JPH0916900A - 局地的位置把握装置 - Google Patents

局地的位置把握装置

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JPH0916900A
JPH0916900A JP8102892A JP10289296A JPH0916900A JP H0916900 A JPH0916900 A JP H0916900A JP 8102892 A JP8102892 A JP 8102892A JP 10289296 A JP10289296 A JP 10289296A JP H0916900 A JPH0916900 A JP H0916900A
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篤 飯阪
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伸彦 安井
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 車線の正しい寸法情報を得ることが困難な斜
視画像から車線の正しい寸法情報を取得し、相対位置を
把握する。 【解決手段】 輪郭抽出器を用いて、進行方向前方の斜
視画像Viから、車線の輪郭ScR、ScR’及びSc
Lを抽出した画像Vcを生成し、座標変換器を用いて、
斜視画像Vcを寸法を正しく表現出来る鳥観画像に変換
し、この鳥観画像に基づいて、車線形状を正確に認識
し、車線に対する位置を把握する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、局地的地域での対
象物の位置、速度、及び、姿勢に関して、局地的位置把
握データを提供し、特に自動車の路上に於ける静止或い
は走行中の状態の検出に特に適した局地的位置把握シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】図30に、自動車に用いられる従来の局
地的位置把握装置を示す。この従来の局地的位置把握装
置LLPは、エッジ抽出器1P、閾値設定器3P、閾値
設定器5P、マッチング検出器9P、車線輪郭検出器1
1P、領域限定器13P、現位置検出器15P、曲率検
出器17P、及びヨー角検出器19Pを有する。
【0003】エッジ抽出器1Pは、デジタル撮像装置
(図1)に接続されている。デジタル撮像器は、自動車
AM(図1)に搭載されて、自動車の進行方向前方の風
景の斜視画像Viをデジタル画像信号Siとして生成す
る。この画像Viには、道路及びその上に設けられた現
在走行中の車線Lm、及び同車線車線Lmの両側を規制
する白線Lm1及びLm2等が写っている。更に、隣の
車線の白線Lm3も写っている。エッジ抽出機1Pは、
デジタル画像信号Siから、これらの車線車線Lm1、
Lm2、及び、Lm3に対応するエッジ画素を抽出し
て、抽出エッジ画素信号Sxを生成する。この抽出エッ
ジ画素信号Sxは抽出されたエッジ画素のみを含む、抽
出エッジ画像Vxを表示する。
【0004】閾値設定器3Pは、公知の方法で、マーク
する各々の車線Lmの線を抽出するために、信号Sx'
を走査して、エッジ画素データ信号Sx’から車線マー
キングの輪郭を示す画素を抽出するための、閾値Et
h’を決定する。そして、車線マーキングの輪郭線を表
す輪郭画素を抽出した信号Sc’を生成する。
【0005】マッチング検出器9Pは、このように輪郭
を抽出した、輪郭抽出信号Sc’に含まれる輪郭線にマ
ッチする直線或いは円弧を求め、これらの直線或いは円
弧のマッチした線の全てを含むマッチングデータSm’
を生成する。更に、車線輪郭抽出部11Pは、これらの
マッチングデータを、予め記憶してある車線の寸法的特
徴と比較し、この寸法的特徴を満たすマッチング線を車
線の輪郭線として採用して、車線抽出信号Smc’を生
成する。
【0006】領域限定器13Pは、車線抽出信号Sm
c’に基づいて、抽出された車線の周りに領域を設定す
ると共に、この領域を規定する領域信号Sr’を生成す
る。エッジ抽出器1は斜視画像Viでの領域を、この領
域信号Sr’に規定される領域に限定する。現位置検出
器15Pは、自動車AMが、現在位置している道路上の
位置を検出する。曲率検出器17Pは、走行中の車線の
曲率を検出する。ヨー角検出器19Pは、自動車の車線
に対する傾斜角度を検出する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、全ての
処理は、撮像装置100によって得られる車両前方の斜
視画像Viに基づいて行われる。言うまでもなく、斜視
図では、三次元的空間が二次元平面の上に表現されるの
で、斜視画像Viからは、対象物、つまり車線の正しい
寸法情報を得ることが出来ない。斜視画像Viに於いて
は、撮像装置100より遠ざかるにつれて、形状が変形
して表示される。言い換えれば、遠くに在る対象物は、
近くの対象物.より小さい表現される。
【0008】このように、斜視画像である輪郭抽出信号
Scから、対象物の正しい寸法の情報を得ることは、不
可能である。さらに、このような信頼できない、不正確
な、歪んだ寸法の情報に基づいて、車両の局地的位置把
握及び、誤って把握した局地位置情報に基づいて、曲
率、ヨー角検出等の処理を行うことが、非常に危険であ
ることは、明白である。
【0009】また、異なる局地的位置把握システムとし
ては、特開平3−139706号公報に提案されてい
る。撮像手段から取り込んだ画像から抽出された二本の
案内線について自車両から距離の異なる2点に於ける接
線を検出し、検出された接線から案内線の曲率を計算す
ることによって、あらかじめ記憶されている曲率と車両
状態量の関係から車両の横変位を検出される。しかしな
がら、このような局地的位置把握装置に於いても、カー
ブの曲率が小さい場合には、正確な曲率が求まらないこ
とや、白線の間隔が変わった場合には対応できないこと
から、車線内での車両の位置を常に正確に計測ができな
いという問題を有していた。
【0010】
【課題を解決するための手段】対象物の進行方向の局地
的地域の斜視図を表すデジタル画像信号に基づいて、該
局地的地域上の車線に関する方向に進行可能な対象物の
局地的位置を検出する局地的位置把握装置であって、該
デジタル画像信号から該車線の輪郭を抽出して、輪郭デ
ータを生成する輪郭抽出手段と、該輪郭データを平面図
を表すように変換して、該抽出された輪郭の寸法を正確
に表した座標変換データを生成する変換手段と、該座標
変換データに基づいて、該抽出輪郭線の寸法的特徴を検
出して、寸法データを生成する寸法特徴検出手段とを有
することを特徴とする局地的位置把握装置。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に本発明に係る局地的位置把
握装置LPを組み込んだ局地的位置把握システムLPS
を示す。この局地的位置把握システムLPSは、例え
ば、自動車AMに搭載される。局地的位置把握システム
LPSは、局地的位置把握装置LP、デジタル撮像装置
100、移動速度検出器200、GPS(地球的位置把
握装置)受信機 300、ECU(電気制御ユニット)
400、及び、ナビゲーション装置500を含む。
【0012】デジタル撮像装置100は、撮像素子より
成り、Ph x PV画素マトリックス(図3)によって
対象物の画像を連続的に得ることができる。PhとPV
は、それぞれ水平方向と垂直の方向に配置さられる画素
の数を表している。故に、画素数PhとPVを増やせ
ば、画像の解像度を上げることができるので、本発明の
位置把握等の動作の精度を上げることができる。一方、
製造コストが増えるという問題があるので、これらの数
PhとPVは必要とされる分解能と製造コストに従って
決定されるべきである。一例として、Ph及びPvはそ
れぞれ、428及び268とされているが、これに限定
されるものではない。
【0013】デジタル撮像装置100は、自動車AMの
前端部近くに設置される。デジタル撮像装置100は。
自動車AMの進行方向の風景画像Viを連続的に撮影し
て、デジタル画像信号Siを生成する。この画像Vi
は、自動車AMの中から見た、前方の斜視図である。こ
の画像は、静止画及び動画のいずれでも良い。
【0014】図7(b)に、デジタル撮像装置100を
搭載した自動車AMの側面図を大略示す。デジタル撮像
装置100の光軸Axは、自動車AMが道路上を移動す
る方向Zと一致しているが、水平面に対して所定の角度
θだけ、下向きになるように設定されている。この場
合、自動車AMの前端部の真下の路面の画像Viを得る
のに、十分に大きい画角を有したデジタル撮像装置10
0が用いられる。
【0015】図3に、デジタル撮像装置100によって
得られた、デジタル画像信号Siに表される自動車AM
から進行方向前方をみた斜視画像Viを示す。自動車A
Mは、二車線道路の左側の車線を走行している。.この
二車線道路は、3本の車線分離線Lm1、Lm2、及び
Lm3によって、二車線に分けられている。つまり、右
側車線は、分離線Lm3及びLm2によって、左側車線
は分離線Lm1及びLm2によって案内されている。通
常、これらの車線分離線は路面上に、白色ペイントで、
明示されている。図に於いて、斜視図Viの底変部は、
自動車AMの前端部の真下の道路の画像である。
【0016】図1に、自動車AMの移動速度を検出し
て、移動速度信号Svを生成する移動速度検出器200
が示されている。移動速度検出器200は、自動車に広
く採用されている、スピードメーターを利用できる。局
地的位置把握装置LPは、デジタル撮像装置100、移
動速度検出器200、及びGPS受信機300に接続さ
れて、それぞれデジタル画像信号Si、移動速度信号S
v、及び地球的位置把握信号Sgを受け取る。これらの
信号に基づいて、局地的位置把握装置LPは、種々の計
算を行い、自動車AMの移動中或いは静止位置を後に述
べるようにして検出する。構造及び動作に付いては、図
2、19、26、及び28を用いて、後に詳述する。
【0017】ECU400は、局地的位置把握装置LP
に接続されて、ECUの動作を制御するECU信号Se
を受け取る。この信号Seに基づいて、ECUは自動車
AMのエンジンの動作を制御する。尚、ECUは自動車
産業に於いて衆知の技術なので詳しい説明を省略する。
ナビゲーション装置500は、局地的位置把握装置L
Pに接続されてナビゲーション信号Snを受け取る。こ
の信号Snに基づいて、ナビゲーション装置500は様
々な計算を行い、ナビゲーションデータをえる。通常自
動車に使われている、ナビゲーション装置を用いること
ができる。
【0018】第一の実施の形態 図2に、本発明の局地的位置把握装置の第一の実施の形
態を示す。局地的位置把握装置LP1は、エッジ抽出器
1、閾値設定器3、輪郭抽出器5、座標変換器7、マッ
チング検出器9、及び、車線表示輪郭抽出器11、領域
限定器13、曲率検出器17、及びヨー角度検出器19
を含む。エッジ抽出器1は、デジタル撮像装置100に
接続されて、進行方向前方風景画像Viを表すデジタル
画像信号Siを受け取る。エッジ抽出器1は、その信号
Siにソーベルフィルター等のフィルター処理を施し
て、画像濃度が急激に変化するエッジ画素を抽出する。
この際、処理付加を軽減する為に、以下の述べるよう
に、斜視画像Viデータ全域にでは無く所定の領域にの
みフィルター処理を行う。
【0019】図3に、エッジ抽出器1のフィルタリング
処理を受けている斜視画像Viが示されている。斜視画
像Viは、一本の水平線Lsによって、上部領域Stと
下部領域Sbの二つの部分に分けられる。尚、水平線L
sは画像Viの底部から垂直方向に、上端部に向かって
数えてA番目の水平位置に配置された画素に、一致す
る。この結果、上端部領域StはPh x(PV-A)画
素と下部領域SbはPhxA画素面積を有する。このA
番目の垂直位置は、自動車AMが平坦路を走行中に、前
景の消滅点が画像Viに出る垂直画素位置と一致するよ
うに決めることが好ましい。本発明の実施の形態に於い
ては、Aは、デジタル撮像装置100によって直接に自
動車AMの進行方向を撮像したときに、自動車AMから
およそ50メートルはなれた場所の像を映す画素の垂直
位置にセットされる。
【0020】本発明による、局地的位置把握動作が始待
った直後は、エッジ抽出器1は下部領域Sbにのみエッ
ジ抽出(フィルタリング)処理を施し、画素を抽出して
抽出エッジ画素信号Sxを生成する。つまり、抽出エッ
ジ画素信号Sxには、Sb部(Ph xA)から抽出され
たエッジ画素だけを含んでいる。
【0021】図4に抽出エッジ画素信号Sxによって表
される抽出エッジ画像Vxを示す。画像Viの下部領域
Sbからは、主に車線表示Lm1、Lm2、及び、Lm
3と、その周辺の画素がエッジ画素として抽出されてい
る。しかしながら、図示はされていないが、これら車線
表示に関係ない部分からもエッジ画素が抽出されている
ことは言うまでもない。
【0022】図2に示すように、閾値設定器3はエッジ
抽出器1に接続されて抽出エッジ画素信号Sxを受けて
いる。閾値設定器3は、抽出エッジ画素信号Sxから、
車線表示Lmの輪郭の部分のエッジ画素を効果的に抽出
するための閾値Ethを以下の式に基づいて閾値Eth
を決定する。
【0023】 Eth=C・Emax +(1−C)・Emean (1)
【0024】第1式において、Emax及びEmean
は、斜視画像Viの下部領域Sbの中で、所定の水平線
上の画素の有する最大濃度と、平均濃度を表す。さら
に、Cは0より大きく、1より小さい所定の定数であ
る。
【0025】図2に示すように、輪郭抽出器5が、エッ
ジ抽出器1と閾値設定器3に接続されて、抽出エッジ画
素信号Sxと閾値Ethをそれぞれ受けている。輪郭抽
出器5は、抽出エッジ画素信号Sxの下部領域Sbの画
素を閾値Ethに基づい、車両表示の輪郭線を抽出す
る。
【0026】図5に、輪郭抽出器5によって輪郭線を抽
出されようとしている抽出エッジ画像Vxが示されてい
る。画像の下部領域Sbは更に、垂直中心線Lcによっ
て、左右の下部領域SbLとSbRに細分化される。こ
の中心線Lcは、抽出エッジ画像Vxの底部の中心の位
置Ph/2に位置する画素から垂直に延びている。しか
し、この垂直線Lcは中心位置Ph/2に限定されるもの
ではない。
【0027】輪郭抽出器5は、まず水平線Lsに沿っ
て、中心線Lcから左右の水平方向の水平線LhL及び
LhRに沿って走査し、途中の画素の濃度を閾値Eth
を比較し、閾値Eth以上の濃度を有する画素を輪郭画
素として抽出する。そして、この中心線Lcに沿って底
部に向かって所定の画素数分移動したのち、その位置か
らまた、左右の水平方向に走査して、輪郭画素を求めて
いく。
【0028】実際には、左右の下部領域の一方を先に、
走査して輪郭画素を求めている。例えば、水平ラインL
hの左半分LhLをこの中心線Lcに沿って、所定の間
隔PLhで上部(A位置)から下部に向かって順番に移
動させて、左下部領域Sb内の輪郭画素を求める。その
後、同様にして、右下部領域Sbの輪郭画素を求めて輪
郭抽出信号Scを生成する。
【0029】水平を所定間隔PLhでスキップさせてい
くことによって、計(Pv/PLh)の絶対値に相当す
る整数K本の水平線Lhで抽出することになり、計算負
荷の低減を図ると共に、画素抽出処理の迅速化を可能に
している。言うまでもなく、PLhを一画素単位でセッ
トすることができる。
【0030】このようにして、左右の下部領域SbL及
びSbRの輪郭画素を求めていくが、各垂直位置におい
て、各左右の線LhL及びLhRに関して、最初に所定
濃度を持つ画素が見つかれば、その画素Peを輪郭画素
と定めて、その水平線に関しては、輪郭画素の走査は行
わなで、次の垂直位置での水平線に移動してその垂直位
置での輪郭画素を求める。つまり、図5を参照して説明
すれば、Ls線から数えて、最初の水平線Lhに関し
て、左右の車線表示Lm1及びLm2の内側エッジ部
で、輪郭画素が検出される。しかしながら、3番目4番
目の線に関して言えば、この垂直位置では、右側の車線
表示Lm2の分割されているため、水平線は、右側車線
表示Lm2を通り越し、隣の車線の表示Lm3の内側エ
ッジを輪郭画素として検出してしまう。更に、図5では
示されていないが、垂直線Lcから各車線表示までの間
に、傷とか汚れ等があれば、これらのエッジも輪郭点と
して検出さあれる。これらの輪郭画素は、現在走行中の
車線に対応するものでないので、本発明に係る位置把握
動作に対する一種のノイズ成分となる。これらノイズ成
分の除去に付いては、後で詳述する。
【0031】図6に、このようにして得られた輪郭抽出
信号Scによって表されている抽出輪郭画像Vcを示
す。車線表示Lm1、Lm2、及びLm3に対応する検
出された輪郭画素がそれぞれ点線で、ScL、ScR、
及びScR’に対応する。ここで、ScR’は、先に述
べたノイズデータである。
【0032】図2に示すように、座標変換器7は輪郭抽
出器5に接続されて、図6に示すような輪郭情報を有す
る輪郭抽出信号Scを受けとる。座標変換器7は輪郭抽
出信号Scの座標系を変換して、その信号の表す画像V
cを斜視図から鳥瞰図画像にする。抽出輪郭画像Vcに
於いては、対象が斜視された状態で表現されているの
で、デジタル撮像装置100からの距離が遠くなるほ
ど、対象物の形状はより歪んでします。言い換えれば、
同じ大きさの二つの対象物でも、近にある対象物より、
遠くの物の方が小さく表現される。対象物の形は撮像デ
バイス100か自動車AMから距離が遠くなるに従って
歪みが大きい。
【0033】図7の(A)及び(B)を参照して、座標
変換器7による抽出輪郭画像Vcの座標変換の概念を簡
単に説明する。図7(A)に斜視画像Vi、Vc、及び
Vccの座標系を示す。図7(B)も自動車AMを基準
とした鳥瞰画像を示す。画像座標系(x、y)のx軸
は、鳥瞰図の座標系のX軸に平行で同方向、デジタル撮
像装置100の光軸Axが水平面に対して角度θ傾いて
いるので、y軸もY軸に対して角度θだけ傾いている。
このように、X軸とZ軸で、自動車AMの走行面である
路面に対して実質的に平行な水平面Pdを規定する。Y
軸とy軸は芯が合っている。Y軸は図7(B)に対して
垂直である。原点Oは、抽出輪郭画像Vc座標系の原点
と同一であると共に、デジタル撮像装置100の光軸が
通っている。
【0034】そして、次の方程式を利用することによる
鳥瞰図画像Vbのための座標に画像Vc座標を変換する
ことができる。
【0035】 X =(x/F)(Zcosθ-Ysinθ) (2)
【0036】 Z = Y(Fcosθ+Ysinθ) (3)
【0037】 Y = −H (4)
【0038】Fは、デジタル撮像装置100の光学レン
ズの焦点距離、θはZ軸(水平方向軸)と光学レンズの
光軸Axのなす角度、Hは路面かあ光軸レンズの原点ま
での距離。θもHも、好ましくは、図3を参照して説明
したような自動車AMの進行方向前方の斜視画像Viを
得られるように設定される。たとえは、θは6度に、H
は1.2メータに設定される。
【0039】上述の式(2)、(3)、及び(4)に基
づいて、抽出輪郭画像Vc中の距離を変換することによ
って、輪郭抽出信号Scの座標変換した輪郭抽出信号S
ccが得られる。この信号Sccに於いては、水平方向
の距離は、デジタル撮像装置100からZ軸方向に距離
が離れても関係無く、正確に表される。厳密に言えば、
座標変換された画像Vccは鳥瞰図画像ではなく、常に
路面と平行な面に路面を映した、いわば路面の平面図で
ある。それ故に、例えば、路面が小さい丘のように盛り
上がりや、さらに起伏を有していても、画像Vccは路
面を、常に平坦な表面として示す。しかしながら、この
ような誤差は、本発明に係る局地的位置把握の精度を損
なうものではない。なぜなら、局地的位置把握は、先に
述べたように50メートル先と言った比較的近距離を、
制御対象の再遠方地点としているので、路面の起伏と言
ったような変動を無視できる。
【0040】しかしながら、路面の完全な鳥瞰図画像、
つまり鉛直線に垂直な水平面に垂直に投影した路面の平
面図画像が必要であれば、デジタル撮像装置100の光
軸Axを自動車AMに固定することなく、ジャイロ等の
既知の自動姿勢制御装置を利用することによって、常に
水平面に対して一定の姿勢で画像Viを得るようにすれ
ば良い。
【0041】図8に、座標変換された輪郭抽出信号Sc
cが表す輪郭を示す。車線表示Lm1、Lm2、及び、
Lm3がそれぞれに対応するエッジ輪郭線ScL、Sc
R、及び、ScR’によって表現されてる。図6の抽出
輪郭画像Vcと比較すれば、分かるように、図8に於い
ては、輪郭線ScL、ScR、及び、ScRが互いに平
行に、実際の道路上の車線のように表されている。つま
り、座標変換輪郭抽出信号Sccは、対象物の正しい平
面寸法の情報を含む。尚、図17に座標変換器7による
座標変換の動作を表したフローチャートを示す。
【0042】図2に示すように、マッチング検出器9は
座標変換器7に接続されて、座標変換輪郭抽出信号Sc
cに基づいて、各輪郭ScL、ScR、及び、ScR’
に適合する直線或いは円弧の式を以下のようにして求め
る。まず、座標変換輪郭抽出信号Sccに含まれる各車
線表示の内側の輪郭線ScL、ScR、及び、ScR’
の各画素データを、対応輪郭線毎に別個に、以下の
(5)式に基づいてハフ(Hough)変換する。
【0043】 ρ = Xcosφ + Zsinφ (5)
【0044】ρはZーX座標系に於ける、原点Oと画素
の間の距離;φは原点Oと画素を結ぶ線とX軸との間で
なす角度である。そして、第5式から以下の式が得られ
る。
【0045】 X =(ρ − Zsinφ)/cosφ (6)
【0046】座標変換輪郭抽出信号Sccを走査し、輪
郭線データをハフ(Hough)変換に基づいてパラメ
ータ空間上に変換すれば、各輪郭線毎に1群の曲線が得
られる。この一群の曲線に基づいて、輪郭線が直線か、
或いは円弧かを判断することを、図9及び図10を参照
しながら説明する。先ず図9には、ハフ変換された線デ
ータが直線である場合の典型的なパターンが示されてい
る。つまり、一群の曲線が、一点Cpで交差する。しか
しながら、現実問題として、車線表示Lm及び輪郭線自
体完全な直線ではないので、図9の様に、完全に1点の
みで交差すると言うことは非常に難しい。しかし、おお
むね1点で交差しようとするので、パラメータ空間上の
各(画素)点で、各曲線が交差する頻度Fcを調べべ、
その頻度が所定の閾値Fthより大きい点があれば、そ
の点を唯一の交点Cpとする。そして、輪郭線は直線と
みなし、適合する直線の式を求める。
【0047】図10には、ハフ変換された線データが円
弧で在る場合の典型的なパターンが表されている。つま
り、この場合、図10(A)に示されるように、全く交
差しないか、図10(B)に示されるよう一群の曲線
は、互いに、Cp1、Cp2、Cp3、Cp4、Cp
5、及び、Cp6 (Cpn)と言う複数の交点で交差
する。nは整数である。同様に、各点での交差頻度Fc
を求めて、新たに設定閾値Fth’より高い頻度を有す
る点が無ければ、一群の曲線は交差していないとし、輪
郭線は円弧であると見なし、適合する円弧の式を求め
る。つまり、これらの式で、自動車AMが現在走行中或
いは静止中の車線、つまり道路の寸法的特徴を知ること
ができる。
【0048】図11を参照して、曲がった車線Lmを表
す円弧の求め方を説明する。座標変換した輪郭線画像V
cc(図8と同じ)において、同一の車線表示Lmから
抽出されった全ての点から、二点の結ぶ弦の全ての組み
合わせを作る。今、全ての点の数がNeとすると、全て
の二点の組み合わせは、(Ne−1)!で表される。次
に、(Ne-1)!個の弦に関する垂線二等分線が得られ
る。従って、中心点Pが輪郭線ScRの上の全てのエッ
ジ画素の間に広がる全ての弦に基づいて、決定されるの
で、この円弧.のこの中心点Pの中心がX-Zの同等のシ
ステム.の座標P(a b)として表現される。
【0049】各輪郭線毎に、求めた円弧の中心から、各
輪郭点までの距離までを計算し、最も多く得られた距離
を、適合させる円弧の半径Rとして求める。この要にし
て、全ての輪郭線に対して以下の円弧の関係式が得られ
る。尚、円弧の当てはめ二は、最小2乗法やハフ(Ho
ugh)変換を持ちいても良い。
【0050】 (X-a)^2+(Z-b)^2=R^2 (7)
【0051】同様にして、マッチング検出器9によっ
て、他の輪郭線ScLとScRに適合する、直線或いは
円弧がScLm及びScR'mを得ることができる。各
々の車線輪郭線のについて、長さ、寸法というデータが
得られる。更に、マッチング検出器9は直線、または、
円弧に適合する線ScRm、ScR'm、及び、ScL
mの寸法データを含んでだ、マッチング信号Smを生成
する。尚、図18にマッチング検出器9によるマッチン
グ動作を表したフローチャートを示す。
【0052】図2に示すように、車線輪郭抽出器11は
マッチング検出器9に接続されて、マッチング信号Sm
を受け取る。マッチング信号Smには、前述のように、
ノイズ成分である輪郭線データScR’も含まれてい
る。それで、車線輪郭抽出器11が、マッチング信号S
mに含まれている寸法の特徴データを、自動車の幅、車
線幅、車線分離線Lm2の分割パターン等の予め主要点
データと比較されて目的車線に適合しない輪郭データS
cR’は、除外されて、現在の車線に対応する輪郭線S
cR及びScLのデータのみがマッチング信号Smとし
て出力される。もし、マッチング信号Sm信号中に、車
線に該当するデータがない場合にはエラー信号Seeが
出力される。
【0053】図8を参照して、車線輪郭抽出器11のフ
ィルター動作を説明する。鳥瞰図画像Vccに、今三本
の輪郭線ScL、ScR、及びScR’が含まれてい
る。上から数えて2画素目までは、左側の二本輪郭線S
cL及びScRが一本の車線表示Lmを規定するペアと
なされる。しかしながら、第3〜5番目までの画素に関
しては、右側の車線表は、分割タイプので、座標変換輪
郭抽出信号Sccは、右隣の車線の輪郭線ScR’を抽
出している。この場合、明らかに、二本の輪郭線ScL
とScR’の間隔は、車線表示にしては広すぎる。しか
し、この時点ではScLとScR’のどちらの輪郭線が
異常なのか分からない。第6願目から11番目の画素に
関して、明らかに輪郭線ScLとScRはペアである。
また、左輪郭線ScLは、マッチング検出器9によっ
て、一本の円弧ScLmをマッチングされているので、
第3〜5番目の画素に付いても、車線表示Lm1に対応
すると見なされる。その結果、隣の車線のScR’の3
画素は、誤りと見なされて無視される。そして、正しい
ペアである輪郭線ScL及びScRの二本だけが、抽出
されて、それぞれにマッチングした輪郭線ScLm及び
ScRmが選択されて、その情報と共に車線抽出信号S
mcとして出力される。このようにして、一本の車線を
規定しないようなノイズ成分、例えば路上の傷や汚れと
言ったものも、車線抽出信号Smcから除かれることは
明らかである。図12に、上述の車線輪郭抽出器11に
よる輪郭線ノイズ除去された車線抽出信号Smcにより
表される抽出車線輪郭画像を示す。
【0054】図2に示すように、領域限定器13が車線
輪郭抽出器11に接続されて、車線抽出信号Smcに基
づいて、斜視画像Viの領域をいっそう限定する。図1
3を参照して、その動作を説明する。図13は基本的に
図12と同じである。マッチング処理であてはめた左右
の車線輪郭線ScLm及びScRmの式と、予め設定下
Z=d1、d2、・・、dnとの交点を求め、この交点
を式 (8)、(9)によって、斜視画像座標系に変換
し変換した点を直線でつなぎ、画像座標系に折れ線を作
成する。
【0055】 x=FX/(Zcosθ+Hsinθ) (8)
【0056】 z=F(Hcosθ+Zsinθ)/(Zcosθ−Hsinθ) (9)
【0057】左右二本の折れ線を中心としてx方法に幅
を持つように限定領域RsL及びRsRを設定する。限
定領域の幅WRは、自動車AMの横方向移動に伴う画像
中の車線表示(白線)がx方法へ移動する量を考慮して
予め設定しておく。WRは、斜視画像ViでLm1をマ
ークする車線とすれば、本発明装置の1システムサイク
ルCS、例えば33mS、の間に移動する可能性ある量
である。よって、この限定幅は、画像底辺に近づくにつ
れて大きくなう量に設定されている。なお設定された、
限定領域を図14に示す。領域限定器13は、領域限定
信号Srを作成する。但し、車線輪郭抽出器11が車線
輪郭を抽出出来なくて、エラー信号Seeを出力した場
合には、上述の領域限定を行わない。領域限定器13は
更に、エッジ抽出器1に接続されており、この領域信号
Srをエッジ抽出器1に供給する。
【0058】エッジ抽出器1は、領域信号Srに基づい
て、図15に示すように、エッジ抽出を、更にこの限定
領域RsR及びRsL内に限定する。この様にして、デ
ータ処理量を少なくして、処理の迅速化を図ると共に、
対象とする車線輪郭以外のノイズ成分の影響を押さえ
て、車線に対する追随性を向上させることができる。
【0059】次に、図12を参照して、現位置検出器1
5の働きを説明する。車線輪郭抽出器11からの車線抽
出信号Smcを受けて、現位置検出器15は、左右の車
線輪郭に当てはめてた円または、直線の関係式(ScL
m及びScRm)と、Z=0の直線の交点HLとHRを
求める。次に、車線の中央の座標つまりHLとHRの中
点の座標(HC、0)を求める。ここで、カメラの位置
は(0、0)であるから、デジタル撮像装置100を自
動車AMの中央に取り付けている場合には、自動車AM
の位置は車線の中央からの横変異ーHCとして得ること
ができる。
【0060】曲率検出器17は、マッチング検出器9か
らの信号Smcに基づいて、式(7)に基づいて車線の
曲率を検出する。当てはめられている円弧の曲率半径
が、例えば、600m 以下で在る場合をカーブとし、
曲率は円弧の曲率半径をもってす表す。アーチ線の曲率
半径は、現在の車線の曲率として見つけられる。曲率検
出器17はこのように見つけられた半径を指し示して、
曲率発見の信号Scuを生成する。
【0061】ヨー角度検出器19は、マッチング検出器
9により当ては米良他直線或いは円弧の関係式から走行
中の車線と自動車AMの進行方法の成す角度をする。操
作(揃いの局地的)という図16に示す、まず(.)(設
置装置LP1)示される。装置LP1を位置付ける局地
的は、回転させられる。デバイス100の像を造るデジ
タルは同じくデジタル画像データSiを生成するため
に、前渡しする方向画像Viを得るために、電源オンに
される。
【0062】図16に、本実施の形態に係る局地的位置
把握装置LP1のフローチャートを示す。
【0063】ブロック#1に於いて、デジタル撮像装置
100から画像データSiを受け取る。
【0064】ブロック#3に於いて、エッジ抽出器1が
斜視画像Viからエッジ画素を抽出して、抽出エッジ画
素信号Sxを生成する。
【0065】ブロック#5於いて、閾値設定器3が抽出
エッジ画素信号Sx中のエッジ画素濃度に基づいて閾値
Ethを決定する。
【0066】ブロック#7に於いて、輪郭抽出器5が抽
出エッジ画素信号Sx〜、閾値Ethに基づいて、車線
表示の輪郭を抽出して、輪郭抽出信号Scを生成する。
【0067】ブロック#9に於いて、座標変換器7が座
標変換を行い、抽出輪郭画像Vcの鳥瞰画像をえ、更に
座標変換輪郭抽出信号Sccを生成する。
【0068】ブロック#11に於いて、マッチング検出
器9が、ハフ変換を利用して、座標変換輪郭抽出信号S
cc中の内側輪郭線を表す式を、直線或いは円弧でマッ
チングする。更にマッチング検出器9は、マッチした直
線或いは円弧を表すマッチング信号Smを生成する。
【0069】ブロック#13に於いて、車線輪郭抽出器
11が、座標変換輪郭抽出信号Scc中のマッチした輪
郭線の寸法的特徴を、車線の寸法的特徴を比較する。車
線輪郭抽出器11は、現在位置している車線を規定する
一組の車線輪郭線を中種して、車線抽出信号Smcを生
成する。
【0070】ブロック#15に於いて、ブロック#13
でエラー信号Seeが生成された場合には、ブロック#
1に制御を戻す。それ以外は、次のブロックに進む。
【0071】ブロック#17に於いて、領域限定器13
が、マッチング信号Smに基づいて、デジタル画像デー
タViに関して、車線表示Lmの回りに領域を限定し、
領域信号Srを生成する。
【0072】ブロック#19に於いて、現位置検出器1
5が車線抽出信号Smcに基づいて現位置を検出する。
信号Smcと領域信号Srは次ののブロック#21に転
送される。
【0073】ブロック#21に於いて、曲率検出器17
が。車線抽出信号Smcに基づいて、車線の曲率を求
め、輪郭抽出信号Scを生成する。信号Smcと領域信
号Srは次ののブロック#23に転送される。 ブロッ
ク#23に於いて、そして、ヨー角度検出器19が、輪
郭抽出信号Sc機構に基づいて、傾斜角αを求め、ヨー
角度信号Syを生成する。更に、領域信号Srはブロッ
ク#1に転送され、ブロック#1〜ブロック#23のシ
ステムサイクルCsを繰り返す。
【0074】第二の実施の形態 図19に、本発明の局地的位置把握装置の第二の実施の
形態を示す。局地的位置把握装置LP2は、第一の実施
の形態の局地的位置把握装置LP1と非常に類似の構成
を有している。ただ、図2の座標変換器7は本実施の形
態では、削除されると共に、マッチング検出器9が傾き
マッチング検出器9Aと二次多項式マッチング検出器9
Bに交換されている。更に、この結果、現位置検出器1
5は若干その動作に修正が加えられて現位置検出器15
Aになっている。これ以外について、第一の実施の形態
に関して説明したのと同じであるので、異なる部分のみ
を説明する。
【0075】傾きマッチング検出器9Aは輪郭抽出器5
に接続されて、輪郭抽出信号Scを受け取る。傾きマッ
チング検出器9Aは輪郭抽出信号Sc中の抽出輪郭線の
画素のそれぞれに、傾きマッチング処理を施す。
【0076】傾きマッチング処理を説明する前に、図2
0を参照して、自動車AMが曲がった車線、つまり道路
を走行中に得られる、前方の斜視画像Vi及びVcの見
え方について述べる。今、図示のごとく、道路が右曲が
りに成っていれば、外周部ScLは斜視画像Viの手前
から進行方向に向かって直線的に延びているように見え
る。一方、内周側ScRは、やはり、斜視画像Viの手
前から、奥に向かって直線的に延びてが途中から急激
に、より内周側へと、進路を変えているように見える。
この現象は、曲がった道に於いては普遍的に生じる。各
輪郭線を構成する画素の内、水平方法に、隣合う二個の
画素を結ぶ線の傾きを全て求める。このようにして求め
た二つの画素の中心に於ける傾き角度を傾き(SLi_
i+1)として、保存する。車線表示輪郭線が破線であ
る場合など隣の走査線に輪郭点が抽出されていない場合
は計測しない。
【0077】図21に、図20の画像に対応する輪郭抽
出信号Scから求めた傾斜を示して在る。左下部の点列
SA、及び右上部の点列SDはそれぞれ、内周側輪郭S
cR及び外周側輪郭ScLに対応している。傾きマッチ
ング検出器9Aは、これら点列SA及びSDのそれぞれ
にハフ変換を施すと共に、以下の式で表される直線を当
てはめる。 y’= 2Dx+ E (10)
【0078】y’はyの一次微分であり、以下の二次多
項式の傾きを表している
【0079】 y= Dx^2 + Ex + F (11)
【0080】D、E、Fは、定数である。Dの値は、輪
郭線の傾きの変化を表している。例えば、抽出輪郭線が
外周部であれば、Dの値はゼロより大きく、その逆の場
合はには、Dの値はゼロ以下になる。
【0081】それ故に、Dの値によって、上記二つの式
を以下の如く使いわけることができる。
【0082】Dがゼロ以上、式(11)を適用。
【0083】Dがゼロ以下、式(10)に類似の、ハフ
変換をして導いた以下の式(12)を適用する。
【0084】 x’= 2Gy + H (12)
【0085】式(11)に類似の二次多項式(13)が
適用される。
【0086】 x=2 Gy^2 + Hy +I (13)
【0087】x’はxの一次微分であり、二次多項式
(13)の変化を表している。G、H、Iは定数であ
る。
【0088】このようにして、傾きマッチング検出器9
Aは、抽出輪郭画像Vc中のドットグループである輪郭
抽出信号Scを各輪郭線の傾きを表すデータに変換す
る。このようにして、変換された傾き情報データに基づ
いて、曲がり状態を示す情報が得られる。傾きマッチン
グ検出器9Aは、この様にして得られた情報を示す傾き
マッチング信号Sm1を生成する。
【0089】二次多項式マッチング検出器9Bは、傾き
マッチング検出器9Aに接続されて傾きマッチング信号
Sm1を受け取る。二次多項式マッチング検出器9B
は、信号Sc1中の抽出輪郭線ScR(ScR’)及び
ScLのそれぞれに二次多項式を適用する。
【0090】式(10)が既に適用済みであると、傾き
マッチング信号Sm1が表示すれば、二次多項式マッチ
ング検出器9Bは、式(11)のx、yにxーy座標の
値を代入して、Fの値を設ける。Fを算出する際に、も
っとも頻度が高いものの値を式(11)の定数Fとして
定める。
【0091】更に、傾きマッチング信号Sm1が式(1
3)が既に適応済みとの表示があれば、二次多項式マッ
チング検出器9Bは、連続的に、xーy座標の値を輪郭
抽出信号Sc中の各輪郭画素に、式(14)代入して定
数Iの値を求める。このようにして、求めたIの値の内
最も頻度が高いものを式(14)の定数として定める。
こうして、傾きマッチング検出器9Aはは、このように
して得た情報を示す傾きマッチング信号Sm2を生成す
る。
【0092】Dがゼロの場合は、式(11)はy=Ex
+Fとなる。このようにして、車線の曲がり状態を二次
多項式によって、車線が直線がカーブに関係なく求める
ことができる。
【0093】図25に、傾きマッチング検出器9Aに関
して説明した傾きマッチングのフローチャートを示す。
【0094】図23を参照して、斜視画像である車線抽
出信号Smcに基づいて現位置を検出する、現位置検出
器15Aの動作を説明する。現位置検出器15Aは、車
線輪郭抽出器11を経由して、二次多項式マッチング検
出器9Bが当てはめた二次多項式〜走行中の車線内に於
ける、自動車AMの横変位を計算する。先ず、Z=0に
対応する画像座標系の直線 y=F/tanθと、二次
多項式マッチング検出器9Bであてはめた二つの二次多
項式の交点PL及びPRを求める。次にPLとPRの交
点Pmを求める。この座標を所定の係数を掛けて、鳥瞰
画像上の座標(HC、0)を求める。あとは、第一の実
施の形態と同じである。
【0095】さらに、図22を参照して、領域限定器1
3の動作を説明する。領域限定器13は、二次多項式マ
ッチング検出器9Bによる二次多項式マッチング処理に
よって当てはめたB二次多項式を中心として x方向に
幅を持つように設定する。
【0096】以上に説明した要に、本実施例によれば、
二次多項式の3つのパラメータを2段階に分けて求める
ため、比較的簡単な計算で走行中の車線を構成する、車
線輪郭線に二次多項式を当てはめることができ、カーブ
においても車線内の自動車AM位置を正確に検出する事
が出来る。
【0097】図24に、本実施の形態に係る局地的位置
把握装置LP2のフローチャートを示す。本フローチャ
ートは、図16の第一の実施形態に係るフローチャート
と基本的に同じである。異なる点は、図16に於ける座
標変換ブロック#9が削除されているのと、マッチング
ブロック#11が傾きマッチングブロック#10と二次
多項式マッチングブロック#12に置き換えられいるだ
けである。基本的な動作は、それぞれ傾きマッチング検
出器9A及び二次多項式マッチング検出器9Bに関連し
て述べてあるので説明を省く。
【0098】第三の実施の形態 図26に、本発明の局地的位置把握装置の第三の実施の
形態を示す。局地的位置把握装置LP3は、第二の実施
の形態の局地的位置把握装置LP2と非常に類似の構成
を有している。ただ、図19のヨー角検出器19は本実
施の形態では、削除される一方、移動速度検出装置20
0、GPS受信機300、ECU400、ナビゲーショ
ン装置500が追加されていて、局地的位置把握装置L
P3からは、車線抽出信号Smc、車線抽出エラー信号
See、及び曲率信号Scuを受け取る。このようにし
て、図1に示した局地的位置把握システムLPSの一例
が、与えられる。GPS受信機300は、ナビゲーショ
ン衛星からのGPS信号を受信して、場所や移動速度、
或いは姿勢と言った、地球的位置情報に得る。更に、本
発明に係る局地的位置把握装置LPから局地的位置把握
情報を利用して、自動車AMの局地的置から地球的位置
情報まで得ることができ、そしてその情報を位置信号S
gとして出力する
【0099】ナビゲーション装置500は、カーブ位置
設定装置21、地図記憶装置25、走行安全判定器2
7、及び警報機31から成る。地図記憶装置25は、道
路地図、陸標、屈曲部等の道路の地形的特徴を記憶する
為に設けられている。カーブ位置設定装置21は曲率検
出器17、及びGPS受信機300に接続されて、曲率
検出信号Scu及び局地/地球的位置把握信号Sgを受
け取る。カーブ位置設定装置21は、曲率検出信号Sc
uによって表示された半径と所定の曲率を比較し、検出
半径が所定値より大きい場合には、ハイレベルを出力す
る二値のリザルト信号を生成する。
【0100】地図記憶装置25は、カーブ位置設定装置
21に接続されて、このリザルト信号、曲率検出信号S
cu、局地/地球的位置把握信号Sgを受け取る。ハイ
レベルのリザルト信号を受けて、地図記憶装置25は現
位置(Sg)を所定値より大きな曲率(Scu)と関連
して、記憶する。
【0101】走行安全判定器27は、地図記憶装置2
5、移動速度検出装置200、及びGPS受信機300
に接続されて、曲がった道路の曲率、移動速度信号S
v、及び局地/地球的位置把握信号Sgをそれぞれから
受け取る。これらの情報データに基づいて、走行安全判
定器27は自動車AMが目前のカーブした車線を安全に
走行できるか否かを判断する。判断結果が、「否」であ
れば、走行安全判定器27は警告信号を出力する。局地
/地球的位置把握信号Sgに基づいて、走行安全判定器
27は、所定の距離DD前方にカーブした部分が無いか
どうかを、地図記憶装置25の記録に紹介して確認す
る。
【0102】この所定の距離DDは、予想される運転条
件、つまり移動速度、道路条件、車両重量等の条件を考
慮して、走行安全判定器27が危険と判断して、警告を
発した場合には、ドライバー等が十分等の安全行動とる
のに、十分な距離とする。本実施の形態に於いては、3
00mに設定されている。
【0103】尚、走行安全判定器27は、以下の不等式
に基づいて行われる。 R<V^2 (14)
【0104】Rは、カーブした道の半径、Vは移動速
度、Cvは車両の重量、運動性能等によって決まる定数
である。
【0105】図24に、本実施の形態に係る局地的位置
把握装置LP2のフローチャートを示す。本フローチャ
ートは、図16の第一の実施形態に係るフローチャート
と基本的に同じである。異なる点は、図16に於ける座
標変換ブロック#9が削除されているのと、マッチング
ブロック#11が傾きマッチングブロック#10と二次
多項式マッチングブロック#12に置き換えられいるだ
けである。基本的などうさは、それぞれ傾きマッチング
検出器9A及び二次多項式マッチング検出器9Bに関連
して述べてあるので説明を省く。
【0106】警報機31は、走行安全判定器27に接続
されて、警告信号に基づいて、ドライバーに警告する。
【0107】ECU400は、走行安全判定器27に接
続されて、警告信号に基づいて、自動車AMの駆動系を
制御して減速を図る。尚、第三の実施の形態に基づく局
地的位置把握装置LP3は、第一の実施の形態に基づく
局地的位置把握装置LP1と実質的に同じ構造になるよ
うにしても良い。
【0108】図27に、本実施の形態に係る局地的位置
把握装置LP3のフローチャートを示す。本フローチャ
ートは、図24の第二の実施形態に係るフローチャート
と基本的に同じである。異なる点は、図24に於けるヨ
ー角検出ブロック#23が、地球的位置把握ブロック#
25、カーブ位置設定ブロック#27、走行安全判定ブ
ロック#29、警報ブロック#31、及びECU作動ブ
ロック#33に置き換えられいるだけである。基本的な
動作は、図26のブロック図を参照して説明したので、
これ以上の説明は省く。
【0109】第四の実施の形態 図28に、本発明の局地的位置把握装置の第四の実施の
形態を示す。局地的位置把握装置LP4は、第三の実施
の形態の局地的位置把握装置LP3と非常に類似の構成
を有している。ただ、図26の移動速度検出装置200
及びECU400は削除される一方、ナビゲーション装
置500は、その構成要素で合った走行安全判定器27
及び警報機31が削除される一方、画像取込器33及び
表示装置34が追加されてナビゲーション装置500R
となっている。
【0110】画像取込器33は、デジタル撮像装置10
0及びGPS受信機300に接続されて、デジタル画像
信号Si及び局地/地球的位置把握信号Sgを受け取
る。画像取込器33は、フレームメモリの様な画像バッ
ファメモリを有しており、画像データを一次的に保持出
来る。ドライバーの操作より、バッファメモリは自動車
AM進行方向の斜視画像Viを表すデジタル画像信号S
iを一フレーム分キャプチャすることができる。
【0111】地図記憶装置25は、更に画像取込器33
に接続されて、キャプチャされた一フレーム文の画像デ
ータSiを、内蔵された記憶媒体に保存する。このよう
な記録媒体として、SD−ROM、PD、DVD−RA
Mのような大容量タイプ書換型の光ディスクがある。
【0112】表示装置34は、画像取込器33に接続さ
れて、保持された画像データを読み込んで再生したり、
現時点の斜視画像Viをそのまま表示する。表示装置3
4は、地図記憶装置25に接続されて、その記録媒体に
保存されている地形的情報を再生する。
【0113】図29に、本実施の形態に係る局地的位置
把握装置LP4のフローチャートを示す。本フローチャ
ートは、図27の第三の実施形態に係るフローチャート
と基本的に同じである。異なる点は、図27に於ける警
報ブロック#31及びECU作動ブロック#33が、、
画像記憶ブロック#35及び表示ブロック#37置き換
えられいるだけである。基本的な動作は、図28のブロ
ック図を参照して説明したので、これ以上の説明は省
く。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の局地的位置把握装置を組み込んだ局
地的位置把握システムを示すブロック図
【図2】 本発明の第一の実施形態に係る局地的位置把
握装置を示すブロック図
【図3】 本発明の第一の実施形態に係る斜視画像Vi
を示す説明図
【図4】 本発明の第一の実施形態に係る斜視画像Vi
から抽出されえたエッジ画素画像Vxを示す説明図
【図5】 本発明の第一の実施形態に係るエッジ抽出斜
視画像Vxから輪郭を抽出する方法を示す説明図
【図6】 本発明の第一の実施形態に係る輪郭抽出斜視
画像Vcを示す説明図
【図7】 本発明の第一の実施形態に係る輪郭抽出斜視
画像Vcと鳥瞰画像間での座標系の違いを示す説明図
【図8】 本発明の第一の実施形態に係る輪郭抽出斜視
画像Vcを座標変換して得られた鳥瞰画像Vccを示す
説明図
【図9】 本発明の第一の実施形態に係る鳥瞰画像Vc
cデータSccをハフ(Hough)変換して得られる
曲線のパターンの一例をを示す説明図
【図10】 本発明の第一の実施形態に係る鳥瞰画像V
ccデータSccをハフ(Hough)変換して得られ
る曲線のパターンのその他の例を示す説明図
【図11】 本発明の第一の実施形態に係る円弧マッチ
ング検出を示す説明図
【図12】 本発明の第一の実施形態に係る現位置検出
を示す説明図
【図13】 本発明の第一の実施形態に係る領域限定の
基準点の求め方を示す説明図
【図14】 本発明の第一の実施形態に係る領域限定の
領域幅の決め方示す説明図
【図15】 本発明の第一の実施形態に係る領域限定さ
れた斜視画像Viを示す説明図
【図16】 本発明の第一の実施形態に係る局地的位置
把握装置の動作を示すフローチャート
【図17】 本発明の第一の実施形態に係る座標変換の
動作を示すフローチャート
【図18】 本発明の第一の実施形態に係るマッチング
検出の動作を示すフローチャート
【図19】 本発明の第二の実施形態局地的位置把握装
置を示すブロック図
【図20】 本発明の第二の実施形態カーブした車線の
斜視画像Viを示す説明図
【図21】 図20の輪郭線の傾きを示す説明図
【図22】 本発明の第二の実施形態領域限定された斜
視画像Vrを示す説明図
【図23】 本発明の第二の実施形態現位置検出器の操
作を示す説明図
【図24】 本発明の第二の実施形態局地的位置把握装
置の動作を示すフローチャート
【図25】 本発明の第二の実施形態傾きマッチング検
出の動作を示すフローチャート
【図26】 本発明の第三の実施形態の実施形態局地的
位置把握装置を示すブロック図
【図27】 本発明の第三の実施形態の局地的位置把握
装置の動作を示すフローチャート
【図28】 本発明の第四の実施形態の局地的位置把握
装置を示すブロック図
【図29】 本発明の第四の実施形態の局地的位置把握
装置の動作を示すフローチャート
【図30】 従来の局地的位置把握装置を示すブロック
【符号の説明】
1 エッジ抽出器 3 閾値設定器 5 輪郭抽出器 7 座標変換器 9 マッチング検出器 11 車線輪郭抽出器 13 領域限定器 15 現位置検出器 17 曲率検出器 19 ヨー角検出器

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対象物の進行方向の局地的地域の斜視図
    を表すデジタル画像信号に基づいて、該局地的地域上の
    車線に関する方向に進行可能な対象物の局地的位置を検
    出する局地的位置把握装置であって、 該デジタル画像信号から該車線の輪郭を抽出して、輪郭
    データを生成する輪郭抽出手段と、 該輪郭データを平面図を表すように変換して、該抽出さ
    れた輪郭の寸法を正確に表した座標変換データを生成す
    る変換手段と、 該座標変換データに基づいて、該抽出輪郭線寸法的特徴
    を検出して、寸法データを生成する寸法特徴検出手段と
    を有することを特徴とする局地的位置把握装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の装置であって、該寸法
    データは、該の対象物の正面端部から進行方向に延在す
    る該車線の部分を示すことを特徴とする局地的位置把握
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1項に記載の装置であって、該寸
    法特徴検出手段は、該抽出輪郭のそれぞれに、直線及
    び、円弧の何れかをマッチングさせて、マッチした線の
    それぞれを示すマッチングデータを生成するマッチング
    手段と 該マッチした線の内、該車線を示す二本を選択的に抽出
    して、これらの選択された二本のマッチした線を示す寸
    法データを生成する輪郭線抽出手段を有することを特徴
    とする局地的位置把握装置。
  4. 【請求項4】 請求項1項に記載の装置であって、該寸
    法データに基づいて該画像信号の中に、該輪郭を抽出す
    る第一の領域を指定する第一の領域限定手段を更に有す
    ることを特徴とする局地的位置把握装置。
  5. 【請求項5】 請求項4項記載の装置であって、該寸法
    データに基づいて、該第一の領域の中に、該マッチした
    線の周囲にのみ、該輪郭を抽出する第2の領域を指定す
    る第二の領域限定手段を更に有することを特徴とする局
    地的位置把握装置。
  6. 【請求項6】 請求項1項記載の装置であって、該寸法
    データに基づき、該車線に関し現位置を検出する現位置
    検出手段を、更に有することを特徴とする局地的位置把
    握装置。
  7. 【請求項7】 請求項3項記載の装置であって、該選ば
    れた2本のマッチした線に基づいて、現位置を検出する
    現位置検出手段を、更に有することを特徴とする局地的
    位置把握装置。
  8. 【請求項8】 請求項7項記載の装置であって、該寸法
    のデータ基づいて、該車線方向に対する進行方向に対す
    る傾きを検出し、ヨー角度信号を生成するヨー角検出手
    段を有することを特徴とする局地的位置把握装置。
  9. 【請求項9】 請求項3項に記載の装置であって、該マ
    ッチング手段は該座標変換データをハフ変換して、該抽
    出された輪郭のそれぞれが、直線及び円弧の何れかにマ
    ッチするかを判定することを特徴とする局地的位置把握
    装置。
  10. 【請求項10】 請求項3項記載の装置であって、該マ
    ッチング手段は、ハフ変換によって得られた複数の線が
    一点で所定の頻度より多く交差する場合には、該抽出さ
    れた輪郭は直線と判定し、さもなければ該抽出された輪
    郭は円弧と判定することを特徴とする局地的位置把握装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項6項記載の装置であって、該寸
    法データに基づいて、現位置での該車線の曲率を検出す
    る曲率検出手段を、更に有することを特徴とする局地的
    位置把握装置。
  12. 【請求項12】 対象物の進行方向の局地的地域の斜視
    図を表すデジタル画像信号に基づいて、該局地的地域上
    の車線に関する方向に進行可能な対象物の局地的位置を
    検出する局地的位置把握装置であって、 該デジタル画像信号から該車線の輪郭を抽出して、輪郭
    データを生成する輪郭抽出手段と、 該輪郭データに基づいて、該抽出された輪郭の寸法特徴
    を検出して、寸法データを生成する特徴検出手段とを有
    することを特徴とする局地的位置把握装置。
  13. 【請求項13】 請求項12項記載の記載の装置であっ
    て、該寸法データは、該対象物の正面端部から進行方向
    に延在する該車線の部分を示すことを特徴とする局地的
    位置把握装置。
  14. 【請求項14】 請求項13項記載の装置であって、該
    特徴検出手段は、該輪郭のそれぞれを形成する画素の隣
    り合う二つの画素の傾きを得え、そして得られた傾きを
    ハフ変換して、直線をマッチングさせる傾きマッチング
    手段と、 該マッチさせた直線に、二次多項式を適用する二次多項
    式マッチング手段と、 該マッチした線の内、該車線を示す二本を選択的に抽出
    して、これらの選択された二本のマッチした線を示す寸
    法データを生成する輪郭線抽出手段を有することを特徴
    とする局地的位置把握装置。
  15. 【請求項15】 請求項12項記載の装置の装置であっ
    て、該画像信号の中に、該輪郭を抽出する第一の領域を
    指定する第一の領域限定手段を更に有することを特徴と
    する局地的位置把握装置。
  16. 【請求項16】 請求項15項記載の装置であって、該
    寸法データに基づいて、該第一の領域の中に、該マッチ
    した線の周囲にのみ、該輪郭を抽出する第2の領域を指
    定する第二の領域限定手段を更に有することを特徴とす
    る局地的位置把握装置。
  17. 【請求項17】 請求項12項記載の装置であって、該
    寸法データ及び該選択された二本のマッチした線に基づ
    き、該車線に関し現位置を検出する現位置検出手段を、
    更に有することを特徴とする局地的位置把握装置。
  18. 【請求項18】 請求項18項記載の装置であって、該
    選択された二本のマッチした線に基づき、該車線に関し
    現位置を検出する現位置検出手段を、更に有することを
    特徴とする局地的位置把握装置。
  19. 【請求項19】 請求項18項記載の装置であって、該
    寸法のデータ基づいて、該車線方向に対する進行方向に
    対する傾きを検出し、ヨー角度信号を生成するヨー角検
    出手段を有することを特徴とする局地的位置把握装置。
  20. 【請求項20】 請求項6項記載の装置であって、該寸
    法データに基づいて、現位置での該車線の曲率を検出す
    る曲率検出手段を、更に有することを特徴とする局地的
    位置把握装置。
  21. 【請求項21】 請求項1項記載の装置であって、 該デジタル画像データに基づき、現位置を検出し、現位
    置信号を生成する現位置検出手段と、 該デジタル画像データに基づいて、現位置での該車線の
    曲率を検出し、曲率信号を生成する曲率検出手段と、 該現位置信号及び曲率信号に基づいて、検出した曲率及
    び検出した現位置を、内部に記憶された地図データに記
    録するナビゲーション装置とを、更に有することを特徴
    とする局地的位置把握装置。
  22. 【請求項22】 請求項22項に記載の装置であって、 移動速度を検出する移動速度検出手段と、 該検出した曲率を有する車線を、該検出した移動速度で
    安全に走行出来るか否かを判断する安全走行判定手段と
    を、更に有することを特徴とする局地的位置把握装置。
  23. 【請求項23】 請求項21に記載の装置であって、該
    デジタル画像信号に含まれる該斜視画像をキャプチャ
    し、該キャプチャした画像を該ナビゲーション装置が、
    該検出された曲率及び現位置に関して該地図データに記
    録出来るにする画像キャブチャ手段を、更に有すること
    を特徴とする局地的位置把握装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011065434A (ja) * 2009-09-17 2011-03-31 Nec Corp 画像認識システム、方法、及び、プログラム
JP2014203465A (ja) * 2013-04-08 2014-10-27 トヨタ モーター エンジニアリング アンド マニュファクチャリング ノース アメリカ,インコーポレイティド 車線ベースの位置特定
JP2015072176A (ja) * 2013-10-02 2015-04-16 パナソニックIpマネジメント株式会社 寸法計測装置、寸法計測方法、寸法計測システム、プログラム
JP2015155911A (ja) * 2015-04-01 2015-08-27 パナソニックIpマネジメント株式会社 寸法計測方法

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