JPH09181249A - リードフレーム部材の製造方法およびリードフレーム部材 - Google Patents

リードフレーム部材の製造方法およびリードフレーム部材

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JPH09181249A
JPH09181249A JP35073595A JP35073595A JPH09181249A JP H09181249 A JPH09181249 A JP H09181249A JP 35073595 A JP35073595 A JP 35073595A JP 35073595 A JP35073595 A JP 35073595A JP H09181249 A JPH09181249 A JP H09181249A
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lead
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Yoichi Miura
陽一 三浦
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Dai Nippon Printing Co Ltd
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    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
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    • H01L2224/48247Connecting between a semiconductor or solid-state body and an item not being a semiconductor or solid-state body, e.g. chip-to-substrate, chip-to-passive the body and the item being stacked the item being metallic connecting the wire to a bond pad of the item

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 先端カット加工の際や、ワイヤボンディング
を行う際にもインナーリードの変形を防止でき、且つ、
放熱板付きリードフレーム部材を作製する場合には工程
数を増やす必要のない、リードフレームとインナーリー
ド固定用絶縁性テープからなるリードフレーム部材の製
造方法を提供する。 【解決手段】 外形加工されたリードフレームのインナ
ーリード部に固定用の絶縁性テープを貼り付けた、リー
ドフレームと絶縁性テープとからなるリードフレーム部
材の製造方法であって、少なくとも順に、(A)インナ
ーリード先端部を延長し、且つ、延長した部分を連結す
る連結部を設け、インナーリード先端部を一体化してリ
ードフレームを外形加工する工程と、(B)前記リード
フレームのワイヤボンディング面側でない一面に、イン
ナーリード先端部を含む領域を覆うように絶縁性テープ
を貼り付ける工程と、(C)前記リードフレームの連結
部と絶縁性テープの内側部を、同時にプレスにて打ち抜
く先端カット工程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,インリーリード部に固
定用の絶縁性テープを貼り付けた樹脂封止型の半導体装
置用のリードフレーム部材の製造方法と、その方法によ
り作製されたリードフレーム部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より用いられている樹脂封止型の半
導体装置(プラスチックリードフレームパッケージ)
は、一般に図11(a)に示されるような構造であり、
半導体素子1120を搭載するダイパッド部1111や
周囲の回路との電気的接続を行うためのアウターリード
部1113、アウターリード部1113に一体となった
インナーリード部1112、該インナーリード部111
2の先端部と半導体素子1120の電極パッド(端子)
1121とを電気的に接続するためのワイヤ1130、
半導体素子1120を封止して外界からの応力、汚染か
ら守る樹脂1140等からなっており、半導体素子11
20をリードフレーム1110のダイパッド1111部
等に搭載した後に、樹脂1140により封止してパッケ
ージとしたもので、半導体素子1120の電極パッド1
121に対応できる数のインナーリード1112を必要
とするものである。そして、このような樹脂封止型の半
導体装置の組立部材として用いられる(単層)リードフ
レーム1110は、一般には図11(b)に示すような
構造のもので、半導体素子を搭載するためのダイパッド
1111と、ダイパッド1111の周囲に設けられた半
導体素子と結線するためのインナーリード1112、該
インナーリード1112に連続して外部回路との結線を
行うためのアウターリード1113、樹脂封止する際の
ダムとなるダムバー1114、リードフレーム1110
全体を支持するフレーム(枠)部1115等を備えてお
り、通常、コバール、42合金(42%ニッケル−鉄合
金)、銅系合金のような導電性に優れた金属を用い、プ
レス法もしくはエッチング法により外形加工されてい
た。
【0003】しかしながら、近年の半導体素子の高集積
化、小型化や多端子化に伴い、リードフレームのインナ
ーリード先端部は、より狭ピッチ化が要求されるように
なってきた為、図11(b)に示すリードフレーム単体
でこれを実現しようとした場合には、インナーリード先
端部が機械的に弱くなり、処理中で変形が生じて不良と
なってしまう。これに対応するため、従来は、図7に示
すような工程にて、狭ピッチのインナーリード先端部を
固定用の絶縁性テープで保持固定していた。図7に示す
工程を以下、簡単に説明する。先ず、インナーリードの
先端部を延長し、且つ、延長した部分を連結する連結部
を設け、インナーリード先端部を一体化した図5(a)
に示すリードフレーム110を外形加工しておく。(図
7(a)) 尚、図7は、図5(a)に示すC1−C2における各工
程での状態を示したものである。次いで、上記外形加工
されたリードフレーム110に対し、ワイヤボンディン
グやダイボンディングのためのめっき処理を行う。(図
7(b)) 次いで、リードフレーム110のめっき面に所定形状の
固定用の絶縁性のテープ120を貼り付ける。(図7
(c)) 絶縁性のテープ120は絶縁性のベースフィルムの一面
に熱硬化型の接着剤を設けたたものを用い、接着剤をリ
ードフレーム側にして、所定の治具を用い加熱圧着にて
貼り付けていた。絶縁性テープ120は、ワイヤボンデ
ィング位置やダイボンディング位置にはかからないよう
に、図8(a)に示す、内側が打ち抜きされたような形
状で一般には貼り付けられていた。この状態を示したも
のが図8(a)の展開図である。図8(b)は図8
(a)のF1−F2における断面を示したものである。
この後、インナーリード先端の連結部分のみをプレス等
により切断する。(図7(f)) 尚、リードフレームのインナーリード先端を連結する連
結部を切断除去する加工を、一般には、先端カット加工
と言う。次いで、ダイパッド部をダウンセット加工し
(図7(g))、この後半導体素子を搭載し、封止用樹
脂にて封止して半導体装置を作製する。
【0004】また別には、図5(b)に示す、ダイバッ
ド部を持たないリードフレームをエッチングにて外形加
工し、放熱板をリードフレームに絶縁性テープを介して
固定する方法も採られていた。この方法を図9を用いて
簡単に説明しておく。尚、図9は図5(b)に示すD1
−D2における各工程での状態を示したものである。先
ず、インナーリード先端部を一体化した図5(a)に示
すリードフレーム110Aを外形加工しておく。(図9
(a)) 次いで、上記外形加工されたリードフレーム110に対
し、ワイヤボンディングやダイボンディングのためのめ
っき処理を行う。(図9(b)) 次いで、めっきされたリードフレーム110のめっき面
に所定形状の固定用の絶縁性のテープ120を貼り付け
る。(図9(c)) この状態を示したものが図10(a)の展開図である。
図10(b)は図10(a)のG1−G2における断面
を示したものである。図7に示す工程と同様にして、イ
ンナーリード先端の連結部分のみをプレス等により切断
する。(図9(e)) 次いで、更に絶縁性のベースフィルムの両面に熱硬化型
の接着剤を設けた絶縁性テープ120Aを介してリード
フレームに放熱板130を熱圧着して取りつける。(図
9(f)) 次いで、接着剤層をキュアーして、リードフレーム部材
100Aを得る。(図1(d)) 尚、絶縁性テープ120Aは、リードフレームのインナ
ーリード先端部も固定するものでもある。
【0005】しかしながら、図7、図9に示す工程で
は、インナーリード部の先端カット加工にて、インナー
リード先端部の変形の発生を充分に防止することができ
ず問題となっていた。また、このようにして作製された
リードフレームについては、インナーリード先端が狭ピ
ッチである場合には、ワイヤボンディングを行う際、ワ
イヤボンディングエリアの平坦幅が狭いため、キヤピラ
リーによるリード先端部の加圧時に、リード変形がしや
すくなる問題もあった。そしてまた、放熱板付きリード
フレーム部材を作製する場合には、図9に示す絶縁性テ
ープ120Aの貼り付けの位置精度が良くないために、
ワイヤーボンディング工程において支障が起きることも
あった。更に、放熱板付きリードフレーム部材を作製す
る場合には、工程が多くなり、歩留りの低下やコスト高
につながっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、少なくと
もインナーリード部にインナーリード固定用の絶縁性テ
ープを貼り付けたリードフレーム部材においては、先端
カット加工にて、インナーリード先端部の変形の発生を
充分に防止でき、ワイヤボンディングを行う際にインナ
ーリードの変形を防止できる製造方法が求められてい
た。同時に、放熱板付きリードフレーム部材を作製する
場合にも、工程数を増やす必要のないリードフレーム部
材の製造方法が求められていた。本発明は、このような
状況のもと、先端カット加工の際、ワイヤボンディング
を行う際にもインナーリードの変形を防止でき、且つ、
放熱板付きリードフレーム部材を作製する場合にも、工
程数を増やす必要のない、リードフレームとインナーリ
ード固定絶縁性テープからなるリードフレーム部材の製
造方法を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のリードフレーム
部材の製造方法は、外形加工されたリードフレームのイ
ンナーリード部に固定用の絶縁性テープを貼り付けた、
リードフレームと絶縁性テープとからなるリードフレー
ム部材の製造方法であって、少なくとも順に、(A)イ
ンナーリード先端部を延長し、且つ、延長した部分を連
結する連結部を設け、インナーリード先端部を一体化し
てリードフレームを外形加工する工程と、(B)前記リ
ードフレームのワイヤボンディング面側でない一面に、
インナーリード先端部を含む領域を覆うように絶縁性テ
ープを貼り付ける工程と、(C)前記リードフレームの
連結部と絶縁性テープの内側部を、同時にプレスにて打
ち抜く先端カット工程とを有することを特徴とするもの
である。そして、上記における絶縁性テープは、絶縁性
ベースフィルムの一面ないし両面に熱硬化型の接着剤層
を塗膜して設けてなるもので、リードフレームに加熱圧
着により貼り付けられることを特徴するものである。ま
た、本発明のリードフレーム部材の製造方法は、外形加
工されたリードフレームのインナーリード部に固定用の
絶縁性テープを貼り付け、且つ絶縁性テープを介して放
熱板を設けている、リードフレームと絶縁性テープと放
熱板からなるリードフレーム部材の製造方法であって、
少なくとも順に、(a)インナーリード先端部を延長
し、且つ、延長した部分を連結する連結部を設け、イン
ナーリード先端部を一体化してリードフレームを外形加
工する工程と、(b)前記リードフレームのワイヤボン
ディング面側でない一面に、インナーリード先端部を含
む領域を覆うように、絶縁性ベースフィルムの両面に熱
硬化型の接着剤層を塗膜して設けてなる絶縁性テープを
貼り付ける工程と、(c)前記リードフレームの連結部
と絶縁性テープの内側部を、同時にプレスにて打ち抜く
先端カット工程と、(d)前記絶縁性テープを介して放
熱板を、リードフレームに貼り付ける工程とを有するこ
とを特徴とするものである。そして、上記において、リ
ードフレームを外形加工する工程と、絶縁テープを貼り
付ける工程の間にインナリード先端部ないしダイパッド
部をめっきするめっき工程を有することを特徴とするも
のである。本発明のリードフレーム部材は、上記本発明
のリードフレーム部材の製造方法により作製されたこと
を特徴とするものである。
【0008】
【作用】本発明のリードフレーム部材の製造方法は、上
記のような構成にすることにより、先端カット加工の
際、ワイヤボンディングを行う際にもインナーリードの
変形を防止でき、且つ、放熱板付きリードフレーム部材
を作製する場合にも、工程数を増やす必要のない、リー
ドフレームとインナーリード固定絶縁性テープからなる
リードフレーム部材の製造方法の提供を可能とするもの
である。詳しくは、少なくとも順に、インナーリード先
端部を延長し、且つ、延長した部分を連結する連結部を
設け、インナーリード先端部を一体化してリードフレー
ムを外形加工する工程と、前記リードフレームのワイヤ
ボンディング面側でない一面に、インナーリード先端部
を含む領域を覆うように絶縁性テープを貼り付ける工程
と、前記リードフレームの連結部と絶縁性テープの内側
部を、同時にプレスにて打ち抜く先端カット工程とを有
することにより、プレスによるインナーリード先端の連
結部を切断除去する際、即ち、先端カットをする際にも
インナーリード部は絶縁性のテープにより保持されてお
り、変形が生じにくいものとしている。そして、絶縁性
テープ貼り付けに際しては、その位置精度は比較的ラフ
なものですむようにしている。そして、絶縁性テープ
は、絶縁性ベースフィルムの一面ないし両面に熱硬化型
の接着剤層を塗膜して設けてなるもので、リードフレー
ムに加熱圧着により貼り付けられ、且つ、絶縁性テープ
貼り付けに際しては、その位置精度は比較ラフなもので
すむことより、使用する装置や工程全体を簡単なものと
している。また、放熱板を付けたリードフレーム部材を
作製する際、絶縁性のテープとして絶縁性のベースフィ
ルムの両面に熱硬化型の接着剤層を設けていることによ
り、絶縁性フィルムの貼り付けを一度で済ませることを
可能としている。そしてまた、リードフレームを外形加
工する工程と、絶縁テープを貼り付ける工程の間にイン
ナリード先端部ないしダイパッド部をめっきするめっき
工程を有することにより、絶縁性テープの貼り付け工程
のめっき工程への影響を皆無にしている。本発明のリー
ドフレーム部材は、本発明のリードフレームの製造方法
により作製されるもので、インナーリードの変形がな
く、放熱板付きのリードフレーム部材の作製をより簡単
にできるものとしている。
【0009】
【実施例】本発明のリードフレーム部材の製造方法の実
施例を挙げて図にそって説明する。実施例1リードフレ
ーム部材の製造方法を説明する。図1は、実施例1のリ
ードフレーム部材の製造方法の工程図を示したものであ
り、図5はエッチング加工により外形加工されたリード
フレームを示したものである。図1は、図5(a)に示
すリードフレームのC1−C2における各工程での断面
を示している。図1中、100はリードフレーム部材、
110はリードフレーム、111はダイパッド、112
はインナーリード、114は連結部、120は絶縁性テ
ープ(固定用テープ)、140は銀めっき部、150は
加熱用治具、160はプレス機、160Aは金型部であ
る。先ず、厚さ0.15mmの銅合金材(古河電気工業
株式会社製EFTEC64T−1/2H材)からエッチ
ング加工により、インナーリード先端部を延長し、且
つ、延長した部分を連結する連結部を設けてインナーリ
ード先端部が一体化した状態にして、リードフレームを
外形加工した。(図1(a)) 次いで、リードフレームのインナーリード先端のワイヤ
ボンディングエリア、ダイパッド部のダイボンディング
側に銀めっきを施した。(図1(b)) 次いで、図6(a)(イ)に示す絶縁性のベースフィル
ム121の一面に熱硬化型接着剤層122Aを設けてあ
る絶縁性テープ120を用い、接着層120B側とリー
ドフレーム110のめっき面側でない面側が接するよう
にして、加熱用治具150にて、リードフレーム110
に絶縁性テープ120を熱圧着した。(図1(c)) これによりインナーリード112は絶縁性テープ120
により固定される。絶縁性テープ120の形状として
は、図6(a)(ロ)に示すような、内側が打ち抜かれ
ていない正方形のものを用いた。特に、形状はこれに限
定されないが、後に行うインナーリード先端に延長して
形成されている連結部114を除去する先端カットの際
に、リードフレームと同時に打ち抜かれるように、少な
くとも、インナーリード先端部を含む領域をカバーでき
るものを用いる。尚、絶縁性テープのベースフィルムと
してはポリイミド系のものでデュポン社のカプトンを用
いた。接着剤層は熱硬化型のもので巴川製紙株式会社製
のR722を用いた。次に、リードフレーム110の連
結部114と絶縁性テープ120の内側部を、同時にプ
レス160にて打ち抜く、インナーリードの先端カット
を行い(図1(e))、リードフレーム110と絶縁性
テープ120からなるリードフレーム部材100を得
た。(図1(f))
【0010】次に、実施例2リードフレーム部材の製造
方法を説明する。図2は、実施例2のリードフレーム部
材の製造方法の工程図を示したものであり、図5(b)
に示すリードフレームのD1−D2における各工程での
断面を示している。図2中、100Aはリードフレーム
部材、110Aはリードフレーム、111はダイパッ
ド、112はインナーリード、114は連結部、120
Aは絶縁性テープ(固定用テープ)、140は銀めっき
部、150は加熱用治具、160はプレス機、160A
は金型部、170は加熱圧着用治具である。本実施例
は、リードフレームのインナーリード部に固定用テープ
(絶縁性テープ)を貼り付けるとともに、放熱板を絶縁
性テープを介して固定するリードフレーム部材を作製す
るための製造方法である。尚、固定用テープは放熱板の
接着用テープを兼ねるものである。先ず、実施例1と同
様の外形加工された、図5(b)に示すリードフレーム
110Aを用意した(図2(a)) 次いで、実施例1と同様に、リードフレームの所定の部
分に銀めっきを施した(図2(b))後、図6(b)に
示す絶縁性のベースフィルム121の両面に熱硬化型接
着剤層122を設けてある絶縁性テープ121を用い、
リードフレームのめっき面側でない面に、接着剤層12
0を介してリードフレーム110に絶縁性テープ120
Aを加熱用治具150にて熱圧着した。(図2(c))
尚、固定用テープ120Aの加熱圧着は、比較的低温
で短時間で行うため、リードフレーム側でない面の接着
材122は硬化しない。次いで、リードフレーム110
の連結部114と絶縁性テープ120の内側部を、同時
に接着剤層120Cが設けられた側からプレス160に
て打ち抜く、インナーリードの先端カットを行い(図2
(e))、リードフレーム110と絶縁性テープ120
からなるリードフレーム部材を得た。(図2(f)) プレス条件時、金型のクリアランスは、リードフレーム
の板厚+固定用テープ120Aの厚さの5%とした。次
いで、リードフレーム側でない接着剤層120側に、放
熱板130を合わせるようにして、絶縁性テープ121
を介して、リードフレーム110と放熱板130とを加
熱圧着し、リードフレーム110に絶縁性テープ120
を介して放熱板130を設けたリードフレーム部材10
0Aを得た。(図2(g))
【0011】次に本発明のリードフレーム部材の実施例
を挙げて、図を用いて説明する。先ず、本発明のリード
フレーム部材の実施例1を挙げる。図3(a)は実施例
のリードフレーム部材の展開図を示すものであり、図3
(b)は図3(a)のA1−A2における断面図であ
る。図3中、100はリードフレーム部材、110はリ
ードフレーム、111はダイパッド、112はインナー
リード、120は固定用テープ(絶縁性テープ)であ
る。本実施例のリードフレーム部材100は、上記本発
明のリードフレームの製造方法の実施例1により作製さ
れたもので、リードフレーム110と固定用テープ12
0とからなり、インナーリード112部は固定用テープ
120により固定されている。
【0012】次いで、本発明のリードフレーム部材の実
施例2を挙げる。図4(a)は実施例のリードフレーム
部材の展開図を示すものであり、図4(b)は図4
(b)のB1−B2における断面図である。図4中、1
00Aはリードフレーム部材、110はリードフレー
ム、112はインナーリード、120Aは固定用テープ
(絶縁性テープ)、130は放熱板である。本実施例の
リードフレーム部材100Aは、上記本発明のリードフ
レームの製造方法の実施例2により作製されたもので、
リードフレーム110と固定用テープ120とからな
り、インナーリード部は固定用テープ120Aにより固
定されており、且つ、放熱板130は固定用テープ12
0を介してリードフレーム110と一体化している。
【0013】このようにして作製されたリードフレーム
部材は、エッチングにて外形加工された、インナーリー
ドの先端が延長され、且つ、連結されるようにして外形
加工された図5に示すリードフレームに対し、連結部を
除去するインナーリードの先端カットを行う際、予めリ
ードフレームに貼り付けておいた絶縁性テープととも
に、切断を行うためインナーリード部の変形が生じにく
く、ワイヤボンディングを行う際にも、インナーリード
先端部までが絶縁性テープにより保持固定されているの
でインナーリードの変形が起こりずらく、品質的にも安
定したものである。
【0014】
【発明の効果】本発明のリードフレーム部材の製造方法
は、上記のように、インナーリードの先端カット加工の
際、ワイヤボンディングを行う際にもインナーリードの
変形を防止でき、且つ、放熱板付きリードフレーム部材
を作製する場合にも、工程数を増やす必要のない、リー
ドフレームとインナーリード固定絶縁性テープからなる
リードフレーム部材の製造方法の提供を可能としてい
る。そして、放熱板付きのリードフレーム部材を作製す
る際にも、絶縁性テープの貼り付け位置精度をラフなも
ので良くし、工程全体や装置構成を簡単なものとしてい
る。本発明のリードフレーム部材は、本発明のリードフ
レームの製造方法により作製されるものであり、インナ
ーリード部の変形が起こりずらいもので、特に、インナ
ーリード先端部の狭ピッチ化に対応できるもので、半導
体装置の高集積化、小型化、多端子化に対応できるリー
ドフレーム部材を品質的に安定した状態で提供できるも
のとしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明リードフレーム部材の製造方法の実施例
1の工程概略図
【図2】本発明リードフレーム部材の製造方法の実施例
2の工程概略図
【図3】本発明リードフレーム部材の実施例1の概略図
【図4】本発明リードフレーム部材の実施例2の概略図
【図5】エッチングにより外形加工されたリードフレー
ムの概略図
【図6】絶縁性テープの断面図
【図7】従来のリードフレーム部材の製造方法の工程概
略図
【図8】従来のリードフレーム部材の製造方法における
工程中での状態を示した図
【図9】従来のリードフレーム部材の製造方法の工程概
略図
【図10】従来のリードフレーム部材の製造方法におけ
る工程中での状態を示した図
【図11】従来の半導体装置とリードフレームを説明す
るための図
【符号の説明】
100、100A リードフレーム部材 110、110A リードフレーム 111 ダイパッド 112 インナーリード 114 連結部 120、120A 絶縁性テープ(固定用テープ) 121 ベースフィルム 122 熱硬化型接着剤層 130 放熱板 140 銀めっき部 150 加熱用治具 160 プレス機 160A 金型部 170 加熱圧着用治具 300、400 リードフレーム部材 310、410 リードフレーム 311 ダイパッド 312、412 インナーリード 312A、412A インナーリード先端部 320、420 固定用テープ(絶縁性テープ) 430 放熱板 1100 樹脂封止型半導体装置 1110 リードフレーム 1111 ダイパッド 1112 インナリード 1113 アウターリード 1114 ダムバー 1115 フレーム(枠)部 1120 半導体素子 1121 電極パッド(端子) 1130 ワイヤ 1140 樹脂

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外形加工されたリードフレームのインナ
    ーリード部に固定用の絶縁性テープを貼り付けた、リー
    ドフレームと絶縁性テープとからなるリードフレーム部
    材の製造方法であって、少なくとも順に、(A)インナ
    ーリード先端部を延長し、且つ、延長した部分を連結す
    る連結部を設け、インナーリード先端部を一体化してリ
    ードフレームを外形加工する工程と、(B)前記リード
    フレームのワイヤボンディング面側でない一面に、イン
    ナーリード先端部を含む領域を覆うように絶縁性テープ
    を貼り付ける工程と、(C)前記リードフレームの連結
    部と絶縁性テープの内側部を、同時にプレスにて打ち抜
    く先端カット工程とを有することを特徴とするリードフ
    レーム部材の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1における絶縁性テープは、絶縁
    性ベースフィルムの一面ないし両面に熱硬化型の接着剤
    層を塗膜して設けてなるもので、リードフレームに加熱
    圧着により貼り付けられることを特徴するリードフレー
    ム部材の製造方法。
  3. 【請求項3】 外形加工されたリードフレームのインナ
    ーリード部に固定用の絶縁性テープを貼り付け、且つ絶
    縁性テープを介して放熱板を設けている、リードフレー
    ムと絶縁性テープと放熱板からなるリードフレーム部材
    の製造方法であって、少なくとも順に、(a)インナー
    リード先端部を延長し、且つ、延長した部分を連結する
    連結部を設け、インナーリード先端部を一体化してリー
    ドフレームを外形加工する工程と、(b)前記リードフ
    レームのワイヤボンディング面側でない一面に、インナ
    ーリード先端部を含む領域を覆うように、絶縁性ベース
    フィルムの両面に熱硬化型の接着剤層を塗膜して設けて
    なる絶縁性テープを貼り付ける工程と、(c)前記リー
    ドフレームの連結部と絶縁性テープの内側部を、同時に
    プレスにて打ち抜く先端カット工程と、(d)前記絶縁
    性テープを介して放熱板を、リードフレームに貼り付け
    る工程とを有することを特徴とするリードフレーム部材
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3において、リードフレ
    ームを外形加工する工程と、絶縁テープを貼り付ける工
    程の間にインナリード先端部ないしダイパッド部をめっ
    きするめっき工程を有することを特徴とするリードフレ
    ーム部材の製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のリードフレーム部材
    の製造方法により作製されたことを特徴とするリードフ
    レーム部材。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6265760B1 (en) 1998-05-01 2001-07-24 Nec Corporation Semiconductor device, and semiconductor device with die pad and protruding chip lead frame and method of manufacturing the same

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