JPH09189217A - 排気管支持装置 - Google Patents

排気管支持装置

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JPH09189217A
JPH09189217A JP225096A JP225096A JPH09189217A JP H09189217 A JPH09189217 A JP H09189217A JP 225096 A JP225096 A JP 225096A JP 225096 A JP225096 A JP 225096A JP H09189217 A JPH09189217 A JP H09189217A
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stopper
exhaust pipe
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pair
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JP225096A
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Inventor
Masaaki Hamada
真彰 濱田
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】一対の側部に発生するサージングを大幅に低減
するとともに、中央連結部に発生する曲げ共振を抑制し
て、更に動的ばね特性の向上を図り得るようにする。 【解決手段】車体側の支持部が挿着される第1貫通孔1
aをもつ第1保持部1と、第1保持部1と間隔を隔てて
設けられ排気管側の支持部が挿着される第2貫通孔2a
をもつ第2保持部2と、第1保持部1と第2保持部2と
をその両側で連結する一対の側部3、3と、第1保持部
1から第2保持部2に向かって中心を越えた位置まで突
出する第1ストッパ4と、第2保持部2から第1保持部
1に向かって突出し第1ストッパ部4と間隔を隔てて対
向する第2ストッパ5と、第1ストッパ4の先端両側部
と各側部3、3の中央部とを斜め方向に連結し、第1及
び第2保持部1、2が車体側及び排気管側の各支持部に
装着されたときに一直線状となる一対の中央連結部6、
6とを備え、全体が弾性材料で形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車においてエ
ンジン振動等に基づく有害振動を抑制しつつ排気管を車
体に支持する排気管支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の排気管支持装置として図5に示す
ものが知られている。この排気管支持装置は、車体側の
支持部が挿着される第1貫通孔21aをもつ第1保持部
21と、第1保持部21と間隔を隔てて設けられ排気管
側の支持部が挿着される第2貫通孔22aをもつ第2保
持部22と、第1保持部21と第2保持部22とをその
両側で連結する一対の側部23、23とをもち、全体が
弾性材料で形成されている。
【0003】また、上記排気管支持装置の動的ばね特性
を改良した排気管支持装置として図6に示すものが知ら
れている。この排気管支持装置は、車体側の支持部が挿
着される第1貫通孔31aをもつ第1保持部31と、第
1保持部31と間隔を隔てて設けられ排気管側の支持部
が挿着される第2貫通孔32aをもつ第2保持部32
と、第1保持部31と第2保持部32とをその両側で連
結する一対の側部33、33と、一対の側部33、33
の中央で両端が各側部33、33に一体的に連結され、
第1保持部31と第2保持部32の間に位置し、主とし
て引張り及び圧縮応力が作用する中央連結部34とをも
ち、全体が弾性材料で形成されている。
【0004】これら従来の排気管支持装置は、自動車エ
ンジンの作動によって排気管から伝達される振動や車体
側から伝達される振動を弾性変形することにより吸収
し、有害振動を抑制する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5に示す
排気管支持装置は、上下方向(第1保持部と第2保持部
とを結ぶ方向)に引張り及び圧縮応力が作用すると一対
の側部23、23に引張り及び圧縮応力が作用し、その
一部が曲げ応力として作用することにより、一対の側部
23、23が左右方向に振れる現象(サージング)が生
じる。特に、一対の側部23、23同士が逆位相で振れ
るサージングが生じると、上下方向の振動伝達力が高く
なり、一部の振動が他方に伝わりやすくなるため振動吸
収作用が悪化する。一般に、このタイプの排気管支持装
置は、図7に破線で示すような動的ばね特性を有し、周
波数が500Hzを越える領域で振動伝達力(絶対ばね
定数)が大きくなる。
【0006】これに対して、図6に示す排気管支持装置
は、第1保持部31と第2保持部32の間に位置して一
対の側部33、33の中央に両端が一体的に連結された
弾性材料よりなる中央連結部34を有するため、サージ
ングが生じる際に中央連結部34が引張り及び圧縮作用
をすることにより、一対の側部33、33に生じるサー
ジングによる振れが低減し、これにより動的ばね特性が
大幅に改善される。また、中央連結部34が設けられて
いることにより、一対の側部33、33の共振が高周波
数側にずれるため、車両で必要とする800Hz以下の
周波数領域において振動伝達力が低減し、良好な動的ば
ね特性が得られる。即ち、図6に示す排気管支持装置
は、図7に一点鎖線で示すような動的ばね特性を有す
る。
【0007】しかしながら、図6に示す排気管支持装置
では、弾性材料で形成されている中央連結部34がサー
ジングの際に上下方向に曲げ共振を生起することから、
動的ばね特性の一部に悪影響を及ぼすという問題が生じ
る。この曲げ共振は、中央連結部34の厚み寸法、長さ
寸法、幅寸法等の大きさや弾性材料の硬さ等により変動
するが、200〜300Hz付近の低周波数領域に現れ
る。
【0008】本発明は上記問題に鑑み案出されたもので
あり、一対の側部に発生するサージングを大幅に低減す
るとともに、中央連結部に発生する曲げ共振を抑制し
て、更に動的ばね特性の向上を図り得る排気管支持装置
を提供することを解決すべき課題とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する請求
項1の発明は、車体側の支持部が挿着される第1貫通孔
をもつ第1保持部と、該第1保持部と間隔を隔てて設け
られ排気管側の支持部が挿着される第2貫通孔をもつ第
2保持部と、前記第1保持部と前記第2保持部とをその
両側で連結する一対の側部と、前記第1保持部から前記
第2保持部に向かって前記第1及び第2貫通孔間の中心
を越えた位置まで突出する第1ストッパと、前記第2保
持部から前記第1保持部に向かって突出し前記第1スト
ッパ部と間隔を隔てて対向する第2ストッパと、前記第
1ストッパの突出先端両側部と各前記側部の中央部とを
斜め方向に連結する一対の中央連結部と、を備えて全体
が弾性材料で形成され、前記一対の中央連結部は、前記
第1及び第2保持部が前記車体側及び前記排気管側の各
支持部に装着されたときに一直線状となるように構成さ
れていることを特徴とするものである。
【0010】請求項2の発明は、車体側の支持部が挿着
される第1貫通孔をもつ第1保持部と、該第1保持部と
間隔を隔てて設けられ排気管側の支持部が挿着される第
2貫通孔をもつ第2保持部と、前記第1保持部と前記第
2保持部とをその両側で連結する一対の側部と、前記第
1保持部から前記第2保持部に向かって突出する第1ス
トッパと、該第1ストッパの突出先端両側部と各前記側
部とを斜め方向に連結する一対の第1中央連結部と、前
記第2保持部から前記第1保持部に向かって突出し前記
第1ストッパと近接して対向する第2ストッパと、該第
2ストッパの突出先端両側部と各前記側部とを斜め方向
に連結する一対の第2中央連結部と、を備えて全体が弾
性材料で形成され、前記各一対の第1及び第2中央連結
部は、前記第1及び第2保持部が前記車体側及び前記排
気管側の各支持部に装着されたときに平行となるように
構成されていることを特徴とするものである。
【0011】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記側部を介して隣接する前記第1中央連結部と前
記第2中央連結部との間に形成される間隙部の断面積
は、前記第1ストッパと前記第1中央連結部と前記側部
とにより区画される第1空間部、及び前記第2ストッパ
と前記第2中央連結部と前記側部とにより区画される第
2空間部の断面積よりも大きくなるように構成されてい
るものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づき説明する。 〔実施形態1〕図1は本実施形態に係る排気管支持装置
の正面図であり、図2は図1のII−II線矢視断面図であ
る。
【0013】本実施形態の排気管支持装置は、エチレン
・ブタジエンゴム(EPDM)を加硫成形して全体が一
体的に形成されており、外周形状が楕円形となる板状に
形成されている。この排気管支持装置の長径側の一端に
は、厚さ方向に貫通し車体側の支持部(図示せず)が挿
着される第1貫通孔1aをもつ第1保持部1が形成され
ている。この第1保持部1と間隔を隔てた長径側の他端
には、厚さ方向に貫通し排気管側の支持部(図示せず)
が挿着される第2貫通孔2aをもつ第2保持部2が形成
されている。第1保持部1及び第2保持部2の両側に
は、それぞれ両端が第1保持部1及び第2保持部2の側
部に連結されたアーチ状の一対の側部3、3が形成さ
れ、これにより排気管支持装置の楕円形状部分を構成し
ている。
【0014】そして、第1保持部1の内側部には、第2
保持部2に向かって第1貫通孔1aと第2貫通孔2a間
の中心を越えた位置まで突出する第1ストッパ4が形成
されている。また、第2保持部2の内側部には、第1保
持部1に向かって突出し第1ストッパ4と間隔を隔てて
対向する第2ストッパ5が形成されている。そして、第
1ストッパ4の先端両側部と各側部3、3の中央部との
間には、斜め方向に連結する一対の中央連結部6、6が
設けられている。この中央連結部6、6は、第1及び第
2保持部1、2が車体側及び排気管側の各支持部に装着
されて第1及び第2保持部1、2が遠ざかるように引張
られた状態に取付けられたときに一直線状となるように
構成されている。
【0015】ここでの各中央連結部6、6の両端の傾斜
距離Lは、排気管支持装置が取付けられたときに排気管
支持装置に掛かる荷重をW、排気管支持装置の静的ばね
定数をKsとすると、L≒W/Ksの関係式から求めら
れる。ここでの傾斜距離Lとは、図1に示すように、側
部3の半径方向における中心線と中央連結部6の中心線
との交点Aと、第1ストッパ4の中心線と中央連結部6
の中心線との交点Bとが第1ストッパ4の中心線上にお
いてずれた距離をいう。
【0016】以上のように構成された本実施形態の排気
管支持装置は、第1貫通孔1aに車体側の支持部が挿着
されるとともに、第2貫通孔2aに排気管側の支持部が
挿着されることにより取付けられ、排気管が車体に支持
される。これにより、第1及び第2保持部1、2が遠ざ
かるように引張られた状態となって、両中央連結部6、
6が略一直線状となる。
【0017】そして、自動車エンジンの作動等によって
発生する排気管から伝達される振動や車体側から伝達さ
れる振動は排気管支持装置が弾性変形することにより吸
収され、車室内の騒音振動が防止される。この場合、排
気管支持装置に上下方向に引張り及び圧縮応力が作用し
たとき、一対の側部3、3に引張り及び圧縮応力が作用
してその一部が中央部に曲げ応力として作用する。この
曲げ応力によって、特に一対の側部3、3同士が逆位相
で左右方向に振れるサージングが生じる場合には、一対
の側部3、3の中央部に連結されて略一直線状となって
いる一対の中央連結部6、6が引張り及び圧縮作用をす
る。これにより、一対の側部3、3に生じるサージング
による左右方向の振れは緩和されて小さくなり、動的ば
ね特性が良好となる。
【0018】そして、一対の中央連結部6、6の間に
は、第1保持部1から突出する第1ストッパ4が介在し
ているため、サージングの際に各中央連結部6、6に生
じる上下方向の曲げ共振が大幅に低減する。これによ
り、低周波数領域の動的ばね特性の改善も同時に達成さ
れる。また、排気管支持装置に上下方向に大きな振動が
入力すると、第1ストッパ4と第2ストッパ5が当接し
て一対の側部3、3の所定以上の過大変形が規制され
る。このとき、一対の中央連結部6、6は、第1ストッ
パ4と第2ストッパ5とが当接したときには斜め方向に
傾斜した状態となり、第2ストッパ5と直接接触するこ
とがないため、摩耗等による切断が回避される。
【0019】さらに、第1ストッパ4と一対の側部3、
3との間に斜め方向に連結されている一対の中央連結部
6、6は、排気管支持装置に掛かる荷重と、排気管支持
装置の静的ばね定数とにより傾斜距離が設定されている
ため、大きな引張り荷重が入力した際の耐久性が向上す
る。以上のように、本実施形態の排気管支持装置は、第
1ストッパ4の先端両側部と各側部3、3の中央部とを
斜め方向に連結し、第1及び第2保持部1、2が車体側
及び排気管側の各支持部に装着されたときに一直線状と
なるように構成された一対の中央連結部6、6を有する
ため、一対の側部3、3に発生するサージングの振れを
大幅に低減することができるとともに、一対の中央連結
部6、6の低周波数領域における曲げ共振の発生を抑制
することができる。これにより、更に動的ばね特性の向
上を図ることができる。
【0020】〔実施形態2〕図3は本実施形態に係る排
気管支持装置の正面図である。本実施形態の排気管支持
装置は、エチレン・ブタジエンゴム(EPDM)を加硫
成形して全体が一体的に形成されており、外周形状が楕
円形となる板状に形成されている。この排気管支持装置
の長径側の一端には、厚さ方向に貫通し車体側の支持部
(図示せず)が挿着される第1貫通孔11aをもつ第1
保持部11が形成されている。この第1保持部11と間
隔を隔てた長径側の他端には、厚さ方向に貫通し排気管
側の支持部(図示せず)が挿着される第2貫通孔12a
をもつ第2保持部12が形成されている。第1保持部1
1及び第2保持部12の両側には、それぞれ両端が第1
保持部11及び第2保持部12の側部に連結されたアー
チ状の一対の側部13、13が形成され、これにより排
気管支持装置の楕円形状部分を構成している。
【0021】そして、第1保持部11の内側部には、第
2保持部12に向かって中心近傍位置まで突出する第1
ストッパ14が形成されている。また、第2保持部12
の内側部には、第1保持部11に向かって中心近傍位置
まで突出し第1ストッパ14と間隔を隔てて対向する第
2ストッパ15が形成されている。そして、第1ストッ
パ14の先端両側部と各側部13、13との間には、斜
め方向に連結する一対の第1中央連結部16、16が設
けられている。また、第2ストッパ15の先端両側部と
各側部13、13との間には、斜め方向に連結する一対
の第2中央連結部17、17が設けられている。これら
第1中央連結部16、16及び第2中央連結部17、1
7は、第1及び第2保持部11、12が車体側及び排気
管側の各支持部に装着されて第1及び第2保持部11、
12が遠ざかるように引張られた状態に取付けられたと
きに平行となるように構成されている。
【0022】ここでの第1及び第2中央連結部16、1
7の両端の傾斜距離Lは、上記実施形態1の場合と同様
に、L≒W/Ksの関係式から求められる。なお、側部
13を介して隣接する第1中央連結部16と第2中央連
結部17との対向間に形成される間隙部18の断面積
は、第1ストッパ14と第1中央連結部11と側部13
とにより区画される第1空間部19a、及び第2ストッ
パ15と第2中央連結部17と側部13とにより区画さ
れる第2空間部19bの断面積よりも大きくなるように
構成されている。これにより、各側部13、13の空間
部18に相当する部分の充分な長さ寸法が確保され、各
側部13、13のその部分のボリュームが確保されるこ
とにより、より低い周波数の振動低減にも対応可能とさ
れている。
【0023】以上のように構成された本実施形態の排気
管支持装置は、上記実施形態1の場合と同様に、第1貫
通孔11aに車体側の支持部が挿着されるとともに、第
2貫通孔12aに排気管側の支持部が挿着されることに
より取付けられ、排気管が車体に支持される。これによ
り、第1及び第2保持部11、12が遠ざかるように引
張られた状態となり、第1及び第2中央連結部16、1
7が略平行な状態となる。
【0024】そして、排気管支持装置に上下方向に引張
り及び圧縮応力が作用して一対の側部13、13にサー
ジングが生じる場合には、一対の側部13、13に連結
されて略平行に配置されている第1及び第2中央連結部
16、17が引張り及び圧縮作用をする。これにより、
一対の側部13、13に生じるサージングによる左右方
向の振れは緩和されて小さくなり、動的ばね特性が良好
となる。
【0025】また、一対の第1中央連結部16、16の
間には、第1保持部11から突出する第1ストッパ14
が介在し、一対の第2中央連結部17、17の間には、
第2保持部12から突出する第1ストッパ15が介在し
ているため、サージングの際に第1及び第2中央連結部
16、17に生じる上下方向の曲げ共振が大幅に低減す
る。これにより、低周波数領域の動的ばね特性の改善も
同時に達成される。
【0026】そして、排気管支持装置に上下方向に大き
な振動が入力すると、第1ストッパ14と第2ストッパ
15が当接して一対の側部13、13の所定以上の過大
変形が規制される。このとき、第1及び第2中央連結部
16、17は、第1ストッパ14と第2ストッパ15と
が当接したときには斜め方向に傾斜した状態となり、第
1ストッパ14及び第2ストッパ5と直接接触すること
がないため、摩耗等による切断が回避される。
【0027】さらに、第1中央連結部16、16が第1
ストッパ14と各側部13、13との間に斜め方向に連
結され、第2中央連結部17、17が第2ストッパ15
と各側部13、13との間に斜め方向に連結されてお
り、排気管支持装置に掛かる荷重と、排気管支持装置の
静的ばね定数とにより傾斜距離が設定されているため、
大きな引張り荷重が入力した際の耐久性が向上する。
【0028】以上のように、本実施形態の排気管支持装
置は、第1及び第2保持部11、12が車体側及び排気
管側の各支持部に装着されたときに平行となるように構
成された一対の第1中央連結部16、16及び一対の第
2中央連結部17、17を備えているため、サージング
の発生を大幅に低減することができるとともに、第1及
び第2中央連結部16、17の低周波数領域における曲
げ共振の発生を抑制することができる。これにより、良
好な動的ばね特性を有する排気管支持装置が得られる。
【0029】また、本実施形態の排気管支持装置は、第
1中央連結部16と第2中央連結部17との間に形成さ
れる間隙部18の断面積が、第1空間部19a及び第2
空間部19bの断面積よりも大きくなるように構成され
ているため、各側部13、13の空間部18に相当する
部分の長さ寸法を充分に長く確保することにより、各側
部13、13のその部分のボリュームを確保し、より低
い周波数の振動低減にも対応することができる。
【0030】なお、本実施形態における第1及び第2中
央連結部16、17は、取付け前の状態において斜め方
向に略直線状に延びる形状に形成されているが、例えば
図4に示す排気管支持装置のように、第1及び第2中央
連結部16a、17aをそれらの途中で屈曲あるいは湾
曲する形状に形成することができる。これにより、第1
及び第2中央連結部16a、17aが略平行となるよう
にこの排気管支持装置が取付けられときに、第1及び第
2中央連結部16a、17aの部分の充分なボリューム
を確保することができ、かつ動的ばね特性の調整幅を拡
大することができる。
【0031】また、上記実施形態では、排気管支持装置
を構成する弾性材料としてエチレン・ブタジエンゴムが
用いられているが、その他種々の合成ゴムや天然ゴム、
あるいはそれらを混合したブレンドゴム等を用いること
ができる。
【0032】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、第1ストッパ
の先端両側部と各側部の中央部とを斜め方向に連結し、
第1及び第2保持部が車体側及び排気管側の各支持部に
装着されたときに一直線状となるように構成された一対
の中央連結部を有するため、一対の側部に発生するサー
ジングを大幅に低減することができるとともに、一対の
中央連結部に生じる曲げ共振も低減することができ、こ
れにより更に動的ばね特性の向上を図ることができる。
【0033】そして、請求項2の発明によれば、第1及
び第2保持部が車体側及び排気管側の各支持部に装着さ
れたときに平行となるように構成された一対の第1中央
連結部及び一対の第2中央連結部を備えているため、一
対の側部に発生するサージングを大幅に低減することが
できるとともに、第1及び第2中央連結部に生じる曲げ
共振も低減することができ、これにより更に動的ばね特
性の向上を図ることができる。
【0034】そして、請求項3の発明のように、第1中
央連結部と第2中央連結部との間に形成される間隙部の
断面積が、第1ストッパと第1中央連結部と側部とによ
り区画される第1空間部、及び第2ストッパと第2中央
連結部と側部とにより区画される第2空間部の断面積よ
りも大きくなるように構成されていれば、各側部の空間
部に相当する部分の長さ寸法を充分に確保することによ
り、各側部のその部分のボリュームを確保し、より低い
周波数の振動低減にも対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1に係る排気管支持装置の正
面図である。
【図2】図1のII−II線矢視断面図である。
【図3】本発明の実施形態2に係る排気管支持装置の正
面図である。
【図4】本発明の実施形態2における他の実施形態に係
る排気管支持装置の正面図である。
【図5】従来の排気管支持装置の正面図である。
【図6】他の従来の排気管支持装置の正面図である。
【図7】従来及び実施形態1の排気管支持装置の動的ば
ね特性を示すグラフである。
【符号の説明】
1、11…第1保持部 1a、11a…第1貫通孔 2、12…第2保持部 2a、12a…第2貫通孔 3、13…側部 4、14…第1ストッパ 5、1
5…第2ストッパ 6…中央連結部 16、16a…第1中央連結部 17、17a…第2中央連結部 18…間隙部 19a…第1空間部 19b…第2
空間部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体側の支持部が挿着される第1貫通孔
    をもつ第1保持部と、 該第1保持部と間隔を隔てて設けられ排気管側の支持部
    が挿着される第2貫通孔をもつ第2保持部と、 前記第1保持部と前記第2保持部とをその両側で連結す
    る一対の側部と、 前記第1保持部から前記第2保持部に向かって前記第1
    及び第2貫通孔間の中心を越えた位置まで突出する第1
    ストッパと、 前記第2保持部から前記第1保持部に向かって突出し前
    記第1ストッパ部と間隔を隔てて対向する第2ストッパ
    と、 前記第1ストッパの突出先端両側部と各前記側部の中央
    部とを斜め方向に連結する一対の中央連結部と、を備え
    て全体が弾性材料で形成され、 前記一対の中央連結部は、前記第1及び第2保持部が前
    記車体側及び前記排気管側の各支持部に装着されたとき
    に一直線状となるように構成されていることを特徴とす
    る排気管支持装置。
  2. 【請求項2】 車体側の支持部が挿着される第1貫通孔
    をもつ第1保持部と、 該第1保持部と間隔を隔てて設けられ排気管側の支持部
    が挿着される第2貫通孔をもつ第2保持部と、 前記第1保持部と前記第2保持部とをその両側で連結す
    る一対の側部と、 前記第1保持部から前記第2保持部に向かって突出する
    第1ストッパと、 該第1ストッパの突出先端両側部と各前記側部とを斜め
    方向に連結する一対の第1中央連結部と、 前記第2保持部から前記第1保持部に向かって突出し前
    記第1ストッパと近接して対向する第2ストッパと、 該第2ストッパの突出先端両側部と各前記側部とを斜め
    方向に連結する一対の第2中央連結部と、を備えて全体
    が弾性材料で形成され、 前記各一対の第1及び第2中央連結部は、前記第1及び
    第2保持部が前記車体側及び前記排気管側の各支持部に
    装着されたときに平行となるように構成されていること
    を特徴とする排気管支持装置。
  3. 【請求項3】 前記側部を介して隣接する前記第1中央
    連結部と前記第2中央連結部との間に形成される間隙部
    の断面積は、前記第1ストッパと前記第1中央連結部と
    前記側部とにより区画される第1空間部、及び前記第2
    ストッパと前記第2中央連結部と前記側部とにより区画
    される第2空間部の断面積よりも大きくなるように構成
    されている請求項2記載の排気管支持装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP2666988A1 (en) * 2012-05-21 2013-11-27 Nissan Motor Manufacturing (UK) Ltd. Exhaust hanger
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