JPH09170643A - 液体封入式エンジンマウント - Google Patents

液体封入式エンジンマウント

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JPH09170643A
JPH09170643A JP33010795A JP33010795A JPH09170643A JP H09170643 A JPH09170643 A JP H09170643A JP 33010795 A JP33010795 A JP 33010795A JP 33010795 A JP33010795 A JP 33010795A JP H09170643 A JPH09170643 A JP H09170643A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エアの圧縮性を有効に利用して低周波域での
高減衰特性と高周波域での低動バネ特性とを備えなが
ら、部品点数を可及的に少なくしてコストの低廉化を図
る。 【解決手段】 エンジン及び車体に各々取付けられる第
1及び第2部材1,2と、該両部材間に密閉空間3を形
成するように両部材に接着されたゴム弾性体4と、密閉
空間を下室5と上室6とに仕切る仕切部材7とを備え
る。仕切部材の周縁部に、該周縁部が当接する第1部材
との間に環状空間21を形成する環状溝22と、環状空
間と下室との間を連通する第1の連通孔23と、環状空
間と上室との間を連通する第2の連通孔24とを設け
る。仕切部材の中央部に上方に向かう凹部26を形成し
て下室が主液室27と凹部内の副液室28とからなる。
副液室及び上室の各上部にエアを残して主液室、副液
室、環状空間及び上室に液体をそれぞれ封入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用エンジンと
車体との間に配置される液体封入式エンジンマウントに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両用のエンジンマウントに
は、低周波域(15Hz付近)での振動を低減するため
の高減衰特性と、高周波域(100Hz以上)での振動
及び騒音を低減するための低動バネ特性とを備えことが
要求されており、この要求を満たすものとして液体封入
式エンジンマウントが種々提案され、実用化されて来て
いる。
【0003】この液体封入式エンジンマウントは、基本
的には、例えば特公平4−17291号公報に開示する
ように、仕切部材の一方の側にゴム弾性体を設け、該ゴ
ム弾性体内に作動室を画成するとともに、仕切部材の他
方の側に可撓性薄膜等の可撓性部材にて囲まれた平衡室
を形成し、上記作動室及び平衡室内に所定の非圧縮性流
体を封入する一方、上記作動室と平衡室とをオリフィス
を介して連通させ、更に上記仕切部材に支持させた可動
板を作動室内の流体に加わる圧力によって所定距離移動
可能に設けている。そして、低周波振動の入力時には上
記オリフィスを通じて作動室と平衡室との間で流体が流
動して、その流体の共振や流動抵抗等の作用によってマ
ウント全体の損失係数を大きくして、低周波振動に対す
る減衰特性を高める。また、高周波振動の入力時には上
記可動板の移動により作動室内の容積を変動させて、動
バネ定数を低くするようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
液体封入式エンジンマウントでは、エンジンと車体とに
各々取付けるための部材、ゴム弾性体及び仕切部材の他
に、平衡室を形成するための可撓性部材と可動板とを必
要とし、部品点数が多いため、その分コストが高くつく
という問題がある。特に、上記例示の公報のものでは、
環状空間からなるオリフィスを形成するために仕切部材
を2つの部材で構成することから部品点数がその分多
く、コストがより高くなる。
【0005】本発明はかかる点に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、エアの圧縮性を有効に
利用して低周波域での高減衰特性と高周波域での低動バ
ネ特性とを備えながら、部品点数を可及的に少なくして
コストの低廉化を図り得る液体封入式エンジンマウント
を提供せんとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、エンジン及び車体に各々取
付けられる第1及び第2部材と、該両部材間に密閉空間
を形成するように両部材に接着されたゴム弾性体と、上
記密閉空間を下室と上室とに仕切る仕切部材とを備え
る。そして、上記仕切部材の周縁部に、該周縁部が当接
する第1又は第2部材との間に環状空間を形成する環状
溝と、上記環状空間と上記下室との間を連通する第1の
連通孔と、上記環状空間と上記上室との間を連通する第
2の連通孔とを設けるとともに、仕切部材の中央部に上
方に向かう凹部を形成して下室を主液室と凹部内の副液
室とから構成する。また、上記副液室及び上室の各上部
にエアを残して主液室、副液室、環状空間及び上室に液
体をそれぞれ封入する構成とする。
【0007】これにより、低周波振動の入力時には、仕
切部材周縁部の環状空間並びに第1及び第2の連通孔を
通して下室と上室との間で液体が流動して、その液体の
共振や流動抵抗等の作用によってマウント全体の損失係
数が大きくなるので、低周波振動に対する減衰特性が高
くなる。また、高周波振動の入力時には、下室のうちの
副液室内上部のエアの圧縮性により副液室内ひいては下
室内の液体が満たされる容積が変動するので、動バネ定
数が低くなる。その上、従来の如く可撓性部材や可動板
を必要とせず、また仕切部材も単一部材からなるため、
部品点数が少なくて済み、その分コストの低廉化が図ら
れる。
【0008】請求項2に係る発明は、請求項1記載の液
体封入式エンジンマウントにおいて、上記凹部に副液室
と上室とを連通して副液室内のエア量を一定に保つため
の小孔を形成する構成とする。これにより、副液室内の
エア量が一定に保たれるので、エアの圧縮性による下室
内容積の変動ひいては高周波振動での低動バネ特性を常
に確保することができる。
【0009】請求項3に係る発明は、請求項1記載の液
体封入式エンジンマウントにおいて、上記副液室の主液
室に望む部位に絞り部を設ける構成とする。上記絞り部
の口径を調整することで低動バネ特性を発揮する周波数
を任意に変更することができる。
【0010】請求項4に係る発明は、請求項1記載の液
体封入式エンジンマウントにおいて、上記第1及び第2
部材のうち、仕切部材の周縁部が当接する部材を、有底
円筒状部材と、該有底円筒状部材の開口縁にかしめによ
り結合された円筒状部材とで構成し、かつ上記仕切部材
の周縁部を上記かしめ部に挟持させる構成とする。これ
により、仕切部材の組込みが容易にかつ確実にできる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0012】図1は本発明の第1の実施形態に係る液体
封入式エンジンマウントAを示し、該エンジンマウント
Aは、エンジンに取付けられる第1部材1と、車体に取
付けられる第2部材2と、上記第1及び第2部材1,2
間に密閉空間3を形成するように両部材に加硫接着され
たゴム弾性体4と、上記密閉空間3を下室5と上室6と
に仕切る仕切部材7とを備えている。
【0013】上記第1部材1は、底面部11aが上側に
位置する有底円筒状部材11と、該有底円筒状部材11
の下部開口縁にかしめ15により結合された円筒状部材
12とからなる一方、上記第2部材2は、略円形状の取
付プレート13と、該取付プレート13の中心部に貫通
されかつ加硫接着用の大きな頭部14a有する取付ボル
ト14とからなり、取付ボルト14の頭部14aの一部
が上記円筒状部材12内に挿入した状態で配置されてい
る。上記ゴム弾性体4は略円盤状に形成され、その外周
面は上記円筒状部材12の内周面に一体に接着されてい
るとともに、中央部は取付ボルト14の頭部14a及び
取付プレート13の上面に一体に接着されている。ここ
で、ゴム弾性体4はその中心から半径方向外側に向うに
従って上向きに傾斜しているが、これは、エンジンマウ
ントAの使用状態で該エンジンマウントAが圧縮荷重を
受けることに対応したものである。
【0014】上記仕切部材7は、図2〜図4にも示すよ
うに、合成樹脂又は金属からなる単一部材であり、該仕
切部材7の周縁部には、該周縁部が当接する第1部材1
との間に環状空間21を形成する環状溝22が設けられ
いるとともに、該環状溝22の底壁22aを構成する部
位に上記環状空間21と上記下室5との間を連通する第
1の連通孔23が、環状溝22の上側側壁22bを構成
する部位に上記環状空間21と上記上室6との間を連通
する第2の連通孔24がそれぞれ設けられている。上記
両連通孔23,24は、環状空間21の円周方向に互い
に所定距離離れて設けられている。上記仕切部材7の周
縁部は、環状溝22の上側側壁22bを構成する部位が
環状溝22の下側側壁22cを構成する部位よりも半径
方向外側に延びていて、その部位で上記第1部材1のか
しめ部15に挟持されている。ゴム弾性体4の外周部上
端は、仕切部材7の周縁部と円筒状部材12の内周面と
の間にまで延びてその部位をシールするようになってい
る。
【0015】また、上記仕切部材7の中央部には上方に
向かう凹部26が一体成形されて、仕切部材7より下側
の下室5は、本来の下室である主液室27と凹部26内
の副液室28とからなる。そして、上記副液室28及び
上室6の各上部にエアを残して主液室27、副液室2
8、環状空間21及び上室6に水やアルキレングリコー
ル等の液体がそれぞれ封入されている。仕切部材7の凹
部26には副液室28と上室6とを連通する小孔29が
形成されて、副液室28内のエア量を少なくとも小孔2
9の位置で一定に保つようになっているとともに、上記
副液室28の主液室27に望む部位(凹部26の開口
部)には所定径口の絞り部30が一体成形されている。
尚、31は有底円筒状部材11の底面部11aに設けら
れた液体注入孔32を塞ぐ栓である。
【0016】次に、上記液体封入式エンジンマウントA
の作動について説明するに、低周波振動の入力時には、
下室5と上室6との間で液体が仕切部材7周縁部の環状
空間21並びに第1及び第2の連通孔23,24を通し
て流動して、その液体の共振や流動抵抗等の作用によっ
てマウント全体の損失係数が大きくなるので、低周波振
動に対する減衰特性が高くなる。
【0017】一方、高周波振動の入力時には、下室5の
うちの副液室28内上部のエアの圧縮性により副液室2
8内ひいては下室5内の液体が満たされる容積が変動す
るので、動バネ定数が低くなる。その際、上記副液室2
8内のエア量は、仕切部材7の凹部26に形成した小孔
29の高さ位置で一定に保たれるので、エアの圧縮性に
よる下室5内容積の変動ひいては高周波振動での低動バ
ネ特性を常に確保することができる。また、上記副液室
28の主液室27に望む部位に絞り部30が設けられて
いるため、該絞り部30の口径を調整することで低動バ
ネ特性を発揮する周波数を任意に変更することができ
る。
【0018】このように、液体封入式エンジンマウント
Aによれば、エンジンの振動及び騒音を低周波域から高
周波域まで全てに渡り効果的に抑制することができる。
しかも、エンジンマウントAは、単に第1及び第2部材
1,2とゴム弾性体4と仕切部材7とからなり、従来の
如く可撓性部材や可動板を必要としない。また仕切部材
7も単一部材からなるため、部品点数が少なくて済み、
その分コストの低廉化を図ることができる。
【0019】その上、エンジンマウントAの製造工程で
は、第1部材1の円筒状部材12と第2部材2とにゴム
弾性体4を加硫接着した後、該円筒状部材12の上部開
口縁から仕切部材7を円筒状部材12内に挿入するとと
もに、有底円筒状部材11の下部開口縁を上記円筒状部
材12の上部開口縁に挿入して、該両部材11,12を
その間に仕切部材7の外周部を挟持した状態でかしめる
ことにより、仕切部材7の組込みを容易にかつ確実に行
うことができる。
【0020】図5は本発明の第2の実施形態に係る液体
封入式エンジンマウントBを示し、該エンジンマウント
Bは、第1の実施形態のエンジンマウントAと同じく、
エンジンに取付けられる第1部材41と、車体に取付け
られる第2部材42と、上記第1及び第2部材41,4
2間に密閉空間43を形成するように両部材に加硫接着
されたゴム弾性体44と、上記密閉空間43を下室45
と上室46とに仕切る仕切部材47とを備えている。
【0021】上記第1部材41は、底面部41aが上側
に位置する有底円筒状のものであり、第2部材42は加
硫接着用の大きな頭部42a有する取付ボルトのみから
なる。また、上記ゴム弾性体44は略円盤状に形成さ
れ、その外周面は上記第1部材41の下部内周面に一体
に接着されているとともに、中央部は第2部材42の頭
部42aに一体に接着されている。ここで、ゴム弾性体
44はその中心から半径方向外側に向うに従って上向き
に傾斜しているが、これは、エンジンマウントBの使用
状態で該エンジンマウントBが圧縮荷重を受けることに
対応したものである。
【0022】上記仕切部材47は、第1実施形態のエン
ジンマウントAのそれよりも肉厚が厚く形成されてお
り、該仕切部材47の周縁部には、該周縁部が当接する
第1部材41との間に環状空間51を形成する環状溝5
2が設けられいるとともに、該環状溝52の下側側壁5
2cを構成する部位に上記環状空間51と上記下室45
との間を連通する第1の連通孔53が、環状溝52の上
側側壁52bを構成する部位に上記環状空間51と上記
上室46との間を連通する第2の連通孔54がそれぞれ
設けられている。上記両連通孔53,54は、環状空間
51の円周方向に互いに所定距離離れて設けられてい
る。
【0023】また、上記仕切部材47の中央部には上方
に向かう凹部56が一体成形されて、仕切部材47より
下側の下室45は、本来の下室である主液室57と凹部
56内の副液室58とからなる。そして、上記副液室5
8及び上室46の各上部にエアを残して主液室57、副
液室58、環状空間51及び上室46に液体がそれぞれ
封入されている。仕切部材47の凹部56には副液室5
8と上室46とを連通する小孔59が形成されて、副液
室58内のエア量を少なくとも小孔59の位置で一定に
保つようになっているとともに、上記副液室58の主液
室57に望む部位には所定径口の絞り部60が一体成形
されている。
【0024】そして、上記第2実施形態のエンジンマウ
ントBにおいても、第1実施形態のエンジンマウントA
の場合と同様に、低周波振動の入力時に下室45と上室
46との間で液体が仕切部材47周縁部の環状空間51
並びに第1及び第2の連通孔53,54を通して流動し
て、その液体の共振や流動抵抗等の作用によってマウン
ト全体の損失係数が大きくなるので、低周波振動に対す
る減衰特性が高くなる。また、高周波振動の入力時に
は、下室45のうちの副液室58内上部のエアの圧縮性
により副液室58内ひいては下室45内の液体が満たさ
れる容積が変動するので、動バネ定数が低くなる。しか
も、従来の如く可撓性部材や可動板を必要とせず、また
仕切部材47も単一部材からなるため、部品点数が少な
くて済み、その分コストの低廉化を図ることができるな
どの効果を有する。
【0025】図6は本発明の第3の実施形態に係る液体
封入式エンジンマウントCを示す。該エンジンマウント
Cでは、その使用状態で引張荷重を受けることに対応し
て、ゴム弾性体44がその中心から半径方向外側に向う
に従って下向きに傾斜している。エンジンマウントCの
その他の構成は、第2実施形態のエンジンマウントBの
場合と同じであり、同一部材には同一符号を付してその
説明は省略する。また、作用・効果についても第2実施
形態のエンジンマウントBの場合と同じであることは言
うまでもない。
【0026】
【発明の効果】以上の如く、本発明の液体封入式エンジ
ンマウントによれば、低周波振動での高減衰特性と高周
波振動での低動バネ特性とを確保しながら、可撓性部材
や可動板を必要とせず、また仕切部材も単一部材からな
るため、部品点数を可及的に少なくすることができ、コ
ストの低廉化を図ることができる。
【0027】特に、請求項2に係る発明では、副液室内
のエア量を一定に保つことができるので、高周波振動で
の低動バネ特性を常に確保することができる。
【0028】請求項3に係る発明では、副液室の主液室
に望む部位に絞り部を設け、該絞り部の口径を調整する
ことで低動バネ特性を発揮する周波数を任意に変更する
ことができる。
【0029】さらに、請求項4に係る発明では、仕切部
材の周縁部が当接する部材を分割し、その両者のかしめ
部に仕切部材の周縁部を挟持させることにより、仕切部
材の組込みを容易にかつ確実にすることができるという
効果を併有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る液体封入式エン
ジンマウントの縦断面図である。
【図2】仕切部材の側面図である。
【図3】仕切部材を斜め上方から見た斜視図である。
【図4】仕切部材を斜め下方から見た斜視図である。
【図5】第2の実施形態を示す図1相当図である。
【図6】第3の実施形態を示す図1相当図である。
【符号の説明】
A,B,C 液体封入式エンジンマウント 1,41 第1部材 2,42 第2部材 3,43 密閉空間 4,44 ゴム弾性体 5,45 下室 6,46 上室 7,47 仕切部材 11 有底円筒状部材 12 円筒状部材 15 かしめ部 21,51 環状空間 22,52 環状溝 23,53 第1の連通孔 24,54 第2の連通孔 26,56 凹部 27,57 主液室 28,58 副液室 29,59 小孔 30,60 絞り部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジン及び車体に各々取付けられる第
    1及び第2部材と、 該両部材間に密閉空間を形成するように両部材に接着さ
    れたゴム弾性体と、 上記密閉空間を下室と上室とに仕切る仕切部材とを備え
    ており、 上記仕切部材の周縁部には、該周縁部が当接する第1又
    は第2部材との間に環状空間を形成する環状溝と、上記
    環状空間と上記下室との間を連通する第1の連通孔と、
    上記環状空間と上記上室との間を連通する第2の連通孔
    とが設けられているとともに、仕切部材の中央部には上
    方に向かう凹部が形成されて下室が主液室と凹部内の副
    液室とから構成されており、 上記副液室及び上室の各上部にエアを残して主液室、副
    液室、環状空間及び上室に液体がそれぞれ封入されてい
    ることを特徴とする液体封入式エンジンマウント。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の液体封入式エンジンマウ
    ントにおいて、 上記凹部には副液室と上室とを連通して副液室内のエア
    量を一定に保つための小孔が形成されていることを特徴
    とする液体封入式エンジンマウント。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の液体封入式エンジンマウ
    ントにおいて、 上記副液室の主液室に望む部位には絞り部が設けられて
    いることを特徴とする液体封入式エンジンマウント。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の液体封入式エンジンマウ
    ントにおいて、 上記第1及び第2部材のうち、仕切部材の周縁部が当接
    する部材は、有底円筒状部材と、該有底円筒状部材の開
    口縁にかしめにより結合された円筒状部材とからなり、 上記仕切部材の周縁部は上記かしめ部に挟持されている
    ことを特徴とする液体封入式エンジンマウント。
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