JPH09181996A - ビデオ画像表示方式 - Google Patents

ビデオ画像表示方式

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JPH09181996A
JPH09181996A JP7329111A JP32911195A JPH09181996A JP H09181996 A JPH09181996 A JP H09181996A JP 7329111 A JP7329111 A JP 7329111A JP 32911195 A JP32911195 A JP 32911195A JP H09181996 A JPH09181996 A JP H09181996A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2つの独立したビデオ信号の画像を同時に表
示すること。 【解決手段】 第1のビデオ信号をこの信号の同期信号
と同期して第1のメモリ17に第1の所定周波数で記憶
し、第2のビデオ信号をこの信号の同期信号と同期して
第2のメモリ22に第1の所定周波数で記憶し、第1及
び第2のビデオ信号をマスタ同期信号と同期して第1及
び第2のメモリから第2の所定周波数で交互にライン方
向に読出し、第1及び第2のビデオ信号に対応する画像
を1つのビデオスクリーンに表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スクリーン上で2
画像を同時に表示するテレビジョン受像機に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】副画像用のメモリを用い、テレビジョン
受像機のスクリーン上に同時に2つの画像を、一方は主
画像とし、他方は主画像内の副画像として表示すること
は、よく知られている。この2画像表示は、「ピクチャ
インピクチャ(画中画)」と呼ばれている。しかし、副
画像は小さなサイズで表示されるため、画像の細部を示
すには画質が不充分である。したがって、日本特許出願
公開第61−193580号、第61−208981号
及び第62−47280号公報に示されるように、ライ
ンメモリを用いてスクリーン上に同時に2画像を同じサ
イズで表示することが提案された。しかし、このように
ラインメモリを用いる2画像表示は、2つの画像に対す
る2つのビデオ信号が互いに同期している場合にしか、
実現できないものである。
【0003】他方、フィールドメモリを用いることによ
り、通常のフィールド周波数の2倍でフリッカ(明滅)
のない画像を表示することも知られている。そこで、フ
ィールドメモリを用いてスクリーン上に2画像を同じサ
イズで同時に表示することが考えられてきた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】したがって、本発明の
課題は、テレビジョン受像機のスクリーン上に2つの独
立したビデオ信号の画像をほぼ同じサイズで同時に表示
する方法及び装置を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題は、請求項1
に記載の方法及び請求項2に記載の装置によって解決さ
れる。
【0006】本発明のビデオ画像表示方法によれば、2
つの独立したビデオ信号の画像をほぼ同じサイズで表示
することができる。本発明によるテレビジョン受像機
は、2つの画像を同じか又は類似のサイズでそのスクリ
ーン上に同時に表示できる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を具
体的に説明する。図1は、本発明によるテレビジョン受
像機の例を示す概略ブロック図である。図1において、
テレビジョン受像機1はアンテナ入力2を有し、これは
1つ以上のチューナ3及び4に接続される。各チューナ
は、ビデオIF信号復調器及び音声信号復調器を有し、
夫々1つ以上の複合ビデオ信号及びこれに付随する音声
信号を発生する。チューナ3及び4は、音声及びビデオ
信号スイッチャ(以下「AVスイッチャ」という。)5
に接続され、これに複合ビデオ信号及び音声信号を供給
する。補助の音声及びビデオ信号入力(以下「AV入
力」という。)6が同じくAVスイッチャ5に選択用と
して供給される。したがって、AVスイッチャ5は、こ
れらの入力信号の中で選択した2つの複合ビデオ信号及
びこれに付随する音声信号を次の回路に供給する。AV
スイッチャ5により選択された1以上の音声信号は、図
示しない音声信号プロセッサに供給される。音声信号
は、本発明と無関係であるので、説明を省略する。
【0008】AVスイッチャ5によって選択された複合
ビデオ信号は、輝度及び色信号プロセッサ(以下「Y/
Cプロセッサ」という。)7及び8に夫々供給され、そ
こで、夫々の複合ビデオ信号が輝度信号Y並びに色差信
号U及びV(以下、これらY,U及びV信号の組を「Y
/U/V信号」という。)に変換される。通常表示モー
ドでの単一画像又は画中画(以下「PIP」という。)
モードでの主画像として表示されるようにAVスイッチ
ャ5によって選択された複合ビデオ信号は、Y/Cプロ
セッサ7及び高速スイッチS1を介して画像(信号)プ
ロセッサ9に供給され、そこで、Y/U/V信号は必要
な信号処理及び所望の画質調整を受け、RGB形式のビ
デオ画像信号が表示器10に供給される。AV入力6に
供給されるビデオ信号の1つが、R/G/B信号である
こともある。この場合、AVスイッチャ5により選択さ
れたR/G/B信号は、直接画像プロセッサ9に供給さ
れる。
【0009】PIPモードが選択された場合、PIPモ
ードでの副画像として表示されるようAVスイッチャ5
によって選択された複合ビデオ信号は、Y/Cプロセッ
サ8を介してPIPプロセッサ11に供給され、そこ
で、ビデオ信号は信号処理を受け、副画像となるように
画像サイズが縮小される。主画像としてのY/U/V信
号及び副画像としてのY/U/V信号は、副画像として
のY/U/V信号に付随するブランキング信号の制御下
にある高速スイッチS1を介して、画像プロセッサ9に
選択的に供給される。したがって、スクリーンに表示さ
れた主画像内の或る位置に、副画像を小さなサイズで同
時に表示することができる。
【0010】テレビジョン受像機1にはまた、それの操
作を制御する遠隔コントローラ(リモコン)12が設け
られる。したがって、テレビジョン受像機1は、リモコ
ン12から制御信号RSを受信するリモコン信号受信器
13を有し、制御信号RSは、そこで復号されてテレビ
ジョン受像機1を全般的に制御するコントローラ14に
供給される。
【0011】通常のPAL方式のテレビジョン信号は、
25Hzのフレーム周波数、50Hzのフィールド周波
数、1フレームにつき575本の実効ライン数、15.
625kHzのライン周波数、20ms/フィールドの
垂直もしくはフィールド走査速度及び64μs/ライン
のライン走査速度を有する。しかし、この具体例では、
テレビジョン受像機1は、標準PAL方式のテレビジョ
ン信号から100Hzのフィールド周波数でフリッカの
ない画像を発生し、表示することができる。
【0012】図2は、主要部分が図1の画像プロセッサ
9に含まれている、100Hzフリッカなし画像モード
用の信号プロセッサ15の概略ブロック図である。信号
プロセッサ15は、アナログ・デジタル変換器(以下
「ADC」という。)16、フィールドメモリ17、ノ
イズ低減回路18、デジタル・アナログ変換器(以下
「DAC」という。)19、タイミング発生器20及び
マイクロプロセッサ21を含む。最後の2つは、図1の
コントローラ14に含めてもよい。ノイズ低減回路18
は本発明と無関係であるので、その説明は省略する。
【0013】Y/Cプロセッサ7からの50Hzフィー
ルド周波数をもつアナログY/U/V信号は、ADC1
6に供給され、例えばタイミング発生器20から供給さ
れる13.5MHzのクロック信号でサンプリングして
各々を8ビットにデジタル化することにより、対応デジ
タルY/U/V信号に変換される。システムの必要条件
に従い、例えば16MHz又は他のクロック周波数を代
わりに選んでもよい。しかし、実際には、輝度信号Yは
13.5MHzのサンプリング周波数で8ビットにデジ
タル化され、色差信号U及びVは、夫々の信号Y,U及
びVの帯域幅比4:1:1を考慮して、3.375MH
zに等しい13.5/4MHzの別のサンプリング周波
数で8ビットにデジタル化される。
【0014】デジタル色差信号U及びVは夫々2ビット
の4組に分割されてデジタル輝度信号Yと結合され、8
ビットの各デジタル輝度信号Y、2ビットに分割された
各デジタル色差信号U及び2ビットに分割された各デジ
タル色差信号Vは、12ビットの1ワードを構成する。
したがって、52μs以上の各実効ライン走査期間にお
けるアナログY/U/V信号は、13.5MHzのクロ
ック信号の場合、約704以上のワードにデジタル化さ
れる。ワードの数は、上述の理由から4の倍数、例えば
720ワードに選ぶのがよい。ADC16は、Y/U/
V信号を別々に処理する3つの別個のアナログ・デジタ
ル変換器か、又はY/U/V信号を時分割式に処理する
1つ又は2つのアナログ・デジタル変換器を含んでもよ
い。
【0015】フィールドメモリ17は、FIFO(先入
れ先出し)直列レジスタのように動作する2(デュア
ル)ポート・フィールドメモリとして構成したものでよ
い。フィールドメモリ17は、例えば245,760ワ
ードの容量を有し、その書込み及び読出し制御信号の制
御の下でデータの非同期的な書込み及び読出しをするこ
とができる。もっと具体的にいえば、フィールドメモリ
17は、データ入力、データ出力、書込み制御(リセッ
ト書込み、入力イネーブル、書込みイネーブル及び書込
みクロックを含む。)及び読出し制御(リセット読出
し、出力イネーブル、読出しイネーブル及び読出しクロ
ックを含む。)の夫々に関する信号のための端子を有す
る。リセット書込み信号による、内部書込みアドレスポ
インタのためのリセット動作の後、データ入力端子に供
給されるデータを、入力イネーブル(許可)及び書込み
イネーブル信号が有効な間に、書込みアドレスポインタ
によって指定される記憶セルに順次書込むことができ
る。書込みアドレスポインタは、書込みクロック信号に
従ってインクリメント(歩進)される。リセット読出し
信号による内部読出しアドレスポインタのためのリセッ
ト動作の後、読出しクロック信号に従ってインクリメン
トされる読出しアドレスポインタにより指定される記憶
セルから、出力イネーブル及び読出しイネーブル信号が
有効な間に、記憶されたデータをデータ出力端子に順次
読出すことができる。
【0016】例えば、13.5MHzのサンプリング周
波数の場合、約285実効ラインの205,200ワー
ドを構成する各フィールドのデジタルY/U/V信号
は、図3の一番上のラインに示すように、ADC16の
クロック信号と同じ周波数をもちタイミング発生器20
から供給される書込みクロック信号で、各々20msの
間にフィールドメモリ17に順次書込まれる。フィール
ドメモリ17に記憶された同じY/U/V信号は、書込
みクロック信号の2倍の周波数をもちタイミング発生器
20から供給される27MHzの読出しクロック信号
で、図3の上から2番目のラインに示すように10ms
の間に、ただし20msの間に2回続けて順次読出さ
れ、こうして100Hzのフィールド周波数をもつデジ
タルY/U/V信号が発生される。各奇数フィールドA
のデジタルY/U/V信号がフィールドメモリ17から
2回読出される間、図3の第1及び第2ラインに示すよ
うに、同時に各偶数フィールドBのデジタルY/U/V
信号がフィールドメモリ17に書込まれる。その逆の場
合も同様である。
【0017】フィールドメモリ17から読出されたデジ
タルY/U/V信号は、場合に応じノイズ低減回路18
及びスイッチ回路S2を介してDAC19に供給され、
100Hzのフィールド周波数をもつアナログY/U/
V信号に変換される。これは、タイミング発生器20か
ら供給される、フィールドメモリ17の読出しクロック
信号と同じ周波数である27MHzのクロック信号で行
われる。ただし、そのタイミングチャートは図3に示さ
れていない。アナログY/U/V信号はそれから、R/
G/B信号に変換され表示器10に供給される。表示器
10は、そのスクリーンにおいて各ラインを32μs/
ラインのライン走査速度(そのうち、DAC19からの
Y/U/V信号に対応する実効ライン走査期間は26μ
sである。)、31.25kHzのライン周波数で水平
方向に走査し、垂直方向には各奇数フィールドを20m
sの間に2回、各偶数フィールドを20msの間に2
回、100Hzのフィールド周波数で走査する。
【0018】ADC16用のクロック信号、フィールド
メモリ17用の書込み制御信号及び読出し制御信号、並
びにDAC19用のクロック信号は、図2に示す如くタ
イミング発生器20及びマイクロプロセッサ21に供給
される、図1のAVスイッチャ5によって選択された複
合ビデオ信号の水平(H)及び垂直(V)同期信号に同
期して、タイミング発生器20及びマイクロプロセッサ
21により発生される。実際には、各動作に小さな回路
遅延があるかも知れないが、これはシステム全体で補償
する。
【0019】上述の動作では、A,A,B及びBなるフ
ィールド列が発生する。ほかに、各奇数フィールドA及
び各偶数フィールドBの画像ガ100Hzのフィールド
周波数で交互に表示されるA,B,A及びBの如きフィ
ールド列形式や次に述べるA,A* ,B* 及びBのフィ
ールド列形式がある。後者は、(1)各奇数フィールド
Aの画像、(2)各偶数フィールドBの対応ラインと、
各偶数フィールドBに先行する各奇数フィールドAの上
記対応ラインに隣接する2つのラインとの中央値(メジ
アン)をもつラインの各々より成る画像、(3)各奇数
フィールドAの対応ラインと、各奇数フィールドAの次
の各偶数フィールドBの上記対応ラインに隣接する2つ
のラインとの中央値をもつラインの各々より成る画像、
及び(4)各偶数フィールドBの画像が、25Hzの各
フレームの間に100Hzのフィールド周波数で順次表
示されるものである。
【0020】上記後者を具体化するためには、図2に示
す如く、フィールドメモリ17と同じ構造のフィールド
メモリ22、中央値フィルタ23及びスイッチ回路S3
を信号プロセッサ15に更に設ける必要がある。
【0021】この場合、上述した例と同様、ADC16
からの各奇数フィールドAのデジタルY/U/V信号
は、20msの間にフィールドメモリ17に書込まれ
る。同信号はそれから、27MHzの読出しクロック信
号に従い40msの1フレーム内の各最初の10msの
間にフィールドメモリ17から読出され、ノイズ低減回
路18及びスイッチ回路S2を介してDAC19に供給
される。同時に、フィールドメモリ17から読出された
各奇数フィールドAのデジタルY/U/V信号は、スイ
ッチ回路S3を介してフィールドメモリ22に供給さ
れ、そこに書込まれる。各奇数フィールドAのデジタル
Y/U/V信号がフィールドメモリ17から読出される
間、同時にADC16からの各偶数フィールドBのデジ
タルY/U/V信号は、20msの間にフィールドメモ
リ17に書込まれる。
【0022】次いで、図4に示す如く、フィールドメモ
リ22に記憶された各奇数フィールドAのデジタルY/
U/V信号及びフィールドメモリ17に記憶された各偶
数フィールドBのデジタルY/U/V信号が、40ms
の1フレーム内の各2番目の10msの間にそこから同
時に読出され、ノイズ低減回路18を介して中央値フィ
ルタ23に供給される。該フィルタ23において、各奇
数フィールドAの各隣接2ラインのデジタルY/U/V
信号と、各偶数フィールドBの各ラインのデジタルY/
U/V信号との間の夫々の中央値(メジアン)をもつデ
ジタルY/U/V信号が、先に説明したとおりに生成さ
れ、スイッチ回路S2を介してDAC19に供給され
る。
【0023】引続き、フィールドメモリ17に記憶され
た各偶数フィールドBのデジタルY/U/V信号及びフ
ィールドメモリ22に記憶された各奇数フィールドAの
デジタルY/U/V信号が、40msの1フレーム内の
各3番目の10msの間にそこから同時に読出され、ノ
イズ低減回路18を介して中央値フィルタ23に供給さ
れる。該フィルタ23において、各偶数フィールドBの
各隣接2ラインのデジタルY/U/V信号と、各奇数フ
ィールドAの各ラインのデジタルY/U/V信号との間
の夫々の中央値をもつデジタルY/U/V信号が、先に
説明したとおりに生成され、スイッチ回路S2を介して
DAC19に供給される。同時に、フィールドメモリ1
7から読出された各偶数フィールドBのデジタルY/U
/V信号が、この場合、スイッチ回路S3を介してフィ
ールドメモリ22に供給され、これに書込まれる。各偶
数フィールドBのデジタルY/U/V信号がフィールド
メモリ17から2回読出されている間に、同時に各奇数
フィールドAのデジタルY/U/V信号は20msの間
にフィールドメモリ17に書込まれる。
【0024】終わりに、フィールドメモリ22に記憶さ
れた各偶数フィールドBのデジタルY/U/V信号が、
40msの1フレーム内の各4番目の10msの間にそ
こから読出され、ノイズ低減回路18及びスイッチ回路
S2を介してDAC19に供給される。上述のフィール
ド列が25Hzのフレーム毎に繰返され、スイッチ回路
S2は、タイミング発生器20及びマイクロプロセッサ
21によって発生される切替え信号により、フィールド
メモリ17、中央値フィルタ23又はフィールドメモリ
22から適正なデジタルY/U/V信号がDAC19に
供給されるように制御される。
【0025】A,A,B及びBのフィールド列と同様
に、DAC19に供給されたデジタルY/U/V信号
は、100Hzのフィールド周波数をもつアナログY/
U/V信号に前記クロック信号で変換され、次いでR/
G/B信号に変換されて表示器10に供給される。
【0026】A,A,B及びBモードを、A,A* ,B
* 及びBモードと同じようなメモリ制御によりフィール
ドメモリ22を用いて行う場合、図3に示すようにフィ
ールドメモリ17及び22を制御することができるが、
その説明は省略する。
【0027】また、A,B,A及びBモードを行う場合
は、図4においては、まず各奇数フィールドAのY/U
/V信号をフィールドメモリ17から読出し、2番目に
各偶数フィールドBのY/U/V信号をフィールドメモ
リ17から読出し、3番目に各奇数フィールドAのY/
U/V信号をフィールドメモリ22から読出し、最後に
各偶数フィールドBのY/U/V信号をフィールドメモ
リ22から読出し、夫々のY/U/V信号をそのまま順
次DAC19に供給すればよい。DAC19からのアナ
ログY/U/V信号は、次いでR/G/B信号に変換さ
れ、表示器10に供給される。表示器10は、そのスク
リーンにおいて各ラインを32μs/ラインのライン走
査速度、31.25kHzのライン周波数で水平方向に
走査し、垂直方向には、各奇数フィールドを10msの
間に、各偶数フィールドを10msの間に100Hzの
フィールド周波数で交互に走査する。
【0028】図1の構成において、2画像モードは、リ
モコン12の幾つかのキーを所定の順序で操作すること
により、スクリーンに表示されたメニューから選択する
ことができる。2画像モードでは、1つのスクリーンに
2つの異なる動又は静画像が同時に表示される。このモ
ードを実現するため、図2に示す如く、信号プロセッサ
15にADC16と同じか又は類似のADC24を更に
設け、これをスイッチ回路S3を介してフィールドメモ
リ22に接続し、図1に示すPIPプロセッサ11の前
にあるY/Cプロセッサ8からアナログY/U/V信号
をADC24に供給する。
【0029】したがって、図1のAVスイッチャ5によ
って選択された主画像(以下「画像I」という。)用の
Y/Cプロセッサ7からのアナログY/U/V信号は、
ADC16に供給され、図1のAVスイッチャ5によっ
て選択された副画像(以下「画像II」という。)用のY
/Cプロセッサ8からのアナログY/U/V信号は、A
DC24に供給される。この具体例では、ADC16及
び24の各々は、例えば6.75MHzのクロック信号
で動作し、先に述べた100Hzフリッカなし画像モー
ドと同じようにして夫々デジタルY/U/V信号を発生
する。ただし、システムの必要条件に従って例えば8M
Hzその他のクロック周波数を代わりに選んでもよい。
よって、6.75MHzのクロック信号の場合、52μ
s以上の各実効ライン走査期間のアナログY/U/V信
号は、約352以上のワードにデジタル化される。ワー
ドの数は、4の倍数、例えば360ワードに選ぶのがよ
い。ADC16及び24用のクロック信号は、画像I及
び画像IIに対する複合ビデオ信号の水平(H)及び垂直
(V)同期信号に夫々同期している。
【0030】図5及び図6は、図2に示す信号プロセッ
サの2画像モードにおけるメモリ制御の例を示すタイミ
ングチャートである。図5に示すように、ADC16か
らの画像I用の各奇数フィールドIA及び各偶数フィー
ルドIBのデジタルY/U/V信号は、20msの間に
交互にフィールドメモリ17に書込まれる。同時に、A
DC24からの画像II用の各奇数フィールドIIA及び各
偶数フィールドIIBのデジタルY/U/V信号は、スイ
ッチ回路S3を介して20msの間に交互にフィールド
メモリ22に書込まれる。フィールドメモリ17及び2
2用の書込みクロック信号は同じく、画像I及び画像II
に対する複合ビデオ信号の水平及び垂直同期信号に夫々
同期している。
【0031】フィールドメモリ17に記憶された各フィ
ールドIA及びIBのデジタルY/U/V信号及びフィ
ールドメモリ22に記憶された各フィールドIIA又はII
BのデジタルY/U/V信号はそれから、あとで説明す
るように、書込みクロック信号のクロック周波数と一定
の関係にある所定周波数をもつ読出しクロック信号に従
い、図5に示す如く同時に読出される。もっと正確に
は、デジタルY/U/V信号は、画像Iの各フィールド
及び画像IIの各フィールドの各同じラインのデジタルY
/U/V信号が、ライン走査期間に交互に読出されるよ
うなやり方で読出される。フィールドメモリ17及び2
2に対する読出しクロック信号は、画像I又は画像IIの
どちらか一方、この場合は画像Iに関する複合ビデオ信
号の水平及び垂直同期信号と同期している。
【0032】フィールドメモリ17及び22から読み出
されたデジタルY/U/V信号はそれから、ノイズ低減
回路18及びスイッチ回路S2を介してDAC19に供
給される。この場合、スイッチ回路S2は、図2に示す
ようなノイズ低減回路18及びDAC19間の位置でな
く、フィールドメモリ17,22及びノイズ低減回路1
8間に設けてもよい。DAC19はそれから、フィール
ドメモリ17及び22に対する読出しクロック信号と同
じ所定周波数のクロック信号で、ADC16及び24の
アナログからデジタルへの変換とは逆に、デジタルY/
U/V信号をアナログY/U/V信号に変換する。アナ
ログY/U/V信号は、次いでR/G/B信号に変換さ
れ、表示器10に供給されてスクリーンに2つの画像を
表示する。
【0033】100Hzフリッカなし画像モードにおい
て、特に前述のA,A,B及びBフィールド列において
2画像を表示するため、画像Iの各奇数フィールドIA
及び画像IIの各奇数フィールドIIAのデジタルY/U/
V信号を、各20msの間に前述の如くフィールドメモ
リ17及び22から夫々2回読出す。したがって、各ラ
インのデジタルY/U/V信号は各々13μsの間に読
出される。各奇数フィールドIA及び各奇数フィールド
IIAのデジタルY/U/V信号が2回読出されている
間、同時に、ADC16及び24からの各偶数フィール
ドIB及び各偶数フィールドIIBのデジタルY/U/V
信号が、前述と同様にして各20msの間に夫々フィー
ルドメモリ17及び22へ書込まれる。
【0034】この過程は、20ms毎に繰返される。フ
ィールドメモリ17及び22からのデジタルY/U/V
信号は、DAC19に供給される。DAC19からのア
ナログY/U/V信号は、最後にR/G/B信号に変換
されて表示器10に供給される。表示器10は、そのス
クリーンにおいて、DAC19からのY/U/V信号に
対応する実効ライン走査期間が26μsである32μs
/ラインのライン走査速度、31.25kHzのライン
周波数で各ラインを水平方向に走査し、垂直方向には1
00Hzのフィールド周波数で20msの間に各奇数フ
ィールドを2回、20msの間に各偶数フィールドを2
回走査する。
【0035】16:9という幅広いアスペクト比をもつ
スクリーンを具えたテレビジョン受像機が、現在非常に
普及しつつある。テレビジョン信号がレターボックス
(郵便受け)フォーマットで16:9のアスペクト比を
もつ画像を表す場合、その画像は、例えばズーミングに
より、かかるテレビジョン受像機の幅広アスペスト比ス
クリーンの画面一杯に表示することができる。テレビジ
ョン信号が最近導入されてきたPAL−プラス方式によ
り送信される場合、その画像は、実効575ライン全部
を走査することにより、PAL−プラス専用テレビジョ
ン受像機の幅広スクリーンの画面一杯に表示することが
できる。
【0036】図7のA及びBは、16:9のアスペクト
比をもつ幅広スクリーンを用いて2画像を表示する場合
の2つの例を示す。図7のAに示すように、4:3のア
スペクト比の2画像I及びIIを正確な画像配列で同時に
表示する場合、フィールドメモリ17及び22に対する
読出しクロック信号並びにDAC19に対するクロック
信号のクロック周波数は、例えばADC16及び24の
クロック信号の周波数6.75MHzの4倍の27MH
zであり、その画像の高さは、例えば表示器10の垂直
変更を調整することにより2/3に圧縮される。各画像
をもっと大きなサイズで、しかし、正確な画像配列で表
示すべき場合は、各画像の左右両側をカットし、フィー
ルドメモリ17及び22に対する読出しクロック信号並
びにDAC19に対するクロック信号のクロック周波数
を減らすか、又はADC16及び24に対するクロック
信号並びにフィールドメモリ17及び22に対する書込
みクロック信号のクロック周波数を、各ライン長が短縮
される程度に増やし、表示器10の垂直偏向を調整する
ことにより、それを実現することができる。
【0037】例えば、図7のBに示すように2画像を同
時に3:3のアスペクト比で表示する場合、各画像の各
側を1/8だけそれに対応するデジタルY/U/V信号
をフィールドメモリ17及び22から読出さないことに
よってカットする。それに応じて、フィールドメモリ1
7及び22に対する読出しクロック信号並びにDAC1
9に対するクロック信号のクロック周波数を、ADC1
6及び24に対するクロック信号並びにフィールドメモ
リ17及び22に対する書込みクロック信号の周波数8
MHzの4倍より低い27MHzに選べばよい。その画
像の高さは、表示器10の垂直偏向を調整することによ
って8/9に圧縮される。他の任意のアスペクト比も、
同じようにして実現することができる。
【0038】画像Iの複合ビデオ信号が欠落すると、読
出しクロック信号の同期のための水平及び垂直同期信号
も欠落する。かような場合、画像IIに対する水平及び垂
直同期信号を使用する。これは、タイミング発生器20
及びマイクロプロセッサ21内で切替えを行うか、又は
図1のAVスイッチャ5において画像I及び画像IIに対
する複合ビデオ信号を交換することによって行う。
【0039】上述の具体例では、フィールドメモリ17
及び22内の画像I及びIIの各先行フィールドのデジタ
ルY/U/V信号は、画像I及びIIの各現在フィールド
のデジタルY/U/V信号によって夫々重ね書きされ
る。2つの複合ビデオ信号が実際に互いに同期していな
い場合、2組のデジタルY/U/V信号のフィールドメ
モリ17及び22への書込みタイミングは、互いに一致
しない。画像IIのデジタルY/U/V信号をフィールド
メモリ22から読出すのが、フィールドメモリ22に記
憶された画像IIの各先行フィールドのデジタルY/U/
V信号が、画像IIの各現在フィールドのデジタルY/U
/V信号によってフィールドの半分より多く重ね書きさ
れるよりも早ければ、画像IIの2つの異なるフィールド
IIA及びIIBのデジタルY/U/V信号が、図6に示す
如く同じフィールド内に読出される。その結果、画像II
内の飛越し関係が不正確となり、画像IIの垂直解像度が
低下する。
【0040】この問題を解決するため、フィールドメモ
リ17又は22の少なくとも一方に、ランダム・ブロッ
ク・アドレス指定(アクセス)モードを有する2ポート
・フィールドメモリを使用する。本例では、フィールド
メモリ17をマスタ(主)とし、フィールドメモリ22
をスレーブ(従)として使用し、フィールドメモリ22
をランダム・ブロック・アドレス指定モードを有する2
ポート・フィールドメモリで構成する。書込み及び(又
は)読出し動作スタート前のランダム・ブロック・アド
レス指定モードでは、書込み及び(又は)読出しアドレ
スポインタの初期値をブロック形式で、例えば、各ブロ
ックが幾つかのワード、例えば80ワードを含む307
2ブロックのどれか1つのブロックに指定することがで
き、したがって、記憶セルを異なるデータ用に1つ以上
の領域に分割できる。書込みアドレスポインタ及び(又
は)読出しアドレスポインタに対するランダム・ブロッ
ク・アドレス指定モードは、リセット書込み及び(又
は)リセット読出し信号が有効である間に、夫々入力イ
ネーブル及び書込みイネーブル端子及び(又は)出力イ
ネーブル及び読出しイネーブル端子を通して特殊コード
を与えることにより、選択することができる。それか
ら、データ入力端子に12ビットの対応するブロックア
ドレスを供給することにより、開始ブロックを設定する
ことができる。
【0041】この例では、2画像モードにおける画像I
及びIIの各デジタルY/U/V信号のデータレートは、
通常の100Hzフリッカなし画像モードにおけるデー
タレートの約半分であるから、2フィールドのデジタル
Y/U/V信号を記憶するのに1つのフィールドメモリ
を使うことができる。したがって、図8に示すように、
画像IIの各奇数フィールドIIAのデジタルY/U/V信
号は、第1領域M1の第1ブロックに対応するブロック
アドレスによって指定される、フィールドメモリ22の
第1領域M1に、また、画像IIの各偶数フィールドIIB
のデジタルY/U/V信号は、第2領域M2の第1ブロ
ックに対応するブロックアドレスによって指定される、
フィールドメモリ22の第2領域M2に別々に書込まれ
る。こうすると、各先行偶数フィールドIIB及び各先行
奇数フィールドIIAのデジタルY/U/V信号は夫々消
去されない。
【0042】したがって、図9に示すように、画像IIの
奇数フィールドIIAのみのデジタルY/U/V信号が、
画像IIの偶数フィールドIIBのデジタルY/U/V信号
と混じることなく、フィールドメモリ22の第1領域M
1から読出され、画像IIの偶数フィールドIIBのみのデ
ジタルY/U/V信号が、画像IIの奇数フィールドIIA
のデジタルY/U/V信号と混じることなく、フィール
ドメモリ22の第2領域M2から読出される。この場
合、フィールドメモリ22の読出しタイミングには関係
がなく、従って前述した飛越し関係についての問題は解
決される。
【0043】しかし、この解決策にも、未だもう1つ問
題が残っている。フィールドメモリ22のメモリ領域M
1における画像IIの各先行奇数フィールドIIA′のデジ
タルY/U/V信号が、画像IIの各現在奇数フィールド
IIAのデジタルY/U/V信号によって重ね書きされ、
また、フィールドメモリ22のメモリ領域M2における
画像IIの各先行偶数フィールドIIB′のデジタルY/U
/V信号が、画像IIの各現在偶数フィールドIIBのデジ
タルY/U/V信号によって重ね書きされるであろう。
画像IIのデジタルY/U/V信号をフィールドメモリ2
2から読出すのが、フィールドメモリ22に記憶された
画像IIの各先行奇数及び偶数フィールドIIA′及びII
B′のデジタルY/U/V信号が、画像IIの各現在奇数
及び偶数フィールドIIA及びIIBのデジタルY/U/V
信号によって半フィールドより多く重ね書きされるより
も早ければ、図9に示す如く、画像IIの各先行及び現在
奇数フィールドIIA′及びIIA、又は各先行及び現在偶
数フィールドIIB′及びIIBが同じフィールド内に読出
される。もし、画像IIが静止画像でなく、比較的速く動
く画像であれば、図9に示す如く、異なるタイミングに
おける2つの画像部分が、夫々スクリーンの上部及び下
部において1つの画像のように表示される。ただし、こ
の場合、前述の如き飛越し関係の問題はない。
【0044】この問題を解決するため、フィールドメモ
リ17及び22の各々に対してランダム・ブロック・ア
ドレス指定(アクセス)モードをもつ2ポートメモリを
使用し、画像Iの各奇数フィールドIA及び各偶数フィ
ールドIBのデジタルY/U/V信号を、夫々フィール
ドメモリ17の第1領域M1及び第2領域M2に、前述
のフィールドメモリ22の例において説明したと同じよ
うにして書込む。
【0045】本例では、フィールドメモリ17をマスタ
(主)とし、フィールドメモリ22をスレーブ(従)と
する。画像Iの各現在奇数フィールドIAのデジタルY
/U/V信号を各20msの間にフィールドメモリ17
の第1領域M1に書込むとき、2つの画像I及びIIのY
/U/V信号間の信号位相差dが(1/2)フレーム又
は20msより大きくない場合、画像Iの各先行奇数及
び偶数フィールドIA及びIBのデジタルY/U/V信
号をフィールドメモリ17の各領域M1及びM2から2
0msの間に順次読出し、画像Iの各現在偶数フィール
ドIBのデジタルY/U/V信号を各20msの間にフ
ィールドメモリ17の第2領域M2に書込むとき、画像
Iの各先行偶数及び奇数フィールドIB及びIAのデジ
タルY/U/V信号をフィールドメモリ17の各領域M
1及びM2から20msの間に順次読出す。画像IIの各
フィールドIIA又はIIBのデジタルY/U/V信号は、
フィールドメモリ22の各領域M1又はM2から各20
msの間に2回、図10に示す如く、画像Iのデジタル
Y/U/V信号を読出すのと同じフィールド位相で読出
す。
【0046】2つの画像I及びIIのデジタルY/U/V
信号間の信号位相差dが(1/2)フレーム又は20m
sより大きい場合、上述の読出しタイミングを維持すれ
ば、図9に示したのと同じ問題が生じるであろう。よっ
て、この場合には、画像Iの各現在奇数フィールドIA
のデジタルY/U/V信号を各20msの間にフィール
ドメモリ17の第1領域M1に書込む間に、画像Iの各
先行偶数及び奇数フィールドIB及びIAのデジタルY
/U/V信号を20msの間にフィールドメモリ17の
各領域M1及びM2から順次読出し、画像Iの各現在偶
数フィールドIBのデジタルY/U/V信号を各20m
sの間にフィールドメモリ17の第2領域M2に書込む
間に、画像Iの各先行奇数及び偶数フィールドIA及び
IBのデジタルY/U/V信号を20msの間にフィー
ルドメモリ17の各領域M1及びM2から順次読出す。
画像IIの各フィールドIIA又はIIBのデジタルY/U/
V信号は、フィールドメモリ22の各領域M1又はM2
から各20msの間に2回、図11に示す如く画像Iの
デジタルY/U/V信号を読出すのと同じフィールド位
相で読出す。
【0047】信号位相差dをタイミング発生器20又は
マイクロプロセッサ21で検出し、上述の読出しタイミ
ングを制御することができる。信号位相差dが0と(1
/2)フィールドもしくは10msとの間(図12)、
(1/2)フィールドもしくは10msと1フィールド
もしくは20msとの間(図10)、1フィールドもし
くは20msと1+(1/2)フィールドもしくは30
msとの間(図11)、又は1+(1/2)フィールド
もしくは30msと2フィールドもしくは40msとの
間(図13)のいずれにあるかに応じて、読出しタイミ
ングを変えることが可能である。画質に何らかの低下が
認められる場合は、上述以外の読出しタイミングを適用
してもよい。
【0048】上述の具体例では、読出しタイミングに関
し、フィールドメモリ17をマスタとし、フィールドメ
モリ22をスレーブとして使用したが、フィールドメモ
リ17及び22の両方をスレーブとし、これらのメモリ
17及び22の書込み制御信号と無関係の読出し制御信
号によってこれらのメモリを読出してもよい。
【0049】以上、A,A,B及びBフィールド列の1
00Hzフリッカなし画像モードにおける2画像表示に
ついて説明した。しかし、A,B,A及びB列又はA,
*,B* 及びB列での2画像表示も、フィールドメモ
リ17及び(又は)22からのY/U/V信号の読出し
タイミング及び(又は)順序を修正することにより、或
いは、もし使えるならば、例えばフレームメモリに用い
るメモリ形式を変えることにより実現できる。
【0050】上述では、画像I及びIIのビデオ信号をデ
ジタルY/U/V信号の形で取扱ったが、アナログY/
U/V信号の形、アナログもしくはデジタルR/G/B
信号の形又は他の形のビデオ信号を扱うことも可能であ
る。
【0051】本発明は、幅広アスペクト比をもつテレビ
ジョン受像機ばかりでなく、4:3のような通常のアス
ペクト比をもつテレビジョン受像機にも適用できる。本
発明はまた、50Hzのフィールド周波数をもつ標準P
AL方式のテレビジョン受像機や、平常モードで60H
z又はフリッカなしモードで120Hzのフィールド周
波数をもつNTSC方式のテレビジョン受像機にも適用
できる。本発明は更に、チューナをもたないが幾つかの
ビデオ信号入力端子をもつビデオモニタに適用すること
ができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
テレビジョン受像機のスクリーン上に2つの独立したビ
デオ信号の画像をほぼ同じサイズで同時に表示すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるテレビジョン受像機の例を示すブ
ロック図。
【図2】図1の画像プロセッサとしての信号プロセッサ
の詳細を示すブロック図。
【図3】図2の信号プロセッサの100Hzフリッカな
し画像モードにおけるメモリ制御の例1を示すタイミン
グチャート。
【図4】図2の信号プロセッサの100Hzフリッカな
し画像モードにおけるメモリ制御の例2を示すタイミン
グチャート。
【図5】図2の信号プロセッサの2画像モードにおける
メモリ制御の例1を示すタイミングチャート。
【図6】図2の信号プロセッサの2画像モードにおける
メモリ制御の例2を示すタイミングチャート。
【図7】本発明による2画像モードにおける表示例を示
す図。
【図8】図2の信号プロセッサに用いうるランダム・ブ
ロック・アクセス・モードをもつ2ポート・フィールド
メモリを示す概略図。
【図9】図2の信号プロセッサの2画像モードにおける
メモリ制御の例3を示すタイミングチャート。
【図10】図2の信号プロセッサの2画像モードにおけ
るメモリ制御の例4を示すタイミングチャート。
【図11】図2の信号プロセッサの2画像モードにおけ
るメモリ制御の例5を示すタイミングチャート。
【図12】図2の信号プロセッサの2画像モードにおけ
るメモリ制御の例6を示すタイミングチャート。
【図13】図2の信号プロセッサの2画像モードにおけ
るメモリ制御の例7を示すタイミングチャート。
【符号の説明】
2,6 ビデオ信号入力端子手段 7,8 Y/Cプロセッサ 10 表示器 17 第1メモリ手段(フィールドメモリ) 22 第2メモリ手段(フィールドメモリ) 14,20,21 書込み及び読出し制御信号発生手段
(コントローラ、タイミング発生器、マイクロプロセッ
サ)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 受信される第1及び第2のビデオ信号の
    ビデオ画像を表示する方法であって、 上記第1のビデオ信号を、該第1ビデオ信号の同期信号
    と同期して、第1のメモリに第1の所定周波数で記憶す
    るステップと、 上記第2のビデオ信号を、該第2ビデオ信号の同期信号
    と同期して、第2のメモリに上記第1の所定周波数で記
    憶するステップと、 上記第1及び第2のビデオ信号を、マスタ同期信号と同
    期して、上記第1及び第2のメモリから第2の所定周波
    数で交互にライン方向に読出すステップと、 上記第1及び第2のビデオ信号に対応する画像を1つの
    ビデオスクリーンに表示するステップとを含むビデオ画
    像表示方法。
  2. 【請求項2】 第1及び第2のビデオ信号を受信するた
    めのビデオ信号入力端子手段(2,6)と、 第1のビデオ信号を記憶する第1のメモリ手段(17)
    と、 第2のビデオ信号を記憶する第2のメモリ手段(22)
    と、 書込み及び読出し制御信号発生手段であって、 上記第1ビデオ信号が、該第1ビデオ信号の同期信号と
    同期して、上記第1メモリ手段(17)に第1の所定周
    波数で書込まれるように、上記第1メモリ手段(17)
    を制御する第1の書込み制御信号と、 上記第2ビデオ信号が、該第2ビデオ信号の同期信号と
    同期して、上記第2メモリ手段(22)に上記第1の所
    定周波数で書込まれるように、上記第2メモリ手段(2
    2)を制御する第2の書込み制御信号と、 上記第1及び第2のビデオ信号が、マスタ同期信号と同
    期して、上記第1及び第2のメモリ手段(17,22)
    から第2の所定周波数で交互にライン方向に読出される
    ように、上記第1及び第2メモリ(17,22)を制御
    するマスタ同期信号とを発生する書込み及び読出し制御
    信号発生手段(14,20,21)と、 上記第1及び第2メモリ手段(17,22)から読出さ
    れた上記第1及び第2ビデオ信号が供給され、これら第
    1及び第2ビデオ信号に対応する2つの画像を1つのス
    クリーンに表示する表示手段(10)とを具えたビデオ
    画像表示装置。
  3. 【請求項3】 上記ビデオ信号入力端子手段(2,6)
    に結合され、上記第1及び第2ビデオ信号を第1及び第
    2のアナログY/U/V信号に変換するY/Cプロセッ
    サ手段(7,8)と、 上記Y/Cプロセッサ手段(7,8)及び上記メモリ手
    段(17,22)の入力間に接続され、上記第1及び第
    2のアナログY/U/V信号を第1及び第2のデジタル
    Y/U/V信号に変換するアナログ・デジタル変換手段
    (16,24)と、 上記メモリ手段(17,22)の出力に結合され、上記
    第1及び第2メモリ手段(17,22)から読出された
    上記第1及び第2のデジタルY/U/V信号をアナログ
    Y/U/V信号に変換するデジタル・アナログ変換手段
    (19)とを含む請求項2の装置。
  4. 【請求項4】 上記第1及び第2メモリ手段(17,2
    2)はフィールドメモリ手段である請求項2又は3の装
    置。
  5. 【請求項5】 上記第1及び第2のフィールドメモリ手
    段(17,22)は2ポート・フィールドメモリとして
    構成される請求項4の装置。
  6. 【請求項6】 上記第1及び第2のフィールドメモリ手
    段の少なくとも一方は、ランダム・ブロック・アドレス
    指定モードをもつ2ポート・フィールドメモリとして構
    成される請求項5の装置。
  7. 【請求項7】 上記第1又は第2ビデオ信号のどちらか
    一方の同期信号がマスタ同期信号として選定された請求
    項2〜6のいずれか1項の装置。
  8. 【請求項8】 上記第2の所定周波数は上記第1の所定
    周波数の4倍である請求項2〜7のいずれか1項の装
    置。
  9. 【請求項9】 上記第1及び第2ビデオ信号は各々が5
    0Hzのフィールド周波数をもつPAL方式の信号であ
    り、該第1及び第2ビデオ信号に対応する2つの画像は
    上記スクリーンに100Hzのフィールド周波数で表示
    される請求項2〜8のいずれか1項の装置。
  10. 【請求項10】 上記スクリーンは16:9の幅広アス
    ペクト比を有する請求項2〜9のいずれか1項の装置。
  11. 【請求項11】 上記2つの画像は上記スクリーンに
    4:3のアスペクト比で表示される請求項10の装置。
  12. 【請求項12】 上記2つの画像は上記スクリーンに
    3:3のアスペクト比で表示される請求項10の装置。
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