JPH09190560A - 蛍光検出ラインセンサ - Google Patents

蛍光検出ラインセンサ

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Publication number
JPH09190560A
JPH09190560A JP8003096A JP309696A JPH09190560A JP H09190560 A JPH09190560 A JP H09190560A JP 8003096 A JP8003096 A JP 8003096A JP 309696 A JP309696 A JP 309696A JP H09190560 A JPH09190560 A JP H09190560A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
excitation light
line sensor
fluorescence
optical fiber
photodiode
Prior art date
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Pending
Application number
JP8003096A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsutoshi Sakai
克敏 境
Junya Hirano
潤也 平野
Hiroki Hamada
浩樹 浜田
Yutaka Yamada
裕 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 励起光源の励起光の強度変動にかかわらず、
検出対象物の蛍光パターンを正確に認識することができ
る蛍光検出ラインセンサを提供する。 【解決手段】 励起光源1からの励起光を照射された検
出対象物3からの蛍光を受光し、該検出対象物3の蛍光
パターンを認識する蛍光検出ラインセンサであって、フ
ォトダイオードが直線上に多数配置されてなるラインセ
ンサ5と、前記フォトダイオードに光結合し、励起光源
1から励起光を前記フォトダイオードまでガイドする光
ファイバ8と、前記光ファイバ8でガイドされた励起光
によるラインセンサからの出力で、光ファイバと光結合
していないフォトダイオードの受光感度を制御する制御
回路9とを有し、光ファイバ8と光結合していないフォ
トダイオードで検出対象物3の蛍光パターンを認識す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、紙幣などの蛍光材
料(蛍光塗料、蛍光糸など)を含む紙類の真偽判定をす
る蛍光検出ラインセンサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、外国で発行されて流通している紙
幣などの一部には、蛍光物質が含まれているものがあ
る。これらの紙類を真偽判定するためには、紫外線を検
出対象物に照射し、そこからの蛍光発光を検出する方法
が多く用いられている。また、コピー機などに使用され
る市販の白色紙には蛍光増白剤が含まれ、紙幣に使用さ
れる紙には一般的にこの蛍光増白剤が含まれておらず、
蛍光発光しないことから、コピー紙の検出方法として蛍
光発光を検出する方法も知られている。さらに、国内に
おいても新たに発行されている壱万円札には、その日本
銀行総裁印の部分に蛍光インクが用いられており、真偽
判定に利用できるようになっている。
【0003】蛍光物質を検出する基本的な方法を、図2
(a)、(b)に示した蛍光検出ラインセンサを用いて
説明する。図2(a)、(b)はそれぞれ、蛍光検出ラ
インセンサの斜視図および側面図である。この方法は、
図示のように、ブラックライトやUVランプなどの励起
光源1で励起光を含む発光を行い、次に、励起光波長の
範囲の光を透過し、励起に不要な波長範囲、特に可視光
領域の光を遮断する光学フィルタ2を介し、紙類などの
検出対象物3へ励起光を照射する。この励起光により検
出対象物3表面や、その内部に織り込まれた蛍光糸など
が可視光の蛍光を発光する。次に、励起光の検出対象物
3表面からの反射光を遮断する光学フィルタ4をとおし
て、所望の波長の蛍光発光を受光器であるラインセンサ
5で検出し、信号処理を行う。ここで、検出対象物3表
面の蛍光パターンを認識するためには、受光器として一
次元撮像デバイスであるラインセンサ5を用い、このラ
インセンサ5の受光部に検出対象物3表面の蛍光パター
ンを結像させるために、ラインセンサ5と光学フィルタ
4の間にセルフォックレンズアレイ6を設ける。7は、
検出対象物3が配置される検出窓である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、励起光
源としてブラックライトやUVランプなどの放電管ラン
プを使用するため、そこからの発光強度が周囲温度や使
用期間により変動するとともに、発光部分により発光強
度のばらつきが生じる。そのため、検出対象物からの蛍
光発光の強度も変動し、検出対象物の蛍光パターンを正
確に認識することが困難になるという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決すべくなされたもので、励起光源からの励起光を照射
された検出対象物からの蛍光を受光し、該検出対象物の
蛍光パターンを認識する蛍光検出ラインセンサであっ
て、フォトダイオードが直線上に多数配置されてなるラ
インセンサと、前記フォトダイオードに光結合し、励起
光源から励起光を前記フォトダイオードまでガイドする
光ファイバと、前記光ファイバでガイドされた励起光に
よるラインセンサからの出力で、光ファイバと光結合し
ていないフォトダイオードの受光感度を制御する制御回
路とを有し、光ファイバと光結合していないフォトダイ
オードで検出対象物の蛍光パターンを認識することを特
徴とするものである。ここで、ラインセンサは一次元撮
像デバイスであって、多数のフォトダイオードが直線上
に配置されて構成されており、各フォトダイオードの受
光強度から空間的蛍光発光強度の変化を検知するもので
ある。
【0006】本発明の蛍光検出ラインセンサでは、励起
光源から励起光が光ファイバでラインセンサのフォトダ
イオードまでガイドされているので、励起光の強度が変
動した場合には、前記フォトダイオードが励起光の強度
変動を検知する。また、制御回路は前記フォトダイオー
ドの出力変動に基づいて、光ファイバと光結合していな
いフォトダイオードの受光感度を制御できるので、例え
ば、励起光強度が低下した場合には、前記受光感度を高
くして、励起光の変動にかかわらず、検出対象物の蛍光
パターンを正確に認識することができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施の形態を詳細に説明する。図1(a)、(b)はそれ
ぞれ、本発明にかかる蛍光検出ラインセンサの一実施形
態の斜視図および側面図である。本実施形態の蛍光検出
ラインセンサは、図示のように、ブラックライトやUV
ランプなどの放電管からなる励起光源1と、励起光波長
の範囲の光を透過し、励起に不要な波長範囲、特に可視
光領域の光を遮断する光学フィルタ2と、検出対象物3
表面からの反射光を遮断する光学フィルタ4と、受光器
となるラインセンサ5と、ラインセンサ5の受光部に検
出対象物3表面の蛍光パターンを結像させるために、ラ
インセンサ5と光学フィルタ4の間に設けられたセルフ
ォックレンズアレイ6とを備えている。7は検出対象物
3が配置される検出窓である。ここで、励起光源1と検
出対象物3は長手方向が平行に対向するように配置され
ている。さらに、励起光源1とラインセンサ5を結ぶ3
本の光ファイバ8が設けられている。これら3本の光フ
ァイバ8は、一端が励起光源1の長手方向の両端と中央
部にセットされ、他端がラインセンサ5に配列されたフ
ォトダイオード5aの片側の3個(1〜3ch)のフォト
ダイオードに光結合されている。ラインセンサ5の他の
フォトダイオード(他のチャンネル)は、検出対象物3
からの蛍光を捉える。さらに、ラインセンサ5の後段に
は制御回路9が設けられている。この制御回路9は、前
記光ファイバ8からの入力によるラインセンサ5の1〜
3chからの出力を受け、その出力変動により、光ファイ
バ8に光結合されていないラインセンサ5の他のチャン
ネルの受光感度を制御する。
【0008】本実施形態の蛍光検出ラインセンサでは、
励起光源1で励起光を含む発光を行い、光学フィルタ2
を介し、検出対象物3へ励起光を照射する。次に、励起
光の検出対象物3表面からの反射光を遮断する光学フィ
ルタ4をとおして、所望の波長の蛍光発光をラインセン
サ5の光ファイバに光結合されていないフォトダイオー
ドで受光し、信号処理を行い、検出対象物3の蛍光パタ
ーンを認識する。また、制御回路9では、ラインセンサ
5の1〜3chの出力値で励起光源1の発光強度およびそ
の長手方向のばらつきを検出し、その結果に基づいて、
その他のチャンネルの受光感度を重みを付けて補正、制
御し、検出対象物3の一定の蛍光パターンからは常に一
定の認識を得られるようにする。このようにして、寿命
や温度による励起光源1の発光強度やその長手方向の分
布の変化にかかわらず、検出対象物3の蛍光パターンを
正確に認識することができる。
【0009】なお、本発明において、光ファイバの本
数、光ファイバによる励起光源とラインセンサの光結合
の方法は上記実施形態に限定されることはない。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、励
起光源からの励起光を照射された検出対象物からの蛍光
を受光し、該検出対象物の蛍光パターンを認識する蛍光
検出ラインセンサであって、フォトダイオードが直線上
に多数配置されてなるラインセンサと、前記フォトダイ
オードに光結合し、励起光源から励起光を前記フォトダ
イオードまでガイドする光ファイバと、前記光ファイバ
でガイドされた励起光によるラインセンサからの出力
で、光ファイバと光結合していないフォトダイオードの
受光感度を制御する制御回路とを有し、光ファイバと光
結合していないフォトダイオードで検出対象物の蛍光パ
ターンを認識するため、励起光の変動にかかわらず、検
出対象物の蛍光パターンを正確に認識することができる
という優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)、(b)はそれぞれ、本発明にかかる蛍
光検出ラインセンサの一実施形態の斜視図および側面図
である。
【図2】(a)、(b)はそれぞれ、従来の蛍光検出ラ
インセンサの斜視図および側面図である。
【符号の説明】
1 励起光源 2、4 光学フィルタ 3 検出対象物 5 ラインセンサ 5a ダイオード列 6 セルフォックレンズアレイ 7 検出窓 8 光ファイバ 9 制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 裕 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 励起光源からの励起光を照射された検出
    対象物からの蛍光を受光し、該検出対象物の蛍光パター
    ンを認識する蛍光検出ラインセンサであって、フォトダ
    イオードが直線上に多数配置されてなるラインセンサ
    と、前記フォトダイオードに光結合し、励起光源から励
    起光を前記フォトダイオードまでガイドする光ファイバ
    と、前記光ファイバでガイドされた励起光によるライン
    センサからの出力で、光ファイバと光結合していないフ
    ォトダイオードの受光感度を制御する制御回路とを有
    し、光ファイバと光結合していないフォトダイオードで
    検出対象物の蛍光パターンを認識することを特徴とする
    蛍光検出ラインセンサ。
JP8003096A 1996-01-11 1996-01-11 蛍光検出ラインセンサ Pending JPH09190560A (ja)

Priority Applications (1)

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JP8003096A JPH09190560A (ja) 1996-01-11 1996-01-11 蛍光検出ラインセンサ

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JP8003096A JPH09190560A (ja) 1996-01-11 1996-01-11 蛍光検出ラインセンサ

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JPH09190560A true JPH09190560A (ja) 1997-07-22

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JP8003096A Pending JPH09190560A (ja) 1996-01-11 1996-01-11 蛍光検出ラインセンサ

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JP (1) JPH09190560A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003028798A (ja) * 2001-07-11 2003-01-29 Olympus Optical Co Ltd 蛍光取得装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003028798A (ja) * 2001-07-11 2003-01-29 Olympus Optical Co Ltd 蛍光取得装置

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