JPH09187301A - ウェイダー - Google Patents

ウェイダー

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JPH09187301A
JPH09187301A JP241296A JP241296A JPH09187301A JP H09187301 A JPH09187301 A JP H09187301A JP 241296 A JP241296 A JP 241296A JP 241296 A JP241296 A JP 241296A JP H09187301 A JPH09187301 A JP H09187301A
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JP
Japan
Prior art keywords
wader
waders
water
adhered
area
Prior art date
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Pending
Application number
JP241296A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Sasaki
誠夫 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Soshin Co Ltd
Original Assignee
Soshin Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Soshin Co Ltd filed Critical Soshin Co Ltd
Priority to JP241296A priority Critical patent/JPH09187301A/ja
Publication of JPH09187301A publication Critical patent/JPH09187301A/ja
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  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 独立気泡発泡体クロロプレンゴムや塩化ビニ
ル等からなるウェイダーに強度を損なうことなく透湿
性、通気性を付与する。 【解決手段】 独立気泡発泡体クロロプレンゴムを主体
層2とし、この主体層2の表側及び裏側にナイロンジャ
ージ3、3を接着表装してなる積層材4を靴付ズボン型
形状としてウェイダー本体5を形成し、このウェイダー
本体5の尻側股間付近5Aに多数の小孔6を穿孔し、当
該尻側股間付近5Aを完全に覆うようにウェイダー本体
5の外側面部に非透水性で通気性を有した当て布7を重
ねてその周縁を接着一体化し、ウェイダー1の尻側股間
付近5Aを積層材4と当て布7とが重なった2重構造と
したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、漁業、魚釣り等の
際、下半身が濡れないように装着するウェイダーに関す
る。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】最近の
ウェイダーには、独立気泡発泡体クロロプレンゴム(商
品名:ネオプレンゴム)から形成されたものがある。独
立気泡発泡体クロロプレンゴムは、非透水性、保温性及
び伸縮性に優れ、しかも軽量であるため、ウェイダーに
は好適な素材である。
【0003】しかしながら、独立気泡発泡体クロロプレ
ンゴムは通気性がないため、独立気泡発泡体クロロプレ
ンゴムから形成されたウェイダーを長時間使用している
うちに内部が蒸れてくるという問題点を有していた。ま
た、この長時間使用しているうちに内部が蒸れてくると
いう問題点は、独立気泡発泡体クロロプレンゴムばかり
かその他の非透水性合成樹脂、例えば塩化ビニル等にも
共通の問題であった。
【0004】ところで、ウェイダー内部の蒸れを防止す
る方法としては、ウェイダー本体を、透湿性と汗脂不透
過性とを有する親水性ポリウレタンなどの樹脂をコーテ
ィングした延伸多孔質ポリテトラフルオロエチレン層
に、通気性を有する布帛層を重ね合わせた積層材から整
形する方法(実公平1−44086号)等が開示されて
いる。
【0005】しかしながら、上記方法における積層材は
透湿性に優れているものの、特殊な樹脂を要するため大
変高価であるばかりか、破損し易く、特に岩場での魚釣
り等には必ずしも適していなかった。
【0006】そこで本発明は、かかる問題点に鑑みて、
独立気泡発泡体クロロプレンゴムや塩化ビニル等の非透
水性合成樹脂に透湿性、通気性を付与すると共に、安価
に製造できるものとし、しかも強度を損なうことのない
ウェイダーを提供せんとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は先ず、ウェイダ
ーに透湿性、通気性を付与すると共に安価に製造でき、
しかも強度を高めて破損しにくくするために、非透水性
合成樹脂からなるウェイダー本体の尻側股間付近、腹部
付近、腰部の両側付近、太股前側付近のいずれか一箇
所、或いはこれらの2か所以上の適宜範囲に通気口小孔
を多数形成し、この小孔群を囲って覆うようにウェイダ
ー本体に非透水性で通気性を有する当て布を合わせ、そ
の周縁部を接着してウェイダーを構成した。非透水性合
成樹脂の好ましい例としては、独立気泡発泡体クロロプ
レンゴム、塩化ビニル等である。
【0008】上記構成における小孔群の内、少なくとも
下端部付近の孔を大形孔として構成すれば、発汗部の透
湿性及び通気性を一層高めることができる。
【0009】本発明はまた、ウェイダーに透湿性、通気
性を付与すると共に安価に製造できるものとすべく、非
透水性合成樹脂からなるウェイダー本体の尻側股間付
近、腹部付近、腰部の両側付近、太股前側付近のいずれ
か一箇所、或いはこれらの2か所以上の適宜範囲を剥り
抜いて開口を形成し、この開口を囲って覆うようにウェ
イダー本体に非透水性で通気性を有する当て布を合わ
せ、その周縁部を接着してウェイダーを構成した。
【0010】なお、本発明におけるウェイダーは、靴付
ズボン型形状のもの、或いは靴なしズボン形状のもので
あってもよい。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を図面とと
もに説明する。
【0012】先ず第一の実施例としてのウェイダー1
は、独立気泡発泡体クロロプレンゴムを主体層2とし、
この主体層2の表側及び裏側にナイロンジャージ3、3
を接着表装してなる積層材4を、図1に示すように、靴
付ズボン型形状としてウェイダー本体5を形成し、この
ウェイダー本体5の尻側股間付近5A(図の一点鎖線に
囲まれた範囲)に多数の小孔6を穿孔し、当該尻側股間
付近5Aを完全に覆うようにウェイダー本体5の内側面
部又は外側面部(本実施例では外側面部)に所定形状の
非透水性で通気性を有した当て布7(図の実線に囲まれ
た部分)を重ねてその周縁を接着一体化し、図2に示す
ように、ウェイダー1の尻側股間付近5Aを積層材4と
当て布7とが重なった2重構造としたものである。
【0013】小孔6の大きさは、平均孔径が0.5cm
〜2.0cm好ましくは1.0cm程度となるように形
成してある。平均孔径が0.5cmより極めて小さけれ
ば通気性(透湿性)が十分でなくなり、逆に平均孔径が
2.0cmより極めて大きければ保形性と伸縮性とが同
時に十分に発揮し得なくなる。多数の小孔6の孔径を略
々同大例えば1.0cm程度に揃えると共に、下端付近
にのみ数cm径程度の大きい孔を設けて、尻側股間付近
5Aの発汗作用を一層高めることもできる。
【0014】当て布7は、耐水性を有するように約0.
2〜0.3μm若しくはそれより小さい通気間隙を有す
るものとしてある。
【0015】この当て布7の接着は、予め尻側股間付近
5Aの小孔群を囲う周縁に焼きゴテを当てて適宜幅に亘
ってジャージ3を焼き切り、好ましくは特殊な薬品によ
ってジャージ3を完全に剥ぎ取り独立気泡発泡体クロロ
プレンゴムからなる主体層2を露出させて接着部5B
(図1の斜線部)としておき、接着部5Bと当て布7の
周縁部とをイソプレンゴムなどの接着剤を塗布して接着
し、さらには該接着部5Bに高周波を照射して融着を行
って接着一体化するようにしてある。このようにジャー
ジ3を剥ぎ取り当て布7を接着することにより、ジャー
ジ3に生じる毛細管現象によりウェイダー内部へ水が浸
入するのを防ぐことができるばかりか、接着強度を高め
ることができる。
【0016】もっとも、接着手段としては上記手段に限
定されるものではない。例えば接着部5Bと当て布7の
周縁部とを接着した後、両縁に跨がって端縁処理テープ
を貼着して接着するようにしてもよい。
【0017】ウェイダー1は、上記構成であるから、ウ
ェイダー内部に発生した蒸れは小孔6及び当て布7を通
じてウェイダー本体5外部に発散してウェイダー内部が
蒸れないようになっている。しかも、当て布7は耐水性
を有し、接着部5Bから内部に水が浸入しないようにな
っているので、ウェイダー内部に外部の水が浸入するこ
ともない。さらに、尻側股間付近5Aは、積層材4で覆
われていると同時に多数の小孔6を設けたことにより伸
縮性が一層向上し、しかも、積層材4と当て布7とを重
ねた2重構造としてあるから、強度も一層優れたものと
なっている。
【0018】したがって、上記ウェイダー1の如く、ウ
ェイダー本体5を独立気泡発泡体クロロプレンゴムから
形成すると共に、下半身の中で最も運動が激しく、最も
発汗量が多く、しかも外部接触が多いため破損し易い尻
側股間付近に多数の小孔6を穿孔し、ここに当て布7を
固着して2重構造とすることにより、軽量で、保温性が
高く、それでいて内部が蒸れることがなく、しかも伸縮
性に富んで運動性能に優れ、破損しにくいウェイダーと
することができる。
【0019】なお、本実施例のウェイダー1では、当て
布7をウェイダー本体5の外側面部に接着してごみ等が
小孔6内に入り込まないようにしてあるが、内側面部に
接着するようにしてもよい。
【0020】また、小孔6を穿孔する箇所としては、上
記の如く運動量、発汗量の点から尻側股間5A付近は好
ましいが、ここに限定するものではなく、その他の蒸れ
やすい箇所、例えば図3乃至図5に示すように、腹部付
近、腰部の両側付近、太股の前側付近のいずれか一箇
所、或いは尻側股間付近、腹部付近、腰部の両側付近及
び太股の前側付近の2か所以上に設定するようにしても
よい。
【0021】次に、第二の実施例としてのウェイダー1
0は、図6及び図7に示すように、上記ウェイダー1に
おけるウェイダー5の尻側股間付近5A(図の点線に囲
まれた範囲)をプレス打ち抜き等により切除して開口1
1を設け、この開口11を完全に覆うようにウェイダー
本体5の外側面部又は内側面部(本実施例では外側面
部)に、上記実施例1と同様の手段により、上記当て布
7の周縁部を接着したものである。なお、前記小孔6及
び開口11は、積層材4の裁断の際すなわちウェイダー
本体5を形成する前に予め形成するようにしてもよい。
また、開口11とした場合には小孔6群を形成する範囲
よりも小さい範囲で切除するのが好ましい。
【0022】このように形成したウェイダー10の尻側
股間付近5Aにも、耐水性、透湿性、通気性及び伸縮性
のいずれをも付与することができるから、ウェイダー1
0は、軽量で、保温性が高く、それでいて内部が蒸れる
ことがなく、しかも運動性能が優れたものとすることが
できる。
【0023】なお、靴付きズボン形状のウェイダーを製
造する場合には、ズボン部分と靴の部分とをミシン等で
縫合することが多いが、この場合にこのミシン目から水
が浸入してくるのを防ぐために、予めズボン部分と靴の
部分との重合部分に焼きゴテを当てて適宜幅に亘ってジ
ャージを焼き切り、好ましくは特殊な薬品によってジャ
ージを完全に剥ぎ取って独立気泡発泡体クロロプレンゴ
ムからなる主体層を露出させておき、イソプレンゴムな
どの接着剤を塗布して接着し、さらには高周波を照射し
て融着を行い接着一体化するのが好ましい。
【0024】また、開口11を形成する場所は、上記ウ
ェイダー1と同様の理由により尻側股間付近に限定する
ものではなく、その他の蒸れやすい箇所、すなわち図8
乃至図10に示すように、腹部付近、腰部の両側付近、
太股の前側付近のいずれか一箇所、或いは尻側股間付
近、腹部付近、腰部の両側付近及び太股の前側付近の2
か所以上に設定するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るウェイダーの背面図で
ある。
【図2】図1のII−II線部分の要部を拡大して示した切
断端面図である。
【図3】図1とは異なる箇所に小孔を形成したウェイダ
ーの前面図である。
【図4】同じく、図1とは異なる箇所に小孔を形成した
ウェイダーの側面図である。
【図5】同じく、図1とは異なる箇所に小孔を形成した
ウェイダーの前面図である。
【図6】図1とは異なる実施例に係わるウェイダーの背
面図である。
【図7】図3の要部を拡大して示した切断端面図であ
る。
【図8】図3とは異なる箇所に開口を形成したウェイダ
ーの前面図である。
【図9】同じく、図3とは異なる開口を形成したウェイ
ダーの側面図である。
【図10】同じく、図3とは異なる開口を形成したウェイ
ダーの前面図である。
【符号の説明】
1,10 ウェイダー 2 主体層 3 ジャージ 4 積層材 5 ウェイダー本体 6 小孔 7 当て布 11 開口

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非透水性合成樹脂からなるウェイダー本
    体の尻側股間付近、腹部付近、腰部の両側付近、太股前
    側付近のいずれか一箇所、或いはこれらの2か所以上の
    適宜範囲に通気口小孔を多数形成し、この小孔群を囲っ
    て覆うようにウェイダー本体に非透水性で通気性を有す
    る当て布を合わせ、その周縁部を接着してなる構成を有
    するウェイダー。
  2. 【請求項2】 小孔群のうち、少なくとも下端部付近の
    孔を大形孔としてなる請求項1に記載のウェイダー。
  3. 【請求項3】 非透水性合成樹脂からなるウェイダー本
    体の尻側股間付近、腹部付近、腰部の両側付近、太股前
    側付近のいずれか一箇所、或いはこれらの2か所以上の
    適宜範囲を剥り抜いて開口を形成し、この開口を囲って
    覆うようにウェイダー本体に非透水性で通気性を有する
    当て布を合わせ、その周縁部を接着してなる構成を有す
    るウェイダー。
JP241296A 1996-01-10 1996-01-10 ウェイダー Pending JPH09187301A (ja)

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JP241296A JPH09187301A (ja) 1996-01-10 1996-01-10 ウェイダー

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JP241296A Pending JPH09187301A (ja) 1996-01-10 1996-01-10 ウェイダー

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JP (1) JPH09187301A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100987069B1 (ko) * 2002-07-12 2010-10-11 가부시키가이샤 시마노 낚시용 바지

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KR100987069B1 (ko) * 2002-07-12 2010-10-11 가부시키가이샤 시마노 낚시용 바지

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