JPH09178366A - スラグ処理方法およびスラグ処理装置 - Google Patents
スラグ処理方法およびスラグ処理装置Info
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- JPH09178366A JPH09178366A JP7339598A JP33959895A JPH09178366A JP H09178366 A JPH09178366 A JP H09178366A JP 7339598 A JP7339598 A JP 7339598A JP 33959895 A JP33959895 A JP 33959895A JP H09178366 A JPH09178366 A JP H09178366A
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/20—Recycling
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- Carbon Steel Or Casting Steel Manufacturing (AREA)
- Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)
- Refinement Of Pig-Iron, Manufacture Of Cast Iron, And Steel Manufacture Other Than In Revolving Furnaces (AREA)
- Furnace Details (AREA)
Abstract
に短時間のうちに行うことが可能であると共に、エージ
ングのばらつきを従来に比べてさらに小さなものとする
ことが可能であるようにする。 【解決手段】 製鋼工程で副産物として発生するスラグ
を処理するに際し、高温スラグSを高圧容器2の密閉室
2aに収容すると共に高温スラグSに水供給ノズル23
より供給した水を加え、高温スラグSの保有熱を利用し
て水蒸気を発生させると共に密閉室2a内で上昇した水
蒸気圧力のもとでスラグのエージング処理を行い、密閉
室2a内の水蒸気圧力が過大となったときにはリリーフ
バルブ27を適宜開いてリークする。
Description
を用いて鋼の溶製を行う製鋼工程において副産物として
発生するスラグ(鋼滓)を処理するのに利用されるスラ
グ処理方法およびスラグ処理装置に関するものである。
う製鋼工程において副産物として発生するスラグは、通
路の路盤材等として資源化される場合がある。
盤材としてそのまま適用することができるが、還元スラ
グであるとフリーのCaOが含有されているため、この
還元スラグをそのまま路盤材として適用した場合に、吸
水を生じて CaO+H2O→Ca(OH)2 の反応により体積膨張が起きることから、路面を隆起さ
せてしまうことになる。
する場合には、フリーのCaOに対してあらかじめ上記
の吸水反応を生じさせるエージング処理(膨張処理)を
施す。
然エージングであるが、このような自然エージングでは
長期間にわたって例えば工場敷地の一部等を占有するこ
とになるため、エージングを促進させる手法をとること
もあり、このようなエージング促進の手法としては、ス
ラグに温水や水蒸気を加える方法も採用されていた。
エージング促進方法によっても、エージングに長時間を
必要としたり、エージングにばらつきを生じたりするこ
とがあり得ることから、さらに改善することが課題とし
てあった。
がみてなされたものであって、製鋼スラグのエージング
を従来に比べてさらに短時間のうちに行うことが可能で
あると共に、エージングのばらつきを従来に比べてさら
に小さなものとすることが可能であるスラグ処理方法お
よびこの実施に使用されるスラグ処理装置を提供するこ
とを目的としている。
理方法は、請求項1に記載しているように、製鋼工程で
副産物として発生するスラグを処理するに際し、高温ス
ラグを密閉室に収容すると共に前記高温スラグに水を加
え、高温スラグの保有熱を利用して水蒸気を発生させる
と共に密閉室内で上昇した水蒸気圧力のもとでスラグの
エージング処理(膨張処理)を行うようにしたことを特
徴としている。
請求項2に記載しているように、製鋼工程で副産物とし
て発生するスラグを処理するスラグ処理装置であって、
高温スラグを収容する密閉室を備え且つ高温スラグに水
を加えた際に生じる水蒸気の圧力上昇に耐え得る強度を
持つ高圧容器と、前記高圧容器の密閉室に収容した高温
スラグに水を加える水供給系を具備してなる構成とした
ことを特徴としている。
実施態様においては、請求項3に記載しているように、
高圧容器内の過度の圧力上昇を防止するためのリリーフ
系を具備してなる構成とすることが可能である。
した構成を有するものであるから、密閉室内で高温スラ
グに水を加えた際に、高温スラグの保有熱で発生した水
蒸気によって内部圧力が上昇したものとなるので、スラ
グに対するエージング処理(膨張処理)がより一層促進
されることとなり、スラグに対するエージンング処理が
従来に比べてさらに短時間のうちに行えることになると
共に、エージングのばらつきも従来に比べてさらに小さ
なものとなり、エージング後のスラグを使用した場合に
は吸水により膨張を生じないことから、路盤材等として
の資材に適したものとなる。
は、上述した構成としているので、上述したスラグ処理
方法の実施が容易に可能となる。
するリリーフ系を設けることによって、安全性がより一
層向上したものとなる。
理方法の実施に使用されるスラグ処理装置の一実施例に
よる基本構造を示すものであって、このスラグ処理装置
1は、高温スラグSを収容する密閉室2aを備え且つ高
温スラグSに水を加えた際に生じる水蒸気の圧力上昇に
耐え得る強度をもつ高圧容器2を具備している。
によって支持され、蝶番2bを介して開閉可能とした蓋
2cを備えていると共に、高圧容器内装入台車移動用レ
ール5を備えている。
では車輪6aをそなえた装入台車6が移動可能となって
おり、この装入台車6上には緩衝部材7および台枠部材
8を介してスラグパン9が設置されるものとなってい
る。
の高圧容器2と直交する方向に、支柱11によって支持
された移送台車移動用レール12が設けてあり、この移
送台車移動用レール12上では車輪13aをそなえた移
送台車13が移動可能となっており、この移送台車13
上に設けた高圧容器外装入台車移動用レール15と高圧
容器内装入台車移動用レール5とが同一高さで接続しう
るものとなっている。
装入したスラグパン9内に収容した高温スラグSに水を
加えるようにした水供給系20をそなえており、この水
供給系20は配水管21,コントロールバルブ22,水
供給ノズル23などをそなえている。
の圧力が過度に上昇するのを防ぐためのリリーフ系25
をそなえており、このリリーフ系25はリーク管26,
リリーフバルブ27をそなえている。
1を用いてスラグ処理を行うに際しては、移送台車移動
用レール12上を移動する移送台車13の高圧容器外装
入台車移動用レール15上に載せた装入台車6に、高温
スラグSを収容したスラグパン9を設置し、スラグパン
9を装入台車6および移送台車13と共に移送台車移動
用レール12上で移動させて高圧容器2の入口において
停止させ、移送台車13上の高圧容器外装入台車移動用
レール15と高圧容器12内に設置した高圧容器内装入
台車移動用レール5とを接続状態にする。
入台車6を装入台車移動用レール15,5上で順次移動
させて高圧容器2内に装入し、高温スラグSを密閉室2
a内に収容して、蓋2cを閉じる。
ブ22を適宜の開度で開くことによって水供給ノズル2
3より水を供給して、高温スラグに水を加える。
り多量の水蒸気が発生して密閉室2a内の水蒸気圧力が
上昇し、上昇した水蒸気圧力のもとでスラグのエージン
グ処理(膨張処理)が促進して行われ、スラグ中のフリ
ーのCaOをCa(OH)2に転換して膨張を完了させ
ることによって、路盤材としての使用にも適したものと
する。
定値よりも過大になったときには、リリーフ系25のリ
リーフバルブ27を適宜の開度で開くことによって水蒸
気がリーク管26を通して適宜量リークされるので、安
全性が確保される。
一例を示すものであって、従来のエージング促進処理方
法のうち山積みされたスラグ中に水蒸気を送り込む従来
例1の場合には自然エージングである従来例2の約3ケ
月に対してこれと同程度のスラグ膨張量を得るのに約1
週間程度まで短縮することができたが、本発明例では同
程度のスラグ膨張量を得るのに約2日程度まで短縮する
ことが可能であり、また、従来の山積みしてエージング
処理したものに比べて本発明例ではスラグをスラグパン
9に入れて分散エージング処理を行うため、エージング
処理のばらつきも著しく小さいものとすることができ
た。
工程で副産物として発生するスラグを処理するに際し、
高温スラグを密閉室に収容すると共に前記高温スラグに
水を加え、高温スラグの保有熱を利用して水蒸気を発生
させると共に密閉室内で上昇した水蒸気圧力のもとでス
ラグのエージング処理(膨張処理)を行うようにしたか
ら、密閉室内で高温スラグに水を加えた際に、高温スラ
グの保有熱で発生した水蒸気によって内部圧力が上昇し
たものとなるので、スラグに対するエージング処理がよ
り一層促進されることとなり、スラグに対するエージン
ング処理を従来に比べてさらに短時間のうちに行うこと
が可能であると共に、エージングのばらつきも従来に比
べてさらに小さなものとすることが可能となり、エージ
ング後のスラグを使用した場合には吸水による膨張を生
じないことから、路盤材等としての資材にも適したもの
にすることが可能であるという著しく優れた効果がもた
らされる。
は、上述した構成としているので、上述したスラグ処理
方法の実施が容易に可能となるという著しく優れた効果
がもたらされ、高圧容器内の過度の圧力上昇を防止する
リリーフ系を設けることによって、安全性がより一層向
上したものにすることが可能であるという著しく優れた
効果がもたらされる。
れるスラグ処理装置の一実施例による基本構成を示す高
圧容器側面側からの説明図である。
からの説明図である。
によるスラグ膨張量と比較して示す説明図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 製鋼工程で副産物として発生するスラグ
を処理するに際し、高温スラグを密閉室に収容すると共
に前記高温スラグに水を加え、高温スラグの保有熱を利
用して水蒸気を発生させると共に密閉室内で上昇した水
蒸気圧力のもとでスラグのエージング処理を行うことを
特徴とするスラグ処理方法。 - 【請求項2】 製鋼工程で副産物として発生するスラグ
を処理するスラグ処理装置であって、高温スラグを収容
する密閉室を備え且つ高温スラグに水を加えた際に生じ
る水蒸気の圧力上昇に耐え得る強度を持つ高圧容器と、
前記高圧容器の密閉室に収容した高温スラグに水を加え
る水供給系を具備してなることを特徴とするスラグ処理
装置。 - 【請求項3】 高圧容器内の過度の圧力上昇を防止する
ためのリリーフ系を具備してなる請求項2に記載のスラ
グ処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7339598A JPH09178366A (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | スラグ処理方法およびスラグ処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7339598A JPH09178366A (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | スラグ処理方法およびスラグ処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09178366A true JPH09178366A (ja) | 1997-07-11 |
Family
ID=18329003
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7339598A Pending JPH09178366A (ja) | 1995-12-26 | 1995-12-26 | スラグ処理方法およびスラグ処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09178366A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009116684A1 (ja) * | 2008-03-20 | 2009-09-24 | Jfeスチール株式会社 | スラグの処理方法 |
JP2009280445A (ja) * | 2008-05-22 | 2009-12-03 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 製鋼スラグの加圧式蒸気エージング方法と装置 |
-
1995
- 1995-12-26 JP JP7339598A patent/JPH09178366A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009116684A1 (ja) * | 2008-03-20 | 2009-09-24 | Jfeスチール株式会社 | スラグの処理方法 |
JP2009227490A (ja) * | 2008-03-20 | 2009-10-08 | Jfe Steel Corp | スラグの処理方法 |
JP2009280445A (ja) * | 2008-05-22 | 2009-12-03 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 製鋼スラグの加圧式蒸気エージング方法と装置 |
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