JPH09175215A - ハブクラッチ装置 - Google Patents

ハブクラッチ装置

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Publication number
JPH09175215A
JPH09175215A JP34336395A JP34336395A JPH09175215A JP H09175215 A JPH09175215 A JP H09175215A JP 34336395 A JP34336395 A JP 34336395A JP 34336395 A JP34336395 A JP 34336395A JP H09175215 A JPH09175215 A JP H09175215A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wheel drive
hub
rear wheel
clutch
wheel
Prior art date
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Pending
Application number
JP34336395A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichiro Ito
健一郎 伊藤
Koji Akiyoshi
幸治 秋吉
Isao Hori
勲 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTN Corp
Original Assignee
NTN Corp
NTN Toyo Bearing Co Ltd
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Publication date
Application filed by NTN Corp, NTN Toyo Bearing Co Ltd filed Critical NTN Corp
Priority to JP34336395A priority Critical patent/JPH09175215A/ja
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  • Arrangement And Mounting Of Devices That Control Transmission Of Motive Force (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 FFベースの4輪駆動車の後輪駆動軸とハブ
間に装着されるハブクラッチ装置であって、2輪駆動状
態と4輪駆動状態の切り換えを可能とする。 【解決手段】 後輪取付軸11の内輪25と後輪駆動軸
5に直結した外輪18の間に、2方向クラッチ22を組
み込み、4輪駆動状態と2輪駆動状態の切り換えをセン
ターデフ機能を有する多板クラッチとの組み合せによっ
て行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、FFベースの4
輪駆動車の後輪に取り付け、車軸と後輪ホイールハブの
間で駆動力の伝達と遮断を切り換えるハブクラッチ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、FFベース(前輪駆動)の4輪駆
動車は、前輪と後輪を直結したフルタイム式の構造にな
っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前輪と後輪
を直結したフルタイム式は、路面の状況に対応した2駆
走行と4駆走行の切り換えが行えないため、平坦な路面
の走行時における燃費の節約が行えないと共に、駆動系
からの騒音が発生するという問題がある。
【0004】そこで、この発明の課題は、FFベースの
4輪駆動車における後輪の切り離しと結合による2駆走
行モードと4駆走行モードの切り換えが行なえ、燃費の
節約と騒音の低減が図れるハブクラッチ装置を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、4輪駆動車の後輪車軸に連結
された等速ジョイントとホイールハブの間に、車軸とホ
イールハブの結合と切り離しを行なうハブクラッチを設
け、このハブクラッチが、前記等速ジョイント外輪と一
体の外輪と、ホイールハブに連結する後輪取付軸を内外
に回転可能に嵌合させ、前記外輪と後輪取付軸の間に2
方向クラッチを組込んで形成されている構成を採用した
ものである。
【0006】ここで、2駆走行と4駆走行の選択は、セ
ンターデフ機能を有する多板クラッチ装置をリモコン操
作することによって行なう。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を、
図示例と共に説明する。
【0008】図1は、FFベースの4輪駆動車の車輪駆
動系を示したものであり、同図において、1、1はエン
ジン2によって駆動される前車輪、3、3は後車輪であ
り、この後車輪3、3はリヤーディファレンシャル4の
両側後輪駆動軸5、5にハブクラッチ装置6を介して取
り付けられ、後輪駆動軸5、5の途中には等速ジョイン
ト7、7が設けられていると共に、リヤーディファレン
シャル4は、エンジン2にセンターデフ機能を有する多
板クラッチ8とシャフト9を介して接続されている。
図2と図3は、ハブクラッチ装置6の実施形態を示し、
同図において、駆動軸5の外側端部に後輪取付軸11が
ハブクラッチ装置6と等速ジョイント7を介して接続さ
れている。
【0009】後輪取付軸11の中間部から外側端部間の
位置にリヤーハブ12が一体に回転するよう外嵌固定さ
れ、該リヤーハブ12はリヤーナックル13に軸受14
を介して回転自在に支持され、リヤーハブ12の外端部
に後車輪3のホイール15が固定されている。
【0010】ハブクラッチ装置6は、等速ジョイント7
の外輪を有する端板16に一体に設けた外輪18をリヤ
ーナックル13の筒状部19内に嵌合し、軸受20を介
して回転自在に支持すると共に、後輪取付軸11の中間
部に設けた段部21から内端の部分が外輪18内に回転
自在となるよう嵌合し、外輪18の内径面と後輪取付軸
11の外径面との間に2方向クラッチ22を組込んで構
成されている。
【0011】上記外輪18の外径面と筒状部19の端部
とはオイルシール23により密封されていると共に、後
輪取付軸11の内端は等速ジョイント7の端板16に設
けた凹段部でメタル軸受24を介して支持され、外輪1
8と後輪取付軸11が同軸心状に保持され、後輪取付軸
11の内端側外径面に設けた大径部が2方向クラッチ2
2の内輪25になっている。
【0012】上記外輪18の内径面と内輪25の外径面
には、図4及び図7に示すように、同芯の円筒面18
a、25aが形成され、その両円筒面18a、25aの
間に、大径保持器26と小径保持器27が組込まれてい
る。
【0013】上記小径保持器27は、外端部に延長腕2
8が一体に形成され、その延長腕28が軸受29の案内
により外輪18と内輪25に対して回転自在に支持され
ている。
【0014】一方、大径保持器26は、内端部が等速ジ
ョイント7の端面にすべり回転可能に接触しており、外
端部と軸受29との間に、圧着皿バネ30が組込まれて
いる。この圧着皿バネ30は、内端部を等速ジョイント
7の端面に向かって圧着しており、その押圧力によって
生じる摩擦力により大径保持器26を外輪18に固着し
ている。
【0015】上記大径保持器26と小径保持器27の周
面には、径方向に対向して複数のポケット31、32が
形成され、その各ポケット31、32に、係合子として
のスプラグ33と、スプラグ33を保持するバネ34と
が組込まれている。
【0016】このスプラグ33は、外径側と内径側に、
スプラグの中央線上に曲率中心をもつ円弧面33a、3
3bが形成され、左右の両方向に所定角度傾くと両円筒
面18a、25aと係合し、外輪18と内輪25を一体
化する。また、バネ34は、大径保持器26に一端が支
持されてスプラグ33を両側から押圧し、各スプラグ3
3を円筒面18a、25aと係合する位置に保持してい
る。
【0017】上記小径保持器27の周面には、図5に示
すようにストッパピン35が取付けられ、そのストッパ
ピン35が大径保持器26に設けた角孔36に嵌合して
おり、この角孔36の周壁とピン35との間に回転方向
すき間Xが設けられている。
【0018】また、上記大径保持器26及び小径保持器
27の周面には、それぞれ径方向に貫通するスリット3
7、38が形成され、そのスリット37、38に、C字
形のリング形状をしたスイッチバネ39の両端部が係合
している。このスイッチバネ39は、小径保持器27に
対して一方の回転力付与手段となるものであり、図5に
示すように周方向に縮められた状態でセットされ、一端
の爪部を大径保持器26に、他端の爪部を小径保持器2
7に押し付けて取付けられており、そのバネ力によって
両保持器26、27に円周方向の力を与えている。
【0019】ここで、上記ストッパピン35と角孔36
の間の回転方向すき間Xは、図6及び図7に示すように
スプラグ33が傾いて円筒面18a、25aに噛み合い
状態となる大きさに設定されており、上記スイッチバネ
39のバネ力により、両保持器26、27とスプラグ3
3は、回転の一方向の噛み合い位置でスタンバイの状態
となっている。
【0020】一方、小径保持器27の外端側には、クラ
ッチバネ40を介して回転力付与手段41が連結されて
いる。この回転力付与手段41は、図3に示すように、
後輪取付軸11に抜け止めされた入力リング42の外側
に抵抗体ケース43を配置し、その入力リング42と抵
抗体ケース43に軸方向に対向するフランジ44、45
を形成している。
【0021】上記抵抗体ケース43は、ナックル13に
キー等を介して軸方向にスライド可能な状態で回り止め
されている。
【0022】また、上記入力リング42のフランジ44
の両側には抵抗体46が挿入され、そのフランジ44
を、フランジ44と止め輪47との間に組込んだ皿バネ
などの弾性部材48により軸方向に押圧し、抵抗体ケー
ス43のフランジ45に向かって圧着させている。
【0023】上記弾性部材48のバネ力は、圧着によっ
て入力リング42のフランジ44の摺接部に所定の摩擦
力を生じさせる大きさに設定され、この摩擦力により小
径保持器27と一体に回転しようとする入力リング42
に対してその回転を遅れさせる減速力を与えている。こ
こで、入力リング42に加えられる減速力は、スイッチ
バネ39のバネ力によって小径保持器27に加わる回転
力よりも大きくなるように設定されている。
【0024】上記回転力付与手段41と小径保持器27
の間に配置されるクラッチバネ40は、図3に示すよう
に、入力リング22と小径保持器27の延長腕28とを
またぐように巻きコイルを連続させたコイルバネで形成
され、そのコイルバネの一端が入力リング42の孔に係
合している。また、コイルバネの他端側の巻きコイル
は、小径保持器27の延長腕28に弱い締まり嵌め状態
で嵌合しており、小径保持器27が巻きコイルを締め込
む方向に回転すると、コイルバネが小径保持器27に締
まり込むようになっている。
【0025】上記クラッチバネ40では、外輪18を介
して小径保持器27が巻締方向に回転すると、クラッチ
バネ40が締まり込んで小径保持器27と入力リング4
2を一体化し、逆に、小径保持器27が緩み方向に回転
すると、クラッチバネ40の巻きコイルが緩み、小径保
持器27と入力リング42を切離すように設定されてい
る。
【0026】この発明の実施形態のハブクラッチ装置は
上記のような構成であり、次に、この装置を用いた車輪
の走行状態について説明する。
【0027】2駆走行状態では、エンジン2の多板クラ
ッチ8を切り、後輪駆動軸5に動力が伝わらないように
する。
【0028】この状態では、2方向クラッチ22が、後
車輪3の前進回転方向にはフリーランニングし、後輪駆
動軸5と後輪取付軸11が完全に切放された状態になる
ため、ホイールハブのトルクが後輪駆動軸5に伝達され
ない。後進回転時は駆動軸5をつれまわしてしまう。
【0029】このため、多板クラッチ8により動力を切
離された後輪駆動軸5には、エンジン及びタイヤの両方
から駆動力が伝わらず、前車輪1だけの2輪走行になる
ため、多板クラッチ8から後輪駆動軸5までの駆動系を
停止させることができる。
【0030】次に上記2駆走行状態から4駆走行に切り
換えるには、多板クラッチ8をオンにすればよく、後輪
駆動車5の回転が等速ジョイント7を介して外輪18に
伝達される。
【0031】これにより、スプラグ20が図6実線のよ
うにフリーランニングの状態にあった場合でも、外輪1
8と同方向への大径保持器26の回転で大径保持器26
と小径保持器27に回転方向の位置ずれが生じ、これに
よってスプラグ33は、図6二点鎖線に示すように傾き
を変えて内外輪18、25の円筒面18a、25aに係
合し、外輪18と内輪25が噛み合ってフリーランニン
グを停止する。後進回転の場合は、図7のように、傾き
方向を変えて内外輪18、25の円筒面18a、25a
に係合する。タイヤが駆動軸5の回転を上まわった場合
は、フリーランニングの状態となる。これによって、外
輪18から後輪取付軸11にトルクを伝達することが可
能となり、前車輪と後車輪の両方を駆動するフルタイム
の4駆走行となる。
【0032】
【発明の効果】以上のように、この発明によると、FF
ベースの4輪駆動車における後車輪の駆動力の伝達と遮
断を切り換えることができるようにしたので、FFベー
スの4輪駆動車の2駆と4駆走行の選択が可能になり、
路面条件に応じて2駆走行とすれば、燃費の節約と駆動
系からの騒音発生を抑え、路面の変化に正確に対応でき
る4輪走行を実現できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】FFベースの4輪駆動車に対するハブクラッチ
装置の装着例を示す縦断面図
【図2】ハブクラッチ装置の縦断面図
【図3】同上要部を拡大した縦断面図
【図4】2方向クラッチの縦断面図
【図5】図3の矢印V−V線に沿う縦断面図
【図6】スプラグの前進係合状態とフリーランニング状
態を示す断面図
【図7】スプラグの後退係合とフリーランニングを停止
した状態を示す断面図
【符号の説明】
3 後車輪 6 ハブクラッチ装置 8 多板クラッチ 11 後輪取付軸 18 外輪 22 2方向クラッチ 25 内輪 26 大径保持器 27 小径保持器 33 スプラグ 41 回転力付与手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 4輪駆動車の後輪車軸に連結された等速
    ジョイントとホイールハブの間に、車軸とホイールハブ
    の結合と切り離しを行なうハブクラッチを設け、このハ
    ブクラッチが、前記等速ジョイント外輪と一体の外輪
    と、ホイールハブに連結する後輪取付軸を内外に回転可
    能に嵌合させ、前記外輪と後輪取付軸の間に2方向クラ
    ッチを組込んで形成されていることを特徴とするハブク
    ラッチ装置。
JP34336395A 1995-12-28 1995-12-28 ハブクラッチ装置 Pending JPH09175215A (ja)

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JP34336395A JPH09175215A (ja) 1995-12-28 1995-12-28 ハブクラッチ装置

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JP34336395A JPH09175215A (ja) 1995-12-28 1995-12-28 ハブクラッチ装置

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JPH09175215A true JPH09175215A (ja) 1997-07-08

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JP34336395A Pending JPH09175215A (ja) 1995-12-28 1995-12-28 ハブクラッチ装置

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