JPH09182453A - 電動機制御装置 - Google Patents

電動機制御装置

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JPH09182453A
JPH09182453A JP7336963A JP33696395A JPH09182453A JP H09182453 A JPH09182453 A JP H09182453A JP 7336963 A JP7336963 A JP 7336963A JP 33696395 A JP33696395 A JP 33696395A JP H09182453 A JPH09182453 A JP H09182453A
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M7/00Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
    • H02M7/42Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal
    • H02M7/44Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters
    • H02M7/48Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
    • H02M7/483Converters with outputs that each can have more than two voltages levels
    • H02M7/487Neutral point clamped inverters

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  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】共通のコンバータに複数台のインバータが接続
される電動機制御装置において、直流中性点の対地電位
を安定化させ、電力変換装置の小形化、低コスト化を実
現することができる保護信頼性の高い電動機制御装置を
得る。 【解決手段】交流電力を直流電力に変換するものであっ
て、直流中間回路として直流中性点を有する共通のコン
バータ11と、11により変換された直流電力を交流電
力に変換するものであって、直流中間回路としてそれぞ
れ直流中性点を有する複数台のインバータ14と、11
及び14のそれぞれの直流中性点をヒューズ19とイン
ピーダンス素子17の並列回路を介して接地するように
構成した電動機制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は入力電力を電力変換
する電力変換装置を介して電動機を可変速運転する電動
機制御装置に係り、特に電力変換装置の小形化とシステ
ムの保護性の向上及び運転信頼性の向上を図った電動機
制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明に関する電動機制御装置に応用さ
れる電力変換装置としては、例えば多レベルインバータ
(特開昭55−43996、ブリッジインバータ変換回
路とその変換方法)がある。この多レベルインバータ回
路には種々の方式があるが、ここでは本発明と対比して
理解しやすくするため、特開平6−197540(以下
第1の公知例と称する)に示される電力変換装置を引用
して説明する。
【0003】図4は従来技術の多レベルインバータの主
回路例を示す図であり、図5は第1の公知例の電力変換
装置の主回路構成例を示す。図4において、11は共通
のコンバータ、11と13はコンデンサ、14は3レベ
ルインバータ回路で、直流入力端子P,O,N、及び交
流出力端子U,V,Wを有し、各相はGTO(ゲートタ
ーンオフサイリスタ)やIGBT(絶縁ゲートバイポー
ラトランジスタ)などの半導体スイッチS1,S2,S
3,S4で構成し、出力端子U,V,Wに図示しない電
動機を接続して電動機制御装置を構成する。
【0004】この3レベルインバータ回路14の詳細な
動作については、既に前記引用文献などにより公知であ
るため、説明を省略するが、コンバータ11の直流電圧
は、直列接続されたコンデンサ12と13で分圧され3
レベルインバータ回路14の直流入力端子P,O,Nに
加えられ、3レベルインバータ回路14で交流電圧に変
換され出力端子U,V,Wより任意の周波数の交流電圧
となって出力される。この時出力端子U,V,Wには半
導体スイッチS1,S2,S3,S4の選択によって3
レベルの電圧を得るため、出力する交流電力に含まれる
高調波成分が少なく、電動機を安定に可変運転すること
ができる。またコンデンサ12と13で直流電圧が1/
2づつに分割されているため、半導体スイッチS1,S
2,S3,S4にはコンデンサ12または13の分電圧
が印加され、半導体スイッチS1,S2,S3,S4は
直接2個の半導体スイッチを直列接続して使用する方式
よりも電圧利用率が向上するなどの特徴がある。
【0005】図4の電力変換装置を使用した電動機制御
装置では、前記したような特徴が公知であるが、電力変
換装置や電動機制御装置の絶縁耐圧は、コンバータ11
の直流電圧をベースに装置の絶縁設計を行うので半導体
スイッチS1,S2,S3,S4やコンデンサ12,1
3などの主回路用品の電圧定格を大きくする必要があっ
た。
【0006】この対策として、図5の第1の公知例が提
案された。図5では直流中性点の直流入力端子0が直流
電源15,16の中性点となるように、コンバータ11
を直流電源15と16に分割して直流中性点の直流入力
端子0をインピーダンス素子17を介して接地極18に
接地しているので、電力変換装置の絶縁耐圧を図4の方
式の約半分に低減することができる。
【0007】図5の方式による電動機制御装置では直流
中性点の直流入力端子0(以下直流中性点とする)がイ
ンピーダンス素子17によって接地されているため、理
想的な状態ではコンデンサ12と13や3レベルインバ
ータ回路14の主回路部品に印加される電圧は、接地極
18との間で図4の方式の半分となり、これらの主回路
部品は絶縁耐圧を低減することができ、部品の小形化に
よる電力変換装置の絶縁距離の減少を含めた小形化、軽
量化などが可能となる特徴がある。
【0008】電動機制御装置では、制御する電動機を高
速で可変速するため、電力変換装置の出力電圧の変化も
激しい特徴がある。また、入力電源と電力変換装置や、
電力変換装置と電動機の接続電線も長くなり、電力変換
装置自身や電動機の浮遊キャパシタンスに加えて、接続
電線の浮遊キャパシタンスも非常に大きくなる。特に大
容量の電動機を使用する電動機制御装置では、電力変換
装置が接地される電気室と、電動機が設置される負荷エ
リア間の距離が百メートル近くになる場合もあるので、
前記浮遊キャパシタンスは一層大きくなる傾向にある。
【0009】このように電動機制御装置の浮遊キャパシ
タンスが大きいと、電動機制御装置の運転中にインピー
ダンス素子にも大きな接地電流が流れる。このように大
きな接地電流が流れると次の問題があった。 (1)大きな接地電流が常時流れるとインピーダンス素
子に誘起される電圧も大きくなり、電力変換装置の主回
路部品の絶縁距離を大きくする必要があり、電力変換装
置のコスト上昇、大形化が必要となる。 (2)インピーダンス素子のインピーダンスを下げすぎ
ると、万一の接地事故時には非常に過大な事故電流が流
れ続けることになり、接地事故時の安全性が確保できな
くなる。 (3)接地事故時に過大な接地電流が流れ続けると、電
動機制御装置をすぐに運転停止する必要があり、このシ
ステムで操業していた負荷側では不良製品などの2次損
害が発生する。
【0010】このような従来技術の問題を解決する方法
として、図6に示す特開平6−86563(第2の公知
例)の電流変換装置があり、また特開平7−13578
0(第3の公知例)に示す電動機制御装置などがある。
【0011】図6において、19はヒューズで、コンバ
ータ11の直流中性点Oをヒューズ19あるいはヒュー
ズ19とインピーダンス素子17の並列回路で接地極1
8に接地する方法である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前述の第3の公知例に
あっては、コンバータ11と3レベルインバータ回路1
4とが1対1に対応する構成で電動機制御装置の構成が
比較的コンパクトな場合には有効な方法である。しか
し、図6に示すコンバータ11が共通の直流電源とな
り、3レベルインバータ回路141,142が複数台設
けられ、共通のコンバータ11より直流電力を3レベル
インバータ回路14の分数台にそれぞれ入力するような
電動機制御装置では次の問題があった。 (1)一般に電動機制御装置の構成として、コンバータ
11、複数台のそれぞれの3レベルインバータ回路14
は、収納する盤が独立して設けられており、直流中性点
Oのラインも非常に長い回路構成が必要となっている。
このような大形の電動機制御装置では、常時流れる大き
な接地電流により、直流中性点Oのラインドロップも大
きくなり、各3レベルインバータ回路14の接地電位も
大きく変動し、主回路部品の絶縁距離を大きくする必要
があり、電力変換装置のコスト上昇、大形化が必要とな
る問題を充分に解決できなかった。 (2)共通のコンバータ11に複数台の3レベルインバ
ータ回路14を接続する図6の如き電動機制御装置にお
いては、それぞれの3レベルインバータ回路14は、点
検作業や事故調査などの理由で、コンバータ11や他の
3レベルインバータ回路の主回路課電中(運転中)に主
回路切離しや主回路投入が行われる場合が多い。またコ
ンデンサ12と13はコンバータ11や複数台の3レベ
ルインバータ回路14に分割されて収納されているた
め、主回路切離し時に充電されたコンデンサ12や13
による接地電位の急上昇や、主回路投入時の主回路課電
中のコンバータ11や3レベルインバータ回路14の直
流中性点Oの電位急変などの問題があった。
【0013】本発明は、前述の従来技術の欠点を除去す
るためになされたもので、共通のコンバータに複数台の
インバータが接続される電動機制御装置において、直流
中性点の対地電位を安定化させ、電力変換装置の小形
化、低コスト化を実現することができる保護信頼性の高
い電動機制御装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に対応する発明は、交流電力を直流電力に
変換するものであって、直流中間回路として直流中性点
を有する共通のコンバータと、前記コンバータにより変
換された直流電力を交流電力に変換するものであって、
直流中間回路としてそれぞれ直流中性点を有する複数台
のインバータと、前記コンバータ及びインバータのそれ
ぞれの直流中性点をヒューズ、あるいはヒューズとイン
ピーダンス素子の並列回路を介して接地することを特徴
とする電動機制御装置である。
【0015】請求項1に対応する発明によれば、ヒュー
ズ、あるいはヒューズとインピーダンス素子の並列回路
で、コンバータ及びそれぞれのインバータの直流中性点
を接地したために、直流中性点の配線が長くなる大形の
電動機制御装置においても接地電位の変動を抑制して、
主回路部品の絶縁耐圧を減少させ、電動機制御装置を小
形化、低コスト化することができる。
【0016】前記目的を達成するため、請求項2に対応
する発明は、交流電力を直流電力に変換するものであっ
て、直流中間回路として直流中性点を有する共通のコン
バータと、前記コンバータにより変換された直流電力を
交流電力に変換するものであって、直流中間回路として
それぞれ直流中性点を有する複数台のインバータと、前
記コンバータの直流中性点をヒューズ、あるいはヒュー
ズとインピーダンス素子の並列回路を介して接地し、か
つ前記複数台のインバータの直流中性点をそれぞれイン
ピーダンス素子を介して接地することを特徴とする電動
機制御装置である。
【0017】請求項2に対応する発明によれば、コンバ
ータの直流中性点をヒューズ、あるいはヒューズとイン
ピーダンス素子の並列回路で接地し、かつそれぞれのイ
ンバータの直流中性点をインピーダンス素子で接地して
いるため、各インバータごとに主回路の切離しや主回路
投入が行われても、それぞれのインバータの接地電位の
変動を抑制することができ、主回路部品の絶縁耐圧を減
少させ、電動機制御装置を小形化、低コスト化すること
ができる。
【0018】前記目的を達成するため、請求項3に対応
する発明は、交流電力を直流電力に変換するものであっ
て、直流中間回路として直流中性点を有する共通のコン
バータと、前記コンバータにより変換された直流電力を
交流電力に変換するものであって、直流中間回路として
それぞれ直流中性点を有する複数台のインバータと、前
記複数台のインバータの直流中性点のみを、それぞれヒ
ューズ、あるいはヒューズとインピーダンス素子の並列
回路を介して接地することを特徴とする電動機制御装置
である。
【0019】請求項3に対応する発明によれば、それぞ
れのインバータの直流中性点をヒューズ、あるいはヒュ
ーズとインピーダンス素子の並列回路を介して接地して
いるために、各インバータごとに主回路の切離しや、主
回路投入が行われても、それぞれのインバータの接地電
位の変動を抑制することができ、主回路部品の絶縁耐圧
を減少させ、電動機制御装置を小形化、低コスト化する
ことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、図面を参照して説明するが、図6と同一部分には同
一符号を付して説明する。 <第1の実施形態(請求項1に対応)>図1に示すよう
に、複数の3レベルインバータ回路14の直流中性点O
を、それぞれヒューズ19とインピーダンス素子17か
らなる並列回路を介して接地極18にそれぞれ接地し、
またこれ以外に図6と同様に共通のコンバータ11の直
流中性点Oのヒューズ19とインピーダンス素子17か
らなる並列回路を介して接地極18に接地したものであ
る。
【0021】このようにヒューズ19とインピーダンス
素子17からなる並列回路で直流中性点Oを接地する
と、入力電源と電力変換装置及び電力変換装置と電動機
間の接続電線が長く、またコンバータ11に多数台の3
レベルインバータ回路14が接続されても、それぞれの
コンバータ11や3レベルインバータ回路14の直流中
性点Oが多点接地されており、電力変換装置や電動機の
浮遊キャパシタンスが大きくても、接地電流の大部分は
ヒューズ19側を流れることになり、インピーダンス素
子17の両端の電位は定常時上昇することがない。万一
の接地事故時には、過大な事故電流が流れるが、この事
故電流によってヒューズ19が溶断して、インピーダン
ス素子17を介して直流中性点Oが接地されることにな
るため、事故電流はインピーダンス素子17で制限され
て抑制される。従って接地電位が上昇するのはインピー
ダンス素子17で事故電流を抑制している短時間のみと
なる。
【0022】このようにコンバータ11および3レベル
インバータ回路14の直流中性点Oをそれぞれ、ヒュー
ズ19とインピーダンス素子17からなる並列回路を介
して接地することによって、電動機制御装置の直流中性
点Oの電位は、定常運転中は接地極18の電位に近づく
ため、直流電源15,16やコンデンサ12,13、3
レベルインバータ回路14などの絶縁耐圧を接地電位の
上昇に対応して従来技術の如く増加させる必要がなくな
り、主回路部品を小形化することができ、電力変換装置
も絶縁距離を小さくできるから、電力変換装置も小形軽
量化でき、電動機制御装置を低コスト化することがで
き、過大な事故電流が流れ続けるのを防止する保護性も
大幅に向上する。電力変換装置の万一の接地事故時に、
過大な接地電流が流れ続けるのをヒューズ19の溶断に
よって防止できるから、接地事故に対する保護信頼性が
向上できる。
【0023】以上述べた第1の実施形態は、コンバータ
11および3レベルインバータ回路14の直流中性点O
を、それぞれヒューズ19とインピーダンス素子17か
らなる並列回路を介して接地する場合について説明した
が、これをインピーダンス素子17を設けずヒューズ1
9のみ構成としても同様な効果が得られる。
【0024】以上述べた第1の実施形態によれば、共通
のコンバータ11に、複数台のインバータ14を接続す
る電動機制御装置では、点検作業や事故調査のため、各
インバータ14単位で共通のコンバータ11の運転中に
主回路切離しや主回路投入の必要性があるが、複数台の
インバータ14の直流中性点Oをヒューズ19あるいは
ヒューズ19とインピーダンス素子17の並列回路、ま
たはインピーダンス素子17のみで接地することによ
り、複数台インバータで構成される電動機制御装置の直
流中性点の電位変動を抑制し、接地事故に対する保護信
頼性向上と、運転信頼性を向上させことが可能となる。
【0025】<第2の実施形態(請求項2に対応)>図
2に示すように、共通のコンバータ11の直流中性点O
をヒューズ19とインピーダンス素子17の並列回路を
介して接地し、かつ複数台の3レベルインバータ回路1
4の直流中性点Oをそれぞれインピーダンス素子17を
介して接地極18に接地するように構成したものであ
る。請求項2に対応する実施例を示す回路図である。
【0026】図2の如く構成することによって、前述の
実施形態と同様に電力変換装置や電動機の浮遊キャパシ
タンスが大きくても、それぞれの3レベルインバータ回
路14の直流中性点Oがインピーダンス素子17によっ
て接地される結果、接地電位が安定化できる。
【0027】また、図2の如く多数台の3レベルインバ
ータ回路14が共通のコンバータ11に接続される電動
機制御装置では、それぞれの3レベルインバータ回路1
4は、点検作業や事故調査などの理由で、コンバータ1
1や他の3レベルインバータ回路14の主回路運転中
に、主回路切離しや主回路投入が行われる場合がある。
【0028】このような操作が行われても、それぞれの
3レベルインバータ回路14の直流中性点Oがインピー
ダンス素子17によって接地されているため、主回路切
離し時に充電されたコンデンサ12と13の電荷による
接地電位の急上昇や、主回路投入時に他の主回路課電中
の3レベルインバータ回路14やコンバータ11の直流
中性点Oが電位的に急変するのを防止することができ
る。この結果電力変換装置も小形軽量化でき、電動機制
御装置を低コスト化でき、複数台の3レベルインバータ
回路14を共通のコンバータ11に接続した電動機制御
装置を実用化できる。
【0029】以上述べた第2の実施形態は、コンバータ
11の直流中性点Oを、ヒューズ19とインピーダンス
素子17からなる並列回路を介して接地する場合につい
て説明したが、これをインピーダンス素子17を設けず
ヒューズ19のみ構成としても同様な効果が得られる。
【0030】以上述べた第2の実施形態によれば、共通
のコンバータ11に、複数台のインバータ14を接続す
る電動機制御装置では、点検作業や事故調査のため、各
インバータ14単位で共通のコンバータ11の運転中に
主回路切離しや主回路投入の必要性があるが、複数台の
インバータ14の直流中性点Oを、インピーダンス素子
17のみで接地することにより、複数台インバータで構
成される電動機制御装置の直流中性点の電位変動を抑制
し、接地事故に対する保護信頼性向上と、運転信頼性を
向上させことが可能となる。
【0031】<第3の実施形態(請求項3に対応)>図
3に示すように、複数台の3レベルインバータ回路14
の直流中性点Oのみを、それぞれヒューズ19と抵抗2
0を直列接続し、かつこれにインピーダンス素子19を
並列した回路を介して接地極18に接地したものであ
る。この場合、ヒューズ19に直列に接続されている抵
抗20は、事故時の電流を抑制する目的のために挿入さ
れている。
【0032】このように構成することにより、共通のコ
ンバータ11の直流中性点Oは直接接地されないが、各
3レベルインバータ回路14側でヒューズ19とインピ
ーダンス素子17の並列回路を介した多点接地が行われ
ているため、前述の第2の実形態と同様の効果を得るこ
とができる。
【0033】以上述べた第3の実施形態は、3レベルイ
ンバータ回路14の直流中性点Oを、抵抗20を直列接
続したヒューズ19とインピーダンス素子17からなる
並列回路を介して接地する場合について説明したが、こ
れをインピーダンス素子17と抵抗20、あるいはイン
ピーダンス素子17を設けずヒューズ19のみの構成と
しても同様な効果が得られる。
【0034】以上述べた第3の実施形態によれば、共通
のコンバータ11に、複数台のインバータ14を接続す
る電動機制御装置では、点検作業や事故調査のため、各
インバータ14単位で共通のコンバータ11の運転中に
主回路切離しや主回路投入の必要性があるが、複数台の
インバータ14の直流中性点Oをヒューズ19あるいは
ヒューズ19とインピーダンス素子17の並列回路で接
地することにより、複数台インバータで構成される電動
機制御装置の直流中性点の電位変動を抑制し、接地事故
に対する保護信頼性向上と、運転信頼性を向上させこと
が可能となる。
【0035】<変形例>その他、本発明の実施形態では
直流中性点Oを理解しやすくするため、図4に示す3レ
ベルインバータ回路14に適用した場合について説明し
たが、本発明はこれに限らず直流電力を交流電力に変換
するインバータ回路は種々の方式が公知であり、このよ
うな回路であっても同様な効果が得られる。その他、本
発明の要旨を変更しない範囲において、種々の設計変更
を行って実施できるものである。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、共通のコンバータに複
数台のインバータが接続される電動機制御装置におい
て、直流中性点の対地電位を安定化させ、電力変換装置
の小形化、低コスト化を実現することができる保護信頼
性の高い電動機制御装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電動機制御装置の第1の実施形態を示
す要部構成図。
【図2】本発明の電動機制御装置の第2の実施形態を示
す要部構成図。
【図3】本発明の電動機制御装置の第3の実施形態を示
す要部構成図。
【図4】従来の電動機制御装置の電力変換装置の構成
図。
【図5】従来の電動機制御装置の第1の例を示す要部構
成図。
【図6】従来の電動機制御装置の第2の例を示す要部構
成図。
【符号の説明】
11…共通のコンバータ、 12,13…コンデンサ、 14…3レベルインバータ回路、 15,16…直流電源 17…インピーダンス素子、 18…接地極、 19…ヒューズ、 20…抵抗。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電力を直流電力に変換するものであ
    って、直流中間回路として直流中性点を有する共通のコ
    ンバータと、 前記コンバータにより変換された直流電力を交流電力に
    変換するものであって、直流中間回路としてそれぞれ直
    流中性点を有する複数台のインバータと、 前記コンバータ及びインバータのそれぞれの直流中性点
    をヒューズ、あるいはヒューズとインピーダンス素子の
    並列回路を介して接地することを特徴とする電動機制御
    装置。
  2. 【請求項2】 交流電力を直流電力に変換するものであ
    って、直流中間回路として直流中性点を有する共通のコ
    ンバータと、 前記コンバータにより変換された直流電力を交流電力に
    変換するものであって、直流中間回路としてそれぞれ直
    流中性点を有する複数台のインバータと、 前記コンバータの直流中性点をヒューズ、あるいはヒュ
    ーズとインピーダンス素子の並列回路を介して接地し、
    かつ前記複数台のインバータの直流中性点をそれぞれイ
    ンピーダンス素子を介して接地することを特徴とする電
    動機制御装置。
  3. 【請求項3】 交流電力を直流電力に変換するものであ
    って、直流中間回路として直流中性点を有する共通のコ
    ンバータと、 前記コンバータにより変換された直流電力を交流電力に
    変換するものであって、直流中間回路としてそれぞれ直
    流中性点を有する複数台のインバータと、 前記複数台のインバータの直流中性点のみを、それぞれ
    ヒューズ、あるいはヒューズとインピーダンス素子の並
    列回路を介して接地することを特徴とする電動機制御装
    置。
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