JPH09170637A - 開閉機構用ダンパ - Google Patents

開閉機構用ダンパ

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JPH09170637A
JPH09170637A JP34862595A JP34862595A JPH09170637A JP H09170637 A JPH09170637 A JP H09170637A JP 34862595 A JP34862595 A JP 34862595A JP 34862595 A JP34862595 A JP 34862595A JP H09170637 A JPH09170637 A JP H09170637A
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JP
Japan
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opening
damper
closing mechanism
gear
casing
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JP34862595A
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English (en)
Inventor
Motoyasu Nakanishi
幹育 中西
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Suzuki Sogyo Co Ltd
Original Assignee
Suzuki Sogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大型、高重量の排煙用窓の窓枠や天井据付式
のエアコンの室内機の開閉扉、あるいは玄関扉等に対し
て更に好適なダンパを提供する。 【解決手段】 本発明の開閉機構用ダンパ1は、少なく
とも基材2と移動部材3とを具えて成る開閉機構5に対
して設けられる衝撃吸収用の装置であり、ケーシング2
0内に複数のロータ25を並列配置し、ケーシング20
とロータ25との間には粘弾性材Pを充填するととも
に、ケーシング20内にはロータ25を利用した駆動伝
達系、あるいはケーシング20の外部にロータ25とは
個別に駆動伝達系を設けることにより構成され、粘弾性
材Pは駆動伝達系とは独立的に配置されることを特徴と
し、駆動伝達系により駆動伝達を確実に行いつつ、粘弾
性材Pとロータ25との作用により移動部材の動きを制
動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば排煙用窓の窓
枠や天井据付式のエアコンの室内機の開閉扉、あるいは
玄関扉等を移動部材とする開閉機構に対して設けられ、
移動部材の急激な移動を抑制する衝撃吸収作用を有する
部材に関するものであり、特に大型、高重量の移動部材
を対象とした開閉機構に係るものである。
【0002】
【発明の背景】ドアや窓等の建具類の開閉機構や家具、
仏壇、金庫、自動車等の各種扉の開閉機構あるいは洋式
の水洗便器の蓋や便座、更にはピアノの蓋等の開閉機構
としては、最も基本的には基材と移動部材との間に回動
ヒンジを設け、この回動ヒンジにより両者を回動自在に
接続するという構成がとられる。そして本出願人にあっ
ては、このような回動ヒンジに対し衝撃吸収作用を付与
する装置としてすでに特願平6−308164号「制動
装置」なる出願に及んでおり、緩慢な負荷の変化(負荷
抵抗がゆっくりと徐々にかかる場合)に対しては、極め
て柔軟に変形し、急激な負荷の変化(負荷抵抗が瞬時に
一度にかかる場合)に対しては強い抗力を示し、原形を
維持しようとする性質を有するバウンシングパテを利用
することで極めて簡単な構造により所望の衝撃吸収力を
得るとともに、種々の負荷の変化にも適応できるように
した極めて有用な衝撃吸収用の装置を開発している。
【0003】また本出願人にあっては、上記特願平6−
308164号を改良し、使い勝手を更に向上させたも
のとして特願平7−138557号「回動接続部用ダン
パ」なる出願にも及んでおり、衝撃吸収力を一方向のみ
に効かせるため設けられるワンウェイ可動機構の構成を
見直し、その構造の簡易化、動作の確実性を向上させた
衝撃吸収用の装置の開発にも成功している。
【0004】更にまた本出願人にあっては、特願平7−
189832号「開閉機構用ダンパ」なる出願にも及ん
でおり、比較的重量がある排煙用窓や天井据付式のエア
コンの室内機等に対しても適用することのできるよう、
ラック・ピニオン機構を採用することで粘弾性材に捩じ
り応力を作用させ、これにより衝撃吸収特性を向上させ
た新規な開閉機構用ダンパの開発にも成功している。し
かし更に大型、高重量の排煙用窓の窓枠や天井据付式の
エアコンの室内機の開閉扉、あるいは玄関扉等を移動部
材とする開閉機構においては、横軸支持の窓では自重に
より、縦軸支持の窓では突風等により過大な力がかかる
ため、これら大型、高重量の排煙用窓等の開閉等による
移動部材の急激な移動を抑制する充分な衝撃吸収作用を
有する衝撃吸収用の装置の要望が高まっている。
【0005】
【開発を試みた技術課題】本発明者はこのような背景の
認識の上に立って、大型、高重量の排煙用窓の窓枠や天
井据付式のエアコンの室内機の開閉扉、あるいは玄関扉
等に対して更に好適なダンパを提供できるよう、開閉機
構用ダンパを構成する部材の配置、構成を見直すこと
で、衝撃吸収特性を向上させた新規な開閉機構用ダンパ
を開発することを技術課題としたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち請求項1記載の
開閉機構用ダンパは、少なくとも基材と移動部材とを具
えて成る開閉機構に対して設けられる衝撃吸収用の装置
であり、ケーシング内に複数のロータを並列配置し、こ
のケーシングとロータとの間には粘弾性材を充填すると
ともに、このケーシング内には更に前記ロータを利用し
た駆動伝達系、あるいはこのケーシングの外部に前記ロ
ータとは個別に駆動伝達系を設けることにより構成さ
れ、前記粘弾性材はこの駆動伝達系とは独立的に配置さ
れることを特徴とする。この発明によれば、駆動伝達系
により駆動伝達を確実に行いつつ、粘弾性材とロータと
の作用により移動部材の動きを制動する。
【0007】また請求項2記載の開閉機構用ダンパは、
前記要件に加え、前記ケーシング及びロータのいずれか
一方または双方には凹凸係合構造が設けられることを特
徴とする。この発明によれば、凹凸係合構造により粘弾
性材とロータあるいはケーシングとの接合面積が増大
し、ロータが回転する際の抵抗が増す。
【0008】更にまた請求項3記載の開閉機構用ダンパ
は、前記要件に加え、前記ロータはギヤであり、駆動軸
に設けられた駆動ギヤと、従動軸に設けられた従動ギヤ
とを、適宜のバックラッシュを設けて噛み合うように配
列することで前記駆動伝達系を構成したことを特徴とす
る。この発明によれば、駆動ギヤに連動して従動ギヤが
回転し、駆動ギヤにとって従動ギヤが常時負荷となる。
また駆動ギヤ及び従動ギヤの歯が噛み合う際にこの噛み
合い部において粘弾性材を引き込み、更に圧縮するた
め、あるいはバックラッシュを埋めるように粘弾性材が
歯と歯の噛み合い部に進入するため、これが抵抗となっ
て駆動ギヤの回転を制動する。
【0009】更にまた請求項4記載の開閉機構用ダンパ
は、前記請求項3記載の要件に加え、前記駆動ギヤ及び
従動ギヤは、駆動軸にかかるトルクに応じた適宜のギヤ
比が選択されることを特徴とする。この発明によれば、
移動部材の荷重等に応じてギヤ比を選択することで、駆
動ギヤの回転の制動力を最適に設定することができる。
【0010】更にまた請求項5記載の開閉機構用ダンパ
は、前記請求項4記載の要件に加え、前記駆動ギヤは従
動ギヤよりも大径であることを特徴とする。この発明に
よれば、駆動ギヤの回転の制動力を増大することができ
る。
【0011】更にまた請求項6記載の開閉機構用ダンパ
は、前記請求項3、4または5記載の要件に加え、前記
駆動ギヤと従動ギヤとの間には更に一または二以上の中
間ギヤが連接されることを特徴とする。この発明によれ
ば、駆動ギヤの回転の制動力を更に増大することができ
る。そしてこれら各請求項記載の発明により、前記課題
の解決が図られる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の開閉機構用ダンパ
について図面に基づいて具体的に説明する。本発明の開
閉機構用ダンパは、洋式の水洗便器の便座や蓋の閉鎖時
の衝撃吸収、ドアや扉等の摺動運動ないしは回動運動す
る建具類の開閉時の衝撃吸収、あるいはこれら建具類の
カテゴリーに含まれないサッシや窓枠等の開閉時の衝撃
吸収(例えばビル等の排煙用窓の拡開時の衝撃吸収)、
ピアノや家具類の蓋や扉の閉鎖時の衝撃吸収、ビル等の
大型建造物に設けられる空調設備(例えば天井据付式の
エアコンの室内機)のメインテナンス用の扉や蓋、ある
いは照明器具の保護カバーの拡開時の衝撃吸収、その他
各種の摺動部、回転部、または回動部に付設されるダン
パ、ショックアブソーバ、シリンダ等の代用として広く
使用される。特にこれらのうち、大型のもの、高重量の
もの、あるいは突風が吹く場所に設けられた窓等に用い
るのに適している。
【0013】そして以下の説明にあたっては、一例とし
て排煙用窓を適用対象にとり、その補強用の支持ステー
の基材側の回動軸部に開閉機構用ダンパを適用した実施
の形態についてその構成並びに作動状態を説明した後、
最後にこの実施の形態とはその基本的構成を異にする幾
つかの他の実施の形態についてその構成のみについて言
及する。
【0014】図中符号1に示すものが本発明の開閉機構
用ダンパであって、本実施の形態にあっては、基材2と
移動部材3と、回動ヒンジ4とを具えて成る開閉機構5
に対して設けられる。そして本実施の形態にあっては移
動部材3として排煙用窓の窓枠を選び、この窓枠と基材
2である取付枠との間に以下述べる諸部材を適用してい
る。
【0015】まず開閉機構5に対しては、移動部材3の
回動運動を摺動運動に変換するよう作用する支持ステー
10及びこの支持ステー10の基材2側の回動軸部に設
けられる開閉機構用ダンパ1を組み付ける。以下支持ス
テー10、開閉機構用ダンパ1の順でこれらの構成につ
いて更に具体的に説明する。
【0016】支持ステー10は、図1、2に示すように
移動部材3に対して、その一端を回動自在に接続して成
る伝達リンク11と、この伝達リンク11の他端に接続
されるスライダ12と、基材2に対して設けられ、この
スライダ12と係合して摺動方向(図示の実施の形態に
あっては上下方向)にスライダ12を案内するガイドレ
ール13とを具えて成る。そして前記スライダ12にお
ける伝達リンク11との回動接続部に対して後述する開
閉機構用ダンパ1を一例として適用するものであり、伝
達リンク11は開閉機構用ダンパ1の駆動軸23に固定
されている。
【0017】なおこの支持ステー10は移動部材3の支
持部材としての役割も果たすため移動部材3のこじり等
が生じないように移動部材3の両側面に設けることが望
ましい。これに対し開閉機構用ダンパ1は衝撃吸収特性
を得るために設けられる部材であるから、所望の衝撃吸
収特性が得られるならば移動部材3の片側一側面のみに
配置するようにすることももちろん可能である。更に開
閉機構5に対し上記支持ステー10が設けられていない
場合には、この支持ステー10に類似の摺動運動変換機
構を別途設けるようにしても差し支えない。
【0018】次に開閉機構用ダンパ1について説明す
る。開閉機構用ダンパ1は本実施の形態にあっては前記
スライダ12として適用するものであり、図1〜4に示
すように幅寸法及び高さ寸法をガイドレール13に噛み
合うように設定した矩形容器状のケーシング20を外郭
部材とする。このものはケーシング本体21と、この開
口部を閉塞するケーシングカバー22とにより構成され
る。そしてこのケーシング20内には駆動軸23と、従
動軸24とを並列的に軸支して具える。なお本明細書に
おいて、ロータ25あるいは駆動軸23及び従動軸24
についていう並列的とは、図4に示すように例えば駆動
側、従動側のそれぞれに軸を同一としない形態でロータ
25あるいは駆動軸23及び従動軸24を設けることを
意味する。更に図示は省略するが前記ケーシングカバー
22及びケーシング本体21と駆動軸23及び従動軸2
4との接続部等の気密性が不充分で、充填される粘弾性
材Pの流出のおそれがあるときには、例えばOリング等
の簡易なシール機構を付設することも可能である。
【0019】そして本発明にあっては、このような駆動
軸23及び従動軸24に対して、複数基のロータ25を
並列的に設け、これらのロータ25とケーシング20と
の間に粘弾性材Pを設けることにより構成する。そして
請求項2で定義したようにケーシング20及びロータ2
5のいずれか一方または双方には凹凸係合構造を設ける
のであるが、ここでは請求項3で定義したロータ25と
してギヤを適用した実施の形態について説明する。すな
わち駆動軸23には駆動ギヤ25Aがキー27によって
固定され、また従動軸24には従動ギヤ25Bがキー2
7によって固定される。これら駆動ギヤ25Aと従動ギ
ヤ25Bとは適宜のバックラッシュを設けて噛み合うよ
うに、駆動軸23と、従動軸24との軸間が設定され
る。
【0020】前記駆動ギヤ25Aと従動ギヤ25Bとの
ギヤ比は、駆動軸23にかかるトルクに応じた適宜のギ
ヤ比を選択する。図6に示すものは、一例としてギヤ径
20mm、歯数20の小ギヤと、ギヤ径38mm、歯数
38の大ギヤと組み合わせ、一方を駆動側とし、他方を
従動側としたとき、つまり駆動ギヤ25A対従動ギヤ2
5Bが図5に示すように1:1または図3、4に示すよ
うに1:1.9もしくは1.9:1の場合及び駆動ギヤ
25Aのみを設けた場合のトルク−閉時経過時間特性を
示すグラフである。なおここでいう閉時経過時間とは移
動部材3が例えば70°回動するのに要した時間であ
る。このグラフより、駆動ギヤ25Aを大ギヤとし、従
動ギヤ25Bを小ギヤとしたときが最も閉時経過時間を
要し、高い制動力が得られることが判る。従って本実施
の形態においてはこの組み合わせを採用する。しかし駆
動軸23にかかるトルクに応じて図5に示すように駆動
ギヤ25A、従動ギヤ25Bを同径とすることもでき
る。
【0021】なおケーシング本体21及びケーシングカ
バー22と、駆動ギヤ25A及び従動ギヤ25Bとの間
に形成されるほぼ円筒状の中空部は、後述する粘弾性材
Pの充填を目的で設けられるものであり、ここに粘弾性
材Pを充填し、ケーシングカバー22により封止され
る。
【0022】駆動軸23の露出面には、駆動軸23と同
一の回転中心を通る取付軸28が突出状態に設けられて
おり、伝達リンク11が固定されるという構成になって
いる。もちろん駆動軸23が取付軸28を代用できれば
必ずしも取付軸28は必要としない。
【0023】また図7に示すように前記駆動ギヤ25A
と従動ギヤ25Bとの間に中間ギヤ25Cを設け、複数
のギヤが連接される構成としてもよく、この場合粘弾性
材Pのロータ25及びケーシング20に対する接合面積
が増大し、駆動ギヤ25Aの回転の制動力を更に増大す
ることができる。
【0024】これら開閉機構用ダンパ1を構成するケー
シング20、駆動軸23、従動軸24(ロータ25)の
材質としては真鍮、ステンレス、アルミ等の金属あるい
は機械的強度の高い各種の工業用プラスチックや他の合
成樹脂、合成ゴム等が採用できる。またスライダ12と
開閉機構用ダンパ1とを別体に構成し、これらを爾後固
定状態に組み合わせることにより構成してもよい。
【0025】次に衝撃吸収作用を直接担う粘弾性材Pに
ついて説明する。粘弾性材Pとしては、所望の衝撃吸収
作用を奏するものであれば、パテ状、未加硫ゴム状、あ
るいは粘稠状の種々の材料、例えば高粘度オイルであっ
てもその粘稠度合いの高いものであれば適用できるもの
である。また本出願人による出願である特願平6−30
8164号「制動装置」、特願平7−138557号
「回動接続部用ダンパ」及び特願平7−189832号
「開閉機構用ダンパ」の出願において用いたバウンシン
グパテ(bouncing putty)を適用するこ
ともできる。
【0026】ここでいうバウンシングパテとは、緩慢な
負荷の変化には極めて柔軟に変形するが、急激な負荷の
変化には強い抗力を示して高い弾性ないしは剛性に近い
性質を有する変形自在なパテ状物質の総称をいうもので
あって、例えば米国特許第2541851号等に開示さ
れるものを包含するものである。
【0027】このものの構造は疎水性のメチル基等を有
し、その大部分が架橋しているシリコーンの網状組織
と、ホウ素混合物の粘着性液体反応性生産物及びメチル
シリコーン等から成る組織との二層構造を有する。そし
て親水性反応生成物は、架橋したシリコーンの隙間に層
を作っている。またこのものの特有な性質は親水性と疎
水性の基が平衡状態にあり、加えてこれら両基の間での
摩擦が大きいことに起因すると考えられる。
【0028】すなわちこのものを例えば比較的硬い面の
上に落下させたときには、親水性の基と疎水性の基との
間の摩擦力が大きく働く結果、各分子が滑ることがない
ため、弾力性のある固体のような性質を示し、更にハン
マーで打つなどの鋭い衝撃下では一種の剛性に近い性質
を示すのである。その一方、徐々に圧力がかかると、摩
擦力に勝ってホウ素成分が網状組織の網目の間を流れ出
ることができるため、極めて柔軟に変形するのである。
【0029】バウンシングパテの成分の一例について示
すと以下のようになる。 ホウ素含有シロキサン 50〜80% 顔料+二酸化ケイ素 10〜30% ジオルガノポリシロキサン 0〜15% 高級脂肪酸 他 1% またバウンシングパテは、オルガノポリシロキサンをホ
ウ素の混合物で処理することによって得られ、熱や触媒
のいずれか一方または双方を適宜与えることによって連
続的に得られる。ここでホウ素の混合物はピロホウ酸、
無水ホウ酸、ホウ酸、エチルホウ酸塩、その他ホウ酸エ
ステル等を含むが、製品に望まれる特質によって特定の
ホウ素混合物を選択できる。
【0030】また粘弾性材Pとしては、上記バウンシン
グパテのほか、シリコーンゴム、未加硫ゴム(ゴムコン
パウンド)、ガム、粘着剤、高粘度オイル等、種々の粘
稠物質を適用し得る。
【0031】更に前記粘弾性材Pは、その設置部位であ
るケーシング本体21、ケーシングカバー22と、駆動
軸23、駆動ギヤ25A、従動軸24及び従動ギヤ25
Bとの間に形成される中空部に充填された状態で、これ
らと強固に接着されるのが望ましい。なおここで述べた
「強固に接着」とは、その一例としてプライマー、接着
剤等による化学的接着強化手段が採用できる。
【0032】また前記化学的接着強化手段に加え、本発
明にあっては以下述べるような機械的接着強化手段を採
用するところに特徴を有する。具体的にはケーシング2
0内壁面またはロータ25の外周面の表面粗さを粗く形
成したり、軸方向に溝やヒダを入れて粘弾性材Pの設置
部位に凹凸係合構造を設ける等の機械的接着強化手段が
採用できる。因みに軸方向に溝やヒダを入れた場合に
は、これら溝やヒダに対し粘弾性材Pが入り込み、これ
が駆動軸23及び従動軸24が回転する際の抵抗となっ
て、粘弾性材Pのスリップが効果的に防止されるように
なるのである。また駆動ギヤ25A及び従動ギヤ25B
に具える歯も同様の作用をもたらすものであり、歯元に
対し粘弾性材Pが入り込み、これが駆動ギヤ25A及び
従動ギヤ25Bが回転する際の粘弾性材Pのロータ25
側のスリップを効果的に防止する。
【0033】更にまた、本実施の形態のように駆動ギヤ
25Aと従動ギヤ25Bを噛み合わせ、これらをロータ
25として使用する場合にあっては、駆動ギヤ25A及
び従動ギヤ25B双方の歯が噛み合う際に、この噛み合
い部において粘弾性材Pを引き込み、更に圧縮する作用
が加わるため、あるいは円滑な回動を許容するバックラ
ッシュを埋めるように粘弾性材Pが歯と歯の噛み合い部
に進入するため、これが抵抗となって駆動ギヤ25A及
び従動ギヤ25Bの回動または回転を制動するように作
用するのである。
【0034】次にこのようにして成る開閉機構用ダンパ
1の作動状態について説明する。なお以下の説明にあた
っては図2において二点鎖線で示す移動部材3たる窓枠
が、閉塞状態にあるときを出発状態として説明する。ま
ず出発状態から移動部材3を拡開方向に移動していく
と、支持ステー10も移動するようになり、伝達リンク
11の回動に伴い、スライダ12がガイドレール13に
沿って下方に移動する。このとき駆動軸23及び駆動ギ
ヤ25Aが回転し、この回転により従動ギヤ25Bが回
転する。従って駆動ギヤ25Aにとって従動ギヤ25B
がギヤ比に応じた負荷となり、図3に示す実施の形態の
ようにギヤ比を設定すれば高い制動力が得られる。
【0035】そしてこの状態から更に移動部材3を回動
させるとスライダ12(開閉機構用ダンパ1)は図2に
おいて実線で示すように移動部材3の拡開端に至るまで
下降を続ける。なおこの間はスライダ12の下降に伴い
駆動ギヤ25Aは回動ないしは回転し、この駆動ギヤ2
5Aに噛み合う従動ギヤ25Bを回転させる。従ってこ
れら駆動ギヤ25A及び従動ギヤ25Bとの噛み合わせ
によって生ずる粘弾性材Pの高い衝撃吸収作用により移
動部材3は急激に拡開することなく、ゆっくりと静かに
拡開端に至る。
【0036】次に図2中、実線に示す拡開状態にある移
動部材3を閉塞方向に回動させていく場合の作動状態に
ついて説明する。本実施の形態においては本発明の特徴
的事項を明確にするために、移動部材3を閉塞方向に回
動させる際の考慮については特に触れていないが、実際
は本出願の出願に係る特願平7−138557号「回動
接続部用ダンパ」において開示したラチェット機構、あ
るいは本出願の出願に係る特願平7−189832号
「開閉機構用ダンパ」において開示したラック、ピニオ
ン機構等から成るワンウェイ可動機構を開閉機構用ダン
パ1に対し適用することにより、いずれか一方向の回転
の際のみに衝撃吸収作用が奏するような構成とする。因
みにこのような構成とすれば、開閉機構用ダンパ1は作
動せず、図2中、仮想線に示す閉塞状態に至るまで移動
部材3は円滑に回動する。
【0037】また開閉機構用ダンパ1は、他の回動個所
つまり本実施の形態においては移動部材3と伝達リンク
11との接続部位に適用することもできる。この場合開
閉機構用ダンパ1のケーシング20は移動部材3に固定
し、更に取付軸28は伝達リンク11に固定する。
【0038】更にまた回動ヒンジ4に対して開閉機構用
ダンパ1を適用することも可能である。この場合、駆動
軸23及び従動軸24にそれぞれ取付板を設け、これら
の取付板に対してそれぞれに移動部材3、基材2を固定
する。
【0039】
【他の実施の形態】次に上記実施の形態とは基本的構成
を異にする他の実施の形態の構成について説明する。ま
ず図8(a)に示すようにロータ25を、小歯車が大歯
車に内接するよう駆動ギヤ25Aを小径の外歯車とし、
一方、従動ギヤ25Bを大径の内歯車とすることもでき
る。この場合、粘弾性材Pは大歯車の内側に充填され、
小歯車のほぼ半周にわたる広い範囲で小歯車と大歯車と
の間に粘弾性材Pを引き込み、更に圧縮するため、駆動
軸23の回動あるいは回転を制動する。
【0040】また図8(b)に示すようにロータ25を
ネジ歯車様により構成することもできる。この場合、粘
弾性材Pはネジ歯車とケーシング20との間に充填さ
れ、互いのロータ25の接触面積が大きいネジ歯車の側
周全域にわたって回転方向に粘弾性材Pを引き込み、更
に圧縮するため、駆動軸23及び従動軸24の回動ある
いは回転を制動する。
【0041】更にまた図8(c)に示すようにロータ2
5たる駆動ギヤ25Aと従動ギヤ25Bとをそれぞれの
歯が噛み合わないように駆動軸23と従動軸24とを配
置し、駆動ギヤ25Aと従動ギヤ25Bとをリンクで接
続した構成とすることもできる。このような構成として
も駆動伝達系への粘弾性材Pの介在を排除することがで
きる。この場合、粘弾性材Pはケーシング20内に充填
され、ロータ25の外周全域にわたって接合されている
ため、ロータ25が回転する際の抵抗となる。またリン
クの周りにも粘弾性材Pを充填する場合には、リンクの
表面を粗く形成したり、リンクの移動方向に垂直に溝や
ヒダを入れて粘弾性材Pとの機械的接着強化手段が採用
できる。
【0042】更にまた図8(d)に示すようにケーシン
グ20に対して弾性突起26を設け、この弾性突起26
がロータ25における凹部または凸部に当接するような
構成とすることも可能である。因みにこのような構成と
しても多少の引き込み、圧縮が期待でき、駆動軸23及
び従動軸24の回動あるいは回転を制動する効果も期待
できる。
【0043】更にまた、上記した実施の形態はロータ2
5をギヤで構成し、駆動伝達と同時に衝撃吸収作用を担
わせたものであったが、図9(a)に示すようにロータ
25に衝撃吸収作用のみを担わせ、これとは別途に駆動
伝達系を設けた構成とすることもできる。このものは駆
動伝達系を駆動ギヤ25A及び従動ギヤ25Bにより構
成してケーシング20の外部に設けるとともに、これら
のギヤと軸を共有するロータ25をケーシング20内部
に設けて成る。従ってケーシング20内において粘弾性
材Pがロータ25間に引き込まれ、更に圧縮されること
により駆動ギヤ25A及び従動ギヤ25Bの回転を制動
する。また上記構成による場合には、駆動伝達系として
は図9(b)に示すように、駆動側と従動側のスプロケ
ット間にチェーンを張架し、このチェーンに駆動伝達を
担わせるような構成としてもよい。更にまた駆動伝達系
は図9(c)に示すように、駆動側と従動側のプーリと
を間隔をあけて配置し、これらのギヤ間に歯付ベルトを
張架するような構成としてもよい。
【0044】このように駆動伝達系と衝撃吸収系とに個
別に設けた構成とした場合、衝撃吸収系のロータ25は
図9(d)(e)に示すように凹凸係合構造たる突起あ
るいは窪みを設けるようにしたり、図9(f)(g)に
示すようにケーシング20側に凹凸係合構造たる突起あ
るいは窪みを設けるようにする。更に図9(h)に示す
ように、ロータ25とケーシング20との双方に凹凸係
合構造たる突起あるいは窪みを設けるようにしてもよ
い。
【0045】更にまた開閉機構用ダンパ1は、図10に
示すようなドアクローザ30における緩衝部材として適
用することもできる。従来、ドアクローザ30の構成
は、天井に取付板31を固定し、この取付板31に回動
自在にリンク32を具え、リンク32の他端にアーム3
3を回動自在に接続し、アーム33の他端にスプリング
により支持され、ピストンにより回転する軸34を取り
付けたものである。そして移動部材3(ドア)の開放時
に縮んだスプリングの復元力により前記軸34を回転さ
せ、アーム33及びリンク32を駆動して移動部材3
(ドア)を閉じるものであり、この時の緩衝部材として
油圧シリンダを適用したものである。
【0046】従ってこのようなドアクローザ30に緩衝
部材として開閉機構用ダンパ1を適用する場合、取付板
31とリンク32との接続部位、リンク32とアーム3
3との接続部位、あるいはアーム33と軸34との接続
部位に取り付ける。もちろんこの場合も、そのままの構
成では開放時に移動部材3の動きが重くなるが、これを
嫌う場合には本出願の出願に係る特願平7−13855
7号「回動接続部用ダンパ」等において開示した例えば
ラチェット機構から成るワンウェイ可動機構を開閉機構
用ダンパ1に対し適用することにより、いずれか一方向
の回転の際のみに衝撃吸収作用が奏するような構成と
し、このような構成とすれば所望の方向のみにダンパを
作用させ、他の方向には開閉機構用ダンパ1を作用させ
ないで移動部材3を円滑に回動することが可能となる。
【0047】
【発明の効果】本発明の開閉機構用ダンパ1は、以上述
べたような構成を有することによって成るものであっ
て、このような構成を有することによって以下のような
効果が発揮される。すなわち請求項1記載の発明によれ
ば、駆動伝達系により駆動伝達を確実に行いつつ、粘弾
性材Pにより移動部材3の動きを制動する。
【0048】また請求項2記載の発明によれば、凹凸係
合構造により粘弾性材Pとロータ25あるいはケーシン
グ20との接合面積が増大し、ロータ25が回転する際
の抵抗が増す。
【0049】また請求項3記載の発明によれば、駆動ギ
ヤ25Aに連動して従動ギヤ25Bが回転し、駆動ギヤ
25Aにとって従動ギヤ25Bが常時負荷となる。また
駆動ギヤ25A及び従動ギヤ25Bの歯が噛み合う際に
この噛み合い部において粘弾性材Pを引き込み、更に圧
縮するため、あるいはバックラッシュを埋めるように粘
弾性材Pが歯と歯の噛み合い部に進入するため、これが
抵抗となって駆動ギヤ25Aの回転を制動する。
【0050】更に請求項4記載の発明によれば、移動部
材3の荷重等に応じてギヤ比を選択することで、駆動ギ
ヤ25Aの回転の制動力を最適に設定することができ
る。
【0051】更にまた請求項5記載の発明によれば、駆
動ギヤ25Aの回転の制動力を増大することができる。
【0052】更にまた請求項6記載の発明によれば、駆
動ギヤ25Aの回転の制動力を更に増大することができ
る。そしてこのような各請求項記載の構成により、もた
らされる効果が相乗的に作用することにより大型、高重
量の排煙用窓の窓枠や天井据付式のエアコンの室内機の
開閉扉、あるいは玄関扉等に対しても適用でき、しかも
充分な衝撃吸収作用の得られる極めて有用な開閉機構用
ダンパ1の提供が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の開閉機構用ダンパを適用した開閉機構
の一例を一部拡大して示す斜視図である。
【図2】本発明の開閉機構用ダンパの第一の実施の形態
を一部拡大して示す縦断側面図並びに横断平面図であ
る。
【図3】開閉機構用ダンパを拡大して示す斜視図であ
る。
【図4】同上平面図並びに縦断側面図である。
【図5】ギヤ比を同一とした開閉機構用ダンパを拡大し
て示す平面図である。
【図6】開閉機構用ダンパ性能比較を示すグラフであ
る。
【図7】中間ギヤを設けた開閉機構用ダンパを示す平面
図である。
【図8】開閉機構用ダンパの四種の異なる構成例を示す
説明図である。
【図9】開閉機構用ダンパをロータに衝撃吸収作用のみ
を担わせ、これとは別個に駆動伝達系を設けて構成した
実施の形態を示す縦断側面図、ギヤに代わる他の駆動伝
達系を示す平面図及び五種の凹凸係合構造を示す平面図
である。
【図10】開閉機構用ダンパをドアクローザに適用した
例を一部拡大して示す斜視図である。
【符号の説明】
1 開閉機構用ダンパ 2 基材 3 移動部材 4 回動ヒンジ 5 開閉機構 10 支持ステー 11 伝達リンク 12 スライダ 13 ガイドレール 20 ケーシング 21 ケーシング本体 22 ケーシングカバー 23 駆動軸 24 従動軸 25 ロータ 25A 駆動ギヤ 25B 従動ギヤ 25C 中間ギヤ 26 弾性突起 27 キー 28 取付軸 30 ドアクローザ 31 取付板 32 リンク 33 アーム 34 軸 P 粘弾性材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも基材と移動部材とを具えて成
    る開閉機構に対して設けられる衝撃吸収用の装置であ
    り、ケーシング内に複数のロータを並列配置し、このケ
    ーシングとロータとの間には粘弾性材を充填するととも
    に、このケーシング内には更に前記ロータを利用した駆
    動伝達系、あるいはこのケーシングの外部に前記ロータ
    とは個別に駆動伝達系を設けることにより構成され、前
    記粘弾性材はこの駆動伝達系とは独立的に配置されるこ
    とを特徴とする開閉機構用ダンパ。
  2. 【請求項2】 前記ケーシング及びロータのいずれか一
    方または双方には凹凸係合構造が設けられることを特徴
    とする請求項1記載の開閉機構用ダンパ。
  3. 【請求項3】 前記ロータはギヤであり、駆動軸に設け
    られた駆動ギヤと、従動軸に設けられた従動ギヤとを、
    適宜のバックラッシュを設けて噛み合うように配列する
    ことで前記駆動伝達系を構成したことを特徴とする請求
    項1または2記載の開閉機構用ダンパ。
  4. 【請求項4】 前記駆動ギヤ及び従動ギヤは、駆動軸に
    かかるトルクに応じた適宜のギヤ比が選択されることを
    特徴とする請求項3記載の開閉機構用ダンパ。
  5. 【請求項5】 前記駆動ギヤは従動ギヤよりも大径であ
    ることを特徴とする請求項4記載の開閉機構用ダンパ。
  6. 【請求項6】 前記駆動ギヤと従動ギヤとの間には更に
    一または二以上の中間ギヤが連接されることを特徴とす
    る請求項3、4または5記載の開閉機構用ダンパ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1552972A3 (de) * 2004-01-08 2005-11-16 Webasto AG Luftklappenantriebsvorrichtung

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