JPH09181639A - 送受信装置 - Google Patents
送受信装置Info
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- JPH09181639A JPH09181639A JP7352079A JP35207995A JPH09181639A JP H09181639 A JPH09181639 A JP H09181639A JP 7352079 A JP7352079 A JP 7352079A JP 35207995 A JP35207995 A JP 35207995A JP H09181639 A JPH09181639 A JP H09181639A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 被害甚大な災害時などにおいて、被災者の救
助に利用できる送受信装置を提供することを主目的とす
る。 【解決手段】 受信部31と、音声信号を検出する音声
信号検出部57と、受信部31によって特定内容の無線
信号が受信された後であって音声信号検出部57によっ
て音声信号が検出されたときに所定内容の無線信号を送
信する送信部33とを備えている。
助に利用できる送受信装置を提供することを主目的とす
る。 【解決手段】 受信部31と、音声信号を検出する音声
信号検出部57と、受信部31によって特定内容の無線
信号が受信された後であって音声信号検出部57によっ
て音声信号が検出されたときに所定内容の無線信号を送
信する送信部33とを備えている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、送受信装置に関
し、詳しくは、所定条件下で所定内容の送信信号を自動
的に送信する送信部を備えている送受信装置に関するも
のである。
し、詳しくは、所定条件下で所定内容の送信信号を自動
的に送信する送信部を備えている送受信装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】設置されている地域に割り当てられた周
波数の無線信号を受信可能に構成されている受信装置と
して、いわゆる同報無線用の戸別呼出受信機が知られて
いる。この戸別呼出受信機は、防災行政用として用いら
れるものであって、区市町村の役所などに設置された送
信機から送信される行政事項の連絡や、地震、風水害お
よび火災等の緊急時の連絡などの情報を一般家庭で受信
できるようになっている。
波数の無線信号を受信可能に構成されている受信装置と
して、いわゆる同報無線用の戸別呼出受信機が知られて
いる。この戸別呼出受信機は、防災行政用として用いら
れるものであって、区市町村の役所などに設置された送
信機から送信される行政事項の連絡や、地震、風水害お
よび火災等の緊急時の連絡などの情報を一般家庭で受信
できるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
戸別呼出受信機には以下の改善点がある。すなわち、従
来の戸別呼出受信機では、地震が起きた時などの緊急時
において、単に基地局からの連絡事項を受信できるだけ
であって、例えば、家財が倒れたり家屋が倒壊したりし
て、被災した戸別呼出受信機の所有者がこれらの下敷き
になったような場合には、所有者を救助するために役立
つという積極的な機能を有していないという改善点があ
る。
戸別呼出受信機には以下の改善点がある。すなわち、従
来の戸別呼出受信機では、地震が起きた時などの緊急時
において、単に基地局からの連絡事項を受信できるだけ
であって、例えば、家財が倒れたり家屋が倒壊したりし
て、被災した戸別呼出受信機の所有者がこれらの下敷き
になったような場合には、所有者を救助するために役立
つという積極的な機能を有していないという改善点があ
る。
【0004】本発明は、かかる改善点に鑑みてなされた
ものであり、被害甚大な災害時などにおいて、被災者の
救助に利用できる送受信装置を提供することを主目的と
する。
ものであり、被害甚大な災害時などにおいて、被災者の
救助に利用できる送受信装置を提供することを主目的と
する。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載の送受信装置は、受信部と、音声信号を検出
する音声信号検出部と、受信部によって特定内容の無線
信号が受信された後であって音声信号検出部によって音
声信号が検出されたときに所定内容の無線信号を送信す
る送信部とを備えていることを特徴とする。
求項1記載の送受信装置は、受信部と、音声信号を検出
する音声信号検出部と、受信部によって特定内容の無線
信号が受信された後であって音声信号検出部によって音
声信号が検出されたときに所定内容の無線信号を送信す
る送信部とを備えていることを特徴とする。
【0006】請求項2記載の送受信装置は、受信部と、
操作スイッチと、受信部によって特定内容の無線信号が
受信された後であって操作スイッチが操作されたときに
所定内容の無線信号を送信する送信部とを備えているこ
とを特徴とする。
操作スイッチと、受信部によって特定内容の無線信号が
受信された後であって操作スイッチが操作されたときに
所定内容の無線信号を送信する送信部とを備えているこ
とを特徴とする。
【0007】請求項3記載の送受信装置は、請求項1ま
たは2記載の送受信装置において、特定内容の無線信号
は、緊急事態であることを意味する緊急指定信号であ
り、所定内容の無線信号は、救助を求めることを意味す
る救助信号であることを特徴とする。
たは2記載の送受信装置において、特定内容の無線信号
は、緊急事態であることを意味する緊急指定信号であ
り、所定内容の無線信号は、救助を求めることを意味す
る救助信号であることを特徴とする。
【0008】請求項1から3に記載の送受信装置では、
例えば、地震などの災害時において、区役所などに設置
されている基地局などから、緊急事態であることを意味
する緊急指定信号などの特定内容の無線信号が送信され
た場合、例えば倒れた家財などの下敷きになっている被
災者が、音声を発しまたは操作スイッチを操作すれば、
送信部が、救助を求めることを意味する救助信号などの
所定内容の無線信号を送信する。この結果、基地局や携
帯用無線装置によって所定内容の無線信号を受信するこ
とによって、被災者を救助する救助隊などが、救助を求
めている被災者の存在を知ることができる。
例えば、地震などの災害時において、区役所などに設置
されている基地局などから、緊急事態であることを意味
する緊急指定信号などの特定内容の無線信号が送信され
た場合、例えば倒れた家財などの下敷きになっている被
災者が、音声を発しまたは操作スイッチを操作すれば、
送信部が、救助を求めることを意味する救助信号などの
所定内容の無線信号を送信する。この結果、基地局や携
帯用無線装置によって所定内容の無線信号を受信するこ
とによって、被災者を救助する救助隊などが、救助を求
めている被災者の存在を知ることができる。
【0009】請求項4記載の送受信装置は、請求項1か
ら3のいずれかに記載の送受信装置において、受信部
は、送受信装置が設置されている地域に割り当てられた
周波数の無線信号を受信可能に構成されていることを特
徴とする。
ら3のいずれかに記載の送受信装置において、受信部
は、送受信装置が設置されている地域に割り当てられた
周波数の無線信号を受信可能に構成されていることを特
徴とする。
【0010】この送受信装置では、常態においては、送
受信装置が設置されている地域内で防災行政用のサービ
スを提供するためのいわゆる同報無線用戸別呼出受信機
として作動する。一方、被害甚大な災害時においては、
被災者の救助用送信機として作動するため、基地局用送
受信装置や携帯用無線装置などとの組合せによって、き
め細やかな行政用通信システムを構築することが可能に
なる。
受信装置が設置されている地域内で防災行政用のサービ
スを提供するためのいわゆる同報無線用戸別呼出受信機
として作動する。一方、被害甚大な災害時においては、
被災者の救助用送信機として作動するため、基地局用送
受信装置や携帯用無線装置などとの組合せによって、き
め細やかな行政用通信システムを構築することが可能に
なる。
【0011】請求項5記載の送受信装置は、請求項1か
ら4のいずれかに記載の送受信装置において、送信部に
対して所定内容の無線信号を間欠的に送信させる送受信
制御部を備えていることを特徴とする。
ら4のいずれかに記載の送受信装置において、送信部に
対して所定内容の無線信号を間欠的に送信させる送受信
制御部を備えていることを特徴とする。
【0012】この送受信装置では、送受信制御部が、送
信部に対して救助信号を間欠的に送信するように制御す
るため、災害に起因する停電時において電池によって送
受信装置が駆動される場合には、電池電圧の早期の低下
を防止することによって救助信号の送信を長時間行うこ
とができる。
信部に対して救助信号を間欠的に送信するように制御す
るため、災害に起因する停電時において電池によって送
受信装置が駆動される場合には、電池電圧の早期の低下
を防止することによって救助信号の送信を長時間行うこ
とができる。
【0013】請求項6記載の送受信装置は、請求項5記
載の送受信装置において、受信部による受信を検出する
受信検出部を備え、送受信制御部は、間欠送信時におけ
る送信部の送信停止時に受信部に対して間欠受信させる
と共に受信検出部によって受信が検出されたときに受信
部を連続受信させることを特徴とする。
載の送受信装置において、受信部による受信を検出する
受信検出部を備え、送受信制御部は、間欠送信時におけ
る送信部の送信停止時に受信部に対して間欠受信させる
と共に受信検出部によって受信が検出されたときに受信
部を連続受信させることを特徴とする。
【0014】この送受信装置では、送信部が、救助信号
を間欠的に送信している際に、送受信制御部が、受信部
を間欠受信させ、受信検出部によって受信が検出された
ときには、受信部を連続受信させる。このため、災害に
起因する停電時において電池によって送受信装置が駆動
される場合には、電池電圧の早期の低下を防止しつつ、
被災者に対しては、救助を待つ間に有用な情報を提供す
ることができる。
を間欠的に送信している際に、送受信制御部が、受信部
を間欠受信させ、受信検出部によって受信が検出された
ときには、受信部を連続受信させる。このため、災害に
起因する停電時において電池によって送受信装置が駆動
される場合には、電池電圧の早期の低下を防止しつつ、
被災者に対しては、救助を待つ間に有用な情報を提供す
ることができる。
【0015】請求項7記載の送受信装置は、請求項5ま
たは6記載の送受信装置において、送受信制御部は、受
信部によって第1の所定内容の無線信号を受信したとき
に送信部に対して所定の内容の無線信号を連続送信させ
ることを特徴とする。
たは6記載の送受信装置において、送受信制御部は、受
信部によって第1の所定内容の無線信号を受信したとき
に送信部に対して所定の内容の無線信号を連続送信させ
ることを特徴とする。
【0016】この送受信装置では、例えば、救助隊など
が携帯する捜索用無線装置から、被災者の生存を確認す
るためなどの第1の所定内容の無線信号が送信される
と、被災者側の送受信装置における送受信制御部が、救
助を求めるなどの所定内容の無線信号を送信部に対して
連続送信させる。この結果、救助隊は、例えば、受信レ
ベルなどを監視することにより被災者の存在位置を知る
ことができ、この結果、被災者を迅速に救助することが
できる。
が携帯する捜索用無線装置から、被災者の生存を確認す
るためなどの第1の所定内容の無線信号が送信される
と、被災者側の送受信装置における送受信制御部が、救
助を求めるなどの所定内容の無線信号を送信部に対して
連続送信させる。この結果、救助隊は、例えば、受信レ
ベルなどを監視することにより被災者の存在位置を知る
ことができ、この結果、被災者を迅速に救助することが
できる。
【0017】請求項8記載の送受信装置は、請求項5か
ら7のいずれかに記載の送受信装置において、送受信制
御部は、受信部によって第2の所定内容の無線信号を受
信したときに、受信部および送信部をそれぞれ単信通信
および複信通信のいずれかの通信方式で作動可能に制御
することを特徴とする。
ら7のいずれかに記載の送受信装置において、送受信制
御部は、受信部によって第2の所定内容の無線信号を受
信したときに、受信部および送信部をそれぞれ単信通信
および複信通信のいずれかの通信方式で作動可能に制御
することを特徴とする。
【0018】この送受信装置では、例えば救助隊の携帯
用無線装置が、被災者側の送受信装置を単信通信や複信
通信のいずれかの通信方式で作動可能にするための第2
の所定内容の無線信号を送信すれば、被災者側の送受信
装置の送受信制御部が、送信部および受信部を携帯用無
線装置と通信可能状態にする。このため、被災者は、送
受信装置を介して自身の存在位置や状況を救助隊側に連
絡することが可能になり、これにより救助隊は、被災者
を迅速に救助することができる。
用無線装置が、被災者側の送受信装置を単信通信や複信
通信のいずれかの通信方式で作動可能にするための第2
の所定内容の無線信号を送信すれば、被災者側の送受信
装置の送受信制御部が、送信部および受信部を携帯用無
線装置と通信可能状態にする。このため、被災者は、送
受信装置を介して自身の存在位置や状況を救助隊側に連
絡することが可能になり、これにより救助隊は、被災者
を迅速に救助することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る送受信装置の好適な実施の形態について説明す
る。
明に係る送受信装置の好適な実施の形態について説明す
る。
【0020】図1は、いわゆる同報無線システムにおけ
る戸別呼出受信機として用いられる受信機(送受信装
置)1の正面図を示している。この場合、同報無線シス
テムとは、特定の地域内に構築されるものであって、例
えば区役所などに配設された基地局用の送信機(図示せ
ず)と、その地域内の各戸にそれぞれ設置された複数の
受信機1,1・・とを含んで構成され、予め決められた
特定の無線周波数を送信機が送信することによって、特
定の受信機1を呼び出したり、特定のグループに属する
複数の受信機1,1・・またはすべての受信機1,1・
・を呼び出したりすることができるように構成されてい
る。
る戸別呼出受信機として用いられる受信機(送受信装
置)1の正面図を示している。この場合、同報無線シス
テムとは、特定の地域内に構築されるものであって、例
えば区役所などに配設された基地局用の送信機(図示せ
ず)と、その地域内の各戸にそれぞれ設置された複数の
受信機1,1・・とを含んで構成され、予め決められた
特定の無線周波数を送信機が送信することによって、特
定の受信機1を呼び出したり、特定のグループに属する
複数の受信機1,1・・またはすべての受信機1,1・
・を呼び出したりすることができるように構成されてい
る。
【0021】同図に示すように、受信機1は、その正面
パネルに、受信した文字情報や割当周波数情報、および
受信電界強度のバー状表示(デシベルなどの数値によっ
て表示してもよい)などを表示する液晶表示器11と、
他のスイッチと組み合わせて各種機能を指定するための
ファンクションキー12と、液晶表示器11に表示され
た文字情報の画面をそれぞれロールアップおよびロール
ダウンするロールアップキー13aおよびロールダウン
キー13bと、無線信号である救助信号を緊急時に送信
するための救助信号送信用スイッチ(操作スイッチ)1
4と、他の受信機1が送信した救助信号を受信したとき
に点灯する救助信号受信LED15と、文字情報を受信
したときに点灯する文字情報表示LED16と、緊急時
に最大音量に設定された受信音を通常の音量に戻すため
の音量リセットスイッチ17と、スピーカ18(図2参
照)とを備えている。また、受信機1は、右側面パネル
に、電源のオン/オフとスピーカ18の音量調整を兼用
する音量スイッチ19と、周波数切替スイッチ20と、
救助信号の受信機能をオン/オフするための救助信号受
信切替スイッチ(図2参照)21とを備えている。
パネルに、受信した文字情報や割当周波数情報、および
受信電界強度のバー状表示(デシベルなどの数値によっ
て表示してもよい)などを表示する液晶表示器11と、
他のスイッチと組み合わせて各種機能を指定するための
ファンクションキー12と、液晶表示器11に表示され
た文字情報の画面をそれぞれロールアップおよびロール
ダウンするロールアップキー13aおよびロールダウン
キー13bと、無線信号である救助信号を緊急時に送信
するための救助信号送信用スイッチ(操作スイッチ)1
4と、他の受信機1が送信した救助信号を受信したとき
に点灯する救助信号受信LED15と、文字情報を受信
したときに点灯する文字情報表示LED16と、緊急時
に最大音量に設定された受信音を通常の音量に戻すため
の音量リセットスイッチ17と、スピーカ18(図2参
照)とを備えている。また、受信機1は、右側面パネル
に、電源のオン/オフとスピーカ18の音量調整を兼用
する音量スイッチ19と、周波数切替スイッチ20と、
救助信号の受信機能をオン/オフするための救助信号受
信切替スイッチ(図2参照)21とを備えている。
【0022】次に、図2を参照して受信機1の電気回路
について説明する。なお、同図は受信機1の主要回路の
ブロック図を示している。同図に示すように、受信機1
は、受信部31と、制御部(送受信制御部、受信検出
部)32と、シンセサイザー部(送信部)33と、商用
電源から直流電源を生成して各部に供給する電源部34
と、商用電源の供給が停止されたときに電源部34に直
流電源を供給する電池35と、マイクロホン36とを備
えている。
について説明する。なお、同図は受信機1の主要回路の
ブロック図を示している。同図に示すように、受信機1
は、受信部31と、制御部(送受信制御部、受信検出
部)32と、シンセサイザー部(送信部)33と、商用
電源から直流電源を生成して各部に供給する電源部34
と、商用電源の供給が停止されたときに電源部34に直
流電源を供給する電池35と、マイクロホン36とを備
えている。
【0023】各構成要素について具体的に説明すると、
受信部31は、FM波を復調可能に構成されており、ダ
イオードスイッチで構成されるアンテナスイッチ41、
高周波増幅回路42、ミキサ43、BPF(バンドパス
フィルタ)44、および中間周波増幅回路45を備えて
いる。この受信部31では、アンテナスイッチ41が、
制御部32からのアンテナ切替信号Sc1に基づいて、
高周波増幅回路42とシンセサイザー部33のいずれか
にアンテナ30を接続する。アンテナ30が高周波増幅
回路42に接続されると、高周波増幅回路42が無線信
号を増幅し、ミキサ43が、シンセサイザー部33によ
って生成されたチャンネル信号と、高周波増幅回路42
によって増幅された無線信号とをミキシングすることに
よって中間周波信号を生成してBPF44に出力する。
BPF44は、中間周波信号に含まれている不要波を除
去すると共に中間周波信号を中間周波増幅回路45に出
力する。中間周波増幅回路45は、中間周波信号を増幅
する増幅回路と検波回路とを備えており、増幅回路によ
って中間周波信号を増幅した後、検波回路によって変調
信号をクワッドラチャ検波して受信信号Srとして制御
部32のアナログスイッチ53に出力すると共に、スケ
ルチ信号およびRSSI信号を制御部32のCPU51
に出力する。この場合、CPU51は、例えばRSSI
信号の電圧値に基づく電界強度に応じた長さのバー状表
示を液晶表示器11に表示する。なお、アンテナスイッ
チ41がシンセサイザー部33に接続されると、後述す
るように、シンセサイザー部33から救助信号が送信さ
れる。
受信部31は、FM波を復調可能に構成されており、ダ
イオードスイッチで構成されるアンテナスイッチ41、
高周波増幅回路42、ミキサ43、BPF(バンドパス
フィルタ)44、および中間周波増幅回路45を備えて
いる。この受信部31では、アンテナスイッチ41が、
制御部32からのアンテナ切替信号Sc1に基づいて、
高周波増幅回路42とシンセサイザー部33のいずれか
にアンテナ30を接続する。アンテナ30が高周波増幅
回路42に接続されると、高周波増幅回路42が無線信
号を増幅し、ミキサ43が、シンセサイザー部33によ
って生成されたチャンネル信号と、高周波増幅回路42
によって増幅された無線信号とをミキシングすることに
よって中間周波信号を生成してBPF44に出力する。
BPF44は、中間周波信号に含まれている不要波を除
去すると共に中間周波信号を中間周波増幅回路45に出
力する。中間周波増幅回路45は、中間周波信号を増幅
する増幅回路と検波回路とを備えており、増幅回路によ
って中間周波信号を増幅した後、検波回路によって変調
信号をクワッドラチャ検波して受信信号Srとして制御
部32のアナログスイッチ53に出力すると共に、スケ
ルチ信号およびRSSI信号を制御部32のCPU51
に出力する。この場合、CPU51は、例えばRSSI
信号の電圧値に基づく電界強度に応じた長さのバー状表
示を液晶表示器11に表示する。なお、アンテナスイッ
チ41がシンセサイザー部33に接続されると、後述す
るように、シンセサイザー部33から救助信号が送信さ
れる。
【0024】制御部32は、CPU51、MODEM
(Modulator/Demodulator)52、アナログスイッチ5
3,54,55、低周波増幅回路56および音声信号検
出部57を備えている。
(Modulator/Demodulator)52、アナログスイッチ5
3,54,55、低周波増幅回路56および音声信号検
出部57を備えている。
【0025】CPU51は、ワンチップマイクロコンピ
ュータで構成されており、内部にはプログラム用ROM
および一次記憶用RAMを備え、プログラム用のROM
に記憶されているプログラムに従って各種処理を実行す
る。具体的には、CPU51は、ROMに記憶されてい
る受信周波数情報に基づくシンセサイザー部33に対す
るチャンネル周波数データDfの出力処理、アナログス
イッチ53,54および55をそれぞれオン/オフ制御
するための制御信号Sc2,Sc3およびSc4の出力
処理、受信部31およびシンセサイザー部33に対する
間欠作動処理、選択呼出処理、液晶表示器11の表示処
理、並びに特定コードである緊急指定信号の受信処理な
どを実行する。この場合、選択処理とは、CPU51
が、受信部31を介して受信した選択呼出番号とROM
に記憶されている自局の選択呼出番号とを比較し、一致
したときに、制御信号Sc2を出力してアナログスイッ
チ53をオンさせることにより、その受信情報をスピー
カ18から出力する処理をいう。また、表示処理とは、
CPU51が、選択呼出番号が一致し、かつ、受信部3
1から文字情報やキャラクタコードが出力されたとき
に、これらをRAMに記憶させると共に文字情報表示L
ED16を点灯させた後、液晶表示器11に文字情報等
を表示させる処理をいう。なお、緊急指定信号の受信処
理については後述する。ROMは、緊急指定信号のコー
ドデータ、救助を求めることを意味する救助信号デー
タ、およびマイクロホン36を介して音声信号の入力を
検出したことを意味する検出報知音データなどを記憶す
る。さらに、RAMは、受信部31が受信した文字情報
やキャラクタコードおよび救助信号の受信の有無などを
一時的に記憶する。
ュータで構成されており、内部にはプログラム用ROM
および一次記憶用RAMを備え、プログラム用のROM
に記憶されているプログラムに従って各種処理を実行す
る。具体的には、CPU51は、ROMに記憶されてい
る受信周波数情報に基づくシンセサイザー部33に対す
るチャンネル周波数データDfの出力処理、アナログス
イッチ53,54および55をそれぞれオン/オフ制御
するための制御信号Sc2,Sc3およびSc4の出力
処理、受信部31およびシンセサイザー部33に対する
間欠作動処理、選択呼出処理、液晶表示器11の表示処
理、並びに特定コードである緊急指定信号の受信処理な
どを実行する。この場合、選択処理とは、CPU51
が、受信部31を介して受信した選択呼出番号とROM
に記憶されている自局の選択呼出番号とを比較し、一致
したときに、制御信号Sc2を出力してアナログスイッ
チ53をオンさせることにより、その受信情報をスピー
カ18から出力する処理をいう。また、表示処理とは、
CPU51が、選択呼出番号が一致し、かつ、受信部3
1から文字情報やキャラクタコードが出力されたとき
に、これらをRAMに記憶させると共に文字情報表示L
ED16を点灯させた後、液晶表示器11に文字情報等
を表示させる処理をいう。なお、緊急指定信号の受信処
理については後述する。ROMは、緊急指定信号のコー
ドデータ、救助を求めることを意味する救助信号デー
タ、およびマイクロホン36を介して音声信号の入力を
検出したことを意味する検出報知音データなどを記憶す
る。さらに、RAMは、受信部31が受信した文字情報
やキャラクタコードおよび救助信号の受信の有無などを
一時的に記憶する。
【0026】MODEM52は、受信部31が受信した
受信信号SrであるMSK信号をデジタルデータに変換
すると共に、CPU51から出力された各種データをM
SK信号に変換する。
受信信号SrであるMSK信号をデジタルデータに変換
すると共に、CPU51から出力された各種データをM
SK信号に変換する。
【0027】低周波増幅回路56は、受信信号Srおよ
び検出報知音を増幅してスピーカ18に出力する。
び検出報知音を増幅してスピーカ18に出力する。
【0028】音声信号検出部57は、いわゆるVOX回
路であって、内部にバンドパスフィルタ、増幅回路、検
波回路およびコンパレータを備えている。この音声信号
検出部57は、マイクロホン36を介して入力した音声
信号のうち所定の音声帯域信号を通過させて増幅した
後、増幅した音声信号を検波し、検波信号を基準レベル
と比較することによって、所定のレベル以上の音声信号
が入力された否かを検出する。そして、音声信号検出部
57は、音声信号の入力を検出すると、いわゆるプレス
信号としての機能を有する音声信号検出信号SaをCP
U51に出力する。
路であって、内部にバンドパスフィルタ、増幅回路、検
波回路およびコンパレータを備えている。この音声信号
検出部57は、マイクロホン36を介して入力した音声
信号のうち所定の音声帯域信号を通過させて増幅した
後、増幅した音声信号を検波し、検波信号を基準レベル
と比較することによって、所定のレベル以上の音声信号
が入力された否かを検出する。そして、音声信号検出部
57は、音声信号の入力を検出すると、いわゆるプレス
信号としての機能を有する音声信号検出信号SaをCP
U51に出力する。
【0029】シンセサイザー33は、いわゆるPLL
(Phase Locked Loop )回路で構成されている。シンセ
サイザー部33は、受信機1の設置地域に割り当てられ
た割当周波数の受信を可能にするためにチャンネル信号
を生成すると共に、災害時などには、CPU51の制御
の下、音声信号検出回路57から出力される救助信号に
よってVCOを直接変調した高周波信号である救助信号
を送信する送信部としても作動する。
(Phase Locked Loop )回路で構成されている。シンセ
サイザー部33は、受信機1の設置地域に割り当てられ
た割当周波数の受信を可能にするためにチャンネル信号
を生成すると共に、災害時などには、CPU51の制御
の下、音声信号検出回路57から出力される救助信号に
よってVCOを直接変調した高周波信号である救助信号
を送信する送信部としても作動する。
【0030】電源部34は、商用電源からの交流を直流
電源に変換し各回路に供給する。また、電源部34は、
制御部32に電源Aを連続的に供給すると共に、CPU
31の制御信号Sc5に従い、受信部31およびシンセ
サイザー部33に電源Bを間欠的に出力することによっ
て、受信部31およびシンセサイザー部33における消
費電流を低減させる。
電源に変換し各回路に供給する。また、電源部34は、
制御部32に電源Aを連続的に供給すると共に、CPU
31の制御信号Sc5に従い、受信部31およびシンセ
サイザー部33に電源Bを間欠的に出力することによっ
て、受信部31およびシンセサイザー部33における消
費電流を低減させる。
【0031】次に、受信機1の全体的な動作について説
明する。
明する。
【0032】最初に、受信機1の通常動作である選択呼
出処理について説明する。送信機から選択呼出信号が送
信されると、この選択呼出番号と同じ選択呼出番号を有
する受信機1は、選択呼出信号に続いて送信される情報
が音声情報の場合には、その音声信号をスピーカ18か
ら出力し、文字情報の場合には、その文字情報を液晶表
示器11に表示する。
出処理について説明する。送信機から選択呼出信号が送
信されると、この選択呼出番号と同じ選択呼出番号を有
する受信機1は、選択呼出信号に続いて送信される情報
が音声情報の場合には、その音声信号をスピーカ18か
ら出力し、文字情報の場合には、その文字情報を液晶表
示器11に表示する。
【0033】次いで、地震などの災害時における受信機
1の動作について、図3を参照して説明する。
1の動作について、図3を参照して説明する。
【0034】地震などの災害時において、区役所などに
設置されている基地局から、緊急事態であることを意味
する緊急指定信号(特定内容の無線信号)が送信され、
これを受信部31が受信すると、CPU51は、緊急指
定信号の受信処理を実行する(ステップ61)。この処
理においては、CPU51は、受信部31が受信した受
信信号SrとROMに記憶されている緊急指定信号のコ
ードデータとを比較し、一致したときには、RAMに緊
急指定信号を受信したことを記憶させると共に、制御信
号Sc2を出力することにより、アナログスイッチ53
をオンにする。これにより、緊急指定信号に付加されて
送信されてくるメッセージ、例えば、「倒壊した家屋の
下敷きになり救助を必要とする被災者は、受信機に届く
ように大きな声を発するか、救助信号送信用スイッチを
オンにして下さい。受信機があなたの声を検出すると、
検出報知としてピーピー音を出力すると共に、救助隊に
対して自動的に救助信号の送信を行います。それでは、
これから30秒以内に大きな声を出して下さい。」との
メッセージがスピーカ18から出力される。次いで、受
信機1のCPU51は、音声信号検出部57の音声入力
検出信号Saを監視することにより、マイクロホン36
から音声信号が入力されたか否かを判別する(ステップ
62)。
設置されている基地局から、緊急事態であることを意味
する緊急指定信号(特定内容の無線信号)が送信され、
これを受信部31が受信すると、CPU51は、緊急指
定信号の受信処理を実行する(ステップ61)。この処
理においては、CPU51は、受信部31が受信した受
信信号SrとROMに記憶されている緊急指定信号のコ
ードデータとを比較し、一致したときには、RAMに緊
急指定信号を受信したことを記憶させると共に、制御信
号Sc2を出力することにより、アナログスイッチ53
をオンにする。これにより、緊急指定信号に付加されて
送信されてくるメッセージ、例えば、「倒壊した家屋の
下敷きになり救助を必要とする被災者は、受信機に届く
ように大きな声を発するか、救助信号送信用スイッチを
オンにして下さい。受信機があなたの声を検出すると、
検出報知としてピーピー音を出力すると共に、救助隊に
対して自動的に救助信号の送信を行います。それでは、
これから30秒以内に大きな声を出して下さい。」との
メッセージがスピーカ18から出力される。次いで、受
信機1のCPU51は、音声信号検出部57の音声入力
検出信号Saを監視することにより、マイクロホン36
から音声信号が入力されたか否かを判別する(ステップ
62)。
【0035】次に、例えば倒壊した家屋などの下敷きに
なっている被災者が音声を発し、音声信号検出部が、そ
の音声信号の入力を検出して音声入力検出信号Saを出
力すると、CPU51は、内部ROMにそれぞれ記憶さ
れている検出報知音データおよび救助信号データを読み
出してMODEM52に出力する。MODEM52は、
両データを、それぞれ、MSK信号に変換すると共に変
換した両MSK信号をアナログスイッチ54および55
に出力する。また、同時に、CPU51は、制御信号S
c3を出力することによってアナログスイッチ54をオ
ンさせ、MODEM52によってMSK信号に変換され
た報知音を増幅回路56に出力する。これにより、検出
報知音がスピーカ18から出力され(ステップ63)、
被災者は、自身の音声が受信機1によって検知されて救
助信号が送信されることを知ることができる。さらに、
CPU51は、アンテナ切替信号Sc1を出力すること
によってアンテナ30をシンセサイザー部に接続すると
共に、シンセサイザー部33にチャンネル周波数データ
Dfを出力することによって無線周波数を所定の周波数
に設定する。次いで、CPU51は、制御信号Sc4を
出力することによってアナログスイッチ55をオンさ
せ、MODEM52によってMSK信号に変換された救
助信号を音声信号検出部57に出力する。これにより、
救助信号が音声信号検出部57を介してシンセサイザー
部33に入力され、シンセサイザー部33が救助信号に
よって変調された無線信号をアンテナスイッチ41に出
力することにより、救助信号が送信される(ステップ6
3)。
なっている被災者が音声を発し、音声信号検出部が、そ
の音声信号の入力を検出して音声入力検出信号Saを出
力すると、CPU51は、内部ROMにそれぞれ記憶さ
れている検出報知音データおよび救助信号データを読み
出してMODEM52に出力する。MODEM52は、
両データを、それぞれ、MSK信号に変換すると共に変
換した両MSK信号をアナログスイッチ54および55
に出力する。また、同時に、CPU51は、制御信号S
c3を出力することによってアナログスイッチ54をオ
ンさせ、MODEM52によってMSK信号に変換され
た報知音を増幅回路56に出力する。これにより、検出
報知音がスピーカ18から出力され(ステップ63)、
被災者は、自身の音声が受信機1によって検知されて救
助信号が送信されることを知ることができる。さらに、
CPU51は、アンテナ切替信号Sc1を出力すること
によってアンテナ30をシンセサイザー部に接続すると
共に、シンセサイザー部33にチャンネル周波数データ
Dfを出力することによって無線周波数を所定の周波数
に設定する。次いで、CPU51は、制御信号Sc4を
出力することによってアナログスイッチ55をオンさ
せ、MODEM52によってMSK信号に変換された救
助信号を音声信号検出部57に出力する。これにより、
救助信号が音声信号検出部57を介してシンセサイザー
部33に入力され、シンセサイザー部33が救助信号に
よって変調された無線信号をアンテナスイッチ41に出
力することにより、救助信号が送信される(ステップ6
3)。
【0036】この場合、CPU51は、シンセサイザー
部33およびアンテナスイッチ41に対して救助信号を
間欠的に繰り返し送信するように制御するため、災害に
起因する停電時において電池35によって受信機1が駆
動される場合には、電池電圧の早期の低下を防止すると
共に、救助信号を長時間送信することができる。なお、
CPU51は、被災者の音声信号入力だけでなく、救助
信号送信用スイッチ14を操作することによっても、検
出報知音データおよび救助信号データを読み出して、前
述した処理と同じ処理を実行する。
部33およびアンテナスイッチ41に対して救助信号を
間欠的に繰り返し送信するように制御するため、災害に
起因する停電時において電池35によって受信機1が駆
動される場合には、電池電圧の早期の低下を防止すると
共に、救助信号を長時間送信することができる。なお、
CPU51は、被災者の音声信号入力だけでなく、救助
信号送信用スイッチ14を操作することによっても、検
出報知音データおよび救助信号データを読み出して、前
述した処理と同じ処理を実行する。
【0037】以上により、基地局側では、基地局近辺に
設置されている受信機1からの救助信号を受信すること
ができ、これにより、救助を求めている被災者の存在を
知ることができる。
設置されている受信機1からの救助信号を受信すること
ができ、これにより、救助を求めている被災者の存在を
知ることができる。
【0038】また、受信機1は、救助信号を間欠送信し
ている間、CPU51が、受信部31を間欠受信させ、
中間周波増幅回路45からのスケルチ信号またはRSS
I信号を監視する(ステップ64)。両信号のいずれか
が入力されると、CPU51は、受信があったものと判
別し、受信部31を連続受信させると共にスピーカ18
から受信音を出力する(ステップ65)。このように、
受信機1は、送信および受信を間欠的に行うことによっ
て、電池電圧の早期の低下を防止しつつ、被災者に対し
ては、救助を待つ間に有用な情報を提供することができ
る。なお、これに限らず、CPU51が送信時以外のと
きに受信部31の作動を停止させように制御してもよ
い。かかる場合にも、災害に起因する停電時において電
池によって送受信装置が駆動される場合には、電池電圧
の早期の低下を防止する。
ている間、CPU51が、受信部31を間欠受信させ、
中間周波増幅回路45からのスケルチ信号またはRSS
I信号を監視する(ステップ64)。両信号のいずれか
が入力されると、CPU51は、受信があったものと判
別し、受信部31を連続受信させると共にスピーカ18
から受信音を出力する(ステップ65)。このように、
受信機1は、送信および受信を間欠的に行うことによっ
て、電池電圧の早期の低下を防止しつつ、被災者に対し
ては、救助を待つ間に有用な情報を提供することができ
る。なお、これに限らず、CPU51が送信時以外のと
きに受信部31の作動を停止させように制御してもよ
い。かかる場合にも、災害に起因する停電時において電
池によって送受信装置が駆動される場合には、電池電圧
の早期の低下を防止する。
【0039】前述したステップ64において、受信が検
出されないときは、救助隊などが携帯する携帯用無線装
置から捜索信号が送信されているか否かを判別する(ス
テップ66)。
出されないときは、救助隊などが携帯する携帯用無線装
置から捜索信号が送信されているか否かを判別する(ス
テップ66)。
【0040】この場合、救助隊は、受信機1の救助信号
受信切替スイッチ21をオンにすることにより、受信機
1を携帯用無線装置として使用することができる。具体
的には、救助信号受信切替スイッチ21をオンさせる
と、救助信号送信用スイッチ14が捜索信号を出力させ
るためのスイッチとして機能し、かつ、音量スイッチ1
9の操作などにより、CPU51が、MODEM52に
捜索信号データを出力することにより、シンセサイザー
部33から捜索信号がアンテナスイッチに出力され、こ
れにより捜索信号(第1の所定内容の無線信号)が送信
される。また、かかる場合には、被災者側の受信機1か
ら送信された救助信号を受信すると、救助信号受信LE
D15が点灯すると共にその受信電界強度が液晶表示器
11に表示される。これにより、被災していない受信機
1の所有者は、携帯用無線装置を調達するまでもなく、
自身の所有する受信機1を携帯用無線装置として活用す
ることができる結果、受信機1は、被災者の救助に対し
て、より効率的に利用される。なお、この場合、被災者
の所有する受信機1から救助信号が送信されると、救助
隊の携帯用無線装置の液晶表示器11に受信電界強度が
バー状に表示されるため、救助隊は、その受信電界強度
の強弱(つまり、バーの長さ)を手掛かりに倒壊してい
る家屋などを1軒1軒調べることにより、被災者の行方
を捜索することが可能になる。
受信切替スイッチ21をオンにすることにより、受信機
1を携帯用無線装置として使用することができる。具体
的には、救助信号受信切替スイッチ21をオンさせる
と、救助信号送信用スイッチ14が捜索信号を出力させ
るためのスイッチとして機能し、かつ、音量スイッチ1
9の操作などにより、CPU51が、MODEM52に
捜索信号データを出力することにより、シンセサイザー
部33から捜索信号がアンテナスイッチに出力され、こ
れにより捜索信号(第1の所定内容の無線信号)が送信
される。また、かかる場合には、被災者側の受信機1か
ら送信された救助信号を受信すると、救助信号受信LE
D15が点灯すると共にその受信電界強度が液晶表示器
11に表示される。これにより、被災していない受信機
1の所有者は、携帯用無線装置を調達するまでもなく、
自身の所有する受信機1を携帯用無線装置として活用す
ることができる結果、受信機1は、被災者の救助に対し
て、より効率的に利用される。なお、この場合、被災者
の所有する受信機1から救助信号が送信されると、救助
隊の携帯用無線装置の液晶表示器11に受信電界強度が
バー状に表示されるため、救助隊は、その受信電界強度
の強弱(つまり、バーの長さ)を手掛かりに倒壊してい
る家屋などを1軒1軒調べることにより、被災者の行方
を捜索することが可能になる。
【0041】一方、救助隊が携帯する捜索用無線装置か
ら、被災者の生存を確認するための捜索信号が送信され
ると、受信部31がこれを受信して復調したMSK信号
をMODEM52に出力する。次いで、CPU51は、
MODEM52によってディジタルデータに変換された
捜索信号を内部ROMの捜索信号データと比較し、一致
する場合には、救助信号を長時間、例えば2分間連続送
信する(ステップ67)。この結果、救助隊は、液晶表
示器11のバー状表示によって受信電界強度の強弱など
を監視しながら捜索することにより、受信機1の位置つ
まり被災者の存在位置を容易に知ることができるため、
被災者を迅速に救助することができる。なお、CPU5
1は、捜索信号を受信する毎に、救助信号を連続送信す
るように制御する。このため、捜索隊の捜索状況に合っ
た効果的な救助信号の送信が可能になる。
ら、被災者の生存を確認するための捜索信号が送信され
ると、受信部31がこれを受信して復調したMSK信号
をMODEM52に出力する。次いで、CPU51は、
MODEM52によってディジタルデータに変換された
捜索信号を内部ROMの捜索信号データと比較し、一致
する場合には、救助信号を長時間、例えば2分間連続送
信する(ステップ67)。この結果、救助隊は、液晶表
示器11のバー状表示によって受信電界強度の強弱など
を監視しながら捜索することにより、受信機1の位置つ
まり被災者の存在位置を容易に知ることができるため、
被災者を迅速に救助することができる。なお、CPU5
1は、捜索信号を受信する毎に、救助信号を連続送信す
るように制御する。このため、捜索隊の捜索状況に合っ
た効果的な救助信号の送信が可能になる。
【0042】また、CPU51は、通話モード信号(第
2の所定内容の無線信号)の受信の有無を監視する(ス
テップ68)。具体的には、被災者との通話を可能にす
るための通話モード信号が送信されると、受信部31が
これを受信して復調したMSK信号をMODEM52に
出力する。次いで、CPU51は、MODEM52によ
ってディジタルデータに変換された通話モード信号を内
部ROMの通話モード信号データと比較する。CPU5
1は、一致すると判別した場合には、受信機1を単信通
話モードに設定する(ステップ69)。これにより、被
災者は、受信機1を介して、救助隊の携帯用無線装置と
通話可能状態になる。この場合、CPU51は、音声入
力検出信号Saが入力され、かつ携帯用無線装置からの
送信がないことをスケルチ信号やRSSI信号に基づい
て判別した場合にのみ、受信機1を送信状態に設定す
る。この結果、被災者は、受信機1を介して自身の存在
位置や状況を救助隊側に連絡することができるので、救
助隊は、被災者を迅速に救助することができる。以上に
より、緊急指定信号の受信処理を終了する(ステップ7
0)。なお、基地局から緊急指定解除信号の送信があっ
たときには、CPU51は、RAMに記憶させている緊
急指定信号の受信有りのデータを消去して通常の選択呼
出処理を実行する。
2の所定内容の無線信号)の受信の有無を監視する(ス
テップ68)。具体的には、被災者との通話を可能にす
るための通話モード信号が送信されると、受信部31が
これを受信して復調したMSK信号をMODEM52に
出力する。次いで、CPU51は、MODEM52によ
ってディジタルデータに変換された通話モード信号を内
部ROMの通話モード信号データと比較する。CPU5
1は、一致すると判別した場合には、受信機1を単信通
話モードに設定する(ステップ69)。これにより、被
災者は、受信機1を介して、救助隊の携帯用無線装置と
通話可能状態になる。この場合、CPU51は、音声入
力検出信号Saが入力され、かつ携帯用無線装置からの
送信がないことをスケルチ信号やRSSI信号に基づい
て判別した場合にのみ、受信機1を送信状態に設定す
る。この結果、被災者は、受信機1を介して自身の存在
位置や状況を救助隊側に連絡することができるので、救
助隊は、被災者を迅速に救助することができる。以上に
より、緊急指定信号の受信処理を終了する(ステップ7
0)。なお、基地局から緊急指定解除信号の送信があっ
たときには、CPU51は、RAMに記憶させている緊
急指定信号の受信有りのデータを消去して通常の選択呼
出処理を実行する。
【0043】なお、音声信号検出部57は、本実施形態
で説明した構成に限定されない。例えば、音声信号検出
部57は、マイクロホン36を介して入力された音声信
号の基本周波数を抽出する基本周波数抽出部と、所定範
囲の周波数をピッチ周波数帯として記憶するピッチ周波
数帯記憶部と、抽出された基本周波数がピッチ周波数帯
記憶部によって記憶されているピッチ周波数判別部とを
備えて構成してもよい。かかる場合には、音声信号検出
部は、抽出された基本周波数がピッチ周波数判別部によ
ってピッチ周波数と判別されたときに、CPU51に対
して音声検出信号を出力する。これにより、音声信号検
出部は、音声信号をより確実に検出することができる。
で説明した構成に限定されない。例えば、音声信号検出
部57は、マイクロホン36を介して入力された音声信
号の基本周波数を抽出する基本周波数抽出部と、所定範
囲の周波数をピッチ周波数帯として記憶するピッチ周波
数帯記憶部と、抽出された基本周波数がピッチ周波数帯
記憶部によって記憶されているピッチ周波数判別部とを
備えて構成してもよい。かかる場合には、音声信号検出
部は、抽出された基本周波数がピッチ周波数判別部によ
ってピッチ周波数と判別されたときに、CPU51に対
して音声検出信号を出力する。これにより、音声信号検
出部は、音声信号をより確実に検出することができる。
【0044】また、CPU51は、救助信号を送信する
際に、シンセサイザー部33のチャンネル周波数を、受
信周波数と同一の周波数に限らず、予め規定する他の送
信周波数に設定したりいわゆるスキャン送信してもよ
い。他の周波数に設定した場合には、基地局からの無線
信号と混信することがないため、救助隊の救助活動が極
めて容易になる。
際に、シンセサイザー部33のチャンネル周波数を、受
信周波数と同一の周波数に限らず、予め規定する他の送
信周波数に設定したりいわゆるスキャン送信してもよ
い。他の周波数に設定した場合には、基地局からの無線
信号と混信することがないため、救助隊の救助活動が極
めて容易になる。
【0045】さらに、本実施形態では、シンセサイザー
部33のチャンネル信号を微弱電波として直接送信する
例について説明したが、これに限らず、送信用増幅回路
を設けてある程度強い電波を送信したり、別途送信部や
変調器を設けたりしてもよいのは勿論である。さらに、
シンセサイザー部33に限らず、水晶発振回路を使用し
てもよいし、アンテナを2つ使用していわゆる複信通信
方式で送受信が可能に構成してもよい。
部33のチャンネル信号を微弱電波として直接送信する
例について説明したが、これに限らず、送信用増幅回路
を設けてある程度強い電波を送信したり、別途送信部や
変調器を設けたりしてもよいのは勿論である。さらに、
シンセサイザー部33に限らず、水晶発振回路を使用し
てもよいし、アンテナを2つ使用していわゆる複信通信
方式で送受信が可能に構成してもよい。
【0046】さらに、CPU51は、救助信号の間欠送
信時に受信部31の作動を停止させてもよい。この場合
には、災害に起因する停電時において電池によって送受
信装置が駆動されるようなときに、電池電圧の早期の低
下をより有効に防止することによって、被災者にとって
最重要な救助信号の送信を可能な限り長時間行うことが
できる。
信時に受信部31の作動を停止させてもよい。この場合
には、災害に起因する停電時において電池によって送受
信装置が駆動されるようなときに、電池電圧の早期の低
下をより有効に防止することによって、被災者にとって
最重要な救助信号の送信を可能な限り長時間行うことが
できる。
【0047】
【発明の効果】以上のように請求項1から4記載の送受
信装置によれば、地震などの災害時において、区役所な
どに設置されている基地局からの緊急指定信号などの特
定内容の無線信号が送信された場合、例えば倒れた家財
などの下敷きになっている被災者が、音声を発しまたは
操作スイッチを操作することによって、被災者側に設置
されている送受信装置から、救助信号などの所定内容の
無線信号を自動的に送信することができる。この結果、
携帯用無線装置によって救助信号が受信されることによ
って、救助隊は、救助を求めている被災者の存在を知る
ことができる。また、被災者の送受信装置から救助信号
が送信されていることは、音声を発したり操作スイッチ
を操作したりすることができる状況にあるため、被災者
が生存している可能性を示しており、生存者の有無に拘
わらず倒壊した家屋をくまなく捜索する場合と比較し
て、生存者を効果的に救助できる。さらに、被災者にと
っても、いずれ救助隊が救助に来るだろうという希望を
持って救助を待つことができるため、救助を見過ごされ
る不安を解消することができると共に生存に対する執着
心をかき立てることができる。
信装置によれば、地震などの災害時において、区役所な
どに設置されている基地局からの緊急指定信号などの特
定内容の無線信号が送信された場合、例えば倒れた家財
などの下敷きになっている被災者が、音声を発しまたは
操作スイッチを操作することによって、被災者側に設置
されている送受信装置から、救助信号などの所定内容の
無線信号を自動的に送信することができる。この結果、
携帯用無線装置によって救助信号が受信されることによ
って、救助隊は、救助を求めている被災者の存在を知る
ことができる。また、被災者の送受信装置から救助信号
が送信されていることは、音声を発したり操作スイッチ
を操作したりすることができる状況にあるため、被災者
が生存している可能性を示しており、生存者の有無に拘
わらず倒壊した家屋をくまなく捜索する場合と比較し
て、生存者を効果的に救助できる。さらに、被災者にと
っても、いずれ救助隊が救助に来るだろうという希望を
持って救助を待つことができるため、救助を見過ごされ
る不安を解消することができると共に生存に対する執着
心をかき立てることができる。
【0048】また、請求項5記載の送受信装置によれ
ば、送受信制御部が、送信部に対して救助信号を間欠的
に送信することにより、災害に起因する停電時において
電池によって送受信装置が駆動される場合には、電池電
圧の早期の低下を防止することによって救助信号の送信
を長時間行うことができる。
ば、送受信制御部が、送信部に対して救助信号を間欠的
に送信することにより、災害に起因する停電時において
電池によって送受信装置が駆動される場合には、電池電
圧の早期の低下を防止することによって救助信号の送信
を長時間行うことができる。
【0049】さらに、請求項6記載の送受信装置によれ
ば、送信部が救助信号を間欠的に送信している際に、送
受信制御部が、受信部を間欠受信させると共に、受信検
出部によって受信が検出されたときは、受信部を連続受
信させることにより、電池電圧の早期の低下を防止しつ
つ、被災者に対しては、有用な情報を提供することがで
きる。
ば、送信部が救助信号を間欠的に送信している際に、送
受信制御部が、受信部を間欠受信させると共に、受信検
出部によって受信が検出されたときは、受信部を連続受
信させることにより、電池電圧の早期の低下を防止しつ
つ、被災者に対しては、有用な情報を提供することがで
きる。
【0050】また、請求項7記載の送受信装置によれ
ば、例えば、救助隊などが携帯する捜索用無線装置か
ら、被災者の反応を確認するための無線信号が送信され
ると、被災者側の送受信装置における送受信制御部が、
救助を求めるなどの所定内容の無線信号を送信部に対し
て連続送信させる結果、救助隊は、例えば、受信レベル
などを監視することにより被災者の存在位置を知ること
ができ、この結果、被災者を迅速に救助することができ
る。
ば、例えば、救助隊などが携帯する捜索用無線装置か
ら、被災者の反応を確認するための無線信号が送信され
ると、被災者側の送受信装置における送受信制御部が、
救助を求めるなどの所定内容の無線信号を送信部に対し
て連続送信させる結果、救助隊は、例えば、受信レベル
などを監視することにより被災者の存在位置を知ること
ができ、この結果、被災者を迅速に救助することができ
る。
【0051】また、請求項8記載の送受信装置によれ
ば、救助隊の携帯用無線装置が、第2の所定内容の無線
信号を送信すれば、被災者側の送受信装置が、携帯用無
線装置と通信可能な状態になる。このため、被災者は、
送受信装置を介して自身の存在位置や状況をハンドフリ
ーで救助隊側に連絡することができ、この結果、救助隊
は、被災者を迅速に救助することができると共に、救助
に必要な物資の手配を救助活動と並行して行うことがで
きる。
ば、救助隊の携帯用無線装置が、第2の所定内容の無線
信号を送信すれば、被災者側の送受信装置が、携帯用無
線装置と通信可能な状態になる。このため、被災者は、
送受信装置を介して自身の存在位置や状況をハンドフリ
ーで救助隊側に連絡することができ、この結果、救助隊
は、被災者を迅速に救助することができると共に、救助
に必要な物資の手配を救助活動と並行して行うことがで
きる。
【図1】本発明の実施の形態に係る受信機の正面図であ
る。
る。
【図2】本発明の実施の形態に係る受信機のブロック図
である。
である。
【図3】本発明の実施の形態に係る受信機の動作を表す
フローチャートである。
フローチャートである。
1 受信機 14 救助信号送信用スイッチ 31 受信部 32 制御部 33 シンセサイザー部 51 CPU 57 音声信号検出部
Claims (8)
- 【請求項1】 受信部と、音声信号を検出する音声信号
検出部と、前記受信部によって特定内容の無線信号が受
信された後であって前記音声信号検出部によって音声信
号が検出されたときに所定内容の無線信号を送信する送
信部とを備えていることを特徴とする送受信装置。 - 【請求項2】 受信部と、操作スイッチと、前記受信部
によって特定内容の無線信号が受信された後であって前
記操作スイッチが操作されたときに所定内容の無線信号
を送信する送信部とを備えていることを特徴とする送受
信装置。 - 【請求項3】 前記特定内容の無線信号は、緊急事態で
あることを意味する緊急指定信号であり、前記所定内容
の無線信号は、救助を求めることを意味する救助信号で
あることを特徴とする請求項1または2記載の送受信装
置。 - 【請求項4】 前記受信部は、当該送受信装置が設置さ
れている地域に割り当てられた周波数の無線信号を受信
可能に構成されていることを特徴とする請求項1から3
のいずれかに記載の送受信装置。 - 【請求項5】 前記送信部に対して前記所定内容の無線
信号を間欠的に送信させる送受信制御部を備えているこ
とを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の送受
信装置。 - 【請求項6】 前記受信部による受信を検出する受信検
出部を備え、前記送受信制御部は、前記間欠送信時にお
ける前記送信部の送信停止時に前記受信部に対して間欠
受信させると共に前記受信検出部によって受信が検出さ
れたときに当該受信部を連続受信させることを特徴とす
る請求項5記載の送受信装置。 - 【請求項7】 前記送受信制御部は、前記受信部によっ
て第1の所定内容の無線信号を受信したときに前記送信
部に対して前記所定の内容の無線信号を連続送信させる
ことを特徴とする請求項5または6記載の送受信装置。 - 【請求項8】 前記送受信制御部は、前記受信部によっ
て第2の所定内容の無線信号を受信したときに、前記受
信部および前記送信部をそれぞれ単信通信および複信通
信のいずれかの通信方式で作動可能に制御することを特
徴とする請求項5から7のいずれかに記載の送受信装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35207995A JP3163320B2 (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | 送受信装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35207995A JP3163320B2 (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | 送受信装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09181639A true JPH09181639A (ja) | 1997-07-11 |
JP3163320B2 JP3163320B2 (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=18421641
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35207995A Expired - Fee Related JP3163320B2 (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | 送受信装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3163320B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007288281A (ja) * | 2006-04-12 | 2007-11-01 | Kenwood Corp | 無線通信装置及び緊急通信制御方法 |
JP2009205408A (ja) * | 2008-02-27 | 2009-09-10 | Kenwood Corp | 倒壊家屋情報通知システム |
JP2012191516A (ja) * | 2011-03-11 | 2012-10-04 | Hochiki Corp | 告知放送用受信機 |
-
1995
- 1995-12-26 JP JP35207995A patent/JP3163320B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007288281A (ja) * | 2006-04-12 | 2007-11-01 | Kenwood Corp | 無線通信装置及び緊急通信制御方法 |
JP2009205408A (ja) * | 2008-02-27 | 2009-09-10 | Kenwood Corp | 倒壊家屋情報通知システム |
JP2012191516A (ja) * | 2011-03-11 | 2012-10-04 | Hochiki Corp | 告知放送用受信機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3163320B2 (ja) | 2001-05-08 |
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