JPH09169660A - 皮膚真菌症治療兼足裏刺激マッサ−ジ温浴装置 - Google Patents

皮膚真菌症治療兼足裏刺激マッサ−ジ温浴装置

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JPH09169660A
JPH09169660A JP8295878A JP29587896A JPH09169660A JP H09169660 A JPH09169660 A JP H09169660A JP 8295878 A JP8295878 A JP 8295878A JP 29587896 A JP29587896 A JP 29587896A JP H09169660 A JPH09169660 A JP H09169660A
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foot
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wood
temperature
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JP8295878A
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Yoshitake Miyaguchi
義武 宮口
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【解決手段】 ビネガ−と木材を乾留することにより得
られた木酢液とを含有する混合液体中に足を浸漬して皮
膚真菌症治療を行ないかつ足裏を刺激マッサージするこ
とのできる温浴装置であって、当該混合液体を収納する
足浴部2と、足浴部2に浸漬された足の裏面に混合液体
を下方から吹き付けする複数の吹き付け穴を有する吹き
付け部6と、混合液体3を循環させる液循環部7と、足
浴部中の混合液体を所定温度に加温する加温部4と、そ
の温度制御を行なう温度設定部8及び温度表示部9と、
足浴に必要な時間設定を行なうタイマー部10とを備え
てなる。 【効果】 爪とか皮膚内部に深く浸透した水虫菌をも死
滅させることができ同時に、足裏をマッサージして足裏
の血流を良好にし、不眠症、ストレスの解消疲労回復な
どを併せて図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、皮膚真菌症治療に
効果的であると共に、足裏の刺激マッサージ効果が高
く、湯治効果に優れた皮膚真菌症治療兼足裏刺激マッサ
ージ温浴装置に関する。
【0002】
【従来の技術】白癬症、ガンジダ症等の皮膚真菌症は、
長期間に渡る治療を行ってもなかなか良くならず、その
為に困っている人が多くいるのが現状である。白癬症、
ガンジダ症等の皮膚真菌症の治療に、トロン浴素を用
い、これにぬるま湯を注ぎ、加温してその湯治効果によ
り、皮膚真菌症を治療しようとする温浴器が上市されて
いる。一方、酢酸が皮膚真菌症の治療に効果的であるこ
とも知られている。そこで、同じように酢酸による加温
浴器が提供されており、これにより金たらいや桶に、加
温した酢酸液や温湯をいちいち準備して、注ぐ必要性を
なくしたものが提供されている(実開昭59−1913
8号公報、特開昭54−19588号公報)。しかしな
がら、これら温浴器では、単に加温した浴の中に足を浸
漬して足浴するだけなので、その治療効果には充分では
ない点もあり、完治のためには相当日数の長期間の根気
の良い浸漬が必要で、また、後者の加温酢酸浴では、酢
酸を使用するため、足を浸漬したような場合に、足に痛
みを感じるばかりでなく、酢酸臭が鼻をいたく刺激し、
その使用に際して問題がある。特に、冬期氷結する氷酢
酸は、刺激臭が強く、足に強烈な痛みを感じることが多
い。また、従来の酢酸や酢やそれらを主成分とした液使
用では、皮膚真菌症治療効果には不充分な点があり、完
治のためには相当日数の長期間の根気の良い浸漬が必要
で、内液の蒸発と臭いの問題に悩まされることにな
る。。更に、これら加温浴器では、液の循環が行なわれ
ていないので、液の汚れ、治療効果などに問題があり、
また、足を浸漬しているのみでは疲労回復などの健康面
での湯治効果には不充分な点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、かか
る従来技術に鑑み、皮膚真菌症治療に効果的であると共
に、足裏の刺激マッサージ効果が高く、健康面での湯治
効果に優れた皮膚真菌症治療兼足裏刺激マッサージ温浴
装置を提供することを目的としたものである。本発明の
前記ならびにそのほかの目的と新規な特徴は、本明細書
の記述からあきらかになるであろう。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ビネガ−と木
材を乾留することにより得られた木酢液とを含有する混
合液体中に足を浸漬して皮膚真菌症治療を行ないかつ足
裏を刺激マッサージすることのできる温浴装置であっ
て、当該混合液体を収納する足浴部と、当該足浴部に浸
漬された足の裏面に当該混合液体を下方から吹き付けす
る複数の吹き付け穴を有する吹き付け部と、当該混合液
体を循環させる液循環部と、当該足浴部中の当該混合液
体を所定温度に加温する加温部と、該加温部が所定温度
になるように設定し、温度制御を行なう温度設定部と、
混合液体の温度を表示する温度表示部と、足浴に必要な
時間設定を行なうタイマー部とを備えてなることを特徴
とする皮膚真菌症治療兼足裏刺激マッサージ温浴装置に
係るものである。本発明の好ましい実施態様は、上記混
合液体が、ビネガ−と精製水と木材を乾留することによ
り得られた木酢液とからなることを特徴とする。また、
当該混合液体が、ビネガ−:精製水=1:1の比率で希
釈され、当該希釈液に対し、木材を乾留することにより
得られた木酢液を1〜2/10の割合で添加されてなる
ことを特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】次に、本発明による皮膚真菌症治
療兼足裏刺激マッサージ温浴装置について、図面を参照
しつつ説明する。図1(A)は、本発明の実施例を示す
皮膚真菌症治療兼足裏刺激マッサージ温浴装置の外観構
成図、図1(B)は、本発明の実施例を示す皮膚真菌症
治療兼足裏刺激マッサージ温浴装置の要部断面とその使
用態様の一例を説明する断面図である。また、図2は、
本発明の実施例を示す配線系統ブロック図である。当該
装置1は、混合液体を収納する足浴部2と、該足浴部2
中の混合液体3を所定温度に加温する加温部4と、混合
液体3の複数の吹き付け穴5を有する液吹き付け部6
と、混合液体3を循環させる液循環部7と、前記加温部
4が所定温度になるように設定し、自動温度制御を行な
う温度設定部8と、混合液体の温度を表示する温度表示
部9と、当該足浴に必要な時間設定を行なうタイマー部
10とを備えてなる。
【0006】当該足浴部2は、適宜大きさの浴槽と混合
液体3中に足を浸漬するための足入れ部の開口11とを
有してなる。足入れ部の開口上部には、足を入れ易いよ
うに、また、混合液体3の揮散を押えるために、例えば
図示のような円筒状のカバー12を取り付けるとよい。
当該足浴部2の底面上には、発熱体13を内蔵した加温
部4が配設されている。加温部4の上部には、液吹き付
け部6が設けられ、その複数の吹き付け穴5からは、当
該混合液体3が上方向に向かって勢いよく吹き出すよう
になっている。図1(B)に示すように、当該足浴部2
に浸漬された足14の裏面に混合液体3を下方から吹き
付けし、当該混合液体3の圧流摩擦により、足裏の刺
激、マッサージを行なうことができる。液循環部7で
は、ポンプ15により、当該吹き付け後の混合液体3
を、排出口16から、配管17内を通して、導入口18
に送り込み、混合液体3を循環させる。混合液体3の循
環により、足浴部における液は、均一な撹拌が行なわ
れ、また、皮膚真菌症治療効果を高め、かつ、足裏の刺
激マッサージ効果を高めることができる。
【0007】図2に示すように、電源19を入れると、
加温部4における発熱体13が発熱し、足浴部2中の混
合液体3が加熱される。その際に、混合液体3が所定温
度になるように、温度設定部8で自動温度設定を行な
う。所定温度に到達したら、タイマー部10にて足浴に
必要な時間設定を行なう。当該温度設定(制御)部8で
の温度設定・制御とタイマー部10での時間設定は、皮
膚真菌症治療に適した範囲内で適宜選択すればよいが、
本発明では、混合液体3の使用等を考慮して、通常、温
度条件を42℃〜43℃とし、時間を20分〜30分に
設定するのが良いことが判った。本発明では、当該温度
設定部8とタイマー部10との設置により、皮膚真菌症
治療に適した温度設定・制御および時間設定が可能とな
る。また、温度設定部8とタイマー部10との調節によ
り、使用者の足裏のマッサージに過度とならないように
する調節も可能となる。本発明では、また、混合液体3
の温度を表示する温度表示部9が設けられており、その
表示により、混合液体3の温度を容易に知ることができ
る。当該温度表示部9は、棒状温度計などのアナログ式
でもよいが、サーミスタなどによりデジタル式に温度表
示を行なうようにするとよい。図示のように、漏電ブレ
ーカ20を設置して、感電から使用者を保護することが
できる。また、図示のように、塵埃除去フイルター21
を設置して、循環させる混合液体3を清浄に保持するこ
とができる。
【0008】本発明においては、ビネガーとして、次に
例示するようなものを使用することができる。 (1)ビネガー 醸造により生成させた酢酸を主成分とする食酢で、和酢
と洋酢とに分けられ、製造法により醸造酢と合成酢とに
分けられる。本発明では、醸造酢を使用することが、そ
の治療効果、取り扱いなどの点で、好ましい。 (2)米ビネガー 蒸米と米こうじまたは糖化酵素と水を槽に入れ、加温撹
拌して糖化し、これを直接あるいはろ過したものに酵母
を加えてアルコール発酵させ、さらにアルコールを添加
してその濃度を一定に調整し、種酢を加えて酢化し、熟
成後ろ過した米酢。 (3)粕ビネガー 清酒粕に水を加えて水溶性物質を抽出しろ過し、これに
アルコールを添加してアルコール濃度を調整し、米ビネ
ガーと同様に酢化したもの。 (4)モルトビネガー モルト(麦芽)を温湯で抽出糖化し、ろ過して麦汁と
し、アルコール発酵させた後、アルコールを加えて調整
し、米ビネガーと同様に処理したもの。 (4)ワインビネガー ぶどう搾汁をアルコール発酵し、アルコールを添加して
調整し、種酢を加えて酢化したもの。 (5)その他 小麦と米とコーンとからなる原料を用い、アルコール発
酵させた後、アルコールを加えて調整し、米モルトビネ
ガーと同様に処理したもの、ぶどう搾汁の代わりにりん
ご果汁を用いたサイダービネガー(cider vin
egar)、エタノールに酢酸菌の栄養源を加え、激し
く通気発酵させ、短時間に酢化した高濃度醸造酢、ぶど
う酒などを蒸留してアルコールを捕集し、これに酢酸菌
を接種して酢化した蒸留ビネガーなど。ビネガーの主成
分となっている酢酸は、工業的には、アセトアルデヒド
の酸化などにより得られるが、これら酢酸では、上記の
ように問題があり、本発明では、醸造酢を使用すること
が、その治療効果、取り扱いなどの点で、好ましい。
【0009】本発明で使用される木酢液は、酢酸の一種
に分類されることもあるが、製法的には、前記工業的な
製法や発酵法による製法とは、全く異なった製法により
得られるもので、しかも、これら一般の酢酸とは全く異
なった挙動を示す。すなわち、当該木酢液は、木材を乾
留することにより得られる。当該木材には、広葉樹や針
葉樹や廃材などの乾材木材が使用され、当該木材を乾留
装置内で炭化させ、木タールや木炭などと一緒に生成す
る。当該木材を乾留することにより得られる液体生成物
を静置すると2層に分離し、その上層が木酢液である。
木酢液は、木材に由来する酢酸、ピリジン、フェノー
ル、フォルマリン、グアヤコール酸等が含まれている。
従って、アルデヒド酸化などによる工業的な製法による
酢酸や発酵法による酢酸とは全く異なった製法により得
られ、こうした発酵法等による酢酸では、消臭効果がな
いのに対し、木酢液は、木の焦臭であるピリジン、フェ
ノール、フォルマリン、グアヤコール酸等が含まれてお
り、消臭効果が高いなど一般の酢酸とは全く異なった挙
動を示し、また、通常の酢酸は中性に近いものであるの
に対して、木酢液は、そのpHが3以下とかなり酸性が
高いものになっている。本発明では、こうした木材を乾
留することにより得られる木酢液を使用し、特に、広葉
樹による、かつ、精製した精製木酢液を使用することが
好ましい。すなわち、上記のように、原料としての木材
の樹種には、針葉樹も使用することができるが、本発明
では、広葉樹を使用し、広葉樹以外は、針葉樹も廃材も
使用しないようにした木酢液が、前記した治療刺激効果
などの面から好ましい。上記広葉樹には、例えば、ナ
ラ、ブナ、クヌギ、白樺、山桜等が挙げられる。木酢液
は、その生産の際に、有害物質や低沸点のカルボニル化
合物等を包含する。木タールの一部やメタノール、ホル
ムアルデヒド等が含まれる。本発明では、当該可溶性タ
ール等を蒸留等の方法で除去し、精製した精製木酢液を
使用するとよい。当該精製木酢液は、純正木酢液と称さ
れている。有効成分としての酢酸を高濃度に例えば73
%近く含む。pHが、3以下とかなり酸性が高いものに
なっている。
【0010】本発明では、ビネガ−と木材を乾留するこ
とにより得られた木酢液とからなる混合液体を使用して
もよいが、ビネガ−と水と木材を乾留することにより得
られた木酢液とからなる混合液体を使用するとよい。ビ
ネガ−を水、特に、精製水により希釈し、それに当該広
葉樹から得られた精製木酢液を添加するとよい。木酢液
側を水で希釈してもよい。水で希釈する場合、人体への
影響等を考慮して精製水により希釈した希釈液を使用す
るようにするが、当該精製水は、通常の水等を蒸留法、
イオン交換法、電気浸透法等により精製することにより
得ることができる。不純物を出来るだけ除くようにする
蒸留法による蒸留水は、水を蒸留し、発生した水蒸気を
冷却することにより製造出来る。無菌で発熱性物質を含
有しないようにする。上記処法により、鼻を刺激する酢
酸臭がより一層抑えられ、足への痛みも抑えられ、さら
に、短期間での皮膚真菌症治療が可能で、特に、通常の
加温酢酸浴の場合には、皮膚が荒れ、かさかさになり、
例えば、老人にこれを適用したときには、皺が寄ってし
まったりするが、当該希釈液によれば、こうした現象を
抑えることができる。また、皮膚表面の不良角質が取れ
て、足肌が美しくなる。
【0011】混合液体は、ビネガ−:精製水=1:1の
比率で希釈し、当該希釈液に対し、木材を乾留すること
により得られた木酢液を1〜2/10の割合で添加する
とよい。木酢液の割合及びビネガ−と水との希釈割合に
おいて、その希釈割合が大き過ぎても、また、小さ過ぎ
ても、上記した皮膚の荒れ防止などの効果を充分に発揮
できないし、マッサージ効果などが劣化する。
【0012】本発明におけるビネガ−、木酢液は、化粧
品、食品などにも使用され、急性毒性には問題がないこ
とが確認されている。本発明においては、より殺菌作用
を向上させるために、皮膚真菌症治療剤や殺菌剤を添加
してもよい。当該皮膚真菌症治療剤および殺菌剤の例と
しては、硝酸オコモナゾール、2−ヘキシルオキシベン
ズアミド、デヒドロ酢酸、クロトリマゾール、トルナフ
テート、パクチオン等を有効成分としたもの;界面活性
剤と当該有効成分とを組合わせた形態の皮膚真菌症治療
剤、例えばデヒドロ酢酸とトリメチル型またはベンジル
型界面活性剤とからなるもの、また、トルナフテートと
陰イオン性(アニオン性)界面活性剤等とよりなるも
の; 界面活性剤を有効成分としたもの例えば塩化ベン
ザルコニウムを含有したもの、アルファオレフイン系陰
イオン性界面活性剤を含有したもの、また、陰イオン性
(アニオン性)界面活性剤と分子内に窒素原子を有しな
い非イオン性界面活性剤とを有効成分としたもの等が挙
げられる。本発明では、その他、海水、アルコール、塩
等を添加してもよい。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を示す。 実施例1 精製木酢液(純正木酢液);純正木酢液の有効成分は、
酸性成分として、酢酸72.97%、プロピオン酸4.
15%、ブチル酸2.80%、クロトン酸5.63%、
2−ペテン酸0.01%;中性成分として、アセトン
1.05%、フルフラール1.98%;アルコール成分
としてシクロテン1.51%;フェノール成分として2
ーメトキシ−4ークレゾール1.47%、Oークレゾー
ル2.93%、PークレゾールおよびMークレゾール
1.64%等を含んでいる。上記精製木酢液(純正木酢
液)0.5リットル、ビネガ−2リットル、精製水2リ
ットルよりなる混合液体を、図1に示す装置の足浴部に
入れ、温度設定部の温度条件を42℃に設定し、また、
タイマー部の時間設定を20分に設定して、電源を入
れ、加温部における発熱体を発熱させ、当該混合液体を
加温した。20分後、温度表示部が設定していた温度条
件である42℃を表示したので、後は、その温度を保持
するように、当該温度設定部の自動制御を行なった。当
該通電中、液循環部では、ポンプにより、当該混合液体
を排出口から配管内を通して導入口に送り込み循環させ
た。液吹き付け部の複数の吹き付け穴からは、当該混合
液体が上方向に向かって勢いよく吹き出ししてきた。上
記加温によっても、酢酸のような刺激臭は殆んどなかっ
た。足に表存性水虫趾間型の患部を有する患者を椅子に
座らせ、その両足を足入れ部の開口を通して足浴部の浴
槽内の混合液体中に浸漬させた。尚、当該患者は、足の
爪の間にも患部が広がり、爪の色が真っ黒に変色してい
た。42℃で、20分間足浴させた。足浴中、混合液体
が循環され、液が均一に撹拌された。20分間の足浴
後、足を引き上げさせた。爪の色が薄色に変化し、ま
た、患部の皮膚が清浄な状態になり、2,3日後には、
徐々に患部の皮膚が剥れ、完治した。足の爪の間にも患
部が広がっているので、再度、4日後足浴させたとこ
ろ、新しい爪が成長するとともに、変色した部分がなく
なり、清浄な爪の色になった。、
【0014】実施例2 表存性水虫角化型の患部を有する患者に適用した以外
は、実施例1と同様にして足浴させた所、皮膚が剥れ清
浄な状態になり、2,3日後には、再度患部の皮膚が剥
れ、完治した。尚、この患者は、表存性水虫角化型の患
者で皮膚が長期にわたって水虫に冒されており、こじれ
た皮膚の状態にあったが、上記のように、完治した。
【0015】
【発明の効果】以上本発明によれば、白癬菌などの真菌
に冒された患部を足浴させることにより、従来の治療法
では考えられない程、短時間で、かつ、非常に優れた効
果的な方法で、患部を清浄な状態に回復させる治療を行
うことができる。爪とか皮膚内部に深く浸透した水虫菌
を死滅させることができるので非常に有利である。同時
に、足裏の刺激を高め、足裏をマッサージして、多くの
「つぼ」や血管の集中している足裏の血液の流れを良好
にして、不眠症、高血圧の解消、ストレスの解消、内蔵
の機能の高揚、疲労回復などを併せて図ることができ
る。本発明では、酢酸のような刺激臭は殆んどなく、ま
た、足浴時の痛みがなく、さらに、酢酸のように足の皮
膚を荒らすことがなく、患部の回復を促進し、白癬症、
ガンジダ症等の皮膚真菌症に対する殺菌作用が向上し、
また、足裏への刺激効果も高く、治療刺激効果を良好に
することができる。本発明では、液吹き付け部が設けら
れ、その複数の吹き付け穴からは、当該混合液体が上方
向に向かって勢いよく吹き出すようになっており、ま
た、液循環部を設け、ポンプにより、当該吹き付け後の
混合液体を循環させるようになっているので、当該混合
液体の循環により、足浴部における液の均一な撹拌が図
られ、また、皮膚真菌症治療を高め、かつ、足裏の刺激
マッサージを高めることができる。本発明では、足浴に
よるだけで、身体全体の入浴効果と同じような湯治効果
が得られ、身体の血行を良好にし、疲労回復と健康を増
進させることができる。また、本発明の当該装置には、
加温部が所定温度になるように自動温度設定し、温度制
御を行なう温度設定部と、当該足浴に必要な時間設定を
行なうタイマー部とを備えてなるので、皮膚真菌症治療
に適した温度設定・制御および時間設定が可能となり、
また、温度設定部とタイマー部との調節により、使用者
の足のマッサージに過度とならないようにする調節も可
能となる。さらに、液体の温度を表示する温度表示部に
より、常に、適宜温度になっているか否かの確認が容易
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)は、本発明の実施例を示す皮膚真菌
症治療兼足裏刺激マッサージ温浴装置の外観構成図、図
1(B)は、本発明の実施例を示す皮膚真菌症治療兼足
裏刺激マッサージ温浴装置の要部断面とその使用態様の
一例を説明する断面図である。
【図2】図2は、本発明の実施例を示す配線系統ブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1…皮膚真菌症治療兼足裏刺激マッサージ温浴装置 2…足浴部 3…混合液体 4…加温部 5…吹き付け穴 6…液吹き付け部 7…液循環部 8…温度設定部 9…温度表示部 10…タイマー部 11…足入れ部の開口 12…カバー 13…発熱体 14…足 15…ポンプ 16…排出口 17…配管 18…導入口 19…電源 20…漏電ブレーカ 21…塵埃除去フイルター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A61H 23/00 531 A61H 23/00 531 35/00 35/00 F

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビネガ−と木材を乾留することにより得
    られた木酢液とを含有する混合液体中に足を浸漬して皮
    膚真菌症治療を行ないかつ足裏を刺激マッサージするこ
    とのできる温浴装置であって、当該混合液体を収納する
    足浴部と、当該足浴部に浸漬された足の裏面に当該混合
    液体を下方から吹き付けする複数の吹き付け穴を有する
    吹き付け部と、当該混合液体を循環させる液循環部と、
    当該足浴部中の当該混合液体を所定温度に加温する加温
    部と、該加温部が所定温度になるように設定し、温度制
    御を行なう温度設定部と、混合液体の温度を表示する温
    度表示部と、足浴に必要な時間設定を行なうタイマー部
    とを備えてなることを特徴とする皮膚真菌症治療兼足裏
    刺激マッサージ温浴装置。
  2. 【請求項2】 混合液体が、ビネガ−と精製水と木材を
    乾留することにより得られた木酢液とからなることを特
    徴とする、請求項1に記載の皮膚真菌症治療兼足裏刺激
    マッサージ温浴装置。
  3. 【請求項3】 混合液体が、ビネガ−:精製水=1:1
    の比率で希釈され、当該希釈液に対し、木材を乾留する
    ことにより得られた木酢液を1〜2/10の割合で添加
    されてなることを特徴とする、請求項1または2に記載
    の皮膚真菌症治療兼足裏刺激マッサージ温浴装置。
JP8295878A 1995-10-19 1996-10-18 皮膚真菌症治療兼足裏刺激マッサ−ジ温浴装置 Pending JPH09169660A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006034914A (ja) * 2004-07-23 2006-02-09 Shigeru Abe 白癬の温熱治療法および治療具
CN104225563A (zh) * 2014-09-30 2014-12-24 中盐东兴盐化股份有限公司 一种具有养生效果的足浴盐

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