JPH09189907A - 照明装置 - Google Patents

照明装置

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JPH09189907A
JPH09189907A JP8001187A JP118796A JPH09189907A JP H09189907 A JPH09189907 A JP H09189907A JP 8001187 A JP8001187 A JP 8001187A JP 118796 A JP118796 A JP 118796A JP H09189907 A JPH09189907 A JP H09189907A
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JP
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light
light guide
light source
optical path
transparent medium
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Application number
JP8001187A
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English (en)
Inventor
Ikuo Hiyama
郁夫 檜山
Kazuyuki Funahata
一行 舟幡
Katsumi Kondo
克己 近藤
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】偏光状態を変調する液晶表示素子の背面に設け
る偏光光を照射する平面状照明装置及びそれを用いた明
るく低消費電力の直視型液晶表示装置を得る。 【解決手段】光源と導光体間に前記光源からの光を略平
行光にする光路変換手段を備え、前記光路変換手段から
の光を導光させる前記導光体が略直線偏光光を液晶表示
素子側に出射する偏光手段を有する照明装置、及びこの
照明装置を光散乱層を有する液晶表示素子の背面に配置
した液晶表示装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光の偏光状態を制
御し利用効率を飛躍的に向上した低消費電力で明るい表
示を得るための液晶表示装置用の照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、液晶表示装置、特にカラー液晶表
示装置の技術進歩は、目覚ましく、CRTに劣らぬ表示
品質のディスプレイが数多く見られるようになった。更
に、ノートパソコンが普及し、照明装置としてのバック
ライト無しではディスプレイとしての体をなさず、バッ
クライトは直視型カラー液晶表示装置における必須デバ
イスである。
【0003】カラー液晶表示装置は、大別してTFT
(薄膜トランジスタ)を用いたアクティブマトリクス駆
動によるTN(ツイストネマチック)液晶表示装置とマ
ルチプレックス駆動のSTN(スーパーツイステッドネ
マチック)液晶表示装置との二方式がある。いずれも液
晶層をガラス基板で保持した素子の両側に偏光板を配置
し、直線偏光入射光の偏光状態を変調して表示を行うも
のである。これらのバックライトに要求される輝度レベ
ルはその用途によって様々であるが、特にカラーノート
パソコンでは要求輝度だけでなく薄型,軽量,低消費電
力は至上命題である。
【0004】しかし、従来は、液晶表示素子の裏面に配
置したバックライトからの出射光は無偏光光であるた
め、TN型及びSTN型いずれの液晶素子の場合も表示
素子の入射側に配置された偏光板により入射光のうち半
分以上が吸収されてしまい光利用効率が低く、暗い表示
となる。あるいは、明るくするためには、電力消費量が
増加してしまう問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これらの問題を解決す
るために、例えば特開平6−265892号公報のように面上
導光体の光出射面側に、出射する光が面上導光体表面に
対しほぼ直角になるような光偏向手段を設け、更にその
上に、断面が三角形状の柱状プリズムアレイのアレイ部
分に偏光分離層を積層した偏光分離器を配置した偏光を
出射する照明装置が提案されている。
【0006】しかし、高い偏光度を有する高性能な偏光
照明装置を達成するには、偏光分離層へ入射する光の高
い平行度が要求される。そこで、この問題を解決するた
めに、特開平6−202107 号公報に薄い導光パイプを隣接
させ、かつマイクロプリズム構造により効率良く、高い
平行度を持つ光を出射させる照明装置が提案されてい
る。
【0007】しかし、光源の高い平行度を得、かつ面内
の均一性を同時に達成するのは非常に困難であり、面内
均一性については何ら触れられていない。更に、誘電体
多層膜による偏光分離器(又は再帰反射シート偏光子)
は、高い偏光度を得るため多層積層する必要があり、ま
た、その膜厚制御も厳しく、高価なものになると考えら
れる。
【0008】本発明の目的は、偏光照明装置を得ること
であるが、従来用いられていた誘電体多層膜からなる偏
光分離器を排除し、導光体のみで高い偏光度を有する均
一性の高い照明装置を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、後述の実施例の説明
から明らかになろう。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、光源と前記光
源に近接配置された導光体からなる照明装置において、
前記光源と前記導光体に前記光源からの光を略平行光に
する光路変換手段を備え、前記光路変換手段からの光を
導光させる前記導光体が略直線偏光光を導光方向とは略
垂直方向に出射する偏光手段を有する照明装置、及びこ
の照明装置を、照明装置を出射した光線の平均的な偏光
軸と液晶表示素子における光入射側の偏光板の偏光軸と
が略一致するようにして、液晶表示素子の背面に配置し
た液晶表示装置である。
【0011】上記光路変換手段は、光源であるランプと
導光体の間に配置され、光源からの拡散光を高度に平行
化するための手段であり、光源の周りに反射板(好まし
くは放物面ミラー)を配置し、ランプから離れるにした
がい厚さが大きくなる構成で全反射を利用して光の拡散
を小さくし、光の平行度を高めるものである。又は、特
開平6−202107 号公報に提案されている膜厚は一定であ
るが、ある角度以上の角度で伝搬する光を吸収して、選
択的に平行度の高い光のみを伝搬させる構成を用いるこ
ともできる。詳細は、後述の実施例から明らかになるで
あろう。
【0012】また、偏光手段は、導光体本体とは屈折率
の異なる透明媒体を光の入射方向とは傾斜させて積層し
た構成である。好ましくは、上記透明媒体後に偏光解消
子を積層した構成である。透明媒体は、導光体への入射
光がS偏光(入射面に垂直な偏光:入射面とは、入射光
線と境界面にたてた入射法線がなす平面)のみが反射さ
れる所謂ブリュースタ角になる条件に屈折率及び傾斜角
度を決める。これにより、S偏光の一部が液晶素子側に
反射され、残りのS偏光及びP偏光(入射面に平行な偏
光)が透過し、偏光解消子により偏光解消をうけ、次の
透明媒体の層に入射したときに同様な現象でS偏光のみ
が液晶素子側に反射され、残りの光は透過することを繰
り返す。これにより、直線偏光光を照射する照明装置を
得ることができる。一般に、屈折率N0の透明媒体と屈
折率N1の透明媒体の界面において、N0からN1へ光が
入射するとき入射する光の入射角をθとすると、入射角
θの正接がN1/N0に等しい(tanθ=N1/N0)とき、
P偏光の反射成分はなく、すべて反射光はS偏光とな
り、透過光は残りのS偏光とP偏光であることが知られ
ている。このときの入射角θがブリュースタ角である。
【0013】従って、ブリュースタ角近くの光は、S偏
光のみ反射され、残りのS偏光及びP偏光は透過し、偏
光解消子により偏光が解消する。その後、再び屈折率の
異なる透明媒体の界面で、S偏光のみ反射される。これ
を何度も導光方向に繰り返し、液晶表示素子側にはS偏
光のみが出射されることになる。
【0014】更に、同一傾斜角度,同一間隔で透明媒体
と偏光解消子を積層した場合、透明媒体に入射時のS偏
光反射率は一定であるため、光源から離れるにしたがい
明るさが低下する。従って、透明媒体と偏光解消子の積
層間隔を光源から離れるにしたがい短くする構成とす
る。または、透明媒体の屈折率及び傾斜角度を光源から
離れるにしたがい大きくし、光量が低下した分、反射率
を大きくした構成とする。これらにより、面内の均一性
を向上することができる。上記の積層間隔,屈折率変
化,傾斜角度等は、後述の実施例で明らかになるであろ
う。
【0015】また、照明装置を用いた液晶表示装置は、
TN型,STN型等の偏光状態を制御して表示を行う液
晶素子の入射側偏光板の偏光軸と照明装置の偏光軸とを
合わせた構成である。これにより、照明装置からの光を
効率良く利用でき、明るく低消費電力の液晶表示装置を
得ることができる。
【0016】照明装置を用いた液晶表示装置は、液晶表
示素子の表裏いずれか一方に光散乱層を設けた構成とす
る。ここで、光散乱層は表示面側の偏光板に外側に配置
するのが好ましいが、偏光状態を変えるものでなけれ
ば、偏光板の内側、液晶表示素子の照明装置側に配置し
ても問題ない。更に、その光散乱層が散乱性を制御でき
る層であれば、使用条件により任意に視野角を調整でき
る。従って、広視野角で明るい低消費電力の液晶表示装
置を得ることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の照明装置、及びそ
れを用いた液晶表示装置を実施例として示した図面を用
いて詳細に説明する。
【0018】本発明の照明装置及びそれを用いた液晶表
示装置の一実施例を表す半断面図を図1に示す。本実施
例は、エッジライト型平面照明装置であり、照光面であ
る透明なアクリル樹脂(屈折率1.49)と屈折率の高い
透明媒体(ZnO:屈折率2.01)からなる導光作用及
び偏光作用を有する導光体兼偏光手段30と、導光体兼
偏光手段30の側面の長さに対応した発光長を有する冷
陰極蛍光ランプ10とそれをカバーし導光体兼偏光手段
30方向へ反射するランプ用反射板11とが伝搬方向に
対して略平行な光に変換する光路変換手段20で結合さ
れている。冷陰極蛍光ランプ10からの出射光は、好ま
しくは、放物面を形成するランプ用反射板11で光路変
換手段20へ効率良く入射される。光路変換手段20に
入射された光100は、効率良く平行光化され、導光体
兼偏光手段30へ角度245が±10度以内の光として
入射される。導光体兼偏光手段30へ角度24が略0度
で入射した光は、屈折率2.01の透明媒体31へ約5
3.4度で入射されるように透明媒体31は傾斜配置さ
れている。透明媒体31の界面でS偏光の一部は反射さ
れ、出射光110はS偏光のみの成分が導光体兼偏光手
段30の表示面の法線に対し、約26度の方向に出射さ
れる。また、残りのS偏光とP偏光は透過し、次の層3
1で再びS偏光のみが反射される。ここで、導光光11
1の光量は徐々に減衰するために、それを補うように、
導光体兼偏光手段30は、透明媒体31が、導光体部分
32と交互に徐々に密になるように傾斜積層されてい
る。これにより、出射光110は、導光方向に略均一の
強度で出射されることになる。導光体兼偏光手段30
は、底面,側面には反射板33が配置されている。更
に、導光光111は、端部では、殆ど無くなるように、
透明媒体31が10層以上積層されている。照明装置か
らの出射光110は、S偏光のみの成分は、26度に出
射される出射光であり、これを液晶表示素子50へ略垂
直に入射できるように第2の光路変換手段40として頂
角42が51度のプリズムシートアレイを導光体兼偏光
手段30の出射側に配置した。ここで、透明媒体31の
傾斜角度、導光体兼偏光手段30から出射される光11
0の出射角度は、導光体部分32と透明媒体31の屈折
率により決まる。従って、第2の光路変換手段40の頂
角は、110の出射角度に合わせる必要がある。
【0019】照明装置上に、偏光を制御し表示を行うT
N液晶51を用いアクティブ素子を備えた液晶表示素子
(TFT−LCD)50を配置した。ここで、偏光板5
2と出射光110の偏光方向は略一致させた。また、本
実施例の照明装置は、指向性が大きいために、液晶表示
素子50の表示面側に光散乱体を配置した。明るさが、
従来の照明装置の1.5 倍程向上し、視野角特性も同時
に向上できた。
【0020】照明装置からの出射光110は、導光体兼
偏光手段30への入射光が±10度の拡がりを持ってい
るために、約5度から約60度の拡がりを持って出射さ
れた。従って、第二の光路変換手段40としてプリズム
シートアレイを用いず、液晶表示素子50として、散乱
体50が無い液晶表示素子としても充分視野角特性の広
い特性が得られるが、出射光に偏りがあるために、光の
偏光が崩されない、ホログラム等で作製された光散乱体
を第2の光路変換手段40として用いる構成も好適であ
る。ホログラムはレーザ干渉で簡易に作製でき、駐え
ば、ホトポリマとしてDMP−128を用いて、干渉条
件で任意に散乱性,指向性を設けることができる。以上
のように、照明装置からの出射光110を第二の光路変
換手段でより液晶表示素子の表示面に対して、略垂直に
変換し、液晶表示素子透過後散乱させて、視野角を広げ
る構成と、液晶表示素子に入射する前に、偏光を維持し
て散乱させて、視野角特性を拡げる構成共に利用でき
る。前者構成の場合、画素間のぼけが無いように照明装
置からの出射光の平行度を高める必要がある。また、後
者構成の場合、元々視野角特性の良い液晶表示素子を利
用することが有益である。視野角特性の良い液晶表示素
子として、マルチドメイン,ランダムドメインのTN型
液晶素子,表示面に平行に電圧を印加することにより、
液晶層の配向状態を制御する横電界方向の液晶素子を利
用できる。
【0021】ランプ10から光路変換手段20への導光
方向に対する入射角100は、最大で42度である。こ
れは、本実施例では、アクリル樹脂(屈折率1.49)を
用いたためであり、ランプ側の屈折率Np(本実施例で
は空気であり1.0)と光路変換手段20の屈折率Noで
決定され、光路変換手段20への最大入射角θはスネル
の法則より、sin(θ)=Np/No を満足する。ここ
で、光路変換手段20に一定の傾斜角21を設け、本実
施例では9度とした。このような光路変換手段20を用
いることで、入射角22で入射した光は、光路変換手段
20の界面で全反射し、導光体兼偏光手段30への入射
角24は略10度以下に平行光化された光となる。これ
により、図1の上下方向には±10以内に平行光化でき
るが、図面の奥行き方向も平行光化するために、図2の
ように薄くスライスした光路変換手段20を貼り合わせ
ることで、奥行き方向を平行光化できる。このとき、光
路変換素子20の厚みは、ランプ側で3mm,導光体兼偏
光手段30側で30mm,長さを85mmとした。また、こ
のときの光路変換手段20の傾き角21が、8,9,1
0度の時の導光体兼偏光手段への入射角24は、図9に
示すそれぞれ240,241,242が線で表され、入
射光21を効率良く平行光化できる。これは、偏光変換
手段20、及び導光体兼偏光手段30の母体32がアク
リル樹脂を用いた場合であり、構成媒体の屈折率により
最適化する必要がある。
【0022】導光体兼偏光手段30の一層の本実施例に
おける偏光度,反射率の入射角度依存性を図6に示す。
ここで、反射率は、完全な無偏光入射時の値で、導光体
部分32の屈折率が1.49 ,透明媒体31の屈折率が
2.01 の場合である。S,P偏光の反射率は、それぞ
れ210,211で表され、S,P偏光の差をS,P偏
光の和で割った値で与えられる偏光度は200で表され
る。導光体兼偏光手段30の出射面に略平行に入射した
光は、100%S偏光のみが反射され、入射光が±10
度の拡がりをもっても80%以上の偏光度を得ることが
できる。従って、上記実施例のように、導光体兼偏光手
段30に±10度で入射した光は効率良く直線偏光に変
換される。
【0023】図1で、照明装置からの出射光110の均
一性を良くするために、偏光手段として働く透明媒体3
1の間隔は、出射光110として出射され光量が低下し
た分を各層間隔を小さくすることで補償することが必要
である。無偏光をブリュースタ角で入射した1層の反射
率が、2,4,6,8%の時の各層間の距離は、図7で
与えられ、各層間の距離をランプ10から遠ざかるにつ
れて小さくし、好ましくは図7で表される間隔とする必
要がある。このような構成にすることにより、面内の均
一性を飛躍的に向上できる。これは、透明媒体31の膜
厚が充分に厚い場合であり、透明媒体31の入射側と出
射側の界面における反射成分の干渉が生じるような薄い
場合は各層間の間隔は、図7とは異なる。つまり、図7
で示す反射率は、表面のみのS偏光反射率であり、例え
ば、両界面の位相が強め合う膜厚とすれば、反射率は約
2倍になる。従って、透明媒体31の往復の光路長が
(波長/4)の2mになれば、強め合い、(波長/4)
の2n+1倍になれば、弱め合う(m,nは任意の整
数)。大まかには、強め合うと反射率が2倍になり、弱
め合うとゼロになる。従って、透明媒体31の膜厚制御
によっても反射率を変化させて、面内の均一性を図るこ
とができる。
【0024】また、図3に示すように、図1の導光体兼
偏光手段30が、導光部分32,透明媒体31で成り立
つとしたが、P偏光を効率良く、S偏光にする偏光解消
子34を配置することにより効率良くS偏光を反射させ
ることができる。ここでは、偏光解消子34として、導
光光111のP偏光が、円偏光になるように波長550
nmに対し波長/4の位相差が与えられる位相差板を配
置した。この偏光解消子34としては、ポリカーボネイ
ト(PC)等と延伸した位相差フィルムを使用すること
ができるが、材料は限定されない。また、波長/4の位
相差板を使用したが、楕円偏光であってもその一部をS
偏光としてとりだせるので、波長/4には限定されな
い。
【0025】別の実施例は、図4に示すように屈折率の
高い透明媒体31と偏光解消子34を等間隔で積層し、
導光する光111の減少に合わせて透明媒体31の屈折
率を大きくすると共に、ブリュースタ角になるように傾
斜を大きくする。この時、積層する数とその時の出射角
230,入射角231,屈折率235、及び反射率23
6を図8に示す。これは、導光体部32がアクリルで屈
折率1.49 の場合である。この場合、図8のように屈
折率を層数に合わせて変化させ、かつ入射角度が230
になるように、積層された透明媒体31を傾斜積層する
事により、面内の均一性を向上できる。この時、好まし
くは、偏光解消子34を積層する。この時、図8に示す
ように出射光110は、曲線230で与えられるため
に、図4に示すように、ランプから遠ざかるにつれ頂角
42の小さくなる光路変換素子41を用いることが好ま
しい。これにより、ランプ近くでは約26度で、25層
程度積層後は、約67度で出射されたものが、液晶表示
素子に略垂直に入射されることになる。これにより、液
晶表示素子の入射面側に偏光状態を維持し散乱させる散
乱体を配置するか、液晶表示素子の出射面側に光散乱体
を配置させることで、視野角が広く、明るい表示をす
る。
【0026】光路変換手段20は、特開平6−202107 号
公報に提案されている厚さは一定であるが、ある角度以
上の角度で伝搬する光を吸収して、選択的に平行度の高
い光のみを伝搬させる構成図5を使用することもでき
る。この時、ある角度以上で入射した101は、光学薄
膜25で吸収され、ある角度以下で入射した102,1
03は全反射されて、導光する。これにより高い平行度
を持った光が、導光体兼偏光手段30に入射することと
なり、偏光度の高い明るい照明装置が達成できる。
【0027】図1の54に示す光散乱体は、PDLC
(ポリマ分散型液晶)のように電界印加で、散乱状態を
制御できる層とすれば、使用条件に応じて、視野角を調
整できる液晶表示装置を達成できる。また、光散乱体や
光路変換素子には、前述のようにホログラムを利用する
ことができる。ホログラムによれば自由に散乱性,指向
性を決めて作製できる。
【0028】以上の実施例では、導光体としてアクリル
樹脂を用いたが、これに限定されるものではなく、ガラ
ス,ホリカーボネイト,ポリウレタン,ポリスチレン,
シリコーン等の透明媒体を使用することができる。更
に、ブリュースタ角を形成し、S偏光のみを反射させる
手段としての透明媒体は、ガラス,プラスチック以外に
MgF2,ZrO2,Ge,Y23,ZnO,Si,Zn
S,TiO2,SiO2,Ta25等を使用することがで
き、限定されるものではない。
【0029】以上のような構成とすることで、偏光度の
高い低消費電力で明るい照明装置を得ることができる。
更には、このような照明装置に偏光を制御して表示を行
うTN液晶を用いたアクティブ駆動のTFTーLCD、
TN液晶を用いた単純マトリクス駆動のSTNーLCD
を適用することで明るい、低消費電力の液晶表示装置を
得ることができる。
【0030】
【発明の効果】偏光手段への入射光の平行度を高め、偏
光手段により効率良く偏光を発生させることができる。
また、この照明装置に液晶表示素子を合わせることで、
従来損失となっていた偏光板による吸収損失がなくな
り、明るい表示を低消費電力で達成できる。更には、光
散乱層を配置することで、広視野角を達成することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の照明装置及びそれを用いた液晶表示装
置の一実施例を示す半断面図。
【図2】本発明の照明装置の一実施例を示す斜視図。
【図3】本発明の照明装置の一実施例を示す半断面図。
【図4】本発明の照明装置の一実施例を示す半断面図。
【図5】本発明の照明装置の一実施例を示す半断面図。
【図6】本発明の照明装置の一実施例の特性図。
【図7】本発明の照明装置の一実施例の特性図。
【図8】本発明の照明装置の一実施例の特性図。
【図9】本発明の照明装置の一実施例の特性図。
【符号の説明】
10…冷陰極蛍光ランプ、11…ランプ用反射板、20
…光路変換手段、21…傾き角、22…入射角、23,
24…角度、30…導光体兼偏光手段、31…透明媒体
層、32…導光体部分、33…反射板、40…光路変換
手段、50…液晶表示素子、51…液晶層、52…下側
偏光板、53…上側偏光板、54…光散乱層、100…
入射光、110…出射光、111…光。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源と前記光源に近接配置された導光体か
    らなる照明装置において、前記光源と前記導光体に前記
    光源からの光を略平行光にする光路変換手段を備え、前
    記光路変換手段からの光を導光させる前記導光体がある
    方向の偏光光を導光方向とは略垂直方向に出射する偏光
    手段を有することを特徴とする照明装置。
  2. 【請求項2】光源と前記光源に近接配置された導光体か
    らなる照明装置において、前記光源と前記導光体に前記
    光源からの光を略平行光にする光路変換手段を備え、前
    記光路変換手段からの光を導光させる前記導光体は前記
    導光体中に前記導光体とは屈折率が異なる透明媒体と偏
    光解消子とを傾斜積層したことを特徴とする照明装置。
  3. 【請求項3】光源と前記光源に近接配置された導光体か
    らなる照明装置において、前記光源と前記導光体に前記
    光源からの光を略平行光にする光路変換手段を備え、前
    記光路変換手段からの光を導光させる前記導光体は前記
    導光体中に前記導光体とは屈折率が異なる透明媒体と位
    相差板とを傾斜積層したことを特徴とする照明装置。
  4. 【請求項4】光源と前記光源に近接配置された導光体か
    らなる照明装置において、前記光源と前記導光体に前記
    光源からの光を略平行光にする光路変換手段を備え、前
    記光路変換手段からの光を導光させる前記導光体は前記
    導光体中に前記導光体とは屈折率が異なる透明媒体と位
    相差板とを傾斜積層し、その積層間隔が前記光源から離
    れるにしたがい密に配置されていることを特徴とする照
    明装置。
  5. 【請求項5】光源と前記光源に近接配置された導光体か
    らなる照明装置において、前記光源と前記導光体に前記
    光源からの光を略平行光にする光路変換手段を備え、前
    記光路変換手段からの光を導光させる前記導光体は前記
    導光体中に前記導光体とは屈折率が異なる透明媒体と位
    相差板とを傾斜積層し、前記透明媒体の膜厚が前記光源
    から離れるにしたがい変化させ配置されていることを特
    徴とする照明装置。
  6. 【請求項6】光源と前記光源に近接配置された導光体か
    らなる照明装置において、前記光源と前記導光体に前記
    光源からの光を略平行光にする光路変換手段を備え、前
    記光路変換手段からの光を導光させる前記導光体は前記
    導光体中に前記導光体とは屈折率が異なる透明媒体と位
    相差板とを傾斜積層し、前記透明媒体と前記導光体の屈
    折率差、及び傾斜角度が前記光源から離れるにしたがい
    大きくなることを特徴とする照明装置。
  7. 【請求項7】光源と前記光源に近接配置された導光体か
    らなる照明装置において、前記光源と前記導光体に前記
    光源からの光を略平行光にする光路変換手段を備え、前
    記光路変換手段からの光を導光させる前記導光体は前記
    導光体中に前記導光体とは屈折率が異なる透明媒体と位
    相差板とを傾斜積層し、前記透明媒体と前記導光体の屈
    折率差、及び傾斜角度が前記光源から離れるにしたがい
    大きくなり、前記導光体の面上から略垂直に光を出射す
    る前記導光体の面上に前記光源から離れるにしたがい光
    路を大きく変換する第2の光路変換手段を備えたことを
    特徴とする照明装置。
  8. 【請求項8】請求項2,3,4,5,6または7におい
    て、前記導光体と前記透明媒体の屈折率、及び傾斜角が
    前記導光体へ導光される光に対し、略ブリュースタ角に
    なるように決定されている照明装置。
  9. 【請求項9】請求項1,2,3,4,5,6,7または
    8において、前記照明装置からの出射される光の平行度
    が±10度以内である照明装置。
  10. 【請求項10】請求項1,2,3,4,5,6,7,8
    または9において、前記照明装置からの出射される光の
    偏光度が80%以上である照明装置。
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