JPH09168466A - 身体障害者用の食器台 - Google Patents
身体障害者用の食器台Info
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- JPH09168466A JPH09168466A JP33176995A JP33176995A JPH09168466A JP H09168466 A JPH09168466 A JP H09168466A JP 33176995 A JP33176995 A JP 33176995A JP 33176995 A JP33176995 A JP 33176995A JP H09168466 A JPH09168466 A JP H09168466A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 片手しか使えない人が、この片手になるべく
負担を掛けずに、こぼす心配もなく、楽に食事出来る様
にした身体障害者用の食器台を提供する。 【解決手段】 食卓上に据え置く基台1と、その上に回
転自在に組付けられて、中心部材に支柱2を立設した回
転盆6と、支柱に、上下動自在に組付けた1つ以上の上
下動アーム3と、このアームに設けた水平支軸4の周り
に回動自在に組付けた食器保持部5とを備える。そし
て、食器保持部の重心は、水平支軸と支柱との間に位置
させると共に、食器が支柱側に傾くのを防いで水平に保
つ係止部材19を設ける。更に、支柱に沿わせたガイド
ロッド14に、上下動アームの基端に縦向きに取着した
挿通環17を挿通させる。上下動アームには指掛部20
を設け、食器保持部は着脱自在にするとよい。
負担を掛けずに、こぼす心配もなく、楽に食事出来る様
にした身体障害者用の食器台を提供する。 【解決手段】 食卓上に据え置く基台1と、その上に回
転自在に組付けられて、中心部材に支柱2を立設した回
転盆6と、支柱に、上下動自在に組付けた1つ以上の上
下動アーム3と、このアームに設けた水平支軸4の周り
に回動自在に組付けた食器保持部5とを備える。そし
て、食器保持部の重心は、水平支軸と支柱との間に位置
させると共に、食器が支柱側に傾くのを防いで水平に保
つ係止部材19を設ける。更に、支柱に沿わせたガイド
ロッド14に、上下動アームの基端に縦向きに取着した
挿通環17を挿通させる。上下動アームには指掛部20
を設け、食器保持部は着脱自在にするとよい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、片手の不自由な人
が、食卓に着座した状態で、使える側の片手になるべく
負担を掛けずに楽に、又、こぼしたりせずに食事を取れ
る様にした、身体障害者用の食器台に関する。
が、食卓に着座した状態で、使える側の片手になるべく
負担を掛けずに楽に、又、こぼしたりせずに食事を取れ
る様にした、身体障害者用の食器台に関する。
【0002】
【従来の技術】片手が不自由な身体障害者は、食事の際
に、箸やスプーン使う動作と、汁物等の入った食器を手
に持って上げ下げする動作とを、片方の手だけでしか行
えず、殊に、汁腕等の腰高の食器は、持ち上げた手元が
狂う等して転倒させてしまうことも間々あった。
に、箸やスプーン使う動作と、汁物等の入った食器を手
に持って上げ下げする動作とを、片方の手だけでしか行
えず、殊に、汁腕等の腰高の食器は、持ち上げた手元が
狂う等して転倒させてしまうことも間々あった。
【0003】そこで、本発明の目的は、片手の不自由な
人が、食卓に着座した状態で、なるべく片手に負担を掛
けずに楽に食事を取れる様にした、身体障害者用の食器
台を提供するにある。
人が、食卓に着座した状態で、なるべく片手に負担を掛
けずに楽に食事を取れる様にした、身体障害者用の食器
台を提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する為
の、本発明による身体障害者用の食器台は、片手の不自
由な人が、片手だけでなるべく楽に、又、こぼしたりせ
ずに食事を取れる様にしたものであって、食卓上に据え
置く基台1と、該基台1上に回転自在に組付けられて、
中心部に支柱2を立設した回転盆6と、前記支柱2に、
上下動自在に組付けた1つ以上の上下動アーム3と、該
上下動アーム3に設けた水平支軸4の周りに揺動自在に
組付けた食器保持部5とを備える構成とした。そして、
前記食器保持部5の重心が、前記水平支軸4と支柱2と
の間に位置する様に構成すると共に、食器保持部5が支
柱2側に傾くのを阻止して食器を水平に保つ、係止部材
19を設けるとよい。又、前記上下動アーム3の組付手
段として、前記支柱2の部分に縦向きに配設したガイド
ロッド14に、前記上下動アーム3の基端に縦向きに取
着した挿通環17を挿通して置き、食器保持部5の重み
により上下動アーム3及び挿通環17が傾くのに伴っ
て、挿通環17がその上下両孔縁間でガイドロッド14
を挟持して上下動アーム3の落下を阻止し、前記傾きを
正すことにより、前記挟持状態が解除される様にすると
よい。更に、前記挟持状態の解除手段を兼ねる指掛部2
0を、前記上下動アーム3に設けるとよい。又、食器保
持部5は、上下動アーム3に着脱自在に取付けるとよ
い。
の、本発明による身体障害者用の食器台は、片手の不自
由な人が、片手だけでなるべく楽に、又、こぼしたりせ
ずに食事を取れる様にしたものであって、食卓上に据え
置く基台1と、該基台1上に回転自在に組付けられて、
中心部に支柱2を立設した回転盆6と、前記支柱2に、
上下動自在に組付けた1つ以上の上下動アーム3と、該
上下動アーム3に設けた水平支軸4の周りに揺動自在に
組付けた食器保持部5とを備える構成とした。そして、
前記食器保持部5の重心が、前記水平支軸4と支柱2と
の間に位置する様に構成すると共に、食器保持部5が支
柱2側に傾くのを阻止して食器を水平に保つ、係止部材
19を設けるとよい。又、前記上下動アーム3の組付手
段として、前記支柱2の部分に縦向きに配設したガイド
ロッド14に、前記上下動アーム3の基端に縦向きに取
着した挿通環17を挿通して置き、食器保持部5の重み
により上下動アーム3及び挿通環17が傾くのに伴っ
て、挿通環17がその上下両孔縁間でガイドロッド14
を挟持して上下動アーム3の落下を阻止し、前記傾きを
正すことにより、前記挟持状態が解除される様にすると
よい。更に、前記挟持状態の解除手段を兼ねる指掛部2
0を、前記上下動アーム3に設けるとよい。又、食器保
持部5は、上下動アーム3に着脱自在に取付けるとよ
い。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しながら本発
明の一実施例を説明する。食器台Aの概略の構造は、図
1〜図4に示した様に、食卓上に載置する基台1(図4
参照)と、基台1の中央部に回転自在に立設した所定高
さの支柱2と、支柱2の周壁に等間隔を隔てて設けた3
条の縦溝2aに、その基部を夫々遊嵌させた3個の上下
動アーム3と、各上下動アーム3の先端に組付けられ
て、水平支軸4の回りに揺動可能な食器保持部5と、基
台1上に組付けられて、支柱2の周りに回転自在な回転
盆6とを、主要な構成要素としている。尚、縦溝2a
は、3条に限られない。
明の一実施例を説明する。食器台Aの概略の構造は、図
1〜図4に示した様に、食卓上に載置する基台1(図4
参照)と、基台1の中央部に回転自在に立設した所定高
さの支柱2と、支柱2の周壁に等間隔を隔てて設けた3
条の縦溝2aに、その基部を夫々遊嵌させた3個の上下
動アーム3と、各上下動アーム3の先端に組付けられ
て、水平支軸4の回りに揺動可能な食器保持部5と、基
台1上に組付けられて、支柱2の周りに回転自在な回転
盆6とを、主要な構成要素としている。尚、縦溝2a
は、3条に限られない。
【0006】図4に示した様に、円盤状の基台1の中央
部には、裁頭円錐形の膨出部1aを上向きに突設し、そ
の真ん中には、ワッシャー状のスペーサー7を遊嵌させ
る丸孔aを設けている。スペーサー7の厚みは、金属板
製の基盤1の板厚より幾分厚くしている。又、基台1の
裏側の周縁部には、等間隔を隔てた複数箇所に、滑り止
兼緩衝用のゴム製脚8を取着している。
部には、裁頭円錐形の膨出部1aを上向きに突設し、そ
の真ん中には、ワッシャー状のスペーサー7を遊嵌させ
る丸孔aを設けている。スペーサー7の厚みは、金属板
製の基盤1の板厚より幾分厚くしている。又、基台1の
裏側の周縁部には、等間隔を隔てた複数箇所に、滑り止
兼緩衝用のゴム製脚8を取着している。
【0007】回転盆6の中央部には、基台1の膨出部1
aの上面に外嵌させ得る形状の膨出部6aを上向きに突
設し、その中央部にはボルト孔bを設けている。9は、
回転盆6の組付用の蝶螺で、大径のワッシャー10とこ
れより径小のスペーサー7を順次挿通させたうえ、基台
1の裏側から、その丸孔aと回転盆6のボルト孔bを挿
通させている。そして、蝶螺9の突出上端に、短円柱状
のナット部材11を螺じ込むことにより、回転盆6は、
基台1上に回転自在に組付けられる。12は、ナット部
材11の上に被せたキャップ状部材で、その頂面に設け
た螺孔を、ナット部材11上に突出させた蝶螺9の先端
に螺じ込むことにより、回転盆6の膨出部6aに圧接さ
せている。
aの上面に外嵌させ得る形状の膨出部6aを上向きに突
設し、その中央部にはボルト孔bを設けている。9は、
回転盆6の組付用の蝶螺で、大径のワッシャー10とこ
れより径小のスペーサー7を順次挿通させたうえ、基台
1の裏側から、その丸孔aと回転盆6のボルト孔bを挿
通させている。そして、蝶螺9の突出上端に、短円柱状
のナット部材11を螺じ込むことにより、回転盆6は、
基台1上に回転自在に組付けられる。12は、ナット部
材11の上に被せたキャップ状部材で、その頂面に設け
た螺孔を、ナット部材11上に突出させた蝶螺9の先端
に螺じ込むことにより、回転盆6の膨出部6aに圧接さ
せている。
【0008】支柱2は、所定長さの丸パイプからなり、
その周壁には、このパイプの長さよりは幾分短い3条の
縦溝2aを、パイプ上端から切込状に等間隔を隔てて設
けている(図5参照)。支柱2の上下両端には、円盤状
の端面キャップ13A,13Bを嵌着させている。図
3,4に示した様に、向かい合わせに対称形状を備えた
端面キャップ13A及び13Bには、夫々の中心部にボ
ルト孔c及び螺孔dを設けている。又、夫々の対向面に
は、各縦溝2aと向き合う3箇所に、ガイドロッド14
の組付孔eを設けている。
その周壁には、このパイプの長さよりは幾分短い3条の
縦溝2aを、パイプ上端から切込状に等間隔を隔てて設
けている(図5参照)。支柱2の上下両端には、円盤状
の端面キャップ13A,13Bを嵌着させている。図
3,4に示した様に、向かい合わせに対称形状を備えた
端面キャップ13A及び13Bには、夫々の中心部にボ
ルト孔c及び螺孔dを設けている。又、夫々の対向面に
は、各縦溝2aと向き合う3箇所に、ガイドロッド14
の組付孔eを設けている。
【0009】ガイドロッド14は、上下動アーム3の昇
降動をガイドする役割を果すもので、支柱2より幾分長
い金属線材からなり、その上下両端を、図4に示した様
に、上下の端面キャップ13A,13Bの夫々の組付孔
eに挿嵌させることにより、支柱2の内空部の、各縦溝
2aと対向する夫々の箇所に縦向きに配設している。
降動をガイドする役割を果すもので、支柱2より幾分長
い金属線材からなり、その上下両端を、図4に示した様
に、上下の端面キャップ13A,13Bの夫々の組付孔
eに挿嵌させることにより、支柱2の内空部の、各縦溝
2aと対向する夫々の箇所に縦向きに配設している。
【0010】15は組付ボルトで、両端面キャップ13
A,13Bを、支柱2の上下両端に嵌着させた状態を固
定する役割を果す。図3,4に示した様に、この組付ボ
ルト15の下端は、下側の端面キャップ13Bの螺孔d
に螺着し、上端部は、上側の端面キャップ13Aのボル
ト孔cに貫通させている。16は、食器台の運搬に役立
つ把手で、その下面に設けた螺孔fを、組付ボルト15
の上端に螺じ込むことにより、把手16の取付けと、両
端面キャップ13A,13Bの固定とを同時に行える。
A,13Bを、支柱2の上下両端に嵌着させた状態を固
定する役割を果す。図3,4に示した様に、この組付ボ
ルト15の下端は、下側の端面キャップ13Bの螺孔d
に螺着し、上端部は、上側の端面キャップ13Aのボル
ト孔cに貫通させている。16は、食器台の運搬に役立
つ把手で、その下面に設けた螺孔fを、組付ボルト15
の上端に螺じ込むことにより、把手16の取付けと、両
端面キャップ13A,13Bの固定とを同時に行える。
【0011】次に、図2に示した様に、上下動アーム3
は、パイプ製のアーム本体3aと、その先端部に着脱自
在に嵌着させた略半円弧状の二叉アーム3bとから成
る。3cは二叉アーム3bの付け根側に設けた嵌着用突
部、3dはこの突部3cを抜止する止螺である。アーム
本体3aの基端側は、支柱2の縦溝2aに挿嵌させ得る
太さに細めて偏平部3eとしている。
は、パイプ製のアーム本体3aと、その先端部に着脱自
在に嵌着させた略半円弧状の二叉アーム3bとから成
る。3cは二叉アーム3bの付け根側に設けた嵌着用突
部、3dはこの突部3cを抜止する止螺である。アーム
本体3aの基端側は、支柱2の縦溝2aに挿嵌させ得る
太さに細めて偏平部3eとしている。
【0012】この偏平部3eの先端には、ガイドロッド
14に挿通させる短小な挿通環17を縦向きに固着して
いる。挿通環17の上側には、ガイドロッド14の外周
面に摺接させる為の、所定長さの摺接部材18を取着し
ているこの実施例では、挿通環17と摺接部材18と
は、図2から理解される様に、1本のパイプを裁断加工
して一体に作られている。
14に挿通させる短小な挿通環17を縦向きに固着して
いる。挿通環17の上側には、ガイドロッド14の外周
面に摺接させる為の、所定長さの摺接部材18を取着し
ているこの実施例では、挿通環17と摺接部材18と
は、図2から理解される様に、1本のパイプを裁断加工
して一体に作られている。
【0013】即ち、このパイプの下端近くに、パイプの
中心に達する水平切れ目gを設け、パイプの上端から
は、この水平切れ目gに達する縦切れ目hを、パイプを
2つ割りする様に設けている。挿通環17は、この水平
切れ目cの下側部分がそれに当たり、上側部分が摺接部
材18に当る。
中心に達する水平切れ目gを設け、パイプの上端から
は、この水平切れ目gに達する縦切れ目hを、パイプを
2つ割りする様に設けている。挿通環17は、この水平
切れ目cの下側部分がそれに当たり、上側部分が摺接部
材18に当る。
【0014】図6に説明されている様に、その基端側の
挿通環17を、ガイドロッド14に挿通させた上下動ア
ーム3は、自重により、挿通箇所を支点として自ずから
前下がりに(アームの先端側に)傾斜する。それに連れ
て、図6の(a)に誇張して示した様に、傾いた挿通環
17の上下の孔縁部17a,17b間でガイドロッド1
4を挟持する。食器保持部5に食器を載せれば、加重さ
れた重みによって挟持力は更に強まり、挿通環17によ
る、上下動アーム3の落下止め機能はより確実になる。
挿通環17を、ガイドロッド14に挿通させた上下動ア
ーム3は、自重により、挿通箇所を支点として自ずから
前下がりに(アームの先端側に)傾斜する。それに連れ
て、図6の(a)に誇張して示した様に、傾いた挿通環
17の上下の孔縁部17a,17b間でガイドロッド1
4を挟持する。食器保持部5に食器を載せれば、加重さ
れた重みによって挟持力は更に強まり、挿通環17によ
る、上下動アーム3の落下止め機能はより確実になる。
【0015】図2に戻って説明を続けると、二叉アーム
3bの両先端には、バスケット状をした食器保持部5を
揺動自在に垂支する為の、短い水平支軸4,4を夫々取
付けている。この実施例の食器保持部5は、腰高でやや
安定性に欠ける椀や鉢等の食器の、上縁部を受け止める
に足る大きさの上側リング5aと、食器の下部を受け支
えるに足る大きさの下側リング5bとを、3本の垂支バ
ー5cにより連結させた形態を備えている。
3bの両先端には、バスケット状をした食器保持部5を
揺動自在に垂支する為の、短い水平支軸4,4を夫々取
付けている。この実施例の食器保持部5は、腰高でやや
安定性に欠ける椀や鉢等の食器の、上縁部を受け止める
に足る大きさの上側リング5aと、食器の下部を受け支
えるに足る大きさの下側リング5bとを、3本の垂支バ
ー5cにより連結させた形態を備えている。
【0016】そして、上側リング5aを、1組の水平支
軸4,4に枢支させる箇所は、リングの直径線上ではな
くて、それより幾分手前側(支柱2から隔たる側)に片
寄った箇所を選んでいる。これによって、食器保持部5
は、水平支軸4の周りに支柱2側に傾動しようとする。
そこで、この動きを阻止して食器保持部5を水平に保つ
為に、上側リング5aには、二叉アーム3bに引っ掛け
て係止させる係止部材19を設けている。更に、アーム
本体3aには、指掛部20を上向きに突設して、上下動
アーム3の昇降操作を行い易くしている。
軸4,4に枢支させる箇所は、リングの直径線上ではな
くて、それより幾分手前側(支柱2から隔たる側)に片
寄った箇所を選んでいる。これによって、食器保持部5
は、水平支軸4の周りに支柱2側に傾動しようとする。
そこで、この動きを阻止して食器保持部5を水平に保つ
為に、上側リング5aには、二叉アーム3bに引っ掛け
て係止させる係止部材19を設けている。更に、アーム
本体3aには、指掛部20を上向きに突設して、上下動
アーム3の昇降操作を行い易くしている。
【0017】3つの食器保持部5は、夫々の大きさを相
異させて、様々な食器Bを保持出来る様にしている。食
器保持部5は、上下動アーム3に着脱自在になっている
ので、図示以外の様々な形状と大きさの、予備の食器保
持部5を用意して置けば、好みのデザインの食器Bを載
せることが出来る。
異させて、様々な食器Bを保持出来る様にしている。食
器保持部5は、上下動アーム3に着脱自在になっている
ので、図示以外の様々な形状と大きさの、予備の食器保
持部5を用意して置けば、好みのデザインの食器Bを載
せることが出来る。
【0018】次に、上記構成の作用を説明する。この食
器台Aは、図7に示した様に、食器Bを上下二段に分け
てこじんまりと載せられるし、腰高でやや安定性に欠け
る椀等の食器も食器保持部5が安定に保持してくれる。
その上、把手16も付いているので、厨房と食事場所と
が離れている場合等には、盛付済みの食器を食器台Aに
並べた状態で、楽に運ぶことが出来て便利である。そし
て、片付けも簡単に行える。
器台Aは、図7に示した様に、食器Bを上下二段に分け
てこじんまりと載せられるし、腰高でやや安定性に欠け
る椀等の食器も食器保持部5が安定に保持してくれる。
その上、把手16も付いているので、厨房と食事場所と
が離れている場合等には、盛付済みの食器を食器台Aに
並べた状態で、楽に運ぶことが出来て便利である。そし
て、片付けも簡単に行える。
【0019】片手しか使えない人が、この食器台Aを使
って食事を取る際に、回転盆6上に並べられた遠くの食
器Bを手元に近付けたい時には、一々腕を伸ばさなくて
も、回転盆6に手を触れて軽く廻すだけで、簡単・迅速
に、且つ、安全に近寄せることが出来る。これによっ
て、遠くの食器Bを片手で上げ降ろしする際に、手元が
狂って、食器を取り落としたり、傾ける恐れが無くな
る。
って食事を取る際に、回転盆6上に並べられた遠くの食
器Bを手元に近付けたい時には、一々腕を伸ばさなくて
も、回転盆6に手を触れて軽く廻すだけで、簡単・迅速
に、且つ、安全に近寄せることが出来る。これによっ
て、遠くの食器Bを片手で上げ降ろしする際に、手元が
狂って、食器を取り落としたり、傾ける恐れが無くな
る。
【0020】そして、食器保持部5に保持させた食器B
から汁物やお茶を飲みたい時には、先ず、回転盆6を廻
して望みの食器Bを目の前に移動させる。そして、食器
Bの重みでやや前下がりに傾いている上下動アーム3の
指掛部20に指を掛けて支柱2側に押しやると、図6の
(b)に示した様に、上下動アーム3が水平になって、
既述の如く、その基端に取着した挿通環17によるガイ
ドアーム14の挟持状態が解かれる。
から汁物やお茶を飲みたい時には、先ず、回転盆6を廻
して望みの食器Bを目の前に移動させる。そして、食器
Bの重みでやや前下がりに傾いている上下動アーム3の
指掛部20に指を掛けて支柱2側に押しやると、図6の
(b)に示した様に、上下動アーム3が水平になって、
既述の如く、その基端に取着した挿通環17によるガイ
ドアーム14の挟持状態が解かれる。
【0021】この時、挿通環17と一体の摺接部材18
は、ガイドアーム14の側面に摺接されるので、挟持を
解除させた状態が安定する。そこで、指掛部20をこの
状態に保ったまま、図8に示した様に、引き上げ又は押
し下げれば、上下動アーム3をスムーズに昇降させるこ
とが出来る。そして、食器Bの口縁部が、口元を近付け
易い高さ位置に達したら、指掛部20から指を離せば、
直ちに、上記の挟持状態に復帰し、食器Bはこの高さ位
置に自ずから確実に固定される。つまり、上下動アーム
3は、いわゆるフリーストップ状態に組付けられてい
る。
は、ガイドアーム14の側面に摺接されるので、挟持を
解除させた状態が安定する。そこで、指掛部20をこの
状態に保ったまま、図8に示した様に、引き上げ又は押
し下げれば、上下動アーム3をスムーズに昇降させるこ
とが出来る。そして、食器Bの口縁部が、口元を近付け
易い高さ位置に達したら、指掛部20から指を離せば、
直ちに、上記の挟持状態に復帰し、食器Bはこの高さ位
置に自ずから確実に固定される。つまり、上下動アーム
3は、いわゆるフリーストップ状態に組付けられてい
る。
【0022】そこで、口元を食器Bの縁に付けて軽く押
し下げれば、図9に示した様に、食器を飲み易い任意の
角度に容易に傾けることが出来る。飲み終えたら食器B
から口元を離せば、水平支軸4への食器保持部5の前述
の取付位置関係からして、食器Bが元の水平状態に自然
に戻ると、係止部材19が二叉アーム3bに当たってこ
の状態に固定される。
し下げれば、図9に示した様に、食器を飲み易い任意の
角度に容易に傾けることが出来る。飲み終えたら食器B
から口元を離せば、水平支軸4への食器保持部5の前述
の取付位置関係からして、食器Bが元の水平状態に自然
に戻ると、係止部材19が二叉アーム3bに当たってこ
の状態に固定される。
【0023】尚、上記構成に於いて、細部の構造は適宜
に設計変更しても本発明の目的は達成される。例えば、
支柱2に組付ける上下動アーム3の形状や数は、勿論図
示に限られず、食器保持部材5の形態も、食器の形状に
合わせて適宜に変えればよい。又、上下動アーム3のフ
リーストップ手段として、例えば、ガイドロッド14に
代えて、支柱2の内空部に内筒を同軸状に組付け、上下
動アーム3の基端には、挿通環17に代えて小板状片を
取着し、この小板状片を、支柱2と内筒との隙間に遊嵌
させる等してもよい。
に設計変更しても本発明の目的は達成される。例えば、
支柱2に組付ける上下動アーム3の形状や数は、勿論図
示に限られず、食器保持部材5の形態も、食器の形状に
合わせて適宜に変えればよい。又、上下動アーム3のフ
リーストップ手段として、例えば、ガイドロッド14に
代えて、支柱2の内空部に内筒を同軸状に組付け、上下
動アーム3の基端には、挿通環17に代えて小板状片を
取着し、この小板状片を、支柱2と内筒との隙間に遊嵌
させる等してもよい。
【0024】
【発明の効果】以上の説明によって明らかな様に、主
に、片手が不自由な人の為の本発明による身体障害者用
の食器台は、以下に列挙した如き実用上の優れた効果を
奏する。 (a) 回転盆に手を触れて軽く廻すだけで、食器台上
に並べられ食器を、次々と手早く手元迄移動させられ
る。 (b) 従って、手元から遠い食器を、腕を伸ばして動
かす時に起こり勝ちな、食器を取り落としたり、傾けて
しまう等の失態を招かなくて済む。 (c) 汁椀等の、腰高で安定性に欠け内容物が零れ易
い食器は、食器保持部によってしっかり保持される。 (d) 食器保持部は、支柱に沿ってフリーストップ状
に昇降自在の上下動アームの、水平支軸に揺動自在に組
付けてあるので、食器の口縁部に当てがった口元を上下
に動かすだけで、思いのままに食器を傾けて汁物を飲む
ことが出来る。 (e) 口を離せば、食器は自然に水平に戻る。従っ
て、片手だけで汁物を飲み、且つ、箸やスプーン等を使
う不自由さを大幅に軽減出来る。 (f) 上下動アームに着脱自在の食器保持部は、夫々
の食器の形に合ったものに、簡単に取り替えられる。 (g) 上下2段に分けて並べられる食器台は、外形が
コンパクトなので、食卓に置いても場所を取らず、又、
持ち運び易い。
に、片手が不自由な人の為の本発明による身体障害者用
の食器台は、以下に列挙した如き実用上の優れた効果を
奏する。 (a) 回転盆に手を触れて軽く廻すだけで、食器台上
に並べられ食器を、次々と手早く手元迄移動させられ
る。 (b) 従って、手元から遠い食器を、腕を伸ばして動
かす時に起こり勝ちな、食器を取り落としたり、傾けて
しまう等の失態を招かなくて済む。 (c) 汁椀等の、腰高で安定性に欠け内容物が零れ易
い食器は、食器保持部によってしっかり保持される。 (d) 食器保持部は、支柱に沿ってフリーストップ状
に昇降自在の上下動アームの、水平支軸に揺動自在に組
付けてあるので、食器の口縁部に当てがった口元を上下
に動かすだけで、思いのままに食器を傾けて汁物を飲む
ことが出来る。 (e) 口を離せば、食器は自然に水平に戻る。従っ
て、片手だけで汁物を飲み、且つ、箸やスプーン等を使
う不自由さを大幅に軽減出来る。 (f) 上下動アームに着脱自在の食器保持部は、夫々
の食器の形に合ったものに、簡単に取り替えられる。 (g) 上下2段に分けて並べられる食器台は、外形が
コンパクトなので、食卓に置いても場所を取らず、又、
持ち運び易い。
【図1】本発明の一実施例を示すもので、食器台の斜視
図である。
図である。
【図2】同上、上下動アーム及び食器保持部の斜視図で
ある。
ある。
【図3】同上、支柱部分を示した部分分解斜視図であ
る。
る。
【図4】同上、基台上への支柱及び回転盆の組付状態を
示した斜視図である。
示した斜視図である。
【図5】同上、支柱の横断面図である。
【図6】同上、上下動アームの基端に取着した挿通環
の、作用説明図である。
の、作用説明図である。
【図7】同上、食器台の使用状態を例示した斜視図であ
る。
る。
【図8】同上、上下動アーム及び食器保持部の作用の説
明図である。
明図である。
【図9】同上、食器保持部の作用の説明図である。
A 食器台 B 食器 1 基台 1a 膨出部 2 支柱 2a 縦溝 3 上下動アーム 3a アーム本体 3b 二叉アーム 3c 嵌着用突起 3d 止螺 3e 偏平部 4 水平支軸 5 食器保持部 5a 上側リング 5b 下側リング 5c 垂支バー 6 回転盆 6a 膨出部 7 スペーサー 8 ゴム製脚 9 蝶螺 10 ワッシャー 11 ナット部材 12 キャップ状部材 13A,13B 端面キャップ 14 ガイドロッド 15 組付ボルト 16 把手 17 挿通環 18 摺接部材 19 係止部材 20 指掛部 a 丸孔 b,c ボルト孔 d,f 螺孔 e 組付孔 9 水平切れ目 h 縦切れ目
Claims (5)
- 【請求項1】 片手の不自由な人が、片手だけでなるべ
く楽に、又、こぼしたりせずに食事を取れる様にしたも
のであって、 食卓上に据え置く基台1と、 該基台1上に回転自在に組付けられて、中心部に支柱2
を立設した回転盆6と、 前記支柱2に、上下動自在に組付けた1つ以上の上下動
アーム3と、 該上下動アーム3に設けた水平支軸4の周りに揺動自在
に組付けた食器保持部5とを備えることを特徴とする身
体障害者用の食器台。 - 【請求項2】 前記食器保持部5の重心が、前記水平支
軸4と支柱2との間に位置する様に構成すると共に、食
器保持部5が支柱2側に傾くのを阻止して食器を水平に
保つ、係止部材19を設けたことを特徴とする請求項1
記載の身体障害者用の食器台。 - 【請求項3】 前記上下動アーム3の組付手段として、
前記支柱2の部分に縦向きに配設したガイドロッド14
に、前記上下動アーム3の基端に縦向きに取着した挿通
環17を挿通して置き、 食器保持部5の重みにより上下動アーム3及び挿通環1
7が傾くのに伴って、挿通環17がその上下両孔縁間で
ガイドロッド14を挟持して上下動アーム3の落下を阻
止し、前記傾きを正すことにより、前記挟持状態が解除
される様にしたことを特徴とする請求項1又は2記載の
身体障害者用の食器台。 - 【請求項4】 前記挟持状態の解除手段を兼ねる指掛部
20を、前記上下動アーム3に設けたことを特徴とする
請求項1乃至3のいずれかに記載の身体障害者用の食器
台。 - 【請求項5】 前記食器保持部5は、前記上下動アーム
3に着脱自在に取付けたことを特徴とする請求項1乃至
4のいずれかに記載の身体障害者用の食器台。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33176995A JPH09168466A (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | 身体障害者用の食器台 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33176995A JPH09168466A (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | 身体障害者用の食器台 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09168466A true JPH09168466A (ja) | 1997-06-30 |
Family
ID=18247423
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33176995A Pending JPH09168466A (ja) | 1995-12-20 | 1995-12-20 | 身体障害者用の食器台 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09168466A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102204778A (zh) * | 2011-07-04 | 2011-10-05 | 郭玲玲 | 一种用餐辅助架 |
CN103690325A (zh) * | 2013-11-22 | 2014-04-02 | 杜秀华 | 多功能护理盘 |
JP5628388B1 (ja) * | 2013-08-12 | 2014-11-19 | 昌毅 明石 | 摂食補助装置 |
JP2017086290A (ja) * | 2015-11-06 | 2017-05-25 | 岐阜プラスチック工業株式会社 | スタンド台 |
IT202200001439A1 (it) * | 2022-01-28 | 2023-07-28 | Samuele Rebecchi | Secchiello portaghiaccio |
-
1995
- 1995-12-20 JP JP33176995A patent/JPH09168466A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102204778A (zh) * | 2011-07-04 | 2011-10-05 | 郭玲玲 | 一种用餐辅助架 |
JP5628388B1 (ja) * | 2013-08-12 | 2014-11-19 | 昌毅 明石 | 摂食補助装置 |
JP2015036013A (ja) * | 2013-08-12 | 2015-02-23 | 昌毅 明石 | 摂食補助装置 |
CN103690325A (zh) * | 2013-11-22 | 2014-04-02 | 杜秀华 | 多功能护理盘 |
JP2017086290A (ja) * | 2015-11-06 | 2017-05-25 | 岐阜プラスチック工業株式会社 | スタンド台 |
IT202200001439A1 (it) * | 2022-01-28 | 2023-07-28 | Samuele Rebecchi | Secchiello portaghiaccio |
WO2023144850A1 (en) * | 2022-01-28 | 2023-08-03 | Rebecchi Samuele | Ice bucket |
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