JPH09169550A - 合わせ硝子真空融着装置 - Google Patents

合わせ硝子真空融着装置

Info

Publication number
JPH09169550A
JPH09169550A JP33189395A JP33189395A JPH09169550A JP H09169550 A JPH09169550 A JP H09169550A JP 33189395 A JP33189395 A JP 33189395A JP 33189395 A JP33189395 A JP 33189395A JP H09169550 A JPH09169550 A JP H09169550A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheets
heating
objective
laminated glass
lower objective
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP33189395A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2788884B2 (ja
Inventor
Takashi Masuyama
隆 増山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NIPPON CARBON ENG KK
Original Assignee
NIPPON CARBON ENG KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NIPPON CARBON ENG KK filed Critical NIPPON CARBON ENG KK
Priority to JP33189395A priority Critical patent/JP2788884B2/ja
Publication of JPH09169550A publication Critical patent/JPH09169550A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2788884B2 publication Critical patent/JP2788884B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱、冷却が速やかに行われ、彎曲した硝子
板が収納された場合であっても脱気時に破損することが
ない合わせ硝子真空融着装置の提供。 【解決手段】 合わせ硝子素材1を包み込み真空ポンプ
と連通する耐熱性の気密室2を備えた加熱台3と、該加
熱台3を装填する空隙の上下少なくとも一方にヒーター
4を配設した加熱炉5より構成され、加熱台3は、開閉
可能に重合するループ状の上下フレーム6,7を有し、
各フレーム6,7の対向する側に、各々の開口部を含む
ほぼ全面に亘って伸縮性の上下対物シート8,9を覆設
し、上下対物シート8,9の間に、上下フレーム6,7
の開口部を囲むループ状のパッキング10を介在して位
置不動に固定し、下対物シート9の下方に下フレーム7
の開口部を覆う網11を付設して成り、気密室2は、前
記上下対物シート8,9及びパッキング10に囲まれて
存在する合わせ硝子真空融着装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空下において複
数の硝子板を接着重合する合わせ硝子真空融着装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】合わせ硝子真空融着装置は、従来より合
わせ硝子の素材を収容する気密室を設けた台車と、ヒー
ターを配設した加熱炉より構成されている。このような
装置を用いた合わせ硝子の製造工程は、重ね合わせた硝
子板間の気泡の発生を防止すべく気密室がある程度の真
空状態となるまで真空ポンプで減圧し(以下、準備工程
と記す)、台車を加熱炉へ導入して更に脱気しつつ気密
室に収納された硝子板間の接着剤を融解後所定時間経過
するまで加熱し(以下、加熱工程と記す)、加熱炉から
取り出して気密室内の硝子が接着剤の融点より下がるま
で自然冷却を行い(以下、冷却工程と記す)、冷却後出
来上がった合わせ硝子を気密室から取り出すものであ
る。
【0003】図3の如く従来の合わせ硝子真空融着装置
の加熱台3は、気密室2の上方は耐熱性と気密性は元よ
り伸縮性を兼ね備えた素材より成る対物シート8で覆わ
れ、下方は金属板15、側方はパッキング10で囲われ
ており、しかも、気密室2の下方を覆う金属板15とし
ては、脱気時において内部気圧の低下による不規則な変
形を防止するために比較的厚肉なものが用いられてい
る。元来熱伝導性が良いと言われる金属製の板であって
も、比較的厚肉な金属板15を挟んで加熱台3を加熱す
るには大きな熱のロスが伴うので、一般的な加熱炉には
ヒーター4を加熱台の上方にのみ配設したものが多い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の合わせ硝子真空融着装置は、加熱工程を経た台車の
金属板が加熱炉から取り出した後も余熱を蓄えているた
めに、冷却工程に要する時間が長くなる他、気密室に彎
曲した硝子板が収納された場合は、準備工程及び加熱工
程の脱気により金属板の対物面に対する彎曲を解消する
力が加わる等して硝子板が破損する場合もあった。
【0005】本発明は、上記実情に鑑みて成されたもの
であって、加熱、冷却が速やかに行われ、彎曲した硝子
板が収納された場合であっても脱気時に破損することが
ない合わせ硝子真空融着装置の提供を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に成された本発明による合わせ硝子真空融着装置は、合
わせ硝子素材を包み込み真空ポンプと連通する耐熱性の
気密室を備えた加熱台と、該加熱台を装填する空隙の上
下少なくとも一方にヒーターを配設した加熱炉より構成
され、加熱台は、開閉可能に重合するループ状の上下フ
レームを有し、各フレームの対向する側に、各々の開口
部を含むほぼ全面に亘って伸縮性の上下対物シートを覆
設し、上下対物シートの間に、上下フレームの開口部を
囲むループ状のパッキングを介在して位置不動に固定
し、下対物シートの下方に下フレームの開口部を覆う網
を付設して成り、気密室は、前記上下対物シート及びパ
ッキングに囲まれて存在することを特徴とする。前記上
下対物シートのいずれか一方と、パッキングとを一体成
形しても良い。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明による合わせ硝子真
空融着装置の実施の形態を図面に基づき説明する。この
合わせ硝子真空融着装置は、真空ポンプと連通し合わせ
硝子素材1を包み込む耐熱性の気密室2を備えた加熱台
3と、該加熱台3を装填する空隙の上下少なくとも一方
にヒーター4を配設した加熱炉5より構成される。
【0008】加熱台3は、上フレーム6及び下フレーム
7と、気密室2を構成する上下対物シート8,9及びパ
ッキング10、並びに気密室2を支持する網11より成
る。上下フレーム6,7は、金属製枠材をほぼ同サイズ
の方形ループ状に成形して成り、上フレーム6の下面及
び下フレーム7の上面はほぼ平坦に成形されている。ま
た、上下対物シート8,9は、耐熱性と気密性は元より
伸縮性を兼ね備えた素材を、前記上下フレーム6,7の
全体を覆うサイズ、形状に裁断して成り、上対物シート
8は、上フレーム6の下側にその開口部を含む全面に亘
って覆設され、下対物シート9は、下フレーム7の上側
にその開口部を含む全面に亘って覆設されている。
【0009】上下対物シート8,9の周縁は、上フレー
ム6の側面及び下フレーム7の上面において、挟持板1
2,13をビス止めすることで保持されるが、下対物シ
ート9にあっては、下フレーム7の各辺に対し2枚の挟
持板13,13が並走する状態でビス止めされ、両挟持
板13,13の間に下対物シート9が露出したパッキン
グ10を載置するための凹部14が形成される。パッキ
ング10は、耐熱気密性と共に柔軟性を持った素材から
成形され、前記凹部14に沿って載置すべく該凹部14
の幅とほぼ等しい幅で、挟持板12,13の肉厚以下と
ならないように形成された方形ループ材である。以上の
構造により上下対物シート8,9及びパッキング10で
囲まれた部分に気密室2が形成されるが、更に、下対物
シート9を下方より支持すべく、下フレーム7に、鋼線
などの耐熱線材をストライプ状、格子状或いはランダム
に配して成る網11が、該下フレーム7の上面に沿って
固着してある。尚、パッキング10は、上下対物シート
8,9のいずれか一方と一体成形しても良い。
【0010】気密室2に連通するエア抜き孔16は、該
下フレーム7及び下対物シート9を上下に貫通し、下フ
レーム7に沿って満遍なく複数箇所に設けてある。各エ
ア抜き孔16には、吸気管17が各々気密措置を施して
装着され、該吸気管17は、下フレームの下方に配設さ
れた導管18を介して真空ポンプに接続されている。
【0011】加熱炉5は、断熱材に覆われた炉本体の内
部に、上下ヒーター4,4と温度検出器(図示省略)を
配設したものである。ヒーター4としては、面状ヒータ
ー、線状ヒーターのいずれでも良く、合わせ硝子素材1
を全体に亘り100〜150℃前後で均一に加熱できる
ものとする。合わせ硝子融着装置を用いる際には、加熱
前の準備工程並びに冷却工程を行うための待機ステーシ
ョン19を併用する場合が多いので、待機ステーション
19より加熱炉5の内部に延びる誘導路20を配設し、
搬入、搬出の際、誘導路20上を走行するための車輪2
1を加熱台3に付設した。また、一般的に、一台の加熱
炉5に対して加熱台3と待機ステーション19を2台ず
つ使用した方が加熱前の準備工程と、冷却工程に要する
時間がロスせず作業効率が高まるので、炉本体の搬入口
22を相反する2方向に設け、その双方へ炉内より延び
る誘導路20を配設するのが望ましい。尚、その際は各
加熱台専用の真空ポンプを個々に備えておく。
【0012】対物シート8,9やパッキング10の素材
としては、ブチルゴム、シリコンゴム、フッ素ゴム等が
上げられ、特にパッキング10にあっては、適度な柔軟
性を持たせるべく例えば発泡成形したものであっても良
い。又、下フレーム7に固着する網11は、ヒーター4
の熱を遮断したり、網11自体が蓄熱したりしないよう
に空隙率の高いものを選択することが望ましい。
【0013】本発明は、以上のごとく構成された結果、
加熱前の準備工程と加熱工程における脱気により、上下
対物シート8,9が合わせ硝子素材1の表面に倣って密
着するが、素材の下方は網11で支持されているために
素材が対物シート8,9と共に垂れ下がることはない。
また、加熱炉5の内部には加熱台3の上下にヒーター
4,4が配設されている上に、素材1と下のヒーター4
との間には下対物シート9や空隙率の高い網11だけが
介在し従来の金属板15のような加熱を妨害するものは
一切存在しないので熱効率が高い他、加熱後、炉外へ取
り出した際に上下対物シート8,9や網11が蓄熱して
自然冷却を阻害することがないので冷却効率も高い。
【0014】
【発明の効果】以上のごとく本発明による合わせ硝子真
空融着装置を使用すれば、加熱、冷却が速やかに行わ
れ、彎曲した硝子板が収納された場合であっても脱気時
に金属板へ押し付けられて破損することもないので生産
性と歩留が大きく向上するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の合わせ硝子真空融着装置における加熱
台の断面図である。
【図2】本発明の合わせ硝子真空融着装置の概略を示す
説明図である。
【図3】従来の合わせ硝子真空融着装置の概略を示す説
明図である。
【図4】本発明の合わせ硝子真空融着装置における加熱
台の平面図である。
【図5】本発明の合わせ硝子真空融着装置における加熱
台の裏面図である。
【図6】本発明の合わせ硝子真空融着装置における加熱
台の要部断面図である。
【符号の説明】
1 合わせ硝子素材 2 気密室 3 加熱台 4 ヒーター 5 加熱炉 6 上フレーム 7 下フレーム 8 上対物シート 9 下対物シート 10 パッキング 11 網

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合わせ硝子素材(1)を包み込み真空ポ
    ンプと連通する耐熱性の気密室(2)を備えた加熱台
    (3)と、該加熱台(3)を装填する空隙の上下少なく
    とも一方にヒーター(4)を配設した加熱炉(5)より
    構成され、加熱台(3)は、開閉可能に重合するループ
    状の上下フレーム(6,7)を有し、各フレーム(6,
    7)の対向する側に、各々の開口部を含むほぼ全面に亘
    って伸縮性の上下対物シート(8,9)を覆設し、上下
    対物シート(8,9)間に、上下フレーム(6,7)の
    開口部を囲むループ状のパッキング(10)を介在して
    位置不動に固定し、下対物シート(9)の下方に下フレ
    ーム(7)の開口部を覆う網(11)を付設して成り、
    気密室(2)は、前記上下対物シート(8,9)及びパ
    ッキング(10)に囲まれて存在することを特徴とする
    合わせ硝子真空融着装置。
  2. 【請求項2】 前記上下対物シート(8,9)のいずれ
    か一方と、パッキング(10)とを一体成形したことを
    特徴とする請求項1記載の合わせ硝子融着装置。
JP33189395A 1995-12-20 1995-12-20 合わせ硝子真空融着装置 Expired - Lifetime JP2788884B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33189395A JP2788884B2 (ja) 1995-12-20 1995-12-20 合わせ硝子真空融着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33189395A JP2788884B2 (ja) 1995-12-20 1995-12-20 合わせ硝子真空融着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09169550A true JPH09169550A (ja) 1997-06-30
JP2788884B2 JP2788884B2 (ja) 1998-08-20

Family

ID=18248811

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33189395A Expired - Lifetime JP2788884B2 (ja) 1995-12-20 1995-12-20 合わせ硝子真空融着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2788884B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2788884B2 (ja) 1998-08-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3098003B2 (ja) 太陽電池におけるラミネート装置
JP4687130B2 (ja) 真空ラミネート装置、および真空ラミネート方法
US6128066A (en) Method of manufacturing liquid crystal panels with simultaneously evacuating and pressurizing and manufacturing apparatus
US5297480A (en) High vacuum hot press
RU2555724C1 (ru) Способ и устройство для герметизации вакуумного стекла
KR100208413B1 (ko) 연속 진공 라미네이션 처리 시스템 및 진공 라미네이션 장치
JP2013544747A (ja) 真空ガラス封着装置
KR20120031057A (ko) 태양 전지 패널의 제조 방법
US4382833A (en) Vacuum lamination fixture
US9343603B2 (en) Method for manufacturing solar cell module and laminator
JP5173921B2 (ja) 太陽電池モジュールのラミネータ
US5069120A (en) Apparatus for pressing multilayer packs
JP2788884B2 (ja) 合わせ硝子真空融着装置
JPS61227932A (ja) ガラス製品の成形方法
EP0816901B1 (en) Apparatus for setting a gap between glass substrates
KR20210091765A (ko) 라미네이션 장치 및 그 방법
JP2000101119A (ja) 太陽電池におけるラミネ―ト方法及びそのラミネ―ト装置
JP2012529755A (ja) 太陽電池パネルを製造するための方法
JPH09208271A (ja) 合わせガラス用脱気容器および脱気方法
JP2020133655A (ja) 真空断熱パネルの製造方法及び真空断熱パネル
JP3826221B2 (ja) 真空太陽熱収集装置の製造方法及びその製造装置
WO2009031674A1 (ja) ラミネート装置、ラミネート装置用の熱板及びラミネート装置用の熱板の製造方法
KR102499361B1 (ko) 진공유리 및 그 제조방법
CN209896089U (zh) 光伏组件层压工装
JPH0533010A (ja) 加圧焼結炉および加圧焼結方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090605

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100605

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100605

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110605

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120605

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120605

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130605

Year of fee payment: 15

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term