JPH09190371A - 計算機システムの記憶等値化装置 - Google Patents

計算機システムの記憶等値化装置

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JPH09190371A
JPH09190371A JP8003043A JP304396A JPH09190371A JP H09190371 A JPH09190371 A JP H09190371A JP 8003043 A JP8003043 A JP 8003043A JP 304396 A JP304396 A JP 304396A JP H09190371 A JPH09190371 A JP H09190371A
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Katsumi Fukuwaki
克己 福脇
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 各情報処理部で発生したアクセス要求で少な
くとも一方の記憶部をアクセスするとともに、両方の記
憶部の記憶内容を等値化する。 【解決手段】 情報処理装置11a.11bのうちの一
方を主処理装置と設定し、他方を従処理装置に設定し、
かつ主処理装置の異常発生時に正常な従処理装置を主処
理装置へ設定変更する動作モード設定手段を設けてい
る。主処理装置に対して、従処理装置から受信したアク
セス要求及び自己の業務処理部のアクセス要求に応じ
て、自己の記憶部のファイル24a,24bをアクセス
するアクセス処理手段と、更新された更新ファイルを従
処理装置へ転送する更新ファイル転送手段とを付加し、
従処理装置に対して、主処理装置から受信した更新ファ
イルで自己の記憶部のファイルを更新するファイル更新
手段と、自己の業務処理部のアクセス要求を主処理装置
へ送信するアクセス要求送信手段とを付加している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワークで2
台の情報処理装置を接続した計算機システムに係わり、
特に、情報処理装置相互間で、それぞれの情報処理装置
に設けられた記憶部の記憶内容を同一値に維持する計算
機システムの記憶等値化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】計算機システムとしての信頼性を確保す
るために、例えば図4に示すように、コンピュータ等で
構成された2台の情報処理装置1a,1bをネットワー
クの伝送路2に接続し、各情報処理装置1a,1bでほ
ぼ同一の業務を実行させて、一方に故障等の異常が発生
した場合は、他方で該当業務を実施する二重化システム
が実施されている。この場合、業務内容によっては、自
己の情報処理装置1a,1bに設けられているHDD等
の補助記憶装置3a,3bに記憶されている各ファイル
をアクセスする場合もある。
【0003】そして、いずれの情報処理装置1a,1b
で業務を実行しても、同一結果が得られるためには、各
補助記憶装置3a,3bのファイル内容も一致している
必要がある。
【0004】したがって、一方の情報処理装置1aでフ
ァイルにデータを書込む等のアクセス処理を伴う業務を
実行する場合には、自己の情報処理装置1aの補助記憶
装置3aのファイルのみならず、他方の情報処理装置1
bの補助記憶装置3bのファイルも同時にアクセスする
必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしがら、図4に示
す二重化システムが組込まれた計算機システムにおいて
もまだ解消すべき次のような課題があった。すなわち、
通常の業務を行う一般のアプリケーションプログラムに
おいては、論理的な一つのファイルに対してアクセスを
実施するのみである。したがって、自己の情報処理装置
1aに接続された外部記憶装置1aと、自己以外の他の
情報処理装置1bに接続された外部記憶装置1bとの物
理的な存在場所が異なる2つの外部記憶装置3a,3b
に対して一つのアクセス指令で実際のアクセス処理動作
を実施できない。
【0006】この物理的に離れた2つの外部記憶装置3
a,3bに対して、同時に同一内容のアクセスを実施す
る場合は、別途専用のインタフェースを設けて、アプリ
ケーションプログラム等で構成された業務処理部から出
力されるアクセス要求を2つに分岐してそれぞれ個別に
各外部記憶装置3a,3bをアクセスする必要があるの
で、各情報処理装置1a,1bのソフト的構成が大幅に
複雑化する。また、特殊なインタフェースを製造する必
要があるので、装置全体の製造費が大幅に上昇する。
【0007】また、専用のインタフェースを用いずに、
業務処理部自体が各外部記憶装置3a,3bを個別にア
クセスする場合には、業務処理部のアプリケーションプ
ログラムを大幅に変更する必要があり、やはり各情報処
理装置1a,1bの製造に多大の労力と費用が生じる。
【0008】さらに、定期的に外部記憶装置3a,3b
のファイル内容を一致させる処理を実施する必要がある
が、この場合、一般に一方のファイル内容を他方の外部
記憶装置のファイルに複写している。しかし、ファイル
に対する業務処理部のアクセスタイミングと上述したフ
ァイルの複写タイミングとの調整を取らないと、外部記
憶装置3a,3b相互間でファイル内容の不一致が発生
する懸念がある。
【0009】さらに、各情報処理装置1a,1bが同時
に一方の各外部記憶装置3a(3b)に対するアクセス
を実施すると、同一ファイルに対するアクセス動作中
に、他のアクセス処理が実施されるので、両方のアクセ
ス処理が正しく行われない懸念があった。
【0010】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、一対の情報処理装置の一方を主処理装置と
し他方を従処理装置として、通常は主処理装置の記憶部
に対するアクセスを行うことによって、各情報処理装置
における各業務処理部のアクセス処理動作を何ら変更す
ることなく、かつ各記憶部に対するアクセスが競合する
ことなく、さらに各記憶部の記憶内容を確実に等値化で
きる計算機システムの記憶部等値化装置を提供すること
を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、業務処理部と
記憶部とをそれぞれ有した一対の情報処理装置をネット
ワークに接続し、各業務処理部で発生する各アクセス要
求に基づいて少なくとも一方の記憶部をアクセスすると
共に、両方の記憶部の記憶内容を同一値に維持する計算
機システムの記憶等値化装置に適用される。
【0012】そして、上記課題を解消するために、請求
項1においては、一対の情報処理装置のうちの一方を主
処理装置と設定し、他方を従処理装置に設定すると共
に、主処理装置の異常発生時に正常な従処理装置を主処
理装置へ設定変更する動作モード設定手段を設けてい
る。さらに、主処理装置に対して、従処理装置から受信
したアクセス要求及び自己の業務処理部のアクセス要求
に応じて、自己の記憶部のファイルをアクセスするアク
セス処理手段と、このアクセス処理手段によって更新さ
れた更新ファイルを従処理装置へ転送する更新ファイル
転送手段とを付加している。また、従処理装置に対し
て、主処理装置から受信した更新ファイルで自己の記憶
部のファイルを更新するファイル更新手段と、自己の業
務処理部のアクセス要求を主処理装置へ送信するアクセ
ス要求送信手段とを付加している。
【0013】また、請求項2の発明は、上述した請求項
1の計算機システムの記憶等値化装置において、動作モ
ード設定手段は、一対の情報処理装置のうち先に電源投
入された情報処理装置を主処理装置と設定し、後から電
源投入された情報処理装置を従処理装置と設定してい
る。
【0014】さらに、請求項3の発明は、上述した請求
項2の計算機システムの記憶等値化装置において、従処
理装置に対して、電源投入に応じて主処理装置に対して
更新ファイルの転送要求を送出するファイル転送要求送
信手段を付加し、主処理装置に対して、アクセス処理手
段によって更新された更新ファイルを記憶する更新ファ
イル記憶部を付加している。また、更新ファイル転送手
段は、従処理装置から受信したファイル転送要求に応動
して、更新ファイル記憶部に記憶されている更新ファイ
ルを従処理装置へ転送している。
【0015】請求項4の発明は、上述した請求項1〜3
の計算機システムの記憶等値化装置において、アクセス
処理手段は、従処理装置から受信したアクセス要求と自
己の業務処理部のアクセス要求とが競合した場合に排他
制御を行う。
【0016】このように構成された計算機システムの記
憶等値化装置においては、ネットワークに接続された一
対の情報処理装置のうちの一方が主処理装置と指定さ
れ、他方が従処理装置と指定される。そして、両方の情
報処理装置が正常状態時には、各情報処理装置の業務処
理部で発生したアクセス要求は、主処理装置の記憶部の
ファイルに対して実行される。
【0017】したがって、各情報処理装置の業務処理部
は物理的に異なる位置の2つのファイルをアクセスする
必要がないので、この業務処理部のアプリケーションプ
ログラムを特に複雑化する必要はない。
【0018】この主処理装置の記憶部のファイルに対す
るアクセス処理でファイルが更新されると、更新された
更新ファイルは別途記憶保持され、従処理装置へファイ
ル転送され、従処理装置のファイルが更新ファイルで更
新される。
【0019】したがって、主処理装置の記憶部のファイ
ルと従処理装置の記憶部のファイルと間の等値化が図れ
る。このような状態において、主処理装置に故障等の異
常が発生すると、正常な従処理装置が主処理装置に設定
変更される。したがって、これ以降、新たに主処理装置
に設定された情報処理装置の記憶部のファイルに対する
アクセスが実施される。
【0020】また、請求項2の発明においては、一対の
情報処理装置のうち先に電源投入された方か、主処理装
置と設定される。すなわち、たとえ、他方の情報処理装
置が故障等に起因して電源投入状態に移行しなかったと
しても、主処理装置単独で記憶部のファイルに対するア
クセスが実施される。
【0021】請求項3の発明においては、先に電源投入
された情報処理装置が主処理装置と設定さ、後から電源
投入された情報処理装置が従処理装置と設定されるが、
従処理装置が電源投入されて立上がった時点で、この従
処理装置の記憶部のファイルが主処理装置の記憶部のフ
ァイルに等値化される。
【0022】請求項4の発明においては、主処理装置の
記憶部のファイルに対する自己の業務処理部からのアク
セス要求と従処理装置の業務処理部からのアクセス要求
とが競合した場合は、排他制御が実施されるので、競合
に起因する誤ったアクセス結果が得られることはない。
【0023】
【発明の実施の形態】以下本発明の一実施形態を図面を
用いて説明する。図1は実施形態の記憶等化装置が組込
まれた計算機システムの概略構成を示すブロック図であ
る。
【0024】2台の情報処理装置11a,11bが例え
ばLAN(ローカルエリア・ネットワーク)の伝送路1
2に接続されている。各情報処理装置11a,11bは
ほぼ同一構成を有する。
【0025】コンピュータ等で構成された各情報処理装
置11a,11b内には、この各情報処理装置11a,
11bに割当てられた本来の業務を実行するためのアプ
リケーションプログラムで構成された業務処理部13
a,13bと、例えばHDD等の補助記憶装置で形成さ
れた記憶部14a,14bの各ファイルに対する管理を
実行するファイルシステム15a,15bと、業務処理
部13a,13bとファイルシステム15a,15bと
の間の情報交換を実施するファイルシステムI/F16
a,16bと、業務処理部13a,13b及びファイル
システム15a,15bが伝送路12に対してデータを
送受信するための伝送I/F17a,17bが設けられ
ている。
【0026】前記記憶部14a,14b内には各業務処
理部13a,13bが前記本来の業務を実行する場合に
必要となる複数のファイル23a,23bが記憶されて
いる。そして、各記憶部14a,14bの各ファイル2
3a,23bは原則として同一値が記憶されている。
【0027】また、各ファイルシステム15a,15b
内には、実際に記憶部14a,14bの各ファイル23
a,23bをアクセスするファイルアクセス部18a,
18bと、入力されたアクセス要求を一時記憶するアク
セス要求バッファ19a,19と、記憶部14a,14
b内の更新された更新ファイルを記憶する更新ファイル
記憶部20a,20bと、自己の情報処理装置11a,
11bの動作モードを記憶する動作モードフラグ21
a,21bと、上述した各部の動作を制御する制御部2
2a,22bとが設けられている。
【0028】動作モードとしては、自己が主処理装置に
設定されていることを示す[主モード]と、自己が従処
理装置に設定されていることを示す[従モード]との2
種類の動作モードが存在する。
【0029】そして、前記各情報処理装置11a,11
bのファイルシステム15a,15bの制御部22a,
22bは自己装置11a,11bの電源が投入される
と、図2及び図3に示す流れ図に従って自己に接続され
た記憶部14a,14bに対する管理処理を実行する。
【0030】以下の流れ図においては、説明を解りやす
くするために、一方の情報処理装置11aが電源投入さ
れたとする。なお、他方の情報処理装置11bが電源投
入された場合も同一動作である。
【0031】すなわち、自己の情報処理装置11aの電
源が投入され、各部が稼働状態に移行すると、S(プロ
グラム・ステップ)1にて、伝送路12を介して相手側
情報処理装置11bの稼働状態をチエックする。
【0032】相手側情報処理装置11bが稼働状態でな
ければ(S2)、自己の動作モードフラグ21aを自己
が主処理装置に設定されていることを示す[主モード]
に設定する(S3)。そして、伝送路12を介して[従
モード]に設定されている相手側情報処理装置11bか
ら伝送I/F17aを介してファイル転送要求が入力す
ると(S4)、更新ファイル記憶部20aに記憶されて
いる更新ファイルを、伝送路12を介して[従モード]
に設定されている相手側情報処理装置11bへ転送する
(S5)。送信済みの更新ファイル記憶部20aをクリ
アする。
【0033】また、S6にて、[従モード]に設定され
ている相手側情報処理装置11b,から伝送I/F17
aを介してアクセス要求が入力されると、このアクセス
要求を一旦アクセス要求バッファ19aへ格納する。
【0034】同様に、自己の業務処理部13aからファ
イルシステムI/F16aを介してアクセス要求が入力
されると(S8)、このアクセス要求を一旦前記アクセ
ス要求バッファ19aに格納する(S9)。
【0035】そして、S10にて自己のアクセス要求バ
ッファ19aに未実行のアクセス要求が存在すれば(S
10)、この未実行のアクセス要求を読出して、ファイ
ルアクセス部18aを介して記憶部14a内のアクセス
要求が指定するファイル24aに対するアクセス処理を
実行する(S11)。アクセス結果をアクセス要求元へ
送出する(S12)。
【0036】次に、アクセス処理が例えばファイルデー
タの変更や、ファイルデータの書込み,ファイルデータ
の削除等であり、アクセス処理後のファイルが更新され
た場合は(S13)、この更新済の更新ファイルを自己
の更新ファイル記憶部20aへ書込む(S14)。な
お、アクセス処理が例えばファイルデータの読出等のフ
ァイルデータの更新を伴わない場合は、このファイルを
更新ファイル記憶部20aへ書込む必要ない。
【0037】以上の一連の処理が終了すると、S4へ戻
り、各種指令が入力されるのを待つ。また、自己の情報
処理装置11aの電源投入時点で、既に相手側情報処理
装置11bが稼働状態であれば(S2)、既に相手側情
報処理装置11bが[主モード]に設定されているの
で、S15へ進み、自己の動作モードフラグ21aを自
己が従処理装置に設定されていることを示す[従モー
ド]に設定する。
【0038】そして、図3のS16において、[主モー
ド]に設定されている相手側情報処理装置11bへ伝送
路12を介して更新ファイルに対するファイル転送要求
を送出する。[主モード]に設定されている相手側情報
処理装置11bから伝送路12及び伝送I/F17aを
介して変更ファイルを受信すると(S17)、自己の記
憶部14a内の対応するファイル24aに対してアクセ
ス処理中でないことを確認した後、該当ファイル24a
を受信した更新ファイルで更新する(S18)。
【0039】自己側の情報処理部13aからファイルシ
ステムI/F16aを介してアクセス要求が入力すると
(S19)、このアクセス要求を伝送I/F17a及び
伝送路12を介して[主モード]に設定されている相手
側情報処理装置11bへ送信する(S20)。そして、
相手側情報処理装置11bから正常なアクセス結果が伝
送I/F17aを介して受信されると(S21)、この
アクセス結果をファイルシステムI/F16aを介して
アクセス要求元の情報処理部13aへ転送する(S2
2)。
【0040】なお、S21にて、正常なアクセス結果が
得られなかった場合は、[主モード]に設定されている
相手側情報処理装置11bに何等かの異常が発生したと
判断して、ファイルアクセス部18aを介して自己の記
憶部14a内の、今回のアクセス要求が指定するファイ
ル24aに対するアクセス処理を実行する(S23)。
そして、アクセス結果をアクセス要求元の自己の業務処
理部13aへ返信する(S24)。
【0041】次に、自己の動作モードフラグ21aに設
定されている自己の動作モードを「主モード」から「従
モード」へ変更する。なお、図2のS14において、更
新ファイルを更新ファイル記憶部20aに書込むと同時
に、この更新ファイルを[従モード]に設定されている
相手側情報処理装置11bへ送信して、この時点で、相
手側の記憶部14bの対応するファイル23aを更新す
ることも可能である。
【0042】このように構成された計算機シススムの記
憶等化装置においては、ネットワークの伝送路12に接
続された一対の情報処理装置11a.11bのうちの一
方が「主モード」の動作モードに指定され、他方が「従
モード」の動作モードに指定される。この場合、先に電
源が投入された情報処理装置11a,11bが「主モー
ド」に設定される。
【0043】そして、両方の情報処理装置11a.11
bが正常状態時には、各情報処理装置の業務処理部13
a,13bで発生したアクセス要求は、「主モード」に
指定された情報処理装置11a,11bの記憶部14
a,14bのファイル23a.23bに対して実行され
る。
【0044】この場合、各情報処理装置11a,11b
の業務処理部13a,13bは、通常の業務処理過程で
記憶部のファイルに対するアクセスの必要が生じると、
自己の情報処理装置11a,11bがいずれの動作モー
ドであるかを全く意識せずに、さらに、相手側の情報処
理装置11b.11aの業務処理部13b,13aのア
クセス動作を全く意識せずに、自己のファイルシステム
I/F16a,16bを介して自己のファイルシステム
15a,15bに対してアクラス要求を出力するのみで
よい。
【0045】したがって、各情報処理装置11a,11
bの業務処理部13a,13bは従来装置のように物理
的に異なる位置の2つのファイルをアクセスする必要が
ないので、この業務処理部13a,13bのアプリケー
ションプログラムを特に複雑化する必要はない。
【0046】また、「主モード」に指定された情報処理
装置11aの記憶部14aのファイル23aに対するア
クセス処理で該当ファイルが更新されると、更新された
更新ファイルは別途更新ファイル記憶部20aに記憶保
持され、その後、「従モード」の情報処理装置11bへ
ファイル転送され、「従モード」の情報処理装置11
b,の対応するファイル23bが送信された更新ファイ
ルで更新される。
【0047】したがって、「主モード」の情報処理装置
11aの記憶部14aのファイル23aと「従モード」
の情報処理装置11bの記憶部14bのファイル23b
と間の等値化が図れる。
【0048】そして、「主モード」の情報処理装置11
aに故障等の異常が発生すると、正常な「従モード」の
情報処理装置11bが「主モード」に設定変更される。
したがって、これ以降、新たな「主モード」の情報処理
装置11bの記憶部14bのファイル23bに対するア
クセスが実施される。
【0049】また、各情報処理装置11a,11bのう
ち先に電源投入された方が「主モード」に設定される。
すなわち、たとえ、他方の情報処理装置11bが故障等
に起因して電源投入状態に移行しなかったとしても、
「主モード」の情報処理装置11a単独で記憶部14a
のファイル23aに対するアクセスが実施される。
【0050】さらに、先に電源投入された情報処理装置
11aが「主モード」と設定され、後から電源投入され
た情報処理装置11bが「従モード」と設定されるが、
「従モード」の情報処理装置11bが電源投入されて立
上がった時点で、この「従モード」の情報処理装置11
bの記憶部14bのファイル23bが「主モード」の情
報処理装置11aの記憶部14aのファイル23aに等
値化される。
【0051】したがって、一方の情報処理装置11bが
長期間に亘って故障状態が継続したとしても、故障復旧
時には、必ず「主モード」の情報処理装置11aとの間
でフアィル等値化処理が実施されるので、計算機システ
ム全体の信頼性を向上できる。
【0052】さらに、ファイルシステム15a,15b
内にアクセス要求バッファ19a,19bを設けること
によって、自己装置の業務処理部からのアクセス要求と
相手側装置の業務処理部からのアクセス要求とが競合し
た場合は、排他制御を実施しているので、競合に起因す
る誤ったアクセス結果が得られることはない。したがっ
て、計算機システム全体の信頼性をより一層向上でき
る。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように本発明の計算機シス
テムの記憶等値化装置においては、一対の情報処理装置
の一方を主処理装置とし他方を従処理装置としている。
そして、通常は主処理装置の記憶部に対してのみアクセ
スを行なっている。したがって、各情報処理装置におけ
る各業務処理部のアクセス処理動作を何ら変更すること
なく、かつ各記憶部に対するアクセスが競合することな
く、さらに各記憶部の記憶内容を確実に等値化でき、計
算機システム全体の信頼性を向上できるとともに、製造
費を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態に係わる記憶等値化装置
が組込まれた計算機システムの概略構成を示すブロック
【図2】 同計算機システムの各情報処理装置の動作を
示す流れ図
【図3】 同じく各情報処理装置の動作を示す流れ図
【図4】 従来の計算機システムの概略構成を示すブロ
ック図
【符号の説明】
11a,11b…情報処理装置、12…伝送路、13
a,13b…業務処理部、14a,14b…記憶部、1
5a,15b…ファイルシステム、16a,16b…フ
ァイルシステムI/F、17a,17b…伝送I/F、
18a,18b…ファイルアクセス部、19a,19b
…アクセス要求バッファ、20a,20b…更新ファイ
ル記憶部、21a,21b…動作モードフラグ、22
a,22b…制御部、23a,23b…ファイル

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 業務処理部と記憶部とをそれぞれ有した
    一対の情報処理装置をネットワークに接続し、前記各業
    務処理部で発生する各アクセス要求に基づいて前記少な
    くとも一方の記憶部をアクセスすると共に、両方の記憶
    部の記憶内容を同一値に維持する計算機システムの記憶
    等値化装置において、 前記一対の情報処理装置のうちの一方を主処理装置と設
    定し、他方を従処理装置に設定すると共に、前記主処理
    装置の異常発生時に正常な従処理装置を主処理装置へ設
    定変更する動作モード設定手段を有し、 前記主処理装置は、前記従処理装置から受信したアクセ
    ス要求及び自己の業務処理部のアクセス要求に応じて、
    自己の記憶部のファイルをアクセスするアクセス処理手
    段と、このアクセス処理手段によって更新された更新フ
    ァイルを前記従処理装置へ転送する更新ファイル転送手
    段とを有し、 前記従処理装置は、前記主処理装置から受信した更新フ
    ァイルで自己の記憶部のファイルを更新するファイル更
    新手段と、自己の業務処理部のアクセス要求を前記主処
    理装置へ送信するアクセス要求送信手段とを有したこと
    を特徴とする計算機システムの記憶等値化装置。
  2. 【請求項2】 前記動作モード設定手段は、前記一対の
    情報処理装置のうち先に電源投入された情報処理装置を
    主処理装置と設定し、後から電源投入された情報処理装
    置を従処理装置と設定することを特徴とする請求項1記
    載の計算機システムの記憶等値化装置。
  3. 【請求項3】 前記従処理装置は、電源投入に応じて前
    記主処理装置に対して更新ファイルの転送要求を送出す
    るファイル転送要求送信手段を有し、 前記主処理装置は、前記アクセス処理手段によって更新
    された更新ファイルを記憶する更新ファイル記憶部を有
    し、 前記更新ファイル転送手段は、前記従処理装置から受信
    したファイル転送要求に応動して、前記更新ファイル記
    憶部に記憶されている更新ファイルを前記従処理装置へ
    転送することを特徴とする請求項2記載の計算機システ
    ムの記憶等値化装置。
  4. 【請求項4】 前記アクセス処理手段は、前記従処理装
    置から受信したアクセス要求と自己の業務処理部のアク
    セス要求とが競合した場合に排他制御を行うことを特徴
    とする請求項1乃至3のいずれか一項記載の計算機シス
    テムの記憶等値化装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012200019A (ja) * 2012-06-27 2012-10-18 Ricoh Co Ltd 記憶装置、情報処理方法、プログラム、及び記録媒体
US9134929B2 (en) 2008-01-16 2015-09-15 Ricoh Company, Ltd. Information processing apparatus, information processing method and computer-readable recording medium

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