JPH09186541A - 圧電振動子の製造方法 - Google Patents
圧電振動子の製造方法Info
- Publication number
- JPH09186541A JPH09186541A JP1290597A JP1290597A JPH09186541A JP H09186541 A JPH09186541 A JP H09186541A JP 1290597 A JP1290597 A JP 1290597A JP 1290597 A JP1290597 A JP 1290597A JP H09186541 A JPH09186541 A JP H09186541A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- case
- piezoelectric vibrator
- metal ring
- airtight terminal
- glass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title description 6
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 37
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims abstract description 37
- 238000003466 welding Methods 0.000 claims abstract description 24
- 239000011521 glass Substances 0.000 claims description 20
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 claims description 12
- 229910000679 solder Inorganic materials 0.000 abstract description 15
- 238000007789 sealing Methods 0.000 abstract description 11
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 abstract description 4
- 238000000034 method Methods 0.000 description 21
- 230000032683 aging Effects 0.000 description 5
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 4
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 description 3
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 239000011261 inert gas Substances 0.000 description 2
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 2
- PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N nickel Substances [Ni] PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000000149 penetrating effect Effects 0.000 description 2
- 238000007740 vapor deposition Methods 0.000 description 2
- 206010011469 Crying Diseases 0.000 description 1
- 235000014676 Phragmites communis Nutrition 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 239000000428 dust Substances 0.000 description 1
- 238000005538 encapsulation Methods 0.000 description 1
- 229910000833 kovar Inorganic materials 0.000 description 1
- MOFOBJHOKRNACT-UHFFFAOYSA-N nickel silver Chemical compound [Ni].[Ag] MOFOBJHOKRNACT-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000010956 nickel silver Substances 0.000 description 1
- 238000010791 quenching Methods 0.000 description 1
- 230000000171 quenching effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】気密性を保つための半田からガスが放出された
り、封止部がゆるむことを防止する。 【解決手段】リードを備えた気密端子のリードに圧電振
動片を固定し、この気密端子の外周部の金属環にケース
をかぶせ、金属環とケースとを回転させながら両者をレ
ーザ溶接又はシーム溶接により封止することにより、ガ
スの放出と封止部のゆるみを防止する。
り、封止部がゆるむことを防止する。 【解決手段】リードを備えた気密端子のリードに圧電振
動片を固定し、この気密端子の外周部の金属環にケース
をかぶせ、金属環とケースとを回転させながら両者をレ
ーザ溶接又はシーム溶接により封止することにより、ガ
スの放出と封止部のゆるみを防止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は圧電振動子に関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】従来の圧電振動子の平面図を図7に示
す。
す。
【0003】図のように従来の圧電振動子の断面は円筒
形をしている。
形をしている。
【0004】図8は従来の圧電振動子の正面図である。
【0005】インナーリード21は外側の金属環22と
ガラス23により絶縁され固定し、気密端子25となっ
ている。
ガラス23により絶縁され固定し、気密端子25となっ
ている。
【0006】アウターリード24はそのまま延長してあ
る。
る。
【0007】矩形状圧電発振片26は蒸着等の手段を用
いて電極27を形成してある。
いて電極27を形成してある。
【0008】この矩形状圧電発振片26とインナーリー
ド21とは半田28により固定されていた。
ド21とは半田28により固定されていた。
【0009】そして、真空中でAg(図示せず)等を電
極27上に付着させて周波数調整をしていた。
極27上に付着させて周波数調整をしていた。
【0010】これを真空中又は不活性ガス中でケース2
9と気密端子25をプレスにより圧入し封入していた。
9と気密端子25をプレスにより圧入し封入していた。
【0011】尚、封入後気密性を保つために金属環22
の外周、ケース28に半田30等をあらかじめメッキさ
せておき、封入後、気密端子25とケース29のハメア
イにより気密性を保っていた。
の外周、ケース28に半田30等をあらかじめメッキさ
せておき、封入後、気密端子25とケース29のハメア
イにより気密性を保っていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の技術で
は気密性を保つために半田を使用しているので、長期間
放置するエージング特性において、半田から放出するガ
スや、封止部の半田のシメシロのゆるみにより周波数が
徐々に変化するという欠点を有していた。
は気密性を保つために半田を使用しているので、長期間
放置するエージング特性において、半田から放出するガ
スや、封止部の半田のシメシロのゆるみにより周波数が
徐々に変化するという欠点を有していた。
【0013】そこで本発明の目的とするところは長期間
のエージングにおいても周波数変化の少ない圧電振動子
を提供するところにある。
のエージングにおいても周波数変化の少ない圧電振動子
を提供するところにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】断面が円形で外側の金属
環とガラスにより絶縁された二本以上のリードを有する
気密端子を用いて、インナーリードが矩形状圧電発振片
の同一平面状に二本以上固定されており、この気密端子
の金属環の一部を長さ方向に延長し、ガラスのない部分
でツバのない円筒形のケースとケース外径内で溶接によ
り封止されていることを特徴とする。
環とガラスにより絶縁された二本以上のリードを有する
気密端子を用いて、インナーリードが矩形状圧電発振片
の同一平面状に二本以上固定されており、この気密端子
の金属環の一部を長さ方向に延長し、ガラスのない部分
でツバのない円筒形のケースとケース外径内で溶接によ
り封止されていることを特徴とする。
【0015】さらに断面を楕円形にしたことを特徴とす
る。
る。
【0016】また、矩形状圧電発振片がインナー側のリ
ードに片持で支持されていることを特徴とする。
ードに片持で支持されていることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を以下により説明
する。
する。
【0018】図1は本発明の圧電振動子の平面図を示し
てあり、断面は円形で直径を3mmにしてある。
てあり、断面は円形で直径を3mmにしてある。
【0019】図2は本発明の圧電振動子の正面図を示し
てある。
てある。
【0020】リードは矩形状圧電発振片6を固定する側
をインナーリード1と呼び、基板等に実装する側をアウ
ターリード4と呼ぶ。
をインナーリード1と呼び、基板等に実装する側をアウ
ターリード4と呼ぶ。
【0021】インナーリード1、アウターリード4は外
側の金属環2とはガラス3により絶縁されて、気密端子
5となっている。
側の金属環2とはガラス3により絶縁されて、気密端子
5となっている。
【0022】金属環2は封止時の溶接のためにアウター
リード4側に延長されている。このガラス3のない延長
された金属環の長さはガラス封止部の長さの1/2もあ
れば良い。あまり長くしても圧電振動子としての長さが
長くなるだけなので必要最小限の寸法にしておけばよ
い。
リード4側に延長されている。このガラス3のない延長
された金属環の長さはガラス封止部の長さの1/2もあ
れば良い。あまり長くしても圧電振動子としての長さが
長くなるだけなので必要最小限の寸法にしておけばよ
い。
【0023】矩形状圧電発振片6は蒸着等の手段を用い
てAg等の金属を3000Å位両面に電極7として形成
してあり、先端部にはインナーリード1との導通をとる
為のパターン形成をしてある。
てAg等の金属を3000Å位両面に電極7として形成
してあり、先端部にはインナーリード1との導通をとる
為のパターン形成をしてある。
【0024】そして、矩形状圧電発振片6とインナーリ
ード1とは導電性接着剤8等により同一平面状に片持で
固定されている。
ード1とは導電性接着剤8等により同一平面状に片持で
固定されている。
【0025】導電性接着剤8はAgぺースト等を用いれ
ばよい。
ばよい。
【0026】又、導電性接着剤8のかわりにインナーリ
ード1に半田等をつけて、矩形状圧電発振片6を固定し
ても半田量が少ないので特性等への影響は小さい。
ード1に半田等をつけて、矩形状圧電発振片6を固定し
ても半田量が少ないので特性等への影響は小さい。
【0027】そして、真空中でAg等を電極7上に付着
させて、周波数調整をする。
させて、周波数調整をする。
【0028】この周波数調整量は少ないほど加工時間も
少なく、特性も安定するので6000PPM以下が望ま
しい。
少なく、特性も安定するので6000PPM以下が望ま
しい。
【0029】次に封止を行なうわけで、真空中又は不活
性ガス中でケース9を気密端子5にかぶせ、治具にセッ
トし、金属環2の長さ方向に延長させたガラス3のない
部分とツバのない円筒形のケース9とのロ端をレーザー
溶接やパラレルシーム溶接等の手段を用いて、ケース9
と気密端子5を回転させながら封止をし、気密性を保っ
ている。
性ガス中でケース9を気密端子5にかぶせ、治具にセッ
トし、金属環2の長さ方向に延長させたガラス3のない
部分とツバのない円筒形のケース9とのロ端をレーザー
溶接やパラレルシーム溶接等の手段を用いて、ケース9
と気密端子5を回転させながら封止をし、気密性を保っ
ている。
【0030】ケース9の材料は洋白等を用い、Niメッ
キ等をほどこしてある。金属環2の材料はコバール等を
用い、同様にNiメッキ等をほどこしてある。
キ等をほどこしてある。金属環2の材料はコバール等を
用い、同様にNiメッキ等をほどこしてある。
【0031】ガラス3のある所で溶接を行なわない理由
は溶接時の急熱、急冷により、金属環2とガラス3の間
に微小クラックが入りやすく、リークの原因となり、気
密性がそこなわれる為である。
は溶接時の急熱、急冷により、金属環2とガラス3の間
に微小クラックが入りやすく、リークの原因となり、気
密性がそこなわれる為である。
【0032】溶接はできるだけガラス3より離れた所で
行なう方がよいが余分に長くする必要はなく、ガラス3
の長さの1/2もあれば良い。
行なう方がよいが余分に長くする必要はなく、ガラス3
の長さの1/2もあれば良い。
【0033】本発明の他の実施例を図3に示す。
【0034】これは金属環11をインナーリード1側に
延長し、ケース10を短かくして、溶接を行なえば図2
の方法に比べ全体の圧電振動子としての長さを短かくす
ることができる。
延長し、ケース10を短かくして、溶接を行なえば図2
の方法に比べ全体の圧電振動子としての長さを短かくす
ることができる。
【0035】図4も本発明の他の実施例で金属環13を
アウターリード4側に延長し、ケース12を受けるため
のツバ14を設けてケース12と溶接を行なう方法であ
る。
アウターリード4側に延長し、ケース12を受けるため
のツバ14を設けてケース12と溶接を行なう方法であ
る。
【0036】ツバ14をつけることにより、ケース12
をかぶせた時の長さ方向の泣置決めになり、圧電振動子
とした時の長さの管理がやりやすくなる。
をかぶせた時の長さ方向の泣置決めになり、圧電振動子
とした時の長さの管理がやりやすくなる。
【0037】ツバ14の外径寸法はケース12の外径寸
法よりも小さい方が圧電振動子として小型になってよ
い。すなわち、ケース12が直径3mmならばツバ14
の外径は直径3mm以下とする。
法よりも小さい方が圧電振動子として小型になってよ
い。すなわち、ケース12が直径3mmならばツバ14
の外径は直径3mm以下とする。
【0038】図5も他の実施例を示す図で溶接をしやす
くした方法である。
くした方法である。
【0039】ケース15の先端の切口を図のように内側
を長くなるように加工し、ツバ14にかぶせた時にケー
ス15の内側のみが当たり、長さ方向の位置決めを行な
う。
を長くなるように加工し、ツバ14にかぶせた時にケー
ス15の内側のみが当たり、長さ方向の位置決めを行な
う。
【0040】そして、外周のスキマの部分をレーザー溶
接することにより、ケース15とツバ14の材料が同時
に溶けて溶接がしやすくなる。
接することにより、ケース15とツバ14の材料が同時
に溶けて溶接がしやすくなる。
【0041】更に、ケース15の内周はツバ14と接し
ているため、溶接時のガスやチリがケース15内に入る
のを防止することができ、封止後の圧電振動子としての
特性は向上する。
ているため、溶接時のガスやチリがケース15内に入る
のを防止することができ、封止後の圧電振動子としての
特性は向上する。
【0042】ケース15の切口は余り鋭角にしてツバ1
4との間隙をあけてもいけないので溶接時に両者の材料
がとけやすいように1mm以下にしておく方が望まし
い。
4との間隙をあけてもいけないので溶接時に両者の材料
がとけやすいように1mm以下にしておく方が望まし
い。
【0043】図6は本発明の実施例の断面を楕円形にし
た図である。
た図である。
【0044】図1のようにケース9と気密端子5を円形
から楕円形のケース15と気密端子16にする事によ
り、厚みを薄くすることができ、小型化がはかれる。
から楕円形のケース15と気密端子16にする事によ
り、厚みを薄くすることができ、小型化がはかれる。
【0045】図1が直径3mmに対し、楕円にすること
により、巾3mm、厚みを2mmにすることができる。
により、巾3mm、厚みを2mmにすることができる。
【0046】携帯機器等の厚みが制限される部品として
はよりべターな形状となる。
はよりべターな形状となる。
【0047】
【発明の効果】本発明の圧電振動子は円筒又は楕円形の
気密端子の金属環の一部を長さ方向に延長し、ガラスの
ない部分でケースの外形内で溶接することにより、半田
を使わないケースやプラグを用いるため半田からのガス
の放出もなく、半田圧入によるシメシロのゆるみもな
く、片持の為、温度による圧電発振片の延びは影響しな
い、エージング特性に優れ、かつ、楕円形の為、小型化
できる圧電振動子を提供することができる。
気密端子の金属環の一部を長さ方向に延長し、ガラスの
ない部分でケースの外形内で溶接することにより、半田
を使わないケースやプラグを用いるため半田からのガス
の放出もなく、半田圧入によるシメシロのゆるみもな
く、片持の為、温度による圧電発振片の延びは影響しな
い、エージング特性に優れ、かつ、楕円形の為、小型化
できる圧電振動子を提供することができる。
【図1】本発明の実施例の平面図。
【図2】本発明の実施例の正面図。
【図3】本発明の他の実施例を示す正面図。
【図4】本発明の他の実施例を示す正面図。
【図5】本発明の他の実施例を示す正面図。
【図6】本発明の他の実施例を示す平面図。
【図7】従来の圧電振動子の平面図。
【図8】従来の圧電振動子の正面図。
1・・・インナーリード 2・・・金属環 3・・・ガラス 4・・・アウターリード 5・・・気密端子 6・・・矩形状圧電発振片 7・・・電極 8・・・導電性接着剤 9・・・ケース 10・・・ケース 11・・・金属環 12・・・ケース 13・・・金属環 14・・・ツバ 15・・・ケース 16・・・気密端子 21・・・インナーリード 22・・・金属環 23・・・ガラス 24・・・アウターリード 25・・・気密端子 26・・・矩形状圧電発振片 27・・・電極 28・・・ハンダ 29・・・ケース 30・・・半田
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年2月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】 圧電振動子の製造方法
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧電振動子の製造
方法に関する。
方法に関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0013
【補正方法】変更
【補正内容】
【0013】そこで、本発明の目的とするところは、長
期間のエージングにおいても周波数変化の少ない圧電振
動子の製造方法を提供するところにある。
期間のエージングにおいても周波数変化の少ない圧電振
動子の製造方法を提供するところにある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】
【課題を解決するための手段】 本発明の圧電振動子の
製造方法は、外周面が円筒状の金属部と前記金属部の内
部を貫通するリードとをガラスにより絶縁してなる気密
端子の前記リードの一端に圧電振動片を固定し、前記金
属部にケースをかぶせ、前記金属部と前記ケースとを回
転させながら前記金属部と前記ケースとをレーザ溶接又
はパラレルシーム溶接により封止することを特徴とす
る。
製造方法は、外周面が円筒状の金属部と前記金属部の内
部を貫通するリードとをガラスにより絶縁してなる気密
端子の前記リードの一端に圧電振動片を固定し、前記金
属部にケースをかぶせ、前記金属部と前記ケースとを回
転させながら前記金属部と前記ケースとをレーザ溶接又
はパラレルシーム溶接により封止することを特徴とす
る。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】さらに、外周面が筒状で断面の外部形状が
楕円形の金属部と前記金属部の内部を貫通するリードと
をガラスにより絶縁してなる気密端子の前記リードの一
端に圧電振動片を固定し、前記金属部にケースをかぶ
せ、前記金属部と前記ケースとを回転させながら前記金
属部と前記ケースとをレーザ溶接又はパラレルシーム溶
接により封止することを特徴とする。
楕円形の金属部と前記金属部の内部を貫通するリードと
をガラスにより絶縁してなる気密端子の前記リードの一
端に圧電振動片を固定し、前記金属部にケースをかぶ
せ、前記金属部と前記ケースとを回転させながら前記金
属部と前記ケースとをレーザ溶接又はパラレルシーム溶
接により封止することを特徴とする。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0016
【補正方法】変更
【補正内容】
【0016】また、前記金属部の一端の延長された前記
ガラスのない部分と前記ケースとを溶接することを特徴
とする。
ガラスのない部分と前記ケースとを溶接することを特徴
とする。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0047
【補正方法】変更
【補正内容】
【0047】
【発明の効果】本発明の圧電振動子の製造方法は、外周
面の断面が円形又は楕円形の気密端子の金属部とケース
とを回転させながらレーザ溶接又はパラレルシーム溶接
により封止しているので、金属部とケースとを容易かつ
確実に封止できるとともに、半田を用いた圧入封止のよ
うに半田からのガスの放出はなく、シメシロのゆるみも
ないエージング特性の優れた圧電振動子を製造できる。
しかも、金属部の一端を延長してガラスのない部分で金
属部とケースとを溶接することにより、溶接を精密に制
御しなくてもガラスにクラックが入ったりすることもな
く、機密性の優れた信頼性の高い圧電振動子を製造でき
る。
面の断面が円形又は楕円形の気密端子の金属部とケース
とを回転させながらレーザ溶接又はパラレルシーム溶接
により封止しているので、金属部とケースとを容易かつ
確実に封止できるとともに、半田を用いた圧入封止のよ
うに半田からのガスの放出はなく、シメシロのゆるみも
ないエージング特性の優れた圧電振動子を製造できる。
しかも、金属部の一端を延長してガラスのない部分で金
属部とケースとを溶接することにより、溶接を精密に制
御しなくてもガラスにクラックが入ったりすることもな
く、機密性の優れた信頼性の高い圧電振動子を製造でき
る。
Claims (3)
- 【請求項1】断面が円形で外側の金属環とガラスにより
絶縁された二本以上のリードを有する気密端子を用い
て、インナーリードが矩形状圧電発振片の同一平面状に
二本以上固定されており、この気密端子の金属環の一部
を長さ方向に延長し、ガラスのない部分でツバのない円
筒形のケースとケース外径内で溶接により封止されてい
ることを特徴とする圧電振動子。 - 【請求項2】断面が楕円形であることを特徴とする請求
項1記載の圧電振動子。 - 【請求項3】矩形状圧電発振片がインナー側のリードの
片持で支持されていることを特徴とする請求項1記載の
圧電振動子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1290597A JPH09186541A (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | 圧電振動子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1290597A JPH09186541A (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | 圧電振動子の製造方法 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1705790A Division JPH03220910A (ja) | 1990-01-26 | 1990-01-26 | 圧電振動子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09186541A true JPH09186541A (ja) | 1997-07-15 |
Family
ID=11818389
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1290597A Pending JPH09186541A (ja) | 1997-01-27 | 1997-01-27 | 圧電振動子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09186541A (ja) |
-
1997
- 1997-01-27 JP JP1290597A patent/JPH09186541A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5541557A (en) | Resin mold type piezoelectric resonator and resin mold type piezoelectric oscillator | |
JP2009253409A (ja) | 水晶振動子 | |
JPH09186541A (ja) | 圧電振動子の製造方法 | |
JP3977682B2 (ja) | 水晶振動子及びその保持構造 | |
JPH03220910A (ja) | 圧電振動子 | |
JP3401781B2 (ja) | 電子部品用パッケージおよび電子部品用パッケージの製造方法 | |
JP5207753B2 (ja) | 電子素子用円筒型パッケージおよびその製造方法 | |
JP2008186917A (ja) | 電子部品収納用パッケージ、電子装置、およびその製造方法 | |
JP2007306068A (ja) | 水晶デバイス | |
JP2001274649A (ja) | 水晶振動デバイスの気密封止方法 | |
EP0069311B1 (en) | Glass encapsulated quartz oscillator | |
US4853596A (en) | Flash discharge lamp with sintered cathode member | |
JPH11136078A (ja) | 簡易smd型水晶振動子、並びにその製造方法 | |
JP2000059173A (ja) | 圧電振動子、圧電振動素子封止用容器および圧電振動素子封止方法 | |
JPH0590870A (ja) | 水晶振動子 | |
JPH09193967A (ja) | パッケージの封止方法及びその構造 | |
JPH0479167B2 (ja) | ||
EP0111482A4 (en) | APPARATUS FOR ADJUSTING PIEZOELECTRIC COMPONENTS. | |
JP2000151332A (ja) | 電子部品のパッケージ | |
JPH0563118U (ja) | 音叉型水晶振動子 | |
JP2006129185A (ja) | 封止装置 | |
JP2002352739A (ja) | マグネトロン | |
JP2004056193A (ja) | 圧電振動子及びその製造方法 | |
JP2009105747A (ja) | 表面実装用の水晶デバイス | |
JPS58123218A (ja) | 水晶振動子 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000711 |