JPH09171462A - 演算装置 - Google Patents

演算装置

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JPH09171462A
JPH09171462A JP7331434A JP33143495A JPH09171462A JP H09171462 A JPH09171462 A JP H09171462A JP 7331434 A JP7331434 A JP 7331434A JP 33143495 A JP33143495 A JP 33143495A JP H09171462 A JPH09171462 A JP H09171462A
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JP
Japan
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storage means
instruction
calculation
demodulation
modulation
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JP7331434A
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English (en)
Inventor
Hidetoshi Suzuki
秀俊 鈴木
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04LTRANSMISSION OF DIGITAL INFORMATION, e.g. TELEGRAPHIC COMMUNICATION
    • H04L27/00Modulated-carrier systems
    • H04L27/18Phase-modulated carrier systems, i.e. using phase-shift keying
    • H04L27/22Demodulator circuits; Receiver circuits
    • H04L27/233Demodulator circuits; Receiver circuits using non-coherent demodulation
    • H04L27/2338Demodulator circuits; Receiver circuits using non-coherent demodulation using sampling

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Advance Control (AREA)
  • Transmission Systems Not Characterized By The Medium Used For Transmission (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Reduction Or Emphasis Of Bandwidth Of Signals (AREA)
  • Complex Calculations (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 パイプライン方式の演算装置において、依存
関係のない複数の命令列をパイプラインに交互に流して
ストールを減少させ、パイプラインを有効に活用するよ
うにして演算能力を向上させる。 【解決手段】 二組(若しくはそれ以上の組)の命令メ
モリデータ記憶手段3、3a、データメモリアドレス記
憶手段5、5a、第1の命令デコーダ4の記憶手段8、
8a、データメモリデータ記憶手段7、7a、第2の命
令デコーダ9の記憶手段10、10a、演算結果の記憶
手段12、12aを備える。通信分野における変調処理
・復調処理・同期処理・音声符号化処理・音声復号化処
理を分割し、演算部11で交互に演算する際、それぞれ
に各記憶手段を割り当てる。それぞれの途中の演算では
依存関係が少ないため、それぞれを交互に実行すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、音声の通信に適用
するプロセッサ、特に、ディジタル信号処理プロセッサ
に適用することが可能な演算装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディジタル信号処理プロセッサを含むプ
ロセッサにおいては、複数の命令をオーバーラップさせ
て同時実行するパイプライン処理を用いている。(ヘネ
シー&パターソン著、富田ら訳、コンピュータ・アーキ
テクチャ、第6章など参照)。
【0003】パイプラインは、複数の命令をオーバーラ
ップさせて同時実行する技術であり、パイプラインステ
ージ(各処理単位)を細分化することにより、同時に実
行する命令数を増加させて演算能力を上げることができ
る。また、パイプラインステージあたりの論理段数を減
少させることができるため、動作速度を向上させること
ができる。
【0004】以下に、従来例におけるパイプラインステ
ージが8段の演算装置のパイプライン処理について図5
及び図6を参照しながら説明する。
【0005】図5はパイプラインステージが8段の従来
の演算装置を示す概略ブロック図である。図5におい
て、1は命令メモリ2のアクセスアドレスを示すプログ
ラムカウンタである。2は命令データが格納されている
命令メモリである。3は命令メモリ2から出力するデー
タを記憶する命令メモリデータ記憶手段である。4は命
令メモリデータ記憶手段3のデータをデコードし、デー
タメモリアドレス及び命令一時デコード結果を出力する
第1の命令デコーダである。5は第1の命令デコーダ4
から出力されるデータメモリアドレスを保持するデータ
メモリアドレス記憶手段である。6はデータメモリアド
レス記憶手段5の出力をアドレスとしてアクセスするデ
ータメモリである。7はデータメモリ6の出力を保持す
るデータメモリデータ記憶手段である。8は第1の命令
デコーダ4から出力される命令一時デコード結果を保持
する記憶手段である。9は記憶手段8からのデータをデ
コードする第2の命令デコーダである。10は第2の命
令デコーダ9のデコード結果を保持する記憶手段であ
る。11はデータメモリデータ記憶手段7のデータに対
し、記憶手段10の指示する内容に従って動作する演算
部である。12は演算部11の結果を保持する記憶手段
である。
【0006】以上の構成において、以下、図6に示すパ
イプラインステージが8段の場合の命令のタイミング説
明用のパイプライン構成図を参照しながらそれぞれのス
テージの動作について説明する。
【0007】(IF前ステージ/IF後ステージ)プロ
グラムカウンタ1が示すアドレスを命令メモリ2に対し
て出力する。命令メモリ2はデータを出力し、命令メモ
リデータ記憶手段3はそのデータを保存する。また、命
令メモリ2アクセスアドレス発生後、プログラムカウン
タ1は、+1インクリメントした値に変化する。IF前
ステージ/IF後ステージに分割するため、命令メモリ
2内部は、パイプラインラッチを設けたり、ウェーブパ
イプライン構成(組み合わせ回路の伝搬遅延よりも高速
にクロッキングすることにより、データ伝搬の複数の波
が記憶素子間におかれる構成(特開平7−93149号
公報参照)を用いる。
【0008】(DEC1前ステージ/DEC1後ステー
ジ)命令メモリデータ記憶手段3の保持するデータを第
1の命令デコーダ4でデコードし、次のDEC2ステー
ジで利用するデータメモリアドレスを発生させる。発生
させたデータメモリアドレスはデータメモリアドレス記
憶手段5に保存される。また、第1の命令デコーダ4で
一部デコードしたデータを記憶手段8に保存する。DE
C1前ステージ/DEC1後ステージに分割するため、
第1の命令デコーダ4は、内部にパイプラインラッチを
設けたり、ウェーブパイプライン構成を用いる。
【0009】(DEC2前ステージ/DEC2後ステー
ジ)データメモリアドレス記憶手段5の示すアドレスに
従ってデータメモリ6にアクセスを行い、出力データを
データメモリデータ記憶手段7に保存する。また、記憶
手段8に保存されていた一部デコードされたデータを第
2の命令デコーダ9により次のEXステージで必要な信
号の形式にデコードを行う。デコードされたデータは記
憶手段10に保存する。DEC2前ステージ/DEC2
後ステージに分割するため、データメモリ6および第2
の命令デコーダ9は内部にパイプラインラッチを設けた
り、ウェーブパイプライン構成を用いる。
【0010】(EX前ステージ/EX後ステージ)デー
タメモリデータ記憶手段7のデータを用いて、記憶手段
10の示す内容に従って演算部11は演算の実行を行
う。その演算結果は記憶手段12に保存する。EX前ス
テージ/EX後ステージに分割するため、演算部11は
内部にパイプラインラッチを設けたり、ウェーブパイプ
ライン構成を用いる。
【0011】分岐命令実行時は、プログラムカウンタ1
の値を変化させる。図6において、T8の時間では、命
令iのEX後ステージ、命令i+1のEX前ステージ、
命令i+2のDEC2後ステージ、命令i+3のDEC
2前ステージ、命令i+4のDEC1後ステージ、命令
i+5のDEC1前ステージ、命令i+6のIF後ステ
ージ、命令i+7のIF前ステージのように異なるパイ
プラインステージにある8命令を同時に実行する。その
結果、各命令の各ステージを一つずつ順に実行する場合
と比べ、8倍の性能を持つことができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来のパイプライン構成を持ったプロセッサでは
以下のような問題がある。 (1)分岐命令の実行時、分岐先がわかるまで無効な
“nop”命令を発効するサイクル(ストール)が発生
する。
【0013】分岐命令の実行時、プログラムカウンタ1
のアドレスは分岐先がわかるまで確定せず、分岐先が判
明するのは、分岐命令のEX後ステージである。プログ
ラムカウンタ1の示すアドレスが確定するまでの間、ス
トールが発生する。このため、パイプラインを有効に活
用することができない。
【0014】図7は従来例における分岐命令実行時のパ
イプライン構造を示している。図7において、T2で分
岐命令を実行開始する。しかし、分岐命令のEX後ステ
ージまで、プログラムカウンタ9の値は確定しない。こ
のため、EX後ステージが終了するT9までの時間、つ
まり、T3、T4、T5、T6、T7、T8、T9の間
は命令を発行することができない。即ち、パイプライン
を有効に活用することができない。 (2)前の演算結果を使う命令が連続して入力した場合
にストールが発生する。
【0015】図6において、命令iは、EX後ステージ
終了後に演算結果が確定する命令とする。本8段パイプ
ラインでは、次命令i+1のEXステージ前ステージを
実行する前に命令iのEX後ステージは終了していな
い。このため、図6に示す命令i+1では命令iの演算
結果を利用することはできない。利用するためには、図
6に示す命令i+1を実行する前にストールを発生させ
る必要がある。このため、パイプラインを有効に活用す
ることができない。
【0016】本発明は、上記のような従来の問題を解決
するものであり、パイプラインを有効に活用することが
でき、したがって、演算能力を向上させることができる
ようにした演算装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、記憶手段を複数組備え、変調処理・復調
処理・同期処理・音声符号化処理・音声復号化処理を分
割し、演算部で交互に演算する際、それぞれに上記記憶
手段を割り当てるように構成したものである。
【0018】これにより、それぞれの途中の演算では依
存関係が少ないため、それぞれを交互に実行することが
でき、分岐命令実行時のストールサイクル中に異なる命
令列を実行することでパイプラインを有効に活用するこ
とができ、前の演算結果を使う命令が連続して入力して
もパイプラインを有効に活用することができ、したがっ
て、高性能化を図ることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、記憶手段を二組備え、変調または復調または同期の
演算と、音声符号化または音声復号化の演算を交互に演
算し、それぞれに上記記憶手段を割り当てることを特徴
とするものである。
【0020】請求項2に記載の発明は、記憶手段を二組
備え、変調または音声符号化の演算と、復調または同期
または音声復号化の演算を交互に演算し、それぞれに上
記記憶手段を割り当てることを特徴とするものである。
【0021】請求項3に記載の発明は、記憶手段を二組
備え、変調または同期または音声符号化の演算と、復調
または音声復号化の演算を交互に演算し、それぞれに上
記記憶手段を割り当てることを特徴とするものである。
【0022】請求項4に記載の発明は、記憶手段を三組
備え、変調または音声符号化の演算と、復調または音声
復号化の演算と、同期の演算を交互に演算し、それぞれ
に上記記憶手段を割り当てることを特徴とするものであ
る。
【0023】請求項5に記載の発明は、記憶手段を三組
備え、変調または復調の演算と、音声符号化または音声
復号化の演算と、同期の演算を交互に演算し、それぞれ
に上記記憶手段を割り当てることを特徴とするものであ
る。
【0024】請求項6に記載の発明は、記憶手段を五組
備え、変調の演算と、復調の演算と、音声符号化の演算
と、音声復号化の演算と、同期の演算を交互に演算し、
それぞれに上記記憶手段を割り当てることを特徴とする
ものである。
【0025】請求項7に記載の発明は、プロセッサの状
態を保持する手段をn組備え、演算手段を一組備え、n
組の命令列を交互に実行するパイプライン構成を備えた
ものである。
【0026】請求項8に記載の発明は、請求項7記載の
発明において、変調または復調または同期の演算と、音
声符号化または音声復号化の演算を交互に演算するよう
にしたものである。
【0027】請求項9に記載の発明は、請求項7記載の
発明において、変調または音声符号化の演算と、復調ま
たは同期または音声復号化の演算を交互に演算するよう
にしたものである。
【0028】請求項10に記載の発明は、請求項7記載
の発明において、変調または同期または音声符号化の演
算と、復調または音声復号化の演算を交互に演算するよ
うにしたものである。
【0029】請求項11に記載の発明は、請求項7記載
の発明において、変調または音声符号化の演算と、復調
または音声復号化の演算と、同期の演算を交互に演算す
るようにしたものである。
【0030】請求項12に記載の発明は、請求項7記載
の発明において、変調または復調の演算と、音声符号化
または音声復号化の演算と、同期の演算を交互に演算す
るようにしたものである。
【0031】請求項13に記載の発明は、請求項7記載
の発明において、変調の演算と、復調の演算と、音声符
号化の演算と、音声復号化の演算と、同期の演算を交互
に演算するようにしたものである。
【0032】そして、請求項1〜13の構成により依存
関係のない複数の命令列をパイプラインに交互に流し、
ストールを減少させることができるという作用を有す
る。
【0033】以下、本発明の一実施の形態について、図
面を参照しながら説明する。まず、本発明を適用する移
動体通信機器について図1のブロック図を参照しながら
説明する。図1において、21は高周波帯の信号を扱う
RF部である。22はRF部21からの信号を受け取
り、復調処理を行う復調部である。23は復調部22か
らの信号を受け取り、同期処理を行う同期部である。2
4は復調部22からの信号を受け取り、音声復号化処理
を行う音声復号化部である。25は音声復号化部24で
復号された音声を再生するスピーカである。26はマイ
クである。27はマイク26からの音声を符号化する音
声符号化部である。28は音声符号化27で符号化され
たデータを変調する変調部である。
【0034】上記のようなブロック構成において、復調
部22、同期部23、音声復号化部24、音声符号化部
27、変調部28の機能を単一のプロセッサを用いて処
理することを考える。
【0035】単一のプロセッサを用いて処理を行う場
合、復調部22、同期部23、音声復号化部24、音声
符号化部27、変調部28のそれぞれのブロックでの演
算結果は通信を行う必要があるが、演算途中のデータに
は依存関係がない。
【0036】以降、音声符号化部24および音声復号化
部27の処理に含まれる命令を音声符号化復号化命令と
呼ぶ。また、復調部22、同期部23および変調部28
の処理に含まれる命令を変調復調同期命令と呼ぶ。
【0037】以下では、音声符号化復号化命令と変調復
調同期命令の2つの命令列のパイプラインを流す演算装
置の実施の形態を示す。
【0038】図1は本発明の一実施の形態によるパイプ
ラインステージが8段の演算装置を示す概略ブロック図
である。
【0039】図1において、1は命令メモリ2のアクセ
スアドレスを示すプログラムカウンタである。1aもま
た、命令メモリ2のアクセスアドレスを示すプログラム
カウンタである。1命令ごとに利用するプログラムカウ
ンタが1または1aというように変化する。音声符号化
復号化命令を実行する場合にはプログラムカウンタ1を
利用し、変調復調同期命令を実行する場合にはプログラ
ムカウンタ1aを利用する。
【0040】2は命令データが格納されている命令メモ
リである。3は命令メモリ2から出力するデータを記憶
する命令メモリデータ記憶手段である。3aもまた、命
令メモリ2から出力するデータを記憶するメモリデータ
記憶手段である。1命令ごとに利用する命令メモリデー
タ記憶手段が3または3aというように変化する。音声
符号化復号化命令を実行する場合には命令メモリデータ
記憶手段3を利用し、変調復調同期命令を実行する場合
には命令メモリデータ記憶手段3aを利用する。
【0041】4は命令メモリデータ記憶手段3または3
aのデータをデコードし、データメモリアドレスおよび
命令一時デコード結果を出力する第1の命令デコーダで
ある。5は第1の命令デコーダ4から出力されるデータ
メモリアドレスを保持するデータメモリアドレス記憶手
段である。5aもまた、第1の命令デコーダ4から7か
ら出力されるデータメモリアドレスを保持するデータメ
モリアドレス記憶手段である。1命令ごとに利用するデ
ータアドレス記憶手段が5または5aというように変化
する。音声符号化復号化命令を実行する場合にはデータ
アドレス記憶手段5を利用し、変調復調同期命令を実行
する場合にはデータアドレス記憶手段5aを利用する。
【0042】6はデータメモリアドレス記憶手段5また
は5aの出力をアドレスとしてアクセスするデータメモ
リである。7はデータメモリ6の出力を保持するデータ
メモリデータ記憶手段である。7aもまた、データメモ
リ6の出力を保持するデータメモリデータ記憶手段であ
る。1命令ごとに利用するデータメモリデータ記憶手段
が7または7aというように変化する。音声符号化復号
化命令を実行する場合にはデータメモリデータ記憶手段
7を利用し、変調復調同期命令を実行する場合にはデー
タメモリデータ記憶手段7aを利用する。
【0043】8は第1の命令デコーダ4から出力される
命令一時デコード結果を保持する記憶手段である。8a
もまた、第1の命令デコーダ4から出力される命令一時
デコード結果を保持する記憶手段である。1命令ごとに
利用する記憶手段が8または8aというように変化す
る。音声符号化復号化命令を実行する場合には記憶手段
8を利用し、変調復調同期命令を実行する場合には記憶
手段8aを利用する。
【0044】9は記憶手段8または8aからのデータを
デコードする第2の命令デコーダである。10は第2の
命令デコーダ9のデコード結果を保持する記憶手段であ
る。10aもまた、第2の命令デコーダ9のデコード結
果を保持する記憶手段である。1命令ごとに利用する記
憶手段が10または10aというように変化する。音声
符号化復号化命令を実行する場合には記憶手段10を利
用し、変調復調同期命令を実行する場合には記憶手段1
0aを利用する。11はデータメモリデータ記憶手段7
または7aのデータに対し、記憶手段10または10a
の指示する内容に従って動作する演算部である。12は
演算部11の結果を保持する記憶手段である。12aも
また、演算部11の結果を保持する記憶手段である。1
命令ごとに利用する記憶手段が12または12aという
ように変化する。音声符号化復号化命令を実行する場合
には記憶手段12を利用し、変調復調同期命令を実行す
る場合には記憶手段12aを利用する。
【0045】以上の構成において、以下、図3に示すパ
イプラインの動作タイミング説明図を参照しながらそれ
ぞれのステージでの動作について説明する。
【0046】(IF前ステージ/IF後ステージ)プロ
グラムカウンタ1または1aが示すアドレスを命令メモ
リ2に対して出力する。命令メモリ2はデータを出力
し、命令メモリデータ記憶手段3または3aはそのデー
タを保存する。また、命令メモリ2アクセスアドレス発
生後、プログラムカウンタ1または1aは、+1インク
リメントした値に変化する。IF前ステージ/IF後ス
テージに分割するため、命令メモリ2内部は、パイプラ
インラッチを設けたり、ウイェーブパイプライン構成を
用いる。
【0047】(DEC1前ステージ/DEC1後ステー
ジ)命令メモリデータ記憶手段3または3aの保持する
データを第1の命令デコーダ4でデコードし、次のDE
C2ステージで利用するデータメモリアドレスを発生さ
せる。発生させたデータメモリアドレスはデータメモリ
アドレス記憶手段5または5aに保存される。また、第
1の命令デコーダ4で一部デコードしたデータを記憶手
段8または8aに保存する。DEC1前ステージ/DE
C1後ステージに分割するため、第1の命令デコーダ4
は、内部にパイプラインラッチを設けたり、ウェーブパ
イプライン構成を用いる。
【0048】(DEC2前ステージ/DEC2後ステー
ジ)データメモリアドレス記憶手段5または5aの示す
アドレスに従ってデータメモリ6にアクセスを行い、出
力データをデータメモリデータ記憶手段7または7aに
保存する。また、記憶手段8または8aに保存されてい
た一部デコードされたデータを第2の命令デコーダ9に
より次のEXステージで必要な信号の形式にデコードを
行う。デコードされたデータは記憶手段10または10
aに保存する。DEC2前ステージ/DEC2後ステー
ジに分割するため、データメモリ6および第2の命令デ
コーダ9は内部にパイプラインラッチを設けたり、ウェ
ーブパイプライン構成を用いる。
【0049】(EX前ステージ/EX後ステージ)デー
タメモリデータ記憶手段7または7aのデータを用い
て、記憶手段10または10aの示す内容に従って演算
部11は演算の実行を行う。その演算結果は記憶手段1
2または12aに保存する。EX前ステージ/EX後ス
テージに分割するため、演算部11は内部にパイプライ
ンラッチを設けたり、ウェーブパイプライン構成を用い
る。
【0050】分岐命令実行時は、プログラムカウンタ1
または1aの値を変化させる。図4は本発明の実施の形
態における分岐命令実行時のパイプライン動作を示す。
図4では変調復調同期命令の命令列において分岐命令が
発生した場合の動作を示している。図4に示すように、
変調復調同期命令で分岐命令で分岐命令を実行し、スト
ールが発生しても、音声符号化復号化の命令列ではスト
ールが発生しないため、ストールする時間を減少させる
ことが可能である。
【0051】図4では変調復号同期命令の命令列での分
岐命令を説明したが、音声符号化復号化命令での分岐発
生においても同様にストールする時間を減少させること
ができる。
【0052】以上説明したように分岐命令が発生しても
パイプラインを有効に利用することができる。
【0053】なお、本実施の形態においては、8段パイ
プラインでの2種類の命令列を実行する場合について示
したが、パイプライン段数および命令列の数が変化して
も同様の効果がある。
【0054】次に、前の演算結果を使う命令が連続して
入力した場合にパイプラインが停止して待っているサイ
クルを減少させる効果について説明する。
【0055】図3において、音声符号化復号化命令i
は、EX後ステージ終了後に演算結果が確定する命令で
ある。音声符号化復号化命令列の次命令i+1のEXス
テージ前ステージを実行する前に音声符号化復号化命令
iのEX後ステージは終了している。このため、音声符
号化復号化命令列での命令i+1は音声符号化復号化命
令iの演算結果を利用することができる。同様に、変調
復調同期命令jでの演算結果を変調復調同期命令j+1
では利用することができる。
【0056】以上説明したように前の演算結果を使う命
令が連続して入力してもパイプラインを有効に利用する
ことができる。
【0057】なお、本実施の形態においては、8段パイ
プラインでの2種類の命令列を実行する場合について説
明したが、パイプライン段数および命令列の数が変化し
ても同様の効果がある。
【0058】また、音声符号化命令または音声復号化命
令、変調部または同期部または復調部命令、という分割
の場合、音声の符復号化に関する技術者、変復調同期に
関する技術者、という視点で分割してソフト開発が可能
であるため、チームでのプログラム開発に適している。
【0059】また、音声符号化・音声復号化・変調・復
調・同期の処理のうち、音声符号化処理と復調処理は処
理量が多い。一方、変調・音声復号化・同期の処理は処
理量が少ない。このため、音声符号化命令または音声復
号化命令、変調部または同期部または復調部命令、とい
う分割を行い、2つの命令列を流すことで2つの命令列
の処理量を同じ程度とすることが可能である。
【0060】一方、変調または音声符号化の演算、復調
または同期部または音声復号化の演算、という分割を行
えば、変調を行い、すぐに音声符号化の処理を始めるこ
とができる。また、復調を行い、すぐに音声復号化の演
算を行うことができる。このため、処理遅延を短くする
ことができるという利点がある。
【0061】同様に、変調または同期部または音声符号
化の演算、復調または音声復号化の演算、という分割を
行えば、上記と同様に処理遅延を短くすることができ
る。上記の分割方法と本分割方法とは(変調+音声符号
化)または(復調+音声復号化)のいずれか処理量の少
ない方に同期処理を持ってくることで、処理量の均一化
を図ることができる。
【0062】次に、変調または音声符号化の演算、復調
または音声復号化の演算、同期部という分割を行えば、
同期処理を常に行うことが可能なため、信号処理のタイ
ミング制御をより正確に行うことができる。また、前述
したように本分割手法では、処理遅延を短くすることが
可能である。
【0063】次に、変調または復調の演算、音声符号化
または音声復号化の演算、同期部、という分割を行え
ば、前述したように同期処理を常に行うことが可能なた
め、信号処理のタイミング制御をより正確に行うことが
できる。また、前述したように本分割手法では、音声信
号処理開発者と変復調信号処理者を分割して開発が可能
なため、チームでの開発に適している。
【0064】本発明と同様に複数の命令を同時に処理す
るものとしては、特開平5−298093号公報に記載
された処理装置がある。この処理装置では、分岐命令
(ブランチ命令)での処理効率の低下を補う手法につい
ての記述はあるが、どのような複数のプログラムを実行
するかについての記述がない。本発明では上記実施の形
態に示すように、通信機器においてどのように複数の命
令列を割り当てるようにするかという構成およびその利
点において上記処理装置とは異なる。
【0065】このほか、本発明の実施の形態では特開平
5−298093号公報の処理装置では触れられていな
い以下の利点を持っている。
【0066】前の演算結果を使う命令が連続して入力し
てもパイプラインを有効に利用することができる。
【0067】処理の分割の工夫により、専門分野ごとの
技術者に分割してソフト開発が可能であるため、チーム
でのプログラム開発に適している。
【0068】処理の分割の工夫により、処理遅延を短く
することができるという利点がある。
【0069】処理の分割の工夫により、タイミング制御
をより正確に行うことができる。
【0070】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、分
岐命令が発生してもパイプラインを有効に利用すること
ができ、前の演算結果を使う命令が連続して入力しても
パイプライン有効に利用することができる。したがっ
て、パイプラインを深くしても演算能力が低下しないた
め、パイプラインを深くすることができ、動作速度を向
上させることが可能となる。また、処理の分割の工夫に
より、専門分野ごとの技術者に分割してソフト開発が可
能であるため、チームでのプログラム開発に適し、処理
の分割の工夫により、処理遅延を短くすることができ、
処理の分割の工夫により、タイミング制御をより正確に
行うことができる。したがって、高性能な演算装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】移動通信機器を示すブロック図
【図2】本発明の一実施の形態による演算装置を示す概
略ブロック図
【図3】同演算装置におけるパイプラインの動作タイミ
ング説明図
【図4】同演算装置における分岐命令実行時のパイプラ
インを示す説明図
【図5】従来例における演算装置を示す概略ブロック図
【図6】同演算装置におけるパイプラインの動作タイミ
ング説明図
【図7】同演算装置における分岐命令実行時のパイプラ
インを示す説明図
【符号の説明】 1 プログラムカウンタ 1a プログラムカウンタ 2 命令メモリ 3 命令メモリデータ記憶手段 3a 命令メモリデータ記憶手段 4 第1の命令デコーダ 5 データメモリアドレス記憶手段 5a データメモリアドレス記憶手段 6 データメモリ 7 データメモリデータ記憶手段 7a データメモリデータ記憶手段 8 記憶手段 8a 記憶手段 9 第2の命令デコーダ 10 記憶手段 10a 記憶手段 11 演算部 12 記憶手段 12a 記憶手段

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記憶手段を二組備え、変調または復調ま
    たは同期の演算と、音声符号化または音声復号化の演算
    を交互に演算し、それぞれに上記記憶手段を割り当てる
    ことを特徴とするパイプライン方式の演算装置。
  2. 【請求項2】 記憶手段を二組備え、変調または音声符
    号化の演算と、復調または同期または音声復号化の演算
    を交互に演算し、それぞれに上記記憶手段を割り当てる
    ことを特徴とするパイプライン方式の演算装置。
  3. 【請求項3】 記憶手段を二組備え、変調または同期ま
    たは音声符号化の演算と、復調または音声復号化の演算
    を交互に演算し、それぞれに上記記憶手段を割り当てる
    ことを特徴とするパイプライン方式の演算装置。
  4. 【請求項4】 記憶手段を三組備え、変調または音声符
    号化の演算と、復調または音声復号化の演算と、同期の
    演算を交互に演算し、それぞれに上記記憶手段を割り当
    てることを特徴とするパイプライン方式の演算装置。
  5. 【請求項5】 記憶手段を三組備え、変調または復調の
    演算と、音声符号化または音声復号化の演算と、同期の
    演算を交互に演算し、それぞれに上記記憶手段を割り当
    てることを特徴とするパイプライン方式の演算装置。
  6. 【請求項6】 記憶手段を五組備え、変調の演算と、復
    調の演算と、音声符号化の演算と、音声復号化の演算
    と、同期の演算を交互に演算し、それぞれに上記記憶手
    段を割り当てることを特徴とするパイプライン方式の演
    算装置。
  7. 【請求項7】 プロセッサの状態を保持する手段をn組
    備え、演算手段を一組備え、n組の命令列を交互に実行
    するパイプライン構成を備えた演算装置。
  8. 【請求項8】 変調または復調または同期の演算と、音
    声符号化または音声復号化の演算を交互に演算する請求
    項7記載の演算装置。
  9. 【請求項9】 変調または音声符号化の演算と、復調ま
    たは同期または音声復号化の演算を交互に演算する請求
    項7記載の演算装置。
  10. 【請求項10】 変調または同期または音声符号化の演
    算と、復調または音声復号化の演算を交互に演算する請
    求項7記載の演算装置。
  11. 【請求項11】 変調または音声符号化の演算と、復調
    または音声復号化の演算と、同期の演算を交互に演算す
    る請求項7記載の演算装置。
  12. 【請求項12】 変調または復調の演算と、音声符号化
    または音声復号化の演算と、同期の演算を交互に演算す
    る請求項7記載の演算装置。
  13. 【請求項13】 変調の演算と、復調の演算と、音声符
    号化の演算と、音声復号化の演算と、同期の演算を交互
    に演算する請求項7記載の演算装置。
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