JPH09173396A - 骨壷及びその製作方法 - Google Patents
骨壷及びその製作方法Info
- Publication number
- JPH09173396A JPH09173396A JP35428695A JP35428695A JPH09173396A JP H09173396 A JPH09173396 A JP H09173396A JP 35428695 A JP35428695 A JP 35428695A JP 35428695 A JP35428695 A JP 35428695A JP H09173396 A JPH09173396 A JP H09173396A
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- Japan
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- urn
- jar body
- lid
- resin mask
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 骨壷内に水分の貯留がなく、かつ、表面に微
細で複雑な文字とか図形、模様、写真等を表示した骨壷
を提供することを目的とする。 【解決手段】 上面に開口部を持つ壷本体2と蓋体3と
から成る骨壷における該壷本体2の開口部周縁に、対向
する位置に空気抜き用の一対の切欠部5が形成された環
状のガイド突起4を突設し、更に蓋体3の周縁部に空気
抜き用の一対の切欠部6を形成して、該蓋体3をガイド
突起4に沿って回転自在に嵌合した骨壷1を提供する。
この壷本体2の底壁には両端面を連通する直線状の水切
り溝7を形成し、この水切り溝7の略中心位置に水抜き
孔8を穿設してある。請求項4により、露光用樹脂マス
クを用いて壷本体2上に文字等を彫刻表示する製作方法
を提供する。
細で複雑な文字とか図形、模様、写真等を表示した骨壷
を提供することを目的とする。 【解決手段】 上面に開口部を持つ壷本体2と蓋体3と
から成る骨壷における該壷本体2の開口部周縁に、対向
する位置に空気抜き用の一対の切欠部5が形成された環
状のガイド突起4を突設し、更に蓋体3の周縁部に空気
抜き用の一対の切欠部6を形成して、該蓋体3をガイド
突起4に沿って回転自在に嵌合した骨壷1を提供する。
この壷本体2の底壁には両端面を連通する直線状の水切
り溝7を形成し、この水切り溝7の略中心位置に水抜き
孔8を穿設してある。請求項4により、露光用樹脂マス
クを用いて壷本体2上に文字等を彫刻表示する製作方法
を提供する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は骨壷及びその製作方
法に関し、特には骨壷内の湿気を解消するとともに、該
骨壷の表面に故人を偲び、又は顕彰する文章とか写真を
彫刻することができる骨壷とその製作方法に関するもの
である。
法に関し、特には骨壷内の湿気を解消するとともに、該
骨壷の表面に故人を偲び、又は顕彰する文章とか写真を
彫刻することができる骨壷とその製作方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から故人の遺骨を収納した骨壷は納
骨室に一定期間収められて祭られるが、この納骨室は地
上式とか地下式もしくは半地下式の何れの場合でも室内
の湿度がきわめて高いために骨壷内に結露が生じる場合
が多々あり、結露防止機構を備えていない骨壷の場合に
は、長期間経過した後の該骨壷内に水分が貯留されてし
まうという難点がある。
骨室に一定期間収められて祭られるが、この納骨室は地
上式とか地下式もしくは半地下式の何れの場合でも室内
の湿度がきわめて高いために骨壷内に結露が生じる場合
が多々あり、結露防止機構を備えていない骨壷の場合に
は、長期間経過した後の該骨壷内に水分が貯留されてし
まうという難点がある。
【0003】特にお墓の中に安置される骨壷の場合に
は、湿度と温度が高い周囲の密閉空間と骨壷内との温度
差によって骨壷内に水滴が付着して徐々に成長すること
が水分が貯留される原因となっている。この水分によっ
て遺骨が溶解されてしまうという問題が生じる。
は、湿度と温度が高い周囲の密閉空間と骨壷内との温度
差によって骨壷内に水滴が付着して徐々に成長すること
が水分が貯留される原因となっている。この水分によっ
て遺骨が溶解されてしまうという問題が生じる。
【0004】上記に対処して、例えば実開平3−390
40号公報には、蓋部及び壷部とから構成される骨壷の
該壷部の底部に内蓋部を配置して二重構造とし、かつ、
壷部の底面に水抜き孔を貫設したことにより、壷内に発
生した水滴を水抜き孔から流出させて遺骨に水分が付着
しないようにした構成が開示されている。
40号公報には、蓋部及び壷部とから構成される骨壷の
該壷部の底部に内蓋部を配置して二重構造とし、かつ、
壷部の底面に水抜き孔を貫設したことにより、壷内に発
生した水滴を水抜き孔から流出させて遺骨に水分が付着
しないようにした構成が開示されている。
【0005】更に従来から骨壷の表面に故人を顕彰する
文章等を彫刻する方法が広く用いられており、上記実開
平3−39040号公報には、壷部外周壁にその長手方
向に沿って戒名直筆部を平面状に形成した例が提案され
ている。また、登録実用新案公報第3010566号
(実願平6−14243号)には、壷体の表面に戒名等
の表示部と必要な墓誌事項をブラスト方によって彫り込
み、その彫込み部を着色顔料でコーティングしたことに
より、長年月を経ても表示部が消えることがなく、遺骨
の識別を可能にした骨壷の構成が開示されている。
文章等を彫刻する方法が広く用いられており、上記実開
平3−39040号公報には、壷部外周壁にその長手方
向に沿って戒名直筆部を平面状に形成した例が提案され
ている。また、登録実用新案公報第3010566号
(実願平6−14243号)には、壷体の表面に戒名等
の表示部と必要な墓誌事項をブラスト方によって彫り込
み、その彫込み部を着色顔料でコーティングしたことに
より、長年月を経ても表示部が消えることがなく、遺骨
の識別を可能にした骨壷の構成が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記実
開平3−39040号公報に記載されたように壷部の底
部に内蓋部を配置して二重構造とし、この壷部の底面に
水抜き孔を貫設した構造では、単に壷内に溜った水分を
水抜き孔から流出させるだけであるから、骨壷内の湿度
を下げて結露を防止することは出来ない。特に骨壷の載
置面が平面形状である場合には、骨壷の底面と載置面と
の間に水膜が形成されて排水性が低下するという難点が
ある。
開平3−39040号公報に記載されたように壷部の底
部に内蓋部を配置して二重構造とし、この壷部の底面に
水抜き孔を貫設した構造では、単に壷内に溜った水分を
水抜き孔から流出させるだけであるから、骨壷内の湿度
を下げて結露を防止することは出来ない。特に骨壷の載
置面が平面形状である場合には、骨壷の底面と載置面と
の間に水膜が形成されて排水性が低下するという難点が
ある。
【0007】また、登録実用新案公報第3010566
号によって提案されていような壷体の表面に戒名とか必
要な墓誌事項をブラスト法によって彫り込む方法では、
微細で複雑な文字とか図形、模様、写真等は彫り込むこ
とができず、かつ、繊細な図柄はブラスト法の風圧によ
って剥がれやすいという難点がある。
号によって提案されていような壷体の表面に戒名とか必
要な墓誌事項をブラスト法によって彫り込む方法では、
微細で複雑な文字とか図形、模様、写真等は彫り込むこ
とができず、かつ、繊細な図柄はブラスト法の風圧によ
って剥がれやすいという難点がある。
【0008】上記の方法以外にもゴムシートを彫刻面に
貼り付けてナイフを用いて彫刻すべき文字とか模様を切
り抜き、切り抜いた場所にサンドブラスト法により彫刻
を施す手段も知られているが、手間がかかってコスト高
である上、前記したように微細で複雑な彫刻は得られ
ず、まして光と影の濃淡部を持つ写真とか故人の書いた
文字等をそのまま表示することは不可能であるという課
題がある。
貼り付けてナイフを用いて彫刻すべき文字とか模様を切
り抜き、切り抜いた場所にサンドブラスト法により彫刻
を施す手段も知られているが、手間がかかってコスト高
である上、前記したように微細で複雑な彫刻は得られ
ず、まして光と影の濃淡部を持つ写真とか故人の書いた
文字等をそのまま表示することは不可能であるという課
題がある。
【0009】そこで本発明は上記に鑑みてなされたもの
であって、骨壷内に水分の貯留がなく、かつ、表面に微
細で複雑な文字とか図形、模様、写真等を表示した骨壷
を提供することを目的とするものである。
であって、骨壷内に水分の貯留がなく、かつ、表面に微
細で複雑な文字とか図形、模様、写真等を表示した骨壷
を提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、上面に開口部を持つ壷本体と蓋体とから成
る骨壷において、先ず請求項1により、上記壷本体の開
口部周縁に、対向する位置に空気抜き用の一対の切欠部
が形成された環状のガイド突起を突設し、更に蓋体の周
縁部に空気抜き用の一対の切欠部を形成して、該蓋体を
前記ガイド突起に沿って回転自在に嵌合した骨壷を提供
する。請求項2により、上記壷本体の底壁に、該底壁の
両端面を連通するようにして直線状の水切り溝を形成
し、この水切り溝の略中心位置に水抜き孔を穿設した骨
壷の構成にしてある。更に請求項3により、請求項1と
請求項3を合体した骨壷の構成を提供する。
するために、上面に開口部を持つ壷本体と蓋体とから成
る骨壷において、先ず請求項1により、上記壷本体の開
口部周縁に、対向する位置に空気抜き用の一対の切欠部
が形成された環状のガイド突起を突設し、更に蓋体の周
縁部に空気抜き用の一対の切欠部を形成して、該蓋体を
前記ガイド突起に沿って回転自在に嵌合した骨壷を提供
する。請求項2により、上記壷本体の底壁に、該底壁の
両端面を連通するようにして直線状の水切り溝を形成
し、この水切り溝の略中心位置に水抜き孔を穿設した骨
壷の構成にしてある。更に請求項3により、請求項1と
請求項3を合体した骨壷の構成を提供する。
【0011】更に請求項4により、壷本体上の文字等を
表示する領域の周囲に不透明テープを貼り付け、この領
域内に露光用樹脂マスクを流延し、該露光用樹脂マスク
上に透明なベースフィルムを貼着してから表示する文字
とか図形の版下、もしくは写真のネガフィルムをセット
してから露光機にかけて一定時間の露光を行い、光の強
度に比例して該樹脂マスクを固化させ、露光されていな
い樹脂マスクを洗い流してからサンドブラスト法に基づ
いて固化した樹脂マスク上に彫刻を施すようにした骨壷
の製作方法を提供する。この壷本体の表面に、経文等の
文字、仏画とか家紋等の図形、模様、写真を表示する。
表示する領域の周囲に不透明テープを貼り付け、この領
域内に露光用樹脂マスクを流延し、該露光用樹脂マスク
上に透明なベースフィルムを貼着してから表示する文字
とか図形の版下、もしくは写真のネガフィルムをセット
してから露光機にかけて一定時間の露光を行い、光の強
度に比例して該樹脂マスクを固化させ、露光されていな
い樹脂マスクを洗い流してからサンドブラスト法に基づ
いて固化した樹脂マスク上に彫刻を施すようにした骨壷
の製作方法を提供する。この壷本体の表面に、経文等の
文字、仏画とか家紋等の図形、模様、写真を表示する。
【0012】かかる骨壷によれば、壷本体の開口部周縁
に突設された環状のガイド突起に沿って蓋体を嵌合した
際に、ガイド突起の対向する位置に形成された切欠部に
対して蓋体の周縁部に形成された切欠部が一致するよう
に該蓋体を回転することによって壷本体と蓋体との間に
空気の流路が形成され、骨壷内に結露が生じても上記空
気の流路によって水分が蒸発して該骨壷内に水分が貯留
される心配がない。更に壷本体の底壁に穿設された水抜
き孔から流出した水分が直線状の水切り溝に沿って端面
方向に流れるため、該骨壷の底壁と載置面との間に水膜
が形成されることがなく、排水性が向上するという作用
が得られる。
に突設された環状のガイド突起に沿って蓋体を嵌合した
際に、ガイド突起の対向する位置に形成された切欠部に
対して蓋体の周縁部に形成された切欠部が一致するよう
に該蓋体を回転することによって壷本体と蓋体との間に
空気の流路が形成され、骨壷内に結露が生じても上記空
気の流路によって水分が蒸発して該骨壷内に水分が貯留
される心配がない。更に壷本体の底壁に穿設された水抜
き孔から流出した水分が直線状の水切り溝に沿って端面
方向に流れるため、該骨壷の底壁と載置面との間に水膜
が形成されることがなく、排水性が向上するという作用
が得られる。
【0013】更に本発明にかかる骨壷の製作方法によれ
ば、壷体の表面に微細で複雑な経文等の文字とか図形、
模様等を彫刻することができるとともに濃淡部を持つ写
真等もそのまま表示することが可能であり、コストが低
廉であるとともに長年月に亘って剥がれることのない表
示面が得られる。
ば、壷体の表面に微細で複雑な経文等の文字とか図形、
模様等を彫刻することができるとともに濃淡部を持つ写
真等もそのまま表示することが可能であり、コストが低
廉であるとともに長年月に亘って剥がれることのない表
示面が得られる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下図面に基づいて本発明にかか
る骨壷及びその製作方法の具体的な実施例を説明する。
図1は本実施例を適用した骨壷1を示す正面斜視図であ
り、この骨壷1は上面に開口部を持つ壷本体2と、該開
口部を覆う蓋体3とから構成されている。壷本体2の開
口部周縁には環状のガイド突起4が突設されており、こ
のガイド突起4に沿って蓋体3が回転自在に嵌合可能と
なっている。11は壷本体2の表面に表示された経文等
の文字である。この文字11に代えて仏画とか家紋等の
図形、模様、写真を用いることも可能である。
る骨壷及びその製作方法の具体的な実施例を説明する。
図1は本実施例を適用した骨壷1を示す正面斜視図であ
り、この骨壷1は上面に開口部を持つ壷本体2と、該開
口部を覆う蓋体3とから構成されている。壷本体2の開
口部周縁には環状のガイド突起4が突設されており、こ
のガイド突起4に沿って蓋体3が回転自在に嵌合可能と
なっている。11は壷本体2の表面に表示された経文等
の文字である。この文字11に代えて仏画とか家紋等の
図形、模様、写真を用いることも可能である。
【0015】骨壷1の素材としては石材が一般的であ
る。図2は蓋体3の裏面側からの斜視図、図3は壷本体
2だけを示す正面斜視図であり、図3に示したように壷
本体2に突設された環状のガイド突起4には、該ガイド
突起4の対向する位置に空気抜き用の一対の切欠部5,
5が形成されている。更に図2に示した蓋体3の周縁部
にも空気抜き用の一対の切欠部6,6が形成されてい
る。
る。図2は蓋体3の裏面側からの斜視図、図3は壷本体
2だけを示す正面斜視図であり、図3に示したように壷
本体2に突設された環状のガイド突起4には、該ガイド
突起4の対向する位置に空気抜き用の一対の切欠部5,
5が形成されている。更に図2に示した蓋体3の周縁部
にも空気抜き用の一対の切欠部6,6が形成されてい
る。
【0016】図4は壷本体2の側面図、図5は同裏面図
であり、図示したように壷本体2の底壁2aには、該底
壁2aの両端面を連通するようにして直線状の水切り溝
7が形成されており、この水切り溝7の略中心位置に水
抜き孔8が穿設されている。
であり、図示したように壷本体2の底壁2aには、該底
壁2aの両端面を連通するようにして直線状の水切り溝
7が形成されており、この水切り溝7の略中心位置に水
抜き孔8が穿設されている。
【0017】かかる骨壷によれば、壷本体2の開口部周
縁に突設された環状のガイド突起4に沿って蓋体3を嵌
合し、このガイド突起4の対向する位置に形成された切
欠部5,5に対して蓋体3の周縁部に形成された切欠部
6,6が一致するように該蓋体3を回転することによ
り、壷本体2と蓋体3との間に空気の流路が形成され
る。従って室内の湿度により骨壷1内に結露が生じて
も、上記空気の流路によって水分が蒸発するので、長期
間経過した後でも該骨壷1内に水分が貯留される心配が
ない。
縁に突設された環状のガイド突起4に沿って蓋体3を嵌
合し、このガイド突起4の対向する位置に形成された切
欠部5,5に対して蓋体3の周縁部に形成された切欠部
6,6が一致するように該蓋体3を回転することによ
り、壷本体2と蓋体3との間に空気の流路が形成され
る。従って室内の湿度により骨壷1内に結露が生じて
も、上記空気の流路によって水分が蒸発するので、長期
間経過した後でも該骨壷1内に水分が貯留される心配が
ない。
【0018】更に壷本体2の底壁2aに穿設された水抜
き孔8から流出した水分は、該底壁2aの両端面を連通
するように形成された直線状の水切り溝7に沿って端面
方向に流れるため、仮りに骨壷1の載置面が平面形状で
あっても該骨壷1の底壁2aと載置面との間に水膜が形
成されることがなく、排水性が向上するという作用が得
られる。
き孔8から流出した水分は、該底壁2aの両端面を連通
するように形成された直線状の水切り溝7に沿って端面
方向に流れるため、仮りに骨壷1の載置面が平面形状で
あっても該骨壷1の底壁2aと載置面との間に水膜が形
成されることがなく、排水性が向上するという作用が得
られる。
【0019】次に壷本体2の表面に文字11とか、図
形、模様、写真等を表示する方法について説明する。な
お、蓋体3の表面にも同様に図形、模様、写真等を表示
することができる。先ず石材で成る壷本体2上の繊細な
文字11とか写真等を表示する領域の周囲に紙テープ等
の不透明テープを貼り付け、この領域内に市販の露光用
樹脂マスクを流延し、該露光用樹脂マスク上に透明なベ
ースフィルムを貼着する。
形、模様、写真等を表示する方法について説明する。な
お、蓋体3の表面にも同様に図形、模様、写真等を表示
することができる。先ず石材で成る壷本体2上の繊細な
文字11とか写真等を表示する領域の周囲に紙テープ等
の不透明テープを貼り付け、この領域内に市販の露光用
樹脂マスクを流延し、該露光用樹脂マスク上に透明なベ
ースフィルムを貼着する。
【0020】次にベースフィルムの上から表示したい文
字とか図形の版下、もしくは写真のネガフィルムをセッ
トする。その状態のまま所定の有効照射面を持つ露光機
にかけて、外部から図形の版下又はネガフィルムに対し
て一定時間だけ露光を行う。これにより露光用樹脂マス
クに選択的に光が照射されて、光の強度に比例して該樹
脂マスクが固化する。
字とか図形の版下、もしくは写真のネガフィルムをセッ
トする。その状態のまま所定の有効照射面を持つ露光機
にかけて、外部から図形の版下又はネガフィルムに対し
て一定時間だけ露光を行う。これにより露光用樹脂マス
クに選択的に光が照射されて、光の強度に比例して該樹
脂マスクが固化する。
【0021】露光終了後にベースフィルムを剥がし、洗
剤と水及びブラシを用いて露光されていない樹脂マスク
を洗い流す。そして乾燥後に通常のサンドブラスト法に
基づいて彫刻を施すことにより、壷本体2の表面に経文
等の文字11とか、仏画とか家紋等の図形、模様、写真
を繊細な表現力で表示することができる。
剤と水及びブラシを用いて露光されていない樹脂マスク
を洗い流す。そして乾燥後に通常のサンドブラスト法に
基づいて彫刻を施すことにより、壷本体2の表面に経文
等の文字11とか、仏画とか家紋等の図形、模様、写真
を繊細な表現力で表示することができる。
【0022】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明にか
かる骨壷は壷本体の開口部周縁に突設された環状のガイ
ド突起に蓋体を嵌合し、該蓋体を回転することによって
ガイド突起の切欠部と蓋体の切欠部とが一致して空気の
流路が形成されるので、骨壷内に結露が生じても上記空
気の流路によって水分を蒸発させることができて、該骨
壷内での水分の貯留を防止することができる。従って水
分に起因して遺骨が溶解する虞れはない。更に壷本体の
底壁に穿設された水抜き孔から流出した水分が水切り溝
に沿って端面方向に流れるため、載置面が平面状であっ
ても該載置面と骨壷の底壁との間に水膜が形成されず、
排水性が向上するという効果が得られる。
かる骨壷は壷本体の開口部周縁に突設された環状のガイ
ド突起に蓋体を嵌合し、該蓋体を回転することによって
ガイド突起の切欠部と蓋体の切欠部とが一致して空気の
流路が形成されるので、骨壷内に結露が生じても上記空
気の流路によって水分を蒸発させることができて、該骨
壷内での水分の貯留を防止することができる。従って水
分に起因して遺骨が溶解する虞れはない。更に壷本体の
底壁に穿設された水抜き孔から流出した水分が水切り溝
に沿って端面方向に流れるため、載置面が平面状であっ
ても該載置面と骨壷の底壁との間に水膜が形成されず、
排水性が向上するという効果が得られる。
【0023】更に本発明の製作方法を用いることによ
り、壷体の表面に微細で複雑な文字とか図形、模様等を
彫刻することができるので、光と影の濃淡部を持つ写真
とか故人の書いた文字等をそのまま表示することが可能
であり、しかも長年月に亘って剥がれることのない表示
面が低廉なコストで実現可能になるという効果を発揮す
る。
り、壷体の表面に微細で複雑な文字とか図形、模様等を
彫刻することができるので、光と影の濃淡部を持つ写真
とか故人の書いた文字等をそのまま表示することが可能
であり、しかも長年月に亘って剥がれることのない表示
面が低廉なコストで実現可能になるという効果を発揮す
る。
【図1】本実施例を適用した骨壷を示す正面からの斜視
図。
図。
【図2】蓋体の裏面側からの斜視図。
【図3】壷本体を示す正面からの斜視図。
【図4】壷本体の側面図。
【図5】壷本体の裏面図。
1…骨壷 2…壷本体 2a…底壁 3…蓋体 4…ガイド突起 5,6…切欠部 7…水切り溝 8…水抜き孔 11…文字
Claims (5)
- 【請求項1】 上面に開口部を持つ壷本体と蓋体とから
成る骨壷において、 上記壷本体の開口部周縁に、対向する位置に空気抜き用
の一対の切欠部が形成された環状のガイド突起を突設
し、更に蓋体の周縁部に空気抜き用の一対の切欠部を形
成して、該蓋体を前記ガイド突起に沿って回転自在に嵌
合したことを特徴とする骨壷。 - 【請求項2】 上面に開口部を持つ壷本体と蓋体とから
成る骨壷において、 上記壷本体の底壁に、該底壁の両端面を連通するように
して直線状の水切り溝を形成し、この水切り溝の略中心
位置に水抜き孔を穿設したことを特徴とする骨壷。 - 【請求項3】 上面に開口部を持つ壷本体と蓋体とから
成る骨壷において、 上記壷本体の開口部周縁に、対向する位置に空気抜き用
の一対の切欠部が形成された環状のガイド突起を突設
し、蓋体の周縁部に空気抜き用の一対の切欠部を形成し
て、該蓋体を前記ガイド突起に沿って回転自在に嵌合
し、更に壷本体の底壁に、該底壁の両端面を連通するよ
うにして直線状の水切り溝を形成し、この水切り溝の略
中心位置に水抜き孔を穿設したことを特徴とする骨壷。 - 【請求項4】 壷本体上の文字等を表示する領域の周囲
に不透明テープを貼り付け、この領域内に露光用樹脂マ
スクを流延し、該露光用樹脂マスク上に透明なベースフ
ィルムを貼着してから表示する文字とか図形の版下、も
しくは写真のネガフィルムをセットしてから露光機にか
けて一定時間の露光を行い、光の強度に比例して該樹脂
マスクを固化させ、露光されていない樹脂マスクを洗い
流してからサンドブラスト法に基づいて固化した樹脂マ
スク上に彫刻を施すことを特徴とする骨壷の製作方法。 - 【請求項5】 壷本体又は蓋体の表面に、経文等の文
字、仏画とか家紋等の図形、模様、写真を表示した請求
項4記載の骨壷の製作方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35428695A JPH09173396A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 骨壷及びその製作方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35428695A JPH09173396A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 骨壷及びその製作方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09173396A true JPH09173396A (ja) | 1997-07-08 |
Family
ID=18436525
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35428695A Pending JPH09173396A (ja) | 1995-12-27 | 1995-12-27 | 骨壷及びその製作方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09173396A (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4133829B2 (ja) * | 2002-01-05 | 2008-08-13 | ロッテ コンフェクショナリー カンパニー リミテッド | 人参の加工方法 |
-
1995
- 1995-12-27 JP JP35428695A patent/JPH09173396A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4133829B2 (ja) * | 2002-01-05 | 2008-08-13 | ロッテ コンフェクショナリー カンパニー リミテッド | 人参の加工方法 |
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