JPH09186640A - 衛星通信ネットワークシステム - Google Patents
衛星通信ネットワークシステムInfo
- Publication number
- JPH09186640A JPH09186640A JP35248395A JP35248395A JPH09186640A JP H09186640 A JPH09186640 A JP H09186640A JP 35248395 A JP35248395 A JP 35248395A JP 35248395 A JP35248395 A JP 35248395A JP H09186640 A JPH09186640 A JP H09186640A
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- JP
- Japan
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- satellite
- station
- peripheral
- ground port
- central station
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スター型ネットワーク構成を意識することな
く、全ての周辺局間のメッシュ型通信を可能にする衛星
通信システムを提供する 【解決手段】 中心局Ｃ１の衛星通信部１０１には、あ
る周辺局から受信した信号をそのヘッダに従って別の周
辺局へ折り返す上り衛星回線から下り衛星回線へのルー
ティングを行うネットワーク層が組み込まれ、各周辺局
Ｐ１１、Ｐ１２、Ｐ１３、・・・の衛星通信部には、自
局の地上ポートから受信した信号の宛先が自局の別の地
上ポートである場合にその受信信号をその別の地上ポー
トへルーティングするネットワーク層が組み込まれてい
る。
く、全ての周辺局間のメッシュ型通信を可能にする衛星
通信システムを提供する 【解決手段】 中心局Ｃ１の衛星通信部１０１には、あ
る周辺局から受信した信号をそのヘッダに従って別の周
辺局へ折り返す上り衛星回線から下り衛星回線へのルー
ティングを行うネットワーク層が組み込まれ、各周辺局
Ｐ１１、Ｐ１２、Ｐ１３、・・・の衛星通信部には、自
局の地上ポートから受信した信号の宛先が自局の別の地
上ポートである場合にその受信信号をその別の地上ポー
トへルーティングするネットワーク層が組み込まれてい
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は衛星通信システムに
係り、特に、１つの中心局に複数の周辺局がスター型に
配置されている衛星通信システムにおける周辺局間の通
信方式に関する。
係り、特に、１つの中心局に複数の周辺局がスター型に
配置されている衛星通信システムにおける周辺局間の通
信方式に関する。
【０００２】
【従来の技術】中心局と周辺局とが通信衛星を介してス
ター型に配置されている衛星通信システムとしてはＶＳ
ＡＴ（Very Small Aperture Terminal）システムが知ら
れている。このようなＶＳＡＴシステムでは、基本的に
は中心局と周辺局との間で通信衛星を介して通信が行わ
れるが、周辺局間の通信では中心局に接続された外部ル
ーティング処理部を経由することが必要であった（図５
の従来ルートを参照）。このようなルーティング機能を
実現するシステムとしては、例えば本出願人による特願
平４−２０６８８８号に記載されているルーティング情
報管理方式がある。以下、スター型ＶＳＡＴ衛星通信ネ
ットワークにおける周辺局間の通信方式について、図面
を参照しながら説明する。
ター型に配置されている衛星通信システムとしてはＶＳ
ＡＴ（Very Small Aperture Terminal）システムが知ら
れている。このようなＶＳＡＴシステムでは、基本的に
は中心局と周辺局との間で通信衛星を介して通信が行わ
れるが、周辺局間の通信では中心局に接続された外部ル
ーティング処理部を経由することが必要であった（図５
の従来ルートを参照）。このようなルーティング機能を
実現するシステムとしては、例えば本出願人による特願
平４−２０６８８８号に記載されているルーティング情
報管理方式がある。以下、スター型ＶＳＡＴ衛星通信ネ
ットワークにおける周辺局間の通信方式について、図面
を参照しながら説明する。
【０００３】図６は、従来の周辺局間通信方式の一例を
示す通信階層図である。ここでは、１つの中心局６０１
に属する周辺局６０４と他の中心局に属する周辺局６０
７が通信を行う場合を例示している。なお、物理層、デ
ータリンク層およびネットワーク層の各通信階層は、周
知のように、ＯＳＩ（Open Systems Interconnection）
参照モデルに基づくものである。
示す通信階層図である。ここでは、１つの中心局６０１
に属する周辺局６０４と他の中心局に属する周辺局６０
７が通信を行う場合を例示している。なお、物理層、デ
ータリンク層およびネットワーク層の各通信階層は、周
知のように、ＯＳＩ（Open Systems Interconnection）
参照モデルに基づくものである。
【０００４】中心局６０１は地上通信部６０２と衛星通
信部６０３とを有し、地上通信部６０２によって外部ル
ーティング処理部との通信を行い、衛星通信部６０３に
よって衛星との通信を行う。周辺局６０４は衛星通信部
６０５および地上通信部６０６を有し、衛星通信部６０
５によって衛星との通信を行い、地上通信部６０６によ
って複数の地上端末との通信を行う。同様に、周辺局６
０７も衛星通信部６０８および地上通信部６０９を有す
る。このようなＶＳＡＴ衛星通信システムにおいて、周
辺局６０４と周辺局６０７との間の通信経路は、中心局
６０１に接続された外部ルーティング処理部あるいは中
心局６０１の地上通信部６０２のネットワーク層に組み
込まれているルーティング機能に依存して確立される。
信部６０３とを有し、地上通信部６０２によって外部ル
ーティング処理部との通信を行い、衛星通信部６０３に
よって衛星との通信を行う。周辺局６０４は衛星通信部
６０５および地上通信部６０６を有し、衛星通信部６０
５によって衛星との通信を行い、地上通信部６０６によ
って複数の地上端末との通信を行う。同様に、周辺局６
０７も衛星通信部６０８および地上通信部６０９を有す
る。このようなＶＳＡＴ衛星通信システムにおいて、周
辺局６０４と周辺局６０７との間の通信経路は、中心局
６０１に接続された外部ルーティング処理部あるいは中
心局６０１の地上通信部６０２のネットワーク層に組み
込まれているルーティング機能に依存して確立される。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スター型衛星通信システムにおける周辺局間通信方式で
は、外部ルーティング処理部あるいは地上通信部６０２
のネットワーク層のルーティング機能を用いて通信経路
を確立するために、周辺局から受信したデータを地上通
信部６０２のネットワーク層あるいは外部ルーティング
処理部へ送信し、それを再び衛星通信部６０３へ転送し
て宛先の周辺局６０７へ送信する必要があった。
スター型衛星通信システムにおける周辺局間通信方式で
は、外部ルーティング処理部あるいは地上通信部６０２
のネットワーク層のルーティング機能を用いて通信経路
を確立するために、周辺局から受信したデータを地上通
信部６０２のネットワーク層あるいは外部ルーティング
処理部へ送信し、それを再び衛星通信部６０３へ転送し
て宛先の周辺局６０７へ送信する必要があった。
【０００６】本発明の目的は、スター型ネットワーク構
成を意識することなく、全ての周辺局間のメッシュ型通
信を可能にする衛星通信システムを提供することにあ
る。
成を意識することなく、全ての周辺局間のメッシュ型通
信を可能にする衛星通信システムを提供することにあ
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明による衛星通信ネ
ットワークシステムは、通信衛星と、１つの中心局と、
その中心局に属する複数の周辺局と、前記中心局に属す
る複数の中心局地上ポートと、各周辺局に属する複数の
周辺局地上ポートと、からなり、衛星回線を通して中心
局と周辺局との間で通信が行われるスター型ネットワー
クであって、中心局には通信衛星との通信を行う第１衛
星通信部と、任意の中心局地上ポートとの通信を行う第
１地上通信部とが設けられ、その第１衛星通信部には、
第１周辺局から受信した信号に含まれるヘッダの宛先に
従って第２周辺局を特定し第１周辺局から受信した信号
を第２周辺局へ送信するルーティングと、第１の中心局
地上ポートから受信した信号が第２の中心局地上ポート
を宛先としている場合に第１の中心局地上ポートから受
信した信号を第２の中心局地上ポートへ送信するルーテ
ィングを行うネットワーク層が組み込まれている。ま
た、各周辺局は通信衛星との通信を行う第２衛星通信部
と、任意の周辺局地上ポートとの通信を行う第２地上通
信部とを有し、その第２衛星通信部には、第１の周辺局
地上ポートから受信した信号が第２の周辺局地上ポート
を宛先としている場合に第１の周辺局地上ポートから受
信した信号を第２の周辺局地上ポートへ送信するルーテ
ィングを行うネットワーク層が組み込まれている。
ットワークシステムは、通信衛星と、１つの中心局と、
その中心局に属する複数の周辺局と、前記中心局に属す
る複数の中心局地上ポートと、各周辺局に属する複数の
周辺局地上ポートと、からなり、衛星回線を通して中心
局と周辺局との間で通信が行われるスター型ネットワー
クであって、中心局には通信衛星との通信を行う第１衛
星通信部と、任意の中心局地上ポートとの通信を行う第
１地上通信部とが設けられ、その第１衛星通信部には、
第１周辺局から受信した信号に含まれるヘッダの宛先に
従って第２周辺局を特定し第１周辺局から受信した信号
を第２周辺局へ送信するルーティングと、第１の中心局
地上ポートから受信した信号が第２の中心局地上ポート
を宛先としている場合に第１の中心局地上ポートから受
信した信号を第２の中心局地上ポートへ送信するルーテ
ィングを行うネットワーク層が組み込まれている。ま
た、各周辺局は通信衛星との通信を行う第２衛星通信部
と、任意の周辺局地上ポートとの通信を行う第２地上通
信部とを有し、その第２衛星通信部には、第１の周辺局
地上ポートから受信した信号が第２の周辺局地上ポート
を宛先としている場合に第１の周辺局地上ポートから受
信した信号を第２の周辺局地上ポートへ送信するルーテ
ィングを行うネットワーク層が組み込まれている。
【０００８】より詳しくは、中心局の第１衛星通信部に
は、上り衛星回線から任意の中心局地上ポートへのルー
ティング、任意の中心局地上ポートから下り衛星回線へ
のルーティング、上り衛星回線から下り衛星回線へのル
ーティング、及び任意の中心局地上ポートから他の中心
局地上ポートへのルーティングを実行するネットワーク
層におけるルーティング制御機能が組み込まれ、各周辺
局の第２衛星通信部には、下り衛星回線から任意の周辺
局地上ポートへのルーティング、任意の周辺局地上ポー
トから上り衛星回線へのルーティング、及び任意の周辺
局地上ポートから他の周辺局地上ポートへのルーティン
グを実行するネットワーク層におけるルーティング制御
機能が組み込まれている。
は、上り衛星回線から任意の中心局地上ポートへのルー
ティング、任意の中心局地上ポートから下り衛星回線へ
のルーティング、上り衛星回線から下り衛星回線へのル
ーティング、及び任意の中心局地上ポートから他の中心
局地上ポートへのルーティングを実行するネットワーク
層におけるルーティング制御機能が組み込まれ、各周辺
局の第２衛星通信部には、下り衛星回線から任意の周辺
局地上ポートへのルーティング、任意の周辺局地上ポー
トから上り衛星回線へのルーティング、及び任意の周辺
局地上ポートから他の周辺局地上ポートへのルーティン
グを実行するネットワーク層におけるルーティング制御
機能が組み込まれている。
【０００９】本発明の他の観点からは、１つの中心局と
その中心局に属する複数の周辺局とからなり、通信衛星
を介して中心局と周辺局との間で通信が行われるスター
型衛星通信ネットワークにおいて、中心局は通信衛星と
の通信を行う衛星通信部を有し、その衛星通信部は第１
周辺局から受信した信号に含まれるヘッダの宛先アドレ
スに従って第２周辺局を特定し受信した信号を第２周辺
局へ送信するネットワーク層におけるルーティング制御
を行うことで、上り衛星回線から下り衛星回線へのルー
ティングを実行する。
その中心局に属する複数の周辺局とからなり、通信衛星
を介して中心局と周辺局との間で通信が行われるスター
型衛星通信ネットワークにおいて、中心局は通信衛星と
の通信を行う衛星通信部を有し、その衛星通信部は第１
周辺局から受信した信号に含まれるヘッダの宛先アドレ
スに従って第２周辺局を特定し受信した信号を第２周辺
局へ送信するネットワーク層におけるルーティング制御
を行うことで、上り衛星回線から下り衛星回線へのルー
ティングを実行する。
【００１０】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態について図面を
参照しながら詳細に説明する。
参照しながら詳細に説明する。
【００１１】図１は、本発明による衛星通信システムの
一実施形態を示す概略的システム構成図である。本シス
テムはスター型ＶＳＡＴネットワークであり、中心局Ｃ
１と、中心局Ｃ１に属する複数の周辺局Ｐ１１、Ｐ１
２、Ｐ１３、・・・と、からなる。中心局Ｃ１は衛星通
信部１０１と地上通信部１０２とを有し、衛星通信部１
０１によって衛星との通信を行い、地上通信部１０２に
よって自局の地上ポート（図示せず）との通信を行う。
中心局Ｃ１は衛星回線を通して複数の周辺局Ｐ１１、Ｐ
１２、Ｐ１３、・・・を配下に有し、各周辺局には衛星
通信部２０１および地上通信部２０２が設けられてい
る。衛星通信部２０１によって衛星との通信が行われ、
地上通信部２０２によって自局の複数の地上ポートＴと
の通信が行われる。
一実施形態を示す概略的システム構成図である。本シス
テムはスター型ＶＳＡＴネットワークであり、中心局Ｃ
１と、中心局Ｃ１に属する複数の周辺局Ｐ１１、Ｐ１
２、Ｐ１３、・・・と、からなる。中心局Ｃ１は衛星通
信部１０１と地上通信部１０２とを有し、衛星通信部１
０１によって衛星との通信を行い、地上通信部１０２に
よって自局の地上ポート（図示せず）との通信を行う。
中心局Ｃ１は衛星回線を通して複数の周辺局Ｐ１１、Ｐ
１２、Ｐ１３、・・・を配下に有し、各周辺局には衛星
通信部２０１および地上通信部２０２が設けられてい
る。衛星通信部２０１によって衛星との通信が行われ、
地上通信部２０２によって自局の複数の地上ポートＴと
の通信が行われる。
【００１２】中心局Ｃ１の衛星通信部１０１にはルーテ
ィングを行うネットワーク層が組み込まれており、次の
ルーティング処理が行われる。上り（INBOUND）衛星回
線から自局の任意の地上ポートへのルーティング、自局
の任意の地上ポートから下り（OUTBOUND）衛星回線への
ルーティング、上り衛星回線から下り衛星回線へのルー
ティング、及び自局の任意の地上ポートから自局の他の
地上ポートへのルーティングである。なお、上り衛星回
線は配下の周辺局から自局への回線、下り衛星回線は自
局から配下の周辺局への回線をいう。以下同様である。
ィングを行うネットワーク層が組み込まれており、次の
ルーティング処理が行われる。上り（INBOUND）衛星回
線から自局の任意の地上ポートへのルーティング、自局
の任意の地上ポートから下り（OUTBOUND）衛星回線への
ルーティング、上り衛星回線から下り衛星回線へのルー
ティング、及び自局の任意の地上ポートから自局の他の
地上ポートへのルーティングである。なお、上り衛星回
線は配下の周辺局から自局への回線、下り衛星回線は自
局から配下の周辺局への回線をいう。以下同様である。
【００１３】各周辺局の衛星通信部に組み込まれたネッ
トワーク層では、下り衛星回線から自局の任意の地上ポ
ートＴへのルーティング、自局の任意の地上ポートＴか
ら上り衛星回線へのルーティング、及び自局の任意の地
上ポートＴから自局の他の地上ポートＴへのルーティン
グが行われる。
トワーク層では、下り衛星回線から自局の任意の地上ポ
ートＴへのルーティング、自局の任意の地上ポートＴか
ら上り衛星回線へのルーティング、及び自局の任意の地
上ポートＴから自局の他の地上ポートＴへのルーティン
グが行われる。
【００１４】図２は、中心局の衛星通信部による上り衛
星回線から下り衛星回線へのルーティングを示す周辺局
間通信の通信階層図である。先ず、周辺局Ｐ１１に属す
る地上ポートＴが周辺局Ｐ１３に属する他の地上ポート
Ｔを宛先としてデータを送信したとする。このデータは
周辺局Ｐ１１の地上通信部２０２で受信され、衛星通信
部２０１によって上り衛星回線を通して中心局Ｃ１へ送
信される。中心局Ｃ１の衛星通信部１０１のネットワー
ク層では、受信したデータのヘッダに書き込まれた宛先
ポートアドレスから配下の周辺局Ｐ１３を特定し、下り
衛星回線を通して周辺局Ｐ１３へデータを送信する。周
辺局Ｐ１３の衛星通信部２０３は自局宛のデータを受信
すると、そのヘッダの宛先ポートアドレスに従って地上
通信部２０４を通して宛先地上ポートＴへデータを送信
する。即ち、中心局Ｃ１の衛星通信部１０１のネットワ
ーク層において上り衛星回線から下り衛星回線へのルー
ティングが行われ、破線で示す通信経路が形成される。
地上通信部１０２は、そのルーティングには何ら関与し
ない。
星回線から下り衛星回線へのルーティングを示す周辺局
間通信の通信階層図である。先ず、周辺局Ｐ１１に属す
る地上ポートＴが周辺局Ｐ１３に属する他の地上ポート
Ｔを宛先としてデータを送信したとする。このデータは
周辺局Ｐ１１の地上通信部２０２で受信され、衛星通信
部２０１によって上り衛星回線を通して中心局Ｃ１へ送
信される。中心局Ｃ１の衛星通信部１０１のネットワー
ク層では、受信したデータのヘッダに書き込まれた宛先
ポートアドレスから配下の周辺局Ｐ１３を特定し、下り
衛星回線を通して周辺局Ｐ１３へデータを送信する。周
辺局Ｐ１３の衛星通信部２０３は自局宛のデータを受信
すると、そのヘッダの宛先ポートアドレスに従って地上
通信部２０４を通して宛先地上ポートＴへデータを送信
する。即ち、中心局Ｃ１の衛星通信部１０１のネットワ
ーク層において上り衛星回線から下り衛星回線へのルー
ティングが行われ、破線で示す通信経路が形成される。
地上通信部１０２は、そのルーティングには何ら関与し
ない。
【００１５】図３は、中心局及び周辺局の自局地上ポー
ト間通信のルーティングを示す通信階層図である。中心
局Ｃ１の地上通信部１０２によってある自局地上ポート
から他の自局地上ポート宛のデータが受信されると、衛
星通信部１０１のネットワーク層において折り返され、
再び地上通信部１０２を通して地上通信路へ送出され
る。同様に、周辺局においても、地上通信部２０２によ
ってある自局地上ポートＴから他の自局地上ポートＴ宛
のデータが受信されると、衛星通信部２０１のネットワ
ーク層において折り返され、再び地上通信部２０２を通
して地上通信路へ送出される。
ト間通信のルーティングを示す通信階層図である。中心
局Ｃ１の地上通信部１０２によってある自局地上ポート
から他の自局地上ポート宛のデータが受信されると、衛
星通信部１０１のネットワーク層において折り返され、
再び地上通信部１０２を通して地上通信路へ送出され
る。同様に、周辺局においても、地上通信部２０２によ
ってある自局地上ポートＴから他の自局地上ポートＴ宛
のデータが受信されると、衛星通信部２０１のネットワ
ーク層において折り返され、再び地上通信部２０２を通
して地上通信路へ送出される。
【００１６】図４は、本実施形態における衛星通信部の
ネットワーク層で処理されるプロトコルヘッダの一例で
ある。ネットワーク層において処理されるヘッダは、中
心局番号、周辺局番号及び地上ポート番号からなる。中
心局Ｃ１及び各周辺局の衛星通信部のネットワーク層で
は、このヘッダを用いて上記ルーティング処理が行われ
る。
ネットワーク層で処理されるプロトコルヘッダの一例で
ある。ネットワーク層において処理されるヘッダは、中
心局番号、周辺局番号及び地上ポート番号からなる。中
心局Ｃ１及び各周辺局の衛星通信部のネットワーク層で
は、このヘッダを用いて上記ルーティング処理が行われ
る。
【００１７】図５は、本発明と従来例との通信経路を比
較した衛星通信システムの模式的構成図である。従来で
は、中心局Ｃ１の外部にルーティング情報サーバ５０１
が設けられ、中心局Ｃ１で受信された信号は一旦ルーテ
ィング情報サーバへ送信され、そこでルーティングが行
われる。従って、従来では、破線で示すように外部のル
ーティング情報サーバ５０１を経由した通信経路を通し
て周辺局間通信が行われていた。
較した衛星通信システムの模式的構成図である。従来で
は、中心局Ｃ１の外部にルーティング情報サーバ５０１
が設けられ、中心局Ｃ１で受信された信号は一旦ルーテ
ィング情報サーバへ送信され、そこでルーティングが行
われる。従って、従来では、破線で示すように外部のル
ーティング情報サーバ５０１を経由した通信経路を通し
て周辺局間通信が行われていた。
【００１８】これに対して、本発明によれば、中心局Ｃ
１の衛星通信部１０１のネットワーク層においてルーテ
ィングが行われるために、外部のルーティング情報サー
バ５０１を設ける必要が無く、中心局Ｃ１の衛星通信部
１０１のネットワーク層でデータを折り返して下り衛星
回線を通して周辺局間通信を行うことができる。即ち、
物理的にはスター型のＶＳＡＴネットワークを用いて、
全ての地上ポートを対象とするメッシュ型ネットワーク
と同等の通信が可能となる。言い換えれば、ＶＳＡＴ衛
星通信ネットワークにおいて、スター構成の衛星物理パ
スを意識することなく、トランスポート層以上のレイヤ
でＳＡＣ、ＶＳＡＴの全ポートを対象とするメッシュ型
通信が可能となる。
１の衛星通信部１０１のネットワーク層においてルーテ
ィングが行われるために、外部のルーティング情報サー
バ５０１を設ける必要が無く、中心局Ｃ１の衛星通信部
１０１のネットワーク層でデータを折り返して下り衛星
回線を通して周辺局間通信を行うことができる。即ち、
物理的にはスター型のＶＳＡＴネットワークを用いて、
全ての地上ポートを対象とするメッシュ型ネットワーク
と同等の通信が可能となる。言い換えれば、ＶＳＡＴ衛
星通信ネットワークにおいて、スター構成の衛星物理パ
スを意識することなく、トランスポート層以上のレイヤ
でＳＡＣ、ＶＳＡＴの全ポートを対象とするメッシュ型
通信が可能となる。
【図１】本発明による衛星通信システムの一実施形態を
示す概略的システム構成図である。
示す概略的システム構成図である。
【図２】中心局の衛星通信部による上り衛星回線から下
り衛星回線へのルーティングを示す周辺局間通信の通信
階層図である。
り衛星回線へのルーティングを示す周辺局間通信の通信
階層図である。
【図３】中心局及び周辺局の自局地上ポート間通信のル
ーティングを示す通信階層図である。
ーティングを示す通信階層図である。
【図４】本実施形態における衛星通信部のネットワーク
層で処理されるプロトコルヘッダの一例を示す概略的フ
ォーマット図である。
層で処理されるプロトコルヘッダの一例を示す概略的フ
ォーマット図である。
【図５】本発明と従来例との通信経路を比較した衛星通
信システムの模式的構成図である。
信システムの模式的構成図である。
【図６】従来の周辺局間通信方式の一例を示す通信階層
図である。
図である。
Ｃ１ 中心局 Ｐ１１〜Ｐ１３ 周辺局 １０１ 衛星通信部 １０２ 地上通信部 ２０１ 衛星通信部 ２０２ 地上通信部 ２０３ 衛星通信部 ２０４ 地上通信部
Claims (3)
- 【請求項１】 通信衛星と、１つの中心局と、その中心
局に属する複数の周辺局と、前記中心局に属する複数の
中心局地上ポートと、前記各周辺局に属する複数の周辺
局地上ポートと、からなり、衛星回線を通して前記中心
局と前記周辺局との間で通信が行われるスター型衛星通
信ネットワークにおいて、 前記中心局は、前記通信衛星との通信を行う第１衛星通
信部と、任意の中心局地上ポートとの通信を行う第１地
上通信部と、からなり、 前記第１衛星通信部は、第１周辺局から受信した信号に
含まれるヘッダの宛先に従って第２周辺局を特定し前記
第１周辺局から受信した信号を前記第２周辺局へ送信
し、第１の中心局地上ポートから受信した信号が第２の
中心局地上ポートを宛先としている場合に前記第１の中
心局地上ポートから受信した信号を前記第２の中心局地
上ポートへ送信する、第１ルーティング制御手段を有
し、 各周辺局は、前記通信衛星との通信を行う第２衛星通信
部と、任意の周辺局地上ポートとの通信を行う第２地上
通信部と、からなり、 前記衛星通信部は、第１の周辺局地上ポートから受信し
た信号が第２の周辺局地上ポートを宛先としている場合
に前記第１の周辺局地上ポートから受信した信号を前記
第２の周辺局地上ポートへ送信する、第２ルーティング
制御手段を有する、 ことを特徴とする衛星通信ネットワークシステム。 - 【請求項２】 前記第１ルーティング制御手段は、ネッ
トワーク層における、上り衛星回線から任意の中心局地
上ポートへのルーティング、任意の中心局地上ポートか
ら下り衛星回線へのルーティング、上り衛星回線から下
り衛星回線へのルーティング、及び任意の中心局地上ポ
ートから他の中心局地上ポートへのルーティングを実行
し、 前記第２ルーティング制御手段は、ネットワーク層にお
ける、下り衛星回線から任意の周辺局地上ポートへのル
ーティング、任意の周辺局地上ポートから上り衛星回線
へのルーティング、及び任意の周辺局地上ポートから他
の周辺局地上ポートへのルーティングを実行する、 ことを特徴とする請求項１記載の衛星通信ネットワーク
システム。 - 【請求項３】 １つの中心局とその中心局に属する複数
の周辺局とからなり、通信衛星を介して前記中心局と前
記周辺局との間で通信が行われるスター型衛星通信ネッ
トワークにおいて、 前記中心局は前記通信衛星との通信を行う衛星通信部を
有し、 前記衛星通信部は、第１周辺局から受信した信号に含ま
れるヘッダの宛先アドレスに従って第２周辺局を特定し
前記信号を前記第２周辺局へ送信するネットワーク層に
おけるルーティング制御手段を有する、 ことを特徴とする衛星通信ネットワークシステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35248395A JP2964936B2 (ja) | 1995-12-30 | 1995-12-30 | 衛星通信ネットワークシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35248395A JP2964936B2 (ja) | 1995-12-30 | 1995-12-30 | 衛星通信ネットワークシステム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09186640A true JPH09186640A (ja) | 1997-07-15 |
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- 1995-12-30 JP JP35248395A patent/JP2964936B2/ja not_active Expired - Fee Related
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