JPH09188145A - 消火剤タンクで外周を包んだ車両用燃料タンク - Google Patents

消火剤タンクで外周を包んだ車両用燃料タンク

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JPH09188145A
JPH09188145A JP2978496A JP2978496A JPH09188145A JP H09188145 A JPH09188145 A JP H09188145A JP 2978496 A JP2978496 A JP 2978496A JP 2978496 A JP2978496 A JP 2978496A JP H09188145 A JPH09188145 A JP H09188145A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両用燃料タンクが、外部からの衝撃等によ
って破損した場合に、そこから流出した燃料から発生す
る火災を防ぎ、また、たとえ着火しても速やかに消火す
ることを目的としている。 【解決手段】 燃料タンク1の外周に、その外周の箇所
箇所に於いて必要とされる一定の間隔Sを、その箇所箇
所に成形した間隔支持体11、21、31、41により
設けて、それを消火剤タンク10で被包し、そこに生じ
た空間を槽とし、その上部と下部とを細孔付仕切板25
で仕切ってから消火剤Bをその全槽内に充填する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用燃料タンク
を、内側と外側との二重構造とし、その外側タンクを消
火剤専用タンクとして使う燃料タンクに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用燃料タンクは金属製が主だ
ったが、近年車の衝突及び追突時等に於ける火災発生が
問題になりつつあり、そのため最近では複合材料である
繊維強化プラスチック(FRP)や先端複合材料(AC
M)等の対衝撃性のある強化材料を使って燃料タンクの
破壊を出来るだけ防ごうとする対策が考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、高弾
性、強剛性の材料を使用して、幾ら対衝撃性のある燃料
タンクを作っても、その強度以上の衝撃にあえば、亀裂
が入り破壊される。小さな破損でも燃料は流れ出すの
で、それが衝突時に出る火花や配線の短絡による火花、
エキゾーストパイプ破損時の熱やエンジンルームのディ
ストリビュータ破損等によって火花が剥き出しになりそ
こから引火するとか、数限りのない発火要因があるので
燃料流出の際には簡単に着火し、火災に成ると云う問題
点がある。
【0004】本発明は、車両の衝突時、燃料タンクが破
損し燃料が漏れだして着火しても、すぐに消火すること
を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の燃料タンクにおいては、燃料タンクの外周
に、その外周の箇所箇所において必要とされる一定の間
隔を、その箇所箇所に成形した間隔支持体によって作り
出して消火剤タンクで被包し、その消火剤タンク内部に
出来た空間を槽とし、その上部と下部との間を複数個の
細孔を付けた仕切板で仕切りその槽内全体に油火災用を
主とした消火剤を充填したものである。
【0006】また、上記に於いての燃料タンクと消火剤
タンク外壁との間隔は、小型のタンクでは間隔の支持を
兼用する各配管用突設部の長さや、インレットパイプと
消火剤タンクとの固定部位のみによっても決められる
が、容量の大きい槽ではタンクから突設させた突起や両
タンクの間に入れた間材等により、その場所での必要と
する間隔を作り出さなくてはならない。また、消火液の
揺動を抑える為に横長の突起を作るか間材等を利用した
仕切り板を入れるのが望ましい。なお、消火剤が効果的
に流れるように間隔は上部を広く側面、底部は狭くし、
また細孔付仕切板の穴の大きさを加減して流出時間を調
整するのが理想的である。
【0007】さらに、消火剤タンク内部に弾性膜を張り
巡らせてから、その槽内に消火剤を充填すれば液体の外
部流出を遅らせる為に安全性が高まり目的に対してより
効果的である。
【0008】また、弾性膜を使ったものでは、その弾性
膜自体に突起を成型して間隔を維持すればその性質上、
対衝撃性が良くなる。
【0009】また、消火剤タンク槽内上部に弾性膜を袋
状にし、その底部周辺に複数個の細孔を付けて張り巡ら
せた場合は、全槽に弾性膜を付けたものよりもタンクは
軽くなり価格も安く出来るので対価格性能比は良い。
【0010】そして、消火剤タンク底部に、熱によって
割れて開口する受熱開口部を設ける事により、着火部に
効率良く消火剤が落ちる事になる。
【0011】なお、使用する消火剤は、目的上油火災用
が中心になるが、車両の種類が多岐にわたる為使われる
素材も多く、また、タンクの取り付け場所も車種により
変わる為、B火災用のみでなく取り付け場所によっては
A型の火災にも適応する消火剤を使用する。車両の場
合、安全性を優先し尚且つ重量も軽くする必要があるの
でBC火災等に使われるハロゲン化物のように、液化す
る必要がある為に重くなったり、消火の際に有毒ガスが
発生するようなものは車両には適さない。リン酸塩類等
を主成分としたABC消火剤は窒息及び抑制効果が強い
が粉末で使われることの方が多い。仮に、このタンクに
粉末を入れて使った場合、車の衝突時のタンク破壊の瞬
間はその衝撃で粉末は煙幕状になって飛散し同時に飛び
出した燃料を覆い、瞬時は目的が達成される事もあり得
るが、再発火の危険と一部の粉末しか使われない確率が
多く効率はよくない。そのために水溶液で性能の良い消
火剤が望まれるが、最近では特開平4−24032号公
報のように、前記のABC消火剤粉末等に使われている
リン酸アンモニウムを水溶液とし、それに難燃剤、冷却
剤、防炎剤、耐寒剤、界面活性剤等を調合した水系の中
性で安定した消火効率の良い消火剤も開発されて来てい
る。また、現時点に於いても硫酸アンモニウム、塩化ア
ンモニウム等を中心にした同程度の消火液も市販されて
来ているので今後益々性能は良くなるものと思われる。
これらの中には現在でも小規模な油火災等に対しては一
瞬に消せる物もあるので、それらを車種に合わせて選び
消火剤タンクに充填して使用してもよい。この事からも
分かるとうり、本発明の燃料タンクの為に、新規に消火
剤を開発すると云う事は、それ程多くを必要とはしない
ので負担が少なくてすむ。
【0012】上記のように構成される手段によって、車
両用燃料タンクが、車両の衝突等の衝撃によって亀裂が
生じ、その亀裂が消火剤タンクを越えて燃料タンクにま
で及び其処から燃料が漏れ出すような場合、漏れ出した
燃料は消火剤タンク内に入り中の油火災用の消火剤と混
ざり合って外部に流出するが、この時に消火剤の流出だ
けが早くならないように、消火剤タンク内壁と燃料タン
ク外壁との間が側面と下部では狭くなっている。そのた
めに消火剤と燃料の混合する時間的余地ができ消火剤の
持つ冷却及び難燃、防炎効果が出てきて相対的な着火温
度が高くなり引火しづらくなる。
【0013】さらに、消火剤タンク内に弾性膜を張り巡
らせたものでは、弾性膜が衝撃に対してはタンク外壁よ
りも強く、例え裂け目が出来ても元に戻る性質があるた
めに液体の流出を遅らせ、消火剤と燃料との混ざり合う
過程を益々引き延ばし十分に混合される方向に働くの
で、消火剤に含まれる界面活性剤による浸透、付着等の
効果も出てきて消火の際の助けとなる。また、燃料タン
ク側にも張っておけば燃料漏れそのものも防げるか漏れ
ても最小限にできる。ただ、燃料が消火剤タンク側に漏
れて、燃料と消火剤とが混合した場合でも揮発性のもの
は引火はしてしまうが、上記迄の理由により消火の過程
で鎮火速度が早まる。
【0014】前項のとうり消火剤と混じり合った燃料で
も引火はする。漏れた燃料はタンクの真下に溜まりそこ
で燃え上がる可能性が一番高いが、消火するには燃え上
がる炎の上に消火剤がかからなくてはならない。高熱の
炎の上に落ちた消火剤が、その熱により分解されて不燃
ガスを発生し、そのガスが炎を包み込んで鎮火する。前
述してある細孔付仕切板や消火剤流出孔から下の消火剤
は燃料と混ざり合いながら略一緒に流出してしまうが、
仕切板の細孔や袋状弾性膜の流出孔から出る消火剤は時
間的に長く、遅れて出るように作られている為に燃料と
混ざらない純粋な消火剤が炎の上に降り注ぐ。これは流
体の性質上、燃料の流れた同じ道筋を通って消火剤が同
じ場所に流れる事になるからである。それに、真下で燃
えた場合には消火剤タンク底部にある受熱開口部のガラ
スが割れて消火剤は正確に着火部に落ちる。なお、タン
ク内壁と燃料タンク外壁との間隔は突起及び間材等によ
って一定に保たれているので、燃料タンクに亀裂が入っ
ても消火剤は途中で閉塞される事なく炎の上に降り注
ぐ。また、仕切板上部の内部、又は弾性膜の袋内部が燃
え上がる火勢で加熱される状況にある時は中の気体が膨
張するために液体が細孔部から強く噴き出し拡散するの
で効率がよくなる。
【0015】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
きその図面により説明すると、図1に示される実施例で
は、燃料タンク1の外周に、その外周の箇所箇所によっ
て必要とされる一定の間隔Sを保持するための、間隔支
持体11、21、31、を各タンクから突設して消火剤
タンク10で燃料タンク1を内蔵するような形に被包す
る。この時燃料タンク1の燃料Fの注入口であるインレ
ットパイプ2は消火剤タンク10の外部に開口できるよ
うに被包し、燃料注入口はキャップ2aをする。間隔S
は上部に広く取り側面と底部は狭くし、この空間を槽と
して消火剤Bを充填する。消火剤Bを入れる槽を上部と
下部とに仕切るため、細孔付仕切板25を、間隔Sが狭
くなり始る所の燃料タンク1上部周辺に沿って額縁を乗
せた様な形に取り付ける。なお、間隔支持体21は燃料
タンク1側から突設し、間隔Sをとる目的以外にもフュ
ーエルエミッションパイプ5a、フューエルパイプ5
b,フューエルリターンパイプ5c等の導管を配管する
場所とするために突起の内側に空間を作り出し、また、
両タンク壁部を密着させて配管をしやすいようする。ま
た、間隔支持体31にはブリーザパイプ4の単管を通し
ている。なお、消火剤タンク10上部には消火剤注入口
3とそのキャップ3a、それに底部には消火剤の劣化時
等の詰め替えに必要なドルン6が具備されている。な
お、消火剤注入口3は、乗用車等の場合には図示の場所
には拘らず、燃料F注入口のインレットパイプ2に隣接
して並べて開口した方が消火剤の詰め替え時に便利であ
る。
【0016】図2は、上記にある細孔付仕切板25の実
施例である。仕切板には必要とする複数個の細孔25a
を等間隔に並べて開ける。細孔25aの大きさや数は仕
切板より上部に貯留する消火剤Bの量と消火に必要な流
出の速度を考えて決める。
【0017】図3に示される実施例は、燃料タンク1と
消火剤タンク10との間の、間隔Sを取る為の中心とな
る基本的間隔支持体11の形状の例である。図中、間隔
支持体11を突設させるタンクが燃料タンク1に成って
いるがこれは説明上であり消火剤タンク10から突設し
ても良い。(a)の間隔支持体11はタンクから突設し
た角柱、(b)の間隔支持体11は円柱である(c)に
示した間隔支持体11は直方体であるが、これは後述す
る仕切り板等に使う。なお、図示はしていないが、形状
は半球の突起でも十字形でもどのような形でも良く、隙
間を正確に維持し消火剤Bの流れを妨げない限り自由で
あり、個数や配置もタンクの形状に合わせて決めれば良
い。
【0018】図4に示される実施例は間隔支持体の用例
である。図中の(イ)は消火剤タンク10側と燃料タン
ク1側の両側から突設させた間隔支持体11である。
(ロ)の間隔支持体11は前記(c)と同じ直方体であ
る。間隔支持体21は導管を配管する際単管から数本ま
でに対応出来る様、大型の突起の内側に空間を造った配
管兼用支持体である。(ハ)の間隔支持体31は導管が
一本か二本の時等に支持体を太くまたは広くしてその中
を貫通させたのものである。また間隔支持体41は間材
を使った直方体で(ロ)の11と同じ目的で使う場合に
タンクからの突設が何等かの理由で難しい時に使うもの
である。(ニ)の間隔支持体41も間材で突起が作れな
い時や価格を安くあげる時に使う。
【0019】図5の実施例では、燃料タンク1上部と消
火剤タンク10外壁との間に直方体に作った間隔支持体
11または、間隔支持体41を図の様に並べて消火剤B
の液体の揺れを防ぐ為の仕切り板(セパレータ)として
兼用する。但し、これは基本的な一方法であり車両、特
に乗用車等のタンクの形は千差万別であるのでその形状
が変われば並べ方や方向を変えて対処する。
【0020】図6の実施例の(A)は、燃料タンク1の
外周に、既に前記してあるような方法で間隔Sをとっ
て、内側に弾性膜50を張り巡らせた消火剤タンク10
で被包し、その槽内に消火剤Bを充填したものである。
この時には後述する理由から、弾性膜50は消火剤タン
ク10には接着しないか、しても点在的にした方が良
い。但し、消火剤注入口3内周、インレットパイプ2や
各導管の貫通部、細孔付仕切板25周りの接触部分は良
く接着する。(B)は、弾性膜50を、消火剤タンク1
0内部の燃料タンク1側にも張って消火剤タンク10槽
内の全面を弾性膜50で張り巡らせたものであるが、こ
の図の様に間隔Sをタンクからの間隔支持体11による
突設の場合は突出側が弾性膜50を貫通している状態に
なるがこの時には貫通箇所の周辺だけは良く接着する。
【0021】図7の実施例は図6の(B)と同じく弾性
膜を両タンク全面に張ったものであるが両タンク間の間
隔Sをここでは弾性膜50に成型した突起による間隔支
持体51により作り出している。これは突起を弾性体に
することによって衝突時の衝撃を吸収することを目的と
したものである。勿論弾性体の間材でも緩衝の役目はす
るがこの方が望ましい。なお、図6の(A)に使われて
いる弾性膜50も、間隔支持体51の付いた弾性膜50
に替えればタンクからの突起は要らない。
【0022】図8の実施例は、消火剤タンク10槽内の
上部に、タンクの形状に合わせて造った袋状弾性膜55
を、その底部周辺に複数個の消火剤流出孔60を開けて
取り付けたものである。袋は消火剤注入口3に沿っての
み接着して他は接着しない方が望ましい。必要があれば
消火剤の揺動防止に仕切り膜55aを付け、消火剤Bは
全槽内に充填して使用する。なお、各導管は図の様にし
て袋状弾性膜55を貫通しないようにする。タンクの間
隔Sを支持する方法等は前実施例に準じる。
【0023】図9の実施例は、消火剤タンク10の底部
に、(ア)では、穴の周辺にL型に段差57を(イ)で
は周辺に溝58を付けた穴を開け、そこに(ウ)に表示
してある刻目70を付けたガラス板75の周囲を、緩衝
材65で囲んで差し込み接着して作った受熱開口部80
を設けたものである。(ウ)は下面から見た受熱開口部
80である。受熱開口部80は複数個を隣接して作ると
効率が良いが、底部の中心にも付ける場合にはドレン6
が邪魔になるのでドレン6は底部端に移動する。なお、
図示はしていないが受熱開口部80の形は円形でも良
く、ガラス板75の刻目70の付け方等も正確に機能さ
えすれば自由である。
【0024】
【発明の効果】本発明は、上記に説明したように構成さ
れているので、下記に示されるような効果を奏する。
【0025】この、外周を消火剤タンクで包んだ車輛用
燃料タンクは、既に記したように燃料タンクの周囲は常
時消火剤に包まれている状態にあり、この構造上、如何
なる方向からの衝撃による破損でも、燃料は消火剤タン
クの槽を通過する過程で消火剤と混じり合う事になり消
火剤の持つ難燃及び冷却効果が出て相対的に着火温度が
高くなり引火しづらくなる。また、激しい衝撃時には燃
料も消火剤も一緒に混ざり合いながら外部に飛散するの
で、燃料単独の飛散と違い着火がしずらい。
【0026】それに、流れ出した燃料は燃料タンク真下
に一番溜まりやすいが、そこに引火しても受熱開口部の
ガラスが熱により直ぐ割れる様に出来ているために、そ
の炎の上に消火剤が降り注ぎ速やかに鎮火される。
【0027】そして、燃料タンクから消火剤タンクの外
部に出ている配管類は、各配管部を燃料タンク側からの
突出部に設けている為、消火剤液が燃料タンク内に漏洩
して燃料の質を落とすようなことはない。
【0028】また、消火剤は長期間には劣化が避けられ
ないので詰め替えが必要になるが、消火剤タンク底部に
ドレンが設けてあるので入れ替えは容易である。このこ
とは各個人が自分で詰め替えが出来ると云うことであ
り、現時点よりも性能の良い消火剤が市販された時など
には簡単に入れ替えられると云う利点がある。
【0029】また、消火剤液が激しく揺動すると揺動音
や振動など車両への影響が出るが間隔支持体の兼用もし
ている仕切板によってその揺れが抑えられる。
【0030】さらに、消火剤タンク内側に弾性膜を張る
ことにより安全性が高まる。外部からの衝撃によって、
両タンクに亀裂が入った場合でも弾性膜だけは破れない
と云う可能性もある。また、破れても弾性膜はタンク外
壁に固着も密着もされていないので、外壁と一体となっ
て裂ける事は免れるから疵は最小限に止まる。また、一
般に弾性体は元の位置に戻る性質があるため、割れ目を
塞ぐ方向に働くので、燃料タンクから流れ出る燃料は最
小限に止まる。また、消火剤タンク内で消火剤と混じり
合う時間が長くなり着火しづらくなる。
【0031】また、さらに消火剤タンク内部全面に弾性
膜を張ることにより、燃料タンク内の燃料が外部にまで
漏れるには二箇所のタンク外壁と、二箇所の弾性膜を通
り抜けなくてはならないので依り安全性が高くなる。そ
れに、弾性膜に成型した突起による間隔支持体は弾性が
あるので燃料タンクにかかる衝撃を和らげ、それによる
破損を少なくすることが出来る。
【0032】そして上記からも解るように、燃料タンク
から流出した燃料は消火剤が含まれているために着火し
にくくなり、また、引火しても受熱開口部等から降り注
ぐ消火剤が加熱分解をして出す不燃ガスにより直ぐに鎮
火されるので、車両搭乗者は車外に逃れる時間的余裕が
十分に出来、危険を避けられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す燃料タンクの縦断面図
である。
【図2】細孔付仕切板の斜視図である。
【図3】タンク壁面に於ける間隔支持体の形状図であ
る。
【図4】間隔支持体の用例を示す断面図である。
【図5】燃料タンクの一部破断平面図である。
【図6】消火剤タンク槽内に於ける弾性膜の態様を示す
部分断面図である。
【図7】弾性膜に成型した間隔支持体の説明図である。
【図8】袋状弾性膜を取り付けた燃料タンクの一部破断
側面図である。
【図9】(ア)、(イ)は受熱開口部の断面、(ウ)は
下面から見た受熱開口部。
【符号の説明】
1 燃料タンク 10 消火剤タンク 11、21、31、41、51 間隔支持体 25 細孔付仕切板 50 弾性膜 55 袋状弾性膜 60 消火剤流出孔 65 緩衝材 70 刻目 75 ガラス板 80 受熱開口部 B 消火剤 S 間隔

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 燃料タンク(1)の外周に、その外周の
    箇所箇所において必要とされる一定の間隔(S)を、そ
    の箇所箇所に成形した間隔支持体(11、21、31、
    41)により設けて消火剤タンク(10)で被包し、そ
    の消火剤タンク(10)内部に出来た空間を槽とし、そ
    の槽内を複数個の細孔を付けた細孔付仕切板(25)に
    より上部と下部とに仕切り、その全槽内に消火剤(B)
    を充填して使用する事を特徴とする消火剤タンクで外周
    を包んだ車両用燃料タンク。
  2. 【請求項2】 燃料タンク(1)の外周に、その外周の
    箇所箇所において必要とされる一定の間隔(S)を、そ
    の箇所箇所に成形した間隔支持体(11、21、31、
    41)により設けて、内側に弾性膜(50)を張り巡ら
    せた消火剤タンク(10)で被包し、その消火剤タンク
    (10)内部に出来た空間を槽とし、その上部と下部と
    の間を複数個の細孔を付けた細孔付仕切板(25)で仕
    切り、その全槽内に消火剤(B)を充填して使用する事
    を特徴とする消火剤タンクで外周を包んだ車両用燃料タ
    ンク。
  3. 【請求項3】 燃料タンク1と消火剤タンク10との間
    の間隔(S)を弾性膜(50)に成型した突起による間
    隔支持体(51)によって支持する「請求項2」記載の
    消火剤タンクで外周を包んだ車両用燃料タンク。
  4. 【請求項4】 燃料タンク(1)の外周に、その外周の
    箇所箇所において必要とされる一定の間隔(S)を、そ
    の箇所箇所に成形した間隔支持体(11、21、31、
    41)により設けて、消火剤タンク(10)で被包し、
    その消火剤タンク(10)内部に出来た空間を槽とし、
    その槽内の上部空間に、消火剤流出孔(60)を底部周
    辺に複数個付けた袋状弾性膜(55)を内蔵させてから
    全槽内に消火剤(B)を充填して使用する事を特徴とす
    る消火剤タンクで外周を包んだ車両用燃料タンク。
  5. 【請求項5】 消火剤タンク(10)底部に穴を開け、
    そこに刻目(70)を入れたガラス板(75)の周囲を
    緩衝材(65)で囲んでから嵌入して、受熱開口部(8
    0)を設けた「請求項1及び2、3、4」記載の消火剤
    タンクで外周を包んだ車両用燃料タンク。
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