JPH09169839A - コーティング用硬化性組成物 - Google Patents

コーティング用硬化性組成物

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JPH09169839A
JPH09169839A JP8266420A JP26642096A JPH09169839A JP H09169839 A JPH09169839 A JP H09169839A JP 8266420 A JP8266420 A JP 8266420A JP 26642096 A JP26642096 A JP 26642096A JP H09169839 A JPH09169839 A JP H09169839A
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compound
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carbamate
urea
lactone
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JP8266420A
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Brian D Bammel
ブライアン、ディー.バメル
John D Mcgee
ジョン、ディー.マギー
Walter H Ohrbom
ウォルター、エイチ.オウボム
Todd A Seaver
トッド、エイ.シーバー
Gregory G Menovcik
グレゴリー、ジー.メノブチック
Paul J Harris
ポール、ジェイ.ハリス
John W Rehfuss
ジョン、ダブリュ.レイフュス
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BASF Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐久性、硬度、および引掻き、擦傷、溶媒、
および酸に対する抵抗性のような性質のすぐれた組み合
わせを有するコーティング組成物の提供。 【解決手段】 カルバメートまたは尿素基またはカルバ
メートまたは尿素基に変換できる基、およびヒドロキシ
カルボン酸と反応できるか、または開環反応においてラ
クトンと反応できる活性水素基を含んでなる化合物
(A)(1)と、ラクトンまたはヒドロキシカルボン酸
とを反応させる工程を含んでなる、カルバメートまたは
尿素官能性化合物を製造する方法。こうして製造された
化合物は、硬化性組成物において有用である。このよう
な組成物は、また、化合物(A)(1)上の官能基と反
応性である複数の基を含んでなる硬化剤を含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カルバメート−ま
たは尿素−官能性化合物を製造する方法および硬化性コ
ーティング組成物におけるそれらの使用、特に組成物の
成分の1つとしてカルバメート−または尿素−官能性化
合物を利用する硬化性組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】硬化性コーティング組成物、例えば、熱
硬化性コーティング、はコーティング分野において広く
使用されている。カルバメート−または尿素−官能性化
合物、例えば、硬化性組成物、特に硬化性コーティング
組成物、は使用について記載されてきている。それらは
自動車および工業的コーティング産業におけるトップコ
ートにしばしば使用されている。カラー−プラス−クリ
アー複合コーティングは、例外的な光沢度、色の深さ、
映像の明確さ、または特別の金属効果を望む場合、トッ
プコートとして特に有用である。自動車産業において、
自動車本体のパネルにこれらのコーティングが広範に使
用されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、カラー
−プラス−クリアー複合コーティングは、所望の視的効
果を達成するために、クリアコートにおいて極端に高い
透明度を必要とする。高い光沢度のコーティングは、ま
た、所望の視的効果、例えば、高い映像の明確さ(DO
I)を達成するために、コーティング表面における視的
異常が低いことが要求される。このようなコーティング
は環境腐蝕として知られている現象に対して特に感受性
である。環境腐蝕は、コーティングの仕上げ上にまたは
その中に、こすってしばしば除去できない斑点またはし
るしとして現れる。カルバメートまたは尿素の官能性を
有するコーティング組成物に基づく硬化性コーティング
組成物は、腐蝕抵抗性コーティングを提供するためにこ
の分野において記載された。例えば、米国特許第5,3
56,669号およびWO第94/10211号各明細
書。
【0004】環境腐蝕に対する抵抗性に加えて、多数の
他の特性が望ましいことがある。例えば、高度の柔軟性
を有するコーティングを提供することは望ましいことが
ある。プラスチック、皮革、または繊維材料の支持体の
場合におけるように、コーティングをその上に配置する
支持体がそれ自体柔軟性である場合に、これは特に有利
であることがある。
【0005】また、揮発性有機含量(VOC)を減少さ
せるためにコーティング組成物において要求される支持
体の量を減少させることが望ましく、これは環境にとっ
ていっそうよいことである。
【0006】最後に、耐久性、硬度、および引掻き、擦
傷、溶媒、および酸に対する抵抗性のような性質のすぐ
れた組み合わせを有するコーティングを提供するため
に、異なる種類のカルバメートまたは尿素の官能性材料
の選択肢を提供することが望ましい。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の面によれ
ば、前述の性質の1または2以上のを提供することがで
きるカルバメート−または尿素−官能性化合物を製造す
る方法が提供される。この方法は、カルバメートまたは
尿素基またはカルバメートまたは尿素基に変換できる
基、およびヒドロキシカルボン酸と反応できるか、また
は開環反応においてラクトンと反応できる活性水素基を
含んでなる化合物(A)と、ラクトンまたはヒドロキシ
カルボン酸とを反応させる工程を含んでなるカルバメー
ト−または尿素官能性エステル含有化合物の製造法から
なる。
【0008】本発明に従い製造された化合物は、耐久
性、硬度、および引掻き、擦傷、溶媒、および酸に対す
る抵抗性のような性質のすぐれた組み合わせを有するコ
ーティングを提供することができる。このようなコーテ
ィング組成物は、また、低いVOCレベルを提供し、そ
して柔軟性支持体上に使用するためにすぐれた柔軟性を
有するコーティングを製造するために使用することがで
きる。
【0009】第2面から、本発明は、(A)複数の官能
性架橋基を含んでなる化合物(ここで、この官能性架橋
基の少なくとも1つはカルバメートまたは尿素官能基で
あり、この化合物は、また、活性水素基とラクトン環ま
たはヒドロキシカルボン酸との反応から誘導される少な
くとも1つのエステル基またはアミド基を含む)、およ
び、(B)化合物(A)上の官能基と反応性である複数
の基を含んでなる硬化剤、を含んでなるコーティング組
成物を提供する。
【0010】本発明は、耐久性、硬度、および引掻き、
擦傷、溶媒、および酸に対する抵抗性のような性質のす
ぐれた組み合わせを有するコーティングを提供する。本
発明によるコーティング組成物は、また、低いVOCレ
ベルを提供し、そして柔軟性支持体上に使用するために
すぐれた柔軟性を有するコーティングを製造するために
使用することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明によれば、化合物(A)は
カルバメートまたは尿素官能性を有し、そして多数の方
法で製造することができる。1つの態様において、化合
物(A)は、少なくとも1つのカルバメートまたは尿素
基(またはカルバメートまたは尿素に変換できる基)お
よび活性水素基を有する化合物(A)(1)とラクトン
またはヒドロキシカルボン酸(A)(2)とを反応させ
ることによって製造される。
【0012】カルバメート基は、一般に、下記式により
特徴づけることができる: 式中RはHまたはアルキル、好ましくは1〜4個の炭素
原子のアルキルである。好ましくは、RはHまたはメチ
ルであり、より好ましくはRはHである。尿素基は、一
般に、下記式により特徴づけることができる: 式中R’およびR”は各々独立してHまたはアルキル、
好ましくは1〜4個の炭素原子のアルキルを表すか、ま
たはR’およびR”は一緒になって複素環式環構造を形
成することができる(例えば、R’およびR”はエチレ
ン架橋を形成する)。
【0013】化合物(A)は、ラクトンまたはヒドロキ
シカルボン酸(A)(2)と、活性水素基(ラクトンを
開環することができる(例えば、ヒドロキシル、第一ア
ミン、酸)か、またはヒドロキシカルボン酸の酸基と縮
合反応を行うことができる)およびカルバメートまたは
尿素基またはカルバメートまたは尿素に変換できる基を
有する化合物(A)(1)とを反応させることによって
形成させることができる。活性水素基およびカルバメー
トまたは尿素に変換できる基を有する化合物を使用して
ラクトンまたはヒドロキシカルボン酸と反応させると
き、前記基のカルバメートまたは尿素への変換は開環反
応の間にまたは後に達成することができる。
【0014】カルバメートまたは尿素基および活性水素
基を有する化合物はこの分野において知られている。例
えば、ヒドロキシプロピルカルバメートおよびヒドロキ
シエチルエチレン尿素はよく知られており、そして商業
的に入手可能である。アミンカルバメートは米国特許第
2,842,523号明細書に記載されている。ヒドロ
キシル尿素は、また、オキサゾリドンをアンモニアまた
は第一アミンと反応させるか、またはエチレンオキシド
をアンモニアと反応させてアミノアルコールを形成さ
せ、次いでその化合物または任意の他のアミノアルコー
ルを塩酸と、次いで尿素と反応させてヒドロキシ尿素を
形成させることによって製造することができる。アミノ
尿素は、例えば、ケトンを反応から保護された(例え
ば、立体障害により)1つのアミノ基を有するジアミン
と反応させ、次いでHNCO(すなわち、尿素の熱分解
生成物)と、次いで水と反応させることによって製造す
ることができる。また、これらの化合物は、後述するよ
うに、活性水素およびカルバメートまたは尿素に変換で
きる基を有する化合物を使用して出発し、次いでラクト
ンまたはヒドロキシカルボン酸との反応の開始前に、前
記基をカルバメートまたは尿素に変換することによって
製造することができる。
【0015】カルバメートまたは尿素に変換できる基
は、環状カーボネート基、エポキシ基、および不飽和結
合を包含する。環状カーボネート基はアンモニアまたは
第一アミンとの反応によりカーボネート基に変換するこ
とができ、ここでアンモニアまたは第一アミンは環状カ
ーボネートを開環してβ−ヒドロキシカルバメートを形
成する。エポキシ基は、まずCOとの反応により環状
カーボネート基に変換することによって、カルバメート
基に変換することができる。これは大気圧から臨界CO
圧力を越える任意の圧力において実施することができ
るが、好ましくは昇圧(例えば、60〜150psi)
下に実施される。この反応のための温度は好ましくは6
0〜150℃である。有用な触媒はオキシラン環を達成
する任意の触媒を包含し、例えば、第三アミンまたは第
四塩(例えば、テトラメチルアンモニウムブロミド)、
有機錫ハライドおよびアルキルホスホニウムハライドの
組み合わせ(例えば、(CHSnI、BuSn
I、BuPI、および(CHPI)、カリウム
塩(例えば、KCO、KI)好ましくはそれとクラ
ウンエーテルとの組み合わせ、錫オクトエート、カルシ
ウムオクトエートなどである。次いで、環状カーボネー
トを前述したようにカルバメート基に変換することがで
きる。如何なる不飽和結合も、まずペルオキシドとの反
応によりエポキシ基に変換し、次いでCOと反応させ
て環状カーボネートを形成させ、次いでアンモニアまた
は第一アミンと反応させてカルバメートを形成させるこ
とによってカルバメート基に変換することができる。
【0016】他の基、例えば、ヒドロキシル基またはイ
ソシアネート基は、また、カルバメート基に変換して化
合物(A)(1)を形成させることができる。しかしな
がら、このような基を化合物(A)(1)上に存在さ
せ、そしてラクトンまたはヒドロキシカルボン酸との反
応後にカルバメートに変換すべき場合、それらがラクト
ン、ヒドロキシカルボン酸と、または他の活性水素基と
反応しないように、それらをブロックしなくてはならな
いであろう。これらの基のブロッキングが不可能である
場合、カルバメートまたは尿素への変換はラクトンまた
はヒドロキシカルボン酸との反応前に完結しなくてはな
らないであろう。ヒドロキシル基は、モノイソシアネー
ト(例えば、メチルイソシアネート)と反応させて第二
カルバメート基を形成するするか、またはシアン酸(こ
れは尿素の熱分解によりその場で形成することができ
る)と反応させて第一カルバメート基(すなわち、非置
換カルバメート)を形成させることによって、カルバメ
ート基に変換することができる。この分野において知ら
れているように、この反応は好ましくは触媒の存在下に
生起する。ヒドロキシル基は、また、ホスゲンと、次い
でアンモニアと反応させて、1または2以上のカルバメ
ート基を有する化合物を形成させることができるか、ま
たはヒドロキシルをホスゲンと、次いで第一アミンと反
応させて、第二カルバメート基を有する化合物を形成さ
せることができる。他のアプローチはイソシアネートを
ヒドロキシアルキルカルバメートのような化合物と反応
させて、カルバメートキャップドイソシアネート誘導体
を形成させることである。例えば、トルエンジイソシア
ネート上の一方のイソシアネートをヒドロキシプロピル
カルバメートと反応させ、次いで他方のイソシアネート
基を過剰のポリオールと反応させてヒドロキシカルバメ
ートを形成させることができる。最後に、カルバメート
はエステル交換により製造することができ、ここでヒド
ロキシル基をアルキルカルバメート(例えば、メチルカ
ルバメート、エチルカルバメート、ブチルカルバメー
ト)と反応させて、第一カルバメート基を含有する化合
物を形成させる。この反応は加熱下に、好ましくは触
媒、例えば、有機金属触媒(例えば、ジブチル錫ジラウ
レート)の存在下に、実施される。カルバメートを製造
する他の技術は、また、この分野において知られてお
り、そして、例えば、P.Adams& F.Baro
n、¨Esters of Carbamic Aci
d¨、Chemical Review、v.65、1
965、に記載されている。
【0017】オキサゾリドンのような基は、また、ラク
トンまたはヒドロキシカルボン酸との反応後に尿素に変
換することができる。例えば、ヒドロキシエチルオキサ
ゾリドンを使用して、ラクトンまたはヒドロキシカルボ
ン酸との反応を開始させ、次いでアンモニアまたは第一
アミンをオキサゾリドンと反応させて尿素官能基を発生
させることができる。
【0018】他の基、例えば、アミノ基またはイソシア
ネート基をまた尿素基に変換して化合物(A)(1)を
形成させる。しかしながら、このような基を化合物
(A)(1)上に存在させ、次いでラクトンまたはヒド
ロキシカルボン酸との反応後に尿素に変換すべき場合、
それらがラクトン、ヒドロキシカルボン酸と、または存
在する他の活性水素基と反応しないように、それらをブ
ロックしなくてはならないであろう。これらの基のブロ
ッキングが不可能である場合、カルバメートまたは尿素
への変換はラクトンまたはヒドロキシカルボン酸との反
応前に完結しなくてはならないであろう。アミノ基は、
モノイソシアネート(例えば、メチルイソシアネート)
と反応させて第二尿素基を形成させるか、またはシアン
酸(これは尿素の熱分解によりその場で形成させること
ができる)と反応させて第一尿素基を形成させることに
よって、尿素基に変換することができる。この分野にお
いて知られているように、この反応は好ましくは触媒の
存在下に生起する。アミノ基は、また、ホスゲンと、次
いでアンモニアと反応させて、1または2以上の尿素基
を有する化合物を形成させることができるか、またはア
ミノ基をホスゲンと、次いで第一アミンと反応させて、
第二尿素基を有する化合物を形成させることができる。
他のアプローチはイソシアネートをヒドロキシ尿素化合
物と反応させて、尿素キャップドイソシアネート誘導体
を形成させることである。例えば、トルエンジイソシア
ネート上の一方のイソシアネートをヒドロキシエチルエ
チレン尿素と反応させ、次いで他方のイソシアネート基
を過剰のポリオールと反応させてヒドロキシカルバメー
トを形成させることができる。
【0019】活性水素基およびカルバメートに変換でき
る基を有する化合物の一つの好ましいクラスは、ヒドロ
キシアルキル環状カーボネートである。ヒドロキシアル
キル環状カーボネートは多数のアプローチにより製造す
ることができる。ある種のヒドロキシアルキル環状カー
ボネート、例えば、3−ヒドロキシプロピルカーボネー
ト(すなわち、グリセリンカーボネート)は商業的に入
手可能である。環状カーボネート化合物はいくつかの異
なるアプローチの任意のものにより合成することができ
る。1つのアプローチは、前述したような条件下にかつ
触媒を使用して、エポキシ基含有化合物をCOと反応
させることを包含する。有用な触媒は、オキシラン環を
活性化する任意の触媒、例えば、第三アミン第四塩(例
えば、テトラメチルアンモニウムブロミド)、錫および
/またはリンの錯塩(例えば、(CHSnI、
(CHPI)を包含する。エポキシドは、また、
β−ブチロラクトンと反応させることができる。他のア
プローチにおいて、グリコール、例えば、グリセリンを
少なくとも80℃において触媒(例えば、炭酸カリウ
ム)の存在下にジエチルカーボネートと反応させてヒド
ロキシアルキルカーボネートを形成させる。また、構造
式:
【0020】
【化1】 を有する1,2−ジオールのケタールを含有する官能性
化合物を水で、例えば、60℃の温度において、または
より好ましくは微量の酸とともに、開環して1,2−グ
リコールを形成させることができ、次いでこれをさらに
ジエチルカーボネートと反応させて環状カーボネートを
形成させる。環状カーボネートは、この分野において知
られているように、典型的には5〜6員環を有する。5
員環は、合成が容易でありかつ商業的に入手可能な程度
が大きいので、好ましい。6員環は、環状カーボネート
の形成についてこの分野において知られている条件下
に、ホスゲンを1,3−プロパンジオールと反応させる
ことによって合成できる。実際に使用されている好まし
いヒドロキシアルキル環状カーボネートは、下記式によ
り表すことができる:
【0021】
【化2】 式中R(またはnが2以上である場合各R)は1〜18
個の炭素原子、好ましくは1〜6個の炭素原子、より好
ましくは1〜3個の炭素原子、のヒドロキシアルキル基
であり、前記基は直鎖状または分枝鎖状であることがで
き、そしてヒドロキシル(これはそれ自体第一、第二、
または第三であることができる)に加えて置換基を有す
ることができ、そしてnは1または2であり、前記置換
基は1または2以上の他の置換基、例えば、ブロックド
アミンまたは不飽和基により置換されることができる。
より好ましくは、Rは−C2mOHであり、ここでヒ
ドロキシルは第一または第二であることができ、そして
mは1〜8であり、なおより好ましくは、Rは−(CH
−OHであり、ここでヒドロキシルは第一であ
り、そしてpは1〜2である。
【0022】活性水素により開環することができるラク
トンはこの分野においてよく知られている。それらは、
例えば、ε−カプロラクトン、γ−カプロラクトン、β
−ブチロラクトン、β−プロプリオラクトン、γ−ブチ
ロラクトン、α−メチル−γ−ブチロラクトン、β−メ
チル−γ−ブチロラクトン、γ−バレロラクトン、δ−
バレロラクトン、γ−ノナン酸ラクトン、γ−オクタン
酸ラクトン、およびペントラクトンを包含する。好まし
い態様において、ラクトンはε−カプロラクトンであ
る。本発明の実施において有用なラクトンは、また、下
記式により特徴づけられる:
【0023】
【化3】 式中nは1〜7の正の整数であり、そしてRは1または
2以上のH原子、または1〜7個の炭素原子の置換また
は非置換のアルキル基である。
【0024】ラクトンの開環反応は典型的には昇温(例
えば、80〜150℃)下に実施される。反応成分は通
常液体であるので、溶媒は不必要である。しかしなが
ら、反応成分が液体である場合であってさえ、溶媒は反
応のためのすぐれた条件を促進するために有用であるこ
とがある。任意の非反応性溶媒を使用することができ、
極性および非極性の双方の有機溶媒を包含する。有用な
溶媒の例は、トルエン、キシレン、メチルエチルケト
ン、メチルイソブチルケトンなどを包含する。触媒の存
在が好ましい。有用な触媒はプロトン酸(例えば、オク
タン酸、AmberlystR 15(Rohm & H
aas))、および錫触媒(例えば、オクタン酸第一
錫)を包含する。また、この反応はラクトン環と反応さ
せるために分子上のヒドロキシル基のナトリウム塩を形
成させることによって開始することができる。
【0025】十分な量のラクトンが存在する場合、ラク
トンの開環反応により分子の連鎖延長が生じる。カルバ
メートまたは尿素(A)(1)およびラクトン(A)
(2)の相対量を変化させて、連鎖延長の程度をコント
ロールすることができる。ヒドロキシルまたはアミン基
を使用するラクトン環の開環は、エステルまたはアミド
およびOH基の形成を生ずる。次いでOH基を他の利用
可能なラクトン環と反応し、こうして連鎖延長を生じさ
せることができる。したがって、この反応は開始剤化合
物(A)(1)の量に関してラクトンの比率をコントロ
ールされる。本発明の実施において、(A)(2)から
のラクトンの当量/(A)(1)からの活性水素基の比
は好ましくは0.1:1〜10:1、より好ましくは
1:1〜5:1である。ラクトンを酸で開環するとき、
生ずる化合物は酸基を有し、この酸基はよく知られてい
る技術、例えば、エチレンオキシドとの反応によりヒド
ロキシル基に変換することができる。
【0026】ヒドロキシル活性水素基を有する化合物
(A)(1)は、また、ヒドロキシカルボン酸と反応さ
せてカルバメート−または尿素−官能性化合物(A)を
形成させることができる。有用なヒドロキシカルボン酸
は、ジメチルヒドロキシプロピオン酸、ヒドロキシステ
アリン酸、酒石酸、乳酸、2−ヒドロキシエチル安息香
酸、およびN−(2−ヒドロキシエチル)エチレンジア
ミン三酢酸を包含する。この反応は典型的なエステル交
換条件下に、例えば、室温〜150℃の温度において、
エステル交換触媒、例えば、オクタン酸カルシウム、金
属水酸化物(例えば、KOH)、第IまたはII族の金
属(例えば、Na、Li)、金属炭酸塩(例えば、K
CO)(これはクラウンエーテルと組み合わせた使用
により増強することができる)、金属酸化物(例えば、
酸化ジブチル錫)、金属アルコキシド(例えば、NaO
CH、Al(OC、金属エステル(例え
ば、オクタン酸第一錫、オクタン酸カルシウム、または
プロトン酸(例えば、HSO)、MgCOまたは
PhSbIを使用して実施することができる。この反
応は、また、室温においてポリマー支持触媒、例えば、
Amberlyst−15R (Rohm & Haa
s)を使用して、R.Anand、Synthetic
Communications、24(19)、27
43−47(1994)(その開示は引用することによ
って本明細書の一部とされる)に記載されているように
実施することができる。
【0027】他の態様において、少なくとも1つのカル
バメートまたは尿素基(またはカルバメートまたは尿素
に変換できる基)および活性水素基を有する化合物
(A)(1)とラクトンまたはヒドロキシカルボン酸
(A)(2)との反応生成物である前述の化合物を、そ
の反応生成物の複数の分子上のヒドロキシル基と反応性
であるが、その上のカルバメートまたは尿素基と反応性
でない化合物(A)(3)とさらに反応させることがで
きる。こうして、最終生成物において、化合物(A)
(3)の残基は(A)(1)/(A)(2)反応生成物
の複数のカルバメート−または尿素−官能性残基が結合
するコアとして記載することができる。また、(A)
(1)/(A)(2)反応生成物を、化合物(A)
(3)との反応前に、ヒドロキシル基+カルバメートま
たは尿素基を含んでなる他の化合物(例えば、ヒドロキ
シプロピルカルバメート)と混合することができる。こ
のような場合において、生ずる反応混合物は(A)
(1)/(A)(2)反応生成物/このような他の化合
物の化学量論的比を反映するであろう。
【0028】(A)(3)として有用な化合物は下記の
ものを包含する:ポリイソシアネート、ジアルキルカー
ボネート、環状カーボネート、CO、ホスゲン、アセ
タール、環状または線状ホスファゼン、置換または非置
換の環状シロキサンまたはシラン、置換または非置換の
線状シロキサンまたはシラン(このような化合物は式S
iXで記載することができ、式中Xはプロトンと
反応性の基、例えば、ハライド、アルコキシ、水素化物
またはアセテートであり、Rはプロトンと非反応性の
基、例えば、アルキル、シラン、またはシロキサンであ
り、mは2〜4であり、そしてm+nは4である)、S
、POCl、POCl2R(式中Rはアルキルま
たはアリールである)。化合物(A)(3)のあるもの
では、ジオールを、また、反応混合物の中に含めてカル
バメートまたは尿素の末端を有する連鎖延長を得ること
ができる。これは、例えば、ホスゲンを使用して実施す
ることができ、ここでホスゲン/ジオール反応は連鎖延
長を生じ、そしてホスゲンと(A)(1)/(A)
(2)反応生成物との反応はカルバメートまたは尿素基
を有する連鎖停止を生ずる。
【0029】ポリイソシアネートは脂肪族ポリイソシア
ネートであることができ、脂環族ポリイソシアネートま
たは芳香族ポリイソシアネートを包含する。有用な脂肪
族ポリイソシアネートは、脂肪族ジイソシアネート、例
えば、エチレンジイソシアネート、1,2−ジイソシア
ナトプロパン、1,3−ジイソシアナトプロパン、1,
6−ジイソシアナトヘキサン、1,4−ブチレンジイソ
シアネート、リジンジイソシアネート、1,4−メチレ
ンビス−(シクロヘキシルイソシアネート)およびイソ
ホロンジイソシアネートを包含する。有用な芳香族ジイ
ソシアネートおよび芳香脂肪族ジイソシアネートはトル
エンジイソシアネートの種々の異性体を包含し、メタ−
キシレンジイソシアネートおよびパラ−キシレンジイソ
シアネート、また、4−クロロ−1,3−フェニレンジ
イソシアネート、1,5−テトラヒドロ−ナフタレンジ
イソシアネート、4,4’−ジベンジルジイソシアネー
トおよび1,2,4−ベンゼントリイソシアネートを使
用することができる。さらに、α,α,α’,α’−テ
トラメチルキシレンジイソシアネートの種々の異性体を
使用することができる。過剰のモノマー状ポリイソシア
ネートとポリオールとの反応により製造されるオリゴマ
ーまたはポリマーのポリイソシアネートを使用すること
ができる。また、イソシアヌレート、例えば、イソホロ
ンジイソシアネートのイソシアヌレートまたはヘキサメ
チレンジイソシアネートのイソシアヌレートを使用する
ことができる。イソシアヌレートのビウレット、例え
ば、DESMODURR N100(Mobayから)
も、また、有用である。
【0030】ジアルキルカーボネート、環状カーボネー
ト、CO、ジフェニルカーボネート、またはホスゲン
を化合物(A)(3)として使用して、2つの(A)
(1)/(A)(2)反応生成物と反応させかつカーボ
ネート結合基を介して結合することができる。ホスゲン
を使用するとき、ホスゲンは(A)(1)/(A)
(2)反応生成物の溶液に、約1モルのホスゲン/2モ
ルの約(または2モルの(A)(1)/(A)(2)反
応生成物+他のヒドロキシカルバメートまたは尿素化合
物、例えば、ヒドロキシプロピルカルバメート)のモル
比で添加することができる。この反応は7℃より低い温
度においてまたは圧力下に実施して、ホスゲンを液体状
態に維持するか、またはガスのホスゲンを系に泡立てて
通入することができる。塩形成塩基(例えば、NaO
H)を使用して反応の進行を促進することができる。反
応は事実上任意の非プロトン性溶媒中ので−20℃〜8
0℃の温度および40psiまでの圧力下に実施するこ
とができる。
【0031】環状カーボネートまたはジアルキルカーボ
ネートを化合物(A)(3)として使用して、、適当な
モル混合物(2モルの(A)(1)/(A)(2)反応
生成物+任意の他のヒドロキシカルバメートまたは尿素
および1モルの環状カーボネートまたはジアルキルカー
ボネート)においてエステル交換触媒、例えば、オクタ
ン酸カルシウムの存在下に加熱(例えば、80〜200
℃)することによって(A)(1)/(A)(2)反応
生成物と反応させることができる。有用なジアルキルカ
ーボネートは、ジエチルカーボネート、ジメチルカーボ
ネート、ジプロピルカーボネート、ジフェニルカーボネ
ート、およびジブチルカーボネートを包含する。有用な
環状カーボネートは、プロピレン環状カーボネート、グ
リセリン環状カーボネート、およびジメチルエチレン環
状カーボネートを包含する。環状カーボネートは、ま
た、任意の不飽和結合から、不飽和結合をペルオキシド
と反応させてオキシラン環を形成させ、次いでCO
反応させて環状カーボネートを形成させることによって
形成させることができる。有用な触媒は下記のものを包
含する:金属水酸化物(例えば、KOH)、第Iまたは
II族の金属(例えば、Na、Li)、金属炭酸塩(例
えば、KCO)(これはクラウンエーテルと組み合
わせる使用により増強することができる)、金属酸化物
(例えば、ジブチル錫酸化物)、金属アルコキシド(例
えば、NaOCH、Al(OC)、金属エ
ステル(例えば、オクタン酸第一錫、オクタン酸カルシ
ウム)、またはプロトン酸(例えば、HSO)、M
gCO、またはPhSbI。使用する溶媒はエステ
ル交換反応に対して不活性であるべきである。(A)
(1)/(A)(2)反応生成物中のエステル基のエス
テル交換反応を最小とするように調節するための触媒お
よび/または反応条件を必要とすることがある。また、
COを化合物(A)(3)として同様な条件下に使用
することができ、同様な触媒+それが1〜40気圧の圧
力において使用することができる。
【0032】無機反応性基を有する化合物を、また、使
用して(A)(1)/(A)(2)反応生成物のヒドロ
キシル基と反応させることができる。これらは下記のも
のを包含する:リン化合物、例えば、POClまたは
ヘキサクロロシクロトリホスファゼン、SO源、例え
ば、SOまたはSOCl、またはシランに基づく
系、例えば、置換または非置換の環状シロキサンまたは
シラン、置換または非置換の線状シロキサンまたはシラ
ン(このような化合物は式SiXで記載すること
ができ、式中Xはプロトンと反応性の基、例えば、ハラ
イド、アルコキシ、水素化物またはアセテートであり、
Rはプロトンと非反応性の基、例えば、アルキル、シラ
ン、またはシロキサンであり、mは2〜4であり、そし
てm+nは4である)。
【0033】リンを含有する化合物、例えば、ホスファ
ゼンに基づく化合物(例えば、ヘキサクロロシクロトリ
ホスファゼン)またはPOClを化合物(A)(3)
として使用して(A)(1)/(A)(2)反応生成物
と反応させることができる。典型的な反応において、1
当量(塩素含量に基づいて)のリン試薬を合成エーテル
溶媒、例えば、テトラヒドロフランのジエチルエーテル
中に溶解して、ほぼ50%の溶液を形成させる。1.5
当量の水素化ナトリウムを添加し、次いで1当量の
(A)(1)/(A)(2)反応生成物(または(A)
(1)/(A)(2)反応生成物+他のヒドロキシカル
バメートまたは尿素化合物)を添加する。この混合物を
溶媒の還流温度に発熱させ、反応温度を(A)(1)/
(A)(2)反応生成物の添加速度によりコントロール
する。(A)(1)/(A)(2)反応生成物の添加の
完結後、反応混合物を加熱還流させ、2〜3時間保持す
る。次いで、この混合物を冷却し、濾過して塩化ナトリ
ウムおよび未反応の水素化ナトリウムを除去し、溶媒を
真空下に除去する。
【0034】また、シランに基づく化合物を化合物
(A)(3)として使用することができる。このような
化合物は式SiXで記載することができ、式中X
はプロトンと反応性の基、例えば、ハライド、アルコキ
シ、水素化物またはアセテートであり、Rはプロトンと
非反応性の基、例えば、アルキル、シラン、またはシロ
キサンであり、mは2〜4であり、そしてm+nは4で
ある。これらの(A)(1)/(A)(2)反応生成物
と任意の乾燥非プロトン性溶媒(例えば、テトラヒドロ
フラン)中でこの分野において知られている条件下に反
応させることができ、前記条件はX基の特質に依存する
ことがある。Xがハライドであるとき、この反応は好ま
しくは冷却した反応成分(例えば、0℃)を使用して不
活性雰囲気下に触媒、例えば、錫触媒の存在下に開始す
る。物質の添加が完結した後、乾燥メタノールを添加し
て遊離の残留するSi−H結合と反応させる。Xがハラ
イドである場合、反応を好ましくは不活性雰囲気下に室
温において開始する。次いでこの混合物を加熱還流させ
て、反応を完結に進行させる。HClが副生物として発
生する。Xがアルコキシである場合、反応は好ましくは
不活性雰囲気下に室温において開始し、室温は反応の期
間の間に維持することができる。モレキュラーシーブを
使用して、形成させるアルコール副生物を吸収すること
ができる。わずかに塩基性または酸性のpHはこの反応
を促進するであろう。しかしながら、それはまたSi−
O−Si結合の形成を加速するであろう。
【0035】SO源について、(A)(1)/(A)
(2)反応生成物が液体である場合SOをそれを通し
て泡立てて通入するか、または(A)(1)/(A)
(2)化合物を溶媒中に溶解し、次いでSOをこの溶
液を通して泡立てて通入することによって、SO
(A)(1)と反応させることができる。SOCl
と(A)(1)/(A)(2)化合物との反応は(A)
(1)/(A)(2)化合物をNaまたはNaOR(こ
こでRは有機ラジカルである)と前もって反応させるこ
とによって促進することができる。
【0036】他の態様において、(A)(1)/(A)
(2)反応生成物上のヒドロキシル基を、(A)(1)
/(A)(2)反応生成物と反応性である化合物(A)
(4)と反応させて、その上のヒドロキシル基をカルバ
メートまたは尿素基に変換するか、またはその上のヒド
ロキシル基と反応性である基およびまたカルバメートま
たは尿素基またはカルバメートまたは尿素に変換できる
基を含んでなる化合物と反応させることによって、カル
バメートまたは尿素に変換することができる。
【0037】多数のコポリマーを化合物(A)(4)と
して使用して、(A)(1)+(A)(2)反応生成物
上のヒドロキシル基をカルバメート基に変換することが
できる。ヒドロキシル基はモノイソシアネート(例え
ば、メチルイソシアネート)と反応させて第二カルバメ
ート基を形成させるか、またはシアン酸と反応させて第
一カルバメート基(非置換カルバメート)を形成させる
ことによって、カルバメート基に変換することができ
る。この反応はこの分野において知られているように触
媒の存在下に実施される。ヒドロキシル基は、また、ホ
スゲンと反応させ、次いでアンモニアと反応させて1ま
たは2以上の第一カルバメート基を有する化合物を形成
させるか、またはホスゲンと反応させ、次いで第一アミ
ンと反応させて第二カルバメート基を有する化合物を形
成させることができる。
【0038】(A)(1)+(A)(2)反応生成物の
上のヒドロキシル基と反応性である基、およびまたカル
バメートまたは尿素基またはカルバメートまたは尿素に
変換できる基を有する化合物(A)(4)として、種々
の化合物を使用することができる。アルキルカルバメー
ト(例えば、メチルカルバメート、ブチルカルバメー
ト)または置換アルキルカルバメート(例えば、ヒドロ
キシプロピルカルバメート)を(A)(1)/(A)
(2)反応生成物のヒドロキシル基でエステル交換する
ことができる。この反応は加熱下に、好ましくは触媒、
例えば、有機金属触媒(例えば、ジブチル錫ジラウレー
ト)の存在下に実施される。メチロールアクリルアミド
を(A)(1)+(A)(2)反応生成物上のヒドロキ
シル基と反応させ、次いでカルバメートに変換すること
ができる。この反応において、不飽和結合を次いでペル
オキシド、CO、およびアンモニアと前述したように
反応させる。次いでエポキシ基をCOと反応させて環
状カーボネート基を形成させ、これをアンモニアとの反
応によりカルバメート基に変換する。部分的にブロック
されたトルエンジイソシアネートを化合物(A)(4)
として使用することもできる。1つの態様において、部
分的にブロックされたトルエンジイソシアネート上のブ
ロックされていないイソシアネートを(A)(1)+
(A)(2)反応生成物上のヒドロキシル基と反応させ
ることができる。次いで、他方のイソシアネートを脱ブ
ロックし、ヒドロキシアルキルカルバメート(例えば、
ヒドロキシプロピルカルバメート)またはヒドロキシ尿
素(例えば、ヒドロキシエチルエチレン尿素)と反応さ
せることができる。また、脱ブロックイソシアネートを
ヒドロキシアルキルカルバメート(例えば、ヒドロキシ
プロピルカルバメート)またはヒドロキシ尿素(例え
ば、ヒドロキシエチルエチレン尿素)と反応させ、次い
で他方のイソシアネート基を脱ブロックし、(A)
(1)+(A)(2)反応生成物上のヒドロキシル基と
反応させる。他のポリイソシアネートを使用して、カル
バメート基または尿素基を(A)(1)+(A)(2)
反応生成物上のヒドロキシル基上に添付することができ
るが、それらは競合副反応を生じ、ここでポリイソシア
ネートは2以上の(A)(1)+(A)(2)分子また
は2以上のヒドロキシアルキルカルバメートまたはヒド
ロキシ尿素と反応する。
【0039】なお他の態様において、ポリオール、アミ
ノアルコール、またはポリアミン(典型的にはジオール
またはジアミンであるが、より高い官能性のポリオール
またはポリアミンを使用することもできる)をラクトン
またはヒドロキシカルボン酸と反応させて、ラクトンの
開環反応またはヒドロキシカルボン酸の縮合反応から誘
導された少なくとも1つのエステル基またはアミド基を
有するポリオールを形成させる。次いで、その上のヒド
ロキシル基はカルバメートまたは尿素基に変換するか、
またはカルバメートまたは尿素基またはカルバメートま
たは尿素に変換できる基を有する化合物と反応させるこ
とができる(上記の技術のいずれかにより)。ラクトン
の開環反応から誘導されたポリオールは商業的に入手可
能である(例えば、ユニオン・カーバイド・コーポレー
ションからのToneR ポリオール生成物ライン、例え
ば、ToneR 0200、ToneR 2221、Ton
R 0301、またはToneR 0310)か、または
ラクトンの開環反応について前述した条件下に事実上任
意のポリオールまたはポリアミンでラクトンを開環する
ことによって製造することができる。有用なポリオール
は、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオー
ル、ウレタンポリオール(これはポリイソシアネートと
過剰のポリオールとの反応によるか、または米国特許第
5,134,205号明細書(Blank)に記載され
ている技術により製造することができる)、2量体の脂
肪族アルコールなどを包含する。有用なポリアミンは、
イソホロンジアミン、ビス−[ジアミノメチルシクロヘ
キサン]、ビス−[4−アミノフェニルメタン]、ポリ
エチレンイミン(BASFによりPolyminR とし
て販売されている)、およびトリアミノノナンを包含す
る。有用なアミノアルコールは、ヒドロキシエチルアミ
ン、5−アミノ−ペンタン−1−オール、およびアミノ
メチルプロパノールを包含する。
【0040】本発明の組成物はカルバメート−または尿
素−官能性化合物(A)と成分(B)との反応により硬
化され、前記成分(B)は成分(A)上のカルバメート
または尿素基と反応性の複数の官能基を有する化合物で
ある。このような反応性基は、アミノプラスト架橋剤
上、または他の化合物、例えば、フェノール/ホルムア
ルデヒド付加物上の活性メチロールまたはメチルアルコ
キシ基、シロキサンまたはシラン基、およびアルデヒド
基を包含する。(B)化合物の例は、メラミンホルムア
ルデヒド樹脂(モノマー状またはポリマー状のメラミン
樹脂および部分的または完全にアルキル化されたメラミ
ン樹脂を包含する)、尿素樹脂(例えば、メチロール尿
素、例えば、尿素ホルムアルデヒド樹脂、アルコキシ尿
素、例えば、ブチル化尿素ホルムアルデヒド樹脂)、N
−メチロールアクリルアミドエマルジョン、イソブトキ
シメチルアクリルアミドエマルジョン、ポリ無水物(例
えば、ポリコハク酸無水物)、およびシロキサンまたは
シラン(例えば、ジメチルジメトキシシラン)である。
アミノプラスト樹脂、例えば、メラミンホルムアルデヒ
ド樹脂または尿素ホルムアルデヒド樹脂は特に好まし
い。また、米国特許第5,300,328号明細書に記
載されているように、150℃未満の硬化温度を使用す
る方法において使用するための、アミノ窒素の1または
2以上がカルバメート基で置換されたアミノプラスト樹
脂は好ましい。
【0041】本発明の実施において使用するコーティン
グ組成物において、溶媒を必要に応じて利用することが
できる。本発明によるコーティング組成物は、特に成分
(A)についての連鎖延長度が制限される場合、溶媒な
しに適用することができる。しかしながら、多くの場合
において、コーティング組成物において同様によく溶媒
を使用することが望ましい。この溶媒はカルバメートま
たは尿素の官能性化合物(A)ならびに成分(B)の双
方に関して溶媒として作用すべきである。一般に、成分
(A)および(B)の溶解度に依存して、溶媒は任意の
有機溶媒および/または水であることができる。1つの
好ましい態様において、溶媒は極性有機溶媒である。よ
り好ましくは、溶媒は極性脂肪族溶媒または極性芳香族
溶媒である。なおより好ましくは、溶媒はケトン、エス
テル、アセテート、非プロトン性アミド、非プロトン性
スルホキシド、または非プロトン性アミンである。有用
な溶媒の例は、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、アミルアセテート、エチレングリコールブチル
エーテル−アセテート、プロピレングリコールモノメチ
ルエーテルアセテート、キシレン、N−メチルピロリド
ン、または芳香族炭化水素のブレンドである。他の態様
において、溶媒は水または水と補助溶媒との混合物であ
ることができる。
【0042】本発明の実施において使用するコーティン
グ組成物は、硬化反応を増強するために触媒を含むこと
ができる。例えば、アミノプラスト成分、例えば、モノ
マーのメラミンを成分(B)として使用するとき、強酸
触媒を使用して硬化反応を増強することができる。この
ような触媒はこの分野においてよく知られており、例え
ば、p−トルエンスルホン酸、ジノニルナフタレンジス
ルホン酸、ドデシルベンゼンスルホン酸、フェニルアシ
ッドホスフェート、モノブチルマレエート、ブチルホス
フェート、およびヒドロキシホスフェートエステルを包
含する。本発明の組成物において有用であることができ
る他の触媒は、ルイス酸、亜鉛塩、および錫塩を包含す
る。
【0043】溶媒はコーティング組成物の中に約0.0
1重量%〜約99重量%の量で存在することができる
が、それは好ましくは30%より少ない、より好ましく
は20%より少ない、最も好ましくは10%より少な
い、量で存在する。コーティング組成物は好ましくは
3.0lbs/galより低い、より好ましくは2.0
lbs/galより低い、最も好ましくは1.0lbs
/galより低い、VOC(VOCは本明細書において
ASTM D3960に従うVOCとして定義される)
を有する。
【0044】コーティング組成物は、多数のこの分野に
おいてよく知られている技術の任意のものにより、物品
上にコーティングすることができる。これらは、例え
ば、吹付けコーティング、浸漬コーティング、ロールコ
ーティング、カーテンコーティングなどを包含する。自
動車本体のパネルについて、吹付けコーティングが好ま
しい。本発明によるコーティング組成物を使用して達成
することができる1つの利点は、高度の柔軟性を有する
コーティングを製造できるということである。したがっ
て、好ましい態様において、コーティングを適用する支
持体は柔軟性であり、例えば、プラスチック、皮革、ま
たは繊維材料の支持体である。
【0045】使用する追加の物質、例えば、界面活性
剤、充填剤、安定剤、湿潤剤、分散剤、接着促進剤、紫
外線吸収剤、HALSなどをコーティング組成物の中に
混合することができる。これらの物質はこの分野におい
てよく知られているが、使用量はコーティング特性に悪
影響を及ぼすことを回避するようにコントロールするし
なくてはならない。
【0046】1つの好ましい態様において、本発明によ
るコーティング組成物は好ましくは高い光沢度のコーテ
ィングにおいておよび/または複合カラー−プラス−ク
リアーコーティングのクリアコートとして利用される。
高い光沢度のコーティングは、本明細書おいて使用する
とき、20°の光沢度(ASTM D523−89)ま
たは少なくとも80のDOI(ASTM E430−9
1)を有するコーティングである。他の好ましい態様に
おいて、コーティング組成物は高い光沢度または低い光
沢度のプライマーまたはエナメルコーティングを製造す
るために利用することができる。
【0047】本発明のコーティング組成物は高い光沢度
の着色ペイントコーティングとして使用するとき、顔料
は任意の有機または無機の化合物または着色物質、充填
剤、金属または他の無機フレーク物質、例えば、雲母ま
たはアルミニウムフレーク、およびこの分野において通
常顔料と命名される種類の他の物質であることができ
る。顔料は通常組成物中に、成分AおよびB(すなわ
ち、0.02〜3.5のP:B比)の合計重量(溶媒を
含まない)に基づいて、2%〜350%の量で使用され
る。
【0048】本発明によるコーティング組成物を複合カ
ラー−プラス−クリアーコーティングとして使用すると
き、着色ベースコート組成物はこの分野においてよく知
られている種類の任意のものであることができる。ベー
スコート組成物において有用であることが知られている
ポリマーは、アクリル、ビニール、ポリウレタン、ポリ
カーボネート、ポリエステル、アルキド、およびシロキ
サンを包含する。好ましいポリマーはアクリルおよびポ
リウレタンを包含する。本発明の1つの好ましい態様に
おいて、ベースコートはまたカルバメート官能性アクリ
ルポリマーを利用する。ベースコートのポリマーは好ま
しくは架橋可能であり、したがって1または2以上の種
類の架橋可能な官能基を含む。このような基は、例え
ば、ヒドロキシ、イソシアネート、アミン、エポキシ、
アクリレート、ビニル、シラン、およびアセトアセテー
ト基を包含する。これらの基は、所望の硬化条件、一般
に高温における架橋反応のためにブロック解除または利
用可能とされるような方法で、マスクまたはブロックす
ることができる。有用な架橋可能な官能基は、ヒドロキ
シ、エポキシ、酸、無水物、シラン、およびアセトアセ
テート基を包含する。好ましくは架橋可能官能基は、ヒ
ドロキシ官能基およびアミノ官能基を包含する。
【0049】ベースコートのポリマーは自己架橋可能で
あるするか、またはポリマーの官能基と反応性である別
の架橋剤を必要とすることがある。ポリマーが、例え
ば、ヒドロキシ官能基を含むとき、架橋剤はアミノプラ
スト樹脂、イソシアネートおよびブロックドイソシアネ
ート(イソシアヌレート)、および酸または無水物の官
能性架橋剤であることができる。
【0050】本明細書において記載するコーティング組
成物は好ましくはコーティング層を硬化する条件に暴露
する。種々の硬化方法を使用することができるが、加熱
硬化は好ましい。一般に、加熱硬化はコーティングされ
た製品を主として放射加熱源により供給される高温に暴
露することによって実施する。硬化温度は架橋剤中に使
用する特定のブロッキング剤に依存するが、一般に93
℃〜177℃の範囲である。本発明によるコーティング
組成物は比較的低い温度においてさえ硬化可能である。
したがって、好ましい態様において、硬化温度はブロッ
クされた酸を触媒とする系について好ましくは115℃
〜150℃、より好ましくは115℃〜138℃であ
る。ブロックされない酸を触媒とする系について、硬化
温度は好ましくは82℃〜99℃である。硬化時間は使
用する特定の成分、および物理的パラメーター、例え
ば、層の厚さに依存して変化するであろうが、典型的な
硬化時間はブロックされた酸を触媒とする系について1
5〜60分、好ましくは15〜25分の範囲であり、そ
してブロックされない酸を触媒とする系について、10
〜20分である。
【0051】
【実施例】下記の諸例は、本発明をさらに説明するもの
である。調製物1 きれいな5リットルの3首丸底フラスコに撹拌機、冷却
器、熱電対、および窒素ラインを装備した。この装置
に、1735.0gのε−カプロラクトン、761.9
gのヒドロキシプロピルカルバメート、234gのキシ
レン、および4.4gのオクタン酸第一錫を添加した。
この混合物を窒素雰囲気下に撹拌し、130℃の温度に
加熱した。この温度を6時間維持して合成を完結し、次
いで冷却した。例1 − コーティング組成物 1000gの調製物1、337.4gのモノマー状の完
全にメトル化された(metholated)メラミ
ン、および6.1gのドデシルベンジルスルホン酸を混
合することによって、クリアコート組成物を調製した。
【0052】この組成物を種々の支持体に慣用の空気噴
霧サイフォンガンを使用して吹付け塗布した。剛性およ
び柔軟性の双方の支持体をコーティングした。パネルの
一部分を慣用のハイソリッドのベースコートの上にウェ
ット・オン・ウェットで塗布した。これらの系につい
て、ベースコート(工業規格のハイソリッドのOHアク
リル/メラミン系)を塗布し、次いで10分の室温(ア
ンビエント)フラッシュを行い、この時点において前述
のコーティング組成物を塗布した。さらに5分の周囲フ
ラッシュ後、パネルを250°Fにおいて30分間焼成
した。
【0053】この例のコーティング組成物は接触する硬
化硬質透明塗膜を生じた。クリアコートの混合物の測定
されたVOCは1.2lbs/gal(140kg/m
3 )であることが見出された。調製物2 きれいな12リットルの3首丸底フラスコに撹拌機、冷
却器、熱電対、および窒素ラインを装備した。この装置
に、6033gのε−カプロラクトン、2516gのヒ
ドロキシプロピルカルバメート、450gのトルエン、
および15gのオクタン酸第一錫を添加した。この混合
物を窒素雰囲気下に撹拌し、130℃の温度に加熱し
た。この温度を6時間維持して合成を完結し、次いで冷
却した。調製物3 2092gの調製物2に従い製造した化合物、412g
の1,6−ヘキサメチレンジイソシアネートを、窒素雰
囲気下に、5リットルの3首丸底フラスコ(撹拌機、冷
却器、熱電対、および窒素ラインを装備した)に添加し
た。この混合物を60℃にゆっくり加熱した。この時点
において混合物は発熱した。最大発熱温度が99℃に到
達するように、この混合物を冷却し、次いでバッチ温度
を86℃に4.25時間維持した。この混合物を冷却
し、286.7gの酢酸n−ブチルで希釈した。例2 166gの調製物3に従い製造した物質、33.7gの
モノマー状の完全にメチル化されたメラミン、5.22
gのブロックドドデシルベンジルスルホン酸の溶液(2
5%活性)、5.22gのTinuvinR 1130、
0.87gのポリアクリレート添加物溶液、1.45g
の表面変性剤添加物溶液、4.25gの酢酸n−ブチル
および42.5gのエチレングリコールブチルエーテル
アセテートを混合することによって、クリアコート組成
物を調製した。
【0054】この組成物を種々の支持体に慣用の空気噴
霧サイフォンガンを使用して吹付け塗布した。剛性およ
び柔軟性の双方の支持体をコーティングした。パネルの
一部分を慣用のハイソリッドのベースコートの上にウェ
ット・オン・ウェットで塗布した。これらの系につい
て、ベースコート(工業規格のハイソリッドのOHアク
リル/メラミン系)を塗布し、次いで10分の200°
F(93.5℃)のフラッシュを行なった。冷却後、コ
ーティング混合物をベースコートに直接塗布した。さら
に15分の周囲フラッシュ後、パネルを250°F(1
21℃)において30分間焼成した。
【0055】この例のコーティング組成物は接触する硬
化硬質透明塗膜を生じた。クリアコート混合物の測定さ
れたVOCは3.07lbs/gal(36.8kg/
3)であることが見出された。調製物4 1リットルの3首フラスコに撹拌機、熱電対、窒素ライ
ン、および冷却器を装備した。このフラスコに、59.
5部のヒドロキシプロピルカルバメート、171.2部
のε−カプロラクトン、98.8部のキシレン、および
0.4部のオクタン酸第一錫を添加した。この混合物を
窒素雰囲気下に撹拌し、130℃の温度に加熱した。こ
の温度を10時間維持し、この時点において0.2部の
追加のオクタン酸第一錫を添加した。この混合物を14
5℃に1時間加熱し、冷却した。調製物5 1リットルの3首フラスコに中央の首の中の撹拌機、熱
電対および1つの首の中の窒素ラインおよび第3の首の
中のトラップを装備して、ドライアイスとイソプロパノ
ールとの混合物で揮発性物質を凝縮させて集めた。
【0056】125.0部の調製物4、11.2部のジ
エチルカーボネート、および4.0部のジブチル錫ジメ
トキシドを窒素雰囲気下にフラスコに添加した。温度が
約100℃に維持されるように3時間加熱し、その期間
内に揮発性物質はトラップの中に集められた。回収され
たエタノールならびにトラップに蒸留されたジエチルカ
ーボネートをガスクロマトグラフィーにより監視した。
周期的に、ジエチルカーボネートをフラスコに添加し
て、トラップへの損失を補充した。この混合物を90〜
132℃の範囲の温度においてさらに10.5時間加熱
し、回収されたエタノールおよびジエチルカーボネート
の補充を必要に応じて監視し続けた。
【0057】生ずる樹脂を29.8部の酢酸アミルで希
釈した。例3 10部の調製物5、2部のResimeneR 747、
1.8部のSolvessoR Aromatic 1
00溶媒混合物、および0.48部のドデシルベンゼン
スルホン酸を組み合わせることによって、クリアコート
を製造した。均質化されたら、この混合物をガラス板上
に流延させ、250°F(121℃)において30分間
硬化した。強靭な、柔軟性、溶媒抵抗性のコーティング
が得られた。調製物6 撹拌機、熱電対、窒素ライン、および冷却器を装備した
3リットルの3つ首フラスコに、841.5gのヒドロ
キシプロピルカルバメート、806.9gのε−カプロ
ラクトン、および2.8gのオクタン酸第一錫を窒素雰
囲気下に添加した。この混合物を130℃の温度に5.
5時間加熱した。調製物7 200部の調製物6に、102.7部の尿素、および
1.6部のトリエチレンジアミンを添加した。この系を
130℃に加熱し、1時間保持した。次いで、この系を
140℃に5.5時間加熱した。これにより、尿素の熱
分解からシアン酸が生成し、これは調製物1上のヒドロ
キシル基と反応してカルバメート基を形成させた。生ず
る固体状生成物を酢酸エチルで洗浄し、塩化メチレン中
に溶解し、濾過した。次いで、塩化メチレンを蒸発によ
り除去すると、最終生成物が得られた。例4 下記の成分を混合し、ガラス支持体上に流延して8mm
の厚さの層を形成させた。 6.2gの調製物7 1.7gのResimeneR 747メラミン樹脂 0.04gのドデシルベンゼンスルホン酸 10gの酢酸アミル コーティングされたガラス支持体を250°F(121
℃)において30分間焼成すると、透明な不粘着性フィ
ルムが生成し、これは200回のメチルエチルケトンの
二重こすりに合格し、わずかに表面の引掻きが存在し
た。
【0058】本発明をその好ましい態様を参照して詳細
に説明した。しかしながら、変化および修飾を本発明の
精神および範囲内で行うことができることに注意すべき
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 698525 (32)優先日 1996年8月15日 (33)優先権主張国 米国(US) (72)発明者 ウォルター、エイチ.オウボム アメリカ合衆国ミシガン州、ハートラン ド、タウンシップ、プローバー、13938 (72)発明者 トッド、エイ.シーバー アメリカ合衆国インディアナ州、フォー ト、ウェイン、ノース、クリントン、スト リート、6600、ボックス、347 (72)発明者 グレゴリー、ジー.メノブチック アメリカ合衆国ミシガン州、ファーミント ン、ヒルズ、ファーミントン、ロード、 26238 (72)発明者 ポール、ジェイ.ハリス アメリカ合衆国ミシガン州、ウェスト、ブ ルームフィールド、サンクロフト、3623 (72)発明者 ジョン、ダブリュ.レイフュス アメリカ合衆国ミシガン州、ウェスト、ブ ルームフィールド、ピー.オー.ボック ス、250402、ダンモア、ドライブ、5900

Claims (32)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カルバメートまたは尿素基またはカルバメ
    ートまたは尿素基に変換できる基、およびヒドロキシカ
    ルボン酸と反応できるか、または開環反応においてラク
    トンと反応できる活性水素基を含んでなる化合物(A)
    (1)と、ラクトンまたはヒドロキシカルボン酸とを反
    応させる工程を含んでなる、カルバメート−または尿素
    −官能性エステル−またはアミド−含有化合物を製造す
    る方法。
  2. 【請求項2】化合物(A)(1)上の活性水素基がヒド
    ロキシル基またはアミノ基である、特許請求の範囲1項
    に記載の方法。
  3. 【請求項3】化合物(A)(1)がヒドロキシアルキル
    カルバメートまたはヒドロキシアルキル環状カーボネー
    トである、特許請求の範囲1項に記載の方法。
  4. 【請求項4】化合物(A)(1)が開環環状カーボネー
    トの生成物であるβ−ヒドロキシカルバメートである、
    特許請求の範囲1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】化合物(A)(1)をラクトンと反応さ
    せ、そしてラクトンの当量/(A)(1)上の活性水素
    基の当量の比が1:1〜5:1である、特許請求の範囲
    1、2、3または4項に記載の方法。
  6. 【請求項6】前記化合物(A)(1)をラクトンと酸触
    媒、塩基触媒、有機金属触媒、またはナトリウム触媒の
    存在下に反応させる、特許請求の範囲1、2、3、4ま
    たは5項に記載の方法。
  7. 【請求項7】前記化合物(A)(1)と前記ラクトンま
    たはヒドロキシカルボン酸との反応生成物を、複数の分
    子の前記反応生成物上のヒドロキシル基と反応性である
    が、前記反応生成物上のカルバメートまたは尿素基と反
    応性でない化合物と反応させる工程をさらに含んでな
    る、特許請求の範囲1〜6項のいずれかに記載の方法。
  8. 【請求項8】前記反応生成物上のヒドロキシル基と反応
    性である前記化合物がポリイソシアネート、二酸化炭
    素、ジアルキルカーボネートまたは多官能性オルガノチ
    タネート、オルガノ−アルミニウム、またはオルガノ−
    錫化合物である、特許請求の範囲7項に記載の方法。
  9. 【請求項9】前記化合物(A)(1)と前記ラクトンま
    たはヒドロキシカルボン酸との反応生成物を、前記反応
    生成物上のヒドロキシル基をカルバメートまたは尿素基
    に変換させるための成分と反応させる工程をさらに含ん
    でなる、特許請求の範囲1〜8項のいずれかに記載の方
    法。
  10. 【請求項10】前記化合物(A)(1)と前記ラクトン
    またはヒドロキシカルボン酸との反応生成物を、前記反
    応生成物上のヒドロキシル基と反応性である基およびカ
    ルバメートまたは尿素基またはカルバメートまたは尿素
    に変換できる基を含んでなる化合物と反応させる工程を
    さらに含んでなる、特許請求の範囲1〜9項のいずれか
    に記載の方法。
  11. 【請求項11】ラクトンまたはヒドロキシカルボン酸
    と、活性水素基およびカルバメートまたは尿素基または
    カルバメートまたは尿素基に変換できる基を含んでなる
    化合物(A)(1)との反応生成物である、カルバメー
    ト−または尿素−官能性エステル−またはアミド−含有
    化合物。
  12. 【請求項12】化合物(A)(1)上の活性水素基がヒ
    ドロキシル基またはアミノ基である、特許請求の範囲1
    1項に記載の化合物。
  13. 【請求項13】化合物(A)(1)がヒドロキシアルキ
    ルカルバメートまたはヒドロキシアルキル環状カーボネ
    ートである、特許請求の範囲11項に記載の化合物。
  14. 【請求項14】化合物(A)(1)が開環環状カーボネ
    ートの生成物であるβ−ヒドロキシカルバメートであ
    る、特許請求の範囲11項に記載の化合物。
  15. 【請求項15】化合物(A)(1)をラクトンと反応さ
    せ、そしてラクトンの当量/ヒドロキシル基の当量の比
    が1:1〜5:1である、特許請求の範囲11に記載の
    化合物。
  16. 【請求項16】前記化合物(A)(1)と前記ラクトン
    またはヒドロキシカルボン酸との反応生成物を、複数の
    分子の前記反応生成物上のヒドロキシル基と反応性であ
    るが、前記反応生成物上のカルバメートまたは尿素基と
    反応性でない化合物とさらに反応させる、特許請求の範
    囲11項に記載の化合物。
  17. 【請求項17】前記反応生成物上のヒドロキシル基と反
    応性である前記化合物がポリイソシアネート、二酸化炭
    素、ジアルキルカーボネートまたは多官能性オルガノチ
    タネート、オルガノ−アルミニウム、またはオルガノ−
    錫化合物である、特許請求の範囲16項に記載の化合
    物。
  18. 【請求項18】前記化合物(A)(1)と前記ラクトン
    またはヒドロキシカルボン酸との反応生成物を、前記反
    応生成物上のヒドロキシル基をカルバメートまたは尿素
    基に変換させるための成分とさらに反応させる、特許請
    求の範囲11〜17項のいずれかに記載の化合物。
  19. 【請求項19】前記化合物(A)(1)と前記ラクトン
    またはヒドロキシカルボン酸との反応生成物を、カルバ
    メートまたは尿素基またはカルバメートまたは尿素に変
    換できる基および前記反応生成物上のヒドロキシル基と
    反応性である基を含んでなる化合物とさらに反応させ
    る、特許請求の範囲11〜17項のいずれかに記載の化
    合物。
  20. 【請求項20】(A)複数の官能性架橋基を含んでなる
    化合物(ただし、この官能性架橋基の少なくとも1つは
    カルバメートまたは尿素官能基であり、この化合物は、
    また、活性水素基とラクトン環またはヒドロキシカルボ
    ン酸との反応から誘導される少なくとも1つのエステル
    基またはアミド基を含む)および、 (B)化合物(A)(1)上の官能基と反応性である複
    数の基を含んでなる硬化剤、を含んでなる硬化性コーテ
    ィング組成物。
  21. 【請求項21】前記化合物(A)(1)が複数のカルバ
    メートまたは尿素基を含んでなる、特許請求の範囲20
    項に記載の硬化性コーティング組成物。
  22. 【請求項22】前記化合物(A)(1)が少なくとも1
    つのヒドロキシ官能基と、少なくとも1つのカルバメー
    トまたは尿素官能基とを含んでなる、特許請求の範囲2
    0項に記載の硬化性コーティング組成物。
  23. 【請求項23】前記化合物(A)(1)がラクトン開環
    連鎖延長反応から誘導された少なくとも1つのポリエス
    テルセグメントを含む、特許請求の範囲20項に記載の
    硬化性コーティング組成物。
  24. 【請求項24】前記エステルまたはアミド基が活性水素
    基とラクトン環との反応から誘導される、特許請求の範
    囲20項に記載の硬化性コーティング組成物。
  25. 【請求項25】前記ラクトンがε−カプロラクトンであ
    る、特許請求の範囲24項に記載の硬化性コーティング
    組成物。
  26. 【請求項26】前記化合物(B)がアミノプラストであ
    る、特許請求の範囲20〜25項のいずれかに記載の硬
    化性コーティング組成物。
  27. 【請求項27】前記アミノプラストがメラミン樹脂であ
    る、特許請求の範囲26項に記載の硬化性コーティング
    組成物。
  28. 【請求項28】240kg/m3 より小さいVOCを有
    する、特許請求の範囲20〜27項のいずれかに記載の
    硬化性コーティング組成物。
  29. 【請求項29】透明コーティング組成物である、特許請
    求の範囲20〜28項のいずれかに記載の硬化性コーテ
    ィング組成物。
  30. 【請求項30】顔料をさらに含んでなる、特許請求の範
    囲20〜28項のいずれかに記載の硬化性コーティング
    組成物。
  31. 【請求項31】特許請求の範囲20〜30項のいずれか
    に記載の硬化性コーティング組成物から誘導された硬化
    したコーティングをその上に有する支持体を含んでなる
    物品。
  32. 【請求項32】前記支持体が柔軟性支持体である、特許
    請求の範囲31項に記載の物品。
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