JPH0916971A - 追記型光ディスクおよび記録情報のリンキング方法ならびに情報記録装置 - Google Patents
追記型光ディスクおよび記録情報のリンキング方法ならびに情報記録装置Info
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- JPH0916971A JPH0916971A JP15964295A JP15964295A JPH0916971A JP H0916971 A JPH0916971 A JP H0916971A JP 15964295 A JP15964295 A JP 15964295A JP 15964295 A JP15964295 A JP 15964295A JP H0916971 A JPH0916971 A JP H0916971A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 記録効率を向上することのできる追記型光デ
ィスクと、このディスクのためのリンキング方法ならび
に情報記録装置を提供する。 【構成】 追記型光ディスク１は、記録トラック２上の
所定の位置にリンキングブロック３を設定し、該リンキ
ングブロック３内にアドレス情報をプリピット４により
形成した。また、リンキング方法は、前記追記型光ディ
スク１に形成されたリンキングブロック３位置で記録情
報をリンキングするようにした。また、情報記録装置
は、前記追記型光ディスクに情報を書き込むための情報
記録装置であって、前記追記型ディスクのリンキングブ
ロックのプリピットからアドレス情報を読み出す手段
と、該読み出されたアドレス情報を用いて追記録開始位
置のリンキングブロックを検出する手段と、該検出され
たリンキングブロック位置から情報の追記録を開始する
書き込み手段とを備えることにより構成した。
ィスクと、このディスクのためのリンキング方法ならび
に情報記録装置を提供する。 【構成】 追記型光ディスク１は、記録トラック２上の
所定の位置にリンキングブロック３を設定し、該リンキ
ングブロック３内にアドレス情報をプリピット４により
形成した。また、リンキング方法は、前記追記型光ディ
スク１に形成されたリンキングブロック３位置で記録情
報をリンキングするようにした。また、情報記録装置
は、前記追記型光ディスクに情報を書き込むための情報
記録装置であって、前記追記型ディスクのリンキングブ
ロックのプリピットからアドレス情報を読み出す手段
と、該読み出されたアドレス情報を用いて追記録開始位
置のリンキングブロックを検出する手段と、該検出され
たリンキングブロック位置から情報の追記録を開始する
書き込み手段とを備えることにより構成した。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、リンキングブロックを
備えた追記型光ディスクと、この追記型光ディスクのた
めの記録情報のリンキング方法ならびにこのリンキング
方法を実現するための情報記録装置に関する。
備えた追記型光ディスクと、この追記型光ディスクのた
めの記録情報のリンキング方法ならびにこのリンキング
方法を実現するための情報記録装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】追記（Write Once）型光ディスクは情報
を１回だけ書き込み可能である。この追記型光ディスク
としては、例えばＣＤ−Ｒ（追記型ＣＤ）などが知られ
ている。ＣＤ−Ｒは、記録面上にレーザビームを集光さ
せ、光エネルギーを熱エネルギーに変換して記録面の物
理的性状を変えることにより、情報を記録するようにし
たものである。
を１回だけ書き込み可能である。この追記型光ディスク
としては、例えばＣＤ−Ｒ（追記型ＣＤ）などが知られ
ている。ＣＤ−Ｒは、記録面上にレーザビームを集光さ
せ、光エネルギーを熱エネルギーに変換して記録面の物
理的性状を変えることにより、情報を記録するようにし
たものである。
【０００３】このような追記型光ディスクでは、情報記
録エリアに未記録部分が存在する限り、複数回の追記録
を行なうことができるが、この追記録の際、前回記録し
たプログラムの後尾部分と今回記録するプログラムの先
頭部分とを再生時に問題を生じないようにつないでやる
必要がある。このつなぎ記録を「リンキング」と呼んで
いる。
録エリアに未記録部分が存在する限り、複数回の追記録
を行なうことができるが、この追記録の際、前回記録し
たプログラムの後尾部分と今回記録するプログラムの先
頭部分とを再生時に問題を生じないようにつないでやる
必要がある。このつなぎ記録を「リンキング」と呼んで
いる。
【０００４】図５に、前記ＣＤ−Ｒで採用されているリ
ンキング方法を示す。ＣＤ−Ｒの場合、図示するよう
に、サブコードフレームの同期信号ＳＹＮＣの先頭位置
から所定のＥＭＦフレーム数＝ｍ個の位置をリンキング
位置として設定し、このリンキング位置を中心に所定の
許容フレーム幅±Δｎ内で前後のプログラムをつないで
やるようにしている。
ンキング方法を示す。ＣＤ−Ｒの場合、図示するよう
に、サブコードフレームの同期信号ＳＹＮＣの先頭位置
から所定のＥＭＦフレーム数＝ｍ個の位置をリンキング
位置として設定し、このリンキング位置を中心に所定の
許容フレーム幅±Δｎ内で前後のプログラムをつないで
やるようにしている。
【０００５】ＣＤ−Ｒの場合、予めアドレス情報として
ＡＴＩＰ（絶対時間：Absolute Time In Pre-groove)が
ウォブル（Wobble）信号によってプリグルーブ側壁に記
録されている。このため、ＣＤ−ＲではこのＡＴＩＰを
利用して追記録時に指定のアドレス位置をサーチするこ
とができ、図５のようなリンキングを何ら支障なく行な
うことができる。
ＡＴＩＰ（絶対時間：Absolute Time In Pre-groove)が
ウォブル（Wobble）信号によってプリグルーブ側壁に記
録されている。このため、ＣＤ−ＲではこのＡＴＩＰを
利用して追記録時に指定のアドレス位置をサーチするこ
とができ、図５のようなリンキングを何ら支障なく行な
うことができる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】ところで、追記型光デ
ィスクには、前記ＣＤ−Ｒのようにウォブル信号によっ
てアドレス情報を記録せず、プリグルーブ上にプリピッ
トによって記録する形式のディスクも存在する。このよ
うなディスクの場合、アドレス情報たるプリピットは情
報記録用トラックたるプリグルーブ上に形成されるた
め、プリピットの形成部には書き込みができないので、
ディスクの記録容量がそれだけ小さくなってしまう。
ィスクには、前記ＣＤ−Ｒのようにウォブル信号によっ
てアドレス情報を記録せず、プリグルーブ上にプリピッ
トによって記録する形式のディスクも存在する。このよ
うなディスクの場合、アドレス情報たるプリピットは情
報記録用トラックたるプリグルーブ上に形成されるた
め、プリピットの形成部には書き込みができないので、
ディスクの記録容量がそれだけ小さくなってしまう。
【０００７】さらに、図５のようなリンキング方法で追
記録を行なった場合、情報記録エリア内でリンキングが
行なわれるため、つなぎ目部分ではお互いのプログラム
のインターリーブや誤り訂正が崩れてしまい、記録され
た情報を正しく再生することができなくなる。したがっ
て、プリピットによってアドレス情報を記録する形式の
ディスクでは、このリンキングのためにディスクの実質
的な記録容量はさらに小さくなってしまうという問題が
あった。
記録を行なった場合、情報記録エリア内でリンキングが
行なわれるため、つなぎ目部分ではお互いのプログラム
のインターリーブや誤り訂正が崩れてしまい、記録され
た情報を正しく再生することができなくなる。したがっ
て、プリピットによってアドレス情報を記録する形式の
ディスクでは、このリンキングのためにディスクの実質
的な記録容量はさらに小さくなってしまうという問題が
あった。
【０００８】本発明は、上記のような問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、リンキ
ングを工夫することによりディスクの記録効率を向上す
ることのできる追記型光ディスクと、この追記型光ディ
スクのためのリンキング方法ならびにこのリンキング方
法を実現するための情報記録装置を提供することを目的
とする。
めになされたもので、その目的とするところは、リンキ
ングを工夫することによりディスクの記録効率を向上す
ることのできる追記型光ディスクと、この追記型光ディ
スクのためのリンキング方法ならびにこのリンキング方
法を実現するための情報記録装置を提供することを目的
とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る追記型光ディスクは、情報記録用トラ
ック上の所定の位置にリンキングブロックを設定し、該
リンキングブロック内にアドレス情報をプリピットによ
り形成したことを特徴とするものである。
に、本発明に係る追記型光ディスクは、情報記録用トラ
ック上の所定の位置にリンキングブロックを設定し、該
リンキングブロック内にアドレス情報をプリピットによ
り形成したことを特徴とするものである。
【００１０】なお、ディスクの記録容量を最も効率よく
利用するには、前記リンキングブロックの大きさを記録
情報のエラー訂正またはインターリーブに要するブロッ
ク長に相当する大きさとすることが望ましい。
利用するには、前記リンキングブロックの大きさを記録
情報のエラー訂正またはインターリーブに要するブロッ
ク長に相当する大きさとすることが望ましい。
【００１１】また、本発明に係るリンキング方法は、前
記追記型光ディスクのためのリンキング方法であって、
前記追記型光ディスクに形成されたリンキングブロック
位置で記録情報をリンキングすることを特徴とするもの
である。
記追記型光ディスクのためのリンキング方法であって、
前記追記型光ディスクに形成されたリンキングブロック
位置で記録情報をリンキングすることを特徴とするもの
である。
【００１２】また、本発明に係る情報記録装置は、前記
追記型光ディスクに情報を書き込むための情報記録装置
であって、前記追記型ディスクのリンキングブロックの
プリピットからアドレス情報を読み出す手段と、該読み
出されたアドレス情報を用いて追記録開始位置のリンキ
ングブロックを検出する手段と、該検出されたリンキン
グブロック位置から情報の追記録を開始する書き込み手
段とを備えたことを特徴とするものである。
追記型光ディスクに情報を書き込むための情報記録装置
であって、前記追記型ディスクのリンキングブロックの
プリピットからアドレス情報を読み出す手段と、該読み
出されたアドレス情報を用いて追記録開始位置のリンキ
ングブロックを検出する手段と、該検出されたリンキン
グブロック位置から情報の追記録を開始する書き込み手
段とを備えたことを特徴とするものである。
【００１３】
【作用】前述したように、ブリピットによってアドレス
情報を記録する形式の追記型光ディスクの場合、プリピ
ットの形成位置とリンキング位置の両方でディスクの記
録容量を減らすように作用する。したがって、ディスク
の記録容量を増やすためには、このいずれか一方を無く
せばよいことが分かる。
情報を記録する形式の追記型光ディスクの場合、プリピ
ットの形成位置とリンキング位置の両方でディスクの記
録容量を減らすように作用する。したがって、ディスク
の記録容量を増やすためには、このいずれか一方を無く
せばよいことが分かる。
【００１４】そこで、本発明は、予め情報記録用トラッ
ク上の所定の位置にリンキングブロックを設定してお
き、このリンキングブロックにアドレス情報をプリピッ
トによって形成したディスク構造とすることによりこれ
を実現したものである。
ク上の所定の位置にリンキングブロックを設定してお
き、このリンキングブロックにアドレス情報をプリピッ
トによって形成したディスク構造とすることによりこれ
を実現したものである。
【００１５】このような構造の追記型光ディスクを用い
て情報の追記録を行なった場合、リンキングブロックの
プリピットによって指定のアドレス位置にアクセスする
ことができる。そして、このプリピットを記録したリン
キングブロック位置でリンキングを行なうようにすれ
ば、アドレス情報の記録位置とリンキング位置とが同じ
位置となるので、その分だけ記録容量を増やすことがで
きる。
て情報の追記録を行なった場合、リンキングブロックの
プリピットによって指定のアドレス位置にアクセスする
ことができる。そして、このプリピットを記録したリン
キングブロック位置でリンキングを行なうようにすれ
ば、アドレス情報の記録位置とリンキング位置とが同じ
位置となるので、その分だけ記録容量を増やすことがで
きる。
【００１６】なお、前記のようにリンキングブロック位
置でリンキングを行なった場合、リンキングされた記録
情報によってアドレス情報が乱され、アドレス情報が消
失してしまうが、ディスクに記録される情報中に、プロ
グラムナンバー、絶対時間、フレーム番号などのアドレ
スサーチに必要な所定の情報が記録されているので、再
生時にはこの記録情報中のアドレス情報を利用してサー
チできるので、指定の位置にアクセスできなくなるとい
うようなことはない。
置でリンキングを行なった場合、リンキングされた記録
情報によってアドレス情報が乱され、アドレス情報が消
失してしまうが、ディスクに記録される情報中に、プロ
グラムナンバー、絶対時間、フレーム番号などのアドレ
スサーチに必要な所定の情報が記録されているので、再
生時にはこの記録情報中のアドレス情報を利用してサー
チできるので、指定の位置にアクセスできなくなるとい
うようなことはない。
【００１７】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図２に実施例に係る追記型光ディスクの略示平面
図を示す。図において、１は追記型光ディスク（以下、
ディスクと略称）、２は情報記録用トラックたるプリグ
ルーブ、３は追記録の際にプログラムのつなぎ目となる
リンキングブロックである。この実施例の場合、リンキ
ングブロック３は、プリグルーブ２上に位置して一定の
時間間隔で設けられている。
する。図２に実施例に係る追記型光ディスクの略示平面
図を示す。図において、１は追記型光ディスク（以下、
ディスクと略称）、２は情報記録用トラックたるプリグ
ルーブ、３は追記録の際にプログラムのつなぎ目となる
リンキングブロックである。この実施例の場合、リンキ
ングブロック３は、プリグルーブ２上に位置して一定の
時間間隔で設けられている。
【００１８】図１は、図２中のプリグルーブ２とリンキ
ングブロック３部分の模式拡大図である。一定時間間隔
で設けられたリンキングブロック３内には、当該位置の
アドレス情報（例えば、リードイン位置からの絶対時間
など）がプリピット４によって予め書き込まれている。
そして、このリンキングブロック３と３の間の空白部分
が情報記録エリア５となっている。
ングブロック３部分の模式拡大図である。一定時間間隔
で設けられたリンキングブロック３内には、当該位置の
アドレス情報（例えば、リードイン位置からの絶対時間
など）がプリピット４によって予め書き込まれている。
そして、このリンキングブロック３と３の間の空白部分
が情報記録エリア５となっている。
【００１９】図３に、前記ディスク１に情報を記録する
ための情報記録装置のブロック図を示す。図中、１０は
スピンドルモータ、１１はサーボ回路、１２は光ピック
アップ、１３はＲＦ信号再生アンプ、１４はエラー訂正
およびアドレスデコーダ、１５はエラー訂正付加および
アドレスエンコーダ、１６はレーザパワー制御部、１７
はマイクロコンピュータなどから構成されたコントロー
ラである。
ための情報記録装置のブロック図を示す。図中、１０は
スピンドルモータ、１１はサーボ回路、１２は光ピック
アップ、１３はＲＦ信号再生アンプ、１４はエラー訂正
およびアドレスデコーダ、１５はエラー訂正付加および
アドレスエンコーダ、１６はレーザパワー制御部、１７
はマイクロコンピュータなどから構成されたコントロー
ラである。
【００２０】次に、前記情報記録装置よるディスク１へ
の追記録動作について、図４のフローチャートを参照し
て説明する。なお、ディスク１には、図１（Ｂ）にハッ
チングして示すように、既にアドレスＡ1 位置まで何ら
かのプログラムＮが記録されているものと仮定する。こ
のプログラムＮもまた、これから説明する本発明のリン
キング方法によって追記録されたものである。
の追記録動作について、図４のフローチャートを参照し
て説明する。なお、ディスク１には、図１（Ｂ）にハッ
チングして示すように、既にアドレスＡ1 位置まで何ら
かのプログラムＮが記録されているものと仮定する。こ
のプログラムＮもまた、これから説明する本発明のリン
キング方法によって追記録されたものである。
【００２１】さて、いま情報記録装置に追記録指令が入
力されると、コントローラ１０はレーザパワー制御部１
６を制御し、光ピックアップ１２から照射されるレーザ
ビームの光強度を再生用の小さな値に設定するととも
に、サーボ回路１１を制御し、光ピックアップ１２、Ｒ
Ｆ信号再生アンプ１３、エラー訂正およびアドレスデコ
ーダ１４によってディスク１の記録情報を読み出し、デ
ィスクの記録状態をチェックした後（ステップＳ１）、
追記録の開始位置たるアドレスＡ1 位置（図１（Ｂ）参
照）を検出してセットする（ステップＳ２）。
力されると、コントローラ１０はレーザパワー制御部１
６を制御し、光ピックアップ１２から照射されるレーザ
ビームの光強度を再生用の小さな値に設定するととも
に、サーボ回路１１を制御し、光ピックアップ１２、Ｒ
Ｆ信号再生アンプ１３、エラー訂正およびアドレスデコ
ーダ１４によってディスク１の記録情報を読み出し、デ
ィスクの記録状態をチェックした後（ステップＳ１）、
追記録の開始位置たるアドレスＡ1 位置（図１（Ｂ）参
照）を検出してセットする（ステップＳ２）。
【００２２】前記追記録開始位置のアドレスＡ1 がセッ
トされると、光ピックアップ１２をアドレスＡ1 位置に
シークし（ステップＳ３、Ｓ４）、アドレスＡ1 のトラ
ック位置に達したら該位置で待機（ポーズ）する（ステ
ップＳ５）。
トされると、光ピックアップ１２をアドレスＡ1 位置に
シークし（ステップＳ３、Ｓ４）、アドレスＡ1 のトラ
ック位置に達したら該位置で待機（ポーズ）する（ステ
ップＳ５）。
【００２３】次いで、エラー訂正付加およびアドレスエ
ンコーダ１４をＯＮして入力信号のエンコードを開始す
るとともに（ステップＳ６）、光ピックアップ１２のレ
ーザビームがアドレスＡ1 位置に正確に一致したか否か
を監視する（ステップＳ７）。そして、光ピックアップ
１２のレーザビームがアドレスＡ1 位置に正確に一致し
た時点で、光ピックアップ１２から照射されるレーザビ
ームの光強度を記録用の大きな値に切り換え、プログラ
ムの追記録を開始する（ステップＳ８）。
ンコーダ１４をＯＮして入力信号のエンコードを開始す
るとともに（ステップＳ６）、光ピックアップ１２のレ
ーザビームがアドレスＡ1 位置に正確に一致したか否か
を監視する（ステップＳ７）。そして、光ピックアップ
１２のレーザビームがアドレスＡ1 位置に正確に一致し
た時点で、光ピックアップ１２から照射されるレーザビ
ームの光強度を記録用の大きな値に切り換え、プログラ
ムの追記録を開始する（ステップＳ８）。
【００２４】プログラムの追記録が進み、すべての情報
の書き込みが終わったら（ステップＳ９）、現在の記録
位置がプリグルーブ２上のどの位置であるかを監視し
（ステップＳ１０）、記録位置がリンキングブロック３
の手前位置、すなわち図１（Ｃ）のアドレスＡn 位置に
達したらレーザパワーをＯＦＦし、追記録を終了する
（ステップＳ１１）。
の書き込みが終わったら（ステップＳ９）、現在の記録
位置がプリグルーブ２上のどの位置であるかを監視し
（ステップＳ１０）、記録位置がリンキングブロック３
の手前位置、すなわち図１（Ｃ）のアドレスＡn 位置に
達したらレーザパワーをＯＦＦし、追記録を終了する
（ステップＳ１１）。
【００２５】前記のようにして行なわれた追記録の実行
結果を図１（Ｃ）に示す。図示のように、本発明の場
合、前後のプログラムのリンキングは必ずリンキングブ
ロック位置で行われる。しかも、前後のプログラム間に
不要なギャップを生じることなくリンキングすることが
できる。このため、プリピット４の記録位置とリンキン
グ位置とがリンキングブロック３位置となり、プリピッ
ト位置とリンキング位置が場所的に異なる場合に比べて
ディスクの記録容量を増加することができる。
結果を図１（Ｃ）に示す。図示のように、本発明の場
合、前後のプログラムのリンキングは必ずリンキングブ
ロック位置で行われる。しかも、前後のプログラム間に
不要なギャップを生じることなくリンキングすることが
できる。このため、プリピット４の記録位置とリンキン
グ位置とがリンキングブロック３位置となり、プリピッ
ト位置とリンキング位置が場所的に異なる場合に比べて
ディスクの記録容量を増加することができる。
【００２６】なお、プリピットの形成された部分には書
き込みができないので、プリピットの存在するリンキン
グ部分では、追記録するプログラムのインターリーブや
誤り訂正が崩れる。したがって、リンキングブロックの
大きさを当該インターリーブや誤り訂正に要するブロッ
クと同等の大きさに設定すれば、ディスクの記録容量を
最も効率よく利用することができる。この際、リンキン
グブロックに形成するプリピットは、リンキングブロッ
ク全体にわたって存在する必要はなく、リンキングブロ
ック内の任意の位置にあればよい。
き込みができないので、プリピットの存在するリンキン
グ部分では、追記録するプログラムのインターリーブや
誤り訂正が崩れる。したがって、リンキングブロックの
大きさを当該インターリーブや誤り訂正に要するブロッ
クと同等の大きさに設定すれば、ディスクの記録容量を
最も効率よく利用することができる。この際、リンキン
グブロックに形成するプリピットは、リンキングブロッ
ク全体にわたって存在する必要はなく、リンキングブロ
ック内の任意の位置にあればよい。
【００２７】また、図１（Ｃ）に示すように、追記録さ
れたプログラムＮ＋１はリンキングブロック３位置から
重ね書きの状態で記録されるので、リンキングブロック
３に記録されていたプリピット４によるアドレス情報は
その時点で消失してしまう。しかしながら、前述したよ
うに、追記録される情報には、エラー訂正付加およびア
ドレスエンコーダ１５によって所定のアドレス情報（プ
ログラムナンバー、絶対時間、フレーム番号など）が付
加されているので、再生時にはこのアドレス情報を用い
てサーチを行なうことができる。なお、リンキングブロ
ック内のプリピットの形成部を除いて追記録するように
すれば、２重書きによるプリピットの破壊を防げるの
で、リンキング後においてもプリピットを読み取ること
が可能である。
れたプログラムＮ＋１はリンキングブロック３位置から
重ね書きの状態で記録されるので、リンキングブロック
３に記録されていたプリピット４によるアドレス情報は
その時点で消失してしまう。しかしながら、前述したよ
うに、追記録される情報には、エラー訂正付加およびア
ドレスエンコーダ１５によって所定のアドレス情報（プ
ログラムナンバー、絶対時間、フレーム番号など）が付
加されているので、再生時にはこのアドレス情報を用い
てサーチを行なうことができる。なお、リンキングブロ
ック内のプリピットの形成部を除いて追記録するように
すれば、２重書きによるプリピットの破壊を防げるの
で、リンキング後においてもプリピットを読み取ること
が可能である。
【００２８】また、リンキングブロック３で重ね書きさ
れる結果、リンキングブロック３部分の再生信号はまっ
たく意味のないものとなってしまうが、記録信号を音楽
信号などに限定すれば、前値補間などによって補間する
ことができるので、それほど問題が生じることははな
い。前記したように、リンキングブロック内のプリピッ
トの形成部を除いて追記録するようにすれば、このよう
な問題も解消することができる。
れる結果、リンキングブロック３部分の再生信号はまっ
たく意味のないものとなってしまうが、記録信号を音楽
信号などに限定すれば、前値補間などによって補間する
ことができるので、それほど問題が生じることははな
い。前記したように、リンキングブロック内のプリピッ
トの形成部を除いて追記録するようにすれば、このよう
な問題も解消することができる。
【００２９】また、前記実施例では、リンキングブロッ
ク３を一定時間間隔で設けた場合を例に採ったが、その
他に、例えば一定トラック間隔毎に設けるなどの方法も
採用することができる。
ク３を一定時間間隔で設けた場合を例に採ったが、その
他に、例えば一定トラック間隔毎に設けるなどの方法も
採用することができる。
【００３０】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、発
明の主旨に沿った各種の変形が可能である。
が、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、発
明の主旨に沿った各種の変形が可能である。
【００３１】
【発明の効果】請求項１記載の追記型光ディスクによる
ときは、情報記録用トラック上の所定の位置にリンキン
グブロックを設定し、該リンキングブロック内にアドレ
ス情報をプリピットによって形成したので、リンキング
ブロック位置でリンキングを行なうことが可能となり、
プリピットの形成位置とリンキング位置とを一致させる
ことができ、ディスクの記録効率を向上することができ
る。
ときは、情報記録用トラック上の所定の位置にリンキン
グブロックを設定し、該リンキングブロック内にアドレ
ス情報をプリピットによって形成したので、リンキング
ブロック位置でリンキングを行なうことが可能となり、
プリピットの形成位置とリンキング位置とを一致させる
ことができ、ディスクの記録効率を向上することができ
る。
【００３２】請求項２記載の追記型光ディスクによると
きは、前記リンキングブロックの大きさを記録情報のエ
ラー訂正またはインターリーブに要するブロック長に相
当する大きさとしたので、ディスクの記録容量を最も効
率よく利用することができる。
きは、前記リンキングブロックの大きさを記録情報のエ
ラー訂正またはインターリーブに要するブロック長に相
当する大きさとしたので、ディスクの記録容量を最も効
率よく利用することができる。
【００３３】また、請求項３記載のリンキング方法によ
るときは、追記型光ディスクに形成されたリンキングブ
ロック位置で記録情報をリンキングするようにしたの
で、プリピットの形成位置とリンキング位置とを確実に
一致させることができる。
るときは、追記型光ディスクに形成されたリンキングブ
ロック位置で記録情報をリンキングするようにしたの
で、プリピットの形成位置とリンキング位置とを確実に
一致させることができる。
【００３４】また、請求項４記載の情報記録装置による
ときは、追記型ディスクのリンキングブロックのプリピ
ットからアドレス情報を読み出す手段と、該読み出され
たアドレス情報を用いて追記録開始位置のリンキングブ
ロックを検出する手段と、該検出されたリンキングブロ
ック位置から情報の追記録を開始する書き込み手段とを
備えたので、リンキングブロック位置で自動的にリンキ
ングを行なわせることができ、確実な追記録を実現する
ことができる。
ときは、追記型ディスクのリンキングブロックのプリピ
ットからアドレス情報を読み出す手段と、該読み出され
たアドレス情報を用いて追記録開始位置のリンキングブ
ロックを検出する手段と、該検出されたリンキングブロ
ック位置から情報の追記録を開始する書き込み手段とを
備えたので、リンキングブロック位置で自動的にリンキ
ングを行なわせることができ、確実な追記録を実現する
ことができる。
【図１】実施例に係る追記型光ディスクのプリグルーブ
とリンキングブロック部分の模式拡大図である。
とリンキングブロック部分の模式拡大図である。
【図２】実施例に係る追記型光ディスクの略示平面図で
ある。
ある。
【図３】実施例に係る情報記録装置のブロック図であ
る。
る。
【図４】追記録動作のフローチャートである。
【図５】ＣＤ−Ｒにおけるリンキング方法の説明図であ
る。
る。
１ 追記型光ディスク ２ プリグルーブ ３ リンキングブロック ４ プリピット ５ 情報記録エリア １０ スピンドルモータ １１ サーボ回路 １２ 光ピックアップ １３ ＲＦ信号再生アンプ １４ エラー訂正およびアドレスデコーダ １５ エラー訂正付加およびアドレスエンコーダ １６ レーザパワー制御部 １７ コントローラ
Claims (4)
- 【請求項１】 情報記録用トラック上の所定の位置にリ
ンキングブロックを設定し、該リンキングブロック内に
アドレス情報をプリピットにより形成したことを特徴と
する追記型光ディスク。 - 【請求項２】 前記リンキングブロックの大きさを記録
情報のエラー訂正またはインターリーブに要するブロッ
ク長に相当する大きさとしたこと特徴とする請求項１記
載の追記型光ディスク。 - 【請求項３】 請求項１記載の追記型光ディスクのため
のリンキング方法であって、 前記追記型光ディスクに形成されたリンキングブロック
位置で記録情報をリンキングすることを特徴とする記録
情報のリンキング方法。 - 【請求項４】 請求項１記載の追記型光ディスクに情報
を書き込むための情報記録装置であって、 前記追記型ディスクのリンキングブロックのプリピット
からアドレス情報を読み出す手段と、 該読み出されたアドレス情報を用いて追記録開始位置の
リンキングブロックを検出する手段と、 該検出されたリンキングブロック位置から情報の追記録
を開始する書き込み手段と、 を備えたことを特徴とする情報記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15964295A JPH0916971A (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 追記型光ディスクおよび記録情報のリンキング方法ならびに情報記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15964295A JPH0916971A (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 追記型光ディスクおよび記録情報のリンキング方法ならびに情報記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0916971A true JPH0916971A (ja) | 1997-01-17 |
Family
ID=15698181
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15964295A Withdrawn JPH0916971A (ja) | 1995-06-26 | 1995-06-26 | 追記型光ディスクおよび記録情報のリンキング方法ならびに情報記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0916971A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6538964B1 (en) | 1998-09-30 | 2003-03-25 | Ricoh Company, Ltd. | Optical recording method and apparatus for recording a link part according to an external link method |
| EP1518230A1 (en) * | 2002-06-29 | 2005-03-30 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Information storage medium and method of recording and/or reproducing data thereon |
-
1995
- 1995-06-26 JP JP15964295A patent/JPH0916971A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6538964B1 (en) | 1998-09-30 | 2003-03-25 | Ricoh Company, Ltd. | Optical recording method and apparatus for recording a link part according to an external link method |
| EP1518230A1 (en) * | 2002-06-29 | 2005-03-30 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Information storage medium and method of recording and/or reproducing data thereon |
| EP1518230A4 (en) * | 2002-06-29 | 2010-01-06 | Samsung Electronics Co Ltd | INFORMATION STORAGE MEDIUM AND METHOD OF RECORDING AND / OR REPRODUCING DATA THEREON |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
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