JPH09185849A - 光ディスク、光ディスク用原盤及び光ディスク用原盤製造方法 - Google Patents

光ディスク、光ディスク用原盤及び光ディスク用原盤製造方法

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JPH09185849A
JPH09185849A JP29056696A JP29056696A JPH09185849A JP H09185849 A JPH09185849 A JP H09185849A JP 29056696 A JP29056696 A JP 29056696A JP 29056696 A JP29056696 A JP 29056696A JP H09185849 A JPH09185849 A JP H09185849A
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JP
Japan
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resist layer
optical disc
master
pit
concave portion
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Application number
JP29056696A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Takemoto
宏之 竹本
Mitsuo Arima
光雄 有馬
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2.6GBの記録容量を有する光ディスクに
おいて、ピット毎のアシンメトリの制御の容易化、再生
信号レベルの安定化、再生信号の品質向上、エラーレー
トの低減を図る。 【解決手段】 長さの異なるピット毎に単位面積あたり
の露光量を変えて原盤(スタンパ)を作製する。最短ピ
ット(2T)と長ピット(5T〜8T)について、単位
面積あたりの露光量の差を5%程度とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報信号の記録媒
体となる光ディスク、この光ディスクの製造に用いる光
ディスク用原盤及びこの光ディスク用原盤の製造方法に
関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、情報信号の記録媒体となる光ディ
スクが提案されている。この光ディスクは、光透過性を
有するポリカーボネイトの如き透明合成樹脂材料により
形成されたディスク基板を有して構成され、該ディスク
基板上にレーザ光を集束させることにより高密度の情報
信号の記録再生を行えるようにしたものである。このよ
うな光ディスクは、オーディオ信号用の記録媒体とし
て、また、コンピュータ装置におけるデータ用の記録媒
体として用いられている。
【0003】このような光ディスクには、専ら再生専用
として用いられるもの(いわゆるROMディスク)、情
報信号の追記録が可能となされたもの及び情報信号の書
換え(すなわち、情報信号の消去及び記録)が可能とな
されたものがある。
【0004】この光ディスクは、光ディスク用原盤(ス
タンパ)の製造工程、該光ディスク用原盤を用いての上
記ディスク基板の製造工程、該ディスク基板上に金属や
磁性材料の薄膜を被着形成する成膜工程及び後工程等の
工程を経て作製される。
【0005】上記光ディスク用原盤の製造工程は、図1
に示すように、ガラス基板1上にレジスト層2を被着形
成し、図2及び図3に示すように、該レジスト層2上に
レーザ光4の露光によりグルーブ用凹部3及びピット用
凹部5を形成し、図4に示すように、これらグルーブ用
凹部3及びピット用凹部5が形成されたレジスト層2上
に対する鍍金処理により金属板として光ディスク用原盤
(スタンパ)6を形成し、図5に示すように、該光ディ
スク用原盤6の裏面を平面状に研磨し、図6に示すよう
に、該光ディスク用原盤6より該レジスト層2を除去す
ることにより完了するものである。
【0006】上記光ディスク用原盤6を用いることによ
り、射出成形によって、光ディスクのディスク基板を大
量に作製することができる。なお、上記光ディスク用原
盤6の品質は、作製されるディスク基板の品質に大きな
影響を与える。
【0007】上記光ディスク用原盤6には、凹凸の窪み
(光ディスク上のピットやグルーブに対応するもの)に
より情報信号が記録されている。この情報信号の記録変
調方式としては、マーク長変調方式(ピット長変調方
式:PWM)がある。このマーク長変調方式は、従来よ
り用いられているマーク間変調方式(ピットポジション
変調方式:PPM)がピットの間隔のみにより情報を示
すのに対して、ピットの始端と終端との両エッジを検出
することとして、マーク(ピットのある部分の長さ)と
スペース(ピットのない部分の長さ)の双方により情報
を示すようにしたものであり、より高密度の情報記録を
可能とするものである。現在、マーク長変調方式を採用
して、記録容量が2.6GB(ギガバイト)の光磁気デ
ィスクが作製されている。
【0008】マーク間変調(PPM)方式は、従来の比
較的記録密度の低い光ディスクで採用されている。この
変調方式は、ピットの間隔を情報と対応させており、同
一半径(同一線速度)ではピット形状は同じである。そ
のため、この方式を採用した光ディスクを製造するため
のディスク原盤は、半径方向にのみ、ピットの露光エネ
ルギー密度を変化させて作製されている。
【0009】これに対して、上記マーク長変調(PW
M)方式を使用する場合においては、ピットの長さの制
御が重要となる。例えば、2.6GB容量の光磁気ディ
スクにおいては、RLL(1−7)のマーク長変調(P
WM)方式が採用されており、アドレスやデータなどの
各種情報は、2T乃至8T(Tは基準クロックの長さ)
のマーク及びスペースに変換され、マーク部分はピット
として光ディスク上に形成される。
【0010】マーク長変調(PWM)方式を使用した光
ディスクよりデータを復調、再生する場合には、この光
ディスクにレーザ光(再生ビーム)を集光させて照射
し、このレーザ光のピットからの反射光であるRF再生
信号を所定の基準レベルにより2値化し、この立ち上が
り部分と立ち下がり部分とからマーク長及びスペース長
を検出する。このとき、マーク間変調(PPM)におい
てはピット底部を検出するのに対し、マーク長変調(P
WM)方式においては、ピット側面を検出する。このと
き、マーク長及びスペース長の変位(バラツキ)は、デ
ータエラーに影響する。
【0011】上記RF再生信号を2値化するための上記
基準レベルは、最短ピット(上述の2.6GB容量の光
磁気ディスクでは2T)の繰り返しパターンの中心レベ
ル(RF再生信号でのマークレベルとスペースレベルの
中心値)に設定される。したがって、どの長さのパター
ンでも、この中心レベルを合わせる必要がある。この中
心レベルのズレを表す指標の一つがアシンメトリであ
る。このアシンメトリが大きいと、マーク長及びスペー
ス長の変位につながり、データエラーに悪影響を与える
ことになる。
【0012】また、一般に、上記光ディスクに照射され
るレーザ光の分解能以下のパターンにおいては、このレ
ーザ光の反射光は、回折の影響を受ける。そのため、上
記レーザ光の分解能以下のマークまたはスペースについ
ては、上記RF再生信号のレベルが変化する。したがっ
て、このような場合には、隣接ピットからの回折の影響
をも考慮してピットを形成する必要がある。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のアシ
ンメトリを低減する方法としては、光ディスク用原盤の
製造工程において、ピット用凹部の長さに応じて側面と
底面との露光量をそれぞれ変化させ、長いピット用凹部
の底部でのオーバーハングの発生を避けつつ、ピット用
凹部の側面の形状を長短同じにする方法が提案されてい
る。一般には、長いピット用凹部は、短いピット用凹部
に比べて底部でオーバーハングが発生しやすいため、露
光量を下げて形成する。しかし、単に露光量を下げる
と、ピット用凹部の側面の形状が変わってくるので、側
面と底面との露光量をそれぞれ変化させることに、この
方法の意義がある。
【0014】しかしながら、この方法を採用した場合に
おいては、ピット露光量を制御するためのフォーマッタ
の回路系が複雑になり、電気系ノイズの混入が懸念され
る。また、再生ビームの分解能によっては、ビームの回
折により、ピットの側面の形状が同一でも再生信号レベ
ルが一致するとは限らない。
【0015】すなわち、マーク長変調(PWM)方式を
採用し、記憶容量が例えば2.6GB程度である高密度
の情報記録がなされた光ディスクにおいては、ピット側
面を安定に作製することに加え、再生ビームの分解能に
応じてピット側面の形状をパターン毎に変化させて最適
化していく必要がある。ところが、これまでは、上記再
生ビームの回折及び隣接ピットからの回折光の影響によ
るRF再生信号のレベルの変動状態が不明であったた
め、この光ディスクを作製するための光ディスク用原盤
を作製する際、上記レジスト層における最長ピットに対
応する凹部についての最適露光条件が不明であった。
【0016】なお、従来のマーク間変調(PPM)方式
におけるピットでは、全てのピットに対応する凹部につ
いて固定パワーで露光していたため、長さの異なるピッ
ト毎に露光条件を変化させることができず、アシンメト
リも数%程度までしか抑えることができなかった。
【0017】したがって、マーク長変調(PWM)方式
を採用し記憶容量が例えば2.6GB程度である高密度
の情報記録がなされる光ディスクにおいては、ピット作
製の自由度が狭かった。
【0018】そこで、本発明は、上述の実情に鑑みて提
案されるものであって、例えば2.6GB程度の記録容
量を有する高密度記録の光ディスクにおいて、マーク長
及びスペース長の変位のバラツキを低減するため、ピッ
トの回折光の影響をアシンメトリによって定量化し、ピ
ット毎のアシンメトリの制御の容易化、RF再生信号の
レベルの安定化、RF再生信号の品質向上、エラーレー
トの低減という課題を解決しようとするものである。
【0019】また、本発明は、例えば2.6GB程度の
記録容量を有し、ピット毎のアシンメトリの制御が容易
化され、RF再生信号のレベルが安定化され、RF再生
信号の品質が向上され、エラーレートが低減された光デ
ィスクを作製することができる光ディスク製造方法の提
供という課題を解決しようとするものである。
【0020】そして、本発明は、上記光ディスク製造方
法を実施するために必要となる光ディスク用原盤の提供
という課題を解決しようとするものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
め、本発明に係る光ディスクは、射出成形時に光ディス
ク用原盤に形成された凸部を転写された凹部であるピッ
トを有して作製された光ディスクであって、上記光ディ
スク用原盤は、基板上に被着されレーザ光の露光により
凹部が形成されたレジスト層上における鍍金処理により
該レジスト層の凹部に対応して上記凸部を有して作製さ
れた金属製の光ディスク用原盤であって、該レジスト層
の凹部であって最短ピットに対応するものと該レジスト
層の凹部であって長ピットに対応するものとにおいて単
位面積あたりの該レーザ光の露光量の差が略々5%とな
されて作製されたものであることとしたものである。
【0022】また、本発明に係る光ディスク用原盤は、
基板上に被着されレーザ光の露光により光ディスク上の
ピットに対応する凹部が形成されたレジスト層上におけ
る鍍金処理により該レジスト層の凹部に対応する凸部を
有して作製された金属製の光ディスク用原盤であって、
該レジスト層の凹部は、この凹部毎に単位面積あたりの
該レーザ光の露光量が異ならせられて形成されたもので
あることとしたものである。
【0023】さらに、本発明は、上記光ディスク用原盤
において、上記レジスト層上の凹部は、最短ピットに対
応するものと長ピットに対応するものとにおいて単位面
積あたりのレーザ光の露光量の差が略々5%となされて
形成されたものであることとしたものである。
【0024】そして、本発明に係る光ディスク用原盤
は、基板上に被着されレーザ光の露光により光ディスク
上のピットに対応する凹部が形成されたレジスト層上に
おける鍍金処理により該レジスト層の凹部に対応する凸
部を有して作製された金属製の光ディスク用原盤であっ
て、最短ピットの繰り返しパターンの中心レベルに対す
る該最短ピットよりも長いピットの繰り返しパターンの
中心レベルのずれ量を示すアシンメトリが、この光ディ
スク用原盤の中心よりの距離に応じて異なることとした
ものである。
【0025】また、本発明は、上記光ディスク用原盤に
おいて、上記光ディスクの内周側に対応する中心よりの
距離が30mm付近の位置において、アシンメトリが−
2.5%乃至+7.5%であることとしたものである。
【0026】さらに、本発明は、上記光ディスク用原盤
において、上記光ディスクの外周側に対応する中心より
の距離が60mm付近の位置において、アシンメトリが
−7.5%乃至+2.5%であることとしたものであ
る。
【0027】そして、本発明は、上記光ディスク用原盤
において、上記光ディスクの内周側に対応する位置より
該光ディスクの外周側に対応する位置に向けて、アシン
メトリを単調に減少させることとしたものである。
【0028】そして、本発明に係る光ディスク用原盤製
造方法は、基板上にレジスト層を被着形成し、このレジ
スト層にレーザ光を露光することにより光ディスク上の
ピットに対応する凹部を形成し、該レジスト層上に鍍金
処理を施し、この鍍金処理により形成された金属板より
該レジスト層を除去して該レジスト層の凹部に対応する
凸部を有する金属製の光ディスク用原盤を作製する光デ
ィスク用原盤製造方法であって、上記レジスト層におけ
る凹部の形成は、最短ピットに対応する凹部と長ピット
に対応する凹部とにおいて単位面積あたりの上記レーザ
光の露光量の差を略々5%として形成することとしたも
のである。
【0029】また、本発明に係る光ディスク用原盤製造
方法は、基板上にレジスト層を被着形成し、このレジス
ト層にレーザ光を露光することにより光ディスク上のピ
ットに対応する凹部を形成し、該レジスト層上に鍍金処
理を施し、この鍍金処理により形成された金属板より該
レジスト層を除去して該レジスト層の凹部に対応する凸
部を有する金属製の光ディスク用原盤を作製する光ディ
スク用原盤製造方法であって、上記レジスト層における
凹部の形成は、光ディスクの内周側に対応する位置に形
成される凹部と該光ディスクの外周側に対応する位置に
形成される凹部とにおいて、単位面積あたりの上記レー
ザ光の露光量の差を5%以内として形成したものであ
る。
【0030】さらに、本発明に係る光ディスク用原盤製
造方法は、基板上にレジスト層を被着形成し、このレジ
スト層にレーザ光を露光することにより光ディスク上の
ピットに対応する凹部を形成し、該レジスト層上に鍍金
処理を施し、この鍍金処理により形成された金属板より
該レジスト層を除去して該レジスト層の凹部に対応する
凸部を有する金属製の光ディスク用原盤を作製する光デ
ィスク用原盤製造方法であって、上記レジスト層におけ
る凹部の形成は、光ディスク上の最短のピットを形成す
るための凹部と該光ディスク上の最長のピットを形成す
るための凹部とにおいて、単位面積あたりの上記レーザ
光の露光量の差を5%以内として形成したものである。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。
【0032】本発明に係る光ディスクは、本発明に係る
光ディスク用原盤(スタンパ)製造方法による該光ディ
スク用原盤の製造工程、該光ディスク用原盤を用いての
上記ディスク基板の製造工程、該ディスク基板上に金属
や磁性材料の薄膜を被着形成する成膜工程及び後工程等
の工程を経て作製される。
【0033】上記光ディスク用原盤の製造工程は、図1
に示すように、カップリング材を含んだガラス基板1上
にレジスト層2を被着形成し、図2に示すように、該基
板を回転操作しつつ該レジスト層2上にレーザ光4の露
光によりグルーブ用凹部3及びピット用凹部5を形成
し、図3に示すように、アルカリの現像液にて露光部を
除去し、図4に示すように、これらグルーブ用凹部3及
びピット用凹部5が形成されたレジスト層2上に対する
鍍金処理により金属板として本発明に係る光ディスク用
原盤(スタンパ)6を形成し、図5に示すように、該光
ディスク用原盤6の裏面を平面状に研磨し、図6示すよ
うに、該光ディスク用原盤6より該レジスト層2を除去
することにより完了される。
【0034】上記ディスク基板は、上記光ディスク用原
盤6を射出成形用の金型内にセットして用いることによ
り、光透過性を有するポリカーボネイトの如き透明合成
樹脂材料により射出成形によって、大量に作製すること
ができる。
【0035】上記レジスト層2に対する露光は、図7に
示すように、光ディスク原盤作製装置によって行われ
る。この光ディスク原盤作製装置においては、露光用光
源(レーザ)9より発せられたレーザ光は、第1の光学
変調素子(MOD1)10を経て、第1のビームスプリ
ッタ(BS1)11に入射される。この第1のビームス
プリッタ11により反射された第1のレーザ光は、第1
のレンズ(L1)13、第2の光学変調素子(MOD
2)14、第3のレンズ(L3)15を経て、第3のビ
ームスプリッタ(BS3)16に入射される。
【0036】一方、上記第1のビームスプリッタ11を
透過した第2のレーザ光は、第2のビームスプリッタ
(BS2)12を経て、第2のレンズ(L2)17、第
3の光学変調素子(MOD3)18、第4のレンズ(L
4)19を経て、第4のビームスプリッタ(BS4)2
0に入射される。
【0037】上記第3のビームスプリッタ(BS3)1
6に入射された第1のレーザ光は、第5のレンズ(L
5)21、第4の光学変調素子(MOD4)22、第6
のレンズ(L6)23を経て、第2のミラー(M2)2
4により反射されて、ビーム合成プリズム(BST)2
5に入射される。
【0038】一方、上記第4のビームスプリッタ(BS
4)20に入射された第2のレーザ光は、上記ビーム合
成プリズム(BST)25に入射される。
【0039】上記ビーム合成プリズム(BST)25に
入射された各レーザ光は、第7のレンズ(L7)及び第
1のミラー(M1)27を経て、収差を補正された状態
で、対物レンズ(OBL)28に入射される。この対物
レンズ(OBL)28に入射されたレーザ光は、上記レ
ジスト層2上に集光して照射される。
【0040】上記第1及び第2のレーザ光は、それぞ
れ、上記ピット用凹部5及び上記グルーブ用凹部3を露
光により形成するためのものである。上記第1の光学変
調素子(MOD1)10は、露光中における上記レジス
ト層2の線速度に応じて、このレジスト層2上における
露光量の単位面積あたりのエネルギー密度を調整する光
学変調素子である。この光ディスク原盤作製装置におい
ては、上記第1の光学変調素子(MOD1)10に接続
された外部メモリの情報に従い、各線速度に対し、任意
のエネルギー密度での露光が可能である。この第1の光
学変調素子(MOD1)10を通過したレーザ光は、直
流成分である。
【0041】上記第2及び第3の光学変調素子(MOD
2,MOD3)14,18は、プリフォーマット情報に
合わせて、レーザ光の透過率を変化させる光学変調素子
である。プリフォーマット情報は、フォーマッタ(Form
atter)から出力され、上記第2及び第3の光学変調素
子(MOD2,MOD3)14,18に供給される。上
記プリフォーマット情報のパルスの電圧振幅を変化させ
ると、上記第2及び第3の光学変調素子(MOD2,M
OD3)14,18を透過するレーザ光の光量が変化す
るため、これにより、上記レジスト層2における上記グ
ルーブ用凹部3及び上記ピット用凹部5に対応する露光
量を変化させることができる。上記フォーマッタにおい
ては、各パルス長に応じて、出力電圧の振幅を変化させ
ることができるため、これを用いることにより、露光の
際、ピット用凹部の長短に応じてエネルギー密度を変化
させることが可能である。
【0042】そして、このようにして作製した光ディス
ク用原盤を用いて作製される光ディスクを再生する際に
おける隣接ピットからの回折光の影響を検討するため、
最も回折の影響を受け易い最短ピット(2T)につい
て、隣接部に様々なデータパターンを形成し、回折光の
影響によるRF再生信号レベルの変動を検討した。
【0043】そして、本発明においては、上記レジスト
層2における上記ピット用凹部5の形成は、最短ピット
(2T)に対応する凹部と長ピット(5T乃至8T)に
対応する凹部とにおいて、単位面積あたりの上記レーザ
光の露光量を異ならせることとし、この露光量の差を数
%(略々5%)とした。
【0044】また、光ディスク用原盤においては、ピッ
ト用凹部に対する露光量のエネルギー密度を変化させれ
ば、光ディスク上に形成されるピットの形状が変わり、
その反射光であるRF再生振幅を変化するため、アシン
メトリも変化させることが可能である。本発明において
は、上記光ディスク原盤作製装置において、以下の条件
で露光し、アシンメトリを変化させた。
【0045】(1)上記第1の光学変調素子(MOD
1)10により、露光時のガラス基板1の線速度をパラ
メータに露光量を変化させる。
【0046】(2)フォーマッタから出力される2T乃
至8Tの制御パルスの電圧振幅を変化させ、各ピット用
凹部毎にエネルギー密度を変化させる(この場合、フォ
ーマッタから出力される制御パルスは矩形波である)。
【0047】(3)上記(1)及び上記(2)を組合わ
せる。
【0048】
【実施例】
〔実施例1〕上述のようにして、2.6GBの記録容量
を有する光磁気ディスク用の光ディスク用原盤を作製し
た。データパターンは、Tを基準クロックとして、 (1)2Tのマーク(mark)−2Tのスペース(space)の
繰り返し (2)8Tのマーク(mark)−2Tのスペース(space)の
繰り返し (3)2Tのマーク(mark)−8Tのスペース(space)の
繰り返し (4)5Tのマーク(mark)−2Tのスペース(space)の
繰り返し (5)2Tのマーク(mark)−5Tのスペース(space)の
繰り返し の5種類とした。
【0049】上記ピット用凹部5を形成する上記第1の
レーザ光が透過する上記第2の光学変調素子(MOD
2)14の制御パルスの振幅を変化させ、上記(1)の2
Tのマークに対応するピット用凹部5についての露光量
を基準に、上記(2)乃至(5)の2T、5T及び8Tのマー
クに対応するピット用凹部5についての露光量を85%
乃至110%とした。
【0050】このようにして作製したディスク用原盤を
用いてディスク基板を作製し、さらに、このディスク基
板を用いて光磁気ディスクを作製した。この光磁気ディ
スクについて、再生光として波長が680nmのレーザ
光を用い、NA(開口数)が0.55の対物レンズを用
いて、評価を行った。評価基準としては、アシンメトリ
を用いる。このアシンメトリは、図8及び以下の〔数
1〕乃至〔数3〕に示すように、2Tピットのアシンメ
トリ(2T Asymmetry)は、
【0051】
【数1】
【0052】で示され、また、5Tピット及び8Tピッ
トのアシンメトリ(5T/8T Asymmetry)は、
【0053】
【数2】
【0054】で示される。なお、V0は、
【0055】
【数3】
【0056】で示される。ここで、V11は、〔2Tのマ
ーク−2Tのスペース〕とのデータパターンにおけるR
F再生信号波形のローレベルである。V12は、〔2Tの
マーク−2Tのスペース〕とのデータパターンにおける
RF再生信号波形のハイレベルである。V21は、〔2T
のマーク−5T/8Tのスペース〕とのデータパターン
におけるRF再生信号波形のローレベルである。V
22は、〔2Tのマーク−5T/8Tのスペース〕とのデ
ータパターンにおけるRF再生信号波形のハイレベルで
ある。V31は、〔5T/8Tのマーク−2Tのスペー
ス〕とのデータパターンにおけるRF再生信号波形のロ
ーレベルである。V32は、〔5T/8Tのマーク−2T
のスペース〕とのデータパターンにおけるRF再生信号
波形のハイレベルである。
【0057】評価結果によれば、図9及び図10に示す
ように、2Tピットについて、RF再生信号のレベルの
変化は、隣接スペースが5Tでも8Tでも同程度であ
る。すなわち、光学的に見て、5T乃至8Tの長さは再
生光の分解能以上であるため、2Tピットに対する回折
の影響は同程度であるといえる。また、長いマークの近
傍の短いスペースのRF再生信号のレベルを大きくする
ためには、長ピット(5T乃至8T)についての上記レ
ジスト層2における露光量を短ピット(2T)について
の露光量に比して低くすることが効果的である。
【0058】すなわち、上記ディスク用原盤の作製工程
において、最短ピット(2T)に対応するピット用凹部
5についての露光量に対して、長ピット(5T乃至8
T)に対応するピット用凹部5についての露光量を5%
程度低くすることにより、RF再生信号のアシンメトリ
を合わせることができる。
【0059】〔実施例2〕この実施例では、光ディスク
のアシンメトリを評価するため、光ディスク用原盤にお
いて、ピット用凹部に対する露光量を露光線速度及びピ
ット用凹部の長さ(ピット長)に応じて変化させ、回転
数3000rpm、再生波長680nm、対物レンズの
開口数(NA)0.55、平行偏光のレーザ光で再生し
たときのピットのアシンメトリがおよそ−10%乃至+
10%となるような、容量2.6GBの光ディスク用原
盤及び光ディスクを作製した。なお、光ディスク用原盤
については、直接光学的に評価することはできないの
で、評価には、複製光ディスク(2Pディスク:いわゆ
る2P法により作製したディスク)を用いた。
【0060】アシンメトリは、以下の〔数4〕、〔数
5〕及び〔数6〕に示すように、容量2.6GBの光デ
ィスクにおける最短ピットである2Tと最長ピットであ
る8Tの再生信号の平均レベルの差を、この変調方式で
の最大振幅(S(スペース)−M(マーク)の振幅のP
eak−Peak)で規格化したものである。
【0061】
【数4】
【0062】
【数5】
【0063】
【数6】
【0064】評価結果においては、図11乃至図13に
示すように、光ディスク用原盤のアシンメトリと光ディ
スクのアシンメトリとは同じにならない。これは、評価
に用いた2Pディスクと光磁気ディスクとの作製方法の
違いに起因するためで、この関係は、図11乃至図13
中の〔数7〕、〔数8〕及び〔数9〕で示すように、 (1)半径(すなわち、光ディスク用原盤の中心よりの
距離)R=30mm(露光線速度2.83m/sec)で
は、 〔数7〕y=−1.2361+0.68919x (2)半径R=45mm(露光線速度4.24m/se
c)では、 〔数8〕y=0.22482+0.51724x (3)半径R=60mm(露光線速度5.65m/se
c)では、 〔数9〕y=1.1853+0.43009x となっており、光ディスクのアシンメトリ量を光ディス
ク用原盤に対する露光エネルギーを変化させることで制
御可能であることがわかる。
【0065】ここで、光ディスクのアシンメトリ量が各
露光線速度で最小になるのは、光ディスク用原盤でのア
シンメトリ量が、半径Rが30mmで1.79%、半径
Rが45mmで0.43%、半径Rが60mmで2.7
6%となるときである。このときの2T乃至8Tピット
に対応するピット用凹部に対する露光エネルギーの差
は、5%以内であった。
【0066】次に、光ディスク用原盤と光ディスクとの
アシンメトリの関係を各線速度(この場合、回転数が一
定のため、半径に比例する)毎に見ると、各線速度によ
っても関係が異なっていることがわかる。この違いの量
は、再生ビームの分解能に起因するものと考えられる。
各線速度に対する光ディスク用原盤の最適アシンメトリ
量の関係を示したものが図14及びこの図14中の〔数
10〕である。この、 〔数10〕y=6.3745−1.6135x が満足されるとき、内周部における露光エネルギー密度
を基準として、外周部における露光エネルギー密度の差
は、5%以内であった。
【0067】以上のようなアシンメトリを指針とし、光
ディスク用原盤の作製工程において、各ピット用凹部に
対する露光量を制御すれば、完成された光ディスクにお
いて、アシンメトリを最小にできる。
【0068】すなわち、記録容量が2.6MBの光磁気
ディスク用原盤において、該光磁気ディスクでのアシン
メトリを±2.5%とするためには、内周部(半径30
mm位置)(露光線速度2.83m/sec)における露
光量を、およそ−2.5%乃至+7.5%、外周部(半
径60mm位置)(露光線速度5.65m/sec)にお
ける露光量を、およそ−7.5%乃至+2.5%程度と
することにより、該光磁気ディスクにおけるアシンメト
リを最小にすればよいことがわかる。また、内周部より
外周部に至る間の位置においては、上記〔数10〕に示
されるように、一定量でアシンメトリを減少(単調減
少)させていけばよいことがわかる。
【0069】
【発明の効果】上述のように、本発明に係る光ディス
ク、光ディスク製造方法及び光ディスク用原盤において
は、基板上に被着形成したレジスト層にレーザ光を露光
することによりこのレジスト層に光ディスク上のピット
に対応する凹部を形成し、該レジスト層上に鍍金処理を
施しこの鍍金処理により形成された金属板より該レジス
ト層を除去して該レジスト層の凹部に対応する凸部を有
する金属製の光ディスク用原盤を作製するにあたって、
該レジスト層における凹部の形成を、最短ピットに対応
する凹部と長ピットに対応する凹部とにおいて単位面積
あたりの上記レーザ光の露光量の差を略々5%として形
成することとした。
【0070】これにより、本発明は、例えば2.6GB
程度の記録容量を有する高密度記録の光ディスクにおい
て、マーク長及びスペース長の変位のバラツキを低減す
るため、ピットの回折光の影響をアシンメトリによって
定量化し、ピット毎のアシンメトリの制御の容易化、R
F再生信号のレベルの安定化、RF再生信号の品質向
上、エラーレートの低減という課題を解決することがで
きるものである。
【0071】また、本発明においては、光ディスク用原
盤におけるアシンメトリを制御することにより、光ディ
スクのピットにおけるアシンメトリを最小にすること
で、該ピットによって形成されたデータ及びアドレスの
再生信号を安定したものとし、データの再生信号の品質
を向上させることができる。
【0072】そして、本発明は、例えば2.6GB程度
の記録容量を有し、ピット毎のアシンメトリの制御が容
易化され、RF再生信号のレベルが安定化され、RF再
生信号の品質が向上され、エラーレートが低減された光
ディスクを作製することができる光ディスク製造方法を
提供することができるものである。
【0073】さらに、本発明は、上記光ディスク製造方
法を実施するために必要となる光ディスク用原盤を提供
することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ディスク用原盤の製造工程であ
って、基板及びレジスト層を示す縦断面図である。
【図2】上記光ディスク用原盤の製造工程であって、レ
ジスト層への露光中の状態を示す縦断面図である。
【図3】上記光ディスク用原盤の製造工程であって、露
光によりレジスト層に凹部が完成された状態を示す縦断
面図である。
【図4】上記光ディスク用原盤の製造工程であって、凹
部が完成されたレジスト層上に鍍金処理がなされた状態
を示す縦断面図である。
【図5】上記光ディスク用原盤の製造工程であって、鍍
金処理により形成された金属板の裏面が研磨された状態
を示す縦断面図である。
【図6】上記光ディスク用原盤の製造工程であって、鍍
金処理により形成された金属板よりレジスト層が除去さ
れた状態を示す縦断面図である。
【図7】上記光ディスク用原盤を製造するための装置の
構成を示すブロック図である。
【図8】本発明に係る光ディスクにおけるアシンメトリ
の定義を示すグラフである。
【図9】上記光ディスクにおいて、最短ピット(2T)
のアシンメトリを示すグラフである。
【図10】上記光ディスクにおいて、長ピット(5T乃
至8T)のアシンメトリを示すグラフである。
【図11】上記光ディスク用原盤におけるアシンメトリ
と上記光ディスクにおけるアシンメトリとの関係(半径
30mm位置におけるもの)を示すグラフである。
【図12】上記光ディスク用原盤におけるアシンメトリ
と上記光ディスクにおけるアシンメトリとの関係(半径
45mm位置におけるもの)を示すグラフである。
【図13】上記光ディスク用原盤におけるアシンメトリ
と上記光ディスクにおけるアシンメトリとの関係(半径
60mm位置におけるもの)を示すグラフである。
【図14】線速度と光ディスク用原盤におけるアシンメ
トリの最適値との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 基板、2 レジスト層、3 クルー部用凹部、4
レーザ光、5 ピット用凹部、6 光ディスク用原盤、
7 グルーブ用凸部、8 ピット用凸部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 射出成形時に光ディスク用原盤に形成さ
    れた凸部を転写された凹部であるピットを有して作製さ
    れた光ディスクであって、 上記光ディスク用原盤は、基板上に被着されレーザ光の
    露光により凹部が形成されたレジスト層上における鍍金
    処理により該レジスト層の凹部に対応して上記凸部を有
    して作製された金属製の光ディスク用原盤であって、該
    レジスト層の凹部であって最短ピットに対応するものと
    該レジスト層の凹部であって長ピットに対応するものと
    において単位面積あたりの該レーザ光の露光量の差が略
    々5%となされて作製されたものである光ディスク。
  2. 【請求項2】 基板上に被着されレーザ光の露光により
    光ディスク上のピットに対応する凹部が形成されたレジ
    スト層上における鍍金処理により該レジスト層の凹部に
    対応する凸部を有して作製された金属製の光ディスク用
    原盤であって、該レジスト層の凹部は、この凹部毎に単
    位面積あたりの該レーザ光の露光量が異ならせられて形
    成されたものである光ディスク用原盤。
  3. 【請求項3】 レジスト層上の凹部は、最短ピットに対
    応するものと長ピットに対応するものとにおいて単位面
    積あたりのレーザ光の露光量の差が略々5%となされて
    形成されたものである請求項2記載の光ディスク用原
    盤。
  4. 【請求項4】 基板上に被着されレーザ光の露光により
    光ディスク上のピットに対応する凹部が形成されたレジ
    スト層上における鍍金処理により該レジスト層の凹部に
    対応する凸部を有して作製された金属製の光ディスク用
    原盤であって、最短ピットの繰り返しパターンの中心レ
    ベルに対する該最短ピットよりも長いピットの繰り返し
    パターンの中心レベルのずれ量を示すアシンメトリが、
    この光ディスク用原盤の中心よりの距離に応じて異なる
    こととなされた光ディスク用原盤。
  5. 【請求項5】 光ディスクの内周側に対応する中心より
    の距離が30mm付近の位置において、アシンメトリが
    −2.5%乃至+7.5%であることとなされた請求項
    4記載の光ディスク用原盤。
  6. 【請求項6】 光ディスクの外周側に対応する中心より
    の距離が60mm付近の位置において、アシンメトリが
    −7.5%乃至+2.5%であることとなされた請求項
    4記載の光ディスク用原盤。
  7. 【請求項7】 光ディスクの内周側に対応する位置より
    該光ディスクの外周側に対応する位置に向けて、アシン
    メトリが単調に減少することとなされた請求項4記載の
    光ディスク用原盤。
  8. 【請求項8】 基板上にレジスト層を被着形成し、この
    レジスト層にレーザ光を露光することにより光ディスク
    上のピットに対応する凹部を形成し、該レジスト層上に
    鍍金処理を施し、この鍍金処理により形成された金属板
    より該レジスト層を除去して該レジスト層の凹部に対応
    する凸部を有する金属製の光ディスク用原盤を作製する
    光ディスク用原盤製造方法であって、 上記レジスト層における凹部の形成は、最短ピットに対
    応する凹部と長ピットに対応する凹部とにおいて単位面
    積あたりの上記レーザ光の露光量の差を略々5%として
    形成するものである光ディスク用原盤製造方法。
  9. 【請求項9】 基板上にレジスト層を被着形成し、この
    レジスト層にレーザ光を露光することにより光ディスク
    上のピットに対応する凹部を形成し、該レジスト層上に
    鍍金処理を施し、この鍍金処理により形成された金属板
    より該レジスト層を除去して該レジスト層の凹部に対応
    する凸部を有する金属製の光ディスク用原盤を作製する
    光ディスク用原盤製造方法であって、上記レジスト層に
    おける凹部の形成は、光ディスクの内周側に対応する位
    置に形成される凹部と該光ディスクの外周側に対応する
    位置に形成される凹部とにおいて、単位面積あたりの上
    記レーザ光の露光量の差を5%以内として形成するもの
    である光ディスク用原盤製造方法。
  10. 【請求項10】 基板上にレジスト層を被着形成し、こ
    のレジスト層にレーザ光を露光することにより光ディス
    ク上のピットに対応する凹部を形成し、該レジスト層上
    に鍍金処理を施し、この鍍金処理により形成された金属
    板より該レジスト層を除去して該レジスト層の凹部に対
    応する凸部を有する金属製の光ディスク用原盤を作製す
    る光ディスク用原盤製造方法であって、上記レジスト層
    における凹部の形成は、光ディスク上の最短のピットを
    形成するための凹部と該光ディスク上の最長のピットを
    形成するための凹部とにおいて、単位面積あたりの上記
    レーザ光の露光量の差を5%以内として形成するもので
    ある光ディスク用原盤製造方法。
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