JPH09174834A - プリンタ装置 - Google Patents

プリンタ装置

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Publication number
JPH09174834A
JPH09174834A JP33364595A JP33364595A JPH09174834A JP H09174834 A JPH09174834 A JP H09174834A JP 33364595 A JP33364595 A JP 33364595A JP 33364595 A JP33364595 A JP 33364595A JP H09174834 A JPH09174834 A JP H09174834A
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JP
Japan
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ink
groups
conversion element
electromechanical conversion
timing
Prior art date
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JP33364595A
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English (en)
Inventor
Toshio Narishima
俊夫 成島
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 回路に瞬時に流れる電流や最大消費電力を小
さくする。 【解決手段】 グループAの定量側及び吐出側の駆動信
号と、グループBの定量側及び吐出側の駆動信号のそれ
ぞれ立ち上がり及び立ち下がりの電位変化の生じる期間
が相互に一致しないようにされる。なお定量側の駆動信
号の立ち下がりはプリント情報によって変化されるの
で、この立ち下がりが他のグループの吐出側の駆動信号
の立ち上がりに一致しないように各信号のタイミングを
定める。さらにこのためには、例えばタイミング制御部
から出力されるD/A変換トリガ信号及び吐出タイミン
グ信号のタイミングを制御する。そして例えば図示のよ
うに、これらの信号がグループごとに順次シフトされた
タイミングで形成されるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば記録媒体上
にインクを付着させてプリントを行う、いわゆるインク
ジェットプリンタに使用して好適なプリンタ装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】例えばプリンタ装置として、プリント情
報に応じてインク液滴をノズルより吐出し、紙やフィル
ムなどの記録媒体上に付着させてプリントする、いわゆ
るオンデマンド型インクジェットプリンタは、小型化、
低コスト化が可能であるために、近年急速に普及しつつ
ある。
【0003】図11は、上述のいわゆるオンデマンド型
インクジェットプリンタに使用されるインクジェットプ
リントヘッド(以下、単にプリントヘッドと称する)の
構造を例示したもので、この例においては、例えばプリ
ント情報を駆動力に変換する電気機械変換素子としてピ
エゾ素子等の電歪素子を用いてインクの吐出を行うもの
である。
【0004】この図11において、Aは円筒状の電歪素
子を用いたプリントヘッドの構造の例を示す。この例で
プリントヘッドの構造は、ガラス等からなる円管511
と、この円管511の外側面に設けられた円筒状の電歪
素子512とからなる。さらにこの円管511の両端部
には、円管511内部のインク室513にインクを充填
するためのインク供給口514と、インクをインク液滴
515として吐出するためのノズル516及びオリフィ
ス部517が設けられる。
【0005】そして上述の電歪素子512に電圧発生器
518からの所定の電圧が印加されることによってこの
電歪素子512が変形され、この変形によって円管51
1内部のインク室513の容積が変化される。さらにこ
の容積変化によってインク室513の内圧が増加され、
この内圧の増加によってインク液滴515がノズル51
6から吐出される。
【0006】従って上述の電圧発生器518を任意のプ
リント情報で駆動することにより、このプリント情報に
従って上述のノズル516からインク液滴515を吐出
させることができる。そしてこの吐出されたインク液滴
515が記録媒体となる用紙(図示せず)に付着されて
プリントが行われるものである。
【0007】また図11のBは平面状の電歪素子を用い
たプリントヘッドの構造の例を示す。この例では、任意
の材質からなる匣体521の一面が振動板522とさ
れ、この振動板522の外側に電歪素子523が接着さ
れていわゆるバイモルフ板が形成される。さらにこの匣
体521の両端部には、匣体521内部のインク室52
4にインクを充填するためのインク供給口525と、イ
ンクをインク液滴526として吐出するためのノズル5
27及びオリフィス部528が設けられる。
【0008】そして上述の電歪素子523に電圧発生器
529からの所定の電圧が印加されることによってこの
電歪素子523が変形され、この変形によって匣体52
1内部のインク室524の容積が変化される。さらにこ
の容積変化によってインク室524の内圧が増加され、
この内圧の増加によってインク液滴526がノズル52
7から吐出される。
【0009】従って上述の電圧発生器529を任意のプ
リント情報で駆動することにより、このプリント情報に
従って上述のノズル527からインク液滴526を吐出
させることができる。そしてこの吐出されたインク液滴
526が記録媒体となる用紙(図示せず)に付着されて
プリントが行われるものである。
【0010】さらに図11のCはいわゆるステメ(2
室)型のプリントヘッドの構造の例を示す。この例で
は、任意の材質からなる匣体531の一面が振動板53
2とされ、この振動板532の外側に電歪素子533が
接着されていわゆるバイモルフ板が形成される。またこ
の匣体531内部に圧力室534が形成され、この圧力
室534に連結してインク供給路535が設けられる。
【0011】さらにこのインク供給路535にインクを
充填するためのインク供給口536が設けられ、またこ
のインク供給路535の圧力室531との連結部に対向
する位置に、インクをインク液滴537として吐出する
ためのノズル538及びオリフィス部539が設けられ
る。
【0012】そして上述の電歪素子533に電圧発生器
540からの所定の電圧が印加されることによってこの
電歪素子533が変形され、この変形によって匣体53
1内部の圧力室534の容積が変化される。さらにこの
容積変化によって圧力室534の内圧が増加され、この
内圧の増加がインク供給路535に伝達されることによ
って、インク液滴537がノズル538から吐出され
る。
【0013】従って上述の電圧発生器540を任意のプ
リント情報で駆動することにより、このプリント情報に
従って上述のノズル538からインク液滴537を吐出
させることができる。そしてこの吐出されたインク液滴
537が記録媒体となる用紙(図示せず)に付着されて
プリントが行われるものである。
【0014】また、図12は上述のいわゆるオンデマン
ド型インクジェットプリンタに使用されるプリントヘッ
ドの他の例の構造を示したもので、この例においては、
例えば発熱素子を用いてインクの吐出を行うものであ
る。
【0015】この例でプリントヘッドの構造は、図12
に示すようにノズル601の内部に発熱素子602が設
けられる。そしてこの発熱素子602に電力を加えるこ
とによってノズル601内のインク603を瞬時に気化
させ、この気化によって発生する泡の圧力によって先端
部604からインク液滴605を吐出させる。
【0016】すなわち図12のAにおいて、発熱素子6
02に電力を加えると、発熱素子602に接するインク
603が加熱沸騰して小さな泡606が複数発生する。
この複数の泡606は、図12のBに示すように一つの
大きな泡607にまとまり、この泡607の圧力によっ
てノズル601内のインク603が先端部604から押
し出される。
【0017】さらに図12のCにおいて、発熱素子60
2への電力が遮断されると、泡607は急速に縮小し、
ノズル601内の圧力が減少する。これにより先端部6
04から押し出されたインクはノズル601内のインク
603と切り離され、図12のDに示すように切り離さ
れたインクがインク液滴605として吐出される。
【0018】従って上述の発熱素子602を任意のプリ
ント情報で駆動することにより、このプリント情報に従
って上述のノズル601からインク液滴605を吐出さ
せることができる。そしてさらにこのインク液滴605
が記録媒体となる用紙(図示せず)に付着されてプリン
トが行われるものである。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのようなオ
ンデマンド型インクジェットプリンタにおいて、プリン
トを短時間で行うための方策として、インクの吐出され
るノズルの数を増やして複数のプリント情報を同時にプ
リントできるようにする方法が考えられた。
【0020】すなわち図13は、例えば上述の図11の
Bに示したプリントヘッドの構成を複数並列に設けたも
のである。この図13において、それぞれのノズル52
1、5272 ・・・527m ごとにインク室(図示せ
ず)が設けられる。またこの一面に電歪素子5231
5232 ・・・523m が設けられる。
【0021】そしてこれらの電歪素子5231 、523
2 ・・・523m がそれぞれプリント情報に従って変形
駆動される。これによってそれぞれノズル5271 、5
27 2 ・・・527m から、それぞれのプリント情報に
従ってインク液滴526が吐出され、記録媒体となる用
紙(図示せず)にプリントが行われる。
【0022】従ってこの装置において、ノズルの数に相
当する例えばm個のプリント情報(画素)を同時にプリ
ントすることができ、これによってプリントに掛かる時
間を1/mに短縮することができる。
【0023】ところが上述のように複数の電歪素子52
1 、5232 ・・・523m を駆動する場合に、例え
ばピエゾ素子を共振周波数以外で駆動する場合には、こ
れらの電歪素子5231 、5232 ・・・523m は電
気的にはコンデンサーと見做すことができる。
【0024】従ってこのような電歪素子の駆動には、例
えば図14に示すような電流ブースター型の駆動回路が
用いられる。すなわち図14においては、入力端子70
1に供給される電圧信号が相補型のトランジスタ70
2、703、704、705に供給され、これらのトラ
ンジスタの両端には、例えば−15V及び+15Vの電
圧が供給される。そして電流に変換された信号が出力端
子708に取り出され、この電流が電歪素子(ピエゾ素
子)523に供給される。
【0025】そしてこの場合に電歪素子の1素子当たり
の流れる電流iは、例えば1素子の容量値C=20nF
とし、駆動波形を図15に示すように変位電圧V=30
V、変化時間t=10μ秒として、Q=CV、Q=it
の公式から、
【数1】 となる。
【0026】また、この時の1素子当たりの消費電力P
は最大 PMAX =iV=60mA×30V=1.8W となる。そこで上述のm個の電歪素子を駆動する場合に
は、これらのm倍の電流及び消費電力となり、例えばm
=16として、960mA、28.8Wとなって、例え
ばこの駆動回路をIC化しようとしたときの障害となる
ものであった。
【0027】この出願はこのような点に鑑みて成された
ものであって、解決しようとする問題点は、従来の装置
では、複数の電歪素子(電気機械変換素子)を駆動する
場合に、回路を流れる電流や最大消費電力が増大し、例
えば駆動回路をIC化しようとしたときの障害となって
いたというものである。
【0028】
【課題を解決するための手段】このため本発明において
は、複数のノズルを2以上のグループに分割してこれら
のグループ間で電気機械変換素子の電位変化の生じる駆
動のタイミングを異ならせるものであって、これによれ
ば、回路に瞬時に流れる電流や最大消費電力を小さくす
ることができる。
【0029】
【発明の実施の形態】すなわち本発明においては、電気
機械変換素子を駆動してインクの吐出を行うノズルが複
数設けられて成り、これらの複数のノズルをそれぞれの
プリント情報で制御してプリントを行うプリンタ装置に
おいて、複数のノズルを2以上のグループに分割してこ
れらのグループ間で電気機械変換素子の電位変化の生じ
る駆動のタイミングを異ならせるものである。
【0030】ところで本願発明者は、先に希釈液または
インクの一方をプリント情報に従って定量し、他方を規
定量で混合した混合液を用いて中間調のプリントを行う
形式(キャリアジェット方式と称する)の新規なプリン
トヘッドを提案した。先願出願番号:特願平7−254
250号(出願日平成7年9月29日)
【0031】すなわち図3及び図4は、この新規なプリ
ントヘッドの構成図及び動作の波形図を示す。なお図3
において、Aは全体図、Bは要部の拡大図である。これ
らの図において、オリフィスプレート301には定量側
ノズル302と吐出側ノズル303とが設けられる。こ
れらのノズル302、303にはそれぞれインク導入孔
304と希釈液導入孔305が連結して設けられる。
【0032】さらにこれらの導入孔304、305の背
面側には定量側キャビティ306と吐出側キャビティ3
07とが設けられる。またこれらのキャビティ306、
307の対向面側には振動板308が設けられる。この
振動板308がそれぞれ定量側電歪素子309と吐出側
電歪素子310によって駆動される。
【0033】そしてこの装置において、定量側電歪素子
309と吐出側電歪素子310には、それぞれ例えば図
4のA、Bに示すような駆動信号が供給される。なおこ
の図4のA、Bは、それぞれ信号のタイミングのみを示
したものである。
【0034】すなわち図4のAは吐出側電歪素子310
に供給される駆動信号の例を示し、aのタイミングで電
歪素子310に大きな変位を与えることによって吐出側
ノズル303から希釈液導入孔305に充填された希釈
液が吐出される。またb及びcのタイミングでは、それ
ぞれ電歪素子310が引き込まれると共に、吐出側キャ
ビティ307から希釈液が希釈液導入孔305に再充填
される。
【0035】また、図4のBは定量側電歪素子309に
供給される駆動信号の例を示し、d〜eの期間に定量側
ノズル302からインクが押し出され、この押し出され
たインク311は吐出側ノズル303の前面に滞留され
る。そしてこの吐出側ノズル303から希釈液が吐出さ
れることによって、この吐出された希釈液の液滴312
には滞留されたインク311の厚みに応じたインクが混
合される。
【0036】従ってこの装置において、吐出(a)は例
えば1m秒の間隔で行われ、このとき吐出側電歪素子3
10には例えば0〜20Vの電位変化が与えられ、この
電位変化による電歪素子310の変位によって希釈液が
吐出される。一方、タイミング(d)において定量側電
歪素子309には例えば0〜10Vの電位変化が与えら
れる。従ってこの電位変化による電歪素子309ではイ
ンクの吐出は起こらず、ノズル302先端からはインク
が押し出されだけである。
【0037】そしてこの装置において、d〜eの期間の
長さと電位変化幅に応じて押し出されるインクの量が制
御される。これによって吐出側ノズル303の前面に滞
留されるインク311の厚みを制御することができ、吐
出された液滴312のインクの濃度を任意に制御するこ
とができる。すなわち上述のプリント情報に従ってd〜
eの期間の長さと電位変化幅を、例えば150μ秒10
V、50μ秒10Vのように制御することによって、任
意の中間調でプリントを行うことができる。
【0038】しかしながらこの装置においても、複数の
電歪素子(電気機械変換素子)を駆動する場合に、回路
を流れる電流や最大消費電力が増大し、例えば駆動回路
をIC化しようとしたときの障害となっていた。これ
は、特に吐出側の電歪素子では電位の変化が大きく急峻
に行われるために、電流や最大消費電力が大きく増大さ
れるものである。
【0039】ところで上述の説明において、電歪素子と
して用いられるピエゾ素子はは、上述のように電気的に
はコンデンサーと見做されている。従ってこの素子に
は、印加される電位に変化が生じていないときは原理的
に電流が流れたり電力が消費されることはなく、この素
子で電流や消費電力が発生するのは、素子に印加される
電位に変化が生じている期間だけである。
【0040】この発明はこのような点に鑑みて成された
ものである。以下、図面を参照して本発明を説明する
に、図1は本発明を適用したプリンタ装置の一例の構成
を示すブロック図である。
【0041】この図1において、ホストコンピュータ
(図示せず)からのプリントデータや、プリントの制御
データはセントロニクス、SCSI(パラレル)や、R
S232C、RS422(シリアル)等のデータ入力イ
ンターフェース(I/F)1を通じて内部のCPUシス
テムバス2に供給される。このCPUシステムバス2に
は、CPU3、ROM4、RAM5の他、後述するプリ
ントを行う機構回路が接続されている。
【0042】そしてこの装置において、システムバス2
からのプリント情報信号がD/A変換部6に供給されて
任意のアナログ信号に変換される。この変換されたアナ
ログ信号がドライブ部7に供給される。そしてこのドラ
イブ部7で、例えば上述の図4のBのd〜eの期間の長
さと電位変化幅を変調した変調信号が形成され、この変
調信号がプリントヘッド変調部8(図3の電歪素子30
9)に印加される。
【0043】また、システムバス2からのプリント制御
信号がタイミング制御部9に供給される。そしてこのタ
イミング制御部9からのD/A変換トリガ信号がD/A
変換部6に供給されると共に、例えば上述の図4のAに
示すような吐出タイミング信号がタイミング制御部9で
形成されてドライブ部10を通じてプリントヘッド吐出
部11(図3の電歪素子310)に印加される。
【0044】なお、図は1つのプリントヘッドの1個の
ノズルについてのみ示したが、複数のプリントヘッドの
複数のノズルの駆動を行う場合には、そのノズルの数の
分、上述のD/A変換部6〜プリントヘッド変調部8、
及びドライブ部10とプリントヘッド吐出部11が設け
られるものである。
【0045】さらにタイミング制御部9からのモータ駆
動トリガ信号がモータ制御部12に供給される。またシ
ステムバス2からのモータ駆動制御信号がモータ制御部
12に供給される。そしてこのモータ制御部12からの
モータ駆動信号がモータドライブ部13を通じて紙送り
モータ及びヘッド送りモータ14に供給される。
【0046】また、ヘッド位置検出センサ15からの位
置検出信号がタイミング制御部9に供給される。また、
プリントヘッドのノズル(図示せず)の近傍等に設けら
れた温度センサ16からの温度検出信号が、センサイン
ターフェース(I/F)17を通じてシステムバス2に
供給される。これらのセンサからの信号によって例えば
プリントヘッドの往復走査における誤差の調整や、上述
の文献(特願平7−254250号)に述べられた温度
制御等が行われる。
【0047】そしてこの装置において、上述の例えばm
個のノズルを2以上のグループに分割し、分割されたそ
れぞれのグループごとに、上述のヘッド変調部8(電歪
素子309)に供給される定量側の駆動信号と、プリン
トヘッド吐出部11(電歪素子310)に供給される吐
出側の駆動信号のタイミングを異ならせる。
【0048】すなわち例えば図2に示すように、グルー
プAの定量側及び吐出側の駆動信号と、グループBの定
量側及び吐出側の駆動信号のそれぞれ立ち上がり及び立
ち下がりの電位変化の生じる期間が相互に一致しないよ
うにされる。なお定量側の駆動信号の立ち下がりはプリ
ント情報によって変化されるので、この立ち下がりが他
のグループの吐出側の駆動信号の立ち上がりに一致しな
いように各信号のタイミングを定める。
【0049】さらにこの動作を例えば上述の装置で実現
するためには、例えばタイミング制御部9から出力され
るD/A変換トリガ信号及び吐出タイミング信号のタイ
ミングを制御する。そして例えば図2中に示すように、
グループごとに順次シフトされたタイミングで形成され
るようにすることによって、上述の動作を実現すること
ができる。
【0050】これによって、例えば分割されるグループ
の数をnにした場合には、それぞれのタイミングにおい
て回路を流れる電流及び消費電力を、上述の動作を行わ
ない場合の1/nにすることができる。
【0051】すなわち上述のノズルの数をm個とした場
合に、回路を流れる電流及び消費電力をm/nにするこ
とができ、例えば上述の1素子当たりの電流i=60m
A、消費電力の最大値PMAX =1.8Wとした場合に、
例えばm=16、n=4とすると、それぞれのタイミン
グにおいて回路を流れる電流は240mA、消費電力は
7.2Wにすることができる。
【0052】従ってこの装置において、複数のノズルを
2以上のグループに分割してこれらのグループ間で電気
機械変換素子の電位変化の生じる駆動のタイミングを異
ならせることによって、回路に瞬時に流れる電流や最大
消費電力を小さくすることができる。
【0053】これによって、従来の装置では複数の電歪
素子(電気機械変換素子)を駆動する場合に、回路を流
れる電流や最大消費電力が増大していろいろな問題を生
じていたものを、本発明によれば分割されるグループの
数に従って回路を流れる電流や最大消費電力を小さくす
ることができ、例えば駆動回路をIC化しようとしたと
きの障害を解決することができるものである。
【0054】さらに、消費電力を小さくできることによ
って、駆動回路の発生する熱量が小さくなる。従って駆
動回路に設けられる放熱器を小さくし、あるいは無くす
ことも可能になる。また供給される電流の最大量も小さ
くなるため、より小さい電流供給量の電源回路を用いる
ことが可能になり、装置全体の小型化や総合的なコスト
の削減も実現することができる。
【0055】また、特にこの装置を上述の希釈液または
インクの一方をプリント情報に従って定量し、他方を規
定量で混合した混合液を用いて中間調のプリントを行う
形式のプリントヘッドに適用する場合には、定量側及び
吐出側の駆動信号のそれぞれ立ち上がり及び立ち下がり
の電位変化の生じる期間が各グループの間で相互に一致
しないようにすることによって、回路に瞬時に流れる電
流や最大消費電力を小さくすることができる。
【0056】さらにこの場合に、吐出側の駆動信号の立
ち上がりは、各グループの相互間でタイミング差を小さ
くして、吐出が隣接または近接して行われるようにす
る。これによって例えば縦線をプリントしたときの各グ
ループ間の記録媒体上にインクの付着される位置のずれ
が小さくされ、視覚上問題にならないようにしてプリン
トの画質を向上させることができる。
【0057】またこの装置は、特に電気機械変換素子の
駆動が最高周波数で行われる場合に、グループ間で電気
機械変換素子の電位変化の生じる駆動のタイミングを異
ならせることによって、大きな効果を生み出すことがで
きるものである。
【0058】さらにこの装置において、上述の各グルー
プに分割されたノズルの数の分のD/A変換部6〜プリ
ントヘッド変調部8、及びドライブ部10とプリントヘ
ッド吐出部11を設ける場合の具体的な構成は、例えば
図5に示すようにされる。
【0059】すなわち図5の例においては、ノズルはグ
ループA〜Dの4グループに分割されている。そしてシ
ステムバス2からのプリント情報信号が、各グループご
とに設けられるノイズの数ずつのD/A変換部6A〜6
Dに供給され、それぞれ任意のアナログ信号に変換され
る。さらにこの変換されたアナログ信号がそれぞれノイ
ズの数ずつのドライブ部7A〜7Dに供給される。
【0060】そしてこのドライブ部7A〜7Dで、例え
ば上述の図4のBのd〜eの期間の長さと電位変化幅を
変調した変調信号が形成され、この変調信号がそれぞれ
ノイズの数ずつのプリントヘッド変調部8A〜8Dに印
加される。またシステムバス2からのプリント制御信号
がタイミング制御部9に供給され、このタイミング制御
部9からのD/A変換トリガ信号がD/A変換部6A〜
6Dに供給される。
【0061】また、例えば上述の図4のAに示すような
吐出タイミング信号がタイミング制御部9で形成されて
ドライブ部10A〜10Dに供給される。ここでドライ
ブ部10A〜10Dは各グループごとに1つずつ設けら
れる。そしてこのドライブ部10A〜10Dからの駆動
信号が、各グループごとに設けられるノイズの数ずつの
プリントヘッド吐出部11A〜11Dに印加される。
【0062】さらに図6はプリントヘッドの全体の構成
を示す。この図6において、例えば各色(シアン、マゼ
ンタ、イエロー、ブラック)のプリントヘッド21、2
2、23、24には、それぞれ1つのプリントヘッドの
匣体ごとに例えば16組の電歪素子309、310が設
けられ、それぞれ16個のノズルが設けられる。
【0063】そして電歪素子309からはそれぞれ信号
路が導出され、定量側の駆動信号はそれぞれ独立に供給
される。それと共に、電歪素子310からの信号路は、
例えば4個置きに4グループに分割されて、それぞれの
グループごとに共通に接続され、これらのグループごと
に吐出側の駆動信号が供給される。
【0064】このようにして、各グループに分割された
複数のノズルの電歪素子309、310に対して、それ
ぞれ定量側の駆動信号及び吐出側の駆動信号を供給し、
それぞれノズルから、それぞれ所定のタイミングでプリ
ント情報によって変調されたインク液滴312の吐出を
行うことができる。
【0065】さらに図7は、本発明によるプリンタ装置
を実施する場合の例えばホストコンピュータでの操作の
手順を示すフローチャートである。この図7において、
操作がスタートされると、まずステップ〔1〕で、自然
画像の取り込みや文字の編集を可能にするためのアプリ
ケーションソフトウェアが起動される。なおこの起動は
使用者によって行われるものである。
【0066】次にステップ〔2〕で、画像ソースから必
要な画像の選択及び取り込みが行われる。画像ソースと
しては、フォト−CDや、スキャナー等が想定される。
さらにステップ〔3〕で、画像及び文字を希望する位置
に編集する操作が行われる。なおこの編集操作は任意の
編集ソフトウェア等により使用者によって行われる。そ
してステップ〔4〕で、使用者によってプリントの処理
が起動される。
【0067】これによってステップ〔5〕で、例えばホ
ストコンピュータ上のプリンタドライバーソフトウェア
が起動され、プリンタ装置でのプリント起動処理のコマ
ンドがプリンタ装置に送信される。なおこの処理コマン
ドはプリンタ装置の固有のPDL(Page Description L
anguage )によって規定され、転送データ形式:圧縮な
し、プリント画質モード:自然画モードなどのコマンド
が送信される。
【0068】さらにステップ〔6〕で、上述のプリンタ
ドライバーソフトウェアにより例えば1ページ分のプリ
ント情報(プリント開始位置、終了位置、画像データ)
が形成されプリンタ装置に送信される。そしてステップ
〔7〕で、起動されたアプリケーションソフトウェアが
終了されて、操作の手順が終了(エンド)される。
【0069】また、図8は、上述の例えば1ページ分の
プリント情報の送信の手順を示すフローチャートであ
る。なおこの例は、例えば図9に示すような画像1、
2、3と文字パターンからなる1ページ分のプリント情
報を送信する場合である。そしてこの図8において、プ
リント情報の送信がスタートされると、まずステップ
〔11〕で、例えばフルカラーのプリント情報の転送モ
ードとされる。
【0070】次にステップ〔12〕で、A点の絶対位置
(x、y)と、画像1のx方向の画素数、プリントヘッ
ドの1回の走査でプリントされる画像1の画像データが
送信される。さらにステップ〔13〕で、A′点から
B′点までのプリントヘッドの2回目の走査でプリント
される画像1の画像データが送信される。なおこのとき
絶対位置(x、y)及び画素数の指定は不用である。ま
たフルカラーのプリント情報のプリントは左右双方向の
走査で行うことができる。そしてステップ〔14〕で、
この操作が画像1が終了するまで繰り返される。
【0071】さらにステップ〔15〕で、E点の絶対位
置(x、y)と、画像2のx方向の画素数が送信され
る。またステップ〔16〕で、I点の絶対位置(x、
y)と、画像3のx方向の画素数が送信される。さらに
ステップ〔17〕で、プリントヘッドの1回の走査でプ
リントされる画像2の画像データと、画像3の画像デー
タが送信される。なおこの送信は、画像2、3のデータ
が交互に送信され、1回の走査でプリントされる分のデ
ータが送信される。
【0072】またステップ〔18〕で、E′点からF′
点までのプリントヘッドの2回目の走査でプリントされ
る画像2の画像データと、I′点からJ′点までのプリ
ントヘッドの2回目の走査でプリントされる画像3の画
像データが送信される。なおこの送信は、画像2、3の
データが交互に送信され、1回の走査でプリントされる
分のデータが送信される。そしてステップ〔19〕で、
この操作が画像2、3が終了するまで繰り返される。
【0073】さらにステップ〔20〕で、文字パターン
のプリント情報の転送モードとされる。そしてステップ
〔21〕で、M点の絶対位置(x、y)と、文字パター
ンのx方向の画素数が送信される。さらにステップ〔2
2〕で、プリントヘッドの1回の走査でプリントされる
文字パターンのデータが送信される。
【0074】また、ステップ〔23〕で、プリントヘッ
ドの2回目の走査でプリントされる文字パターンのデー
タが送信される。なおこのとき絶対位置(x、y)及び
画素数の指定は不用である。また文字パターンのプリン
トは左右双方向の走査で行うことができる。そしてステ
ップ〔24〕で、この操作が文字パターンのプリントが
終了するまで繰り返されて、送信の手順が終了(エン
ド)される。
【0075】このようにして、例えば上述の図9に示す
ような画像1、2、3と文字パターンからなる1ページ
分のプリント情報が送信される。
【0076】さらに図10は、本発明の適用されるプリ
ンタ装置の機構の説明のための構成図である。この図1
0において、記録紙210はプラテン211の周面に巻
き付けられて移送されると共に、このプラテン211は
紙送りモータ212によって、プーリ213、214、
ベルト215を介して回転駆動される。
【0077】また、プリントヘッド216はヘッド送り
機構217を介して、プラテン211の周面に平行に設
けられた送りネジ218に取り付けられる。そしてこの
ヘッド送り機構217によってプラテン211の周面に
平行に移動される。さらにこのヘッド送り機構217に
は舌片201が設けられ、この舌片201がヘッド送り
機構217の移動経路に設けられた位置検出センサ20
2によって検出されて、プリントヘッド216の走査位
置が検出されるようになされている。
【0078】そしてこの装置において、例えばホストコ
ンピュータ(図示せず)からのプリント情報203が供
給されてヘッドドライブ、ヘッド送り制御、紙送り制御
等の制御信号204が形成される。そしてこれらの制御
信号が各プリントヘッド216、ヘッド送り機構21
7、紙送りモータ212に供給されて、プリント情報に
従ったプリントと、記録紙の移送及びプリントヘッドの
走査が行われる。
【0079】こうして上述のプリンタ装置によれば、電
気機械変換素子を駆動してインクの吐出を行うノズルが
複数設けられて成り、これらの複数のノズルをそれぞれ
のプリント情報で制御してプリントを行うプリンタ装置
において、複数のノズルを2以上のグループに分割して
これらのグループ間で電気機械変換素子の電位変化の生
じる駆動のタイミングを異ならせることにより、回路に
瞬時に流れる電流や最大消費電力を小さくすることがで
きるものである。
【0080】なお本発明のプリンタ装置は、上述の図1
1〜図15に示した従来のプリントヘッドに適用して
も、回路に瞬時に流れる電流や最大消費電力を小さくす
ることができるなどの効果を奏するものである。また、
単色、単ノズルのプリンタ装置に適用しても同様の効果
を奏するものである。
【0081】さらに上述の希釈液またはインクの一方を
プリント情報に従って定量し、他方を規定量で混合した
混合液を用いて中間調のプリントを行う形式のプリント
ヘッドでは、64階調の中間調を安定的に得られること
が、本願発明者らの実験によって確認されている。そこ
でこのようなプリントヘッドを用いた本発明のプリンタ
装置において、さらに多階調誤差拡散法等の階調拡大手
段を併用することにより、例えば256階調のプリント
を得ることが可能になるものである。
【0082】
【発明の効果】この発明によれば、複数のノズルを2以
上のグループに分割してこれらのグループ間で電気機械
変換素子の電位変化の生じる駆動のタイミングを異なら
せることによって、回路に瞬時に流れる電流や最大消費
電力を小さくすることができるようになった。
【0083】これによって、従来の装置では複数の電歪
素子(電気機械変換素子)を駆動する場合に、回路を流
れる電流や最大消費電力が増大していろいろな問題を生
じていたものを、本発明によれば分割されるグループの
数に従って回路を流れる電流や最大消費電力を小さくす
ることができ、例えば駆動回路をIC化しようとしたと
きの障害を解決することができるものである。
【0084】さらに、本発明によれば消費電力を小さく
できることによって、駆動回路の発生する熱量が小さく
なる。従って駆動回路に設けられる放熱器を小さくし、
あるいは無くすことも可能になる。また供給される電流
の最大量も小さくなるため、より小さい電流供給量の電
源回路を用いることが可能になり、装置全体の小型化や
総合的なコストの削減も実現することができるものであ
る。
【0085】また、特に本発明の装置を上述の希釈液ま
たはインクの一方をプリント情報に従って定量し、他方
を規定量で混合した混合液を用いて中間調のプリントを
行う形式のプリントヘッドに適用する場合には、定量側
及び吐出側の駆動信号のそれぞれ立ち上がり及び立ち下
がりの電位変化の生じる期間が各グループの間で相互に
一致しないようにすることによって、回路に瞬時に流れ
る電流や最大消費電力を小さくすることができるもので
ある。
【0086】さらにこの場合に、吐出側の駆動信号の立
ち上がりは、各グループの相互間でタイミング差を小さ
くして、吐出が隣接または近接して行われるようにす
る。これによって例えば縦線をプリントしたときの各グ
ループ間の記録媒体上にインクの付着される位置のずれ
が小さくされ、視覚上問題にならないようにしてプリン
トの画質を向上させることができるものである。
【0087】また本発明の装置は、特に電気機械変換素
子の駆動が最高周波数で行われる場合に、グループ間で
電気機械変換素子の電位変化の生じる駆動のタイミング
を異ならせることによって、大きな効果を生み出すこと
ができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の適用されるプリンタ装置の一例の構成
図である。
【図2】その動作の説明のための図である。
【図3】プリントヘッドの一例の構成図である。
【図4】プリントヘッドの一例の要部の構成図である。
【図5】プリントヘッドの説明のための図である。
【図6】駆動回路の説明のための図である。
【図7】動作の説明のためのフローチャート図である。
【図8】動作の説明のためのフローチャート図である。
【図9】その説明のためのプリントの例を示す図であ
る。
【図10】プリントヘッドの機構の説明のための図であ
る。
【図11】従来のプリントヘッドの構成図である。
【図12】従来のプリントヘッドの構成図である。
【図13】従来の装置の動作の説明のための図である。
【図14】従来の装置の動作の説明のための図である。
【図15】従来の装置の動作の説明のための図である。
【符号の説明】
1 データ入力インターフェース(I/F) 2 CPUシステムバス 3 CPU 4 ROM 5 RAM 6 D/A変換部 7 ドライブ部 8 プリントヘッド変調部 9 タイミング制御部 10 ドライブ部 11 プリントヘッド吐出部 12 モータ制御部 13 モータドライブ部 14 紙送りモータ及びヘッド送りモータ 15 ヘッド位置検出センサ 16 温度センサ 17 センサインターフェース(I/F)
【手続補正書】
【提出日】平成8年1月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】ところが上述のように複数の電歪素子52
1 、5232 ・・・523m を駆動する場合に、例え
ばピエゾ素子を電気的共振周波数以外で駆動する場合に
は、これらの電歪素子5231 、5232 ・・・523
m は電気的にはコンデンサーと見做すことができる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】そしてこの場合に電歪素子の1素子当たり
の流れる電流iは、簡略化して説明すると、例えば1素
子の容量値C=20nFとし、駆動波形を図15に示す
ように変位電圧V=30V、変化時間t=10μ秒とし
て、Q=CV、Q=itの公式から、
【数1】 となる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0026
【補正方法】変更
【補正内容】
【0026】また、この時の1素子当たりの駆動回路の
消費電力Pは最大 PMAX =iV=60mA×30V=1.8W となる。そこで上述のm個の電歪素子を駆動する場合に
は、これらのm倍の電流及び消費電力となり、例えばm
=16として、960mA、28.8Wとなって、例え
ばこの駆動回路をIC化しようとしたときの障害となる
ものであった。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0039
【補正方法】変更
【補正内容】
【0039】ところで上述の説明において、電歪素子と
して用いられるピエゾ素子は、上述のように電気的には
コンデンサーと見做されている。従ってこの素子には、
印加される電位に変化が生じていないときは原理的に電
流が流れたり電力が消費されることはなく、電流や消費
電力が発生するのは、素子に印加される電位に変化が生
じている期間だけである。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0059
【補正方法】変更
【補正内容】
【0059】すなわち図5の例においては、ノズルはグ
ループA〜Dの4グループに分割されている。そしてシ
ステムバス2からのプリント情報信号が、各グループご
とに設けられるノズルの数ずつのD/A変換部6A〜6
Dに供給され、それぞれ任意のアナログ信号に変換され
る。さらにこの変換されたアナログ信号がそれぞれノズ
の数ずつのドライブ部7A〜7Dに供給される。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0060
【補正方法】変更
【補正内容】
【0060】そしてこのドライブ部7A〜7Dで、例え
ば上述の図4のBのd〜eの期間の長さと電位変化幅を
変調した変調信号が形成され、この変調信号がそれぞれ
ノズルの数ずつのプリントヘッド変調部8A〜8Dに印
加される。またシステムバス2からのプリント制御信号
がタイミング制御部9に供給され、このタイミング制御
部9からのD/A変換トリガ信号がD/A変換部6A〜
6Dに供給される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0061
【補正方法】変更
【補正内容】
【0061】また、例えば上述の図4のAに示すような
吐出タイミング信号がタイミング制御部9で形成されて
ドライブ部10A〜10Dに供給される。ここでドライ
ブ部10A〜10Dは各グループごとに1つずつ設けら
れる。そしてこのドライブ部10A〜10Dからの駆動
信号が、各グループごとに設けられるノズルの数ずつの
プリントヘッド吐出部11A〜11Dに印加される。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】プリントヘッドの動作の説明のための図であ
る。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】駆動回路の説明のための図である。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】プリントヘッドの一例の要部の構成図である。
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電気機械変換素子を駆動してインクの吐
    出を行うノズルが複数設けられて成り、 これらの複数のノズルをそれぞれのプリント情報で制御
    してプリントを行うプリンタ装置において、 上記複数のノズルを2以上のグループに分割してこれら
    のグループ間で上記電気機械変換素子の電位変化の生じ
    る駆動のタイミングを異ならせることを特徴とするプリ
    ンタ装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のプリンタ装置において、 上記複数のノズルには、 それぞれ一の上記電気機械変換素子を駆動して希釈液ま
    たはインクの一方を上記プリント情報に応じて定量する
    定量手段と、 他の上記電気機械変換素子を駆動して上記希釈液または
    インクの他方の規定量を上記定量された上記希釈液また
    はインクの一方の中を通過して吐出させる吐出手段とが
    設けられ、 上記定量された希釈液またはインクの一方と吐出される
    規定量の他方とを混合した混合液を用いて中間調のプリ
    ントを行うと共に、 上記定量手段側の上記電気機械変換素子または/及び上
    記吐出手段側の上記電気機械変換素子の電位変化の生じ
    る駆動のタイミングを上記グループ間で異ならせること
    を特徴とするプリンタ装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のプリンタ装置において、 少なくとも上記吐出手段側の上記電気機械変換素子の電
    位変化の生じる駆動のタイミングは、上記グループの相
    互間でタイミング差を小さくして、上記吐出が隣接また
    は近接して行われることを特徴とするプリンタ装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のプリンタ装置において、 上記電気機械変換素子の駆動が最高周波数で行われる場
    合に、上記グループ間で上記電気機械変換素子の電位変
    化の生じる駆動のタイミングを異ならせることを特徴と
    するプリンタ装置。
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