JPH0918464A - 特定パターン検出装置 - Google Patents

特定パターン検出装置

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JPH0918464A
JPH0918464A JP7166326A JP16632695A JPH0918464A JP H0918464 A JPH0918464 A JP H0918464A JP 7166326 A JP7166326 A JP 7166326A JP 16632695 A JP16632695 A JP 16632695A JP H0918464 A JPH0918464 A JP H0918464A
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千代美 中野
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泰史 遠藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特定パターンをファームウェアやソフトウェ
ア構成に適した単純な処理によって検出する。 【構成】 各アドレスに対応して、次回の読出しアドレ
スの基準となるアドレス基本データと、特定パターンの
検出、非検出を表す検出結果フラグとでなるデータを格
納しているメモリ3と、入力データが、対象とする特定
パターンの長さより短いmビット毎に与えられ、このm
ビットの入力データと、アドレス基本データとを合成し
てメモリに読出しアドレスとして与えるアドレス生成手
段1、2、4とを備える。メモリの格納内容を、特定パ
ターンの入力時におけるメモリに与えるアドレス履歴
と、特定パターンの非入力時におけるメモリに与えるア
ドレス履歴とを異なるようにさせて、特定パターンの入
力終了時に検出を表す検出結果フラグを出力させるもの
としておく。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力データから特定パ
ターンを検出する特定パターン検出装置に関し、例え
ば、デジタル加入者回路に適用し得るものである。
【0002】
【従来の技術】デジタル加入者回路等のデジタル伝送装
置においては、同期確立や呼シーケンス制御のために特
定パターンを対向する装置との間で授受することが多
い。
【0003】図2は、このような入力データから特定パ
ターンを検出する従来の特定パターン検出装置の構成を
示すブロック図であり、図3はその特定パターン検出装
置による1ビット入力毎の検出手順を示すフローチャー
トである。
【0004】入力データは、シフタ21からの信号に同
期して例えばシフトレジスタでなるデータ受信レジスタ
22に、1ビットずつ右シフトして取込まれ(S1)、
そのシリアル/パラレル変換されたnビットパラレルデ
ータが、比較演算レジスタ27に与えられる(S2)。
比較演算レジスタ27は、期待値レジスタ28に予め格
納されている検出すべきnビット特定パターン(期待
値)を取込み(S3)、受信したデータと比較演算(照
合)を行ない(S4)、その結果を比較結果レジスタ2
6に格納する(S5)。
【0005】このような特定パターン検出装置が同期確
立装置に適用されている場合には、図示しない同期確立
制御部が比較結果レジスタ26の内容を捕らえて、同期
確立判定を行ない、同期確立時には、シフタ21による
シフト毎にカウントアップするデータ受信カウンタ23
をリセットさせる。このような同期確立状態において
は、データ受信カウンタ23がn回のシフトを検出する
毎に、スイッチ25を閉成させて入力データをnビット
毎にデータメモリ24に格納させる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
特定パターン検出装置は、以下のような課題を有するも
のであった。
【0007】図2では機能ブロック図で示しているが、
このような特定パターン検出装置をデジタル加入者回路
上に実現しようとすると、検出結果を利用する同期確立
装置等の装置と共に、デジタルシグナルプロセッサ(D
SP)やCPUによるソフトウェア等で実現されること
が多くなる。このようにDSP等で実現された従来装置
においては、特定パターン検出のための処理ステップが
多く、特定パターン検出には長い時間が必要となるた
め、DSP等の処理能力を十分に発揮させることが困難
であった。
【0008】例えば、図3に示す所定手順の場合には、
入力データの1ビットを受信する毎に、ステップS1〜
ステップS5を繰返し行なって入力データが特定パター
ンと一致するか否かを判断する。従って、特定パターン
を検出するまでの処理ステップ数は多大となる。
【0009】ところが、DSP等における処理は一般に
はパイプライン処理により動作するため、処理ステップ
が全て終了するまで次の処理に進むことができず、DS
P等を有効利用することが困難となっていた。なお、パ
イプライン処理とは、1命令の実行時間内に複数の処理
を同時に行なう処理であり、命令の読み込み、命令の解
析、命令の実行の3サイクルで構成されている。このよ
うにDSP等は、複数処理が同時可能であるにも拘ら
ず、検出結果に基づき処理するような分岐処理(図3は
簡単に記載しているため分岐ステップは見えないが)が
あると、当該処理を停止させなければならない。従っ
て、DSP等の一部の機能しか利用されない時間が生じ
る。
【0010】また、プログラムをファームウエア化して
特定のパターンを検出する場合も考えられるが、図2に
機能ブロック図的に示した従来の検出方法において、各
種レジスタをそれ専用のレジスタとして設けることは、
レジスタの有効利用等の観点から好ましくない。そこ
で、通常は汎用レジスタを利用し、これを処理内容に適
応した条件に設定して使用している。従って、条件を設
定する処理ステップを実行する時間(オーバーヘッド)
が必要となって、処理時間が厳しい環境下においては大
きな問題である。
【0011】そのため、検出処理手順が単純な、必要と
するレジスタが少ない特定パターン検出装置が望まれて
いる。
【0012】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め、本発明は、入力データから特定パターンを検出する
特定パターン検出装置において、(1) 各アドレスに対応
して、次回の読出しアドレスの基準となるアドレス基本
データと、特定パターンの検出、非検出を表す検出結果
フラグとでなるデータを格納しているメモリであって、
アドレス基本データが、特定パターンの入力時における
当該メモリに与える読出しアドレス履歴と、特定パター
ンの非入力時における当該メモリに与える読出しアドレ
ス履歴とを異なるようにさせるものであるメモリと、
(2) 入力データが、対象とする特定パターンの長さより
短いmビット毎に与えられ、このmビットの入力データ
と、アドレス基本データとを合成してメモリへの読出し
アドレスを生成するアドレス生成手段とを備えることを
特徴とする。
【0013】
【作用】本発明の特定パターン検出装置においては、ア
ドレス生成手段が、mビットの入力データが与えられる
毎に、そのmビット入力データとその時点で出力されて
いるアドレス基本データとを合成してメモリに読出しア
ドレスとして与えて、メモリからアドレス基本データと
検出結果フラグとを出力させ、かかるメモリ読出し動作
を繰返す。ここで、メモリの格納データを、特定パター
ンの入力時におけるメモリに与えるアドレス履歴と、特
定パターンの非入力時におけるメモリに与えるアドレス
履歴とを異なるようにさせるデータとしておき、特定パ
ターンの入力終了時には検出を表す検出結果フラグを出
力させるようにしている。
【0014】このように、本発明の特定パターン検出装
置による処理は非常に単純であり、ハードウェアで構成
しても簡単なものとなり、ソフトウェアやファームウェ
アで構成するにも適したものとなっている。
【0015】
【実施例】以下、本発明による特定パターン検出装置の
一実施例を図面を参照しながら詳述する。ここで、図1
がこの実施例の構成を示すブロック図である。
【0016】この実施例の特定パターン検出装置は、デ
ジタル加入者回路に搭載されているものであり、
「0」、「1」、「−1」のいずれかをとる伝送されて
きたAMI(Alternate Mark Inve
rsion)信号列から、特定パターン「000100
00」又は「000−10000」を検出しようとする
ものである。しかし、この実施例の特定パターン検出装
置には、AMI信号の3値「0」、「1」、「−1」を
それぞれ、「00」、「01」、「11」に変換した2
値信号が入力される。従って、この実施例の特定パター
ン検出装置は、直接的には、2値信号における特定パタ
ーン「0000000100000000」又は「00
00001100000000」を検出することを通じ
て、AMI信号における特定パターン「0001000
0」又は「000−10000」を検出するものであ
る。
【0017】図1において、この実施例の特定パターン
検出装置は、データ受信レジスタ1、アドレス生成器
2、パターン変化履歴メモリ3、メモリ出力データレジ
スタ4及び判定結果レジスタ5から構成されている。
【0018】なお、図1では、入力データDiを受信
し、パラレルデータとして格納させるためのシリアル/
パラレル変換器6及びデータ受信メモリ7も記載してい
る。特定パターンの再確認等に、データ受信メモリ7に
記載されているデータを利用することができる。
【0019】データ受信レジスタ1、メモリ出力データ
レジスタ4及び判定結果レジスタ5は、初期状態におい
ては、オール0が設定されているものである。
【0020】データ受信レジスタ1は、入力データDi
を受信、保持し、特定パターン長(ここでは16ビッ
ト)より十分に短いmビットずつアドレス生成器2に出
力するものである。この実施例では、データ受信レジス
タ1は、受信した入力データDiを、AMI信号の1符
号に対応している2ビットずつ出力する。
【0021】アドレス生成器2には、メモリ出力データ
レジスタ4に保持されているnビット(ここでは6ビッ
トとする)のアドレス基本データも与えられる。アドレ
ス生成器2は、6ビットのアドレス基本データと、2ビ
ットの入力データとを合成して、パターン変化履歴メモ
リ3に対する読出しアドレスを生成して、パターン変化
履歴メモリ3に与えるものである。この実施例の場合、
アドレス生成器2は、6ビットのアドレス基本データの
下位2ビットのそれぞれと、2ビットの入力データの対
応ビットとの論理和を、読出しアドレスの下位2ビット
とし、アドレス基本データの上位4ビットを読出しアド
レスの上位4ビットとする処理を行なって、6ビットの
読出しアドレスを形成する。
【0022】なお、後述する図4に示すように、アドレ
ス基本データの下位2ビットは「00」であるので、読
出しアドレスにおける下位2ビットには2ビットの入力
データがそのまま現れている。
【0023】パターン変化履歴メモリ3は、例えばRO
Mで構成されており、後述する図4に示すように、アド
レスに対応して8ビットのデータを格納しており、その
上位6ビットは、次回の読出し時のアドレス基本データ
になっており、下位2ビットは、特定パターンを検出し
たか否かを示す検出結果フラグになっている。
【0024】メモリ出力データレジスタ4は、パターン
変化履歴メモリ3から読み出された8ビットデータの上
位6ビット、すなわち、次回の読出し時のアドレス基本
データを保持するものであり、上述のように、このアド
レス基本データがアドレス生成器2に供給される。
【0025】判定結果レジスタ5は、パターン変化履歴
メモリ3から読み出された8ビットデータの下位2ビッ
ト、すなわち、特定パターンを検出したか否かを示す検
出結果フラグを保持するものである。この判定結果レジ
スタ5に保持されている検出結果フラグが、検出結果を
利用する図示しない制御部等によって参照される。
【0026】図4は、パターン変化履歴メモリ3の構成
を示したものである。上述したように、パターン変化履
歴メモリ3は、各アドレスに対応して、6ビットの次回
の読出し時のアドレス基本データと、2ビットの検出結
果フラグの計8ビットデータを格納している。
【0027】図4に示したパターン変化履歴メモリ3の
構成は、以下の考え方に従ってなされている。
【0028】今、検出対象となっている2種類の特定パ
ターン「0000000100000000」(以下、
第1の特定パターンと呼ぶ)又は「000000110
0000000」(以下、第2の特定パターンと呼ぶ)
は16ビットであり、パターン変化履歴メモリ3の読出
しは、入力データの2ビット毎に行なうため、第1又は
第2の特定パターンを検出するためには、8回(8段
階)の読出し動作が必要である。
【0029】第1の特定パターンが2ビットずつ入力さ
れる各段階には、各段階に固有のアドレスA11〜A1
8を割当て、また、第2の特定パターンが2ビットずつ
入力される各段階にも、各段階に固有のアドレスA21
〜A28を割当てている。また、第1及び第2の特定パ
ターンに対する各段階を明確に区別するように、アドレ
スの上位4ビットは第1及び第2の特定パターンに対す
る各段階で個別の値を付与している。なお、第1及び第
2の特定パターンの最初に入力される6ビットは、同じ
「000000」であるので、3段階までの固有アドレ
スA11〜A13及びA21〜A23は同じものになっ
ている。
【0030】当然に、x段階まで特定パターンに従って
いなければ、x+1段階の特定パターンの2ビットが入
力された否かを判定する必要はない。
【0031】そこで、x段階での特定パターンに割当て
られている固有アドレスA1x及びA2xのアドレス基
本データには、アドレス生成器2によってx+1段階の
正しい2ビットと合成されたときにx+1段階の固有の
アドレスA1(x+1)、A2(x+1)となるデータ
を格納し、一方、x−1段階までは特定パターンに従っ
ていても今回入力されたアドレスが固有のアドレスでな
ければ初期状態に戻るように、固有アドレスA11〜A
18及びA21〜A28以外のアドレスのアドレス基本
データには、初期状態に対応する「000000」(他
の値を初期状態の値に選定しても良い)を格納してい
る。
【0032】最終の8段階の固有アドレスA18及びA
28の次回の読出し時のアドレス基本データには、検出
が終了したので、次の検出を実行できるように、初期状
態に対応する「000000」を格納している。
【0033】また、特定パターンが検出し終えること
は、8段階の固有アドレスA18及びA28に達するこ
とであるので、その固有アドレスA18及びA28の検
出結果フラグには検出を示す2ビットを格納し、これら
以外のアドレス(他段階の固有アドレスを含む)の検出
結果フラグには非検出を示す2ビット「00」を格納し
ている。ここで、固有アドレスA18の検出結果フラグ
には「01」を格納し、固有アドレスA28の検出結果
フラグには「11」を格納し、検出された特定パターン
が第1又は第2の特定パターンのいずれであるかをも識
別できるようにしている。
【0034】なお、図4において、アドレスとして下位
2ビットが「10」のアドレスを用意していないのは、
3値信号が「10」に変換されることがないAMI信号
を変換した特定パターンを検出対象としているためであ
る。
【0035】以下、第1の特定パターン「000000
0100000000」の検出手順を説明する。
【0036】この第1の特定パターン「0000000
100000000」が入力されたときには、データ受
信レジスタ1から、2ビット「00」、「00」、「0
0」、「01」、「00」、「00」、「00」、「0
0」が順次出力される。
【0037】初期状態においては、メモリ出力データレ
ジスタ4にはアドレス基本データとして「00000
0」が格納されており、1段階目の2ビット「00」が
データ受信レジスタ1から出力されたときには、アドレ
ス生成器2からこれらが合成されたアドレスA11「0
00000」が出力され、これにより、パターン変化履
歴メモリ3からアドレス基本データ「000100」及
び検出結果フラグ「00」が出力され、それぞれ、メモ
リ出力データレジスタ4及び判定結果レジスタ5に格納
される。
【0038】この状態で、2段階目の2ビット「00」
がデータ受信レジスタ1から出力されたときには、アド
レス生成器2からアドレスA12「000100」が出
力され、これにより、パターン変化履歴メモリ3からア
ドレス基本データ「001000」及び検出結果フラグ
「00」が出力され、それぞれ、メモリ出力データレジ
スタ4及び判定結果レジスタ5に格納される。
【0039】この状態で、3段階目の2ビット「00」
がデータ受信レジスタ1から出力されたときには、アド
レス生成器2からアドレスA12「001000」が出
力され、これにより、パターン変化履歴メモリ3からア
ドレス基本データ「001100」及び検出結果フラグ
「00」が出力され、それぞれ、メモリ出力データレジ
スタ4及び判定結果レジスタ5に格納される。
【0040】以下、データ受信レジスタ1からこれに続
く2ビット「01」、「00」、「00」、「00」、
「00」が出力される毎に同様なメモリ読出し動作が繰
返され、アドレス生成器2からのアドレスが、第1の特
定パターンに固有なアドレスA13、A14、…、A1
8で順次変化していく。
【0041】固有アドレスA18が、パターン変化履歴
メモリ3に入力されたときには、アドレス基本データ
「000000」及び検出結果フラグ「01」が出力さ
れ、それぞれ、メモリ出力データレジスタ4及び判定結
果レジスタ5に格納される。
【0042】図示しない制御部等は、例えば、データ受
信レジスタ1から2ビットが出力される毎に、判定結果
レジスタ5の内容を捕捉し、「01」が格納されている
ことを捕らえたときには、第1の特定パターンを受信し
たことを認識する。
【0043】第2の特定パターン「000000110
0000000」が入力されたときの検出手順も同様で
ある。すなわち、データ受信レジスタ1から2ビット
「00」、「00」、「00」、「01」、「00」、
「00」、「00」、「00」が出力される毎に上記と
同様なメモリ読出し動作が繰返され、アドレス生成器2
からのアドレスが、第2の特定パターンに固有な段階ア
ドレスA21、A22、…、A28で変化していき、固
有アドレスA28が、パターン変化履歴メモリ3に入力
されたときには、アドレス基本データ「000000」
及び検出結果フラグ「11」が出力されてそれぞれ、メ
モリ出力データレジスタ4及び判定結果レジスタ5に格
納され、図示しない制御部等が、判定結果レジスタ5に
「11」が格納されていることを捕らえたときに、第2
の特定パターンを受信したことを認識する。
【0044】なお、第1及び第2の特定パターンが入力
されていないときには、途中まで同じ2ビット入力デー
タが到来していても、パターンから外れた2ビット入力
データが入力された段階で固有アドレスA11〜A1
8、A21〜A28とは異なるアドレスがアドレス生成
器2から出力されて初期状態に戻り、この間に出力され
る検出結果フラグは、常時、非検出を表す「00」にな
っている。
【0045】上記実施例によれば、入力データとアドレ
ス基本データとを合成したアドレスによって、パターン
変化履歴メモリからアドレス基本データ及び検出結果フ
ラグを読出す動作を繰返すという単純な処理手順によっ
て特定パターンを検出することができる。また、必要と
するレジスタを少なくしている。
【0046】その結果、ハードウェアで装置を構築して
も簡単なものとなる。また、DSP等によるソフトウェ
アやファームウェアで構築しても、分岐等がない単純な
処理なので、他の処理にDSP等の能力を発揮させるこ
とができる。さらに、レジスタが少ないので、汎用レジ
スタを利用したとしても、レジスタに対する条件設定時
間等のオーバーヘッドを少なくでき、この点からも、他
の処理にDSP等の能力を発揮させることができる。
【0047】上記実施例においては、メモリ出力データ
レジスタ4を備えるものを示したが、パターン変化履歴
メモリ3からアドレス生成器2に直接アドレス基本デー
タを出力するものであっても良い。
【0048】また、アドレス基本データと入力データと
の合成方法は、上記実施例のものに限定されるものでは
ない。例えば、アドレス基本データの下位に入力データ
を追加する方法や、上記実施例とは異なる論理演算によ
るものであっても良い。
【0049】さらに、各種データのビット数も上記実施
例のものに限定されるものではないことは勿論である。
上記実施例においては、AMI信号を2値信号に変換し
た信号から検出するものであるため、データ受信レジス
タ1から2ビット単位に出力させるものを示したが、一
般的には1ビット単位に出力させるものが多くなると思
われる。
【0050】さらにまた、上記実施例の説明では、パタ
ーン変化履歴メモリ3が例えばROMで構成されている
と説明したが、RAMで構成されていても良い。すなわ
ち、パターン検出のためのデータを他の装置からパター
ン変化履歴メモリ3に設定できるようにしても良い。こ
の場合には、同一の特定パターン検出装置で検出可能な
特定パターン数が増大する。
【0051】また、本発明の特定パターン検出装置を利
用できる装置は、デジタル加入者回路に限定されるもの
ではなく、特定パターンの検出を必要とする装置に広く
適用することができる。
【0052】さらに、検出結果フラグに、特定パターン
の検出途中であることの値(図4の例では「10」)を
設けるようにしても良い。例えば、図4の固有アドレス
A11〜A17、A21〜A27の検出結果フラグに係
る値を設定しても良い。
【0053】
【発明の効果】以上のように、本発明の特定パターン検
出装置によれば、アドレス生成手段が、mビットの入力
データが与えられる毎に、そのmビット入力データとそ
の時点で出力されているアドレス基本データとを合成し
てメモリに読出しアドレスとして与えて、メモリからア
ドレス基本データと検出結果フラグとを出力させ、かか
るメモリ読出し動作を繰返して、特定パターンの入力終
了時には検出を表す検出結果フラグを出力させるように
したので、処理が非常に単純となり、ハードウェアで構
成しても簡単なものとなり、ソフトウェアやファームウ
ェアで構成するにも適したものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例のブロック図である。
【図2】従来のブロック図である。
【図3】従来の特定パターン検出手順を示すフローチャ
ートである。
【図4】実施例のパターン変化履歴メモリの構成図であ
る。
【符号の説明】
1…データ受信レジスタ、2…アドレス生成器、3…パ
ターン変化履歴メモリ、4…メモリ出力データレジス
タ、5…判定結果レジスタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小林 昭治 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 中野 千代美 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 遠藤 泰史 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電気 工業株式会社内 (72)発明者 柿沼 隆馬 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力データから特定パターンを検出する
    特定パターン検出装置において、 各アドレスに対応して、次回の読出しアドレスの基準と
    なるアドレス基本データと、特定パターンの検出、非検
    出を表す検出結果フラグとでなるデータを格納している
    メモリであって、上記アドレス基本データが、特定パタ
    ーンの入力時における当該メモリに与える読出しアドレ
    ス履歴と、特定パターンの非入力時における当該メモリ
    に与える読出しアドレス履歴とを異なるようにさせるも
    のであるメモリと、 入力データが、対象とする特定パターンの長さより短い
    mビット毎に与えられ、このmビットの入力データと、
    上記アドレス基本データとを合成して上記メモリへの読
    出しアドレスを生成するアドレス生成手段とを備えたこ
    とを特徴とする特定パターン検出装置。
  2. 【請求項2】 上記メモリが、 特定パターンをmビットずつに分割した各入力段階毎に
    固有アドレスが割当てられ、 ある入力段階に対応する固有アドレスのアドレス基本デ
    ータには、次の入力段階の正しいmビット入力データと
    合成されたときに次の入力段階に対応する固有アドレス
    となるデータが格納され、 固有アドレス以外のアドレスのアドレス基本データに
    は、初期状態用のデータが格納され、 最終入力段階に対応する固有アドレスの検出結果フラグ
    にのみ、検出を表す値が格納されているものであること
    を特徴とする請求項1に記載の特定パターン検出装置。
  3. 【請求項3】 最終入力段階に対応する固有アドレスの
    アドレス基本データに初期状態用のデータが格納されて
    いることを特徴とする請求項2に記載の特定パターン検
    出装置。
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