためのものであり、本発明
の技術的課題は下部ドラムを容易に製作することがで
き、これを製作と同時にデッキ上に一体に形成すること
ができて別の組立を必要としないロータリヘッドドラム
の製造方法を提供することにある。
【0016】本発明の他の目的は、前記した方法によっ
て製造され構造が簡単でありドラムベースなく下部ドラ
ムがデッキ上に一体に形成されたロータリヘッドドラム
を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明は、外側底面部に少なくとも2つのビデオヘッ
ドを備え、中心にシャフトを備えた上部ドラムを設ける
段階と、前記上部ドラムが設けられる部分のメインデッ
キをプレス加工により垂直上方に折り曲げて前記上部ド
ラムの半径より小さい半径を有する円柱状に製造する段
階と、前記上部ドラムの下方に前記上部ドラムと所定間
隔に離隔されるように設けられる下部ドラムを前記デッ
キの外部にアウサートモールディングにより製造する段
階とを含むロータリヘッドドラムの製造方法を提供す
る。
【0018】前記下部ドラムの外周面に磁気テープの走
行を誘導するために前記下部ドラムの外周面に形成され
るリードラインは前記アウサートモールディング時に形
成されることもでき、前記アウサートモールディング後
に仕上げ工程により形成されることもできる。
【0019】望ましくは、前記デッキはその上面に以後
アウサートモールディングにより形成される下部ドラム
の形状に合わせてプレス加工する。
【0020】更に、望ましくは、前記デッキの折り曲げ
により、前記上部ドラムの外側部に対向する突出部が形
成され、前記上部ドラムの内側部に対向して中心に中空
部を有する円柱状のボス部が形成される。
【0021】前記した本発明の他の目的は、外側の底面
部に少なくとも2つのビデオヘッドが設けられる上部ド
ラムと、前記上部ドラムの下部に前記上部ドラムと所定
間隔に離隔されるようにアウサートモールディングによ
りデッキと一体に形成され、外周面には磁気テープの走
行を誘導するためのリードラインが形成される下部ドラ
ムと、前記上部ドラムと前記下部ドラムの中心部に設け
られるシャフトとを含むロータリヘッドドラムにより達
成される。前記上部ドラムの内側底面部にはロータトラ
ンスフォーマが備えられ、前記デッキの内側上面部には
前記ロータトランスフォーマと対応するステータトラン
スフォーマが設けられる。
【0022】別には、前記上部ドラムの内側底面部には
ロータトランスフォーマが備えられ、前記下部ドラムの
内側上面部には前記ロータトランスフォーマと対応する
ステータトランスフォーマが設けられる。
【0023】望ましくは、前記デッキが前記上部ドラム
の外側部に対向する突出部と前記上部ドラムの内側部に
対向し中心に中空部を有する円柱状のボス部を有し、前
記突出部の外周面は前記デッキに対して垂直であり、内
周面は前記デッキに対して所定の勾配を有する円柱状を
成す。別には、前記突出部の外周面と内周面との両方が
デッキに対して一定の角度に傾斜して突出部が全体的に
傾いた円柱状を成すこともある。この際に、前記ボス部
と前記シャフトとの間の前記中空部には軸受ハウジング
と、この上下両端に備えられる軸受からなる潤滑手段が
備えられる。
【0024】このような構成を有する本発明の方法によ
ると、下部ドラムを、アウサートモールディングにより
製造することから、カセットからテープを引き出して所
定の経路に沿って移動させるための走行系が設けられる
デッキ上に形成することができて下部ドラムの製造のた
めの様々な複雑な工程が省略されるために製造が非常に
容易であるだけでなく、これをデッキ上に固定させるた
めの組立工程も省略することができ、前記した方法によ
って製造されたヘッドドラムはドラムベースの介在なく
デッキの上部に下部ドラムが直接モールディングにより
形成された構造を有するために、構成部品数が減って構
造が簡単でありながらも品質が向上されたものである。
【0025】以上のような本発明の目的と別の特徴及び
長所などは次に参照する本発明のいくつかの好適な実施
例に対する以下の説明から明確になるであろう。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に基づい
て詳細に説明する。図4は本発明の一実施例によって製
造されたロータリヘッドドラムの部分分離斜視図であ
り、図5はこの断面図である。これは大きく外側の底面
にテープに情報を記録しテープからの情報を再生するた
めのビデオヘッド25が180°の間隔をおいてスクリ
ューにより設けられ、内側底面にはロータトランスフォ
ーマ21aが設けられた上部ドラム21、該上部ドラム
21の垂直下方に設けられ内側上面に前記ロータトラン
スフォーマ21aと対応するステータトランスフォーマ
22aが形成された円筒形の下部ドラム22、上端部に
前記上部ドラム21が押し込まれるシャフト24及び下
部ドラム22の下部に該下部ドラムとほぼ同一の形状に
折れ曲がったデッキ29を含んでなる。前記ビデオヘッ
ド25は上部ドラム21及び下部ドラム22から微細に
突出されている。そして、前記下部ドラム22の外周面
には磁気テープの走行を誘導するためのリードライン3
0が形成されている。
【0027】前記下部ドラム22の下方にはハウジング
に内蔵され駆動力を発生するモータ23が設けられる。
モータ23はその中心に電流が印加されると磁石に変換
されるステータ23aと、リング形状の磁石を取り付け
て構成し前記ステータ23aと半径方向に所定の間隔を
おいてハウジングの内周面に位置して前記ステータ23
aとの作用により発生する電磁気力により回転されるロ
ータ23bとからなる。
【0028】上部ドラム21は前記モータ23から駆動
力を受けるシャフト24の回動により定まった方向に回
動される。前記した上部ドラム21の内側底面部に設け
られたロータトランスフォーマ21aは前記した下部ド
ラム22の上面のステータトランスフォーマ22aと無
接触方式で信号を伝達できる状態で上部ドラム21と共
に回動しながら前記したビデオヘッド25から印加され
る映像信号をステータトランスフォーマ22aに伝達す
る役割を果たす。
【0029】前記下部ドラム22の下部に下部ドラム2
2と同一の形状に折れ曲げられたデッキ29部分は外周
面が垂直上方に折れ曲がって内周面が一定の勾配で傾い
た円筒形の突出部29aと内側に中空部を有するボス部
29bを有するように形成されている。前記突出部29
aは下部ドラムが円筒形を持つようにするためにこれに
対応するように形成したものであり、前記ボス部29b
はこれとシャフト24との間に形成された中空部に上部
軸受26a、下部軸受26b及び前記上,下部軸受26
a,26bの間に介される軸受ハウジング27を収納す
るために形成したものである。上部軸受26a及び下部
軸受26bは予圧を与えられるように介されている。
【0030】前記したような構成を有するヘッドドラム
においてモータ23の部材であるステータ23aに電流
が印加されると、前記ステータ23aと半径方向に所定
の間隔をおいてハウジングの内周面に位置して前記ステ
ータ23aとの作用により発生する電磁気力によりロー
タ23bが回転する。ロータ23bが回転すると、これ
と連結されたシャフト24が回転し、つまり、シャフト
24に押し込まれた上部ドラム21が回転する。そうす
ると、上部ドラム21の外側底面部に形成されロータト
ランスフォーマ21aと電気的に接続されたビデオヘッ
ド25が高速で回転する上部ドラム21と固定された下
部ドラム22の外周面とに密着して走行するテープの信
号トラックを順にスキャンして前記テープに情報を記録
しテープからの情報を再生する。
【0031】本発明では折れ曲がったデッキ29の上面
にアウサートモールディング(outsert molding)により
これと一体に下部ドラム22が形成される。アウサート
モールディングは金属板のような材料に射出成形により
機能部分を成形する方法である。まず、図4に示したよ
うに、デッキ29をプレス成形して上部ドラム21と対
応する下部ドラム22の形状が得られるように突出部2
9aを形成し、必要によって軸受26a,26bの装着
のためのボス部29bを形成する。このデッキ29上に
金型を使用してアウサートモールディングにより下部ド
ラム22を単一工程で形成する。下部ドラム22の外周
面に形成されるリードライン30はモールディング後に
仕上げ工程により形成することもでき、金型を精密に製
作してモールディング時に形成することもできる。
【0032】ところで、ヘッドドラムはデッキの基準線
に対して一定の勾配を持って傾斜して設置されなければ
ならないために、デッキ29の折り曲げ時にはこの点に
鑑みて一定した勾配を与えて以後に形成される下部ドラ
ムが一定の勾配で傾くようにしなければならない。
【0033】本発明の方法によって熱可塑性プラスチッ
クのような射出成型物を利用してアウサートモールディ
ングにより下部ドラム22をデッキ29の上面に直接形
成すると、下部ドラム22を別に製造してドラムベース
上に組み立てる必要がないので、組立のためのネジ孔を
製造する必要がなくなる。すなわち、ホール加工が省略
される。また、モールディングと同時にリードライン3
0を形成すると、これを形成するための仕上げ工程も省
略可能である。
【0034】図5には下部ドラム22が突出部29aの
上面からボス部29bに至るまで延びて形成されてお
り、ロータトランスフォーマ21aに対応するステータ
トランスフォーマ22aが下部ドラム22の上面に形成
されている。しかし、下部ドラム22は突出部29aの
上面のみで形成されることもある。この場合に、ステー
タトランスフォーマ22aはデッキ29の上面に形成す
る。また、図面には突出部29aが外周面は垂直に折れ
曲がって内周面は傾斜して折れ曲がっているが、両側と
も垂直に折れ曲がってもよい。図6には突出部29aの
外周面及び内周面の両方が垂直に折れ曲がって、下部ド
ラム22が突出部29aの上面のみで形成され、これに
応じてステータトランスフォーマ22aがデッキ29の
上面に形成される場合に得られるヘッドドラムを示し
た。
【0035】本発明の変形例として前記下部ドラムはデ
ッキとモールディングにより同時に一体に形成すること
もできる。この場合にもリードラインはモールディング
と同時に形成されることもでき、モールディング工程後
に別の仕上げ工程により形成されることもできる。
【0036】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明によるア
ウサートモールディングにより下部ドラムをデッキの上
面に形成すると、下部ドラムの製造工程が単純になり、
材料費が減る。特に、デッキ上に他の付属品の結合のた
めの成形品をを形成させる時に同時作業が可能である。
また、ドラムベースを介した組立工程が省略されるため
に製造が容易であり、つまり製品の生産費用が低減する
効果を得ることができる。
【0037】以上のような構成を有する本発明のロータ
リヘッドドラムは下部ドラムがデッキ上に一体に構成さ
れているために、従来のドラムベースが必要でなくなっ
て構成部品数が減少し組立工程が省略される。工程数が
減少するにつれて製品の収率が向上して、不良発生率が
減少して製品の品質が向上する。
【0038】本発明を実施例によって詳細に説明した
が、本発明は実施例によって限定されず、本発明が属す
る技術分野において通常の知識を有するものであれば本
発明の思想と精神を離れることなく、本発明を修正また
は変更できるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】通常の磁気記録/再生装置の内部構造を示すた
めの斜視図である。
【図2】図1に示したロータリヘッドドラムの部分断面
図及び部分正面図である。
【図3】図1に示したロータリヘッドドラムがドラムベ
ースとデッキ上に組み立てられる方法を示すための部分
分離斜視図である。
【図4】本発明の一実施例によるロータリヘッドドラム
の部分分離斜視図である。
【図5】図4に示したロータリヘッドドラムの断面図で
ある。
【図6】本発明の他の実施例によるロータリヘッドドラ
ムの部分分離斜視図である。
【符号の説明】
21 上部ドラム 21a ロータトランスフォーマ 22 下部ドラム 22a ステータトランスフォーマ 23 モータ 23a ステータ 23b ロータ 24 シャフト 25 ビデオヘッド 26a 上部軸受 26b 下部軸受 27 軸受ハウジング 29 デッキ 29a 突出部 29b ボス部 30 リードライン

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外側底面部に少なくとも2つのビデオヘ
    ッドを備え、かつ中心にシャフトを備えた上部ドラムを
    設ける段階と、 前記上部ドラムが設けられる部分のメインデッキをプレ
    ス加工により垂直上方に折り曲げて前記上部ドラムの半
    径より小さい半径を有する円柱状に製造する段階と、 前記上部ドラムの下方に前記上部ドラムと所定間隔に離
    隔されるように設けられる下部ドラムを前記デッキの外
    部にアウサートモールディングにより製造する段階とを
    含むロータリヘッドドラムの製造方法。
  2. 【請求項2】 前記アウサートモールディング時に前記
    下部ドラムの外周面に磁気テープの走行を誘導するため
    のリードラインが形成されることを特徴とする請求項1
    に記載のロータリヘッドドラムの製造方法。
  3. 【請求項3】 前記アウサートモールディング後に前記
    下部ドラムの外周面に仕上げ工程により磁気テープの走
    行を誘導するためのリードラインが形成されることを特
    徴とする請求項1に記載のロータリヘッドドラムの製造
    方法。
  4. 【請求項4】 前記デッキが、その上面に後にアウサー
    トモールディングにより形成される下部ドラムの形状に
    合わせてプレス加工されることを特徴とする請求項1に
    記載のロータリヘッドドラムの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記デッキが、その上面に形成される下
    部ドラム及び上部ドラムが所定の勾配を持って傾くこと
    ができるようにプレス加工されることを特徴とする請求
    項1に記載のロータリヘッドドラムの製造方法。
  6. 【請求項6】 前記デッキの折り曲げにより、前記上部
    ドラムの外側部に対向する突出部が形成され、前記上部
    ドラムの内側部に対向し中心に中空部を有する円筒形の
    ボス部が形成されることを特徴とする請求項1に記載の
    ロータリヘッドドラムの製造方法。
  7. 【請求項7】 外側の底面部に少なくとも2つのビデオ
    ヘッドが設けられる上部ドラムと、 前記上部ドラムの下部に前記上部ドラムと所定間隔に離
    隔されるようにアウサートモールディングによりデッキ
    と一体に形成され、外周面には磁気テープの走行を誘導
    するためのリードラインが形成される下部ドラムと、 前記上部ドラムと前記下部ドラムの中心部に設けられる
    シャフトとを含むことを特徴とするロータリヘッドドラ
    ム。
  8. 【請求項8】 前記上部ドラムの内側底面部にはロータ
    トランスフォーマが備えられ、前記デッキの内側上面部
    には前記ロータトランスフォーマと対応するステータト
    ランスフォーマが設けられることを特徴とする請求項7
    に記載のロータリヘッドドラム。
  9. 【請求項9】 前記上部ドラムの内側底面部にはロータ
    トランスフォーマが備えられ、前記下部ドラムの内側上
    面部には前記ロータトランスフォーマと対応するステー
    タトランスフォーマが設けられることを特徴とする請求
    項7に記載のロータリヘッドドラム。
  10. 【請求項10】 前記シャフトの外周面には前記シャフ
    トを支持するための潤滑手段が備えられることを特徴と
    する請求項7に記載のロータリヘッドドラム。
  11. 【請求項11】 前記デッキが前記上部ドラムの外側部
    に対向する突出部と前記上部ドラムの内側部に対向し中
    心に中空部を有する円筒形のボス部を有し、前記突出部
    の外周面は前記デッキに対して垂直であり、内周面は前
    記デッキに対して所定の勾配を有する円筒形であること
    を特徴とする請求項8に記載のロータリヘッドドラム。
  12. 【請求項12】 前記ボス部と前記シャフトとの間の前
    記中空部には軸受ハウジングとこの上下の両端に備えら
    れる軸受からなる潤滑手段が備えられることを特徴とす
    る請求項11に記載のロータリヘッドドラム。
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