JPH0918860A - 映像データ送受信方式 - Google Patents

映像データ送受信方式

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Publication number
JPH0918860A
JPH0918860A JP16667895A JP16667895A JPH0918860A JP H0918860 A JPH0918860 A JP H0918860A JP 16667895 A JP16667895 A JP 16667895A JP 16667895 A JP16667895 A JP 16667895A JP H0918860 A JPH0918860 A JP H0918860A
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Application number
JP16667895A
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English (en)
Inventor
Haruyuki Yamaguchi
晴之 山口
Masao Tomita
政夫 富田
Chikako Kodama
智佳子 児玉
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0918860A publication Critical patent/JPH0918860A/ja
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  • Closed-Circuit Television Systems (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、映像データを送受信を行なうため
の映像データ送受信方式に関し、特に施設における複数
の箇所の画像データを1か所において連続してモニタす
ることにより、施設を24時間監視するようなシステム
等において用いて好適な、映像データ送受信方式に関
し、ある回線に障害がおこっても、映像が途切れること
なく見ることができ、かつ、映像データとともに他のデ
ータについても送受信できるようにすることを目的とす
る。 【構成】 1画像単位の映像データを連続して送信しう
る送信装置11と、送信装置11との間で複数の回線1
5を介し接続されて送信装置11からの映像データを受
信しうる受信装置12とをそなえ、送信装置11から連
続する映像データを複数の回線15に振り分けて送信
し、受信装置12では、複数の回線15に振り分けて送
信されてきた映像データを連続した映像データとして統
合して受信することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 産業上の利用分野 従来の技術 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1〜図5) 作用(図1〜図5) 実施例 ・第1実施例の説明(図6〜図11) ・第2実施例の説明(図12〜図18) ・その他(図19) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、映像データを送受信を
行なうための映像データ送受信方式に関し、特に施設に
おける複数の箇所の画像データを1か所において連続し
てモニタすることにより、施設を24時間監視するよう
なシステム等において用いて好適な、映像データ送受信
方式に関する。
【0003】
【従来の技術】一般的に、施設の状態を監視する際に
は、施設の各箇所に例えばカメラ等を設け、これらのカ
メラにより得られた映像データをそれぞれの各箇所の状
態として送信し、受信側においては各箇所の状態として
の映像データをモニタすることが行なわれている。
【0004】上述のような映像データとして動画像の送
受信を行なうに際しては、映像データをそのまま伝送す
るとデータ量が多くなり、高速な通信速度の伝送路が必
要となるので、各箇所で得られた映像データ毎に、各種
圧縮コーデックにより符号化して、一本の回線でデータ
を伝送することとによりデータ量を少なくした映像デー
タの送受信手法が採用されている。
【0005】ところが、このような映像データの送受信
手法においては、例えば施設を24時間監視するシステ
ム等のような場合は、映像データのリアルタイム性、即
ち、常に現在の映像データを受信することが要求される
ため、回線障害が発生している場合等のように、映像デ
ータの送受信を行なうことができない間は映像を見るこ
とができず、不具合を生じていた。
【0006】これに対して、回線を多重化することによ
り、使用中の回線等に障害が生じた場合においても、待
機系の回線を使用することにより、通信を途絶えさせる
ことなく連続的に映像データを送信することも行なわれ
ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような、映像データの送受信を行なうための方式にお
いては、回線を多重化させて映像データの送受信を行な
うので、各箇所において得られた映像データ毎に専用に
使用する回線のほかに、待機系としての通常は使用しな
い回線をも設けることが必要になり、有効に回線を使用
することができないという課題がある。
【0008】さらに、映像データの送受信を行なうため
の回線を、他の端末装置に接続することにより、例えば
ファクシミリデータや音声データ等の他のデータについ
ても送受信できるようにすることも要求されている。本
発明は、このような課題に鑑み創案されたもので、複数
の回線を用いた通信形態において、送信装置から受信局
へ1画像単位の映像データを連続して送信する際に、こ
の連続した映像データを複数の回線に振り分けて送信す
る一方、受信装置では、複数の回線に振り分けて送信さ
れてきた映像データを連続した映像データとして統合し
て受信することにより、ある回線に障害がおこっても、
映像が途切れることなく見ることができ、かつ、映像デ
ータとともに他のデータについても送受信できるように
した、映像データ送受信方式を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】図1は第1の発
明の原理ブロック図であり、この図1において、11は
送信装置であり、この送信装置11は、カメラ13によ
り得られた映像データ(1,2,3,…)を1画像単位
に連続して送信しうるものであり、カメラ13からの連
続する映像データ(1,2,3,…)を分割するデータ
分割部11Aをそなえている。
【0010】また、12は受信装置であり、この受信装
置12は、送信装置11との間で複数の回線15を介し
接続されて送信装置11からの映像データを受信しうる
ものであり、複数の回線に振り分けて送信されてきた映
像データを連続した映像データ(1,2,3,…)とし
て統合するデータ統合部12Aをそなえている。これに
より、カメラ13において連続する映像データ(1,
2,3,…)を送信装置11から送信する際において
は、データ分割部11Aにおいて連続する映像データを
分割することにより、連続する映像データ(1,2,
3,…)を複数の回線15に振り分けて送信する。
【0011】また、受信装置12では、データ統合部1
2Aにおいて複数の回線15に振り分けて送信されてき
た映像データを連続した映像データ(1,2,3,…)
として統合して受信する。なお、14はモニタであり、
このモニタ14は、受信装置12において受信された連
続した映像データ(1,2,3,…)を入力され、この
映像データ(1,2,3,…)をモニタするものであ
る。
【0012】図2は第2の発明の原理ブロック図であ
り、この図2において、11は送信装置であり、この送
信装置11は、カメラ13により得られた映像データ
(1,2,3,…)を1画像単位に連続して送信しうる
ものであり、カメラ13からの連続する映像データ
(1,2,3,…)を分割するデータ分割部11Aをそ
なえている。
【0013】また、12は受信装置であり、この受信装
置12は、送信装置11との間で複数の回線15を介し
接続されて送信装置11からの映像データを受信しうる
ものであり、複数の回線に振り分けて送信されてきた映
像データを連続した映像データ(1,2,3,…)とし
て統合するデータ統合部12Aをそなえている。これに
より、カメラ13において連続する映像データ(1,
2,3,…)を送信装置11から送信する際において
は、データ分割部11Aにおいて連続する映像データを
分割することにより、連続する映像データ(1,2,
3,…)を複数の回線15に振り分けて送信する。
【0014】さらに、受信装置12では、所定時間経過
しても、上記複数の回線15のうちの一部の回線15a
を通じて、送信装置11からの映像データ(2)が送信
されてこない場合は、データ統合部12Aにおいて上記
複数の回線15のうちの残りの回線15bに分散して送
信されてきた映像データ(1,3,…)を統合して受信
する。
【0015】なお、14はモニタであり、このモニタ1
4は、受信装置12において受信された映像データを入
力され、この映像データをモニタするものである。ま
た、図3は第3の発明の原理ブロック図であり、この図
3において、11は送信装置であり、この送信装置11
は、1画像単位の映像データ(1,2,3,…)を連続
して送信しうるとともに映像データとは異なる他のデー
タをも送信しうるものであり、データ分割部11A及び
回線接続部11Bをそなえている。
【0016】ここで、データ分割部11Aは、カメラ1
3からの連続する映像データ(1,2,3,…)を1画
像単位に分割するものであり、回線接続部11Bは複数
の回線15を接続されて、データ分割部11Aからの映
像データを複数の回線15に振り分けて送信するととも
に、映像データとは異なる他のデータを送信するための
端末17Aを収容するようになっている。
【0017】また、受信装置12は、送信装置11との
間で複数の回線15を介し接続されて送信装置12から
の上記の映像データ及び他のデータを受信しうるもので
あり、データ統合部12A及び回線接続部12Bをそな
えている。ここで、回線接続部12Bは、複数の回線1
5を接続されるとともに、映像データとは異なる他のデ
ータを受信するための端末17Bを収容するものであ
り、データ統合部12Aは、回線接続部12Bからの映
像データを統合するものである。
【0018】また、データ分割部11Aにより、送信装
置11から連続する映像データ(1,2,3,…)を複
数の回線15に振り分けて送信している間に、送信装置
11から他のデータを送信する必要が生じた場合は、送
信装置11は、複数の回線15のうちの一部の回線15
aを通じて他のデータを送信する。一方、受信装置12
では、上記複数の回線15のうちの一部の回線15aを
通じて他のデータを受信するとともに、上記複数の回線
15のうちの残りの回線15bに分散して送信されてき
た映像データ(1,3,…)を受信し、更に受信装置1
2では、所定時間後に、上記複数の回線15のうちの一
部の回線15bを通じて、送信装置11からの映像デー
タ(2)が送信されてこないことを検知して、その後
に、データ統合部12Aにおいて、上記複数の回線15
のうちの残りの回線15bに分散して送信されてきた映
像データ(1,3,…)を統合して受信する。
【0019】これにより、送信装置11から連続する映
像データ(1,2,3…)を複数の回線15に振り分け
て送信している間に、端末17A及び端末17B間にお
いて他のデータを送受信する必要が生じた場合において
も、複数の回線15,送信装置11及び受信装置12を
介することにより、カメラ13からの映像データをモニ
タ14にて受信できるほか、端末17Aからの他のデー
タについても端末17Bにおいて受信することができ
る。
【0020】なお、14はモニタであり、このモニタ1
4は、受信装置12において受信された映像データを入
力され、この映像データをモニタするものである。ま
た、図4(a),図4(b)はともに第4の発明の原理
ブロック図であり、この図4(a),図4(b)におい
て、11は送信装置であり、この送信装置11は、カメ
ラ13により得られた映像データ(1,2,3,…)を
1画像単位に連続して送信しうるものであり、カメラ1
3からの連続する映像データ(1,2,3,…)を分割
するデータ分割部11Aをそなえている。
【0021】また、12は受信装置であり、この受信装
置12は、送信装置11との間で複数の回線15を介し
接続されて送信装置11からの映像データを受信しうる
ものであり、複数の回線に振り分けて送信されてきた映
像データを統合するデータ統合部12Aをそなえてい
る。ここで、上記の複数の回線15全てが正常である場
合は、図4(a)に示すように、送信装置11から連続
する映像データ(1,2,3,…)をデータ分割部11
Aにおいて複数の回線15に振り分けて送信し、受信装
置12では、データ統合部12Aにおいて複数の回線1
5に振り分けて送信されてきた映像データを連続した映
像データ(1,2,3,…)として統合して受信する。
【0022】また、上記の複数の回線15の一部に障害
がある場合は、図4(b)に示すように、送信装置11
は、障害のある回線15aを除く回線15bに、映像デ
ータを振り分けて送信し、受信装置12では、上記の障
害のある回線15aを除く回線に分散して送信されてき
た映像データを統合して、映像データ(連続しない映像
データ1,3,…又は連続した映像データ1,2,…)
として受信する。
【0023】なお、14はモニタであり、このモニタ1
4は、受信装置12において受信された映像データを入
力され、この映像データをモニタするものである。さら
に、図5(a),図5(b)は第5の発明の原理ブロッ
ク図であり、この図5(a),図5(b)において、1
1は送信装置であり、この送信装置11は、1画像単位
の映像データ(1,2,3,…)を連続して送信しうる
とともに映像データとは異なる他のデータをも送信しう
るものであり、データ分割部11A及び回線接続部11
Bをそなえている。
【0024】ここで、データ分割部11Aは、カメラ1
3からの連続する映像データ(1,2,3,…)を1画
像単位に分割するものであり、回線接続部11Bは複数
の回線15を接続されて、データ分割部11Aからの映
像データを複数の回線15に振り分けて送信するととも
に、映像データとは異なる他のデータを送信するための
端末17Aを収容するようになっている。
【0025】また、受信装置12は、送信装置11との
間で複数の回線15を介し接続されて送信装置12から
の上記の映像データ及び他のデータを受信しうるもので
あり、データ統合部12A及び回線接続部12Bをそな
えている。ここで、回線接続部12Bは、複数の回線1
5を接続されるとともに、映像データとは異なる他のデ
ータを受信するための端末17Bを収容するものであ
り、データ統合部12Aは、回線接続部12Bからの映
像データを統合するものである。
【0026】ここで、送信装置11から他のデータを送
信する必要がない場合は、送信装置11から連続する映
像データ(1,2,3,…)を複数の回線15に振り分
けて送信し、受信装置12では、データ統合部12Aに
おいて複数の回線15に振り分けて送信されてきた映像
データを連続した映像データとして統合し、映像データ
(1,2,3,…)として受信する。
【0027】さらに、送信装置11から他のデータを送
信する必要が生じた場合は、図5(b)に示すように、
送信装置11は、複数の回線15のうちの一部の回線1
5aを通じて他のデータを送信するとともに、上記複数
の回線15のうちの残りの回線15bに映像データ(連
続していない映像データ1,3,…又は連続する映像デ
ータ1,2,…)を振り分けて送信し、受信装置12で
は、上記複数の回線15のうちの一部の回線15aを通
じて他のデータを受信するとともに、データ統合部12
Aにおいて上記複数の回線15のうちの残りの回線15
bに分散して送信されてきた映像データを統合して、映
像データ(連続していない映像データ1,3,…又は連
続する映像データ1,2,…)として受信する。
【0028】なお、14はモニタであり、このモニタ1
4は、受信装置12において受信された映像データを入
力され、この映像データをモニタするものである。
【0029】
【実施例】
(a)第1実施例の説明 図6は本発明の第1実施例にかかる映像データ送受信方
式を適用した通信モデルを示す図であり、この図6にお
いて、20,40及び60はともに送信局(送信装置)
であり、これらの送信局20,40,60は、ともに1
画像単位の映像データを連続して送信しうるとともに映
像データとは異なる他のデータをも送信しうるものであ
り、それぞれ、複数(例えば3本)の(ディジタル)回
線23−1〜23−3,43−1〜43−3,63−1
〜63−3を介して受信局80に接続されている。
【0030】即ち、送信局20は、映像データを生成す
るカメラ20aと、映像データ以外の他のデータを生成
する端末としてのファクシミリ端末(FAX)20b及
び電話端末(TEL)20cとを収容し、送信局20に
おいては、これらのカメラ20a,FAX20b及びT
EL20cからのデータについて3本のディジタル回線
23−1〜23−3を介して受信局80に送信できるよ
うになっており、映像符号化装置21及び回線接続装置
22をそなえている。
【0031】同様に、送信局40は、上述の場合と同様
のカメラ40aと、ファクシミリ端末(FAX)40b
及び電話端末(TEL)40cとを収容し、送信局40
においては、これらのカメラ40a,FAX40b及び
TEL40cからのデータについて3本のディジタル回
線43−1〜43−3を介して受信局80に送信できる
ようになっており、映像符号化装置41及び回線接続装
置42をそなえている。
【0032】また、送信局60についても、上述の場合
と同様のカメラ60aと、ファクシミリ端末(FAX)
60b及び電話端末(TEL)60cとを収容し、送信
局60においては、これらのカメラ60a,FAX60
b及びTEL60cからのデータについて複数のディジ
タル回線63−1〜63−3を介して受信局80に送信
できるようになっており、映像符号化装置61及び回線
接続装置62をそなえている。
【0033】受信局(受信装置)80は、送信局20,
40,60との間を、それぞれ、3本のディジタル回線
23−1〜23−3,43−1〜43−3,63−1〜
63−3を介し接続され、送信局20,40,60から
の上記の映像データ及び他のデータを受信しうるもので
あり、この受信局80にて受信された映像データをモニ
タするモニタ80aと、映像データ以外の他のデータを
受信する端末としてのファクシミリ(FAX)端末80
b及び電話端末(TEL)80cを収容している。
【0034】また、図7は本発明の第1実施例にかかる
送信局20と受信局80との間の映像データの送受信処
理を説明するためのブロック図、図8は送信局20の詳
細な構成を示すブロック図、図9は受信局80の詳細な
構成を示すブロック図であるが、前述の送信局40又は
送信局60においても、上述の図7,図8に示す送信局
20と同様の構成を有している。
【0035】ここで、この図7,図8に示すように、送
信局20は映像符号化装置21及び回線接続装置22を
そなえている。映像符号化装置21は、カメラ20aか
らの連続する映像データ(動画像データ)としてのフレ
ーム(1,2,3,4,5,6)を入力され、このフレ
ームについて符号化処理を行なうとともにディジタル回
線23−1〜23−3にフレーム(1〜6)を分配して
送信するための分割処理等を行なうものであり、A/D
変換部24,符号化部25,データ分割部26,制御部
27及び送信部28をそなえている。
【0036】ここで、A/D変換部24は、カメラ20
aからの連続した映像データとしてのフレーム(1〜
6)を入力され、この映像データについてA/D変換処
理を施すものであり、符号化部25は、A/D変換処理
の施された映像データについて符号化処理を施すもので
ある。さらに、データ分割部26は、図8に示すよう
に、符号化部25からの映像データについて、例えばフ
レーム単位で分割する分割器26aをそなえている。
【0037】また、制御部27は、データ分割部26に
て分割された映像データについて、ディジタル回線23
−1〜23−3を介して受信局80に対して送信する際
の、使用するディジタル回線23−1〜23−3を分配
するものであり、順番情報付加器27aをそなえてい
る。即ち、この順番情報付加器27aでは、分割器26
aから入力される各々のフレームについて順番を付加す
ることにより、当該フレームを、それぞれのディジタル
回線23−1〜23−3に接続される送信部28のイン
タフェース器28−1〜28−3に分配して出力するよ
うになっている。
【0038】具体的には、フレーム(1,4)は、イン
タフェース器28−1に分配されて、ディジタル回線2
3−1を介して送信され、フレーム(2,5)はインタ
フェース器28−2に分配されて、ディジタル回線23
−2を介して送信され、フレーム(3,6)はインタフ
ェース28−3に分配されて、ディジタル回線23−3
を介して送信されるようになっているのである。
【0039】送信部28は、制御部27により分配され
た映像データを回線接続装置22に出力するものであ
り、上述したように、ディジタル回線23−1に接続さ
れるインタフェース器28−1,ディジタル回線23−
2に接続されるインタフェース器28−2及びディジタ
ル回線23−3に接続されるインタフェース器28−3
をそなえている。
【0040】ところで、回線接続装置22は、ファクシ
ミリ端末20b及び電話端末20cを収容するととも
に、受信局80との間をディジタル回線23−1〜23
−3で接続するものであり、送信部28から受信局80
に対して送信されるべき映像データを入力されて、カメ
ラ20aからの映像データとともにファクシミリ端末2
0b又は電話端末20cからの信号をディジタル回線2
3−1〜23−3を介して受信局80に送信するもので
あり、制御部29及び回線接続部30をそなえている。
【0041】ここで、制御部29は、送信部28からの
映像データとともにファクシミリ端末20b又は電話端
末20cのいずれかからの送信信号を、ディジタル回線
23−1〜23−3を介して送信するものであり、図8
に示すように、検出器29a及び切替器29bをそなえ
ている。ここで、検出器29aは、ファクシミリ端末2
0b又は電話端末20cからの回線接続要求があったか
否か(ファクシミリ端末20b又は電話端末20cのい
ずれかからデータ(送信信号)が発生したか否か)を検
出するものである。
【0042】また、切替器29bは、検出器29aから
の検出信号及びファクシミリ端末20b又は電話端末2
0cのいずれかからの送信信号を入力され、ファクシミ
リ端末20b又は電話端末20cからの送信信号が入力
された場合は、この送信信号を優先度の高いデータとし
て、ディジタル回線23−1〜23−3の一部の回線
(例えばディジタル回線23−3)の回線を切り換えて
使用することにより、受信局80に送信するものであ
る。
【0043】具体的には、切替器29bは、検出器29
aからの検出信号に基づいて、ファクシミリ端末20b
又は電話端末20cのいずれかからもデータが発生しな
い場合は、インタフェース器28−1〜28−3からの
映像データを回線接続部30に出力することにより、そ
れぞれ、ディジタル回線23−1〜23−3を介して受
信局80に送信するようになっている。
【0044】一方、切替器29bは、検出器29aから
の検出信号に基づいて、ファクシミリ端末20b又は電
話端末20cのいずれかからデータが発生した場合は、
映像データを送信しているディジタル回線23−1〜2
3−3のうちの一部の回線(例えばディジタル回線23
−3)を使用して、当該データの発生した端末20b,
20cからのデータを回線接続部30に出力するように
なっているのである。
【0045】回線接続部30は、制御部29から入力さ
れた送信用データを、ディジタル回線23−1〜23−
3を介して受信局80の回線接続装置82に送信するも
のである。例えば、図7に示すように、ファクシミリ端
末20b又は電話端末20cのいずれかからもデータが
発生しない場合においては、ディジタル回線23−1か
らはフレーム(1,4)が送信され、ディジタル回線2
3−2からはフレーム(2,5)が送信され、ディジタ
ル回線23−3からはフレーム(3,6)が送信される
ようになっている。
【0046】また、ファクシミリ端末20b又は電話端
末20cのいずれか(例えばファクシミリ端末20b)
からデータが発生した場合は、例えば図10に示すよう
に、ディジタル回線23−1からはフレーム(1,4)
が送信され、ディジタル回線23−2からはフレーム
(2,5)が送信される一方、ディジタル回線23−3
からはファクシミリ端末20bからの信号が送信される
ようになっている。
【0047】ところで、図7,図9に示すように、受信
局80は映像復号化装置81及び回線接続装置82をそ
なえている。回線接続装置82は、複数のディジタル回
線23−1〜23−3を接続されるとともに、映像デー
タとは異なる他のデータとしてのファクシミリ信号又は
電話信号を受信するためのファクシミリ(FAX)端末
80b及び電話端末80cを収容するものであり、制御
部90及び回線接続部91をそなえている。
【0048】ここで、回線接続部91は、送信局20と
の間をディジタル回線23−1〜23−3により接続す
るものであり、送信局20の回線接続装置22からの送
信用データを受けるほか、図9に示すように、ディジタ
ル回線23−1〜23−3を介して入力される信号の異
常を検出するアラーム検出部91aをそなえている。さ
らに、制御部90は回線接続部91においてディジタル
回線23−1〜23−3毎に受信されたデータの種類に
応じて切替を行なうものであり、切替器90a及び装置
間制御信号発生器90bをそなえている。
【0049】ここで、切替器90aは、受信データが映
像データである場合は、後述の映像復号化装置81に出
力され、ファクシミリ信号である場合はファクシミリ端
末80bに対して出力され、電話信号である場合は電話
端末80cに対して出力されるように回線の切替制御を
行なうものである。なお、装置間制御信号発生器90b
は、回線接続部91のアラーム検出部91aからの検出
情報に基づいて、例えば送信局20に対して制御信号を
発生するためのものである。
【0050】また、受信局80の映像復号化装置81
は、回線接続部91からの受信データとしての、1フレ
ーム毎に分割された映像データを入力され、この分割さ
れた映像データについて、カメラ20aからの連続する
映像データ(動画像データ)としてのフレーム(1〜
6)への統合等を行なうものであり、D/A変換部8
3,復号化部84,データ統合部85,データ補償部8
6,遅延検出部87,制御部88及び受信部89をそな
えている。
【0051】ここで、受信部89は、送信局20の回線
接続装置22からの送信用データをディジタル回線23
−1〜23−3毎に受信するためのインタフェース器8
9−1〜89−3をそなえている。また、制御部88
は、受信部89のインタフェース器89−1〜89−3
からの受信データを入力され、各ディジタル回線23−
1〜23−3毎に動画像データを検出するものである。
即ち、データ検出部88−1はディジタル回線23−1
からの動画像データを検出するものであり、データ検出
部88−2はディジタル回線23−2からの動画像デー
タを検出するものであり、データ検出部88−3はディ
ジタル回線23−3からの動画像データを検出するもの
である。
【0052】例えば、図7に示すように、送信局20の
ファクシミリ端末20b又は電話端末20cのいずれか
からもデータが検出されていない場合においては、デー
タ検出部88−1からは動画像データとしてのフレーム
(1,4)を検出し、同様に、データ検出部88−2か
らはフレーム(2,5)を検出し、データ検出部88−
3からはフレーム(3,6)を検出するようになってい
る。
【0053】また、例えば図10に示すように、ファク
シミリ端末20b又は電話端末20cのいずれか(例え
ばファクシミリ端末20b)からデータが発生した場合
は、データ検出部88−1からは動画像データとしての
フレーム(1,4)を検出し、データ検出部88−2か
らは動画像データとしてのフレーム(2,5)を検出す
る一方、データ検出部88−3からは動画像データとし
てのフレームは検出しない。
【0054】さらに、例えば図11に示すように、ディ
ジタル回線23−1〜23−3のうちの一部(例えばデ
ィジタル回線23−2)において障害が発生し、ディジ
タル回線23−2からのフレームについては受信できな
い場合は、データ検出部88−1からは動画像データと
してのフレーム(1,4)を検出し、データ検出部88
−3からは動画像データとしてのフレーム(3,6)を
検出する一方、データ検出部88−2では動画像データ
としてのフレームは検出しない。
【0055】ところで、遅延検出部87は、タイマ等に
より構成され、データ検出部88−1〜88−3からの
各ディジタル回線23−1〜23−3毎の動画像データ
の検出情報を入力され、これらの検出情報に基づいて、
受信部89にて受信されない映像データの遅延時間を測
定するものであり、所定時間を超えても受信部89にて
映像データが検出されない場合は、その旨をデータ補償
部86に対して通知するようになっている。
【0056】データ補償部86は、遅延検出部87から
の遅延時間の測定結果に基づいて、所定時間を超えても
受信部89にて映像データが検出されない場合は、後述
の統合部85aに対してデータ補償制御信号を出力する
ことにより、受信部89−1〜89−3で受信できない
動画像データを、受信部89−1〜89−3にて受信す
ることができたデータを用いて補償するものである。
【0057】データ統合部85は、制御部88からのデ
ィジタル回線23−1〜23−3毎に検出された動画像
データを入力され、この分割された動画像データを統合
するものであり、バッファ85−1〜85−3,統合器
85a及びメモリ85bをそなえている。ここで、バッ
ファ85−1〜85−3は、それぞれ、制御部88のデ
ータ検出部88−1〜88−3からの動画像データを一
旦格納するものであり、統合部85aは、バッファ85
−1〜85−3にて格納されているデータを順次出力す
ることにより、分割された動画像データを連続した動画
像データとして統合するものである。
【0058】なお、メモリ85bは、データ検出部88
−1〜88−3からの受信済の動画像データを記憶して
おくものである。これにより、データ補償制御信号を入
力された統合部85aでは、受信部89−1〜89−3
で受信できない動画像データ(即ち、データ検出部88
−1〜88−3にて検出されなかった動画像データ)を
出力するタイミングにおいて、受信部89−1〜89−
3にて受信されたデータを出力することにより、データ
補償を行なうことができるのである。
【0059】さらに、復号化部84は、データ統合部8
5にて統合された動画像データに対して復号化処理を施
すものであり、D/A変換部83は、復号化部84から
のディジタル信号をアナログ信号に変換してモニタ80
aに出力するものである。これにより、モニタ80aに
おいては、復号化部84からの受信アナログ信号に基づ
いて、動画像データとしてモニタすることができるよう
になっている。
【0060】即ち、受信局80では、遅延検出部87に
おいて、所定時間経過してもディジイタル回線23−1
〜23−3のうちの一部の回線を通じて送信局20から
の映像が送信されてこないことを検出されると、データ
統合部85により、残りのディジタル回線23−1〜2
3−3に分散して送信されてきた映像データを統合して
受信することができるのである。
【0061】例えば、図7に示すように、送信局20の
ファクシミリ端末20b又は電話端末20cのいずれか
からもデータが検出されておらず、ディジタル回線23
−1〜23−3のいずれについても障害が発生していな
い場合は、モニタ80aでは、連続する動画像データと
しての統合されたフレーム(1,2,3,4,5,6)
が入力されてモニタされるようになっている。
【0062】また、例えば図10に示すように、ファク
シミリ端末20b又は電話端末20cのいずれか(例え
ばファクシミリ端末20b)からデータが発生している
場合は、モニタ80aでは、動画像データとしての統合
されたフレーム(1,2,2,4,5,5)が入力され
てモニタされるようになっている。さらに、例えば図1
1に示すように、ディジタル回線23−1〜23−3の
うちの一部の回線(例えばディジタル回線23−2)に
おいて障害が発生している場合は、モニタ80aでは、
動画像データとしての統合されたフレーム(1,1,
3,4,4,6)が入力されてモニタされるようになっ
ている。
【0063】上述の構成により、本発明の第1実施例に
かかる映像データ送受信方式の動作について、図7〜図
11を用いて以下に説明する。即ち、送信局20から受
信局80に対して、ディジタル回線23−1〜23−3
を介することによりデータ送信するに際し、送信局20
に収容されたファクシミリ端末20b又は電話端末20
cのいずれかからもデータが検出されておらず、且つデ
ィジタル回線23−1〜23−3のいずれについても障
害が発生していない場合は、図7に示すように、カメラ
20aからの映像データ(フレーム)が送受信される。
【0064】即ち、カメラ20aから連続する映像デー
タ(動画像データ)としてのフレーム(1,2,3,
4,5,6)が、送信局20の映像符号化装置21に入
力されると、この映像符号化装置21のA/D変換部2
4及び符号化部25では、入力されたフレームについて
のA/D変換処理及び符号化処理を行ない、データ分割
部26では、連続する映像データを例えば1フレーム単
位に分割する。
【0065】データ分割部26において分割された映像
データについては、制御部27により、ディジタル回線
23−1〜23−3の一部の回線に分配されるように送
信部28に出力する。即ち、分割された映像データとし
てのフレーム(1,4)は、インタフェース器28−1
に分配され、回線接続装置22においてディジタル回線
23−1に接続されて送信される。また、フレーム
(2,5)はインタフェース器28−2に分配され、回
線接続装置22においてディジタル回線23−2に接続
されて送信される。さらに、フレーム(3,6)はイン
タフェース28−3に分配され、回線接続装置22にお
いてディジタル回線23−3に接続されて送信される。
【0066】受信局80の映像復号化装置81において
は、回線接続装置82を介して送信局20からのフレー
ムを受信する。即ち、ディジタル回線23−1及び回線
接続装置82を介して入力されたフレーム(1,4)
は、受信部89のインタフェース器89−1に入力さ
れ、ディジタル回線23−2及び回線接続装置82を介
して入力されたフレーム(2,5)は、受信部89のイ
ンタフェース器89−2に入力され、ディジタル回線2
3−3及び回線接続装置82を介して入力されたフレー
ム(3,6)は、受信部89のインタフェース器89−
3に入力される。さらに、制御部88のデータ検出部8
8−1では、インタフェース器89−1からの動画像デ
ータとしてのフレーム(1,4)を検出し、データ検出
部88−2ではディジタル回線23−2からの動画像デ
ータとしてのフレーム(2,5)を検出し、データ検出
部88−3ではディジタル回線23−3からの動画像デ
ータとしてのフレーム(3,6)を検出する。
【0067】そして、それぞれのデータ検出部88−1
〜88−3において検出された動画像データは、データ
統合部85のバッファ85−1〜85−3に入力され、
統合器85aにおいては、分割して入力されたフレーム
を、連続した映像データとして統合する。このデータ統
合部85から出力されたフレームは、復号化部84及び
D/A変換部83において復号化処理及びD/A変換処
理を行なってから、連続した映像データとして統合され
たフレーム(1,2,3,4,5,6)としてモニタ8
0aに出力されてモニタされる。
【0068】さらに、例えば図10に示すように、送信
局20から受信局80に対して、ディジタル回線23−
1〜23−3を介することによりデータ送信するに際
し、ファクシミリ端末20b又は電話端末20cのいず
れか(例えばファクシミリ端末20b)からデータが発
生する場合においては、カメラ20aからの映像データ
は、前述の図7に示した場合と同様に、映像符号化装置
21から回線接続装置22に出力される。
【0069】ここで、ファクシミリ端末20bからのデ
ータについては優先的に受信局80に対して送信される
ようになっており、回線接続装置22においては、フレ
ーム(1,4)がディジタル回線23−1に接続され、
フレーム(2,5)がディジタル回線23−2に接続さ
れ、ファクシミリ端末20bからの信号はディジタル回
線23−3に接続されて送信される。
【0070】受信局80の映像復号化装置81では、送
信局20からのフレームを回線接続装置82を介して受
信する。即ち、ディジタル回線23−1を介して入力さ
れたフレーム(1,4)は、受信部89のインタフェー
ス器89−1に入力され、ディジタル回線23−2を介
して入力されたフレーム(2,5)は、受信部89のイ
ンタフェース器89−2に入力される。
【0071】また、ディジタル回線23−3を介して入
力されたファクシミリ端末20bからの信号について
は、回線切替装置82により、受信端末としてのファク
シミリ端末80bに入力されるように回線が切り替えら
れる。その後、受信部89では、ディジタル回線23−
1からのフレーム(1,4)とともに、ディジタル回線
23−2からのフレーム(2,5)を受信し、制御部8
8において、上述の図7の場合と同様に動画像データと
してのフレームを検出する。
【0072】なお、遅延検出部87では、ディジタル回
線23−3を介して入力されるはずであったフレーム
(3,6)が受信されていないことを検出し、その旨を
データ補償部86に対して通知する。データ補償部86
では、データ統合部85の統合器85aに対してデータ
補償制御信号を出力することにより、受信されていない
動画像データとしてのフレーム(3,6)を、受信する
ことができたデータを用いて補償する。
【0073】即ち、統合部85aでは、バッファ85−
1〜85−3に蓄積されているフレームを順番に出力す
ることにより、分割された動画像データを連続した動画
像データとして統合するが、データ補償制御信号を受け
ると、受信されていない動画像データとしてのフレーム
(3,6)を出力するタイミングにおいて、受信するこ
とができたフレームを出力している。
【0074】このデータ統合部85から出力されたフレ
ームは、前述の図7の場合と同様に、復号化部84及び
D/A変換部83において復号化処理及びD/A変換処
理を行なってから、映像データとして統合されたフレー
ム(1,2,2,4,5,5)としてモニタ80aに出
力されてモニタされる。また、例えば図11に示すよう
に、送信局20から受信局80に対して、ディジタル回
線23−1〜23−3を介することによりデータ送信す
るに際して、ディジタル回線23−1〜23−3のうち
の一部の回線(例えばディジタル回線23−2)におい
て障害が発生した場合は、ディジタル回線23−2を介
して受信局80に対してフレーム(2,5)は送信され
ない。
【0075】この場合においては、送信局20では、フ
レーム(1,4),(3,6)については、前述の図7
の場合と同様に、ディジタル回線23−1,23−3を
介して受信局80に送信することができる。また、受信
局80の映像復号化装置81においては、回線接続装置
82を介して送信局20からのフレーム(1,4),
(3,6)を受信する。
【0076】即ち、映像復号化装置81における受信部
89のインタフェース器89−1では、ディジタル回線
23−1を介して入力されたフレーム(1,4)を受信
し、インタフェース器89−3では、ディジタル回線2
3−3を介して入力されたフレーム(3,6)を受信
し、その後、上述の図7の場合と同様に、それぞれ、制
御部88のデータ検出部88−1,88−3において動
画像データとしてのフレームを検出する。
【0077】なお、遅延検出部87では、前述の図10
の場合と同様に、ディジタル回線23−2を介して入力
されるはずであったフレーム(2,5)が受信されてい
ないことを検出し、その旨をデータ補償部86に対して
通知する。データ補償部86では、データ統合部85の
統合器85aに対してデータ補償制御信号を出力するこ
とにより、受信されていない動画像データとしてのフレ
ーム(2,5)を、受信することができたデータを用い
て補償する。
【0078】即ち、統合部85aでは、バッファ85−
1〜85−3に蓄積されているフレームを順番に出力す
ることにより、分割された動画像データを連続した動画
像データとして統合するが、データ補償制御信号を受け
ると、受信されていない動画像データとしてのフレーム
(2,5)を出力するタイミングにおいて、受信するこ
とができたフレームを出力している。
【0079】このデータ統合部85から出力されたフレ
ームは、前述の図7,図10の場合と同様に、復号化部
84及びD/A変換部83において復号化処理及びD/
A変換処理を行なってから、映像データとして統合され
たフレーム(1,1,3,4,4,6)としてモニタ8
0aに出力されてモニタされる。このように、本発明の
第1実施例にかかる映像データ送受信方式によれば、カ
メラ20aからの映像データを、送信局20から受信局
80へ送信する際、送信局20では映像データを複数の
回線に振り分けて送信し、受信局80では複数の回線に
振り分けて送信されてきた映像データを連続した映像デ
ータとして統合して受信することにより、回線障害など
により通信断となった場合においても、モニタ80aに
おける映像が途切れることを防いで通信の保全性を高め
ながら高品質な映像を得ることを補償することができる
利点があるほか、映像データ以外でファクシリミリ通信
や電話通信等の優先度の高い他のデータを送信する際に
は、映像データを途切れなく送信しながら、回線におけ
る一部の帯域を使用して優先度の高い映像データ以外の
他のデータを送信することができる利点もある。
【0080】なお、図10に示すように、ファクシミリ
端末20b又は電話端末20cのいずれかからのデータ
が発生してディジタル回線23−3を用いてこのファク
シミリ端末20b又は電話端末20cの信号を送信して
いる際に、図11に示すように、ディジタル回線23−
2に障害が発生した場合においては、カメラ20aから
の映像データはディジタル回線23−1のみを介して送
信されるが、この場合においても受信局80は図10の
場合と同様に動作する。
【0081】また、上述の本実施例においては、送信局
20と受信局80との間においての映像データの送受信
態様について説明したが、これに限定されず、図6に示
す送信局20以外の送信局40,60と受信局80との
間の映像データの送受信態様についても、上述の場合と
同様である。 (b)第2実施例の説明 図12は本発明の第2実施例にかかる送信局20Aと受
信局80Aとの間の映像データの送受信処理を説明する
ためのブロック図であるが、本実施例にかかる映像デー
タ送受信方式においても、前述の図6に示したような通
信モデルに適用できるようになっている。
【0082】即ち、図13は送信局20Aの詳細な構成
を示すブロック図、図9は受信局80Aの詳細な構成を
示すブロック図であるが、送信局20A以外の他の送信
局(図6における符号40,60参照)についても、上
述の図12又は図13に示す送信局20Aと同様の構成
を有している。ここで、この図12,図13に示す送信
局20Aは、前述の第1実施例にて示したもの(符号2
0参照)に比して、ディジタル回線23−1〜23−3
の一部に障害がある場合には、障害のあるディジイタル
回線を除くディジタル回線に映像データを振り分けて送
信するようになっている点とともに、ファクシミリ端末
20b又は電話端末20c等からの映像データ以外の他
のデータを送信する必要が生じた場合には、一部のディ
ジタル回線を通じて他のデータを送信するとともに、残
りのディジタル回線に映像データを振り分けて送信する
ようになっている点が異なり、映像符号化装置21A及
び回線接続装置22Bをそなえている。
【0083】ここで、映像符号化装置21Aは、前述の
第1実施例におけるもの(符号21参照)に比して、デ
ータ分割部26Aの機能が異なり、その他の構成につい
ては基本的に同様である。即ち、データ分割部26A
は、後述の回線接続部22Aにおける制御部29Aから
のデータ分割制御信号31に基づいて、符号化部25か
らの映像データについて、例えばフレーム単位で分割す
るものであり、図13に示すように、分割器26a及び
分割制御器26bをそなえている。
【0084】即ち、分割制御器26bにおいて、制御部
29Aから入力されるデータ分割制御信号31に基づい
て、分割器26aによるフレームの分割を制御するよう
になっているのである。ところで、回線接続装置22A
は前述の第1実施例におけるもの(符号22参照)と同
様に、ファクシミリ端末20b及び電話端末20cを収
容するとともに、受信局80Aとの間をディジタル回線
23−1〜23−3により接続するものであり、送信部
28から受信局80に対して送信されるべき映像データ
を入力され、カメラ20aからの映像データとともにフ
ァクシミリ端末20b又は電話端末20cからの信号を
ディジタル回線23−1〜23−3を介して受信局80
Aに送信するようになっており、制御部29A及び回線
接続部30Aをそなえている。
【0085】ここで、制御部29Aは、送信部28から
の映像データとともにファクシミリ端末20b又は電話
端末20cのいずれかからの送信信号を、ディジタル回
線23−1〜23−3を介して送信する一方、データ分
割部26Aに対して、映像データについて再度データ分
割を行なう旨のデータ分割制御信号を出力するものであ
り、図13に示すように、検出器29a,切替器29b
及びデータ分割制御信号発生器29cをそなえている。
【0086】ここで、検出器29aは、上述の第1実施
例におけるものと同様に、ファクシミリ端末20b又は
電話端末20cのいずれかからデータが発生したか否か
を検出するものである。また、切替器29bについて
も、上述の第1実施例におけるものと同様に、検出器2
9aからの検出信号及びファクシミリ端末20b又は電
話端末20cのいずれかからの送信信号を入力され、フ
ァクシミリ端末20b又は電話端末20cからの送信信
号が入力された場合は、この送信信号を優先度の高いデ
ータとして、ディジタル回線23−1〜23−3の一部
の回線(例えばディジタル回線23−3)の回線を切り
換えて使用することにより、受信局80Aに送信するも
のである。
【0087】また、データ分割制御信号発生器29c
は、検出器29aからのファクシミリ端末20b又は電
話端末20cにおいてデータが発生した旨を示す検出信
号か、又は後述の回線接続部30Aのアラーム検出部3
0aからのアラーム検出信号のいずれかを入力される
と、データ分割部26Aに対して、映像データについて
再度データ分割を行なう旨のデータ分割制御信号31を
出力するものである。
【0088】これにより、前述のデータ分割部26の分
割制御器26bにおいては、データ分割制御信号発生器
29cからのデータ分割制御信号31に基づいて、入力
された映像データについての分割を再度行なうようにな
っている。ところで、回線接続部30Aは、前述の第1
実施例におけるものと同様に、制御部29から入力され
た送信用データを、ディジタル回線23−1〜23−3
を介して受信局80の回線接続装置82に送信するもの
であるが、受信局80Aから、図示しない通信回線を介
して装置間制御信号を入力されて、例えばディジタル回
線23−1〜23−3の一部に障害が発生したこと等を
検出するアラーム検出部30aをそなえている。
【0089】ところで、図12,図14において、受信
局80Aは前述の第1実施例におけるもの(符号80参
照)に比して、ディジタル回線23−1〜23−3の一
部に障害がある場合に、障害のあるディジタル回線を除
く回線に分散して送信されてきた映像データを統合して
受信するようになっている点とともに、ファクシミリ端
末20b又は電話端末20c等からの映像データ以外の
他のデータを送信する必要が生じた場合には、ディジタ
ル回線23−1〜23−3のうちの一部の回線を通じて
他のデータを受信するとともに、ディジタル回線23−
1〜23−3のうちの残りの回線に分散して送信されて
きた映像データを統合して受信するようになっている点
が異なり、回線接続装置82Aと前述の第1実施例にお
けるものと同様の機能を有する映像復号化装置81をそ
なえている。
【0090】ここで、回線接続装置82Aは、前述の第
1実施例におけるもの(符号82参照)と同様に、複数
のディジタル回線23−1〜23−3を接続されるとと
もに、映像データとは異なる他のデータとしてのファク
シミリ信号又は電話信号を受信するためのファクシミリ
(FAX)端末80b及び電話端末80cを収容するも
のであるが、第1実施例におけるもとは異なる機能を有
する制御部90A及び回線接続部91Aをそなえてい
る。
【0091】ここで、回線接続部91Aは、送信局20
Aとの間をディジタル回線23−1〜23−3を介して
接続され、送信局20Aの回線接続装置22Aからの送
信用データを受けるものであるほか、図14に示すよう
に、ディジタル回線23−1〜23−3を介して入力さ
れる信号の異常を検出するアラーム検出部91aをそな
えている。
【0092】さらに、制御部90Aは回線接続部91に
おいてディジタル回線23−1〜23−3毎に受信され
たデータの種類に応じて切替を行なうものであるほか、
上述のアラーム検出部91aからの検出情報に応じて装
置間制御信号を図示しない通信回線を介して送信局20
Aに対して送信するものであり、切替器90a及び装置
間制御信号発生器90bをそなえている。
【0093】ここで、切替器90aは、受信データが映
像データである場合は、後述の映像復号化装置81に出
力され、ファクシミリ信号である場合はファクシミリ端
末80bに対して出力され、電話信号である場合は電話
端末80cに対して出力されるように回線の切替制御を
行なうようになっている。また、装置間制御信号発生器
90bは、回線接続部91Aのアラーム検出部91aか
らの検出情報に基づいて装置間制御信号を発生するもの
であり、この装置間制御信号は、切替器90a及び図示
しない通信回線を介することにより送信局20Aに対し
て出力されるようになっている。
【0094】また、受信局80Aの映像復号化装置81
は、前述の第1実施例におけるものと同様に、回線接続
部91Aからの受信データとしての、1フレーム毎に分
割された映像データを入力され、この分割された映像デ
ータについて、カメラ20aからの連続する映像データ
(動画像データ)としてのフレーム(1,2,3,4,
5,6)への統合等を行なうものであり、前述の第1実
施例におけるものと同様の機能を有するD/A変換部8
3,復号化部84,データ統合部85,データ補償部8
6,遅延検出部87,制御部88及び受信部89をそな
えている。
【0095】なお、ディジタル回線23−1〜23−3
の伝送速度については、分割された映像データとしての
フレームの伝送速度に対して十分高速なものを用いるこ
とができる。上述の構成により、本発明の第2実施例に
かかる映像データ送受信方式の動作を図12〜図18を
用いて以下に説明する。
【0096】即ち、送信局20Aから受信局80Aに対
して、ディジタル回線23−1〜23−3を介すること
によりデータ送信するに際し、ファクシミリ端末20b
又は電話端末20cのいずれかからもデータが検出され
ておらず、且つディジタル回線23−1〜23−3のい
ずれについても障害が発生していない場合は、図12に
示すように、カメラ20aからの映像データ(フレー
ム)が送受信される。
【0097】即ち、カメラ20aから連続する映像デー
タ(動画像データ)としてのフレーム(1,2,3,
4,5,6)が、送信局20Aの映像符号化装置21A
に入力されると、この映像符号化装置21AのA/D変
換部24及び符号化部25では、入力されたフレームに
ついてのA/D変換処理及び符号化処理を行なう。ま
た、データ分割部26Aでは、A/D変換処理及び符号
化処理の施されたフレームについて、連続する映像デー
タを例えば1フレーム単位に分割し、データ分割部26
Aにおいて分割された映像データについては、制御部2
7により、ディジタル回線23−1〜23−3のいずれ
かに分配されるように送信部28に出力する。
【0098】即ち、分割された映像データとしてのフレ
ーム(1,4)は、インタフェース器28−1に分配さ
れ、回線接続装置22Aにてディジタル回線23−1を
用いて送信される。また、フレーム(2,5)はインタ
フェース器28−2に分配され、回線接続装置22Aに
てディジタル回線23−2を用いて送信される。さら
に、フレーム(3,6)はインタフェース28−3に分
配され、回線接続装置22Aにてディジタル回線23−
3を用いて送信される。
【0099】受信局80Aの映像復号化装置81におい
ては、回線接続装置82Aを介して送信局20Aからの
フレームを受信する。即ち、ディジタル回線23−1及
び回線接続装置82Aを介して入力されたフレーム
(1,4)は、受信部89のインタフェース器89−1
に入力され、ディジタル回線23−2及び回線接続装置
82を介して入力されたフレーム(2,5)は、受信部
89のインタフェース器89−2に入力され、ディジタ
ル回線23−3及び回線接続装置82を介して入力され
たフレーム(3,6)は、受信部89のインタフェース
器89−3に入力される。
【0100】さらに、制御部88のデータ検出部88−
1では、インタフェース器89−1からの動画像データ
としてのフレーム(1,4)を検出し、データ検出部8
8−2ではディジタル回線23−2からの動画像データ
としてのフレーム(2,5)を検出し、データ検出部8
8−3ではディジタル回線23−3からの動画像データ
としてのフレーム(3,6)を検出する。
【0101】そして、それぞれのデータ検出部88−1
〜88−3において検出された動画像データは、データ
統合部85のバッファ85−1〜85−3に入力され、
統合器85aにおいては、分割して入力されたフレーム
を、連続した映像データとして統合する。このデータ統
合部85から出力されたフレームは、復号化部84及び
D/A変換部83において復号化処理及びD/A変換処
理を行なってから、連続した映像データとして統合され
たフレーム(1,2,3,4,5,6)としてモニタ8
0aに出力されてモニタされる。
【0102】さらに、例えば図15に示すように、送信
局20Aから受信局80Aに対して、ディジタル回線2
3−1〜23−3を介することによりデータ送信するに
際し、ファクシミリ端末20b又は電話端末20cのい
ずれか(例えばファクシミリ端末20b)からデータが
発生する場合においては、検出器29aにおいてこれを
検出し、データ分割制御信号発生器29cでは、データ
分割制御信号をデータ分割部26Aの分割制御器26b
に対して出力する。
【0103】これにより、データ分割部26では、再度
カメラ20aからの映像データについて分割を行なうこ
とにより、制御部27及び送信部28を介して映像デー
タとともにファクシミリ端末20bにおいて発生した信
号が回線接続部22Aに出力される。即ち、回線接続装
置22Aにおいては、ディジタル回線23−1を介して
フレーム(1,4)が送信され、ディジタル回線23−
2を介してフレーム(2,5)が送信される一方、ディ
ジタル回線23−3を介してファクシミリ端末20bか
らの信号が送信されるように回線が切り替えられる。従
って、制御部27からは、ディジタル回線23−3を介
して送信するための映像データは出力されない。
【0104】受信局80Aの映像復号化装置81では、
送信局20Aからのフレームを回線接続装置82を介し
て受信する。即ち、ディジタル回線23−1を介して入
力されたフレーム(1,4)は、受信部89のインタフ
ェース器89−1に入力され、ディジタル回線23−2
を介して入力されたフレーム(2,5)は、受信部89
のインタフェース器89−2に入力される。
【0105】また、ディジタル回線23−3を介して入
力されたファクシミリ端末20bからの信号について
は、回線切替装置82により、受信端末としてのファク
シミリ端末80bに入力されるように回線が切り替えら
れる。その後、受信部89では、ディジタル回線23−
1からのフレーム(1,4)とともに、ディジタル回線
23−2からのフレーム(2,5)を受信し、制御部8
8において、上述の図12の場合と同様に動画像データ
としてのフレームを検出する。
【0106】なお、遅延検出部87では、ディジタル回
線23−3を介して入力されるはずであったフレーム
(3,6)が受信されていないことを検出し、その旨を
データ補償部86に対して通知する。データ補償部86
では、データ統合部85の統合器85aに対してデータ
補償制御信号を出力することにより、受信されていない
動画像データとしてのフレーム(3,6)を、受信する
ことができたデータを用いて補償する。
【0107】即ち、統合部85aでは、バッファ85−
1〜85−3に蓄積されているフレームを順番に出力す
ることにより、分割された動画像データを連続した動画
像データとして統合するが、データ補償制御信号を受け
ると、受信されていない動画像データとしてのフレーム
(3,6)を出力するタイミングにおいて、受信するこ
とができたフレームを出力している。
【0108】このデータ統合部85から出力されたフレ
ームは、前述の図12の場合と同様に、復号化部84及
びD/A変換部83において復号化処理及びD/A変換
処理を行なってから、映像データとして統合されたフレ
ーム(1,2,2,4,5,5)としてモニタ80aに
出力されてモニタされる。これにより、ファクシミリ端
末20b又は電話端末20c等から映像データ以外の他
のデータを送信する必要が生じた場合には、送信局20
Aでは、一部のディジタル回線23−3を通じて他のデ
ータを送信するとともに、残りのディジタル回線23−
1,23−2に映像データを振り分けて送信し、受信局
80Aでは、ディジタル回線23−1〜23−3のうち
の一部の回線を通じて他のデータを受信するとともに、
ディジタル回線23−1〜23−3のうちの残りの回線
に分散して送信されてきた映像データを統合して受信す
ることができるのである。
【0109】なお、上述したようにディジタル回線23
−1〜23−3の伝送速度については、分割された映像
データとしてのフレームの伝送速度に対して十分高速な
ものを用いることができるので、映像データ以外の他の
データを送信する必要が生じた場合においても、ディジ
タル回線23−1,23−2を用いて、ディジタル回線
23−3を用いて送信していたフレーム(3,6)を含
むフレーム(1,2,3,4,5,6)を送信すること
ができる。
【0110】この場合においては、分割器26aにおい
てカメラ20aからの連続した映像データを分割するこ
とにより、送信部28のインタフェース器28−1に
は、フレーム(1,3,5)が分配される一方、インタ
フェース器28−2には、フレーム(2,4,6)が分
配されるようになっており、これにより、フレーム
(1,3,5)がディジタル回線23−1を用いて送信
され、フレーム(2,4,6)がディジタル回線23−
2を用いて送信される。
【0111】従って、受信局80A側においては、ディ
ジタル回線23−3を介してファクシミリ信号が受信さ
れて、ファクシミリ端末80bに出力されるように回線
接続されるほか、映像復号化装置81における制御部8
8のデータ検出部88−1において映像データとしての
フレーム(1,3,5)を検出する一方、データ検出部
88−2においては映像データとしてのフレーム(2,
4,6)を検出する。
【0112】その後、データ統合部85からD/A変換
部83に至る処理を行なうことにより、上述の図12と
同様に、連続した映像データとして統合されたフレーム
(1,2,3,4,5,6)としてモニタ80aに出力
されてモニタされるのである。また、例えば図17に示
すように、送信局20Aから受信局80Aに対して、デ
ィジタル回線23−1〜23−3を介することによりデ
ータ送信するに際して、ディジタル回線23−1〜23
−3のうちの一部(例えばディジタル回線23−2)に
おいて障害が発生した場合は、回線接続部91Aのアラ
ーム検出部91aにおいてこれを検出し、その旨を制御
部90Aに通知する。
【0113】制御部90Aの装置間制御信号発生器90
bでは、アラーム検出部91aからの検出情報に基づい
て装置間制御信号を発生し、この装置間制御信号は、切
替器90a及び図示しない通信回線を介することにより
送信局20Aに対して出力される。送信局20Aにおい
ては、受信局80Aからの装置間制御信号を回線接続部
30Aのアラーム検出部30aにおいて検出し、データ
分割制御信号発生器29cにこれを通知する。
【0114】これにより、データ分割制御信号発生器2
9cでは、データ分割制御信号をデータ分割部26Aの
分割制御器26bに対して出力する。分割器26aで
は、再度カメラ20aからの映像データについて分割を
行なうことにより、制御部27及び送信部28を介して
映像データとともにファクシミリ端末20bにおいて発
生した信号が回線接続部22Aに出力される。
【0115】従って、回線接続装置22Aにおいては、
フレーム(1,4)はディジタル回線23−1を用いて
送信され、フレーム(2,5)はディジタル回線23−
2を用いて送信される。なお、制御部27からは、ディ
ジタル回線23−3を介して送信するための映像データ
は出力されない。この場合においては、前述の図12の
場合と同様に、送信局20Aでは、フレーム(1,
4),(3,6)をディジタル回線23−1,23−3
を介して受信局80Aに送信することができる。
【0116】また、送信局20Aからのフレーム(1,
4),(3,6)は、受信局80Aの映像復号化装置8
1において、回線接続装置82Aを介することにより受
信される。その後、映像復号化装置81においては、前
述の第1実施例においてディジタル回線23−2に障害
が生じた場合(図11参照)と同様に、受信された映像
データについて、統合処理,復号化処理及びD/A変換
処理が施されて、映像データとして統合されたフレーム
(1,1,3,4,4,6)としてモニタ80aに出力
されてモニタされる。
【0117】これにより、ディジタル回線23−1〜2
3−3のうちの一部において障害が発生した場合におい
ても、送信局20Aでは、障害のあるディジイタル回線
を除くディジタル回線に映像データを振り分けて送信す
る一方、受信局20Aでは、障害のあるディジタル回線
を除く回線に分散して送信されてきた映像データを統合
して受信することができる。
【0118】さらに、上述したようにディジタル回線2
3−1〜23−3の伝送速度については、分割された映
像データとしてのフレームの伝送速度に対して十分高速
なものを用いることができるので、ディジタル回線23
−1〜23−3のうちの一部(例えばディジタル回線2
3−2)において障害が発生した場合においても、ディ
ジタル回線23−1,23−3を用いて、ディジタル回
線23−2を用いて送信していたフレーム(2,5)を
含むフレーム(1,2,3,4,5,6)を送信するこ
とができる。
【0119】即ち、分割器26aでは、カメラ20aか
らの連続した映像データを分割することにより、送信部
28のインタフェース器28−1には、フレーム(1,
3,5)が分配される一方、インタフェース器28−3
には、フレーム(2,4,6)が分配されるようになっ
ており、これにより、回線接続装置22Aでは、フレー
ム(1,3,5)がディジタル回線23−1を用いて送
信され、フレーム(2,4,6)がディジタル回線23
−3を用いて送信される。
【0120】従って、受信局80A側の受信部89で
は、送信局20Aからのフレームが受信され、制御部8
8のデータ検出部88−1において映像データとしての
フレーム(1,3,5)を検出する一方、データ検出部
88−2においては映像データとしてのフレーム(2,
4,6)を検出する。その後、データ統合部85からD
/A変換部83に至る処理を行なうことにより、上述の
図12と同様に、連続した映像データとして統合された
フレーム(1,2,3,4,5,6)としてモニタ80
aに出力されてモニタされるのである。
【0121】このように、本発明の第2実施例にかかる
映像データ送受信方式によれば、カメラ20aからの映
像データを、送信局20Aから受信局80Aへ送信する
際、送信局20Aでは映像データを複数の回線に振り分
けて送信し、受信局80Aでは複数の回線に振り分けて
送信されてきた映像データを連続した映像データとして
統合して受信することにより、回線障害などにより通信
断となった場合においても、モニタ80aにおける映像
が途切れることを防いで通信の保全性を高めながら高品
質な映像を得ることを補償することができる利点がある
ほか、映像データ以外でファクシリミリ通信や電話通信
等の優先度の高い他のデータを送信する際には、映像デ
ータを途切れなく送信しながら、回線における一部の帯
域を使用して優先度の高い映像データ以外の他のデータ
を送信することができる利点もある。
【0122】また、高速なディジタル回線を複数用いて
いるので、回線障害等で一部のディジタル回線を使用す
ることができなくなった場合においても、フレーム伝送
速度を上げることにより、カメラ20aからの映像デー
タを残りのディジタル回線を用いて送信することができ
るので、画像が途切れることなく、高品質な映像のモニ
タリングを維持することができる利点もある。
【0123】なお、図15又は図16に示すように、フ
ァクシミリ端末20b又は電話端末20cのいずれかか
らのデータが発生してディジタル回線23−3を用いて
このファクシミリ端末20b又は電話端末20cの信号
を送信している際に、図17又は図18に示すように、
ディジタル回線23−2に障害が発生した場合において
は、カメラ20aからの映像データはディジタル回線2
3−1のみを介して送信されるが、この場合においても
受信局80は図15又は図16の場合と同様に動作す
る。
【0124】また、上述の本実施例においては、送信局
20Aと受信局80Aとの間においての映像データの送
受信態様について説明したが、前述の第1実施例の場合
と同様に、複数のディジタル回線を介して相互に接続さ
れた、送信局20A以外の送信局と受信局80Aとの間
の映像データの送受信態様についても、上述の場合と同
様である。
【0125】(c)その他 上述の各実施例においては、送信局20,20A及び受
信局80,80Aを3本のディジタル回線23−1〜2
3−3を介して接続された場合について詳述したが、本
発明によればこれに限定されず、例えば図19に示すよ
うに、送信局20,20A及び受信局80,80Aを、
2本のディジタル回線92−1,92−2を介して相互
に接続することによりLAN(Local Area Network)を
構成するような通信モデルに適用してもよく、このよう
にしても、上述の各実施例と同様の作用効果を得ること
ができる。
【0126】また、上述の各実施例においては、映像デ
ータとは異なる他のデータを送信するための端末とし
て、ファクシミリ端末20b又は電話端末20cを用い
ているが、これ以外の通信端末を用いても何ら差し支え
ない。
【0127】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明(請求項1
〜5記載)の映像データ送受信方式によれば、映像デー
タを、送信局から受信局へ送信する際、送信局では映像
データを複数の回線に振り分けて送信し、受信局では複
数の回線に振り分けて送信されてきた映像データを連続
した映像データとして統合して受信することにより、回
線障害などにより通信断となった場合においても、モニ
タにおける映像が途切れることを防いで通信の保全性を
高めながら高品質な映像を得ることを補償することがで
きる利点があるほか、映像データ以外でファクシリミリ
通信や電話通信等の優先度の高い他のデータを送信する
際には、映像データを途切れなく送信しながら、回線に
おける一部の帯域を使用して優先度の高い映像データ以
外の他のデータを送信することができる利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の原理ブロック図である。
【図2】第2の発明の原理ブロック図である。
【図3】第3の発明の原理ブロック図である。
【図4】(a),(b)は第4の発明の原理ブロック図
である。
【図5】(a),(b)は第5の発明の原理ブロック図
である。
【図6】本発明の第1実施例にかかる映像データ送受信
方式を適用した通信モデルを示す図である。
【図7】本発明の第1実施例にかかる送信局と受信局と
の間の映像データの送受信処理を説明するためのブロッ
ク図である。
【図8】本発明の第1実施例にかかる送信局の詳細な構
成を示すブロック図である。
【図9】本発明の第1実施例にかかる受信局の詳細な構
成を示すブロック図である。
【図10】本発明の第1実施例の動作を説明するための
ブロック図である。
【図11】本発明の第1実施例の動作を説明するための
ブロック図である。
【図12】本発明の第2実施例にかかる送信局と受信局
との間の映像データの送受信処理を説明するためのブロ
ック図である。
【図13】本発明の第2実施例にかかる送信局の詳細な
構成を示すブロック図である。
【図14】本発明の第2実施例にかかる受信局の詳細な
構成を示すブロック図である。
【図15】本発明の第2実施例の動作を説明するための
ブロック図である。
【図16】本発明の第2実施例の動作を説明するための
ブロック図である。
【図17】本発明の第2実施例の動作を説明するための
ブロック図である。
【図18】本発明の第2実施例の動作を説明するための
ブロック図である。
【図19】本発明の他の実施例を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1〜6 フレーム 11 送信装置 11A データ分割部 12 受信装置 12A データ統合部 13 カメラ 14 モニタ 15 複数の回線 15a,15b 回線 17A,17B 端末 20,20A,40,60 送信局 20a,40a,60a カメラ 20b,40b,60b,80b ファクシミリ端末 20c,40c,60c,80b 電話端末 21,21A,41,61 映像符号化装置 22 22A,42,62 回線接続装置 23−1〜23−3 ディジタル回線 24 A/D変換部 25 符号化部 26,26A データ分割部 26a 分割器 26b 分割制御器 27 制御部 27a 順番情報付加器 28 送信部 28−1〜28−3 インタフェース器 29,29A 制御部 29a 検出器 29b 切替器 29c データ分割制御信号発生器 30,30A 回線接続部 30a アラーム検出部 43−1〜43−3 ディジタル回線 63−1〜63−3 ディジタル回線 80,80A 受信局 80a モニタ 81 映像復号化装置 82,82A 回線接続装置 83 D/A変換部 84 復号化部 85 データ統合部 85a 統合器 85b メモリ 85−1〜85−3 バッファ 86 データ補償部 87 遅延検出部 88 制御部 88−1〜88−3 データ検出部 89 受信部 89−1〜89−3 インタフェース器 90,90A 制御部 90a 切替器 90b 装置間制御信号発生器 91,91A 回線接続部 91a アラーム検出部 92−1,92−2 ディジタル回線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 児玉 智佳子 神奈川県川崎市高津区坂戸3丁目2番1号 富士通ネットワークエンジニアリング株 式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1画像単位の映像データを連続して送信
    しうる送信装置と、該送信装置との間で複数の回線を介
    し接続されて該送信装置からの該映像データを受信しう
    る受信装置とをそなえ、 該送信装置から連続する該映像データを該複数の回線に
    振り分けて送信し、 該受信装置では、該複数の回線に振り分けて送信されて
    きた該映像データを連続した映像データとして統合して
    受信することを特徴とする、映像データ送受信方式。
  2. 【請求項2】 1画像単位の映像データを連続して送信
    しうる送信装置と、該送信装置との間で複数の回線を介
    し接続されて該送信装置からの該映像データを受信しう
    る受信装置とをそなえ、 該送信装置から連続する該映像データを該複数の回線に
    振り分けて送信し、 該受信装置では、所定時間経過しても、上記複数の回線
    のうちの一部の回線を通じて、該送信装置からの該映像
    データが送信されてこない場合は、上記複数の回線のう
    ちの残りの回線に分散して送信されてきた該映像データ
    を統合して受信することを特徴とする、映像データ送受
    信方式。
  3. 【請求項3】 1画像単位の映像データを連続して送信
    しうるとともに該映像データとは異なる他のデータをも
    送信しうる送信装置と、該送信装置との間で複数の回線
    を介し接続されて該送信装置からの上記の映像データ及
    び他のデータを受信しうる受信装置とをそなえ、 該送信装置から連続する該映像データを該複数の回線に
    振り分けて送信している間に、該送信装置から該他のデ
    ータを送信する必要が生じた場合は、該送信装置は、該
    複数の回線のうちの一部の回線を通じて該他のデータを
    送信する一方、該受信装置では、上記複数の回線のうち
    の一部の回線を通じて該他のデータを受信するととも
    に、上記複数の回線のうちの残りの回線に分散して送信
    されてきた映像データを受信し、更に該受信装置では、
    所定時間後に、上記複数の回線のうちの一部の回線を通
    じて、該送信装置からの該映像データが送信されてこな
    いことを検知して、その後に、上記複数の回線のうちの
    残りの回線に分散して送信されてきた映像データを統合
    して受信することを特徴とする、映像データ送受信方
    式。
  4. 【請求項4】 1画像単位の映像データを連続して送信
    しうる送信装置と、該送信装置との間で複数の回線を介
    し接続されて該送信装置からの該映像データを受信しう
    る受信装置とをそなえ、 上記の複数の回線全てが正常である場合は、 該送信装置から連続する該映像データを該複数の回線に
    振り分けて送信し、 該受信装置では、該複数の回線に振り分けて送信されて
    きた該映像データを連続した映像データとして統合して
    受信する一方、 上記の複数の回線の一部に障害がある場合は、 該送信装置は、障害のある回線を除く回線に、該映像デ
    ータを振り分けて送信し、 該受信装置では、上記の障害のある回線を除く回線に分
    散して送信されてきた該映像データを統合して受信する
    ことを特徴とする、映像データ送受信方式。
  5. 【請求項5】 1画像単位の映像データを連続して送信
    しうるとともに該映像データとは異なる他のデータをも
    送信しうる送信装置と、該送信装置との間で複数の回線
    を介し接続されて該送信装置からの上記の映像データ及
    び他のデータを受信しうる受信装置とをそなえ、 該送信装置から該他のデータを送信する必要がない場合
    は、 該送信装置から連続する該映像データを該複数の回線に
    振り分けて送信し、 該受信装置では、該複数の回線に振り分けて送信されて
    きた該映像データを連続した映像データとして統合して
    受信する一方、 該送信装置から該他のデータを送信する必要が生じた場
    合は、 該送信装置は、該複数の回線のうちの一部の回線を通じ
    て該他のデータを送信するとともに、上記複数の回線の
    うちの残りの回線に該映像データを振り分けて送信し、 該受信装置では、上記複数の回線のうちの一部の回線を
    通じて該他のデータを受信するとともに、上記複数の回
    線のうちの残りの回線に分散して送信されてきた映像デ
    ータを統合して受信することを特徴とする、映像データ
    送受信方式。
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