JPH09181664A - 切換アンテナ・ダイバーシチ装置を有する無線加入者ユニットおよびその方法 - Google Patents

切換アンテナ・ダイバーシチ装置を有する無線加入者ユニットおよびその方法

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JPH09181664A
JPH09181664A JP8335005A JP33500596A JPH09181664A JP H09181664 A JPH09181664 A JP H09181664A JP 8335005 A JP8335005 A JP 8335005A JP 33500596 A JP33500596 A JP 33500596A JP H09181664 A JPH09181664 A JP H09181664A
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signal
receiver
response
subscriber unit
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JP8335005A
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Eugene J Bruckert
ユージン・ジェイ・ブラッカート
Richard Joseph Vilmur
リチャード・ジョセフ・ビルマー
Wayne Rich Randall
ランドール・ウェイン・リッチ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 DSSSシステム内で良好に機能する切換アンテ
ナ・ダイバーシチ装置を有する無線加入者ユニットとそ
の方法とを提供する。 【解決手段】 無線加入者ユニット102は、コントロ
ーラ108と、第1アンテナ114,第2アンテナ11
6および受信機126を備える切換アンテナ・ダイバー
シチ受信機装置106とによって構成される。第1アン
テナ114は、無線周波数(RF)信号156の第1表現
158を受信する。第2アンテナ116は、無線周波数
(RF)信号156の第2表現160を受信する。コント
ローラ108は、受信機126に結合されて、被受信信
号153に応答して、第1アンテナ114のみ、第2ア
ンテナ116のみ、および第1アンテナ114と第2ア
ンテナ116の両方のうち1つを受信機126に選択的
に結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般に無線加入者ユニ
ットに関し、さらに詳しくは、切換アンテナ・ダイバー
シチ装置を有する無線加入者ユニットとその方法とに関
する。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】無線
システムは、無線加入者ユニットのユーザに対しワイヤ
レス通信を提供する。無線システムの種類の1つにセル
ラ無線電話システムがある。無線加入者ユニットの種類
の1つに、移動局とも呼ばれるセルラ無線電話加入者ユ
ニットがある。セルラ無線電話システムには、一般に、
公衆電話交換網(PSTN: public switched telephone ne
twork )と複数の基地局とに結合されたスイッチ・コン
トローラが含まれる。複数の基地局のそれぞれは、一般
に、基地局に近接しカバレージ・エリアを生成する地理
的領域を定義する。1つ以上の移動局は、移動局と公衆
電話交換網との間の呼を促進する基地局と通信する。セ
ルラ無線電話システムの説明は、1989年発行のWill
iam C.Y. Lee博士による「Mobile Cellular Communicat
ions Systems」に記載される。
【0003】移動局には、基地局から送られた通信信号
の受信を改善するためにダイバーシチを有するものがあ
る。ダイバーシチは、装置の冗長性または重複を利用し
て、多重経路フェーディング条件下での受信機性能の改
善を達成する。特に、空間ダイバーシチ(space divers
ity )は、波長に相対する距離だけ物理的に隔てられて
いる2つ以上のアンテナを採用する。空間ダイバーシチ
・システムにおいては、被送信信号は送信機から受信機
の2つのアンテナへと多少異なる経路をたどって進む。
さらに、反射経路がある場合もあり、その場合は各アン
テナにより受信された被送信信号も、送信機から異なる
経路をたどる。反射経路が、被送信信号との干渉により
フェーディングを起こした場合は、2つの被受信信号
は、経路が異なるために多重経路フェーディングの存在
により同時に同じ程度の影響を受けるとは限らないこと
が経験的にわかっている。送信機から2つのアンテナの
うち一方のアンテナに対する経路が、送信された反射経
路波の位相を打ち消すことがあるが、他のアンテナに対
する多重経路が同時に位相の打ち消しを行う確率は低
い。2つのアンテナが全く同じ信号を受信する確率を、
相関係数(correlationfactor)と呼ぶ。
【0004】既知の空間ダイバーシチ・システムには、
切換アンテナ・ダイバーシチ(SAD:switched antenna d
iversity ),選択ダイバーシチ(SD: selection diver
sity )および最大比合成ダイバーシチ(MRCD: maximal
ratio combining diversity )がある。各ダイバーシ
チ・システムは、その中にプログラミングされてダイバ
ーシチ・システムを制御するためのアルゴリズムを有す
るコントローラを備える。これら3つのダイバーシチ・
システムの詳細な比較は、1978年にカナダ,モント
リオールで開催されたIEEE Canadian Conference on Co
mmunications and PowerでZdunek他により発行された
「On the optimization of simple switched diversity
receivers」と1979年12月のIEEE Transactions
on Communications でZdunek他により発行された「Perf
ormance and optimization of switched diversity rec
eivers」に記載される。この3つのダイバーシチ・シス
テムの簡単な説明を以下に行う。
【0005】SAD は、単極双投式無線周波数(RF)スイ
ッチを介して単独の受信機に結合される2つのアンテナ
を採用する。コントローラは、各アンテナから受信され
た信号をサンプリングして、2つのアンテナのうち一度
に1つだけを受信機に結合する。
【0006】SDは、2つのアンテナと2つの受信機とを
採用し、各アンテナはそれぞれの受信機に結合される。
ベース帯域信号対雑音比(SNR )が最も高い受信機が選
択されて、復調された信号となる。SDは、受信機により
生成される信号をSAD よりも高い頻度でモニタすること
ができ、切換過渡が少ないので、SAD よりも性能が改善
される。しかし、SAD とSDの両方の弱点は、ある時点で
1つのアンテナしか使用されず、もう一方は無視される
ということである。
【0007】MRCDも2つのアンテナと2つの受信機とを
採用し、各アンテナはそれぞれの受信機に結合される。
MRCDは、各信号をそのSNR に比例して重みづけを行い、
それらを合計することにより各アンテナからの信号を活
用しようとする。従って、各ダイバーシチ分岐内の個別
の信号が同相化および合成され、SNR の低い信号も含め
てすべての被受信信号を活用する。しかし、MRCDの欠点
は、SAD またはSDよりも実現するのが困難で複雑である
点である。
【0008】ある種のセルラ無線電話システムは、拡散
スペクトル信号化を採用する。拡散スペクトルは、被送
信信号が占める帯域幅がベース帯域情報信号で必要とさ
れる帯域幅よりもはるかに大きいメカニズムとして広義
に定義することができる。拡散スペクトル通信の2つの
カテゴリに、直接シーケンス拡散スペクトル(DSSS:di
rect sequence spread spectrum )と周波数ホッピング
拡散スペクトル(FHSS:frequency-hopping spread spec
trum)がある。この2つの方法の基本は、各ユーザの被
送信電力を、単位帯域幅あたりの電力(ワット/Hz)が
非常に小さくなるような広い帯域幅(1〜50Mhz )上
に拡散することである。
【0009】周波数ホッピング・システムが、干渉を回
避することによりその処理利得を得るのに対して、直接
シーケンス・システムは干渉減衰法を用いる。DSSSで
は、受信機の目的は、信号がバックグランド・ノイズ・
レベルより低くなる広い被受信帯域幅から被送信信号を
見つけ出すことである。受信機は、これを実行するため
には、搬送周波数信号,変調の種類,疑似ランダム・ノ
イズ符号速度および符号の位相を把握していなければな
らない。これは、信号対雑音比が通常は−15ないし3
0dBになるからである。符号の位相を決定することが最
も難しい。受信機は、同期と呼ばれるプロセスを用い
て、被受信信号から符号の始点を決定し、必要な信号の
拡散を解除すると共に、すべての不必要な信号を拡散す
る。
【0010】DSSS法は、周波数ホッピングに比べて、ノ
イズ性能が優れているがシステムが複雑化するという犠
牲を払う。信号のスペクトルは、信号に広帯域疑似ラン
ダム符号生成信号を掛け算することにより、最も簡単に
拡散することができる。受信機がその信号を復調(すな
わち拡散解除)することができるように拡散信号を正確
に把握することが基本である。さらに、1チップ時(す
なわち部分または整数未満のビット期間)内に被受信信
号の正しい位相をロックおよび追跡しなければならな
い。受信端では、シリアル検索回路が用いられる。2つ
の帰還ループがあり、1つは正しい符号位相にロックす
るためのもので、もう1つは搬送波を追跡するためのも
のである。符号位相のロックに関しては、受信機内の符
号クロックと搬送周波数発生器とが、局部に生成された
符号が着信被受信符号に関して時間的に前後に移動する
よう調整される。相関器出力において最大値を生成する
点で2つの信号が同期される。すなわち正確な符号位相
が得られる。次に第2ループ(搬送波追跡ループ)が搬
送波の位相と周波数を追跡して、位相ロックが維持され
るようにする。
【0011】DSSSを用いるセルラ無線電話システムは、
普通は直接シーケンス符号分割多重接続(DS-CDMA :Di
rect Sequence Code Division Multiple Access )シス
テムと呼ばれる。システム内の個別のユーザは、同じRF
周波数を用いるが、個別の拡散符号を用いることにより
隔てられる。
【0012】DS-CDMA システムにおいては、順方向チャ
ネルは基地局から移動局への通信経路として定義され、
逆チャネルは移動局から基地局への通信経路として定義
される。DS-CDMA の順方向チャネル動作は、移動局の受
信機にレーキ・フィンガ(rake fingers)を追加するこ
とにより大幅に完全される。これらの追加されたレーキ
・フィンガにより与えられる性能の改善により、解像可
能な遅延拡散とソフト・ハンドオフを最適に活用するこ
とによりMRCDの性能に近づくことができる。残念なが
ら、実地試験により、解像可能な大きな遅延拡散がある
時間の比率は非常に小さいことがわかっており、理論と
シミュレーションとにより、ソフト・ハンドオフの強化
は、非常に限られた振幅範囲の信号のものであることが
わかっている。その結果、順方向チャネルには、アンテ
ナ・ダイバーシチを有してそのフィンガすべてを完全に
活用する逆チャネルに比べて、性能低下が見られる。
【0013】フレーム誤差率(FER: frame error rate
)発生が相関されるので、順方向チャネルの範囲が小
さくなるだけでなく、チャネルの品質が悪くなる。一
方、逆チャネルの誤差は時間的にはるかに無作為にな
り、結果として音声の質が良くなる。相関の基本的な理
由は、フェーディング・チャネルの特性と順方向チャネ
ル電力制御ループの停滞性である。
【0014】干渉アンテナを組み合わせることは、範囲
の不均衡という問題を解決し、FER相関問題を排除する
ために役立つ。しかし、干渉アンテナの組み合わせは、
受信機が重複することによるコストの点から、移動局で
は回避されるのが普通であり、特にDS-CDMA 移動局では
受信機が高度に複雑になるために回避される。
【0015】SAD は1つの解決策となりうる。SAD は、
パシフィック・デジタル・セルラ(PDC )移動局で必要
とされる。しかし、この時分割多重接続(TDMA)接続法
により、アンテナの決定を、対応する時間スロットの到
着直前に行うことができる。この時間スロット内に切換
を行うことはできない。Ardis (商標)携帯データ端子
(Portable Data Terminal)はメッセージ内で動作する
被切換ダイバーシチを用いるが、10MPH を越える速度
では非効率的である。これは、従来のスイッチ・アルゴ
リズムが高速のフェーディングについていくことができ
ないためである。
【0016】従って、従来の技術の欠点を克服し、DSSS
システム内で良好に機能する切換アンテナ・ダイバーシ
チ装置を有する無線加入者ユニットとその方法が必要で
ある。
【0017】
【実施例】以下に説明される3つの一般的な実施例を、
構成上の理由と、理解を容易にするために、まず要約す
る。この3つの実施例は、独立して実行することも、あ
るいは所望の結果を得るために任意の方法で組み合わせ
ることもできる。そのため、この3つの一般的な実施例
には、いくつかの組み合わせが可能である。以下に説明
される3つの一般的実施例のそれぞれの独自の特色を考
慮すると、より多くの特定の組み合わせが可能である。
【0018】図1ないし図6に関して説明される第1の
一般的実施例は、切換アンテナ・ダイバーシチ受信機装
置を備える無線加入者ユニットとそれを制御する方法と
を説明する。無線加入者ユニットには、コントローラ
と、第1アンテナ,第2アンテナおよび受信機を有する
切換アンテナ・ダイバーシチ受信機装置とが含まれる。
コントローラは、受信機により生成される被受信信号に
応答して、第1アンテナのみを、第2アンテナのみを、
あるいは第1アンテナと第2アンテナの両方を受信機に
選択的に結合する。
【0019】図1ないし図7に関して説明される第2の
一般的実施例は、無線加入者ユニット内のダイバーシチ
受信機装置を制御する方法を説明する。無線加入者ユニ
ットには、コントローラと、第1アンテナおよび第2ア
ンテナを有するダイバーシチ受信機装置とが含まれる。
コントローラは、被符号化パイロット信号(Ec)の全被
受信信号の被受信信号強度(Io)に対する比率(Ec/Io
)と、被受信信号の被受信信号強度指標の積分(∫RSS
I)との少なくとも一方に応答して、第1アンテナおよ
び第2アンテナの被選択状態を制御する。
【0020】図8ないし図11に関して説明される第3
の一般的実施例は、無線加入者ユニット内のダイバーシ
チ受信機を制御する別の方法を説明する。ダイバーシチ
受信機は、デジタル変調方法により変調された第1無線
周波数(RF)信号か、アナログ変調方法により変調され
た第2RF信号のいずれか一方を受信する。ある実施例に
おいては、ダイバーシチ受信機がデジタル変調方法によ
り変調された第1RF信号を受信すると、コントローラは
第1ダイバーシチ・アルゴリズムに応答してダイバーシ
チ受信機を制御し、ダイバーシチ受信機がアナログ変調
方法で変調された第2RF信号を受信すると第2ダイバー
シチ・アルゴリズムに応答してダイバーシチ受信機を制
御する。別の実施例においては、ダイバーシチ受信機が
デジタル変調方法により変調された第1RF信号を受信す
ると第1被受信情報セットに応答して、またダイバーシ
チ受信機がアナログ変調方法により変調された第2RF信
号を受信すると第2被受信情報セットに応答して、コン
トローラがダイバーシチ受信機を制御する。
【0021】図面から始めると、図1は無線システム1
00のブロック図である。無線システムは、一般に無線
加入者ユニット102と、基地局トランシーバ104と
を備える。無線加入者ユニット102は、一般に切換ア
ンテナ・ダイバーシチ受信機装置106,コントローラ
108,ユーザ・インターフェース・ユニット110お
よび送信機112を備える。切換アンテナ・ダイバーシ
チ受信機装置106は、一般に第1アンテナ114,第
2アンテナ116,第1スイッチ118,第2スイッチ
120,第3スイッチ122,負荷124,受信機12
6,第1帯域通過フィルタ133,第1前置増幅器13
5,第2帯域通過フィルタ137および第2前置増幅器
139を備える。受信機126は、一般に復調器12
8,被受信信号強度(RSSI)決定装置を備える中間周波
数(IF)プロセッサ141,積分器130,下方変換器
155,第1アナログ−デジタル変換器(ADC )157
および第2アナログ−デジタル変換器(ADC )170を
備える。無線加入者ユニット102のブロック図は、本
発明の理解を容易にするために簡略化されている。実際
には、無線加入者ユニット102は、当業者には周知の
ように、その他の多くのブロックおよび接続部も備え
る。
【0022】無線加入者ユニット102においては、第
1アンテナ114は、第1帯域通過フィルタ133に結
合される。第1帯域通過フィルタ133は、第1前置増
幅器135に結合される。第1前置増幅器135は、第
1スイッチ118に結合される。第2アンテナ116
は、第2帯域通過フィルタ137に結合される。第2帯
域通過フィルタ137は、第2前置増幅器139に結合
される。第2前置増幅器139は、第2スイッチ120
に結合される。負荷124は、第3スイッチ122に結
合される。第1スイッチ118,第2スイッチ120お
よび第3スイッチ122は、入力の線路145の1つの
点でそれぞれ受信機126に結合される。第1スイッチ
118は、線路146に第1制御信号を受信する。第2
スイッチ120は、線路148に第2制御信号を受信す
る。第3スイッチ122は、線路150に第3制御信号
を受信する。
【0023】受信機126は、線路145に無線周波数
(RF)信号を受信する。線路145で受信されたRF信号
は、下方変換器155の入力に結合されて、線路153
に被受信信号(Rx)を生成する。線路153で受信され
た信号は、IFプロセッサ141に結合される。IFプロセ
ッサ141は、線路143にIF信号を、線路132にRS
SIを生成する。線路143のIF信号は、A/D 変換器(AD
C )157により線路159においてアナログ信号から
デジタル信号に変換される。復調器128は、線路15
9でデジタル信号を受信し、線路140に被復調信号
(Dx)を生成する。復調器128は、線路142に、パ
イロット電力(Eo)の全被受信信号電力(Io)に対する
比率(Ec/Io )を生成する。第2A/D 変換器(ADC )1
70は、線路153で受信した信号を線路138におい
てアナログ信号からデジタル信号に変換する。積分器1
30は、線路138にデジタルRSSIを受信し、線路14
4に積分されたRSSI(∫RSSI)を生成する。線路138
のRSSI,線路140の被復調信号(Dx),線路144の
∫RSSIおよび線路142の比率(Ec/Io) はコントローラ
108に送られる。
【0024】コントローラ108は、線路138でRSSI
を、線路140で被復調信号(Dx)を、線路144で∫
RSSIを、線路142でEc/Io 比率を受信するよう結合さ
れる。コントローラ108は、線路146に第1制御信
号を、線路148に第2制御信号を、線路150に第3
制御信号を生成する。コントローラ108は、線路15
2において送信に関する情報を生成する。コントローラ
108は、ユーザ・インターフェース情報を線路154
においてユーザ・インターフェース・ユニット110に
送信し、また線路154でユーザ・インターフェース・
ユニット110からユーザ・インターフェース情報の受
信も行う。
【0025】ユーザ・インターフェース・ユニット11
0は、一般に、当技術で周知のたとえばディスプレイ,
キーパッド,イアピース,マイクロホンなどを備える。
【0026】送信機112は、線路152で情報を受信
するように結合され、線路134で被送信情報を生成し
て第2アンテナ116により送信する。
【0027】動作中は、無線システム100は、次のよ
うに動作するのが一般的である。基地局トランシーバ1
04は、無線周波数(RF)チャネル上で無線加入者ユニ
ット102と通信する。無線加入者ユニット102が、
基地局トランシーバ104との間に有効な通信を行うた
めには、基地局トランシーバ104により設けられたカ
バレージ・エリア内にあることが必要であることは、一
般に知られている。基地局トランシーバ104は、無線
周波数(RF)信号156を送信する。無線加入者ユニッ
ト102は、RF信号156の第1表現158と、RF信号
156の第2表現160とを受信する。無線加入者ユニ
ット102は、また、基地局トランシーバ154により
受信される送信信号162の生成も行う。
【0028】無線システム100は、一般にRFチャネル
上で動作する任意の通信システムを説明する。本発明の
範囲に包含される無線システムには、たとえば、セルラ
無線電話通信システム,双方向無線通信システムおよび
パーソナル通信システム(PCS )がある。
【0029】好適な実施例においては、無線システム1
00はセルラ無線電話システムである。本発明の範囲に
包含されるべきセルラ無線電話通信システムの種類に
は、たとえば、直接シーケンス符号分割多重接続(DS-C
DMA )セルラ無線電話通信システム,グローバル・シス
テム・フォー・モービル・コミュニケーションズ(GSM:
Global System for Mobile Communications)セルラ無
線電話システム,北米デジタル・セルラ(NADC: North
American Digital Cellular )セルラ無線電話システ
ム,時分割多重接続(TDMA: Time Division Multiple A
ccess )システムおよび拡張TDMA(E-TDMA: Extended T
DMA )セルラ無線電話システムがある。GSMシステム
は、ヨーロッパ全域と環太平洋諸国で採用されている。
GSM は、TDMAを用いて1チャネルに8ユーザを有する2
00kHz チャネルを使用し、13kbits/s ボコーダ速度
を有する。NADCシステムは、30kHz チャネルを用い
て、1チャネルに3ユーザを有し、8kbits/s のボコー
ダ速度を有する。E-TDMAシステムも30kHz チャネルを
用いるが、1チャネルに6ユーザを有して、ボコーダ速
度は4kbits/s である。
【0030】好適な実施例においては、セルラ無線電話
通信システムは、DS-CDMA セルラ無線電話通信システム
である。このシステムの規格は、本明細書に参考文献と
して含まれる、1993年7月発行のTIA/EIA, IS-95,
Mobile Station-Base Station Compatibility Standard
for Dual-Mode Wide Band Spread Spectrum Cellular
System(以下「IS-95 規格」と呼ぶ)に開示される。
【0031】IS-95 規格においては、無線加入者ユニッ
ト(すなわち移動局受信機)内のデータ要素の命名に関
する命名法が記される。以下の表1は、CDMA無線加入者
ユニット102内の種々のデータ要素間のタイミングの
関係を示す。好適な実施例においては、A/D 変換器17
0(図1参照)のRSSI出力はチップ速度(chip rateで
サンプリングされ、コントローラ108(図1参照)の
∫RSSIおよびEc/Io 率入力は記号期間(symbol period
)でサンプリングされる。 要素 速度(秒) 速度(記号) 備考 チップ 1.2288M チップ Txビットは「チップ」と呼 ばれる。 記号 19.2ksym/s 64チップ/記号 中間段階ビットは「記号」 である。 ビット 9.6kbit/s 2 記号/ビット 重畳コーダは速度1/ PCG 800PCG/s 24記号/PCG 電力制御グループ フレーム 50Hz 192 ビット/フレーム 一次データは「ビット」。
【0032】 表1 DS-CDMA は、独自の符号シーケンスを利用してチャネル
を作り出す拡散スペクトル多重接続デジタル通信のため
の技術である。DS-CDMA 信号は、高レベルの干渉が存在
しても受信することができ、受信される。信号受信の実
際的な限度はチャネル条件に依存するが、上記のIS-95
規格に説明されるDS-CDMA の受信は、静止チャネルの信
号より18dB大きい干渉が存在しても行うことができ
る。通常は、システムは、これよりも低いレベルの干渉
と、ダイナミック・チャネル条件で動作する。
【0033】DS-CDMA セルラ無線電話通信システムは、
当技術では周知のセクタすなわちカバレージ・エリアに
分割される。DS-CDMA システムでは、通信のための周波
数は、各セルの各セクタで再利用され、無線加入者ユニ
ット102に見られるような特定の周波数における干渉
の多くは、無線加入者ユニット102が常駐するセルの
外側から来る。無線加入者ユニット102に見られる特
定の周波数における残留干渉は、時間遅延(反射)され
た光線から来る同一周波数上の同一セル内からのユーザ
・トラフィックによるもので、このとき各光線は、多重
経路を介してそれぞれがほぼ同じ遅延をもってアンテナ
114,116に到達する基地局トランシーバ104か
らの複合信号156である。
【0034】DS-CDMA 基地局トランシーバは、9600
ビット/秒の基本データ速度を有する信号で、無線加入
者ユニット102と通信する。この信号は、次に1.2
288Mhz の被送信ビット速度またはチップ速度に拡散
される。拡散は、デジタル符号を、データ速度を大きく
するデータ・ビットに印加し、さらにDS-CDMA システム
に冗長性を加えることにより行われる。そのセル内のす
べてのユーザのチップが加算されて、複合デジタル信号
を形成する。複合デジタル信号は、次に、信号の帯域幅
を制限するために濾波された横軸位相偏移(QPSK)変調
の形式を用いて送信される。
【0035】被送信信号が無線加入者ユニット102に
より受信されると、所望の信号から符号化が取り消され
て、それを9600ビット/秒のデータ速度に戻す。他
のユーザの符号にその符号化が適用されると、逆拡散は
起こらないで、被受信信号は1.2288Mhz の帯域幅
を維持する。被送信ビットまたはチップのデータ・ビッ
トに対する比率が符号化利得(coding gain )である。
IS-95 規格によるDS-CDMA システムの符号化利得は12
8または21dBである。この21dBという符号化利得の
ために、信号レベルを越える18dBまでの干渉(符号化
利得後の信号強度より3dB低い)を静止チャネルに関し
ては許容することができる。
【0036】無線加入者ユニット102は、無線システ
ム100の種類により互換性を持つよう適応される。従
って、好適な実施例では、無線加入者ユニット102は
セルラ無線加入者ユニットである。無線加入者ユニット
102は、たとえば車載装置,携帯装置または輸送可能
装置など、当技術で周知の多くの形態をとることもあ
る。好適な実施例により、無線加入者ユニット102は
前述のIS-95 規格に説明されるDS-CDMA セルラ無線電話
システムと互換性を持つよう設計されたDS-CDMA線加入
者ユニットである。
【0037】無線加入者ユニット102の第1の一般的
な実施例の動作を、概要で説明する。一般に、無線加入
者ユニット102は、第1アンテナ114,第2アンテ
ナ116,受信機126およびコントローラ108を備
える。第1アンテナは、RF信号156の第1表現を受信
する。第2アンテナは、RF信号156の第2表現を受信
する。受信機126は、第1アンテナ114および第2
アンテナ116に選択的に結合されて、第1アンテナ1
14からのRF信号156の第1表現158と第2アンテ
ナ116からのRF信号156の第2表現160の少なく
とも一方の受信に応答して、線路153に被受信信号
(Rx)を生成する。コントローラ108は、受信機12
6に結合されて、線路153の被受信信号に応答して、
第1アンテナ114のみ,第2アンテナ116のみ、あ
るいは第1アンテナ114と第2アンテナ116の両方
を選択的に受信機126に結合する。
【0038】好適な実施例においては、無線加入者ユニ
ット102内の切換アンテナ・ダイバーシチ受信機装置
106は2つのアンテナ114,116を有する。しか
し、当業者には周知のように、無線加入者ユニット10
2内のダイバーシチ受信機装置に3つ以上のアンテナを
組み込むこともできる。第1アンテナ114と第2アン
テナ116は、一般に、RF信号の受信および/または送
信を行うことができる任意のアンテナを備える。好適な
実施例においては、第1アンテナ114と第2アンテナ
116は、1/2ラムダの波長を有するダイポール・ア
ンテナである。無線加入者ユニット102内の第1アン
テナ114と第2アンテナ116の適切な配置,間隔,
向きなどは当業者には周知である。第1アンテナ114
は、当業者には周知のように、携帯電話のフラップ要素
に配置してもよい。
【0039】好適な実施例においては、第2アンテナ1
16が主たるアンテナと見なされる。これは、切換アン
テナ・ダイバーシチ受信機装置106と送信機112の
両方に結合されるからである。第1アンテナ114は、
受信機のダイバーシチ機能を可能にする補助(または代
替の)アンテナと見なされる。送信機112は、第1ア
ンテナ114には結合されない。
【0040】RF信号156の第1表現158とRF信号1
56の第2表現160とは、無線加入者ユニット102
に同じ情報を与える。しかし、第1アンテナ114と第
2アンテナ116の空間的関係のために、1つのアンテ
ナで受信されたRF信号は、もう1つのアンテナで受信さ
れたRF信号に関して、遅延も減衰もなされることがあ
る。切換アンテナ・ダイバーシチ受信機装置106の工
程は、この差を利用して、無線加入者ユニット102の
受信状態の改善を図る。
【0041】受信機126は、一般にRF信号を処理する
よう設計された種類の受信機である。受信機126の一
例が、John Proakis著1989年McGraw-Hill 発行の
「Digital Communications」またはRaymond L. Pickhot
z 他著1992年IEEE Transactions on Communication
s 発行の「Theory of Spread Spectrum Communications
- A Tutorial 」(vol.com-30, pp855-884 )に開示さ
れる。受信機126の多くの機能は、当技術では周知の
個別の部品内に、あるいは集積回路(IC)として実現す
ることができる。
【0042】アナログ−デジタル(A/D )変換器157
は、チップ速度の倍数(8X )において線路143でIF
信号をサンプリングする。好適な実施例においては、線
路153における被受信信号のエネルギは、通常はA/D
変換器対によりオーバーサンプリングされる同相(I )
成分と直角位相(Q )成分とに分割されている。好適な
実施例で用いるのに適したA/D 変換器の例に、ソニー社
製CDX1172 がある。
【0043】復調器128は、一般に当業者に周知のも
のである。好適な実施例においては、復調器128は、
拡散解除演算,I-Q 復調,同期,レーキ・フィンガ,挟
み込み解除(デインターリーブ),データの重畳解読お
よびEc/Io 比率の決定を備える。好適な実施例において
は、復調器128は、「CDMA Mobile Station ModemASI
C」(Proceedings of the IEEE 1992 Custom Integrated
Circuits Conference; section 10.2, 1-5ページ)お
よび「CDMA Digital Cellular System an ASICOverview
」(Proceedings of the IEEE 1992 Custom Integrated
Circuits Conference;section 10.1, 1-7 ページ) に
記述されるような特定用途向け集積回路(ASIC)内に具
現されるデジタルDS-CDMA 復調器である。
【0044】第2A/D 変換器170は、チップ速度でサ
ンプルを生成する。好適な実施例で用いるのに適した第
2A/D 変換器170の例に、ソニー社製CDX1175 があ
る。線路138におけるRSSIデータは、被受信信号14
5のI 成分およびQ 成分の一方または両方を用いて決定
することができる。
【0045】積分器130は、線路138におけるRSSI
データの多重サンプル平滑化を行う。これは、図示され
るような専用ハードウェアまたはコントローラ108内
のソフトウェア・アルゴリズムにより実行することがで
きる。
【0046】コントローラ108は、一般に、マイクロ
プロセッサまたはデジタル信号プロセッサ(DSP )など
のマイクロコンピュータである。コントローラ108
は、たとえばモトローラ社により製造販売されるMC6833
2 マイクロコントローラまたはMC56156DSPとすることが
できる。コントローラ108は、通常は受信機126か
ら独立している。しかし、コントローラ108と受信機
126とを組み合わせて、ICなどの一体型ユニットを形
成してもよい。
【0047】無線加入者ユニット102は、さらに第1
スイッチ118と第2スイッチ120とを備える。第1
アンテナ114,受信機126およびコントローラ10
8に結合された第1スイッチ118は、線路146の第
1制御信号に応答して、第1アンテナ114を選択的に
受信機126に結合する。第2アンテナ116,受信機
126およびコントローラ108に結合された第2スイ
ッチは、線路148の第2制御信号に応答して、第2ア
ンテナ116を選択的に受信機126に結合する。コン
トローラ108は、第1スイッチ118および第2スイ
ッチ120に結合され、線路153の被受信信号に応答
して、線路146で第1制御信号を、線路148で第2
制御信号を生成する。コントローラ108は、線路14
6の第1制御信号を介して第1スイッチ118を、線路
148の第2制御信号を介して第2スイッチ120を制
御して、第1アンテナ114のみ、第2アンテナ116
のみ、あるいは第1アンテナ114と第2アンテナ11
6の両方を受信機126に選択的に結合する。
【0048】好適な実施例においては、第1スイッチ1
18,第2スイッチ120および第3スイッチ122
は、通常は、集積回路(IC)内に形成された電界効果ト
ランジスタ(FET )である。FET の切換は、当技術で周
知の方法でFET を制御することにより行われる。スイッ
チ切換ダイバーシチ受信機装置ではよくあるように、受
信経路内のFET は、その挿入損失のために多少の受信機
感度の損失を起こす。しかし、送信経路にはスイッチが
ないので、送信(Tx)経路は影響を受けない。
【0049】好適な実施例においては、第1前置増幅器
135のバイアスと第2前置増幅器139のバイアス
も、それぞれ第1スイッチ118および第2スイッチ1
20と同時にコントローラ108により制御される(制
御線は図示されない)。前置増幅器は、前置増幅器と直
列に対応するスイッチが開になるとバイアス・オフされ
る。これにより、電流ドレインの低下と、対応するアン
テナが選択されない場合の隔離の改善とが促される。
【0050】第1スイッチ118,第2スイッチ120
および第3スイッチ122は、単極単投式スイッチとし
て表されるが、切換アンテナ・ダイバーシチ受信機装置
106を動作するためにハード上の切換は必要ない。第
1スイッチ118,第2スイッチ120および第3スイ
ッチ122は、あるいは線路147の第1制御信号,線
路149の第2制御信号および線路151の第3制御信
号により制御される減衰器でもよい。これらの減衰器に
用いられる典型的な減衰値は20dBである。そのため、
第1アンテナ114,第2アンテナ116および負荷1
24の選択された状態は、線路132,線路134およ
び線路136の減衰量をそれぞれ可変することにより実
現することができる。
【0051】第1アンテナ114および第2アンテナ1
16の受信機に対する選択的結合は、被選択状態として
定義される。好適な実施例においては、3つの被選択状
態がある。好適な実施例においては、第1被選択状態
は、第1アンテナ114のみが受信機126に結合され
たときに起こる。好適な実施例においては、第2被選択
状態は、第2アンテナ116のみが受信機126に結合
されたときに起こる。好適な実施例においては、第3被
選択状態は、第1アンテナ114と第2アンテナ116
の両方が受信機126に結合されたときに起こる。もち
ろん、被選択状態の記述は任意のもので、ここで定義し
た被割当アンテナの設定に限られない。
【0052】無線加入者ユニット102により提供され
る利点は、第1アンテナ114および第2アンテナ11
6の3つの被選択状態である。従来の技術においては、
2つの被選択状態だけが可能である。従来の技術におい
ては、2つの被選択状態は、通常は、コントローラによ
り制御される単極双投式スイッチを用いて実現される。
従来の技術においては、定義される1つの被選択状態
は、第1アンテナのみが受信機に結合された場合に起こ
り、別の被選択状態は第2アンテナのみが受信機に結合
された場合に起こる。従来の技術では、本明細書で開示
されるように第1アンテナと第2アンテナの両方が受信
機に結合された場合に起こる第3被選択状態は開示され
ない。
【0053】さらに、好適な実施例においては、コント
ローラ108は図2ないし図6に関して説明される複雑
な組み合わせの意志決定を用いて、第1アンテナ114
と第2アンテナ116の被選択状態を制御する。従来の
技術は、第1アンテナ114と第2アンテナ116との
間で単純なレベルのの被受信信号比較(多少のヒステレ
シスを加えて)を伝統的に用いる。
【0054】さらに、好適な実施例においては、コント
ローラ108は、線路144の∫RSSIおよび/または線
路142のEc/Io 比率に応答して、第1アンテナ114
および第2アンテナ116の被選択状態を制御する。コ
ントローラ108は、これらの3つのパラメータを用い
て、代替アンテナ・サンプリングを最適化すると共に、
作動中のアンテナ構造として代替アンテナ構造を選択す
べき時点を最適化する。従来の技術では、線路144の
∫RSSIおよび/または線路142のEc/Io 率に応答して
第1アンテナ114および第2アンテナ116の被選択
状態を制御する方法を開示しない。線路144の∫RSSI
および/または線路142のEc/Io 比率に応答して第1
アンテナ114および第2アンテナ116の被選択状態
を制御する方法は、以下図2ないし図6に関して説明す
る。
【0055】第1アンテナ114および第2アンテナ1
16の両方を有する切換アンテナ・ダイバーシチ受信機
装置106の動作は、DS-CDMA 信号などの拡散スペクト
ル信号を受信するときに特に有利である。DS-CDMA 信号
においては、無線加入者ユニット102に宛てられる同
じ情報が、第1アンテナ1114と第2アンテナ116
とに存在する。DS-CDMA 信号のこのような特性のため
に、線路153における被受信信号(Rx)の信号対雑音
比は、アンテナが同時に接続されると改善されることが
多い。改善が起こる条件には、互いに10dB以内で、位
相が対向しない信号レベルが含まれる。
【0056】第1アンテナ114と第2アンテナ116
の第3被選択状態は、従来の技術では実現されない利点
を提供する。従来の技術では、Ec/Io 比率の等価量を用
いない。第3被選択状態にあるときにEc/Io が充分であ
るということは、それが最適な状態でないとしても、ア
ンテナが両方とも同時に接続された状態になることを意
味する。これについては、図2ないし図6に関してさら
に説明する。
【0057】無線加入者ユニット102は、負荷124
と第3スイッチ122とをさらに備える。負荷124
は、線路164で信号接地電位に結合される。負荷12
4,受信機126およびコントローラ108に結合され
た第3スイッチは、第3制御信号150に応答して負荷
124を受信機126に選択的に結合する。コントロー
ラ108は、線路153の被受信信号(Rx)に応答し
て、第1アンテナ114と負荷124のみ、第2アンテ
ナ116と負荷124のみか、あるいは第1アンテナ1
14と第2アンテナ116の両方を受信機126に選択
的に結合する。
【0058】好適な実施例においては、第1被選択状態
は、第1アンテナ114と負荷124のみが受信機12
6に結合されたときに起こる。好適な実施例において
は、第2被選択状態は、第2アンテナ116と負荷12
4のみが受信機126に結合されたときに起こる。好適
な実施例においては、第3被選択状態は、第1アンテナ
114と第2アンテナ116の両方が受信機126に結
合されたときに起こる。負荷124は、第3被選択状態
では受信機126に結合されない。
【0059】負荷124は、所定のインピーダンスを有
する。好適な実施例においては、負荷は所定の損失終端
を形成する。負荷124の一例は抵抗である。好適な実
施例においては、負荷は100オームのインピーダンス
を有する。
【0060】線路145の所定の出力インピーダンスに
一致する所定の入力インピーダンスを有する受信機12
6を設計することが望ましい。従って、線路145にお
ける所定の出力インピーダンスは、第1アンテナ114
と第2アンテナ116の3つの被選択状態の間の選択に
関わらず、実質的に一定であることが望ましい。これ
は、第3被選択状態において第1スイッチ118と第2
スイッチ120の両方が受信機126に結合されるとき
に、線路145における所定の出力インピーダンスに一
致する所定の入力インピーダンスを有する受信機126
をまず設計することにより実現される。好適な実施例に
おいては、受信機126の所定の入力インピーダンスは
50オームである。好適な実施例においては、第1スイ
ッチ118と第2スイッチ120の両方が第3被選択状
態において受信機126に結合されるときの、線路14
5における所定の出力インピーダンスは50オームであ
る。しばらくの間、負荷124を無視して、第1アンテ
ナ114と第2アンテナ116が第1被選択状態または
第2被選択状態のいずれか一方にあるとき(すなわち、
1つのアンテナだけが受信機126に結合されるとき)
の線路145における出力インピーダンスは、第1アン
テナ114と第2アンテナ116が第3被選択状態にあ
るとき(すなわち第1アンテナ114と第2アンテナ1
16の両方が受信機126に結合されるとき)の線路1
45における出力インピーダンスと同じではない。好適
な実施例においては、それぞれ第1および第2被選択状
態で、第1スイッチ118および第2スイッチ120
が、負荷124なしで受信機126に結合されるとき
の、線路145における所定の出力インピーダンスは1
00オームである。
【0061】次に、1つのアンテナだけが選択されて受
信機126に結合されると、負荷124が第1アンテナ
114または第2アンテナ116のいずれか一方と並列
に加えられる。負荷124のインピーダンスは、第1ス
イッチ118または第2スイッチ120のいずれか一方
の線路145における出力インピーダンスと並列の負荷
124のインピーダンスが、並列の第1スイッチ118
と第2スイッチ120の両方の線路145における出力
インピーダンスと実質的に同じになるよう選択される。
好適な実施例においては、それぞれ第1および第2被選
択状態において、第1スイッチ118および第2スイッ
チ120の一方だけが負荷124を備えて受信機126
に結合される場合の線路145における所定の出力イン
ピーダンスは、50オームである。
【0062】第1アンテナ114が選択されるか、ある
いは第2アンテナ116が選択される場合に負荷124
を受信機126に選択的に結合することと、第1アンテ
ナ114と第2アンテナ116の両方が選択されたとき
に負荷124を受信機126に選択的に結合しないこと
とにより、線路145に一定の所定の出力インピーダン
スが維持される。これにより、受信機126の所定の入
力インピーダンスは、線路145における所定の出力イ
ンピーダンスに一致する。
【0063】従来の技術では、アンテナが1つしか選択
されない場合に、負荷内で切り換える方法を開示しな
い。従来の技術は、第3被選択状態(すなわち第1アン
テナと第2アンテナの両方が同時に選択される場合)を
開示しない。従来の技術においては、1つのアンテナの
み、またはもう1つのアンテナのみが選択される場合に
は、所定の出力インピーダンスはすでに同じであるの
で、従来の技術では受信機に対して一定の所定の出力イ
ンピーダンスを維持する問題に関しては言及されない。
【0064】好適な実施例においては、コントローラ1
08は、第1アンテナ114または第2アンテナ116
のいずれか一方のみを受信機126に選択的に結合する
前のある時間的期間の間、第1アンテナ114と第2ア
ンテナ116の両方を受信機126に結合する。コント
ローラ108のこの作業は、「ブレーク前の切換実行
(make before break switching )」という言葉で要約
される。この種の切換の目的は、アンテナを切り換える
際の過渡効果を削減し、両方のアンテナを平行して用い
る場合の可能な利点を評価する時間を得ることである。
好適な実施例においては、通常、「時間をとる」のは記
号期間である。
【0065】好適な実施例においては、RF信号158,
160は、所望のRF信号156と、信号166で表され
る干渉信号とを含む複合RF信号である。好適な実施例に
おいては、所望の信号は拡散スペクトル信号である。特
に、拡散スペクトル信号は、CDMA通信システムに適応さ
れる直接シーケンス拡散スペクトル(DSSS)信号であ
る。所望のRF信号156の一般的説明は、前述のIS-95
規格に開示される。
【0066】所望のRF信号156は、データ信号と、少
なくとも1つの符号化されたパイロット信号とを備え
る。データ信号には、無線加入者ユニット102に宛て
られる情報が含まれる。データ信号は、線路140にお
ける被復調信号(Dx)に相当する。被符号化パイロット
信号は、受信機126を同期するために用いられる。被
符号化パイロット信号(Ec)は、線路142において決
定されるEc/Io 比率の一部である。
【0067】干渉信号166は、たとえばRF信号156
の遅延輻射,他のDS-CDMA 基地局からの送信および他の
無線送信からのスプリアスエネルギなど、種々の発信源
から来る。
【0068】無線加入者ユニット102の第2の一般的
実施例の概要を説明する。第1アンテナ114は、拡散
スペクトルRF信号156の第1表現158を受信する。
第2アンテナ116は、拡散スペクトルRF信号156の
第2表現160を受信する。受信機は、第1アンテナ1
14および第2アンテナ116に選択的に結合されて、
第1アンテナ114からの拡散スペクトルRF信号156
の第1表現158と第2アンテナ116からの拡散スペ
クトルRF信号156の第2表現160の少なくとも一方
の受信に応答して、少なくとも線路142の1つのEc/I
o 比率を含む被受信信号を線路153に生成する。第1
スイッチ118は、第1アンテナ114,受信機126
およびコントローラ108に結合されて、線路146の
第1制御信号に応答して第1アンテナ114を受信機1
26に選択的に結合する。第2スイッチ120は、第2
アンテナ116,受信機126およびコントローラ10
8に結合されて、線路148の第2制御信号に応答して
第2アンテナ116を受信機126に選択的に結合す
る。負荷124は、所定のインピーダンスを有する。第
3スイッチ122は、負荷124,受信機126および
コントローラ108に結合されて、線路150の第3制
御信号に応答して負荷124をを受信機126に選択的
に結合する。コントローラ108は、第1スイッチ11
8,第2スイッチ120および第3スイッチ122に結
合されて、線路142のEc/Io 比率に応答して、線路1
46に第1制御信号を、線路148に第2制御信号を、
線路150に第3制御信号を生成する。
【0069】コントローラ108は、線路146の第1
制御信号に応答して第1スイッチ118を、線路148
の第2制御信号に応答して第2スイッチ120を、線路
150の第3制御信号に応答して第3スイッチ122を
制御し、第1アンテナ114と負荷124のみ、第2ア
ンテナ116と負荷124のみか、あるいは第1アンテ
ナ114と第2アンテナ116の両方を受信機126に
選択的に結合する。
【0070】コントローラ108は、第1スイッチ11
8,第2スイッチ120および第3スイッチ122を制
御して、第1アンテナ114と第2アンテナ116の両
方を受信機126に選択的に結合する。第1アンテナ1
14と負荷124または第2アンテナ116と負荷12
4のいずれかを受信機126に選択的に結合する前の期
間に、コントローラ108は第1アンテナ114と第2
アンテナ116の両方を受信機126に結合する。
【0071】第1アンテナ114および第2アンテナ1
16の3つの被選択状態は、線路144の∫RSSIまたは
線路142のEc/Io 比率に応答して、コントローラ10
8により制御される。入力信号に応答するコントローラ
108の動作は、図2ないし図6に関してさらに説明す
る。
【0072】図2,図3,図4および図6に示される流
れ図は、コントローラ108に連係する読み取り専用メ
モリ(ROM )(図示せず)内に具現される。図2は、所
定の閾値に関する∫RSSIのレベル,複合RF信号に関する
所望のRF信号のレベル,選択されたアンテナ状態の数お
よび比率(Ec/Io )のレベルおよび/または∫RSSIのレ
ベルを全体的に考慮するコントローラ108により行わ
れる意志決定を示す。図3は、様々な時点で∫RSSIのレ
ベルに基づいてアンテナの被選択状態をいつ変更すべき
かを一般に考慮するコントローラ108により行われる
意志決定を表す。図4は、∫RSSIのレベルを測定する方
法を全体的に考慮するコントローラ108により行われ
る意志決定を表す。図5は、∫RSSIのレベルを測定する
方法の決定を支援する。図6は、所定の閾値に関して比
率(Ec/Io )のレベルに基づきアンテナの被選択状態を
いつ変更すべきかを一般に考慮するコントローラ108
により行われる意志決定を表す。
【0073】図2は、図1の無線加入者ユニット102
の動作を説明する流れ図200である。流れ図200
は、コントローラ108の動作条件の所定のセットを定
義するステップ202,204,205,206,20
8,210,212の集合によって構成される。
【0074】ステップ202で、∫RSSIが所定の閾値よ
り大きいか否かの決定がなされる。好適な実施例におい
ては、所定の閾値は6dBである。この所定の閾値は、受
信機126の感度より上のレベルを表すように、経験的
に設定される。
【0075】ステップ202で、∫RSSIが受信機の感度
よりはるかに大きい、たとえば6dBより大きいと判定さ
れると、第1アンテナ114および第2アンテナ116
は、大半の時間は並列のままにしておくことができる。
好適な実施例においては、第1アンテナ114と第2ア
ンテナ116の両方が受信機126に並列に接続される
と第3被選択状態が起こる。∫RSSIの低下がある場合は
並列アンテナ状態から単独アンテナへの切換が行われ
る。∫RSSIの低下は、第1アンテナ114と第2アンテ
ナ116の両方に同時にフェーディングが起こるか、あ
るいは第1アンテナ114と第2アンテナ116との間
で信号の取り消しが起こるかしたことにより、熱閾値に
到達したことを示すものである。
【0076】ステップ202の判定が肯定である場合
は、ステップ204で、所望のRF信号156が複合RF信
号158または160を優越するか否かという判定がな
される。好適な実施例においては、所望のRF信号156
は、復調器128が他の被検出信号より10dBより高い
レベルで所望のRF信号156を検出すると、複合RF信号
158または160を優越する。ステップ204の判定
の目的は、無線加入者ユニット102が多重経路フェー
ディングにあるか、あるいはフラット・フェーディング
条件に対し、ソフト・ハンドオフ条件にあるかの指標を
与えることである。多重経路フェーディング,ソフト・
ハンドオフおよびフラット・フェーディング条件は、当
業者には周知である。多重経路フェーディングまたはソ
フト・ハンドオフ条件は、所望のRF信号が複合RF信号を
優越しない場合に起こる。フラット・フェーディング条
件は、所望のRF信号156が複合RF信号158または1
60を優越しない場合に起こる。
【0077】ステップ204の判定が否定である場合
は、ステップ205で、コントローラ108はEc/Io 比
率に応答して、第1アンテナ114、または第2アンテ
ナ116、または第1アンテナ114と第2アンテナ1
16の両方を選択する。Ec/Io率だけが用いられて∫RSS
Iが用いられない理由は、∫RSSIは所望のRF信号156
の強度を表さないからである。ステップ205の詳細
は、図6に関して説明する。
【0078】ステップ204の判定が肯定である場合
は、ステップ206で、コントローラ108は、∫RSSI
またはEc/Io 比率のいずれか一方に応答して、第1アン
テナ114、第2アンテナ116、または第1アンテナ
114と第2アンテナ116の両方を選択する。∫RSSI
またはEc/Io 比率のいずれか一方が用いられる理由は、
ここでは∫RSSIが所望のRF信号156の強度を実質的に
表し、Ec/Io は所望のRF信号156の強度を常に表すか
らである。∫RSSIに応答して選択されるアンテナ11
4,116の状態に関するステップ206の詳細は、図
3ないし図5に関して説明される。Ec/Io 比率に応答し
て選択されるアンテナの状態に関するステップ206の
詳細は、図6に関して説明される。
【0079】ここでステップ202に戻るが、ステップ
202の判定が否定である場合は、ステップ208で、
所望のRF信号156が複合RF信号158または160を
優越するか否かの判定がなされる。このステップは、ス
テップ204で説明されたのと基本的に同じである。
【0080】ステップ202で、∫RSSIが熱雑音(No)
に近い、たとえば6dB未満と判定されると、受信機12
6には一度に1つのアンテナしか接続すべきでない。好
適な実施例においては、第1被選択状態により第1アン
テナ114のみが受信機126に接続され、第2被選択
状態により第2アンテナ116のみが受信機126に接
続される。これにより、並列する2つのアンテナから加
えられた熱雑音(No)が受信状態を劣化させないことが
保証される。この場合は、アンテナ切換は記号端に同期
しており、「ブレーク前実行」を行う実際的な理由がな
い。しかし、アンテナが接続されていない場合は、有意
の期間はない。さもないと、貴重な情報が失われること
がある。従って、第1および第2被選択アンテナ状態の
間でほぼ同時に切換が起こることになる。
【0081】ステップ208の判定が否定の場合は、コ
ントローラはEc/Io 比率に応答して第1アンテナ114
または第2アンテナ116のいずれか一方を選択する。
ステップ210は、ステップ205と同じであるが、ス
テップ210には第3被選択アンテナ状態(すなわち並
列アンテナ)がない点が異なる。Ec/Io 比率に応答する
アンテナの被選択状態に関するステップ210の詳細
は、図6に関して説明される。
【0082】ステップ208で判定が肯定の場合は、ス
テップ212で、コントローラ108が∫RSSIまたはEc
/Io 比率に応答して、第1アンテナ114または第2ア
ンテナのいずれか一方を選択する。ステップ212はス
テップ206と同じであるが、ステップ210には第3
被選択アンテナ状態(すなわち並列アンテナ)がない点
が異なる。∫RSSIに応答する被選択アンテナ状態に関す
るステップ212の詳細は、図3ないし図5に関して説
明される。Ec/Io 比率に応答するアンテナの被選択状態
に関するステップ212の詳細は、図6に関して説明さ
れる。
【0083】ステップ205,206,210,212
が終了すると、流れ図はステップ202に戻り、∫RSSI
が所定の閾値より大きいか否かという判定が再びなされ
る。
【0084】図3は、図2の流れ図200の一部分をさ
らに説明する流れ図300である。特に図3の流れ図
は、図2のステップ206,212のそれぞれについて
拡大して、コントローラ108が∫RSSIに応答してアン
テナの状態をどのように選択するかを説明する。図3の
流れ図の全体的な目標は、コントローラ108がアンテ
ナの状態を選択して、最も大きな∫RSSIの被測定値を生
成できるようにすることである。
【0085】図3は、ステップ304,310,320
の3つの被選択アンテナ状態がコントローラ108によ
り選択されることを示す。コントローラ108が、たと
えばステップ304,310で2つの被選択アンテナ状
態の間の選択だけを行えばすむ場合は、流れはステップ
318,302の間の点線319により示される経路を
とる。図2を短く参照すると、ステップ210,212
では2つの被選択アンテナ状態しか用いられないことが
わかる。コントローラ108が、たとえばステップ30
4,310,312で3つの被選択アンテナ状態の間の
選択を行う必要がある場合は、流れはステップ318,
320の間の直線321により示される経路をとる。図
2を短く参照すると、3つの被選択アンテナ状態がステ
ップ205,206で用いられることがわかる。
【0086】流れ図は、ステップ302で始まる。ステ
ップ302で、所定の時間間隔が経過したか否かの判定
が行われる。所定の時間間隔の目的は、所望のRF信号1
56の優越に関するチェックを定期的に評価させること
である。好適な実施例においては、所定の時間間隔は1
秒の期間を有する。
【0087】ステップ302の判定が肯定の場合は、1
秒という所定の時間間隔が経過して、流れ図は図2のス
テップ202に戻る。
【0088】ステップ302の判定が否定の場合は、ス
テップ304で、コントローラは第1スイッチ118,
第2スイッチ120および第3スイッチ122を設定す
ることにより、第1アンテナ114および第2アンテナ
116を第1被選択状態に置く。好適な実施例において
は、スイッチは記号端に対応するチップ端に設定され
る。ステップ206で、第1被選択状態は、3つの可能
なアンテナの組み合わせのうち任意のものとすることが
できる。さらに、ステップ212が行われると、第1被
選択状態により、アンテナ114とアンテナ116とを
並列に置く状態が排除される。
【0089】ステップ306で、コントローラ108は
∫RSSIを測定し、メモリ・レジスタ1(図示せず)に記
憶する。このメモリは、たとえば、コントローラ108
に連係されるランダム・アクセス・メモリ(RAM )であ
る。
【0090】ステップ308で、複数の記号時間が経過
したか否かの判定がなされる。記号時間を監視する目的
は、被選択アンテナ状態が変化したときに連続する∫RS
SI測定間の遅延を設けることである。遅延がない場合
は、∫RSSIの連続測定は同様のものになるので、第2測
定値を取り入れても利点はない。しかし、遅延があまり
に長いと、第1測定値を受信状態を改善するために実際
に用いるには時間的に古くなることがある。
【0091】一般に、代替のアンテナ状態をサンプリン
グすることは∫RSSIの機能である。∫RSSIが充分に高い
ときは、代替のアンテナをサンプリングする必要はな
い。∫RSSIが下がると、最大速度、たとえば毎秒192
0サンプルに到達するまで、代替のアンテナを増分的に
サンプリングしなければならない。
【0092】代替アンテナは、レイリー・フェーディン
グを補える程度に充分頻繁にサンプリングしなければな
らない。すなわち、ゆっくりと可変するチャネルはあま
り頻繁にサンプリングしなくても済み、より多くのサン
プルを平均化して複合サンプルを決定することができる
ということである。このように、サンプル期間は受信状
態に影響を与えにくい。
【0093】ステップ308の判定が否定である場合
は、複数の記号時間が経過するまで流れはステップ30
8に戻る。ステップ308の判定が肯定である場合は、
流れはステップ310に続く。
【0094】ステップ310で、コントローラ108
は、第1スイッチ118,第2スイッチ120,第3ス
イッチ122を設定することにより、第1アンテナ11
4および第2アンテナ116を第2被選択状態に変更す
る。好適な実施例においては、スイッチは、記号端に対
応するチップ端に設定される。ステップ206では、第
2被選択状態は、3つの可能なアンテナの組み合わせの
うち、どれでもよい。さらに、ステップ212が起こる
と、第2被選択状態は、アンテナ114とアンテナ11
6を並列に配置することを排除する。
【0095】ステップ312で、コントローラは∫RSSI
を測定してメモリ・レジスタ2(図示せず)に記憶す
る。このメモリは、たとえば、コントローラ108に連
係されるランダム・アクセス・メモリ(RAM )である。
ここで、コントローラ108は、∫RSSIの第1測定値と
比較すべき∫RSSIの第2測定値を有する。
【0096】ステップ314で、コントローラはレジス
タ2内の∫RSSIを、レジスタ1内の∫RSSIと比較し、そ
の結果をメモリ(図示せず)に記憶する。この比較の結
果は、どちらの被選択アンテナ状態がより良い受信状態
を提供するかの指標となる。
【0097】ステップ316で、レジスタ2内の被測定
∫RSSIが、レジスタ1内の被測定∫RSSI以上になったか
否かの判定が行われる。ステップ316の判定が肯定で
ある場合は、ステップ318で、コントローラはレジス
タ1内の被測定∫RSSI時刻T2で測定された∫RSSIと置き
換える。この置き換えの目的は、最新の∫RSSI測定値を
既知のメモリ位置にロードして、その後、∫RSSIの新し
い測定値と比較することである。流れはステップ308
に戻り、複数の記号時間が経過したか否かの判定がなさ
れる。これにより、被測定∫RSSIが下がらない場合は、
被測定∫RSSIが測定毎に小さくならない限り、アンテナ
設定は第2被選択状態のままになる。
【0098】ステップ316で判定が否定の場合は、3
つの被選択アンテナ状態が望まれるときにはステップ3
20に、あるいは2つの被選択アンテナ状態が望まれる
ときにはステップ302に流れが続く。点線319は、
ステップ318とステップ302との間の代替の流路を
示す。直線321は、ステップ318とステップ320
との間の流路を示す。
【0099】第3被選択アンテナ状態が望まれるときに
は、流れはステップ318からステップ320に続き、
コントローラ108は第1アンテナ114および第2ア
ンテナ116を第3被選択状態に変更する。第3被選択
状態は、3つの可能なアンテナ設定のうちどれでもよ
い。ステップ320で、第3被選択状態への変更が、記
号端に対応するチップ端で起こる。ステップ320のこ
の部分は、上記ステップ304,310に関する説明の
部分と同じである。
【0100】ステップ322で、コントローラ108は
∫RSSIを測定し、レジスタ2(図示せず)に記憶する。
ここで、コントローラ108は、以前の∫RSSI測定値と
比較すべき新しい∫RSSI測定値を有する。
【0101】ステップ324で、コントローラはレジス
タ2内の被測定∫RSSIを、レジスタ1内の被測定∫RSSI
と比較し、その結果をメモリ(図示せず)に記憶する。
この比較の結果は、どちらの被選択アンテナ状態がより
良い受信状態を提供するかの指標となる。
【0102】ステップ326で、コントローラ108
は、レジスタ2内の被測定∫RSSIが、レジスタ1内の被
測定∫RSSI以上になったか否かを判定する。ステップ3
26の判定が肯定である場合は、ステップ328で、コ
ントローラ108はレジスタ1内の被測定∫RSSIをレジ
スタ2内の被測定∫RSSIと置き換える。この置き換えの
目的は、最も高い∫RSSI測定値を既知のメモリ位置にロ
ードして、その後、∫RSSIの新しい測定値と比較するこ
とである。流れはステップ308に戻り、複数の記号時
間が経過したか否かの判定がなされる。被測定∫RSSIが
増加した場合は、アンテナ設定が元に戻り、第2被選択
状態で∫RSSIの測定を行う。
【0103】ステップ326の判定が否定である場合
は、流れは302に続き、所定の時間期間が経過したか
否かの判定がなされる。
【0104】ステップ304,310,320では、ア
ンテナの被選択状態への変更は、記号端に対応するチッ
プ端で起こる。コントローラは、最も強いレーキ・フィ
ンガ(復調器128内には図示せず)のチップ移行で、
切換時を調整する。これにより受信機126の中間周波
数(IF)フィルタ内のリンギング効果が最小限に抑えら
れる。米国特許第4,584,713号は、ビット/ス
イッチ調整を教示し、移行リンギングが中間周波数(I
F)フィルタとIFフィルタの極数からの遅延の関数であ
るとしている。記号端およびチップ端検出回路構成(受
信機126およびコントローラ108内には図示せず)
は、アンテナ切換時刻を復調器128内のチップ・クロ
ックの時間先行と同期させることを行う。先行量は、ア
ンテナ端子の復調器128に対する時間遅延の関数であ
る(すなわちチップ期間の基本単位)。
【0105】図4は、図3の流れ図300の一部分をさ
らに説明する流れ図400である。特に、図4の流れ図
400は、コントローラ108が図3の各ステップ30
6,312,322で∫RSSIを測定し、メモリに記憶す
る方法を説明する。
【0106】図4の流れ図400は、一般にステップ4
02と記されたステップ群と、全体がステップ404と
示されたステップ群とを含む。ステップ402は、ステ
ップ406,408,410,412,414を含む。
ステップ402は、一般に、連続チップに関して∫RSSI
を測定および記憶する方法を示す。ステップ404は、
一般に、ステップ416,418,420,422を含
む。ステップ404は、一般に、非連続チップに関する
∫RSSIの測定および記憶方法を示す。点線415は、連
続チップを測定する際にステップ412と408との間
で通る流路を示す。あるいは、非連続チップを測定する
場合には、ステップ412と416との間で、流路41
7を通る。
【0107】ステップ406を参照して、コントローラ
108は、サンプル計数値と新しい∫RSSI値とをリセッ
トする。サンプル計数は、現在の∫RSSI測定内のRSSIサ
ンプルの数の測定値である。好適な実施例においては、
リセットされるサンプル計数値はゼロであり、リセット
される新しいRSSI値はゼロである。
【0108】ステップ408で、コントローラはチップ
期間中に得た最新サンプルを測定し、それを新しい∫RS
SI値に加える。
【0109】ステップ410で、コントローラ108
は、サンプル計数値を増分する。好適な実施例において
は、サンプル計数値は1ずつ増分される。
【0110】ステップ412で、サンプル量が所定の閾
値以上であるか否かが判定される。好適な実施例におい
ては、所定の閾値は32サンプル計数である。
【0111】ステップ412の判定が肯定の場合は、ス
テップ414で新しい∫RSSI値がメモリ(図示せず)に
記憶される。このように、複数のサンプルにわたり∫RS
SIの個別のサンプルを合計することによって、ステップ
408,410,412で∫RSSI値が決定される。ステ
ップ414から、流れは図3のステップ310,314
または324に続く。
【0112】ステップ412の判定が否定であると、連
続チップの測定が望まれる場合は、流れは経路415を
介してステップ408に続く。非連続チップに関する∫
RSSIの測定が望まれる場合は、流れは流路417を介し
てステップ416に続く。ステップ416で、コントロ
ーラはスキップ計数値を増分する。スキップ計数値と
は、スキップされる(とばされる)チップ数の測定値で
ある。
【0113】ステップ418で、スキップ計数値が所定
のスキップ計数閾値以上であるか否かの判定がなされ
る。好適な実施例においては、所定のスキップ計数閾値
は10である。
【0114】ステップ418の判定が否定の場合は、ス
テップ420でコントローラはチップ期間を待機し、ス
テップ416に戻って、そこでコントローラ108は再
びスキップ計数値を増分する。
【0115】ステップ418の判定が肯定の場合は、ス
テップ422でコントローラはスキップ計数値をリセッ
トし、流れはステップ408に戻る。好適な実施例にお
いては、リセットされたときのスキップ計数値はゼロで
ある。
【0116】これにより、ステップ416,418,4
20,422は共に、連続するRSSI測定間でスキップさ
れるチップ期間の数を決定するチップ計数ループとな
る。
【0117】図5は、図4の流れ図の説明を助ける、種
々のチップ速度における確率分布関数501,502,
503,504,505のグラフである。図5は、一般
に図4の流れ図内で用いられるサンプリング法を説明す
る。グラフ501〜505は、それぞれ5つの異なるサ
ンプル積分の確率分布関数を表す。ただし、横座標の単
位は電力をワットで表したものである。グラフ501
は、1チップ・サンプル積分を示す。グラフ502は、
2チップ・サンプル積分を示す。グラフ503は、4チ
ップ・サンプル積分を示す。グラフ504は、8チップ
・サンプル積分を示す。グラフ505は、16チップ・
サンプル積分を示す。単チップ・サンプル図は、例では
電圧が奇数に制限されるという事実を反映する。
【0118】以下に、無線加入者ユニット102が用い
るサンプリング法の実際的な説明を行う。サンプル期間
とサンプル数とは、実際の設計を行う際には考慮を必要
とする二律背反性を有する。好適な実施例においては、
基地局トランシーバ104から送信されるRF信号156
は、振幅と極性が異なる独立した固定電圧に、他の個別
電圧よりもかなり強いDC電圧(すなわちパイロット)を
加えた和である。その結果は、ほぼ、DC電圧によるガウ
ス振幅確率不能関数(PDF :probability disability f
unction )オフセットになる。たとえば、DC電圧オフセ
ットは、グラフ505の40ワット付近に約0.05の
ピークとして現れる。積分に用いられるチップ数を減ら
すと、グラフ504,503,502,501に見られ
るように、∫RSSIが正確に測定される確率が低下する。
【0119】サンプル間でチャネルがあまり変わらない
限り、必要とされる積分は、異なるサンプルを平均化す
ることとサンプル間隔を大きくすることとの組み合わせ
により、実現することができる。たとえば、16個の別
々のチップは、16個の連続チップの積分と等価であ
る。また、64個のチップの積分は、連続する、あるい
は代替の記号境界上の64個のチップ・サンプルから導
かれる。
【0120】代替アンテナ上の信号のほうがはるかに雑
音が多く、サンプリング間隔を長くするとフレーム誤差
率が低下する場合がある。この問題は、サンプリング間
隔を小さくすることにより基本的に回避することができ
る。通常、代替アンテナは、きわめて短い時間間隔(チ
ップ・サンプル程度)でサンプリングされる。たとえ
ば、図1の下方変換器155の出力におけるIo被デジタ
ル化サンプル電力を考える。下方変換器155は、RF信
号156の0.81μs チップにほぼ一致する。ここ
で、7dBを必要とするEc/No ,21dB処理利得および計
25W のうち1W のトラフィック・チャネルTx電力とい
う最悪のケースを考えると、平均サンプルS/N は7−2
1+25:1=0dBとなる。従って、平均チップ・サン
プルは、ほぼいつでも正のS/N である。しかし、瞬間的
なチップ・サンプル電力は変数となり、チップ間の相関
は非常に低い。そのため、単チップ・サンプルは、サン
プルの後続の積分と同様に雑音が多くなる。この問題を
克服するために、サンプル間隔をより多くの記号に延長
することができる。重要な手法は、記号毎の不都合を最
小限にするために記号境界にまたがることである。
【0121】サンプル間隔が数チップ程度であれば、受
信機性能の低下を小さく抑えて、サンプル間隔全体を記
号復調器128から無効にすることもできる。総エネル
ギには切換過渡電流が含まれ、代替アンテナには非常に
雑音が多いので、これは特に有効である。
【0122】1つのアンテナだけが受信機に結合され、
∫RSSI測定が1回行われる場合は、代替アンテナのサン
プリングでは、ブレーク前実行接続が好適である。これ
によりS/N は最大3dB低下するが、特に代替信号が低い
場合は切換過渡電流が導入されない。しかし、2つの信
号を加算することにより、特定条件の位相と振幅のもと
では結果がゼロになることもある。
【0123】チャネルそのもの,ソフト・ハンドオフ
(HO)またはその両方のいずれかのために、かなりの量
の遅延拡散がある場合は、チップ・サンプルまたはRSSI
推定値は信号フェーディングの良好な指標とはならな
い。ここでは、サンプルは期間の記号である必要はな
く、測定されたパラメータはEc/Io 比率でなくてもよ
い。
【0124】サンプル速度の実際的説明を以下に行う。
代替アンテナ状態は周期的にサンプリングされる。機能
中の信号が∫RSSIのS/N 閾値またはEc/Io 比率より下が
ると、サンプリングはゲート抑制される。無線加入者ユ
ニット102は、以下のパラメータを介してそのS/N 推
定値に到達することができる:すなわち、Ec/Io ,フィ
ンガの活動と検索者リポートから得られた遅延拡散の量
およびこれもレーキ・フィンガの活動と検索者リポート
から得られたハンドオフ(HO)量である。推定されるS/
N は、代替アンテナ・サンプリングを行うべきか否かを
示す指標となる。もちろん、簡単な原則は、常に最小速
度でサンプリングを行い、S/N が閾値より下がったとき
により高い速度でサンプリングを行うということであ
る。
【0125】サンプルの原則は、機能中のアンテナのS/
N <閾値=>のとき、記号10個毎に代替アンテナのサ
ンプリングを行う(毎秒1920サンプル)ことであ
る。サンプル速度は、1サンプル/記号(19200s/
s )またはそれ以上である。前述のように、高サンプル
速度の利点は、それを平均化してサンプル毎の変動を小
さくすることである。
【0126】とにかく、このように高いサンプル速度が
可能な場合には、スイッチ・ダイバーシチは、高速道路
上の移動速度においてもフラット・レイリー・フェーデ
ィング(最悪の場合)を追跡することができなければな
らない。これにより、最適な切換ダイバーシチに対する
妥当に近接する概算値を得るべきである。通常、最悪の
ドップラ周波数は100Hz未満である(@75MPH &8
94MHz ,ドップラは75x0.894x1.49)。
毎秒1920サンプルでは、最小フェーディング期間に
つき20サンプルがあり、これは他のアンテナに切り換
えることを決定するには充分な時間である。
【0127】データからフェード速度の推定値を得て、
サンプル速度をフェード速度の直接関数にすることは比
較的簡単である。サンプル速度は、フェード速度によ
り、毎秒96ないし1920サンプルまで可変すること
がある。
【0128】このように、非CDMA無線加入者ユニットよ
りはるかに速い速度で信号ピークを追従する能力は、従
来の切換ダイバーシチ方法との大きな差異である。
【0129】図6は、図2の流れ図200の別の部分を
さらに説明する流れ図600である。特に、流れ図60
0は、図2の流れ図200のステップ205,206,
210,212の詳細を、Ec/Io 比率に応答するコント
ローラの被選択アンテナ状態の選択に関して説明する。
たとえばステップ602,608で、コントローラ10
8が2つの被選択アンテナ状態間でのみ選択を行えば済
む場合は、流れは、ステップ612と図2のステップ2
02との間の点線615により示される経路を通る。図
2を簡単に参照すると、ステップ210,212では2
つの被選択アンテナ状態しか用いられないことがわか
る。たとえばステップ602,608,622で、コン
トローラ108が3つの被選択アンテナ状態間で選択を
行う必要がある場合は、流れは、ステップ622と図2
のステップ202との間の直線623により示される経
路を通る。図2を簡単に参照すると、ステップ205,
206では3つの被選択アンテナ状態が用いられること
がわかる ステップ602で、コントローラは第1スイッチ11
8,第2スイッチ120および第3スイッチ122を設
定することにより、第1アンテナ114および第2アン
テナ116を第1被選択状態に置く。ステップ205ま
たは206を表す際は、第1被選択状態は3つの可能な
アンテナの組み合わせのうち任意のものとすることがで
きる。さらにステップ210または212が用いられる
場合は、第1被選択状態は、アンテナ114とアンテナ
116とを並列に置くことを排除する。好適な実施例に
おいては、記号端に対応するチップ端で変更が行われ
る。チップ端におけるアンテナの被選択状態の変更につ
いては、図310に関して上述される。
【0130】ステップ604で、復調器128は、その
レーキ・フィンガからEc/Io 比率を決定する。図1を簡
単に参照して、Ec/Io は各レーキ・フィンガに関して線
路142に設けられる。
【0131】ステップ606で、所望の最大フレーム誤
差率(FER )を維持するために設定された所定の閾値を
越えるEc/Io 比率があるか否かが判定される。好適な実
施例においては、最大FER は1%で、所定の閾値は約−
14dBである。各記号期間の後に新しいEc/Io 情報が入
手される。
【0132】ステップ606の判定が肯定の場合は、ス
テップ607でコントローラ108は第1アンテナ11
4および第2アンテナ116を第1被選択状態に維持す
る。ステップ607から、流れはステップ604に戻
り、ここで復調器128のレーキ・フィンガからEc/Io
比率を再び決定する。これにより、アンテナの被選択状
態は、すべてのEc/Io 比率が所定の閾値より低くなるま
で第1被選択状態のままになる。
【0133】ステップ606の判定が否定の場合は、ス
テップ608で、コントローラは、第1スイッチ11
8,第2スイッチ120および第3スイッチ122を設
定することにより、第1アンテナ114および第2アン
テナ116を第2被選択状態に変更する。ステップ20
5または206を表す場合、第2被選択状態は3つの可
能なアンテナの組み合わせのうち任意のものでよく、ス
テップ210または212が用いられるときは、第2被
選択状態によりアンテナ114とアンテナ116とを並
列に置くことが排除される。好適な実施例においては、
記号端に対応するチップ端で変更が行われる。チップ端
におけるアンテナの被選択状態の変更については、図3
10に関して上述される。
【0134】ステップ610で、ステップ604と同様
に、コントローラは受信機126のレーキ・フィンガか
らEc/Io 比率を再び決定する。
【0135】ステップ612で、少なくとも1つのEc/I
o 比率が所定の閾値より大きいか否かの判定がなされ
る。ステップ612は、ステップ606と同様の機能を
実行し、このとき、所定の閾値はたとえば約−14dBで
ある。
【0136】ステップ612の判定が肯定の場合は、ス
テップ614でコントローラ108は、第1アンテナ1
14と第2アンテナ116とを第2被選択状態に保持す
る。ステップ614からの流れはステップ610に戻
り、ここでコントローラは復調器128のレーキ・フィ
ンガからEc/Io 比率を再び決定する。これにより、アン
テナの被選択状態は、すべてのEc/Io 比率が所定の閾値
より低くなるまで第2被選択状態のままになる。
【0137】ステップ612の判定が否定であれば、2
つの被選択状態しか所望されない場合は、流れは経路6
15を介して図2のステップ202に戻る。コントロー
ラ108は、図2の流れ図200のステップ210,2
12で2つの被選択状態間でのみ選択を行う。
【0138】ステップ612の判定が否定であれば、コ
ントローラ108が第1アンテナ114および第2アン
テナ116の3つの被選択状態間で選択を行うと、流れ
はステップ616に続く。図2の流れ図200では、コ
ントローラ108は、ステップ205,206において
アンテナ114,116の3つの被選択状態間で選択を
行う。
【0139】ステップ616で、コントローラ108
は、第1スイッチ118,第2スイッチ120および第
3スイッチ122を設定することにより、第1アンテナ
114および第2アンテナ116を第3被選択状態に変
更する。ステップ205または206を表す場合、第3
被選択状態は3つの可能なアンテナの組み合わせのうち
任意のものでよい。好適な実施例においては、記号端に
対応するチップ端において変更が行われる。チップ端に
おけるアンテナの被選択状態の変更については、図31
0に関して上述される。
【0140】ステップ618で、ステップ604,61
0と同様に、コントローラは復調器128のレーキ・フ
ィンガからEc/Io 比率を再び決定する。
【0141】ステップ620で、Ec/Io 比率が所定の閾
値より大きいか否かの判定がなされる。ステップ620
の判定は、ステップ606,612ですでに行われた判
定とと同様のものである。
【0142】ステップ620の判定が肯定の場合は、ス
テップ621でコントローラ108は、第1アンテナ1
14と第2アンテナ116とを第3被選択状態に保持す
る。流れは、ステップ621からのステップ616に戻
り、ここでコントローラは復調器128のレーキ・フィ
ンガからEc/Io 比率を再び決定する。
【0143】ステップ620の判定が否定であれば、ス
テップ622で、コントローラは、第1アンテナ114
および第2アンテナ116を第1被選択状態に変更す
る。好適な実施例においては、変更は、記号端に対応す
るチップ端において行われる。チップ端におけるアンテ
ナの被選択状態の変更については、図310に関して上
述される。流れは、ステップ622から図2のステップ
202に続く。
【0144】図1ないし図6および次の図7に関連して
説明される第2の一般的実施例は、無線加入者ユニット
内のダイバーシチ受信機装置を制御する方法を説明す
る。無線加入者ユニットは、コントローラと、第1アン
テナおよび第2アンテナを有するダイバーシチ受信機装
置とを備える。コントローラは、被符号化パイロット信
号Ecの複合RF信号の被受信信号強度指標RSSIの推定値Io
に対するEc/Io 比率および/または被受信信号のRSSIの
積分値(∫RSSI)の少なくとも一方に応答して、第1ア
ンテナと第2アンテナの被選択状態を制御する。
【0145】図7は、無線加入者ユニット702の第2
実施例を備える無線システム700のブロック図であ
る。一般に、図7の無線加入者ユニット702は、図1
の無線加入者ユニット102と同じものであるが、無線
加入者ユニット702内のダイバーシチ受信機装置が選
択ダイバーシチ受信機装置704である点が異なる。一
方、無線加入者ユニット102内のダイバーシチ受信機
装置は、切換アンテナ・ダイバーシチ受信機装置106
である。このため、図1と図7との間の共通要素にはす
べて、同じ参照番号が振られ、これらの参照番号につい
ては更なる説明は行わない。図7は、図2ないし図6に
より立証される図1の切換アンテナ・ダイバーシチ受信
機装置106で説明されるものと同じ原理が、図7の選
択ダイバーシチ受信機装置704にも適応することを示
すために提示される。
【0146】選択ダイバーシチ受信機装置704は、一
般に、第1アンテナ114,第2アンテナ116および
第1受信機126(それぞれ図1に図示)ならびに第2
受信機706およびスイッチ708を備える。第2受信
機706は、一般に図1に図示される第1受信機126
と同じ要素を備える。第2受信機706は、線路714
に被復調信号を、線路716にRSSIを、線路718に∫
RSSIを、そして線路720にEc/Io 比率を生成する。第
2受信機706の動作は、図1に説明される第1受信機
126の動作と同じである。従って、ここでは追加の説
明は行わない。
【0147】受信機126から受信された信号に加え
て、コントローラ108は、線路716でRSSIを、線路
718で∫RSSIを、そして線路720でEc/Io 比率を受
信する。スイッチは、第1端子において、第1受信機1
26からの線路140の被復調信号(Dx)を、第2入力
端子において、第2受信機706からの線路714の被
復調信号(Dx)を受信する。スイッチ708は、線路7
22においてコントローラ108から制御信号も受信す
る。制御信号722は、第1受信機126からの線路1
40における被復調信号または第2受信機706からの
線路714における被復調信号のどちらが線路724で
コントローラに送付されるかを制御する。従って、動作
中は、コントローラ108は、Ec/Io 比率,∫RSSI,ま
たはEc/Io比率と∫RSSIの両方に応答して、選択ダイバ
ーシチ受信機装置704を制御する。
【0148】Ec/Io 比率に応答する無線加入者ユニット
702の動作を説明する。第1受信機126は、第1ア
ンテナ114からの複合RF信号156の第1表現158
の受信に応答して、線路142に少なくとも1つのEc/I
o 比率を含む第1被受信信号を線路153(図1参照)
に生成する。第2受信機706は、第2アンテナ116
からの複合RF信号156の第2表現160の受信に応答
して、線路720に少なくとも1つのEc/Io 比率を含む
第2被受信信号(図示せず)を生成する。次に、コント
ローラ108は第1Ec/Io 比率および第2Ec/Io 比率の
うち少なくとも1つに応答して、線路140の第1被復
調信号または線路714の第2被復調信号のいずれか一
方を選択する。これにより、無線加入者ユニット702
は、Ec/Io 比率に応答して選択ダイバーシチ受信機装置
704を制御するよう動作することができる。
【0149】次に、∫RSSIに応答する無線加入者ユニッ
ト702の動作を説明する。コントローラは、複合RF信
号156の第1表現158の受信に応答して、複合RF信
号156の第1RSSIを線路138で測定する。コントロ
ーラは、複合RF信号156の第2表現160の受信に応
答して、複合RF信号156の第2RSSIを線路716で測
定する。第1受信機126の積分器130は、複数のチ
ップにわたり複合RF信号156の第1RSSIを積分して、
複合RF信号156の第1∫RSSIを生成する。第2受信機
706の積分器712は、複数のチップにわたり複合RF
信号156の第2RSSIを積分して、複合RF信号156の
第2∫RSSIを線路718に生成する。コントローラ10
8は、複合RF信号156の線路144における第1∫RS
SIおよび複合RF信号156の線路718における第2∫
RSSIのうちの少なくとも一方に応答して、線路140の
第1被復調信号または線路714の第2被復調信号のい
ずれか一方を選択する。
【0150】図8ないし図11に関してここで説明する
第3の一般的な実施例は、無線加入者ユニット内のダイ
バーシチ受信機装置を制御するための別の方法を説明す
る。ダイバーシチ受信機は、デジタル変調方法により変
調された第1無線周波数(RF)信号またはアナログ変調
方法により変調された第2RF信号のいずれか一方を受信
する。ある実施例においては、コントローラはダイバー
シチ受信機がデジタル変調方法により変調された第1RF
信号を受信すると、第1ダイバーシチ・アルゴリズムに
応答してダイバーシチ受信機を制御し、ダイバーシチ受
信機がアナログ変調方法により変調された第2RF信号を
受信すると第2ダイバーシチ・アルゴリズムに応答して
ダイバーシチ受信機を制御する。別の実施例において
は、コントローラは、ダイバーシチ受信機がデジタル変
調方法により変調された第1RF信号を受信すると、第1
被受信情報セットに応答してダイバーシチ受信機を制御
し、ダイバーシチ受信機がアナログ変調方法により変調
された第2RF信号を受信すると第2被受信情報セットに
応答してダイバーシチ受信機を制御する。
【0151】図8,図9および図10は、それぞれ、無
線加入者ユニットの実施例を備える無線システム800
のブロック図である。図8,図9および図10は、以下
の表2を参照して一般的に説明される。 無線加入者ユニット 被受信情報セット アルゴリズム 従来技術 1 1 図8 2 2 図9 2 1 図10 2 2 表2 表2に示される従来技術による無線加入者ユニットは、
ただ1つの被受信情報セットに応答して動作するダイバ
ーシチ・アルゴリズムを1つしか用いない。通常、この
唯一の被受信情報セットとは、被受信信号強度指標(RS
SI)の推定値である。通常、この唯一のダイバーシチ・
アルゴリズムを用いて、アナログ変調方法により変調さ
れたRF信号を受信する無線加入者ユニット内で具現され
るダイバーシチ受信機装置を制御する。
【0152】表2に示される図8の無線加入者ユニット
は、ただ1つの被受信情報セットに応答して2つ以上の
ダイバーシチ・アルゴリズムを用いる。表2に示される
図9の無線加入者ユニットは、2つ以上の被受信情報セ
ットに応答して1つだけのダイバーシチ・アルゴリズム
を用いる。表2に示される図10の無線加入者ユニット
は、2つ以上のの被受信情報セットにそれぞれ応答して
2つ以上のダイバーシチ・アルゴリズムを用いる。
【0153】図8は、無線加入者ユニット802の第3
実施例を備える無線システム800のブロック図であ
る。無線システム800は、一般に、無線加入者ユニッ
ト802,第1基地局トランシーバ804および第2基
地局トランシーバ806を備える。
【0154】第1基地局トランシーバ804は、第1変
調方法805を用いてRF信号808を送受信する。第2
基地局トランシーバ806は、第2変調方法807を用
いてRF信号810を送受信する。
【0155】無線加入者ユニット802は、一般に、ダ
イバーシチ受信機装置812,コントローラ814,ユ
ーザ・インターフェース・ユニット816および送信機
ユニット818を備える。ダイバーシチ受信機装置81
2は、一般に、第1アンテナ820および第2アンテナ
822を備える。コントローラ814は、一般に、第1
ダイバーシチ・アルゴリズム834および第2ダイバー
シチ・アルゴリズム836を備える。
【0156】無線加入者ユニット802の動作について
説明する。ダイバーシチ受信機装置置812は、第1複
合無線周波数(RF)信号866と第2複合RF信号868
のうち1つを受信する。第1複合RF信号866は、第1
変調方法805により変調された所望のRF信号808と
干渉信号864とを含む。第2複合RF信号868は、第
2変調方法806により変調された所望のRF信号810
と干渉信号864とを含む。コントローラ814は、ダ
イバーシチ受信機装置812が第1変調方法805によ
り変調された第1RF信号808を受信すると第1ダイバ
ーシチ・アルゴリズム834に応答し、ダイバーシチ受
信機装置812が第2変調方法807により変調された
第2RF信号810を受信すると第2ダイバーシチ・アル
ゴリズム836に応答してダイバーシチ受信機装置81
2を制御する。コントローラ814は、1つ以上の制御
信号線路842を介してダイバーシチ受信機装置812
を制御する。
【0157】好適な実施例においては、ダイバーシチ受
信機装置812は、第1変調方法805により変調され
た第1RF信号808の受信に応答して第1被受信情報セ
ット835を、また第2変調方法807により変調され
た第2RF信号810の受信に応答して第1被受信情報セ
ット835とは異なる第2被受信情報セット837を生
成する。第1ダイバーシチ・アルゴリズム834は、第
1被受信情報セット835に応答して動作し、第2ダイ
バーシチ・アルゴリズム836は第2被受信情報セット
837に応答して動作する。
【0158】好適な実施例においては、第1被受信情報
セット835は、第2被受信情報セット837を含まな
い。たとえば、第1被受信情報セット835は∫RSSIと
Ec/Io 比率とを含み、第2被受信情報セット837はRS
SIを含む。あるいは、第2被受信情報セット837は、
第1被受信情報セット835のサブセットである場合も
ある。
【0159】あるいは、ダイバーシチ受信機装置812
は、第1変調方法805により変調された第1RF信号8
08および第2変調方法807により変調された第2RF
信号810のうち一方の受信に応答して被受信情報セッ
ト835を生成する。第1ダイバーシチ・アルゴリズム
834および第2ダイバーシチ・アルゴリズム836は
両方とも、線路838を介して被受信情報セット835
に応答して動作する。このような条件下では、第2被受
信情報セット837は用いられない。たとえば、第1ダ
イバーシチ・アルゴリズム834と第2ダイバーシチ・
アルゴリズム836とは、RSSIに応答して動作する。こ
の例は、AMPS無線システムおよびGSM 無線システムの両
方で動作することができる二重モード無線加入者ユニッ
ト内に実現することができる。従って、ダイバーシチ・
アルゴリズムは、無線加入者ユニットの種類に応じて変
更され、さらにRSSIを用いて異なる無線システム内で動
作するダイバーシチ受信機装置の制御を最適化する。
【0160】コントローラ814は、無線加入者ユニッ
ト802が第1変調方法805により変調された第1RF
信号808または第2変調方法807により変調された
第2RF信号810のうちどちらを受信するよう設定され
ているかを、所定のシステム選択アルゴリズムに基づ
き、あるいは無線加入者ユニット802のユーザからの
入力に応答して判断する。
【0161】好適な実施例においては、ダイバーシチ受
信機装置812は、実線で示される切換アンテナ・ダイ
バーシチ受信機装置106である。切換アンテナダイバ
ーシチ受信機装置106は、本開示の発明の背景に一般
的に説明され、たとえば図1に図示される。あるいは、
ダイバーシチ受信機装置812は、選択ダイバーシチ受
信機装置704でもよい。選択ダイバーシチ受信機装置
704は、本開示の発明の背景に一般的に説明され、た
とえば図7に図示される。さらにダイバーシチ受信機装
置812は、最大比合成ダイバーシチ受信機装置844
でもよい。最大比合成ダイバーシチ受信機装置844
は、本開示の発明の背景に一般的に説明され、当業者に
は周知である。
【0162】第1変調方法805と第2変調方法807
は、それぞれ、デジタル変調方法またはアナログ変調方
法のいずれかとすることができる。さらに第1変調方法
805と第2変調方法807は、それぞれ、異なるデジ
タル変調方法または異なるアナログ変調方法とすること
もできる。このため、たとえば無線加入者ユニット80
2は、異なる変調方法に応答してダイバーシチ受信機装
置812を適応することができる。
【0163】たとえば、第1変調方法805はデジタル
変調方法またはアナログ変調方法とすることができる。
ここでも、例として、第1変調方法805を第1デジタ
ル変調方法とし、第2変調方法807を第1デジタル変
調方法とは異なる第2デジタル変調方法とすることがで
きる。また、例として、第1変調方法805を第1アナ
ログ変調方法とし、第2変調方法807を第1アナログ
変調方法とは異なる第2アナログ変調方法とすることが
できる。
【0164】デジタル変調方法には、たとえば符号分割
多重接続(CDMA)変調方法,時分割多重接続(TDMA)変
調方法,延長時分割多重接続(E-TDMA)変調方法および
グローバル・システム・フォー・モービル・コミュニケ
ーションズ(GSM )変調方法などがある。アナログ変調
方法には、たとえば、高度移動電話システム(AMPS)変
調方法,狭帯域高度移動電話システム(NAMPS )変調方
法,総合接続通信システム(TACS)変調方法および延長
総合接続通信システム(E-TACS)変調方法などがある。
【0165】好適な実施例においては、第1変調方法8
05はデジタル変調方法であり、特にCDMA変調方法であ
る。好適な実施例においては、第2変調方法807はア
ナログ変調方法であり、特にAMPS変調方法である。
【0166】第1変調方法または第2変調方法を用いて
信号を通信することができる無線加入者ユニット802
は、当技術では二重モード無線加入者ユニットとして知
られる。これは、たとえば、同一の無線加入者ユニット
802が異なる無線システムで動作し、それぞれの無線
システムは、異なる変調方法を用いてその被送信信号を
変調するということである。好適な実施例においては、
1つの無線システムがデジタル・システムで、もう1つ
のシステムがアナログ・システムである。
【0167】従来の技術では、無線加入者ユニットのダ
イバーシチ受信機装置を、無線加入者ユニットが動作す
る無線システムに応じて適応することはしない。従っ
て、無線加入者ユニット802は、無線加入者ユニット
802が動作する無線システムに従ってダイバーシチ受
信機装置812の動作を最適化するという利点を有す
る。この利点がないと、無線加入者ユニット内の従来の
技術によるダイバーシチ受信機装置は、第1RF信号が第
1無線システム内で第1変調方法により変調される場合
は、ただ1つのダイバーシチ・アルゴリズムを用いて最
適化されることになる。第2RF信号が第2変調方法によ
り変調されると、同一のダイバーシチ・アルゴリズム
は、第2RF信号の受信に関して最小限の改善しか得るこ
とがないか、あるいは第2RF信号の受信を損なうことさ
えある。このような状況では、同一のダイバーシチ・ア
ルゴリズムが変調方法間で単純に互換性を持つとは限ら
ない。あるいは、従来技術による無線加入者ユニット
は、第1および第2RF信号のうち1つが受信されて、第
1および第2変調方法の両方とそれぞれ充分に機能する
ためには、1つのダイバーシチ・アルゴリズムの性能を
犠牲にすることがある。本発明は、受信されたRF信号を
損なうことはなく、このような犠牲を強いる必要もな
い。
【0168】第1ダイバーシチ・アルゴリズム834と
第2ダイバーシチ・アルゴリズム836は、それぞれ当
技術では周知である。好適な実施例においては、第1ダ
イバーシチ・アルゴリズム834は独自のCDMAダイバー
シチ・アルゴリズムであり、図1ないし図7に関して本
明細書内で説明される。図1ないし図7は、CDMA変調方
法により変調されたRF信号を受信するダイバーシチ受信
機装置を制御するダイバーシチ・アルゴリズムを説明す
る。好適な実施例においては、第2ダイバーシチ・アル
ゴリズム836は、AMPS変調方法に用いられる従来のダ
イバーシチ・アルゴリズムである。
【0169】図8に示される好適な実施例をまとめる
と、無線加入者ユニット802は、無線電話加入者ユニ
ットである。無線電話加入者ユニットは、切換アンテナ
・ダイバーシチ受信機装置106とコントローラ814
とによって構成される。切換アンテナ・ダイバーシチ受
信機装置106は、デジタル変調方法805により変調
された第1無線周波数(RF)信号808またはアナログ
変調方法807により変調された第2RF信号810を受
信する。コントローラ814は、切換アンテナ・ダイバ
ーシチ受信機装置106がデジタル変調方法805によ
り変調された第1RF信号808を受信すると第1ダイバ
ーシチ・アルゴリズム834に応答して、切換アンテナ
・ダイバーシチ受信機装置106がアナログ変調方法8
07により変調された第2RF信号810を受信すると第
2ダイバーシチ・アルゴリズム836に応答して、切換
アンテナ・ダイバーシチ受信機装置106を制御する。
【0170】これにより、無線加入者ユニット802
は、その動作を無線システム800の二重モード特性に
適応させるだけでなく、無線システム800内で選択さ
れたモードに応じて、ダイバーシチ受信機装置812を
制御するようにその動作を適応させる。従って、ダイバ
ーシチ受信機装置812は、二重無線システム内で改善
された受信機性能を提供する二重モード機能をも有す
る。
【0171】図9は、図8の無線加入者ユニット802
の第3実施例の代替実施例としての、無線加入者ユニッ
ト902の第4実施例を備える無線システムのブロック
図である。図8と図9との間で共通の要素にはすべて、
同じ参照番号が振られ、これらの同じ参照番号に関して
は、更なる説明は行わない。
【0172】ダイバーシチ受信機装置812は、第1変
調方法805により変調された第1RF信号808の受信
に応答して第1被受信情報セット835を、第2変調方
法807により変調された第2RF信号810の受信に応
答して、第1被受信情報セット835とは異なる第2被
受信情報セット837を生成する。コントローラ814
は、第1被受信情報セット835および第2被受信情報
セット837のうち1つに応答して、ダイバーシチ受信
機装置812を制御する。
【0173】好適な実施例においては、コントローラ8
14は、第1被受信情報セット835に応答して動作す
る第1ダイバーシチ・アルゴリズム834に応答し、第
2被受信情報セット837に応答して動作する破線で示
される第2ダイバーシチ・アルゴリズム836に応答し
てダイバーシチ受信機装置812を制御する。この場
合、ダイバーシチ・アルゴリズム836は、点線904
を介して第2被受信情報セット837に応答して動作す
る。第1ダイバーシチ・アルゴリズム834は、第2被
受信情報セット837に応答しては動作せず、ただ第1
被受信情報セット835に応答するだけである。この場
合の例は図8に関して説明される。
【0174】あるいは、コントローラ814は、第1被
受信情報セット835および第2被受信情報セット83
7のうち1つに応答して動作するダイバーシチ・アルゴ
リズム834に応答してダイバーシチ受信機装置812
を制御することもある。たとえば、第1被受信情報セッ
ト835にはEc/Io 比率が含まれ、第2被受信情報セッ
ト837にはRSSIが含まれる。同じ例で、ダイバーシチ
・アルゴリズム834は、被受信情報セット内の情報の
品質に応答してダイバーシチ受信機装置を制御する。た
とえば、情報の品質は、Ec/Io 比率またはRSSIの大きさ
として定義することができる。通常、Ec/Io 比率が大き
いほど、あるいはRSSIの値が高いほど、品質が高いこと
を示す。
【0175】図8に図示される無線加入者ユニットの第
3実施例と同様に、第1変調方法805および第2変調
方法807は、それぞれデジタル変調方法とアナログ変
調方法のいずれでもよい。さらに、第1変調方法805
と第2変調方法807は、それぞれ異なるデジタル変調
方法または異なるアナログ変調方法でもよい。
【0176】また、図8に図示される無線加入者ユニッ
トの第3実施例と同様に、ダイバーシチ受信機装置は、
好ましくは切換アンテナ・ダイバーシチ受信機装置10
6である。しかし、このダイバーシチ受信機装置は、選
択ダイバーシチ受信機装置704または最大比合成ダイ
バーシチ受信機装置受信機装置844でもよい。
【0177】図9の無線加入者ユニット902の第4実
施例の好適な実施例をまとめると、無線加入者ユニット
902は、無線電話加入者ユニットである。無線電話加
入者ユニットは、切換アンテナ・ダイバーシチ受信機装
置106とコントローラ814とによって構成される。
切換アンテナ・ダイバーシチ受信機装置106は、デジ
タル変調方法805により変調された第1RF信号808
の受信に応答して第1被受信情報セット835を、アナ
ログ変調方法807により変調された第2RF信号810
の受信に応じて、第1被受信情報セット835とは異な
る第2被受信情報セット837を生成する。コントロー
ラ814は、第1被受信情報セット835および第2被
受信情報セット837のうち1つに応答して、切換アン
テナ・ダイバーシチ受信機装置106を制御する。
【0178】図10は、図8および図9の無線加入者ユ
ニットの第3実施例802および第4実施例902の代
替実施例としての、無線加入者ユニット1002の第5
実施例を備える無線システムのブロック図である。図
8,図9および図10の間で共通の要素にはすべて、同
じ参照番号が振られ、これらの同じ参照番号に関して
は、更なる説明は行わない。
【0179】無線加入者ユニット1002は、ダイバー
シチ受信機装置812とコントローラ814とによって
構成される。ダイバーシチ受信機装置812は、第1変
調方法805により変調された第1RF信号808の受信
に応答して第1被受信情報セット835を、第2変調方
法807により変調された第2RF信号810の受信に応
答して、第1被受信情報セット835とは異なる第2被
受信情報セット837を生成する。コントローラ814
は、第1被受信情報セット835に応答して動作する第
1ダイバーシチ・アルゴリズム834に応答し、また第
2被受信情報セット837に応答して動作する第2ダイ
バーシチ・アルゴリズム836に応答して、ダイバーシ
チ受信機装置812を制御する。
【0180】図8に図示される無線加入者ユニットの第
3実施例および図9に図示される無線加入者ユニット9
02の第4実施例と同様に、第1変調方法805および
第2変調方法807は、それぞれデジタル変調方法とア
ナログ変調方法のいずれでもよい。さらに、第1変調方
法805と第2変調方法807は、それぞれ異なるデジ
タル変調方法または異なるアナログ変調方法でもよい。
【0181】また、図8に図示される無線加入者ユニッ
トの第3実施例および図9に図示される無線加入者ユニ
ット902の第4実施例と同様に、ダイバーシチ受信機
装置812は、好ましくは切換アンテナ・ダイバーシチ
受信機装置106である。しかし、このダイバーシチ受
信機装置は、選択ダイバーシチ受信機装置704または
最大比合成ダイバーシチ受信機装置受信機装置844で
もよい。
【0182】図10の無線加入者ユニット1002の第
5実施例の好適な実施例をまとめると、無線加入者ユニ
ット1002は、無線電話加入者ユニットである。無線
電話加入者ユニット1002は、切換アンテナ・ダイバ
ーシチ受信機装置106とコントローラ814とによっ
て構成される。切換アンテナ・ダイバーシチ受信機装置
106は、デジタル変調方法805により変調された第
1RF信号808の受信に応答して第1被受信情報セット
835を、アナログ変調方法807により変調された第
2RF信号810の受信に応答して、第1被受信情報セッ
ト835とは異なる第2被受信情報セット837を生成
する。コントローラ814は、第1被受信情報セット8
35に応答して動作する第1ダイバーシチ・アルゴリズ
ム834に応答して、また第2被受信情報セット837
に応答して動作する第2ダイバーシチ・アルゴリズム8
36に応答して、切換アンテナ・ダイバーシチ受信機装
置106を制御する。
【0183】図11は、図1の無線加入者ユニット10
2の第1実施例と、図8の無線加入者ユニット802の
第3実施例とを内蔵する無線加入者ユニット1102の
第6実施例を備える無線システム1100のブロック図
である。図1,図8および図11の間で共通の要素には
すべて、同じ参照番号が振られ、これらの同じ参照番号
に関しては、更なる説明は行わない。
【0184】第6実施例においては、無線加入者ユニッ
ト1102は二重モード・セルラ無線電話加入者ユニッ
トである。二重モード・セルラ無線電話加入者ユニット
1102は、第1複合無線周波数(RF)信号866およ
び第2複合RF信号868のうち1つを受信する。第1複
合RF信号866には所望のRF信号808と干渉信号86
4とが含まれる。所望のRF信号808は、直接シーケン
ス拡散スペクトル(DSSS)信号である。DSSS信号には、
少なくとも1つの被符号化パイロット信号(Ec)が含ま
れる。第2複合RF信号868には、所望のRF信号810
と干渉信号864とが含まれる。
【0185】二重モード・セルラ無線電話加入者ユニッ
ト1102は、切換アンテナ・ダイバーシチ受信機装置
106とコントローラ108とによって構成される。切
換アンテナ・ダイバーシチ受信機装置106は、符号分
割多重接続(CDMA)変調方法805により変調された所
望のRF信号808の受信に応答して第1被受信情報セッ
ト(∫RSSI144およびEc/Io 142)を生成する。第
1被受信情報セット(∫RSSI144およびEc/Io 14
2)は、少なくとも1つの被符号化パイロット信号(E
c)の第1複合RF信号(Io)に対する比率(Ec/Io )
と、第1複合RF信号を表す被受信信号強度指標の推定値
の積分(∫RSSI)とによって構成される。切換アンテナ
・ダイバーシチ受信機装置106は、アナログ変調方法
807により変調された所望のRF信号810を含む第2
RF信号868の受信に応答して、第1被受信情報セット
(∫RSSI144およびEc/Io 142)とは異なる第2被
受信情報セット(RSSI138)の生成も行う。第2被受
信情報セット(RSSI138)は、第2RF信号を表す被受
信信号強度指標の推定値(RSSI)138によって構成さ
れる。コントローラ108は、第1被受信情報セット
(∫RSSI144およびEc/Io142)に応答して動作す
る第1ダイバーシチ・アルゴリズム834および第2被
受信情報セット(RSSI138)に応答して動作する第2
ダイバーシチ・アルゴリズム836に応答して切換アン
テナ・ダイバーシチ受信機装置106を制御する。
【0186】第1ダイバーシチ・アルゴリズム834
は、第1制御線路146,第2制御線路148および第
3制御線路150を介して切換アンテナ・ダイバーシチ
受信機装置106を制御する。第2ダイバーシチ・アル
ゴリズム834は、第1制御線路146および第2制御
線路148を介して切換アンテナ・ダイバーシチ受信機
装置106を制御する。
【図面の簡単な説明】
【図1】無線加入者ユニットの第1実施例を備える無線
システムのブロック図である。
【図2】図1の無線加入者ユニットの動作を説明する流
れ図である。
【図3】図2の流れ図の一部分をさらに説明する流れ図
である。
【図4】図3の流れ図の一部分をさらに説明する流れ図
である。
【図5】図4の流れ図の説明を助ける、種々のチップ積
分レベルにおける確率分布関数のグラフである。
【図6】図2の流れ図の別の部分をさらに説明する流れ
図である。
【図7】図1の第1実施例の無線加入者ユニットに対す
る代替の実施例としての、無線加入者ユニットの第2実
施例を備える無線システムのブロック図である。
【図8】無線加入者ユニットの第3実施例を備える無線
システムのブロック図である。
【図9】図8の無線加入者ユニットの第3実施例に対す
る代替の実施例としての、無線加入者ユニットの第4実
施例を備える無線システムのブロック図である。
【図10】図8および図9の無線加入者ユニットの第3
および第4実施例に対する代替の実施例としての、無線
加入者ユニットの第5実施例を備える無線システムのブ
ロック図である。
【図11】図1の無線加入者ユニットの第1実施例と、
図8の無線加入者ユニットの第3実施例とを内蔵する無
線加入者ユニットを備える無線システムのブロック図で
ある。
【符号の説明】
100 無線システム 102 無線加入者ユニット 104 基地局トランシーバ 106 切換アンテナ・ダイバーシチ受信機装置 108 メモリ付コントローラ 110 ユーザ・インターフェース・ユニット 112 送信機 114,116 アンテナ 118,120,122 スイッチ 124 負荷 126 受信機 128 復調器 129 RSSI決定装置 130 積分器 132,134,138,140,142,143,1
44,152,153,154,164 線路 133,137 帯域通過フィルタ 135,139 前置増幅器 141 IFプロセッサ 145,156,158,160,162,166 信
号 146,148,150 制御信号 155 下方変換器 157,170 アナログ−デジタル変換器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ランドール・ウェイン・リッチ アメリカ合衆国イリノイ州レイク・ビラ、 ベロナ・アベニュー20994

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所望のRF信号と干渉信号とを含む複合無
    線周波数(RF)信号を受信する無線加入者ユニットを動
    作する方法であって:第1アンテナにより、複合無線周
    波数(RF)信号の第1表現を受信する段階;第2アンテ
    ナにより、複合RF信号の第2表現を受信する段階;受信
    機により、前記第1アンテナからの前記複合RF信号の第
    1表現と、前記第2アンテナからの前記複合RF信号の第
    2表現のうち少なくとも1つの受信に応答して、被受信
    信号を生成する段階;および前記被受信信号に応答し
    て、前記第1アンテナのみ、前記第2アンテナのみ、お
    よび前記第1アンテナと前記第2アンテナの両方、のい
    ずれかを前記受信機に選択的に結合する段階;によって
    構成されることを特徴とする無線加入者ユニット動作方
    法。
  2. 【請求項2】 第1スイッチにより、第1制御信号に応
    答して前記第1アンテナを前記受信機に選択的に結合す
    る段階;第2スイッチにより、第2制御信号に応答して
    前記第2アンテナを前記受信機に選択的に結合する段
    階;および前記被受信信号に応答して第1制御信号およ
    び第2制御信号を生成し、前記第1スイッチおよび第2
    スイッチを制御して、前記第1アンテナのみ、前記第2
    アンテナのみ、および前記第1アンテナと前記第2アン
    テナの両方、のいずれかを前記受信機に選択的に結合す
    る段階;によってさらに構成される請求項1記載の無線
    加入者ユニット操作方法。
  3. 【請求項3】 前記無線加入者ユニットが所定のインピ
    ーダンスを有する負荷を備えるときに、前記被受信信号
    に応答して、前記第1アンテナおよび前記負荷のみ、前
    記第2アンテナおよび前記負荷のみ、および前記第1ア
    ンテナと前記第2アンテナの両方、のいずれかを前記受
    信機に選択的に結合する段階によってさらに構成される
    請求項1記載の無線加入者ユニット操作方法。
  4. 【請求項4】 前記第1アンテナのみを前記受信機に、
    あるいは前記第2アンテナのみを前記受信機に選択的に
    結合する前のある時間期間の間、前記第1アンテナと第
    2アンテナの両方を前記受信機に選択的に結合する段階
    によって構成される請求項1記載の無線加入者ユニット
    操作方法。
  5. 【請求項5】 前記所望のRF信号が拡散スペクトル信号
    であり、前記所望のRF信号が少なくとも1つの被符号化
    パイロット信号を含み、前記選択的結合段階が、前記の
    少なくとも1つの被符号化パイロット信号に応答して、
    前記第1アンテナのみ、前記第2アンテナのみ、および
    前記第1アンテナと前記第2アンテナの両方、のいずれ
    かを前記受信機に選択的に結合する請求項1記載の無線
    加入者ユニット操作方法。
  6. 【請求項6】 前記所望のRF信号が少なくとも1つの被
    符号化パイロット信号を含むときに:前記被受信信号に
    応答して、少なくとも1つの被符号化パイロット信号
    の、複合RF信号の推定値に対する少なくとも1つの比率
    を決定する段階;および前記の少なくとも1つの比率に
    応答して、前記第1アンテナのみ、前記第2アンテナの
    み、および前記第1アンテナと前記第2アンテナの両
    方、のいずれかを前記受信機に選択的に結合する段階;
    によってさらに構成される請求項1記載の無線加入者ユ
    ニット操作方法。
  7. 【請求項7】 前記所望のRF信号が少なくとも1つのデ
    ータ信号を含み、前記少なくとも1つのデータ信号がデ
    ータを表す複数の順列記号を含み、前記複数の順列記号
    のそれぞれがチップと呼ばれる複数の時間期間に分割さ
    れることを特徴とする方法であって:前記被受信信号に
    応答して、前記複合RF信号の被受信信号強度指標(RSS
    I)を測定する段階;複数のチップにわたり、前記複合R
    F信号のRSSIを積分して、複合RF信号の被積分RSSIを生
    成する段階;および前記被積分RSSIに応答して、前記第
    1アンテナのみ、前記第2アンテナのみ、および前記第
    1アンテナと前記第2アンテナの両方、のいずれかを前
    記受信機に選択的に結合する段階;によってさらに構成
    される請求項1記載の無線加入者ユニット操作方法。
  8. 【請求項8】 前記所望のRF信号が少なくとも1つのデ
    ータ信号を含み、前記少なくとも1つのデータ信号がデ
    ータを表す複数の順列記号を含み、前記複数の順列記号
    のそれぞれがチップと呼ばれる複数の時間期間に分割さ
    れることを特徴とする方法であって、前記第1アンテ
    ナ,前記第2アンテナと受信機との間で選択的に結合さ
    れた状態をチップ端で変更する段階によってさらに構成
    される請求項1記載の無線加入者ユニット操作方法。
  9. 【請求項9】 前記チップ端が記号端に対応する請求項
    8記載の無線加入者ユニット操作方法。
  10. 【請求項10】 前記所望のRF信号が少なくとも1つの
    データ信号と少なくとも1つの被符号化パイロット信号
    とを含み、前記少なくとも1つのデータ信号がデータを
    表す複数の順列記号を含み、前記複数の順列記号のそれ
    ぞれがチップと呼ばれる複数の時間期間に分割されるこ
    とを特徴とする方法であって:前記所望のRF信号が前記
    複合RF信号を実質的に支配するか否かを判定する段階;
    前記所望のRF信号が前記複合RF信号を実質的に支配しな
    いと判定された場合に:前記被受信信号に応答して、前
    記少なくとも1つの被符号化パイロット信号の前記複合
    RF信号に対する少なくとも1つの比率を決定する段階;
    および前記少なくとも1つの比率に応答して、前記第1
    アンテナのみ、前記第2アンテナのみ、および前記第1
    アンテナと前記第2アンテナの両方、のいずれかを前記
    受信機に選択的に結合する段階;を実行する段階;およ
    び前記所望のRF信号が前記複合RF信号を実質的に支配す
    ると判定された場合に:前記被受信信号に応答して、前
    記複合RF信号の被受信信号強度指標(RSSI)を測定する
    段階;複数のチップにわたり前記複合RF信号のRSSIを積
    分して、前記複合RF信号の被積分RSSIを生成する段階;
    および前記少なくとも1つの比率または前記複合RF信号
    の被積分RSSIに応答して、前記第1アンテナのみ、前記
    第2アンテナのみ、および前記第1アンテナと前記第2
    アンテナの両方、のいずれかを前記受信機に選択的に結
    合する段階;を実行する段階;によってさらに構成され
    る請求項1記載の無線加入者ユニット操作方法。
  11. 【請求項11】 少なくとも1つの被符号化パイロット
    信号を含む所望のRF信号と干渉信号とを含む複合無線周
    波数(RF)信号の第1表現を受信する第1アンテナ;前
    記複合RF信号の第2表現を受信する第2アンテナ;前記
    第1アンテナおよび前記第2アンテナに選択的に結合さ
    れて、前記第1アンテナからの前記複合無線周波数(R
    F)信号の第1表現および前記第2アンテナからの前記
    複合無線周波数(RF)信号の第2表現のうち少なくとも
    1つの受信に応答して、少なくとも1つの被符号化パイ
    ロット信号を含む被受信信号を生成する受信機;前記第
    1アンテナ,前記受信機およびコントローラに結合され
    て、第1制御信号に応答して前記第1アンテナを前記受
    信機に選択的に結合する第1スイッチ;前記第2アンテ
    ナ,前記受信機および前記コントローラに結合されて、
    第2制御信号に応答して前記第2アンテナを前記受信機
    に選択的に結合する第2スイッチ;所定のインピーダン
    スを有する負荷;および前記負荷,前記受信機および前
    記コントローラに結合されて、第3制御信号に応答して
    前記第負荷を前記受信機に選択的に結合する第3スイッ
    チ;によって構成されることを特徴とし、前記第1スイ
    ッチ,前記第2スイッチおよび前記第3スイッチに結合
    された前記コントローラが、少なくとも1つの被符号化
    パイロット信号に応答して、前記第1制御信号,前記第
    2制御信号および前記第3信号を生成し、前記コントロ
    ーラが前記第1制御信号に応答して前記第1スイッチ
    を、前記第2制御信号に応答して前記第2スイッチを、
    前記第3制御信号に応答して前記第3スイッチを制御
    し、前記第1アンテナおよび前記負荷のみ、前記第2ア
    ンテナおよび前記負荷のみ、および前記第1アンテナと
    前記第2アンテナの両方、のいずれかを前記受信機に選
    択的に結合する無線加入者ユニット。
JP8335005A 1995-11-29 1996-11-29 切換アンテナ・ダイバーシチ装置を有する無線加入者ユニットおよびその方法 Pending JPH09181664A (ja)

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