JPH09185361A - 補間回路、グラフィックスコントローラ回路、圧縮ピクセルデータ生成回路、圧縮ピクセルデータ伸長回路、コンピュータシステム、アップスケール方法および圧縮ピクセルデータ生成方法 - Google Patents

補間回路、グラフィックスコントローラ回路、圧縮ピクセルデータ生成回路、圧縮ピクセルデータ伸長回路、コンピュータシステム、アップスケール方法および圧縮ピクセルデータ生成方法

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JPH09185361A
JPH09185361A JP8312386A JP31238696A JPH09185361A JP H09185361 A JPH09185361 A JP H09185361A JP 8312386 A JP8312386 A JP 8312386A JP 31238696 A JP31238696 A JP 31238696A JP H09185361 A JPH09185361 A JP H09185361A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アップスケールまたはダウンサイズされた正
確なピクセルデータを生成する装置および方法を提供す
る。 【解決手段】 現在のスキャンラインのピクセルデータ
と、以前のスキャンラインの対応するピクセルデータ
と、を含む少なくとも2つのピクセルデータを受け取る
補間器であって、通常は2つのピクセルデータを補間す
ることによって追加ピクセルデータを生成する補間器
と、第1の状態になると、補間器が、以前のスキャンラ
インのピクセルデータに隣接して位置する隣接ピクセル
データから追加ピクセルデータを生成するようにするオ
ーバーライド回路と、を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、広くはコンピュー
タグラフィックスシステムに関しており、より具体的に
は、グラフィックスコントローラ回路を用いてビデオイ
メージをアップスケールする方法および装置に関してい
る。
【0002】
【従来の技術】ビデオイメージをコンピュータシステム
上に表示しながら、それらのビデオイメージをアップス
ケールすることがしばしば必要になる。例えばコンピュ
ータシステム中のCD−ROMデコーダが、大きさが1
60×120ピクセルのソースビデオイメージを生成す
ると、イメージは、コンピュータシステムの表示画面上
の大きさ640×480ピクセルのディスプレイエリア
に表示されうる。表示イメージの大きさがソースイメー
ジの大きさを上回っているこのような状況においては、
ソースビデオイメージは、その特性を維持したままで、
より大きな表示イメージにアップスケールされうる。
【0003】ビデオイメージをアップスケールするため
に用いられる従来技術による技法としては、補間がよく
知られている。補間スキームにおいては、典型的には、
新しい追加ピクセルを生成するために、ソースビデオイ
メージ中の隣接するいくつかのピクセルが用いられる。
図1は、ソースビデオイメージのピクセル(A〜I)
と、ソースビデオイメージをアップスケールするため補
間によって追加的に生成されたピクセル(Rxx)とを
示す。ピクセルR12は、例えば、式(4/5A+1/
5 B)によって生成されうる。
【0004】もしそれぞれのピクセルがRGBフォーマ
ットで表現されるなら、ピクセルR12のRGB成分
は、ピクセルAおよびBの対応する成分を用いて生成で
きるはずである。ピクセルR51も同様に、式(1/5
A+4/5 C)を用いて生成されうる。ピクセルR1
2〜R15は水平方向に位置するピクセルAおよびBを
用いて生成されるので、R12〜R15のようなピクセ
ルを生成するのは、水平補間だといえる。R21〜R5
1のようなピクセルを生成するのは、垂直補間になる。
【0005】従来技術によるコンピュータシステムにお
けるグラフィックスコントローラ回路は、ソースビデオ
イメージをアップスケールする前に、ソースイメージピ
クセルを表現するデータを格納するためにディスプレイ
メモリを用いる。このようなグラフィックスコントロー
ラ回路は、ピクセルデータをスキャンライン優先順位
(dominant order)で格納することができる。つまり、
ある与えられたスキャンラインに対応するピクセルデー
タは、後続するスキャンラインのピクセルデータを格納
する以前に、ディスプレイメモリ内の連続的な複数の位
置に格納されうる。このように格納時にスキャンライン
優先順位を用いることによって、異なる複数のスキャン
ラインのピクセルデータを、ディスプレイメモリの異な
る複数のページに格納させることができる。
【0006】スキャンライン優先順位格納スキームにお
いては、ソースイメージデータの垂直補間をおこなう間
に、スループットパフォーマンスの問題に遭遇すること
がある。なぜなら、垂直補間は、それぞれ異なるスキャ
ンラインからのピクセルを必要とするからである。異な
る複数のスキャンラインにアクセスするためには、ディ
スプレイメモリの異なる複数のページからデータを取り
出すことによって、ノンアラインド(non-aligned)ア
クセス、あるいは非ページモード読み出しアクセスを強
制的におこなうことが必要になることがある。非ページ
モード読み出しアクセスは、プリチャージされたロウ内
の複数のメモリ位置に対して、ページモードアクセスを
おこなう場合よりも多数のクロックサイクルを必要とす
ることがある。したがって、垂直補間中の平均メモリア
クセス時間は、同一のロウ内で連続的なメモリアクセス
をおこなう場合に比べて、ずっと高い値になることがあ
る。垂直補間時には平均メモリアクセス時間が高い値と
なるために、グラフィックスコントローラ回路のスルー
プットパフォーマンスの全体が低下する結果となること
がある。
【0007】異なる複数のロウにまたがってアクセスを
おこなう回数を最小限にとどめるためには、グラフィッ
クスコントローラ回路は、ローカルメモリ素子における
ソースビデオイメージスキャンラインのピクセルデータ
を取り出し、格納すればよい。例えば、図1を参照する
と、グラフィックスコントローラ回路は、ロウ1に対応
する全ピクセルデータを取り出して格納し、取り出した
ピクセルデータを、グラフィックスコントローラ回路内
に位置するローカルメモリ内に格納することができる。
次に、グラフィックスコントローラ回路は、ロウ6に対
応するピクセルデータを取り出し、ローカルメモリに格
納されているピクセルデータを用いて補間をおこなうこ
とによって、スキャンライン2〜5に対応する追加ピク
セルデータを生成することができる。
【0008】スキャンライン2〜5の追加ピクセルデー
タの生成を説明する時には、ロウ1(つまり、ローカル
メモリに格納されているスキャンラインデータ)を「以
前のスキャンライン」と呼び、ロウ6のピクセルデータ
(つまり、補間クロックサイクル中にディスプレイメモ
リから取り出されるスキャンラインデータ)を「現在の
スキャンライン」と呼ぶことができる。図1におけるロ
ウ7〜bに対応する追加ピクセルデータを生成する時に
は、ロウ6のスキャンラインデータは、今度は「以前の
スキャンライン」と呼ぶことができることになる。
【0009】ローカルメモリを用いる上述のスキームに
伴う問題としては、大きなローカルメモリが必要になる
ことがあるということが挙げられる。例えば、あるスキ
ャンラインの720個のピクセル(ここで、各ピクセル
はRGBフォーマットで表現され、RGB成分のそれぞ
れは、8ビットとして格納される)を格納するために
は、720×3×8=17280ビットの大きさのメモ
リが必要になることがある。このように大型のローカル
メモリを用いると、グラフィックスコントローラ回路の
コストが高くなり、余分なデバイススペース(silicon
space)が必要になる。
【0010】このようなローカルメモリの大きさを最小
限にとどめるためには、グラフィックスコントローラ回
路は、ソースビデオイメージピクセルデータを圧縮され
たフォーマットでローカルメモリに格納すればよい。グ
ラフィックスコントローラ回路は、圧縮されたフォーマ
ットで格納されているソースビデオピクセルデータを伸
長し、伸長されたピクセルデータを補間に用いることに
よって、追加ピクセルを生成することができる。グラフ
ィックスコントローラは、ソースビデオイメージピクセ
ルデータを圧縮されたフォーマットで格納するので、ロ
ーカルメモリ内で必要になる格納スペースの量を減らす
ことができる。
【0011】グラフィックスコントローラ回路は、ビデ
オイメージにおける隣接するピクセル間の高い相関性を
利用して、例えば差分パルス符号変調(DPCM)のよ
うなスキームを用いてソースビデオピクセルデータを圧
縮することができる。DPCMスキームにおいては、グ
ラフィックスコントローラは、ソースビデオイメージス
キャンラインの各ピクセルデータに対応する圧縮された
データを、そのスキャンラインにおける1つ以上の以前
のピクセルデータの関数として生成することができる。
例えば、図1を参照すると、ソースビデオイメージピク
セルGに対応する圧縮されたデータを生成するために
は、グラフィックスコントローラ回路は、以前のソース
ビデオイメージピクセルデータ値AおよびBの2つに基
づいて予測値を生成し、ピクセルデータ値Gをその予測
値から減算し、その減算結果を量子化することによっ
て、ピクセルGに対応する圧縮されたピクセルデータを
生成することができる。
【0012】図8は、差分パルス符号変調の一例を図示
する2つのグラフを含んでいる。第1のグラフのX1軸
は、グラフィックスコントローラがピクセルデータを処
理することができるクロックサイクルを表す。ピクセル
データの値は、Y1軸上に表されている。第2のグラフ
は、量子化関数を表している。ここで、Y2軸は、ピク
セルデータ値の予測値から計算された差分を表し、X2
軸は、その差分がマッピングされうる量子化された値を
表している。量子化された値は、ピクセルに対応する圧
縮されたピクセルデータ値を表すことができる。
【0013】(Y1軸に対して示されている)値115
および110が、それぞれ時刻T801およびT800
に受け取られたソースビデオイメージピクセルデータA
およびB(図1)に対応するものとすると、グラフィッ
クスコントローラは、115と110とを外挿すること
によって、次のピクセルGに対応する予測値(P)とし
て(Y1軸に沿って示されている)120を生成するこ
とができる。もしGがピクセルデータ値129をもって
いるのなら、グラフィックスコントローラ回路は、Gの
ピクセルデータ値から予測値を減算することによって、
9を生成することができる。グラフィックスコントロー
ラ回路は、(第2のグラフによって表現されている量子
化関数を用い、かつ)よく知られているいくつかの技術
のいずれかを用いることによって9を量子化し、圧縮さ
れたデータの所望のビット数に適合する値を生成するこ
とができる。
【0014】軸Y2およびX2をもつ図8の第2のグラ
フは、線形量子化器の動作を示している。しかし、線形
量子化器を用いるか、あるいは非線形量子化器を用いる
かは、本発明の範囲および着想内で選択できることは理
解されたい。図では、明確化を目的として量子化器の正
の側しか示していないが、この技術分野ではよく知られ
ているように、量子化器は負の側を含むこともできる。
この量子化器は、予測値PをピクセルGを量子化する際
の基準点として動作することができる。ピクセルGは、
(予測値との差分を表す値9を含む)Y2軸、および
(ピクセルデータ値を表す値129を含む)Y1軸の両
方に対して示されている。
【0015】このような量子化器は、軸X2−Y2をも
つグラフによって表現される量子化関数に従って(Y2
軸上に示されている)差分値9をX2軸上の値Qにマッ
ピングすることによって、ソースビデオイメージピクセ
ルデータGに対応する量子化された値を生成することが
できる。量子化された値は、通常、ピクセルデータ値よ
りも少ないビット数で表現されるので、所望の圧縮を実
現することができる。量子化された値は、圧縮されたピ
クセルデータとして格納されうる。
【0016】量子化器は、ある値を超えるすべての差分
値を、量子化出力におけるビット数によって表現される
最大数にマッピングすることができる。図8のグラフを
参照すると、A1を超えるすべての値は、最大量子化値
B1にマッピングされうる。0およびA1によって規定
される範囲は、量子化器のアパーチャ(aperture)と呼
ぶことができる。量子化器は、この技術分野ではよく知
られているように、負の側にもアパーチャをもつことが
できる。負のアパーチャを下回るすべての値は、最小量
子化値B2(不図示)にマッピングされうる。
【0017】上述の説明から理解できるように、グラフ
ィックスコントローラ回路は、各ピクセルデータについ
て、予測値を以前の複数のピクセルの関数として生成
し、その予測値を量子化器に対する基準点として用いる
ことができる。グラフィックスコントローラ回路は、基
準点とピクセルデータ値との間の差分を量子化すること
によって、ピクセルデータに対応する圧縮されたデータ
値を生成することができる。グラフィックスコントロー
ラは、同様に、各ピクセルについて予測値を生成し、各
ソースビデオピクセルデータについて圧縮されたピクセ
ルデータを生成することができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】このように圧縮された
ピクセルデータを生成する際に発生する可能性のある問
題としては、グラフィックスコントローラ回路が、ピク
セルデータに対する予測値を正確に予測できない可能性
があること、および、ピクセルデータと予測値との間の
差分が、(正の方向あるいは負の方向において)量子化
アパーチャを超える可能性があることが挙げられる。差
分値が量子化アパーチャを超えるこのような状態を「ス
ロープオーバーロード状態(slope overload conditio
n)」と呼ぶことにする。
【0019】グラフィックスコントローラ回路は、図7
に示すように、スロープオーバーロード状態が存在する
ときには、圧縮されたピクセルデータからソースビデオ
ピクセルデータを正確に再生できない可能性がある。図
7において、クロックサイクルT0では、ソースビデオ
信号のピクセルデータは、値76で示されている。クロ
ックサイクルT1〜T4においては、スキャンラインの
各ピクセルは、それぞれピクセルデータ値135、13
6、138および137で示されている。
【0020】4ビット量子化出力および線形量子化関数
を想定すれば、量子化器は、わずか16のアパーチャを
もつことになる。したがって、クロックサイクルT1〜
T4で差分値がアパーチャを超える各期間の間は、量子
化器は、最大でもわずかに16しか増加できないことに
なる。
【0021】また、図7に示すように、スロープオーバ
ーロード状態が存在する時には、圧縮されたピクセルデ
ータから再生されたピクセルデータは、したがって、ソ
ースビデオピクセルデータから変化することがある。再
生されたピクセルデータは、クロックサイクルT1〜T
2の間は値92となり、T2〜T3の間は値108とな
り、T3〜T4の間は値124となる。その結果、クロ
ックサイクルT4においては、再生されたピクセルデー
タは、ソースビデオピクセルデータ(つまり、137)
に等しくなる。
【0022】したがって、スロープオーバーロード状態
が存在する時には、いくつかのクロックサイクルでは、
ピクセルデータを正確に再生できないことがある。量子
化器の正のアパーチャが差分値を表現するのに十分では
ない(例えば図9に示すような)状況は、正のスロープ
オーバーロード状態と呼ぶことができる。一方、量子化
器のアパーチャが、負の差分値を表現するのに十分では
ない時には、負のスロープオーバーロード状態が存在し
ているということができる。
【0023】このように不正確に再生されたピクセルデ
ータから追加ピクセルデータを生成すると、再生された
ピクセルデータがソースビデオピクセルデータから変化
したが原因で、その大きさは別にして、特性の面ではソ
ースビデオイメージとは異なる、アップスケールされた
ビデオイメージが得られることになってしまう。アップ
スケールされたビデオイメージにそのような違いがある
ことは、受け入れることができないことである。
【0024】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的とするところは、アップスケ
ールまたはダウンサイズされた正確なピクセルデータを
生成する装置および方法を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明による補間回路
は、ソースビデオイメージの1セットのソースビデオピ
クセルデータを補間することによって、アップスケール
されたビデオイメージの1セットの追加ピクセルデータ
を生成する回路において、該1セットのソースビデオピ
クセルデータが、該ソースビデオイメージの以前のスキ
ャンラインおよび現在のスキャンラインに少なくとも含
まれている、回路であって、該現在のスキャンラインの
ピクセルデータと、該以前のスキャンラインの対応する
ピクセルデータと、を含む少なくとも2つのピクセルデ
ータを受け取る補間器であって、通常は該2つのピクセ
ルデータを補間することによって該追加ピクセルデータ
を生成する補間器と、第1の状態になると、該以前のス
キャンラインの該ピクセルデータに隣接して位置する隣
接ピクセルデータから該追加ピクセルデータを該補間器
に生成させるオーバーライド回路と、を備えており、そ
のことにより上記目的が達成される。
【0026】ある実施形態では、前記隣接ピクセルデー
タが、前記現在のスキャンラインにおけるピクセルデー
タを含んでいる。
【0027】ある実施形態では、前記以前のスキャンラ
インのピクセルデータを圧縮されたフォーマットで格納
するラインバッファをさらに備えている回路であって、
該ラインバッファが、該以前のスキャンラインの該ピク
セルデータを前記補間器に供給する。
【0028】ある実施形態では、前記第1の状態が、前
記以前のスキャンラインの前記ピクセルデータを圧縮し
ている間のスロープオーバーロード状態を含んでいる。
【0029】ある実施形態では、前記オーバーライド回
路が、前記以前のスキャンラインの前記隣接ピクセルデ
ータおよび前記ピクセルデータを受け取るように接続さ
れたマルチプレクサであって、前記スロープオーバーロ
ード状態に応じて該隣接ピクセルデータを前記補間器に
選択的に送るマルチプレクサを備えている。
【0030】ある実施形態では、前記ラインバッファ
が、前記以前のスキャンラインのピクセルデータを圧縮
することによって、1セットの圧縮されたピクセルデー
タを生成するエンコーダと、該1セットの圧縮されたピ
クセルデータを格納するローカルメモリと、該1セット
の圧縮されたピクセルデータを伸長し、かつ、該以前の
スキャンラインの該ピクセルデータを前記補間器に供給
するデコーダであって、前記スロープオーバーロード状
態を検出し、かつ、前記マルチプレクサに、前記隣接ピ
クセルデータを該補間器に送らせるデコーダと、を備え
ている。
【0031】ある実施形態では、前記エンコーダが、通
常は第1の復元器の値から次のピクセルデータに対応す
る第1の予測値を生成する第1の予測器と、それぞれの
ソースピクセルデータと、対応する第1の予測値とを受
け取る第1の加算器であって、該ソースピクセルデータ
と該対応する第1の予測値との間の差分値を生成する第
1の加算器と、該差分値を量子化することによって、該
対応するソースピクセルデータに対する圧縮されたピク
セルデータを生成する量子化器と、該圧縮されたピクセ
ルデータのそれぞれを受け取り、該圧縮されたピクセル
データから該第1の復元器の値を生成する第1の復元器
であって、該量子化器が該差分値を量子化する時にスロ
ープオーバーロード状態に遭遇したかどうかを判定し、
もし該スロープオーバーロード状態に遭遇していたのな
ら、該次のピクセルデータに対応する該第1の予測値を
別の値に置数する、第1の復元器と、を備えている回路
であって、それによって、該次のピクセルデータに対応
する圧縮されたピクセルデータを生成している間に、該
量子化器がスロープオーバーロード状態を回避する。
【0032】ある実施形態では、スロープオーバーロー
ド状態に遭遇した時、前記量子化器が、前記圧縮された
ピクセルデータに対応する所定値を生成し、かつ、前記
第1の復元器が、該圧縮されたピクセルデータを調べる
ことによって該スロープオーバーロード状態に遭遇した
かどうかを判定する。
【0033】ある実施形態では、前記第1の復元器が、
連続的に受け取られた最大量子化値に基づいて、スロー
プオーバーロード状態に遭遇したかどうかを判定する。
【0034】ある実施形態では、前記デコーダが、通常
は第2の復元器の値から第2の予測器の値を生成する第
2の予測器と、前記ローカルメモリから前記圧縮された
ピクセルデータを受け取り、圧縮されたピクセルデータ
のそれぞれに対応する該第2の復元器の値を生成する第
2の復元器であって、スロープオーバーロード状態が存
在しているかどうかを判定し、もし該スロープオーバー
ロード状態が存在しているのなら、次のピクセルデータ
に対応する異なる第2の予測器の値を、該第2の予測器
に生成させる、第2の復元器と、該第2の予測器の値と
該第2の復元器の値とを受け取り、該第2の予測器の値
から前記以前のスキャンラインの前記ピクセルデータを
生成する、第2の加算器と、を備えている。
【0035】本発明によるグラフィックスコントローラ
回路は、ソースビデオイメージをアップスケールされた
ビデオイメージにアップスケールするグラフィックスコ
ントローラ回路であって、以前のスキャンラインのソー
スビデオピクセルデータを圧縮されたピクセルフォーマ
ットで格納するラインバッファであって、通常は第1の
復元器の値から、該以前のスキャンラインの次のソース
ビデオピクセルデータに対応する第1の予測値を生成す
る第1の予測器、それぞれのソースビデオピクセルデー
タと、対応する第1の予測値とを受け取る第1の加算器
であって、該ソースビデオピクセルデータと該対応する
第1の予測値との間の差分値を生成する第1の加算器、
該差分値を量子化することによって、該対応するソース
ピクセルデータに対応する圧縮されたピクセルデータを
生成する量子化器、該圧縮されたピクセルデータのそれ
ぞれを受け取り、該圧縮されたピクセルデータから第1
の復元器の値を生成する第1の復元器であって、該量子
化器が該差分値を量子化する時に、スロープオーバーロ
ード状態に遭遇したかどうかを判定し、もし該スロープ
オーバーロード状態に遭遇していたのなら、該次のピク
セルデータに対応する該第1の予測値を別の値に置数す
る、第1の復元器であって、それによって、該次のピク
セルデータに対応する圧縮されたピクセルデータを生成
している間に、該量子化器がスロープオーバーロード状
態を回避する、第1の復元器、該1セットの圧縮された
ピクセルデータを格納するローカルメモリ、通常は第2
の復元器の値から第2の予測器の値を生成する第2の予
測器、該ローカルメモリから該圧縮されたピクセルデー
タを受け取り、圧縮されたピクセルデータのそれぞれに
対応する該第2の復元器の値を生成する第2の復元器で
あって、スロープオーバーロード状態が存在しているか
どうかを判定し、もし該スロープオーバーロード状態が
存在しているのなら、次のピクセルデータに対応する異
なる第2の予測器の値を該第2の予測器に生成させる、
第2の復元器であって、スロープオーバーロード状態信
号ライン上でスロープオーバーロード状態信号を送る、
第2の復元器、および、該第2の予測器の値と該第2の
復元器の値とを受け取り、該第2の予測器の値から該以
前のスキャンラインの該ピクセルデータを生成する、第
2の加算器、を備えているラインバッファと、該第2の
加算器からの該以前のスキャンラインの該ピクセルデー
タ、および現在のスキャンラインの対応するピクセルデ
ータを受け取るマルチプレクサであって、通常は該以前
のスキャンラインの該ピクセルデータを出力ライン上に
送り、スロープオーバーロード状態に遭遇した時には、
該スロープオーバーロード状態信号ラインの制御の下
に、該現在のスキャンラインの該対応するピクセルデー
タを送るマルチプレクサと、該マルチプレクサによって
該出力ライン上に送られた該ピクセルデータと、該現在
のスキャンラインの対応するピクセルデータとを補間す
ることによって、該アップスケールされたビデオイメー
ジの1セットの追加ピクセルデータを生成するように該
マルチプレクサに接続された補間器と、を備えており、
そのことにより上記目的が達成される。
【0036】本発明による圧縮ピクセルデータ生成回路
は、スキャンラインの一連のピクセルデータに対応する
1セットの圧縮されたピクセルデータを生成する回路で
あって、通常は復元器の値から次のピクセルデータに対
応する予測値を生成する予測器と、それぞれのピクセル
データと、対応する予測値とを受け取る加算器であっ
て、該ピクセルデータと該対応する予測値との間の差分
値を生成する加算器と、該差分値を量子化することによ
って、該対応するピクセルデータに対応する圧縮された
ピクセルデータを生成する量子化器と、該圧縮されたピ
クセルデータのそれぞれを受け取り、該圧縮されたピク
セルデータから該復元器の値を生成する復元器であっ
て、該量子化器が該差分値を量子化する時にスロープオ
ーバーロード状態に遭遇したかどうかを判定し、もし該
スロープオーバーロード状態に遭遇していたのなら、該
次のピクセルデータに対応する該予測値を別の値に置数
する、復元器と、を備えている回路であって、それによ
って、該次のピクセルデータに対応する圧縮されたピク
セルデータを生成している間に、該量子化器がスロープ
オーバーロード状態を回避しており、そのことにより上
記目的が達成される。
【0037】ある実施形態では、スロープオーバーロー
ド状態に遭遇した時、前記量子化器が、前記圧縮された
ピクセルデータに対応する所定値を生成し、かつ、前記
復元器が、該圧縮されたピクセルデータを調べることに
よって該スロープオーバーロード状態に遭遇したかどう
かを判定する。
【0038】ある実施形態では、前記復元器が、連続的
に受け取られた最大量子化値に基づいて、スロープオー
バーロード状態に遭遇したかどうかを判定する。
【0039】本発明による圧縮ピクセルデータ伸長回路
は、1セットの圧縮されたピクセルデータを伸長するこ
とによって、スキャンラインのピクセルデータを生成す
る回路であって、通常は復元器の値から第2の予測器の
値を生成する予測器と、該圧縮されたピクセルデータを
受け取り、該圧縮されたピクセルデータのそれぞれに対
応する該復元器の値を生成する復元器であって、該スキ
ャンラインの該ピクセルデータを圧縮する時に、スロー
プオーバーロード状態が存在するかどうかを判定し、も
し該スロープオーバーロード状態が存在するのなら、該
予測器に、次のピクセルデータに対応する異なる予測器
の値を生成させる、復元器と、該予測器の値と、該復元
器の値とを受け取り、該第2の予測器の値から該以前の
スキャンラインの該ピクセルデータを生成する加算器
と、を備えており、そのことにより上記目的が達成され
る。
【0040】ある実施形態では、もし対応するピクセル
データが所定の値を含んでいるのなら、前記復元器が、
前記スロープオーバーロード状態が存在すると判定す
る。
【0041】ある実施形態では、もし1シーケンスの圧
縮されたピクセルデータのそれぞれが最大量子化値を含
んでいるのなら、前記復元器が、前記スロープオーバー
ロード状態が存在すると判定する。
【0042】本発明によるコンピュータシステムは、1
セットのソースビデオピクセルデータによって表現され
る、現在のスキャンラインと以前のスキャンラインとを
少なくとも含んでいるソースビデオイメージを表示する
コンピュータシステムであって、ソースビデオイメージ
の該1セットのソースビデオピクセルデータを補間する
ことによって、アップスケールされたビデオイメージの
1セットの追加ピクセルデータを生成するグラフィック
スコントローラ回路であって、該現在のスキャンライン
のピクセルデータと、該以前のスキャンラインの対応す
るピクセルデータと、を含む少なくとも2つのピクセル
データを受け取る補間器であって、通常は該2つのピク
セルデータを補間することによって該追加ピクセルデー
タを生成する補間器、および、第1の状態になると、該
以前のスキャンラインの該ピクセルデータに隣接して位
置する隣接ピクセルデータから該追加ピクセルデータ
を、該補間器に生成させるオーバーライド回路、を備え
ているグラフィックスコントローラ回路と、該アップス
ケールされたビデオイメージを表示するディスプレイユ
ニットと、を備えており、そのことにより上記目的が達
成される。
【0043】ある実施形態では、前記隣接ピクセルデー
タが、前記現在のスキャンラインにおけるピクセルデー
タを含んでいる。
【0044】ある実施形態では、前記以前のスキャンラ
インのピクセルデータを圧縮されたフォーマットで格納
するラインバッファをさらに備えているコンピュータシ
ステムであって、該ラインバッファが、該以前のスキャ
ンラインの該ピクセルデータを前記補間器に供給する。
【0045】ある実施形態では、前記第1の状態が、前
記以前のスキャンラインの前記ピクセルデータを圧縮し
ている間のスロープオーバーロード状態を含んでいる。
【0046】ある実施形態では、前記オーバーライド回
路が、前記以前のスキャンラインの前記隣接ピクセルデ
ータおよび前記ピクセルデータを受け取るように接続さ
れたマルチプレクサであって、前記スロープオーバーロ
ード状態になると、該隣接ピクセルデータを前記補間器
に選択的に送るマルチプレクサを備えている。
【0047】ある実施形態では、前記ラインバッファ
が、前記以前のスキャンラインのピクセルデータを圧縮
することによって、1セットの圧縮されたピクセルデー
タを生成するエンコーダと、該1セットの圧縮されたピ
クセルデータを格納するローカルメモリと、該1セット
の圧縮されたピクセルデータを伸長し、かつ、該以前の
スキャンラインの該ピクセルデータを前記マルチプレク
サに供給するデコーダであって、前記スロープオーバー
ロード状態を検出し、かつ、該マルチプレクサに、前記
隣接ピクセルデータを前記補間器へと送らせるデコーダ
と、を備えている。
【0048】ある実施形態では、前記エンコーダが、通
常は第1の復元器の値から、次のピクセルデータに対応
する第1の予測値を生成する第1の予測器と、それぞれ
のソースピクセルデータと、対応する第1の予測値とを
受け取る第1の加算器であって、該ソースピクセルデー
タと該対応する第1の予測値との間の差分値を生成する
第1の加算器と、該差分値を量子化することによって、
該対応するソースピクセルデータに対応する圧縮された
ピクセルデータを生成する量子化器と、該圧縮されたピ
クセルデータのそれぞれを受け取り、該圧縮されたピク
セルデータから該第1の復元器の値を生成する第1の復
元器であって、該量子化器が該差分値を量子化する時
に、スロープオーバーロード状態に遭遇したかどうかを
判定し、もし該スロープオーバーロード状態に遭遇して
いたのなら、該次のピクセルデータに対応する該第1の
予測値を別の値に置数する、第1の復元器と、を備えて
いるコンピュータシステムであって、それによって、該
次のピクセルデータに対応する圧縮されたピクセルデー
タを生成している間に、該量子化器がスロープオーバー
ロード状態を回避する。
【0049】ある実施形態では、スロープオーバーロー
ド状態に遭遇した時、前記量子化器が、前記圧縮された
ピクセルデータに対応する所定値を生成し、かつ、前記
第1の復元器が、該圧縮されたピクセルデータを調べる
ことによって、該スロープオーバーロード状態に遭遇し
たかどうかを判定する。
【0050】ある実施形態では、前記第1の復元器が、
連続的に受け取られた最大量子化値に基づいて、スロー
プオーバーロード状態に遭遇したかどうかを判定する。
【0051】ある実施形態では、前記デコーダが、通常
は第2の復元器の値から第2の予測器の値を生成する第
2の予測器と、前記ローカルメモリから前記圧縮された
ピクセルデータを受け取り、圧縮されたピクセルデータ
のそれぞれに対応する該第2の復元器の値を生成する第
2の復元器であって、スロープオーバーロード状態が存
在しているかどうかを判定し、もし該スロープオーバー
ロード状態が存在しているのなら、次のピクセルデータ
に対応する異なる第2の予測器の値を、該第2の予測器
に生成させる、第2の復元器と、該第2の予測器の値と
該第2の復元器の値とを受け取り、該第2の予測器の値
から前記以前のスキャンラインの前記ピクセルデータを
生成する、第2の加算器と、を備えている。
【0052】本発明によるアップスケール方法は、ソー
スビデオイメージをアップスケールすることによって、
アップスケールされたビデオイメージを生成する方法に
おいて、該ソースビデオイメージが、1セットのソース
ビデオピクセルデータによって表現される、以前のスキ
ャンラインおよび現在のスキャンラインを少なくとも含
んでいる、方法であって、該現在のスキャンラインのピ
クセルデータと、該以前のスキャンラインの対応するピ
クセルデータとを含む少なくとも2つのピクセルデータ
を受け取るステップと、通常は該2つのピクセルデータ
を補間することによって、該アップスケールされたビデ
オイメージの1セットの追加ピクセルデータを生成する
ステップと、第1の状態になった時に、該以前のスキャ
ンラインの該ピクセルデータに隣接して位置する隣接ピ
クセルデータ、および該現在のスキャンラインの該ピク
セルデータから該1セットの追加ピクセルデータを生成
するステップと、を含んでおり、そのことにより上記目
的が達成される。
【0053】ある実施形態では、前記隣接ピクセルデー
タが、前記現在のスキャンラインにおけるピクセルデー
タを含んでいる。
【0054】ある実施形態では、前記以前のスキャンラ
インのピクセルデータを圧縮されたフォーマットでロー
カルメモリに格納するステップと、圧縮されたフォーマ
ットのピクセルデータを伸長することによって、伸長さ
れたピクセルデータを生成するステップと、該伸長され
たピクセルデータを該以前のスキャンラインのピクセル
データとして、前記受け取るステップに与えるステップ
と、をさらに含んでいる。
【0055】ある実施形態では、前記第1の状態が、前
記以前のスキャンラインの前記ピクセルデータを圧縮し
ている間のスロープオーバーロード状態を含んでいる。
【0056】本発明による圧縮ピクセルデータ生成方法
は、スキャンラインの一連のピクセルデータに対応す
る、1セットの圧縮されたピクセルデータを生成する方
法であって、通常は復元器の値から次のピクセルデータ
に対応する予測値を生成するステップと、それぞれのピ
クセルデータを、対応する予測値から減算することによ
って、該ピクセルデータと該対応する予測値との間の差
分値を生成するステップと、該差分値を量子化すること
によって、該対応するピクセルデータに対応する圧縮さ
れたピクセルデータを生成するステップと、該圧縮され
たピクセルデータから該復元器の値を生成するステップ
と、該量子化するステップにおいて、スロープオーバー
ロード状態に遭遇したかどうかを判定するステップと、
もし現在のピクセルデータが、該スロープオーバーロー
ド状態に遭遇していたのなら、該次のピクセルデータに
対応する該予測値を別の値に置数するステップと、を含
んでいる方法であって、それによって、該次のピクセル
データに対応する圧縮されたピクセルデータを生成して
いる間に、該量子化器がスロープオーバーロード状態を
回避しており、そのことにより上記目的が達成される。
【0057】ある実施形態では、スロープオーバーロー
ド状態に遭遇した時、前記量子化するステップが、前記
圧縮されたピクセルデータに対応する所定値を生成し、
かつ、前記判定するステップが、該圧縮されたピクセル
データを調べることによって該スロープオーバーロード
状態に遭遇したかどうかを判定する。
【0058】ある実施形態では、前記判定するステップ
が、連続的に受け取られた最大量子化値に基づいて、ス
ロープオーバーロード状態に遭遇したかどうかを判定す
る。
【0059】以下に作用を説明する。本発明は、ソース
ビデオイメージの1セットのソースビデオピクセルデー
タを補間することによって、アップスケールされたビデ
オイメージの1セットの追加ピクセルデータを生成する
グラフィックスコントローラ回路を含んでいる。このグ
ラフィックスコントローラ回路は、ソースビデオイメー
ジの現在のスキャンラインのピクセルデータと、ソース
ビデオイメージの以前のスキャンラインの対応するピク
セルデータとを含む少なくとも2つのピクセルデータを
受け取る補間器を備えうる。この補間器は、通常、2つ
のピクセルデータを補間することによって、追加ピクセ
ルデータを生成する。
【0060】第1の状態では、グラフィックスコントロ
ーラ回路におけるオーバーライド回路は、以前のスキャ
ンラインのピクセルデータに隣接して位置する隣接ピク
セルデータから追加ピクセルデータを、補間器に生成さ
せる。この隣接ピクセルデータは、現在のスキャンライ
ンにおけるピクセルデータであってもよい。
【0061】本発明のグラフィックスコントローラ回路
は、さらに、以前のスキャンラインのピクセルデータを
圧縮されたフォーマットで格納するラインバッファを備
えうる。このラインバッファは、圧縮されたフォーマッ
トのデータを伸長し、以前のスキャンラインの伸長され
たピクセルデータを補間器に与えることができる。オー
バーライド回路が動作する第1の状態としては、例え
ば、ソースビデオイメージピクセルデータを圧縮してい
る間のスロープオーバーロード状態が挙げられる。
【0062】本発明のオーバーライド回路は、以前のス
キャンラインの隣接ピクセルデータおよび上記ピクセル
データを受け取るように接続されたマルチプレクサを備
えうる。また、このオーバーライド回路は、スロープオ
ーバーロード状態になると、隣接ピクセルデータを選択
的に補間器に送る。
【0063】ラインバッファは、以前のスキャンライン
のピクセルデータを圧縮することによって、1セットの
圧縮されたピクセルデータを生成するエンコーダをさら
に備えていてもよい。圧縮されたピクセルデータは、ロ
ーカルメモリに格納されうる。
【0064】デコーダは、1セットの圧縮されたピクセ
ルデータを伸長し、以前のスキャンラインのピクセルデ
ータをマルチプレクサに与えることができる。デコーダ
は、スロープオーバーロード状態を検出し、マルチプレ
クサに、隣接ピクセルデータを補間器に送らせることが
できる。
【0065】エンコーダは、通常は第1の復元器の値か
ら次のピクセルデータに対応する第1の予測値を生成す
る第1の予測器と、各ソースピクセルデータおよび対応
する第1の予測値を受け取る第1の加算器と、を備えう
る。第1の加算器は、ソースピクセルデータと、対応す
る第1の予測値との間の差分値を生成することができ
る。また、エンコーダは、差分値を量子化することによ
って、対応するソースピクセルデータに対する圧縮され
たピクセルデータを生成する量子化器をさらに備えてい
てもよい。
【0066】エンコーダにおける第1の復元器は、圧縮
されたピクセルデータのそれぞれを受け取り、圧縮され
たピクセルデータから第1の復元器の値を生成すること
ができる。第1の復元器は、上記量子化器が差分値を量
子化している間に、スロープオーバーロード状態に遭遇
したかどうかを判定し、もし上記スロープオーバーロー
ド状態に遭遇していたのなら、上記次のピクセルデータ
に対応する第1の予測値を別の値に置数することができ
る。このように置数することによって、次のピクセルデ
ータに対応する圧縮されたピクセルデータを生成してい
る間に、量子化器が、スロープオーバーロード状態を回
避することが可能になる。
【0067】ラインバッファの第1の実施形態において
は、スロープオーバーロード状態に遭遇した時、量子化
器は、上記圧縮されたピクセルデータに対応する所定の
値を生成することができる。第1の復元器は、上記圧縮
されたピクセルデータを調べることによって、スロープ
オーバーロード状態に遭遇したかどうかを判定すること
ができる。ラインバッファの別の実施形態においては、
第1の復元器は、連続的に受け取られた複数の最大量子
化値に基づいて、スロープオーバーロード状態に遭遇し
たかどうかを判定することができる。
【0068】本発明のデコーダは、通常は第2の復元器
の値から第2の予測器の値を生成する第2の予測器を備
えうる。第2の復元器は、ローカルメモリから圧縮され
たピクセルデータを受け取り、圧縮されたピクセルデー
タのそれぞれに対応する第2の復元器の値を生成するこ
とができる。第2の復元器は、スロープオーバーロード
状態が存在しているかどうかを判定し、もしスロープオ
ーバーロード状態が存在しているのなら、次のピクセル
データに対応する別の第2の予測器の値を、第2の予測
器に生成させる。デコーダは、第2の予測値と第2の復
元器の値とを受け取る第2の加算器をさらに備えていて
もよい。デコーダは、第2の予測値から以前のスキャン
ラインのピクセルデータを生成することができる。
【0069】
【発明の実施の形態】図2は、ホスト210、グラフィ
ックスコントローラ220、ディスプレイメモリ240
およびディスプレイユニット230を備えている本発明
のコンピュータシステム200のブロック図である。デ
ィスプレイメモリ240を、グラフィックスコントロー
ラ220とともに集積化して1つのユニットにしてもよ
い。
【0070】グラフィックスコントローラ220は、ソ
ースビデオイメージのピクセルデータをビデオデコーダ
のような外部機器(不図示)からビデオパス252を通
して受け取るか、またはホスト210から受け取り、受
け取られたピクセルデータをディスプレイメモリ240
に格納することができる。ソースビデオは、例えば、R
GB888フォーマットで符号化されたテレビジョン信
号でよい。
【0071】グラフィックスコントローラ220はそれ
から、ソースビデオイメージの各スキャンラインのピク
セルデータをディスプレイメモリ240から取り出し、
差分パルス符号変調(DPCM)を用いてスキャンライ
ンデータを圧縮して、圧縮されたそのデータをローカル
メモリに格納することができる。DPCMスキームの一
部として、グラフィックスコントローラ220は、ある
スキャンラインの各ソースビデオピクセルデータに対応
する圧縮されたデータを、そのスキャンラインにおける
以前の複数のピクセルの関数として生成することができ
る。グラフィックスコントローラ220は、圧縮された
データを伸長し、そのように圧縮されたピクセルデータ
を補間に用いることができる。
【0072】しかし、ソースビデオピクセルデータを圧
縮している間にスロープオーバーロード状態が検出され
た時には、本発明のグラフィックスコントローラ220
は、後続ピクセルに対応する予測値を別の値に置数する
(forces)。このような別の値を後続ピクセルデータに
近似した値にすることによって、グラフィックスコント
ローラ220は、後続ピクセルを圧縮している間にスロ
ープオーバーロード状態を回避することができる。その
結果、後続ピクセルデータに対応する再生値は、対応す
るソースビデオピクセルデータを正確に表すことができ
る。
【0073】また、以前のスキャンラインのソースビデ
オピクセルデータを圧縮している間にスロープオーバー
ロード状態に遭遇した場合には、本発明のグラフィック
スコントローラ220は、以前のスキャンラインのソー
スビデオピクセルデータの伸長されたピクセルデータの
代わりに、現在のスキャンラインにおける対応するソー
スビデオピクセルデータを補間に用いることができる。
例えば、図1を参照すると、もしソースビデオピクセル
データGを圧縮している間にスロープオーバーロード状
態に遭遇したのなら、グラフィックスコントローラ22
0は、補間時に、Gに対する再生データ値の代わりに、
ソースビデオピクセルデータ値Hを用いることができ
る。実際に、ソースビデオピクセルデータHを複製する
ことによって、追加ピクセルデータ値R2b、R3b、
R4bおよびR5bを生成することができる。なぜな
ら、本実施形態によるグラフィックスコントローラ22
0は、垂直補間用にわずか2つのピクセルデータを用い
るだけだからである。
【0074】ピクセルデータGを圧縮している間にスロ
ープオーバーロード状態に遭遇したこと、さらには、ビ
デオイメージにおいては通常、隣接するピクセル同士の
間に高い相関性が存在することが原因で、ソースビデオ
ピクセルデータHの値は、Gの再生されたピクセルデー
タ値よりもむしろ、ソースビデオピクセルデータGに近
くなることは理解されたい。したがって、Gの再生され
たピクセルデータ値を用いるよりもむしろソースピクセ
ルデータHを用いることによって、表示品質は改善され
うる(つまり、ソースビデオイメージに変動が少なくな
る)。また、ビデオイメージにおける隣接するピクセル
同士の間には高い相関性が存在するので、(スロープオ
ーバーロード状態が発生していなくても)Gの代わりに
ソースピクセルデータHを用いることによって生じる表
示品質の違いは、人間の目には識別できない程度のもの
でありうる。
【0075】図2をさらに参照しつづけると、ホスト2
10は、システムバス212を介してグラフィックス/
テキスト/ビデオデータをグラフィックスコントローラ
220に送ることができる。システムバス212は、例
えば、PCIバスを備えていてもよい。グラフィックス
データは、RGB565フォーマットで取り出すことが
できる。とはいうものの、グラフィックスデータは、他
のどのようなフォーマットのものでも、上とは異なる表
現ビット数のものでもよく、いずれの場合も、本発明の
範囲および着想を超えることがないことは理解された
い。
【0076】グラフィックスコントローラ220は、シ
ステムバス212を介してグラフィックス/テキスト/
ビデオデータを受け取り、ビデオパス252を介して受
け取った何らかのビデオデータと共に、そのグラフィッ
クス/テキスト/ビデオデータをディスプレイメモリ2
40に格納することができる。ビデオデータは、テレビ
ジョン信号、または、ビデオイメージを符号化するため
にRGBフォーマット、YUVフォーマット、あるいは
その他のフォーマットで符号化された何らかのビデオイ
メージを含みうる。ビデオデータは、例えば、フルモー
ションビデオアーキテクチャ(TM)(MVA)イメー
ジに対応するピクセルデータでありうる。グラフィック
スコントローラ220は、次に、ビデオデータ、テキス
トデータおよびグラフィックスデータのすべてを含む表
示データを、ディスプレイユニット230上に表示する
ことができる。
【0077】図3は、ホストインタフェース310と、
グラフィックスプロセッサ320と、ビデオポート33
0と、MVAブロック360と、ビデオコントローラ3
50と、シーケンサ340とを備えている、本発明によ
るグラフィックスコントローラ220のブロック図であ
る。MVAブロック360は、バス345を介してビデ
オピクセルデータを受け取り、受け取ったソースビデオ
データを操作することによって、そのビデオデータをア
ップスケールすることができる。MVAブロック360
は、ソースビデオデータにおけるピクセルデータを補間
することによって、そのようなアップスケーリング/ダ
ウンサイジングを実現することができる。
【0078】MVAブロック360は、差分パルス符号
変調(DPCM)を用いて、以前のスキャンラインのソ
ースビデオピクセルデータを圧縮されたフォーマットで
格納することができる。このように圧縮されたフォーマ
ットで格納することによって、ソースビデオピクセルデ
ータを格納するのに必要なローカルメモリの量を最小化
することができる。MVAブロック360は、圧縮され
たデータを伸長し、伸長されたそのピクセルデータと、
現在のスキャンラインのソースピクセルデータとを補間
することによって、アップスケールされたビデオイメー
ジに対する追加ピクセルデータを生成する。MVAブロ
ック360は、第2のmux入力ライン367を介し
て、アップスケールされたビデオイメージピクセルデー
タをマルチプレクサ370に送ることができる。
【0079】本発明のMVAブロック360は、さら
に、ソースビデオピクセルデータを圧縮している間のス
ロープオーバーロード状態の影響を最小限にとどめるた
めのオーバーライド(override)回路を備えていてもよ
い。MVAブロック360は、通常、同一スキャンライ
ン内の少なくとも1つの以前のピクセルデータに基づい
て、ピクセルに対する予測値を計算する。しかし、もし
ソースビデオピクセルを圧縮している間にスロープオー
バーロード状態に遭遇したのなら(以下、そのようなピ
クセルを「スロープオーバーロードピクセル」と呼
ぶ)、MVAブロック360は、後続ピクセルに対応す
る予測値を別の値に置数することができる。このような
別の値は、後続ピクセルデータ値により近い値でありう
るので、スロープオーバーロード状態は、少なくともそ
の後続ピクセルデータについては、回避することができ
る。
【0080】本発明のMVAブロック360は、現在の
スキャンラインおよび以前のスキャンラインにおけるピ
クセルデータを補間している間に、以前のスキャンライ
ンのスロープオーバーロードピクセルの代わりに、隣接
ピクセルを用いることができる。このような隣接ピクセ
ルを用いることによって、MVAブロック360は、ス
ロープオーバーロード状態の結果、アップスケールされ
たビデオイメージに生じる可能性のある歪みを最小化す
ることができる。この隣接ピクセルは、例えば、現在の
スキャンラインにおけるピクセルデータ値を含みうる。
【0081】ホストインタフェース310は、システム
バス212とインタフェースすることによって、グラフ
ィックス/テキストデータおよび命令をホスト210か
ら受け取る。ホストインタフェース310は、システム
バス212にインプリメントされている具体的なバスア
ーキテクチャとインタフェースするように設計可能であ
る。例えば、もしシステムバス212がPCIバスを備
えているのなら、ホストインタフェース310は、PC
I標準バスとインタフェースするように設計可能であ
る。
【0082】グラフィックスプロセッサ320は、ホス
トインタフェース310から、グラフィックス/ビデオ
/テキストデータおよび命令を受け取ることができる。
グラフィックスプロセッサ320は、受け取った命令に
従って、受け取ったグラフィックスデータに対してロー
テート(rotate)、ビットブロッキング(bit blockin
g)といった命令を実行し、その結果として追加グラフ
ィックスデータを生成することができる。グラフィック
スプロセッサ320は、ローカルバス345を介してデ
ィスプレイメモリ240にグラフィックスデータを(ホ
ストインタフェース310から受け取ったものとして、
あるいは命令の実行によって生成されたものとして)格
納することができる。
【0083】ビデオポート330は、ビデオパス252
を介してビデオピクセルデータを受け取り、受け取った
ビデオピクセルデータを、ローカルバス345を介して
ディスプレイメモリ240に書き込むことができる。受
け取られたビデオピクセルデータは、グラフィックスデ
ータとは異なるフォーマットのものでありうる。例え
ば、グラフィックスデータがRGBフォーマットである
時には、ビデオデータはYUVフォーマットでありう
る。
【0084】グラフィックスデータは、ビデオデータに
関してピクセルを表現するのに用いるビット数とは異な
るビット数を用いて表現することができる。例えば、ビ
デオデータが1ピクセル当たり24ビット用いて表現さ
れている時には、グラフィックスデータは、1ピクセル
当たり8ビット用いて表現されうる。より大きな数のビ
ットを用いてビデオデータを表現すれば、ビデオデータ
の解像度が向上する。
【0085】なお、本実施形態によるビデオポート33
0は、ビデオデータが表示される前にそのビデオデータ
をディスプレイメモリ240に書き込むが、ビデオデー
タを、ディスプレイメモリ240に書き込まず、直接に
ディスプレイユニット230上に表示することも、本発
明の範囲および着想内にあることは理解されたい。
【0086】ビデオコントローラ350は、ローカルバ
ス224を介して、ディスプレイメモリ240からグラ
フィックス/テキストデータを受け取り、mux入力ラ
イン357を通してRGB信号に対応するビットを供給
することができる。ビデオコントローラ350は、次
に、例えばディスプレイメモリ240に格納されている
フォントビットマップを用いることによって、テキスト
データを対応するピクセルに変換することができる。こ
のような変換の結果、ビデオコントローラ350は、受
け取ったグラフィックス/テキストデータのRGB信号
に対応するビットをマルチプレクサ370に送る。
【0087】マルチプレクサ370は、mux入力ライ
ン367および357を介して、グラフィックス/テキ
ストデータおよびビデオデータに対応するRGBビット
をそれぞれ入力として受け取り、MVAブロック360
によってアサートされるmux選択信号376の制御の
下に、2つの入力のいずれか1つを出力として選択す
る。もし現在のスクリーンリフレッシュタイムにおける
ディスプレイユニット230上の表示がビデオデータに
対応しているのなら、mux入力ライン367上のビデ
オデータを選択するように、mux選択信号376がア
サートされる。一方、もしディスプレイユニット230
上の表示が、ホスト210によって送られたグラフィッ
クス/テキストデータに対応しているのなら、mux入
力ライン357上のグラフィックス/テキストデータを
選択するように、mux選択信号376がアサートされ
る。
【0088】シーケンサ340は、ビデオコントローラ
350、グラフィックスプロセッサ320、およびディ
スプレイメモリ240に対してタイミング制御をおこな
う。このタイミング制御は、さまざまなドット(ピクセ
ル)クロックおよび水平カウント解像度を含みうる。
【0089】図4は、本発明のMVAブロック360の
ブロック図である。MVAブロック360は、フォーマ
ッタ410、色度アップサンプラ440、色空間変換器
450、MVA制御ロジック420、ラインバッファ4
30、YUV−RGB選択マルチプレクサ460、補間
器490、オーバーライドマルチプレクサ485、ガン
マ補正回路480、および出力バッファ470を含んで
いる。
【0090】ラインバッファ430は、ラインバッファ
入力バス493を介して、スキャンラインのピクセルデ
ータをRGB888フォーマットで受け取り、受け取っ
たピクセルデータを圧縮されたフォーマットで格納した
後、圧縮されたデータを伸長することによって、ライン
バッファ出力バス439を介して、補間器490にRG
B888フォーマットのビデオピクセルデータを供給す
ることができる。補間器490は、現在のスキャンライ
ンピクセルデータと共に、(以前のスキャンラインの)
このようなビデオピクセルデータを補間に用いることが
できる。
【0091】もしラインバッファ430が、ソースビデ
オピクセルデータを処理している間(つまり、圧縮され
たフォーマットで格納している間、および伸長している
間)にスロープオーバーロード状態に遭遇したのなら、
ラインバッファ430は、対応する伸長されたピクセル
データを送りながら、スロープオーバーロード状態信号
ライン438上にスロープオーバーロード状態信号を生
成することができる。
【0092】マルチプレクサ485は、スロープオーバ
ーロード状態信号の制御の下に、(ラインバッファ出力
バス439を通して受け取られた)伸長されたピクセル
データ、あるいは(ラインバッファ入力バス493を通
して受け取られた)現在のスキャンラインのピクセルデ
ータのいずれかを選択する。スロープオーバーロード状
態信号は、通常の状態の時には、伸長されたピクセルデ
ータをマルチプレクサ485に出力させ、スロープオー
バーロード状態に遭遇した時には、現在のスキャンライ
ンのピクセルデータを出力させる効果をもつ。
【0093】補間器490は、ガンマ補正回路480か
らソースビデオピクセルデータを受け取り、受け取った
ソースビデオデータを補間することができる。補間器4
90は、対応するピクセルデータがガンマ補正回路48
0から受け取られた時には、ソースビデオスキャンライ
ンに対応する水平補間をおこなうことができる。これら
のスキャンラインは水平にスキャンされるので、水平ア
ップスケーリングをおこなうときも、垂直補間の場合と
同様に、ラインバッファリングが必要になる。
【0094】垂直補間をおこなうためには、補間器49
0は、バス498を介して現在のスキャンラインのソー
スビデオピクセルデータを受け取り、ラインバッファ入
力バス493を介してビデオピクセルデータをラインバ
ッファ430に送ることができる。現在のスキャンライ
ンのソースビデオピクセルデータを送っている間に、補
間器490は、通常、ラインバッファ出力バス498を
介して、以前のスキャンラインの対応する、垂直方向に
隣接するピクセルを伸長されたフォーマットで受け取る
ように設計されうる。例えば、図1を参照すると、ロウ
6のソースビデオピクセルデータHを送っている間に、
補間器490は、ロウ1のソースビデオピクセルデータ
Gの伸長されたピクセルデータを受け取る。
【0095】本発明の補間器490は、現在のスキャン
ラインのソースビデオピクセルを、ラインバッファ出力
バス498を介して受け取られたピクセルデータと補間
することによって、追加ピクセルデータを生成すること
ができる。マルチプレクサ485は、通常、出力バス4
98上に以前のスキャンラインのピクセルデータを出力
するので、補間器490は、以前のスキャンラインのピ
クセルデータから追加ピクセルデータを生成する。
【0096】しかし、ソースビデオピクセルデータを処
理している間にスロープオーバーロード状態に遭遇した
時には、マルチプレクサ485は、現在のスキャンライ
ンのピクセルデータを出力するので、補間器490は、
同じピクセルデータを補間することによって、追加ピク
セルデータを生成することができる。例えば、図1の追
加ピクセルデータR46を生成しようとする時に、もし
ソースビデオピクセルデータBを格納している間にスロ
ープオーバーロード状態が存在すれば、本発明の補間器
490は、ピクセルデータR46を生成するためにピク
セルデータDのみを用いることができる。このような場
合、補間器490は、追加ピクセルデータR46を生成
するには、単にソースビデオピクセルデータDの複製を
とりさえすればよい。
【0097】スロープオーバーロード状態が存在する時
には、補間器490は、本発明の範囲および着想を超え
ることなく、現在のスキャンラインのピクセルデータの
代わりに、1つ以上の隣接ピクセルデータを用いること
ができることは理解されたい。
【0098】例えば、ソースビデオピクセルBを格納し
ている間にスロープオーバーロード状態に遭遇した時に
は、補間器490は、ピクセルDだけではなく、ピクセ
ルA、DおよびGを補間に用いることができる。
【0099】水平スキャンラインが生成された時、補間
器490は、対応するピクセルデータ(補間されたピク
セルを含む)を出力バッファ470に格納することがで
きる。その後、このように格納されたピクセルデータ
は、信号ライン367を通してマルチプレクサ370へ
の入力として利用することができる。水平スキャンライ
ンは、垂直および水平補間の両方の結果として生成され
うる。
【0100】フォーマッタ410は、バス345を介し
てディスプレイメモリ240からソースビデオイメージ
ピクセルデータを受け取ることができる。受け取られた
ビデオデータは、例えばRGB555フォーマット、R
GB888フォーマット、あるいはYUV422フォー
マットといったどのようなフォーマットでもよい。フォ
ーマッタ410は、RGB555または5665データ
を888フォーマットに変換し、24ビットバス416
を通して、変換されたデータを送る。よって、フォーマ
ッタ410は、受け取ったピクセルデータを予定通りの
ピクセルフォーマットに変換することができる。もしソ
ースビデオデータがYUVフォーマットであるのなら、
フォーマッタ410は、バス414を介してYUV信号
を送る。
【0101】色度アップサンプラ440は、YUV信号
の色度成分をアップサンプルすることによって、ソース
ビデオ信号をコンピュータシステムに送りながら、色度
信号の潜在的ダウンサンプリングを補償する。このよう
なダウンサンプリングは、テレビジョン信号をスキャニ
ングすることによって、人間の目には輝度に比べて低く
なる色度の空間解像度を利用する場合におこなわれるの
が、典型的な例である。色空間変換器450は、24ビ
ットバス456を介してこのようなRGB888フォー
マットデータを送る前に、入力YUV信号をRGB88
8フォーマットに変換する。
【0102】YUV−RGB選択マルチプレクサ460
は、ソースビデオデータがRGBフォーマットである
か、YUVフォーマットであるかによって、入力ライン
416または456を介してソースビデオデータをRG
B888フォーマットで入力として受け取る。YUV−
RGB選択マルチプレクサ460は、入力YUV−RG
B選択信号465の制御の下に、2つの入力の1つを選
択することができる。また、このマルチプレクサ460
は、典型的には、ユーザによってプログラムされるレジ
スタ内のビットに基づいて駆動される。ガンマ補正回路
480は、ビデオ信号からガンマを除去するものであ
り、この技術分野では従来から知られているものであ
る。
【0103】図5は、本発明のラインバッファ430の
ブロック図を図示している。ラインバッファ430は、
ソースビデオピクセルデータのRGB成分のそれぞれに
対応して、DPCMデコーダ520と、DPCMエンコ
ーダ510と、ローカルメモリ550と、ラインバッフ
ァシーケンサ540とを備えている。簡潔に説明するこ
とを目的として、3原色のただ1つに対応する回路を図
示し、説明することにする。しかし、バッファシーケン
サ540は、3原色のすべてについて同一の回路によっ
て共用されうるものである。
【0104】DPCMエンコーダ510は、補間器49
0からソースビデオピクセルデータを受け取り、DPC
Mを用いて対応するピクセルデータを圧縮し、圧縮され
たDPCMデータをローカルメモリ550に格納する。
ビデオ信号(例えば、テレビジョン信号)における隣接
するピクセル間には通常高い相関性が存在しているの
で、ソースビデオピクセルデータは、DPCMに適用さ
れうるものである。
【0105】DPCMスキームの一部として、DPCM
エンコーダ510は、各ピクセルデータに対応する予測
値を、同一のスキャンラインにおける少なくとも1つの
以前のピクセルデータ値に基づいて生成する。しかし、
ソースビデオピクセルデータを圧縮している間にスロー
プオーバーロード状態に遭遇した時には、DPCMデコ
ーダ510は、後続ソースビデオピクセルデータに対応
する予測値を別の値に置数することができる。このよう
に予測値を変えることによって、ラインバッファ430
が、同スキャンラインの後続ピクセルについてはスロー
プオーバーロード状態を回避することが可能になる。
【0106】DPCMエンコーダ510は、好ましい実
施形態においては、24ビットRGBデータを12ビッ
トに圧縮することができる。とはいうものの、別の圧縮
技術を用いたり、異なるビット数を用いたりするように
ラインバッファ430を設計したとしても、本発明の範
囲および着想を超えることがないことは、当業者には自
明であろう。
【0107】DPCMデコーダ520は、ローカルメモ
リ550から伸長されたDPCMデータ(つまり、1ピ
クセル当たり12ビットのデータ)を取り出し、そのD
PCMデータを伸長することによって、伸長されたデー
タを補間器490にオリジナルのRGB888フォーマ
ットで供給する。バッファシーケンサ540は、DPC
Mエンコーダ510およびDPCMデコーダ520の動
作を調整し、制御する。
【0108】本発明のDPCMデコーダ520は、ま
た、スロープオーバーロード状態が存在するかどうかを
判定し、DPCMエンコーダ510と同様に、後続ソー
スビデオピクセルデータに対応する予測値を変えること
ができる。さらに、DPCMデコーダ520は、スロー
プオーバーロード状態信号ライン438を介してスロー
プオーバーロード状態信号を送ることによって、ライン
バッファ入力ライン493上で受け取られた現在のスキ
ャンラインのソースビデオピクセルを、マルチプレクサ
485に出力させることができる。もしスロープオーバ
ーロード状態が存在していないのなら、DPCMデコー
ダ520は、ラインバッファ出力信号ライン439上で
受け取られた伸長されたピクセルデータを、マルチプレ
クサ485に出力させる。
【0109】ローカルメモリ550は、スクエアピクセ
ル(square pixel)PALフォーマットに対応できるよ
うにするため、少なくとも768個のピクセルを格納す
るように設計されている。このピクセル数は、産業上標
準的なスキャニングフォーマットでは、1スキャンライ
ン当たり最大のピクセル数であると信じられている。よ
り高速のアクセスを実現するためには、ローカルメモリ
550は、SRAMユニットを備えていてもよい。
【0110】ローカルメモリ550の好ましい実施形態
においては、1本のスキャンラインのみに対応するピク
セルデータが格納されうる。よって、好ましい実施形態
によるローカルメモリ550は、768×12ビットを
含むことができる。しかし、もっと多くのスキャンライ
ンを格納する、あるいは1スキャンライン当たりもっと
多くのピクセルを格納するためには、違ったビット数が
必要になる。
【0111】なお、DPCMを用いてソースピクセルデ
ータを半分に圧縮することによって、必要なメモリの量
を半分に減らすことができることは理解されたい。しか
し、このように量の減らされたメモリをサポートするた
めには、圧縮をサポートする回路(エンコーダ)および
伸長をサポートする回路(デコーダ)を追加する必要が
ある。また、DPCMに関して本発明の説明を進めては
いるが、本発明の範囲および着想を超えることなく、そ
の他の圧縮スキームを用いることもできることは理解さ
れたい。
【0112】また、DPCMエンコーダ510およびD
PCMデコーダ520を別々のシステムに配置すること
もできる。例えば、DPCMデコーダ520をテレビジ
ョンセットのようなシステムに配置し、DPCMエンコ
ーダ510を放送局に配置してもよい。
【0113】図6は、本発明の好ましい実施形態におけ
るDPCMエンコーダ510およびDPCMデコーダ5
20の動作を説明する詳細ブロック図である。DPCM
エンコーダ510に設けられた加算器605および61
5、復元器612ならびに量子化器610が協同して、
ローカルメモリ550に格納されるDPCM圧縮データ
を生成する。復元器650、加算器655および予測器
660が協同して、DPCM圧縮データを復号化するこ
とによって、RGBフォーマットに伸長されたピクセル
データを生成する。伸長されたピクセルデータを補間器
490に与えることによって、アップスケールされたビ
デオイメージ用の追加ピクセルデータを生成することが
できる。
【0114】加算器605は、ライン493上でソース
ビデオのピクセルデータ(RGB成分の1つの8ビッ
ト)を、ライン606上で予測値を受け取り、予測値を
ピクセルデータから減算する。加算器605は、減算の
結果を所定の範囲内にクランプするクランプ回路をさら
に備えていてもよい。このような範囲は、レジスタに格
納されている値によって変わる。好ましい実施形態で
は、2つの範囲{−128〜+127}および{−25
6〜+255}がサポートされうる。
【0115】量子化器610は、加算器605の出力を
受け取り、受け取った値をより小さな数のビットに量子
化することができる。本発明の量子化器610は、スロ
ープオーバーロード状態に遭遇した時には、所定の数を
量子化出力として生成することができる。その所定の数
は、量子化出力のビット数によって表現される可能ない
くつかの数のいずれか1つでありうる。量子化器610
は、ローカルメモリ550により小さな数のビットを格
納することができる。ある実施形態においては、量子化
器610の出力は、4ビットを含むものでよい。
【0116】復元器612は、量子化された4ビットを
入力として受け取り、通常は、8ビットの復元値からな
る出力を生成する。しかし、もし量子化された4ビット
が所定の数に対応しているのなら(つまり、スロープオ
ーバーロード状態が存在しているのなら)、復元器61
2は加算器615をバイパスし、後続ピクセルに対する
新しい予測値を予測器620に生成させることができ
る。
【0117】好ましい実施形態においては、復元器61
2は、まず、バス612を用いて、その予測値を、ソー
スビデオピクセルデータを表現する数の範囲の中間に置
数することができる。例えば、もし各ソースビデオピク
セルデータが、値0〜255をもつ8ビットを含んでい
るのなら、復元器612は、その予測値を127に置数
することができる。ソースビデオピクセルデータストリ
ームにおける次のピクセルを処理している間に、もしス
ロープオーバーロード状態に遭遇したのなら(つまり、
所定の値が量子化器610の出力として受け取られたの
なら)、復元器は、その予測値を127以外の数に置数
することができる。
【0118】予測値を調整するこのようなスキームは、
量子化器のアパーチャが小さいラインバッファ430に
は特に有効である。小さなアパーチャが存在している
時、ラインバッファ430は、スロープオーバーロード
状態が克服される以前に、いくつかのソースビデオピク
セルを処理することが必要になることがある。この状態
が克服されるまでは、再生されたピクセルデータは正確
ではない可能性があるので、表示品質も受け入れがたい
ものになりうる。
【0119】加算器615は、復元器612から復元器
の値を受け取り、バス614を介して予測値を受け取
り、これら2つの入力値の差分を生成する。予測器62
0は、加算器615の出力を受け取り、通常は、その加
算器の出力から、後続ピクセルに対応する予測値を予測
する。
【0120】しかし、スロープオーバーロード状態に遭
遇した時には、予測器620は、別の予測値を復元器6
12に生成させることができる。予測器620は、マル
チプレクサ625を介して、各後続ピクセルに対応する
予測値を加算器605に送る。
【0121】本発明のDPCMデコーダ520における
復元器650は、復元器612と同様に動作する。復元
器650は、ローカルメモリ550から(1ピクセル当
たり4ビットに)圧縮されたピクセルデータを受け取
り、8ビットの復元器の値を出力として生成する。
【0122】圧縮されたピクセルデータが所定値に等し
い(これは、スロープオーバーロード状態を意味する)
時には、本発明の復元器650もまた、復元器612と
同様に、予測器660に別の予測値を生成させる。この
ような置数をしなければ、予測器660は、加算器61
5の出力から予測値を生成することができる。
【0123】また、復元器612は、スロープオーバー
ロード状態信号ライン438を介してスロープオーバー
ロード状態信号を送ることによって、ラインバッファ入
力ライン493上で受け取られた現在のスキャンライン
のソースビデオピクセルを、マルチプレクサ485に出
力させる。もしスロープオーバーロード状態が存在して
いないのなら、DPCMデコーダ520は、ラインバッ
ファ出力信号ライン439上に送られた伸長されたピク
セルデータを、マルチプレクサ485に出力させる。
【0124】加算器655は、復元器650から受け取
った復元器の値と、マルチプレクサ665を介して予測
器660から受け取った予測値とを加算することによっ
て、補間器490によって補間されるピクセルデータ値
を生成する。加算器655は、生成されたピクセルデー
タ値を、ラインバッファ出力信号バス439を通して送
る。
【0125】予測器660は、加算器655の出力を受
け取ることによって、次の(後続)ピクセルに対応する
予測値を生成する。しかし、圧縮されたピクセルデータ
がスロープオーバーロード状態を意味している時には、
予測器620の場合と同様に、予測器660も、別の予
測値を生成させられる。予測器620は(それぞれが予
測値の出力の1ビットを格納する)1セットのフリップ
フロップを備えていてもよい。
【0126】図9は、図7のピクセルデータを処理して
いる間に発生したスロープオーバーロード状態の影響を
最小限にとどめる際のラインバッファ430の動作の一
例を図示している。図9のY軸およびX軸は、それぞ
れ、ピクセルデータ値および時刻を表している。ソース
ビデオピクセルデータおよび補間器に供給された対応す
るピクセルデータ(つまり、マルチプレクサ485の出
力)が図示されている。以下の説明から理解できるよう
に、マルチプレクサ485を備えているオーバーライド
回路は、再生されたピクセルデータを圧縮している間に
スロープオーバーロード状態に遭遇した時には、再生さ
れたピクセルデータの代わりに、現在のスキャンライン
のピクセルデータを補間用に供給する。
【0127】クロックサイクルT900〜T904にお
いて、図7の場合と同様に、ソースビデオ信号は、7
6、135、136、138および137の各値で受け
取られる。クロックサイクルT901のピクセルデータ
値135を圧縮している間に、ラインバッファ430
は、1クロックサイクルの間にピクセルデータ値が突然
増加する(つまり、76から135に増加する)ため
に、スロープオーバーロード状態に遭遇する可能性があ
る。例示を目的として、1次予測器620および線形量
子化器610を用い、量子化アパーチャが16であると
仮定すると、加算器605は、差分値59を生成するこ
とができ、量子化器は、所定の値(例えば10)を生成
することによって、スロープオーバーロード状態を示す
ことができる。
【0128】量子化された値として所定値を受け取る
と、復元器612は、スロープオーバーロード状態が発
生したと判定し、クロックサイクルT902の次のピク
セルに対応する予測値を、ソースビデオピクセルデータ
を表す複数の数からなる範囲の中間(つまり、127)
に置数する。加算器605は、予測値127を次のソー
スビデオピクセルデータ値136から減算し、差分値9
を生成する。この差分値は、量子化アパーチャ内にフィ
ットする。よって、クロックサイクルT902内に受け
取られたピクセルデータ値については、スロープオーバ
ーロード状態を回避することができる。
【0129】これに対して、従来の復元器は、クロック
サイクルT900以前のピクセルが76に近いピクセル
データ値をもっているので、16に近い値を生成する可
能性がある。その結果、後続するクロックサイクルの間
(例えば、図7のT2およびT3)もスロープオーバー
ロード状態が継続的に存在する可能性がある。よって、
スロープオーバーロード状態中には、量子化アパーチャ
が制限されるので、エンコーダ510がソースビデオ信
号におけるピクセルデータ値を連続的に処理している間
に、誤差が累積する可能性がある。
【0130】しかし、エンコーダ510における復元器
612および予測器620は、それぞれデコーダ520
における復元器650および予測器660と同様に動作
するので、誤差は、デコーダ520にも複製されること
になる。エンコーダ510およびデコーダ520は、最
終的には、いくつかのピクセルデータ(例えば、図7の
クロックサイクルT4におけるピクセルデータ)を処理
した後、誤差の累積から回復することができる。
【0131】一方、本発明によれば、もしスロープオー
バーロード状態に遭遇したのなら、エンコーダ510
は、予測値を別の値に置数する。このように置数するこ
とによって、後続ピクセルデータ値を対応する予測値に
近くすることができるので、少なくともそれらの後続ピ
クセルについては、スロープオーバーロード状態を回避
することが可能となる。
【0132】また、復元器650は復元器612と同様
に動作し、ローカルメモリ550から所定値に等しい圧
縮されたピクセルデータ値を受け取るとただちに、予測
器660に予測値127を生成させる。したがって、ク
ロックサイクルT902に対応する量子化された値が受
け取られた時には、加算器655は、予測値127に対
して、再生されたピクセル値を計算する。したがって、
T902に対応するソースピクセルデータ値が正確に再
生され、クロックサイクルT902以降は、スロープオ
ーバーロード状態は回避される。
【0133】図9をさらに参照すると、本発明の復元器
650は、マルチプレクサ485に対して、クロックサ
イクルT901に対応する(つまり、スロープオーバー
ロード状態に遭遇した時の)再生されたピクセルデータ
を現在のスキャンラインの対応するソースピクセルデー
タに置き換えさせる。現在のスキャンラインにおけるこ
のようなピクセルの値がピクセルデータ値130である
と仮定すると、130が、バス498を通し、入力とし
て補間器490に供給される。したがって、補間に用い
られるピクセルデータは、スロープオーバーロード状態
時には、再生されたピクセルデータとは異なることにな
る。再生されたピクセルデータは、図9に図示されてい
る。
【0134】上述の説明では、スロープオーバーロード
状態が発生したことを示すために、圧縮されたピクセル
データ値に対して、所定値が生成されると述べた。この
ようなスキームでは、スロープオーバーロード状態を示
すために、複数の量子化値の1つが用いられるので、量
子化器610は、量子化出力を表現するのに1つ小さい
値をもつことになる。
【0135】よって、ラインバッファ430の別の実施
形態では、量子化器610は、ピクセルデータ値が量子
化アパーチャ外にある時に、最大量子化値を(負の範囲
または正の範囲のいずれかにおいて)生成することがで
きる。復元器612は、量子化された値を調べる。そし
て、一連の最大量子化値を受け取ると、復元器612
は、スロープオーバーロード状態が存在していると判定
することができる。換言すれば、もし連続する複数のク
ロックサイクルの間に最大量子化値が受け取られれば、
復元器612は、スロープオーバーロード状態が存在し
ていると判定することができる。
【0136】デコーダ520における復元器650もま
た同様に、スロープオーバーロード状態が存在するかど
うかを判定することができる。既に述べた実施形態の場
合と同様に、復元器612もまた、次のピクセルに対応
する予測値として別の値を予測器620に生成させるこ
とができる。
【0137】復元器650および612、ならびに予測
器620および660のいくつかのバリエーションが、
本発明の範囲および着想を超えることなく実現可能であ
ることは理解されたい。例えば、以前のいくつかのクロ
ックサイクルの間の復元器の値によっては、復元器の値
をインクリメントすることも、デクリメントすることも
できる。このようなスキームでは、もし以前のいくつか
のクロックサイクルにおいて予測値が過度にインクリメ
ントされたり、過度にデクリメントされたりしたのな
ら、ラインバッファ430は、予測値の大きさを元に戻
すことができる。例えば、スロープオーバーロード状態
に応じて予測値をより高い値に置数した後に、もし負の
スロープオーバーロード状態に遭遇したのなら、復元器
650および612は、後続予測値をデクリメントする
ように設計可能である。
【0138】図6をさらに参照すると、マルチプレクサ
625および665、復元器630および645、量子
化器635、ならびにオフセット記憶装置640を備え
ているオーバーライド回路は、以前のスキャンラインに
おける第1ピクセルを処理している間は、スロープオー
バーロード状態を防止するように設計可能である。オー
バーライド回路は、第1ピクセルに対する圧縮されたデ
ータを生成している間に、第1ピクセルデータの関数で
ある予測値を生成するように動作する。この予測値は第
1ピクセル自身から生成されるので、第1ピクセルデー
タの近傍のピクセルデータを表示している間は、スロー
プオーバーロード状態を回避することができる。
【0139】よって、このようなオーバーライド回路が
なければ、ビデオ信号を表示している間はスロープオー
バーロード状態が存在する可能性がある。スロープオー
バーロード状態が存在すると、ディスプレイを中心に向
かって見たときエッジが鈍っているのに次第に明るくな
っていくような表示がもたらされることになる。図6の
オーバーライド回路は、ビデオディスプレイの左側のエ
ッジにこのような鈍りが発生するのを防止できるように
動作する。
【0140】再び図6を参照すると、量子化器635
は、典型的には、第1ピクセルデータを量子化すること
によって、4ビットのデータ値を生成する。好ましい実
施形態においては、量子化器635は、この技術分野で
はよく知られている非線形量子化器を備えていてもよ
い。もし線形量子化器がインプリメントされるのなら、
量子化された値は、スキャンラインの第1ピクセルの最
上位ビット以下の4ビットを含むことができる。復元器
630は、量子化された値から8ビットを含む復元器の
値を生成することによって、第1ピクセルデータの関数
として予測値を生成する。よって、実際に、量子化器6
35および復元器630は、スキャンラインの第1ピク
セルデータの関数として予測値を生成するように動作す
る。
【0141】マルチプレクサ625は、入力として予測
器620の出力と、復元器630の出力とを受け取り、
第1ピクセル選択ライン631の制御に下に2つの入力
のいずれか1つを選択する。第1ピクセル選択ライン6
31は、通常は予測器620の出力をマルチプレクサ6
25に出力として選択させるが、処理されるピクセルが
スキャンラインの第1ピクセルである時には、復元器6
30の出力を選択させる。よって、本発明のDPCMデ
コーダ520は、DPCMエンコーダ510から第1ピ
クセルの予測値を受け取るための通信パスを備えていて
もよい。
【0142】したがって、スキャンラインの第1ピクセ
ルデータが処理されている間は、第1ピクセルデータの
関数である予測値は、ライン606を通し、入力として
加算器605に与えられる。加算器605へのもう一方
の入力は、第1ピクセルデータそのものであるので、減
算の結果は、量子化器610のアパーチャ内にフィット
することになる。よって、量子化器610への入力は量
子化器610のアパーチャ内にあるので、スロープオー
バーロード状態を回避することができる。
【0143】オフセット記憶装置640、復元器645
およびマルチプレクサ665は、DPCMデコーダ52
0におけるオーバーライド関数を調整するように動作す
る。オフセット記憶装置640は、量子化器635によ
って生成された4ビットの量子化された値を格納する。
復元器645は、オフセット記憶装置640に格納され
ている量子化された値から8ビットを生成する。
【0144】マルチプレクサ665は、スキャンライン
の第1ピクセルを処理している間は、復元器645から
の入力を出力として選択するように動作し、そのスキャ
ンライン内の後続ピクセルを処理する間は、予測器66
0からの入力を出力として選択するように動作する。
【0145】よって、DPCMエンコーダ510は、ソ
ースビデオピクセルデータのDPCM符号を生成し、D
PCMデコーダ520は、そのDPCM符号を復号化す
ることによって、補間器490用のピクセルデータ値を
生成する。DPCMエンコーダ510およびDPCMデ
コーダ520は、スキャンラインの第1ピクセルを処理
している間にスロープオーバーロード状態を回避するた
めのオーバーライド回路をさらに備えている。また、こ
のオーバーライド回路は、(例えばその他のエッジにお
けるピクセルを処理する時などの)他のどのようなスロ
ープオーバーロード状態においても用いることができる
ことは理解されたい。
【0146】DPCMエンコーダ510およびDPCM
デコーダ520の動作を、一例を言及しながらさらに説
明する。この例では説明を目的として、線形量子化器が
用いられるものとし、スキャンライン上の最初の2つの
ピクセルをそれぞれB4およびB9とし、予測器620
は、第1ピクセルに対して予測値0をもっているものと
する。
【0147】第1ピクセルデータB4を処理するため
に、量子化器635は、オフセット記憶装置640に格
納される「B」を表現する4ビットを生成する。復元器
630は、最下位ビットを含む複数の位置を4つの0で
満たすことによって、復元器の値B0を生成する。mu
x選択信号ライン631は、予測器620から00を選
択するのではなく、復元器630からB0を選択するよ
うにアサートされる。
【0148】加算器605は、マルチプレクサ625か
ら受け取ったB0を第1ピクセル値B4から減算するこ
とによって、04を生成する。この値は、量子化器61
0に与えられる。線形量子化器610は、4を表現する
4ビットを生成する。この値は、ローカルメモリ550
に格納される。
【0149】復元器612は、4を表現する4ビットを
受け取り、04を表現する8ビットを生成する。加算器
615は、B0(すなわち、マルチプレクサ625の出
力)と04(すなわち、復元器612の出力)とを加算
することによって、B4を生成する。1次の予測器62
0を用いるものと仮定しているので、予測器620は、
次のピクセルに対応する予測値としてB4を格納する。
この値は、マルチプレクサ625を通して加算器605
に与えられる。
【0150】DPCMデコーダ520の側では、復元器
650は、ローカルメモリ550から4を表現する4ビ
ットを受け取り、04を表現する8ビットを生成する。
これに並行して、復元器645は、値Bをもつ4ビット
をオフセット記憶装置640から取り出し、B0を表現
する8ビットを生成する。B0は第1ピクセルに対応し
ているので、マルチプレクサ665は、出力として、復
元器645に格納されている値B0を選択する。
【0151】加算器655は、B0(すなわち、マルチ
プレクサ665の出力)と04(すなわち、復元器65
0から受け取った値)とを加算することによって、補間
器490に送られるピクセル値B4を生成する。この値
B4は、予測値として予測器660に格納される。
【0152】第2ピクセルB9を処理するために、加算
器605は、(第1ピクセルを処理している間に生成さ
れた)予測値B4をB9から減算することによって、0
5を表現する8ビットを生成する。量子化器610は、
その8ビットを(線形量子化器と仮定すると)5を表現
する4ビットに量子化する。この値は、ローカルメモリ
550に格納される。
【0153】DPCMデコーダ520の復元器650
は、5を表現する4ビットを受け取り、05を表現する
8ビットを生成する。加算器655は、予測値B4を0
5に加算することによって、補間器490に送られるピ
クセルデータ値B9を生成する。
【0154】したがって、本発明のグラフィックスコン
トローラ220は、スキャンライン全体を取り出し、対
応する複数のピクセルをメモリに格納することによっ
て、異なる複数のロウに対する連続アクセスの回数を減
らすことができる。また、グラフィックスコントローラ
220は、DPCMエンコーダ510に、圧縮されたフ
ォーマットでピクセルを格納させることによって、補間
用のスキャンラインを格納するのに必要なローカルメモ
リの大きさを最小化することができる。さらに、グラフ
ィックスコントローラ220は、第1ピクセルデータを
圧縮している間のスロープオーバーロード状態の発生を
回避するために、オーバーライド回路を設ける。
【0155】以上に本発明を詳細に説明し記載したが、
以上の説明は単に一例を示すことを目的としてなされた
ものであり、それに限定されることを意図しているもの
ではないこと、つまり、本発明の範囲および着想は、添
付のクレームの表現によってのみ限定されることは、明
確に理解していただきたい。
【0156】
【発明の効果】本発明によれば、アップスケールまたは
ダウンサイズされた正確なピクセルデータを生成する装
置および方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ソースビデオイメージ中のピクセルと、対応す
るアップスケールされたイメージ中の追加ピクセルとを
示す図である。
【図2】ホスト、ディスプレイメモリ、グラフィックス
コントローラ回路およびディスプレイユニットを備えた
本発明のコンピュータシステムのブロック図である。
【図3】ソースビデオイメージをアップスケールするM
VAブロックを含む、本発明のグラフィックスコントロ
ーラのブロック図である。
【図4】対応するピクセルデータを圧縮されたフォーマ
ットで格納するラインバッファから以前のスキャンライ
ンのピクセルを受け取る補間器を含むMVAブロックの
ブロック図である。
【図5】DPCMエンコーダ、ローカルメモリおよびD
PCMデコーダを備えているラインバッファのブロック
図である。
【図6】DPCMエンコーダおよびDPCMデコーダの
詳細ブロック図である。
【図7】DPCM符号化の際のスロープオーバーロード
状態を示すグラフである。
【図8】DPCM符号化の一例を示す図である。
【図9】スロープオーバーロード状態の影響を最小限に
とどめる際の本発明の動作を説明するグラフである。
【符号の説明】
200 コンピュータシステム 210 ホスト 212 システムバス 220 グラフィックスコントローラ 224 メモリバス 230 ディスプレイユニット 240 ディスプレイメモリ 252 ビデオパス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 595158337 3100 West Warren Aven ue,Fremont,Californ ia 94538,U.S.A.

Claims (34)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソースビデオイメージの1セットのソー
    スビデオピクセルデータを補間することによって、アッ
    プスケールされたビデオイメージの1セットの追加ピク
    セルデータを生成する回路において、該1セットのソー
    スビデオピクセルデータが、該ソースビデオイメージの
    以前のスキャンラインおよび現在のスキャンラインに少
    なくとも含まれている、回路であって、 該現在のスキャンラインのピクセルデータと、該以前の
    スキャンラインの対応するピクセルデータと、を含む少
    なくとも2つのピクセルデータを受け取る補間器であっ
    て、通常は該2つのピクセルデータを補間することによ
    って該追加ピクセルデータを生成する補間器と、 第1の状態になると、該以前のスキャンラインの該ピク
    セルデータに隣接して位置する隣接ピクセルデータから
    該追加ピクセルデータを、該補間器に生成させるオーバ
    ーライド回路と、を備えている回路。
  2. 【請求項2】 前記隣接ピクセルデータが、前記現在の
    スキャンラインにおけるピクセルデータを含んでいる、
    請求項1に記載の回路。
  3. 【請求項3】 前記以前のスキャンラインのピクセルデ
    ータを圧縮されたフォーマットで格納するラインバッフ
    ァをさらに備えている回路であって、該ラインバッファ
    が、該以前のスキャンラインの該ピクセルデータを前記
    補間器に供給する、請求項1に記載の回路。
  4. 【請求項4】 前記第1の状態が、前記以前のスキャン
    ラインの前記ピクセルデータを圧縮している間のスロー
    プオーバーロード状態を含んでいる、請求項3に記載の
    回路。
  5. 【請求項5】 前記オーバーライド回路が、前記以前の
    スキャンラインの前記隣接ピクセルデータおよび前記ピ
    クセルデータを受け取るように接続されたマルチプレク
    サであって、前記スロープオーバーロード状態に応じて
    該隣接ピクセルデータを前記補間器に選択的に送るマル
    チプレクサを備えている、請求項4に記載の回路。
  6. 【請求項6】 前記ラインバッファが、 前記以前のスキャンラインのピクセルデータを圧縮する
    ことによって、1セットの圧縮されたピクセルデータを
    生成するエンコーダと、 該1セットの圧縮されたピクセルデータを格納するロー
    カルメモリと、 該1セットの圧縮されたピクセルデータを伸長し、か
    つ、該以前のスキャンラインの該ピクセルデータを前記
    補間器に供給するデコーダであって、前記スロープオー
    バーロード状態を検出し、かつ、前記マルチプレクサ
    に、前記隣接ピクセルデータを該補間器へと送らせるデ
    コーダと、を備えている、請求項5に記載の回路。
  7. 【請求項7】 前記エンコーダが、 通常は第1の復元器の値から次のピクセルデータに対応
    する第1の予測値を生成する第1の予測器と、 それぞれのソースピクセルデータと、対応する第1の予
    測値とを受け取る第1の加算器であって、該ソースピク
    セルデータと該対応する第1の予測値との間の差分値を
    生成する第1の加算器と、 該差分値を量子化することによって、該対応するソース
    ピクセルデータに対する圧縮されたピクセルデータを生
    成する量子化器と、 該圧縮されたピクセルデータのそれぞれを受け取り、該
    圧縮されたピクセルデータから該第1の復元器の値を生
    成する第1の復元器であって、該量子化器が該差分値を
    量子化する時にスロープオーバーロード状態に遭遇した
    かどうかを判定し、もし該スロープオーバーロード状態
    に遭遇していたのなら、該次のピクセルデータに対応す
    る該第1の予測値を別の値に置数する、第1の復元器
    と、 を備えている回路であって、 それによって、該次のピクセルデータに対応する圧縮さ
    れたピクセルデータを生成している間に、該量子化器が
    スロープオーバーロード状態を回避する、請求項6に記
    載の回路。
  8. 【請求項8】 スロープオーバーロード状態に遭遇した
    時、前記量子化器が、前記圧縮されたピクセルデータに
    対応する所定値を生成し、かつ、前記第1の復元器が、
    該圧縮されたピクセルデータを調べることによって該ス
    ロープオーバーロード状態に遭遇したかどうかを判定す
    る、請求項7に記載の回路。
  9. 【請求項9】 前記第1の復元器が、連続的に受け取ら
    れた最大量子化値に基づいて、スロープオーバーロード
    状態に遭遇したかどうかを判定する、請求項7に記載の
    回路。
  10. 【請求項10】 前記デコーダが、 通常は第2の復元器の値から第2の予測器の値を生成す
    る第2の予測器と、 前記ローカルメモリから前記圧縮されたピクセルデータ
    を受け取り、圧縮されたピクセルデータのそれぞれに対
    応する該第2の復元器の値を生成する第2の復元器であ
    って、スロープオーバーロード状態が存在しているかど
    うかを判定し、もし該スロープオーバーロード状態が存
    在しているのなら、次のピクセルデータに対応する異な
    る第2の予測器の値を、該第2の予測器に生成させる、
    第2の復元器と、 該第2の予測器の値と該第2の復元器の値とを受け取
    り、該第2の予測器の値から前記以前のスキャンライン
    の前記ピクセルデータを生成する、第2の加算器と、を
    備えている、請求項7に記載の回路。
  11. 【請求項11】 ソースビデオイメージをアップスケー
    ルされたビデオイメージにアップスケールするグラフィ
    ックスコントローラ回路であって、 以前のスキャンラインのソースビデオピクセルデータを
    圧縮されたピクセルフォーマットで格納するラインバッ
    ファであって、 通常は第1の復元器の値から、該以前のスキャンライン
    の次のソースビデオピクセルデータに対応する第1の予
    測値を生成する第1の予測器、 それぞれのソースビデオピクセルデータと、対応する第
    1の予測値とを受け取る第1の加算器であって、該ソー
    スビデオピクセルデータと該対応する第1の予測値との
    間の差分値を生成する第1の加算器、 該差分値を量子化することによって、該対応するソース
    ピクセルデータに対応する圧縮されたピクセルデータを
    生成する量子化器、 該圧縮されたピクセルデータのそれぞれを受け取り、該
    圧縮されたピクセルデータから第1の復元器の値を生成
    する第1の復元器であって、該量子化器が該差分値を量
    子化する時に、スロープオーバーロード状態に遭遇した
    かどうかを判定し、もし該スロープオーバーロード状態
    に遭遇していたのなら、該次のピクセルデータに対応す
    る該第1の予測値を別の値に置数する、第1の復元器で
    あって、それによって、該次のピクセルデータに対応す
    る圧縮されたピクセルデータを生成している間に、該量
    子化器がスロープオーバーロード状態を回避する、第1
    の復元器、 該1セットの圧縮されたピクセルデータを格納するロー
    カルメモリ、 通常は第2の復元器の値から第2の予測器の値を生成す
    る第2の予測器、 該ローカルメモリから該圧縮されたピクセルデータを受
    け取り、圧縮されたピクセルデータのそれぞれに対応す
    る該第2の復元器の値を生成する第2の復元器であっ
    て、スロープオーバーロード状態が存在しているかどう
    かを判定し、もし該スロープオーバーロード状態が存在
    しているのなら、次のピクセルデータに対応する異なる
    第2の予測器の値を、該第2の予測器に生成させる、第
    2の復元器であって、スロープオーバーロード状態信号
    ライン上にスロープオーバーロード状態信号を送る、第
    2の復元器、および該第2の予測器の値と該第2の復元
    器の値とを受け取り、該第2の予測器の値から該以前の
    スキャンラインの該ピクセルデータを生成する、第2の
    加算器、を備えているラインバッファと、 該第2の加算器からの該以前のスキャンラインの該ピク
    セルデータ、および現在のスキャンラインの対応するピ
    クセルデータを受け取るマルチプレクサであって、通常
    は該以前のスキャンラインの該ピクセルデータを出力ラ
    イン上に送り、スロープオーバーロード状態に遭遇した
    時には、該スロープオーバーロード状態信号ラインの制
    御の下に、該現在のスキャンラインの該対応するピクセ
    ルデータを送るマルチプレクサと、 該マルチプレクサによって該出力ライン上に送られた該
    ピクセルデータと、該現在のスキャンラインの対応する
    ピクセルデータとを補間することによって、該アップス
    ケールされたビデオイメージの1セットの追加ピクセル
    データを生成するように該マルチプレクサに接続された
    補間器と、を備えているグラフィックスコントローラ回
    路。
  12. 【請求項12】 スキャンラインの一連のピクセルデー
    タに対応する1セットの圧縮されたピクセルデータを生
    成する回路であって、 通常は復元器の値から次のピクセルデータに対応する予
    測値を生成する予測器と、 それぞれのピクセルデータと、対応する予測値とを受け
    取る加算器であって、該ピクセルデータと該対応する予
    測値との間の差分値を生成する加算器と、 該差分値を量子化することによって、該対応するピクセ
    ルデータに対応する圧縮されたピクセルデータを生成す
    る量子化器と、 該圧縮されたピクセルデータのそれぞれを受け取り、該
    圧縮されたピクセルデータから該復元器の値を生成する
    復元器であって、該量子化器が該差分値を量子化する時
    にスロープオーバーロード状態に遭遇したかどうかを判
    定し、もし該スロープオーバーロード状態に遭遇してい
    たのなら、該次のピクセルデータに対応する該予測値を
    別の値に置数する、復元器と、を備えている回路であっ
    て、 それによって、該次のピクセルデータに対応する圧縮さ
    れたピクセルデータを生成している間に、該量子化器が
    スロープオーバーロード状態を回避する、回路。
  13. 【請求項13】 スロープオーバーロード状態に遭遇し
    た時、前記量子化器が、前記圧縮されたピクセルデータ
    に対応する所定値を生成し、かつ、前記復元器が、該圧
    縮されたピクセルデータを調べることによって該スロー
    プオーバーロード状態に遭遇したかどうかを判定する、
    請求項12に記載の回路。
  14. 【請求項14】 前記復元器が、連続的に受け取られた
    最大量子化値に基づいて、スロープオーバーロード状態
    に遭遇したかどうかを判定する、請求項12に記載の回
    路。
  15. 【請求項15】 1セットの圧縮されたピクセルデータ
    を伸長することによって、スキャンラインのピクセルデ
    ータを生成する回路であって、 通常は復元器の値から第2の予測器の値を生成する予測
    器と、 該圧縮されたピクセルデータを受け取り、該圧縮された
    ピクセルデータのそれぞれに対応する該復元器の値を生
    成する復元器であって、該スキャンラインの該ピクセル
    データを圧縮する時に、スロープオーバーロード状態が
    存在するかどうかを判定し、もし該スロープオーバーロ
    ード状態が存在するのなら、該予測器に、次のピクセル
    データに対応する異なる予測器の値を生成させる、復元
    器と、 該予測器の値と、該復元器の値とを受け取り、該第2の
    予測器の値から該以前のスキャンラインの該ピクセルデ
    ータを生成する加算器と、を備えている回路。
  16. 【請求項16】 もし対応するピクセルデータが所定の
    値を含んでいるのなら、前記復元器が、前記スロープオ
    ーバーロード状態が存在すると判定する、請求項15に
    記載の回路。
  17. 【請求項17】 もし1シーケンスの圧縮されたピクセ
    ルデータのそれぞれが最大量子化値を含んでいるのな
    ら、前記復元器が、前記スロープオーバーロード状態が
    存在すると判定する、請求項15に記載の回路。
  18. 【請求項18】 1セットのソースビデオピクセルデー
    タによって表現される、現在のスキャンラインと以前の
    スキャンラインとを少なくとも含んでいるソースビデオ
    イメージを表示するコンピュータシステムであって、 ソースビデオイメージの該1セットのソースビデオピク
    セルデータを補間することによって、アップスケールさ
    れたビデオイメージの1セットの追加ピクセルデータを
    生成するグラフィックスコントローラ回路であって、 該現在のスキャンラインのピクセルデータと、該以前の
    スキャンラインの対応するピクセルデータと、を含む少
    なくとも2つのピクセルデータを受け取る補間器であっ
    て、通常は該2つのピクセルデータを補間することによ
    って該追加ピクセルデータを生成する補間器、および第
    1の状態になると、該以前のスキャンラインの該ピクセ
    ルデータに隣接して位置する隣接ピクセルデータから該
    追加ピクセルデータを、該補間器に生成させるオーバー
    ライド回路、を備えているグラフィックスコントローラ
    回路と、 該アップスケールされたビデオイメージを表示するディ
    スプレイユニットと、を備えているコンピュータシステ
    ム。
  19. 【請求項19】 前記隣接ピクセルデータが、前記現在
    のスキャンラインにおけるピクセルデータを含んでい
    る、請求項18に記載のコンピュータシステム。
  20. 【請求項20】 前記以前のスキャンラインのピクセル
    データを圧縮されたフォーマットで格納するラインバッ
    ファをさらに備えているコンピュータシステムであっ
    て、該ラインバッファが、該以前のスキャンラインの該
    ピクセルデータを前記補間器に供給する、請求項18に
    記載のコンピュータシステム。
  21. 【請求項21】 前記第1の状態が、前記以前のスキャ
    ンラインの前記ピクセルデータを圧縮している間のスロ
    ープオーバーロード状態を含んでいる、請求項20に記
    載のコンピュータシステム。
  22. 【請求項22】 前記オーバーライド回路が、前記以前
    のスキャンラインの前記隣接ピクセルデータおよび前記
    ピクセルデータを受け取るように接続されたマルチプレ
    クサであって、前記スロープオーバーロード状態になる
    と、該隣接ピクセルデータを前記補間器に選択的に送る
    マルチプレクサを備えている、請求項21に記載のコン
    ピュータシステム。
  23. 【請求項23】 前記ラインバッファが、 前記以前のスキャンラインのピクセルデータを圧縮する
    ことによって、1セットの圧縮されたピクセルデータを
    生成するエンコーダと、 該1セットの圧縮されたピクセルデータを格納するロー
    カルメモリと、 該1セットの圧縮されたピクセルデータを伸長し、か
    つ、該以前のスキャンラインの該ピクセルデータを前記
    マルチプレクサに供給するデコーダであって、前記スロ
    ープオーバーロード状態を検出し、かつ、前記マルチプ
    レクサに、前記隣接ピクセルデータを前記補間器へと送
    らせるデコーダと、を備えている、請求項22に記載の
    コンピュータシステム。
  24. 【請求項24】 前記エンコーダが、 通常は第1の復元器の値から、次のピクセルデータに対
    応する第1の予測値を生成する第1の予測器と、 それぞれのソースピクセルデータと、対応する第1の予
    測値とを受け取る第1の加算器であって、該ソースピク
    セルデータと該対応する第1の予測値との間の差分値を
    生成する第1の加算器と、 該差分値を量子化することによって、該対応するソース
    ピクセルデータに対応する圧縮されたピクセルデータを
    生成する量子化器と、 該圧縮されたピクセルデータのそれぞれを受け取り、該
    圧縮されたピクセルデータから該第1の復元器の値を生
    成する第1の復元器であって、該量子化器が該差分値を
    量子化する時に、スロープオーバーロード状態に遭遇し
    たかどうかを判定し、もし該スロープオーバーロード状
    態に遭遇していたのなら、該次のピクセルデータに対応
    する該第1の予測値を別の値に置数する、第1の復元器
    と、を備えているコンピュータシステムであって、 それによって、該次のピクセルデータに対応する圧縮さ
    れたピクセルデータを生成している間に、該量子化器が
    スロープオーバーロード状態を回避する、請求項23に
    記載のコンピュータシステム。
  25. 【請求項25】 スロープオーバーロード状態に遭遇し
    た時、前記量子化器が、前記圧縮されたピクセルデータ
    に対応する所定値を生成し、かつ、前記第1の復元器
    が、該圧縮されたピクセルデータを調べることによっ
    て、該スロープオーバーロード状態に遭遇したかどうか
    を判定する、請求項24に記載のコンピュータシステ
    ム。
  26. 【請求項26】 前記第1の復元器が、連続的に受け取
    られた最大量子化値に基づいて、スロープオーバーロー
    ド状態に遭遇したかどうかを判定する、請求項24に記
    載のコンピュータシステム。
  27. 【請求項27】 前記デコーダが、 通常は第2の復元器の値から第2の予測器の値を生成す
    る第2の予測器と、 前記ローカルメモリから前記圧縮されたピクセルデータ
    を受け取り、圧縮されたピクセルデータのそれぞれに対
    応する該第2の復元器の値を生成する第2の復元器であ
    って、スロープオーバーロード状態が存在しているかど
    うかを判定し、もし該スロープオーバーロード状態が存
    在しているのなら、次のピクセルデータに対応する異な
    る第2の予測器の値を、該第2の予測器に生成させる、
    第2の復元器と、 該第2の予測器の値と該第2の復元器の値とを受け取
    り、該第2の予測器の値から前記以前のスキャンライン
    の前記ピクセルデータを生成する、第2の加算器と、を
    備えている、請求項24に記載のコンピュータシステ
    ム。
  28. 【請求項28】 ソースビデオイメージをアップスケー
    ルすることによって、アップスケールされたビデオイメ
    ージを生成する方法において、該ソースビデオイメージ
    が、1セットのソースビデオピクセルデータによって表
    現される、以前のスキャンラインおよび現在のスキャン
    ラインを少なくとも含んでいる、方法であって、 該現在のスキャンラインのピクセルデータと、該以前の
    スキャンラインの対応するピクセルデータとを含む少な
    くとも2つのピクセルデータを受け取るステップと、 通常は該2つのピクセルデータを補間することによっ
    て、該アップスケールされたビデオイメージの1セット
    の追加ピクセルデータを生成するステップと、 第1の状態になった時に、該以前のスキャンラインの該
    ピクセルデータに隣接して位置する隣接ピクセルデー
    タ、および該現在のスキャンラインの該ピクセルデータ
    から該1セットの追加ピクセルデータを生成するステッ
    プと、を含んでいる方法。
  29. 【請求項29】 前記隣接ピクセルデータが、前記現在
    のスキャンラインにおけるピクセルデータを含んでい
    る、請求項28に記載の方法。
  30. 【請求項30】 前記以前のスキャンラインのピクセル
    データを圧縮されたフォーマットでローカルメモリに格
    納するステップと、 圧縮されたフォーマットのピクセルデータを伸長するこ
    とによって、伸長されたピクセルデータを生成するステ
    ップと、 該伸長されたピクセルデータを該以前のスキャンライン
    のピクセルデータとして、前記受け取るステップに与え
    るステップと、をさらに含んでいる、請求項28に記載
    の方法。
  31. 【請求項31】 前記第1の状態が、前記以前のスキャ
    ンラインの前記ピクセルデータを圧縮している間のスロ
    ープオーバーロード状態を含んでいる、請求項30に記
    載の方法。
  32. 【請求項32】 スキャンラインの一連のピクセルデー
    タに対応する、1セットの圧縮されたピクセルデータを
    生成する方法であって、 通常は復元器の値から次のピクセルデータに対応する予
    測値を生成するステップと、 それぞれのピクセルデータを対応する予測値から減算す
    ることによって、該ピクセルデータと該対応する予測値
    との間の差分値を生成するステップと、 該差分値を量子化することによって、該対応するピクセ
    ルデータに対応する圧縮されたピクセルデータを生成す
    るステップと、 該圧縮されたピクセルデータから該復元器の値を生成す
    るステップと、 該量子化するステップにおいて、スロープオーバーロー
    ド状態に遭遇したかどうかを判定するステップと、 もし現在のピクセルデータが、該スロープオーバーロー
    ド状態に遭遇していたのなら、該次のピクセルデータに
    対応する該予測値を別の値に置数するステップと、を含
    んでいる方法であって、 それによって、該次のピクセルデータに対応する圧縮さ
    れたピクセルデータを生成している間に、該量子化器が
    スロープオーバーロード状態を回避する、方法。
  33. 【請求項33】 スロープオーバーロード状態に遭遇し
    た時、前記量子化するステップが、前記圧縮されたピク
    セルデータに対応する所定値を生成し、かつ、前記判定
    するステップが、該圧縮されたピクセルデータを調べる
    ことによって該スロープオーバーロード状態に遭遇した
    かどうかを判定する、請求項32に記載の方法。
  34. 【請求項34】 前記判定するステップが、連続的に受
    け取られた最大量子化値に基づいて、スロープオーバー
    ロード状態に遭遇したかどうかを判定する、請求項32
    に記載の方法。
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