JPH09170973A - 顕微鏡スライド上に生物学的流体スミアを形成する方法および装置 - Google Patents

顕微鏡スライド上に生物学的流体スミアを形成する方法および装置

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JPH09170973A
JPH09170973A JP8303220A JP30322096A JPH09170973A JP H09170973 A JPH09170973 A JP H09170973A JP 8303220 A JP8303220 A JP 8303220A JP 30322096 A JP30322096 A JP 30322096A JP H09170973 A JPH09170973 A JP H09170973A
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    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
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    • G01N1/28Preparing specimens for investigation including physical details of (bio-)chemical methods covered elsewhere, e.g. G01N33/50, C12Q
    • G01N1/2813Producing thin layers of samples on a substrate, e.g. smearing, spinning-on
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    • Y10T436/00Chemistry: analytical and immunological testing
    • Y10T436/25Chemistry: analytical and immunological testing including sample preparation

Abstract

(57)【要約】 【課題】 顕微鏡スライド上に検査可能な血液等の生物
学的流体スミアを形成する方法および装置の改良に関す
る。 【解決手段】 その形成方法は、スミアを形成するスラ
イドの通常の平面を一時的に変形させて僅かに凹状にす
ることを特徴とする。この工程はスライド上の血液細胞
の実質的均一単分子層の形成に反する筋模様等を減少さ
せる。塗抹スライド上の塗抹部材の運動は血液の物理的
パラメタの1つの関数として制御される。血液スミア形
成装置は塗抹スライドを支持する手段、スライドの平面
上に血液滴を滴下する手段、滴下血液をそのスライド上
に拡げる手段、およびスライドの直状平面を血液滴から
離れる方向へ変形させる手段から成り、前記変形は滴拡
張手段により血液滴を拡げる前およびその間に行われ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は連続的分析のために
顕微鏡のスライド上で流体検体を自動的に拡張または塗
抹する(スミアにする)方法および装置の改良に関す
る。本発明は特に血液細胞分析のために顕微鏡スライド
上に血液スミアを形成する上で有用である。
【0002】
【従来の技術】生物学的流体(例えば、血液、尿等)の
スライドガラス上での顕微鏡検査は患者の健康を診断か
つ評価するために古くから使用される周知の技術であ
る。スライドガラス上に塗抹した流体サンプルの検査は
しばしば医師または臨床医による流体サンプルの精確な
分析および流体に関する種々の障害の診断を可能にす
る。
【0003】流体サンプルのかかる観察分析を制御する
ために、顕微鏡スライドは流体細胞の実質的均一な『単
分子層』をスライドの平面の少なくとも一部上に形成で
きるように形成されることが強く望まれる。単分子層は
個別細胞がその上の細胞によりマスクされることなく検
査できることを確実にする。望ましい単分子層を形成す
れば、検査臨床医または研究者は異なるタイプの細胞数
を数えかつ/または細胞形態学を検査することができ
る。
【0004】現在、検査用血液スミアを顕微鏡のスライ
ドガラス上に形成する最も普通に使用されている方法は
2つのスライドを使用する手動方法である。通常、かか
るスライドは略3インチ(75mm)長、1インチ(2
5mm)幅、および0.04インチ(1mm)厚であ
る。かかる方法によれば、技術者は最初に1つのスライ
ドの平面上に一滴の血液を滴下し、次いで第2スライド
のエッジ(通常は短い方のエッジ)を使用して第1スラ
イドの血液滴支持面上の血液滴を塗抹する。血液滴のス
ミア化は支持スライドに対して鋭角に塗抹スライドを位
置決めしかつ第1方向へ摺動し、それにより塗抹スライ
ドの下平面を血液滴と接触させて毛管作用により塗抹ス
ライドの幅にわたって血液滴を吸上げ、かつ塗抹スライ
ドを反対方向へスライドさせ、それにより毛管力により
血液滴支持スライドから血液フィルムを引張ることによ
り行われる。次に、種々のタイプの細胞の区別を容易に
するためにその血液フィルムを染色する(通常『スミ
ア』と呼ぶ)。
【0005】血液スミアの顕微鏡スライドを形成する手
動方法に伴う問題として複数のスミアの外観における均
一性の欠如が往々にして生じる。同一臨床医または研究
者が所定時間に検査する複数スミアを全て形成する場合
に、実際にかかる問題が生じる。理解されるように、ス
ライドガラス上への血液スミア形成には多くの変数があ
り、例えば、塗抹される血液滴の量、血液滴支持面に対
する塗抹部材の角度、塗抹部材の血液滴支持スライド上
での移動速度、塗抹部材および血液滴支持スライド間の
圧力等が含まれる。これらは、良質の複数スライドを形
成する能力が血液サンプルの細胞形成、スライドの表面
特性、塗抹部材のエッジ特性、およびスライド形成者の
能力により変化することにより、更に複雑になる。これ
らの複数変数の観点から、手動により形成された血液ス
ライドの実質的部分は殆ど無いかまたは使用できない。
許容できない血液スミアとして(イ)例えば、塗抹エッ
ジへ不均一な圧力を加えることによりスライドの幅方向
に歪んだ細胞分布を現す、および(ロ)例えば、塗抹ス
ライドのエッジの不規則性により複数の平行筋模様を現
す、および(ハ)例えば、スミアを受けるスライドの血
液滴支持平面の摩擦特性の不規則性によりスミアの方向
に厚み変化を生じる血液スミアが含まれる。
【0006】血液スミアスライドの手動形成に伴う上記
問題のいくつかのうちの1解決法は手動プロセスの工程
を自動化した装置を提供することである。かかる装置例
としてKanamori他によるUS特許第5,209,903
号がある。この特許は血液バイアルを処理しかつ血液分
析装置へ、続いて自動血液スミア形成装置へ移送するコ
ンベアを含む血液分析装置を開示している。この装置は
バイアルから血液サンプルを自動的に吸引し、スライド
上へ血液滴を滴下し、スライド上に血液スミアを形成す
るために血液滴を拡げ、その血液塗抹を乾燥し、スライ
ド上に患者の情報をプリントし、かつ染色浴に使用でき
るバスケットへそのスライドを設置する。スライド上の
血液滴の拡張は複数スライドを形成するために反復して
使用される塗抹ガラスのエッジにより行われる。連続的
にスライドを形成する間に塗抹ガラスは適宜洗浄装置に
より浄化される。血液スミアを形成する間、スミア受け
スライドガラスは一対のコンベアベルトの頂上で水平位
置に維持される。塗抹ガラスの移動速度、血液滴の量、
および水平位置の血液滴支持スライドに対する塗抹ガラ
スの角度は、全て可変でありかつコンベアベルトに沿っ
てスライド形成機の上流に設置された血液分析装置の出
力に対応して適宜制御機により制御される。
【0007】上記特許に開示の自動スライド形成装置は
手動によるスライド形成の試みに関係する変数のいくつ
かを解消するが、かかる装置は種々の点で問題がある。
例えば、塗抹ガラス部材は反復使用されて連続的にスラ
イドを形成するので、連続スライド間で塗抹スライド部
材を洗浄するための装置が必要となる。更に、同一塗抹
部材が複数のスライドを形成するために使用されるの
で、かかる部材の塗抹エッジが不規則になり、かかる部
材により形成される全スライドに筋模様が現れることな
る。更に、スミア受けガラスの表面不規則性を補填する
いかなる措置も採られないために、スミアの厚みに変化
が生じる。
【0008】本発明は最近出願された次のUS特許出願
の内容を参考にしている。(1)『血液スミアスライド
の改良型自動形成装置および方法』に係るUS特許出願
第08/557,226号、(2)『血液貯蔵、移送お
よび自動スライド形成能力を有する血液分析装置』に係
るUS特許出願第08/557,229号、(3)『血
液スミアスライドを乾燥する改良方法および装置』に係
るUS特許出願第08/557,228号、(4)『可
撓性流体導管から流体を送るためのピンチポンプ』に係
るUS特許出願第08/555,687号、および
(5)『血液スミアスライドおよび共働スライド発射組
立体用カセット』に係るUS特許出願第08/557,
230号。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述の観点から、本発
明の課題は顕微鏡スライド上に生物学的流体(例えば、
血液)のスミアを形成する装置および方法を改良するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の1つの特徴によ
れば、顕微鏡のスライド上に生物学的流体の検査可能ス
ミアを形成する方法は次の工程から成る: (イ)顕微鏡スライドの平面上に一滴の生物学的流体
(好ましくは約4μl)を滴下し、(ロ)前記平面を前
記流体滴から離れる方向へ一時的に変形させてその平面
に凹みを形成し、(ハ)前記流体滴を前記スライドの変
形面を横切る所定方向へ拡げて前記スミアを形成する。
【0011】好ましくは、前記変形工程が前記平面を変
形させて相互に垂直平面で凹みを形成し、また前記流体
滴を受ける面と反対の前記スライドの平面へ真空力を加
えることにより行われる。好ましくは、前記拡げる工程
が、前記流体滴をその側部で塗抹部材と接触させて前記
流体滴を毛管作用により前記塗抹部材へ接着させ、かつ
前記塗抹部材を前記流体滴から前記所定方向へ移動させ
る。好ましくは、前記拡げる工程が前記スライドの一面
を第2顕微鏡スライドのエッジと接触させ、第2スライ
ド、即ち、塗抹部材を第1方向へ摺動させて前記流体滴
と接触させ、所定時間待って前記流体滴を第2スライド
によりそのエッジの近傍で吸上げ、かつ前記第2スライ
ドを前記第1方向と反対の第2方向へ摺動させて毛管作
用により前記スライド面から前記流体滴のフィルムを引
張ることにより行われる。
【0012】好ましくは、スミアを形成するために、第
2スライドの前記流体滴に対する移動程度はその生物学
的流体の粘度の関数として加速度および速度の両方で制
御される。典型的には、流体粘度が高くなるに従って第
2スライドの加速度および速度は低くなり、逆もまた真
なりである。生物学的流体が血液である場合、第2スラ
イドの移動は血液サンプルの種々の物理的特性、特にヘ
マトクリット値の関数として制御される。血液のヘマト
クリット値に加えて、血液の他のパラメタが血液塗抹部
材(第2スライド)の適切な加速度および速度を決定す
るために使用されうる。血液スミアの質を決定する上で
重要なことは前記塗抹部材を血液スミアを形成する方向
へ移動させる前に前記血液滴と接触させる時間である。
【0013】本発明は更に前記方法を実施するための装
置を提供する。顕微鏡スライド上に血液スミアを形成す
る装置は、(イ)血液スミアを形成するための顕微鏡ス
ライドを支持するためのスライド支持手段、(ロ)前記
顕微鏡スライドの通常の平面上の所定位置に所定量の血
液の一滴を滴下するための血液供給手段、(ハ)前記ス
ライド支持手段により支持されたスライド上の前記血液
滴を拡げるための滴拡張手段、および(ニ)前記スライ
ド支持手段に支持されたスライドを選択的に変形させて
そのスライドの血液滴を受ける面を凹状にするスライド
変形手段、この変形は前記血液滴拡張手段により前記血
液滴を拡げる前および拡げる間に行われる、から成るこ
とを特徴とし、前記血液滴拡張手段は直線角エッジを有
する塗抹部材から成り、更に、前記塗抹部材のエッジを
前記スライド支持手段により支持されたスライドの血液
滴受け面と接触させる位置へ位置決めするために前記塗
抹部材を操作するための手段、および前記塗抹部材と前
記スライド支持手段上に支持されたスライドとの相対運
動を可能にして凹状に変形した血液滴受け面上の血液滴
のスミア化を促進する手段を含む。好ましくは、かかる
装置は流体サンプルの特性の関数として塗抹部材の速度
と加速度を変化させる手段を更に含む。好ましくは、前
記スライド変形手段は前記スライド支持手段上に支持さ
れたスライドの所定位置上に真空圧を発生させて前記支
持手段上にそのスライドを保持しかつ前記スライドを変
形させるために前記スライド支持手段へ機能的に連結さ
れた真空源から成る。
【0014】本発明に必須の特徴について、本発明の好
適例を示す添付図面を参照して以下に説明する。
【0015】
【発明の実施の形態】図面を参照すると、図1は従来ス
ライドガラスS上に血液スミアを形成するためのスライ
ド形成装置10を概略的に示す。かかる装置は最近出願
された上述のUS特許出願第08/557,225号に
係る『血液スミアスライドの改良型自動形成装置および
方法』に記載の『スライド−オン−スライド』原理に基
づいて作用する。この原理によれば、1スライドの1つ
のエッジは血液スミアを形成するために第2スライドの
平面上に血液滴を拡げるために使用される。血液スミア
の形成後に、その血液塗抹スライドをスミア受けスライ
ドとして使用し、そのスミア受けスライド上に次の血液
スミアを形成する。血液塗抹スライド上に形成される血
液スミアは前のスライド上に血液スミアを形成するため
に使用されたエッジから充分に間隔を置くので、後続の
血液スミア間での複合汚染の可能はなく、従って、続く
血液スミアを形成するために使用される血液滴を受ける
前にスライドの血液塗抹エッジを浄化する必要はない。
スライド−オン−スライド原理のより良い更に詳細な説
明のために、そしてそれを形成する好ましい装置のため
に、上記US出願をここで参考にしている。
【0016】上述のごとく、血液スミアを受けかつかか
るスミアを作るために血液滴を拡げるために使用される
顕微鏡のスライドガラスは、公称、約3インチ(約7.
72cm)長、1インチ(約2.54cm)幅、および
約0.04インチ(約1mm)厚である。血液塗抹スラ
イドの短い方のエッジ(即ち、1インチ(約2.54c
m)エッジ)がスミア受けスライドの長手に沿って血液
を拡げるために使用される。往々にして、大方の製造業
者から受け取るかかるスライドのエッジは直線角エッジ
を形成する程に精密に磨られておらず、寧ろ、細かく検
査すると、かかるエッジは相当に『でこぼこ』の形態に
なって、不定間隔をおいた一連の隆起またはエッジから
突出した高さの異なる鋭利歯を有する。自明なように、
かかるエッジを血液スミアを形成するための塗抹エッジ
として使用する場合、結果としてのスミアには塗抹運動
方向に走る複数の平行な筋ができる。時には、臨床医が
比較的スムーズなエッジを有するスライドを選択するこ
とによりかかる筋を最小限にしてそのエッジを使用して
一連の血液スミアを形成し、連続的血液スミアを形成す
る間に塗抹エッジを確実に浄化する。しかし、血液スミ
アの形成に上述のスライド−オン−スライドの試みを使
用する場合、各血液スミアが異なるスライドの上述のよ
うなエッジにより形成され、そのためにその筋入り構造
はしばしば形成された血液スミアに現れている。かかる
筋入り構造を除去することが本発明により解決される主
要な技術的課題である。
【0017】でこぼこエッジの表出に加え、従来顕微鏡
のスライドガラスはスライド面を横切って移動する血液
塗抹部材の運動をランダムに妨害または促進する傾向の
ある不規則(でこぼこ)表面を表出する。上述のごと
く、その結果として、塗抹部材は『遣えながら進む』運
動をするために塗抹方向に測定するときにスミアの厚み
に変化が生じる。この構造の解消と減少が本発明により
解決されるもう一つの技術的課題である。
【0018】図1のスライド形成装置はスライド操作装
置11から成り、スライド操作装置はカップリング部材
14を介してリードねじ13に沿って運動するように設
置される。操作装置11は時に『スライドトラック』と
呼ぶ。リードねじが1方向へ回転する時に、スライドト
ラックは、スライドトラックがスライド供給ステーショ
ン12からスライドガラスS’をピックアップする位置
15から、スライドエッジEがスライドガラスSの平面
上で血液滴Dと接触するために位置決めされる位置16
へ移動する。リードねじ13が反対方向へ回転するとき
に、スライドトラックは、血液塗抹スライドS’がその
血液塗抹運動を終了して可動シャトル20上へ落下する
ように位置決めされる中間位置17へ向かって、スライ
ドトラック上にそのスライドガラスを保持するために加
えられる真空力を除く等により、血液塗抹運動を開始す
る。シャトル20は血液滴を拡げるときにスライドガラ
スSを支持するので、スライドS’落下前にシャトル2
0からスライドSを除去するためにスライド射出機構
(図示せず)が設けられている。
【0019】血液塗抹スライドS’のスライドSの平面
上の血液塗抹運動は図2に示されている。位置1におい
て、スライドトラックはスライドS’を、その塗抹エッ
ジEが血液滴Dの僅かに下流になる(意図された塗抹方
向に対して)ように位置決めする。そこで、リードねじ
13を回転させて塗抹スライドの下面を移動させて血液
滴と接触させ、それにより塗抹エッジEの近傍で塗抹ス
ライドの全幅にわたってその流体を吸い上げる(毛管作
用により)。これは位置2に図示されている。その後
に、リードねじ13を反対方向へ回転して塗抹スライド
を位置3へ移動させる。位置3においてスミアの厚みを
血液細胞の単分子層位まで減少させ、次いで塗抹スライ
ドを位置4へ移動させてスライド面の一部上にその単分
子層を拡げる。この血液スミアは、エッジEによりその
血液を押すのではなく、スライド面で血液フィルムを
『引張る』ことにより形成されることに注意されたい。
スライドを横切って血液フィルムを引張ることはスミア
形成時の血液細胞の損傷を最小限にするための標準的か
つ好適な方法である。
【0020】図1に示されたように、スライドトラック
11はカップリング部材14により支持される(後述す
るように)一対のピボットピン22を中心に回転運動す
るように設置される。スライドトラックは一対の車輪2
6を含み、この車輪はリードねじ13に沿ったスライド
トラックの一部の移動時に傾斜部27Aおよび水平部2
7Bを有する一対の間隔をおいた傾斜路27と係合す
る。車輪26が傾斜路27に沿って移動する時に、スラ
イドトラックはスライドトラックのベースがスライドを
スライド供給ステーション12から掴み出すために位置
決めされる水平配向(位置15に図示)から、血液塗抹
スライドS’がシャトル20により支持されたスライド
Sの平面に対して斜角に配置される斜角配向(位置1
6,17)へ軸回転する。この角度は水平に対して略2
0°である。この斜角配向において、スライドトラック
はスライドS’を、その血液塗抹エッジEがスライドS
の滴受け面の平面より僅かに下と当接するように、保持
する。
【0021】スライドトラック11の詳細は図3(A)
および3(B)により良く示されている。図3(A)お
よび3(B)はスライドトラックがその下面としてスラ
イド受けプラットホーム30を有する本体部28から成
ることを示す。プラットホーム30は内部に凹部31を
有し、凹部31は適宜取付具Fにより真空源(図示せ
ず)へ連結できる真空ポート32と連絡している。プラ
ットホーム30をスライド供給ステーション12でスラ
イドS’から近い距離にしておいてポート32を真空に
引くと、このスライドは引き寄せられて真空圧によりプ
ラットホーム30に保持される。凹部31内に形成され
た複数の隆起リブ33は塗抹スライドS’のいかなる変
形をも阻止すると共にスライドS’はプラットホーム3
0へ引き寄せられてそこに保持される。好ましくは、上
記スライドトラックは一対の相互に垂直の軸A,A’を
中心とした『自在』運動のためにカップリング部材14
により保持され、それにより保持スライドS’の塗抹エ
ッジEは下に横たわる血液スミアを受けるスライドSの
平面上で実質的均一圧を維持する。かかる自在運動はブ
ロック35により行なわれ、ブロック35はハウジング
28の一対の対峙直立部材28Aおよび28Bにより支
持されるピボットピン上の軸A’を中心とする運動のた
めに回転自在に取付けられ、かつカップリング部材14
により支持されるアーム38に担持された軸36上での
軸Aを中心とする運動のために回転自在に取付けられて
いる。上記スライドトラックの重量および重心は塗抹ス
ライドS’のエッジにより血液細胞の単分子層が血液ス
ミアの『検査領域』(後述するように)上に拡がるに足
りるだけの重力を加えるように選択される。典型的に
は、塗抹エッジの重量は約13gである。
【0022】図1を参照すると、スライドシャトル20
がエンドレスコンベア40により直線路に沿って運動す
るように取付けられており、それによりスライドシャト
ル20は仮想線により示された血液滴下位置と実線によ
り示された血液塗抹位置間を移動する。エンドレスコン
ベア40はコンベアベルト44を支持する一対のスペー
スローラ42を含み、スライドシャトル20はカップリ
ング45によりコンベアベルト44へ連結されている。
スライドシャトル20が血液滴下位置に位置決めされる
ときに、血液滴ディスペンサ46は計量された量の血液
を滴下する作用をし、好ましくは一滴が略4ミクロリッ
トルの量の血液をスライドガラスSの表面へ滴下する。
スライドガラスS上へ滴下されるこの量の血液は非常に
精確に計量されなければならず、典型的には約3μlか
ら5μl、好ましくは4μl±1μl、更に好ましくは
4μl±0.5μlである。必須ではないが、この血液
は同時係属US特許出願第08/555,687号、名称『可撓性流
体導管から流体を送るためのピンチポンプ』に開示され
たごときポンプによりスライドシャトル20上へ滴下す
るために血液滴下装置により運ばれる。一滴の血液をス
ライドS 上に滴下した後に、エンドレスコンベア40を
作動させてスライドシャトル20および保持されたスラ
イドを実線で示された摺動位置へ移動させる。この位置
において、塗抹スライドS'を上述のごとく血液滴と接触
させて所望の血液スミアを形成する。真空源Vは後述の
ごとくスライドSをスライドシャトル20へしっかりと
固定する働きをし、そのスライドを変形させると共にそ
のスミアを形成する。塗抹スライドS’をスライドシャ
トル20上へ降下した後に、スライドトラックは傾斜路
27まで戻って新しいスライドS’を持ち上げる。この
新しスライドS’はスライドシャトル20上へ落下され
たばかりのスライドの平面上へ血液を塗抹するための塗
抹部材として使用される。新しい塗抹スライドS’を取
り上げると同時に、先に落下したスライドSは塗抹位置
から血液滴下位置へ移動させる。
【0023】駆動ねじであるリードねじ13の駆動機構
に関し、ねじ13は一対の支柱50により支持された状
態で図示されている。対の支柱の一方は、同様に、リー
ドねじを選択的に回転するために従来ステッパモータ5
2を支持し、かつ他方の支柱はリードねじの回転位置を
モニタするためにシャフトエンコーダ54等を支持す
る。
【0024】次に、本発明の重要な特徴によれば、全く
予想外であるが、血液スミア形成中に、そのスライドの
通常に平滑なスミア受け面の一部が変形して血液滴の付
近で凹む場合にスライド上の血液スミアの質は非常に改
善される。好ましくは、かかる凹み変形は塗抹方向、即
ち、そのスライドの長手に沿うと同時にそのスミアを横
切る方向、即ち、そのスライドの幅方向へ形成される。
同様に、スミア受けスライドの最大変形点は滴下された
血液滴の近傍に生じて、塗抹の開始時に流体の小さい
『ウエル』がスミアを形成するスライドを横切って形成
されるのが好ましい。上記改良結果が得られる理由は完
全には理解されていないが、上記構造、即ち、筋模様お
よびスミア厚の変化がかかる変形により劇的に減少する
ことが観察されている。塗抹スライドの塗抹エッジは、
塗抹スライドの血液塗抹運動時に変形したスライドの側
領域とのみ接触するので、塗抹エッジのでこぼこが筋模
様の形成に影響を与えない、即ち、非変形のスミア受け
スライドの全幅にわたって接触する塗抹エッジとの比較
において、影響が少ないことが予想される。同様に、変
形の結果として血液の幾らかは、剪断力と反対に、毛管
力により塗抹エッジ下へ吸い込まれ、それにより塗抹エ
ッジとスミア受けスライドの平面との間の大きな摩擦変
化を最小限にする平滑化層として作用する。好ましく
は、スミア受けスライドの最大変形は約0.0005か
ら0.001インチ(0.0125から0.025m
m)の範囲である。かかるスライド変形を付与するため
に、スライドシャトル20は後述のごとく特別設計され
る。
【0025】図4(A)−4(C)を参照すると、好適
スライドシャトル20は、概ね、スライド支持、変形部
60、および血液滴塗抹位置と血液滴分配位置との間の
直線路に沿ってシャトル20を案内する案内部62から
成る。部60はスライドを支持するための平面プラット
ホーム66を有する細長本体64から成る。プラットホ
ーム66はスライドの形状に類似の矩形であって、収容
されるべき最大スライドよりも僅かに大きい。立上がり
エッジ66Aはプラットホーム66の『ヘッド』でスラ
イドSの1端部と一致させて血液スミアが各スライドの
同一部上に常時形成されるように設けられている。一対
の間隔を置いた平行溝66Bは、スライド射出機構(図
示せず)の一対のスライド射出フィンガをスライドの下
へ滑らせてスミア形成後にプラットホーム66からスラ
イドを除去するために、プラットホーム66内に設けら
れている。鋭角な切欠き66Cは、上述のごとく、プラ
ットホーム66上に位置決めされたスライド上の血液滴
を塗抹するためにこのスライドを設置する前に、先に一
旦使用された塗抹スライドをプラットホーム66上へ精
確に設置するためにプラットホーム66の脚部内に設け
られている。プラットホーム66は、更に、支持された
スライドSの下を真空状態にするために切欠きまたは凹
域68を含む。この凹域68は真空に引く真空ポート7
0を有する。凹域68内の真空ポートの位置は重要でな
い。但し、(a)ポート70へ加えられる真空力がその
上のスライド部を引張て変形させるに足りること、およ
び(b)上記凹域および付加される真空力の深さがその
凹域上のスライド部の中心を所望作用、即ち、スミアの
質を向上させるに足りるだけ変形させることが、重要で
ある。好ましくは、上記凹域部の幾何学的中心がスライ
ド上の血液滴を受ける部位の下になる。上述のごとく、
血液滴の下のスライド部の充分な撓みまたは変形は0.
0005から0.001インチ(約0.0127から
0.0254mm)の間にある。凹域68の好ましい深
さは約0.06インチ(約1.524mm)である。標
準スライドの場合、凹域または切欠き68は約1.6イ
ンチ(40mm)長、約0.6インチ(15mm)幅で
ある。この凹域の中心はそのスライドの最大変形の位置
に対応し、シャトルプラットホームの側エッジ間の中心
線上で、上述したように血液滴を受けるスライド部位の
真下にある。好ましくは、凹域68の上部、即ち、塗抹
方向から離れるエッジはそのスライドの上エッジから約
0.2インチ(5mm)で始まる。凹域68の略中心に
位置するスライド上の部位から始まって、そのスライド
の端エッジから約0.45インチ(12mm)で終わ
る、約1.5±1インチ(37mm)長のスミアが形成
される。プラットホーム66の側エッジと凹域68の側
エッジとの間の間隔は、スミア形成時の、スライドとプ
ラットホームの対向面間の漏れによる、必須真空圧の損
失を防止するに充分である。適当な間隔は約0.10か
ら0.20インチ(2.5から5mm)である。
【0026】シャトル20のスライド案内部62はスラ
イド形成装置の案内レール(図示せず)上に載るように
構成された軸受面を有する開口部74を形成する下向き
に延在する部材72から成る。部材72は同様に円形断
面のチャンネル80を形成する。チャンネル80はレー
ル78に平行に延在するロッド80を支持できる構成の
一対のスリーブ軸受を支持する。上記シャトルはこのロ
ッドとレールにより形成される直線路に沿って上記コン
ベアにより移動する。
【0027】公称寸法は3x1x0.39(インチ)
(7.66x2.54x0.99(cm))であるが、
上記スライドの寸法に関し、本発明は現在市販されてい
る全スライド、約3.03〜2.92(インチ)x 約
0.96〜1.06(インチ)x約0.314〜0.4
85(インチ)(7.69〜7.42x2.44〜2.
69x0.8〜1.23(cm))に使用できる。当然
ながら、上記と異なる寸法のスライドについて、血液滴
の位置決め、切欠き凹域68の寸法および適用真空力は
異なってよい。従来スライドで所望変形を得る場合に
は、約15から約30インチ(38.1〜76.2c
m)の水銀の真空圧が適切であり、良質スミアを形成す
る上で効果的なスライド変形をもたらす。
【0028】スライドSの変形は図5および6に明瞭に
示されており、図5および6は2つの異なる負圧の関数
として側面図および端面図の両図からスライドの変形量
をグラフで示す。図7(A)および7(B)において、
上述方法により形成された血液スミアBSは上面図およ
び断面図により示されている。上面図に示されたよう
に、スライドSは患者の情報を提供するラベルを1端に
有する。このスミアは右から左へ形成され、相対的に厚
い厚みから始まって、次第に単分子層になり、羽毛状に
なって消える。臨床医によりスキャン検査された単分子
層域Rは点線間の領域である。この領域において、スミ
アは均一層であることが意図されており、単一層の細胞
に近い。
【0029】本発明の他の特徴によれば、血液塗抹スラ
イドS’の運動(その加速度、最終粘度、およびその塗
抹スライドの下面が血液塗抹方向へ移動する前に血液滴
と接触する時間を含む)は血液特性により決定される。
この塗抹スライドの運動の制御はリードねじ13の回転
制御、従って、スライドトラック11の運動制御により
行われる。スライドS上へ滴下された血液滴の特性は血
液学的分析装置、例えば、フロリダ州、マイアミのCoul
ter Corporation により製造されているCOULTER ( 登録
商標)STKS 分析装置名下で市販されている分析装置によ
り決定できる。血液サンプルはかかる装置により血液サ
ンプルの一部が分離されて血液スミアを形成するために
スライドS上へ滴下するために保存される。視覚検査の
ためにスライドS上での血液スミアの形成が分析装置に
より指示される場合、血液はそのスミアを形成するため
にスライドS上に滴下される。
【0030】分析装置による血液分析結果は血液分析装
置により与えられる7つのパラメタ、ヘマトクリット値
(HCT)、ヘモグロビン(HGB)、平均細胞量(M
CV)値、赤血球細胞分布の標準偏差(RDW)値、血
小板数(PLT)値、平均血小板量(MPV)、および
全白血球細胞数(WBC)値を含む。重要パラメタはヘ
マトクリット値であり、これは血液の粘度に最も密接に
関係する。血液粘度はスライドトラック11の運動の加
速度および速度に依存して形成される血液スミアの質に
影響する。ヘマトクリットは血液粘度に最も密接に関係
するが、実際の粘度にヘマトクリット値が単独で反映し
ない血液状態があることが考えられる。かかる状態は患
者が薬物治療中の時に発生し、その結果、血液サンプル
中に外部物質が存在し、また異常血液状態の結果として
発生する。
【0031】図8で速度線により示されたように、本発
明は異なる加速度および速度で塗抹スライドを移動させ
ることを意図しており、顕微鏡スライド上で塗抹される
血液滴の物理的性質の相違を考慮している。好適態様に
よれば,塗抹スライドはリードねじ13を適切に回転さ
せることにより、図8で曲線92および94により示さ
れた少なくとも2つの加速度値、および仮想線により示
された3つの最終速度を移動する。最終速度は図9に示
された値に対応する。同様に、塗抹スライドが不動保持
されて塗抹運動または拡張運動する直前に血液滴と接触
する少なくとも2つの異なる『保持時間』がある。単純
化のために、図9はベースパラメタとしてヘマトクリッ
トを使用して3つの領域を異なる加速度、一時休止時間
および最終速度で形成する。例えば、領域1は18から
23%の間のヘマトクリット値に相当し、これは粘性血
液を含まないことを示す典型例である。この場合、加速
度は60インチ(152.4cm)/平方秒にセットさ
れる。塗抹スライドの保持時間は血液を毛管作用により
そのスライドのエッジに沿って吸上げることのできる約
2秒間である。図12を参照して後述するように、計算
速度に使用される式に依る速度は6.5から9インチ
(16.5〜22.5cm)/秒の範囲である。
【0032】図9の領域IIにおいて、ヘマトクリット
値は23%から35%の範囲であり、かかる血液は中間
粘度の典型例と考えられている。加速度は領域Iの場合
と同様に、60インチ/平方秒である。保持時間は同様
に2秒であり、速度は6.5から9インチ/秒の範囲で
ある。更に粘性の強い血液の場合、領域IIIに示され
たように、ヘマトクリット値は35%から65%の範囲
であり、加速度は25インチ(63.5cm)/平方秒
にセットされ、かつ速度は2.5から8インチ(7.1
〜20.3cm)/秒である。2つの異なる保持時間が
採用され、一方は図12を参照して下で説明する方法に
よる計算に基づいて4インチ(10.2cm)/秒未満
の速度に対して3秒であり、他方は4インチ/秒以上の
速度に対して2秒である。これは、他のパラメタにより
ヘマトクリットが非常に高い値で示されているけれど、
血液の粘度は実際にはヘマトクリット値よりも小さと言
うシナリオが上で説明した理由から予想できるであろ
う。リードねじ13およびそのステッパモータ52によ
る塗抹スライドの位置を制御するための好適回路は図1
0に示されている。回路80は血液分析装置82に接続
され、血液分析装置82はサンプルデータ84をコンピ
ュータにより発生し、コンピュータはコミニュケーショ
ンラインからデータ処理装置86、例えば、電子制御器
ボードへ入力される。データ処理装置86は『読出し専
用記憶装置』(ROM)88を含み、ROMは、1)適
式、および2)ルックアップテーブルを記憶し、かつス
ライド製造機の作用を全体的に制御する。データ処理装
置86から成る上記電子制御器ボードは概ね従来性質を
有しかつIntel Corporation から入手できる80196
ユニット等の従来中央処理装置92で構成できる。RO
M88またはPAL装置(図示せず)のいずれかの適合
式、外部条件、および他の制御操作はデータ処理装置8
6で従来法によりプログラムされることができる。
【0033】サンプルデータ84、適式、およびテーブ
ルはRAM90へロードされ、中央処理装置92により
処理され、そのデータを血液分析装置82で処理して血
液滴上に塗抹ブレードとして使用されるスライドS’の
保持時間、スミアを形成するスライドS上の血液を塗抹
するために採用される加速度および速度を制御するサー
ボ制御器94へ出力する。サーボ制御器94は上述の方
法によりモータ52を駆動するモータによりスライドト
ラック11の装置へ信号を出力する。
【0034】図11はデータ処理装置86を示す回路装
置、即ち、電子制御器ボードを示す更に詳細な線図であ
り、その出力はバッファへ送られ、そこからサーボ制御
器94の一部を形成する制御器チップ98へ送られる。
制御器チップ98は、例えば、1990年製品マニュア
ルに記載のNational Semiconductor Corporationから入
手できるLM629 として知られる市販の制御器チップであ
っよい。この制御器チップ98は血液分析装置82からの入
力パラメタからデータ処理装置86により計算した保持時
間、加速度および速度のプロフィルを実行する。チップ
98からの入力はスイッチング転換器101、例えば、
National Semiconductor Corporationから入手できかつ
1990年製品マアニュアルに記載されたLM621 の名称下で
市販されているスイッチング転換器へ送られる。この転
換器101は制御信号をその系のステッパモータ52を
駆動するモータ駆動装置102、即ち、ブラッシュレス
DCモータへ出力し、このDCモータはスライドトラッ
ク11へ連結されて作動する駆動ねじ13へギア105
を介して連結されている。
【0035】上記駆動モータの軸の角度位置はセンサ1
15、例えば、ホール効果センサにより感知され、転換
器101 へ信号を発信し、モータ52の回転子を固定子の南
極と北極間で転換させて、電流を逆流させる。同様に、
駆動ねじ13の位置はエンコーダ109へ伝送され、制
御器チップの形態を採るサーボ制御器94へ送られる。
エンコーダ109はねじ13の位置を示す感知した物理
的パルスを変換し、系のデジタル制御を可能にするため
にデジタル信号へ変換するためにそれをデコーダへ伝送
する。
【0036】上記系の実行は図12に示されており、図
12は異なる加速度、速度および保持時間をいかにして
計算するかを示すフローチャートである。図12におい
て、説明の目的から、次の省略は次の意味で使用されて
いる。 A = 加速度 V = 速度 T = 血液滴の遅延時間または保持時間 血液学分析装置から得られたデータが適切でない、即
ち、血液パラメタが得られない場合に2つのデフォルト
プロフィルがある。
【0037】デフォルトプロフィル番号1の結果は次の
通りである。 A = 25インチ(63.5cm)/平方秒 V = 6インチ(15.2cm)/秒 T = 2秒 デフォルトプロフィル番号2の結果は次の通りである。
【0038】 A = 60インチ(152.4cm)/平方秒 V = 9インチ(22.9cm)/秒 T = 2秒 ヘマトクリット値のみが得られかつその他の血液パラメ
タの少なくとも1つが利用できない事例がある。ヘマト
クリット値のみを使用する式は次の通りである。
【0039】 1)V = 0.167HCT + 12.83 2)V = 0.167HCT + 13.34 あらゆる変数、即ち、望ましい血液パラメタが得られる
場合において速度を決定するために使用される式は次の
通りである。 セクションI :V=28.741+(0.060*HGB)−(0.275*HC
T)−(0.114*MCV)−(0.154*RDW)−(0.007*PLT)−(0.3
20*MPV)+(0.253*WBC) セクションII:V=−1.055 −(1.274*HGB)+(0.389*
HCT)+(0.061*MCV)+(0.159*RDW)−(0.004*PLT)+
(0.239*MPV)+(0.065*WBC) セクションIII :V=12.587+(0.59 *HGB)−(0.357*
HCT)−(0.007*MCV)+(0.116*RDW)−(0.003*PLT)−
(0.049*MPV)+(0.029*WBC) ( 注: HCT は常に%数である。速度はインチ/ 秒および
加速度はインチ/ 平方秒である。(1インチ= 2.54cm) ) このように、図12及び図13のフローチャート100
から理解されるように、初期ステップ102では、血液
学的分析からの血液パラメタがその系へ入力される。血
液パラメタは先に定義したHCT,HGB,MCV, RDW, PLT, MP
V, WBC である。この分析の結果が適性である場合には7
つの全パラメタの数値が得られる。パラメタ値が測定
されない場合には、アステリスクまたは血液分析フラッ
グ、例えば、不完全計算を示すための特性値が受信され
る。従って、ステップ104ではHCT が数値、即ち、測
定されているか否かについて初期決定がなされる。COUL
TER(登録商標) STKS分析装置等の血液分析装置からヘマ
トクリットの数値が得られないことがあり得る。HCT
がその分析装置により決定されない場合には、第1デフ
ォルトプロフィルが25インチ(63.5cm)/平方
秒の加速度、6インチ(15.2cm)/秒の速度、お
よび2秒の保持時間と共に採用される。
【0040】HCTが血液分析装置により決定される場
合には、ステップ108で他のパラメタの全てが決定さ
れたか否かについて決定される。この場合、他のパラメ
タの全てが数値でなければならないことが重要であり、
かつそれらが数値でない場合にはステップ110でHC
Tが23の値以下であるか否かの決定がなされる。HC
Tが23の値以下である場合には、デフォルトプロフィ
ル2がステップ112として実行され、その結果、加速
度は60インチ(152.4cm)/平方秒、速度は9
インチ(22.9cm)/秒、そして保持時間は2秒と
なる。HCTが23よりも大きい場合には、ステップ1
14でHCTが35以下であるか否かについて付加的決
定がなされる。HCTが35以下の場合には、HCTの
みを含む適合式1を、60インチ(152.4cm)/
平方秒の加速度、および2秒の保持時間によりステップ
116で実行して、使用最終速度を決定する。また選択
的に、HCTが35よりも大きい場合には、HCTのみ
の適式2を加速度25インチ(63.5cm)/平方秒
で実行する。計算された速度が2.5インチ(6.4c
m)/秒未満の場合には、2.5インチ(6.4cm)
/秒の速度が採用される。計算速度が4インチ(10.
2cm)/秒未満の場合には保持時間は3秒であり、他
の速度については全て2秒である。
【0041】他の全パラメタが数値である場合には、ス
テップ120でHCTが23以下であるか否かを検討
し、ステップ122で答えが『yes』の場合にはセク
ションIの多変数を含む適式を用いて速度を決定する。
加速度を60インチ(152.4cm)/平方秒とセッ
トし、かつ保持時間を2秒にする。計算された速度が9
インチ(22.9cm)/秒を越える値の場合には、速
度は9インチ(22.9cm)/秒にセットする。ステ
ップ120のHCT値が23の値を越える場合には、ス
テップ124でHCT値が35の値以下であるか否かを
決定する。
【0042】この場合、ステップ126でセクションI
Iの多変数適式を60インチ(152.4cm)/平方
秒の加速度そして2秒の保持時間で実行する。その結果
得られた計算速度が9インチ(22.9cm)/秒を越
える場合には、速度を9インチ(22.9cm)/秒に
セットする。HCTの値がステップ124で35を越え
る場合には、セクションIIIの多変数適式を25イン
チ(63.5cm)/平方秒の加速度で実行する。計算
速度が2.5インチ(6.35cm)/秒の場合には、
2.5インチ(6.35cm)/秒の値を速度に関して
セットする。計算速度が4インチ(10.2cm)/秒
未満の場合には保持時間は3秒であり、かつ残りの計算
値については2秒とする。全ての場合に、速度を一旦計
算したならば、出力速度プロフィルをステップ130で
出力して図8および9に図示された系により実行する。
【0043】本発明を特に好ましい態様を参照して説明
した。本発明の精神を逸脱することなく種々の変更がな
され得ることは理解されるであろし、またかかる変更が
添付の請求の範囲内に含まれることが意図されている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のスライド形成装置の側面図を示す概略
線図である。
【図2】スライドガラス上の一滴の血液をスミアにする
ために使用する滴塗抹部材の4つの位置を示す図1の装
置の拡大部分図である。
【図3】(A)および(B)はそれぞれ滴塗抹部材を握
りかつ操作するための装置の上方斜視図および底面図で
ある。
【図4】(A)から(C)はそれぞれ担持したスライド
を変形させるための真空発生部を有するスライド担持シ
ャトルの上面図、端面図および側面図である。
【図5】スライド部の長手および幅に沿って測定したス
ライドの一部の変形を示すグラフである。
【図6】スライド部の長手および幅に沿って測定したス
ライドの一部の他の変形を示すグラフである。
【図7】(A)および(B)はそれぞれ図1の装置によ
り形成される血液スミアスライドを示す上面図および側
面図である。
【図8】加速度および速度のプロフィルを示すグラフで
あり、図10の制御回路はこれに従って滴塗抹部材を前
進させる。
【図9】塗抹する流体滴の所定パラメタに基づく本発明
の好適態様による3つの分離領域における異なる加速
度、速度、および保持時間値を示すチャートである。
【図10】図1の装置に使用される滴塗抹部材の保持時
間、加速度、速度を制御するための好適制御回路を示す
ブロック線図である。
【図11】図8の制御回路のより詳細なブロック線図で
ある。
【図12】滴塗抹部材の保持時間、加速度および速度を
決定するための制御回路により実行される好適プログラ
ムを示すフローチャートである。
【図13】図12のフローチャートの一部である。
【符号の説明】
10…スライド形成装置 11…スライド操作装置(スライドトラック) 12…スライド供給ステーション 13…リードねじ(駆動ねじ) 14…カップリング部材 20…スライドシャトル S…塗抹スライド S’…血液塗抹スライド 30…スライド受けプラットホーム 31…凹部 32…真空ポート 33…リブ 46…血液滴ディスペンサ 60…スライド支持、変形部 66…プラットホーム 68…凹域または切欠き 70…真空ポート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シンシア ジェイ.スパーバー アメリカ合衆国,フロリダ 33326,フォ ート ローダーデイル,ボナベンチャー ブールバード 400

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の工程から成ることを特徴とする表裏
    平面を有する顕微鏡スライド上に生物学的流体の検査可
    能スミアを形成する方法:前記顕微鏡スライドの平面上
    に一滴の生物学的流体を滴下し、 前記平面を前記流体滴から離れる方向へ変形させてその
    平面に凹みを形成し、 前記流体滴を前記スライドの変形面を横切る所定方向へ
    拡げて前記スミアを形成する。
  2. 【請求項2】 前記変形工程が相互に垂直平面で凹みを
    形成するように前記平面を変形させる請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 前記変形工程が前記スライドの流体滴を
    受ける面と反対の平面へ真空力を加えることにより行わ
    れる請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 前記拡げる工程が、前記流体滴をその側
    部で塗抹部材と接触させて前記流体滴を毛管作用により
    前記塗抹部材へ接着させ、かつ前記塗抹部材を前記流体
    滴から前記所定方向へ移動させる、から成る請求項1の
    方法。
  5. 【請求項5】 前記拡げる工程が前記スライドの一面を
    第2顕微鏡スライドのエッジと接触させ、前記第2スラ
    イドを第1方向へ摺動させて前記流体滴と接触させ、所
    定時間待って前記流体滴を前記第2スライドによりその
    エッジの近傍で吸上げ、かつ前記第2スライドを前記第
    1方向と反対の第2方向へ摺動させて毛管作用により前
    記スライド面から前記流体滴のフィルムを引張ることに
    より行われる請求項1の方法。
  6. 【請求項6】 複数の異なる血液パラメタを使用して前
    記第2スライドの前記第2方向への摺動運動を制御する
    請求項5の方法。
  7. 【請求項7】 複数の異なる血液パラメタを前記所定時
    間を決定するために使用する請求項5の方法。
  8. 【請求項8】 次の構成要件から成ることを特徴とする
    顕微鏡スライド上に血液スミアを形成する装置:血液ス
    ミアを形成するための顕微鏡スライドを支持するスライ
    ド支持手段、 前記顕微鏡スライドの通常の平面上の所定位置に所定量
    の血液滴を滴下する血液供給手段、 前記スライド支持手段により支持されたスライド上の前
    記血液滴を拡げるための滴拡張手段、および前記スライ
    ド支持手段により支持されたスライドの前記平面を血液
    滴から離れる方向へ変形させるためのスライド変形手
    段、前記変形は前記滴拡張手段により前記血液滴を拡げ
    る前および拡げる間に行われる。
  9. 【請求項9】 前記スライド変形手段は前記スライドの
    所定位置上に真空圧を発生させて前記支持手段上に前記
    スライドを保持しかつ前記スライドを変形させるために
    前記スライド支持手段へ機能的に連結されている真空源
    から成る請求項8の装置。
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