JPH0918486A - Atmセルスイッチングシステム - Google Patents

Atmセルスイッチングシステム

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JPH0918486A
JPH0918486A JP16556495A JP16556495A JPH0918486A JP H0918486 A JPH0918486 A JP H0918486A JP 16556495 A JP16556495 A JP 16556495A JP 16556495 A JP16556495 A JP 16556495A JP H0918486 A JPH0918486 A JP H0918486A
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JP
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memory
ram
input
output
circuit
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JP16556495A
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English (en)
Inventor
Hideaki Odagiri
英昭 小田切
Noriaki Takahashi
徳明 高橋
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非常に簡単な構成で高速動作が可能なATM
セルスイッチングシステムの提供。 【構成】 入力ATMセルは回路1で多重されメインメ
モリ2に入力される。入力セルのヘッダ部分はCAM6
のデータ入力と選択回路5に入力される。選択回路5は
入力されたATMセルのヘッダ部分の中の出力方路を検
出し対応する番号生成回路41〜4nを選択し書き込み
番号を出力する。書き込み番号は選択回路5を介してC
AM6に入力される。CAM6に与えられたATMセル
のヘッダ部分の中の出力方路と、書き込み番号は検出回
路7によって検出された未使用ワードに書き込まれ、書
き込まれたCAM6の物理アドレスのVビットを使用状
態にセットする。メインメモリ2に入力されたATMセ
ルは検出回路7によって検出された未使用ワードに書き
込まれる。検出回路7は書き込み動作によって更新され
たVビットのデータを元に新たな未使用ワードを検出す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はATM(Asynchr
onous Transfer Mode:非同期転送
モード)セルスイッチングシステムに関し、例えば、A
TM交換システムなどに適用し得るものである。
【0002】
【従来の技術】ATM方式を用いた交換システムにおけ
るスイッチ回路(ATM−SW)として共有バッファ型
スイッチ回路が文献1に提案されている。
【0003】文献1:日本工業技術センタ主催セミナテ
キスト、次世代通信網:広帯域ISDNの標準化とAT
M基盤技術、ページ55〜71、『B−ISDN対応A
TMスイッチLSIの開発』。
【0004】共有バッファ型スイッチ方式は、入力され
るセルを時間多重し、各出力に対して共通な一つのバッ
ファメモリに書き込んだ後、読み出したセルを各出力に
多重分離する方式である。この方式においては、バッフ
ァメモリを各出力間で共有するためバッファメモリの容
量を少なくすることができるという長所がある反面、バ
ッファメモリの制御が複雑になることや入出力を多重し
ているために高速のメモリを必要とするという短所があ
る。
【0005】共有バッファ型スイッチ方式を用いたAT
M−SWは、上述の文献1や、文献2などに示されてい
る。これを図2を用いて説明する。
【0006】文献2:電子情報通信学会技術研究報告、
1990年、SSE89−114、『共有バッファ型A
TMスイッチのLSI構成法』。
【0007】図2において、入力されるセルは、BFM
−LSIsのMUX部において時間多重し、各出力に対
して共通な一つのバッファメモリであるBFM−LSI
sのSharedメモリ部に書き込まれる。BFM−L
SIsのSharedメモリ部より読み出したセルはB
FM−LSIsのDMUX部で各出力に多重分離され
る。
【0008】バッファメモリ制御部は、BFM−LSI
sのアドレスチェインポインタ部がBFM−LSIsの
Sharedメモリ部に書き込まれたセルの次の物理ア
ドレスを格納する。CNTL−LSIのアイドルアドレ
スバッファ部は現在BFM−LSIsのSharedメ
モリ部及びアドレスチェインポインタ部で使用されてい
ない物理アドレスを格納し、BFM−LSIsのSha
redメモリ部及びアドレスチェインポインタ部へセル
を書き込むときには、最初に格納された物理アドレスを
出力し、BFM−LSIsのSharedメモリ部及び
アドレスチェインポインタ部からセルを読み出すときに
は読み出しに使用された物理アドレスを最後に格納す
る。
【0009】即ち、アイドルアドレスバッファ部は、F
IFO(Fast In FastOut)として使用
される。CNTL−LSIのWA部は各出力毎に設けら
れ、BFM−LSIsのSharedメモリ部及びアド
レスチェインポインタ部の書き込み用物理アドレスを格
納しておくレジスタである。CNTL−LSIのRT
DEC部は入力さえるセルより対応するWA部を選択す
るデコーダである。
【0010】CNTL−LSIのRA部は各出力毎に設
けられ、BFM−LSIsのSharedメモリ部及び
アドレスチェインポインタ部の読み出し用物理アドレス
を格納しておくレジスタである。CNTL−LSIのO
utCNT部は出力方路の制御回路である。CNTL−
LSIのOUTDEC部はCNTL−LSIのOutC
NT部が出力した出力方路より対応するRA部を選択す
るデコーダである。
【0011】バッファメモリ制御部の書き込み動作につ
いて、入力されたセルのヘッダ部若しくは出力方路を識
別するために付与されたスイッチング・タグ部の内容よ
りCNTL−LSIのRTDEC部に該当する方路に対
応するWA部が選択される。
【0012】選択されたWA部に格納された物理アドレ
スに対してSharedメモリ部には入力されたセル
を、またアイドルアドレスバッファ部より読み出した物
理アドレスアドレスチェインポインタ部に書き込む。次
に、アイドルアドレスバッファ部より読み出した物理ア
ドレスは新たにWA部のレジスタに保持される。
【0013】次に読み出し動作について、OutCNT
部より出力された出力方路をOUTDEC部でデコード
し、対応するRA部を選択する。RA部は格納されてい
た物理アドレスよりSharedメモリ部からセルを、
またアドレスチェインポインタ部より次のセルが格納さ
れている物理アドレスを読み出す。RA部に格納されて
いた物理アドレスは現在使用されていない物理アドレス
としてアイドルアドレスバッファ部に書き込まれる。次
にアドレスチェインポインタ部より読み出された次のセ
ルが格納されている物理アドレスは新たにRA部に格納
される。
【0014】即ち、ある物理アドレスについて、(1)
書き込み動作においては、アイドルアドレスバッファ部
より読み出された物理アドレスは、次に書き込みに使用
される物理アドレスとして、WA部に格納されると同時
にアドレスチェインポインタ部に書き込まれる。そし
て、次回にWA部が選択されたときにSharedメモ
リ部及びアドレスチェインポインタ部の物理アドレスと
して使用される。
【0015】(2)読み出し動作において、アドレスチ
ェインポインタ部より読み出された物理アドレスは次に
読み出しに使用される物理アドレスとしてRA部に格納
される。そして次回にRA部が選択されたときにSha
redメモリ部及びアドレスチェインポインタ部の物理
アドレスとして使用され、使用後には未使用の物理アド
レスとしてアイドルアドレスバッファ部に書き込まれ
る。
【0016】以上のような動作によって共有バッファ型
スイッチ方式をATM−SWとして実現することができ
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た共有バッファ型スイッチ方式を用いたATM−SWで
は、現在使用されていない物理アドレスを管理するため
にアイドルアドレスバッファ部というFIFOを用いて
いるので、(バッファのワード数)×(物理アドレス)
を表現するために必要なビット数のFIFOを設けなけ
ればならず、非常に複雑な構成になり装置の大型化を招
き、消費電力の増大化を招くという問題がある。
【0018】また、入力されたATMセルを処理するた
めにSharedメモリ部、及びアドレスポインタ部と
アイドルアドレス部の2つのバッファメモリにアクセス
しなければならないので、動作が複雑で高速化に適さな
いという問題があった。
【0019】以上のようなことから、非常に簡単な構成
で高速にATMセルを書き込み・読み出ししてスイッチ
ング出力することができるATMセルスイッチングシス
テムの提供が要請されている。
【0020】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、AT
Mセルを取り込み、メモリ制御回路からの制御によって
メモリ回路に記憶し、ATMセルに設定されている方路
情報に基づき、上記メモリ制御回路が上記メモリ回路に
対して制御して読み出させ、複数の出線のいずれかの出
線からATMセルを出力させるATMセルスイッチング
システムである。
【0021】本発明は、特に、上記メモリ回路に、指定
される物理アドレスに基づきATMセルを蓄積するRA
Mと、上記ATMセルの方路情報と、同一方路内のAT
Mセルを個々に識別する情報とから上記物理アドレスを
求める連想メモリと、上記RAMの各ワードの使用状況
・未使用状況を表す情報を保持するレジスタと、未使用
ワードの中からいずれかのワードを選択する空きワード
検出手段と、上記RAMのワード線の入力を選択する選
択手段とを備える。更に、本発明は、上記メモリ制御回
路が、上記連想メモリに方路情報を書き込ませるときに
は、上記連想メモリのワード線の入力に上記空きワード
検出手段の出力を与えさせ、上記RAMにATMセルを
書き込ませるときには、上記RAMのワード線の入力に
上記連想メモリへの書き込み動作によって、上記空きワ
ード検出手段の出力が印加された上記連想メモリのワー
ド線を選択して接続させると共に上記レジスタをセット
させ、上記RAMからATMセルを読み出させるときに
は、上記RAMのワード線の入力に上記連想メモリの一
致判定出力を表すマッチ線を選択して接続させると共に
上記レジスタをリセットさせ、上記レジスタの保持状態
が更新されるごとに新たな空きワードを検出させること
で上述の課題を解決するものである。
【0022】
【作用】本発明の構成によれば、ATMセルを蓄積する
メモリ回路(共有バッファ部)に用いるためのRAMの
物理アドレスを管理するために、上記RAMに対する物
理アドレスを求める連想メモリと、上記RAMの各ワー
ドの使用状況・未使用状況を示す情報を保持するレジス
タと、未使用ワードを検出する空きワード検出手段と、
RAMのワード線の入力を選択する選択手段とを備えた
構成にしたので、使用中の物理アドレスを管理するため
に従来のアイドルアドレスバッファ部というFIFOを
用いる必要がなく、(バッファのワード数)×(物理ア
ドレスを表現するために必要なビット数)のFIFOを
設ける必要がないので、非常に簡単な構成で小型化で
き、消費電力の軽減も行うことができる。物理アドレス
管理動作は、メモリ回路(共有バッファ部)の中で、殆
ど処理されるのでメモリ制御回路の動作が複雑になるこ
とを回避することができ高速スイッチング化に適するよ
うになる。
【0023】
【実施例】次に本発明の好適な実施例を図面を用いて説
明する。 『第1実施例』:本第1実施例では、ヘッダ部と情報部
からなる固定長のセルを用いて、複数の入ハイウエイと
複数の出ハイウエイ間でヘッダ部に含まれる情報に基づ
き交換するスイッチングシステムであって、複数の入ハ
イウエイを時分割多重し、到着したセルをメモリに書き
込み、これを適当な順序で読み出し、多重分割し、複数
の出ハイウエイに振り分けることによってスイッチング
動作及びバッファリング動作を行うスイッチングシステ
ムのメモリ回路において、次のような構成を採る。即
ち、「出ハイウエイ番号」と、「同一ハイウエイのセル
から任意のセルを識別する番号」を物理アドレスに変換
するCAM(Contents Addressabl
e Memory:連想メモリ)と、セルを蓄積するメ
モリとしてRAMと、このRAMの物理アドレスの使用
・未使用を示すレジスタ(Vビットレジスタ)と、複数
の未使用ワードの中から任意の1ワードを選択する空き
ワード検出回路と、上記RAMのワード線の入力を切り
替える選択回路を設ける。
【0024】上記RAMにデータを書き込むときにはワ
ード線の入力に、上記CAMに書き込み動作を行うとき
に用いる空きワード検出回路出力が印加されたCAMの
ワード線を用い、上記RAMからデータを読み出すとき
にはワード線の入力にCAMのマッチ線を用い、CAM
にデータを書き込むときにはワード線の入力に空きワー
ド検出回路出力を用い、上記RAMにデータをデータを
書き込むときにVビットレジスタをセットし、上記RA
Mからデータを読み出すときにVビットレジスタをリセ
ットし、Vビットレジスタが更新される毎に新たな空き
ワードを検出するように構成するものである。
【0025】(システム構成): 次に以上の構成を
詳細に説明する。そこで、図1は本第1実施例のATM
セルスイッチングシステムの機能構成図である。この図
1において、ATMセルスイッチングシステムは、並列
/直列変換多重回路(P/S)1、メインメモリ2、直
列/並列変換回路(S/P)3、書き込み番号生成回路
41〜4n、選択回路(WSEL)5、CAM(連想メ
モリ)6、空きワード検出回路7、出力制御回路8、読
み出し番号生成回路91〜9n、選択回路(RSEL)
10とから構成されている。
【0026】特にメインメモリ2、CAM6、空きワー
ド検出回路7によって共有バッファ部11が形成されて
いる。また、書き込み番号生成回路41と読み出し番号
生成回路91とによってメモリ制御回路121が形成さ
れ、同様に書き込み番号生成回路4nと読み出し番号生
成回路9nとによってメモリ制御回路12nが形成され
ているものとする。
【0027】並列/直列変換多重回路1は、ATMセル
信号を取り込むための複数の入線(#1〜#n)を収容
し、複数のATMセル信号を並行して取り込み、パラレ
ル/シリアル変換し、多重してメインメモリ2と選択回
路5に与える。メインメモリ2は、RAMから構成さ
れ、並列/直列変換多重回路1からセル多重信号を格納
する。直列/並列変換回路3は、メインメモリ2から読
み出されたATMセル多重信号をシリアル/パラレル変
換して、複数の出線($1〜$n)に多重分離して出力
する。
【0028】並列/直列変換多重回路1の出力の内、A
TMセルのヘッダに相当する部分は、各出線に対応して
設けられたn個の書き込み番号生成回路41〜4nの出
力から到着したセルに対応する書き込み番号を選択する
選択回路5とCAM6とに与えられる。書き込み番号生
成回路41〜4nは、入線#1のATMセルをメインメ
モリ2に書き込むための信号〜入線#nのATMセルを
メインメモリ2に書き込むための信号を生成し、選択回
路5に与えるものである。
【0029】選択回路5は、並列/直列変換多重回路1
の出力の内、ATMセルのヘッダに相当する部分から判
断して書き込み番号を選択しCAM6に与える。CAM
6は、マッチ線出力をメインメモリ2に与え、更に、V
ビット信号を空きワード検出回路7に与える。空きワー
ド検出回路7は、Vビット信号を受け、空きワードアド
レス出力をCAM6の物理アドレス入力として与えると
共に、メインメモリ2のアドレス入力にも与える。
【0030】出力制御回路8は、セルの出線($1〜&
n)を示す信号を直列/並列変換回路3、CAM6、選
択回路10に与える。この出力制御回路8の出力信号に
よって、各出線に対応して設けられたn個の読み出し番
号生成回路91〜9nからの読み出し番号を選択回路1
0によって選択させる。また、このCAM6は、通常の
RAMのようにビット線、ワード線を備え、書き込み、
読み出し動作を行うだけでなく、参照線に入力されたデ
ータと保持されているデータを比較して比較結果をマッ
チ線に出力するものである。通常ワード毎に各ビットの
出力マッチ線のANDをとり、ワード単位の比較照合を
行うものである。
【0031】読み出し番号生成回路91〜9nは、直列
/並列変換回路3の出線$1〜$nに対応するものであ
り、各出線からATMセルを出力させるための読み出し
番号を生成し選択回路10に与える。選択回路10は、
出力制御回路8からの信号によって読み出し番号生成回
路91〜9nからの読み出し番号の信号を選択し、CA
M6に与える。
【0032】(メモリセル構成): 図3は、メモリ
セルの構成図である。図3(a)は、CAM6のメモリ
セル(以下、CAMセルと呼ぶ。)の構成図である。こ
の図3(a)において、CAM6のメモリセルはNOT
ゲート21、22と、複数の制御トランジスタとから構
成され、相補のビット線(B)と、参照線とが共有され
た形で構成され、マッチ線が備えられている。
【0033】図3(b)は、メインメモリ2のRAMの
メモリセル(以下、RAMセルと呼ぶ。)の構成図であ
る。この図3(b)において、RAMのメモリセルは、
主にNOTゲート23、24と、複数のnmosの制御
トランジスタとから構成され、ワード線と、相補のビッ
ト線も備えられている。
【0034】図3(c)は、上記図3(a)のCAM6
のメモリセルをVビットに用いる場合(これを、以下、
Vビットメモリセルと呼ぶ。)の一例の構成図である。
上述のCAM6のメモリセルにセット・リセット入力端
子2c1、2c2と、モニタ出力用の出力端子2c3を
設けたものであり、主にNORゲート25、26と、複
数のnmosの制御トランジスタなどから構成されてい
る。
【0035】(空きワード検出回路7の具体的な論理回
路構成): 図4は空きワード検出回路7の具体的な
論理回路構成図である。この図4において、空きワード
検出回路7は、論理回路31、32と、AND回路33
〜36とから構成されている。論理回路31、32は同
じ論理回路構成である。論理回路31は、NOTゲート
31、論理ゲート31b〜31dと、ANDゲート31
eとから構成されている。
【0036】VALID0〜VALID7はCAM6の
Vビットからの入力信号であり、ILDE0〜IDLE
7は空きワードを示すアドレス出力を示し、入力される
VALID0〜VALID7の内のリセット状態にある
信号ビットの内、最もLSB側にある信号ビットを選択
する回路である。
【0037】本第1実施例では4ビット毎にキャリー信
号37、38を生成する構成にしているが、通常このよ
うな回路をダイナミック回路で構成するとmビット入力
の場合、m+m×(m+1)/2個のnmosトランジ
スタが必要となる。
【0038】図5は上記空きワード検出回路7の論理回
路31の部分のゲート回路構成図である。この図5のよ
うに、複数のnmosの制御トランジスタでゲート回路
構成を採ることで、2×m個のnmosトランジスタで
構成することができ、回路の小規模化を図ることができ
る。VALID0は制御トランジスタ41に与えられ、
VALID1は制御トランジスタ42に与えられ、VA
LID2は制御トランジスタ43に与えられ、VALI
D3は制御トランジスタ44に与えられている。これら
の入力に対してNOT回路45〜48からIDLED0
〜IDLE3出力を図5に示す構成で出力するものであ
る。キャリー0はNOT回路49から出力する。
【0039】VALID0*〜VALID7*は、VA
LID0〜VALID7の反転信号であり、PCはダイ
ナミック回路のプリチャージ入力信号である。
【0040】(共有バッファ部11のメモリ回路構
成): 図6は共有バッファ部11のメモリ回路構成
図である。この図6において、ワード1004a〜ワー
ド1004nから構成されている。それぞれのワードの
回路構成は同じであるので、ここではワード1004b
の回路構成を代表として説明する。
【0041】ワード1004bは、主に共有バッファ部
11は、メインメモリ部1001と、CAM部1002
と、空きワード検出回路1003とから構成されてい
る。メインメモリ部1001は、図1のメインメモリ2
に相当するものである。CAM部1002は、図1のC
AM6に相当するものである。空きワード検出回路部1
003は、図1の空きワード検出回路7に相当するもの
である。
【0042】メインメモリ部1001には、選択回路1
23と、RAMセル129a、129bとが備えられ、
入力ライン103a、103bが相補のビット線として
接続され、RAMセルのビット数Nに対応して2×N本
設けられる。
【0043】CAM部1002には、CAMセル120
a、120b、Vビットメモリセル121、ラッチ12
4、127、AND回路125、128、論理回路12
2が備えられ、相補のビット線として入力ライン101
a、101b、CAMアレイの中に設けられたVビット
の相補のビット線として102a、102b、CAMコ
アのライトイネーブルのための入力ライン104、RA
Mセルのライトイネーブルのための入力ライン105な
どが備えられている。
【0044】空きワード検出回路部1003には、論理
ゲート126と、入力ライン106と、出力ライン10
7とが備えられている。入力ライン106は、LSB側
のワード1004の使用状況の入力ラインである。出力
ライン107はMSB側のワード1004への使用状況
の出力ラインである。
【0045】CAM部1002のワード線108はMビ
ットのCAMセル120のワード線と1ビットのVビッ
トメモリセル121のワード線と選択回路123の第1
の入力に接続され、RAM部1001のライトイネーブ
ル信号とのAND回路125を介してVビットメモリセ
ル121のセット信号入力に接続される。
【0046】マッチ線109はMビットのCAMセル1
20のマッチ線と1ビットのVビットメモリセル121
のマッチ線に接続され、RAM部1001にライトイネ
ーブル信号との論理回路122を介して選択回路123
の第2の入力と、ラッチ124の入力とに接続される。
【0047】論理ゲート126は、リセット状態にある
信号ビットの内、最もLSB側にある信号ビットを選択
する回路を構成する論理ゲートであり、第1の入力には
LSB側のワードの使用状況の入力ライン106と接続
される。論理ゲート126の第2の入力には、Vビット
メモリセル121のモニタ出力がVビット信号111と
して与えられる。論理ゲート126の出力はMSB側の
ワードへの使用状況の出力ライン107に接続されると
共に、ラッチ127の入力にも接続される。
【0048】ラッチ127の出力は、CAMのライトイ
ネーブル信号とのANDをとるためのAND回路128
を介してCAMセル120、121のワード線108に
接続される。選択回路113の切り替え信号入力にはR
AM部1001のライトイネーブル入力ライン105の
信号が与えられる。RAM部1001のワード線110
にはNビットのRAMセル129のワード線と選択回路
123の出力が接続される。
【0049】(図1の動作): 図1のATMセルス
イッチングシステムの動作を説明する。入力されたAT
Mセルは並列/直列変換多重回路1で多重され、メイン
メモリ2に入力される。入力されたATMセルのヘッダ
部分はCAM6のデータ入力と、選択回路5に入力され
る。選択回路5は入力されたATMセルのヘッダ部分の
中の出力方路を検出し、対応する書き込み番号生成回路
41〜4nを選択し、書き込み番号を出力する。
【0050】書き込み番号は選択回路5を介してCAM
6のデータ入力に入力される。CAM6のデータ入力に
与えられたATMセルのヘッダ部分の中の出力方路と、
書き込み番号は空きワード検出回路7によって検出され
た未使用物理ワードに書き込まれ、書き込まれたワード
のVビットを使用状態にセットする。
【0051】また、メインメモリ2に入力されたATM
セルは空きワード検出回路7によって検出された未使用
ワードに書き込まれる。空きワード検出回路7は書き込
み動作によって更新されたVビットのデータを元に新た
な未使用ワードを検出する。
【0052】一方、出力制御回路8によってどの方路の
ATMセルを出力するかが決定される。出力制御回路8
より出力された方路のデータはCAM6の参照入力と選
択回路10に入力される。選択回路10は対応する読み
出し番号生成回路9を選択し、読み出し番号を出力す
る。この読み出し番号は選択回路10を介してCAM6
の参照入力に与えられる。
【0053】CAM6はCAMにエントリされている有
効データ(Vビットが使用状態にセットされている)の
中から方路・読み出し番号と共に一致するものを検索
し、一致した物理アドレスをマッチ線を介してメインメ
モリ2に出力する。メインメモリ2は、マッチ線を介し
て入力された物理アドレスに格納されたセルを読み出
し、直列/並列変換回路3に出力する。
【0054】直列/並列変換回路3は、出力制御回路8
より出力された方路のデータから該当する方路にセルを
出力する。メインメモリ2からセルを読み出した後、マ
ッチしたCAM6の物理アドレスのVビットを未使用状
態にリセットする。空きワード検出回路7は読み出し動
作によって更新されたVビットのデータを元に新たな未
使用ワードを検出するものである。
【0055】(図6の動作): 次に図6の動作を説
明する。入力されたATMセルのデータはメインメモリ
部1001の相補のビット線103に入力され、出力方
路と書き込み番号はCAM部1002の相補のビット線
101に入力される。空きワード検出回路部1003に
よって検出された未使用物理アドレスはラッチ127に
保持されており、CAM部1002のライトイネーブル
入力によって論理ゲート128を介してCAMセル12
0のワード線108に入力され、CAMセル120に出
力方路と書き込み番号が書き込まれる。
【0056】更に、空きワード検出回路部1003によ
って検出された未使用ワードを示す物理アドレスはCA
Mセル120のワード線108と選択回路123を介し
てRAMセル129のワード線110に入力され、入力
されたATMセルのデータがRAMセル129に書き込
まれる。また、Vビットメモリセル121はCAM部1
002のワード線108に未使用ワードを示す物理アド
レスが入力されることによってAND回路125を介し
てセットされる。また、Vビットがセットされたことは
Vビットメモリセル121のモニタ出力から出力され、
Vビット信号111として空きワード検出回路1003
を構成する論理ゲート126に入力される。
【0057】空きワード検出回路1003はリセット状
態にある信号ビットの内、最もLSB側にある信号ビッ
トを選択する回路であり、そのアルゴリズムに基づき新
たな未使用物理ワードを検索し、ラッチ127に保持さ
れる。
【0058】一方、出力方路と読み出し番号は、CAM
部1002の相補のビット線101に入力される。ま
た、Vビットの相補のビット線はハイレベルになるよう
に保持される。次にCAM部1002の参照動作を行
い、CAM部1002の相補のビット線101に入力さ
れた出力方路と、読み出し番号とCAMセル120に書
き込まれているデータが一致し、且つVビットが有効状
態(ハイレベル)になっているワード1004のマッチ
線109が選択される。
【0059】このようにCAM部1002で行われた参
照動作の結果はマッチ線109に出力され、論理ゲート
122と選択回路123を介してRAMセル129のワ
ード線110に入力され、RAMセル129に書き込ま
れていたATMセルのデータがメインメモリ部1001
の相補のビット線103を介して読み出される。また、
論理ゲート122を介してCAM部1002で行われた
参照動作の結果はラッチ124に入力され、メインメモ
リ部1001からの読み出し動作が行われている間保持
される。
【0060】メインメモリ部1001からの読み出し動
作終了後、ラッチ124に保持されていたCAM部10
02で行われた参照動作の結果からVビットメモリセル
121のリセットを行い、ワード1004を使用状態か
ら未使用状態へと解放する。また、Vビットがリセット
されたことはVビットメモリセル121のモニタ出力か
ら出力され、Vビット信号111として空きワード検出
回路部1003を構成する論理ゲート126に入力され
る。
【0061】空きワード検出回路部1003は、リセッ
ト状態にある信号ビットの内、最もLSB側にある信号
ビットを選択する回路であり、そのアルゴリズムに基づ
き新たな未使用ワードを検索し、ラッチ127に保持さ
れるのである。
【0062】(第1実施例の効果): 以上の第1実
施例のATMセルスイッチングシステムによれば、AT
Mセルをメインメモリから読み出す前に、新たなATM
セルが書き込まれることによってATMセルを紛失する
ことがない。また、全ての出線に対してメインメモリの
全領域を共通に使用できるので特定の出線に対して出力
の集中が生じてもメモリ容量を効率良く使用できる。
【0063】更に、CAMと空きワード検出回路をメイ
ンメモリのアドレスデコーダとして使用する構成にした
ので、LSI化に適した回路を実現することができる。
【0064】具体的には、ATMセルを記憶するメイン
メモリの書き込み・読み出しアドレスを管理するため
に、上記メインメモリに対する物理アドレスを求めるC
AMと、メインメモリの各ワードの使用状況・未使用状
況を表す情報を保持するラッチと、未使用ワードの中か
らいずれかのワードを選択する空きワード検出回路と、
メインメモリのワード線の入力を選択する選択回路とを
備えてスイッチング出力するようにしたので、使用中の
物理アドレスを管理するためにアイドルアドレスバッフ
ァ部というFIFOを用いる必要がなく、(バッファの
ワード数)×(物理アドレス)を表現するために必要な
ビット数のFIFOを設ける必要がないので、小型化で
き、消費電力の軽減も行うことができる。また、共有バ
ッファ部に対する制御動作によって動作が複雑になるこ
とを回避することができ高速スイッチング化に適するよ
うになる。
【0065】『第2実施例』:本第2実施例は、特にメ
インメモリ部1001のRAMのビット数が多い場合に
有効な構成を示すものである。
【0066】そこで、本第2実施例では、上述の第1実
施例の構成において、RAMのワード線を複数に分割
し、RAMのワード線に印加されるアドレス情報を一時
保持する手段を設け、RAMにデータを書き込むときに
はワード線の入力に、CAMへの書き込み動作によっ
て、空きワード検出手段の出力が印加されたCAMのワ
ード線を用い、且つ一時アドレス情報を保持し、その間
に複数に分割された全てのRAMに書き込み動作を実行
し、RAMからデータを読み出すときにはワード線の入
力にCAMのマッチ線を用い、且つ一時アドレス情報を
保持し、その間に複数に分割された全てのRAMに読み
出す動作を実行するように構成するものである。
【0067】以上の構成を詳細に説明する。そこで、図
7は第2実施例のATMセルスイッチングシステムの共
有バッファ部11のメモリ回路構成図である。この図7
において、構成要素は、メインメモリ部1001Aのワ
ード線110a、110bの周辺回路構成を除いて、上
述の第1実施例の図6と同様である。
【0068】CAM部1002から入力されるメインメ
モリ部1001Aのアドレス信号は選択回路123を介
してラッチ141に接続される。ラッチ141の出力は
分割されたメインメモリ部1001Aのワード線110
a、110bにワード選択用のAND回路142a、1
42bを介して接続される。入力ライン140はメイン
メモリ1001Aのワード選択信号の入力ラインであ
り、ワード選択用のAND回路142a、142bに接
続される。
【0069】(動作): メインメモリ部1001A
に書き込む場合、入力されたATMセルのデータはメイ
ンメモリ部1001Aの相補のビット線103にその一
部が入力され、空きワード検出回路部1003によって
検出された未使用ワードを示す物理アドレスはCAMセ
ル120のワード線108と選択回路123を介してラ
ッチ141に入力され保持される。
【0070】複数に分割されたRAMセル129の任意
のワード線110はワード選択入力信号140によって
ワード選択用のAND回路142a、142bを介して
選択される。入力されたATMセルの一部がRAMセル
129a、129bに書き込まれる。次に入力されたA
TMセルのデータの別のデータの一部がメインメモリ部
1001Aの相補のビット線103a、103bを介し
て入力され、ワード選択入力信号140によってワード
選択用のAND回路142a、142bを介して選択さ
れた別のRAMセル129a、129bに書き込まれ
る。この動作を繰り返して入力されたセル全てをRAM
セル129a、129bに書き込むものである。
【0071】この間にラッチ141に保持された未使用
物理アドレスは更新されてはならない。また、Vビット
メモリセル121をセットし、空きワード検出回路部1
003によって新たな未使用ワードを検索し、ラッチ1
27に保持する動作はRAMセル129a、129bに
書き込む動作と並行して行われる。
【0072】次に、メインメモリ部1001Aから読み
出す場合、CAM部1002の参照動作を行い、参照動
作の結果をマッチ線109に出力し、論理ゲート122
と選択回路123を介してラッチ141に入力して保持
する。複数に分割されたRAMセル129a、129b
の任意のワード線110a、110bはワード選択入力
信号140によってワード選択用のAND回路142
a、142bを介して選択され、RAMセル129a、
129bに書き込まれていたATMセルのデータの一部
がメインメモリ部1001Aの相補のビット線103
a、103bを介して読み出される。
【0073】次にワード選択入力信号140によってワ
ード選択用のAND回路142a、142bを介して選
択された別のRAMセル129a、129bに書き込ま
れているATMセルのデータの別の一部がメインメモリ
部1001Aの相補のビット線103a、103bを介
して読み出される。この動作を繰り返して書き込まれて
いたセル全てをRAMセル129a、129bから読み
出す。
【0074】この間にラッチ141に保持された参照動
作の結果は更新されてはならない。また、Vビットメモ
リセル121をリセットし、空きワード検出回路100
3によって新たな未使用ワードを検索し、ラッチ127
に保持する動作はRAMセル129a、129bに書き
込む動作と並行して行われているのである。
【0075】(第2実施例の効果): 以上の第2実
施例のATMセルスイッチングシステムによれば、上述
の第1実施例の効果に加え、メインメモリ2、メインメ
モリ部1001Aのワード線を分割し、個々に駆動でき
るようにしたので高速動作に適するという効果が得られ
る。また、RAMセルのビット線を共有する構成にもな
っているので書き込み・読み出し回路も共有化すること
が可能になり、LSI化に適した小規模で且つ低消費電
力の回路を実現することができる。
【0076】『第3実施例』:本第3実施例は、「出ハ
イウエイ番号」と「同一出ハイウエイのATMセルから
任意のATMセルを識別する番号」をメインメモリの物
理アドレスに変換するCAMを設け、このCAMには、
到着したATMセルをメインメモリに書き込むときには
「出ハイウエイ番号」と「同一出ハイウエイのATMセ
ルから任意のATMセルを一つだけ識別する番号」を書
き込み、メインメモリからATMセルを読み出すときに
はCAMを用いて「出ハイウエイ番号」と「同一出ハイ
ウエイのATMセルから任意のATMセルを一つだけ識
別する番号」をメインメモリの物理アドレスに変換し、
CAMに書き込まれている「出ハイウエイ番号」と「同
一出ハイウエイのATMセルから任意のATMセルを一
つだけ識別する番号」を消去するように構成するもので
ある。
【0077】更に、CAMには、到着したATMセルを
メインメモリに書き込んだときには、メインメモリ若し
くはCAMの書き込んだ物理アドレスが使用状態になっ
たことを示す手段と、メインメモリからATMセルを読
み出したときには、メインメモリ若しくはCAMの読み
出した物理アドレスが未使用状態になったことを示す手
段と、メインメモリ若しくはCAMの未使用領域から任
意の未使用ワードを選択する手段とを設けるように構成
する。
【0078】更にまた、メインメモリ若しくはCAMの
物理アドレスが使用状態か未使用状態であるかを示す手
段として、各物理アドレスに対応したフラグビットを設
け、メインメモリ若しくはCAMの未使用領域から任意
の未使用ワードを選択する手段としてプライオリティエ
ンコーダを設け、フラグビットの出力をプライオリティ
エンコーダの入力として任意の未使用ワードを選択する
ことによってメインメモリの物理アドレスを管理するよ
うに構成する。
【0079】また、出ハイウエイ毎に書き込み番号発生
用カウンタと、読み出し番号発生用カウンタとを備え、
書き込み番号発生用カウンタの出力と、読み出し番号発
生用カウンタの出力を比較する比較器を設け、書き込み
番号発生用カウンタの出力を「同一出ハイウエイのAT
Mセルから任意のATMセルを一つだけ識別する番号」
として用い、読み出し番号発生用カウンタの出力を「同
一出ハイウエイのATMセルから任意のATMセルを一
つだけ識別する番号」として用い、出ハイウエイ毎に設
けられた書き込み番号発生用カウンタは、出ハイウエイ
に出力されるべきATMセルが到着したときだけカウン
トアップし、出ハイウエイ毎に設けられた読み出し番号
発生用カウンタは、出ハイウエイへの出力要求が生じ、
且つ出力できるATMセルが存在する場合にカウントア
ップし、比較器によって出ハイウエイ毎の出力できるA
TMセルの有無を検出するように構成するものである。
【0080】次に以上の構成を詳細に説明する。本第3
実施例においてATMセルスイッチングシステムの構成
と同じものとする。尚、CAM6の第1のデータ入力は
ビット線であり、第2のデータ入力は参照線である。
【0081】(CAM6に対するデータフォーマッ
ト): 本第3実施例において、特徴的なCAM6に
エントリされるデータのフォーマットを図8に示してい
る。この図8において、21はn本の出線を識別するた
めの領域であり、n=2の場合、kビット必要とな
る。また、この方路番号データ21は出力制御回路8の
出力によって参照される。
【0082】22は書き込み/読み出し番号のデータを
格納するための領域であり、メインメモリ2のワード数
が2ワードの場合、Lビット必要となる。また、この
書き込み/読み出し番号データ22は、選択回路10を
介して入力される読み出し番号生成回路91〜9nの出
力である読み出し番号と対応し、読み出し番号によって
参照される。
【0083】23はVビットの信号を表すものである。
このVビット信号23は空きワード検出回路7において
空きワードを検出するために用いられるので、常時外部
からモニタできるように構成されている。また、Vビッ
ト信号23は、データが書き込まれたときにセットさ
れ、データが参照され一致を出力した後にリセットされ
るのでリセット入力を備えることが好ましい。更に、初
期化時に全てのVビットをリセットする必要があるの
で、全てのVビットをリセットするためのクリア入力を
備えることが好ましい。
【0084】24はATMセルの優先度を示すビットで
ある。この優先度ビット24は単一クラス(優先処理を
行わない場合)には不要である。また、複数のクラスを
扱う場合にはクラスの数に応じて設けるものである。
尚、本第3実施例では単一クラスについて説明し、優先
度を扱う場合については後述の第4実施例で説明する。
【0085】(メモリ制御回路121〜12nの構
成): メモリ制御回路121〜12nはそれぞれ同
じ構成であり、ここでは、代表してメモリ制御回路12
nの構成を示す。メモリ制御回路12nは、書き込み番
号生成回路4nと、読み出し番号生成回路9nとから構
成される。書き込み番号生成回路4n、読み出し番号生
成回路9nは共にメインメモリ2のワード数が2ワー
ドの場合、Lビットのカウンタによって構成されてい
る。
【0086】図9はメモリ制御回路121〜12nの機
能構成図である。この図9において、メモリ制御回路
は、主にLビットカウンタ460、470と、比較器4
80とから構成されている。リセット入力端子410は
書き込み番号生成回路41〜4nに該当するLビットカ
ウンタ460のリセット入力と、読み出し番号生成回路
91〜9nに該当するLビットカウンタ470のリセッ
ト入力に接続される。
【0087】書き込み出線選択信号入力端子420は、
Lビットカウンタ460のイネーブル入力に接続され
る。Lビットカウンタ460の出力は書き込み番号出力
端子430に接続される。読み出し出線選択信号入力端
子440はAND回路490を介してLビットカウンタ
470のイネーブル入力に接続される。このLビットカ
ウンタ470の出力は読み出し番号出力端子450に接
続される。書き込み番号出力端子430と、読み出し番
号出力端子450とは比較器480の入力に接続され、
比較器480の出力はAND回路490の第2の入力に
接続される。
【0088】到着したATMセルのヘッダをデコードす
ることによってメモリ制御回路121〜12nが選択さ
れた場合書き込み出線選択信号入力端子420がアクテ
ィブ状態にされ、Lビットカウンタ460のカウント値
が更新され、カウンタ値が書き込み番号出力端子430
に出力される。比較器480は、書き込み番号出力端子
430と読み出し番号出力端子450とからの信号を比
較し、書き込み番号出力端子430の信号値が読み出し
番号出力端子450の信号値よりも大きいときに読み出
し許可信号を出力するものである。
【0089】出力制御回路8によってメモリ制御回路1
21〜12nが選択された場合、読み出し出線選択信号
入力端子440がアクティブ状態にされ、比較器480
の読み出し許可信号がアクティブ状態のときだけLビッ
トカウンタ470のカウント値を更新し、カウント値が
読み出し番号出力端子450に出力される。
【0090】(動作): 次に、詳細な動作を説明す
る。入力されるATMセルについて、並列/直列変換多
重回路1において多重され、メインメモリ2に入力され
る。入力されたATMセルのヘッダ部分には論理チャネ
ル番号が書いてあり、この番号によってATMセルの出
力方路を認識することができる。尚、入力されたATM
セルと出力方路の対応は呼設定時に制御系を介して実行
される。
【0091】入力されたATMセルのヘッダより認識さ
れた出力方路情報はCAM6の第1のデータ入力と、選
択回路5に入力される。選択回路5は出力方路情報に対
応する書き込み番号生成回路41〜4nを選択し、書き
込み番号を出力する。書き込み番号は選択回路5を介し
てCAM6のデータ入力に与えられる。尚、書き込み番
号は同一出力方路ATMセルを個々に識別するために用
いられる。また、同一出力方路ATMセルの順番を保存
するために番号を生成する手段は、読み出し側と同一で
あることが必須である。
【0092】CAM6の第1の入力に与えられた出力方
路情報と、書き込み番号は空きワード検出回路7によっ
て検出された未使用ワードに書き込まれ、書き込まれた
CAM6の物理アドレスのVビットを使用状態にセット
する。また、メインメモリ2に入力されたATMセルは
空きワード検出回路7によって検出された未使用ワード
に書き込まれる。CAM6の第1のデータ入力に与えら
れた出力方路情報と、書き込み番号は上述の図8に示す
データフォーマットによるものでる。尚、CAM6の未
使用ワードとメインメモリ2の未使用ワードとが1対1
に対応していることが必須である。
【0093】空きワード検出回路7は、書き込み動作に
よって更新されたVビットのデータを基に新たな未使用
ワードを検出する。尚、空きワード検出回路7は、本実
施例ではリセット状態にある信号ビットの内、最もLS
B側にある信号ビットを選択する回路を用いたが、リセ
ット状態にある信号ビットの内、任意の1信号ビットを
選択する機能を有する回路であればどのような回路で
も、またどのようなアルゴリズムであっても良い。
【0094】次に出力されるATMセルについて説明す
る。出力制御回路8によってどの方路のATMセルを出
力するかが決定される。出力制御回路8より出力方路情
報はCAM6の第2のデータ入力と、選択回路10とに
入力される。選択回路10は対応する読み出し番号生成
回路91〜9nを選択し、読み出し番号を出力する。
尚、読み出し番号生成回路91〜9nには、上述の図9
の比較器480が設けられており、読み出し番号生成回
路91〜9nが、書き込み番号生成回路41〜4nを追
い越すことがないように制御されている。読み出し番号
は選択回路10を介してCAM6の第2のデータ入力に
与えられる。
【0095】CAM6はCAMにエントリされている有
効データ(Vビットが使用状態にセットされている)の
中から第2のデータ入力に与えられる出力方路・読み出
し番号と共に一致するものを検索し、検索結果をマッチ
線を介して、物理アドレスとしてメインメモリ2に出力
する。尚、第2のデータ入力に与えられる出力方路・読
み出し番号は図8のデータフォーマットによるものであ
る。メインメモリ2はマッチ線を介して入力された物理
アドレスに格納されたセルを読み出し、直列/並列変換
回路3に与える。
【0096】直列/並列変換回路3は、出力制御回路8
からの出力方路情報から該当する方路にATMセルを出
力する。メインメモリ2からATMセルを読み出した
後、一致したCAM6の物理アドレスのVビットを未使
用状態にリセットする。空きワード検出回路7は読み出
し動作によって更新されたVビットのデータを基に新た
な未使用ワードを検出するものである。
【0097】(第3実施例の効果): 以上の第3実
施例のATMセルスイッチングシステムによれば、AT
Mセルをメインメモリから読み出す前に新たなATMセ
ルを書き込まれることによってATMセルを紛失するこ
となく、また、全ての出線に対してメインメモリの全領
域を共通に使用できるので、特定の出線に対して出力の
集中が生じてもメモリ容量を効率良く使用できる。
【0098】また、CAMと空きワード検出回路をメイ
ンメモリのアドレスデコーダとして使用する構成にした
ので、LSI化に適した回路を実現することができる。
【0099】更に、CAMは、入力ATMセルから所定
データフォーマットを形成して、メインメモリの物理ア
ドレスを管理するものであって、所定データフォーマッ
トには、上記Vビットの状態と、上記入線・出線に対応
する書き込み・読み出し番号の情報と、方路情報とを設
定しているので、メインメモリの物理アドレス管理を容
易に行うことができ、迅速に空きワードを検出して上記
メインメモリに対する書き込み・読み出し制御を行うこ
とができる。
【0100】また、メモリ制御回路121〜12nを図
9のような構成にすることで、非常に簡単な回路構成
で、書き込み・読み出しの制御を行うことができる。
【0101】従って、非常に簡単な構成で高速にATM
セルを書き込み・読み出ししてスイッチング出力するA
TMセルスイッチングシステムを実現することができ
る。
【0102】『第4実施例』:本第4実施例は、上述の
第3実施例の構成において、到着するATMセルには取
扱い条件を区別するクラスが付与してあり、クラスによ
ってスイッチが保証するセルのバッファリングによる遅
延時間が異なるスイッチングシステムにおいて、CAM
には上記クラスを識別する領域を設け、「同一出ハイウ
エイのセルから任意のセルを一つだけ識別する番号」を
生成する手段を「出ハイウエイ番号」毎にクラス分設
け、同一「出ハイウエイ番号」においては優先度の高い
クラスから処理し、到着するATMセルには取扱い条件
を区別するクラスが付与してあり、クラスによってスイ
ッチが保証するATMセルのバッファリングによる遅延
時間が異なるように構成するものである。
【0103】本第4実施例は、上述の第3実施例の構成
に加え、図10に示すように、優先度処理機能を付加し
たものであり、構成要素はメモリ制御回路121〜12
nの構成を除いて上述の第3実施例と同様である。但
し、選択回路5は入力されたATMセルのヘッダからA
TMセルの優先度を識別し、出線に該当するメモリ制御
回路121〜12nに通達する機能を有する。また、C
AM6には優先度を示すビットを設けるものである。
【0104】図11は本第4実施例のメモリ制御回路1
21〜12nの優先度処理機能に対応した機能構成図で
ある。この図11において、メモリ制御回路は、主にL
ビットカウンタ61、62、64、65と、比較器6
3、66と、選択回路67、68と、AND回路70、
72、73と、論理ゲート69、71とから構成されて
いる。
【0105】Lビットカウンタ61、62と、比較器6
3とは非優先クラスのメモリ制御を行う。Lビットカウ
ンタ64、65と、比較器66とは優先クラスのメモリ
制御を行う。入力端子74はメモリ制御回路121〜1
2nのリセット入力410(図9)であり、入力端子7
5は書き込み出線選択信号入力端子であり、入力端子7
6は入力されたATMセルのヘッダより識別された優先
度の入力端子であり、入力端子77は読み出し出線選択
信号入力端子であり、出力端子78は書き込み番号の出
力端子であり、出力端子79は読み出し番号の出力端子
である。
【0106】到着したATMセルのヘッダをデコードす
ることによってメモリ制御回路121〜12nが選択さ
れた場合、優先処理の場合にはLビットカウンタ64の
カウント値が更新され、このカウント値が選択回路67
を介して書き込み番号出力端子78に出力され、非優先
処理の場合にはLビットカウンタ61のカウント値が更
新され、このカウント値が選択回路67を介して書き込
み番号出力端子78に出力される。
【0107】比較器63は、Lビットカウンタ61、6
2とを比較し、Lビットカウンタ61の出力がLビット
カウンタ62の出力より大きいときに読み出し許可信号
を出力する。比較器66はLビットカウンタ64と、L
ビットカウンタ65とを比較し、Lビットカウンタ64
の出力がLビットカウンタ65の出力より大きいときに
読み出し許可信号を出力する。
【0108】出力制御回路8によってメモリ制御回路1
21〜12nが選択された場合、比較器66の出力がア
クティブ状態の場合、Lビットカウンタ65のカウント
値を更新し、カウント値が選択回路68を介して読み出
し番号出力端子79に出力され、比較器66の出力がア
クティブ状態ではなく、且つ比較器63の出力がアクテ
ィブ状態の場合、Lビットカウンタ62のカウント値を
更新し、カウント値を選択回路68を介して読み出し番
号出力端子79に出力する。
【0109】(動作): 選択回路5は、入力された
ATMセルのヘッダ部分の中の出力方路と優先度とを検
出し、出力方路と優先度が対応する書き込み番号生成回
路41〜4nを選択し、書き込み番号を出力する。この
書き込み番号は選択回路5を介してCAM6のデータ入
力に与えられる。CAM6のデータ入力に与えられたセ
ルのヘッダ部分の中の出力方路と優先度と書き込み番号
は空きワード検出回路7によって検出された未使用ワー
ドに書き込まれ、書き込まれた未使用ワードに対応する
Vビットを使用状態にセットする。
【0110】出力制御回路8から出力された方路のデー
タはCAM6の参照入力端子と選択回路10に与えられ
る。選択回路10は対応する方路の優先クラスの読み出
し番号生成回路91〜9nに読み出されていないATM
セルがあれば、優先クラスの読み出し番号生成回路91
〜9nを選択し、読み出し番号を出力する。
【0111】優先クラスの読み出し番号生成回路91〜
9nに読み出されていないセルがなく、且つ非優先クラ
スの読み出し番号生成回路91〜9nに読み出されてい
ないATMセルがあれば非優先クラスの読み出し番号生
成回路9を選択し、読み出し番号を出力する。読み出し
番号と優先クラスとは選択回路10を介してCAM6の
参照線信号入力に与えられるものである。
【0112】(第4実施例の効果): 以上の第4実
施例のATMセルスイッチングシステムによれば、上述
の第3実施例の効果に加え、優先処理を行う場合にも他
の回路方式に比較して小規模で実現することができる。
具体的には入力ATMセル内の情報を読みとって、優先
処理の指示情報が設定されているか否かを確認し、優先
処理の指示情報が検出されると、この情報から優先度処
理レベルを判断して、優先度処理レベルの高いATMセ
ルに対する書き込み・読み出し処理から優先して行う制
御を共有バッファ部に対して行うので、多くの方路から
のATMセルを効率的にスイッチングすることができ、
非常に実用的なシステムを実現することができる。
【0113】(他の実施例): (1)尚、上述の第
1実施例、第2実施例においては、Vビットのリセット
及びリセットに専用の論理ゲートを具備する構成によっ
て実現しているが、ビット線を介して書き込み動作を行
うことによって実現しても良い。
【0114】(2)また、上述の第1実施例、第2実施
例において、メモリ試験のために物理アドレス入力端
子、物理アドレスデコーダ及び各ワード線に物理アドレ
スを入力するための選択回路を設けても良い。
【0115】(3)更に、上述の第1実施例、第2実施
例において、メモリは、例えば、CAM部にはVPI/
VCIなどのATMセルを識別する番号を格納し、RA
M部には、各VPI/VCIに必要な定数、変数を格納
することによって、スイッチングシステム以外(例え
ば、処理システム)にも適用できる。
【0116】(4)更にまた、上述の第3実施例、第4
実施例において、CAMはワード単位の一致を検出でき
れば、どのような構成で実現しても良い。
【0117】(5)また、上述の第3実施例、第4実施
例において、RAMはスループットを上げるためにマル
チポートRAMを使用することも好ましい。
【0118】(6)更に、上述の第3実施例、第4実施
例において、出力方路の分布がある程度制限されている
(ある1方路へのバースト性が低い)場合には、CAM
の書き込み、読み出し番号のビット数及び書き込み番号
生成回路・読み出し番号生成回路のビット数を出力方路
の分布に応じて減らすことも好ましい。
【0119】
【発明の効果】以上述べた様に本発明は、ATMセルを
取り込み、メモリ制御回路からの制御によってメモリ回
路に記憶し、ATMセルに設定されている方路情報に基
づき、メモリ制御回路がメモリ回路に対して制御して読
み出させ、複数の出線のいずれかの出線からATMセル
を出力させるATMセルスイッチングシステムであっ
て、メモリ回路に、指定される物理アドレスに基づきA
TMセルを蓄積するRAMと、ATMセルの方路情報
と、同一方路内のATMセルを個々に識別する情報とと
から上記物理アドレスを求める連想メモリと、RAMの
各ワードの使用状況・未使用状況を表す情報を保持する
レジスタと、未使用ワードの中からいずれかのワードを
選択する空きワード検出手段と、RAMのワード線の入
力を選択する選択手段とを備える。更に、メモリ制御回
路は、連想メモリに方路情報を書き込ませるときには、
連想メモリのワード線の入力に空きワード検出手段の出
力を与えさせ、RAMにATMセルを書き込ませるとき
には、RAMのワード線の入力に連想メモリへの書き込
み動作により空きワード検出手段の出力が印加された連
想メモリのワード線を選択して接続させると共にレジス
タをセットさせ、RAMからATMセルを読み出させる
ときには、RAMのワード線の入力に連想メモリのマッ
チ線を選択して接続させると共にレジスタをリセットさ
せ、レジスタの保持状態が更新されるごとに新たな空き
ワードを検出させる構成である。
【0120】このような構成であることから、本発明に
よれば、従来の方式に比べ非常に簡単な構成で高速にA
TMセルの書き込み・読み出しを行いスイッチング出力
するATMセルスイッチングシステムを実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のATMセルスイッチング
システムの機能構成図である。
【図2】従来技術の共有バッファ型スイッチ方式の説明
図である。
【図3】第1実施例のメモリセルの構成図である。
【図4】第1実施例の空きワード検出回路の具体的な論
理回路構成図である。
【図5】第1実施例の空きワード検出回路の論理回路の
部分のゲート回路構成図である。
【図6】第1実施例の共有バッファ部のメモリ回路構成
図である。
【図7】第2実施例の共有バッファ部のメモリ回路構成
図である。
【図8】第3実施例のCAMにエントリされるデータフ
ォーマットである。
【図9】第3実施例のメモリ制御回路の機能構成図であ
る。
【図10】第4実施例のATMセルスイッチングシステ
ムの機能構成図である。
【図11】第4実施例のメモリ制御回路の機能構成図で
ある。
【符号の説明】
1…並列/直列変換多重回路、2…メインメモリ、3…
直列/並列変換回路、41〜4n…書き込み番号生成回
路、5…選択回路、6…CAM(連想メモリ)、7…空
きワード検出回路、8…出力制御回路、91〜9n…読
み出し番号生成回路、10…選択回路、11…共有バッ
ファ部、12…メモリ制御回路。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ATMセルを取り込み、メモリ制御回路
    からの制御によってメモリ回路に記憶し、ATMセルに
    設定されている方路情報に基づき、上記メモリ制御回路
    が上記メモリ回路に対して制御して読み出させ、複数の
    出線のいずれかの出線からATMセルを出力させるAT
    Mセルスイッチングシステムであって、 上記メモリ回路は、 指定される物理アドレスに基づきATMセルを蓄積する
    RAMと、 上記ATMセルの方路情報と、同一方路内のATMセル
    を個々に識別する情報とから上記物理アドレスを求める
    連想メモリと、 上記RAMの各ワードの使用状況・未使用状況を表す情
    報を保持するレジスタと、 未使用ワードの中からいずれかのワードを選択する空き
    ワード検出手段と、 上記RAMのワード線の入力を選択する選択手段とを備
    えると共に、 上記メモリ制御回路は、 上記連想メモリに方路情報を書き込ませるときには、上
    記連想メモリのワード線の入力に上記空きワード検出手
    段の出力を与えさせ、 上記RAMにATMセルを書き込ませるときには、上記
    RAMのワード線の入力に上記連想メモリへの書き込み
    動作によって上記空きワード検出手段の出力が印加され
    た上記連想メモリのワード線を選択して接続させると共
    に上記レジスタをセットさせ、 上記RAMからATMセルを読み出させるときには、上
    記RAMのワード線の入力に上記連想メモリの一致判定
    出力を表すマッチ線を選択して接続させると共に上記レ
    ジスタをリセットさせ、 上記レジスタの保持状態が更新されるごとに新たな空き
    ワードを検出させることを特徴とするATMセルスイッ
    チングシステム。
  2. 【請求項2】 上記メモリ回路の上記RAMは、個々の
    ATMセルを蓄積する領域が複数のワード線で分割して
    割当てられるように構成されていると共に、 更に、上記メモリ回路は、上記連想メモリの全てのワー
    ドに対応するアドレス情報をラッチするラッチ手段を備
    え、 上記メモリ制御回路は、 上記RAMにATMセルを書き込ませるときには、上記
    RAMのワード線の入力には、上記連想メモリへの書き
    込み動作によって上記空きワード検出手段の出力が印加
    された上記連想メモリのワード線を接続してアドレス情
    報を上記ラッチ手段でラッチさせ、このラッチの間に上
    記RAMで分割割当て構成されたワード線に接続されて
    いるいくつかのメモリセルごとに書き込みを行わせ、 上記RAMからATMセルを読み出させるときには、上
    記RAMのワード線の入力には、上記連想メモリのマッ
    チ線を接続させてアドレス情報を上記ラッチ手段でラッ
    チさせ、このラッチの間に上記RAMで分割割当て構成
    されたワード線に接続されているいくつかのメモリセル
    ごとに読み出しを行わせることを特徴とする請求項1記
    載のATMセルスイッチングシステム。
  3. 【請求項3】 上記RAMは、複数の入線から入力され
    るATMセルを多重化して取り込み、 上記連想メモリは、上記入力ATMセルから所定データ
    フォーマットを形成して内部データを個々に識別するも
    のであって、上記所定データフォーマットには、上記レ
    ジスタの状態と、方路情報と、同一方路毎に設定される
    ATMセルの書き込み・読み出し番号の情報とを少なく
    とも設定し、 上記RAMに対する書き込み・読み出し制御を行うこと
    を特徴とする請求項1又は2記載のATMセルスイッチ
    ングシステム。
  4. 【請求項4】 上記メモリ制御回路は、 入力ATMセル内の情報を読みとって、優先処理の指示
    情報が設定されているか否かを確認し、優先処理の指示
    情報が検出されると、この情報から優先度処理レベルを
    判断して、優先度処理レベルの高いATMセルに対する
    書き込み・読み出し処理から優先して行う制御を上記メ
    モリ回路に対して行うことを特徴とする請求項1〜3の
    いずれかに記載のATMセルスイッチングシステム。
  5. 【請求項5】 上記メモリ制御回路は、 上記RAMに対するATMセル書き込みのために同一方
    路ごとの書き込みATMセルをカウントする第1のカウ
    ンタと、 上記RAMから同一方路ごとにATMセルを読み出させ
    るために読み出しATMセルをカウントする第2のカウ
    ンタと、 上記第1のカウンタの出力と、上記第2のカウンタの出
    力との比較を行って、読み出しの制御を行う比較制御手
    段とを備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    に記載のATMセルスイッチングシステム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100352855B1 (ko) * 1999-12-27 2002-09-16 엘지전자 주식회사 통신 시스템의 에이에이엘2를 이용한 에이티엠 셀송신장치
JP2011010195A (ja) * 2009-06-29 2011-01-13 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 通信用入出力装置
JP2018032129A (ja) * 2016-08-23 2018-03-01 日本電信電話株式会社 通信用入出力装置

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JP2011010195A (ja) * 2009-06-29 2011-01-13 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 通信用入出力装置
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